JP2009044120A - 電子部品及びリード線、それらの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】引出電極の一方の先端部とキャップとの嵌合によるかじりバリの発生を抑制して耐ショート性と封口信頼性を高めた電子部品を提供することを目的とする。
【解決手段】機能素子であるコンデンサ素子16と、このコンデンサ素子16から引出した金属製の引出電極12と、この引出電極12の一方の先端部12cに被せた金属製のキャップ14と、このキャップ14の外表面に設けた端子15とを備え、前記キャップ14を引出電極12よりも硬い材質により形成した電子部品としたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品とそれに用いるリード線とこのリード線の製造方法とそのリード線を用いた電子部品の製造方法に関するもので、特にリード線を挿通する貫通孔を備えた封口体を有するコンデンサに関する。
図17は、従来の電子部品の一つであるアルミ電解コンデンサの断面図、図18は、同アルミ電解コンデンサに用いた従来のリード線の斜視図、図19は、そのリード線の断面図である。
図17に示すように、従来のアルミ電解コンデンサは、機能素子であるコンデンサ素子6と、このコンデンサ素子6から引出したリード線1と、コンデンサ素子6を収納した有底筒状の外装ケース7と、リード線1を挿通させる貫通孔8aを備えると共に外装ケース7の開口部に配置され、外装ケース7の外周面に設けた絞り加工部7aで絞ることによって外装ケース7の開口部を封止した封口体8とからなっている。
ここで、前記リード線1は、図18、図19に示すように、アルミ線丸棒からなる引出電極2と、この引出電極2の一方の先端部2aに被せたキャップ4と、引出電極2の他方の先端部を平板状にプレスした偏平部2eとから構成されており、この偏平部2eが、コンデンサ素子6に接続され、導出した引出電極2の一方の先端部2aに被せたキャップ4は、回路基板10と接続する端子として機能し、その材料としては半田付けができるものから選定されている。
以上のような構成の従来のアルミ電解コンデンサは、引出電極2の一方の先端部2aに被せたキャップ4を端子とした構成のリード線1を用いていることにより、引出電極2の一方の先端部2aにワイヤー状の端子を直接溶融させて接合する場合と比較して、引出電極2の一方の先端部2aと端子の接合部の形状不良を低減でき、品質管理が容易で、安定した接合品質を得ることができ、高信頼性のアルミ電解コンデンサを提供することができるとされている。
このような従来の技術としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。
実開昭63−178318号公報
しかし、上記の従来のアルミ電解コンデンサでは、引出電極2の一方の先端部2aにキャップ4を圧入等の方法によって被せて嵌合する際に、キャップ4の外観変形を生じたり、開口端部にバリを生じてしまう場合がある。このため、リード線1を封口体8の貫通孔8aに挿通する時に、キャップ4の外周面と貫通孔8aの内面との間に隙間ができたり、リード線1に生じたバリによって貫通孔8a内に擦り傷ができ、駆動用電解液が漏れ易くなり封口信頼性を低下し、また、リード線1に生じたかじりバリがコンデンサ素子6側へ落ちてショートを引き起こしてしまうという課題を有していた。
この課題の主原因としては、引出電極2の一方の先端部2aとキャップ4とを十分に嵌合させる目的で、引出電極2の一方の先端部2aの外径寸法に対し、キャップ4の開口部の内径寸法をほぼ同等もしくは小さめに設計しなければならないことから、嵌め合わせる時に、キャップの材質が引出電極よりも軟らかい場合、キャップが外観変形してしまう。また、引出電極2の一方の先端部2aの外周縁部が、キャップ4の開口端部の内周縁部でかじられ易くなってしまい、キャップ4の開口端部にかじりバリが生じやすい。この結果として、このリード線1を用いたアルミ電解コンデンサでは、封口信頼性の低下やショート発生を招いていた。
そこで、本発明は、引出電極の一方の先端部とキャップとの嵌合によるキャップの外観変形とバリ発生を抑制し、封口気密性と耐ショート性を高めた電子部品を提供することを目的とする。
そしてこの目的を達成するために、本発明の電子部品は、機能素子と、この機能素子から引出した金属製の引出電極と、この引出電極の一方の先端部に被せた金属製のキャップと、このキャップの外表面に設けた端子とを備え、前記キャップを引出電極よりも硬い材質により形成した構成とするものである。
以上のように本発明の電子部品によれば、キャップを引出電極よりも硬い材質で形成することにより、キャップを引出電極の一方の先端部に被せる際、キャップが外観変形することを防止することができる。
さらに、キャップを被せる前の引出電極の一方の先端部の外径を、キャップの内径より小さくしておき、この引出電極の一方の先端部にキャップを被せた後、そのキャップの外底面より加圧すると、キャップが変形することなく、キャップより軟らかい材質からなる引出電極の一方の先端部のほうが変形し、引出電極の一方の先端部外面をキャップ内面に圧接することができるため、キャップを引出電極の一方の先端部に被せる際に、キャップの開口端部の内周縁部が、引出電極の一方の先端部の外周縁部をかじらないようにすることができ、キャップの開口端部に生じるかじりバリの発生を抑制できる。
この結果、キャップの外観変形やキャップの開口端部のかじりバリに起因した封口気密性低下やショート発生を抑えた高信頼性の電子部品を提供することができる。
以下、実施の形態1〜4を用いて本発明の電子部品とその電子部品に用いるリード線、およびこのリード線の製造方法とそのリード線を用いた電子部品の製造方法について説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサの構成を示した断面図、図2は、同アルミ電解コンデンサの機能素子であるコンデンサ素子の展開斜視図、図3は、同アルミ電解コンデンサに用いるリード線の各製造工程における断面図、図4は、同アルミ電解コンデンサに用いるリード線の他の例の各製造工程における断面図である。
まず、本発明の実施の形態1における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサおよび同アルミ電解コンデンサに用いるリード線の構成について図1、図2を用いて説明する。
図1に示すように、本発明のアルミ電解コンデンサは、一対のリード線11を接続した機能素子であるコンデンサ素子16と、このコンデンサ素子16を収納した有底筒状の外装ケース17と、リード線11を挿通する貫通孔18aを備えて外装ケース17の開口部を封止する封口体18と、外装ケース17の開口部に接するように配置され、封口体18から導出されたリード線11の端子15を挿通させる貫通孔19aおよびその貫通孔19aを挿通し略直角方向に折り曲げた端子15を収納する溝部19bを外表面に備えた絶縁端子板19とから構成されている。
ここで、リード線11は、円筒状の金属製の引出電極12と、この引出電極12より硬い材質から形成され、引出電極12の一方の先端部12cに被せた金属製キャップ14と、このキャップ14の外表面に溶接したワイヤー状の端子15とを有しており、引出電極12の一方の先端部12cは、その外面とキャップ14の内面とが圧接し、その圧接した界面の少なくとも一部に金属拡散層12dを形成して接合され、コンデンサ素子16と接続された引出電極12の他方の先端部は、扁平に加工された偏平部12eとなっている。
なお、キャップ14が引出電極12より硬い材質であることは、キャップ14のほうが引出電極12の一方の先端部12cよりも形状変形への耐久強度が相対的に高くなっていることである。
また、引出電極12にアルミ線丸棒を用いた場合、キャップ14の基材として用いる材料は、アルミより硬いものとして、鉄、ニッケル、鉄ニッケル合金系などから選択する。
なお、キャップ14の基材材料の種類以外に、キャップ14の各部の厚み寸法等の強度に関係する要素も適宜考慮する。
また、キャップ14の内表面には、引出電極12の一方の先端部12cとの接合をより強固にするため、メッキ層を設けてもよく、そのメッキ層として、例えば、錫、ニッケル、銅などを用いることができる。引出電極12にアルミ線丸棒を用いた場合、キャップ14の基材に鉄を用い、その鉄基材の表面に銅を下地層として錫やニッケルのメッキ層を設けることが好ましい。
また、端子15には、鉄、ニッケル、銅の単体、鉄合金、ニッケル合金、銅合金などからなる金属基材からなる板材または線材を用いる。
