JP2009056545A - 産業用ロボット - Google Patents

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    • B25J9/043Cylindrical coordinate type comprising an articulated arm double selective compliance articulated robot arms [SCARA]

Abstract

【課題】旋回径を小さくしつつ、1回の搬入動作あるいは搬出動作で複数の搬送対象物を搬送することが可能な産業用ロボットの具体的な構成を提供すること。
【解決手段】ロボット1は、複数の搬送対象物2を搭載する第1ハンド3、第2ハンド4と、第1ハンド3、第2ハンド4をそれぞれ保持する第1アーム5、第2アーム6と、第1アーム5および第2アーム6を保持する共通アーム7と、共通アーム7に対する第1アーム5、第2アーム6のそれぞれの回動中心となる第1回動中心部31、第2回動中心部41と、共通アーム7を保持する本体部とを備えている。第1ハンド3と第2ハンド4とはロボット1の旋回動作時に重なるように配置され、第1ハンド3および第2ハンド4には、第1回動中心部31および第2回動中心部41との干渉を防止するための逃げ部43、44が形成されている。
【選択図】図8

Description

本発明は、所定の搬送対象物を搬送する産業用ロボットに関する。
従来から、搬送対象物が収納される収納部から搬送対象物を搬出し、また、収納部へ搬送対象物を搬入する産業用ロボットが広く利用されている。この種の産業用ロボットとして、収納部となる真空チャンバーから搬送対象物となる半導体ウエハ等の基板を搬出し、また、真空チャンバーへ基板を搬入する基板搬送ロボットが知られている(たとえば、特許文献1および2参照)。
特許文献1に記載された基板搬送ロボットは、駆動部が収納された駆動箱に頂点部分が回動可能に保持される略L形状の第1アームと、第1アームの両端のそれぞれに一端側が回動可能に保持される第2アームおよび第3アームと、第2アームおよび第3アームのそれぞれの他端側に回動可能に保持される基板保持部(ハンド)とを備えている。
この基板搬送ロボットは、第1〜第3アームを個別に駆動するための3個のモータを備えており、第2アームに対するハンドの回動中心と第3アームに対するハンドの回動中心とが重なった状態で、駆動箱に対して第1〜第3アームが旋回する。そのため、この基板搬送ロボットでは、旋回径を小さくすることが可能となっている。なお、この基板搬送ロボットは、1個のハンドに1枚のみの基板が搭載されるように構成されており、1回の搬入動作あるいは搬出動作では1枚のみの基板が搬送される。
また、特許文献2に記載された基板搬送ロボットも特許文献1に記載の基板搬送ロボットとほぼ同様に構成されている。
特開平10−163296号公報 特開平7−171778号公報
近年、生産性の向上を図るため、産業用ロボットには、1回の搬入動作あるいは搬出動作で複数枚の基板を搬送することが要求されている。しかしながら、特許文献1または2に記載の基板搬送ロボットは、1回の搬入動作あるいは搬出動作で1枚のみの基板が搬送されるように構成されている。すなわち、特許文献1または2には、旋回径を小さくしつつ、1回の搬入動作あるいは搬出動作で複数枚の基板を搬送することが可能な産業用ロボットの具体的な構成は開示されていない。
そこで、本発明の課題は、旋回径を小さくしつつ、1回の搬入動作あるいは搬出動作で複数の搬送対象物を搬送することが可能な産業用ロボットの具体的な構成を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、搬送対象物が収納される収納部からの搬送対象物の搬出および収納部への搬送対象物の搬入を行う産業用ロボットにおいて、複数の搬送対象物を搭載する第1ハンドおよび第2ハンドと、第1ハンドを一端側で回動可能に保持する第1アームおよび第2ハンドを一端側で回動可能に保持する第2アームと、第1アームの他端側および第2アームの他端側を回動可能に保持する共通アームと、共通アームに対する第1アームの回動中心となる第1回動中心部および共通アームに対する第2アームの回動中心となる第2回動中心部と、共通アームを回動可能に保持する本体部とを備え、本体部に対して第1アームおよび第2アームが縮んだ状態となる第1ハンドおよび第2ハンドの待機状態で、第1ハンドと第2ハンドとは重なるように配置されるとともに、第1ハンドおよび第2ハンドには、回動時における第1回動中心部および第2回動中心部との干渉を防止するための逃げ部が形成されていることを特徴とする。
