JP2009048820A - 配線器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】予期せずに解除レバーが操作され、電線の接続状態が解除されてしまうことを防止できる配線器具を提供することにある。
【解決手段】配線器具は、器体1に収納された速結端子装置を備え、速結端子装置は、電線挿入孔91より器体1に導入された電線200に接触する端子板10との間で電線200を狭持、抜け止めする錠ばね20による抜け止め状態を解除する解除レバー30を有し、解除レバー30は、後端側に位置する接続位置と前端側に位置する解除位置との間を移動自在となる形で器体1の側面に取り付けられた手動操作用の操作部31を有し、器体1の上記側面には、当該側面内で操作部31の移動方向に直交する方向において操作部31と並ぶ形の突出部94が設けられ、突出部94は、上記側面からの突出寸法が上記解除位置に位置した操作部31以上で、かつ後端部が上記解除位置に位置した操作部31の後端部よりも後方に位置している。
【選択図】図1

Description

本発明は、速結端子装置を備えた配線器具に関するものである。
従来から、スイッチやコンセントなどの配線器具が提供されており、この種の配線器具は、造営材に形成された埋込孔より前面が露出する形で造営材に埋め込み設置される器体と、器体に収納され当該器体に設けた電線挿入孔を通して器体内に導入された電線を接続するために速結端子装置とを備えている。
上記速結端子装置としては、例えば、スイッチにおける接点やコンセントにおける刃受などと電気的に接続された端子板と、端子板との間で電線(導体)を狭持して電線と端子板を電気的に接続すると同時に電線を鎖錠して抜け止めする錠ばねと、器体に設けた操作孔を通してドライバなどの工具で操作され錠ばねによる鎖錠を解除する解除釦とで構成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
ところが上記速結端子装置を備えた配線器具は、電線が確実に接続されているのか否かが外部から確認できないため、施工者に対して不安感を与えるという問題があった。また、上記速結端子装置において錠ばねによる電線の鎖錠を解除するためには、ドライバなどの工具を使用しなければならず、電線の解除作業が行い難いという問題もあった。
上述の点に鑑み、手動操作によって錠ばねによる鎖錠を解除することができる速結端子装置を備えた配線器具が提案されており(例えば、特許文献2参照)、以下、この種の配線器具について図7〜図14を参照して説明する。
図7に示す配線器具は、所謂アースターミナル付きの埋込形コンセントであり、合成樹脂製の箱形のボディ1aとカバー1bとを金属製の組立枠2により結合して器体1を構成している。
ここで、組立枠2は、所謂埋込ボックス300(図15参照)などに取り付けるための取付枠を兼ねるものであって、JISにおいて埋込型の配線器具用に規格化されている一連の取付枠(JIS C 8375 大角形連用配線器具の取付枠)とほぼ同一の形状および寸法に形成されている。なお、組立枠2の長手方向に対向する取付片2c,2cには、埋込ボックス300に取り付けるためのボックスねじ用の長孔2d,2dと、壁を構成する石膏ボードなどに取り付けるための従来周知のはさみ金具(図示せず)が取着される取着孔2e,2eと、前面にプレート枠(図示せず)等を取り付けるためのプレートねじ用のねじ孔2f,2fと、壁材などに組立枠2を直に取り付ける際の取付ねじ等が挿通されるねじ挿通孔2g…とが少なくとも設けてある。
器体1は、上記規格化された一連の取付枠に3個まで取り付けることのできる単位寸法の配線器具Cの3個分の寸法(以下、「3個モジュール寸法」と称する)に形成されており、ボディ1aおよびカバー1bの両側面に突設された凸部3a,3bが、組立枠2の両側片2a,2aから各々一対ずつ突設されている略U形の突出片2b…の内側周縁に係止されることによって、ボディ1aとカバー1bとが組立枠2により固定されて器体1が組み立てられている。
