JPH11325102A - ショックリミッターおよびそれを用いた搬送ロボット - Google Patents

ショックリミッターおよびそれを用いた搬送ロボット

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JPH11325102A
JPH11325102A JP15390998A JP15390998A JPH11325102A JP H11325102 A JPH11325102 A JP H11325102A JP 15390998 A JP15390998 A JP 15390998A JP 15390998 A JP15390998 A JP 15390998A JP H11325102 A JPH11325102 A JP H11325102A
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housing
drive source
spring
shock
rotary
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Yasuhito Itagaki
泰仁 板垣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転駆動源による駆動力が伝達されて回動す
る回動部材に負荷が作用した際のショックを有効に吸収
することができ、回動部材や他の部材等の損傷防止が可
能であり、トラブル後の修復を迅速に行うことができる
ショックリミッターおよびそれを用いた搬送ロボットを
提供すること。 【解決手段】 回転駆動源96aと、駆動源96aによる回転
駆動力が伝達されて回動する回動部材46a等との間に設
けられ、回動部材46a等に負荷が作用した際のショック
をショックリミッター101aで吸収する。このショックリ
ミッター101aは、駆動源側に固定されるハウジング102
と、回動部材側に固定され、ハウジング102に回転可能
に係合されるボス103と、ハウジング102とボス103とが
一体的に回転可能に両者を連結するとともに、回動部材
側に所定値以上の負荷が作用した際にその連結が解除さ
れるばね108とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、回転駆動源による
駆動力が伝達されて回動する回動部材に負荷が作用した
際のショックを吸収するショックリミッター、およびこ
のようなショックリミッターを用いた搬送ロボットに関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェハやLCD基板等の被処理体
を、化学蒸着(CVD)装置、拡散装置、レジスト塗布
装置等の処理装置内で搬送するため、あるいはこれら装
置に対して搬送するため、搬送ロボットが使用される。
【0003】この種の搬送ロボットは、回転駆動源の回
転駆動力をシャフトを介してアームに伝達し、アームを
回動させることにより、ハンドラに載置された被処理体
を搬送するようになっている。
【0004】ところで、このような搬送ロボットにおい
ては、最初に動作設定を行う際のティーチング等におい
て、アームが他の部材に当たり、アームや他の部材に大
きな負荷がかかり、これらが損傷するといったトラブル
が生じる場合がある。このようなトラブルが生じると、
部材の修理費がかかるとともに、その修復には長時間を
要し、生産性を低下させる。
【0005】このような問題は、搬送ロボットばかりで
なく駆動源による回転駆動力が伝達されて回動する回動
部材を有する装置全般において発生するものであり、回
動部材が他の部材に当たった際の負荷を有効に吸収可能
な装置が要望されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事情に
鑑みてなされたものであって、回転駆動源による駆動力
が伝達されて回動する回動部材が他の部材に当たる等の
トラブルにより回動部材に負荷が作用した際のショック
を有効に吸収することができ、回動部材を含む装置、回
動部材が当たった他の部材、および駆動源等の損傷防止
が可能であり、このようなトラブルの後の修復を迅速に
行うことができるショックリミッター、およびそのよう
なショックリミッターを用いた搬送ロボットを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点によ
れば、回転駆動源と、該駆動源による回転駆動力が伝達
されて回動する回動部材との間に設けられ、前記回動部
材に負荷が作用した際のショックを吸収するショックリ
ミッターであって、前記駆動源側に固定される第1部材
と、前記回転部材側に固定され、前記第1部材に回転可
能に係合される第2部材と、前記第1部材と前記第2部
材とが一体的に回転可能に両者を連結するとともに、前
記回動部材側に所定値以上の負荷が作用した際にその連
結が解除される連結部材とを具備することを特徴とする
ショックリミッターが提供される。
【0008】本発明の第2の観点によれば、回転駆動源
と、該駆動源による回転駆動力が伝達されて回動する回
転部材との間に設けられ、前記回動部材に負荷が作用し
た際のショックを吸収するショックリミッターであっ
て、前記駆動源側に固定される第1部材と、前記回動部
