JP2009043749A - アルミ電解コンデンサ - Google Patents
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Abstract
【課題】外部引き出し用リード線と接続した陽極箔または陰極箔の亀裂やショートを防止し、生産性の向上を図り信頼性に優れたアルミ電解コンデンサを提供することを目的とするものである。
【解決手段】外部引き出し用リード線が接合された陽極箔と陰極箔をその間にセパレータを介在させて巻回することにより構成されたコンデンサ素子11を金属ケース13に収納して封口体14で封口したアルミ電解コンデンサにおいて、上記外部引き出し用リード線12が接合された陽極箔または陰極箔の接続部分に、セルロース系繊維粘着テープを接続部分の表面から裏面に折り曲げて貼り付けた構成からなる。
【選択図】図1
【解決手段】外部引き出し用リード線が接合された陽極箔と陰極箔をその間にセパレータを介在させて巻回することにより構成されたコンデンサ素子11を金属ケース13に収納して封口体14で封口したアルミ電解コンデンサにおいて、上記外部引き出し用リード線12が接合された陽極箔または陰極箔の接続部分に、セルロース系繊維粘着テープを接続部分の表面から裏面に折り曲げて貼り付けた構成からなる。
【選択図】図1
Description
本発明は各種電子機器に使用されるアルミ電解コンデンサに関するものである。
この種のアルミ電解コンデンサの構成の断面図を図4に示す。また、図5は同アルミ電解コンデンサを構成するコンデンサ素子の陽極箔または陰極箔と外部引き出し用リード線の接続部を示す斜視図である。図4、図5において41はコンデンサ素子を示し、このコンデンサ素子41は陽極箔43と陰極箔44をその間にセパレータを介在させて巻回することにより構成されており、さらに上記陽極箔43と陰極箔44には夫々外部引き出し用リード線42が接合され、この一対の外部引き出し用リード線42がコンデンサ素子41から引き出された構成となっているものである。
46は上記コンデンサ素子41が図示しない駆動用電解液と共に収納された有底円筒状のアルミニウム製の金属ケース、47は上記コンデンサ素子41から引き出された一対の外部引き出し用リード線42が挿通する貫通孔を備えて上記金属ケース46の開放端を封止した封口体である。また、48は金属ケース46の内底面に装着された上記セパレータと同じ材質からなる絶縁紙で、この絶縁紙48はコンデンサ素子41と金属ケース46の内底面との間を絶縁するものである。
上記外部引き出し用リード線42は、図5にその詳細を示すように、アルミ線丸棒部42aの一端に銅下地錫引鉄線(以下、CP線と称す)42bを溶接等により接合すると共に、上記アルミ線丸棒部42aの他端側を扁平に加工して平面部42cを設け、この平面部42cを陽極箔43(あるいは陰極箔44)に接合するようにしたものであり、この外部引き出し用リード線42の平面部42cと陽極箔43の接合42dは、超音波溶接や針カシメ、または冷間圧接等の手段により行われているものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平07−226346号公報
上記従来のアルミ電解コンデンサにおいて、陽極箔43または陰極箔44と外部引き出し用リード線42との接合は超音波溶接や針カシメまたは冷間圧接等の手段により行われているが、例えば、針カシメによる接合の場合は、陽極箔43または陰極箔44と外部引き出し用リード線42に針で穴開け加工を施した後、外部引き出し用リード線42の突出部分を圧接するので、十分な接合強度が得られるという長所を有する反面、陽極箔43または陰極箔44が圧接した部分に介在するので接触抵抗値がやや高く、また、外部引き出し用リード線42と陽極箔43または陰極箔44を接続した部分に亀裂が生じやすくなり、接触抵抗が大きくなるという問題や、コンデンサ素子41に巻回するときに断線する等の課題を有している。