本発明の産業用ロボットは、共通アームに他端側が保持される第1アームの一端側に保持される第1ハンドと、共通アームに他端側が保持される第2アームの一端側に保持される第2ハンドとを備え、第1ハンドおよび第2ハンドの待機状態で、第1ハンドと第2ハンドとが重なるように配置されている。そのため、本発明では、共通アーム、第1アームおよび第2アームをそれぞれ個別に駆動する駆動源を設けるとともに、第1ハンドおよび第2ハンドの待機状態で産業用ロボットの旋回動作を行うことで、共通アーム、第1アームおよび第2アーム等の旋回径(すなわち、産業用ロボットの旋回径)を小さくすることが可能になる。
また、本発明の産業用ロボットは、複数の搬送対象物を搭載する第1ハンドおよび第2ハンドを備え、第1ハンドおよび第2ハンドには、回動時における第1回動中心部および第2回動中心部との干渉を防止するための逃げ部が形成されている。そのため、1回の搬入動作あるいは搬出動作で複数の搬送対象物を搬送するために第1ハンドおよび第2ハンドが大型化する場合であっても、第1ハンドおよび第2ハンド等の動作を支障なく行うことが可能になる。その結果、本発明では、1回の搬入動作あるいは搬出動作で複数の搬送対象物を搬送することが可能になる。
本発明において、共通アームは、共通アームに対する第1アームまたは第2アームの回動中心の軸方向から見たとき略三角形状に形成され、第1回動中心部および第2回動中心部のそれぞれは、共通アームの異なる角部の近傍に配置されていることが好ましい。このように構成すると、共通アームの剛性を高めつつ、共通アームに対して第1アームおよび第2アームをバランス良く配置することが可能になる。
本発明において、第1ハンドと第2ハンドとは、待機状態で近接対向していることが好ましい。このように構成すると、産業用ロボットを薄型化することが可能になる。
本発明において、第1ハンドおよび第2ハンドは、搬送対象物を1枚ずつ搭載するための第1搭載部および第2搭載部と、第1搭載部の基端側および第2搭載部の基端側が固定される固定部とを備え、第1搭載部と第2搭載部とは、搬送対象物の搬送方向に直交する直交方向で所定の間隔をあけた状態で固定部に固定され、直交方向における第1搭載部および第2搭載部の外側に、逃げ部が形成されていることが好ましい。このように構成すると、第1搭載部と第2搭載部とが直交方向で所定の間隔をあけた状態で固定部に固定されているため、第1搭載部に搭載された(あるいは搭載される)搬送対象物が収納される収納部と、第2搭載部に搭載された(あるいは搭載される)搬送対象物が収納される収納部との間に仕切りがある場合であっても、搬送対象物を適切に搬出あるいは搬入することが可能になる。
また、上記の課題を解決するため、本発明は、搬送対象物が収納される収納部からの搬送対象物の搬出および収納部への搬送対象物の搬入を行う産業用ロボットにおいて、複数の搬送対象物を搭載する第1ハンドおよび第2ハンドと、第1ハンドを一端側で回動可能に保持する第1アームおよび第2ハンドを一端側で回動可能に保持する第2アームと、第1アームの他端側および第2アームの他端側を回動可能に保持する共通アームと、共通アームに対する第1アームの回動中心となる第1回動中心部および共通アームに対する第2アームの回動中心となる第2回動中心部と、共通アームを回動可能に保持する本体部とを備え、本体部に対して第1アームおよび第2アームが縮んだ状態となる第1ハンドおよび第2ハンドの待機状態で、第1ハンドと第2ハンドとは上側からこの順番で重なるように配置されるとともに、第2ハンドには、回動時における第1回動中心部との干渉を防止するための逃げ部が形成されていることを特徴とする。
本発明の産業用ロボットは、共通アームに他端側が保持される第1アームの一端側に保持される第1ハンドと、共通アームに他端側が保持される第2アームの一端側に保持される第2ハンドとを備え、第1ハンドおよび第2ハンドの待機状態で、第1ハンドと第2ハンドとは重なるように配置されている。そのため、共通アーム、第1アームおよび第2アームをそれぞれ個別に駆動する駆動源を設けるとともに、第1ハンドおよび第2ハンドの待機状態で産業用ロボットの旋回動作を行うことで、共通アーム、第1アームおよび第2アーム等の旋回径を小さくすることが可能になる。
また、本発明の産業用ロボットは、複数の搬送対象物を搭載する第1ハンドおよび第2ハンドを備え、第1ハンドと第2ハンドとは上側からこの順番で重なるようにされている。また、下側に配置される第2ハンドには、回動時における第1回動中心部との干渉を防止するための逃げ部が形成されている。そのため、1回の搬入動作あるいは搬出動作で複数の搬送対象物を搬送するために第1ハンドおよび第2ハンドが大型化する場合であっても、第1ハンドおよび第2ハンド等の動作を支障なく行うことが可能になる。その結果、本発明では、1回の搬入動作あるいは搬出動作で複数の搬送対象物を搬送することが可能になる。