材側に固定され、前記第1部材に回転可能に係合される
第2部材と、前記第1部材および前記第2部材のうち一
方に固定され、他方に一定のばね力を作用させて、これ
ら第1部材と第2部材とを一体的に回転可能に連結する
とともに、前記回動部材側に所定値以上の負荷が作用し
た際にばね力が解除されその連結が解除されるばね部材
とを具備することを特徴とするショックリミッターが提
供される。
【0009】本発明の第3の観点によれば、回転駆動源
と、該駆動源による回転駆動力が伝達されて回動する回
動部材との間に設けられ、前記回動部材に負荷が作用し
た際のショックを吸収するショックリミッターであっ
て、前記駆動源側に固定されるハウジングと、前記回動
部材側に固定され、前記ハウジングに回転可能に内嵌さ
れるボスと、前記ボスに固定され、前記ハウジングにば
ね力を作用させて、これらハウジングとボスとを一体的
に回転可能に連結するとともに、前記回動部材側に所定
値以上の負荷が作用した際にばね力が解除されその連結
が解除されるばね部材とを具備することを特徴とするシ
ョックリミッターが提供される。
【0010】本発明の第4の観点によれば、回転駆動源
と、該駆動源による回転駆動力が伝達されて回動する回
動部材を有し、回動部材の移動により被搬送体を搬送す
る搬送部と、回転駆動源と搬送部との間に設けられ、前
記回動部材に負荷が作用した際のショックを吸収するシ
ョックリミッターとを具備する搬送ロボットであって、
前記ショックリミッターは、前記駆動源側に固定される
第1部材と、前記回転部材側に固定され、前記第1部材
に回転可能に係合される第2部材と、前記第1部材と前
記第2部材とが一体的に回転可能に両者を連結するとと
もに、前記回動部材側に所定値以上の負荷が作用した際
にその連結が解除される連結部材とを備えることを特徴
とする搬送ロボットが提供される。
【0011】本発明の第5の観点によれば、回転駆動源
と、該駆動源による回転駆動力が伝達されて回動する回
動部材を有し、回動部材の移動により被搬送体を搬送す
る搬送部と、回転駆動源と搬送部との間に設けられ、前
記回動部材に負荷が作用した際のショックを吸収するシ
ョックリミッターとを具備する搬送ロボットであって、
前記ショックリミッターは、前記駆動源側に固定される
第1部材と、前記回動部材側に固定され、前記第1部材
に回転可能に係合される第2部材と、前記第1部材およ
び前記第2部材のうち一方に固定され、他方に一定のば
ね力を作用させて、これら第1部材と第2部材とを一体
的に回転可能に連結するとともに、前記回動部材側に所
定値以上の負荷が作用した際にばね力が解除されその連
結が解除されるばね部材とを備えることを特徴とする搬
送ロボットが提供される。
【0012】本発明の第6の観点によれば、回転駆動源
と、該駆動源による回転駆動力が伝達されて回動する回
動部材を有し、回動部材の移動により被搬送体を搬送す
る搬送部と、回転駆動源と搬送部との間に設けられ、前
記回動部材に負荷が作用した際のショックを吸収するシ
ョックリミッターとを具備する搬送ロボットであって、
前記ショックリミッターは、前記駆動源側に固定された
ハウジングと、前記回動部材側に固定され、前記ハウジ
ングに回転可能に内嵌されたボスと、前記ボスに固定さ
れ、前記ハウジングにばね力を作用させて、これらハウ
ジングとボスとを一体的に回転可能に連結するととも
に、前記回動部材側に所定値以上の外力が作用した際に
ばね力が解除されその連結が解除されるばね部材とを備
えることを特徴とする搬送ロボットが提供される。
【0013】上記第1および第4の観点によれば、駆動
源側に固定された第1部材と、回転部材側に固定され、
前記第1部材に回転可能に係合された第2部材と、第1
部材と第2部材とが一体的に回転可能に両者を連結する
とともに、前記回動部材側に所定値以上の負荷が作用し
た際にその連結が解除される連結部材とによりショック
リミッターを構成するので、回動部材が他の部材に衝突
する等のトラブルにより回動部材に負荷が作用した際
に、第1部材と第2部材との連結が解除されて回動部材
が駆動源に対してフリーの状態となり、その際のショッ
クを吸収することができる。また、連結部材を再びセッ
トすることによりトラブル後の修復を迅速に行うことが
できる。
【0014】上記第2および第5の観点によれば、連結
部材として、第1部材および第2部材のうち一方に固定
され、他方に一定のばね力を作用させて、これら第1部
材と第2部材とを一体的に回転可能に連結するととも
に、前記回動部材側に所定値以上の負荷が作用した際に
ばね力が解除されその連結が解除されるばね部材を用い
ている。したがって、回動部材が他の部材に当たる等の
トラブルにより回動部材に負荷が作用した際に、ばね部
材のばね力が解除されて第1部材と第2部材との連結が
解除され、回動部材が駆動源に対してフリーの状態とな
り、その際のショックを吸収することができる。また、
ばね部材をを再びセットすることによりトラブル後の修
復を迅速に行うことができる。
【0015】上記第3および第6の観点によれば、駆動
源側に固定されたハウジングと、回動部材側に固定さ
れ、前記ハウジングに回転可能に内嵌されたボスと、ボ
スに固定され、前記ハウジングにばね力を作用させて、
これらハウジングとボスとを一体的に回転可能に連結す
