JP2001185596A - 搬送アーム - Google Patents

搬送アーム

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JP2001185596A
JP2001185596A JP36437099A JP36437099A JP2001185596A JP 2001185596 A JP2001185596 A JP 2001185596A JP 36437099 A JP36437099 A JP 36437099A JP 36437099 A JP36437099 A JP 36437099A JP 2001185596 A JP2001185596 A JP 2001185596A
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Toshihiko Mitsuyoshi
敏彦 光吉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体基板等を高精度搬送するとともに、高
い耐久性を確保する。 【解決手段】 第1平行リンク10の短節と、第2平行
リンク20の短節とをベースにて共有して連結し、第1
平行リンク10のアーム端の関節軸J1に付与された旋
回動作により、第1平行リンク10のアーム11、12
と第2平行リンク20のアーム21、22のなす角度を
変化させて第2平行リンク20の自由端に設けられた搬
送台50を直線移動させるようにした搬送アームにおい
て、第1平行リンク10と第2平行リンク20との間の
ベース30上に、中心軸線Cr方向に沿ってガイドレー
ル33を有するリニアガイド32と、ガイドレール33
上を走行するスライダ31と短節両端で第1平行リンク
10と第2平行リンク20のアーム端を軸支する関節軸
27、28とをリニアガイド32に関して対称にそれぞ
れ連結した同期リンク40とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は搬送アームに係り、
半導体製造装置等に搭載され、基板等を高精度で搬送で
き、高い耐久性により高寿命を実現することができるよ
うにした搬送アームに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に半導体製造装置内には所定の動作
シーケンスでウェハ等の基板を移動させる基板搬送装置
が備えられている。この種の基板搬送装置には高精度の
動作及び塵等が発生しないクリーンな動作環境が要求さ
れている。
【0003】図10は従来の基板の移し換え装置の搬送
アームの構成及びその動作を模式的に示した模式構成図
である(特許第2808826号公報参照)。同図に示
した搬送アームでは、共有する短節で連結された2組の
平行リンクの屈伸動作により図示しない基板を軸線方向
に直動往復運動させるようになっている。さらに干渉し
ないように設置高さを変えて軸線に対して対称に一対を
なすようにアームを配置して連続的な基板の搬送を行え
るようにしている。
【0004】図10に示したように、従来機構ではアー
ム520、530は中心軸Cに関して対称配置され、そ
れぞれのアーム520、530は、リンク541、54
2を長リンクとする平行リンク540と、リンク55
1、552を長リンクとする平行リンク550とが噛合
する2枚の歯車570、572を短リンクとして共有す
るリンク機構からなる。これらの歯車は歯車570がリ
ンク542に固着され、歯車572がリンク552に固
着されている。また、リンク541、542の共有する
リンク機構の反対端は短リンクとなるとともに、旋回駆
動である旋回台510に取り付けられ、リンク551、
552の反対端には基板保持部600が取り付けられて
いる。このような構成からなる搬送アームでは、まずア
ーム530で示した初期状態から平行リンク540が旋
回台510の旋回に伴って旋回すると、歯車570、5
72の噛み合いにより、平行リンク550が平行リンク
540と反対方向に同じ旋回角だけ旋回し、右半図のア
ーム520で示した中間状態のように、V字形をなすリ
ンクの挟角を広げながら、基板保持部600を中心軸C
に沿って矢印A方向に直線移動する。
【0005】このとき短リンクを構成する2枚の歯車5
70、572に代えて2組の平行リンク540、550
を図示したように屈伸動作させる代替機構としてプーリ
ベルト、ワイヤ等も適用できるとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、噛合する歯車