また、外部引き出し用リード線42と陽極箔43または陰極箔44を接続した部分において、外部引き出し用リード線42側及び陽極箔43または陰極箔44側は盛り上がっているので、巻回時にストレスが集中するため、製品がショートするという課題も有している。
一方、金属ケース46の内底面に絶縁紙48を装着されたアルミ電解コンデンサは、コンデンサ素子41と金属ケース46との絶縁を保てるが、絶縁紙48を金属ケース46の内底面の中心部に装着されないと、コンデンサ素子41を挿入したときに傾き、後工程でトラブルが発生し、生産設備がストップするという課題を有している。
また、絶縁紙48を金属ケース46の内底面の中心部に装着されずにコンデンサ素子41を挿入してできた製品は、駆動用電解液との親和性が乏しく、容量達成率、等価直列抵抗(以下、ESRと称す)特性等が高くなり、その結果、長期信頼性が保てないという課題を有している。さらには、製造工程が煩雑になるという課題も有している。
さらには、アルミ線丸棒部42aの一端にCP線42bを溶接等により接合した部分において、CP線42bの表面に形成された錫めっき層とアルミニウムの溶融金属によりウィスカーが発生して、ショートになる可能性も有している。
本発明はこのような従来の課題を解決し、外部引き出し用リード線と接続した陽極箔または陰極箔の亀裂やショートを防止し、生産性の向上を図るとともに信頼性に優れたアルミ電解コンデンサを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、外部引き出し用リード線が接合された陽極箔と陰極箔をその間にセパレータを介在させて巻回することにより構成されたコンデンサ素子と、このコンデンサ素子に駆動用電解液を含浸して収納した有底筒状の金属ケースと、上記一対の外部引き出し用リード線が挿通する貫通孔を備えて上記金属ケースの開放端を封止した封口体からなるアルミ電解コンデンサにおいて、上記外部引き出し用リード線が接合された陽極箔または陰極箔の接続部分に、セルロース系繊維粘着テープを接続部分の表面から裏面に折り曲げて貼り付けた構成とするものである。
本発明により、外部引き出し用リード線が接合された陽極箔または陰極箔の接続部分に、セルロース系繊維粘着テープを接続部分の表面から裏面に折り曲げて貼り付けることにより、外部引き出し用リード線と陽極箔または陰極箔を接続した部分の亀裂を最小限にくい止めることができ、接触抵抗が大きくなる或いは断線する等の問題を解決することができ、ESR特性等の電気的特性の改善を図ることができる。
また、セルロース系繊維粘着テープを接続部分の表面から裏面に折り曲げて貼り付けることにより、コンデンサ素子の底面部にテープの厚み分が存在することになり、従来装着していた絶縁紙がいらなくなり、装着不具合による特性の低下がなくなり、生産性も向上することができるという作用を有している。
さらに、セルロース系繊維粘着テープは、繊維を抄紙したものを用いることにより、駆動用電解液をセルロース系繊維粘着テープに浸透させることができ、陽極箔の接続部分の静電容量を引き出すことができる。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1〜3に記載の発明について詳細に説明する。
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1〜3に記載の発明について詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態1によるアルミ電解コンデンサの構成を示す断面図である。
同図1において、陽極箔と陰極箔をその間にセパレータを介在させて巻回することによりコンデンサ素子11を形成し、このコンデンサ素子11の陽極箔と陰極箔には夫々外部引き出し用リード線12が接合され、この一対の外部引き出し用リード線12がコンデンサ素子11から引き出されている。
このコンデンサ素子11を駆動用電解液と共に収納された有底円筒状のアルミニウム製の金属ケース13に挿入し、上記コンデンサ素子11から引き出された一対の外部引き出し用リード線12が挿通する貫通孔を備えた封口体14で上記金属ケース13の開放端を封止した構成のものである。
本発明は上記外部引き出し用リード線12と陽極箔または陰極箔の接続部分に特徴を有するものであり、その構成について図面を用いて以下に説明する。
図2は本実施の形態で用いた外部引き出し用リード線と陽極箔(または陰極箔)を接続した部分の概念図である。同図において、外部引き出し用リード線21は、アルミ丸棒部22の一端にCP線24を熱溶着やアーク溶接等により接合され、アルミ丸棒部22の他端は金型により扁平に加工した扁平加工部23が形成されている。
そして、この外部引き出し用リード線21の扁平加工部23に、陽極箔(または陰極箔)26を配置し、針かしめ加工によりアルミ丸棒部22と陽極箔(または陰極箔)26を接合(25)する。
続いて、外部引き出し用リード線21と陽極箔(または陰極箔)26を接続した部分の表裏面にセルロース系繊維粘着テープ27を貼り付ける。
ここで、セルロース系繊維粘着テープ27の貼り付けは、外部引き出し用リード線21と陽極箔(または陰極箔)26を接続した部分において、外部引き出し用リード線21に覆い被さるようにセルロース系繊維粘着テープ27を貼り付け、そのセルロース系繊維粘着テープ27が陽極箔(または陰極箔)26の側面28で折り曲げられ、反対面の針かしめ加工の部分を覆うように貼り付けるようにする。
上記セルロース系繊維粘着テープ27は、セルロース系繊維を抄紙したものに粘着剤層を積層した構成のものであり、セルロース系繊維としては、マニラ紙、ヘンプ紙、エスパルト紙、クラフト紙、レーヨン紙の少なくとも1種からなり、粘着剤層としてはアクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、エポキシ系樹脂のいずれかの粘着剤を用いることができる。
上記セルロース系繊維粘着テープの厚さは20〜50μmの範囲が好ましく、さらに詳しくは、セルロース系繊維の厚みが10〜40μmで、粘着層の厚みが10〜20μmの範囲にするのが好ましい。
また、セルロース系繊維を抄紙したものに粘着剤層を積層する際、粘着層が積層する反対面に表出しないようにする。これは、セルロース系繊維粘着テープとセパレータが重なり合って巻回したときに、セルロース系繊維の表面まで粘着層が表出してしまうと、セパレータにまで粘着層が付着し、その部分に駆動用電解液がしみ込まなくなり、容量達成率が悪くなるからである。
このような構成にすることにより、外部引き出し用リード線21と陽極箔/陰極箔26を接続した部分の亀裂を最小限にくい止めることができ、接触抵抗が大きくなる或いは断線する等の問題を解決することができる。
また、外部引き出し用リード線21と陽極箔/陰極箔26を接続した部分におけるリード線側及び陽極箔/陰極箔側の盛り上り部を完全に覆ってしまうので、製品がショートすることもない。
さらに、セルロース系繊維に粘着剤を含浸させた絶縁紙27を、外部引き出し用リード線21の陽極箔/陰極箔26からはみ出す方向と反対の端面を覆うようにすることにより、従来装着していた絶縁紙がいらなくなり、装着不具合による特性の低下がなくなり、生産性も向上することができる。
以下、具体的な実施例について説明をする。
(実施例1〜12)
上記実施の形態1において、セルロース系繊維粘着テープを(表1)の実施例1〜12に示したものを用い、それぞれアルミ電解コンデンサを作製した(16V 330μF φ8×12mm)。
上記実施の形態1において、セルロース系繊維粘着テープを(表1)の実施例1〜12に示したものを用い、それぞれアルミ電解コンデンサを作製した(16V 330μF φ8×12mm)。
(比較例1)
上記実施の形態1において、セルロース系繊維粘着テープを貼り付けないでアルミ電解コンデンサを作製した。
上記実施の形態1において、セルロース系繊維粘着テープを貼り付けないでアルミ電解コンデンサを作製した。
(比較例2)
上記実施の形態1において、セルロース系繊維粘着テープの代わりに合成繊維であるポリエステル繊維にアクリル系樹脂の粘着剤層を積層したものを用いてアルミ電解コンデンサを作製した。
上記実施の形態1において、セルロース系繊維粘着テープの代わりに合成繊維であるポリエステル繊維にアクリル系樹脂の粘着剤層を積層したものを用いてアルミ電解コンデンサを作製した。
上記実施例1〜12及び比較例1〜2のアルミ電解コンデンサについて、容量達成率、インピーダンス特性、ショート発生率を測定した。その結果を(表1)に示す。なおサンプル数は10000個で、値はその平均値である。
上記(表1)からも明らかなように、実施例1〜11のアルミ電解コンデンサは、セルロース系繊維粘着テープを貼り付けないアルミ電解コンデンサ(比較例1)と比較してショート発生率を向上させることができる。また、合成繊維を用いたアルミ電解コンデンサ(比較例2)に比べて、容量達成率及びESR特性を向上させることができる。なお、実施例12のアルミ電解コンデンサはセルロース系繊維粘着テープの厚さが60μmと厚くなることから、ショート発生率は無いが、ESR特性が他の実施例よりも悪くなる。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項4に記載の発明について説明する。
以下、実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項4に記載の発明について説明する。
本実施の形態2は上記実施の形態1で説明したアルミ電解コンデンサの陽極箔/陰極箔の外部引き出し用リード線において、外部引き出し用リード線のアルミ線丸棒部とCP線との接合を断面凹形の金属キャップを用いた構成としたものであり、図3に本発明の実施の形態2によるアルミ電解コンデンサの外部引き出し用リード線に陽極箔/陰極箔が接続された要部側面図を示す。なお、外部引き出し用リード線と陽極箔/陰極箔との接続は上記実施の形態1と同様であるのでここでは省略する。
図3において、外部引き出し用リード線30は、アルミ線丸棒部31の一端に断面凹形の金属キャップ33が嵌め込まれており、その金属キャップ33の外部にCP線32が接続された構成からなるものである。
上記外部引き出し用リード線30のアルミ線丸棒部31とCP線32との接合方法を図3(a)(b)(c)(d)に示す。
図3(a)はアルミ線丸棒部31とCP線32を接続する前の初期状態を示し、金属キャップ33は、金属板をプレス加工することによって、開口部33bと、開口部33bに対向するドーム状の端部33aとを備え、開口部33bと端部33aとを結ぶ軸方向に沿った断面が凹形としたものである。
CP線32は、鉄、ニッケル、銅の単体、鉄合金、ニッケル合金、銅合金などからなる金属基材の線である。また、CP線32は、めっき層が形成されてもよく、めっき層として、例えば回路基板との接続のために錫単体、あるいは錫に銀、ビスマス、インジウム、鉛などが添加された錫合金からなる錫系めっきを用いることができる。
次に図3(b)に示すように、アルミ線丸棒部31の端部は、金属キャップ33の内周に係合するようにプレス加工、またはガラ掛け研磨等によりトリミングした後、図3(c)に示すように、金属キャップ33をアルミ線丸棒部31の端部に嵌め込む。
図3(d)において、接続するときの溶接用の電極をCP線32とアルミ線丸棒部31に夫々接続し、アーク溶接、抵抗溶接等の電気溶接を用いて、CP線32と金属キャップ33との接合を行い、アルミ線丸棒部31は金属キャップ33の内面と接合され、CP線32は金属キャップ33の外面端部33aと接合され、外部引き出し用リード線30とした。
なお、金属キャップ33は、金属キャップ33とCP線32とを抵抗溶接によって接合する場合、金属キャップ33とCP線32との電気抵抗の相違が小さいことが好ましく、例えばCP線32が鉄系基材の場合は、金属キャップ33は鉄、ニッケル、鉄ニッケル合金系基材を選択し、CP線32が銅系基材の場合は、金属キャップ33は銅、銅合金基材を選択することが望ましく、これによってCP線32と金属キャップ33との接合強度を保ちながら、バリ等の形状不良発生を抑制する効果を高めることができる。
また、金属キャップ33とCP線32とが抵抗溶接等により接合する際に、金属キャップ33とアルミ線丸棒部31の端部との接合部に溶融が生じても、金属キャップ33に被覆されるため、金属キャップ33とCP線32との接合部において溶融のバリ等の不良形状の発生がないものとすることができる。
また、金属キャップ33の端部33aの外面は、平坦状であってもよく、これによってCP線32との接合状態を安定にすることができる。
なお、図3では、金属キャップ33の外径は、アルミ線丸棒部31の直径より大きいものであるが、アルミ線丸棒部31の直径と同一あるいは小さくてもよい。例えば、アルミ線丸棒部31の先端をトリミングして細くし、アルミ線丸棒部31の径より小さい外径の金属キャップ33を嵌合してもよいし、また、アルミ線丸棒部31の金属キャップとの接合部のみ径を細くしてもよい。
また、アルミ線丸棒部31の他端の扁平加工は、CP線を接続した後に加工してもよいし、CP線を接続する前に加工しても構わない。
このような構成により、外部引き出し用リード線30は、アルミ線丸棒部31とCP線32を金属キャップ33により接続するので、CP線32の表面に形成した錫めっき層とアルミニウムの溶融金属が存在しなくなるので、錫とアルミニウムとが溶融して発生するいわゆるウィスカーの発生がなくなり、信頼性の高いアルミ電解コンデンサを提供することができる。
なお、本実施の形態では陽極箔/陰極箔を用いたアルミ電解コンデンサとしたが、例えば、集電体の表面に分極性電極を形成し、その集電体に外部引き出し用リード線を接続した電気二重層コンデンサについても、接触抵抗の低い、接続強度の高いものが得られるという効果を得ることができる。
以上のように本発明によるアルミ電解コンデンサは、外部引き出し用リード線と陽極箔または陰極箔を接続した部分の表裏面を覆い、かつ、外部引き出し用リード線の陽極箔または陰極箔からはみ出す方向と反対の端面を覆うように、セルロース系繊維に粘着剤を含浸させた絶縁紙を貼り付けた構成により、外部引き出し用リード線と陽極箔または陰極箔を接続した部分の亀裂を最小限にくい止めることができ、接触抵抗が大きくなる或いは断線する等の問題を解決することができる。
また、外部引き出し用リード線は、アルミ線丸棒部とCP線を金属キャップにより接続するので、CP線の表面に形成した錫めっき層とアルミニウムの溶融金属が存在しなくなるので、錫とアルミニウムとが溶融して発生するいわゆるウィスカーの発生がなくなる。このことから、生産性を大幅に向上し、信頼性の高いアルミ電解コンデンサを提供することができる。
本発明は、アルミ電解コンデンサの外部引き出し用リード線と接続した陽極箔または陰極箔の亀裂やショートを防止し、生産性の向上を図り信頼性に優れたアルミ電解コンデンサを各種電子機器に使用することができる。
11 コンデンサ素子
12 外部引き出し用リード線
13 金属ケース
14 封口体
12 外部引き出し用リード線
13 金属ケース
14 封口体
Claims (4)
- 外部引き出し用リード線が接合された陽極箔と陰極箔をその間にセパレータを介在させて巻回することにより構成されたコンデンサ素子と、このコンデンサ素子に駆動用電解液を含浸して収納した有底筒状の金属ケースと、上記一対の外部引き出し用リード線が挿通する貫通孔を備えて上記金属ケースの開放端を封止した封口体からなるアルミ電解コンデンサにおいて、上記外部引き出し用リード線が接合された陽極箔または陰極箔の接続部分に、セルロース系繊維粘着テープを接続部分の表面から裏面に折り曲げて貼り付けた構成からなるアルミ電解コンデンサ。
- セルロース系繊維粘着テープの粘着剤層が他方の面に表出しないものである請求項1に記載のアルミ電解コンデンサ。
- セルロース系繊維粘着テープが、繊維を抄紙したものからなり、その厚さが20〜50μmの範囲とした請求項1に記載のアルミ電解コンデンサ。
- 外部引き出し用リード線がアルミ線丸棒部の一端に外部接続線を接合したものからなり、その接合を断面凹径の金属キャップを用いて接続するようにした請求項1または2に記載のアルミ電解コンデンサ。
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