JP4873752B2 - 飲酒運転防止機構 - Google Patents
飲酒運転防止機構 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4873752B2 JP4873752B2 JP2008231789A JP2008231789A JP4873752B2 JP 4873752 B2 JP4873752 B2 JP 4873752B2 JP 2008231789 A JP2008231789 A JP 2008231789A JP 2008231789 A JP2008231789 A JP 2008231789A JP 4873752 B2 JP4873752 B2 JP 4873752B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alcohol
- engine
- concentration
- ethyl alcohol
- driver
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Description
しかしながら、各種法規による厳しい懲罰が存在するにも拘らず、飲酒運転は減少していない。そして、飲酒運転に起因する痛ましい事故も後を絶たない。
しかし、係る従来技術は、アルコールガスの熱伝導度、電気伝導度を基礎としてアルコールの有無を検知するので、各種手段により呼気を濃縮しなければ、アルコールの検知自体が困難であるという問題を有している。
そのため、呼気を濃縮する手段のスペースが不要であるため、本発明の飲酒運転防止機構は、自動車(1)内に簡単に設置することが可能である。
また、酩酊状態にある者が前記操作手段5を作動させて飲酒運転を行うという事態に対処することが出来る。
図1〜図4の実施形態は、エチルアルコールと1:1で反応する(エチルアルコールのみに反応する)センサ(例えば薄膜センサ)を用いた実施形態である。
ここで、発生電圧は薄膜を透過したエチルアルコール分子の数、すなわちモル濃度に比例するので、当該気体中にエチルアルコール分子が存在するか否かのみならず、その濃度も鑑定できる。
飲酒運転防止機構100は、図示しない車両に搭載されているエンジン2と、ドライバーの呼気中のアルコール濃度を検出するアルコールセンサ3と、コントロールユニット4と、解除スイッチ5とを有している。
コントロールユニット4は、アルコールセンサ3からの情報によって、ドライバーが飲酒又は酒気帯びであるか否かを判断する様に構成されている。そして解除スイッチ5は、例えば、助手席の乗員が飲酒していた場合にコントロールユニット4が「ドライバーが飲酒又は酒気帯びである」と誤判断して、運転操作を禁止しようとした場合でも、コントロールユニット4の禁止命令を解除することが出来る様に構成されている。
詳細には図示されていないが、図1の実施形態においては、ドライバーの呼気からエチルアルコール及びその濃度を検知するように配置されている。
また、図示しないルームミラーの反射面の反対側(裏側)や、ドライバーシート真上の図示しない天井部分にアルコールセンサを設けても、ドライバー以外の乗員の呼気と混同すること無く、ドライバーの呼気に含まれるアルコールを検出可能である。
いわゆる「オープンカー」の場合には、シートベルト真上の天井自体が存在せず、呼気が大気中に拡散してしまう可能性が高い。この様な場合には、例えば、図示しないドライバーのシートベルトやバックルに、アルコールセンサを設けても良い。
例えば、同乗者は飲酒していてもドライバーは飲酒をしていない場合や、外傷を負った者の治療(消毒)にエチルアルコールを使用した場合等において、自動車が発進出来なくなってしまう不都合を解消するために設けられている。詳細については、図4を参照して後述する。
図2のステップS1において、コントロールユニット4は、アルコールセンサ3でアルコールを検出したか否かを判断する。
アルコールを検出したなら(ステップS1のYES)、ステップS2に進み検出しなければ(ステップS1のNO)、ステップS5でエンジンを稼働ならしめてステップS6まで進む。
勿論、ステップS1の判断と、ステップS2の判断とを、同時に実行する様に構成することも可能である。
ステップS4ではコントロールユニット4はエンジンを停止させ、ステップS6では制御を終了するか否かを判断する。
エンジン2を停止し、或いは始動を妨げる具体的な手法としては、例えば、図示しないガバナ等を制御してエンジン2への燃料供給を遮断し、図示しない点火系への電流供給を遮断し、図示しないスタータモータへの電流供給を遮断し、図示しないトランスミッションがニュートラル(N)位置やパーキング位置(P)以外に入らない様に構成し、図示しないサイドブレーキが解除されない様に構成し、或いは、図示しないイグニッションキーが回動しないように構成する。
危険防止の観点から、血中アルコール濃度が閾値を越えた可能性がある場合に、漏れなく、上述した「エンジン停止」(ステップS4)の制御を行うためである。
上述した様に、例えば、同乗者は飲酒していてもドライバーは飲酒をしていない場合や、外傷を負った者の治療(消毒)にエチルアルコールを使用した場合等において、自動車が発進出来なくなってしまう不都合を解消するために、解除スイッチ5は設けられている。
図2及び/又は図4の制御を繰り返すことにより、酩酊状態にある者が故意に解除スイッチ5を操作しても、一定時間を経過するとエンジンが停止するので、酩酊状態のドライバーが長時間の運転を行うという事態が防止される。
上述の一定条件としては、例えば、「所定の時間が経過する」という条件や、「エンジンが停止した(切れた)」という条件が考えられる。
図5、図6の第2実施形態では、解除スイッチ5が作動されていない場合には第1実施形態と同様である。第2実施形態において、所定濃度以上のエチルアルコールを検知したが、解除スイッチ5が作動しており、自動車が走行している(車速≠0)場合には、「飲酒運転が為されている」旨の表示をすると共に、「飲酒運転が為されている」旨を警察署に対して無線LAN等を用いて連絡する様に構成されている。
ステップS21では、コントロールユニット4は、アルコールセンサ3でアルコールを検出したか否かを判断する。
