JP2022019056A - 端子台及び端子台ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】作業性を向上させることが可能な端子台及び端子台ユニットを提供する。【解決手段】端子台1は、線材を挿入可能な線材用開口101が開設された筐体10と、筐体10内に挿入された線材を押圧して保持するバネ部材14と、筐体10に揺動自在に支持され、筐体10に対して引出/押込が可能な引出部材11と、引出部材11に連動し、前記バネ部材14に作用する連動部材15とを備えている。引出部材11には、筐体10の線材用開口101に対応する位置に、線材を挿入可能な挿入孔110が開設されている。バネ部材14は、挿入される線材を保持可能な保持位置及び保持状態から解放する解放位置の間で動作可能である。引出部材11が引き出された場合、連動部材15がバネ部材14に作用して、バネ部材14を解放位置側へ動作させ、引出部材11が押し込まれた場合、バネ部材14を保持位置へ動作させる。【選択図】図18

Description

本発明は、ケーブル等の線材を挿入し、保持することが可能な端子台、並びに端子台及びコネクタを備える端子台ユニットに関する。
配電盤、工作機械、PV(Photovoltaics;太陽光発電)機器等の電装設備において、電力線、信号線等の各種線材を接続するために端子台が用いられている。
例えば、特許文献1には、電線を固定するための接圧バネと、リリースボタンとを備えるねじなし端子が開示されている。特許文献1に記載のねじなし端子は、ドライバーを用いてリリースボタンを押圧することで、リリースボタンが接圧バネを押圧し、電線の抜き差しを可能としている。
また、特許文献2では、ハウジングから突出したラッチに対し、ドライバー等の工具を用いて力を加えることで、ロック位置から解放することができる導体用バネ端子を開示している。
特開2000-251968号公報 特表2019-517716号公報
しかしながら、特許文献1に記載のねじなし端子は、電線の抜き差しに作業者の両手を必要とする。具体的には、作業者は、電線を抜き差しする場合に、一方の手にドライバーを持ち、他方の手で電線を持つ。そして、作業者は、ドライバーでリリースボタンを押圧し、押圧した状態を維持しながら、電線の抜き差しを行う。そして、リリースボタンの押圧を解除し、作業が終了する。このように、特許文献1に記載のねじなし端子では、電線の抜き差し行うために、作業者は両手を同時に使用する必要があり、作業が行いづらく、また煩雑である。特許文献2に記載の導体用バネ端子も同様であり、ラッチに対し、工具を用いて力を加える必要がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、作業性を向上させることが可能な端子台の提供を目的とする。
また、本発明は、本発明に係る端子台及び端子台を取付可能なコネクタを備える端子台ユニットの提供を他の目的とする。
上記課題を解決するため、本願記載の端子台は、線材を挿入可能な開口が開設された筐体と、前記筐体内に挿入された線材を押圧して保持するバネ部材とを有する端子台であって、前記筐体に支持され、前記筐体に対し引出/押込が可能な引出部材を備え、前記引出部材には、前記筐体の開口に対応する位置に、線材を挿入可能な挿入孔が開設されており、前記バネ部材は、前記引出部材に開設された挿入孔及び前記筐体に開設された開口を通って挿入される線材を保持可能な保持位置及び保持状態から解放する解放位置の間で動作可能であり、前記引出部材が、引き出された場合に、前記バネ部材は、解放位置側へ動作し、前記引出部材が、押し込まれた場合に、前記バネ部材は、保持位置側へ動作することを特徴とする。
また、前記端子台において、線材を挿入可能な開口が開設された筐体と、前記筐体内に挿入された線材を押圧して保持するバネ部材とを有する端子台であって、前記筐体に揺動自在に支持され、前記筐体に対して引出/押込が可能な引出部材と、前記引出部材に連動し、前記バネ部材に作用する連動部材とを備え、前記引出部材には、前記筐体の開口に対応する位置に、線材を挿入可能な挿入孔が開設されており、前記バネ部材は、前記引出部材に開設された挿入孔及び前記筐体に開設された開口を通って挿入される線材を保持可能な保持位置及び保持状態から解放する解放位置の間で動作可能であり、前記引出部材が引き出された場合に、連動した前記連動部材が前記バネ部材に作用して、前記バネ部材を解放位置側へ動作させ、前記引出部材が押し込まれた場合に、連動した前記連動部材が前記バネ部材に作用して、前記バネ部材を保持位置へ動作させることを特徴とする。
また、前記端子台において、前記バネ部材は、揺動支点となる支点部と、前記支点部から延び、前記連動部材に係合して前記連動部材からの作用を受ける係合片と前記支点部から延び、挿通された線材を押圧する可撓性の押圧片とを有し、前記バネ部材は、前記係合片が、前記連動部材からの作用を受けることにより、前記支点部を中心として揺動し、前記押圧片が保持位置及び解放位置の間で動作することを特徴とする。
