JP2009055229A - 携帯電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】表示制御部186は、表示部16に選択項目を複数表示して、操作部12での選択操作に応じて選択された選択項目を強調表示するとともに、操作部12での選択操作が連続的に行われた場合に強調表示された選択項目を所定速度に応じて切り替える。主制御部180は、表示部16に表示される選択項目が所定の表示形態にしたがい表示される第1の表示モード(通常表示モード)と、第1の表示モードに比較して選択項目が少なく表示される第2の表示モード(拡大表示モード)とを実行可能とし、表示制御部186により表示部16に選択項目を強調表示させるとともに、第2の表示モードでの所定速度を第1の表示モードでの所定速度に比較して遅く設定する。
【選択図】図1
Description
図1に示されるように、携帯電話は、通信部11と、操作部12と、スピーカ(SP)14と、マイクロフォン(MIC)15と、表示部16と、記憶部17と、制御部18とにより構成される。
なお、EVDO通信は、1x通信よりも高速であり、1x通信は、EVDO通信と異なり、データ通信の他に音声通信もサポートするといった特徴を有している。
なお、「方向キー」は、ここでは左右上下方向の矢印キーからなり、これらを押下することにより、後述する表示部16に複数表示されるメニュー項目や入力文字に対する変換候補等の項目(選択項目)の中から任意の項目を選択させることができるとともに、更に左右上下方向のキーを押下することにより選択される任意の項目を変更させることが可能となる。そして、「決定キー」の押下により選択されている所望の項目に関する機能やメニューを実行することが可能である。
なお、表示部16に表示されている複数の項目のうち、選択されている項目は、他の項目と区別できるようにカーソル反転表示などによって強調表示される。
すなわち、音声入出力制御部184は、スピーカ14から出力される音声信号やマイクロフォン15において入力される音声信号の処理を行う。具体的には、マイクロフォン15から入力される音声を増幅し、アナログ/デジタル変換を行い、更に符号化等の信号処理を施し、デジタルの音声データに変換して制御部18に出力する。
また、音声入出力制御部184は、制御部18から供給される音声データに復号化、デジタル/アナログ変換、増幅等の信号処理を施し、アナログの音声信号に変換してスピーカ14に出力する。
表示部16は、例えば、発信時における発信先の電話番号、着信時における着信相手の電話番号、受信メールや送信メールの内容、日付、時刻、電池残量、発信成否、待ち受け画面、あるいはメニュー項目や入力文字に対する変換候補等の選択項目、ニュース等のテロップなどの各種情報や画像等を表示するものである。
これらのデータは、後述する制御部18による制御の下、記憶部17の所定の領域に割り付けられ記憶されるVRAM(Video RAM)領域に描画され、表示制御部186が表示部16を構成する表示デバイスの表示タイミングに同期して読み出し、表示部16に表示する。
また、記憶部17の所定の領域には後述する制御部18により表示データが描画されるVRAM領域が割り付けられ記憶されるものとする。更に、図2にそのデータ構造の一例が示されるように選択切替速度判定テーブル170が割り付けられ記憶される。選択切替速度判定テーブル170のデータ構造等詳細については後述する。
制御部18は、記憶部17に格納されるプログラム(オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行するコンピュータ(マイクロプロセッサ)を備えており、このプログラムにおいて指示された手順に従って上述した処理を実行する。すなわち、記憶部17に格納されるオペレーティングシステムやアプリケーションプログラム等のプログラムから命令コードを順次読み込んで処理を実行する。
以下、図3に示すフローチャートを参照しながら図1に示す本発明の実施の形態に係る携帯電子機器の動作について詳細に説明する。
システム設定時、予めユーザにより拡大表示モートの設定がなされた場合にフラグがONしているものとする。