以上のように、本発明にかかる産業用ロボットでは、旋回径を小さくしつつ、1回の搬入動作あるいは搬出動作で複数の搬送対象物を搬送することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(産業用ロボットの概略構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる産業用ロボット1を示す平面図である。図2は、図1のE−E方向から産業用ロボット1を示す側面図である。図3は、図1のF−F方向から産業用ロボット1を示す側面図である。図4は、図1に示す産業用ロボット1が組み込まれた半導体製造システム12の概略構成を示す平面図である。図5は、図1に示す共通アーム7の平面図である。図6は、図1に示す産業用ロボット1の動力の伝達機構の概略構成を説明するための概念図である。
本形態の産業用ロボット1(以下、「ロボット1」とする。)は、搬送対象物である薄い円盤状の半導体ウエハ2(以下、「ウエハ2」とする。)を搬送するためのロボットである。このロボット1は、図1〜図3に示すように、2枚のウエハ2を搭載可能な第1ハンド3と、2枚のウエハ2を搭載可能な第2ハンド4と、第1ハンド3を先端側(一端側)で回動可能に保持する第1アーム5と、第2ハンド4を先端側(一端側)で回動可能に保持する第2アーム6と、第1アーム5の基端側(他端側)および第2アーム6の基端側(他端側)を回動可能に保持する共通アーム7と、共通アーム7を回動可能に保持する本体部8とを備えている。本形態では、第1アーム5と共通アーム7とによって第1アーム部9が構成され、第2アーム6と共通アーム7とによって第2アーム部10が構成されている。なお、図3では、第1ハンド3の一部および第2ハンド4の一部の図示を省略している。
また、本形態のロボット1は、たとえば、図4に示すような半導体製造システム12に組み込まれて使用される。具体的には、ロボット1は、半導体製造システム12と外部装置(図示省略)との間でウエハ2の受渡しを行う受渡しチャンバー13と、ウエハ2に所定の処理を行う処理チャンバー14と、ロボット1が配置される移送チャンバー15とを備える半導体製造システム12に組み込まれて使用される。
図4に示すように、半導体製造システム12では、移送チャンバー15は略直方体状に形成されている。移送チャンバー15の1つの側面には、たとえば2個の受渡しチャンバー13が隣接配置され、移送チャンバー15の他の3つの側面のそれぞれには、たとえば2個の処理チャンバー14が隣接配置されている。隣接する受渡しチャンバー13の間および処理チャンバー14の間には仕切り壁16が形成されている。また、受渡しチャンバー13あるいは処理チャンバー14と移送チャンバー15との間には、ウエハ2の出し入れを行うためのゲート(図示省略)が配置されている。
移送チャンバー15に配置されたロボット1は、受渡しチャンバー13あるいは処理チャンバー14からウエハ2を搬出するとともに、受渡しチャンバー13あるいは処理チャンバー14へウエハ2を搬入する。すなわち、第1アーム部9および第2アーム部10が本体部8に対して伸縮して、受渡しチャンバー13および処理チャンバー14に対するウエハ2の出し入れを行う。
具体的には、ウエハ2を搬入する際には、縮んでいた第1アーム部9あるいは第1アーム部10が伸び、第1ハンド3あるいは第2ハンド4がゲートを通過して、受渡しチャンバー13あるいは処理チャンバー14の内部に入り込む。また、ウエハ2を搬出する際には、受渡しチャンバー13あるいは処理チャンバー14の内部に入り込んで伸びていた第1アーム部9あるいは第1アーム部10が縮み、第1ハンド3あるいは第2ハンド4がゲートを通過して、移送チャンバー15の中に戻る。
なお、ウエハ2を取り扱う際の受渡しチャンバー13内の圧力、処理チャンバー14内の圧力および移送チャンバー15内の圧力はともに大気圧となっている。すなわち、本形態のロボット1は、大気圧中で使用される。また、本形態では、受渡しチャンバー13および処理チャンバー14は、搬送対象物であるウエハ2が収納される収納部である。
第1ハンド3および第2ハンド4は、ウエハ2を1枚ずつ搭載するための第1搭載部18および第2搭載部19と、第1搭載部18の基端側および第2搭載部19の基端側が固定される固定部20とを備えている。この第1ハンド3および第2ハンド4の詳細な構成については後述する。
第1アーム5および第2アーム6は、図1に示すように、上下方向(図1の紙面垂直方向、図2、図3の上下方向)から見たときの形状が陸上競技用のトラックのような形状となるように形成されている。また、第1アーム5および第2アーム6は、中空状に形成されている。
共通アーム7は、上下方向(すなわち、共通アーム7に対する第1アーム5または第2アーム6の回動中心の軸方向)から見たときの形状が略三角形状になるように形成されている。具体的には、図5に示すように、共通アーム7は、上下方向から見たときの形状が略二等辺三角形となるように形成されている。本形態では、頂角部7aおよび頂角部7a以外の2つの角部7bに対応する部分は略曲面状に形成されている。また、共通アーム7は、中空状に形成されている。なお、頂角部7aの角度θ1(図5参照)は、約75°となっている。また、共通アーム7に対する第1アーム5の回動中心となる後述の第1回動中心部31の中心C1と後述の共通アーム7の回動中心Cとを結んだ線分と、共通アーム7に対する第2アーム6の回動中心となる後述の第2回動中心部41の中心C2と回動中心Cとを結んだ線分とによって形成される角度θ2(図5参照)は、約106°になっている。