また、端子15の外表面にメッキ層を形成してもよく、メッキ層として、例えば回路基板20との接続のためにSn単体、あるいはSnにAg、Bi、In、Pbなどが添加された錫合金からなる錫系めっきなどを用いることができる。
また、引出電極12の他方の先端部を扁平加工した偏平部12eは、図2に示すように、アルミニウム等の弁作用金属からなる陽極箔16a、陰極箔16bと超音波溶接あるいは圧接等の方法によってそれぞれ接合されており、その陽極箔16aと陰極箔16bとをセパレータ16cを介在させて巻回し、機能素子であるコンデンサ素子16としている。
なお、機能素子とは、電気的機能を司る能動、受動素子全般のことを示し、例えば、コンデンサの場合はコンデンサ素子であり、電池の場合は電池素子、半導体の場合は半導体素子などである。
また、図1に示すように、外装ケース17は、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属から構成され、この外装ケース17には、コンデンサ素子16と、駆動用電解液および/または固体の導電性高分子等の電解質(図示せず)とが収納されている。
また、外装ケース17の開口部は、その内側に配置した弾性体からなる封口体18を、外装ケース17の外周面の一部に施した絞り加工部17aにより発生した応力で封止されている。
また、封口体18の貫通孔18aには、リード線11の端子15、キャップ14、引出電極12の順で挿通し、引出電極12を貫通孔18a内面に当接させ、端子15を封口体18より外部へ導出させるようにしている。
なお、貫通孔18aは、その孔径を引出電極12の外径と同じもしくは少し小さくしてあり、外装ケース17の外周面の一部に施した絞り加工部17aにより封口体18に発生した応力によって密閉されている。
また、絶縁端子板19を外装ケース17の開口部に当接させ、かつリード線11の端子15を絶縁端子板19に設けた貫通孔19aを挿通させ、略直角方向に折り曲げて、絶縁端子板19の表面に設けた溝部19bに収納するようになっている。
なお、回路基板20に半田付けによって実装される際に、端子15に半田フィレットが形成されやすくするために、溝部19bに収納された端子15を、プレス加工等によって平板状としてもよい。
また、絶縁端子板19は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、液晶ポリマー等の熱可塑性樹脂、またはフェノール樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性からなるものである。
次に、以上のように構成した実施の形態1における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサに用いるリード線の製造方法について図3を参照しながら説明する。
図3に示すように、まず、引出電極12の一方の先端部12a(変形前)が露出するようにして引出電極12の外周面をチャッキング治具13aで抱持し、引出電極12の一方の先端部12aにキャップ14を被せる((A)工程)。引出電極12には円柱状の線材を用い、キャップ14は、引出電極12よりも硬い材質の金属板をプレス加工することによって開口部を有する形状に形成し、その開口部の内径を引出電極12の一方の先端部12aの外径よりも大きくなるようにしている。従って、この段階では、引出電極12の一方の先端部12aの外面とキャップ14の内面とは圧接しておらず、隙間を有した状態となっている。
次に、キャップ14の内側で引出電極12の一方の先端部12aを変形させて12c(変形後)とし、その外面とキャップ14の内面とを圧接する((B)工程)。この(B)工程の具体的な方法としては、引出電極12の一方の先端部12aに被せたキャップ14の内底面が引出電極12の一方の先端部12aの上面に接触するようにした後、キャップ14の外底面を機械的に加圧する。この加圧によって、キャップ14は変形することなく、キャップ14より軟らかい材質からなる引出電極12の一方の先端部12aのほうが、その外形を大きく変形させて12cとなり、引出電極12の一方の先端部12cの外面とキャップ14の内面とが接触して圧接される。
また、引出電極12の一方の先端部12aは、加圧によって12cに変形してキャップ14と圧接されることから、引出電極12の本体部の外径と、一方の先端部12cの外径には差が生じる。
なお、キャップ14の外底面を機械的に加圧する方法としては、キャップ14の外底面にピンを当てて押したり、キャップ14の外底面にハンマー等によって瞬間的な衝撃を与えるなどによって行う。このため、キャップ14の外底面の一部に平面部があったほうが好ましい。
なお、キャップ14が押される方向に沿って、キャップ14の外周面に接するようにガイドを設けると、キャップ14の外底面を機械的に加圧する際に、キャップ14と引出電極12との中心軸をずらさずに揃えることができる。
その後、溶接用電極13bをキャップ14の外底部と引出電極12にそれぞれ接続し、アーク溶接、抵抗溶接等の電気溶接方法を用いて、キャップ14と引出電極12とに加熱処理を施す((C)工程)。その他の加熱処理として、キャップ14の外面からガスバーナー、レーザー、電磁誘導による方法を用いてもよい。
この加熱処理によって、キャップ14と引出電極12とが圧接した界面で溶融され、この界面の少なくとも一部に、キャップ14と引出電極12を構成する金属材料が混在した金属拡散層12dを形成する。
次に、キャップ14の外面に端子15を接続する((D)工程)。具体的には、キャップ14の外面にワイヤー状の端子15を押し当て、溶接用電極13cをワイヤー状の端子15と引出電極12の本体部にそれぞれ接続し、抵抗溶接等の方法によって接合する。
なお、端子15の形状は、ワイヤー状以外に、板状等のものであってもよい。
その後、キャップ14を被せていない引出電極の他方の先端部12bを変形させて偏平部12eを形成する((E)工程)。この偏平部12eは、特にコンデンサ素子16と引出電極12との接続において、図2に示すように、コンデンサ素子16を構成する陽極箔16a、陰極箔16bとカシメや超音波等の方法によって接続される。この(E)工程の具体的な方法としては、引出電極の他方の先端部12bの外側面を挟み込んでプレスし、円筒状の引出電極の軸線方向と平行な板状となるように圧延変形させ、所定の幅、長さに周囲をカットして偏平部12eを形成する。
なお、引出電極の他方の先端部12bは、偏平形状以外の形状であってもよく、接続される機能素子を構成する電極の形状などに適合するように、変形、加工してもよい。
このように、(A)、(B)、(C)、(D)、(E)の工程によって、実施の形態1における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサに用いるリード線11を製作する。
続いて、このリード線11を用いて、実施の形態1における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサの製造方法について説明する。
まず、図2に示すように、酸化皮膜の誘電体層を表面に有する陽極箔16a、陰極箔16bとセパレータ16cを一定の幅と長さに切断し、前記(A)〜(E)工程によって製作された一対のリード線11の偏平部12eをそれぞれ陽極箔16aと陰極箔16bにカシメ、超音波などの方法によって接続した後、その陽極箔16aと陰極箔16bとの間にセパレータ16cを介在させてロール状に捲回して略円筒形とし、その外周側面を絶縁テープ等(図示せず)で捲き止めて固定し、コンデンサ素子16を形成する。
なお、機能性素子を構成する電極は、箔状で複数枚を積層したものや、焼結体などであってもよい。
次に、図1に示すように、そのコンデンサ素子16を、電解質を含んだ駆動用電解液と共に外装ケース17に収納し、封口体18を、封口体18に設けた一対の貫通孔18aにコンデンサ素子16から引出された一対のリード線11をそれぞれ挿通させて、外装ケース17の開口部に配置する。
なお、電解質としては、ポリピロールやポリチオフェンに代表される導電性高分子等の固体のものを用いてもよい。
その後、外装ケース17の外周側面から巻き締めて絞り加工部17aを形成することによって、外装ケース17の開口部を封止する。
なお、外装材として、エポキシ樹脂等からなる絶縁性の外装樹脂を用い、コンデンサ素子16を被覆すると共に、その外装材の外部にリード線11の端子15を導出するようにしてもよい。