アルコールを検出したならば(ステップS21のYES)ステップS22に進み、アルコールを検出しなければ(ステップS21のNO)、ステップS24でエンジンを作動せしめてステップS29まで進む。
車速が0でなければ(ステップS25のYES)、ステップS26で表示手段を作動させ、飲酒信号発生手段6から飲酒信号を発信した後、ステップS29に進む。一方、車速が0であれば(ステップS25のNO)、そのままステップS29に進む。
車速が0でなければ(ステップS27のYES)、ステップS28でエンジン停止の制御を行った後ステップS29に進む。一方、車速が0であれば(ステップS27のNO)、そのままステップS29に進む。
制御を終了するのであれば(ステップS29のYES)、そのまま制御を終え、未だ制御を続けるのであれば(ステップS29のNO)、ステップS21まで戻り、再びステップS21以降を繰り返す。
即ち、酩酊状態のドライバーが解除スイッチ5を操作して、自動車1を運転してしまった場合には、コントロールユニット4から飲酒運転信号発信手段6に、飲酒運転である旨が出力され、自動車1の後部に取り付けられた表示手段7には飲酒運転中である旨の表示がなされる。そのため、当該自動車1の近傍を走行しているその他の自動車は、当該自動車1が飲酒運転中であることを認識することが出来るので、事故等に巻き込まれてしまうことを防止できる。
上述の例では、センサはアルコール及びその濃度を検出しているが、飲酒した者の呼気に包含されるその他の物質、例えばアルデヒドを検出するように構成されていても良い。
また、図示の実施形態では、ドライバーシートに着座した者の呼気中のアルコール濃度を検出しているが、ドライバーの体臭や、ステアリングホイールを握る掌の汗中のアルコール濃度を検出して、上述した制御を実行することも可能である。
2・・・エンジン
3・・・アルコールセンサ
4,40・・・制御手段/コントロールユニット
5・・・解除スイッチ
6・・・飲酒運転信号発信手段
7・・・表示手段
41・・・比較回路
42・・・判定回路
43・・・データベース
44・・・物質判定ブロック
45・・・濃度判定ブロック
46・・・比較ブロック
100,102・・・飲酒運転防止機構
Claims (1)
- エチルアルコールの血中濃度が所定値以上の状態にある運転者が自動車を運転することを防止するための飲酒運転防止機構において、車両(1)に搭載されたエンジン(2)と、運転者の呼気中のエチルアルコール濃度を検出するアルコールセンサ(3)と、前記アルコールセンサ(3)からの情報によって運転者が飲酒又は酒気帯びであるか否かを判断するコントロールユニット(4)と、前記アルコールセンサ(3)が所定濃度以上のエチルアルコールを検知しても自動車が発進できるようにする解除スイッチ(5)と、発信用アンテナ(61)を有する飲酒運転信号発生手段(6)と、車外に設けられた表示手段とを備え、前記コントロールユニット(4)はデータベース(43)と、アルコールセンサ(3)からの出力信号を受信して、その受信した信号に含まれる情報と前記データベース(43)に記憶されたデータとを比較する比較回路(41)と、その比較回路(41)の比較結果に基づいて運転者が飲酒又は酒気帯びに該当するか否かを判断する判定回路(42)とを備え、そして前記コントロールユニットはアルコールセンサ(3)でエチルアルコールを検出したか否かを判断し(S21)、アルコールセンサ(3)でエチルアルコールが検出されればアルコール濃度が所定濃度以上か否かを判断し(S22)、所定濃度以上であれば解除スイッチ(5)がONか否かを判断し(S23)、解除スイッチ(5)がONであれば、車速が零でないか又はエンジンが作動しているか否かを判断し(S25)、車速が零でないか又はエンジン(2)が作動していれば、前記表示手段(7)を作動させそして飲酒運転信号発生手段(6)から飲酒信号を警察署に発信し(S26)、アルコールセンサ(3)がエチルアルコールを検出せずまたエチルアルコールを検出してもそのアルコール濃度が所定値以上でなければエンジンを作動させ(S24)、また解除スイッチ(5)がONでなければ、車速が零でないか又はエンジン(2)が作動していれば(S27)、エンジン(2)を停止させる(S28)機能を有することを特徴とする飲酒運転防止機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008231789A JP4873752B2 (ja) | 2008-09-10 | 2008-09-10 | 飲酒運転防止機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008231789A JP4873752B2 (ja) | 2008-09-10 | 2008-09-10 | 飲酒運転防止機構 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005299575A Division JP4208871B2 (ja) | 2005-10-14 | 2005-10-14 | 飲酒運転防止機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009018807A JP2009018807A (ja) | 2009-01-29 |
JP4873752B2 true JP4873752B2 (ja) | 2012-02-08 |
Family
ID=40358794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008231789A Expired - Fee Related JP4873752B2 (ja) | 2008-09-10 | 2008-09-10 | 飲酒運転防止機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4873752B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2489520B1 (en) | 2009-10-16 | 2019-01-09 | Graphene Square Inc. | Roll-to-roll transfer method of graphene, graphene roll produced by the method, and roll-to-roll transfer equipment for graphene |