上述のように、第1ハンド3の基端側は第1アーム5の先端側に回動可能に連結され、第2ハンド4の基端側は第2アーム6の先端側に回動可能に連結されている。また、第1アーム5および第2アーム6の基端側は共通アーム7に回動可能に連結されている。具体的には、第1アーム5および第2アーム6は、2つの角部7b(図5参照)のそれぞれの近傍で共通アーム7に回動可能に連結されている。共通アーム7は、本体部8に回動可能に連結されている。具体的には、上下方向から見たときの共通アーム7の中心位置よりも若干、頂角部7aに近い位置(回動中心C、図5参照)で、共通アーム7は、本体部8に回動可能に連結されている。また、上下方向では、第1アーム5、第1ハンド3、第2ハンド4、第2アーム6、共通アーム7および本体部8は、上側からこの順番で配置されている。
本体部8は、外形が略円柱状となるように形成されている。この本体部8は、図6に示すように、径方向の中心部に配置される中実回転軸22と、中実回転軸22の外周面を覆うように中実回転軸22と同心状に配置される第1中空回転軸23と、第1中空回転軸23の外周面を覆うように中実回転軸22と同心状に配置される第2中空回転軸21と、中実回転軸22、第1中空回転軸23および第2中空回転軸21のそれぞれを回動させるための3個の駆動モータ(図示省略)と、中実回転軸22、第1中空回転軸23および第2中空回転軸21を一緒に昇降させるための昇降機構(図示省略)とを備えている。
第2中空回転軸21、中実回転軸22および第1中空回転軸23は互いに相対回転可能となっている。本形態では、第2中空回転軸21は本体部8に対して共通アーム7を回動させる機能を果たし、中実回転軸22は本体部8および共通アーム7に対して第1アーム5を回動させる機能を果たし、第1中空回転軸23は本体部8および共通アーム7に対して第2アーム6を回動させる機能を果たしている。
第2中空回転軸21の上端側には、共通アーム7が固定されている。具体的には、第2中空回転軸21の軸中心と回動中心Cとが一致するように、第2中空回転軸21の上端側に、共通アーム7が固定されている。また、中実回転軸22の上端側および第1中空回転軸23の上端側は、共通アーム7の内部に配置されている。
中実回転軸22の上端側には、共通アーム7の内部に配置されたプーリ24が固定されている。第1アーム5の基端側の底面には、プーリ55が固定され、第1アーム5の先端側の内部には固定軸26が固定されている。また、共通アーム7の内部であって、一方の角部7bの近傍には、固定軸27が固定されている。この固定軸27の上端には、第1アーム5の内部に配置されるプーリ25が固定されている。プーリ55は、共通アーム7の内部に配置されている。このプーリ55には、固定軸27が挿通され、プーリ55は、固定軸27に対して回動可能となっている。プーリ24とプーリ55との間には、ベルト28が掛け渡されている。
第1ハンド3の基端側の上面には、プーリ29が固定されている。プーリ29は、第1アーム5の先端側の内部に配置されている。また、プーリ29には、固定軸26が挿通され、プーリ29は、固定軸26に対して回動可能となっている。プーリ29とプーリ25との間には、ベルト30が掛け渡されている。
本形態では、プーリ25、55および固定軸27等によって、共通アーム7に対する第1アーム5の回動中心となる第1回動中心部31が構成されている。この第1回動中心部31は、図3に示すように、プーリ55と第1アーム5との連結部を覆うカバー部材32を備えており、共通アーム7の一方の角部7bの近傍に配置されている。なお、図6では、カバー部材32の図示を省略している。
第1中空回転軸23の上端側には、共通アーム7の内部に配置されたプーリ34が固定されている。このプーリ34から第2ハンド4までの動力の伝達機構は、プーリ24から第1ハンド3までの動力の伝達機構とほぼ同様に構成されている。すなわち、第2アーム6の基端側の底面に固定されたプーリ65には、共通アーム7の内部であって、他方の角部7bの近傍に固定された固定軸37が挿通され、プーリ65は、固定軸37に対して回動可能となっている。このプーリ65は、共通アーム7の内部に配置されている。また、固定軸37の上端には、第2アーム6の内部に配置されるプーリ35が固定されている。プーリ65とプーリ34との間には、ベルト38が掛け渡されている。また、第2ハンド4の基端側の底面には、第2アーム6の先端側の内部に配置されるプーリ39が固定されている。プーリ39には、第2アーム6の先端側の内部に固定された固定軸36が挿通され、プーリ39は、固定軸36に対して回動可能となっている。また、プーリ35とプーリ39との間には、ベルト40が掛け渡されている。