次に、絶縁端子板19を、外装ケース17の開口部に接するように配置し、外装ケース17の開口部を封止した封口体18の外面より導出した一対のリード線11の端子15は、その絶縁端子板に設けた一対の貫通孔19aに挿通するようにする。
その後、絶縁端子板19の一対の貫通孔19aにそれぞれ挿通され外部へ導出された端子15を、互いに相反する方向へ略直角に折り曲げて、絶縁端子板19の外表面に設けた溝部19bに収納するようにし、面実装タイプのアルミ電解コンデンサを製作する。
なお、回路基板20に半田付けによって実装される際に、端子15に半田フィレットが形成されやすくするために、絶縁端子板19の溝部19bに収納された端子15を平板状とする場合には、端子15を、絶縁端子板19に設けた一対の貫通孔19aに挿通する前に、プレス加工等によって板状に加工するようにする。
なお、外装ケース17の開口部を封止した後、もしくは絶縁端子板を取り付けた後に、適宜、端子15間に電圧を印加し、再化成を行う。
以上のように、本発明の実施の形態1における電子部品に用いるリード線11およびその製造方法によれば、キャップ14を引出電極12よりも硬い材質で形成することにより、キャップ14を引出電極12の一方の先端部12aに被せる際、キャップ14が外観変形することを防止することができる。
また、キャップ14を被せる前の引出電極12の一方の先端部12aの外径がキャップ14の内径より小さく、この引出電極12の一方の先端部12aにキャップ14を被せた後、そのキャップ14の外底面より加圧すると、キャップ14が変形することなく、キャップ14より軟らかい材質からなる引出電極12の一方の先端部12aのほうが変形し、引出電極12の一方の先端部12c外面をキャップ14内面に圧接することができるため、キャップ14を引出電極12の一方の先端部12aに被せる際に、キャップ14の開口端部の内周縁部が、引出電極12の一方の先端部12aの外周縁部をかじらないようにすることができ、キャップ14の開口端部に生じるかじりバリの発生を抑制できる。
この結果、本発明の実施の形態1における電子部品およびその製造方法によれば、前記リード線11を適用する構成としていることより、リード線11を封口体18の貫通孔18aに挿通する時に、リード線11がかじりバリ発生を抑制しているため、かじりバリがコンデンサ素子16に付着してショートを引き起こすことを防ぎ、またかじりバリによる貫通孔18a内の擦り傷の発生を抑制して封口気密性を高め、電子部品の信頼性を向上することができる。
また、リード線11において、引出電極12の一方の先端部12aと、その先端部12aに被せたキャップ14とを、機械的な圧接により接合することに加えて、圧接したその界面に、溶融による金属拡散層12dを形成することにより、接合強度が増して接合信頼性を高めることができ、このリード線11を適用した電子部品は、過酷な振動負荷がかかる環境下において、リード線破断によるオープン不良を低減することができる。
また、リード線11において、キャップ14の基材に用いる材質は、引出電極12に用いる材質よりも融点の高いものであることが好ましい。引出電極12にアルミ線丸棒を用いた場合、キャップ14の基材をアルミニウムより融点の高い金属から構成すれば、(C)工程における加熱処理の際に、引出電極12の一方の先端部12cより融点が高いため、過剰に溶融されて、キャップ14の外表面が形状不良となることを防ぐことができる。
なお、キャップ14の基材に用いる、アルミニウムより融点の高い金属は、銅、ニッケル、鉄の金属単体、銅、ニッケル、鉄を含有する合金等から構成されることが好ましい。これらの金属は、アルミニウムの融点以下で液相状態の合金を生成することができるため、加熱処理によって、アルミ線丸棒からなる引出電極12の一方の先端部12cとキャップ14が圧接した界面は、金属拡散層12dを形成し易く、接合強度を向上できる一方、キャップ14外表面は、過剰に溶融されずにバリや突起などの形状不良を防ぐことができる。
この結果、このリード線11を適用した電子部品では、過酷な振動負荷がかかる環境下でもリード線破断によるオープン不良を低減することができると共に、キャップ14外表面のバリや突起によるショート発生や封口気密性低下を防止することができる。
なお、これらのアルミニウムより融点の高い金属は、金属拡散層12dを形成し易くするために、キャップ14の少なくとも内側に設けられることが好ましく、キャップ14の基材、またはメッキ層として設けたものとしてもよい。
また、リード線11において、キャップ14と引出電極12の一方の先端部12cとが圧接した界面を加熱処理によって接合する場合、キャップ14の厚み、材料、引出電極12を被覆する範囲を調整することによって、キャップ14が過剰に溶融することで発生する形状不良を防止しながら接合強度を向上することができる。
なお、キャップ14の加熱処理される外底面、外側面の厚みは、キャップ14と引出電極の一方の先端部12cとが圧接した界面を均一に溶融させるために、均一であることが好ましい。
また、リード線11のキャップ14の表面に錫めっきを用い、引出電極12にアルミ線丸棒を用いた場合、キャップ14と引出電極12の一方の先端部12cとが圧接した界面を溶融した金属拡散層12dには、アルミと錫が拡散した状態になっている。このアルミと錫が拡散した状態は、一般的に、高温高湿やヒートサイクルがかかる環境下に放置されること等によって錫ウィスカを生じ易く、電子部品の外害表面にアルミと錫が拡散した部分が露出している場合、錫ウィスカの成長によってショートを引き起こす場合がある。一方、本発明のリード線11の構成では、金属拡散層12dが、キャップ14の内側に収納され外部に露出しないようになっているため、アルミと錫を含んだ場合であっても、錫ウィスカを外部に成長させないようにすることができ、この結果、このリード線11を適用した電子部品は、錫ウィスカによるショート発生を抑制することができる。
なお、金属拡散層12dに混在する金属が、アルミと錫以外の異種金属の組み合わせであっても、ウィスカを生じやすいものであれば同様の効果を得ることができる。
また、リード線11は、キャップ14の外径が、引出電極12の外径より大きくなっており、段差部を有している。この段差部により、封口体18の貫通孔18aに挿通したリード線11を強固に係合することができ、リード線11が外装ケース17内方向にずれ、リード線11とコンデンサ素子16の接続部に負荷がかかってしまうことを防止することができる。この結果、このリード線11を適用した電子部品は、リード線11と電極箔との接続部の異常による断線やショート、漏れ電流増加等を防止することができる。
なお、封口体18の貫通孔18aの孔径を、挿通したリード端子11のキャップ14が位置している部分だけ予め大きめにすれば、キャップ14と引出電極12との外径差による段差部によってリード線11と貫通孔18aに生じる隙間を減らし、封口気密性も上げることができる。
また、リード線11のキャップ14の形状は、キャップ14の外底部から開口端部側へ向かう方向に沿って、外径が拡大する曲面をキャップ14の外周全体または一部に有することが好ましく、リード線11が封口体18の貫通孔18aに挿入される際に、少なくとも貫通孔18a内面と接触する部分に前記曲面を有するものであればよい。例えばドーム状、円錐状、円錐台形状等であって、このような曲面を有することによって、リード線11を封口体18の貫通孔18aに挿入する際に、リード線11に作用する負荷を低減することができる。これによって、リード線11が変形し、または一対のリード線11の挿入が相互にずれて、リード線11とコンデンサ素子16の接続部に負荷がかかってしまうことを防止することができる。この結果、このリード線11を適用した電子部品は、リード線11と電極箔との接続部の異常による断線やショート、漏れ電流増加等を抑制することができる。
また、リード線11を構成する端子15の材料として、例えば端子15が鉄系基材であれば、キャップ14としては鉄、ニッケル、鉄ニッケル合金系基材を選択し、また、端子15が銅系基材であれば、キャップ14としては銅、銅合金基材を選択すること、つまり、端子15とキャップ14の電気抵抗の相違を小さくすることにより、抵抗溶接を行う場合に、端子15とキャップ14との接合強度を保ちながら、バリ等の形状不良発生を抑制して溶接することができる。
また、リード線11のキャップ14外面と端子15とを抵抗溶接等により接合する際の加熱により、キャップ14と引出電極12の一方の端部12cとが圧接した界面に熱が伝わり溶融が生じても、引出電極12の一方の端部12cはキャップ14に被覆されているため、この界面での溶融により生じたバリや突起などを外面に出さないようにすることができる。これによって、このリード線11を用いた電子部品では、封口体18の貫通孔18aへリード線11を挿通する際のバリ等に起因したショート発生を抑え、封口気密性を高め、高信頼性を得ることができる。