は所定のバックラッシをとって設計されているので、リ
ンクの連動にガタが生じやすい。このため搬送精度が低
下し、高精度位置決めが期待できないという問題があ
る。また、噛合部で生じる歯間の滑りにより摩耗粉が発
生するという問題もある。一方、プーリにスチールベル
トやワイヤを掛け渡して回転角度の同期をとるようにし
た従来例においても、ベルトやワイヤがプーリに巻回さ
れた際に繰り返し折り曲げられるため、早期に疲労破壊
が生じるおそれがある。また、ベルトやワイヤの寿命は
掛け渡した状態での張力と曲げ半径とにより決まってく
るため、使用プーリの直径を大きくして対応することも
考えられる。しかし、その場合にはプーリの直径が大き
くなってしまい、機構の小型が難しい。
【0007】そこで、本発明の目的は上述した従来の技
術が有する問題点を解消し、高精度の基板搬送が実現で
き、かつ部材摩耗等を最小限とすることで、高い耐久性
が得られるようにした搬送アームを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は第1平行リンクの短節と、第2平行リンク
の短節とをベースにて共有して連結し、前記第1平行リ
ンクのアーム端に付与された旋回動作により、前記第1
平行リンクのアームと第2平行リンクのアームのなす角
度を変化させて前記第2平行リンクの自由端に設けられ
た搬送台を直線移動させるようにした搬送アームにおい
て、前記第1平行リンクと第2平行リンクとの間のベー
ス上に、前記共有された短節に直交する方向にガイドレ
ールを有するリニアガイドと、前記ガイドレール上を走
行するスライダと前記短節両端で前記第1平行リンクと
第2平行リンクのアーム端を軸支する関節軸とを前記リ
ニアガイドに関して対称にそれぞれ連結した同期リンク
とを備えたことを特徴とする。
【0009】前記第1平行リンクのアームに付与された
旋回動作により前記リニアガイドのスライダを直線移動
させ、この直線移動に伴い前記同期リンクを介して前記
第2平行リンクのアームを反対向き等角度に旋回させ、
前記第1平行リンクのアームと第2平行リンクのアーム
のなす角度を変化させて前記第2平行リンクの自由端に
設けられた搬送台を直線移動させることが好ましい。
【0010】上記搬送アームを前記搬送台の搬送方向に
平行な中心軸に関して対向して配置し、該中心軸に関し
て対をなす搬送アームを交互に伸縮動作させて対象物を
連続して搬送することが好ましい。
【0011】前記対をなす搬送アームは、同軸配置され
た2本の駆動軸によってそれぞれの搬送アームが独立し
て所定の伸縮動作を行うようにすることが好ましい。
【0012】同軸配置された2本の駆動軸に、中心軸に
関して対称をなす四辺形リンクアームのアーム端を独立
して連結するとともに、前記駆動軸位置と対向するアー
ム他端の連結部に、前記中心軸の方向と一致するように
リニアガイドを設け、該リニアガイドのスライダと前記
連結部に連結された前記アーム他端の軸端近傍との間に
同期部材を架設したことを特徴とする。
【0013】このとき前記2本の駆動軸を反対方向同角
速度で旋回させて前記四辺形リンクアームの連結部を前
記中心軸方向に沿って直線移動させることが好ましい。
【0014】また、前記2本の駆動軸を同方向同角速度
で旋回させて前記四辺形リンクアーム全体を前記駆動軸
に関して所定角度だけ旋回させることもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の搬送アームの一実
施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1
(a)は全体が基台プレート2の回転軸R1、R2に支持
された搬送アーム1全体を示した平面図である。図1
(b)はアームの屈曲状態における同期リンク(後述す
る)の動作状態を説明するためにアームの一部を切欠い
て示した図1(a)と同じ平面図である。搬送アーム1
は、公知の2組の平行リンクを用いた搬送アームと同様
に短節を共有して連結し動作する2組の平行リンク1
0、20とから構成されている。
【0016】すなわち、搬送アーム1は2本の平行配置
されたアーム11、12の軸端を結んでなる短節13の
1方の関節14を駆動回転軸R1とし、他の関節15を
従動回転軸R2とし、駆動回転軸R1の回転によりアーム
11、12をそれぞれの回転軸R1、R2に対して旋回さ
せる第1平行リンク10と、短節13に対向する他の短
節16を含むガイドベース30と、ガイドベース30に
取り付けられ、スライダ31の直線走行によりガイドベ