また、前記端子台において、前記引出部材は、前記筐体に揺動自在に係合する第1係合部と、前記連動部材と係合する第2係合部とを有し、前記筐体に対して、前記引出部材を押込位置で係止する係止部材を備えることを特徴とする。
また、前記端子台において、それぞれ前記バネ部材及び前記引出部材を有する構造単位を複数備え、複数の前記構造単位の連結及び複数の前記構造単位への分離が可能であることを特徴とする。
また、前記端子台において、連結された複数の前記構造単位を貫通し、前記構造単位を連結状態で固定する貫通部材を備えることを特徴とする。
更に、本願記載の端子台ユニットは、前記端子台と、前記端子台を取付可能なコネクタとを備え、前記コネクタは、前記筐体外へ突出する端子部を備え、前記端子部は、挿入された線材と電気的に接続し、前記コネクタは、前記前記端子台を取り付けた場合に、前記端子部と電気的に接続する受端子部を備えることを特徴とする。
本願記載の端子台及び端子台ユニットは、引出部材を引き出すことにより、線材を保持するバネ部材を動作させることが可能である。
本発明に係る端子台は、引出部材を、筐体から引き出す操作又は押し込む操作をすることにより、線材を押圧して保持するバネ部材を解放位置及び保持位置の間で動作させる。これにより、作業者は、引出操作又は押込操作で線材を挿抜することができるので、操作性を向上させることが可能である等、優れた効果を奏する。
本願記載の端子台の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子台の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子台の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子台を分離して例示する概略斜視図である。 本願記載の端子台の内部構成の一例を示す概略断面斜視図である。 本願記載の端子台の内部構成の一例を示す概略分解斜視図である。 本願記載の端子台が備える筐体の一例を示す概略分解斜視図である。 本願記載の端子台が備える引出部材及び係止部材の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子台が備える引出部材及び係止部材の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子台が備える引出部材及び係止部材の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子台が備える連動部材の外観の一例を示す概略側面図である。 本願記載の端子台が備える連動部材の外観の一例を示す概略正面図である。 本願記載の端子台が備える連動部材の断面の一例を示す概略断面図である。 本願記載の端子台が備える端子部材の外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子台が備えるバネ部材の外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載端子台が備える端子台、バネ部材及び軸部材の外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子台の一例を示す概略断面図である。 本願記載の端子台の一例を示す概略断面図である。 本願記載の端子台の外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子台の外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子台の外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子台の外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子台ユニットの外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子台ユニットの外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子台ユニットの内部構成の一例を示す概略断面斜視図である。 本願記載の端子台ユニットの外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子台ユニットの外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子台の一例を示す概略斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
<適用例>
本願記載の端子台は、例えば、配電盤、工作機械、PV機器等の電装設備において、電力線、信号線等の各種線材を着脱可能な端子台である。線材の具体的な構成としては、フェルール端子、外皮を剥いたケーブル等の様々な線材を例示することができる。以下では、図面を参照しながら、図面に例示された端子台1について説明する。
<実施形態>