本形態では、プーリ35、65および固定軸37等によって、共通アーム7に対する第2アーム6の回動中心となる第2回動中心部41が構成されている。この第2回動中心部41は、図3に示すように、第2アーム6の上面側を覆うカバー部材42を備えており、共通アーム7の他方の角部7bの近傍に配置されている。なお、図6では、カバー部材42の図示を省略している。
ここで、本形態では、プーリ24、25のプーリ間ピッチ、プーリ25、29のプーリ間ピッチ、プーリ34、35のプーリ間ピッチおよびプーリ35、39のプーリ間ピッチが等しくなっている。また、プーリ24の径と第2プーリ部25bの径と比およびプーリ34の径と第2プーリ部35bの径と比が2:1となり、第1プーリ部25aの径とプーリ29の径との比および第1プーリ部35aの径とプーリ39の径との比が1:2となっている。
そのため、本形態では、後述の伸縮動作時には、第1ハンド3と第1アーム5との角度、および、第1アーム5と共通アーム7との角度は変化するが、第1ハンド3は、プーリ24の中心(すなわち、本体部8の中心)とプーリ29の中心(すなわち、第1ハンド3の回動中心)とを結んだ仮想直線上を向きを一定にした状態で移動する。同様に、伸縮動作時に、第2ハンド4と第2アーム6との角度、および、第2アーム6と共通アーム7との角度は変化するが、第2ハンド4は、プーリ34の中心とプーリ39の中心とを結んだ仮想直線上を向きを一定にした状態で移動する。
(第1ハンドおよび第2ハンドの構成)
図7は、図1に示す第1ハンド3の平面図である。
第1ハンド3および第2ハンド4は、上述のように、第1搭載部18および第2搭載部19と固定部20とを備えている。この第1ハンド3および第2ハンド4では、先端側に対して基端側の幅が狭くなっており(すなわち、基端側が絞り込まれており)、第1ハンド3および第2ハンド4は、全体として略T形状に形成されている。図7に示すように、第1搭載部18と第2搭載部19とは、所定の間隔をあけた状態で固定部20に固定されている。具体的には、上述の仮想直線の方向となるウエハ2の搬送方向(図7の左右方向)Xに直交する直交方向(図7の上下方向)Yで所定の間隔をあけた状態で、第1搭載部18と第2搭載部19とは固定部20に固定されている。
第1搭載部18は、薄板状の部材であり、たとえば、セラミックで形成されている。この第1搭載部18の先端側にウエハ2が搭載される。また、図7に示すように、直交方向Yにおける第1搭載部18の先端側の幅は、基端側の幅よりも広くなっている。
具体的には、上下方向(図7の紙面垂直方向)から見たときの直交方向Yにおける第1搭載部18の内側は、搬送方向Xに平行な直線部18aと、直交方向Yの外側に向かって傾斜する傾斜部18bと、搬送方向Xに平行な直線部18cとから構成されている。直線部18aと傾斜部18bと直線部18cとは、基端側から先端側に向かってこの順番に形成されている。直線部18aと傾斜部18bとは円弧部18dで滑らかに接続され、傾斜部18bと直線部18cとは円弧部18eで滑らかに接続されている。
一方、上下方向から見たときの直交方向Yにおける第1搭載部18の外側は、搬送方向Xに平行な直線部18fと、直交方向Yの外側に向かってかつ傾斜部18bよりきつい角度で傾斜する傾斜部18gと、搬送方向Xに平行な直線部18hとから構成されている。直線部18fと傾斜部18gと直線部18hとは基端側から先端側に向かってこの順番で形成されている。直線部18fと傾斜部18gとは円弧部18jで滑らかに接続され、傾斜部18gと直線部18hとは円弧部18kで滑らかに接続されている。
本形態では、傾斜部18gおよび円弧部18jは、第1アーム5に対する第1ハンド3の回動時における第1ハンド3と第2回動中心部41との干渉を防止するための逃げ部43となっている。同様に、傾斜部18gおよび円弧部18jは、第2アーム6に対する第2ハンド4の回動時における第2ハンド4と第2回動中心部41との干渉を防止するための逃げ部43となっている。
また、第1搭載部18の先端側(直線部18cと直線部18hとの間)は略E形状に形成されている。また、本形態では、図7等に示すように、第1搭載部18の先端側に、ウエハ2を吸着するための吸着部18nが形成されている。具体的には、第1搭載部18に搭載されるウエハ2の中心と吸着部18nとがほぼ一致するように、吸着部18nが形成されている。
第2搭載部19は、第1搭載部18と同様に形成され、直交方向Yにおける固定部20の中心線を対して第1搭載部18と対称配置されるように固定部20に固定されている。そのため、第2搭載部19の詳細な説明については省略する。なお、第2搭載部19の直線部19a、傾斜部19b、直線部19c、円弧部19d、19e、直線部19f、傾斜部19g、直線部19h、円弧部19j、19k、吸着部19nはそれぞれ、第1搭載部18の直線部18a、傾斜部18b、直線部18c、円弧部18d、18e、直線部18f、傾斜部18g、直線部18h、円弧部18j、18k、吸着部18nに相当する。
