JP2009055741A - 電動モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ステータのコイル間を結ぶ渡り配線同士が接触しない構造の電動モータを提供する。
【解決手段】フロントインシュレータ6bにはフロントハウジング側に突出した板状の突起8が設けられている。また、各突起8のステータハウジングの内周面に対向する面には、突片9が設けられている。突片9は、ステータハウジングの内周方向と平行な3本の列を成して、各突起8上にそれぞれ設置されている。各列の間が、コイル間をつなぐ配線である渡り配線を、突起8上に、間隔をあけて配置する導路31〜33となっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電動モータに関する。更に特定的には、ステータコイルの渡り配線同士の接触を防止するための構造を有する電動モータに関する。
電磁石を放射線状に配したステータの内側において、永久磁石を備えるロータが回転するインナーロータ式の電動モータが多く使用されている。インナーロータ式の電動モータにおいて、各電磁石は磁性体で形成されたステータコアと、ステータコアにインシュレータを介して巻き線したコイルを有すと共に、磁力線方向をロータの方向、即ちステータの内側に向けて配されている。かかる構造の電動モータにおいて、ステータの内側にはロータがあるため、各コイルを配線する渡り配線はステータの外周周辺を通る必要がある。そのため、特許文献1にはステータ外周部に渡り配線係止用の突起を設け、該突起の外周側に渡り配線を通し、各コイルに配線される構造が示されている。
特開2002−325385号公報
しかし、例えば三相交流モータをスター結線で使用する場合、3系統のコイルに配線を行なう必要がある。そうすると外周周辺を通る渡り配線も3系統必要となり、最大で3系統の渡り配線全てが同一の突起に係止される。かかる場合に、各配線が突起上または、その近傍で接触する可能性が生ずる。特に突起よりコイル部に向う渡り配線と、隣接する突起に向う他の渡り配線が交差する場合に両配線が接触しやすい。ここで、渡り配線は通常絶縁された配線(例えばエナメル線)であるため、渡り配線同士の接触が即座に問題とはならないが、振動等により渡り配線同士が互いにこすれることにより絶縁がとぎれ、接触部分が導通する可能性がある。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたもので、ステータのコイル間を結ぶ渡り配線同士が接触しない構造の電動モータを提供することにある。
本発明にかかる電動モータは、永久磁石を備えた略円柱状のロータと、当該ロータの外周を取り囲むステータとを備えた電動モータである。前記ステータは、磁性体からなるステータコアと、前記ステータコアを覆うことにより絶縁するインシュレータと、複数の絶縁電線とを備える。前記複数の絶縁電線が、前記インシュレータを介して、前記ステータコアに捲回されることにより、複数のコイルが形成されるとともに、該複数のコイル間を配線する複数の渡り配線が形成される。前記インシュレータは、前記複数の渡り配線を係止する突起を備え、前記突起には、前記複数の渡り配線の各々を、間隔を隔てて略平行に配置するための複数の導路が形成されている。
上記構成によると、インシュレータは、渡り配線を係止する突起を備えるため、渡り配線は突起に係止され、他の部材、例えばハウジングの内周面やロータに接触しない。また、突起には複数の絶縁電線により形成された複数の渡り配線を互いに間隔を隔てて配置するための複数の導路が形成されているため、突起上で渡り配線同士が接触することも防止できる。
本発明にかかる電動モータにおいて、複数の導路は、前記突起の表面上に、複数の突片を設けることにより形成されることが好ましい。
上記構成によると、突起の表面上に複数の突片を設けることにより導路が形成されるので、安価かつ容易に導路が形成できる。突起は突起形成用の金型により容易に形成可能であり、金型による成形後に、例えば溝きり工程など特段の工程を追加する必要がない。
また、本発明にかかる電動モータは、前記突起の幅方向における前記導路の長さが前記ステータコアに向けて漸増することが好ましい。
