JP2009010070A - コンデンサ用電極箔のリード線接続装置 - Google Patents

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講平 原薗
Makoto Chijimatsu
誠 千々松
Takahisa Saito
孝尚 齊藤
Takeshi Oda
剛 小田
Narukuni Iida
成邦 飯田
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Abstract

【課題】リード線に発生した抜きバリにより短絡するという課題を解決し、高信頼性の電極箔を安定して製造できるコンデンサ用電極箔のリード線接続装置を提供することを目的とする。
【解決手段】リード線をチャック6aで保持して間欠回転するテーブル部6と、リード線の一端に偏平部と凸部を形成し、これを所定の幅に打ち抜くリード線加工部7と、電極箔2に上記凸部が嵌まり込む孔を開ける孔開け部8と、この孔に上記凸部を嵌め込んでリード線と電極箔2をカシメ結合するリード線接合部9からなる構成により、リード線に発生した抜きバリを同一方向にして電極箔2上に配置し、抜きバリを電極箔2に接触させた状態でカシメ結合が可能になり、リード線の抜きバリがセパレータを突き破って短絡することを皆無にしてリード線と電極箔2の接続状態を良化し、しかも接続抵抗を低減できる。
【選択図】図1

Description

本発明は各種電子機器に使用されるコンデンサの電極箔を製造する際に用いる、コンデンサ用電極箔のリード線接続装置に関するものである。
図11はこの種のコンデンサの一例としてのアルミ電解コンデンサの構成を示した断面図、図12は同アルミ電解コンデンサを構成するコンデンサ素子の展開斜視図、図13は同外部引き出し用のリード線が接続された陽/陰極箔の要部平面図である。
図11〜図13において、20はコンデンサ素子を示し、このコンデンサ素子20は陽極箔21と陰極箔22とをその間にセパレータ23を介在させた状態で巻回することにより構成されており、更に、上記陽極箔21と陰極箔22には夫々外部引き出し用のリード線24、25が接合され、この一対のリード線24、25の外部接続線(銅下地錫引鉄線)24c、25cがコンデンサ素子20から引き出された構成になっているものである。
26は上記コンデンサ素子20が図示しない駆動用電解液と共に収容された有底円筒状のアルミニウム製の金属ケース、27は上記コンデンサ素子20から引き出された一対のリード線24、25の外部接続線(銅下地錫引鉄線)24c、25cが挿通する貫通孔を備えて上記金属ケース26の開口部を封止した封口部材である。
また、上記リード線24、25は、図12にその詳細を示すように、アルミ線丸棒部24a、25aの一端に図示しない穴開け加工をし、この穴内に外部接続線(銅下地錫引鉄線)24c、25cを挿入して溶接等により接合した後、上記アルミ線丸棒部24a、25aの他端側を偏平に加工して平面部24b、25bを設けると共に、この平面部24b、25bの幅方向を所定の寸法に打ち抜き加工して作製するものであり、このように作製されたリード線24、25の平面部24b、25bを図示しないリード線接続装置を用いてカシメ等の手段によって陽極箔21、陰極箔22に接合部24d、25dを介して夫々接合するようにしたものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2004−221179号公報
しかしながら上記従来のコンデンサ用電極箔のリード線接続装置では、別工程で別途作製したリード線24、25をリード線接続装置に投入し、パーツフィーダを用いて陽極箔21、陰極箔22上に夫々1個ずつ供給する構成であるため、リード線24、25の一端を偏平に加工した平面部24b、25bの表裏を同一方向に揃えて供給することは不可能であった。
このために、リード線24、25の平面部24b、25bに発生した打ち抜き加工時の抜きバリ24e、25e(打ち抜き方向に発生)が陽極箔21、陰極箔22と接触するもの(図14(a))と、接触しないもの(図14(b))との両方が存在することになり、このうち、抜きバリ24e、25eが陽極箔21、陰極箔22と接触するものについては電気的な接続状態が良化する方向であるために問題はないが、抜きバリ24e、25eが陽極箔21、陰極箔22と接触しないものについては、このリード線24、25を接続した陽極箔21、陰極箔22と重なり合うセパレータ23と抜きバリ24e、25eが接触することになり、このように抜きバリ24e、25eがセパレータ23と接触した場合には抜きバリ24e、25eがセパレータ23を突き破り、このセパレータ23と更に重なり合う陰極箔22、陽極箔21に抜きバリ24e、25eが接触して短絡する恐れがあるという課題があった。
