JP2009054094A - 流量検定システム及び流量検定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】流量制御機器が流量制御を開始した直後から流量特性を検定することができる流量検定システムを提供すること。
【解決手段】第1遮断弁7Aと、第1遮断弁7Aの下流側に配置された流量制御機器8Aと、流量制御機器8Aの下流側の圧力を測定する圧力センサ12とを有するガス配管系の流量を、圧力センサ12が測定した圧力に基づいて検定する流量検定システム16において、流量制御機器8Aの正常時に圧力センサ12が測定する圧力を積算した標準値を記憶する標準値記憶手段27と、第1遮断弁7Aを介して流量制御機器8Aに供給され、流量制御機器8Aに流量を制御されたプロセスガスを、圧力センサ12に供給したときに、圧力センサ12が測定する圧力を積算して圧力積算値を算出し、圧力積算値を標準値と比較して、流量の異常を検知する異常検知手段14と、を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば半導体製造設備等に用いられるガス配管系に配置された流量制御機器の流量特性を検定する流量検定システム及び流量検定方法に関する。
例えば、半導体製造設備中の成膜装置、ドライエッチング装置等においては、例えばシランやホスフィン等のいわゆる特殊材料ガスや、塩素ガス等の腐食性ガス、及び、水素ガス等の強燃性ガス等を使用する。これらのガスは、その流量がプロセスの成否に直接影響すること、排気系に設置される除外装置の負担、ガス自体が高価であること、等の理由により、その流量を極めて厳格に管理される。プロセスで使用される実際のガス量は、多くても500sccm程度と少ないので、配管中に公知のマスフローコントローラを配置して、ガス種およびプロセスレシピごとに最適の流量を流すようにしている。ここで、マスフローコントローラにおける流量の設定は印加電圧の調整により行う。
ところで、プロセスガスのうち、特に、成膜用材料ガスは、その特性上ガスライン内でも固形物を析出する可能性があり、流量容量を変化させることがある。特に、マスフローコントローラは、他の部分と比較して固形物が内部の細管部分に析出する可能性が大きく、析出した場合には流量容量に与える影響が大きい。流量容量の変化が起これば、そのマスフローコントローラにおける印加電圧と実流量との関係は当然変化し、流量設定に変化がなくても実流量が変化するので、プロセスの安定性が阻害される。現実に流量容量の変化が起こった場合には、正しいガス流量を流すべく印加電圧の設定を修正しなければならない。このため、マスフローコントローラの流量を検定する必要がある。
マスフローコントローラの流量検定は、基本的には、膜流量計を使って行う。しかし、この検定方法は、配管の一部を外して行うものであり、測定後には再び配管をもとの状態に組み付けて漏れをチェックしなければならないため、作業に手間がかかる。これに対して、例えば、特許文献1には、配管を組んだままの状態で流量検定を行う方法が提案されている。
図5は、特許文献1に記載される流量検定システム110を適用したガスシステム100の構成図である。
ガスシステム100は、ガスライン101A,101Bがガス供給ライン102に集管されて、処理槽103に接続されている。流量検定システム110は、ガスライン101A,101Bに配置されたマスフローコントローラ105A,105Bが制御するプロセスガスA,Bの流量を、圧力センサ108が測定した圧力に基づいて検定する。
ガスライン101A,101Bには、上流側から、第1遮断弁104A,104Bと、マスフローコントローラ105A,105Bと、第2遮断弁106A,106Bとが配置されている。ガス供給ライン102には、終段遮断弁107が配置され、その終段遮断弁107の上流側に圧力センサ108とベントライン109が設けられている。圧力センサ108は、流量検定システム110に接続され、圧力検知信号を出力する。終段遮断弁107は、流量検定システム110又は流量検定システム110に接続する上位装置111により、弁開閉動作を制御される。
流量検定システム110は、配管系の組立直後やマスフローコントローラの交換直後に、次のようにして、マスフローコントローラ105A,105Bの各々について圧力変化率の初期値を設定している。
流量検定システム110は、例えば、マスフローコントローラ105Aについて圧力変化率の初期値を設定する場合、先ず、ガスライン101Bの第2遮断弁106Bを閉じた状態で、ガスライン101Aの第1遮断弁104Aと第2遮断弁106A、及び、ガス供給ライン102の終段遮断弁107を開く。そして、処理槽103に接続する図示しない真空ポンプなどにより、マスフローコントローラ105Aの下流側を低圧にする。
その後、終段遮断弁107を閉じ、処理槽103への排気を遮断する。このとき、第1及び第2遮断弁104A,106Aが開いているため、プロセスガスAは、マスフローコントローラ105Aにより流量が制御され、マスフローコントローラ105Aと終段遮断弁107との間の部分に導入される。これに伴い、圧力センサ108が計測する圧力値は、徐々に上昇する。流量検定システム110は、圧力センサ108が測定する圧力を一定間隔でサンプリングし、圧力変動の直線性が良い範囲について最小二乗法により傾斜を算出する。流量検定システム1は、この傾斜を初期値として記憶する。