また、本形態では、傾斜部19gおよび円弧部19jは、第1アーム5に対する第1ハンド3の回動時における第1ハンド3と第1回動中心部31との干渉を防止するための逃げ部44となっている。同様に、傾斜部19gおよび円弧部19jは、第2アーム6に対する第2ハンド4の回動時における第2ハンド4と第1回動中心部31との干渉を防止するための逃げ部44となっている。
固定部20は、略三角形状に形成され、第1ハンド3あるいは第2ハンド4の基端側部分を構成している。第1ハンド3では、固定部20の上面にはプーリ29が固定されている。また、第2ハンド4では、固定部20の底面にプーリ39が固定されている。
なお、本形態では、直交方向Yにおける第1ハンド3および第2ハンド4の幅(直線部18hと直線部19hとの距離)H(図7参照)は、2つの角部7b間の距離L(図5参照)とほぼ等しくなっている。
(ロボットの概略動作)
図8は、図1に示すロボット1の概略動作を説明するための図であり、(A)はロボット1の原点復帰状態を示し、(B)はロボット1の第1アーム部9の伸縮動作時の状態を示す。
本形態では、図8(A)に示すように、第1アーム部9および第2アーム部10が縮んだ状態がロボット1の初期状態(原点復帰状態)となる。すなわち、本体部8に対して第1アーム5および第2アーム6が縮んだ原点復帰状態は、第1ハンド3および第2ハンド4の待機状態となる。
原点復帰状態では、第1ハンド3と第2ハンド4とは上下方向で重なるように配置されている。具体的には、原点復帰状態では、図8(A)に示すように、直交方向Yにおけるロボット1の中心線を対称にして第1アーム5と第2アーム6とが配置された状態で、第1ハンド3の下面と第2ハンド4の上面とが近接対向している。また、この状態では、第1ハンド3の外形と第2ハンド4の外形とがほぼ一致するように第1ハンド3と第2ハンド4とが上下方向で重なっている。
さらに、この状態では、共通アーム7の2つの角部7bが直交方向Yにおけるロボット1の中心線を対称にして配置されている。すなわち、第1ハンド3の基端側と第2ハンド4の基端側との重なり部分と、回動中心Cと、頂角部7aとは、この順番で、直交方向Yにおけるロボット1の中心線上に配置されている。なお、原点復帰状態では、第1アーム5の先端側および第2アーム6の先端側が回動中心Cから最も離れた位置に配置される。
また、本形態では、第2中空回転軸21の駆動モータ、中実回転軸22の駆動モータおよび第1中空回転軸23の駆動モータが回転して、第2中空回転軸21、中実回転軸22および第1中空回転軸23が同じ回転速度で同じ回転角度だけ回転すると、第1ハンド3および第2ハンド4と本体部8との相対位置が一定の状態(すなわち、第1アーム部9および第2アーム部10が本体部8に対して伸縮しない状態)で、回動中心Cを中心にして共通アーム7が本体部8に対して相対回転する。すなわち、駆動モータによって、第2中空回転軸21、中実回転軸22および第1中空回転軸23が同じ回転速度で同じ回転角度だけ回転すると、ロボット1は旋回動作を行う。
このとき、ロボット1は原点復帰状態で旋回動作を行う。そのため、第1アーム5の先端側および第2アーム6の先端側は回動中心Cを中心とする仮想円Rに沿って移動する。また、旋回動作時のロボット1の最大径(旋回径)Dは、図8(A)に示すように、第1アーム5の先端側および第2アーム6の先端側と回動中心Cとの距離の2倍となる。
一方、中実回転軸22の駆動モータが停止した状態で、第2中空回転軸21の駆動モータおよび第1中空回転軸23の駆動モータが回転して、第2中空回転軸21および第1中空回転軸23が同じ回転速度で同じ回転角度だけ回転すると、第1アーム部9が本体部8に対して伸縮する。すなわち、図8(B)に示すように、中実回転軸22が停止した状態で第2中空回転軸21および第1中空回転軸23が同じ回転速度で同じ回転角度だけ回転すると、ロボット1は第1アーム部9の伸縮動作を行う。
第1ハンド3には、逃げ部43、44が形成されているため、この伸縮動作時には、第1ハンド3は、第1回動中心部31および第2回動中心部41と干渉することなくスムーズに移動する。また、この伸縮動作時には、第2ハンド4および第2アーム6は共通アーム7に対する相対位置を一定に保った状態で共通アーム7とともに回動する。なお、第1アーム部9が伸びて受渡しチャンバー13内あるいは処理チャンバー14内に第1ハンド3が入っている状態では、図8(B)に示すように、第1搭載部18と第2搭載部19との間に仕切り壁16が配置されている。