このような問題の発生率は100万個に1個程度有るか無いかの割合であるが、数万個単位を1ロットとして生産し、このロットの中で1個でも不良品が発生した場合には当該ロットを全て廃棄処分にしてしまうために時間とコスト面から大きなロスが発生することになるという課題を有したものであった。
本発明はこのような従来の課題を解決し、リード線に発生した抜きバリがセパレータを突き破って短絡することがない、信頼性に優れたコンデンサ用電極箔を安定して製造することができるコンデンサ用電極箔のリード線接続装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、リード線供給部と、このリード線供給部から供給されるリード線をチャックで保持して間欠回転するテーブル部と、上記チャックに保持されたリード線の一端をプレス加工して偏平部を形成すると共に、この偏平部に絞り加工により凸部を設け、かつ、偏平部の幅方向を所定の寸法に打ち抜き加工するリード線加工部と、巻き出し部から供給される電極箔の所定の位置に上記リード線の偏平部に設けた凸部が嵌まり込む孔を開ける孔開け部と、この孔開け部で開けた電極箔の孔に上記リード線の偏平部に設けた凸部を嵌め込み、この凸部を押し潰してリード線の偏平部と電極箔をカシメ結合するリード線接合部からなる構成にしたものである。
以上のように本発明によるコンデンサ用電極箔のリード線接続装置は、リード線の一端をプレス加工して偏平部を形成し、この偏平部の幅方向を所定の寸法に打ち抜き加工するリード線加工部を設けた構成により、このリード線加工部で発生する抜きバリを同一方向に維持したままでリード線を電極箔上に配置することができるため、上記抜きバリを電極箔に接触させた状態でカシメ結合することができるようになり、これにより、リード線の抜きバリがセパレータを突き破って短絡することを皆無にすることができるばかりでなく、リード線と電極箔の接続状態を良化し、しかも接続抵抗を低減することが可能になるという効果が得られるものである。
さらに、リード線の偏平部に凸部を設けると共に、この凸部が嵌まり込む孔を電極箔に開ける孔開け部を設けた構成により、電極箔に対するリード線の接続位置精度を向上させることができるという効果も得られるものである。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1、3に記載の発明について説明する。
図1は本発明の実施の形態1によるコンデンサ用電極箔のリード線接続装置の概念を示した平面図、図2は同コンデンサ用電極箔に用いられるリード線を示した正面図であり、このリード線は、図2に示すように、アルミ丸棒線1aの一端に外部接続線1bが溶接等の手段によって接合されることにより、リード線1が構成されているものである。
上記外部接続線1bは、鉄、ニッケル、銅の単体、鉄合金、ニッケル合金、銅合金などからなる金属基材の線である。また、外部接続線1bは、めっき層が形成されてもよく、めっき層として、錫単体、あるいは錫に銀、ビスマス、インジウム、鉛などが添加された錫合金からなる錫系めっき、またはニッケル、銅を下地めっき層として錫系めっきを形成したものを用いることができる。
図1において、3はリールに巻回された状態のコンデンサ用電極箔(以下、電極箔と呼ぶ)2を供給する巻き出し部、4は後述する加工を終えた電極箔2をリールに巻回する巻き取り部である。
5はパーツフィーダにより構成されて上記リード線1を供給するリード線供給部、6はこのリード線供給部5から供給されるリード線1を保持するチャック6aを複数個備えて間欠回転するテーブル部、7は上記チャック6aに保持されたリード線1のアルミ丸棒線1aの一端をプレス加工して偏平部1c(後述する図3に示す)を形成すると共に、この偏平部1cに絞り加工により凸部1dを設け、かつ、偏平部1cの幅方向を所定の寸法に打ち抜き加工するリード線加工部である。