流量検定システム110は、例えばプロセスガスAを用いて流量検定を行う場合、上記と同じ手順で、圧力センサ108が測定する圧力を一定間隔でサンプリングし、直線性が良い範囲について最小二乗法により傾斜を算出する。そして、算出した傾斜を初期値と比較する。流量検定システム110は、算出した傾斜が初期値と比べて変化していない場合には、マスフローコントローラ105Aの流量特性には変化が見られない(異常がない)と判断する。一方、流量検定システム110は、算出した傾斜が初期値と比べて変化している場合には、マスフローコントローラ105Aの流量特性に変化が生じ、マスフローコントローラ105Aに異常があると判断する。
特許3367811号公報
しかしながら、従来の流量検定システム110は、マスフローコントローラ105AがプロセスガスAの流量制御を開始した直後、圧力が流量によって不安定に変動する。そのため、従来の流量検定システム110は、マスフローコントローラ105Aが流量制御を開始してから数秒間待ち、流量を安定させた後でなければ、圧力変動の直線性が良い範囲について傾斜を算出して流量検定を行うことができなかった。
実際の成膜プロセスでは、例えば、第1遮断弁104Aを開いてプロセスガスAを処理槽103に導入すると同時に、成膜処理を開始する。成膜処理1回当たりの所要時間が5〜6secである場合、最初(例えば、マスフローコントローラ105Aが流量制御を開始してから1sec)にウエハに供給されるプロセスガスAは、成膜品質に大きく影響する。そのため、マスフローコントローラ105Aが流量制御を開始した直後から流量検定を実施することが強く望まれているが、従来の流量検定システム110は、この要望に応えることができなかった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、流量制御機器が流量制御を開始した直後から流量特性を検定することができる流量検定システム及び流量検定方法を提供することを目的とする。
本発明に係る流量検定システムは、次のような構成を有している。
(1)第1遮断弁と、前記第1遮断弁の下流側に配置された流量制御機器と、前記流量制御機器の下流側の圧力を測定する圧力センサとを有するガス配管系の流量を、前記圧力センサが測定した圧力に基づいて検定する流量検定システムにおいて、前記流量制御機器の正常時に前記圧力センサが測定する前記圧力を積算した標準値を記憶する標準値記憶手段と、前記第1遮断弁を介して前記流量制御機器に供給され、前記流量制御機器に流量を制御されたプロセスガスを、前記圧力センサに供給したときに、前記圧力センサが測定する前記圧力を積算して圧力積算値を算出し、前記圧力積算値を前記標準値と比較して、流量の異常を検知する異常検知手段と、を有する。
(2)(1)に記載の発明において、前記流量制御機器と前記圧力センサとの間に第2遮断弁を配置し、前記圧力センサの下流側に終段遮断弁を配置しており、前記流量制御機器が流量制御を開始した直後から前記圧力センサにより測定した前記第2遮断弁と前記終段遮断弁との間の圧力を積算して、前記圧力積算値を算出する。
(3)(1)又は(2)に記載の発明において、前記流量制御機器を前記ガス配管系に取り付けたときに、前記流量制御機器にプロセスガスの流量を制御させた状態で前記圧力センサに前記圧力を測定させ、前記圧力を積算した前記圧力積算値を前記標準値として前記標準値記憶手段に記憶させる標準値設定モード設定手段を有する。
(4)(1)乃至(3)の何れか一つに記載の発明において、前記第1遮断弁と、前記流量制御機器とを備えるガスラインを複数有し、前記各ガスラインが前記圧力センサに接続されており、前記流量の検定に必要な前記圧力を前記圧力センサに測定させる圧力測定時間を、前記ガスライン毎に調整する測定時間調整手段を有する。
(5)第1遮断弁と、前記第1遮断弁の下流側に配置された流量制御機器と、前記流量制御機器の下流側に配置した圧力センサとを備えるガス配管系の流量を、前記圧力センサが測定した圧力に基づいて検定する流量検定方法おいて、前記第1遮断弁を介して前記流量制御機器に供給され、前記流量制御機器に流量を制御されたプロセスガスを、前記圧力センサに供給したときに、前記圧力センサが測定する圧力を積算して圧力積算値を算出する圧力積算値算出ステップと、前記圧力積算値算出ステップにて算出した前記圧力積算値を、前記流量制御機器の正常時に前記圧力センサが検出する圧力を積算した標準値と比較する比較ステップと、前記比較ステップにおける比較結果に基づいて、流量の異常を検知する異常検知ステップと、を有する。
(6)(5)に記載の発明において、前記流量制御機器と前記圧力センサとの間に配置された第2遮断弁と、前記圧力センサの下流側に配置された終段遮断弁との間の圧力を、前記流量制御機器が流量制御を開始した直後から、前記圧力センサに測定させる圧力測定ステップを有する。
本発明の流量検定システム及び流量検定方法は、第1遮断弁を開いて流量制御機器の上流側にプロセスガスを供給し、流量制御機器に流量を制御されたプロセスガスを圧力センサに供給する。圧力センサは、流量制御機器の下流側圧力を測定する。圧力センサが測定する圧力は、流量によって変動するので、圧力を積算して圧力のバラツキを平滑化する。圧力積算値の変動は、流量制御開始直後からの流量積算値の変動を示し、ひいては流量の変動を示す。よって、流量を圧力積算値から検定することが可能である。
標準値記憶手段には、正常な流量制御機器がプロセスガスの流量を制御したときに、圧力センサが測定する圧力を積算した圧力積算値を、標準値として記憶している。流量制御機器の流量を検定する場合には、圧力センサが測定する圧力を積算した圧力積算値を、標準値記憶手段に記憶されている標準値と比較し、圧力積算値が標準値からどのように変化したかを調べる。つまり、流量制御機器の流量が、正常時の流量とどのように変化したかを調べ、流量制御機器の流量特性に生じた異常を検知する。