図1及び図2は、本願記載の端子台1の一例を示す概略斜視図である。本願記載の端子台1は、略直方体状をなしている。なお、以降の説明において、端子台1の方向については、図1又は図2に向かって、右手前側を前(正面)、左奥側を後、左手前側を左、右奥側を右、上方を上、下方を下として表現するが、説明のための便宜上の方向であり、端子台1の使用の際の方向を限定するものではない。
本願記載の端子台1は、略直方体状をなす筐体10を備えている。筐体10の上面には、筐体10から引き上げる(引き出す)ことが可能なプルレバーとして用いられる引出部材11が、揺動自在に筐体10に支持されている。引出部材11は、平面視で略長方形状をなし、一方の短辺側で、筐体10に支持されており、他方の短辺側には、ロック解除釦として用いられる係止部材12が組み込まれている。引出部材11には、線材を挿入可能な挿入孔110が開設されている。筐体10の下面からは導電性材料で形成された端子部材13の端子部130が突出している。図1は、引出部材11が筐体10に対して押し込まれている状態を例示しており、図2は、図1に示す状態から、引出部材11を引き上げた状態を例示している。図1は、線材を挿入していない状態又は線材が挿入されて保持されている状態を示しており、図2は、線材を挿入する作業又は挿入されている線材を抜き出す作業を行う際の状態を示している。作業者は、図1に示す状態から、係止部材12を引出部材11側に押し込むことで、係止されている状態が解除されるので、引出部材11を引き上げることが可能となる。端子台1に挿入された線材は、筐体10内部でバスバーとして機能する端子部材13に電気的に接続し、端子部130と導通可能な状態となる。
図3は、本願記載の端子台1の一例を示す概略斜視図である。図4は、本願記載の端子台1を分離して例示する概略斜視図である。本願記載の端子台1は、図1及び図2を用いて例示した1本の線材を挿入可能な端子台1を複数連結し、複数の線材を挿入可能な端子台1として構成することも可能である。線材を挿入可能な端子台1は、連結可能な構造単位1aを基準に構成されている。一つの構造単位1aには、筐体10の一部、一つの引出部材11、一つの係止部材12、一つの端子部材13等の各種部材を備えている。複数連結した構造単位1aの前端及び後端には、筐体10の前面及び後面となる端面カバー100が連結されている。また、複数連結された構造単位1aは、分離することが可能である。従って、用途及び目的に応じた適正な数の構造単位1aを連結し、前後に端面カバー100を連結することにより、適正な数の挿入孔110が開設された端子台1を形成することが可能である。なお、図1及び図2に例示するように、一つの構造単位1aの前後に端面カバー100を連結することも可能である。
図5は、本願記載の端子台1の内部構成の一例を示す概略断面斜視図である。図6は、本願記載の端子台1の内部構成の一例を示す概略分解斜視図である。図5は、端子台1を図2に示すA-B線分を含む垂直面で切断した状態の断面を斜め上からの視点で示している。図5は、フェルール端子を用いた線材を途中まで挿入した状態を示している。端子台1は、筐体10、引出部材11、係止部材12及び端子部材13の他、バネ部材14、連動部材15、軸部材16等の各種部材を備えている。バネ部材14は、筐体10内に挿入された線材を押圧する部材である。連動部材15は、引出部材11に連動して上下に移動し、バネ部材14に作用する部材である。軸部材16は、バネ部材14の揺動の軸となる部材である。
図7は、本願記載の端子台1が備える筐体10の一例を示す概略分解斜視図である。図7は、筐体10として、構造単位1aとなる部分と、前面側の端面カバー100とを分離して示している。図5乃至図7を用いて筐体10について説明する。筐体10は略直方体状に形成されている。筐体10の上面の右寄りの位置には、線材を挿入可能な線材用開口101が開設されており、上面の左寄りの位置には、連動部材15が上下動可能に挿通される連動部材用開口102が開設されている。筐体10の下面の右寄りの位置には、端子部材13の端子部130を内部から外部へ突出させるための端子用開口103が開設されている。連動部材用開口102の下方には、連動部材15の上下動を案内する上下に長い線状突起として規制突起104が前後の内壁面に形成されている。筐体10の上面の右端部には、引出部材11を揺動自在に支持し、揺動軸となる略円柱状の支持部105が形成されている。筐体10の内壁の左上端部には、係止部材12と係合し、引出部材11が押し込まれた状態を保持する係止部106が形成されている。更に、筐体10の構造単位10a同士又は構造単位10aと端面カバー100とを連結するための連結用凸部107及び連結用凹部108が複数形成されている。図7では、筐体10の構造単位10aとなる部分の前方側に複数の連結用凸部107が形成され、筐体10の前面の端面カバー100となる部分の後方側に連結用凹部108が形成された例を示している。連結用凸部107及び連結用凹部108は、対応する位置に形成されており、連結用凸部107を連結用凹部108に嵌め込むことにより、構造単位10a同士又は構造単位10aと端面カバー100とを連結することができる。また、図7では、図示を省略しているが、筐体10の構造単位10aとなる部分の後方側には、連結用凹部108が形成されており、後面の端面カバー100となる部分の前方側には連結用凸部107が形成されている。