ース30を、その短節16に直交する方向に直線案内す
るリニアガイド32と、ガイドベース30を介して第1
平行リンク10と共有する短節26を有し、この短節2
6の両端関節27、28に2本の平行配置されたアーム
21、22の各端が連結された第2平行リンク20と、
リニアガイド32のスライダ31の関節軸J5と対応す
る第1関節軸J1、第2関節軸J2とを、2本のレバー
(後述する)と関節軸J4を介してそれぞれリニアガイ
ド32の中心軸Crに関して対称に連結し、第1平行リ
ンク10のアーム11に付与された旋回動作によりリニ
アガイド32のスライダ31を直線移動させ、この直線
移動に伴い第2平行リンク20のアーム21を反対向き
等角度に旋回させる同期リンク40と、第2平行リンク
20においてガイドベース30と反対側の自由端で短節
23を構成し、図示しない基板等の搬送対象を載置する
搬送台50とから構成されている。
【0017】以下、搬送アーム1の各関節(軸)及び関
節(軸)を介して連結された各部材の構成について説明
する。第1平行リンク10の基台への取付構造の構成に
ついて図1各図及び図3を参照して説明する。図1
(a)は搬送アーム1の原点位置でのアームの状態を示
した平面図である。同図に示したように、ガイドベース
30で連結された2組の平行リンク10、20は最も屈
曲した状態にある。このとき、図1(a)に示したよう
に、搬送アーム10は第1平行リンク10の一端の短節
13の軸端となる2関節14、15を介して基台プレー
ト2上に支持されている。基台プレート2は平面視して
円板状で、図3に示したように、円筒ケーシング3上面
にボルト結合により固定されている。円筒形ケーシング
3内には図示しないモータにより駆動する駆動回転軸R
1が玉軸受4に支持された状態で収容されている。この
駆動回転軸R1上端には第1平行リンク10のアーム1
1の一端がボルト留めされ、関節14が構成されてい
る。さらに玉軸受5を介して基台プレート2上に支持さ
れた従動回転軸R2上端には第1平行リンク10のアー
ム12の一端がボルト留めされ、短節13の他の関節1
5が構成されている。
【0018】2組の平行リンク10、20の連結部分の
構成について図1(b)、図4、図5を参照して説明す
る。アーム11の端部の下端凹所11aには第1関節軸
1の上端がはめ込まれ、アーム11の端部にボルトを
介して固着されている。この第1関節軸J1には図5に
示したように、ガイドベース30が玉軸受31A、31
Bを介して取り付けられている。さらに第1関節軸J1
下端には同期リンク40としての第1レバー41の端部
が固着されている。一方、アーム12の端部は玉軸受を
介して第2関節軸J2に軸支されている。第2関節軸J2
はアーム12の端部を貫通するように配置され、太径部
2a及び細径部J2bとを有する。細径部J2bにはアーム
11と同様に、ガイドベース30の他端が玉軸受31B
を介して取り付けられている(図5参照)。このガイド
ベース30は図5に示したように、第1関節軸J1及び
第2関節軸J2を連結し、第1平行リンク10の短節1
6を構成する。さらにガイドベース30の下面には図4
に示したように、リニアガイド32のガイドレール33
が図示しないボルトにより固着されている。このガイド
レール33は図1(b)に示したように、第1関節軸J
1及び第2関節軸J2を連結する仮想線(搬送台の移動方
向に平行)に直交するガイド対称軸Cr方向に延在する
ように、ガイドベース30上に固着されている。さらに
第2関節軸J2の下端にも同期リンク40の第1レバー
42の端部が固着されている。
【0019】第2平行リンク20の構成について図4、
図5を参照して説明する。アーム11の上部には、第3
関節軸J3が玉軸受を介してアーム11内に収容支持さ
れている。さらに第3関節軸J3の上面には第2平行リ
ンク20のアーム22がボルト留めされている。一方、
第2関節軸J2の上面には第2平行リンク20のアーム
21が同様にボルト留めされている。さらに、第2平行
リンク20の各アーム22、21の自由端のアーム内に
は、玉軸受(図示せず)を介して関節軸が収容され、そ
の関節軸上に搬送台50が固着されている。搬送台50
の形状は載置される基板や液晶用ガラス等(図示せず)
の大きさ、重量等に応じて最適な形状、構造に設定され
るようになっている。本実施の形態では便宜的に仮想線
による四角形で示している。
【0020】同期リンク40を構成するレバー群の構成
について図1(b)、図2(b)及び図4を参照して説