よって、本発明の流量検定システム及び流量検定方法によれば、流量及び圧力が不安定になる流量制御機器の流量制御開始直後から、流量制御機器の流量特性を検定することができる。
本発明の流量検定システム及び流量検定方法は、第2遮断弁と終段遮断弁との間に小容積の検知タンクを設け、その検知タンクの圧力を圧力センサで測定して流量検定を行うので、圧力センサが測定する圧力が短時間で安定し、流量検定時間を短縮することができる。
本発明の流量検定システムは、流量制御機器をガス配管系に取りつけたときに、標準値設定モード設定手段により標準値設定モードを設定すると、ガス配管系に取りつけた流量制御機器にプロセスガスを流して圧力センサが測定する圧力を積算して標準値を算出し、その標準値を標準値記憶手段に記憶する。よって、本発明の流量検定システムによれば、ガス配管系に取りつけた流量制御機器の使用条件に合わせて標準値を設定することができ、流量検定の精度を向上させることができる。
本発明の流量検定システムは、第1遮断弁と流量制御機器を備えるガスラインが圧力センサに複数接続している。流量検定時には、圧力センサはガスライン毎に圧力を測定する。このとき、圧力センサが測定する圧力は、各ガスラインに配置した流量制御機器から圧力センサまでの距離や、各ガスラインを流れるプロセスガスの比重、流量によって、ガスライン毎に異なることがある。この場合でも、本発明の流量検定システムによれば、測定時間調整手段を用いて、ガス配管系の構成やプロセスガスの性質等に応じて各ガスライン毎に圧力測定時間を調整することにより、ガスライン毎に圧力を適切に監視できる。
次に、本発明に係る流量検定システム及び流量検定方法の一実施形態について図面を参照して説明する。
<ガス供給装置の全体構成>
図1は、本発明の実施形態に係るガス供給装置1の構成を示す図である。
ガス供給装置1は、プロセスガスA,Bを供給されるガスライン2A,2Bが、ガス供給ライン3に集管され、プロセスチャンバ4に接続されている。流量検定システム16は、ガス供給装置1に適用され、プロセスガスAの流量を制御する「流量制御機器」の一例であるマスフローコントローラ8Aと、プロセスガスBの流量を制御するマスフローコントローラ8Bの流量を、マスフローコントローラ8A,8Bが流量制御を開始した直後から、圧力センサ12が測定する圧力を積算した圧力積算値を用いて検定する。
プロセスチャンバ4は、半導体ウエハに成膜やエッチング等の処理を施すCVD装置、エッチング装置等である。プロセスガスは、CVD用としてはシラン(SiH)、ホスフィン(PH3)、6フッ化タングステン(WF6)等があり、エッチング用としては塩素ガス(Cl2)や臭化水素ガス(HBr)等がある。プロセスチャンバ4は、真空ポンプ5によって減圧され、その内部圧力が圧力センサ6によって検出されている。
各ガスライン2A,2Bには、上流側から順に、第1遮断弁7A,7B、マスフローコントローラ8A,8B、第2遮断弁9A,9Bが配置されている。ガスライン2A,2Bは、ベントライン11A,11Bがマスフローコントローラ8A,8Bと第2遮断弁9A,9Bとの間から分岐し、そのベントライン11A,11B上に第3遮断弁10A,10Bが配置されており、プロセスチャンバ4を通さずに余分なプロセスガスA,Bを排気するようになっている。
第1〜第3遮断弁7A,7B,9A,9B,10A,10Bは、操作エアを供給されて弁開閉動作を行うエアオペレイトバルブである。マスフローコントローラ8A,8Bは、印加電圧に応じてプロセスガスA,Bの流量調整を行うものである。ガスライン2A,2Bは、第2遮断弁9A,9Bの下流側でガス供給ライン3に合流してプロセスチャンバ4に接続される。ガス供給ライン3には、上流側から、圧力センサ12と終段遮断弁13とが配置されている。
本実施形態では、流量検定システム16は、第1遮断弁7A,7Bと、マスフローコントローラ8A,8Bと、第2遮断弁9A,9Bと、圧力センサ12と、終段遮断弁13と、コントローラ14とで構成され、コントローラ14により標準値設定動作や流量検定動作を制御されている。コントローラ14は、上位装置15に電気通信可能に接続されている。尚、流量検定システム16は、第2遮断弁9A,9Bと終段遮断弁13との接続する配管により、圧力センサ12によって圧力を検知するための検知タンクTが構成される。
上位装置15は、ガス供給装置1全体を制御するマイクロコンピュータであって、公知のCPU、ROM、RAM等を組み合わせて構成されている。第1〜第3遮断弁7A,7B,9A,9B,10A,10Bと終段遮断弁13は、上位装置15の指令により弁開閉動作を行う。マスフローコントローラ8A,8Bは、プロセス時に、上位装置15から印加電圧を供給され、印加電圧に応じてプロセスガスA,Bの流量を制御する。圧力センサ6は、上位装置15にプロセスチャンバ4の圧力を出力する。さらに、真空ポンプ5は、上位装置15に接続されて真空動作を制御される。
<コントローラの電気ブロック構成>
図2は、図1に示すコントローラ14の電気ブロック構成を示す図である。
コントローラ14は、流量検定を制御するマイクロコンピュータであって、公知のCPU21、ROM22、RAM23、HDD24、入出力インターフェース25、通信インターフェース26とを備える。
HDD24には、標準値を記憶するための標準値記憶手段27が設けられている。「標準値」とは、マスフローコントローラ8A,8Bの流量特性を検定する際に異常の判断基準になる値をいう。「標準値」は、後述する「標準値設定モード」をコントローラ14に設定したときに標準値記憶手段27に記憶される。