なお、ここで、拡大表示モードの有無とは、文字サイズの指定の有無のことをいい、ユーザは、予め表示部16に表示する表示項目に対し、図2にその一例が示される文字サイズ“最小”、“小”、“中”、“大”、“最大”の5レベルを指定できるものとする。通常表示時(デフォルト)は、例えば“中”で固定されており、したがって、ここでは“大”、“最大”の場合にのみ拡大表示モードと判定されるものとする。
なお、拡大表示モードでない場合(S301“No”)、表示制御部186は、通常文字サイズに基づくメニュー項目を表示する(S303)。
主制御部180は、「矢印キー」の押下から開放までの時間が所定時間以上であり、長押しと判定された場合(S304“Yes”)、連続選択操作(矢印キーが連続押下)であることを認識し、記憶部17の所定の領域に割り付けられ記憶されてある選択切替速度判定テーブル170を参照する(S305)。
これを受け、表示制御部186は、設定された切替速度に基づき操作部12での連続選択操作に応じて選択されるメニュー項目を順次切り替えるとともに、この選択された項目を、カーソル反転、点滅等により強調表示を行う。
つまり、表示制御部186は、操作部12での連続選択操作に応じてカーソル反転表示などの強調表示される選択項目を指定文字サイズに基づく切替速度に応じて切り替える。
なお、ステップS304にて、操作部12の「矢印キー」の押下時間(押下から開放までの時間)が所定時間未満であり、長押し操作(連続選択操作)ではないと判定された場合には、指定文字サイズや通常文字サイズや動作モードに基づく切替速度に関係なく、その操作部12の「矢印キー」が押下される毎に選択されるメニュー項目が順次切り替えられて、決定キーの操作に応じて選択されている項目に対応したメニュー(機能)が実行されることとなる。
ここでは、いずれも一覧形式による表示形態が示され、例えば、図4に示されるように、通常文字サイズ設定時は、表示部16の画面に7行の情報表示を可能とし、そのときの切替速度は250msとする。
このように、長押し操作(連続選択操作)によって8番目のメニュー項目「<8>PCサイトビューア」を選択した場合、図4(a)に示される画面から図4(c)に示される画面に遷移するまでの所要時間は、250ms×7=1750msとなるため、図4(a)に示される画面に表示されている1〜7番目のメニュー項目は所定期間(1750ms)のみ表示されることとなる。
なお、上述した実施形態に代えて、長押し(連続選択操作)によって8番目のメニュー項目「<8>PCサイトビューア」を選択した場合には、図4(d)に示されるように、表示部16の画面最下行に8番目のメニュー項目「<8>PCサイトビューア」をカーソル反転表示を伴って表示させるようにしてもよい。この場合、表示部16の画面には、2〜8番目のメニュー項目が表示されることとなり、1番目のメニュー項目「<1>赤外線通信」は、上述した実施形態と同様に所定期間(1750ms)のみ表示されることとなる。
なお、長押し操作(連続選択操作)によって6番目のメニュー項目「<6>データフォルダ」を選択した場合には、図5(d)に示されるように、表示部16の画面最下行に6番目のメニュー項目「<6>データフォルダ」をカーソル反転表示を伴って表示させるようにしてもよい。この場合、表示部16の画面には、2〜6番目のメニュー項目のみが表示されることとなる。
この拡大文字サイズ設定時において、長押し操作(連続選択操作)によってメニュー項目を順次選択する場合の切替速度を、通常文字サイズ設定時の所定の切替速度(250ms)と同一に設定した場合、図5(a)に示される画面から図5(c)に示される画面に遷移するまでの所要時間は、250ms×5=1250msとなるため、図5(a)で示される画面に表示されている1〜5番目のメニュー項目は、所定期間(1250ms)のみ表示されることとなり、通常文字サイズ設定時に比べて表示時間が短くなってしまう。よって、携帯電話のユーザ、特に動体視力が低下するお年寄りなどのユーザにとっては、視認性が悪くなり使い勝手が悪くなってしまうといった問題が発生する。