明する。同期リンク40は図4に示したように、ガイド
ベース30の下面側に取り付けられたガイドレール33
に沿ってスライド可能に取り付けられたスライダ31
と、第1関節軸J1及び第2関節軸J2のそれぞれの下端
部に連結された第1レバー41、42と、この第1レバ
ー41、42にそれぞれ関節軸J4を介して連結され、
その他端が関節軸J5を介してスライダ31のガイドレ
ール33を挟んだ両側部に連結された第2レバー43、
44とから構成されている。またガイド対称軸Crに関
して対向配置された2組の同期リンク40のそれぞれの
第1レバー41、42及び第2レバー43、44はスラ
イダ31の移動に従ってガイド対称軸Crに関して対称
な形状で伸長、屈曲する。すなわち、図2(a)に示し
たように、基板搬送過程において、スライダ31は第1
関節軸J1及び第2関節軸J2から遠ざかるようにガイド
レール33上をスライドする。なお、図2(b)では説
明のために、第1平行リンク10と第2平行リンク20
とを分離して示し、また第1平行リンク10側のレバー
群を重複して示している。
【0021】次に、上述した搬送アームの動作について
図1、図2を参照して説明する。図1(a)に示した原
点位置から駆動回転軸R1を矢印方向(半時計回り方
向)に角度θだけ旋回すると、この駆動回転軸R1に直
接連結しているアーム11を介して第1平行リンク10
のアーム12も同方向に同角度θだけ旋回し、この両ア
ーム端に固着されているガイドベース30は平行四辺形
の短節として仮想線Cに平行に直線移動する。このとき
アーム11の端部に固着された第1レバー41はアーム
11の旋回に伴い、半時計回り方向に角度θだけ旋回す
るが、この第1レバー41先端に関節軸J4を介して連
結された第2レバー43の先端はリニアガイド32のガ
イドレール33上のスライダ31に関節J5を介して連
結され、その移動方向がリニアガイド32により規制さ
れている。このため、第1レバー41の角度θの旋回は
第2レバー43先端の関節軸J5を介してリニアガイド
32に沿ったスライダ31の直線運動に変換される。こ
のスライダ31のガイド対称軸Crに関して対称な位置
には同期リンク40の第2レバー44の関節軸J5が取
着されている。したがって、この第2レバー44及びこ
れに連結した第1レバー42の伸長動作により第2関節
軸J2に時計方向の角度θ分の回転が付与される。これ
に対して第2平行リンク20のアーム21が第2関節軸
2に対して回転不能に連結されているため、アーム2
1には時計回り方向角度θの回転が付与される。このと
きアーム22は第3関節軸J3に対して回転可能に、ア
ーム21、22の他端は搬送台50に対して関節軸(図
示せず)を介して回転可能に連結されているため、第2
平行リンク20全体は時計回り方向角度θだけ各アーム
21、22が第1関節軸J1及び第2関節軸J2をそれぞ
れの回転中心として時計方向回りに旋回する。これによ
り搬送台50は図1(a)に示したように、仮想線C上
を矢印A方向に直線移動する。
【0022】以上の説明及び図2(a)から、駆動回転
軸R1を時計回り方向に所定角度θだけ旋回すると、搬
送台50は矢印B方向に直線移動することも理解でき
る。また、上述の説明は基台プレート2に設けられた駆
動回転軸R1の旋回による各動作について述べている
が、この基台プレート2が図示しない所定の回転中心に
関して旋回等できるような構造にあってもよく、その場
合には基台プレート2の動作及び搬送台50の直線動作
を複合した搬送アーム1の使用が可能となる。また、基
台プレート2の平面形状等は図示した円板形状に限定さ
れないことはいうまでもなく、搬送台50の原点位置及
び各アームの最大伸長位置も適用装置の仕様によって適
宜設定できることはいうまでもない。
【0023】図6及び図7は駆動軸Rとして独立して駆
動可能な同軸配置された2本の駆動軸R1、R2を備え、
それぞれの駆動軸Rによって中心軸Cwに関して対称と
なるように対向して配置された2対の搬送アーム10
0、200を独立して動作させるようにしたいわゆるダ
ブルアーム機構の平面レイアウトを示している。同図に
示したように、同軸配置された2本の駆動軸R1、R2
それぞれ第1平行リンク110、210との間には旋回
動作を平行リンクのアームに伝達するための出力リンク
130、230が組み込まれている。この出力リンク1
30、230は駆動軸R1、R2に取り付けられた出力レ
バー131、231と、出力レバー131、231の先
端に回転可能に連結された中間アーム132、232
と、各平行リンク110、210のアーム111、21