入出力インターフェース25には、第1遮断弁7A,7B、マスフローコントローラ8A,8B、第2遮断弁9A,9B、第3遮断弁10A,10B、圧力センサ12、真空ポンプ5が接続され、コントローラ14が流量検定時にこれらの流体制御機器の動作を制御するようになっている。また、入出力インターフェース25には、標準値設定モード設定手段31、流量検定モード設定手段32、表示手段33、測定時間調整手段35等が接続されている。
標準値設定モード設定手段31は、配管組立時やマスフローコントローラ8A,8Bの交換時など、マスフローコントローラ8A,8Bをガス配管系に取り付けたときに、マスフローコントローラ8A,8BにプロセスガスA,Bの流量を制御させた状態で圧力センサ12に圧力を測定させ、その測定した圧力を積算した圧力積算値を「標準値」として標準値記憶手段27に記憶させる「標準値設定モード」を設定するものである。
流量検定モード設定手段32は、マスフローコントローラ8A,8Bの流量特性を検定する「流量検定モード」を設定するものである。
表示手段33は、コントローラ14の動作状態を表示するものである。表示手段33は、例えば、メッセージを表示する液晶パネルで構成しても良いし、標準設定モードや流量検定モードのON/OFF状態や、流量の異常等を点滅により知らせるLEDで構成しても良い。
測定時間調整手段35は、流量の検定に必要な圧力を圧力センサ12に測定させる圧力測定時間を、ガスライン2A,2B毎に調整するものである。
通信インターフェース26は、上位装置15に接続され、上位装置15とのデータ送受信動作を制御する。コントローラ14は、上位装置15が第1〜第3遮断弁7A,7B,9A,9B,10A,10Bと終段遮断弁13に出力する指令信号を通信インターフェース26を介して上位装置15から入力し、モニタしている。
<圧力積算値と流量との関係>
図3は、図1に示すマスフローコントローラ8Aが流量制御を開始した直後から出力する流量と、図1に示す圧力センサ12が、マスフローコントローラが流量制御を開始した直後から測定した圧力との経時変化を示す図である。横軸に時間を示し、左側縦軸に圧力変動量(ΔP)を示し、右側縦軸に流量(Q)を示す。図4は、図3に示す流量(Q)と、図3に示す圧力を積算した圧力積算値(Σp)との関係を示す図である。横軸に時間を示し、左側縦軸に圧力積算値(ΣP)を示し、右側縦軸に流量(Q)を示す。
尚、図3及び図4は、何れも、圧力測定時間(例えば、成膜処理の実行時間に対応する5〜6秒)の一部、すなわちマスフローコントローラ8Aに印加電圧を供給してマスフローコントローラ8Aに流量制御を開始させた直後から1秒間分の流量(Q)、圧力変動量(ΔP)、圧力積算値(ΣP)を示す。
流量検定システム16は、圧力センサ12が測定した圧力を積算した圧力積算値を用いて、マスフローコントローラ8A,8Bの流量を検定する。すなわち、流量検定システム16は、流量検定時に圧力積算値を算出し、算出した圧力積算値を標準値記憶手段27に記憶されている標準値と比較し、その差分が許容範囲以内である場合には、マスフローコントローラの流量特性が正常時と変化していない(異常なし)と判断し、差分が許容範囲外である場合には、マスフローコントローラの流量特性が初期時と変化した(異常あり)と判断する。尚、許容範囲とは、標準値からのズレ量を許容する範囲をいう。許容範囲は、流量検定精度によって任意に設定することができる。すなわち、流量検定精度が低い場合には、標準値からのズレ量を大きくとって許容範囲を広くし、流量検定精度が高い場合には、標準値からのズレ量を小さくとって許容範囲を狭くする。
圧力は、図3の圧力変動量X1〜X5に示すように、それぞれ対応する流量(i)〜(v)に応じて不安定に変動する。不安定な圧力変動は、流量(i)〜(v)に到達するまで続くため、マスフローコントローラ8Aが流量制御を開始した直後の流量が不安定な時期に、圧力の傾斜に基づいて流量を検定することはできない。
これに対して、図4に示す圧力積算値Y1〜Y5は、図3に示す圧力変動量X1〜X5に対応しており、圧力変動量X1〜X5に示す圧力をサンプル時間毎に積算してマップ化したものである。圧力積算値Y1〜Y5は、流量容量(流量積算値)の変動に従って増加するため、流量(i)〜(v)によって不安定に変動せず、ほぼ安定して変動する。
よって、正常時の圧量積算値(標準値)と流量検定時の圧力積算値とを比較すれば、マスフローコントローラ8A,8Bの流量特性が正常時からどのように変化したかを判断することができる。
<通常動作の説明>
流量検定システム16は、「標準値設定モード」と「流量検定モード」が設定されていないときには、ガスシステム1に通常動作をさせる。通常動作とは、プロセスチャンバ4でウエハに成膜やエッチング等の処理を施す動作をいう。
ここでは、ガス供給装置1がプロセスガスAをプロセスチャンバ4に所定流量で供給してウエハに成膜処理を施す場合を例に挙げて、通常動作を説明するが、プロセスガスBを用いて成膜処理を実行する場合も、同様の手順で行われる。
ガス供給装置1は、ガスライン2Bの第1及び第2遮断弁7B,9Bを閉じて、プロセスガスAがガスライン2Bに流入しないようにする。そして、ガスライン2Aの第3遮断弁10Aを閉じてベントライン11Aを塞ぎ、プロセスガスAの排出を阻止する。
この状態で、ガス供給装置1は、ガスライン2Aの第1及び第2遮断弁7A,9Aとガス供給ライン3の終段遮断弁13を開き、マスフローコントローラ8Aで流量を制御されたプロセスガスAをプロセスチャンバ4に供給する。プロセスガスAがマスフローコントローラ8Aからプロセスチャンバ4に流れる時間は数msecと極短時間であるため、マスフローコントローラ8Aが流量制御を開始する時間とプロセスガスAがプロセスチャンバ4に供給される時間とのタイムラグは無視できる。よって、プロセスチャンバ4は、マスフローコントローラ8Aに印加電圧を供給してマスフローコントローラ8Aに流量制御を開始させると同時に、成膜処理やエッチング処理等のプロセスを開始する。