同様に、第1中空回転軸23の駆動モータが停止した状態で、第2中空回転軸21の駆動モータおよび中実回転軸22の駆動モータが回転して、第2中空回転軸21および中実回転軸22が同じ回転速度で同じ回転角度だけ回転すると、第2アーム部10が本体部8に対して伸縮する。すなわち、第1中空回転軸23が停止した状態で第2中空回転軸21および中実回転軸22が同じ回転速度で同じ回転角度だけ回転すると、ロボット1は第2アーム部10の伸縮動作を行う。この伸縮動作時には、第1ハンド3および第1アーム5は共通アーム7に対する相対位置を一定に保った状態で共通アーム7とともに回動する。
ここで、本形態のロボット1は、組立時等において、ロボット1を原点復帰状態とするため(ロボット1の原点復帰を行うため)、第2中空回転軸21に対する中実回転軸22の相対回動位置を検出する第1近接センサ(図示省略)と、第2中空回転軸21に対する第1中空回転軸23の相対回動位置を検出する第2近接センサ(図示省略)とを備えている。第1近接センサは、第1アーム部9が縮んだときにオンの状態となり、第2近接センサは、第2アーム部10が縮んだときにオンの状態となる。
本形態では、第1近接センサあるいは第2近接センサの一方がオンの状態になっているときには、第1アーム部9あるいは第2アーム部10の一方が伸び、他方が縮んだ適切な状態であり、原点復帰が可能な状態であると推定されて、ロボット1の原点復帰が行われる。一方、第1近接センサおよび第2近接センサの両方がオフの状態になっているときには、第1アーム部9および第2アーム部10の状態が把握できないため、原点復帰が不可能な状態であると推定されて、個別操作で第1近接センサあるいは第2近接センサの一方がオンの状態になるようにしてから原点復帰が行われる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のロボット1は、共通アーム7に他端側が保持される第1アーム5の一端側に保持される第1ハンド3と、共通アーム7に他端側が保持される第2アーム6の一端側に保持される第2ハンド4とを備え、ロボット1の旋回動作時には、第1ハンド3と第2ハンド4とが重なるように配置されている。そのため、ロボット1の旋回径Dを小さくすることができる。
また、ロボット1は、それぞれ2枚のウエハ2を搭載する第1ハンド3および第2ハンド4を備え、第1ハンド3および第2ハンド4には、伸縮動作時における第1回動中心部31および第2回動中心部41との干渉を防止するための逃げ部43、44が形成されている。そのため、1回の搬入動作あるいは搬出動作で2枚のウエハ2を搬送するために第1ハンド3および第2ハンド4が大型化する場合であっても、第1ハンド3および第2ハンド4をスムーズに動作させることができる。その結果、本形態では、1回の搬入動作あるいは搬出動作で2枚のウエハ2を適切に搬送することができる。
本形態では、共通アーム7は、上下方向から見たとき略三角形状に形成され、第1回動中心部31および第2回動中心部41のそれぞれは、共通アーム7の異なる角部7bの近傍に配置されている。そのため、共通アーム7の剛性を高めつつ、共通アーム7に対して第1アーム5および第2アーム6をバランス良く配置することができる。
本形態では、原点復帰状態では、第1ハンド3と第2ハンド4とが近接対向している。そのため、ロボット1を薄型化することができる。
本形態では、第1搭載部18と第2搭載部19とは、直交方向Yで所定の間隔をあけた状態で固定部20に固定されている。そのため、隣接する2個の受渡しチャンバー13の間あるいは処理チャンバー14の間に仕切り壁16が形成されている場合であっても、2個の受渡しチャンバー13あるいは処理チャンバー14に対して同時かつ適切に、ウエハ2の搬出あるいは搬入を行うことができる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、第1ハンド3および第2ハンド4の両方に逃げ部43、44が形成されている。この他にもたとえば、第1ハンド3と第2回動中心部41とが干渉するおそれがないときには、第1ハンド3には逃げ部44のみが形成されても良い。また、第1ハンド3が第1アーム5の上方に配置され、第1回動中心部31および第2回動中心部41と第1ハンド3とが干渉するおそれがないときには、第2ハンド4のみに逃げ部43、44が形成されても良い。さらに、第2ハンド4と第2回動中心部41とが干渉するおそれがないときには、第2ハンド4に逃げ部44のみが形成されても良い。これらの場合であっても、旋回径を小さくしつつ、1回の搬入動作あるいは搬出動作で複数のウエハ2を搬送することができる。
上述した形態では、第1ハンド3および第2ハンド4のそれぞれに2枚のウエハ2の搭載が可能となっている。この他にもたとえば、3枚以上のウエハ2の搭載が可能となるように、第1ハンド3および第2ハンド4が構成されても良い。
上述した形態では、共通アーム7は、上下方向から見た形状が略三角形状となるように形成されているが、共通アーム7は、上下方向から見た形状が略三角形状以外の多角形状やL形状となるように形成されても良い。
