JP2580489B2 - 多関節搬送装置,その制御方法及び半導体製造装置 - Google Patents

多関節搬送装置,その制御方法及び半導体製造装置

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JP2580489B2 JP6100065A JP10006594A JP2580489B2 JP 2580489 B2 JP2580489 B2 JP 2580489B2 JP 6100065 A JP6100065 A JP 6100065A JP 10006594 A JP10006594 A JP 10006594A JP 2580489 B2 JP2580489 B2 JP 2580489B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔目次〕産業上の利用分野 従来の技術(図25,26) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜3) 作用 実施例 (1)第1の実施例の説明(図4〜8) (2)第2の実施例の説明(図9〜15) (3)第3の実施例の説明(図16,17) (4)各実施例の応用システムの説明(図18〜24) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、多関節搬送装置,その
制御方法及び半導体製造装置に関するものであり、更に
詳しく言えば、2つの被搬送物を個別に保持して、一方
の被搬送物を一方向に伸縮する装置,方法及びその応用
装置の改善に関するものである。
【0003】
【従来の技術】図25,26は、従来例に係る説明図であ
る。図25(A)は、従来例に係る第1の多関節搬送装置
の構成図であり、図25(B)は、それを応用したウエハ
処理システムの平面図である。図26は、従来例に係る問
題点を説明する第2の多関節搬送装置の構成図をそれぞ
れ示している。
【0004】例えば、搬送部1を水平方向に伸縮するシ
ングルアームの搬送装置(以下第1の多関節搬送ロボッ
トという)は図25(A)において、搬送部1,上部関節
駆動部2,下部関節駆動部3及び駆動制御装置4から成
る。当該ロボットの機能は、例えば、駆動制御装置4か
ら下部関節駆動部3に回転力を与え、上部関節駆動部2
には回転力を与えずに固定すると、搬送部1が水平方向
に伸縮する。また、駆動制御装置4から下部関節駆動部
3と上部関節駆動部2とに同期した回転力を与えると、
駆動制御装置4の駆動軸を中心に多関節搬送部が旋回す
る。ここで、多関節搬送部とは搬送部1,上部関節駆動
部2及び下部関節駆動部3をいい、この旋回状態では見
かけ上,各部の独立した動きはない。
【0005】次に、多関節搬送ロボットの応用例を説明
する。例えば、半導体ウエハにエッチングやアッシング
をする連続処理システムは、図25(B)において、セン
ダー側カセットチャンバ5,エッチングチャンバ6,ア
ッシングチャンバ7及びレシーブ側チャンバ8及び多関
節搬送ロボット9から成る。当該システムの機能は、例
えば、センダー側チャンバ5から多関節搬送ロボット9
によりウエハ10が取り出されると、それがエッチング
チャンバ6に搬入される。また、エッチング処理が終了
すると、当該ロボット9によりウエハ10が取り出さ
れ、それがアッシングチャンバ7に搬入される。
【0006】さらに、センダー側チャンバ5からエッチ
ングチャンバ6に新たなウエハ10が搬入される。アッ
シング処理が終了すると、当該ロボット9によりウエハ
10が取り出され、それがレシーブ側チャンバ8に搬入
される。このように、新たなウエハ10が多関節搬送ロ
ボット9により順次,センダー側カセットチャンバ5→
エッチングチャンバ6→アッシングチャンバ7→レシー
ブ側チャンバ8に移動される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例の第
1の多関節搬送ロボットによれば、多関節搬送部が搬送
部1,上部関節駆動部2及び下部関節駆動部3から構成
される。このため、搬送部1を上部関節駆動部2及び
下部関節駆動部3を介して搬送元と搬送先との間で往復
させること、搬送部1に載置された被搬送物を搬送先
に移動して、それを受渡し搬送元に帰還すること、及び
搬送先に搬送部1を移動し、搬送先から被搬送物を受
取り搬送元に帰還すること等の3つの基本動作を行うこ
とができる。
【0008】しかし、搬送部1に載置された第1の被搬
送物を搬送先に移動して、それを搬送先の第2の被搬送
物と交換し、第2の被搬送物を搬送部1に載置して搬送
元に帰還することは、搬送先の受渡し条件を変えない限
り困難となる。また、従来例に係る第1の多関節搬送ロ
ボットの応用したウエハ処理システムによれば、プロセ
スチャンバからウエハ10が搬出されてから、次のウエ
ハ10が搬入される間に無駄な待ち時間を生じる。
【0009】これにより、エッチングチャンバ6やアッ
シングチャンバ7等のプロセスチャンバのスループット
が低下するという問題がある。なお、第1の多関節搬送
ロボットのスループットを向上すべく、図26に示すよう
な2台の多関節搬送ロボットを組み合わせた勝手違いロ
ボットシステムが考案されている。例えば、2つの角形
状の被搬送物50を水平方向に伸縮するダブルアームの
搬送装置(以下第2の多関節搬送ロボットという)は、
図26に示すように、第1,第2の搬送部1A,1B,第
1,第2の上部関節駆動部2A,2B,及び第1,第2
の下部関節駆動部3A,3Bを備える。
【0010】当該ロボットの機能は、例えば、第1の下
部関節駆動部3Aに回転力を与え、第2の下部関節駆動
部3B及び第1,第2の上部関節駆動部2A,2Bには
回転力を与えずに固定すると、第1の搬送部1Aが水平
方向に伸縮する。また、第1,第2の下部関節駆動部3
A,3Bが取り付けられた駆動制御部が、それ自身の軸
を中心に旋回される。
【0011】しかし、第2の多関節搬送ロボットでは第
1,第2の搬送部1A,1B間に非干渉用の収納角度γ
を設けなくてはならい。この収納角度γは、第1,第2
の下部関節駆動部3A,3B上に第1,第2の搬送部1
A,1Bを収納した際に、両搬送部1A,1B間がなす
角度である。もしも、この角度γを0にして、被搬送物
50の伸縮方向を同一に揃えようとすると、第1の搬送
部1Aに載置された角形状の被搬送物50の角や、第2
の搬送部1Bに載置された角形状の被搬送物50の角
が、第1,第2の上部関節駆動部2A,2Bに当たる。
【0012】このため、第2の多関節搬送ロボットでは
収納角度γを設けなくてはならい。しかし、多関節搬送
部の旋回半径が大きくなり、ウエハ処理システムの縮小
化の妨げとなったり、被搬送物50の入れ替え時間や、
第1,第2の搬送部1A,1Bの切り換え時間が増加す
るという問題がある。本発明は、かかる従来例の問題点
に鑑み創作されたものであり、多関節搬送部の旋回半径
の縮小化を図りつつ、その構造を工夫し、被搬送物の入
れ替え時間の短縮化を図ること、及び、搬送先の装置の
スループットの向上を図ることが可能となる多関節搬送
装置,制御方法及び半導体製造装置の提供を目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1,2は本発明に係る
多関節搬送装置及びその制御方法の原理図(その1,
2)であり、図3は本発明に係る半導体製造装置の原理
図をそれぞれ示している。本発明の第1の多関節搬送装
置は図1に示すように、第1の搬送部15と、前記第1
の搬送部15の回転面に対して上又は下側に位置するよ
うに高さを規定した第2の搬送部16と、前記第1の搬
送部15を一方向に伸縮する第1の多関節駆動部11
と、前記第2の搬送部16を一方向に伸縮する第2の多
関節駆動部12と、前記第1の多関節駆動部11の回動
中心となる第1の固定軸13Aと前記第2の多関節駆動部
12の回動中心となる第2の固定軸13Bとを有し、か
つ、前記第1の多関節駆動部11に回転力を与える第1
の駆動軸13Cと前記第2の多関節駆動部12に回転力を
与える第2の駆動軸13Dとを有する共通駆動部13と、
前記第1の多関節駆動部11、第2の多関節駆動部12
及び共通駆動部13を回動制御する駆動制御手段14と
を備え、前記第1の搬送部15及び第2の搬送部16を
前記共通駆動部13の上部に縮めたとき、前記第1の搬
送部15と第2の搬送部16とを高低差をもって重なる
ようにしたことを特徴とする。
【0014】本発明の第2の多関節搬送装置は、図1に
示すように、前記共通駆動部13を高さ方向に移動する
高さ調整手段17が設けられることを特徴とする。本発
明の第3の多関節搬送装置は、図2(A)に示すよう
に、前記第1の搬送部15及び第2の搬送部16が共通
駆動部13上に取り込まれる状態を有し、かつ、前記取
り込まれた第1の搬送部15の載置面から第2の搬送部
16の載置面までの間隔が、前記第2の搬送部16に載
置する被搬送物20の厚みt0と、前記第1の搬送部1
5の厚みt1と隙間gを加算した載置間距離Dzに規定
されることを特徴とする。
【0015】本発明の第4の多関節搬送装置は、その実
施例を図4に示すように、前記第1の駆動軸13C,第2
の駆動軸13D及び共通駆動部13を個別に回動制御する
電動機24A,24B,24Cを有する駆動制御装置24が設
けられ、前記駆動制御装置24は、前記第1の搬送部1
5と同じ方向に前記第2の搬送部16を伸縮するように
前記電動機24A,24B,24Cを制御することを特徴とす
る。本発明の第5の多関節搬送装置は、その実施例を図
9に示すように、共通駆動屈曲アーム33を回動制御す
る電動機34Aと、前記電動機34Aの回転力に基づいて第
1の駆動軸23C及び第2の駆動軸23Dを回動制御する動
力伝達制御機34B,34Cとを有する駆動制御装置34
と、前記駆動制御装置34を共通駆動屈曲アーム33の
軸を中心にして回動する電動機44が設けられることを
特徴とする。
【0016】本発明の第6の多関節搬送装置は、図2
(B)に示すように、前記共通駆動部13の回転軸を概
略垂線とする平面において、該共通駆動部13が「く」
の字型に屈曲されたアーム状を構成することを特徴す
る。本発明の多関節搬送装置の第1の制御方法は、前記
第1の駆動軸13Cを固定し、前記第2の駆動軸13D及び
共通駆動部13を同期させて回動することを特徴とす
る。
【0017】本発明の多関節搬送装置の第2の制御方法
は、前記第2の駆動軸13Dを固定し、前記第1の駆動軸
13C及び共通駆動部13を同期させて回動することを特
徴とする。本発明の多関節搬送装置の第3の制御方法
は、前記第1の駆動軸13C,第2の駆動軸13D及び共通
駆動部13を同期させて回動することを特徴とする。
【0018】本発明の半導体製造装置は、図3に示すよ
うに、被加工基板19を各種加工処理するn個のプロセ
スチャンバPn,〔n=1,2,…n〕と、前記プロセ
スチャンバPnに被加工基板19を出し入れする基板搬
送手段18とを備え、前記基板搬送手段18が本発明の
第1〜第6の多関節搬送装置から成ることを特徴とし、
上記目的を達成する。
【0019】
【作用】本発明の第1の多関節搬送装置の動作を説明す
る。例えば、駆動制御手段14により第1の駆動軸13C
が固定され、第2の駆動軸13D及び共通駆動部13が同
期して回動される(第1の制御方法)と、第2の駆動軸
13Dから第2の多関節駆動部12に回転力が与えられ、
第2の多関節駆動部12が第2の固定軸13Bを中心とし
て回動する。
【0020】この際に、共通駆動部13の回転方向を打
ち消す方向に第2の多関節駆動部12が回動する。これ
により、第2の多関節駆動部12は静止状態を保持し、
第2の搬送部16は共通駆動部13上(ホームポジショ
ン)に取り込まれる状態となる。また、第1の搬送部1
5が第1の多関節駆動部11により一方向に伸縮され
る。次に、駆動制御手段14により第2の駆動軸13Dが
固定され、第1の駆動軸13C及び共通駆動部13が同期
して回動される(第2の制御方法)と、第1の駆動軸13
Cから第1の多関節駆動部11に回転力が与えられ、第
1の多関節駆動部11が第1の固定軸13Aを中心として
回動する。
【0021】この際に、共通駆動部13の回転方向を打
ち消す方向に第1の多関節駆動部11が回動する。これ
により、第1の多関節駆動部11は静止状態を保持し、
第1の搬送部15は共通駆動部13上に取り込まれる状
態となる。また、第1の搬送部15と独立した第2の搬
送部16が第2の多関節駆動部12により一方向に伸縮
される。
【0022】さらに、駆動制御手段14により第1の駆
動軸13C,第2の駆動軸13D及び共通駆動部13が同期
して回動される(第3の制御方法)と、第1の駆動軸13
Cから第1の多関節駆動部11に回転力が与えられ、第
1の多関節駆動部11が第1の固定軸13Aを中心として
回動する。また、第2の駆動軸13Dから第2の多関節駆
動部12に回転力が与えられ、第2の多関節駆動部12
が第2の固定軸13Bを中心として回動する。この際に、
共通駆動部13の回転方向を打ち消す方向に第1の多関
節駆動部11及び第2の多関節駆動部12が回動する。
【0023】これにより、第1の搬送部15,第2の搬
送部16,第1の多関節駆動部11及び第2の多関節駆
動部12が静止している状態になる。また、第1の搬送
部15及び第2の搬送部16が取り込まれた状態で共通
駆動部13が旋回する。このように本発明の多関節搬送
装置では、第1の搬送部15の回転面に対して上又は下
側に位置するように第2の搬送部16の高さを規定して
いるので、第1及び第2の搬送部15,16を共通駆動
部13の上部に縮めたとき、第1の搬送部15と第2の
搬送部16との間に、被搬送物が入り込めるような高低
差を生じさせることができる。このため、ホームボジシ
ョン上において、被搬送物を載置した2つの搬送部1
5,16を重ねることができるので、本発明では従来技
術に比べて、より大きな被搬送物を第1及び第2の搬送
部15,16に載置することができる。また、共通駆動
部13を回転するときの被搬送物の旋回半径(被搬送物
の先端の軌跡)を従来技術に比べて小さくすることがで
きる。これにより、本発明に係る多関節搬送装置を内蔵
した半導体製造装置のコンパクト化が図れる。本発明の
第2の多関節搬送装置によれば、高さ調整手段17によ
り、共通駆動部13が高さ方向,例えば、被搬送物を載
置した状態の共通駆動部13が垂直方向に移動される。
【0024】このため、第1〜第3の制御方法や高さ調
整方法を利用することにより、従来例の3つの基本動作
に加えて、搬送先の受渡し条件を変えることなく、第1
の搬送部15に載置された第1の被搬送物を搬送先に移
動して、それを搬送先の第2の被搬送物と交換し、第2
の被搬送物を第2の搬送部16に載置して搬送元に帰還
させることが可能となる。
【0025】本発明の第3の多関節搬送装置によれば、
図2(A)に示すように、第1の搬送部15の載置面と
第2の搬送部16の載置面との間が載置間距離Dzに規
定される。このため、共通駆動部13上に第1の搬送部
15及び第2の搬送部16を取り込んだ状態ときに、被
搬送物20の厚みt0と、第1の搬送部15の厚みt1
と隙間gを加算した載置間距離Dzが小さくなるよう
に、第1の搬送部15の載置面を,例えば、クランク状
に下げる等工夫をすることにより、高さ方向の制御(Z
動作)を省くことができ、本発明の第2の多関節搬送装
置のような高さ調整手段17を省略することが可能とな
る。
【0026】本発明の第4の多関節搬送装置によれば、
その実施例を図4に示すように、駆動制御装置24に電
動機24A,24B,24Cが設けられ、駆動制御装置24
は、第1の搬送部15と同じ方向に第2の搬送部16を
伸縮するように、電動機24A,24B,24Cを制御する。
これにより、駆動制御はやや複雑になるが、多回転アブ
ソリュートエンコーダ等を併用することにより、第1の
駆動軸13C,第2の駆動軸13D及び共通駆動部13を高
精度に、かつ、個別に回動制御することが可能となる。
特に、第1の搬送部15と第2の搬送部16とが同一方
向で干渉することなく、往復させることができるので、
被搬送物の交換作業が高速にできる。
【0027】本発明の第5の多関節搬送装置によれば、
その実施例を図9に示すように、駆動制御装置34に電
動機34A及び動力伝達制御機34B,34Cが設けられる。
このため、電動機34Aの回転力に基づいて共通駆動部1
3を回動制御すること、及び、その回転力に基づいて,
例えば、クラッチや変速機等の動力伝達制御機34B,34
Cにより、第1の駆動軸13C及び第2の駆動軸13Dを容
易に回動制御することができる。
【0028】これにより、本発明の第4の多関節搬送装
置に比べて、第1の駆動軸13C,第2の駆動軸13D及び
共通駆動部13の同期制御等を容易に実行することが可
能となる。本発明の第6の多関節搬送装置によれば、図
2(B)に示すように、共通駆動部13が「く」の字型
に屈曲されたアーム状を構成する。
【0029】このため、本発明の第1の多関節搬送装置
に比べて、旋回半径は多少増加するが、共通駆動部13
上に第1の搬送部15及び第2の搬送部16を取り込ん
だ状態において、従来例のような収納角度γを生じるこ
となく、両搬送部15及び16を揃えることが可能とな
る。このことで、被搬送物を同一方向に伸縮させること
が可能となる。
【0030】これにより、本発明の第1の多関節搬送装
置に比べて、第1,第2の搬送部15,16の切り換え
旋回時間が無用となり、被搬送物の入れ替え時間の短縮
化を図ることが可能となる。さらに、本発明の半導体製
造装置は、図3に示すように基板搬送手段18が本発明
の第1〜第6の多関節搬送装置から成る。
【0031】このため、n個のプロセスチャンバP1〜
Pnにより被加工基板19が各種加工処理される際に、
基板搬送手段18により円滑かつ迅速に被加工基板19
がプロセスチャンバPnに出し入れされる。これによ
り、各プロセスチャンバP1〜Pnのスループットの向
上を図ることができ、半導体ウエハや液晶表示パネル等
を加工する半導体製造装置の機能向上に寄与するところ
が大きい。
【0032】
【実施例】次に、図を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明をする。図4〜24は、本発明の実施例に係る多
関節搬送装置, その制御方法及び半導体製造装置を説明
する図である。 (1)第1の実施例の説明 図4は、本発明の第1の実施例に係る多関節搬送ロボッ
トの構成を説明する断面図であり、図5は、本発明の第
1の実施例に係る多関節搬送ロボットの多関節搬送部の
平面図である。図6〜8は、多関節搬送ロボットの動作
説明図(その1〜3)である。
【0033】例えば、液晶パネル処理システムに適用可
能な2アーム型の多関節搬送ロボットは、図4におい
て、搬送アーム21,22,共通駆動アーム23,駆動
制御装置24,フラットフォーク25,26及びZ軸調
整装置27から成る。当該装置は、本発明の第1,第2
及び第4の多関節搬送装置を組み合わせたものである。
すなわち、搬送アーム21は第1の多関節駆動部11の
一例であり、フラットフォーク25を一方向に伸縮する
ものである。搬送アーム21はアルミニウムやステンレ
ス等の耐熱耐酸性軽量金属から成り、その一方の側は第
1の固定軸13Aに嵌合され、当該軸13Aを中心に回転す
る。搬送アーム21の他方の側には、自由に可動するフ
ラットフォーク25が設けられる。なお、当該フォーク
25と固定軸13Aとが動力伝達ベルト21Aにより接続さ
れる。動力伝達ベルト21Aにはタイミングベルトやスチ
ールワイヤを用いる。
【0034】搬送アーム22は第2の多関節駆動部12
の一例であり、フラットフォーク25と独立したフラッ
トフォーク26を一方向に伸縮するものである。搬送ア
ーム22の一方の側は第2の固定軸13Bに嵌合され、同
軸13Bを中心に回転する。搬送アーム22の他方の側に
は、自由に可動するフラットフォーク26が設けられ
る。なお、当該フォーク26と固定軸13Bとが動力伝達
ベルト22Aにより接続される。
【0035】搬送アーム22の高さは、本発明の第1の
実施例では搬送アーム21の高さより低く設計される。
これは、液晶表示パネルをフラットフォーク(以下単に
フォークという)25及び26に載置した状態で、これ
らを共通駆動アーム23上に取り込むためである。共通
駆動アーム23は共通駆動部13の一例であり、搬送ア
ーム21,22に回転力を与えたり、ホームポジション
にある多関節搬送部を旋回させるものである。ここで、
ホームポジションとはフォーク25及び26を共通駆動
アーム23上に取り込んだ状態であって、システムの基
準位置にある場合をいうものとする。なお、多関節搬送
部の最小旋回半径については図5において詳述する。
【0036】共通駆動アーム23は耐熱耐酸性軽量金属
から成り、その中心部分には搬送アーム21に回転力を
与える第1の駆動軸13Cと搬送アーム22に回転力を与
える第2の駆動軸13Dとを有する。なお、共通駆動アー
ム23の回転中心は、第1,第2の駆動軸13C,13Dの
回転中心と同じである。また、その一方の側には、搬送
アーム21の回動中心となる第1の固定軸13Aが設けら
れ、その他方の側には、搬送アーム22の回動中心とな
る第2の固定軸13Bがそれぞれ設けられる。
【0037】搬送アーム21は第1の駆動軸13Cと動力
伝達ベルト23Aにより接続され、同様に、搬送アーム2
2と第2の駆動軸13Dとが動力伝達ベルト23Bにより接
続される。駆動制御装置24は駆動制御手段14の一例
であり、第1の駆動軸13C,第2の駆動軸13D及び共通
駆動アーム23を個別に回動制御するものである。例え
ば、駆動制御装置24は多回転アブソリュートエンコー
ダ付きのサーボモータ24A〜24C及びら成り、モータ24
Aはエンコーダから出力される回転検出信号に基づいて
第1の駆動軸13Cに回転力を供給する。モータ24Bも回
転検出信号に基づいて同様に第2の駆動軸13Dに回転力
を供給する。モータ24Cも同様に共通駆動アーム23に
回転力を供給する。
【0038】これにより、駆動制御装置24は次の制御
を行うことができる。例えば、第1の駆動軸13Cを固定
し、第2の駆動軸13D及び共通駆動アーム23を同期さ
せて回動する(第1の制御方法)。第2の駆動軸13Dを
固定し、第1の駆動軸13C及び共通駆動アーム23を同
期させて回動する(第2の制御方法)。第1の駆動軸13
C,第2の駆動軸13D及び共通駆動アーム23を同期さ
せて回動する(第3の制御方法)。
【0039】なお、本発明の実施例では共通駆動アーム
23の回転中心が、第1,第2の駆動軸13C,13Dの回
転中心とが同じであることから、それらに対してサーボ
モータ24A〜24Cを装置本体内に固定することができ、
メンテナンス面及びモータ配線等において有利である。
フォーク25は第1の搬送部15の一例であり、例え
ば、450 〔mm〕×450〔mm〕の液晶表示パネルを載
置するものである。フォーク26は第2の搬送部16の
一例であり、同様なサイズの他の液晶表示パネルを載置
するものである。
【0040】Z軸調整装置27は高さ調整手段17の一
例であり、共通駆動アーム23を高さ方向に移動するも
のである。Z軸調整装置27は、例えば、リフト用ナッ
ト,全ネジボルト及びモータ等から成る。リフト用ナッ
トは駆動制御装置24に係合される。全ネジボルトはモ
ータに接続され、当該ボルトの回転によりリフト用ナッ
トを上下に移動する。モータは全ネジボルトを回転す
る。これにより、駆動制御装置24を高さ方向に移動す
ることにより、搬送先の受渡し条件,例えば、処理済み
の液晶表示パネルの受取位置の高さを合わせることが可
能となる。
【0041】ここで、図5の平面図を参照しながらフォ
ーク25及び26を共通駆動アーム23上に取り込んだ
状態(ホームポジション)の多関節搬送部の旋回半径R
1について説明をする。本発明の第1の実施例では、 4
50〔mm〕× 450〔mm〕の液晶表示パネルを被搬送物
とした場合に、本発明者の計算結果によれば、多関節搬
送部の最小旋回半径R1を 376〔mm〕とすることがで
きる。但し、図5において、試料(液晶表示パネル)の
一辺の長さSを 450〔mm〕とし、搬送アーム21や2
2の関節間距離Aを 316〔mm〕とし、収納時の搬送ア
ーム21や22の回転半径R2を286.5〔mm〕とし、
試料の軌跡半径R3を 374〔mm〕とし、フォーク25
及び26の交差角αを42°とし、試料と各方向との載
置間隙a,cをそれぞれa=15,c=10〔mm〕とした
場合である。なお、搬送アーム21や22の関節部の駆
動半径dは60〔mm〕であり、共通駆動アーム23の
固定軸間距離は 632〔mm〕である。
【0042】次に、本発明の第1の実施例に係る多関節
搬送ロボットの動作について説明をする。例えば、図6
(A)に示すようなホームポジションにあるフォーク2
5を水平方向に移動させる場合、まず、駆動制御装置2
4により第1の駆動軸13Cが固定され、第2の駆動軸13
D及び共通駆動アーム23が同期して回動される(第1
の制御方法)。
【0043】これにより、第2の駆動軸13Dから搬送ア
ーム22に回転力が与えられ、搬送アーム22が第2の
固定軸13Bを中心として回動する。この際に、図6
(B)に示すように共通駆動アーム23が時計方向に回
転し、この回転方向を打ち消す方向に搬送アーム22が
回動する。これにより、見かけ上搬送アーム22は静止
状態を保持し、フォーク26が共通駆動アーム23上に
取り込まれた状態で共通駆動アーム23と同様に旋回す
る。
【0044】また、共通駆動アーム23が時計方向に回
転し、その最大回動時には、図6(C)に示すようにフ
ォーク25,搬送アーム21及び共通駆動アーム23が
一直線上に並んだ状態になる。なお、フォーク25をホ
ームポジションに収納する場合には、第1の駆動軸13C
が固定されたまま、共通駆動アーム23及び第2の駆動
軸13Dが反時計方向に回動される。
【0045】次に、図7(A)に示すようなホームポジ
ションにあるフォーク26を水平方向に移動させる場
合、まず、駆動制御装置24により第2の駆動軸13Dが
固定され、第1の駆動軸13C及び共通駆動アーム23が
同期して回動される(第2の制御方法)。これにより、
第1の駆動軸13Cから搬送アーム21に回転力が与えら
れ、搬送アーム21が第1の固定軸13Aを中心として回
動する。この際に、図7(B)に示すように共通駆動ア
ーム23が反時計方向に回転し、この回転方向を打ち消
す方向に搬送アーム21が回動する。これにより、見か
け上搬送アーム21は静止状態を保持し、フォーク25
が共通駆動アーム23上に取り込まれた状態で共通駆動
アーム23と同様に旋回する。
【0046】また、共通駆動アーム23が反時計方向に
回転し、その最大回動時には、図7(C)に示すように
フォーク26,搬送アーム22及び共通駆動アーム23
が一直線上に並んだ状態になる。なお、フォーク26を
ホームポジションに収納する場合には、第2の駆動軸13
Dが固定されたまま、共通駆動アーム23及び第1の駆
動軸13Cが時計方向に回動される。
【0047】さらに、図8(A)に示すようなホームポ
ジションにあるフォーク25及び26を90°,180
°,270 °及び360 °に旋回させる場合、まず、駆動制
御装置24により第1の駆動軸13C,第2の駆動軸13D
及び共通駆動アーム23が同期して回動される(第3の
制御方法)。これにより、第1の駆動軸13Cから搬送ア
ーム21に角度90°に相当する回転力が与えられ、搬
送アーム21が第1の固定軸13Aを中心として回動す
る。また、第2の駆動軸13Dから搬送アーム22に回転
力が与えられ、搬送アーム22が第2の固定軸13Bを中
心として回動する。
【0048】この際に、共通駆動アーム23の回転方向
を打ち消す方向に搬送アーム21及び搬送アーム22が
回動する。これにより、図8(B)に示すようにフォー
ク25,26及び搬送アーム21,22が見かけ上,静
止した状態で共通駆動アーム23がホームポジションか
ら90°だけ旋回する。以下同様に図8(C)に示すよ
うにフォーク25,26及び搬送アーム21を見かけ
上,静止した状態で180 °に旋回させことができる。
【0049】なお、本発明の第1の実施例において、必
要に応じてZ軸調整装置27により、共通駆動アーム2
3が高さ方向,例えば、液晶表示パネルを載置した状態
の共通駆動アーム23が垂直方向に移動される。このよ
うにして、本発明の第1の実施例に係る多関節搬送ロボ
ットによれば、図4に示すように、共通駆動アーム23
及び駆動制御装置24と、1組の搬送アーム21,2
2,フォーク25,26と、Z軸調整装置27とを備え
ている。
【0050】このため、従来例の3つの基本動作,すな
わち、搬送アーム21,22を介して搬送元と搬送先
との間で,フォーク25,26を往復させること、フ
ォーク25又はフォーク26に載置された液晶表示パネ
ルを搬送先に移動して、それを受渡し搬送元に帰還する
こと、搬送先にフォーク25又はフォーク26を移動
し、搬送先から液晶表示パネルを受取り搬送元に帰還す
ること、これに加えて、搬送先の受渡し条件を変える
ことなく、フォーク25に載置された液晶表示パネルを
搬送先に移動して、それを搬送先の他の液晶表示パネル
と交換し、当該液晶表示パネルをフォーク26に載置し
て搬送元に帰還させることが可能となる。
【0051】これにより、図26に示したような2台の多
関節搬送ロボットを組み合わせた勝手違いロボットシス
テムに比べて、多関節搬送部の旋回半径を縮小すること
ができる。また、当該多関節搬送ロボットの機能向上が
図られ、それを応用した各機能処理システムを構成する
ことが可能となる。なお、本発明の第1の実施例によれ
ば、共通駆動部を高さ方向に移動するZ軸調整装置27
が設けられる。このため、搬送先の受渡し条件を変える
ことなく、被搬送物の受渡し作業を再現性良くかつ正確
に行うことが可能となる。
【0052】(2)第2の実施例の説明 図9は、本発明の第2の実施例に係る多関節搬送ロボッ
トの構成図であり、図10は、その各アームの構成図であ
る。図11は、そのクラッチの構成図であり、図12は、多
関節搬送ロボットの補足説明図である。図13〜15は、本
発明の第2の実施例に係る多関節搬送ロボットの動作説
明図(その1〜3)である。
【0053】第2の実施例では第1の実施例と異なり、
搬送アーム31,32を係合する共通駆動屈曲アーム3
3が角度β°を有するものであり、本発明の第1,3,
5,6の多関節搬送装置を組合わせたものである。例え
ば、円形状の被搬送物30を搬送する2アーム型の多関
節搬送ロボットは、図9において、搬送アーム31,3
2,共通駆動屈曲アーム33,駆動制御装置34,フラ
ットフォーク35,36及び電動機44から成る。
【0054】すなわち、搬送アーム31は第1の多関節
駆動部11の他の一例であり、フラットフォーク35を
一方向に伸縮するものである。搬送アーム31の一方の
側は第1の固定軸23Aに嵌合され、同軸23Aを中心に回
転する。搬送アーム31の他方の側には、自由に可動す
るフラットフォーク35が設けられる。搬送アーム32
は第2の多関節駆動部12の他の一例であり、フラット
フォーク35と独立したフラットフォーク36を一方向
に伸縮するものである。搬送アーム32の一方の側は図
10に示すような第2の固定軸23Bに嵌合され、同軸23B
を中心に回転する。搬送アーム32の他方の側には、自
由に可動するフラットフォーク36が設けられる。
【0055】搬送アーム32の高さは、本発明の第2の
実施例では搬送アーム31の高さより低く設計される。
これは、円形状の被搬送物30をフラットフォーク(以
下単にフォークという)35及び36に載置した状態
で、これらを共通駆動屈曲アーム33上に取り込むため
である。これにより、図9や図12に示すように、フォー
ク35及び36が共通駆動屈曲アーム33上に取り込ま
れる状態となる。また、フォーク35の載置面からフォ
ーク36の載置面までの間隔が、被搬送物30の厚みt
0と、フォーク35の厚みt1と隙間gを加算した載置
間距離Dzに規定することができる。例えば、フォーク
35の載置面をクランク状に下げる。
【0056】共通駆動屈曲アーム33は共通駆動部13
の他の一例であり、搬送アーム31,32に回転力を与
えたり、ホームポジションにある多関節搬送部を旋回さ
せるものである。ここで、第1の実施例と異なり第2の
実施例では図10の共通駆動屈曲アーム33が「く」の字
型に屈曲されたアーム状を構成する。例えば、共通駆動
屈曲アーム33が角度β°を有する。角度β°は第1の
固定軸23Aと第2の固定軸23Bと第1,第2の駆動軸23
C,23Dの中心とを結ぶ二辺の成す角度である。このよ
うにすることで、当該多関節搬送部の旋回半径を小さく
することができ、また、両フォーク35及び36を揃え
ることができる。このことから被搬送物を同一方向に伸
縮させることができる。これについては図13〜15におい
て詳述する。
【0057】駆動制御装置34は駆動制御手段14の他
の一例であり、電動機34A,動力伝達制御機34B,34C
を有する。電動機34Aは、共通駆動屈曲アーム33を回
動制御するものである。動力伝達制御機34B,34Cは、
電動機34Aの回転力に基づいて第1の駆動軸23C及び第
2の駆動軸23Dを回動制御する。動力伝達制御機34B,
34Cについては図11において詳述する。
【0058】電動機44は、駆動制御装置34を共通駆
動屈曲アーム33の軸23D(23C)を中心にして回動す
る。すなわち、駆動制御装置34は電動機34A及び動力
伝達制御機34B,34Cが収納された筐体が、内部の駆動
軸に対して独立に、しかも、当該搬送ロボットの躯体に
対して360度回転可能な状態で係合される。例えば、
筐体はベアリング44Aにより支持される。この筐体に設
けられたプーリーに電動機44から回転力が伝達され
る。
【0059】動力伝達制御機(以下単にクラッチともい
う)34B,34Cは図11に示すようなクラッチ400 から成
る。図11において、クラッチ400 は、クラッチ板401,
第1,第2のプーリー402, 403, クラッチ固定/軸受け
部404 ,駆動軸405 ,軸受け部406 ,復元バネ407 及び
エアシリンダ408 を有する。クラッチ板401 は第2のプ
ーリー403 及び駆動軸405 に固定され、かつ、両面に凸
部を有する。凸部はクラッチ板401 の側面であって、周
囲360°中一か所設けられる。また、クラッチ板401
はクラッチ固定/軸受け部404 及び軸受け部406 におい
て駆動可能である。クラッチ板401 の機能は、復元バネ
407 及びエアシリンダ408 からの外力により、動力伝達
の断続をする。
【0060】第1のプーリー402 は駆動軸405 に対して
自由に回転可能な状態で係合され、かつ、片面に凹部を
有する。例えば、電動機34Aの回転力に基づいて回転さ
れる。第2のプーリー403 は駆動軸405 に固定され、ク
ラッチ板401 を第1のプーリー402 に接続することで、
その回転力に基づいて回転される。クラッチ固定/軸受
け部404 は凹部を有し、エアシリンダ408 の動作に基づ
いてクラッチ板401 の凸部とかみ合って、それを固定す
る。
【0061】復元バネ407 はクラッチ板401 の凸部をク
ラッチ固定/軸受け部404 の凹部に押し込む力を発生す
る。エアシリンダ408 は、復元バネ407 の押し込み力に
打ち勝つ力を発生し、クラッチ板401 を駆動軸方向に駆
動するものである。これにより、エアシリンダ408 がO
FF動作(a側)のときには、軸受け部404の凹部にクラ
ッチ板401 の凸部がかみ合って、それが固定され、第1
のプーリー402 が電動機34Aにより回転されるが、第2
のプーリー403 には回転力が伝達されない。
【0062】反対に、エアシリンダ408 がON動作(b
側)のときには、軸受け部404 の凹部からクラッチ板40
1 の一方の凸部が外れ、その反対側の凸部が第1のプー
リー402 の凹部にかみ合い、電動機34Aの回転力が、第
2のプーリー403 に伝達される。なお、クラッチ板401
に基準マークが設けられ、それを検出する位置センサ50
0 が備えられる。このマークとセンサ500 は、電源投入
時等の制御初期状態を認識するものである。これによ
り、例えば、フォーク35,36がホームポジションに
あるか否か等のイニシャライズ動作の制御が容易にな
る。
【0063】フォーク35は第1の搬送部15の他の一
例であり、例えば、直径D=450 〔mm〕の被搬送物3
0を載置するものである。フォーク36は第2の搬送部
16の他の一例であり、同様なサイズの被搬送物30を
載置するものである。フォーク35,36は第1の実施
例と異なり第2の実施例では、ホームポジション上で重
なり合う。
【0064】ここで、図12の平面図を参照しながらフォ
ーク35及び36を共通駆動屈曲アーム33上に取り込
んだ状態(ホームポジション)の多関節搬送部の旋回半
径R1について説明をする。本発明の第2の実施例で
は、直径D=450 〔mm〕の被搬送物30を載置試料と
した場合に、本発明者の計算結果によれば、多関節搬送
部の最小旋回半径R1を 309〔mm〕とすることができ
る。但し、図12において、搬送アーム31や32の関節
間距離Aを 248.7〔mm〕とし、収納時の搬送アーム3
1や32の回転半径R2を 276.1〔mm〕とし、試料の
軌跡半径R3を 308.9〔mm〕とし、ホームポジション
上の共通駆動屈曲アーム33と搬送アーム31や32と
の交差角αを51.5°とし、試料と各方向との載置間隙
a,cをそれぞれa=15,c=10〔mm〕とした場合で
ある。なお、搬送アーム31や32の関節部の駆動半径
dは60〔mm〕であり、共通駆動屈曲アーム33の角
度β°は 180−α=128.5 °である。
【0065】次に、本発明の第2の実施例に係る多関節
搬送ロボットの動作について説明をする。例えば、図13
(A)に示すようなホームポジションにあるフォーク3
5を水平方向に移動させる場合、まず、第1の駆動軸23
Cが固定され、第2の駆動軸23D及び共通駆動屈曲アー
ム33が同期して回動される(第1の制御方法)。具体
的には、クラッチ34Bがa1側に移動され、クラッチ34
Cがb2側に移動されることで、共通駆動屈曲アーム3
3及び第2の駆動軸23Dが駆動するが、第1の駆動軸23
Cが固定される。これにより、第2の駆動軸23Dから搬
送アーム32に回転力が与えられ、搬送アーム32が第
2の固定軸23Bを中心として回動する。この際に、図13
(B)に示すように共通駆動屈曲アーム33が時計方向
に回転し、この回転方向を打ち消す方向に搬送アーム3
2が回動する。これにより、見かけ上,搬送アーム32
は静止状態を保持し、フォーク36が共通駆動屈曲アー
ム33上に取り込まれた状態で共通駆動屈曲アーム33
と同様に旋回する。
【0066】また、共通駆動屈曲アーム33が時計方向
に回転し、その最大回動時には、図13(C)に示すよう
にフォーク35,搬送アーム31及び共通駆動屈曲アー
ム33が並んだ状態になる。なお、フォーク35をホー
ムポジションに収納する場合には、第1の駆動軸23Cが
固定されたまま、共通駆動屈曲アーム33及び第2の駆
動軸23Dが反時計方向に回動される。
【0067】次に、図14(A)に示すようなホームポジ
ションにあるフォーク36を水平方向に移動させる場
合、まず、第2の駆動軸23Dが固定され、第1の駆動軸
23C及び共通駆動屈曲アーム33が同期して回動される
(第2の制御方法)。具体的には、クラッチ34Bがb1
側に移動され、クラッチ34Cがa2側に移動されること
で、共通駆動屈曲アーム33及び第1の駆動軸23Cが駆
動するが、第2の駆動軸23Dが固定される。
【0068】これにより、第1の駆動軸23Cから搬送ア
ーム31に回転力が与えられ、搬送アーム31が第1の
固定軸23Aを中心として回動する。この際に、図14
(B)に示すように共通駆動屈曲アーム33が反時計方
向に回転し、この回転方向を打ち消す方向に搬送アーム
31が回動する。これにより、見かけ上,搬送アーム3
1は静止状態を保持し、フォーク35が共通駆動屈曲ア
ーム33上に取り込まれた状態で共通駆動屈曲アーム3
3と同様に旋回する。
【0069】また、共通駆動屈曲アーム33が反時計方
向に回転し、その最大回動時には、図14(C)に示すよ
うにフォーク36,搬送アーム32及び共通駆動屈曲ア
ーム33が並んだ状態になる。なお、フォーク36をホ
ームポジションに収納する場合には、第2の駆動軸23D
が固定されたまま、共通駆動屈曲アーム33及び第1の
駆動軸23Cが時計方向に回動される。
【0070】さらに、図15(A)に示すようなホームポ
ジションにあるフォーク35及び36を90°,180
°,270 °及び360 °に旋回させる場合、まず、第1の
駆動軸23C,第2の駆動軸23D及び共通駆動屈曲アーム
33が同期して回動される(第3の制御方法)。具体的
には、クラッチ34Bがa1側に移動され、クラッチ34C
がa2側に移動されることで、共通駆動屈曲アーム33
及び第1,第2の駆動軸23C,23Dが同期して駆動され
る。この状態で、駆動制御装置34が電動機44により
当該アーム33の軸23C,23Dを中心にして旋回され
る。
【0071】これにより、第1の駆動軸23Cから搬送ア
ーム31に角度90°に相当する回転力が与えられ、搬
送アーム31が第1の固定軸23Aを中心として回動す
る。また、第2の駆動軸23Dから搬送アーム32に回転
力が与えられ、搬送アーム32が第2の固定軸23Bを中
心として回動する。この際に、共通駆動屈曲アーム33
の回転方向を打ち消す方向に搬送アーム31及び搬送ア
ーム32が回動する。これにより、図15(B)に示すよ
うにフォーク35,36及び搬送アーム31,32が見
かけ上,静止した状態で共通駆動屈曲アーム33がホー
ムポジションから90°だけ旋回する。
【0072】以下同様に図15(C)に示すようにフォー
ク35,36及び搬送アーム31,32を見かけ上,静
止した状態で180 °に旋回させことができる。このよう
にして、本発明の第2の実施例に係る多関節搬送ロボッ
トによれば、図10に示すように、共通駆動屈曲アーム3
3,駆動制御装置34及び1組の搬送アーム31,3
2,フォーク35,36等を備えている。
【0073】このため、第1の実施例と同様に、搬送
アーム31,32を介して搬送元と搬送先との間で,フ
ォーク35,36を往復させること、フォーク35又
はフォーク36に載置された円形状の被搬送物30を搬
送先に移動して、それを受渡し搬送元に帰還すること、
搬送先にフォーク35又はフォーク36を移動し、搬
送先から被搬送物30を受取り搬送元に帰還すること、
搬送先の受渡し条件を変えることなく、フォーク35
に載置された被搬送物30を搬送先に移動して、それを
搬送先の他の円形状の被搬送物30と交換し、当該被搬
送物30をフォーク36に載置して搬送元に帰還させる
ことが可能となる。
【0074】さらに、本発明の第2の実施例によれば、
図9に示すように、「く」の字型に屈曲された共通駆動
屈曲アーム33が採用される。このため、共通駆動屈曲
アーム33上に両フォーク35及び36を取り込んだ状
態において、従来例のような収納角度γを設けれること
なく、両フォーク35及び36を重なった状態に揃える
ことが可能となる。このことで、被搬送物30を同一方
向に伸縮させることが可能となる。
【0075】これにより、第1の実施例に比べて、各フ
ォーク35及び36の伸縮方向を切り換える旋回時間が
無用となり、被搬送物30の入れ替え時間の短縮化を図
ることが可能となる。さらに、本発明の第2の実施例に
よれば、図10に示すように、フォーク35の載置面とフ
ォーク36の載置面との間が載置間距離Dzに規定され
る。
【0076】このため、共通駆動屈曲アーム33上に両
フォーク35及び36を取り込んだ状態ときに、被搬送
物30の厚みt0と、フォーク35の厚みt1と隙間g
を加算した載置間距離Dzが小さくなるように、フォー
ク35の載置面がクランク状に下げられることにより、
高さ方向の制御(Z動作)を省くことができ、第1の実
施例のような高さ調整装置27を省略することが可能と
なる。
【0077】また、本発明の第2の実施例によれば、図
9や図11に示すように、駆動制御装置34に電動機34A
及びクラッチ34B,34Cが設けられ、当該装置34を旋
回する電動機44が設けられる。このため、電動機34A
の回転力に基づいて共通駆動屈曲アーム33を回動制御
すること、及び、その回転力に基づいてクラッチ34B,
34Cにより、第1の駆動軸23C及び第2の駆動軸23Dを
容易に、かつ、それらを独立して回動制御することがで
きる。また、フォーク35,36がホームポジション上
に収納された状態で、当該装置34を電動機44により
旋回することができる。
【0078】これにより、高価な多回転アブソリュート
エンコーダ等を用いた3電動機制御(第1の実施例)に
比べて、電源投入時等の制御初期状態を容易に認識する
ことができ、第1の駆動軸23C,第2の駆動軸23D及び
共通駆動屈曲アーム33の同期制御等の一連の自動制御
を容易に実行することが可能となる。このように、当該
多関節搬送ロボットの機能向上が図られ、それを応用し
た各機能処理システムのスループットの向上を図ること
が可能となる。
【0079】(3)第3の実施例の説明 図16は、本発明の第3の実施例に係る多関節搬送ロボッ
トの構成図であり、図17は、そのホームポジションのア
ーム状態図である。第3の実施例では第2の実施例と異
なり、フラットフォーク55,56が角形状の被搬送物
50を搬送するものである。
【0080】すなわち、第3の実施例の多関節搬送ロボ
ットは、図16において、搬送アーム51,52,共通駆
動屈曲アーム53,駆動制御装置54及びフラットフォ
ーク55,56から成る。すなわち、搬送アーム51は
第1の多関節駆動部11の他の一例であり、フラットフ
ォーク55を一方向に伸縮するものである。搬送アーム
51の一方の側は第1の固定軸53Aに嵌合され、同軸53
Aを中心に回転する。搬送アーム51の他方の側には、
自由に可動するフラットフォーク55が設けられる。
【0081】搬送アーム52は第2の多関節駆動部12
の他の一例であり、フラットフォーク55と独立したフ
ラットフォーク56を一方向に伸縮するものである。搬
送アーム52の一方の側は図16に示すような第2の固定
軸53Bに嵌合され、同軸53Bを中心に回転する。搬送ア
ーム52の他方の側には、自由に可動するフラットフォ
ーク56が設けられる。
【0082】搬送アーム52の高さは、本発明の第2の
実施例と同様に搬送アーム51の高さより低く設計され
る。これは、角形状の被搬送物50をフラットフォーク
(以下単にフォークという)55及び56に載置した状
態で、これらを共通駆動屈曲アーム53上に取り込むた
めである。フォーク55の載置面を第2の実施例と同様
にクランク状に下げる。
【0083】これにより、図17に示すように、フォーク
55及び56が共通駆動屈曲アーム53上に取り込まれ
る状態となる。また、フォーク55の載置面からフォー
ク56の載置面までの間隔が、第2の実施例と同様に被
搬送物50の厚みt0と、フォーク55の厚みt1と隙
間gを加算した載置間距離Dzに規定することができ
る。
【0084】共通駆動屈曲アーム53は共通駆動部13
の他の一例であり、搬送アーム51,52に回転力を与
えたり、ホームポジションにある多関節搬送部を旋回さ
せるものである。ここで、共通駆動屈曲アーム53が第
2の実施例と同様に、「く」の字型に屈曲されたアーム
状を構成する。例えば、共通駆動屈曲アーム53が角度
β°を有する。角度β°は第1の固定軸53Aと第2の固
定軸53Bと第1,第2の駆動軸53C,53Dの中心とを結
ぶ二辺の成す角度である。このようにすることで、両フ
ォーク55及び56を揃えることができ、被搬送物50
を同一方向に伸縮させることができる。
【0085】フォーク55は第1の搬送部15の他の一
例であり、例えば、450 〔mm〕×450 〔mm〕の被搬
送物50を載置するものである。フォーク56は第2の
搬送部16の他の一例であり、同様なサイズの被搬送物
50を載置するものである。また、フォーク55,56
は第2の実施例と同様にホームポジション上で重なり合
う。なお、角形状の被搬送物50を載置するために、第
2の実施例に比べて、フォーク55や56の載置面が長
くなる。このことで、図17の平面図に示すように、フォ
ーク55及び56を共通駆動屈曲アーム53上に取り込
んだ状態(ホームポジション)の多関節搬送部の旋回半
径R1は、第1の実施例の場合の旋回半径R2よりも大
きくなる。
【0086】その他の構成及び部材は第1,第2の実施
例と同様であり、また、フォーク55,56の動作は、
第2の実施例と同様となるため、その説明を省略する。
このようにして、本発明の第3の実施例に係る多関節搬
送ロボットによれば、図16に示すように、共通駆動屈曲
アーム53及び1組の搬送アーム51,52,フォーク
55,56等を備えている。
【0087】このため、第2の実施例と同様に、搬送
アーム51,52を介して搬送元と搬送先との間で,フ
ォーク55,56を往復させること、フォーク55又
はフォーク56に載置された角形状の被搬送物50を搬
送先に移動して、それを受渡し搬送元に帰還すること、
搬送先にフォーク55又はフォーク56を移動し、搬
送先から被搬送物50を受取り搬送元に帰還すること、
搬送先の受渡し条件を変えることなく、フォーク55
に載置された被搬送物50を搬送先に移動して、それを
搬送先の他の角形状の被搬送物50と交換し、当該被搬
送物50をフォーク56に載置して搬送元に帰還させる
ことが可能となる。
【0088】これにより、第1の実施例に比べて数
〔%〕程度,多関節搬送部の旋回半径が大きくなるが、
半導体ウエハに比べて大きな液晶パネル等を確実に搬送
することが可能となる。また、当該多関節搬送ロボット
の機能向上が図られ、それを応用した各機能処理システ
ムのスループットの向上を図ることが可能となる。 (4)応用システムの説明 図18は本発明の実施例に係る多関節搬送ロボットの応用
システムの説明図であり、図19〜21は、その動作説明図
(その1〜3)をそれぞれ示している。
【0089】例えば、液晶表示パネル43をエッチング
やアッシングする連続処理システムは、図18に示すよう
に、センダー側カセットチャンバ38,エッチングチャ
ンバ39,アッシングチャンバ40,レシーブ側チャン
バ41及びトランスファチャンバ42から成る。すなわ
ち、各チャンバ38〜41はn個のプロセスチャンバP
nの一例であり、n=4の場合である。カセットチャン
バ38は被加工基板19の一例となる450 〔mm〕×45
0 〔mm〕の液晶表示パネル43を格納する真空収納部
である。エッチングチャンバ39は液晶表示パネル43
をドライエッチングする真空処理部である。アッシング
チャンバ40はエッチング済みの液晶表示パネル43を
アッシングする真空処理部である。レシーブチャンバ4
1はアッシング済みの液晶表示パネル43を受取る真空
収納部である。各チャンバ38〜41にはゲートバルブ
38A,39A,40A,41A,38B,41Bが設けられる。
【0090】トランスファチャンバ42は基板搬送手段
18の一例であり、液晶表示パネル43を各チャンバ3
8〜41に出し入れするものである。当該応用システム
のトランスファチャンバ42には第1〜第3の実施例に
係る多関節搬送ロボットが適用される。なお、各チャン
バ38〜41の真空状態を保持するため、トランスファ
チャンバ42の共通駆動部23及び各駆動軸13C,13D
等に真空シールが設けられる。真空シールには磁性流体
シール,ウイルソンシール及びOリングシールを用い
る。
【0091】次に、本発明の実施例に係る多関節搬送ロ
ボットを応用したプロセスシステムの動作について説明
をする。例えば、液晶表示パネル43Aを各チャンバ3
9,40に搬送してエッチングやアッシングする場合、
図19(A)に示すように搬送アーム22を水平方向に移
動させて、不図示のフォークに液晶表示パネル43Aを載
置する。このとき、他方の搬送アーム21,フォーク2
5はホームポジションにある。
【0092】次いで、図19(B)に示すように液晶表示
パネル43Aを載置した状態で搬送アーム22をホームポ
ジションに戻す。この状態で、多関節搬送部を90°反
時計方向に回転させる。その後、図20(A)に示すよう
に液晶表示パネル43Aとエッチング済みの液晶表示パネ
ル43Bとを交換する。この際に、第1の実施例に係る多
関節搬送ロボットを適用した場合には、図4で説明した
ようなZ軸調整装置27により受取位置の高さ調整をす
るが、第2,第3の実施例に係る多関節搬送ロボットを
適用した場合には、それが全く必要無い。
【0093】従って、液晶表示パネル43Aをホームポジ
ションで保持したままで、ホームポジションからチャン
バ39に搬送アーム21を水平方向に移動する。チャン
バ39で液晶表示パネル43Bをフォーク25に載置して
搬送アーム21をホームポジションに戻す。その後、液
晶表示パネル43Aをチャンバ39に受け渡す。この時点
で、フォーク26は無載置状態となり、このままホーム
ポジションに戻る。なお、搬送アーム21はホームポジ
ションで液晶表示パネル43Bを保持した状態を維持す
る。
【0094】さらに、図20(B)に示すように液晶表示
パネル43Bを載置した状態で、多関節搬送部を90°反
時計方向に回転させ、液晶表示パネル43Bとアッシング
済みの液晶表示パネル43Cとを交換する。この際に、液
晶表示パネル43Bをホームポジションで保持したまま
で、ホームポジションからチャンバ40に搬送アーム2
2を水平方向に移動する。チャンバ40で液晶表示パネ
ル43Cをフォーク26に載置して搬送アーム22をホー
ムポジションに戻す。
【0095】その後、液晶表示パネル43Bをチャンバ4
0に受け渡す。この時点で、フォーク25は無載置状態
となり、このままホームポジションに戻る。なお、搬送
アーム22はホームポジションで液晶表示パネル43Cを
保持した状態を維持する。その後、液晶表示パネル43C
を載置した状態で、多関節搬送部を90°反時計方向に
回転させる。
【0096】さらに、図21(A)に示すように液晶表示
パネル43Cをチャンバ41に搬入する。この際に、液晶
表示パネル43Cをホームポジションからチャンバ41に
搬送アーム22を水平方向に移動する。その後、搬送ア
ーム22をホームポジションに戻す。この時点で、フォ
ーク25,26は無載置状態となる。この状態で、多関
節搬送部を270 °時計方向に回転させる。
【0097】そして、図21(B)に示すような元の位置
に多関節搬送部が戻り、図19(A)と同様に、搬送アー
ム22を水平方向に移動し、不図示のフォークに新たな
液晶表示パネル43Dが載置される。以後、液晶表示パネ
ル43Dがエッチング及びアッシングされる。これによ
り、液晶表示パネル43A〜43D…等を順次エッチングや
アッシングすることができる。
【0098】このようにして、本発明の実施例に係る半
導体プロセスシステムによれば、トランスファチャンバ
42が第1〜第3の実施例に係るいずれかの多関節搬送
ロボットから成り、予め、ホームポジション上で保持す
る液晶表示パネル43Aとチャンバ39内の処理済みの液
晶表示パネル43Bとが交換される。また、ホームポジシ
ョン上で保持する液晶表示パネル43Bとチャンバ40内
の処理済みの液晶表示パネル43Cとが交換される。
【0099】このため、各チャンバ39,40から処理
済みの液晶表示パネル43B,43C等が搬出されてから、
次の液晶表示パネル43Aや43Bを搬入するまでの間のセ
ット時間を従来例に比べて、大幅に短縮することが可能
となる。これにより、従来例のような各チャンバ39,
40の無駄な待ち時間を極力低減することが可能とな
り、各チャンバ39や40等のスループットの向上を図
ることが可能となる。
【0100】図22〜24は、本発明の他の実施例に係る多
関節搬送ロボットを応用した半導体プロセスシステムの
構成図(その1〜3)をそれぞれ示している。図22
(A)は単一プロセスチャンバを有する半導体プロセス
システムの平面図である。図22(A)において、枚葉式
の半導体プロセスシステムは、エッチングチャンバP
1,トランスファチャンバT1及びカセットロードロッ
クチャンバC1から成る。チャンバT1は本発明の第1
〜第3の実施例に係る多関節搬送ロボットから成り、チ
ャンバC1に収納された被加工基板19を取り出し、そ
れを保持してチャンバP1に搬入する。チャンバP1は
被加工基板19をエッチングする。これが終了すると、
予め保持する被加工基板19とエッチング終了済みの被
加工基板19と交換し、それをチャンバC1に戻す。な
お、ゲートバルブG1,G2は基板交換時に開閉し、ゲ
ートバルブG3はカセット交換時にそれぞれ開閉する。
【0101】図22(B)は2つのプロセスチャンバを有
する半導体プロセスシステムの平面図である。図22
(B)において、並列処理が可能な半導体プロセスシス
テムは、2つのエッチングチャンバP1,P2と、トラ
ンスファチャンバT2と、カセットロードロックチャン
バC2から成る。チャンバT2は本発明の第1〜第3の
実施例に係る多関節搬送ロボットから成る。チャンバT
2はチャンバC2に収納された被加工基板19を取り出
し、それを保持してチャンバP1に搬入する。このと
き、チャンバT2はエッチング終了済みの被加工基板1
9をチャンバP1から受取り、それをチャンバC2に戻
す。以下同様にして、搬送先のチャンバP1,P2や搬
送元のチャンバC2で被加工基板19が交換される。
【0102】図23は3つのプロセスチャンバを有する半
導体プロセスシステムの平面図である。図23において、
3つの並列処理が可能な半導体プロセスシステムは、3
つのエッチングチャンバP1〜P3と、トランスファチ
ャンバT3と、カセットロードロックチャンバC3から
成る。チャンバT3は本発明の第1〜第3の実施例に係
る多関節搬送ロボットから成る。チャンバT3はチャン
バC3に収納された被加工基板19を取り出し、それを
保持してチャンバP1に搬入する。このとき、チャンバ
T3はエッチング終了済みの被加工基板19をチャンバ
P1から受取り、それをチャンバC3に戻す。以下同様
にして、搬送先のチャンバP1〜P3や搬送元のチャン
バC3で被加工基板19が交換される。
【0103】なお、エッチングチャンバP3をアッシン
グ処理用のチャンバに換えると、先に説明したような連
続処理システムを構成することが可能となる。図24は4
つのプロセスチャンバを有する半導体プロセスシステム
の平面図である。図24において、4つの並列処理が可能
な半導体プロセスシステムは、4つのエッチングチャン
バP1〜P4と、トランスファチャンバT4と、カセッ
トロードロックチャンバC4から成る。
【0104】チャンバT4は本発明の第1〜第3の実施
例に係る多関節搬送ロボットから成る。チャンバT4は
チャンバC4に収納された被加工基板19を取り出し、
それを保持してチャンバP1に搬入する。このとき、チ
ャンバT4はエッチング終了済みの被加工基板19をチ
ャンバP1から受取り、それをチャンバC4に戻す。以
下同様にして、搬送先のチャンバP1〜P4や搬送元の
チャンバC4で被加工基板19が交換される。
【0105】なお、チャンバP1を予備加熱処理用の真
空処理装置に換え、チャンバP2,P3を気相成長用の
真空処理装置に換え、チャンバP4を基板冷却用の真空
処理装置に換えると、2種類の連続処理を行うことが可
能となる。すなわち、チャンバC4から搬出した被加工
基板19を予備加熱,第1の気相成長及び基板冷却等の
一連の処理に供すること、及び、チャンバC4から搬出
した被加工基板19を予備加熱,第2の気相成長及び基
板冷却等の一連の処理に供することが可能となる。
【0106】このようにして、本発明の他の実施例に係
る半導体プロセスシステムによれば、各トランスファチ
ャンバT1〜T4が本発明の第1〜第3の実施例に係る
多関節搬送ロボットから成る。このため、被加工基板1
9が1〜4個の各チャンバP1〜P4により各種加工処
理をされる際に、トランスファチャンバT1〜T4によ
り被加工基板19が円滑かつ迅速に出し入れされる。
【0107】これにより、各チャンバP1〜P4のスル
ープットの向上を図ることができ、半導体ウエハや液晶
表示パネル等を加工する半導体製造装置の機能向上に寄
与するところが大きい。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の多関節搬
送装置によれば、第1の搬送部の回転面に対して上又は
下側に位置するように第2の搬送部の高さを規定してい
るので、第1及び第2の搬送部を共通駆動部の上部に縮
めたとき、第1の搬送部と第2の搬送部との間に、被搬
送物が入り込めるような高低差を生じさせることができ
る。このため、ホームポジションで、被搬送物を載置し
た下側の第1の搬送部と、その上側の第2の搬送部とを
重ね合わせることができる。従って、ホームポジション
で大きな被搬送物を載置して回転するときも、被搬送物
の旋回半径を小さくすることができる。
【0109】本発明の多関節搬送装置によれば、一方の
搬送部が共通駆動部上に取り込まれた状態で、他方の搬
送部が一方向に伸縮されたり、2つの搬送部や2つの多
関節駆動部が静止している状態で、共通駆動部が旋回さ
れるので、従来技術のような3つの基本動作に加え、同
一方向において、一方の搬送部に載置された被搬送物を
搬送先に移動して、それを他方の搬送部を用いて搬送先
の被搬送物と交換することが可能となる。また、本発明
の他の装置によれば、共通駆動部が「く」の字型に屈曲
されたアーム状に構成される。このため、共通駆動部上
に第1,第2の搬送部を取り込んだ状態において、両搬
送部を揃えることが可能となる。このことで、従来例に
比べて装置の旋回半径を小さくすること、及び、被搬送
物を同一方向に伸縮させることが可能となる。また、両
搬送部の切り換え旋回時間が無用となり、被搬送物の入
れ替え時間の短縮化を図ることが可能となる。
【0110】さらに、本発明の装置によれば、第1の搬
送部の載置面と第2の搬送部の載置面との間が載置間距
離Dzに規定される。このため、共通駆動部上に両搬送
部を取り込んだ状態ときの載置間距離Dzを小さくする
ことで、高さ方向の制御(Z動作)を省くことができ
る。また、本発明の装置によれば、電動機の回転力に基
づいて共通駆動部を回動制御すること、及び、その回転
力に基づいて動力伝達制御機により、第1の駆動軸及び
第2の駆動軸を容易に回動制御することができる。
【0111】さらに、本発明の半導体製造装置によれ
ば、基板搬送手段が本発明の多関節搬送装置から成る。
このため、基板搬送手段により被加工基板を円滑かつ迅
速にプロセスチャンバに出し入れすることが可能とな
る。これにより、半導体ウエハや液晶表示パネル等を加
工する半導体製造装置のコンパクト化、及び、そのスル
ープットの向上に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多関節搬送装置及びその制御方法
の原理図(その1)である。
【図2】本発明に係る多関節搬送装置及びその制御方法
の原理図(その2)である。
【図3】本発明に係る半導体製造装置の原理図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係る多関節搬送ロボッ
トの構成図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係る多関節搬送ロボッ
トの補足説明図である。
【図6】本発明の第1の実施例に係る多関節搬送ロボッ
トの動作説明図(その1)である。
【図7】本発明の第1の実施例に係る多関節搬送ロボッ
トの動作説明図(その2)である。
【図8】本発明の第1の実施例に係る多関節搬送ロボッ
トの動作説明図(その3)である。
【図9】本発明の第2の実施例に係る多関節搬送ロボッ
トの構成図である。
【図10】本発明の第2の実施例に係る多関節搬送ロボッ
トの各アームの構成図である。
【図11】本発明の第2の実施例に係るクラッチの構成図
である。
【図12】本発明の第2の実施例に係る多関節搬送ロボッ
トの補足説明図である。
【図13】本発明の第2の実施例に係る多関節搬送ロボッ
トの動作説明図(その1)である。
【図14】本発明の第2の実施例に係る多関節搬送ロボッ
トの動作説明図(その2)である。
【図15】本発明の第2の実施例に係る多関節搬送ロボッ
トの動作説明図(その3)である。
【図16】本発明の第3の実施例に係る多関節搬送ロボッ
トの構成図である。
【図17】本発明の第3の実施例に係る多関節搬送ロボッ
トの補足説明図である。
【図18】本発明の各実施例に係る多関節搬送ロボットの
応用システムの説明図である。
【図19】本発明の各実施例に係る応用システムの動作説
明図(その1)である。
【図20】本発明の各実施例に係る応用システムの動作説
明図(その2)である。
【図21】本発明の各実施例に係る応用システムの動作説
明図(その3)である。
【図22】本発明の各実施例に係る他の応用システムの構
成図(その1)である。
【図23】本発明の各実施例に係る他の応用システムの構
成図(その2)である。
【図24】本発明の各実施例に係る他の応用システムの構
成図(その3)である。
【図25】従来例に係る第1の多関節搬送装置の説明図で
ある。
【図26】従来例に係る問題点を説明する第2の多関節搬
送装置の構成図である。
【符号の説明】
11…第1の多関節駆動部、 12…第2の多関節駆動部、 13…共通駆動部、 14…駆動制御手段、 24,34…駆動制御装置、 24A,24B,24C,34A,44…電動機、 34B,34C…動力伝達制御機、 15…第1の搬送部、 16…第2の搬送部、 17…高さ調整手段、 18…基板搬送手段、 33…共通駆動屈曲アーム、 13A,23A,53A…第1の固定軸、 13B,23B,53A…第2の固定軸、 13C,23C,53C…第1の駆動軸、 13D,23D,53D…第2の駆動軸。

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の搬送部(15)と、 前記第1の搬送部(15)の回転面に対して上又は下側
    に位置するように高さを規定した第2の搬送部(16)
    と、 前記第1の搬送部(15)を一方向に伸縮する第1の多
    関節駆動部(11)と、 前記第2の搬送部(16)を一方向に伸縮する第2の多
    関節駆動部(12)と、 前記第1の多関節駆動部(11)の回動中心となる第1
    の固定軸(13A)と前記第2の多関節駆動部(12)の
    回動中心となる第2の固定軸(13B)とを有し、かつ、
    前記第1の多関節駆動部(11)に回転力を与える第1
    の駆動軸(13C)と前記第2の多関節駆動部(12)に
    回転力を与える第2の駆動軸(13D)とを有する共通駆
    動部(13)と、 前記第1の多関節駆動部(11)、第2の多関節駆動部
    (12)及び共通駆動部(13)を回動制御する駆動制
    御手段(14)とを備え、 前記第1の搬送部(15)及び第2の搬送部(16)を
    前記共通駆動部(13)の上部に縮めたとき、前記第1
    の搬送部(15)と第2の搬送部(16)とを高低差を
    もって重なるようにしたことを特徴とする多関節搬送装
    置。
  2. 【請求項2】 前記共通駆動部(13)を高さ方向に移
    動する高さ調整手段(17)が設けられることを特徴と
    する請求項1記載の多関節搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の搬送部(15)及び第2の搬
    送部(16)が共通駆動部(13)上に取り込まれる状
    態を有し、かつ、前記取り込まれた第1の搬送部(1
    5)の載置面から第2の搬送部(16)の載置面までの
    間隔が、前記第2の搬送部(16)に載置する被搬送物
    (20)の厚み(t0)と、前記第1の搬送部(15)
    の厚み(t1)と隙間(g)を加算した載置間距離(D
    z)に規定されることを特徴とする請求項1記載の多関
    節搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の駆動軸(13C),第2の駆動
    軸(13D)及び共通駆動部(13)を個別に回動制御す
    る電動機(24A,24B,24C)を有する駆動制御装置
    (24)が設けられ、 前記駆動制御装置(24)は、前記第1の搬送部(1
    5)と同じ方向に前記第2の搬送部(16)を伸縮する
    ように前記電動機(24A,24B,24C)を制御すること
    を特徴とする請求項1記載の多関節搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記共通駆動屈曲アーム(33)を回動
    制御する電動機(34A)と、前記電動機(34A)の回転
    力に基づいて第1の駆動軸(23C)及び第2の駆動軸
    (23D)を回動制御する動力伝達制御機(34B,34C)
    とを有する駆動制御装置(34)と、前記駆動制御装置
    (34)を共通駆動屈曲アーム(33)の軸を中心にし
    て回動する電動機(44)が設けられることを特徴とす
    る請求項1記載の多関節搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記共通駆動部(13)の回転軸を概略
    垂線とする平面において、該共通駆動部(13)が
    「く」の字型に屈曲されたアーム状を構成することを特
    徴する請求項1記載の多関節搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の駆動軸(13C)を固定し、前
    記第2の駆動軸(13D)及び共通駆動部(13)を同期
    させて回動することを特徴とする請求項1〜6記載の多
    関節搬送装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記第2の駆動軸(13D)を固定し、前
    記第1の駆動軸(13C)及び共通駆動部(13)を同期
    させて回動することを特徴とする請求項1〜6記載の多
    関節搬送装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の駆動軸(13C),第2の駆動
    軸(13D)及び共通駆動部(13)を同期させて回動す
    ることを特徴とする請求項1〜6記載の多関節搬送装置
    の制御方法。
  10. 【請求項10】 被加工基板(19)を各種加工処理する
    n個のプロセスチャンバ(Pn,〔n=1,2,…
    n〕)と、前記プロセスチャンバ(Pn)に被加工基板
    (19)を出し入れする基板搬送手段(18)とを備
    え、前記基板搬送手段(18)が請求項1〜6記載の多
    関節搬送装置から成ることを特徴とする半導体製造装
    置。
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