JP2009051346A - 周辺監視用表示制御装置及び画像表示制御システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ステップ100にて、車速センサ9から得られた信号に基づいて、自車両の走行速度の判定を行う。つまり、自車速が、低速か中速か高速かを判断する。低速と判断された場合には、ステップ110にて、低速用の表示レンジにて、ディスプレイ21に画像を表示する。また、中速と判断された場合には、ステップ120にて、中速用の表示レンジ(中レンジ)にて、ディスプレイ21に画像を表示する。更に、高速と判断された場合には、ステップ130にて、高速用の表示レンジ(最大レンジ)にて、ディスプレイ21に画像を表示する。
【選択図】図3
Description
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、アプリケーションが異なっている場合などでも、ドライバーが自車両と障害物との相対位置や相対速度などの状況を、直感的に把握し易い周辺監視用表示制御装置及び画像表示制御システムを提供することを目的とする。
(2)請求項2の発明では、前記表示レンジを変化させる場合には、その変化の程度に応じて、前記自車両及び前記障害物の画像の大きさも変化させることを特徴する。
特に、自車両の大きさを表示レンジに合わせた寸法とした場合、例えば自車両が実際には5mのときに、表示装置の画面上で5mに対応するサイズに合わせて自車両の画像の大きさを設定した場合には、表示画像を見れば、他の車両との距離等が、自車両の画像の寸法から瞬時に把握できるという利点がある。
本発明は、表示レンジの変更方法を例示したものである。例えば自車速が大きくなるほど表示レンジを大きくする(画像の拡大率を小さくする)ことにより、例えば遠方にある他車両等を表示することができる。つまり、車速が大きくなれば、距離があっても短時間で接近する可能性が高いので、これにより、安全性が向上する。
本発明は、表示レンジの変更方法を例示したものである。例えば自車両と他車両との距離が大きくなるほど表示レンジを大きくする(画像の拡大率を小さくする)ことにより、例えば遠方にある他車両等を表示することができる。これにより、遠方の車両の位置も認識できるので、安全性が向上する。また、例えば自車両と他車両との距離が小さいほど表示レンジを小さくする(画像の拡大率を大きくする)ことにより、自車両の近接領域を大きく表示できるので、他車両との位置関係を明確に把握でき、安全性が向上する。
本発明は、表示レンジの変更方法を例示したものである。例えば自車両と他車両との相対速度(特に接近速度)が大きくなるほど表示レンジを大きくする(画像の拡大率を小さくする)ことにより、例えば遠方にある他車両等を表示することができる。これにより、遠方ではあるが接近速度の速い車両の位置が早めに認識できるので、安全性が向上する。
本発明は、表示レンジの変更方法を例示したものである。例えば障害物との距離のみや相対速度のみに基づいて表示レンジを変更する場合に比べて、両要素を加味して判断した方が、一層好ましい表示が可能である。
(7)請求項7の発明では、前記障害物の速度に応じて、前記表示レンジを変化させることを特徴とする。
本発明は、表示レンジの変更方法を例示したものである。例えばドライバーが車線変更する場合には、方向指示器(ウインカ)を操作することが考えられるので、例えばウインカが操作されたされた場合には、表示レンジを小さくして近接した領域を拡大し、側後方の車両がよく分かるように表示してもよい。これにより、衝突等の危険を回避することができる。
本発明は、表示レンジの変更方法を例示したものである。例えば前方にて交差する優先道路を走行している車両がある場合(特に交差点に進入する車両がある場合)に、路車間通信によりその情報が得られたときには、表示レンジを変更する。例えば、優先道路を走行している車両を表示できるような表示レンジに変更する。これにより、ドライバーが視認できない車両であっても、事前にその情報を把握できるという利点がある。
例えば車間距離が小さいものや接近速度が高いものほど危険度が高いと判断し、例えば色彩にて、赤色→橙色→黄色等の様に危険度の程度を設定し、その色等にて他車両などを表示してもよい。
[第1の実施形態]
本実施形態の周辺監視用表示制御装置は、自車両の周囲の障害物(他車両、人、固定物など)を検出し、自車両や障害物の状態(位置や速度など)に応じて、自車両や障害物の画像等の表示の制御を行う装置である。