<流量検定方法>
本実施形態では、流量検定は、第1遮断弁7A(7B)を介してマスフローコントローラ8A(8B)に供給され、マスフローコントローラ8A(8B)に流量を制御されたプロセスガスA(B)を、圧力センサ12に供給したときに、圧力センサ12が測定した圧力を積算して圧力積算値を算出した後(圧力積算値算出ステップ)、その圧力積算値を「標準値」と比較し(比較ステップ)、その後、比較結果に基づいて、流量の異常を検知する(異常検知ステップ)ことにより、行う。
<流量検定動作>
ユーザは、例えば、半導体製造装置を稼働する前に、流量検定モード設定手段32を操作して「流量検定モード」を設定する。すると、コントローラ14は、ガス供給装置1に設置されたマスフローコントローラ8A,8Bについて順次流量検定を行う。ここでは、マスフローコントローラ8Aの流量を検定する方法について説明するが、マスフローコントローラ8Bの流量を検定する方法も同様に行われる。
コントローラ14は、先ず、プロセスガスAがガスライン2Bに進入するのを防ぐために、ガスライン2Bの第2遮断弁9Bを閉じる。そして、コントローラ14は、ガスライン2Aの第1遮断弁7Aとガス供給ライン3の終段遮断弁13を開き、ガスライン2Aの第2遮断弁9Aを閉じる。これにより、第2遮断弁9A,9Bより下流側の流路がプロセスチャンバ4に接続し、真空ポンプ5を駆動するにより真空引きされて減圧される。
第2遮断弁9A,9Bより下流側の圧力は、圧力センサ12によって検出される。コントローラ14は、圧力センサ12の測定値に基づいて、第2遮断弁9A,9Bの下流側が所定圧まで減圧されたことを確認したら、終段遮断弁13を閉じる。この場合、図1の斜線部に示す検知タンクTは、所定圧まで減圧されている。
その後、コントローラ14は、第2遮断弁9Aを開き、それからプロセス時と同じ印加電圧をマスフローコントローラ8Aに供給する。それから、コントローラ14は、第2遮断弁9Aを開き、マスフローコントローラ8Aによって流量を制御されたプロセスガスAを検知タンクTに導入する。マスフローコントローラ8Aに印加電圧を供給した時を基準時間(0sec)として、圧力測定時間(例えば3sec)が経過したら、第2遮断弁9Aを閉じて、測定を終了する。
圧力測定時間が経過するまでの間、コントローラ14は、圧力センサ12が測定した圧力を一定時間間隔で取得する。コントローラ14は、圧力センサ12から取得した圧力を積算して圧力積算値を算出し、RAM23に記憶する。コントローラ14は、圧力センサ12から圧力を取得する度に圧力積算値を算出してRAM23に記憶しても良いし、圧力測定時間経過後に圧力を取得した時間(サンプリング時間)毎に圧力積算値を算出してRAM23に記憶しても良い。
そして、コントローラ14は、マスフローコントローラ8Aの「標準値」を標準値記憶手段27から読み出してRAM23にコピーし、算出した圧力積算値と標準値記憶手段27から読み出した「標準値」とをサンプリング時間別に比較し、差分を求める。算出した圧力積算値と標準値記憶手段27から読み出した「標準値」との比較は、圧力積算値を算出する都度行ってもよいし、圧力測定時間内の圧力積算値を全て算出した後にテーブル化又はマップ化してから行っても良い。
コントローラ14は、求めた差分が許容範囲以内である場合には、マスフローコントローラ8Aの流量特性が変化していない、すなわちマスフローコントローラ8Aに異常がないと判断する。この場合、コントローラ14は、異常なし信号を上位装置15に出力する。このとき、コントローラ14は、マスフローコントローラ8Aに異常がないことを表示手段33に表示し、マスフローコントローラ8Aの交換や修理をする必要がないことをユーザに知らせる。
異常なし信号をコントローラ14から入力した上位装置15は、印加電圧を変更せずにマスフローコントローラ8Aに供給し、通常動作を実行する。
一方、コントローラ14は、求めた差分が許容範囲外である場合には、マスフローコントローラ8Aの流量特性が変化した、すなわちマスフローコントローラ8Aに異常があると判断する。そして、コントローラ14は、異常検出信号を上位装置15に出力する。異除検出信号には、「標準値」と流量検定時に算出した圧力積算値との比較結果や、流量異常の内容など、マスフローコントローラ8Aの流量特性の調整に必要な情報等が含まれている。
この場合、コントローラ14は、マスフローコントローラ8Aに異常がある旨のメッセージを表示手段33に表示し、異常をユーザに知らせる。
上位装置15は、コントローラ14から入力した異常検出信号を解析し、マスフローコントローラ8Aの流量特性を初期流量特性に合わせるように、マスフローコントローラ8Aに印加する印加電圧を調整する。そして、上位装置15は、通常動作時には、調整後の印加電圧をマスフローコントローラ8Aに供給し、成膜処理等を行う。
尚、コントローラ14は、「流量検知モード」が設定されてから流量検知が終了するまでの間、表示手段33に流量検知中であることを表示する。これにより、ユーザが、流量検定途中で、「標準値設定モード」を選択したり、ガス供給装置1に通常動作させることを回避できる。
