JP2009039819A - 連続処理装置 - Google Patents

連続処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009039819A
JP2009039819A JP2007207996A JP2007207996A JP2009039819A JP 2009039819 A JP2009039819 A JP 2009039819A JP 2007207996 A JP2007207996 A JP 2007207996A JP 2007207996 A JP2007207996 A JP 2007207996A JP 2009039819 A JP2009039819 A JP 2009039819A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
transport
processing apparatus
axis direction
stators
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007207996A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4869177B2 (ja
Inventor
Atsushi Yamashita
淳 山下
Yoshiki Shimura
芳樹 志村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP2007207996A priority Critical patent/JP4869177B2/ja
Publication of JP2009039819A publication Critical patent/JP2009039819A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4869177B2 publication Critical patent/JP4869177B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】簡素な構成で高い処理速度をもって、ワークを搬送しながらワークに複数の処理を順次、行なうことのできる連続処理装置を提供すること。
【解決手段】連続処理装置1においては、3段の処理ステーション3A、3B、3Cが搬送路2上に設定されているため、処理対象物9を搬送路2から外れた位置に移動させなくても、処理機構7A、7B、7Cによる処理を行なうことができる。搬送装置4A、4B、4Cは、処理対象物9を保持した保持機構6A、6B、6Cを搬送方向に移動させて処理ステーション3A、3B、3Cにおける処理対象物9のX軸方向の位置を規定するとともに、X軸方向で隣接する2つの搬送装置4A、4B間、および搬送装置4B、4C間で処理対象物9の受け渡しを行なうことにより、処理対象物9を搬送路2に沿って搬送する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワークを搬送しながらワークに複数の処理を順次行なっていく、連続処理装置に関するものである。
ワークを搬送しながらワークに複数の処理を順次、行なっていく連続処理装置としては、同一直線上に複数のチャックを備えた搬送ユニットを構成するとともに、複数のチャックが配列されている経路の側方に複数の処理エリアを設け、搬送ユニットによってワークを上流側から下流側に搬送するとともに、その間にワークを各処理ステーションのステージ上に移載するレンズモジュール組立装置が提案されており、ステージ上に移載されたワークは、ステージが2軸方向に移動することにより、各処理ステーションでの位置補正が行なわれる(特許文献1参照)。
特開2006−198712号公報
しかしながら、特許文献1に開示の連続処理装置では、搬送路上のワークを処理ステーション毎にステージ上に移載するため、移載に要する時間の分だけ、処理速度が低いという問題点がある。また、特許文献1に開示の連続処理装置では、各処理ステーション毎に2軸方向に駆動されるステージを設ける必要があるため、装置構成が複雑であるという問題点もある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、簡素な構成で高い処理速度をもって、ワークを搬送しながらワークに複数の処理を順次、行なうことのできる連続処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、処理対象物の搬送方向に延びた搬送路と、前記搬送方向で離間する位置に設定された複数段の処理ステーションと、該複数段の処理ステーションの各々で前記処理対象物に処理を施す複数の処理手段と、を有する連続処理装置において、前記複数段の処理ステーションは前記搬送路上に設定されているとともに、当該搬送路に沿って複数の搬送手段が設けられ、当該複数の搬送手段は各々、前記処理対象物を保持する保持機構と、該保持機構を前記搬送方向に移動させて前記処理ステーションにおいて前記搬送方向における位置を規定する搬送用駆動機構とを備え、前記複数の搬送手段は、前記搬送方向で隣接する2つの搬送手段間で前記処理対象物の受け渡しを行なうことにより前記処理対象物を前記搬送路に沿って搬送することを特徴とする。
本発明を適用した連続処理装置においては、複数段の処理ステーションが搬送路上に設定されているため、処理対象物を搬送路から外れた位置に移動させなくても、処理手段による処理を行なうことができる。また、搬送手段は、処理対象物を保持した保持機構を搬送方向に移動させて処理ステーションにおける処理対象物の搬送方向における位置を規定するため、搬送手段自身によって処理対象物の搬送方向における位置出しを行なうことができ、別の位置出し機構が不要である。さらに、搬送方向で隣接する2つの搬送手段間で処理対象物の受け渡しを行なうことにより、処理対象物を搬送路に沿って搬送するため、搬送手段は、処理ステーションでの処理対象物の搬送方向における位置出しを行なう機能、および処理対象物を搬送路に沿って搬送する機能の双方を担うため、構成の簡素化を図ることができる。それ故、本発明によれば、簡素な構成で高い処理速度をもって、ワークを搬送しながらワークに複数の処理を順次、行なうことができる。
本発明において、前記搬送路が直線的に延びている構成を採用することができる。また、本発明は、前記搬送路が円弧状に延びている場合に適用してもよい。
本発明において、前記処理対象物は、前記処理手段により処理が施される1乃至複数のワークと、該ワークが搭載されたパレットとを備え、前記保持機構は、当該パレットを介してワークを保持し、搬送する構成を採用することができる。また、前記処理対象物がワーク自身からなる場合に本発明を適用してもよい。