カバー1bの前面(器体1の前面)には、一対の栓刃挿入口4a,4bと接地極挿入口4cからなるプラグ差込み口4がカバー1bの長手方向に沿って2組設けてあり、接地極付のプラグ(図示せず)を2個同時に接続できるようになっている。また、カバー1bの前面における長手方向一端側(図7における右上側)には、配設された2組のプラグ差込み口4と並ぶ形で、2極のプラグに設けられたアース線が接続されるアースターミナル5が配設され、アースターミナル5の前面を覆う扉6がカバー1bに開閉自在に取り付けられている。
一方、器体1の内部には、2組の挿入口4a,4b,4cから挿入された栓刃および接地極と各別に電気的および機械的に接続される一対の接地側刃受7a,7a、電圧側刃受8a,8aならびに接地刃受9a,9aが、各挿入口4a,4b,4cに対応する形(各挿入口4a,4b,4cの奥に位置する形)に収納されている。ここで、接地側刃受7a,7aは、板状の金属部材を加工することで、上記速結端子装置を構成する接地側端子板10の両端に一体形成される。同様に、電圧側刃受8a,8aも、板状の金属部材を加工することで、上記速結端子装置を構成する電圧側端子板10の両端に一体形成される。そして、接地側刃受7a,7aと接地側端子板10とで接地側刃受ブロック7が構成されるとともに、電圧側刃受8a,8aと電圧側端子板10とで電圧側刃受ブロック8が構成されている。なお、これら接地側刃受ブロック7と電圧側刃受ブロック8とは、全く同一の形状を有している。
一対の接地刃受9a,9aは、同じく板状の金属部材を加工することによって、橋絡片9bの両端に一体形成される。また、橋絡片9bの一端側には本発明に係る速結端子装置を構成する一対の接地端子板10’,10’が一体形成されており、接地刃受9a,9aと橋絡片9bと接地端子板10’とで接地刃受ブロック9が構成されている。また、一対の接地端子板10’,10’にはねじ端子金具5aがかしめ固定され、ねじ端子金具5aとねじ5bと座金5cとでアースターミナル5が構成されている。
アースターミナル用の扉6は、可撓性を有する樹脂などから形成されており、先端がカバー1bの挿入口(図示せず)に挿入されて、カバー1bに係止離脱自在に係止される係止片6a,6aと、ヒンジ部6b,6bを介して係止片6a,6aに接続されるとともに、カバー1bの前面端部に設けられた開口部1cを開閉自在に覆う覆い部6cとから構成される。覆い部6cは、薄肉状のヒンジ部6b,6bにより、係止片6a,6aに対して曲げ伸ばし自在となっている。すなわち、扉6の覆い部6cは、係止片6a,6aに対して伸ばしたり折り曲げたりすることにより、カバー1bの開口部1cを開閉することができるようになっており、閉じた時にアースターミナル5を覆い隠すようになっている。
また、器体1には、プラグ差込口4の栓刃挿入口4a,4bを自動的に遮蔽する一対の扉100,100が収納されている。つまり、配線器具Cは、所謂扉付きのコンセントである。扉100は、合成樹脂成形品からなり器体1内に収納された中枠101の前面側に、カバー1bの背面側において栓刃挿入口4a,4bを遮蔽する位置と開放する位置との間でスライド移動自在に配置され、板ばねからなる復帰ばね102によって栓刃挿入口4a,4bを遮蔽する位置に移動する向きに弾性付勢されている。つまり、栓刃挿入口4a,4bに挿入されたプラグの栓刃に押されることで復帰ばね102のばね力に抗して扉100がスライド移動し、扉100で遮蔽されていた栓刃挿入口4a,4bが開放されて栓刃を刃受7a,8aに接続することができ、反対にプラグを抜くと復帰ばね102のばね力によって扉100がスライド移動して栓刃挿入口4a,4bを遮蔽する位置に復帰し、栓刃挿入口4a,4bを通して器体1内に異物が侵入するのを防ぐ。
次に上記速結端子装置について説明する。上記速結端子装置は、図7に示すように、器体1の後面に貫設された電線挿入孔91を通して器体1に導入された電線200に接触する端子板10又は10’と、ばね力を利用して端子板10,10’との間で電線200を狭持するとともに鎖錠部(後述するばね片22の先端)が電線200に当接して抜け止めする接続手段となる錠ばね20、当該錠ばね20による抜け止め状態を解除する解除レバー30と、補助ばね50とで構成されている。