上述した形態では、ロボット1は、大気中で使用されるいわゆる大気ロボットであるが、ロボット1は、真空状態で使用されるいわゆる真空ロボットであっても良い。すなわち、本発明の構成が適用されるロボットは大気ロボットには限定されない。また、上述した形態では、ロボット1に搬送される搬送対象物は円盤状のウエハ2であるが、ロボット1に搬送される搬送対象物は、ウエハ2以外の円盤状に形成された基板であっても良いし、矩形状等の多角形状に形成された基板等であっても良い。
本発明の実施の形態にかかる産業用ロボットを示す平面図である。 図1のE−E方向から産業用ロボットを示す側面図である。 図1のF−F方向から産業用ロボットを示す側面図である。 図1に示す産業用ロボットが組み込まれた半導体製造システムの概略構成を示す平面図である。 図1に示す共通アームの平面図である。 図1に示す産業用ロボットの動力の伝達機構の概略構成を説明するための概念図である。 図1に示す第1ハンドの平面図である。 図1に示す産業用ロボットの概略動作を説明するための図であり、(A)は産業用ロボットの原点復帰状態を示し、(B)は産業用ロボットの第1アーム部の伸縮動作時の状態を示す。
符号の説明
1 ロボット(産業用ロボット)
2 ウエハ(搬送対象物)
3 第1ハンド
4 第2ハンド
5 第1アーム
6 第2アーム
7 共通アーム
7b 角部
8 本体部
13 受渡しチャンバー(収納部)
14 処理チャンバー(収納部)
18 第1搭載部
19 第2搭載部
20 固定部
31 第1回動中心部
41 第2回動中心部
43、44 逃げ部
X 搬送方向
Y 直交方向

Claims (5)

  1. 搬送対象物が収納される収納部からの前記搬送対象物の搬出および前記収納部への前記搬送対象物の搬入を行う産業用ロボットにおいて、
    複数の前記搬送対象物を搭載する第1ハンドおよび第2ハンドと、前記第1ハンドを一端側で回動可能に保持する第1アームおよび前記第2ハンドを一端側で回動可能に保持する第2アームと、前記第1アームの他端側および前記第2アームの他端側を回動可能に保持する共通アームと、前記共通アームに対する前記第1アームの回動中心となる第1回動中心部および前記共通アームに対する前記第2アームの回動中心となる第2回動中心部と、前記共通アームを回動可能に保持する本体部とを備え、
    前記本体部に対して前記第1アームおよび前記第2アームが縮んだ状態となる前記第1ハンドおよび前記第2ハンドの待機状態で、前記第1ハンドと前記第2ハンドとは重なるように配置されるとともに、
    前記第1ハンドおよび前記第2ハンドには、回動時における前記第1回動中心部および前記第2回動中心部との干渉を防止するための逃げ部が形成されていることを特徴とする産業用ロボット。
  2. 前記共通アームは、前記共通アームに対する前記第1アームまたは前記第2アームの回動中心の軸方向から見たとき略三角形状に形成され、
    前記第1回動中心部および前記第2回動中心部のそれぞれは、前記共通アームの異なる角部の近傍に配置されていることを特徴とする請求項1記載の産業用ロボット。
  3. 前記第1ハンドと前記第2ハンドとは、前記待機状態で近接対向していることを特徴とする請求項1または2記載の産業用ロボット。
  4. 前記第1ハンドおよび前記第2ハンドは、前記搬送対象物を1枚ずつ搭載するための第1搭載部および第2搭載部と、前記第1搭載部の基端側および前記第2搭載部の基端側が固定される固定部とを備え、
    前記第1搭載部と前記第2搭載部とは、前記搬送対象物の搬送方向に直交する直交方向で所定の間隔をあけた状態で前記固定部に固定され、前記直交方向における前記第1搭載部および前記第2搭載部の外側に、前記逃げ部が形成されていることを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の産業用ロボット。
  5. 搬送対象物が収納される収納部からの前記搬送対象物の搬出および前記収納部への前記搬送対象物の搬入を行う産業用ロボットにおいて、
    複数の前記搬送対象物を搭載する第1ハンドおよび第2ハンドと、前記第1ハンドを一端側で回動可能に保持する第1アームおよび前記第2ハンドを一端側で回動可能に保持する第2アームと、前記第1アームの他端側および前記第2アームの他端側を回動可能に保持する共通アームと、前記共通アームに対する前記第1アームの回動中心となる第1回動中心部および前記共通アームに対する前記第2アームの回動中心となる第2回動中心部と、前記共通アームを回動可能に保持する本体部とを備え、
    前記本体部に対して前記第1アームおよび前記第2アームが縮んだ状態となる前記第1ハンドおよび前記第2ハンドの待機状態で、前記第1ハンドと前記第2ハンドとは上側からこの順番で重なるように配置されるとともに、
    前記第2ハンドには、回動時における前記第1回動中心部との干渉を防止するための逃げ部が形成されていることを特徴とする産業用ロボット。
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