また、リード線11の端子15は、キャップ14を介して引出電極12と接続されるため、端子15とキャップ14の材料は、互いに溶接が容易な金属材料を選択して組み合わせることができる。例えば、レーザー溶接等により、端子15とキャップ14とを接合する場合、端子15を構成する材料の融点、または熱伝導率等がキャップ14と同じもしくは類似するものを選択することにより、接合強度を安定化することができると共に、端子15とキャップ14との接合部でどちらかが過剰に溶融してしまうことによる形状不良の発生を防止することができる。これによって、このリード線11を用いた電子部品では、過酷な振動による端子15の外れや、端子15とキャップ14の接続部のバリや突起等の形状不良に起因したショート発生や駆動用電解液の漏れを抑制することができる。
また、図4に示すリード線21の製造工程にあるように、引出電極12の一方の先端部22aの外周縁部に平面状の面取り部22fを形成する工程((F)工程)を(A)工程よりも前に追加してもよく、(F)、(A)、(B)、(C)、(D)、(E)の工程によって、リード線21を製作する。
この(F)工程を加えることにより、キャップ24を引出電極12の一方の先端部22a(変形前)に被せる際に、キャップ24の開口端部の内周縁部が、引出電極12の一方の先端部22aの外周縁部により接触しにくくなり、キャップ24の開口端部に生じるかじりバリを一層抑制することができる。さらに、(A)工程において、キャップ24の開口端部の内周縁部にも面取り部24aを設ければ、キャップ24の開口端部の内周縁部が、引出電極12の一方の端部22aの外周縁部にさらに接触しにくくなり、このかじりバリ抑制効果をさらに高めることができる。
なお、面取り部22f、24aの形状は、曲面状であってもよく、平面状のものと同様の効果を得ることができる。
この結果、このリード線21を用いた電子部品は、封口体18の貫通孔18aへリード線11を挿通する際のかじりバリ等に起因したショート発生を抑え、封口気密性を高め、より一層、高信頼性とすることができる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサの構成を示した断面図、図6は、同アルミ電解コンデンサの機能素子であるコンデンサ素子の展開斜視図、図7は、同アルミ電解コンデンサに用いるリード線の各製造工程における断面図、図8は、同アルミ電解コンデンサに用いるリード線の他の例の各製造工程における断面図である。
なお、実施の形態1における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサと同アルミ電解コンデンサに用いるリード線、および同リード線の製造方法と同リード線を用いたアルミ電解コンデンサの製造方法と同様の構成については、同一符号を付しその説明を省略し、異なる部分についてのみ以下に説明する。
まず、本発明の実施の形態2における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサおよび同アルミ電解コンデンサに用いるリード線の構成について図5、図6を用いて説明する。
図5において、図1に示した実施の形態1におけるアルミ電解コンデンサと相違する点は、リード線31を構成する引出電極12の一方の先端部32c(変形後)が、引出電極12の本体部よりも細くなっており、その先端部32cに被せたキャップ34と引出電極12の本体部との外径差が、実施の形態1におけるアルミ電解コンデンサよりも小さくなっている点である。
次に、以上のように構成した実施の形態2における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサに用いるリード線の製造方法について図7を参照しながら説明する。
図7において、図3に示した実施の形態1と相違する点は、(A)工程の前に、引出電極12の一方の先端部32a(変形前)を細く加工する工程を含んでいる点である((G)工程)。
この(G)工程では、金型を用いてプレスする方法等によって、引出電極12の一方の先端部32aを、引出電極12の本体部より細くなるように加工する。
また、この(G)工程の後の(A)工程において、キャップ34を引出電極12の一方の先端部32aに被せ、続く(B)工程において、引出電極12の変形後の一方の先端部32cの外面とキャップ34の内面とが接触して圧接するまで、キャップ34の外底面を機械的に加圧し続ける必要があるため、この加圧を継続している間に、キャップ34の開口端部が、引出電極12の本体部と細く加工した一方の先端部32aの外径の差によってできた段差部に接触しないように、先端部32aの加工寸法を設定する。
また、(G)工程と同時もしくはその後に、細く加工した引出電極12の一方の先端部32aの外周縁部に平面状の面取り部32fを形成し((F)工程)、さらに引出電極12の本体部と一方の端部32aの外径の差によってできた段差部の外周縁部に平面状の面取り部32gを形成する工程を追加してもよい((H)工程)。
このように、(G)、(F)、(H)、(A)、(B)、(C)、(D)、(E)の工程によって、実施の形態2における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサに用いるリード線31を製作する。
続いて、このリード線31を用いて、実施の形態2における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサの製造方法については、実施の形態1と同様に行う。
以上のように、本発明の実施の形態2における電子部品に用いるリード線31およびその製造方法によれば、引出電極12の一方の先端部32aを引出電極12の本体部より細く加工することにより、この一方の先端部32aに被せ、圧接するキャップ34と引出電極12の本体部との外径差を小さくすることができる。この外径差が小さいため、リード線31をアルミ電解コンデンサ等の電子部品に適用すると、実施の形態1と同様に、封口体38の貫通孔38aへリード線31を挿通する際のかじりバリ等に起因したショート発生を抑えると共に、特に、封口体38の厚みが薄い場合においては、封口体38の貫通孔38aとその貫通孔38aに挿通されたリード線31との隙間の発生を抑えることができ、封口気密性を高めることができる。
また、(F)工程を加えて製作された電極端子リード線31をアルミ電解コンデンサに用いると、引出電極12の本体部と一方の先端部32aとの外径差によってできた段差部の外周縁部のエッジが鋭角でないため、封口体38の貫通孔38aにリード線31を挿通した際に、封口体38の貫通孔38aの内面を傷つけないようにすることができ、駆動用電解液を漏れにくくし、さらに封口気密性を高めることができる。
また、(G)工程と同時もしくはその後、又は(F)工程と同時もしくはその前後に、(H)工程を加えてもよく、またキャップ34の開口端部の内周縁部にも面取り部34aを設けることにより、キャップ34の開口端部の内周縁部が、引出電極12の一方の先端部32aの外周縁部にさらに接触しにくくなり、キャップ34の開口端部に生じるかじりバリを抑制することができる。
なお、図7に示した面取り部32f、32g、34aの形状は、曲面状であってもよく、平面状のものと同様の効果を得ることができる。
また、図8に示すように、(G)工程において、引出電極12の本体部よりも細く加工した引出電極12の一方の先端部42a(変形前)を、断面台形状に加工し、その最先端部の外径をより小さくなるようにすれば、キャップ44を引出電極12の一方の先端部42aに被せる際に、キャップ44の開口端部の内周縁部が、引出電極の一方の先端部42aの外周縁部により接触しにくくなり、キャップ44の開口端部に生じるかじりバリを一層抑制することができる。
(実施の形態3)
図9は、本発明の実施の形態3における電子部品の一例であるフィルムコンデンサの構成を示した断面図、図10は、同フィルムコンデンサの機能素子であるコンデンサ素子の展開斜視図、図11は、同フィルムコンデンサに用いるリード線の各製造工程における断面図である。
なお、実施の形態2における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサと同アルミ電解コンデンサに用いるリード線、および同リード線の製造方法と同リード線を用いたアルミ電解コンデンサの製造方法と同様の構成については、同一符号を付しその説明を省略し、異なる部分についてのみ以下に説明する。