端子板10は、弾性を有する帯状の金属板より曲成され、図8(a)〜(c)に示すように、短冊状の主片11と、主片11の長手方向に沿った一方の端縁から後方へ垂下された一対の接触片12と、主片11の長手方向に沿った他方の端縁から後方へ垂下された当接片13とを一体に備えている。ただし、図8においては主片11の両端部分に一体形成された刃受(接地側刃受7a、電圧側刃受8a)を省略している。接触片12には電線の挿入方向(図8(c)における上下方向)に沿った両端部において電線を押圧する一対の押圧部12a,12bと、上側の押圧部12bの先を当接片13から離れる向きに曲げ起こしてなる被係止部12cとが設けられ、押圧部12bと主片11の間には、ボディ1aの底壁に貫設されている電線挿入孔91と対向し電線が挿通される挿通部14が形成されている。
錠ばね20は、図7に示すように、弾性を有する帯状の金属板を略J字状に曲げ加工してなり、端子板10の主片11並びに当接片13に当接する鈎形の導通片21と、導通片21の下端より略U字状に曲げ形成された前述のばね片22とを有し、電線に当接して抜け止めするばね片22の先端が鎖錠部となる。また、ばね片22には電線から離れる向き(導通片21に近づく向き)に凸となる曲げ部22aが設けられている。このような錠ばね20は、図10に示すように主片11と当接片13に導通片21を当接させるとともにばね片22を接触片12と対向させる形で端子板10の内側に配置される。ここで、接触片12の幅寸法がばね片22の幅寸法よりも狭くなっており、電線の挿入方向と直交する方向(図8(b)における左右方向)から見て接触片12の両側にばね片22がはみ出すようになっている。なお、上述のように構成される端子板10ならびに錠ばね20はボディ1aに設けられた端子板収納室90に収納される。
そして、錠ばね20は、電線挿入孔91から挿入される電線を端子板10の接触片12と錠ばね20のばね片22との間で狭持するとともに鎖錠部(ばね片22の先端)を電線に当接することで抜け止めする。
解除レバー30は合成樹脂成形品からなり、図9(a)〜(c)に示すように棒状の操作部31と、矩形板状であって操作部31とほぼ平行に配置された板状部(係止部)32と、操作部31と板状部32の長手方向両端同士を連結する連結部33,33と、連結部33,33より各々側方へ突出する腕部34,34と、腕部34,34の先端部分より内側に突出する軸部35,35と、軸部35,35先端面の中央寄りの位置から突出する突台状の押動部36,36とが一体に形成されている。そして、軸部35,35先端面の外側の部分と押動部36,36の外側の面とで補助ばね50を位置決めするための位置決め部37,37が構成されている。
ここで、配線器具Cでは、各端子板10,10’に対して送り配線用を含めて速結端子装置がそれぞれ2つずつ設けられ、これら2つの速結端子装置が各端子板10,10’とともにボディ1aの各端子板収納室90に並べて収納される。ボディ1aの側面には端子板収納室90と通じる複数の縦溝93が設けられており、隣り合う一対の縦溝93,93を通して連結部33並びに操作部31が器体1の外に配置された状態で解除レバー30がボディ1aに取り付けられる。ボディ1a内で一対の縦溝93,93と電線挿入孔91とに挟まれた部位には、図11に示すように解除レバー30の回動時に操作部31が前後方向に移動する形に軸部35,35を支持する一対の支持用リブ92,92が設けられている。
補助ばね50は、図7および図12に示すように帯板状のばね材を曲げ加工してなり、器体1(ボディ1a)の内部壁に当接する当接片51と、先端近傍で解除レバー30に当接するばね片52と、ばね片52と当接片51とを連結する略U字形状の連結片53と、当接片51の先端から突出する鈎形の突片54とを一体に有する。
また、ばね片52は、解除レバー30に当接する部位よりも先端側が解除レバー30から離れる向きに曲げられ、さらに上記当接部位よりも連結片53寄りの部位で解除レバー30から離れる向きに屈曲してなる。このような補助ばね50は、図12に示すように錠ばね20とともに端子板10の内側に配置され、ばね片52の先端部52aが解除レバー30の腕部34に設けられている位置決め部37に位置決めされて解除レバー30を反操作方向に弾性付勢することになる。