そこで、本発明の実施の形態に係る携帯電子機器では、表示文字サイズの設定に連動してメニュー項目の切替速度を変更することにより、表示部16に表示される情報量が変化(減少)してもその表示時間が同じになるようにすることで視認性および操作性を高めている。具体的には、通常文字サイズ設定時(第1の表示モード実行時)に比較してメニュー項目(選択項目)が少なく表示される拡大文字サイズ設定時(第2の表示モード実行時)には、連続選択操作時のメニュー項目の切替速度(所定速度)を遅く設定することにより、即ち連続選択操作時にメニュー項目が選択されている時間(選択されているメニュー項目のカーソル反転表示時間)を長く設定することにより、表示部16の画面に表示されるメニュー項目の表示時間を通常文字サイズ設定時と略同一に設定することができ、表示されるメニュー項目の視認性及びメニュー項目選択の操作性を向上させることができる。
なお、図5(d)に示されるように、表示部16の画面最下行に6番目のメニュー項目「<6>データフォルダ」をカーソル反転表示を伴って表示させるようにした場合、表示部16の画面には、2〜6番目のメニュー項目が表示されることとなり、1番目のメニュー項目「<1>赤外線通信」は、同様に所定期間(1750ms)の間表示されることなる。
また、表示文字サイズが「最大」に設定されている場合には、表示部16の画面に3行の情報表示が可能とされて、メニュー項目の切替速度が600msに設定されるため、連続選択操作によってメニュー項目の表示画面が遷移するまでの時間は、600ms×3=1800msとなり、メニュー項目の表示時間を通常文字サイズ設定時での表示時間と略同等とすることができる。
このように、表示文字サイズが大きくなった場合、即ちメニュー項目(選択項目)が少なく表示される場合には、メニュー項目の切替速度を遅く設定する(メニュー項目が選択されている時間(選択されているメニュー項目の強調表示時間)を長く設定する)ことにより、拡大文字サイズ設定時にも視認性を高めることができ、ユーザの使い勝手(利便性)を向上できる。特に、お年寄り等、視認性を高めるために比較的大きな文字サイズを必要とする場合、さらに切替速度を遅く設定することにより、より視認性を高め、利便性を向上させることができる。
また、ニューステロップ等の文字情報をスクロール表示する際のスクロール速度についても同様に表示文字サイズに連動させることによりスクロール速度の変更が可能である。すなわち、拡大文字サイズ設定時には、表示される選択項目(メニュー項目や変換候補など)が拡大されて表示されるため、画面上に1度に表示できない(選択項目の文字情報が画面行から溢れる)場合があり、この場合には選択項目が選択された際に横スクロール表示によって選択項目の文字情報を全て表示させるようにしている。そして、拡大文字サイズ設定時には、横スクロール表示を伴う選択項目に対する連続選択操作時の切替速度を遅くする(横スクロール表示を伴う選択項目が選択されている時間(強調表示されている時間)を長くする)ことにより、通常文字サイズ設定時での選択項目が選択されている時間と比べて長く選択項目が選択されることとなる。そして、横スクロール表示によって表示される選択項目は、長くなった時間だけ横スクロール表示によってより多くの文字情報を表示させることができ、通常文字サイズ設定時に表示される選択項目の文字情報と略同量の文字情報を表示させることができる。よって、拡大文字サイズ設定時に選択項目をスクロール表示する際には、連続選択操作時の切替速度を遅くすることで、通常文字サイズ設定時と同量の文字情報を表示させることができ、視認性を高めて利便性を高めることができる。なお、横スクロール表示を伴う選択項目に対してのみ切替速度を遅く設定するようにしてもよい。
また、横スクロール表示を行う際には、スクロール表示速度(文字の移動速度)が通常文字サイズ設定時に比べて拡大文字サイズ設定時に速くなるように設定されているのが好ましい。拡大文字サイズ設定時には、通常文字サイズ設定時に比べて一定期間にスクロール表示される文字情報量が少なくなるため、拡大文字サイズ設定時でのスクロール表示速度を速めることにより、一定期間にスクロール表示される文字情報量を通常文字サイズ設定時と略同等とすることができ、視認性や利便性を向上させることができる。
なお、上述した本発明の実施の形態によれば、拡大文字サイズ設定時の切替速度は、連続選択操作による画面の遷移(改ページ)の所要時間が通常文字サイズ設定時と拡大文字サイズ設定時とで略同一となるように設定されているが、この構成に限定されるものではなく、通常文字サイズ設定時に比べて遅くなるように設定されるものであればよい。
