JP2009047814A - 静電荷像現像用マゼンタトナー - Google Patents
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Abstract
【課題】適切な色相角を有すると共に高い彩度を有し、しかも良好な帯電性および優れた耐光性を有する静電荷像現像用マゼンタトナー。
【解決手段】静電荷像現像用マゼンタトナーは、結着樹脂およびマゼンタ着色剤を含有するものであって、マゼンタ着色剤が、下記一般式(1)で表されるローダミン系化合物を含む。
【選択図】なし
【解決手段】静電荷像現像用マゼンタトナーは、結着樹脂およびマゼンタ着色剤を含有するものであって、マゼンタ着色剤が、下記一般式(1)で表されるローダミン系化合物を含む。
【選択図】なし
Description
本発明は、電子写真方式の画像形成に使用される静電荷像現像用マゼンタトナーに関し、特に、マゼンタ着色剤としてローダミン系化合物を含有する静電荷像現像用マゼンタトナーに関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、従来からの文書に代表されるモノクロプリントに加え、最近ではフルカラープリントも行えるようになってきた。このようなフルカラープリントを行うカラー画像形成装置は、印刷のように版を起こさずに必要枚数分の印字物をオンデマンドに作成できるので、少量のプリント発注の機会の多い軽印刷分野で主に利用されるようになってきている(例えば、特許文献1参照。)。
カラー画像形成装置によってカタログや広告などのフルカラーの印字物を形成する場合において、使用されるトナーとしては、オリジナルに忠実な画像が得られるように色再現性に優れたものが求められる。すなわち、フルカラーの画像形成においては、イエロー、マゼンタ、シアンに係る各トナー画像を重ね合わせて目標の色調画像が再現されるところ、色調を忠実に再現する上でベースとなるこれらのカラートナーそれ自体が優れた色再現性を有することが求められている。
従来、カラープリント用の静電荷像現像用マゼンタトナーを構成するマゼンタ着色剤としては、アゾレーキ顔料、アントラキノン系染料、キナクリドン系顔料、ローダミン系化合物およびそのレーキ塩などが好適に使用されており、特に、ローダミン系化合物およびそのレーキ塩は高い彩度と適切な色相角を有しており、電子写真方式の画像形成において高い発色性が得られると共に赤色から青色にかけての色を忠実に再現できる色材であることが知られている(例えば、特許文献2〜4参照。)。
しかしながら、ローダミン系化合物は、親水性に富んでいるため、このようなローダミン系化合物またはそのレーキ塩によるマゼンタトナーにおいては帯電の湿度依存性が高く、また、高温高湿環境において帯電量が低下してしまうなど良好な帯電性が得られず、その結果、色調バランスの崩れや画像濃度変化が生じ、またカブリなどの画像欠陥が生じてしまう。
さらに、トナーブリスタと呼ばれる吸湿したトナーからによる水蒸気の噴出痕である白点状の画像欠陥が発生する問題があった。
さらに、トナーブリスタと呼ばれる吸湿したトナーからによる水蒸気の噴出痕である白点状の画像欠陥が発生する問題があった。
本発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、その目的は、適切な色相角を有すると共に高い彩度を有し、しかもトナーブリスタの発生がない静電荷像現像用マゼンタトナーを提供することにある。
本発明の静電荷像現像用マゼンタトナーは、少なくとも結着樹脂およびマゼンタ着色剤を含有するマゼンタトナー粒子よりなるものであって、
前記マゼンタトナー粒子を構成するマゼンタ着色剤が、下記一般式(1)または下記一般式(2)で表されるローダミン系化合物を含むことを特徴とする。
前記マゼンタトナー粒子を構成するマゼンタ着色剤が、下記一般式(1)または下記一般式(2)で表されるローダミン系化合物を含むことを特徴とする。
〔上記一般式(1)において、R1 〜R4 は、各々、炭素数3〜30のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アルケニル基、アシル基または下記式(a)で表されるピペリジノ基であり、R1 とR2 、およびR3 とR4 は、互いに連結して閉環構造を形成してもよい。R1 とR2 、およびR3 とR4 のいずれも閉環構造を形成しない場合は、R1 〜R4 のうち少なくとも1つは炭素数6以上のアルキル基である。また、R5 は水素原子、ハロゲン原子または有機基であり、iは0〜4の整数である。iが2〜4の整数であるとき、複数のR5 は互いに同じ置換基であっても、異なる置換基であってもよい。また、R6 およびR7 は、各々、水素原子または有機基であり、jおよびkは、各々、0〜3の整数である。〕
〔上記一般式(2)において、R8 〜R10、およびR14〜R16は、各々、炭素数3〜30のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アルケニル基、アシル基または上記式(a)で表されるピペリジノ基であり、R8 とR9 、およびR15とR16は、互いに連結して閉環構造を形成してもよい。R8 とR9 、およびR15とR16のいずれも閉環構造を形成しない場合は、R8 〜R10、およびR14〜R16のうち少なくとも1つは炭素数6以上のアルキル基である。また、R11およびR17は、各々、水素原子、ハロゲン原子または有機基であり、mおよびpは、各々0〜4の整数である。mが2〜4の整数であるとき、複数のR11は互いに同じ置換基であっても、異なる置換基であってもよい。また、pが2〜4の整数であるとき、複数のR17は互いに同じ置換基であっても、異なる置換基であってもよい。また、R12,R13,R18およびR19は、各々、水素原子または有機基であり、n,o,qおよびrは、各々、0〜3の整数である。さらに、R20は、−CO−、−CO(CH2)s OC−(ただし、sは1〜10の整数である。)である。〕
本発明の静電荷像現像用マゼンタトナーによれば、基本的にマゼンタ着色剤が特定のローダミン系化合物を含むために適切な色相角を有すると共に高い彩度を有して色濁りのない鮮やかな色調の一次色または二次色のカラー画像を形成することができ、また、コンピューターディスプレーパネル上に表示される色彩に近い色合いを形成することができ、しかも、当該特定のローダミン系化合物は、特定の疎水性構造を有するものであることにより、帯電の湿度依存性を低いものとすることができると共に高温高湿環境においても帯電量の変動を抑制することができるなど良好な帯電性が発揮されて常に良好な画像を形成することができ、さらに、光や熱に対する十分な堅牢度が得られて優れた保管性が得られる。
以下、本発明について具体的に説明する。
<マゼンタ着色剤>
本発明の静電荷像現像用マゼンタトナー(以下、単に「マゼンタトナー」という。)は、少なくとも結着樹脂およびマゼンタ着色剤を含有するマゼンタトナー粒子よりなるものであって、前記マゼンタトナー粒子を構成するマゼンタ着色剤が、上記一般式(1)または上記一般式(2)で表されるローダミン系化合物(以下、これらを「特定のローダミン系化合物」ともいう。)を含む。
本発明の静電荷像現像用マゼンタトナー(以下、単に「マゼンタトナー」という。)は、少なくとも結着樹脂およびマゼンタ着色剤を含有するマゼンタトナー粒子よりなるものであって、前記マゼンタトナー粒子を構成するマゼンタ着色剤が、上記一般式(1)または上記一般式(2)で表されるローダミン系化合物(以下、これらを「特定のローダミン系化合物」ともいう。)を含む。
上記一般式(1)において、R1 〜R4 は、各々、嵩高い基よりなり、具体的には非置換の炭素数3〜30のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アルケニル基、アシル基または上記式(a)で表されるピペリジノ基であり、R1 〜R4 のうちの少なくとも2種は炭素数6〜30のアルキル基、シクロロアルキル基、アリール基、アルケニル基またはアシル基であることが好ましい。
本発明のマゼンタトナーに係るマゼンタ着色剤を構成する特定のローダミン系化合物が、アミノ基の置換基が各々嵩高い基であることによって高い疎水性が得られ、従ってマゼンタトナーが吸湿性の低いものとなって良好な帯電性を発揮するものとなる。
本発明のマゼンタトナーに係るマゼンタ着色剤を構成する特定のローダミン系化合物が、アミノ基の置換基が各々嵩高い基であることによって高い疎水性が得られ、従ってマゼンタトナーが吸湿性の低いものとなって良好な帯電性を発揮するものとなる。