図8乃至図10は、本願記載の端子台1が備える引出部材11及び係止部材12の一例を示す概略斜視図である。図8は、引出部材11及び係止部材12を斜め上方からの視点で示している。図9及び図10は、引出部材11及び係止部材12の斜め下方からの視点で示している。図10は、引出部材11の一部を透過し、係止部材12の配置が理解し易いように示している。図5及び図6並びに図8乃至図10を用いて引出部材11及び係止部材12について説明する。引出部材11は、筐体10の内部を覆う蓋として、筐体10の上面に配置されている。引出部材11は、平面視で略長方形状をなしており、略円形状の挿入孔110が開設されている。引出部材11の挿入孔110は、筐体10の線材用開口101に対応する位置に開設されており、線材は、引出部材11の挿入孔110及び筐体10の線材用開口101を通って挿入される。平面視で略長方形状をなす引出部材11の一方の短辺は、筐体10の支持部105に係合し、揺動自在に軸支される第1係合部112となっている。引出部材11の第1係合部112と対向する他方の短辺の端面側には、係止部材12が嵌め込まれる嵌合室111が形成されている。嵌合室111は、引出部材11の端面及び下面に開口が形成されており、嵌め込まれた係止部材12の一部が露出するようになっている。引出部材11の下面には、連動部材15を取り付けて連動させるための第2係合部113が形成されている。引出部材11は、筐体10の上面から引き上げる操作を受けて、筐体10の支持部105を揺動軸とした上方への揺動により、係止部材12側が筐体10から引き上げられる。引き上げられた引出部材11は、筐体10の上面へ押し込まれる操作を受けて、筐体10の支持部105を揺動軸とした下方への揺動により、筐体10の上面へ押し込まれる。
係止部材12は、樹脂製の部材であり、操作部120、被係止部121、付勢部122等の部位が形成されている。操作部120は、作業者からの押込操作を受け付けロック解除釦として機能する部位であり、引出部材11の端面側の開口から外部へ露出している。被係止部121は、筐体10の係止部106と係合して引出部材11を押込状態で保持する部位であり、引出部材11の下面側の開口から下方へ突出している。付勢部122は、係止部材12全体を端面方向の外側へ付勢する樹脂製の圧縮バネとして機能する可撓性を有する部位であり、引出部材11の嵌合室111内に収容されている。作業者が操作部120を、引出部材11の内部へ押し込むように押圧操作することにより、被係止部121は、筐体10の係止部106との係合が外れ、引出部材11は、引出可能な状態となる。作業者が押圧操作を解除すると、付勢部122に付勢されて、操作部120は元の位置に復帰する。操作部120が元の位置に復帰する際に、引出部材11が筐体10の上面に押し込まれていると、被係止部121が筐体10の係止部106と係合し、係止部106に係止されるため、引出部材11は保持された状態(ロック状態)となる。
図11は、本願記載の端子台1が備える連動部材15の外観の一例を示す概略側面図である。図12は、本願記載の端子台1が備える連動部材15の外観の一例を示す概略正面図である。図13は、本願記載の端子台1が備える連動部材15の断面の一例を示す概略断面図である。図13は、連動部材15を図11に示すC-D線分を含む垂直面で切断した状態の断面を正面からの視点で示している。図5及び図6並びに図11乃至図13を用いて連動部材15について説明する。連動部材15は、引出部材11に連動し、上下に移動する部材である。連動部材15は、引出部材11が筐体10の上面から引き出された場合に、引出部材11に連動して上方の上死点まで移動可能であり、引出部材11が筐体10の上面へ押し込まれた場合に、下方の下死点まで移動可能である。
連動部材15は、略四角柱状をなし、連動係合部150、原動カム部151、下死点凹部152、上死点凹部153、案内溝154等の部位が形成されている。連動係合部150は、引出部材11の第2係合部113に係合する部位であり、連動部材15の上端に、第2係合部113と係合させるべく鉤状に形成されている。原動カム部151は、バネ部材14に作用するカム面であり、右側面の中央部から下端にかけて形成されている。原動カム部151は、右側面に平行な側面部151a、側面部151aの途中に弧状の凹部として形成された弧状凹部151b、及び右側面から下面へかけてテーパー状の斜面として形成された斜面部151cを有している。原動カムとして機能する連動部材15に対し、従動カムとして機能するバネ部材14は、上下に移動する連動部材15に対し、原動カム部151の側面部151a、弧状凹部151b及び斜面部151cに当接した状態で作用を受けて揺動する。下死点凹部152及び上死点凹部153は、端子部材13と係合し、連動部材15の移動の上限となる上死点及び下限となる下死点で保持するための凹部であり、右側面の後部に形成されている。連動部材15が上死点まで移動した場合、下方に形成された上死点凹部153が端子部材13と係合し、下死点まで移動した場合、上方に形成された下死点凹部152が端子部材13と係合する。案内溝154は、筐体10の内壁面に形成された規制突起104に係合し、上下動を安定させる部位であり、前面及び後面に刻設されている。連動部材15を筐体10内に配置すると、連動部材15の案内溝154に、筐体10の規制突起104が係合するため、連動部材15は、規制突起104に規制されて上下の移動が安定する。