ところで、上記説明では、圧力測定時間を3secに設定した。しかし、圧力センサ12が測定する圧力は、ガスラインの長さやプロセスガスA,Bの比重、流量等により、変動率がガスライン2A,2B毎に異なることがある。この場合には、測定時間調整手段35を用いて、マスフローコントローラ8A,8B毎に圧力測定時間をガス配管構成やプロセスガスA,Bの特性に合わせて調整し、マスフローコントローラ8A,8Bが流量制御を開始した直後から圧力上昇の傾斜が一定となるまでの間、検知タンクTの圧力を圧力センサ12で確実に監視できるようにすると良い。
例えば、ガスライン2Bは、ガスライン2Aより長いため、マスフローコントローラ2Bを用いて流量検定する際の圧力変動率は、マスフローコントローラ2Aを用いて流量検定する際の圧力変動率より、小さくなる。この場合には、マスフローコントローラ8Bの流量を検定する場合の圧力測定時間を、マスフローコントローラ8Aの流量を検定する場合の圧力測定時間より長くして、圧力変動の監視時間を長くすると良い。
また、例えば、プロセスガスAの比重がプロセスガスBの比重より大きい場合には、プロセスガスAはプロセスガスBより流れにくい。この場合には、マスフローコントローラ8Aの流量を検定する場合の圧力測定時間を、マスフローコントローラ8Bの流量を検定する場合の圧力測定時間より長くして、圧力変動の監視時間を長くすると良い。
更に、例えば、プロセスガスAの流量がプロセスガスBの流量より少ない場合には、プロセスガスAの圧力変動がプロセスガスBの圧力変動より小さい。この場合には、マスフローコントローラ8Aの流量を検定する場合の圧力測定時間を、マスフローコントローラ8Bの流量を検定する場合の圧力測定時間より長くして、圧力変動の監視時間を長くすると良い。
<標準値設定動作>
ところで、流量検定時に使用する標準値は、流量検定動作を実行する前にコントローラ14によって算出され、マスフローコントローラ8A,8B毎に標準値記憶手段27に記憶される。尚、ここでは、マスフローコントローラ8Aの「標準値」を算出・記憶する場合について説明するが、マスフローコントローラ8Bの「標準値」の算出・記憶も同様に行われる。
例えば、ユーザは、ガス配管の組立時やマスフローコントローラ8A,8Bの交換時など、マスフローコントローラ8A,8Bをガスライン2A,2Bに取りつけたときに、コントローラ14の標準値設定モード設定手段31を操作して「標準値設定モード」をコントローラ14に設定する。
「標準値設定モード」が設定さたコントローラ14は、上記流量検定動作と同様、マスフローコントローラ8AにプロセスガスAの流量を制御させた状態で圧力センサ12に検知タンクTの圧力を測定させ、圧力センサ12から取得した圧力を積算して圧力積算値を算出し、この圧力積算値をマスフローコントローラ8Aの「標準値」として標準値記憶手段27に記憶する。
このとき、コントローラ14は、圧力センサ12から圧力を取得する都度、圧力積算値を算出し、標準値記憶手段27に順次記憶するようにしても良い。
また例えば、コントローラ14は、圧力測定時間中に圧力センサ12から取得した圧力をRAM23に一時的に記憶しておき、圧力測定時間経過後に圧力積算値をサンプリング時間毎に算出し、その圧力積算値をテーブル化やマップ化して標準値記憶手段27に記憶しても良い。
コントローラ14は、「標準値設定モード」を設定してから標準値の設定が完了するまでの間、表示手段33に「標準値」の設定動作中で有ることを表示する。よって、ユーザは、表示手段33を見れば、コントローラ14が流量検定できないこと、或いは、ガス供給装置1に通常動作を行わせることができないことを知ることができる。
尚、「標準値」は、マスフローコントローラ8A,8B毎に算出され、標準値記憶手段27に記憶される。これは、ガスライン2A,2Bの長さや、プロセスガスA,Bの比重、流量等によって、圧力センサ12が測定する圧力がマスフローコントローラ8A,8B毎に異なり、ひいては圧力積算値(標準値)がマスフローコントローラ8A,8B毎に異なるからである。
<具体例>
例えば、マスフローコントローラ8Aは、配管系の組立時(正常時)に、図3の流量(iv)に示す流量特性を示すとする。ユーザが、正常なマスフローコントローラ8Aをガスライン2Aに取りつけ、「標準値設定モード」を設定すると、コントローラ14は、流量検定を行う。コントローラ14は、マスフローコントローラ8Aに印加電圧を供給してマスフローコントローラ8Aに流量制御を開始させてから、圧力測定時間(ここでは、3sec)が経過するまでの間、圧力センサ12から一定時間間隔で圧力を取得する。この場合の圧力波形を、図3の圧力変動量X4に示す。
コントローラ14は、図3の圧力変動量X4に示す圧力を、サンプリング時間毎に積算し、算出した圧力積算値を「標準値」として標準値記憶手段27に記憶する。「標準値」の一例を、図4の圧力積算値Y4に示す。
その後、ユーザが、コントローラ14の「流量検定モード」を選択すると、コントローラ14は、流量検定を行う。コントローラ14は、マスフローコントローラ8Aに印加電圧を供給してマスフローコントローラ8Aに流量制御を開始させてから圧力測定時間(ここでは3sec)が経過するまでの間、圧力センサ12から圧力を取得する。この場合の圧力波形の一例を、図3の圧力変動量X5に示す。
コントローラ14は、図3の圧力変動量X5に示す圧力を、サンプリング時間毎に積算し、圧力積算値を算出する。算出した圧力積算値をマップ化すると、図4に示す圧力積算値Y5のようになる。コントローラ14は、標準値記憶手段27から「標準値」となる図4に示す圧力積算値Y4を読み出し、流量検定時に算出した圧力積算値Y5と比較する。
図4に示す圧力積算値Y4,Y5を比較すると、図中A’部において、差分が次第に大きくなっている。差分が大きくなる部分は、流量検定時の流量(v)が、正常時の流量(iv)に対してオーバーシュートを生じている部分である。