1端近傍に突設され、先端が中間アーム132、232
と回転可能に連結された入力レバー134、234とか
らなる。たとえば出力リンク130、230を介して駆
動軸R1、R2の駆動を切り替えて所定角度の旋回方向に
動作させることによりいずれかの搬送台150、250
を独立して仮想線Cに沿って直線往復運動させることが
できる。すなわち、2本の駆動軸R1、R2を交互に連続
して動作させることで2組の搬送アーム100、200
の原点、アーム伸長位置間の搬送工程を連続的に設定す
ることができる。図7は搬送アーム100を伸長して搬
送台150の直線移動を実現した状態を示している。こ
のときの搬送アームの伸長、屈曲メカニズムは図1、図
2に示したものと全く同様である。
【0024】次に、同期リンクとしてリニアガイドを用
いた偏菱形リンク形状の搬送アーム300の構成及び動
作について図8、図9を参照して説明する。この搬送ア
ーム300は図8に示したように、原点状態ではアーム
形状が中心軸Cfに対して対称形状の扁平四辺形状をな
し、アーム端に取り付けられた搬送台(図示せず)が四
辺形リンクのアーム伸長動作に伴い、直線運動するよう
にしたものである。このときアーム310、320の伸
長動作が中心軸Cfに関して対称形状を保持して進行す
るように同期リンク330としてのリニアガイド332
が用いられている。
【0025】この搬送アーム300は図8、図9(a)
に示したように同軸配置された駆動軸R1、R2を有し、
駆動軸端R1にはアーム311の端部が連結されてい
る。一方、駆動軸端R2にはアーム321の端が連結さ
れている。これにより各アーム311、321には駆動
軸R1、R2の旋回が伝達される。このとき駆動軸R1
2の旋回量は互いに反対方向同角度あるいは同方向同
角度で動作できるように図示しない制御部により制御す
ることができる。さらにアーム311、321の他端に
は中心軸Cfに対称形状をなすようにアーム312、3
22の端部が関節J6を介して回転可能に連結されてい
る。さらにアーム312、322の端部には中心軸Cf
に関して対称な略T字形状をなすガイドプレート330
が配置され、このガイドプレート330のフランジ33
1部分の線対称位置に各アーム312、322の端部が
連結されている。さらにこのプレート330上にはリニ
アガイド332がそのレール333方向が中心軸Cf
一致するように設けられている。このガイドレール33
3上にはレール方向に移動するスライダ331が取り付
けられている。さらにスライダ331の両側面にはスラ
イダ331に一体的に形成された関節J7、J8を介して
同期アーム313、323がアーム312、322の端
部近傍との間に掛け渡されて取り付けられている。以上
の構成において各関節部は図8の紙面内で回転自在に連
結されている。
【0026】このような構成からなる搬送アーム300
の動作について説明する。まず、図9(a)に示したよ
うに、駆動軸R1を時計回り方向に角度θだけ旋回させ
るのに同期して駆動軸R2を反時計回り方向に角度θだ
け旋回させる。これによりアーム311、321が向か
い合うように、反対方向にそれぞれθだけ旋回するが、
この動作に伴ってアーム先端に連結されたガイドプレー
ト330上のリニアガイド332のスライダ331が、
当初アーム312、322が中心軸Cfとなしていた角
度を狭めるように駆動軸R方向に向かってスライドす
る。いいかえればガイドプレート330が矢印A方向に
直線移動する。このときガイドプレート330は搬送台
(図示せず)として機能させることができるので、駆動
軸Rの旋回に伴う搬送台の直線移動を実現することがで
きる。一方、図9(a)に示したアーム伸長状態から駆
動軸R1、R2を同方向へ同角速度で旋回させることによ
り搬送アーム300全体は図9(b)に示したように、
四辺形形状を保持したまま所定角度だけ旋回する。この
ようなアームの旋回動作を複合的に加えることにより搬
送アーム300による基板の搬送範囲をより広く確保す
ることができる。
【0027】以上に述べた構成のうちリニアガイドに
は、要求精度に応じて公知の種々の構造形式のものを適
用することができる。また、本実施の形態では各関節は
付与された旋回動作が可能な玉軸受が示されているが、
ラジアル軸受構造であれば種々の構造形式のものを使用
することができる。
【0028】
【発明の効果】以上に述べた搬送アームによれば、基板
等の搬送を高精度に行えることができ、また可動部の摩
耗等がほとんどないのでクリーンな環境を長期にわたっ