図14は、本願記載の端子台1が備える端子部材13の外観の一例を示す概略斜視図である。図15は、本願記載の端子台1が備えるバネ部材14の外観の一例を示す概略斜視図である。図16は、本願記載端子台1が備える端子部材13、バネ部材14及び軸部材16の外観の一例を示す概略斜視図である。図5及び図6並びに図14乃至図16を用いて端子部材13、バネ部材14及び軸部材16について説明する。
端子部材13は、筐体10の内側に嵌合する形状に形成されており、端子部130、導通壁131、仕切り壁132、嵌合壁133、連結壁134、連結底135等の部位を有している。導通壁131は、筐体10内の右側面側に配置され、下端は端子部130として筐体10外まで延伸している。導通壁131は、筐体10内の右側面側に配置され、挿入された線材をバネ部材14との間で挟み込むようにして保持する。導通壁131及び端子部130は、バスバーとして機能し、導通壁131に当接した状態で保持される線材と、端子部130に接続される他の回路との間を導通させる。仕切り壁132は、筐体10内を、線材が挿入される空間と、連動部材15が配置される空間との間を左右に仕切る壁である。仕切り壁132の上部には、棒状をなす軸部材16を前後に挿通する軸支部132aが形成されている。軸支部132aの下方には、バネ部材14が貫通する貫通窓132bが開設されている。仕切り壁132の後端で、貫通窓132bの後方となる位置には、連動部材15の下死点凹部152又は上死点凹部153と係合して、連動部材15を下死点又は上死点で保持する保持凸部132cが形成されている。嵌合壁133は、筐体10内の左側面側に配置される。嵌合壁133及び仕切り壁132の間に、連動部材15が上下に移動可能に嵌合する。連結壁134は、導通壁131及び仕切り壁132を後方から連結する壁である。連結底135は、仕切り壁132及び嵌合壁133を下方から連結する底部である。
バネ部材14は、金属薄板等の可撓性を有する材料を2箇所で屈曲して略N字状に形成されている。バネ部材14は、棒状の軸部材16を介して端子部材13に揺動自在に軸支されている。バネ部材14の屈曲した2箇所の部位のうち1箇所が、軸部材16を介して端子部材13の軸支部132aに軸支され、揺動動作の支点となる支点部140である。支点部140から導通壁131側へ斜め下方に延びる一片は、挿通された線材を押圧する板バネとして機能する押圧片141である。支点部140から他の屈曲した部位を経て延びる他片は、連動部材15の原動カム部151に当接状態で係合する係合片142である。係合片142は、支点部140から導通壁131側へ斜め下方に延び、左方へ屈曲し、端子部材13の仕切り壁132に開設された貫通窓132bを通って嵌合壁133側へ突出している。係合片142の先端は、連動カムの原動カム部151に当接して滑らかに移動するように弧状に湾曲している。バネ部材14は、端子部材13の軸支部132aに揺動自在に軸支され、押圧片141にて線材を保持可能な保持位置及び線材を保持から解放する解放位置の間で揺動する。バネ部材14は、他の部材からの作用を受けていない場合、支点部140を中心とするバランスにより、押圧片141側が導通壁131に対する当接位置から離れて下がり、係合片142側が上がるように、重さ及び形状が設計されている。
以上のように形成された端子台1の動作について説明する。図17及び図18は、本願記載の端子台1の一例を示す概略断面図である。図17及び図18は、連動部材15の原動カム部151及び原動カム部151に当接するバネ部材14を視認可能に切断した断面を正面からの視点で示している。図17は、線材を保持可能な状態を示しており、図18は、線材の挿入又は挿入された線材の抜き取りが可能な解放された状態を示している。
図17に例示する状態において、引出部材11は、筐体10に対して押し込まれた位置にある。引出部材11に組み込まれた係止部材12の被係止部121は、筐体10の係止部106と係合し、引出部材11は、押し込まれた位置で保持されている。引出部材11に連動する連動部材15は、下死点に位置しており、連動部材15は、下死点凹部152が端子部材13の保持凸部132cに係合し、保持されている。バネ部材14の係合片142は、連動部材15の原動カム部151の弧状凹部151bに嵌まった状態で保持されている。バネ部材14は、係合片142が弧状凹部151bに保持された状態において、押圧片141の先端側は、上側の保持位置に位置している。図17に例示している状態において、線材が挿入されていない場合、バネ部材14の押圧片141は、先端が導通壁131に当接している。従って、線材を挿通させる挿通路となる回動部材の中心の空洞は、その先が押圧片141にて塞がれた状態となる。