よって、マスフローコントローラ8Aが流量制御を開始した直後から流量が安定するまでの数秒間の間であっても、圧力積算値Y4,Y5を比較することにより、流量検定時の流量が正常時の流量に対して変化しているか否かを判断することができる。
<作用効果>
以上説明したように、本実施形態の流量検定システム16及び流量検定方法は、マスフローコントローラ8Aの流量特性を検定する場合には、ガスライン2Bの第2遮断弁9Bと終段遮断弁13を閉じ、ガスライン2Aの第1及び第2遮断弁7A,9Aを開いてマスフローコントローラ8Aの上流側にプロセスガスを供給し、マスフローコントローラ8Aに流量を制御されたプロセスガスAを圧力センサ12に供給する。圧力センサ12は、マスフローコントローラ8Aの下流側圧力を測定する。圧力センサ12が測定する圧力は、流量によって変動するので(図3参照)、圧力センサ12から取得した圧力を積算して圧力のバラツキを平滑化する(図4参照)。圧力積算値の変動は、流量制御開始直後からの流量積算値の変動を示し、ひいては流量の変動を示す(図4参照)。このため、流量を圧力積算値から検定することが可能である。
標準値記憶手段27には、正常なマスフローコントローラ8Aが流量を制御したときに、圧力センサ12が測定する圧力を積算した圧力積算値を、標準値として記憶している。マスフローコントローラ8Aの流量を検定する場合には、圧力センサ12が測定する圧力を積算した圧力積算値を、標準値記憶手段27に記憶されているマスフローコントローラ7Aの標準値と比較し、圧力積算値が標準値からどのように変化したかを調べる。つまり、マスフローコントローラ8Aの流量が、正常時の流量とどのように変化したかを調べ、マスフローコントローラ8Aの流量特性に生じた異常を検知する。
よって、本実施形態の流量検定システム16及び流量検定方法によれば、流量及び圧力が不安定になるマスフローコントローラ8Aが流量制御を開始した直後から、マスフローコントローラ8Aの流量特性を検定することができる。
本実施形態の流量検定システム16及び流量検定方法は、第2遮断弁9A,9Bと終段遮断弁13との間に小容積の検知タンクTを設け、その検知タンクTの圧力を圧力センサ12で測定して流量検定を行うので、圧力センサ12が測定する圧力が短時間で安定し、流量検定時間を短縮することができる。
本実施形態の流量検定システム16は、マスフローコントローラ8Aをガス配管系に取りつけたときに、標準値設定モード設定手段31により「標準値設定モード」を設定すると、ガス配管系に取りつけたマスフローコントローラ8Aにプロセスガスを流して圧力センサ12が測定する圧力を積算して標準値を算出し、その標準値を標準値記憶手段27に記憶する。よって、本実施形態の流量検定システム16によれば、ガス配管系に取りつけたマスフローコントローラ8A,8Bの使用条件に合わせて標準値を設定することができ、流量検定の精度を向上させることができる。
本実施形態の流量検定システム16は、第1遮断弁7A,7Bとマスフローコントローラ8A,8Bを備える2本のガスライン2A,2Bが圧力センサ12に接続している。流量検定時には、圧力センサ12はガスライン2A,2B毎に圧力を測定する。このとき、圧力センサ12が測定する圧力は、各ガスライン2A,2Bに配置したマスフローコントローラ8A,8Bから圧力センサ12までの距離や、各ガスライン2A,2Bを流れるプロセスガスA,Bの比重、流量によって、ガスライン2A,2B毎に異なることがある。この場合でも、本実施形態の流量検定システム16によれば、測定時間調整手段35を用いて、ガス配管系の構成やプロセスガスの性質などに応じて各ガスライン2A,2B毎に圧力測定時間を調整することにより、ガスライン2A,2B毎に圧力を適切に監視できる。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、色々な応用が可能である。
(1)例えば、上記実施形態では、流量制御機器としてマスフローコントローラ8A,8Bを使用した。これに対して、マスフローマノメータ等、流量を制御できるものであれば、マスフローコントローラ8A,8Bに変えて使用しても良い。
(2)例えば、上記実施形態では、第2遮断弁9A,9Bと終段遮断弁13とを接続する管路によって検知タンクTを構成した。これに対して、第2遮断弁9A,9Bと終段遮断弁13との間に管路とは別部材の検知タンクを配置し、その検知タンクに圧力センサ12を取りつけても良い。
(3)例えば、上記実施形態では、圧力センサ12の下流側に終段遮断弁13を配置したが、圧力センサ12と終段遮断弁13を省いてもよい。この場合、プロセスチャンバ4が検知タンクTと同様の役割を果たし、圧力センサ6が測定するプロセスチャンバ4の圧力を積算して、流量検定を行うとよい。
(4)例えば、上記実施形態では、2本のガスライン2A,2Bを備えるが、1本のガスライン又は3本以上のガスラインを備えるガス供給装置にも、流量検定システム16を適用することができる。
(5)例えば、上記実施形態では、マスフローコントローラ8A,8Bをガスライン2A,2Bに取りつけたときに、流量検定を実行して圧力積算値を算出し、その圧力積算値を「標準値」として標準値記憶手段27に記憶した。これに対して、標準値を予め標準値記憶手段27に記憶させておいても良い。
(6)例えば、上記実施形態では、流量検定時に第1〜第3遮断弁7A,7B,9A,9B,10A,10B、マスフローコントローラ8A,8B、真空ポンプ5等の動作をコントローラ14が制御したが、この制御を上位装置15に行わせても良い。