まず、本発明の実施の形態3における電子部品の一例であるフィルムコンデンサおよび同フィルムコンデンサに用いるリード線の構成について図9、図10を用いて説明する。
図9において、図5に示した実施の形態2におけるアルミ電解コンデンサと相違する点は、機能素子として、金属化フィルムを用いたコンデンサ素子56を適用している点、およびリード線51、61の偏平部52e、62eが屈曲され、その先端部が金属化フィルムを用いたコンデンサ素子56の両端面に設けた集電極56g、56hにそれぞれ接続された点である。
図9に示すように、一対の金属化フィルムを巻回して略円筒状とし、その両端面に集電極56g、56hを有し、この集電極56g、56hにリード線51、61をそれぞれ接続したコンデンサ素子56と、このコンデンサ素子56を収納した有底筒状の外装ケース57と、リード線51、61を挿通させる貫通孔58aを備えて外装ケース57の開口部を封止する封口体58と、この貫通孔58aから外部へ導出された一対の端子15が挿通する貫通孔59a、およびこの貫通孔59aを挿通した端子15を略直角方向に折り曲げて収納する溝部59bを外表面に備え、外装ケース57の開口部に接するように配置した絶縁端子板59からなり、溝部59bに収納した端子15を回路基板60に接続して実装されるようになっている。
また、図10に示すように、コンデンサ素子56は、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレンナフタレート、またはポリフェニレンサルファイド等のいずれかからなる誘電体フィルムの表面に、非蒸着部分56a、56bと、アルミニウムなどの金属を蒸着した蒸着電極56c、56dとを形成した一対の金属化フィルムからなり、
この一対の金属化フィルムを、蒸着電極56c、56dを接触させないようにして略円筒状に巻回し、コンデンサ素子56としたものである。
なお、一対の金属化フィルムを積層し、積層体のコンデンサ素子としてもよい。
また、金属化フィルムの蒸着電極56c、56dには、異常電流が流れた際には蒸着した部分が飛散することによって電気的に切断されるという自己保安機能を有したヒューズ56e、56fを備えている。
また、図9に示すように、略円筒状に巻回したコンデンサ素子56の両端面には、一対の集電極56g、56hを設け、それぞれ蒸着電極56c、56dと接続されている。
また、リード線51、61の偏平部52e、62eは屈曲されて、その先端部をコンデンサ素子56の両端面の集電極56g、56hにそれぞれ接合し、引出電極52、62が、コンデンサ素子56の一方の端面側に対になって導出されている。
また、外装ケース57は、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属から構成され、その内側にコンデンサ素子56を収納しており、コンデンサ素子56の外表面と外装ケース57内表面との間には、接触しないように隙間等が設けられている。
次に、以上のように構成した実施の形態3における電子部品の一例であるフィルムコンデンサに用いるリード線の製造方法について図11を参照しながら説明する。
図11において、図7に示した実施の形態2と相違する点は、引出電極の一方の先端部52a(変形前)だけでなく、もう一方の先端部62a(変形前)の双方に、キャップ34をそれぞれ被せて圧接するようにしており、これによって、(D)工程の後、引出電極12を軸線方向と垂直に切断して二分割する工程((I)工程)を含んでいる点である。
この(I)工程では、引出電極12の中央付近をカッター33dで切断するが、図9に示すように、コンデンサ素子56に接続される一対のリード線51、61の偏平部52e、62eの長さが相違する場合など、その比率に応じて切断位置を調整すればよい。
このように、(G)、(F)、(H)、(A)、(B)、(C)、(D)、(I)、(E)の工程によって、実施の形態3における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサに用いるリード線51、61を製作する。
なお、この(I)工程は、(B)もしくは(C)工程の後でもよく、また(E)工程のほうが(I)工程よりも先であってもよい。
続いて、このリード線51、61を用いて、実施の形態3における電子部品の一例であるフィルムコンデンサの製造方法について説明する。
図9に示した実施の形態2における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサの製造方法と相違する点は、コンデンサ素子56の形成方法が異なっている点と、駆動用電解液等の電解質を必要としない点である。その他は、実施の形態2と同様に行う。
ここで、コンデンサ素子56の製造方法は、まず、図10に示すように、一定の幅に切断した一対の誘電体フィルムの片面に、蒸着電極56c、56dをそれぞれ設け、長さ方向の一方の端部に非蒸着部分56a、56bを設けるようにする。
次に、この一対の金属化フィルムの一方の蒸着電極56cと他方の56dとを接触させないように、かつ一方の非蒸着部分56aと他方の非蒸着部分56bとを対向させるように配置して積層した後、一対の金属化フィルムを巻回して略円筒状とし、蒸着電極56c、56dが、それぞれの端面より露出するようにする。
その後、略円筒状となった一対の金属化フィルムの両端面に、アルミニウム、錫、銅などの金属を溶融して吹き付ける溶射等によって集電極56g、56hを形成し、それぞれ蒸着電極56c、56dと接続する。
次に、リード線51、61の偏平部52e、62eを折り曲げて、それらの先端部をそれぞれ集電極56g、56hにスポット溶接等によって接続し、引出電極52、62を同一方向から対にして引き出すようにし、コンデンサ素子56を形成した。
その後、外装ケース57にコンデンサ素子56を収納し、このコンデンサ素子56の外表面と外装ケース57内表面とを接触しないように隙間を設けたり、外装ケース57内表面に絶縁材を設けるなどする。
次に、実施の形態2における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサと同様の方法により、外装ケース57の開口部を封止し、面実装できる形状とする。
以上のように、本発明の実施の形態3における電子部品の一例であるフィルムコンデンサと同フィルムコンデンサに用いるリード線の構成によれば、端面から蒸着電極56c、56dを露出させた金属化フィルムを用いた場合であっても、本発明のリード線51、61の偏平部を屈曲させて接続してコンデンサ素子56を形成することができ、フィルムコンデンサとすることができる。このリード線51、61を用いることにより、実施の形態2と同様に、封口体58の貫通孔58aへリード線51、61を挿通する際のかじりバリ等に起因したショート発生を抑えると共に、高い封口気密性を有したフィルムコンデンサを得ることができる。
また、本発明の実施の形態3におけるリード線の製造方法によれば、一つの引出電極の本体材料から、二つのリード線51、61を効率的に製作することができ、生産性を合理化することができるという効果を奏する。
(実施の形態4)
図12は、本発明の実施の形態4における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサの構成を示した断面図、図13は、同アルミ電解コンデンサの機能素子であるコンデンサ素子の展開斜視図である。
なお、実施の形態2における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサと同アルミ電解コンデンサに用いるリード線、および同リード線の製造方法と同リード線を用いたアルミ電解コンデンサの製造方法と同様の構成については、同一符号を付しその説明を省略し、異なる部分についてのみ以下に説明する。
まず、本発明の実施の形態4における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサおよび同アルミ電解コンデンサに用いるリード線の構成について図12、図13を用いて説明する。
図12において、図5に示した実施の形態2におけるアルミ電解コンデンサと相違する点は、外装ケース77の開口部に接するように配置した絶縁端子板79にインサート成形等によって設けられた端子75が、リード線71のキャップ34に接続された点であり、リード線71が、予め端子75を有していない点である。