図18は、図17に例示した状態から、作業者が、係止部材12の操作部120を引出部材11の内部方向へ押し込み、係止部材12の被係止部121及び筐体10の係止部106の係止状態(ロック状態)を解除し、引出部材11を揺動させて上方へ引き上げた(引き出した)状態を示している。図18に例示する状態において、引出部材11は、筐体10に対して引き出された位置にある。引出部材11に連動する連動部材15は、上死点に位置しており、連動部材15は、上死点凹部153が端子部材13の保持凸部132cに係合し、保持されている。バネ部材14の係合片142は、原動カム部151に当接した状態で下方へ移動し、弧状凹部151bから下方の側面部151aを通って斜面部151cの下端近傍に位置している。バネ部材14は、係合片142が原動カム部151の下端近傍に位置している状態において、押圧片141の先端側は、下側の解放位置に位置している。図18に例示する状態において、線材が挿入されている場合、線材は、バネ部材14の押圧片141による押圧から解放されるので、線材の抜き取りが容易となる。図18に例示している状態において、線材が挿入されていない場合、線材を挿通させる挿通路が開通した状態となるため、線材の挿入が容易となる。図18に例示している状態において、連動部材15は、上死点で保持されている。従って、作業者が引出部材11に力をかけなくても、端子台1は図18に例示する状態を維持し、図17に例示する状態に復帰することはない。このため、例えば、作業者は、操作部120を右手で操作した後、右手で線材を挿抜し、再度、右手で操作部120を操作する片手操作を容易に行うことができる。
図18に例示した状態において、作業者は、引出部材11に開設された挿入孔110及び筐体10の上面に開設された線材用開口101を通って筐体10内に線材を挿入することができる。更に、作業者は、線材を挿入後、引出部材11を筐体10に対して押し込むことにより、図17に例示した状態に復帰する。図17に例示した状態において、バネ部材14の押圧片141は、導通壁131側へ揺動し、保持位置に位置しているため、押圧片141は、挿入孔110及び線材用開口101を通って筐体10内に挿通されている線材を導通壁131側へ押圧する。バネ部材14の押圧片141と、端子部材13の導通壁131とで線材を挟み込むことにより、線材は、筐体10内で導通壁131に当接した状態で保持され、端子部130と導通可能な状態となる。
図17及び図18を用いて説明した動作をさせるための操作について説明する。図19乃至図22は、本願記載の端子台1の外観の一例を示す概略斜視図である。図19は、線材が挿入されておらず、引出部材11が筐体10に対して押し込まれた位置にある端子台1を示している。作業者は、引出部材11に組み込まれた係止部材12の操作部120を引出部材11の内部方向へ押し込み係止状態を解除する。
図20は、図19に例示した状態から、作業者が、引出部材11を上方へ引き上げた状態である。図20は、図18に対応しており、線材の挿入が可能となる。図21は、図20に例示した状態から、作業者が、引出部材11に開設された挿入孔110及び筐体10の上面に開設された線材用開口101を通って線材を挿入しようとする状態を示している。図22は、図21に例示した状態から、作業者が、線材を挿入して、引出部材11を筐体10側へ押し込んだ状態を示している。図22に例示する状態において、係止部材12の被係止部121及び筐体10の係止部106が係止状態(ロック状態)となるため、引出部材11は押し込まれた位置を保持し、連動部材15は下死点に位置する。また、図22に例示する状態において、バネ部材14の係合片142は、連動部材15の原動カム部151に保持され、バネ部材14の押圧片141は、端子部材13の導通壁131との間に線材を挟み込む。線材は、筐体10内で導通壁131に当接した状態で保持され、端子部130と導通可能な状態となる。このように引出部材11は、線材の挿抜の際に操作されるプルレバーとして機能する。
本願記載の端子台1は、例えば、基板、DINレール等の基台に取り付けて使用されるが、端子台1の使用形態としては、基台に直接取り付けることに限るものではない。例えば、端子台1は、端子台1を取付可能なコネクタ2を用い、コネクタ2を介して基台に取り付けることも可能である。次に、前述の端子台1と、端子台1を取付可能なコネクタ2とを備える端子台ユニットについて説明する。
図23及び図24は、本願記載の端子台ユニット3の外観の一例を示す概略斜視図である。図25は、本願記載の端子台ユニット3の内部構成の一例を示す概略断面斜視図である。図23及び図25は、端子台1及びコネクタ2が離れている状態を示しており、図24は、端子台1がコネクタ2に取り付けられた状態を示している。図25は、図23のE-F線分を含む垂直面で切断した状態の断面を斜め上からの視点で示している。
図23乃至図25に示すように、端子台ユニット3は、端子台1と、端子台1を取付可能なコネクタ2とを備えている。端子台ユニット3は、上面が解放された直方体の箱状に形成されている。端子台ユニット3の内側の形状は、端子台1を嵌め込むために端子台1の筐体10の外形に合わせて形成されている。