例えば、通常の動作モードに対して、お年寄りなどの使い勝手をよくするために通常動作モードで選択可能なメニュー項目の中から限定(特定)されたメニュー項目を選択できるようにした限定動作モードや、使用頻度が高いと思われるメニュー項目を優先的に選択できるようにした優先動作モードでの選択項目(メニュー項目、変換候補など)の切替速度を遅くするようにしてもよい。
また、上述した本発明の実施の形態によれば、選択されている選択項目の強調表示の手法として、カーソル反転表示を例に挙げて説明したが、その他の手法を用いた強調表示であってもよい。
また、図1に示す本発明の実施の形態に係る携帯電子機器が有する各構成ブロックの機能は、全てをハードウェアによって実現しても、あるいはその少なくとも一部をソフトウェアで実現してもよい。例えば、制御部18を構成する、主制御部180、通信制御部181、データ入力制御部182、音声入出力制御部184、表示制御部186におけるデータ処理はLSI等のハードウェアにより実現しても良く、また、その少なくとも一部は、1または複数のプログラムによりコンピュータ上で実現してもよい。
Claims (8)
- 表示部と、
操作部と、
前記表示部に表示される複数の選択項目のうち前記操作部での選択操作に応じて選択された選択項目を前記表示部に強調表示するとともに、前記操作部での前記選択操作が連続的に行われた場合に前記強調表示される前記選択項目を所定速度に応じて切り替える表示制御部と、
前記表示部に表示される前記選択項目が所定の表示形態にしたがい表示される第1の表示モードと、前記第1の表示モードに比較して前記選択項目が少なく表示される第2の表示モードとを実行可能とし、前記第2の表示モードでの前記所定速度を前記第1の表示モードでの前記所定速度に比較して遅く設定する主制御部と、
を備えたことを特徴とする携帯電子機器。 - 前記表示制御部は、
前記第2の表示モードでは前記第1の表示モードで表示される複数の前記選択項目の中の特定の選択項目を前記表示部に表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。 - 前記表示制御部は、
前記第2の表示モードでの前記選択項目を前記第1の表示モードに対して拡大表示する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の携帯電子機器。 - 前記主制御部は、
前記第1の表示モードでの前記選択項目の表示サイズに対する前記第2の表示モードでの前記選択項目の表示サイズに応じて前記所定速度を設定する
ことを特徴とする請求項3に記載の携帯電子機器。 - 前記主制御部は、
前記第2の表示モードでの前記選択項目の連続操作に伴う改ページの所要時間を、前記第1の表示モードでの前記選択項目の連続操作に伴う改ページの所要時間に合わせるように前記第2の表示モードでの前記所定速度を制御する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の携帯電子機器。 - 前記主制御部は、
前記選択項目として前記表示部に機能メニューのメニュー項目が表示される際に、設定されている表示モードに応じて前記所定速度を設定する
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の携帯電子機器。 - 前記主制御部は、
前記選択項目として前記表示部に入力文字に対する変換候補が表示される際に、設定されている表示モードに応じて前記所定速度を設定する
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の携帯電子機器。 - 前記主制御部は、
前記第2の表示モードでの前記選択項目を前記第1の表示モードに対して拡大表示するとともにスクロール表示する場合、前記第2の表示モードでスクロール表示される前記選択項目に対する前記所定速度を前記第1の表示モードでの前記所定速度に比べて遅く設定する
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
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