図1に示す様に、本実施形態の周辺監視用表示制御装置1は、車両に搭載された画像表示制御システム3において、画像の表示等の制御を行うものであり、周知のマイクロコンピュータを主要部とする電子制御装置から構成されている。
本処理は、自車速に応じて表示レンジ(表示範囲)を切り換えるものである。
図3のフローチャートに示す様に、周辺監視用表示制御装置1では、ステップ(S)100にて、車速センサ9から得られた信号に基づいて、自車両の走行速度の判定を行う。つまり、自車速が、低速(例えば30km/h未満)か、中速(例えば30km/h 以上60km/h未満)か、高速(例えば60km/h以上)かを判断する。
具体的には、図4(b)に示す様に、同心円間の距離を例えば6mと設定し、それに合うように自車両のマーク等を表示する。
具体的には、図4(c)に示す様に、同心円間の距離を例えば10mと設定し、それに合うように自車両のマーク等を表示する。また、同図の上方の車両が先行車で、下方の車両が後方車であり、自車両と同様なサイズのマークとしてある。
c)この様に、本実施形態では、自車両の速度に応じて、表示レンジ(従って画像の拡大率(又は縮小率))を自動的に変更しているので、ディスプレイ21を見るだけで、車両の周囲の状況を直感的に一瞬で把握することができる。
次に、第2の実施形態について説明するが、前記第1の実施形態と同様な内容の説明は省略する。
図5のフローチャートに示す様に、周辺監視用表示制御装置1では、ステップ200にて、信号待ちの停止や渋滞での極低速の走行であるか否かを判定する。具体的には、車速センサ9から得られた信号に基づいて、自車両の走行速度が、停止又は極低速(例えば10km/h以下)か否かを判定する。なお、信号待ちか否かは、路車間通信により得た情報により判断してもよい。
ステップ210では、自車速が極低速以下であるので、図6(a)に示す様に、低速用の表示レンジ(最大レンジ)にて、ディスプレイ21に画像を表示する。
例えばその相対速度が中程度の場合には、危険度が中程度として橙色で表示する。
このように、本実施態様では、後方車両との距離に応じて表示レンジを切り換えるので、後方から接近する車両を早めに認識することができる。また、後方車両との距離に応じて表示レンジを切り換えるので、後方車両の接近の状態を容易に把握することができる。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態について説明するが、前記第1の実施形態と同様な内容の説明は省略する。
図7のフローチャートに示す様に、周辺監視用表示制御装置1では、ステップ300にて、信号待ちの停止や渋滞での極低速の走行であるか否かを判定する。ここで、肯定判断されるとステップ310に進み、一方否定判断されるとステップ360に進む。
続くステップ320では、後方車両の相対速度(接近速度)の判定を行う。つまり、後方車両の接近速度が、高速か中速か低速かを判断する。
また、中速と判断された場合には、ステップ340にて、前記図6(c)に示す様に、中速用の表示レンジ(中レンジ)にて、ディスプレイ21に画像を表示する。
一方、前記ステップ300にて否定判断されて進むステップ360では、自車両が極低速ではないので、自車速に応じて、前記第1の実施態様と同様に、ステップ100〜130の処理を行い、その後前記ステップ320以降の処理に進む。なお、ここで、自車速の判定を行うことなく、ステップ310〜350の処理を行ってもよい。
[第4の実施形態]
次に、第4の実施形態について説明するが、前記第1の実施形態と同様な内容の説明は省略する。
図9のフローチャートに示す様に、周辺監視用表示制御装置1では、ステップ400にて、信号待ちの停止や渋滞での極低速の走行であるか否かを判定する。ここで、肯定判断されるとステップ410に進み、一方否定判断されるとステップ460に進む。
続くステップ420では、後方車両の実速度の判定を行う。つまり、後方車両の実速度が、高速か中速か低速かを判断する。
また、中速と判断された場合には、ステップ440にて、前記図6(c)に示す様に、中速用の表示レンジ(中レンジ)にて、ディスプレイ21に画像を表示する。