端子台ユニット3に用いられる端子台1は、筐体10の前面及び後面となる端面カバー100に、コネクタ2内に嵌着された状態で係止するための嵌着係止部100aが形成されている。端子台1の筐体10の下部には、筐体10から突出する端子部を保護する端子保護部100bが形成されている。端子台1の筐体10には、前面側から後面側にかけて貫通する貫通孔109が穿設されており、貫通孔109を貫通部材17が貫通している。貫通部材17は、連結された複数の構造単位1aを貫通し、構造単位1aを連結状態で固定する部材である。図25に例示する貫通部材17は、細長い金属ピンにて構成されており、先端部分がネジとなっており、貫通孔109の終端となる端面カバー101でネジ止めされる。貫通部材17の後端は、貫通孔109の入口部分に固定される形状に形成されている。連結された複数の構造単位1aに対して貫通部材17を貫通させることにより、連結状態を強固に維持することが可能となる。貫通部材17は、端子台1をコネクタ2に取り付け又は取り外す際に、連結された複数の構造単位1aの分離を防止する。貫通部材17は、連結された複数の構造単位1aを固定することができるのであれば、固定のための形状は適宜設計することが可能であり、例えば、後端側をネジとする構成、両端を他の部材で固定する構成等、様々な形態に展開することが可能である。
上面が解放された箱状をなすコネクタ2には、端子台1を取り付けた場合に、端子台1の嵌着係止部100aと係合し、端子台1を係止する係止受部20が内側面に形成されている。またコネクタ2は、箱状の内底部に、端子台1を取り付けた場合に、端子台1の端子部と電気的に接続する受端子部21を備えている。コネクタ2の外底部には、基板に取り付けて、基板上に形成された配線と電気的に接続するための基板用端子部22が形成されている。受端子部21と基板用端子部22とは電気的に接続されている。コネクタ2に端子台1を取り付け、端子台1に、線材を挿入した場合、線材からコネクタ2の基板用端子部22までが電気的に接続され、更に、基板上に形成された配線に電気的に接続される。図23乃至図25に例示する端子台ユニット3は、端子台ユニット3を基板に取り付けた場合、線材を挿入する方向が、コネクタ2が取り付けられた基板の上面に対して略直交する縦置き型の端子台ユニット3である。
図26及び図27は、本願記載の端子台ユニット3の外観の一例を示す概略斜視図である。図26は、端子台1及びコネクタ2が離れている状態を示しており、図27は、端子台1がコネクタ2に取り付けられた状態を示している。図26及び図27は、図23乃至図25を用いて説明した端子台ユニット3の他の形態である。
コネクタ2は、側面が解放された箱状をなしている。コネクタ2の解放された側面に対し、端子台1は、寝かせた状態で下面の端子部を側方から嵌め込むようにして取り付けられる。図26及び図27に例示する端子台ユニット3は、端子台ユニット3を基板に取り付けた場合、線材を挿入する方向が、コネクタ2が取り付けられた基板の上面に対して略平行となる横置き型の端子台ユニット3である。
以上のように、本願記載の端子台1は、引出部材11を引き上げて、バネ部材14を解放位置に動作させた場合に、引出部材11に連動する連動部材15が上死点で保持されている。従って、作業者が引出部材11に力をかけなくても、バネ部材14は、解放位置で維持されるため、例えば、作業者は、操作部120を右手で操作した後、右手で線材を挿抜し、再度、右手で操作部120を操作する片手操作を容易に行うことができる。即ち、作業性を向上させることが可能である。また、本願記載の端子台1は、引出部材11が押し込まれている状態で、バネ部材14が保持位置に位置し、引出部材11が引き出された状態でバネ部材14が解放位置に位置する。従って、線材を保持している状態において、作業者の身体、工具、その他の物が端子台1に衝突した場合であっても、保持位置から解放位置に遷移し難いように構成されている。例えば、押し込むことにより解放位置に遷移するように構成した場合には、衝突により解放位置に遷移し易くなるため、そのような構成と比べ、本願記載の端子台1は、作業ミス等による線材外れを防止することが可能である。
本発明は、以上説明したそれぞれの実施形態に限定されるものではなく、他の様々な形態で実施することが可能である。そのため、上述した実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の技術範囲は、請求の範囲によって説明するものであって、明細書本文には何ら拘束されない。更に、請求の範囲の均等範囲に属する変形及び変更は、全て本発明の範囲内のものである。
例えば、前記実施形態では、引出部材11に開設された挿入孔110として、平面視略円形状の挿入孔110が開設された形態を示したが、本発明はこれに限るものではない。図28は、本願記載の端子台1の一例を示す概略斜視図である。図28は、端子台1の他の形態を示している。図28に例示する端子台は、引出部材11に開設された挿入孔110に切欠部110aが形成された形態を示している。図28に例示するように挿入孔110に切欠部110aを形成することにより、線材を挿抜する際に、線材を切欠部110a側へ傾けて挿抜することも可能となる。このように本発明に係る端子台1において、挿入孔110は、引出部材11に開設されており、線材の先端を、引出部材11を貫通して、筐体1の線材用開口101に挿入することが可能であれば、その形状は適宜設計することが可能である。即ち、挿入孔110は、平面視略円形状に限らず、様々な形状に形成することが可能であり、例えば、図28に例示する切欠部110aが形成された挿入孔110aのように、一部が開放された形状に形成することも可能である。