上記一般式(1)において、R1 とR2 、およびR3 とR4 は、互いに連結して閉環構造を形成してもよい。R1 とR2 、およびR3 とR4 のいずれも閉環構造を形成しない場合は、R1 〜R4 のうち少なくとも1つは炭素数6以上のアルキル基である。
また、R5 は水素原子、ハロゲン原子または有機基であり、iは0〜4の整数である。iが2〜4の整数であるとき、複数のR5 は互いに同じ置換基であっても、異なる置換基であってもよい。
また、R6 およびR7 は、各々、水素原子または有機基であり、jおよびkは、各々、0〜3の整数である。
また、R5 は水素原子、ハロゲン原子または有機基であり、iは0〜4の整数である。iが2〜4の整数であるとき、複数のR5 は互いに同じ置換基であっても、異なる置換基であってもよい。
また、R6 およびR7 は、各々、水素原子または有機基であり、jおよびkは、各々、0〜3の整数である。
マゼンタ着色剤を構成する特定のローダミン系化合物としては、例えば、下記式(1−a)〜式(1−i)で表される化合物を挙げることができる。
上記一般式(2)において、R8 〜R10、およびR14〜R16は、各々、嵩高い基であって、非置換の炭素数3〜30のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アルケニル基、アシル基または上記式(a)で表されるピペリジノ基であり、R8 〜R10のうちの少なくとも2種、およびはR14〜R16のうちの少なくとも2種は炭素数6〜30のアルキル基、シクロロアルキル基、アリール基、アルケニル基またはアシル基であることが好ましい。
本発明のマゼンタトナーに係るマゼンタ着色剤を構成する特定のローダミン系化合物が、アミノ基の置換基が各々嵩高い基であることによって高い疎水性が得られ、さらに分子の立体障害により窒素原子に水分子が接近しにくくなると考えられる。従ってマゼンタトナーの高い親水性が改善され、良好な帯電性を発揮するものとなる。以上の考察に基づき、本発明者らは発明を完成するに至った。
本発明のマゼンタトナーに係るマゼンタ着色剤を構成する特定のローダミン系化合物が、アミノ基の置換基が各々嵩高い基であることによって高い疎水性が得られ、さらに分子の立体障害により窒素原子に水分子が接近しにくくなると考えられる。従ってマゼンタトナーの高い親水性が改善され、良好な帯電性を発揮するものとなる。以上の考察に基づき、本発明者らは発明を完成するに至った。
上記一般式(2)において、R8 とR9 、およびR15とR16は、互いに連結して閉環構造を形成してもよい。R8 とR9 、およびR15とR16のいずれも閉環構造を形成しない場合は、R8 〜R10、およびR14〜R16のうち少なくとも1つは炭素数6以上のアルキル基である。
また、R11およびR17は、各々、水素原子、ハロゲン原子または有機基であり、mおよびpは、各々0〜4の整数である。mが2〜4の整数であるとき、複数のR11は互いに同じ置換基であっても、異なる置換基であってもよい。また、pが2〜4の整数であるとき、複数のR17は互いに同じ置換基であっても、異なる置換基であってもよい。
また、R12,R13,R18およびR19は、各々、水素原子または有機基であり、n,o,qおよびrは、各々、0〜3の整数である。さらに、R20は、−CO−、−CO(CH2 )s OC−である。ただし、sは1〜10の整数である。
また、R11およびR17は、各々、水素原子、ハロゲン原子または有機基であり、mおよびpは、各々0〜4の整数である。mが2〜4の整数であるとき、複数のR11は互いに同じ置換基であっても、異なる置換基であってもよい。また、pが2〜4の整数であるとき、複数のR17は互いに同じ置換基であっても、異なる置換基であってもよい。
また、R12,R13,R18およびR19は、各々、水素原子または有機基であり、n,o,qおよびrは、各々、0〜3の整数である。さらに、R20は、−CO−、−CO(CH2 )s OC−である。ただし、sは1〜10の整数である。
マゼンタ着色剤を構成する特定のローダミン系化合物としては、例えば、下記式(2−a)および式(2−b)で表される化合物を挙げることができる。
マゼンタ着色剤の含有量としては、マゼンタトナー粒子全体に対して好ましくは2〜12質量%、より好ましくは4〜8質量%である。
本発明でいうマゼンタトナーとは、トナー付着量0.4mg/cm2 で普通紙上に形成した可視画像が、明度をL* 、赤−緑方向の色相をa* 、黄−青方向の色相をb* とするL* a* b* 系表色系によって表す場合に、色相角が330〜360°の範囲となるトナーをいう。
ここに、L* a* b* 系表色系とは色を数値化して表すのに有用に用いられる手段であり、z軸方向のL* は明度を表し、x軸およびy軸のa* およびb* の両者で色相と彩度を表す。なお、明度とは色の相対的な明るさをいい、色相とは赤、黄、緑、青、紫などの色合いをいい、彩度とは色の鮮やかさの度合いをいう。
そして、色相角とは、例えば明度がある値をとるときの色相と彩度の関係を表すx軸−y軸平面において、ある座標点(a,b)と原点Oとの半直線が、x軸の+方向(赤方向)から半時計回りの方向において、x軸の+方向に伸びる直線となす角度をいう。なお、x軸−y軸平面において、a* で示されるx軸の−方向が緑方向であり、b* で示されるy軸の+方向が黄方向であり、当該y軸の−方向が青方向である。
ここに、L* a* b* 系表色系とは色を数値化して表すのに有用に用いられる手段であり、z軸方向のL* は明度を表し、x軸およびy軸のa* およびb* の両者で色相と彩度を表す。なお、明度とは色の相対的な明るさをいい、色相とは赤、黄、緑、青、紫などの色合いをいい、彩度とは色の鮮やかさの度合いをいう。
そして、色相角とは、例えば明度がある値をとるときの色相と彩度の関係を表すx軸−y軸平面において、ある座標点(a,b)と原点Oとの半直線が、x軸の+方向(赤方向)から半時計回りの方向において、x軸の+方向に伸びる直線となす角度をいう。なお、x軸−y軸平面において、a* で示されるx軸の−方向が緑方向であり、b* で示されるy軸の+方向が黄方向であり、当該y軸の−方向が青方向である。
<結着樹脂>
結着樹脂としては、特に限定されずに用いることができる。
このような結着樹脂の具体例として、例えば、スチレン系樹脂、アルキルアクリレートおよびアルキルメタクリレートなどのアクリル系樹脂、スチレン−アクリル系共重合樹脂などのビニル系重合体、オレフィン系樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂、アミド樹脂およびエポキシ樹脂などが挙げられ、特に、透明性や重ね合わせ画像の色再現性を向上させるために、透明性が高く、溶融特性が低粘度で高いシャープメルト性を有する、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂が好適に挙げられる。これらは1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
結着樹脂としては、特に限定されずに用いることができる。
このような結着樹脂の具体例として、例えば、スチレン系樹脂、アルキルアクリレートおよびアルキルメタクリレートなどのアクリル系樹脂、スチレン−アクリル系共重合樹脂などのビニル系重合体、オレフィン系樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂、アミド樹脂およびエポキシ樹脂などが挙げられ、特に、透明性や重ね合わせ画像の色再現性を向上させるために、透明性が高く、溶融特性が低粘度で高いシャープメルト性を有する、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂が好適に挙げられる。これらは1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、結着樹脂を得るための重合性単量体として、例えばスチレン、メチルスチレン、メトキシスチレン、ブチルスチレン、フェニルスチレン、クロルスチレンなどのスチレン系単量体;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸エチルヘキシルなどの(メタ)アクリル酸エステル系単量体;アクリル酸、フマル酸などのカルボン酸系単量体などを使用することができる。これらは1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