本発明では、前記2つの搬送手段間において、前記搬送方向における前記保持機構の移動範囲が重複していることが好ましい。このように構成すると、前記2つの搬送手段間では、前段の搬送手段が前記処理対象物の保持を解除した後、後段の搬送手段が当該処理対象物を保持する構成を採用できる。このように構成すると、複数の搬送手段において、保持機構が処理対象物の同一箇所を保持する構成を採用でき、処理対象物に対して、保持機構で保持される箇所を何箇所にも形成する必要がないなどの利点がある。
本発明において、前記搬送路には、前段の搬送手段が前記処理対象物の保持を解除した後、後段の搬送手段が当該処理対象物を保持するまでの間、当該処理対象物への当接、前記処理対象物の吸引、前記処理対象物の把持などにより、当該処理対象物の位置ずれを防止する位置ずれ防止手段が構成されていることが好ましい。このように構成すると、前記2つの搬送手段間において、前段の搬送手段が前記処理対象物の保持を解除した後、後段の搬送手段が当該処理対象物を保持する構成を採用した場合でも、前段の搬送手段が前記処理対象物の保持を解除した後、後段の搬送手段が当該処理対象物を保持するまでの間に処理対象物の位置がずれることを防止することができ、処理対象物の搬送や処理を確実に行なうことができる。
本発明において、前記搬送用駆動機構は、前記搬送路に沿って延びた固定子、および前記保持機構側に搭載された可動子を備えたリニアモータを有している構成を採用できる。
この場合、前記固定子は、前記複数の搬送手段に対応して複数、設けられており、当該複数の固定子には、前記搬送方向で隣接する固定子同士が搬送方向で重複する少なくとも2つの固定子を含んでいる構成を採用する。このように構成すると、2つの搬送手段間において、前記搬送方向における前記保持機構の移動範囲が重複している構成を容易に実現することができる。
本発明において、前記固定子は、前記複数の搬送手段に対応して複数、設けられており、当該複数の固定子には、前記搬送方向で隣接する固定子同士が搬送方向で重複する少なくとも3つの固定子を含み、当該3つの固定子のうち、前記搬送方向における両側に位置する2つの固定子は前記搬送方向における中央に位置する固定子に対して同一の側に配置されていることが好ましい。このように構成すると、固定子を配置するスペースが狭くてよいので、連続処理装置の小型化を図ることができる。また、固定子が配置されている領域と搬送路との間の距離を狭めることができるので、保持機構を小型化できる。
本発明において、前記搬送路は、前記処理対象物が摺動する滑り平面からなる搬送面、複数の凸部により規定された擬似平面からなる搬送面、転動体により規定された搬送面、および前記処理対象物が浮上した状態で搬送される搬送面のうちのいずれか1つを備えていることが好ましい。このように構成すると、処理対象物を搬送する際の抵抗を低減でき、小型の搬送用駆動機構を用いた場合でも、処理対象物をスムーズに搬送することができる。
本発明において、前記保持機構は、前記処理対象物に向けて進退可能な係合部を備え、当該係合部の進退によって、前記処理対象物を保持した状態および当該保持した状態の解除を行なうことが好ましい。例えば、前記保持機構は、前記処理対象物に向けて進退可能なピンを係合部として設け、前記処理対象物にはピンが嵌る穴を設けることが好ましい。このように構成すると、前記保持機構は、簡素な構成で処理対象物を確実に保持することができる。
本発明において、前記複数の搬送手段は、当該複数の搬送手段で共通のガイドに案内されながら前記搬送方向に移動することが好ましい。このように構成すると、装置構成の簡素化を図ることができる。
本発明において、前記複数の処理手段は、前記搬送路を両側で挟む左右の支柱部、前記搬送路に対向する位置で前記搬送方向に交差するように当該支柱部に支持された梁部、および該梁部に支持された処理ユニットを備えた門型処理機構を含んでいることが好ましい。このように構成すると、連続処理装置の小型化を図ることができる。
本発明において、前記複数の処理手段は、前記門型処理機構を複数、含んでおり、当該複数の門型処理機構には、前記梁部が延びている方向に前記処理ユニットを駆動する駆動装置を備えた門型ロボットが含まれていることが好ましい。このように構成すると、ワークに対して複数個所の処理や位置精度の高い処理を行なうことができる他、1つのパレット上に複数のワークが、梁部が延びている方向に並んでいる場合でも、複数のワークの各々に処理を行なうことができる。
本発明を適用した連続処理装置においては、複数段の処理ステーションが搬送路上に設定されているため、処理対象物を搬送路から外れた位置に移動させなくても、処理手段による処理を行なうことができる。また、搬送手段は、処理対象物を保持した保持機構を搬送方向に移動させて処理ステーションにおける処理対象物の搬送方向における位置を規定するため、搬送手段自身によって処理対象物の搬送方向における位置出しを行なうことができ、別の位置出し機構が不要である。さらに、搬送方向で隣接する2つの搬送手段間で処理対象物の受け渡しを行なうことにより、処理対象物を搬送路に沿って搬送するため、搬送手段は、処理ステーションでの処理対象物の搬送方向における位置出しを行なう機能、および処理対象物を搬送路に沿って搬送する機能の双方を担うため、構成の簡素化を図ることができる。それ故、本発明によれば、簡素な構成で高い処理速度をもって、ワークを搬送しながらワークに複数の処理を順次、行なうことができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明では、互いに直交する方向をX軸、Y軸およびZ軸とし、ワークをX軸方向に搬送しながらワークに複数の処理を順次、行なっていくタイプの連続処理装置を例に説明する。また、Y軸方向を連続処理装置の幅方向とし、Z軸方向を連続処理装置の高さ(上下)方向とする。従って、以下に説明する連続処理装置では、搬送路がX軸方向に直線的に延びている。
図1は、本発明を適用した連続処理装置の平面的なレイアウトを示す説明図である。図2、図3および図4は各々、本発明を適用した連続処理装置を搬入ステーション側(上流側)の斜め上方からみた斜視図、およびこの連続処理装置を中間の処理ステーションに沿って切断して搬出ステーション側(下流側)からみたときの断面図、および図2に示す状態から処理装置などを省いた様子を示す斜視図である。図5(a)、(b)は各々、本発明を適用した連続処理装置に用いた搬送機構を抜き出して示す斜視図、およびこの搬送機構の一部(保持機構側)をベース上から取り除いた様子を示す斜視図である。図6(a)、(b)、(c)は各々、本発明を適用した連続処理装置に用いた保持機構の説明図、ワークをパレットに搭載した様子を示す説明図、および保持機構がパレットを介してワークを保持した様子を示す断面図である。