例えば、前記実施形態では、揺動軸に軸支されて揺動する引出部材11を用いる形態を示したが、本発明はこれに限らず、引出部材11が下方から付勢されて真上に上昇する形態等、様々な形態に展開することが可能である。
1 端子台
1a 構造単位
10 筐体
101 線材用開口(開口)
107 連結用凸部
108 連結用凹部
11 引出部材
110 挿入孔
112 第1係合部
113 第2係合部
12 係止部材
13 端子部材
130 端子部
131 導通壁
133 嵌合壁
14 バネ部材
140 支点部
141 押圧片
142 係合片
15 連動部材
150 連動係合部
151 原動カム部
16 軸部材
17 貫通部材
2 コネクタ
21 受端子部
3 端子台ユニット

Claims (7)

  1. 線材を挿入可能な開口が開設された筐体と、前記筐体内に挿入された線材を押圧して保持するバネ部材とを有する端子台であって、
    前記筐体に支持され、前記筐体に対し引出/押込が可能な引出部材を備え、
    前記引出部材には、前記筐体の開口に対応する位置に、線材を挿入可能な挿入孔が開設されており、
    前記バネ部材は、前記引出部材に開設された挿入孔及び前記筐体に開設された開口を通って挿入される線材を保持可能な保持位置及び保持状態から解放する解放位置の間で動作可能であり、
    前記引出部材が、引き出された場合に、前記バネ部材は、解放位置側へ動作し、
    前記引出部材が、押し込まれた場合に、前記バネ部材は、保持位置側へ動作する
    ことを特徴とする端子台。
  2. 線材を挿入可能な開口が開設された筐体と、前記筐体内に挿入された線材を押圧して保持するバネ部材とを有する端子台であって、
    前記筐体に揺動自在に支持され、前記筐体に対して引出/押込が可能な引出部材と、
    前記引出部材に連動し、前記バネ部材に作用する連動部材と
    を備え、
    前記引出部材には、前記筐体の開口に対応する位置に、線材を挿入可能な挿入孔が開設されており、
    前記バネ部材は、前記引出部材に開設された挿入孔及び前記筐体に開設された開口を通って挿入される線材を保持可能な保持位置及び保持状態から解放する解放位置の間で動作可能であり、
    前記引出部材が引き出された場合に、連動した前記連動部材が前記バネ部材に作用して、前記バネ部材を解放位置側へ動作させ、
    前記引出部材が押し込まれた場合に、連動した前記連動部材が前記バネ部材に作用して、前記バネ部材を保持位置へ動作させる
    ことを特徴とする端子台。
  3. 請求項2に記載の端子台であって、
    前記バネ部材は、
    揺動支点となる支点部と、
    前記支点部から延び、前記連動部材に係合して前記連動部材からの作用を受ける係合片と
    前記支点部から延び、挿通された線材を押圧する可撓性の押圧片と
    を有し、
    前記バネ部材は、前記係合片が、前記連動部材からの作用を受けることにより、前記支点部を中心として揺動し、前記押圧片が保持位置及び解放位置の間で動作する
    ことを特徴とする端子台。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の端子台であって、
    前記引出部材は、
    前記筐体に揺動自在に係合する第1係合部と、
    前記連動部材と係合する第2係合部と
    を有し、
    前記筐体に対して、前記引出部材を押込位置で係止する係止部材を備える
    ことを特徴とする端子台。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の端子台であって、
    それぞれ前記バネ部材及び前記引出部材を有する構造単位を複数備え、
    複数の前記構造単位の連結及び複数の前記構造単位への分離が可能である
    ことを特徴とする端子台。
  6. 請求項5に記載の端子台であって、
    連結された複数の前記構造単位を貫通し、前記構造単位を連結状態で固定する貫通部材を備える
    ことを特徴とする端子台。
  7. 請求項1乃至請求項請求項6のいずれか1項に記載の端子台と、
    前記端子台を取付可能なコネクタと
    を備え、
    前記コネクタは、
    挿入された線材と電気的に接続される端子部を備え、
    前記コネクタは、
    前記前記端子台を取り付けた場合に、前記端子部と電気的に接続する受端子部を備える ことを特徴とする端子台ユニット。
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