このような補助ばね50は、解除レバー30に当接する部位よりも後端寄りの部分(当接片51)が器体1の内部壁に当接して支持されるとともに、ばね片52の先端部52aが解除レバー30の腕部34に設けられている位置決め部37に位置決めされる。また、図12に示すように補助ばね50に対して電線の反挿入向き(図12における下向き)に当接する部位11aが端子板10に設けられ、補助ばね50が電線の挿入向きにずれることを抑制している。
上記速結端子装置では、電線200が接続されていない状態においては、図13に示すように板状部(係止部)32が端子板10の被係止部12cに係止(ラッチ)する回動位置まで解除レバー30が回動させてある(以下、この回動位置を「初期位置」と称する)。解除レバー30が上記初期位置にあるときは錠ばね20のばね片22の両端部が一対の押動部36,36に押動されて鎖錠部(ばね片22の先端)が接触片12から離れる向きに撓んだ状態にある。このときばね片22のばね力と補助ばね50のばね力によって解除レバー30が反操作方向(図13における反時計回り)に弾性付勢されるが、板状部32が端子板10の被係止部12cに係止しているために解除レバー30は上記初期位置に保持されることになる。
そして、電線挿入孔91を通して電線200の導体201を接触片12とばね片22との間に導入すると、図14に示すように挿通部14を通して導体201の先端が解除レバー30の板状部32に当接し、板状部32を押し上げて板状部32と被係止部12cとのラッチ状態を解除する。そうすると、ばね片22ならびに補助ばね50のばね力で弾性付勢されていた解除レバー30が反操作方向(図14における反時計回り)に回動し、解除レバー30の操作部31は、器体1の側面の後端側に移動し、図13においてPで示す位置に位置する(以下、この位置を「接続位置」と称する)。そして、電線200は、ばね片22先端の鎖錠部が導体201に当接することによって抜け止めされ、またばね片22のばね力によって導体201が接触片12に弾接する。さらに導体201は一対の押圧部12a,12bによってばね片22の方へ押圧され、鎖錠部と一対の押圧部12a,12bの押圧力が均衡して電線200が狭持される。
このように被係止部12cとの係止が外れる際には、板状部32が被係止部12cに弾かれて音が発生するため、この音によって電線200が速結端子装置に接続されたことが確認できる。
ここで、端子板10の主片11には導体201の先端を挿通部14に案内するための案内部が設けられており、この案内部によって導体201を確実に挿通部14に挿通させることができる。なお、本実施形態においては主片11に設けられた孔からなる挿通部14において被係止部12cと対向する端縁に形成された傾斜面14aを案内部としている(図13参照)。
一方、上述したように電線200が接続された状態で操作部31を上記接続位置から器体1の前方(図13における上方向)へ押し上げるように操作すれば、支持用リブ92,92に支持された軸部35,35を支点にして解除レバー30が電線接続時と反対方向(図13における時計回り)に回動し、解除レバー30の操作部31は、器体1の側面の前端側に移動し、押動部36,33が錠ばね20のばね片22を押圧して導体201に当接している鎖錠部(ばね片22の先端)を導体201から離すようにばね片22を撓ませて電線200の引き抜きが可能となる。以下の説明では、操作部31を上記接続位置から器体1の前方に移動させた際に、電線200の引き抜きが可能となる操作部31の位置を、解除位置と称する。
以上述べたように、従来の配線器具Cの上記速結端子装置における解除レバー30には、器体1の側面に当該側面の後端側に位置する上記接続位置と上記側面の前端側に位置する上記解除位置との間を移動自在に取り付けられた手動操作用の操作部31が設けられており、この、操作部31を上記接続位置から上記解除位置に移動させることによって、電線200の引き抜きが可能となっている。
特開平11−185905号公報(段落〔0014〕、および図1参照) 特開2007−149629号公報
上記配線器具Cの器体1は、例えば、図15に示すような埋込ボックス300を用いて、住宅の壁などの造営材に形成された埋込孔より前面が露出する形で造営材に埋め込み設置される。