(7)例えば、上記実施形態では、ユーザが「標準値設定モード」や「流量検定モード」を設定するようにした。これに対して、マスフローコントローラ8A,8Bをガスライン2A,2Bに取りつけたことをセンサで検出したとき等に、「標準値設定モード」を自動的に実行するようにしても良い。また、半導体製造装置が起動したとき等に「流量検定モード」を自動的に実行するようにしても良い。
(8)例えば、上記実施形態では、流量検定時に終段遮断弁13を閉じて検知タンクTの圧力変動を圧力センサ12を用いて検出し、圧力積算値を算出した。これに対して、終段遮断弁13を閉じなくても、圧力センサ12が流量制御開始後から検出した圧力を積算しし、算出した圧力積算値を用いて流量検定を行ってもよい。この場合、検知タンクTの圧力が安定するまでの時間を、圧力測定時間とするとよい。この場合にも、圧力測定時間は、測定時間調整手段35によってガスラインの長さやプロセスガスの比重、流量等により、ガスライン毎に設定することが望ましい。
本発明の実施形態に係るガス供給装置の構成を示す図である。 図1に示すコントローラの電気ブロック構成を示す図である。 図1に示すマスフローコントローラが流量制御を開始した直後から出力する流量と、図1に示す圧力センサが、マスフローコントローラが流量制御を開始した直後から測定した圧力との経時変化を示す図である。横軸に時間を示し、左側縦軸に圧力変動量(ΔP)を示し、右側縦軸に流量(Q)を示す。 図3に示す流量(Q)と、図3に示す圧力を積算した圧力積算値(ΣP)との関係を示す図である。横軸に時間を示し、左側縦軸に圧力積算値(ΣP)を示し、右側縦軸に流量(Q)を示す。 従来の流量検定システムを適用したガスシステムの概略構成図である。
符号の説明
2A,2B ガスライン
7A,7B 第1遮断弁
8A,8B マスフローコントローラ(流量制御機器)
9A,9B 第2遮断弁
12 圧力センサ
13 終段遮断弁
14 コントローラ(異常検知手段)
16 流量検定システム
27 標準値記憶手段
31 標準値設定モード設定手段
35 測定時間調整手段

Claims (6)

  1. 第1遮断弁と、前記第1遮断弁の下流側に配置された流量制御機器と、前記流量制御機器の下流側の圧力を測定する圧力センサとを有するガス配管系の流量を、前記圧力センサが測定した圧力に基づいて検定する流量検定システムにおいて、
    前記流量制御機器の正常時に前記圧力センサが測定する前記圧力を積算した標準値を記憶する標準値記憶手段と、
    前記第1遮断弁を介して前記流量制御機器に供給され、前記流量制御機器に流量を制御されたプロセスガスを、前記圧力センサに供給したときに、前記圧力センサが測定する前記圧力を積算して圧力積算値を算出し、前記圧力積算値を前記標準値と比較して、流量の異常を検知する異常検知手段と、
    を有することを特徴とする流量検定システム。
  2. 請求項1に記載する流量検定システムにおいて、
    前記流量制御機器と前記圧力センサとの間に第2遮断弁を配置し、
    前記圧力センサの下流側に終段遮断弁を配置しており、
    前記流量制御機器が流量制御を開始した直後から前記圧力センサにより測定した前記第2遮断弁と前記終段遮断弁との間の圧力を積算して、前記圧力積算値を算出する
    ことを特徴とする流量検定システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する流量検定システムにおいて、
    前記流量制御機器を前記ガス配管系に取り付けたときに、前記流量制御機器に前記プロセスガスの流量を制御させた状態で前記圧力センサに前記圧力を測定させ、前記圧力を積算した前記圧力積算値を前記標準値として前記標準値記憶手段に記憶させる標準値設定モード設定手段を有する
    ことを特徴とする流量検定システム。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載する流量検定システムにおいて、
    前記第1遮断弁と、前記流量制御機器とを備えるガスラインを複数有し、前記各ガスラインが前記圧力センサに接続されており、
    前記流量の検定に必要な前記圧力を前記圧力センサに測定させる圧力測定時間を、前記ガスライン毎に調整する測定時間調整手段を有する
    ことを特徴とする流量検定システム。
  5. 第1遮断弁と、前記第1遮断弁の下流側に配置された流量制御機器と、前記流量制御機器の下流側に配置した圧力センサとを備えるガス配管系の流量を、前記圧力センサが測定した圧力に基づいて検定する流量検定方法おいて、
    前記第1遮断弁を介して前記流量制御機器に供給され、前記流量制御機器に流量を制御されたプロセスガスを、前記圧力センサに供給したときに、前記圧力センサが測定する圧力を積算して圧力積算値を算出する圧力積算値算出ステップと、
    前記圧力積算値算出ステップにて算出した前記圧力積算値を、前記流量制御機器の正常時に前記圧力センサが検出する圧力を積算した標準値と比較する比較ステップと、
    前記比較ステップにおける比較結果に基づいて、流量の異常を検知する異常検知ステップと、
    を有することを特徴とする流量検定方法。
  6. 請求項5に記載する流量検定方法において、
    前記流量制御機器と前記圧力センサとの間に配置された第2遮断弁と、前記圧力センサの下流側に配置された終段遮断弁との間の圧力を、前記流量制御機器が流量制御を開始してから、前記圧力センサに測定させる圧力測定ステップを有する
    ことを特徴とする流量検定方法。
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