図1〜図4において、本発明を適用した連続処理装置1は、ベース10上において処理対象物9の搬送方向(X軸方向)に延びた搬送路2と、X軸方向で離間する位置に設定された3段の処理ステーション3A、3B、3Cと、3段の処理ステーション3A、3B、3Cの各々に対応して設けられた3つの処理機構7A、7B、7C(処理手段)とを有しており、搬入ステーション11側から投入された処理対象物9は、第1段目の処理ステーション3A、第2段目の処理ステーション3B、および第3段目の処理ステーション3Cにおいて順次、所定の処理が施された後、搬出ステーション12側から排出される。
本形態において、3段の処理ステーション3A、3B、3Cは搬送路2上に設定されており、3つの処理機構7A、7B、7Cの各々に対応して3つの搬送装置4A、4B、4C(搬送手段)が構成されている。
搬送路2は、Y軸方向に延びた軸線周りに回転可能なローラを複数備えたローラユニット21によって規定された搬送面20を備えており、処理対象物9は搬送面20上を搬送される。ローラユニット21の幅寸法(Y軸方向の寸法)は、搬送路2の幅寸法(Y軸方向の寸法)、および処理対象物9の幅寸法(Y軸方向の寸法)に比して短いが、本形態では、搬送路2を幅方向(Y軸方向)で2分割し、その一方側領域に対して、その長手方向に沿って複数のローラユニット21を所定の間隔で配置する一方、搬送路2の他方側領域に対しては、一方側領域に配置されたローラユニット21に対して搬送路2の長手方向にずれた位置に複数のローラユニット21を所定の間隔で配置した構成になっている。
図1〜図4、および図5(a)、(b)に示すように、3つの搬送装置4A、4B、4Cは各々、処理対象物9を保持する保持機構6A、6B、6Cと、この保持機構6A、6B、6CをX軸方向に移動させて処理ステーション3A、3B、3Cにおいて搬送方向における位置を規定する搬送用駆動機構5A、5B、5Cとを備えている。また、保持機構6A、6B、6CのX軸方向への移動をガイドするレール状のガイド45が、3つの搬送装置4A、4B、4Cに対して共通に設けられている。搬送装置4A、4B、4Cは各々、複数枚の平板が連結されてなるプレート55A、55B、55Cを備えており、プレート55A、55B、55Cにおいて、Y軸方向の略中央部分の下面側にはリニアガイド58A、58B、58Cが固定されている。このリニアガイド58A、58B、58Cは、ガイド45に対してX軸方向へ移動自在に係合されている。また、搬送装置4A、4B、4Cにおいて、プレート55A、55B、55Cの搬送路2に近い部分には保持機構6A、6B、6Cが構成されている。本形態では、3つの搬送装置4A、4B、4Cが共通のプレート40に搭載され、この状態で、プレート40がベース10上に搭載されている。なお、リニアガイド58A、58B、58Cとガイド45とのX軸方向へ移動自在な係合によって、搬送装置4A、4B、4Cにおける保持機構側とベース側とが一体に構成されている。
3つの搬送装置4A、4B、4Cのいずれにおいても、搬送用駆動機構5A、5B、5Cは、搬送路2に沿って延びた固定子51A、51B、51C、および保持機構6A、6B、6C側に搭載された可動子53A、53B、53Cを備えたリニアモータ50A、50B、50Cを有している。すなわち、可動子53A、53B、53Cは、プレート55A、55B、55Cに固定されることにより、保持機構6A、6B、6C側に搭載されている。固定子51A、51B、51Cは、X軸方向にN極およびS極が交互に形成された永久磁石を備えている一方、可動子53A、53B、53Cは、ステータコアに巻回されたコイルを備えている。固定子51A、51B、51Cは、3つの搬送装置4A、4B、4Cの各々に対応して設けられており、3つの固定子51A、51B、51Cにおいて、X軸方向で隣接する固定子同士はX軸方向で一部が重複している。すなわち、3つの固定子51A、51B、51Cのうち、X軸方向の最も上流側に配置された固定子51Aは、X軸方向で中央に配置された固定子51BとX軸方向で一部が重複するようにY軸方向に並列しており、X軸方向で中央に配置された固定子51Bは、X軸方向の最も下流側に配置された固定子51CとX軸方向で一部が重複するようにY軸方向に並列している。
このため、3つの搬送装置4A、4B、4Cの各保持機構6A、6B、6Cの移動範囲を矢印X1、X2、X3(図1参照)で示すように、X軸方向の最も上流側に配置された保持機構6Aの移動範囲X1は、X軸方向で中央に配置された保持機構6Bの移動範囲X2とX軸方向で一部が重複しており、X軸方向で中央に配置された保持機構6Bの移動範囲X2は、X軸方向の最も下流側に配置された保持機構6Cの移動範囲X3と一部が重複している。
また、3つの固定子51A、51B、51Cのうち、X軸方向における両側に位置する2つの固定子51A、51Cは、X軸方向における中央に位置する固定子51Bに対して幅方向の同一の側、本形態では、中央に位置する固定子51Bに対して搬送路2との間に挟まれる幅方向の同一の側に配置されている。このため、3つの搬送装置4A、4B、4Cのうち、X軸方向の両側に位置する搬送装置4A、4Cのプレート55A、55Cは、X軸方向の中央に位置する搬送装置4Bのプレート55Bに比較してY軸方向における寸法が短い。
このような構成の3つの搬送装置4A、4B、4Cにおいて、搬送用駆動機構5A、5B、5Cは各々独立して制御され、所定のタイミングで保持機構6A、6B、6CをX軸方向に駆動する。なお、搬送装置4A、4B、4Cにおいて、保持機構6A、6B、6CはX軸方向のみに駆動され、Y軸方向およびZ軸方向へは駆動不能である。
本形態において、3つの搬送装置4A、4B、4Cはいずれも、保持機構6A、6B、6Cのプレートの搬送路2に近い部分に、図6(a)に示すエアシリンダ装置60A、60B、60Cと、エアシリンダ装置60A、60B、60Cにより上下方向(Z軸方向)に駆動される可動板66を備えており、可動板66の下面からは、3本の丸棒状の係合ピン67、68、69が突出しており、これらの係合ピン67、68、69はX軸方向に並んで設けられている。一方、図6(b)に示すように、処理対象物9は、各種の処理が順次施される複数のワークWと、複数のワークWが搭載されたパレット90とを備えており、パレット90において、保持機構6A、6B、6C側に位置する端部には、可動板66が下降したとき、保持機構6A、6B、6Cの3本の係合ピン67、68、69が各々嵌る3つの係合穴91、92、93が形成されている。従って、保持機構6A、6B、6Cでは、可動板66が上方位置にある状態から、エアシリンダ装置60A、60B、60Cによる駆動により可動板60が下降すると、図6(c)に示すように、係合ピン67、68、69が係合穴91、92、93に嵌る。それ故、処理対象物9は、搬送装置4A、4B、4CとともにX軸方向に移動可能である。また、保持機構6A、6B、6Cにおいて、エアシリンダ装置60A、60B、60Cによる駆動により可動板66が上昇して係合ピン67、68、69が係合穴91、92、93から抜けると、搬送装置4A、4B、4Cによる処理対象物9の保持が解除される。