図15に示す埋込ボックス300は、3個モジュール寸法の器体1を短手方向に2つ並べて取り付けることができる大きさの前面が開口した箱状に形成されており、長手方向両側それぞれの内側面における短手方向両側には取付片310が一体に突設されている。これら取付片310には、組立枠2の長孔2d,2dを挿通したボックスねじが螺着されるねじ孔320が形成されている。また、埋込ボックス300の後壁部(底壁部)には、商用電源(図示せず)や負荷(図示せず)との接続用の電線200を埋込ボックス300内に挿入するための挿入孔(図示せず)が設けられている。
そして、配線器具Cは、埋込ボックス300内に引き込まれた電線300を電線挿入孔91より器体1内に挿入して速結端子装置に接続してから、器体1を埋込ボックス300内に差し入れ、その後に、組立枠2の長孔2d,2dを挿通させたボックスねじをねじ孔320に螺着することによって、埋込ボックス300に取り付けられる(造営材に埋め込み設置される)。
ところで、このような埋込ボックス300に取り付けられる2つの配線器具Cがいずれもコンセント(上述のアースターミナル付きの埋込形コンセント)やスイッチなどである場合には特に問題はないが、一方がこのようなコンセントなどの商用電源と電線200で接続される配線器具Cであり、他方が商用電源の電線200ではなくこれよりも低圧の電線200が接続される配線器具(例えば、モジュラジャックなど)である場合には、埋込ボックス300には、埋込ボックス300内のスペースを比較的高圧の電線200が接続される配線器具が収納されるスペースと、比較的低圧の電線200が接続される配線器具が収納されるスペースとに仕切って、これら配線器具間の漏電などを防止するセパレータ330を設ける必要がある。
上記セパレータ330を埋込ボックス300内に配置されていると、図7〜図14に示す配線器具の器体1を埋込ボックス300内に差し入れる際に、図16に示すように、セパレータ330の先端部(前端部)が解除レバー30の操作部31の後端部に当接するおそれがあり、そのまま器体1を埋込ボックス300内に差し入れると、セパレータ330によって操作部31が器体1の前面側に押圧されることになる。
そのため、従来の配線器具Cでは、電線200が接続されて上記接続位置に位置していた操作部31が、セパレータ330などの物体によって、上記接続位置から上記解除位置に移動する(解除レバーが操作される)おそれがあり、これによって、速結端子装置による電線の接続状態が解除されてしまい、電線200と速結端子装置との接触状態が不安定になってしまうおそれがあった。
本発明は上述の点に鑑みて為されたもので、その目的は、予期せずに解除レバーが操作され、電線の接続状態が解除されてしまうことを防止できる配線器具を提供することにある。
上述の課題を解決するために、請求項1の発明では、造営材に形成された埋込孔より前面が露出する形で造営材に埋め込み設置された器体と、当該器体に収納された速結端子装置とを備え、速結端子装置は、器体の後面に貫設された電線挿入孔を通して器体に導入された電線に接触する端子板と、ばね力を利用して端子板との間で電線を狭持するとともに鎖錠部が電線に当接して抜け止めする接続手段と、当該接続手段による抜け止め状態を解除する解除レバーとで構成され、解除レバーは、器体の側面に当該側面の後端側に位置する接続位置と上記側面の前端側に位置する解除位置との間を移動自在に取り付けられた手動操作用の操作部と、操作部が上記接続位置から上記解除位置に移動されたときに電線に当接した鎖錠部をばね力に抗して電線から引き離す向きに押し動かす押動部とを有し、器体の上記側面には、当該側面内で操作部の移動方向に直交する方向において操作部と並ぶ形に、誤操作防止用の突出部が設けられ、突出部における上記側面からの突出寸法は、上記解除位置に位置した操作部における上記側面からの突出寸法以上であり、突出部の後端部は、上記解除位置に位置した操作部の後端部よりも器体の後方に位置していることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、器体の側面には、