このような結着樹脂としては、数平均分子量(Mn)が3000〜20,000、好ましくは3500〜18,000、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比Mw/Mnが2〜6、好ましくは2.5〜5.5、ガラス転移点温度(Tg)が10〜70℃、好ましくは20〜50℃、軟化点温度が70〜110℃、好ましくは80〜105℃である樹脂を使用することが好ましい。
<マゼンタトナーの製造方法>
本発明のマゼンタトナーを製造する方法は、結着樹脂よりなる微粒子(以下、「結着樹脂微粒子」という。)とマゼンタ着色剤を含有する着色剤微粒子とを凝集、融着させるものであって、具体的には、例えば乳化重合凝集法が挙げられる。
本発明のマゼンタトナーを製造する方法は、結着樹脂よりなる微粒子(以下、「結着樹脂微粒子」という。)とマゼンタ着色剤を含有する着色剤微粒子とを凝集、融着させるものであって、具体的には、例えば乳化重合凝集法が挙げられる。
乳化重合凝集法は、乳化重合法によって製造された結着樹脂微粒子の分散液を、他の着色剤微粒子などのトナー粒子構成成分の分散液と混合し、pH調整による微粒子表面の反発力と電解質体よりなる凝集剤の添加による凝集力とのバランスを取りながら緩慢に凝集させ、平均粒径および粒度分布を制御しながら会合を行うと同時に、加熱撹拌することで微粒子間の融着を行って形状制御を行うことにより、トナー粒子を製造する方法である。
この結着樹脂微粒子としては、組成の異なる結着樹脂よりなる2層以上の構成とすることもでき、この場合、常法に従った乳化重合処理(第1段重合)により調製した第1樹脂微粒子の分散液に、重合開始剤と重合性単量体とを添加し、この系を重合処理(第2段重合)する方法を採用することができる。
本発明のマゼンタトナーを乳化重合凝集法によって得る場合の製造工程の一例を具体的に示すと、
(1)マゼンタ着色剤を含有する着色剤微粒子が水系媒体中分散されてなる着色剤微粒子の分散液を得る着色剤微粒子分散液調製工程、
(2)結着樹脂を形成すべき重合性単量体に必要に応じて離型剤、荷電制御剤などのトナー粒子構成材料を溶解あるいは分散させて重合性単量体溶液を調製し、これを水系媒体中に添加し、機械的エネルギーを加えて油滴を形成し、次いで水溶性ラジカル重合開始剤からのラジカルにより当該油滴中において重合反応を行うことにより、結着樹脂微粒子を得る結着樹脂微粒子重合工程、
(3)結着樹脂微粒子および着色剤微粒子が存在している水系媒体中に、凝集剤を添加し、温度調節することにより、塩析を進行させると同時に凝集・融着を行い、マゼンタトナー粒子を形成する塩析、凝集、融着工程、
(4)水系媒体からマゼンタトナー粒子を濾別し、当該マゼンタトナー粒子から界面活性剤などを除去する濾過、洗浄工程、
(5)洗浄処理されたマゼンタトナー粒子を乾燥する乾燥工程、
(6)乾燥処理されたマゼンタトナー粒子に外添剤を添加する工程、
から構成される。
(1)マゼンタ着色剤を含有する着色剤微粒子が水系媒体中分散されてなる着色剤微粒子の分散液を得る着色剤微粒子分散液調製工程、
(2)結着樹脂を形成すべき重合性単量体に必要に応じて離型剤、荷電制御剤などのトナー粒子構成材料を溶解あるいは分散させて重合性単量体溶液を調製し、これを水系媒体中に添加し、機械的エネルギーを加えて油滴を形成し、次いで水溶性ラジカル重合開始剤からのラジカルにより当該油滴中において重合反応を行うことにより、結着樹脂微粒子を得る結着樹脂微粒子重合工程、
(3)結着樹脂微粒子および着色剤微粒子が存在している水系媒体中に、凝集剤を添加し、温度調節することにより、塩析を進行させると同時に凝集・融着を行い、マゼンタトナー粒子を形成する塩析、凝集、融着工程、
(4)水系媒体からマゼンタトナー粒子を濾別し、当該マゼンタトナー粒子から界面活性剤などを除去する濾過、洗浄工程、
(5)洗浄処理されたマゼンタトナー粒子を乾燥する乾燥工程、
(6)乾燥処理されたマゼンタトナー粒子に外添剤を添加する工程、
から構成される。
ここで、「水系媒体」とは、水50〜100質量%と、水溶性の有機溶媒0〜50質量%とからなる媒体をいう。水溶性の有機溶媒としては、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、アセトン、メチルエチルケトン、テトラヒドロフランを例示することができ、得られる樹脂を溶解しないアルコール系有機溶媒が好ましい。
着色剤微粒子分散液調製工程においては、機械的エネルギーによって水系媒体中に着色剤微粒子を分散させた着色剤微粒子の分散液が調製され、機械的エネルギーによる油滴分散を行うための分散機としては、特に限定されるものではなく、高速回転するローターを備えた撹拌装置「クレアミックス」(エムテクニック社製)、超音波分散機、機械式ホモジナイザー、マントンゴーリンおよび圧力式ホモジナイザーなどを挙げることができる。
この着色剤微粒子分散液調製工程において調製される分散液中の着色剤微粒子は、その体積基準のメジアン径が10〜500nmの範囲であることが好ましく、より好ましくは20〜250nm、特に好ましくは20〜200nmである。
着色剤微粒子の体積基準のメジアン径を10〜500nmに制御する方法としては、例えば上述の機械的エネルギーの大きさを調整することなどにより、制御することができる。
着色剤微粒子の体積基準のメジアン径を10〜500nmに制御する方法としては、例えば上述の機械的エネルギーの大きさを調整することなどにより、制御することができる。
また、結着樹脂微粒子重合工程において調製される分散液中の結着樹脂微粒子は、その体積基準のメジアン径が50〜200nmの範囲であることが好ましい。
〔連鎖移動剤〕
本発明のマゼンタトナーを構成するマゼンタトナー粒子を乳化重合凝集法によって製造する場合に、結着樹脂の分子量を調整することを目的として、一般的に用いられる連鎖移動剤を用いることができる。連鎖移動剤としては特に限定されるものではなく、例えば2−クロロエタノール、オクチルメルカプタン、ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタンなどのメルカプタンおよびスチレンダイマーなどを挙げることができる。
本発明のマゼンタトナーを構成するマゼンタトナー粒子を乳化重合凝集法によって製造する場合に、結着樹脂の分子量を調整することを目的として、一般的に用いられる連鎖移動剤を用いることができる。連鎖移動剤としては特に限定されるものではなく、例えば2−クロロエタノール、オクチルメルカプタン、ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタンなどのメルカプタンおよびスチレンダイマーなどを挙げることができる。
〔重合開始剤〕
本発明のマゼンタトナーを構成するマゼンタトナー粒子を乳化重合凝集法によって製造する場合に、結着樹脂を得るための重合開始剤は、水溶性の重合開始剤であれば適宜のものを使用することができる。重合開始剤の具体例としては、例えば過硫酸塩(過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムなど)、アゾ系化合物(4,4’−アゾビス4−シアノ吉草酸およびその塩、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩など)、パーオキシド化合物などが挙げられる。
本発明のマゼンタトナーを構成するマゼンタトナー粒子を乳化重合凝集法によって製造する場合に、結着樹脂を得るための重合開始剤は、水溶性の重合開始剤であれば適宜のものを使用することができる。重合開始剤の具体例としては、例えば過硫酸塩(過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムなど)、アゾ系化合物(4,4’−アゾビス4−シアノ吉草酸およびその塩、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩など)、パーオキシド化合物などが挙げられる。
〔界面活性剤〕
本発明のマゼンタトナーを構成するマゼンタトナー粒子を乳化重合凝集法によって製造する場合に使用する界面活性剤としては、従来公知の種々のアニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、ノニオン界面活性剤などを用いることができる。
本発明のマゼンタトナーを構成するマゼンタトナー粒子を乳化重合凝集法によって製造する場合に使用する界面活性剤としては、従来公知の種々のアニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、ノニオン界面活性剤などを用いることができる。