るとともに、回動部材側に所定値以上の外力が作用した
際にばね力が解除されその連結が解除されるばね部材と
によりショックリミッターを構成するので、回動部材が
他の部材に当たる等のトラブルにより回動部材に負荷が
作用した際に、ばね部材のばね力が解除されてハウジン
グとボスとの連結が解除され、回動部材が駆動源に対し
てフリーの状態となり、その際のショックを吸収するこ
とができる。また、ばね部材をを再びセットすることに
よりトラブル後の修復を迅速に行うことができる。
【0016】この場合に、前記ハウジングはその内側に
凹所を有し、前記ばね部材の一部が前記凹所に嵌合され
た状態で前記ハウジングにばね力を作用させて、前記ハ
ウジングと前記ボスとを一体的に回転可能に連結させ、
前記回動部材側に所定値以上の負荷が作用した際に前記
ばね部材の嵌合部分が前記凹所から離脱し、前記ばね部
材のばね力が解除されるようにすることができる。
【0017】また、前記ハウジングはその内側に凹所を
有し、前記ばね部材にはこの凹所に嵌合可能な嵌合部材
が取り付けられ、この嵌合部材が前記凹所に嵌合された
状態で前記ハウジングにばね力を作用させて、前記ハウ
ジングと前記ボスとを一体的に回転可能に連結させ、前
記回動部材側に所定値以上の負荷が作用した際に前記嵌
合部材が前記凹所から離脱し、前記ばね部材のばね力が
解除されるようにすることもできる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1および図2は、それぞれ本発
明の一形態に係るショックリミッターが用いられた半導
体ウェハの搬送に使用されるダブルハンド型の搬送ロボ
ット10を示す平面図および側面図である。また、図3
および図4は、それぞれ搬送ロボット10のハンドリン
グ部12の内部構造を示す図、および駆動部14の詳細
を示す部分縦断側面図である。
【0019】搬送ロボット10は真空雰囲気に設定可能
なロードロックチャンバー2内に配設されたハンドリン
グ部12と、ロードロックチャンバー2の底壁4の外側
に取り付けられた駆動部14とを具備する。ロードロッ
クチャンバー2の側壁には2つの開口6,8が形成さ
れ、これらはそれぞれ、例えば真空処理室およびイン/
アウトユニット(図示せず)に連通する。開口6,8に
はそれぞれゲートバルブ6a,8aが配設され、ロード
ロックチャンバー2内の気密性が保持されるようになっ
ている。
【0020】駆動部14を覆うケーシング22の天板
は、ハンドリング部12を支持するための支持プレート
24からなる。支持プレート24はロードロックチャン
バー2の底壁4にネジ25により固定される。底壁4お
よび支持プレート24には互いに整一する円形の開口4
a,24aが形成されている。開口4a,24a内に
は、円柱カラー26がその軸方向が垂直となるように配
設される。カラー26はフランジ部26aを有し、これ
を介して支持プレート24の下面にネジ27等により固
定される。ロードロックチャンバー2内の気密性を保持
するため、開口4aを囲むように支持プレート24上に
Oシールリング4bが配設され、また、開口24aを囲
むようにカラー26のフランジ部26a上にOシールリ
ング24bが配設される。
【0021】カラー26内には、これと同軸状にベース
カラム32が配設される。ベースカラム32は、軸受け
29を介してカラー26内に回転可能に支持される。ロ
ードロックチャンバー2内の気密性を保持するため、カ
ラー26とベースカラム32との間には磁性流体シール
28が配設される。
【0022】カラー26から突出するベースカラム32
の上端部には共通フレーム34が、ロードロックチャン
バー2の底壁4に対して平行となるように固定される。
共通フレーム34は、第1および第2ビーム部36a,
36bを有する平面がブーメラン状に屈曲した形状を有
し、かつ内部空間が実質的に閉鎖されたケーシングによ
り形成される。第1および第2ビーム部36a,36b
は互いに120度の角度をなすように設定される。な
お、共通フレーム34は、支持プレート24上で自転を
行うだけのものであるから、ビーム部のような細い部分
を有しない形状、例えば円板形状等にしてもよい。
【0023】第1および第2ビーム部36a,36bの
自由端部には、垂直に配置された、動力伝達用の第1お
よび第2中間軸構造38a,38bを介して第1および
第2中間アーム42a,42bが平行にかつ回転可能に
それぞれ接続される。第1および第2中間アーム42
a,42bもまた、それぞれ内部空間が実質的に閉鎖さ
れたケーシングにより形成される。
【0024】第1および第2中間軸構造38a,38b
は、第1および第2ビーム部36a,36bに固定され
た芯シャフト39a,39bと、第1および第2中間ア
ーム42a,42bに固定された中空シャフト41a,
41bとをそれぞれ有する。芯シャフト39a,39b
の上端部は第1および第2中間アーム42a,42bに
それぞれ枢着される。中空シャフト41a,41bの下
端部は、第1および第2ビーム36a,36bにそれぞ
れ枢着される。中空シャフト41a,41bは、その内
部の軸受けを介して芯シャフト39a,39bに同軸状
にかつ回転自在に取り付けられる。
【0025】第1および第2中間アーム42a,42b
の自由端部には、垂直に配置された、動力伝達用の第1