て保持でき、その結果高い耐久性を得ることができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による搬送アームの一実施の形態(原点
位置:アーム屈曲状態)を示した平面図。
【図2】図1に示した搬送アームの伸長状態を示した平
面図。
【図3】図1(a)のIII-III断面線に沿って示した駆
動軸位置の断面図。
【図4】図1(b)のIV-IV断面線に沿って示した同期
リンクの関節軸位置の断面図。
【図5】図1(a)のV-V断面線に沿って示した同期リ
ンクの関節軸位置の断面図。
【図6】搬送アームの他の実施の形態(原点位置:アー
ム屈曲状態)の平面図。
【図7】図6に示した搬送アームの伸長状態を示した平
面図。
【図8】本発明の搬送アームの変形例(原点位置:アー
ム屈曲状態)の平面図。
【図9】図8に示した搬送アーム伸長状態の平面図。
【図10】従来の搬送アームの一例を示した概略構成
図。
【符号の説明】
1,100,200,300 搬送アーム 2 基台プレート 10 第1平行リンク 11,12,21,22 アーム 13,16,23,26 短節 20 第2平行リンク 30 ガイドベース 31 スライダ 32 リニアガイド 33 ガイドレール 40 同期リンク 50 搬送台 R1 駆動回転軸 R2 従動回転軸 Ji 第i関節軸(関節)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1平行リンクの短節と、第2平行リンク
    の短節とをベースにて共有して連結し、前記第1平行リ
    ンクのアーム端に付与された旋回動作により、前記第1
    平行リンクのアームと第2平行リンクのアームのなす角
    度を変化させて前記第2平行リンクの自由端に設けられ
    た搬送台を直線移動させるようにした搬送アームにおい
    て、 前記第1平行リンクと第2平行リンクとの間のベース上
    に、前記共有された短節に直交する方向にガイドレール
    を有するリニアガイドと、前記ガイドレール上を走行す
    るスライダと前記短節両端で前記第1平行リンクと第2
    平行リンクのアーム端を軸支する関節軸とを前記リニア
    ガイドに関して対称にそれぞれ連結した同期リンクとを
    備えたことを特徴とする搬送アーム。
  2. 【請求項2】前記第1平行リンクのアームに付与された
    旋回動作により前記リニアガイドのスライダを直線移動
    させ、この直線移動に伴い前記同期リンクを介して前記
    第2平行リンクのアームを反対向き等角度に旋回させて
    前記第2平行リンクの自由端に設けられた搬送台を直線
    移動させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    の搬送アーム。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の搬送アームを前記搬送台
    の搬送方向に平行な中心軸に関して対向して配置し、該
    中心軸に関して対をなす搬送アームを交互に伸縮動作さ
    せて対象物を連続して搬送するようにしたことを特徴と
    する搬送アーム。
  4. 【請求項4】前記対をなす搬送アームは、同軸配置され
    た2本の駆動軸によってそれぞれの搬送アームが独立し
    て所定の伸縮動作を行うようにしたことを特徴とする請
    求項3記載の搬送アーム。
  5. 【請求項5】同軸配置された2本の駆動軸に、中心軸に
    関して対称をなす四辺形リンクアームのアーム端を独立
    して連結するとともに、前記駆動軸位置と対向するアー
    ム他端の連結部に、前記中心軸の方向と一致するように
    リニアガイドを設け、該リニアガイドのスライダと前記
    連結部に連結された前記アーム他端の軸端近傍との間に
    同期部材を架設したことを特徴とする搬送アーム。
  6. 【請求項6】前記2本の駆動軸を反対方向同角速度で旋
    回させて前記四辺形リンクアームの連結部を前記中心軸
    方向に沿って直線移動させるようにしたことを特徴とす
    る請求項5記載の搬送アーム。
  7. 【請求項7】前記2本の駆動軸を同方向同角速度で旋回
    させて前記四辺形リンクアーム全体を前記駆動軸に関し
    て所定角度だけ旋回させるようにしたことを特徴とする
    請求項5記載の搬送アーム。
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