図12に示すように、一対のリード線71を接続したコンデンサ素子76と、このコンデンサ素子76を収納した有底筒状の外装ケース77と、リード線71を挿通する貫通孔78aを備えて外装ケース77の開口部を封止する封口体78と、一対の端子75を有し、外装ケース77の開口部に接するように配置した絶縁端子板79からなり、リード線71のキャップ34の外底部を封口体78の貫通孔78aの外部へ露出させるようにし、この一対のキャップ34の外底面と絶縁端子板79に設けた端子75とを接合した構成となっており、この端子75を回路基板80に接続して実装されるようになっている。
次に、以上のように構成した実施の形態4におけるアルミ電解コンデンサに用いるリード線71の製造方法は、実施の形態2におけるアルミ電解コンデンサに用いるリード線31の製造工程と比較して相違する点は、端子75を接続する(D)工程がない点である。
続いて、このリード線71を用いた実施の形態4におけるアルミ電解コンデンサの製造方法について説明する。
まず、図13に示すように、酸化皮膜の誘電体層を表面に有する陽極箔76a、陰極箔76bとセパレータ76cを一定の幅と長さに切断し、端子15を有していない一対の上記リード線71の偏平部12eをそれぞれ陽極箔76aと陰極箔76bにカシメ、超音波などの方法によって接続した後、その陽極箔76aと陰極箔76bとの間にセパレータ76cを介在させてロール状に捲回して略円筒形とし、その外周側面を絶縁テープ等(図示せず)で捲き止めて固定し、コンデンサ素子76を形成する。
なお、機能性素子を構成する電極は、箔状で複数枚を積層したものや、焼結体などであってもよい。
次に、図12に示すように、そのコンデンサ素子76を、電解質を含んだ駆動用電解液と共に外装ケース77に収納し、封口体78を、封口体78に設けた一対の貫通孔78aにコンデンサ素子76から引出された一対のリード線71をそれぞれ挿通させて、外装ケース77の開口部に配置する。
なお、電解質としては、ポリピロールやポリチオフェンに代表される導電性高分子等の固体のものを用いてもよい。
その後、外装ケース77の外周側面から巻き締めて絞り加工部77aを形成することによって、外装ケース77の開口部を封止し、封口体78の貫通孔78aより、キャップ34の外表面を露出させるようにする。
なお、外装材として、エポキシ樹脂等からなる絶縁性の外装樹脂を用い、コンデンサ素子76を被覆すると共に、その外装材の外部にリード線71のキャップ34の外表面を露出するようにしてもよい。
その後、絶縁端子板79を、外装ケース77の開口部に接するように配置すると共に、この絶縁端子板79にインサート成形等によって設けた一対の端子75の一方の端部を、封口体78の貫通孔78aより外部に露出したキャップ34の外表面に接触させ、溶接等によって接合する。
なお、外装ケース77の開口部を封止した後、もしくは絶縁端子板79を取り付けた後に、適宜、端子75間に電圧を印加し、再化成を行う。
以上のように本発明の実施の形態4における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサによれば、引出電極12の一方の先端部32cに被せたキャップ34が、端子75と接合性がよいため、キャップ34に予め端子75を接合していなくても、リード線71を封口体78の貫通孔78aを挿通し、キャップ34の外表面を外部へ露出させた後に、端子75を接合することができる。よって、実施の形態2と同様に、封口体78の貫通孔78aへリード線71を挿通する際のかじりバリ等に起因したショート発生を抑えるのに加え、端子75を絶縁端子板79にインサート成形等によって予め設けておくことができるため、曲げ加工による端子75の位置ばらつきを抑えることができ、安定した半田付け実装ができる。
(実施の形態5)
図14は、本発明の実施の形態5における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサの構成を示した断面図、図15は、同アルミ電解コンデンサの機能素子であるコンデンサ素子の展開斜視図、図16は、同アルミ電解コンデンサに用いるリード線の各製造工程における断面図である。
なお、実施の形態2における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサと同アルミ電解コンデンサに用いるリード線、および同リード線の製造方法と同リード線を用いたアルミ電解コンデンサの製造方法と同様の構成については、同一符号を付しその説明を省略し、異なる部分についてのみ以下に説明する。
まず、本発明の実施の形態5における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサおよび同アルミ電解コンデンサに用いるリード線の構成について図14、図15を用いて説明する。
図14において、図5に示した実施の形態2におけるアルミ電解コンデンサと相違する点は、リード線81を構成する端子85が、キャップ84の外表面に溶接によって接続されているのではなく、キャップ84に一体成形されている点である。
次に、以上のように構成した実施の形態5における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサに用いるリード線の製造方法について図16を参照しながら説明する。
図16において、図7に示した実施の形態2と相違する点は、引出電極12の一方の先端部32a(変形前)を加工する(G)、(F)、(H)工程の前後もしくは並行して、端子85を外表面に一体成形したキャップ84を製作する工程を含み((J)工程)、キャップ84と端子85を溶接接続する(D)工程を含んでいない点である。
この(J)工程では、金型を用いて、ブロック状の鉄等の母材をプレスする方法等によって加工し、キャップ84の外表面に端子85を一体に成形する。
そして、このキャップ84を用いて、(G)、(F)、(H)、(A)、(B)、(C)、(E)の工程によって、実施の形態5における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサに用いるリード線81を製作する。
なお、キャップ84の内側で引出電極12の一方の先端部12aを変形させて12c(変形後)とし、その外面とキャップ84の内面とを圧接するとき((B)工程)には、端子85を避けるようにしてキャップ84の外底面を機械的に加圧するようにし、また、キャップ84と引出電極12とに加熱処理を施すとき((C)工程)には、端子85の位置以外のキャップ84外表面に溶接用電極83bを接続するようにするとよい。
続いて、このリード線81を用いて、実施の形態5における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサの製造方法については、実施の形態2と同様に行う。
以上のように、本発明の実施の形態5における電子部品に用いるリード線81およびその製造方法によれば、端子85が、キャップ84の外表面に一体成形されることにより、端子85とキャップ84を溶接接続する工程を省いて生産合理化できると共に、端子85とキャップ84の接続箇所の形状や強度のばらつきを極めて小さくすることができ、優れた接続品質を得ることができる。
また、このリード線81をアルミ電解コンデンサ等の電子部品に適用すると、一体成形された端子85とキャップ84の接続箇所の形状が安定していることによって、封口体38の貫通孔38aとその貫通孔38aに挿通されたリード線81との隙間の発生を抑えて封口気密性を高めることができる。
さらに、電子部品に過酷な振動負荷が加わった場合であっても、端子85とキャップ84の一体成形による高い接続強度により、優れた耐振性能を有した高信頼性の電子部品を提供することができる。
以下、具体的な実施例について説明する。
(実施例1)
実施の形態2における電子部品に用いるリード線を以下の製造方法によって作製した。
まず、図7に示したリード線31の作製にあたり、引出電極12の本体部材として、直径φ1.3mm、純度99.99%のアルミ線丸棒を用いた。
キャップ34は、鉄の板状基材をプレス加工することによりキャップ状の形状とした。このキャップ34の開口部寸法を、外径φ1.6mm、内径φ1.3mm、長さ0.8〜1.0mmとし、キャップ34の底側は、外周縁部に曲面を有し、底面に直径φ0.3〜1.0mm程度の円形平坦部を有した形状とした。また、キャップ34の表面には、銅を下地層として、厚み2〜10μmのニッケルめっき層を形成した。
また、キャップ34の開口端部の内周縁部に平面状の面取り部34aを設けた。
また、端子15には、外径φ0.6mmの鉄の線材を用い、その表面には、銅を下地層として、厚み2〜10μmのニッケルめっき層を形成した。