誤操作防止用の突出部を、当該側面内で操作部の移動方向に直交する方向において操作部と並ぶ形に形成してあり、しかも突出部の後端部は、上記解除位置に位置した操作部の後端部よりも器体の後方に位置しているので、接続位置に位置した操作部の後端部に物体が当接し、当該物体が操作部を接続位置から解除位置に移動させるように器体に対して相対変位したとしても、操作部が接続位置から解除位置まで移動させられる前に、上記物体が突出部の後端部に当接するから、上記物体によって操作部が解除位置に移動させられることがなく、しかも、突出部における上記側面からの突出寸法は、上記接続位置に位置した操作部における上記側面からの突出寸法以上となっているので、上記物体が突出部の側面に沿う形で器体に対して相対変位した場合でも、上記物体によって操作部が解除位置まで移動させられることがないから、予期せずに解除レバーが操作され、電線の接続状態が解除されてしまうことを防止できる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、突出部の後端部は、上記接続位置に位置した操作部の後端部よりも前方に位置していることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、解除レバーの操作部を手動操作する際に、突出部が邪魔になってしまうことを抑制でき、解除レバーの操作性を向上できる。
本発明は、予期せずに解除レバーが操作され、電線の接続状態が解除されてしまうことを防止できるという効果を奏する。
本発明の一実施形態の配線器具Cは、図2〜図3に示すように、上記従来例(図7〜図14に示す従来例)と同様のアースターミナル付きの埋込形コンセントであり、上記従来例と同様に、造営材400(図6(a)参照)に形成された埋込孔410(図6(a)参照)より前面が露出する形で造営材400に埋め込み設置された器体1と、当該器体1に収納された速結端子装置とを備え、速結端子装置は、器体1の後面に貫設された電線挿入孔91を通して器体1に導入された電線200に接触する端子板10と、ばね力を利用して端子板10との間で電線200を狭持するとともに鎖錠部(ばね片22の先端)が電線200に当接して抜け止めする接続手段となる錠ばね20、当該錠ばね20による抜け止め状態を解除する解除レバー30と、補助ばね50とで構成され、解除レバー30は、器体1の側面に当該側面の後端側に位置する接続位置と上記側面の前端側に位置する解除位置との間を移動自在に取り付けられた手動操作用の操作部31と、操作部31が上記接続位置から上記解除位置に移動されたときに電線200に当接したばね片22の先端をばね力に抗して電線200から引き離す向きに押し動かす押動部36とを有している。
しかしながら、本実施形態の配線器具Cは、図3に示すように、器体1の上記側面(ボディ1aにおける短手方向の側面)に、誤操作防止用の突出部94が設けられている点で上記従来例と異なっている。なお、上記従来例と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
突出部94は、図5に示すように、ボディ1aの長手方向における縦溝93の縁部に形成されている。つまり、突出部94は、ボディ1aにおける短手方向の側面(つまり、端子板収納室90と通じる複数の縦溝93が設けられた側面)に、ボディ1aにおける短手方向の側面内で操作部31の移動方向(器体1の前後方向)に直交する方向(図3における上下方向)において操作部31と並ぶ形に設けられている。
ここで、突出部94は、図1に示すように、上記側面からの突出寸法が、上記解除位置に位置した操作部31における上記側面からの突出寸法以上となる(つまり、突出部94の側面が上記解除位置に位置した操作部31の側面よりも器体1の外側に位置する)形に形成されている。また、突出部94は、その後端部が、上記解除位置に位置した操作部31の後端部よりも器体1の後方に位置する形に形成されている。つまり、操作部31は、上記解除位置に位置している限り、器体1の長手方向に直交する面内において、突出部94より外方に突出しないようになっている。また、突出部94の後端部は、図4(a),(b)に示すように、上記接続位置に位置した操作部31の後端部よりも器体1の前方に位置している。さらに、突出部94の後端部は、器体1の前方にいくにつれて器体1の側面からの突出寸法が増加する形に傾斜したテーパ状となっている。