一方、前記ステップ400にて否定判断されて進むステップ460では、自車両が極低速ではないので、自車速に応じて、前記第1の実施態様と同様に、ステップ100〜130の制御を行い、その後前記ステップ420以降の処理に進む。なお、ここで、自車速の判定を行うことなく、ステップ410〜450の処理を行ってもよい。
[第5の実施形態]
次に、第5の実施形態について説明するが、前記第1の実施形態と同様な内容の説明は省略する。
本実施形態では、車線変更をする際に、ドライバーがウインカを点滅させる操作を行った場合に、車両の周囲に障害物があると判断されたときには、表示レンジを切り換える。
なお、この表示レンジの切り換えとともに、音声や電子音等で、ドライバーに報知することが好ましい。
[第6の実施形態]
次に、第6の実施形態について説明するが、前記第1の実施形態と同様な内容の説明は省略する。
本実施形態では、図11に示す様に、自車両が交差点に接近した場合に、道路等に設置された(道路側の)路車間通信装置31からの信号を、(自車両側の)路車間通信装置13にて受信する。この信号には、前方にて交差する道路が、例えば優先道路であるとの情報や、その道路をこの交差点に向かって走行している車両がある旨や、その車速の情報が含まれている。
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な態様にて実施することが可能である。
この記録媒体としては、マイクロコンピュータとして構成される電子制御装置、マイクロチップ、フレキシブルディスク、ハードディスク、DVD、光ディスク等の各種の記録媒体が挙げられる。つまり、上述した周辺監視用表示制御装置の処理を実行させることができるプログラムを記憶したものであれば、特に限定はない。
3…画像表示制御システム
5…レーダー
7…レーザー
11…電子カメラ
21…ディスプレイ
Claims (11)
- 表示装置に、自車両とその周囲の障害物との位置関係に基づいて、前記自車両と前記障害物との画像を表示する周辺監視用表示制御装置において、
前記自車両及び前記障害物のうち少なくとも一方の状態に応じて、前記表示装置の表示レンジを変化させることを特徴する周辺監視用表示制御装置。 - 前記表示レンジを変化させる場合には、その変化の程度に応じて、前記自車両及び前記障害物の画像の大きさも変化させることを特徴する請求項1に記載の周辺監視用表示制御装置。
- 前記自車両の車速に応じて、前記表示レンジを変化させることを特徴とする請求項1又は2に記載の周辺監視用表示制御装置。
- 前記自車両と前記障害物との相対位置に応じて、前記表示レンジを変化させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の周辺監視用表示制御装置。
- 前記自車両と前記障害物との相対速度に応じて、前記表示レンジを変化させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の周辺監視用表示制御装置。
- 前記自車両と前記障害物との相対位置及び相対速度に応じて、前記表示レンジを変化させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の周辺監視用表示制御装置。
- 前記障害物の速度に応じて、前記表示レンジを変化させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の周辺監視用表示制御装置。
- 前記自車両の運転者の挙動に応じて、前記表示レンジを変化させることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の周辺監視用表示制御装置。
- 路車間通信によって得られた前記障害物の情報に基づいて、前記表示レンジを変化させることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の周辺監視用表示制御装置。
- 前記自車両と前記障害物との接触の可能性を示す危険度を判定し、該危険度の高い障害物ほど強調表示を行うことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の周辺監視用表示制御装置。
- 前記請求項1〜10のいずれかに記載の周辺監視用表示制御装置に、少なくとも前記表示装置及び前記自車両の周辺を監視する装置を備えたことを特徴とする画像表示制御システム。
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