8は上記巻き出し部3から供給される電極箔2の所定の位置に上記リード線加工部7でリード線1の偏平部1cに設けた凸部1dが嵌まり込む孔2aを開ける孔開け部、9はこの孔開け部8で開けた電極箔2の孔2aに上記リード線加工部7でリード線1の偏平部1cに設けた凸部1dを嵌め込み、この凸部1dを押し潰してリード線1の偏平部1cと電極箔2をカシメ結合するリード線接合部である。
図3(a)〜(c)は上記リード線加工部7で加工されるリード線1の加工工程を示した製造工程図であり、まず、図3(a)に示すように、リード線1のアルミ丸棒線1aの一端を金型10a、10bを用いてプレス加工することによって偏平部1cを形成する。続いて、図3(b)に示すように、金型11a、11bを用いて上記偏平部1cに凸部1dを絞り加工によって形成する。続いて、図3(c)に示すように、金型12a、12bを用いて偏平部1cの幅方向を所定の寸法に打ち抜き加工し、これにより、リード線1を作製するようにしたものである。
図4(a)〜(c)は上記リード線接合部9でリード線1を接続する加工工程を示した製造工程図であり、まず、図4(a)、(b)に示すように、電極箔2に設けられた孔2a内にリード線1の偏平部1cに設けられた凸部1dを嵌め込む。続いて、図4(c)に示すように、電極箔2の裏面側に突出した凸部1dの先端部分を押し潰すことにより、偏平部1cと電極箔2をカシメ結合(カシメ結合部1e)してリード線1を電極箔2に接続するようにしたものである。
なお、上記カシメ結合部1eは少なくとも2箇所以上に設けることが必要であり、これはカシメ結合部1eが1箇所のみの場合には、電極箔2に対してリード線1がカシメ結合部1eを支点として回転してしまうためである。また、このようにカシメ結合部1eを2箇所以上に設ける代わりに、図5(a)、(b)に示すように、凸部1fを矩形状にすると共に、この凸部1fが嵌まり込む電極箔2の孔2aも矩形状にする(図示せず)ことにより、同様の効果が得られるものである。
このように構成された本実施の形態によるコンデンサ用電極箔のリード線接続装置は、リード線1の一端をプレス加工して偏平部1cを形成すると共に、この偏平部1cに絞り加工により凸部1dを設け、かつ、偏平部1cの幅方向を所定の寸法に打ち抜き加工するリード線加工部7を設けた構成により、リード線加工部7で発生する抜きバリを同一方向に維持したままで電極箔2上に配置することができるため、上記抜きバリを電極箔2に接触させた状態でカシメ結合することができるようになり、これにより、リード線1の抜きバリがセパレータを突き破って短絡することを皆無にすることができるばかりでなく、リード線1と電極箔2の接続状態を良化し、しかも接続抵抗を低減することが可能になるという格別の効果を奏するものである。
さらに、リード線1の偏平部1cに凸部1dを設けると共に、この凸部1dが嵌まり込む孔2aを電極箔2に開ける孔開け部8を設けた構成により、電極箔2に対するリード線1の接続位置精度を向上させることができるという格別の効果も奏するものである。
また、図6(a)、(b)は上記リード線1の偏平部1cに設けた凸部1dの先端に溝加工を施す溝加工部(図示せず)を設けた例を示したものであり、図6(a)は鉈目溝の例を、図6(b)は十字溝の例を示す。このように凸部1dの先端に溝加工を施す溝加工部を設けることにより、この凸部1dを押し潰してカシメ結合する際に潰し易くなり、カシメ結合の作業性と結合強度を向上させることができるようになるものである。なお、溝形状はこれらに限定されるものではない。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項2に記載の発明について説明する。
本実施の形態は、上記実施の形態1で図1を用いて説明したコンデンサ用電極箔のリード線接続装置に、リード線の偏平部と電極箔を接続したカシメ接合部を絶縁テープで被覆するテープ貼り付け部を設けた点が異なるものであり、これ以外の構成は実施の形態1と同様であるために同一部分には同一の符号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて説明する。
図7は本発明の実施の形態2によるコンデンサ用電極箔のリード線接続装置の概念を示した平面図、図8(a)〜(c)は同装置のテープ貼り付け部でテープを貼り付ける加工工程を示した製造工程図、図9(a)、(b)は同テープ貼り付けを終えた電極箔を示した平面図と正面図であり、図7において、13はリード線1の偏平部1cと電極箔2を接続したカシメ結合部1eを絶縁テープ14で被覆するテープ貼り付け部であり、このテープ貼り付け部13はリード線接合部9と巻き取り部4の間に設けられたものである。
上記テープ貼り付け部13におけるテープ貼り付けの加工工程について説明すると、まず、図8(a)に示すように、電極箔2上に配置されてカシメ結合されたリード線1の偏平部1c上に絶縁テープ14を貼り付ける(なお、この絶縁テープ14の長さは、電極箔2の幅の2倍以上の長さに、また幅は、偏平部1cの幅の約2倍程度の幅に設定するのが好ましい)。そして、この絶縁テープ14を押さえピン13aで押さえつける。
続いて、図8(b)に示すように、カシメ結合部1eから突出した絶縁テープ14をローラ13bで下方へ押し付け、続いて図8(c)に示すように、ローラ13bをカシメ結合部1eの下方へ回り込ませるようにすることにより、絶縁テープ14をカシメ結合部1eの表面から裏面へと貼り付けるようにしたものであり、これにより、図9(a)、(b)に示すような電極箔2が得られるものである。
このように構成された本実施の形態によるコンデンサ用電極箔のリード線接続装置は、カシメ結合されたリード線1の偏平部1cと電極箔2のカシメ結合部1eを絶縁テープ14で被覆するテープ貼り付け部13を設けた構成により、この電極箔2と重なり合うセパレータを介して対向する電極箔との絶縁の信頼性を大きく向上させることができるようになるという格別の効果を奏するものである。
さらにまた、絶縁テープ14を電極箔2の表面から裏面へと折り曲げながら貼り付けた構成により、この電極箔2を用いて巻回型のコンデンサ素子を構成して金属ケース内に収容した際に、絶縁テープ14の折り曲げ部分が金属ケースの内底面と当接するようになるために電極箔2の端部は金属ケースの内底面と当接しなくなり、これにより、従来、コンデンサ素子の電極箔が金属ケースの内底面に当接して短絡するのを防止する目的で、金属ケースの内底面に配設していた絶縁紙が不要になるという新たな効果も奏するものである。
(実施の形態3)
以下、実施の形態3を用いて、本発明の特に請求項4に記載の発明について説明する。
本実施の形態は、上記実施の形態1で説明したコンデンサ用電極箔に接続するリード線に代えて、アルミ丸棒線の一端に外部接続線を断面凹形の金属キャップを用いて接続したリード線を用いるようにしたものであり、このリード線の形成方法を図10(a)〜(d)に示す。
図10(a)はアルミ丸棒線16と外部接続線17を接続する前の初期状態を示し、金属キャップ18は、金属板をプレス加工することによって、開口部18bと、開口部18bに対向するドーム状の端部18aとを備え、開口部18bと端部18aとを結ぶ軸方向に沿った断面が凹形としたものである。
次に、図10(b)に示すように、アルミ丸棒線16の端部は、金属キャップ18の内周に係合するようにプレス加工、またはガラ掛け研磨等によりトリミングした後、図10(c)に示すように、金属キャップ18をアルミ丸棒線16の端部に嵌め込む。
図10(d)において、接続するときの溶接用の電極を外部接続線17とアルミ丸棒線16に夫々接続し、アーク溶接、抵抗溶接等の電気溶接を用いて、外部接続線17と金属キャップ18との接合を行い、アルミ丸棒線16は金属キャップ18の内面と接合され、外部接続線17は金属キャップ18の外面の端部18aと接合され、リード線15とした。
なお、金属キャップ18は、金属キャップ18と外部接続線17とを抵抗溶接によって接合する場合、金属キャップ18と外部接続線17との電気抵抗の相違が小さいことが好ましく、例えば外部接続線17が鉄系基材の場合は、金属キャップ18は鉄、ニッケル、鉄ニッケル合金系基材を選択し、外部接続線17が銅系基材の場合は、金属キャップ18は銅、銅合金基材を選択することが望ましく、これによって外部接続線17と金属キャップ18との接合強度を保ちながら、バリ等の形状不良発生を抑制する効果を高めることができる。
また、金属キャップ18と外部接続線17とを抵抗溶接等により接合する際に、金属キャップ18とアルミ丸棒線16の端部との接合部に溶融が生じても、金属キャップ18に被覆されるため、金属キャップ18と外部接続線17との接合部において溶融のバリ等の不良形状の発生がないものとすることができる。
また、金属キャップ18の端部18aの外面は、平坦状であってもよく、これによって外部接続線17との接合状態を安定にすることができる。
なお、図10では、金属キャップ18の外径は、アルミ丸棒線16の直径より大きいものであるが、アルミ丸棒線16の直径と同一あるいは小さくてもよい。例えば、アルミ丸棒線16の先端をトリミングして細くし、アルミ丸棒線16の外径より小さい外径の金属キャップ18を嵌合してもよいし、また、アルミ丸棒線16の金属キャップ18との接合部のみ径を細くしてもよい。
このような形成方法により、リード線15は、アルミ丸棒線16と外部接続線17を金属キャップ18により接続するので、外部接続線17の表面に形成した錫めっき層とアルミニウムの溶融金属が存在しなくなるので、錫とアルミニウムとが溶融して発生するいわゆるウィスカーの発生がなくなり、信頼性の高いアルミ電解コンデンサを提供することができるという格別の効果を奏するものである。
本発明によるコンデンサ用電極箔のリード線接続装置は、絶縁性の向上と接続抵抗の低減を図ることができるという効果を有し、あらゆる分野のコンデンサ用として有用である。
本発明の実施の形態1によるコンデンサ用電極箔のリード線接続装置の概念を示した平面図 同コンデンサ用電極箔に用いられるリード線を示した正面図 (a)〜(c)同リード線加工部で加工されるリード線の加工工程を示した製造工程図 (a)〜(c)同リード線接合部でリード線を接続する加工工程を示した製造工程図 (a)同カシメ結合部の他の例を示した平面図、(b)同側面図 (a)同リード線の偏平部の凸部の先端に設けた鉈目溝を示した平面図、(b)同十字溝を示した平面図 本発明の実施の形態2によるコンデンサ用電極箔のリード線接続装置の概念を示した平面図 (a)〜(c)同テープ貼り付け部でテープを貼り付ける加工工程を示した製造工程図 (a)同テープを貼り付けた電極箔の平面図、(b)同正面図 (a)〜(d)本発明の実施の形態3によるコンデンサ用電極箔に用いられるリード線の形成方法を示した製造工程図 アルミ電解コンデンサの構成を示した断面図 同アルミ電解コンデンサのコンデンサ素子の展開斜視図 同外部引き出し用のリード線が接続された陽/陰極箔の要部平面図 (a)、(b)同リード線の抜きバリによる課題を示した正面図
符号の説明
1、15 リード線
1a、16 アルミ丸棒線
1b、17 外部接続線
1c 偏平部
1d 凸部
1e カシメ結合部
2 電極箔
2a 孔
3 巻き出し部
4 巻き取り部
5 リード線供給部
6 テーブル部
6a チャック
7 リード線加工部
8 孔開け部
9 リード線接合部
10a、10b、11a、11b、12a、12b 金型
13 テープ貼り付け部
13a 押さえピン
13b ローラ
14 絶縁テープ
18 金属キャップ
18a 端部
18b 開口部

Claims (4)

  1. 電極箔を供給する巻き出し部と、アルミ丸棒線の一端に外部接続線が接合されたリード線を供給するリード線供給部と、このリード線供給部から供給されるリード線を保持するチャックを複数個備えて間欠回転するテーブル部と、このテーブル部の外周近傍に配設されて上記チャックに保持されたリード線のアルミ丸棒線の一端を偏平にプレス加工して偏平部を形成し、この偏平部に絞り加工により凸部を設け、かつ、偏平部の幅方向を所定の寸法に打ち抜き加工するリード線加工部と、上記巻き出し部から供給される電極箔の所定の位置に上記リード線の偏平部に設けた凸部が嵌まり込む孔を開ける孔開け部と、この孔開け部で開けた電極箔の孔に上記リード線の偏平部に設けた凸部を嵌め込み、この凸部を押し潰してリード線の偏平部と電極箔をカシメ結合するリード線接合部からなるコンデンサ用電極箔のリード線接続装置。
  2. リード線接合部の下流側に、1枚の絶縁テープを電極箔の表面から裏面へと折り曲げながら貼り付けることにより、カシメ結合されたリード線の偏平部と電極箔とのカシメ部分を絶縁テープで被覆するテープ貼り付け部を設けた請求項1に記載のコンデンサ用電極箔のリード線接続装置。
  3. リード線の偏平部に設けた凸部の先端に鉈目溝または十字溝を形成する溝加工部を設けた請求項1に記載のコンデンサ用電極箔のリード線接続装置。
  4. リード線のアルミ線丸棒部と外部接続線との接合が、断面凹形の金属キャップを用いて行われたものである請求項1に記載のコンデンサ用電極箔のリード線接続装置。
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