本実施形態の配線器具Cは、上記従来例と同様に、埋込ボックス300内に引き込まれた電線300を電線挿入孔91より器体1内に挿入して速結端子装置に接続してから、器体1を埋込ボックス300内に差し入れ、その後に、組立枠2の長孔2d,2dを挿通させたボックスねじをねじ孔320に螺着することによって、埋込ボックス300に取り付けられる(造営材400に埋め込み設置される)。
ここで、埋込ボックス300内にセパレータ330が設けられていた場合、このようなセパレータ330の先端部が上記接続位置に位置した操作部31の後端部に当接するおそれがある。しかしながら、このようなセパレータ330の長さは器体1の長さより長いため、セパレータ330の先端部は、操作部31が上記接続位置から上記解除位置に移動するまでに、器体1の上記側面に設けられた突出部94の後端部に当接することとなり、この状態から器体1を埋込ボックス300内に挿入していくと、突出部94の後端部に当接したセパレータ330は、突出部94のテーパ状に形成された後端部により器体1の上記側面から離間する方向に誘導(ガイド)され、図6(b)に示すように、器体1がセパレータ330に突っかかることなくスムースにセパレータ330で仕切られた埋込ボックス300の収納スペース内に入り込むことになる。このとき、突出部94における上記側面からの突出寸法は、上記接続位置に位置した操作部31における上記側面からの突出寸法以上となっているから、セパレータ330が突出部31の側面に沿う形で器体1に対して相対変位した場合でも、セパレータ330が操作部31に干渉することはない。そして、セパレータ330が操作部31の後端部に当接しなくなると、操作部31は錠ばね20のばね力によって上記接続位置に戻される。
したがって、以上述べた本実施形態の配線器具Cによれば、器体1において操作部31が移動自在に設けられた側面には、解除レバー30の誤操作防止用の突出部94を、当該側面内で操作部31の移動方向に直交する方向において操作部31と並ぶ形に形成してあり、しかも突出部31の後端部は、上記解除位置に位置した操作部31の後端部よりも器体1の後方に位置しているので、上記接続位置に位置した操作部31の後端部にセパレータ330などの物体が当接し、当該物体が操作部31を上記接続位置から上記解除位置に移動させるように器体1に対して相対変位したとしても、操作部31が上記接続位置から上記解除位置まで移動させられる前に、上記物体が突出部94の後端部に当接するから、上記物体によって操作部31が上記解除位置に移動させられることがなく、しかも、突出部94における上記側面からの突出寸法は、上記接続位置に位置した操作部31における上記側面からの突出寸法以上となっているので、上記物体が突出部31の側面に沿う形で器体1に対して相対変位した場合でも、上記物体によって操作部31が上記解除位置まで移動させられることがないから、予期せずに解除レバー30が操作され、電線200の接続状態が解除されてしまうことを防止でき、電線200が不安定な状態となってしまうことがない。
本実施形態の配線器具Cにおいては、突出部94の後端部は、図4(a),(b)に示すように、上記接続位置に位置した操作部31の後端部よりも器体1の前方に位置している。そのため、解除レバー30の操作部31を手動操作する際(操作者が操作部31に触れる際)に、突出部94が邪魔になってしまうことを抑制でき、解除レバー30の操作性を向上できる。ただし、突出部94の後端部は、上記接続位置に位置した操作部31の後端部より器体1の後方に位置していてもよい。この場合、操作部31にセパレータ330などの物体が触れることがないから、誤操作を確実に防止できる。
また、本実施形態の配線器具Cにおいては、操作部21を器体1の長手方向で挟み込む形に並置された2つの操作部31(図3における上側の2つの操作部31)の片側(器体1の長手方向一端側〔図3における上端側〕)と、単独で設けられた操作部31(図3における下側の操作部31)の片側(器体1の長手方向一端側〔図3における上端側〕)とにそれぞれ突出部94を設けている。