突起の幅方向における前記導路の長さが前記ステータコアに向けて漸増する、即ち導路長さがステータコアに近いものほど長い。従って、コイルから突起に向かう渡り配線の経路と、突起から隣接する突起に向かう他の渡り配線の経路が交差近接する場合であっても、渡り配線同士が接触することがない。即ち、渡り配線が接触することを一層良く防止できる。ここで導路の長さとは、突起上において渡り配線が係止される部分であって、渡り配線が常に略直線上に保たれる部分の長さをいう。
本発明によれば、渡り配線同士が接触しない電動モータを提供することができる。
本形態にかかる電動モータの構造を、図面を用いて、以下に説明する。
図1(a)および図1(b)を参照して、本実施形態にかかる電動モータのハウジングは略円筒状のステータハウジング1の両端を略円環状のフロントハウジング2と略円盤状のリアハウジング3とにより封じた形状である。ステータハウジング1の内周面4に近接するように6個のステータコア5が放射状に配されている。なお、ステータコア5は磁性体からできている。ステータコア5のフロントハウジング2側の端部にはフロントインシュレータ6bがはめ込まれている。またステータコア5のリアハウジング3側端部にはリアインシュレータ6aがはめ込まれている。フロントインシュレータ6bとリアインシュレータ6aとは絶縁性を有する樹脂により成形された略円環状の部材である。フロントインシュレータ6bとリアインシュレータ6aとを介してステータコア5に絶縁電線7の巻線が捲線されることにより、コイル10が形成されている。このコイル10とステータコア5とにより電磁石が形成されている。なお、電磁石の磁力方向は全てフロントハウジング2の中心軸方向に向いている。このように、フロントインシュレータ6b、リアインシュレータ6a、ステータコア5、突起8および絶縁電線7によりステータ11が形成されている。また、ステータハウジング1の内周面4にステータコア5が接するとともに、ステータ11がステータハウジング1に固定されている。
リアハウジング3の内面の中央部には略筒状の突部13が設けられており、この突部13の内周面にすき間嵌め、しまり嵌めなどにより転がり軸受15が固定されている。この転がり軸受15により回転軸17の一方の端部であるリア端23が支承されている。この回転軸17の長手方向中央部の外周面には、永久磁石であるロータ18が上記ステータ11と対向するように固定されている。
フロントハウジング2の内面の中央部には略筒状の突部14が設けられており、この突部14の内周面には、隙間嵌め、しまり嵌めなどより転がり軸受16が固定されている。この転がり軸受16により回転軸17の他方の端部であるフロント端24が支承されている。
更にフロントハウジング2は中央部に貫通孔を有し、この貫通孔を介して回転軸17のフロント端24が突出しており、該フロント端24に図示しない歯車、回転翼などを用途に応じて固定することができる。また、回転軸17とフロントハウジング2の間にはシール構造25を有する。
次にフロントインシュレータ6bについて、図1と併せて図2および図3を参照して、詳説する。
フロントインシュレータ6bにはフロントハウジング2側に突出した板状の突起8が、一方面をステータハウジング1の内周面4に向けて、設けられている。なお図2(b)を特に参照し、突起8は略長方形の板状であるが、図2(b)における左上部角部分に切欠き20を有している。
各突起8のステータハウジング1の内周面4に対向する面には、突片9が設けられている。突片9は、ステータハウジング1の内周方向と平行な3本の列を成して、各突起8上にそれぞれ設置されている。なお、同一の列を成す突片9の最大距離はステータコア5に向けて漸増している。また、図2(a)および図2(c)に端的に示されるように、全ての突片9は突片9が成す列と平行な方向に各々間隔をあけてそれぞれ配置されている。
更に、突起8のステータハウジング1の内周面4に対向する面が突片9が成す各列によって区切られることにより、渡り配線を19を間隔を隔てて配置するための導路31〜33が、互いに平行に形成されている。また、上述したように、導路の長さとは、突起上において渡り配線が係止される部分であって、渡り配線が常に略直線状に保たれる部分の長さをいう。図2(b)の拡大図を参照して、導路31の長さAは導路31に平行な方向の突起8の幅によって決定される。導路31に係止される渡り配線は、コイル10と突起8を結ぶ経路においても、突起8同士を結ぶ経路においても、長さAの全長に渡って略直線状に係止されるためである。次に導路32の長さBは、同様の理由により、導路32が接する同一の列を成す突片9の最大距離により決定される。最後に導路33の長さCは、同様の理由により、突起8に形成された切欠き20の位置と、導路33が接する突片9のうち最も切欠き20から遠い突片との距離により決定される。なお、突起8の幅は、切欠き20を形成された部分においては、他の部分に比べ小さくなっている。逆に言えば、切欠き20が設けられているため、突起8の幅は、ステータコア5に向かって増加している。また、導路31〜33の長さA〜Cは、ステータコア5に向かって漸増している、即ち長さC、B、Aの順に大きくなる。
続いて、図4と図5をあわせて参照して、本実施形態にかかるインシュレータを用いて三相交流をスター結線する場合について説明する。U相線を形成する絶縁電線7(以下U線)はフロントインシュレータ6bおよびリアインシュレータ6aを介してステータコア5に巻線を捲線してコイル10aとコイル10dを形成すと共に、コイル10aとコイル10dの間を配線するU相渡り配線19adを形成する。図5(a)を特に参照し、U線はコイル10aを形成し、U相渡り配線19adとして、最もステータコア5に近い導路31を通り突起8aに係止される。突起8aには他の渡り配線19は係止されておらず、突起8a近傍において渡り配線19同士が互いに接触することはない。
V相線を形成する絶縁電線7(以下V線)はインシュレータ6bおよび6aを介してステータコア5に巻線を捲線してコイル10bとコイル10eを形成するとともに、コイル10bとコイル10eの間を配線するV相渡り配線19beを形成する。図5(a)および図5(b)を特に参照し、V相渡り配線19beは導路31に次いでステータコア5に近い導路32を通り突起8bに係止される。V相渡り配線19beは、コイル10bから突起8b上の導路32に向う経路において、突起8aから突起8bへ向かう経路をとるU相渡り配線19adと近接するが、導路31と導路32とが間隔を隔てて配置され、かつ導路31の長さAと導路32との長さBとが異なるため、互いに接触することはない。また、突起8b上においても導路31と導路32とが間隔を隔てて配置されているので、接触することはない。
W相線(以下W線)を形成する絶縁電線は6bおよび6aを介してステータコア5に巻線を捲線してコイル10cとコイル10fを形成すると共に、コイル10cとコイル10fの間を配線するW相渡り配線19cfを形成する。図5(b)および(c)を特に参照して、W相渡り配線19cfはステータコア5から最も遠い導路33を通り突起8cに係止される。W相渡り配線19cfはコイル10cから突起8c上の導路33に向う経路において、突起8bから突起8cへ向かう経路をとるU相渡り配線19adおよびV相渡り配線19beと近接するが、導路31〜導路33が間隔を隔てて配置され、導路31〜導路33の長さA〜Cがそれぞれ異なるため、互いに接触することはない。特に切欠き20により導路33の長さCは導路31の長さAおよび導路32の長さBと明確に異なるものとされている。また、突起8c上においても導路31〜導路33が間隔を隔てて配置されているので、接触することはない。
U相渡り配線19adは、突起8aから突起8dに係止され、突起8dよりコイル10dに向う経路をとる。図5(d)を特に参照し、突起8d上においてU相渡り配線19adは導路31に、V相渡り配線19beは導路32に、W相渡り配線19cfは導路33にそれぞれ間隔を隔てて配置されているため互いに接触することはない。V相渡り配線19beは導路32から、W相渡り配線19cfは導路33から隣接する突起8eに向かう経路をとり、U相渡り配線19adは導路31からコイル10dに向う経路をとる。ここで導路31はステータコア5に最も近い導路であり、即ちコイル10dに最も近い導路であるため、導路31からコイル10dに向う経路においても渡り配線19同士が互いに近接することはなく、渡り配線19同士が互いに接触することはない。
V相渡り配線19beは、突起8bから突起8eに係止され、突起8eよりコイル10eに向う経路をとる。図5(e)を特に参照し、突起8e上においてV相渡り配線19beは導路32に、W相渡り配線19cfは導路33にそれぞれ間隔を隔てて配置されているため互いに接触することはない。なお、U相渡り配線19adは突起8eに係止されていない。W相渡り配線19cfは導路33から隣接する突起8eに向かう経路をとり、V相渡り配線19beは導路32からコイル10eに向う経路をとる。ここで導路32は導路33に比べてステータコア5に近い導路であり、即ちコイル10eにも近い導路であるので、導路32からコイル10eに向う経路においてもV相渡り配線19beとW相渡り配線19cfとが互いに近接することはなく、渡り配線同士が互いに接触することはない。
W相渡り配線19cfは、突起8cから突起8fに係止され、突起8fよりコイル10fに向う経路をとる。図5(f)を特に参照し、U相渡り配線19adおよびV相渡り配線19beは突起8fに係止されていない。従って、突起8f上および突起8fからコイル10fに向う経路において、W相渡り配線19cfは、U相渡り配線19adおよびV相渡り配線19beと互いに接触することはない。
上記実施形態の電動モータによれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態にかかる電動モータは、ステータ11に渡り配線を係止する突起8を備えるため、他の部材、例えばステータハウジング1の内周面4やロータ18等に接触しない。
(2)本実施形態にかかる電動モータは、各突起8に設けられた突片9により、コイル10間をつなぐ配線である渡り配線が通るための導路31〜33が互いに平行に形成されている。この導路31〜33によりU線、V線、W線のそれぞれの渡り配線が間隔を隔てて突起8に係止されるため、突起8上で渡り配線同士が接触することも防止される。
(3)本実施形態において、導路31〜33の長さA〜Cがそれぞれ異なり、かつステータコア5に向かって漸増する。従って、コイル10から突起8に向かう渡り配線19の経路と、突起8から隣接する突起8に向かう渡り配線19の経路が交差近接する場合であっても、渡り配線19同士が接触することがない。即ち、渡り配線が接触することを一層良く防止できる。
(4)また、本実施形態において、導路31〜33は突片9によって形成されるため、安価かつ容易に形成できる。また、通常突片9は金型により突起8と同時に形成され、例えば溝きり工程など特段の工程を追加する必要がない。
特に、各突片9は突片9が並ぶ直線と平行な方向に各々間隔をあけて配列されているため、金型の構成も容易である。具体的には、図6を参照して、突片9は、組み合わせた上側金型40と下側金型41との間にできた空間に樹脂を射出し、樹脂が固化した後、上側金型40と下側金型41とを上下方向に分離することにより突起8と同時に成型される。即ち突片9は上側金型40と下側金型41とのすき間42に形成される。各突片9は突片9が並ぶ直線と平行な方向に各々間隔をあけて配列されているため、上側金型40および下側金型41の分離する方向に複数個形成する必要がないためである。
(5)また、本実施形態において、導路31の長さAは突起8の幅により決定されているため、導路31の幅を決定するために特段の構造を必要としない。
(6)また、本実施形態において、導路32の長さBは突片9の配置(間隔)により決定されているため、導路32の幅を決定するために特段の構造を必要としない。
(7)また、本実施形態において、導路33の長さCは切欠き20と突片9の配置(間隔)により決定されている。切欠きも上側金型40により容易に形成されるため、導路33の長さCも金型のみにより容易に形成できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態においては切欠き20を形成しているが、必須ではない。突片9または他の構造により導路の長さを変えることにより、渡り配線同士の接触が避けられれば同様の効果が得られる。
・また、導路を構成する方法は突片9の隙間に構成する方法以外にも考えられる。例えば突起8に凹溝を設け導路とすることが考えられる。このような構造は上側金型と下側金型を上下方向に分離する製造工程では製造困難であるが、金型による突起形成後に削成工程を設けたり、金型構造を改変することで可能となる。
・上記実施形態においては三相6極スター配線のモータに本発明を適用した形態を示したが、他の形態にも適用可能である。例えばデルタ配線や三相9極、単相4極のモータに適用することができる。その場合必要に応じて導路の数を増減する。
・また切欠きの数や配置も適宜変更することができる。上記実施形態においては切欠き20を突起の片側のみに設けたが、反対側で渡り配線が交差しうる場合は両側に設けても良い。
次に、上記実施形態及び変形例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(a)前記導路は、前記突起に設けられた凹溝により形成されることを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。
従って、この(a)に記載の発明によれば、導路は、突起に設けられた凹溝により形成されるため、突片によらず導路を形成することができる。かかる凹溝は金型や、削成によって形成できる。この場合においても、突起には前記複数の渡り配線を互いに間隔を隔てて配置するための導路が、複数互いに平行に形成されるため、突起上における渡り配線が通る位置も固定することができ、突起上で渡り配線同士が接触することも避けることができる。
(b)前記突起の幅が、前記ステータコアに向けて増加することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電動モータ。
従って、この(b)に記載の発明によれば、突起の突起の幅、即ち導路に平行な方向の長さが、前記ステータコアに向けて増加するため、導路の長さもステータコアに向けて増加する。従って、コイルから突起に向かう渡り配線の経路と、突起から隣接する突起に向かう他の渡り配線の経路が交差近接する場合であっても、渡り配線同士が接触することがない。即ち、渡り配線が接触することを一層良く防止できる。
本発明によると、ステータコイルの渡り配線同士の接触を防止できるため、電動モータに広く適応しうる。
(a)は本発明にかかる電動モータの一実施形態についてその構造を示す軸方向断面図であり、(b)インシュレータの構造を示す、軸に垂直な断面図である。 は本発明にかかる電動モータの一実施形態におけるインシュレータを示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は側面図であり、(c)は背面図である。 本発明にかかる電動モータの一実施形態におけるインシュレータを示す等角投影図である。 本発明にかかる電動モータの一実施形態におけるインシュレータへの配線方法を示す模式図である。 本発明にかかる電動モータの一実施形態におけるインシュレータへの配線方法を示す模式図であり、(a)は図4におけるa方向からの側面図である。(b)は図4におけるb方向からの側面図である。(c)は図4におけるc方向からの側面図である。(d)は図4におけるd方向からの側面図である。(e)は図4におけるe方向からの側面図である。(f)は図4におけるf方向からの側面図である。 本発明にかかる電動モータの一実施形態におけるインシュレータを製造する金型の要部拡大模式図である。
符号の説明
1・・・ステータハウジング、2・・・フロントハウジング、3・・・リアハウジング、4・・・内周面、5・・・ステータコア、6a・・・リアイシュレータ、6b・・・フロントインシュレータ、7・・・絶縁電線、8,8a,8b,8c,8d,8e,8f・・・突起、9・・・突片、10,10a,10b,10c,10d,10e,10f・・・コイル、11・・・ステータ、13,14・・・突部、15,16・・・軸受、17・・・回転軸、18・・・ロータ、19・・・渡り配線、19ad・・・U相渡り配線、19be・・・V相渡り配線、19cf・・・W相渡り配線、23・・・リア端、24・・・フロント端、25・・・シール構造、31,32,33・・・導路、40・・・上側金型、41・・・下側金型、42・・・すき間。

Claims (3)

  1. 永久磁石を備えた略円柱状のロータと、当該ロータの外周を取り囲むステータとを備えた電動モータであって、
    前記ステータは、磁性体からなるステータコアと、前記ステータコアを覆うことにより絶縁するインシュレータと、複数の絶縁電線とを備え、
    前記複数の絶縁電線が、前記インシュレータを介して、前記ステータコアに捲回されることにより、複数のコイルが形成されるとともに、該複数のコイル間を配線する複数の渡り配線が形成され、
    前記インシュレータは、前記複数の渡り配線を係止する突起を備え、
    前記突起には、前記複数の渡り配線の各々を、間隔を隔てて略平行に配置するための複数の導路が形成されていることを特徴とする電動モータ。
  2. 前記複数の導路は、前記突起の表面上に、複数の突片を設けることにより形成されることを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。
  3. 前記突起の幅方向における前記導路の長さが前記ステータコアに向けて漸増することを特徴とする請求項2に記載の電動モータ。
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