CN101954865B (zh) * | 2010-10-02 | 2012-11-28 | 上海交通大学 | 监控酒后驾车的智能装置与方法 |
JP2012245864A (ja) * | 2011-05-27 | 2012-12-13 | Hiroshi Kamiki | 警告装置及びこれを備えた警告システム |
CN107364337A (zh) * | 2017-08-14 | 2017-11-21 | 刘严 | 一种机动车防酒驾启动装置及方法 |
CN109532486A (zh) * | 2019-01-09 | 2019-03-29 | 吉林大学 | 一种智能防酒驾系统及防酒驾方法 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4846035A (ja) * | 1971-11-08 | 1973-06-30 | ||
JPS4865630A (ja) * | 1971-12-16 | 1973-09-10 | ||
JPS5626571B2 (ja) * | 1972-11-22 | 1981-06-19 | ||
JP3514733B2 (ja) * | 2001-02-02 | 2004-03-31 | 後藤 益雄 | 異常状態報知機能付ナンバープレート |
JP4790169B2 (ja) * | 2001-08-08 | 2011-10-12 | 富士通株式会社 | 運行監視システム |
JP2004148950A (ja) * | 2002-10-30 | 2004-05-27 | Showa Aircraft Ind Co Ltd | 遠隔監視制御システム |
JP2004318411A (ja) * | 2003-04-15 | 2004-11-11 | Erc:Kk | 飲酒運転防止システム |
JP4167960B2 (ja) * | 2003-09-26 | 2008-10-22 | 株式会社東洋マーク製作所 | 飲酒運転防止装置 |
JP2005190082A (ja) * | 2003-12-25 | 2005-07-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 居眠り運転警告装置及びカーナビゲーション装置 |
-
2008
- 2008-09-10 JP JP2008231789A patent/JP4873752B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009018807A (ja) | 2009-01-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4208871B2 (ja) | 飲酒運転防止機構 | |
US9566958B2 (en) | Driver assistance system in a motor vehicle | |
JP4873752B2 (ja) | 飲酒運転防止機構 | |
WO2011142203A1 (ja) | 車両制御装置 | |
JP2011057134A (ja) | 車両緊急停止装置 | |
US20090211831A1 (en) | Shift range switching control system and method for automatic transmission of vehicle | |
JP2005024507A (ja) | ナビゲーション装置及びプログラム | |
JP2009527394A (ja) | リバーシブルシートベルトプリテンショナを制御する方法及び装置 | |
JP5188258B2 (ja) | 飲酒運転防止装置 | |
US8335614B2 (en) | Method for controlling a belt pretensioner and safety arrangement comprising a belt pretensioner | |
JP6299838B1 (ja) | パーキングブレーキ制御装置 | |
JP2008239071A (ja) | 運転管理装置 | |
JP4918922B2 (ja) | 乗員保護装置 | |
JP2007153091A (ja) | 運転装置の制御装置 | |
JP4375807B2 (ja) | 飲酒運転防止装置 | |
JP2008296711A (ja) | 飲酒運転防止支援装置 | |
JP4515803B2 (ja) | 車両用シートベルト着用義務化装置 | |
JP2005204829A (ja) | 乗り物の事故防止方法及び事故防止装置 | |
JP4910980B2 (ja) | パーキングブレーキを利用した飲酒運転防止システム | |
JP2011121393A (ja) | 車両のドア開閉制御装置 | |
JP4775047B2 (ja) | 車両のシートベルト制御装置 | |
KR20180133684A (ko) | 오토바이 도난을 원천 차단하는 스마트키 원격 시동 예열 시스템 | |
JP4356400B2 (ja) | 乗員保護装置 | |
JP2007062472A (ja) | 車両用操舵装置 | |
JP2003212071A (ja) | 運転者疲労軽減装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110531 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110531 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110729 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111121 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111121 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4873752 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |