JP2006347409A - 酒気帯び運転防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の酒気帯び装置は、運転者が車内の空気中に吐出した酒気量を検出する。このため、運転者が酒気帯びをごまかすため、窓を開ける・口元を団扇であおるなどして簡単に酒気を分散・流失させたり、酒気量検出センサー8をビニール等で覆う・取外すなどして、簡単に装置の作動を不確実又は不作動にすることが出来る。二輪車には取付けられない。
【解決手段】 運転者の呼気を車両に取付けた酒気検出シリンダ2に吐出させ、その呼気の酒気量を、シリンダ2に取付けた酒気検出サンサー8で検出する。このため、上述のような運転者の悪質行為により、装置の作動を不確実または不作動にすることが出来ない。また、運転者が鼻から息を吸って直ぐ吐出したり、空気ポンプなどで空気を容器内に圧送した場合は、容器に取付けたO(酸素)センサー10が容器内の酸素量から呼気でないことを検出してエンジン始動を不能にする。二輪車にも取付けることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両の酒気帯び運転を防止する装置に関する。
従来の装置は、酒気帯び運転者が、自動車車内の空気中に息を吐出すため酒気の濃度が薄くなり、それを運転者の口から離れたところに取付けたアルコール検出センサーで検出するものなので、正確な酒気量を検出することは難しい。一般にこの種のセンサーは、濃度が薄いと感度が落ちる。このため感度の高い、高価なセンサーが必要である。
また、運転者が自分の酒気帯びをごまかすため、自動車の窓を開けたり、エヤコンを作動させたり、団扇などで口元をあおったりすると、運転者の酒気が分散又は流失するので酒気量を検出来ず、エンジンは始動してしまう。これでは装置の信頼性に問題が残る。
さらに運転者がアルコール検出センサーをビニール等で覆ったり、アルコール検出センサーを取外すなどして、簡単に装置を不作動にすることが出来る。これでは製品化しても問題が残る。
また、装置の部品やそのサーキット等にトラブルが発生しても、それを運転者などに警報するシステムにはなっていないので、装置が正常に作動したか否かが解らない。
二輪車への取付けると風により酒気が分散又は流失してしまうので、取付けは困難である。
特開2004−249847 特開2004−305494 特開2004−318411
現在、酒気帯び運転による交通事故が大きな社会問題になっており、何らかの対策が急務となっている。いかに酒気帯び運転の罰則を強化しても、酒気帯び運転をすべてなくす方法は、現在はない。それをすべてなくすには、警察官が走行しているすべての、車両の運転者の酒気帯びを検査する必要があるが、これは事実上不可能である。
本発明は、上述ような従来の装置が有していた問題を解決しようとするもので、運転者の呼気を車両に取付けた容器(シリンダ、チャンバーなど)内に吐出させ、その容器に取付けた酒気検出センサーで容器内に圧縮された呼気の酒気量を検出し、その酒気量が一定以上の場合はエンジンの始動を不能にした。一言で言うならば、現在、警察官が運転者の酒気帯びを検査するやり方(風船方式と同じようなやり方を、車両自体がやるようにしたようなものなので、従来のものとは根本的に異なる装置である。
上述の目的を達成するために本発明は、エンジンを始動する前に、運転者が運転席近くに取付けた呼気マウス1を口に当て、腹から呼気を吐出して貯える酒気検出シリンダ2を取付けた。呼気はシリンダ内に圧縮されるので酒気の濃度が濃くなり、酒気検出センサー8の感度はよくなり、正確な酒気量を検出できる。
酒気検出センサー8は、酒気検出シリンダ2内に圧縮された呼気の酒気量を検出するので、車両の窓を開けたり、エヤコンが作動させたり、団扇などで口元をあおったりしても、呼気は分散したり流失したりすることはなく、正確な酒気量を検出できる。二輪車にも取付け可能である。
また運転者が酒気検出センサー8を、ビニール等で覆ったり、取外したりするなどして、装置を不作動にすることは簡単には出来ない。
酒気検出センサー8等、装置を構成する部品、及びそのサーキットにトラブルが発生すると、それを警報するようにしたので、装置が正常に作動したか否かが解る。
本発明により、現在大きな社会問題になっている、酒気帯び運転がなくなる。
また、本発明装置は、車両を運転しようとする、すべての者の酒気帯びを検査するので、警察官の酒気帯び運転取締り業務がほぼ不必要になる。
以下、本発明の実施の形態を図1に基づいて説明する。サーキットの黒丸印は、サーキットが交わっていることを示す。
呼気マウス1は、運転者が口に当てて呼気を吐出すもので、運転席近くに取付けられている。酒気検出シリンダー2は運転者が吐出した呼気を貯えるもので、呼気マウス1のなるべく近くに取付けられている。両者はフレキシブルホース3で連結されている。フレキシブルホース内のチェックバルブ3aは、運転者の呼気圧で開き、酒気検出シリンダ2内の呼気の逆流を防ぐ。
酒気検出シリンダ2の内部にはピストン2aがあり、通常はスプリング2bで上部に押されて呼気室2cを形成している。ピストン2aにはロッド2d、ロッド2bにはコンタクトプレート2eが取付けられている。酒気検出シリンダ2の下部には、ピストン2aが上昇時に埃などがシリンダ内に入るのを防ぐエヤフィルタ2fが取付つけられている。図の酒気検出シリンダ2はシリンダタイプであるが、ダイヤフラムタイプでも良い。
コンタクトプレート2eの下にはコンタクトスイッチ4が取付けられ、+側はキースイッチ5にサーキット4aで、−側はECM6にサーキット4bで接続している。サーキット4bにはスタートランプ7が接続されており、運転席近くのダッシュボードに取付けられている。このランプの−側サーキットは、通常はECM内のドライバ6aのオンによりグランドされている。
「ドライバ」とは、ECMの演算結果の指令によりオンオフする一種のトランジスタスイッチである。解りやすく説明するため図示した。
酒気検出シリンダ2の上部に取付けられている酒気検出センサー8は、酒気検出シリンダ2内に吐出された運転手の呼気の酒気量を電気的に検出し、それをサーキット8aでECM6に送る。酒気量が一定以上の場合は、ECM6はエンジン始動を不能にする。
酒気検出シリンダ2の上部に取付けられているソレノイドバルブ9は、サーキット9aでキースイッチ5に接続しおり、キースイッチ5が「OFF」の時は、バルブは開いているので、ピストン2aはスプリング2bの力で上部に押し上げられている。キースイッチ5を「ON」すると、バルブは閉じて、呼気室2cへの大気流入を遮断して呼気室2cを形成する。
(酸素)センサー10は、運転者が自分の酒気帯びをごまかすため、鼻から息を吸って直ぐ口から吐出したりして、呼気よりも酸素量が増えた場合や、市販の空気ポンプなどで呼気マウス1から空気を酒気検出シリンダ2に圧送した場合に、その酸素量の多さを検出してサーキット10aでECM6に通知し、ECM6はエンジン始動を不能にする。
ECM6は、一般のエンジンの燃料噴射制御に用いられているコンピュータである。
11はスタータのスタータリレー、6bはそのドライバ、12はバッテリ、13は、ECM制御の部品やそのサーキット等にトラブルが発生した場合に点灯するチェックエンジンランプで、多くの自動車に取付けられている。
以下、上記構成の作動を説明する。
運転者がキースイッチ5を「ON」すると、バッテリ電流がサーキット9aを通ってソレノイドバルブ9に流れ、バルブが閉じて大気を遮断する。この状態で運転者が呼気マウス1を口に当てて呼気を吐出すと、呼気はフレキシブルホース3を通って酒気検出シリンダ2の呼気室2cに流入し、呼気圧でピストン2a・ロッド2b・コンタクトプレート2eが降下してコンタクトスイッチ4を閉じる。同時に酒気検出センサー8は、呼気室2cに貯えられた運転者の呼気の酒気量を検出し、その結果をサーキット8aでECM6に知らせる。ECM6は、運転者が酒気帯びか否かを判定し、酒気帯びでない場合は、ECM6内のスタータリレー11のドライバ6bをオンし、酒気帯びである場合は、ドライバ6bをオフする。同様にして、ECM6はエンジンの燃料噴射系や点火系のサーキット等をもオンオフするようにしても良い。
コンタクトスイッチ4が閉じると、バッテリ電流がスタートランプに流れてランプは点灯し、運転者に「エンジン始動OK」の合図を送る。次に運転者がキースイッチを5「ST」位置にすると、バッテリ電流がスタータリレー11に作用する。
ここで、運転者が酒気を帯びていない場合は、上述のようにスタータリレー11のドライバ6bがオンしているのでスタータリレー11はオンし、スタータが作動してエンジンが始動する。エンジンが回転すると、ECM6はスタートランプ7のドライバ6aをオフするので、ランプは消灯する。
逆に運転者が酒気を帯びている場合は、スタータリレー11のドライバ6bがオフしているのでスタータリレー11はオンしないため、スタータが作動せず、エンジンは始動しない。
運転者が自分の酒気帯びをごまかすため、鼻から息を吸って直ぐ口から吐出したり、市販の空気ポンプなどで、呼気マウス1から空気を酒気検出シリンダ2に圧送してコンタクトスイッチ4をオンさせた場合には、Oセンサー10が空気中の酸素量の多さを検出してECMに信号を送り、それに基づいてECM6はエンジン始動を不能にする。
装置にトラブルが発生すると、チェックエンジンランプ13が点灯して運転者に修理を促す。
エンジンを止めてキースイッチ5を「OFF」すると、ソレノイドバルブ9aが開いてシリンダ2内の呼気は大気中に解放されので、スプリング2aの反力でピストン2aは上昇し、ピストン2aの下のシリンダにはエヤフィルタ2fを通って大気が流入し、初期状態に戻る。
以下、本発明の製品化について説明する。
酒気検出シリンダ2は、呼気圧を保持する程度の機密性があればよいので、製作は容易である。ソレノイドバルブは多くの車両に取付けられている。酒気検出センサー8は、警察の酒気検出器に取付けられているものや、他のいろいろなタイプのものが製品化されているが、本発明のものは圧縮された呼気の酒気量を検出できればよいので、それ程高感度のものでなくても良い。O2センサー10は、多くのガソリンエンジンの空燃比制御用として用いられているものや、未熟児保育器用のものなどいろいろなタイプが製品化されている。呼気マウス1は、肺活量検査用のマウスピースを利用できる。他の小物部品の製品化は問題ない。
スタータ、燃料噴射系、点火系の各サーキットをカットしてエンジン始動を不能にする方法は、自動車の「盗難防止装置」のエンジン始動防止方法として既に実用化されている。
上述の如く、本発明のため、特に新しい製品を開発する必要もなく、構成も単純なので本発明の製品化は容易である。
車両ばかりではなく、二輪車、鉄道車両、モータボート、航空機、その他、酒気帯び者が操作したら事故につながる産業機械等にも利用できる。
本発明の実施形態を示す図である。
符号の説明
1 呼気マウス、2 酒気検出シリンダ、2a ピストン、2b スプリング、
2c 呼気室、2d ロッド、2e コンタクトプレート、3 フレキシブルホース、
4 コンタクトスイッチ、7 スタートランプ、8 酒気検出センサー、
9 ソレノイドバルブ、10 O(酸素)センサー、13 チェックエンジンランプ

Claims (2)

  1. 運転者がキースイッチを「ON」位置にしてから、車両に取付けた呼気マウスを口に当てて呼気を車両に取付けた容器(シリンダ又はチャンバなど)に吐出すと、呼気圧で容器内のピストン(又はダイヤフラム)とそれに連結されたコンタクトプレートが移動してコンタクトスイッチをオンし、スタートランプが点灯して運転者に「エンジン始動OK」の合図を送る。
    同時に、容器に取付けた酒気検出センサーが運転者の呼気の酒気量を検出してその結果をECMに通知し、ECMは運転者が酒気帯びか否かを判定し、酒気帯びの場合は、ECMはエンジン始動系、燃料噴射系、点火系等を不作動にしてエンジン始動を不能にする。
    さらに、運転者が自分の酒気帯びをごまかすため、鼻から息を吸って直ぐ口から吐出したり、空気ポンプ等で容器に空気を圧送した場合は、容器に取付けたO(酸素)センサーが、容器内の酸素量の多さからそれを感知してECMに通知し、ECMはエンジン始動を不能にすることを特徴とする酒気帯び運転防止装置。
  2. 装置の部品及びそのサーキット等にトラブルが発生した場合は、ECMは一般のエンジンのチェックインジンランプ又は本装置専用のランプを点灯して運転者などに知らせることを特徴とする請求項1記載の酒気帯び運転防止装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009061248A (ja) * 2007-08-09 2009-03-26 Toyota Motor Corp 飲酒状態判定装置、及び飲酒運転防止装置
US8241088B2 (en) 2009-02-10 2012-08-14 Janet Denice Murphy Brassiere with interchangeable modesty panel
US8808056B2 (en) 2009-02-10 2014-08-19 Janet Denice Murphy Brassiere with interchangeable modesty panel

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