および第2先端軸構造44a,44bを介して第1およ
び第2先端アーム46a,46bが平行にかつ回転可能
にそれぞれ接続される。第1および第2先端軸構造44
a,44bは、第1および第2中間アーム42a,42
bに固定された芯シャフト43a,43bと、第1およ
び第2先端アーム46a,46bに固定された中空シャ
フト45a,45bとをそれぞれ有する。中空シャフト
45a,45bは、その内部の軸受けを介して芯シャフ
ト43a,43bに同軸状にかつ回転自在に取り付けら
れる。
【0026】第1先端アーム46aは第1中間アーム4
2aの上側に接続される一方、第2先端アーム46bは
第2中間アーム42bの下側に接続される。第1および
第2先端アーム46a,46bの自由端部には半導体ウ
ェハWを載置するための第1および第2ハンド48a,
48bがそれぞれ形成される。
【0027】第1および第2ハンド48a,48bが近
接した位置で互いに干渉し合うことなく動作できるよう
に、第1および第2中間軸構造38a,38bの上端は
異なる高さを有する。すなわち、第2中間軸構造38b
は、第1中間アーム42aと第1先端アーム46aとを
合わせた高さ以上の間隔分だけ、第2ビーム部36bか
ら第2中間アーム42bを離間させるように設定され
る。
【0028】ベースカラム32内を通って共通フレーム
34内に至るように、動力伝達用の第1および第2駆動
シャフト52a,52bが垂直に配設される。これら第
1および第2駆動シャフト52a,52bは、第1駆動
シャフト52aを内側、第2駆動シャフト52bを外側
にして同軸状に設けられ、これらが相対的に回転可能な
ように、これらの間に軸受け57が設けられている。そ
して、外側の第2駆動シャフト52bは、軸受け56
(右側のみ図示)を介してベースカラム32に回転可能
に支持され、かつベースカラム32に対して同軸状に配
置されている。すなわち、ベースカラム32、第2駆動
シャフト52bおよび第1駆動シャフト52aは全て同
軸状に配置されている。
【0029】ロードロックチャンバー2内の気密性を保
持するため、ベースカラム32と第2駆動シャフト52
bとの間、および第1駆動シャフト52aと第2駆動シ
ャフト52bとの間には磁性流体シール54が配設され
る。
【0030】第1駆動シャフト52aおよび第1中間構
造38a間、および第2駆動シャフト52bおよび第2
中間軸構造38b間でそれぞれ動力を伝達するため、共
通フレーム34の第1および第2ビーム部36a,36
b内に第1および第2上流側伝達手段62a,62bが
それぞれ配設される。第1および第2上流側伝達手段6
2a,62bは、同軸状に配置されている第1および第
2駆動シャフト52a,52bにそれぞれ固定され、上
下に配置されたギア付き駆動プーリー64a,64b
と、第1および第2中間構造38a,38bの中空シャ
フト41a,41bに固定されたギア付き従動プーリー
66a,66bと、プーリー間に掛け渡されたタイミン
グベルト68a,68bとをそれぞれ有する。
【0031】第1中間軸構造38aおよび第1先端軸構
造44a間、第2中間軸構造38bおよび第2先端軸構
造44b間でそれぞれ動力を伝達するため、第1および
第2中間アーム42a,42b内に第1および第2下流
側伝達手段72a,72bがそれぞれ配設される。第1
および第2下流側伝達手段72a,72bは、第1およ
び第2中間軸構造38a,38bの芯シャフト39a,
39bに固定されたギア付き駆動プーリー74a,74
bと、第1および第2先端軸構造44a,44bの中空
シャフト45a,45bに固定されたギア付き従動プー
リー76a,76bと、プーリー間に掛け渡されたタイ
ミングベルト78a,78bとをそれぞれ有する。
【0032】第1および第2下流側伝達手段72a,7
2bは、第1および第2駆動シャフト52a,52bの
回転により発生する、共通フレーム34に対する第1お
よび第2中間アーム42a,42bの回転と、第1およ
び第2中間アーム42a,42bに対する第1および第
2先端アーム46a,46bの回転とが、互いに逆方向
でかつ回転量の比が2:1となるように設定される。例
えば共通フレーム34に対して第1中間アーム42aが
反時計方向に60度回転されると、第1中間アーム42
aに対して第1先端アーム46aが時計方向に30度回
転される。この回転量比の設定は、具体的には、第1お
よび第2中間軸構造38a,38b側のプーリー74
a,74bと、第1および第2先端軸構造44a,44
b側のプーリー76a,76bとのギア比の選択により
行われる。
【0033】カラー26から突出するベースカラム32
の下端部には、大径ギア82が同軸状に固定される。大
径ギア82は共通駆動源である共通モータ86に取り付
けられた小径ギア84と噛合う。共通モータ86は、ア
タッチメント88を介して支持プレート24に固定され
る。したがって、共通フレーム34は、支持プレート2
4に対して、ベースカラム32を介して共通モータ86
により回転駆動可能となる。
【0034】第1および第2駆動シャフト52a,52
bは、ベースカラム32に固定された大径ギア82を貫
通して突出し、さらに第1駆動シャフト52aは第2駆
動シャフト52bの下端から下方へ突出し、これら第1
および第2駆動シャフト52a,52bの下端部には、
それぞれギア92a,92bがこれら軸に対して同軸状
に固定される。ギア92a,92bは、第1および第2
駆動源である第1および第2モータ96a,96bに取
り付けられた小径ギア94a,94bとそれぞれ噛合
う。第1および第2モータ96a,96bは、アタッチ
メント98a,98bを介して、駆動部14を覆うケー
シング22の底板に固定される。なお、ギア92aおよ
びシャフト52aにはショックリミッター101aが取
り付けられており、ギア92bおよびシャフト52bに
はショックリミッター101bが取り付けられている。
これらの詳細は後述する。
【0035】以上のような構造を有することから、第1
中間アーム42aおよび第1先端アーム46aは、共通
フレーム34に対して、第1駆動シャフト52aを介し
て第1モーター96aにより回転可能となる。また、第
2中間アーム42bおよび第2先端アーム46bは、共
通フレーム34に対して、第2駆動シャフト52bを介
して第2モータ96bにより回転可能となる。
【0036】すなわち、共通フレーム34の第1ビーム
部36aに接続された第1中間アーム42a、第1先端
アーム46aおよび第1ハンド48a等から左側ハンド
ラ(第1アーム部)40aが構成される。左側ハンドラ
40aは、共通モータ86により伸縮方向が設定され、
また、共通モーター86および第1モータ96aにより
伸縮駆動される。また、共通フレーム34の第2ビーム
部36bに接続された第2中間アーム42b、第2先端
アーム46bおよび第2ハンド48b等から右側ハンド
ラ(第2アーム部)40bが構成される。右側ハンドラ
40bは、共通モータ86により伸縮方向が設定され、
また、共通モータ86および第2モータ96bにより伸
縮駆動される。そして、これら左右のハンドラ40a,
40bにより搬送部が構成される。
【0037】図1に示すように、左右のハンドラ40
a,40bは、搬送ロボット10の平面の形状におい
て、実質的に左右対称となるように配設される。より具
体的には、共通フレーム34の回転軸と第1中間アーム
42aの回転軸との間の距離と、共通フレーム34の回
転軸と第2中間アーム42bの回転軸との間の距離と、
第1中間アーム42aの回転軸と第1先端アーム46a
の回転軸との間の距離と、第2中間アーム42bの回転
軸と第2先端アーム46bの回転軸との間の距離とが全
て等しくなるように設定される。したがって、左右のハ
ンドラ40a,40bの初期状態すなわちニュートラル
な状態において、共通フレーム34の第1ビーム部36
a、第1中間アーム42aおよび第1先端アーム46a
の回転軸は正三角形の頂点に位置し、また、共通フレー
ム34の第2ビーム36b、第2中間アーム42bおよ
び第2先端アーム46bの回転軸も正三角形の頂点に位
置する。
【0038】次に、上記ショックリミッター101aお
よび101bについて説明する。これらは両方とも同様
の構造を有しているため、以下の説明においては101
aのみについて説明する。
【0039】図5に示すように、ショックリミッター1
01aは、駆動側であるギア92aにねじ104により
固定されるハウジング(第1部材)102と、アーム側
である軸52aにいもねじ105により固定されるボス
103とを有しており、ボス103はハウジング102
に回転可能に内嵌されている。ハウジング102の内周
面にはCリング用の溝106が形成されて、この溝10
6にボス103の離脱を防止するためのCリング107
が嵌込まれている。ハウジング102とボス103との
間には空間108aが形成されており、この空間108
aに連結部材として機能するばね108が設けられてい
る。
【0040】図6に示すように、ハウジング102の内
周には半円状の凹所109が形成されており、ボス10
3の空間108aに対応する部分には半円状の凹所11
1および112が形成されている。上記ばね108はこ
れら半円状の凹所109,111,112に対応した突
出部を有しており、通常の状態ではこれら突出部が上記
凹所に嵌込まれることにより、一定のばね力でボス10
3とハウジング102とを連結するようになっている。
なお、ばね108の先端部はボス103に形成されたば
ね移動止め穴110に挿入され、ばね108がボス10
3に取り付けられた状態となっている。したがって、ア
ーム側に大きな負荷がかかっていない状態、すなわち定
格負荷時には、第1モータ96aの回転駆動力がギア9
4aおよびギア92aを介してショックリミッター10
1aに伝達され、さらに軸52aに伝達されて左側ハン
ドラ40aが通常に動作される。右側ハンドラ40bも
同様に通常に動作される。一方、アーム側に所定値以上
の負荷がかかった場合には、後述するように、ばね10
8の凹所109に嵌っている部分が凹所109から離脱
してばね力が解除され、ボス103とハウジング102
との連結が解除される。
【0041】以上のように構成される搬送ロボットにお
いては、共通モーター86、第1および第2モーター9
6a,96bを駆動させることにより、共通フレーム3
4、第1および第2中間アーム42a,42bを回転さ
せ、ウェハWを搬送する。
【0042】初期状態においては、左右のハンドラ40
a,40bが折り畳まれた状態、すなわちウェハWを最
も引き込んだ状態となる。この状態から 左側ハンドラ
40aによりウェハWを直線的に送出する場合、共通モ
ータ86と第1モータ96aとを1:2の角速度で、そ
れぞれ「−」方向(反時計方向)および「+」方向(時
計方向)に回転させ、第1ビーム部36a、第1中間ア
ーム42aおよび第1先端アーム46aがまっすぐに延
びた状態まで移動させる。この状態は、初期状態から共
通モータ86を−120度回転させるとともに、第1モ
ータ96aを+240度回転させることにより得られ
る。この状態から左側ハンドラ40aによりウェハWを
直線的に引き込む場合には、共通モータ86と第1モー
タ96aとを1:2の角速度で、それぞれ「+」方向お
よび「−」方向に回転させる。なお、以上の動作中、右
側ハンドラ40b用の第2モータ96bは停止させてお
く。
【0043】初期状態から右側ハンドラ40bを直線的
に送出する場合、共通モーター86と第2モーター96
bとを1:2の角速度で、それぞれ「+」方向および
「−」方向に回転させ、第2ビーム部36b、第2中間
アーム42bおよび第2先端アーム46bがまっすぐに
延びた状態まで移動させる。この状態は、初期状態か
ら、共通モータ86を+120度回転させるとともに、
第2モーター96bを−240度回転させることにより
得られる。この状態から右側ハンドラ40bによりウェ
ハWを直線的に引き込む場合には、共通モータ86と第
2モータ96bとを1:2の角速度で、それぞれ「−」
方向および「+」方向に回転させる。なお、以上の動作
中、左側ハンドラ40a用の第1モータ96aは停止さ
せておく。
【0044】また、左右のハンドラ40a,40bの伸
縮方向を変更する場合、第1および第2モータ96a,
96bを停止させ、共通モータ86のみを作動させる。
これにより、左右ハンドラ40a,40bを伸縮させる
ことなく伸縮方向を設定することができる。次に上記操
作を行えば、その設定された方向において、左右ハンド
ラ40a,40bを伸縮させることにより、ウェハWを
直線的に搬送することができる。
【0045】以上のような搬送ロボットの動作におい
て、回動する部材、例えば左側ハンドラ40aの第1先
端アーム46aが他の部材に衝突する等のトラブルが生
じ、第1先端アーム46aに定格状態よりも大きな負荷
がかかった場合、すなわち過負荷状態となった場合に
は、その負荷が第1中間アーム42a、軸52aなどを
介して、ショックリミーター101aに伝達される。こ
の場合に、ばね108は、ばね移動止め穴110に挿入
されることによってボス103に取り付けられているの
で、凹所111,112からは離脱せず、一方、図7に
示すように、アーム側のボス103が他の部材に当たっ
て停止しているのに対し駆動側のハウジング102は駆
動源である第1モータ96aにより回転されるから、そ
の回転力によりばね108の凹所109に嵌っている部
分がばねの性質によって内側につぶされながら凹所10
9から離脱し、ばね108のハウジング壁との摩擦によ
って一定のブレーキ作用を及ぼしながら駆動側のハウジ
ング102とアーム側のボス103が分離され、ボス1
03から左ハンドラ40aの各アームの部分は駆動源の
駆動力が伝達されず、それらの部分は第1先端アーム4
6aが他の部材に衝突した際の位置で駆動側の負荷を受
けずに静止する。また、振動センサー等によりトラブル
が生じた際の振動が検出された時点で、駆動源である第
1モータ96aが停止されるように制御することによ
り、第1モータ96aをアーム側の負荷を受けずに減速
しながら停止させることが可能である。左側ハンドラ4
0aの他のアームにトラブルが発生した場合も同様であ
る。また、右側ハンドラ40bの回動部材にトラブルが
発生した場合には、ショックリミッター101bにより
同様にして負荷の伝達を遮断することができる。
【0046】このようにして、駆動源からの動力を遮断
するので、搬送ロボットの回動部材であるアーム、アー
ムが衝突した他の部材、駆動源であるモータの損傷を有
効に防止することができる。また、ショックリミッター
が、ばね108を凹所に嵌込んだだけの簡易な構造であ
るから、過負荷を受けて作動した後、迅速に初期状態に
復帰させることができる。
【0047】また、このような搬送ロボットは、通常の
ダブルハンド型搬送ロボットと同等の機能を確保しつ
つ、支持プレート24を貫通する駆動軸すなわち回転軸
が共通フレーム34を回転させるベースカラム32、左
側のハンドラ40aを駆動させる第1駆動シャフト52
a、および右側のハンドラ40bを駆動させる第2駆動
シャフト52bの3軸であり、しかもこれらが同軸状に
設けられているシンプルな装置構成を有する。したがっ
て、安価に製造でき、また小型化も可能である。さら
に、3つの駆動軸が同軸状に設けられていることによ
り、これらを駆動するモータ86,96a、96bを支
持プレート24あるいはケーシング22に固定すること
ができ、モータの移動による配線のからみ等のトラブル
が生じない。
【0048】なお、上述の実施の形態においては、ショ
ックリミッターのばね108の一部をハウジング102
の凹所109に嵌込んだが、図8に示すように、凹所1
09にばねの一部ではなく嵌合部材109aを嵌合させ
て、この嵌合部材109aにばね108のばね力を作用
させるようにしても同様の効果を得ることができる。ま
た、上記実施の形態においては、搬送ロボットにショッ
クリミッターを適用した場合について示しているが、本
発明は、これに限らず、駆動源から回動部材へ動力を伝
達する全ての装置に適用することができる。さらに、被
処理基板として半導体ウェハを搬送する搬送ロボットを
開示しているが、搬送ロボットは、第1および第2先端
アーム46a,46bの自由端部の形状を変更するだけ
でLCD基板、CDディスク、フロッピーディスク等、
種々の基板の処理に適用することが可能となる。また、
上記実施形態では真空雰囲気内で取り扱う搬送ロボット
について説明したが、これに限るものではない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
駆動源側に固定された第1部材(ハウジング)と、回転
部材側に固定され、前記第1部材に回転可能に係合され
た第2部材(ボス)と、第1部材と第2部材とが一体的
に回転可能に両者を連結するとともに、前記回動部材側
に所定値以上の負荷が作用した際にその連結が解除され
る連結部材(ばね部材)とによりショックリミッターを
構成するので、回動部材が他の部材に衝突する等のトラ
ブルにより回動部材に負荷が作用した際に、第1部材と
第2部材との連結が解除されて回動部材が駆動源に対し
てフリーの状態となり、その際のショックを吸収するこ
とができる。したがって、回動部材を含む装置、回動部
材が当たった他の部材、および駆動源等の損傷防止を実
現することができる。また、連結部材を再びセットする
ことによりトラブル後の修復を迅速に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るショックリミッター
が用いられた半導体ウェハの搬送に使用されるダブルハ
ンド型の搬送ロボットを示す平面図。
【図2】図1に示す搬送ロボットの側面図。
【図3】図1に示す搬送ロボットのハンドリング部の内
部構造を示す図。
【図4】図1に示す搬送ロボットの駆動部の詳細を示す
部分縦断側面図。
【図5】図1に示す搬送ロボットに用いられるショック
リミッターを示す断面図。
【図6】図1に示す搬送ロボットのショックリミッター
を示す平面図。
【図7】図6の状態から過負荷が及ぼされた際の作動状
態を示すショックリミッターを示す平面図。
【図8】他の実施の形態に係るショックリミッターを部
分的に示す平面図。
【符号の説明】
2…ロードロックチャンバー 10…搬送ロボット 12…ハンドリング部 14…駆動部 22…ケーシング 24…支持プレート 26…カラー 32…ベースカラム 34…共通フレーム 40a,40b…左側および右側ハンドラ 52a,52b…第1および第2駆動シャフト 86…共通モータ 96a,96b…第1および第2モータ 101a,101b…ショックリミッター 102…ハウジング 103…ボス 108…ばね 109,111,112…凹所 109a…嵌合部材 110…ばね移動止め穴

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動源と、該駆動源による回転駆動
    力が伝達されて回動する回動部材との間に設けられ、前
    記回動部材に負荷が作用した際のショックを吸収するシ
    ョックリミッターであって、 前記駆動源側に固定される第1部材と、 前記回転部材側に固定され、前記第1部材に回転可能に
    係合される第2部材と、 前記第1部材と前記第2部材とが一体的に回転可能に両
    者を連結するとともに、前記回動部材側に所定値以上の
    負荷が作用した際にその連結が解除される連結部材とを
    具備することを特徴とするショックリミッター。
  2. 【請求項2】 回転駆動源と、該駆動源による回転駆動
    力が伝達されて回動する回転部材との間に設けられ、前
    記回動部材に負荷が作用した際のショックを吸収するシ
    ョックリミッターであって、 前記駆動源側に固定される第1部材と、 前記回動部材側に固定され、前記第1部材に回転可能に
    係合される第2部材と、 前記第1部材および前記第2部材のうち一方に固定さ
    れ、他方に一定のばね力を作用させて、これら第1部材
    と第2部材とを一体的に回転可能に連結するとともに、
    前記回動部材側に所定値以上の負荷が作用した際にばね
    力が解除されその連結が解除されるばね部材とを具備す
    ることを特徴とするショックリミッター。
  3. 【請求項3】 回転駆動源と、該駆動源による回転駆動
    力が伝達されて回動する回動部材との間に設けられ、前
    記回動部材に負荷が作用した際のショックを吸収するシ
    ョックリミッターであって、 前記駆動源側に固定されるハウジングと、 前記回動部材側に固定され、前記ハウジングに回転可能
    に内嵌されるボスと、 前記ボスに固定され、前記ハウジングにばね力を作用さ
    せて、これらハウジングとボスとを一体的に回転可能に
    連結するとともに、前記回動部材側に所定値以上の負荷
    が作用した際にばね力が解除されその連結が解除される
    ばね部材とを具備することを特徴とするショックリミッ
    ター。
  4. 【請求項4】 前記ハウジングはその内側に凹所を有