アニオン系界面活性剤としては、例えば、オレイン酸ナトリウムなどの高級脂肪酸塩類;ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウムなどのアルキルアリールスルホン酸塩類;ラウリル硫酸ナトリウムなどのアルキル硫酸エステル塩類;ポリエトキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩類;ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸ナトリウムなどのポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル硫酸エステル塩類;モノオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルスルホコハク酸ナトリウムなどのアルキルスルホコハク酸エステル塩、およびその誘導体類などを挙げることができる。
また、カチオン系界面活性剤としては、例えば脂肪族アミン塩、脂肪族4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム塩、塩化ベンゼトニウム、ピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩などを挙げることができる。
さらに、ノニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテルなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルなどのポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタントリオレエートなどのソルビタン高級脂肪酸エステル類;ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートなどのポリオキシエチレンソルビタン高級脂肪酸エステル類;ポリオキシエチレンモノラウレート、ポリオキシエチレンモノステアレートなどのポリオキシエチレン高級脂肪酸エステル類;オレイン酸モノグリセライド、ステアリン酸モノグリセライドなどのグリセリン高級脂肪酸エステル類;ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン−ブロックコポリマーなどを挙げることができる。
〔凝集剤〕
本発明のマゼンタトナーを構成するマゼンタトナー粒子を乳化重合凝集法によって製造する場合に使用する凝集剤としては、例えばアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩を挙げることができる。凝集剤を構成するアルカリ金属としては、リチウム、カリウム、ナトリウムなどが挙げられ、凝集剤を構成するアルカリ土類金属としては、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウムなどが挙げられる。これらのうち、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、バリウムが好ましい。前記アルカリ金属またはアルカリ土類金属の対イオン(塩を構成する陰イオン)としては、塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、炭酸イオン、硫酸イオンなどが挙げられる。
本発明のマゼンタトナーを構成するマゼンタトナー粒子を乳化重合凝集法によって製造する場合に使用する凝集剤としては、例えばアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩を挙げることができる。凝集剤を構成するアルカリ金属としては、リチウム、カリウム、ナトリウムなどが挙げられ、凝集剤を構成するアルカリ土類金属としては、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウムなどが挙げられる。これらのうち、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、バリウムが好ましい。前記アルカリ金属またはアルカリ土類金属の対イオン(塩を構成する陰イオン)としては、塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、炭酸イオン、硫酸イオンなどが挙げられる。
〔離型剤〕
本発明のマゼンタトナーを構成するマゼンタトナー粒子中には、オフセット現象の抑止に寄与する離型剤が含有されていてもよい。ここに、離型剤としては、特に限定されるものではなく、例えば、ポリエチレンワックス、酸化型ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、酸化型ポリプロピレンワックス、カルナウバワックス、サゾールワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス、ホホバ油ワックス、蜜蝋ワックスなどを挙げることができる。
本発明のマゼンタトナーを構成するマゼンタトナー粒子中には、オフセット現象の抑止に寄与する離型剤が含有されていてもよい。ここに、離型剤としては、特に限定されるものではなく、例えば、ポリエチレンワックス、酸化型ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、酸化型ポリプロピレンワックス、カルナウバワックス、サゾールワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス、ホホバ油ワックス、蜜蝋ワックスなどを挙げることができる。
マゼンタトナー粒子中に離型剤を含有させる方法としては、マゼンタトナー粒子を形成する塩析、凝集、融着工程において、離型剤微粒子の分散液(ワックスエマルジョン)を添加し、結着樹脂微粒子と着色剤微粒子と離型剤微粒子とを塩析、凝集、融着させる方法や、マゼンタトナー粒子を形成する塩析、凝集、融着工程において、離型剤を含有する結着樹脂微粒子と着色剤微粒子とを塩析、凝集、融着させる方法を挙げることができ、これらの方法を組み合わせてもよい。
マゼンタトナー粒子中における離型剤の含有割合としては、結着樹脂100質量部に対して通常0.5〜5質量部とされ、好ましくは1〜3質量部とされる。離型剤の含有割合が結着樹脂100質量部に対して0.5質量部未満であると、十分なオフセット防止効果が得られず、一方、結着樹脂100質量部に対して5質量部より大きいと、得られるマゼンタトナーが透光性や色再現性の低いものとなる。
〔荷電制御剤〕
本発明のマゼンタトナーを構成するマゼンタトナー粒子中には、荷電制御剤が含有されていてもよい。ここに、荷電制御剤としては、特に限定されず摩擦帯電により正または負の電荷を与える種々の物質を挙げることができ、例えば、マゼンタトナー粒子に用いられる負帯電性の荷電制御剤としては、マゼンタトナーの色調や透光性に悪影響を及ぼさないよう、無色、白色あるいは淡色の荷電制御剤が挙げられる。このような荷電制御剤としては、例えば、サリチル酸誘導体の亜鉛やクロムによる金属錯体(サリチル酸金属錯体)、カリックスアレーン系化合物、有機ホウ素化合物、含フッ素4級アンモニウム塩化合物などを好適に挙げることができる。具体的には、サリチル酸金属錯体としては、例えば特開昭53−127726号公報、特開昭62−145255号公報などに開示されるもの、カリックスアレーン系化合物としては、例えば特開平2−201378号公報などに開示されるもの、有機ホウ素化合物としては、例えば特開平2−221967号公報に開示されるもの、含フッ素4級アンモニウム塩化合物としては例えば特開平3−1162号公報に開示されるものを挙げることができる。
マゼンタトナー粒子中における荷電制御剤の含有割合としては、結着樹脂100質量部に対して通常0.1〜10質量部とされ、好ましくは0.5〜5質量部とされる。
マゼンタトナー粒子中に荷電制御剤などの内添剤を含有させる方法としては、上記に示したオフセット防止剤を含有させる方法と同様の方法を挙げることができる。