この場合、上記並置された2つの操作部31および単独で設けられた操作部31それぞれにおいて突出部94が設けられていない側では、手で操作部31に触れやすくなるため、解除レバー30の操作性を向上できる。一方、セパレータ330などの誤操作の原因となる物体は操作部31を上記解錠位置に移動させる前に、突出部94に当接するから、誤操作が防止される。そのため、操作部31の片側にのみ突出部94を設けるほうが、並置された2つの操作部31の両側に突出部94を形成する場合、および単独で設けられた操作部31の両側)に突出部94を形成する場合よりも、解除レバー30の操作性の向上が図れる。
なお、本実施形態では、本発明の技術的思想をアースターミナル付きの埋込形コンセントである配線器具に適用した例について説明したが、本発明の技術的思想は、図2,3に示す形のアースターミナル付きの埋込形コンセントに限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない程度の仕様変更は可能である。また、本発明の技術的思想は、勿論、アースターミナルなしの埋込形コンセントにも適用できるし、またコンセント以外の配線器具(例えば、埋込形スイッチなど)にも適用することができる。
本発明の一実施形態の配線器具の要部の概略断面図である。 同上の配線器具を示し、(a)は前方から見た斜視図、(b)は後方から見た斜視図である。 同上の配線器具の後面図である。 (a)は図3におけるA−A線矢視図、(b)は同上の配線器具の側面図である。 同上における器体の部分拡大図である。 同上の配線器具を埋め込み設置する際の説明図である。 従来例の配線器具の分解斜視図である。 同上における刃受を省略した端子板を示し、(a)は正面図、(b)は下面図、(c)は右側面図である。 同上における解除レバーを示し、(a)は正面図、(b)は下面図、(c)は右側面図である。 同上における端子板、錠ばね、解除レバーの斜視図である。 同上におけるボディに解除レバーを組み込んだ状態を示す一部省略した正面図である。 同上における端子板、錠ばね、補助ばねの一部省略した斜視図である。 同上の配線器具の要部の概略断面図である。 同上の配線器具において電線が接続された状態を示す一部省略した概略断面図である。 同上の配線器具を収納する埋め込みボックスの正面図である。 同上の配線器具を埋め込み設置する際の説明図である。
符号の説明
1 器体
10 端子板
20 錠ばね(接続手段)
30 解除レバー
31 操作部
91 電線挿入孔
94 突出部
200 電線

Claims (2)

  1. 造営材に形成された埋込孔より前面が露出する形で造営材に埋め込み設置された器体と、当該器体に収納された速結端子装置とを備え、
    速結端子装置は、器体の後面に貫設された電線挿入孔を通して器体に導入された電線に接触する端子板と、ばね力を利用して端子板との間で電線を狭持するとともに鎖錠部が電線に当接して抜け止めする接続手段と、当該接続手段による抜け止め状態を解除する解除レバーとで構成され、
    解除レバーは、器体の側面に当該側面の後端側に位置する接続位置と上記側面の前端側に位置する解除位置との間を移動自在に取り付けられた手動操作用の操作部と、操作部が上記接続位置から上記解除位置に移動されたときに電線に当接した鎖錠部をばね力に抗して電線から引き離す向きに押し動かす押動部とを有し、
    器体の上記側面には、当該側面内で操作部の移動方向に直交する方向において操作部と並ぶ形に、誤操作防止用の突出部が設けられ、
    突出部における上記側面からの突出寸法は、上記解除位置に位置した操作部における上記側面からの突出寸法以上であり、
    突出部の後端部は、上記解除位置に位置した操作部の後端部よりも器体の後方に位置していることを特徴とする配線器具。
  2. 突出部の後端部は、上記接続位置に位置した操作部の後端部よりも前方に位置していることを特徴とする請求項1記載の配線器具。
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