    し、前記ばね部材の一部が前記凹所に嵌合された状態で
    前記ハウジングにばね力を作用させて、前記ハウジング
    と前記ボスとを一体的に回転可能に連結させ、前記回動
    部材側に所定値以上の負荷が作用した際に前記ばね部材
    の嵌合部分が前記凹所から離脱し、前記ばね部材のばね
    力が解除されることを特徴とする請求項3に記載のショ
    ックリミッター。
  5. 【請求項5】 前記ハウジングはその内側に凹所を有
    し、前記ばね部材にはこの凹所に嵌合可能な嵌合部材が
    取り付けられ、この嵌合部材が前記凹所に嵌合された状
    態で前記ハウジングにばね力を作用させて、前記ハウジ
    ングと前記ボスとを一体的に回転可能に連結させ、前記
    回動部材側に所定値以上の負荷が作用した際に前記嵌合
    部材が前記凹所から離脱し、前記ばね部材のばね力が解
    除されることを特徴とする請求項3に記載のショックリ
    ミッター。
  6. 【請求項6】 回転駆動源と、該駆動源による回転駆動
    力が伝達されて回動する回動部材を有し、回動部材の移
    動により被搬送体を搬送する搬送部と、回転駆動源と搬
    送部との間に設けられ、前記回動部材に負荷が作用した
    際のショックを吸収するショックリミッターとを具備す
    る搬送ロボットであって、 前記ショックリミッターは、 前記駆動源側に固定される第1部材と、 前記回転部材側に固定され、前記第1部材に回転可能に
    係合される第2部材と、 前記第1部材と前記第2部材とが一体的に回転可能に両
    者を連結するとともに、前記回動部材側に所定値以上の
    負荷が作用した際にその連結が解除される連結部材とを
    備えることを特徴とする搬送ロボット。
  7. 【請求項7】 回転駆動源と、該駆動源による回転駆動
    力が伝達されて回動する回動部材を有し、回動部材の移
    動により被搬送体を搬送する搬送部と、回転駆動源と搬
    送部との間に設けられ、前記回動部材に負荷が作用した
    際のショックを吸収するショックリミッターとを具備す
    る搬送ロボットであって、 前記ショックリミッターは、 前記駆動源側に固定される第1部材と、 前記回動部材側に固定され、前記第1部材に回転可能に
    係合される第2部材と、 前記第1部材および前記第2部材のうち一方に固定さ
    れ、他方に一定のばね力を作用させて、これら第1部材
    と第2部材とを一体的に回転可能に連結するとともに、
    前記回動部材側に所定値以上の負荷が作用した際にばね
    力が解除されその連結が解除されるばね部材とを備える
    ことを特徴とする搬送ロボット。
  8. 【請求項8】 回転駆動源と、該駆動源による回転駆動
    力が伝達されて回動する回動部材を有し、回動部材の移
    動により被搬送体を搬送する搬送部と、回転駆動源と搬
    送部との間に設けられ、前記回動部材に負荷が作用した
    際のショックを吸収するショックリミッターとを具備す
    る搬送ロボットであって、 前記ショックリミッターは、 前記駆動源側に固定されるハウジングと、 前記回動部材側に固定され、前記ハウジングに回転可能
    に内嵌されるボスと、 前記ボスに固定され、前記ハウジングにばね力を作用さ
    せて、これらハウジングとボスとを一体的に回転可能に
    連結するとともに、前記回動部材側に所定値以上の負荷
    が作用した際にばね力が解除されその連結が解除される
    ばね部材とを備えることを特徴とする搬送ロボット。
  9. 【請求項9】 前記ハウジングはその内側に凹所を有
    し、前記ばね部材の一部が前記凹所に嵌合された状態で
    前記ハウジングにばね力を作用させて、前記ハウジング
    と前記ボスとを一体的に回転可能に連結させ、前記回動
    部材側に所定値以上の負荷が作用した際に前記ばね部材
    の嵌合部分が前記凹所から離脱し、前記ばね部材のばね
    力が解除されることを特徴とする請求項8に記載の搬送
    ロボット。
  10. 【請求項10】 前記ハウジングはその内側に凹所を有
    し、前記ばね部材にはこの凹所に嵌合可能な嵌合部材が
    取り付けられ、この嵌合部材が前記凹所に嵌合された状
    態で前記ハウジングにばね力を作用させて、前記ハウジ
    ングと前記ボスとを一体的に回転可能に連結させ、前記
    回動部材側に所定値以上の負荷が作用した際に前記嵌合
    部材が前記凹所から離脱し、前記ばね部材のばね力が解
    除されることを特徴とする請求項8に記載の搬送ロボッ
    ト。
JP15390998A 1998-05-19 1998-05-19 ショックリミッターおよびそれを用いた搬送ロボット Withdrawn JPH11325102A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009028178A1 (ja) * 2007-08-31 2009-03-05 Nidec Sankyo Corporation 産業用ロボット

Cited By (5)

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