まず初めに、(G)工程において、金型を用いてプレスする方法によって、引出電極12の一方の先端部32aを、引出電極12の本体部より細く、かつキャップ34の内径よりも小さくなるように加工した。このときの引出電極12の一方の先端部32aの外径は、φ1.10mmとした。
また、細く加工した引出電極の一方の先端部32aの長さ方向(アルミ線丸棒の軸線方向)の寸法は、キャップ34の長さ寸法より長めの1.3mmとした。
また、この(G)工程と同時に、金型によって、細く加工した引出電極12の一方の先端部32aの外周縁部に平面状の面取り部32fを形成し((F)工程)、さらに引出電極12の本体部とその一方の先端部32aの外径の差によってできた段差部の外周縁部にも平面状の面取り部32gを形成した((H)工程)。
次に、(A)工程において、引出電極12の一方の先端部32aを露出させるようにして、引出電極12の本体部の外周面をチャッキング治具33aによって抱持し、その一方の先端部32aにキャップ34を被せ、引出電極12の一方の先端部32aに被せたキャップ34の内底面が、引出電極12の一方の先端部32aの上面に接触するようにした。
その後、(B)工程において、キャップ34の外底面を機械的に加圧した。この加圧は、キャップ34の内側で、引出電極12の一方の先端部32aを変形させてその外径を大きくし、この引出電極12の変形後の一方の先端部32cの外面とキャップ34の内面とが接触して圧接されるまで行った。
次に、(C)工程において、抵抗溶接用の電極33bをキャップ34の外底部と引出電極12の本体部にそれぞれ接続し、抵抗溶接法を用いて、キャップ34と引出電極12の変形後の一方の先端部32cに加熱処理を施した。この加熱処理をキャップ34と引出電極12に用いた金属材料の融点付近に昇温するまで行い、キャップ34と引出電極12の変形後の一方の先端部32cとが圧接した界面を溶融させた。そしてこの界面に、キャップ34と引出電極12の変形後の一方の先端部32cを構成する金属材料が混在した金属拡散層32dを形成した。
その後、(D)工程において、キャップ34の外面にワイヤー状の端子15を押し当て、抵抗溶接用電極33cを端子15と引出電極12の本体部にそれぞれ接続し、抵抗溶接法によって接合した。
次に、(E)工程において、引出電極12の他方の先端部12bの外側面をプレスし、引出電極12の軸線方向と平行な板状となるように圧延変形し、周囲をカットして偏平部12eを形成した。
以上のように、(G)、(F)、(H)、(A)、(B)、(C)、(D)、(E)の工程によって電極端子31を作製した。
(比較例1)
比較例1は、実施例1と同じ引出電極、キャップ、端子を用いた。そして、(G)工程において、引出電極12の一方の先端部32aを細くした際に、その外径をキャップ34の内径より若干大きめのφ1.4mmとした。このため、(A)工程において、キャップ34を引出電極12の一方の先端部32aに被せるために、キャップ34の外底面を機械的に加圧し、キャップ34の内底面が、引出電極12の一方の先端部32aの上面に接触するようにした。この結果として、(A)工程の段階で、アルミ線丸棒の一方の先端部32aの外面がキャップ34の内面と圧接されたため、(B)工程は省略し、この他の工程は、実施例1と同様に行った。
以上のように、(G)、(F)、(H)、(A)、(C)、(D)、(E)の工程によってリード線を作製した。
実施例1と比較例1の電極端子について、それぞれ1000本の試料を抜き取り、引出電極と接合したキャップの開口端部に発生したかじりバリによる外観不良数と、引出電極とキャップの引張り強度試験による不良数を調査した比較データを(表1)に示す。
Figure 2009044120
この(表1)から明らかなように、実施例1は、比較例1と比較すると、リード線の引出電極とキャップとの接合強度を確保しながら、キャップの開口端部に生じるかじりバリを防止することができる。
(実施例2)
実施例1のリード端子31を用いて、実施の形態2におけるアルミ電解コンデンサを作製した。
図5、図6を用いて説明すると、まず、アルミニウム箔にエッチング処理を施し、ホウ酸アンモニウム水溶液中で化成処理をして酸化皮膜を形成して陽極箔36aとし、一方、アルミニウム箔にエッチング処理をして陰極箔36bとした。
次に実施例1のリード線31の偏平部12eを、陽極箔36a、陰極箔36bに圧接して接合し、さらにマニラ紙からなるセパレータ36cを介在させて陽極箔36aと陰極箔36bを巻回して、コンデンサ素子36を形成した。
次に、コンデンサ素子36に駆動用電解液を含浸した後、アルミニウムからなる有底筒状の外装ケース37に収納した。
その後、ブチルゴムを主成分とした封口体38を、外装ケース37の開口部に装着し、この封口体38に設けた貫通孔38aにコンデンサ素子36から対になって導出したリード線31を挿通して、封口体38の外部に端子15を導出するようにした。
次に、外装ケース37の外周面より、外装ケース37と封口体38を一体に絞り加工することによって、外装ケース37の開口端を密閉した。
その後、絶縁端子板39を、外装ケース37の開口部に当接させ、絶縁端子板39に設けた貫通孔39aに封口体38の外部に導出している端子15を挿通させ、この端子15を略直角方向に折り曲げ、絶縁端子板39の表面に設けた溝部39bに収納するようにした。
以上の製造方法によって、6.3V1500μFの面実装タイプのアルミ電解コンデンサを作製した。
(比較例2)
比較例2は、実施例2に用いた実施例1のリード線31の代わりに、比較例1のリード線を用い、これ以外は、実施例2と同様に6.3V1500μFの面実装タイプのアルミ電解コンデンサを作製した。
実施例2と比較例2の面実装タイプのアルミ電解コンデンサについて、それぞれ1000個の試料を用い、ピーク温度240℃以上、10秒間のリフロー試験を行った後に、ショート発生不良数を調査した比較データを(表2)に示す。
Figure 2009044120
実施例2は、比較例2と比較すると、(表2)に示すように、リフロー後のショート発生不良を防止することができ、アルミ電解コンデンサの信頼性を向上させることができる。
本発明にかかる電子部品は、キャップを引出電極よりも硬い材質で形成することにより、キャップを引出電極の一方の先端部に被せる際、キャップが外観変形することを防止することができる。
さらに、キャップを被せる前の引出電極の一方の先端部の外径を、キャップの内径より小さくしておき、この引出電極の一方の先端部にキャップを被せた後、そのキャップの外底面より加圧すると、キャップが変形することなく、キャップより軟らかい材質からなる引出電極の一方の先端部のほうが変形し、引出電極の一方の先端部外面をキャップ内面に圧接することができるため、キャップを引出電極の一方の先端部に被せる際に、キャップの開口端部の内周縁部が、引出電極の一方の先端部の外周縁部をかじらないようにすることができ、キャップの開口端部に生じるかじりバリの発生を抑制できる。
この結果、キャップの外観変形やキャップの開口端部のかじりバリに起因した封口気密性低下やショート発生を抑えることができるという特徴を有し、高い封口気密性や耐ショート性を要求される高信頼性の電子部品に適用することができる。
本発明の実施の形態1における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサの断面図 本発明の実施の形態1における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサのコンデンサ素子の展開斜視図 本発明の実施の形態1における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサに用いるリード線の各製造工程における断面図 本発明の実施の形態1における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサに用いるリード線の他例の各製造工程における断面図 本発明の実施の形態2における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサの断面図 本発明の実施の形態2における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサのコンデンサ素子の展開斜視図 本発明の実施の形態2における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサに用いるリード線の各製造工程における断面図 本発明の実施の形態2における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサに用いるリード線の他の例の各製造工程における断面図 本発明の実施の形態3における電子部品の一例であるフィルムコンデンサの断面図 本発明の実施の形態3における電子部品の一例であるフィルムコンデンサのコンデンサ素子の展開斜視図 本発明の実施の形態3における電子部品の一例であるフィルムコンデンサに用いるリード線の各製造工程における断面図 本発明の実施の形態4における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサの断面図 本発明の実施の形態4における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサのコンデンサ素子の展開斜視図 本発明の実施の形態5における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサの断面図 本発明の実施の形態5における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサのコンデンサ素子の展開斜視図 本発明の実施の形態5における電子部品の一例であるアルミ電解コンデンサに用いるリード線の各製造工程における断面図 従来の電子部品の一つであるアルミ電解コンデンサの断面図 従来の電子部品の一つであるアルミ電解コンデンサに用いるリード線の斜視図 従来の電子部品の一つであるアルミ電解コンデンサに用いるリード線の断面図
符号の説明
11、21、31、41、51、61、71、81 リード線
12、52、62 引出電極
12a、22a、32a、42a、52a、62a 先端部
12b、52b、62b 先端部
12c、22c、32c、42c、52c、62c 先端部
12d、22d、32d、42d、52d、62d 金属拡散層
12e、52e、62e 偏平部
13a、33a チャッキング治具
13b、33b、83b 溶接用電極
13c、33c 溶接用電極
33d カッター
14、24、34、44、84 キャップ
15、75、85 端子
16、36、56、76、86 コンデンサ素子
16a、36a、76a 陽極箔
16b、36b、76b 陰極箔
16c、36c、76c セパレータ
17、37、57、77 外装ケース
17a、37a、57a、77a 絞り加工部
18、38、58、78 封口体
18a、38a、58a、78a 貫通孔
19、39、59、79 絶縁端子板
19a、39a、59a、79a 貫通孔
19b、39b、59b 溝部
20、40、60、80 回路基板
22f、32f、52f、62f 面取り部
24a、34a、44a、84a 面取り部
32g、52g、62g 面取り部
56a、56b 非蒸着部分
56c、56d 蒸着電極
56e、56f ヒューズ
56g、56h 集電極

Claims (20)

  1. 機能素子と、この機能素子から引出した金属製の引出電極と、この引出電極の一方の先端部に被せた金属製のキャップと、このキャップの外表面に設けた端子とを備え、前記キャップを引出電極よりも硬い材質により形成した電子部品。
  2. 前記キャップの材質が、引出電極の材質よりも高い融点を有する構成とした請求項1に記載の電子部品。
  3. 前記引出電極はアルミニウム材で形成され、キャップは鉄材を主体として形成された請求項1または2に記載の電子部品。
  4. 前記キャップは鉄材の表面にニッケル、銅、錫の少なくとも一つをメッキして形成された請求項3に記載の電子部品。
  5. 前記端子を、キャップの外表面に溶接して設けた請求項1〜4のいずれかひとつに記載の電子部品。
  6. 前記端子を、キャップの外表面に一体成形して設けた請求項1〜4のいずれかひとつに記載の電子部品。
  7. 機能素子に接続される金属製の引出電極と、この引出電極の一方の先端部に被せた金属製のキャップと、このキャップの外表面に設けた端子とを備え、前記キャップを引出電極よりも硬い材質により形成したリード線。
  8. 前記キャップの材質が、引出電極の材質よりも高い融点を有する構成とした請求項7に記載のリード線。
  9. 前記引出電極はアルミニウム材で形成され、キャップの基材は鉄材を主体として形成された請求項7または8に記載のリード線。
  10. 前記キャップは鉄材の表面にニッケル、銅、錫の少なくとも一つをメッキして形成された請求項9に記載のリード線。
  11. 前記端子を、キャップの外表面に溶接して設けた請求項7〜10のいずれかひとつに記載のリード線。
  12. 前記端子を、キャップの外表面に一体成形して設けた請求項7〜10のいずれかひとつに記載のリード線。
  13. 機能素子に接続される金属製の引出電極と、この引出電極の先端部に被せた金属製のキャップと、このキャップの外表面に設けた端子とを備え、前記キャップを引出電極よりも硬い材質により形成したリード線の製造方法であって、まず、引出電極の一方の先端部の外径よりも大きい内径を有したキャップを引出電極の一方の先端部に被せ、次に、このキャップの内側で引出電極の一方の先端部を変形させ、その変形した一方の先端部の外面とキャップの内面とを圧接するリード線の製造方法。
  14. 前記キャップの内側で引出電極の一方の先端部を変形させ、その変形した一方の先端部の外面とキャップの内面とを圧接する時に、まず、引出電極の一方の先端部が露出するようにして引出電極の外周面を抱持し、その一方の先端部にキャップを被せ、このキャップの内底面が引出電極の先端部の上面に接触するようにし、次に、キャップの外底面から加圧することにより、キャップの内側で引出電極の一方の先端部の外径が大きくなるように変形させ、その変形した一方の先端部外面をキャップ内面に圧接するようにした請求項13に記載のリード線の製造方法。
  15. 前記引出電極の一方の先端部外面とキャップ内面とを圧接した後に、引出電極の一方の先端部外面とキャップ内面とを溶接する請求項13または14に記載のリード線の製造方法。
  16. 前記キャップの外底面に端子を溶接する請求項13〜15のいずれかに記載のリード線の製造方法。
  17. 前記キャップの外底面に端子を一体成形する請求項13〜15のいずれかに記載のリード線の製造方法。
  18. 機能素子と、この機能素子から引出した金属製の引出電極と、この引出電極の一方の先端部に被せた金属製のキャップと、このキャップの外表面に設けた端子とを備え、前記キャップを引出電極よりも硬い材質により形成した電子部品の製造方法であって、まず、引出電極の一方の先端部の外径よりも大きい内径を有したキャップを、引出電極の一方の先端部に被せ、次に、このキャップの内側で引出電極の一方の先端部を変形させて、その変形した一方の先端部外面とキャップ内面とを圧接し、その後、前記キャップの外底面に端子を溶接し、次に、前記機能性素子に引出電極の他方の先端部を接続し、引出電極の一方の先端部を機能素子から引出し、その後、前記機能性素子を外装材に収納すると共に、この外装材の外部に端子を導出する電子部品の製造方法。
  19. 機能素子と、この機能素子から引出した金属製の引出電極と、この引出電極の一方の先端部に被せた金属製のキャップと、このキャップの外表面に設けた端子とを備え、前記キャップを引出電極よりも硬い材質により形成した電子部品の製造方法であって、まず、引出電極の一方の先端部の外径よりも大きい内径を有したキャップの外表面に端子を一体成形し、次に、そのキャップを引出電極の一方の先端部に被せ、その後、このキャップの内側で引出電極の一方の先端部を変形させて、その変形した一方の先端部外面とキャップ内面とを圧接し、次に、前記機能性素子に引出電極の他方の先端部を接続し、引出電極の一方の先端部を機能素子から引出し、その後、前記機能性素子を外装材に収納すると共に、この外装材の外部に端子を導出する電子部品の製造方法。
  20. 前記キャップの内側で引出電極の一方の先端部を変形させて、その変形した一方の先端部外面とキャップ内面とを圧接する時に、まず、引出電極の一方の先端部が露出するようにして引出電極の外周面を抱持し、その一方の先端部にキャップを被せ、このキャップの内底面が引出電極の先端部の上面に接触するようにし、次に、キャップの外底面から加圧することにより、キャップの内側で引出電極の一方の先端部の外径が大きくなるように変形させ、その変形した一方の先端部外面をキャップ内面に圧接するようにした請求項18または19に記載の電子部品の製造方法。
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