本発明のマゼンタトナーを構成するマゼンタトナー粒子中には、荷電制御剤が含有されていてもよい。ここに、荷電制御剤としては、特に限定されず摩擦帯電により正または負の電荷を与える種々の物質を挙げることができ、例えば、マゼンタトナー粒子に用いられる負帯電性の荷電制御剤としては、マゼンタトナーの色調や透光性に悪影響を及ぼさないよう、無色、白色あるいは淡色の荷電制御剤が挙げられる。このような荷電制御剤としては、例えば、サリチル酸誘導体の亜鉛やクロムによる金属錯体(サリチル酸金属錯体)、カリックスアレーン系化合物、有機ホウ素化合物、含フッ素4級アンモニウム塩化合物などを好適に挙げることができる。具体的には、サリチル酸金属錯体としては、例えば特開昭53−127726号公報、特開昭62−145255号公報などに開示されるもの、カリックスアレーン系化合物としては、例えば特開平2−201378号公報などに開示されるもの、有機ホウ素化合物としては、例えば特開平2−221967号公報に開示されるもの、含フッ素4級アンモニウム塩化合物としては例えば特開平3−1162号公報に開示されるものを挙げることができる。
マゼンタトナー粒子中における荷電制御剤の含有割合としては、結着樹脂100質量部に対して通常0.1〜10質量部とされ、好ましくは0.5〜5質量部とされる。
マゼンタトナー粒子中に荷電制御剤などの内添剤を含有させる方法としては、上記に示したオフセット防止剤を含有させる方法と同様の方法を挙げることができる。
<マゼンタトナー粒子の粒径>
本発明のマゼンタトナーの粒径は、例えば体積基準のメジアン径で4〜10μmであることが好ましく、さらに好ましくは6〜9μmとされる。この平均粒径は、使用する凝集剤(塩析剤)の濃度や有機溶媒の添加量、融着時間、重合体の組成によって制御することができる。
体積基準のメジアン径が上記の範囲にあることにより、転写効率が高くなってハーフトーンの画質が向上し、細線やドットなどの画質が向上する。
本発明のマゼンタトナーの粒径は、例えば体積基準のメジアン径で4〜10μmであることが好ましく、さらに好ましくは6〜9μmとされる。この平均粒径は、使用する凝集剤(塩析剤)の濃度や有機溶媒の添加量、融着時間、重合体の組成によって制御することができる。
体積基準のメジアン径が上記の範囲にあることにより、転写効率が高くなってハーフトーンの画質が向上し、細線やドットなどの画質が向上する。
マゼンタトナーの体積基準のメジアン径は「コールターマルチサイザーTA−III 」(ベックマン・コールター社製)にデータ処理用のコンピューターシステム(ベックマン・コールター社製)を接続した測定装置を用いて測定・算出されるものである。具体的には、トナー0.02gを、界面活性剤溶液20mL(マゼンタトナーの分散を目的として、例えば界面活性剤成分を含む中性洗剤を純水で10倍希釈した界面活性剤溶液)に添加して馴染ませた後、超音波分散を1分間行い、マゼンタトナー分散液を調製し、このマゼンタトナー分散液を、サンプルスタンド内の「ISOTONII」(ベックマン・コールター社製)の入ったビーカーに、測定装置の表示濃度が8%になるまでピペットにて注入する。ここで、この濃度範囲にすることにより、再現性のある測定値を得ることができる。そして、測定装置において、測定粒子カウント数を25000個、アパーチャ径を50μmにし、測定範囲である1〜30μmの範囲を256分割しての頻度値を算出し、体積積算分率の大きい方から50%の粒子径が体積基準のメジアン径とされる。
<外添剤>
上記のマゼンタトナー粒子は、そのままで本発明のマゼンタトナーを構成することができるが、流動性、帯電性、クリーニング性などを改良するために、当該マゼンタトナー粒子に、いわゆる後処理剤である流動化剤、クリーニング助剤などの外添剤を添加して本発明のマゼンタトナーを構成してもよい。
上記のマゼンタトナー粒子は、そのままで本発明のマゼンタトナーを構成することができるが、流動性、帯電性、クリーニング性などを改良するために、当該マゼンタトナー粒子に、いわゆる後処理剤である流動化剤、クリーニング助剤などの外添剤を添加して本発明のマゼンタトナーを構成してもよい。
後処理剤としては、例えば、シリカ微粒子、アルミナ微粒子、酸化チタン微粒子などよりなる無機酸化物微粒子や、ステアリン酸アルミニウム微粒子、ステアリン酸亜鉛微粒子などの無機ステアリン酸化合物微粒子、あるいは、チタン酸ストロンチウム、チタン酸亜鉛などの無機チタン酸化合物微粒子などが挙げられる。これらは1種単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
これら無機微粒子はシランカップリング剤やチタンカップリング剤、高級脂肪酸、シリコーンオイルなどによって、耐熱保管性の向上、環境安定性の向上のために、表面処理が行われていることが好ましい。
これら無機微粒子はシランカップリング剤やチタンカップリング剤、高級脂肪酸、シリコーンオイルなどによって、耐熱保管性の向上、環境安定性の向上のために、表面処理が行われていることが好ましい。
これらの種々の外添剤の添加量は、その合計が、マゼンタトナー100質量部に対して0.05〜5質量部、好ましくは0.1〜3質量部とされる。また、外添剤としては種々のものを組み合わせて使用してもよい。
〔現像剤〕
本発明のマゼンタトナーは、磁性または非磁性の一成分現像剤として使用することもできるが、キャリアと混合して二成分現像剤として使用してもよい。本発明のマゼンタトナーを二成分現像剤として使用する場合において、キャリアとしては、鉄、フェライト、マグネタイトなどの金属、それらの金属とアルミニウム、鉛などの金属との合金などの従来から公知の材料からなる磁性粒子を用いることができ、特にフェライト粒子が好ましい。また、キャリアとしては、磁性粒子の表面を樹脂などの被覆剤で被覆したコートキャリアや、バインダー樹脂中に磁性体微粉末を分散してなるバインダー型キャリアなど用いてもよい。
コートキャリアを構成する被覆樹脂としては、特に限定はないが、例えばオレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、エステル樹脂、フッ素樹脂などが挙げられる。また、樹脂分散型キャリアを構成する樹脂としては、特に限定されず公知のものを使用することができ、例えばスチレン−アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素樹脂、フェノール樹脂などを使用することができる。
本発明のマゼンタトナーは、磁性または非磁性の一成分現像剤として使用することもできるが、キャリアと混合して二成分現像剤として使用してもよい。本発明のマゼンタトナーを二成分現像剤として使用する場合において、キャリアとしては、鉄、フェライト、マグネタイトなどの金属、それらの金属とアルミニウム、鉛などの金属との合金などの従来から公知の材料からなる磁性粒子を用いることができ、特にフェライト粒子が好ましい。また、キャリアとしては、磁性粒子の表面を樹脂などの被覆剤で被覆したコートキャリアや、バインダー樹脂中に磁性体微粉末を分散してなるバインダー型キャリアなど用いてもよい。
コートキャリアを構成する被覆樹脂としては、特に限定はないが、例えばオレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、エステル樹脂、フッ素樹脂などが挙げられる。また、樹脂分散型キャリアを構成する樹脂としては、特に限定されず公知のものを使用することができ、例えばスチレン−アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素樹脂、フェノール樹脂などを使用することができる。
キャリアの体積基準のメジアン径としては20〜100μmであることが好ましく、更に好ましくは20〜60μmとされる。キャリアの体積基準のメジアン径は、代表的には湿式分散機を備えたレーザ回折式粒度分布測定装置「ヘロス(HELOS)」(シンパティック(SYMPATEC)社製)により測定することができる。
好ましいキャリアとしては、耐スペント性の観点から、被覆樹脂としてシリコーン系樹脂、オルガノポリシロキサンとビニル系単量体との共重合樹脂(グラフト樹脂)またはポリエステル樹脂を用いたコートキャリアが挙げられ、特に、耐久性、耐環境安定性および耐スペント性の観点から、オルガノポリシロキサンとビニル系単量体との共重合樹脂(グラフト樹脂)に、イソシアネートを反応させて得られた樹脂で被覆したコートキャリアを好ましく挙げられる。
このようなマゼンタトナーによれば、基本的にマゼンタ着色剤が特定のローダミン系化合物を含むために適切な色相角を有すると共に高い彩度を有して色濁りのない鮮やかな色調の一次色または二次色のカラー画像を形成することができ、また、コンピューターディスプレーパネル上に表示される色彩に近い色合いを形成することができ、しかも、当該特定のローダミン系化合物は特定の疎水性構造を有するものであることにより、帯電の湿度依存性を低いものとすることができると共に高温高湿環境においても帯電量の変動を抑制することができるなど良好な帯電性が発揮されて常に良好な画像を形成することができ、さらに、光や熱に対する十分な堅牢度が得られて優れた保管性が得られる。
以下、本発明の具体的な実施例について説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
以下の実施例において、体積基準のメジアン径は、「MICROTRAC UPA−150」(HONEYWELL社製)を用い、サンプル屈折率が1.59、サンプル比重が球状粒子換算で1.05、溶媒屈折率が1.33、溶媒粘度が30℃で0.797、20℃で1.002の測定条件で測定した。なお、0点調整は測定セルにイオン交換水を投入することによって行った。
以下の実施例において、体積基準のメジアン径は、「MICROTRAC UPA−150」(HONEYWELL社製)を用い、サンプル屈折率が1.59、サンプル比重が球状粒子換算で1.05、溶媒屈折率が1.33、溶媒粘度が30℃で0.797、20℃で1.002の測定条件で測定した。なお、0点調整は測定セルにイオン交換水を投入することによって行った。
<マゼンタトナーの調製例1(粉砕法)>
ビスフェノールA−エチレンオキサイド付加物、テレフタル酸、およびトリメリット酸の縮合物であるポリエステル樹脂(重量平均分子量(Mw)20,000)100質量部、マゼンタ着色剤として上記式(1−a)で表されるローダミン系化合物〔1−a〕2質量部、離型剤としてペンタエリスリトールテトラステアレート6質量部、および荷電制御剤としてジベンジル酸ホウ素1質量部を、「ヘンシェルミキサー」(三井三池鉱業社製)に投入し、撹拌羽根の周速を25m/秒に設定して5分間混合処理した。
次いで、混合物を二軸押出混練機で混練し、次いで、ハンマーミルで粗粉砕した後、ターボミル粉砕機(ターボ工業社製)で粉砕処理し、さらに、コアンダ効果を利用した気流分級機で微粉分級処理を行うことで、体積基準のメジアン径が5.5μmである着色粒子〔1〕を得た。
次いで、この着色粒子〔1〕に、ヘキサメチルシラザン処理したシリカ(平均一次粒径12nm)0.6質量部およびn−オクチルシラン処理した二酸化チタン(平均一次粒径24nm)0.8質量部を添加し、「ヘンシェルミキサー」(三井三池鉱業社製)を用いて撹拌羽根の周速35m/秒、処理温度35℃、処理時間15分の条件で外添剤添加処理を行い、マゼンタトナー〔1〕を作製した。
ビスフェノールA−エチレンオキサイド付加物、テレフタル酸、およびトリメリット酸の縮合物であるポリエステル樹脂(重量平均分子量(Mw)20,000)100質量部、マゼンタ着色剤として上記式(1−a)で表されるローダミン系化合物〔1−a〕2質量部、離型剤としてペンタエリスリトールテトラステアレート6質量部、および荷電制御剤としてジベンジル酸ホウ素1質量部を、「ヘンシェルミキサー」(三井三池鉱業社製)に投入し、撹拌羽根の周速を25m/秒に設定して5分間混合処理した。
次いで、混合物を二軸押出混練機で混練し、次いで、ハンマーミルで粗粉砕した後、ターボミル粉砕機(ターボ工業社製)で粉砕処理し、さらに、コアンダ効果を利用した気流分級機で微粉分級処理を行うことで、体積基準のメジアン径が5.5μmである着色粒子〔1〕を得た。
次いで、この着色粒子〔1〕に、ヘキサメチルシラザン処理したシリカ(平均一次粒径12nm)0.6質量部およびn−オクチルシラン処理した二酸化チタン(平均一次粒径24nm)0.8質量部を添加し、「ヘンシェルミキサー」(三井三池鉱業社製)を用いて撹拌羽根の周速35m/秒、処理温度35℃、処理時間15分の条件で外添剤添加処理を行い、マゼンタトナー〔1〕を作製した。
<マゼンタトナーの調製例2(乳化重合凝集法)>
(1)着色剤微粒子分散液の調製例1
n−ドデシル硫酸ナトリウム11.5質量部をイオン交換水160質量部に投入し、溶解、撹拌して界面活性剤水溶液を調製した。この界面活性剤水溶液中に、ローダミン系化合物〔1−a〕2質量部を徐々に添加し、「クリアミックスWモーションCLM−0.8」(エムテクニック社製)を用いて分散処理を行って、体積基準のメジアン径が138nmである着色剤微粒子〔1〕の分散液(着色剤微粒子分散液〔1〕)を調製した。
(1)着色剤微粒子分散液の調製例1
n−ドデシル硫酸ナトリウム11.5質量部をイオン交換水160質量部に投入し、溶解、撹拌して界面活性剤水溶液を調製した。この界面活性剤水溶液中に、ローダミン系化合物〔1−a〕2質量部を徐々に添加し、「クリアミックスWモーションCLM−0.8」(エムテクニック社製)を用いて分散処理を行って、体積基準のメジアン径が138nmである着色剤微粒子〔1〕の分散液(着色剤微粒子分散液〔1〕)を調製した。
(2)樹脂微粒子分散液の調製例1
撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を付けたセパラブルフラスコに予めアニオン系活性剤(ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム:SDS)7.08gをイオン交換水2760gに溶解させた活性剤溶液を投入し、窒素気流下230rpmの撹拌速度で撹拌しつつ、内温を80℃に昇温させた。一方、下記式(W)で表される離型剤72.0g、スチレン112.8g、n−ブチルアクリレート41.0g、メタクリル酸10.7g、紫外線吸収剤として2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−6−ビス(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノール14.6gを混合し、80℃に加温し溶解させて単量体溶液を調製した。ここで循環経路を有する機械式分敵機により上記2つの加熱溶液を混合分散させ、均一な分散粒子径を有する乳化粒子を作製した。
式(W):C{CH2 OCO(CH2 )20CH3 }4
次いで、重合開始剤(過硫酸カリウム:KPS)0.82gをイオン交換水200gに溶解させた溶液を添加し80℃にて3時間加熱、撹拌することで樹脂微粒子を作製した。さらに、重合開始剤(KPS)7.84gおよび水溶性連鎖移動剤として2−クロロエタノール9.8gをイオン交換水240gに溶解させた溶液を添加し、15分後、80℃でスチレン376g、n−ブチルアクリレート137.2g、メタクリル酸35.7gの混合液(第2の単量体溶液)を120分かけて滴下した。滴下終了後60分加熱撹拌させた後40℃まで冷却し樹脂微粒子〔1〕の分散液(樹脂微粒子分散液〔1〕)を得た。
撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を付けたセパラブルフラスコに予めアニオン系活性剤(ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム:SDS)7.08gをイオン交換水2760gに溶解させた活性剤溶液を投入し、窒素気流下230rpmの撹拌速度で撹拌しつつ、内温を80℃に昇温させた。一方、下記式(W)で表される離型剤72.0g、スチレン112.8g、n−ブチルアクリレート41.0g、メタクリル酸10.7g、紫外線吸収剤として2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−6−ビス(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノール14.6gを混合し、80℃に加温し溶解させて単量体溶液を調製した。ここで循環経路を有する機械式分敵機により上記2つの加熱溶液を混合分散させ、均一な分散粒子径を有する乳化粒子を作製した。
式(W):C{CH2 OCO(CH2 )20CH3 }4
次いで、重合開始剤(過硫酸カリウム:KPS)0.82gをイオン交換水200gに溶解させた溶液を添加し80℃にて3時間加熱、撹拌することで樹脂微粒子を作製した。さらに、重合開始剤(KPS)7.84gおよび水溶性連鎖移動剤として2−クロロエタノール9.8gをイオン交換水240gに溶解させた溶液を添加し、15分後、80℃でスチレン376g、n−ブチルアクリレート137.2g、メタクリル酸35.7gの混合液(第2の単量体溶液)を120分かけて滴下した。滴下終了後60分加熱撹拌させた後40℃まで冷却し樹脂微粒子〔1〕の分散液(樹脂微粒子分散液〔1〕)を得た。
(3)マゼンタトナーの作製例2
樹脂粒子分散液〔1〕1250g、イオン交換水2000gおよび着色剤微粒子分散液〔1〕165gを、温度センサー、冷却管、窒素導入装置、撹拌装置を付けた5リットルの四つ口フラスコに入れ撹拌する。30℃に調整した後、この溶液に5mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を加え、pHを10.0に調整した。次いで、塩化マグネシウム6水和物52.6gをイオン交換水72gに溶解した水溶液を撹拌下、30℃にて10分間で添加した。その後、3分間放置した後に、昇温を開始し、液温度90℃まで6分で昇温した(昇温速度=10℃/分)。その状態で粒径を「コールターカウンターTA−III 」(コールターベックマン社製)にて測定し、体積基準メジアン径が6.5μmになった時点で塩化ナトリウム115gをイオン交換水700gに溶解した水溶液を添加し粒子成長を停止させ、さらに継続して液温度90℃±2℃にて、6時間加熱撹拌し、融着させた。その後、6℃/minの条件で30℃まで冷却し、塩酸を添加し、pHを2.0に調整し、撹拌を停止した。生成したマゼンタトナー粒子を固液分離し、イオン交換水による洗浄を4回繰り返し(イオン交換水の量を15リットルとした)、その後、40℃の温風で乾燥し、マゼンタトナー粒子〔2〕を得た。
樹脂粒子分散液〔1〕1250g、イオン交換水2000gおよび着色剤微粒子分散液〔1〕165gを、温度センサー、冷却管、窒素導入装置、撹拌装置を付けた5リットルの四つ口フラスコに入れ撹拌する。30℃に調整した後、この溶液に5mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を加え、pHを10.0に調整した。次いで、塩化マグネシウム6水和物52.6gをイオン交換水72gに溶解した水溶液を撹拌下、30℃にて10分間で添加した。その後、3分間放置した後に、昇温を開始し、液温度90℃まで6分で昇温した(昇温速度=10℃/分)。その状態で粒径を「コールターカウンターTA−III 」(コールターベックマン社製)にて測定し、体積基準メジアン径が6.5μmになった時点で塩化ナトリウム115gをイオン交換水700gに溶解した水溶液を添加し粒子成長を停止させ、さらに継続して液温度90℃±2℃にて、6時間加熱撹拌し、融着させた。その後、6℃/minの条件で30℃まで冷却し、塩酸を添加し、pHを2.0に調整し、撹拌を停止した。生成したマゼンタトナー粒子を固液分離し、イオン交換水による洗浄を4回繰り返し(イオン交換水の量を15リットルとした)、その後、40℃の温風で乾燥し、マゼンタトナー粒子〔2〕を得た。
(4)外添剤添加処理
次いで、この着色粒子〔2〕に、疎水性シリカ(数平均一次粒子径=12nm、疎水化度=68)を1質量%となる割合で添加すると共に、疎水性酸化チタン(数平均一次粒子径=20nm、疎水化度=63)を1質量%となる割合で添加し、「ヘンシェルミキサー」(三井三池化工機社製)により混合し、その後、45μmの目開きのフルイを用いて粗大粒子を除去し、マゼンタトナー〔2〕を作製した。
次いで、この着色粒子〔2〕に、疎水性シリカ(数平均一次粒子径=12nm、疎水化度=68)を1質量%となる割合で添加すると共に、疎水性酸化チタン(数平均一次粒子径=20nm、疎水化度=63)を1質量%となる割合で添加し、「ヘンシェルミキサー」(三井三池化工機社製)により混合し、その後、45μmの目開きのフルイを用いて粗大粒子を除去し、マゼンタトナー〔2〕を作製した。
<マゼンタトナーの調製例3〜7(乳化重合凝集法)>
マゼンタトナーの調製例2において、ローダミン系化合物〔1−a〕を、それぞれ、上記式(1−b)で表されるローダミン系化合物〔1−b〕、上記式(1−c)で表されるローダミン系化合物〔1−c〕、上記式(1−g)で表されるローダミン系化合物〔1−g〕、上記式(1−h)で表されるローダミン系化合物〔1−h〕、上記式(1−i)で表されるローダミン系化合物〔1−i〕、上記式(2−a)で表されるローダミン系化合物〔2−a〕、上記式(2−b)で表されるローダミン系化合物〔2−b〕、下記式(x)で表されるローダミン系化合物〔x〕、下記式(y)で表されるローダミン系化合物〔y〕に変更したことの他は同様にして、マゼンタトナー〔3〕〜〔11〕を作製した。なお、マゼンタトナー〔10〕,〔11〕は比較用のものである。
マゼンタトナーの調製例2において、ローダミン系化合物〔1−a〕を、それぞれ、上記式(1−b)で表されるローダミン系化合物〔1−b〕、上記式(1−c)で表されるローダミン系化合物〔1−c〕、上記式(1−g)で表されるローダミン系化合物〔1−g〕、上記式(1−h)で表されるローダミン系化合物〔1−h〕、上記式(1−i)で表されるローダミン系化合物〔1−i〕、上記式(2−a)で表されるローダミン系化合物〔2−a〕、上記式(2−b)で表されるローダミン系化合物〔2−b〕、下記式(x)で表されるローダミン系化合物〔x〕、下記式(y)で表されるローダミン系化合物〔y〕に変更したことの他は同様にして、マゼンタトナー〔3〕〜〔11〕を作製した。なお、マゼンタトナー〔10〕,〔11〕は比較用のものである。
〔現像剤の調製〕
このマゼンタトナー〔1〕〜〔11〕の各々に、シリコーン樹脂を被覆した体積平均粒径60μmのフェライトキャリアを、前記マゼンタトナーの濃度が6質量%になるよう混合し、二成分の現像剤〔1〕〜〔11〕を調製した。なお、現像剤〔1〕〜〔9〕が本発明に係るものであり、現像剤〔10〕〜〔11〕は比較用のものである。
このマゼンタトナー〔1〕〜〔11〕の各々に、シリコーン樹脂を被覆した体積平均粒径60μmのフェライトキャリアを、前記マゼンタトナーの濃度が6質量%になるよう混合し、二成分の現像剤〔1〕〜〔11〕を調製した。なお、現像剤〔1〕〜〔9〕が本発明に係るものであり、現像剤〔10〕〜〔11〕は比較用のものである。
<実施例1〜9、比較例1,2>
この現像剤〔1〕〜〔11〕を用いて「bizhubC250」(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)で下記(1)〜(5)の実機評価を行った。結果を表1に示す。
この現像剤〔1〕〜〔11〕を用いて「bizhubC250」(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)で下記(1)〜(5)の実機評価を行った。結果を表1に示す。
(1)彩度
転写紙上にマゼンタトナー付着量を0.1〜1.0mg/cm2 の範囲で変化させた画像を形成し、色差計「CM−2002」(コニカミノルタセンシング社製)を用いてそれぞれの画像のL*a* b* 色空間図から、下記式(I)によって彩度C* を算出した。
式(I):彩度(C* )=〔(a* )2 +(b* )2 〕1/2
ただし、上記式(I)中、a* 、b* はそれぞれa* 座標、b* 座標の値を表す。
一般に、彩度は、ある範囲までマゼンタトナー付着量(着色剤付着量)が増加するに従って増加していくが、マゼンタトナー付着量がある値を超えると、飽和に達し、その後は、漸減する。
本発明においては、彩度C* の値が70以上であるものを「◎」、60以上70未満のものを「○」、50以上60未満のものを「△」として評価した。
転写紙上にマゼンタトナー付着量を0.1〜1.0mg/cm2 の範囲で変化させた画像を形成し、色差計「CM−2002」(コニカミノルタセンシング社製)を用いてそれぞれの画像のL*a* b* 色空間図から、下記式(I)によって彩度C* を算出した。
式(I):彩度(C* )=〔(a* )2 +(b* )2 〕1/2
ただし、上記式(I)中、a* 、b* はそれぞれa* 座標、b* 座標の値を表す。
一般に、彩度は、ある範囲までマゼンタトナー付着量(着色剤付着量)が増加するに従って増加していくが、マゼンタトナー付着量がある値を超えると、飽和に達し、その後は、漸減する。
本発明においては、彩度C* の値が70以上であるものを「◎」、60以上70未満のものを「○」、50以上60未満のものを「△」として評価した。
(2)帯電の湿度依存性
低温低湿環境(温度10℃,湿度15%RH)および高温高湿環境(温度30℃,湿度85%RH)に各々サンプルを24時間以上放置し、初期および24時間放置後の帯電量を、「吸引式ファラデーケージ法」と称される方法によって測定し、初期および24時間放置後の帯電量の測定値の差を帯電量変動幅として算出した。
「吸引式ファラデーゲージ法」とは、現像ロール上のマゼンタトナーを強力なエア吸引機を用いて、直接ファラデーケージ内に吸引捕集し、その帯電量を測定する方法である。
低温低湿環境に係るサンプルの帯電量に対して高温高湿環境に係るサンプルの帯電量変動幅が5μC/g未満である場合を「○」、5μC/g以上10μC/g未満である場合を「△」、10μC/g以上である場合を「×」として評価した。
低温低湿環境(温度10℃,湿度15%RH)および高温高湿環境(温度30℃,湿度85%RH)に各々サンプルを24時間以上放置し、初期および24時間放置後の帯電量を、「吸引式ファラデーケージ法」と称される方法によって測定し、初期および24時間放置後の帯電量の測定値の差を帯電量変動幅として算出した。
「吸引式ファラデーゲージ法」とは、現像ロール上のマゼンタトナーを強力なエア吸引機を用いて、直接ファラデーケージ内に吸引捕集し、その帯電量を測定する方法である。
低温低湿環境に係るサンプルの帯電量に対して高温高湿環境に係るサンプルの帯電量変動幅が5μC/g未満である場合を「○」、5μC/g以上10μC/g未満である場合を「△」、10μC/g以上である場合を「×」として評価した。
(3)帯電の保持性
高温高湿環境(温度30℃,湿度85%RH)において10万枚のプリントを行い、その後72時間画像形成および現像剤の撹拌を停止し、現像剤を当該高温高湿環境下に放置した後、帯電量を吸引式ファラデーケージ法で測定した。
初期帯電量に対して10万枚プリント後の帯電量が20μC/g以上である場合を「○」、15μC/g以上20μC/g未満である場合を「△」、15μC/g未満である場合を「×」として評価した。帯電量が15μC/g未満である場合、非画像部にカブリの発生が認められた。
高温高湿環境(温度30℃,湿度85%RH)において10万枚のプリントを行い、その後72時間画像形成および現像剤の撹拌を停止し、現像剤を当該高温高湿環境下に放置した後、帯電量を吸引式ファラデーケージ法で測定した。
初期帯電量に対して10万枚プリント後の帯電量が20μC/g以上である場合を「○」、15μC/g以上20μC/g未満である場合を「△」、15μC/g未満である場合を「×」として評価した。帯電量が15μC/g未満である場合、非画像部にカブリの発生が認められた。
(4)トナーブリスタ
高温高湿環境下(温度30℃,湿度80%RH)において、転写材上のマゼンタトナー付着量が1.6mg/cm2 、定着温度を210℃、定着線速を120mm/秒に設定して画像を定着し、画像に0.1〜0.5mm程度の白点に認識される穴状の画像欠陥、すなわちトナーブリスタがあるか観察した。
8倍のルーペで観察してもトナーブリスタがまったく確認されない最良の状態である場合を「◎」、観察し、8倍のルーペで観察して4cm2 当たり1〜2個のトナーブリスタが確認される程度で良好な状態である場合を「○」、肉眼で観察して4cm2 当たり1〜2個のトナーブリスタが確認されるが凝視しなければ判別できないが実用上問題ない状態である場合を「△」、肉眼で観察して4cm2当たり3個以上のトナーブリスタが明瞭に確認され、実用上問題ある状態である場合を「×」として評価した。
高温高湿環境下(温度30℃,湿度80%RH)において、転写材上のマゼンタトナー付着量が1.6mg/cm2 、定着温度を210℃、定着線速を120mm/秒に設定して画像を定着し、画像に0.1〜0.5mm程度の白点に認識される穴状の画像欠陥、すなわちトナーブリスタがあるか観察した。
8倍のルーペで観察してもトナーブリスタがまったく確認されない最良の状態である場合を「◎」、観察し、8倍のルーペで観察して4cm2 当たり1〜2個のトナーブリスタが確認される程度で良好な状態である場合を「○」、肉眼で観察して4cm2 当たり1〜2個のトナーブリスタが確認されるが凝視しなければ判別できないが実用上問題ない状態である場合を「△」、肉眼で観察して4cm2当たり3個以上のトナーブリスタが明瞭に確認され、実用上問題ある状態である場合を「×」として評価した。
(5)耐剥離性
オイルレス定着器を備えたデジタル複写機「DIALTA Di350」(コニカミノルタ社製)を用い、定着温度を80〜130℃の範囲で2℃刻みで変化させながら(それぞれの定着温度をT1 ,T2 ,T3 ,…T26とする。)、トナー付着量が2.0mg/cm2 である、1.5cm×1.5cmのべタ画像を上質紙にプリントし、それぞれのプリント画像を中心線から2つに折り曲げてそのベタ画像を構成するトナーが全く剥離しないことが目視で確認される下限の定着温度Tnを調べ、定着下限温度(Tn −1)℃を算出した。
定着下限温度が105℃未満である場合を「◎」、105℃以上110℃未満である場合を「○」、110℃以上115℃未満である場合を「△」、115℃以上である場合を「×」として評価した。
オイルレス定着器を備えたデジタル複写機「DIALTA Di350」(コニカミノルタ社製)を用い、定着温度を80〜130℃の範囲で2℃刻みで変化させながら(それぞれの定着温度をT1 ,T2 ,T3 ,…T26とする。)、トナー付着量が2.0mg/cm2 である、1.5cm×1.5cmのべタ画像を上質紙にプリントし、それぞれのプリント画像を中心線から2つに折り曲げてそのベタ画像を構成するトナーが全く剥離しないことが目視で確認される下限の定着温度Tnを調べ、定着下限温度(Tn −1)℃を算出した。
定着下限温度が105℃未満である場合を「◎」、105℃以上110℃未満である場合を「○」、110℃以上115℃未満である場合を「△」、115℃以上である場合を「×」として評価した。
以上のように、実施例1〜9に係る現像剤〔1〕〜〔9〕によれば、優れた彩度が得られ、また、トナーブリスタの発生が実用上問題のない程度であり、さらに優れた耐吸湿性が得られて高い帯電安定性が得られ、さらに高い耐剥離性が得られることが確認された。
Claims (1)
- 少なくとも結着樹脂およびマゼンタ着色剤を含有するマゼンタトナー粒子よりなる静電荷像現像用マゼンタトナーであって、
前記マゼンタトナー粒子を構成するマゼンタ着色剤が、下記一般式(1)または下記一般式(2)で表されるローダミン系化合物を含むことを特徴とする静電荷像現像用マゼンタトナー。
〔上記一般式(1)において、R1 〜R4 は、各々、炭素数3〜30のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アルケニル基、アシル基または下記式(a)で表されるピペリジノ基であり、R1 とR2 、およびR3 とR4 は、互いに連結して閉環構造を形成してもよい。R1 とR2 、およびR3 とR4 のいずれも閉環構造を形成しない場合は、R1 〜R4 のうち少なくとも1つは炭素数6以上のアルキル基である。また、R5 は水素原子、ハロゲン原子または有機基であり、iは0〜4の整数である。iが2〜4の整数であるとき、複数のR5 は互いに同じ置換基であっても、異なる置換基であってもよい。また、R6 およびR7 は、各々、水素原子または有機基であり、jおよびkは、各々、0〜3の整数である。〕
〔上記一般式(2)において、R8 〜R10、およびR14〜R16は、各々、炭素数3〜30のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アルケニル基、アシル基または上記式(a)で表されるピペリジノ基であり、R8 とR9 、およびR15とR16は、互いに連結して閉環構造を形成してもよい。R8 とR9 、およびR15とR16のいずれも閉環構造を形成しない場合は、R8 〜R10、およびR14〜R16のうち少なくとも1つは炭素数6以上のアルキル基である。また、R11およびR17は、各々、水素原子、ハロゲン原子または有機基であり、mおよびpは、各々0〜4の整数である。mが2〜4の整数であるとき、複数のR11は互いに同じ置換基であっても、異なる置換基であってもよい。また、pが2〜4の整数であるとき、複数のR17は互いに同じ置換基であっても、異なる置換基であってもよい。また、R12,R13,R18およびR19は、各々、水素原子または有機基であり、n,o,qおよびrは、各々、0〜3の整数である。さらに、R20は、−CO−、−CO(CH2)s OC−(ただし、sは1〜10の整数である。)である。〕
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010204288A (ja) * | 2009-03-02 | 2010-09-16 | Konica Minolta Business Technologies Inc | フルカラー画像形成方法 |
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-
2007
- 2007-08-17 JP JP2007212522A patent/JP2009047814A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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