係合ピン67、68、69の下端部では、その縁部分が面取りされたテーパ形状になっている一方、係合穴91、92、93の開口縁もテーパ形状になっている。また、パレット90には、複数のワークWを各々把持するチャック96が形成されており、複数のワークWは各々、パレット90上の所定位置に保持されている。
パレット90に形成されている3つの係合穴91、92、93のうち、X軸方向の最も下流側に位置する係合穴91は、係合ピン67が嵌る円穴であるのに対して、X軸方向の最も上流側に位置する係合穴93は、X軸方向に延びた長穴である。このため、係合ピン67、68、69と係合穴91、92、93との間にクリアランスを設けても、係合ピン67が係合穴91に嵌れば、係合ピン69が係合穴93に確実に嵌り、パレット90の向きを規定することができる。
また、X軸方向において上流側から2番目に形成された係合ピン68と係合穴92とは、その中心位置がX方向にずれている。また、係合穴91、92、93は、パレット90の同一平面上で開口しているが、係合ピン68は他の2本の係合ピン67、69に比して短い。このため、2本の係合ピン67、69が各々、係合穴91、93に嵌った際、係合ピン68の下端部のテーパ部分68aは、係合穴92の開口縁に形成されたテーパ面92aに当接するので、パレット90は搬送面20に向けて押圧される。それ故、パレット90の浮きが防止され、パレット90のZ軸方向における位置、すなわち、ワークWのZ軸方向における位置が規定される。
図2に示すように、3つの処理機構7A、7B、7Cはいずれも、搬送路2および固定子51A、51B、51CをY軸方向の両側で挟む位置で起立する左右の支柱部77A、77B、77C、78A、78B、78Cと、搬送路2に対向する位置でX軸方向に直交するように両端が支柱部77A、77B、77C、78A、78B、78Cに支持された梁部76A、76B、76Cと、梁部76A、76B、76Cに支持された処理ユニット8A、8B、8Cを備えた門型処理機構として構成されている。
本形態では、3つの処理機構7A、7B、7Cのうち、X軸方向の上流側に配置された処理機構7Aでは、梁部76Aに対して、エアシリンダ装置からなるZ軸駆動装置72Aが構成されており、そのZ軸駆動装置72Aの出力軸の下端部には、ワークW上において溶着により部品の仮止めを行なう溶着ヘッドが処理ユニット8Aとして搭載されている。なお、Z軸駆動装置72Aとしては、エアシリンダ装置の他、リニアモータや送りねじ機構を用いてもよい。
図2および図3に示すように、X軸方向の上流側から2番目に配置された処理機構7Bには、梁部76Bに、リニアモータからなるY軸駆動装置73Bが構成されており、固定子731B内には可動子732Bが保持されている。また、梁部76Bにおいて、固定子731Bの下方位置には、Y軸方向に延びたガイドレール75Bが形成されており、Y軸駆動装置73Bにおいて、可動子732Bのステータコアに巻回されたコイルへ通電制御することで、可動子732Bは、ガイドレール75Bに案内されながらY軸方向に駆動される。また、可動子732Bには、送りねじ機構などからなるZ軸駆動装置72Bが構成されており、Z軸駆動装置72Bの出力軸の下端部には、ワークW上に仮止めされた部品にUV硬化性の接着剤を塗布するディスペンサが処理ユニット8Bとして搭載されている。なお、Y軸駆動装置73Bとしては、リニアモータの他、エアシリンダ装置や送りねじ機構を用いてもよく、Z軸駆動装置72Bとしては、送りねじ機構の他、リニアモータやエアシリンダ装置を用いてもよい。
図1および図2に示すように、X軸方向の最も下流側に配置された処理装置7Cには、梁部76CにUV照射装置が処理ユニット8Cとして固定されている。
(動作)
このように構成した連続処理装置1において、処理対象物9(ワークWおよびパレット90)をX軸方向に搬送しながらワークWに仮止め、接着剤塗布、および接着剤の硬化を行なうには、まず、搬入ステーション11に処理対象物9を投入する。その際、搬送装置4A、4B、4Cでは、保持機構6Aの可動板66が搬入ステーション11よりX軸方向の上流側に退避した状態にある。そして、搬入ステーション11に処理対象物9が投入されると、搬送装置4Aでは、可動子53Aのコイルが給電され、搬送装置4AがX軸方向の下流側に向けて移動する。そして、保持機構6Aの可動板66がパレット90と重なる位置まで移動し終えると、搬送装置4Aが停止し、次に保持機構6Aのエアシリンダ装置60Aが動作し、可動板66が下降する。その結果、可動板66の3本の係合ピン67、68、69が各々、パレット90の3つの係合穴91、92、93に嵌る。
次に、搬送装置4AはX軸方向の下流側に向けて移動し、処理対象物9を処理ステーション3Aに搬送する。その際、搬送装置4Aは、処理対象物9のX軸方向の位置を処理ユニット8Aの真下位置に合わせる。そして、Z軸駆動装置72Aが作動して処理ユニット8Aが下降し、複数のワークWの全てに一括処理を行なう。なお、処理ユニット8Aは、1回で複数のワークWの一部のみにしか処理を行なえない場合があり、この場合には、複数のワークWの一部のみ処理を行なった後、搬送装置4Aが他のワークWと処理ユニット8Aとの位置が合うように処理対象物9をX軸方向にずらして位置合わせし、しかる後に、処理ユニット8Aによる処理を行なう。
かかる仮止め処理が終了すると、搬送装置4Aは、処理ステーション3Aと処理ステーション3Bとの間(受け渡しステーション)まで処理対象物9をX軸方向に移動させる。ここで、処理機構7Aでの処理が終了した位置を処理ステーション3Aと処理ステーション3Bとの受け渡しステーションとする場合もあり、この場合、搬送装置4Aは処理対象物9の移動を行わない。次に、保持機構6Aのエアシリンダ装置60Aが動作し、可動板66が上昇すると可動板66の3本の係合ピン67、68、69が各々、パレット90の3つの係合穴91、92、93から抜ける。その結果、搬送装置4Aによる処理対象物9の保持が解除される。
次に、搬送装置4Aは、搬入ステーション11に向けて移動し、すでに搬入ステーション11に搬入されている新たな処理対象物9を受け取りに行く一方、次段の搬送装置4Bが、処理ステーション3Aと処理ステーション3Bとの受け渡しステーションまで移動する。そして、保持機構6Bの可動板66がパレット90と重なる位置まで移動し終えると、搬送装置4Bが停止し、次に保持機構6Bのエアシリンダ装置60Bが動作し、可動板66が下降する。その結果、可動板66の3本の係合ピン67、68、69が各々、パレット90の3つの係合穴91、92、93に嵌る。
次に、搬送装置4BはX軸方向の下流側に向けて移動し、処理対象物9を処理ステーション3Bに搬送する。その際、搬送装置4Bは、処理対象物9のX軸方向の位置を処理ユニット8BのX軸方向の位置に合わせる。本形態において、処理ユニット8Bは、1つのワークWに対してX軸方向およびY軸方向にずれた複数個所に接着剤を塗布する。従って、Z軸駆動装置72Bによって処理ユニット8Bを下降させて、ワークWに対する接着剤の塗布を行なった後、Z軸駆動装置72Bによって処理ユニット8Bを上昇させ、次に、Y軸駆動装置73Bによる処理ユニット8BのY軸方向への移動と、搬送装置4Bによる処理対象物9のX軸方向への移動とによって、処理ユニット8BとワークWとの位置出しを行なった後、Z軸駆動装置72Bによって処理ユニット8Bを下降させて、ワークWに対する接着剤の塗布を再度行なう。かかる動作を繰り返してワークWに対する接着剤の塗布を複数個所に行なった後、同様な動作により、次のワークWに対して同様な接着剤の塗布を行なう。なお、Y軸駆動装置73Bによる処理ユニット8BのY軸方向への移動と、搬送装置4Bによる処理対象物9のX軸方向への移動との組み合わせによっては、パレット90上の全てのワークWの同一箇所に接着剤の塗布を全て行なった後、パレット90上の全てのワークWの別の箇所に接着剤の塗布を行なうこともできる。
かかる接着剤の塗布処理が終了すると、搬送装置4Bは、処理ステーション3Bと処理ステーション3Cとの間(受け渡しステーション)まで処理対象物9をX軸方向に移動させる。ここで、処理機構7Bでの処理が終了した位置を処理ステーション3Bと処理ステーション3Cとの受け渡しステーションとする場合もあり、この場合、搬送装置4Bは処理対象物9の移動を行わない。次に、保持機構6Bのエアシリンダ装置60Bが動作して可動板66が上昇し、可動板66の3本の係合ピン67、68、69が各々、パレット90の3つの係合穴91、92、93から抜ける。その結果、搬送装置4Bによる処理対象物9の保持が解除される。
次に、搬送装置4Bは、処理ステーション3Aと処理ステーション3Bとの受け渡しステーションまで移動して、すでに処理ステーション3Bでの処理が終了している処理対象物9を受け取りに行く一方、次段の搬送装置4Cが、処理ステーション3Bと処理ステーション3Cとの受け渡しステーションまで移動する。そして、保持機構6Cの可動板66がパレット90と重なる位置まで移動し終えると、搬送装置4Cが停止し、次に保持機構6Cのエアシリンダ装置60Cが動作し、可動板66が下降する。その結果、可動板66の3本の係合ピン67、68、69が各々、パレット90の3つの係合穴91、92、93に嵌る。
次に、搬送装置4CはX軸方向の下流側に向けて移動し、処理対象物9を処理ステーション3Cに搬送する。その際、搬送装置4Cは、処理対象物9のX軸方向の位置を処理ユニット8Cの真下位置に合わせる。そして、処理ユニット8Cは、ワークWに対してUV光を照射し、接着剤を硬化させる。
かかる接着剤の塗布処理が終了すると、搬送装置4Cは、搬出ステーション12まで処理対象物9をX軸方向に移動させる。次に、保持機構6Cのエアシリンダ装置60Cが動作して可動板66が上昇し、可動板の3本の係合ピン67、68、69が各々、パレット90の3つの係合穴91、92、93から抜ける。その結果、搬送装置4Cによる処理対象物9の保持が解除される。そして、搬送装置4Cは、処理ステーション3Bと処理ステーション3Cとの受け渡しステーションまで移動して、すでに処理ステーション3Bでの処理が終了している新たな処理対象物9を受け取りに行く一方、搬出ステーション12のワークWは別のロボットなどにより排出される。
かかる一連の動作は連続して繰り返されるため、複数の処理対象物9(ワークWおよびパレット90)をX軸方向に順次、搬送しながらワークWに仮止め、接着剤塗布、および接着剤の硬化を行なうことができる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の連続処理装置1においては、3段の処理ステーション3A、3B、3Cが搬送路2上に設定されているため、処理対象物9を搬送路2から外れた位置に移動させなくても、処理機構7A、7B、7Cによる処理を行なうことができる。また、搬送装置4A、4B、4Cは、処理対象物9を保持した保持機構6A、6B、6Cを搬送方向に移動させて処理ステーション3A、3B、3Cにおける処理対象物9のX軸方向の位置を規定するため、搬送装置4A、4B、4C自身によって処理対象物9のX軸方向における位置出しを行なうことができ、別の位置出し機構が不要である。さらに、X軸方向で隣接する2つの搬送装置4A、4B間、および搬送装置4B、4C間で処理対象物9の受け渡しを行なうことにより、処理対象物9を搬送路2に沿って搬送するため、搬送装置4A、4B、4Cは、処理ステーション3A、3B、3Cでの処理対象物9のX軸方向における位置出しを行なう機能、および処理対象物9を搬送路2に沿って搬送する機能の双方を担うため、構成の簡素化を図ることができる。それ故、本形態によれば、簡素な構成で高い処理速度をもって、ワークWを搬送しながらワークWに複数の処理を順次、行なうことができる。
また、2つの搬送装置4A、4Bおよび搬送装置4B、4C間においては、搬送方向における保持機構6A、6B、6Cの移動範囲が重複しているため、2つの搬送装置4Aと搬送装置4Bの間、および搬送装置4Bと搬送装置4Cの間では、前段の搬送装置が処理対象物9の保持を解除した後、後段の搬送装置が処理対象物9を保持する構成を採用できる。このように構成すると、複数の搬送装置4A、4B、4Cにおいて、保持機構6A、6B、6Cが処理対象物9の同一箇所を保持する構成を採用でき、処理対象物9に対して、保持機構6A、6B、6Cで保持される箇所を何箇所にも形成する必要がないなどの利点がある。
また、搬送用駆動機構5A、5B、5Cには、搬送路2に沿って延びた固定子51A、51B、51C、および保持機構6A、6B、6C側に搭載された可動子53A、53B、53Cを備えたリニアモータ50A、50B、50Cを用いたため、狭いスペース内に搬送用駆動機構5A、5B、5Cを配置できる。また、3つの固定子51A、51B、51Cにおいて、X軸方向で隣接する固定子51A、51B、および固定子51B、51CをX軸方向で重複させるだけで、X軸方向で隣接する2つの搬送装置4A、4B、および搬送装置、4B、4CにおいてX軸方向における保持機構6A、6B、6Cの移動範囲が重複している構成を実現することができる。
しかも、3つの固定子51A、51B、51Cのうち、X軸方向における両側に位置する2つの固定子51A、51Cを中央に位置する固定子51Bに対して同一の側に配置したので、固定子51A、51B、51Cを配置するスペースが狭くてよいので、連続処理装置1の小型化を図ることができる。また、固定子51A、51Cが配置されている領域と搬送路2との間の距離を狭めることができるので、保持機構6A、6Cに用いたプレート55A、55CのY軸方向の寸法を短くでき、保持機構6A、6Cの小型化を図ることができる。
また、処理対象物9では、複数のワークWをパレット90上に搭載したので、小型のワークWであっても、搬送が容易であるとともに、複数のワークWを一括して搬送することができるので、処理効率を高めることができる。
また、処理機構7A、7B、7Cは門型処理機構として構成されているので、連続処理装置1の小型化を図ることができる。しかも、処理機構7BはY軸駆動装置73Bを備えた門型ロボットして構成されているので、ワークWに対する複数個所の処理などを容易に行なうことができる。
[その他の実施の形態]
上記形態では、処理対象物9に仮止め、接着剤塗布、および接着剤の硬化を行なうための連続処理装置1に本発明を適用したが、2回以上の処理を行なう連続処理装置1であれば、処理の内容については、接着用の連続処理装置1以外の連続処理装置に本発明を適用してもよい。また、上記形態では、3段の処理ステーション3A、3B、3Cを設けたが、2段あるいは4段以上の処理ステーションを備えた連続処理装置に本発明を適用してもよい。
また、搬送路2において、前段の搬送装置が処理対象物9の保持を解除した後、後段の搬送装置が処理対象物9を保持するまでの間に処理対象物9に位置ずれが発生することを防止することを目的に、例えば、図1に一点鎖線で示すように、搬送面20の両側に処理対象物9に当接して位置規制を行なうピン29などを位置ずれ防止手段して設けてもよい。かかる位置ずれ防止手段としては、処理対象物9への当接を利用する形態の他、処理対象物9の真空吸引や磁気的吸引を利用した形態、あるいはチャック機構などといった処理対象物9の把持を利用した形態を採用してもよい。
上記形態では、複数のワークWをパレット90上に搭載したが、1つのワークWをパレット90上に搭載してもよい。いずれの場合もパレット90を用いると、ワークWに対して保持する箇所を構成できない場合に効果的である。また、ワークWが比較的大きく、かつ、ワークW自身で安定した姿勢を搬送面20上で保持できる場合には、パレット90を用いずにワークW自身を処理対象物9として搬送してもよい。
上記形態において、搬送路2は、ローラなどの転動体により搬送面20が規定された構成を採用したが、搬送面20については、処理対象物9が摺動する滑り平面からなる搬送面、例えば、ポリイアミド樹脂などの樹脂板からなる搬送面などを採用してもよい。また、搬送面としては複数の凸部により規定された擬似平面からなる搬送面、例えば、多数の凸部が形成された樹脂板からなる搬送面などを採用してもよい。さらに、搬送面としては、処理対象物9が浮上した状態で搬送される搬送面、例えば、空気の放出や磁気反発力により処理対象物9を浮上した状態とする搬送面を採用してもよい。これらいずれの構成を採用した場合も、処理対象物9を搬送する際の抵抗を低減でき、小型の搬送用駆動機構5A、5B、5Cを用いた場合でも、処理対象物9をスムーズに搬送することができる。
上記形態において、搬送装置4A、4B、4Cの保持機構6A、6B、6Cとして係合ピン67、68、69を利用した係合を利用したが、保持機構6A、6B、6Cおよび処理対象物9の一方あるいは双方にマグネットを設ける一方、保持機構6A、6B、6Cおよび処理対象物9の一方あるいは双方に磁性材を設け、磁気吸引力により、保持機構6A、6B、6Cが処理対象物9を保持する構成を採用してもよい。このような構成を採用した場合、保持機構6A、6B、6Cを処理対象物9に対して一時的に離間させることにより、保持機構6A、6B、6Cによる処理対象物9の保持を解除することができる。この場合、搬送面は非磁性材料で構成することが好ましい。また、真空吸引などにより、保持機構6A、6B、6Cが処理対象物9を保持する構成を採用してもよい。
上記形態では、3本の固定子51A、51B、51Cを2列に配置したが、3本の固定子51A、51B、51Cを3列に配置してもよい。さらに、上記形態では、複数の可動子53A、53B、53Cの各々に固定子51A、51B、51Cを配置したが、複数の可動子53A、53B、53Cに対して共通の固定子を設けてもよい。
上記形態において、搬送用駆動機構5A、5B、5Cとしてリニアモータ50A、50B、50Cを利用したが、送りねじ機構、ラック−ピニオン機構、ベルト機構などを搬送用駆動機構5A、5B、5Cとして利用してもよい。また、上記形態において、搬送装置4A、4B、4Cを搬送路2に対してY軸方向でずれた位置に配置したが、搬送装置4A、4B、4Cを搬送面20に対してZ軸方向でずれた位置に配置してもよい。
上記形態においては、1つの処理ステーション3A、3B、3Cに対して1つの処理装置および1つの搬送装置4A、4B、4Cを設けたが、1つの処理ステーション3A、3B、3Cに対して複数の処理機構が設けられた構成や、2つの処理ステーション3A、3B、3Cに対して共用の複数の処理機構が設けられた構成を採用してもよい。また、上記形態では、3つの搬送装置4A、4B、4Cの各保持機構6A、6B、6Cの移動範囲(矢印X1、X2、X3で示す範囲)が部分的に重複していることを利用して処理対象物9を搬送装置4A、4B、4C間での受け渡しを行っていたが、移動範囲(矢印X1、X2、X3で示す範囲)の重複部分を処理ステーションとして利用すれば、2つの処理機構による処理を同時に行うことができる。
上記形態においては、搬送路2が直線的に延びている構成を採用したが、搬送路2がZ軸周りに円弧状に延びている場合に本発明を適用してもよい。
本発明を適用した連続処理装置の平面的なレイアウトを示す説明図である。 本発明を適用した連続処理装置を搬入ステーション側(上流側)の斜め上方からみた斜視図である。 本発明を適用した連続処理装置を中間の処理ステーションに沿って切断してワーク搬出部口側(下流側)からみたときの断面図である。 本発明を適用した連続処理装置から処理装置などを省いた様子を示す斜視図である。 (a)、(b)は各々、本発明を適用した連続処理装置に用いた搬送装置4A、4B、4Cを抜き出して示す斜視図、およびこの搬送装置の一部(保持機構側)をベース上から取り除いた様子を示す斜視図である。 (a)、(b)、(c)は各々、本発明を適用した連続処理装置に用いた保持機構の説明図、ワークをパレットに搭載した様子を示す説明図、および保持機構がパレットを介してワークを保持した様子を示す断面図である。
符号の説明
1・・連続処理装置
9・・処理対象物
2・・搬送路
3A、3B、3C・・処理ステーション
4A、4B、4C・・搬送装置(搬送手段)
5A、5B、5C・・搬送用駆動機構
6A、6B、6C・・保持機構
7A、7B、7C・・処理機構(処理手段)
8A、8B、8C・・処理ユニット
50A、50B、50C・・リニアモータ
67、68、69・・係合ピン
90・・パレット
91、92、93・・係合穴
W・・ワーク

Claims (14)

  1. 処理対象物の搬送方向に延びた搬送路と、前記搬送方向で離間する位置に設定された複数段の処理ステーションと、該複数段の処理ステーションの各々で前記処理対象物に処理を施す複数の処理手段と、を有する連続処理装置において、
    前記複数段の処理ステーションは前記搬送路上に設定されているとともに、当該搬送路に沿って複数の搬送手段が設けられ、
    当該複数の搬送手段は各々、前記処理対象物を保持する保持機構と、該保持機構を前記搬送方向に移動させて前記処理ステーションにおいて前記搬送方向における位置を規定する搬送用駆動機構とを備え、
    前記複数の搬送手段は、前記搬送方向で隣接する2つの搬送手段間で前記処理対象物の受け渡しを行なうことにより前記処理対象物を前記搬送路に沿って搬送することを特徴とする連続処理装置。
  2. 前記搬送路は、直線的に延びていることを特徴とする請求項1に記載の連続処理装置。
  3. 前記処理対象物は、前記処理手段により処理が施される1乃至複数のワークと、該ワークが搭載されたパレットとを備え、
    前記保持機構は、当該パレットを介してワークを保持し、搬送することを特徴とする請求項1または2に記載の連続処理装置。
  4. 前記2つの搬送手段間において、前記搬送方向における前記保持機構の移動範囲が重複していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の連続処理装置。
  5. 前記2つの搬送手段間では、前段の搬送手段が前記処理対象物の保持を解除した後、後段の搬送手段が当該処理対象物を保持することを特徴とする請求項4に記載の連続処理装置。
  6. 前記搬送路には、前段の搬送手段が前記処理対象物の保持を解除した後、後段の搬送手段が当該処理対象物を保持するまでの間、当該処理対象物の位置ずれを防止する位置ずれ防止手段が構成されていることを特徴とする請求項5に記載の連続処理装置。
  7. 前記搬送用駆動機構は、前記搬送路に沿って延びた固定子、および前記保持機構側に搭載された可動子を備えたリニアモータを有していることを特徴とする特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の連続処理装置。
  8. 前記固定子は、前記複数の搬送手段に対応して複数、設けられており、
    当該複数の固定子には、前記搬送方向で隣接する固定子同士が搬送方向で重複する少なくとも2つの固定子を含んでいることを特徴とする請求項7に記載の連続処理装置。
  9. 前記固定子は、前記複数の搬送手段に対応して複数、設けられており、
    当該複数の固定子には、前記搬送方向で隣接する固定子同士が搬送方向で重複する少なくとも3つの固定子を含み、
    当該3つの固定子のうち、前記搬送方向における両側に位置する2つの固定子は前記搬送方向における中央に位置する固定子に対して同一の側に配置されていることを特徴とする請求項7に記載の連続処理装置。
  10. 前記搬送路は、前記処理対象物が摺動する滑り平面からなる搬送面、複数の凸部により規定された擬似平面からなる搬送面、転動体により規定された搬送面、および前記処理対象物が浮上した状態で搬送される搬送面のうちのいずれか1つを備えていることを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の連続処理装置。
  11. 前記保持機構は、前記処理対象物に向けて進退可能な係合部を備え、当該係合部の進退によって、前記処理対象物を保持した状態および当該保持した状態の解除を行なうことを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の連続処理装置。
  12. 前記複数の搬送手段は、当該複数の搬送手段で共通のガイドに案内されながら前記搬送方向に移動することを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の連続処理装置。
  13. 前記複数の処理手段は、前記搬送路を両側で挟む左右の支柱部、前記搬送路に対向する位置で前記搬送方向に交差するように当該支柱部に支持された梁部、および該梁部に支持された処理ユニットを備えた門型処理機構を含んでいることを特徴とする請求項1乃至12の何れか一項に記載の連続処理装置。
  14. 前記複数の処理手段は、前記門型処理機構を複数含んでおり、
    当該複数の門型処理機構には、前記梁部が延びている方向に前記処理ユニットを駆動する駆動装置を備えた門型ロボットが含まれていることを特徴とすることを特徴とする請求項13に記載の連続処理装置。
JP2007207996A 2007-08-09 2007-08-09 連続処理装置 Expired - Fee Related JP4869177B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007207996A JP4869177B2 (ja) 2007-08-09 2007-08-09 連続処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007207996A JP4869177B2 (ja) 2007-08-09 2007-08-09 連続処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009039819A true JP2009039819A (ja) 2009-02-26
JP4869177B2 JP4869177B2 (ja) 2012-02-08

Family

ID=40441137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007207996A Expired - Fee Related JP4869177B2 (ja) 2007-08-09 2007-08-09 連続処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4869177B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110182546A (zh) * 2019-05-20 2019-08-30 珠海智新自动化科技有限公司 一种浮动送料装置

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62173312A (ja) * 1986-01-24 1987-07-30 Nissan Motor Co Ltd 車両用空調装置の診断装置
JPS6481288A (en) * 1987-09-22 1989-03-27 Nec Corp Laser diode control device
JPH05177492A (ja) * 1991-12-27 1993-07-20 Sony Corp 汎用加工装置
JPH1190792A (ja) * 1997-09-17 1999-04-06 Toyoda Mach Works Ltd 搬送装置及びその搬送装置を使用したトランスファマシン
JP2000185814A (ja) * 1998-12-22 2000-07-04 Matsushita Electric Works Ltd 高速送り機構
JP2002096917A (ja) * 2000-09-22 2002-04-02 Honda Motor Co Ltd リヤインナ搬送用ハンガー
JP2002284330A (ja) * 2001-03-28 2002-10-03 Fuji Electric Co Ltd トランスファー搬送装置
JP2003094259A (ja) * 2001-09-18 2003-04-03 Sanyo Electric Co Ltd 基板搬送ライン
WO2003086917A1 (fr) * 2002-04-18 2003-10-23 Olympus Corporation Dispositif de transport de substrat
JP2006198712A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Nec Engineering Ltd レンズモジュール組立装置及びその方法

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62173312A (ja) * 1986-01-24 1987-07-30 Nissan Motor Co Ltd 車両用空調装置の診断装置
JPS6481288A (en) * 1987-09-22 1989-03-27 Nec Corp Laser diode control device
JPH05177492A (ja) * 1991-12-27 1993-07-20 Sony Corp 汎用加工装置
JPH1190792A (ja) * 1997-09-17 1999-04-06 Toyoda Mach Works Ltd 搬送装置及びその搬送装置を使用したトランスファマシン
JP2000185814A (ja) * 1998-12-22 2000-07-04 Matsushita Electric Works Ltd 高速送り機構
JP2002096917A (ja) * 2000-09-22 2002-04-02 Honda Motor Co Ltd リヤインナ搬送用ハンガー
JP2002284330A (ja) * 2001-03-28 2002-10-03 Fuji Electric Co Ltd トランスファー搬送装置
JP2003094259A (ja) * 2001-09-18 2003-04-03 Sanyo Electric Co Ltd 基板搬送ライン
WO2003086917A1 (fr) * 2002-04-18 2003-10-23 Olympus Corporation Dispositif de transport de substrat
JP2006198712A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Nec Engineering Ltd レンズモジュール組立装置及びその方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110182546A (zh) * 2019-05-20 2019-08-30 珠海智新自动化科技有限公司 一种浮动送料装置
CN110182546B (zh) * 2019-05-20 2024-04-09 珠海智新自动化科技有限公司 一种浮动送料装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4869177B2 (ja) 2012-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2831332C (en) Pallet-based position adjustment system and method
CN101213055B (zh) 用于支撑板状材料的装置
JP5337214B2 (ja) 工作機械ライン
KR20030042196A (ko) 인쇄회로기판 이송장치
JP2007238287A (ja) ワーク搬送装置およびワーク搬送方法
KR20080014578A (ko) 기판 이송 장치
JP2010132406A (ja) グルーピング装置
JP2011189999A (ja) パレット搬送装置及びパレット搬送方法
TWI565551B (zh) Assembly device of the pallet guide device
JP2010052008A (ja) 溶接加工装置
JP4922863B2 (ja) 表面実装装置
JP4869177B2 (ja) 連続処理装置
KR20010053460A (ko) 공작물의 자동화된 가공을 위한 장치
JP2016058561A (ja) 部品実装装置
JP2008017571A (ja) リニアモータ及び部品搭載装置
JP2904967B2 (ja) 搬送装置
WO2023162166A1 (ja) 分岐搬送装置、コンベアテーブル搬送システムおよびコンベアテーブル搬送方法
JP5639486B2 (ja) 搬送台車および搬送方法
JP2011132019A (ja) 幅寄せ装置、パレタイズ搬送システムおよびパレタイジング方法
JP6230609B2 (ja) 自動組立装置用部品供給装置
JP6599270B2 (ja) 表面実装機、プリント基板の搬送方法
JP2018056485A (ja) 搬送装置
US20220212882A1 (en) Handling device for a flat piece
JP7212188B2 (ja) 製造装置および製造装置の制御方法
JPH0312057Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110405

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110527

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111101

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4869177

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees