JPH1190792A - 搬送装置及びその搬送装置を使用したトランスファマシン - Google Patents

搬送装置及びその搬送装置を使用したトランスファマシン

Info

Publication number
JPH1190792A
JPH1190792A JP25228197A JP25228197A JPH1190792A JP H1190792 A JPH1190792 A JP H1190792A JP 25228197 A JP25228197 A JP 25228197A JP 25228197 A JP25228197 A JP 25228197A JP H1190792 A JPH1190792 A JP H1190792A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
carrier
work support
transport
transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25228197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3675123B2 (ja
Inventor
Takehiko Hayashi
武彦 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
Priority to JP25228197A priority Critical patent/JP3675123B2/ja
Publication of JPH1190792A publication Critical patent/JPH1190792A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3675123B2 publication Critical patent/JP3675123B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一台のアクチュエータで搬送体の移動とワー
ク支持体の送り爪の回動とを行えるようにする。 【解決手段】 本発明に係る搬送装置は、回動すること
によりワークwと係合する送り爪18p,qを備えるワ
ーク支持体18と、ワーク支持体18と同方向に、か
つ、そのワーク支持体18よりも予め決められた距離だ
け長く移動できる搬送体16と、搬送体16を移動させ
る移動手段と、ワーク支持体18が移動可能な範囲内に
あるときにはそのワーク支持体18と搬送体16とが一
体に移動できるように両者を係合し、ワーク支持体18
が移動限界位置にあるときにはその係合を解除する係合
手段と、ワーク支持体18と搬送体16との間に装着さ
れて、搬送体16がそのワーク支持体18に対して所定
方向に移動するときに、その移動力を利用してワーク支
持体18の送り爪18p,qを一定方向に回動させる旋
回機構とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークを第1の位
置から第2の位置まで一定の軌跡で搬送する搬送装置及
びその搬送装置を使用したトランスファマシンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】これに関連する従来の搬送装置及びその
搬送装置を使用したトランスファマシンが図9に示され
ている。前記搬送装置100は、ワークwを直線状のガ
イドレール102に倣って一つの工作機械Mから次の工
作機械Mまで搬送するための装置であり、ガイドレール
102に沿って配置された搬送バー104を備えてい
る。前記搬送バー104は、搬送方向に適宜間隔をおい
て配置されたガイドローラ105によって軸方向に移動
できるように支持されており、各々の工作機械Mの加工
テーブル112の脇を通過している。前記搬送バー10
4の外周面には半径方向にワークwと係合する送り爪1
14が加工テーブル112のピッチに等しい間隔で形成
されており、さらにその外周面には傾動用アクチュエー
タ106に連結される連結ピン116が取付けられてい
る。また、前記搬送バー104には、その搬送バー10
4をワークwの搬送距離だけ移動させる油圧シリンダ1
07が連結されている。
【0003】このため、傾動用アクチュエータ106に
より搬送バー104を回動させ、送り爪114をワーク
wに係合させた状態で、油圧シリンダ107により搬送
バー104を送ることにより、各々の工作機械Mの加工
テーブル112上のワークwを次の工作機械Mの加工テ
ーブル112まで同時に搬送することができる。なお、
搬送バー104を元の位置に戻すには、傾動用アクチュ
エータ106により搬送バー104を逆方向に回動さ
せ、送り爪114をワークwから外した状態で、油圧シ
リンダ107を逆方向に動作させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た搬送装置100によると、搬送バー104の移動用に
油圧シリンダ107が必要であり、送り爪114の回動
用に傾動用アクチュエータ106が必要である。このた
め、安全上、油圧シリンダ107と傾動用アクチュエー
タ106との間でインタロックが必要であり、このイン
タロックが複雑になるため、サイクルタイムの短縮が難
しいという問題がある。また、搬送装置の安全性や信頼
性を考慮すると、送り爪114は搬送バー104が所定
位置に到達したときに、機械的な構造により自動的に回
動するのが好ましい。さらに、一台の油圧シリンダ10
7と搬送バー104により、それぞれの加工テーブル1
12上のワークwを同時に送る方式のため、加工テーブ
ル112間のピッチを個々に変えたり、新たな工作機械
Mを増設等することは困難である。
【0005】そこで、本発明のうち請求項1に記載の発
明は、送り爪を所定位置で機械的な構造により自動的に
回動させることができるようにし、インターロック等を
不要にしてサイクルタイムの短縮を図ることをその目的
とするものである。また、請求項2に記載の発明は、請
求項1に記載の発明の目的に加えて、搬送装置やガイド
レール等の設置面積を小さくすることを、その目的とす
るものである。また、請求項3に記載の発明は、請求項
1に記載の発明の目的に加えて、搬送装置の長手方向の
設置スペースを小さくすることをその目的とするもので
ある。また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の目的に加えて、係合手段及び旋回機構の構造を
簡単にすることをその目的とするものである。また、請
求項5に記載の発明は、工作機械の加工テーブル間のピ
ッチを個々に変えたり、新たな工作機械の増設等を容易
に行えるようにすることをその目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、以下の
特徴を有する搬送装置及びその搬送装置を使用したトラ
ンスファマシンによって解決される。即ち、請求項1に
記載された搬送装置は、ワークを第1の位置から第2の
位置まで一定の軌跡で搬送する搬送装置において、一定
方向に回動することによりワークと係合し、逆方向に回
動することによりその係合が解除される送り爪を備え、
その送り爪がワークと係合した状態で所定距離だけ移動
することにより、ワークを第1の位置から第2の位置ま
で移動させるワーク支持体と、前記ワーク支持体と同方
向に、かつ、そのワーク支持体よりも予め決められた距
離だけ長く移動できる搬送体と、前記搬送体を移動させ
る移動手段と、前記ワーク支持体が移動可能な範囲内に
あるときにはそのワーク支持体と搬送体とが一体に移動
できるように両者を係合させ、前記ワーク支持体が移動
限界位置にあるときにはその係合を解除する係合手段
と、前記ワーク支持体と搬送体との間に装着されてお
り、前記係合手段の係合が解除されて前記搬送体がその
ワーク支持体に対して所定方向に移動するときに、その
移動力を利用してワーク支持体の送り爪を一定方向に回
動させ、前記搬送体が逆方向に移動するときに同じくそ
の移動力を利用して前記送り爪を逆方向に回動させる旋
回機構と、を有している。
【0007】本発明によると、ワーク支持体が移動可能
な範囲内にあるときは、係合手段によりそのワーク支持
体と搬送体とは係合される。このため、移動手段から搬
送体に対して搬送力が加わると、ワーク支持体は搬送体
と一体で移動する。そして、ワーク支持体が移動限界位
置まで到達し、例えば、送り爪が第1の位置まで到達す
ると、搬送体とワーク支持体との係合が解除され、両者
は相対移動可能な状態に保持される。このため、搬送体
がワーク支持体に対して所定方向に移動し、旋回機構が
働くことにより、ワーク支持体の送り爪は搬送体の移動
力を受けて一定方向に回動する。これによって、前記送
り爪は第1の位置にあるワークと係合するようになる。
また、この状態で、移動手段から搬送体に対して逆方向
に搬送力が加わると、ワーク支持体は搬送体と一体で逆
方向、即ち、第2の位置に向かって移動する。このと
き、ワークも送り爪の働きで第2の位置に向かって移動
する。そして、ワーク支持体が移動限界位置まで到達
し、ワークが第2の位置に到達すると、搬送体とワーク
支持体との係合が解除される。これによって、ワーク支
持体が移動限界位置に保持された状態で搬送体はさらに
予め決められた距離だけ移動し、旋回機構によりワーク
支持体の送り爪は搬送体の移動力を受けて逆方向に回動
する。このため、その送り爪とワークとの係合が解除さ
れる、以後、上記手順が繰り返されて、ワークの搬送が
行われる。このように本発明に係る搬送装置よると、ワ
ーク支持体の送り爪はそのワーク支持体が移動限界位置
まで到達した状態で、前記搬送体の移動力により自動的
に回動する構造であるため、一台のアクチュエータで搬
送体の移動とワーク支持体の送り爪の回動とを行うこと
ができる。このため、従来のように、二台のアクチュエ
ータで搬送体の移動とワーク支持体の送り爪の回動とを
それぞれ行う方式と比べ、安全上のインターロック等が
必要なくなり、サイクルタイムの短縮を図ることができ
る。また、アクチュエータが一台に減少するため、装置
の安全性や信頼性が向上する。この請求項1の発明にお
いては、前記送り爪は搬送動作中ワークをクランプ状態
で保持する構成をとることができる。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の搬送装置において、ワークは、ワーク支持体及
び搬送体と平行に設けられたガイド手段によって、第1
の位置から第2の位置まで導かれることを特徴とする。
【0009】本発明によると、ワーク支持体及び搬送体
とワークをガイドするガイド手段とは互いに平行に設け
られているため、搬送装置及びガイド手段の幅方向の設
置面積を極力小さくすることができる。特に、ワーク支
持体及び搬送体とガイド手段とを上下に配置することに
より、設置面積を小さくできる。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の搬送装置において、前記搬送体は、第1搬送体
と第2搬送体から構成されており、第1搬送体は、所定
ストロークだけ往復動する構造であり、第2搬送体は、
第1搬送体と同じ方向にその第1搬送体上を前記第1搬
送体の移動ストロークよりも若干短い所定ストロークだ
け往復動する構造であり、前記ワーク支持体が係合手段
により前記第2搬送体に係合される。
【0011】本発明によると、第1搬送体は固定架台に
対して所定ストロークだけ往復動するのに対し、第2搬
送体は第1搬送体に対して所定ストロークだけ往復動す
る。即ち、第2搬送体は固定架台に対して第1搬送体の
倍の距離だけ往復動するようになる。また、第2搬送体
は第1搬送体の上を移動する構造である。このため、第
2搬送体の往復動するスペースを確保する際に、その半
分だけ往復動する第1搬送体の移動スペースを確保すれ
ば良くなり、搬送装置の長手方向の設置スペースを小さ
くすることができる。
【0012】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
又は請求項2又は請求項3に記載された搬送装置におい
て、前記係合手段は、ワーク支持体に連結された回動可
能なレバーと、搬送体に形成された第1受け部及び第2
受け部とを備えており、そのレバーの先端が第1受け部
あるいは第2受け部に当接している状態で搬送体とワー
ク支持体とは移動方向に係合され、前記レバーが回動し
て第1受け部と第2受け部との間に位置するときに両者
の係合が解除される構造であり、また、前記旋回機構は
カム機構を利用していることを特徴とする。
【0013】本発明によると、係合手段はワーク支持体
に取付けられたレバーの先端を搬送体の第1受け部や第
2受け部に当接させることにより両者を移動方向におい
て係合させ、また、前記レバーを回動させてその先端を
第1受け部や第2受け部から外すことにより両者の係合
を解除する構造である。このように、前記レバーとその
レバーが当接する受け部とにより、ワーク支持体と搬送
体とを係合させたりその係合を解除する構造のため、構
造が簡単で信頼性が高くメンテナンスが容易である。ま
た、コストもさほど高くならない。また、前記旋回機構
はカム機構を利用しているため、旋回機構の構造も簡単
になり信頼性が高くメンテナンスも容易になる。
【0014】また、請求項5に記載の発明は、複数の工
作機械と、これらの工作機械の間でワークを搬送する搬
送装置を備えるトランスファーマシンにおいて、前記搬
送装置は、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求
項4に記載された構成であり、各々の搬送装置は隣合う
工作機械間でワークを搬送することを特徴とする。
【0015】本発明によると、各々の搬送装置は隣合う
工作機械間でワークを搬送するため、工作機械間のピッ
チを変更する場合にも、該当する搬送装置を改造するだ
けで他の搬送装置を改造する必要はない。また、新たな
工作機械を増設等する場合にも対応が容易である。さら
に、サイクルタイムが最も長い工作機械に合わせてワー
クの搬送を行う必要もなくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕以下、図1から図6に基づいて、
本発明の第1の実施の形態に係る搬送装置及びその搬送
装置を使用したトランスファマシンの説明を行う。ここ
で、本実施の形態に係るトランスファマシンのワーク搬
送方向をX軸方向、高さ方向をY軸方向、工作機械の主
軸方向をZ軸方向として以下の説明を行う。本実施の形
態に係るトランスファマシン1は、図6に示されるよう
に、工程順にX軸方向に配置された三台の工作機械Mを
備えている。
【0017】前記工作機械Mは、加工位置に回転テーブ
ル2を備えており、その回転テーブル2の中央位置にワ
ークwが位置決め固定されるようになっている。さら
に、各々の工作機械Mの回転テーブル2間及び前記回転
テーブル2の搬入側及び搬出側には直線状のガイドレー
ル6がX軸方向に設置されている。前記ガイドレール6
は、ワークwをガイドするためのレールであり、図5の
側面図に示されるように、ワークwを載置する二本の支
持レール6uと、ワークwを側面から拘束する一対のサ
イドレール6sとから構成されている。
【0018】また、回転テーブル2及びガイドレール6
を挟んで前記工作機械Mと対向する位置には搬送装置1
0が設置されている。前記搬送装置10は、ワークwを
ガイドレール6に倣って移動させる装置であり、図3の
正面図に示されるように、床面上に設置された固定ベー
ス12を備えている。前記固定ベース12は、平面長方
形状の第1搬送体14をX軸方向に移動可能な状態で支
持するベースであり、図5の側面図に示されるように、
X軸方向に嵌合溝12mが形成されている。そして、固
定ベース12の嵌合溝12mに第1搬送体14の下面1
4dに形成された突条部14tが摺動可能な状態で嵌合
されている。
【0019】また、前記第1搬送体14の突条部14t
の下端面にはラック13rがX軸方向に取付けられてい
る。一方、前記固定ベース12には、前記ラック13r
と噛合する位置にピニオン13pが取付けられており
(図3参照)、そのピニオン13pが前記固定ベース1
2の外側面に取付けられたサーボモータ13m(以下、
単にモータ13mという)によって回転させられる。こ
のため、前記モータ13mが駆動されると、ラック13
r&ピニオン13pの働きにより、第1搬送体14はX
軸方向に移動する。ここで、図1〜図4及び図6におい
て右方向への移動を前進、左方向への移動を後退として
以下の説明を行う。
【0020】前記第1搬送体14の内部には、図3に示
されるように、前端部と後端部とにそれぞれスプロケッ
ト14sが装着されており、それらのスプロケット14
sにチェーン14tが掛けられている。そして、両スプ
ロケット14sの下側に位置する前記チェーン14tの
両端部が固定ベース12の引き留め部材12yに接続さ
れている。このため、第1搬送体14とともに双方のス
プロケット14sがX軸方向に速度Vで移動すると、そ
れらのスプロケット14sは前記チェーン14tと噛合
して回転し、前記チェーン14t自体は前記スプロケッ
ト14sに対して速度Vで移動するようになる。即ち、
両スプロケット14sの上側に位置するチェーン14t
はそれらのスプロケット14sに対して同方向に速度V
で移動し、両スプロケット14sの下側に位置するチェ
ーン14tはそれらのスプロケット14sに対して逆方
向に速度Vで移動する。
【0021】前記第1搬送体14の上部にはX軸レール
(図示されていない)が設置されており、そのX軸レー
ルに第2搬送体16が摺動可能な状態で載置されてい
る。そして、第2搬送体16の下側に形成された連結金
具16kが前記スプロケット14sの上側に位置するチ
ェーン14tに接続されている。この構造により、第1
搬送体14がラック13r&ピニオン13pの働きによ
り速度Vで前進/後退すると、前記第2搬送体16は倍
速機構を構成するスプロケット14s及びチェーン14
tの働きにより、第1搬送体14に対して速度Vで前進
/後退するようになる。したがって、第2搬送体16は
固定ベース12に対して第1搬送体14の倍速で移動す
るようになる。即ち、前記モータ13m、ラック13r
&ピニオン13p及びスプロケット14s、チェーン1
4t等が本発明の移動手段として機能する。
【0022】第2搬送体16は、後記するワーク支持体
18を支持するとともにそのワーク支持体18を回動さ
せるための部材であり、図4の要部平面図に示されるよ
うに、ワーク支持体18の回動軸18jを支持する筒部
16tを備えている。前記筒部16tにはその側面中央
にバネ力でその筒部16tの半径方向内側に突出するピ
ン16pが装着されており、そのピン16pが前記回動
軸18jの外周面に形成されたカム溝18mと係合して
いる。
【0023】これにより、第2搬送体16がワーク支持
体18の回動軸18jに対して軸方向(X軸方向)に移
動すると、第2搬送体16の移動力と前記ピン16p及
びカム溝18mの働きにより、回動軸18jが軸心回り
に回動するようになる。ここで、前記カム溝18mは、
第2搬送体16が回動軸18jに対して一定距離前進す
るときにその回動軸18jを図5において角度θだけ右
回動(後述する搬送爪とワークwとの係合を解除)する
ように、また、第2搬送体16が回動軸18jに対して
一定距離後退するときにその回動軸18jを角度θだけ
左回動(前記搬送爪とワークとを係合)するように、所
定形状に形成されている。即ち、前記ピン16p及びカ
ム溝18mが本発明の旋回機構として機能する。
【0024】また、第2搬送体16の筒部16tの両端
には、その筒部16tと連続して回り止め部16zが固
定されている。前記回り止め部16zには、ワーク支持
体18の回動軸18jと平行に小径貫通孔16sが形成
されており、さらにその回り止め部16zの外側面に
は、小径貫通孔16sの反対側の位置に段差部16dが
形成されている。
【0025】一方、前記ワーク支持体18の回動軸18
jはその両端部が小径化しており、その小径化した部分
(小径部)にそれぞれ軸受け部材19が装着されてい
る。前記軸受け部材19は、ベアリング19bによって
回動軸18jの小径部に回動可能な状態で取付けられて
おり、その軸受け部材19の端部にロッド19rが回動
軸18jと平行に固定されている。そして、前記ロッド
19rが第2搬送体16の回り止め部16zに形成され
た小径貫通孔16sに挿通されている。この構造によ
り、前記軸受け部材19は、第2搬送体16に対して相
対回転不能、かつ、軸方向に移動可能な状態に保持され
る。また、その軸受け部材19はワーク支持体18の回
動軸18jに対しては相対回転可能、かつ、軸方向に移
動不能な状態に保持される。
【0026】前記ワーク支持体18の回動軸18jの前
後に連結された両軸受け部材19には、前記ロッド19
rと反対側にレバー19eが装着されている。前側の軸
受け部材19のレバー19eはその軸受け部材19に対
し回動ピン19fにより取付けられており、その先端が
第2搬送体16の前端面16uに当接する位置から段差
部16dに当接する位置まで微小回動できるようになっ
ている。また、前記軸受け部材19には、前記レバー1
9eを第2搬送体16の前端面16uの側(図4中右回
り)に回動させるように付勢されたバネ19hが装着さ
れている。同様に、後側の軸受け部材19のレバー19
eは、その先端が第2搬送体16の後端面16mに当接
する位置から段差部16dに当接する位置まで微小回動
できるようになっており、バネ19hにより第2搬送体
16の後端面16mの側(図4中左回り)に回動する力
を受けている。
【0027】前記ワーク支持体18が前進限位置に到達
すると、前側に位置するレバー19eの中央端部は第1
搬送体14に固定した前部レバー動作ピン14f(図2
参照)によって押圧される。これによって、レバー19
eはバネ19hの力に抗して図4中左回り回動し、その
レバー19eの先端は第2搬送体16の前端面16uか
ら外れる。このため、第2搬送体16はさらに前進が可
能になり、前記レバー19eの先端が第2搬送体16の
段差部16dに当接した段階で、その第2搬送体16の
前進が止められる。即ち、第2搬送体16はワーク支持
体18よりもその第2搬送体16の前端面16uと段差
部16d間の距離Lだけ余分に前進できるようになる。
【0028】このようにして、第2搬送体16がワーク
支持体18の回動軸18jに対して寸法Lだけ前進する
と、前述のように、ピン16pとカム溝18mの働きで
その回動軸18jは図5において角度θだけ右回動(搬
送爪とワークとの係合を解除)する。また、後側に位置
するレバー19eはバネ19hの力で図4中左回りに回
動し、その先端が第2搬送体16の後端面16mに当接
する。これによって、ワーク支持体18と第2搬送体1
6とは移動方向において係合し、両者16,18はその
後一体で後退できるようになる。
【0029】同様に、前記ワーク支持体18が後退限位
置に到達すると、後側に位置するレバー19eの中央端
部は第1搬送体14の後部レバー動作ピン14e(図4
参照)によって押圧される。これによって、レバー19
eはバネ19hの力に抗して図4中右回りに回動し、そ
のレバー19eの先端は第2搬送体16の後端面16m
から外れる。このため、第2搬送体16はさらに後退可
能になり、前記レバー19eの先端が第2搬送体16の
段差部16dに当接した段階で、第2搬送体16の後退
が止められる。即ち、第2搬送体16はワーク支持体1
8よりもその第2搬送体16の後端面16mと段差部1
6d間の距離Lだけ余分に後退できるようになる。
【0030】このようにして、第2搬送体16がワーク
支持体18の回動軸18jに対して寸法Lだけ後退する
と、前述のように、ピン16pとカム溝18mの働きで
その回動軸18jは図5において角度θだけ左回動(搬
送爪とワークwとを係合)する。また、前側に位置する
レバー19eはバネ19hの力で図4中右回りに回動
し、その先端が第2搬送体16の前端面16uに当接す
る。これによって、ワーク支持体18と第2搬送体16
とは移動方向において係合し、両者16,18はその後
一体で前進できるようになる。
【0031】前記前部レバー動作ピン14fは、図2、
図3に示されるように、その第1搬送体14の先端に設
置されたL型架台14xの幅方向端部に取付けられてお
り、後部レバー動作ピン14eはその第1搬送体14の
後端に設置されたL型架台14xの幅方向端部に取付け
られている。また、その第1搬送体14の先端及び後端
に設置されたL型架台14xの中央位置にはワーク支持
体18の前進限ストッパー14n(図2参照)及び後退
限ストッパー14kが取付けられている。これによっ
て、前記ワーク支持体18は第1搬送体14上を前進限
ストッパー14n〜後退限ストッパー14kの間で移動
できるようになる。なお、前進限ストッパー14n〜後
退限ストッパー14kの間の距離はワークwの搬送距離
に基づいて設定される。
【0032】前記第1搬送体14のサイドには、前記レ
バー19eの先端が第2搬送体16の前後端面16u,
16mに当接しているか、または段差部16dに当接し
ているかを検出するための複数の近接スイッチ14zが
所定位置に設置されている。即ち、軸受け部材19によ
って間接的にワーク支持体18に連結されたレバー19
eと第2搬送体16に形成された前後端面16u,16
m及び段差部16dとが本発明の係合手段として機能す
る。さらに、前後端面16u,16mが第1受け部、段
差部16が第2受け部に相当する。
【0033】前記ワーク支持体18の回動軸18jに
は、図4に示されるように、前記軸受け部材19から突
出した部分にアーム18aが直角にキー連結されてお
り、そのアーム18aの先端に前記回動軸18jと平行
に横梁18yが固定されている。さらに、その横梁18
yの前部側面にはワークwを前後から挟む前部送り爪1
8qが固定されており、後部側面には同じく後部送り爪
18pが固定されている。ここで、前部送り爪18qと
後部送り爪18pとの間の距離はワークwの搬送距離H
(図6参照)に等しく設定されている。
【0034】次に、図1〜図6に基づいて、本実施例に
係る搬送装置及びその搬送装置を使用したトランスファ
マシンの説明を行う。ここで、説明の便宜上、図6に示
される工作機械M及び搬送装置10には左から順番にN
o.1、No.2、No.3の番号が付されているものとする。
No.1搬送装置10は、搬入位置にあるワークwをNo.1
工作機械Mの回転テーブル2まで搬送し、そのNo.1工
作機械Mの回転テーブル2上にある加工済のワークwを
No.1工作機械MとNo.2工作機械Mの中間位置まで搬送
する。
【0035】また、No.2搬送装置10は、No.1工作機
械MとNo.2工作機械Mの中間位置にあるワークwをNo.
2工作機械Mの回転テーブル2まで搬送し、そのNo.2
工作機械Mの回転テーブル2上にある加工済のワークw
をNo.2工作機械MとNo.3工作機械Mの中間位置まで搬
送する。また、No.3搬送装置10は、No.2工作機械M
とNo.3工作機械Mの中間位置にあるワークwをNo.3工
作機械Mの回転テーブル2まで搬送し、そのNo.3工作
機械Mの回転テーブル2上にある加工済のワークwを搬
出位置まで搬送する。
【0036】ここで、No.1からNo.3搬送装置10の動
作は全く同じであるため、図1を中心に、代表してNo.
1搬送装置10の動作説明を行う。工作物の加工中にお
いて、各搬送装置10は図2、図3、図4及び図1
(A)に示す原位置に位置決めされている。この原位置
状態においては、第1搬送体14及び第2搬送体16
は、その移動ストロークHの中間位置にあり、各対の送
り爪18q,18pを対応する工作機械Mの回転テーブ
ル2の両側に位置させている。この時、前側のレバー1
9e及び後側のレバー19eは、図2及び図3に示され
るように、それらの先端をそれぞれ第2搬送体16の前
側段部16d及び後端面16mに当接して第2搬送体1
6に対するワーク支持体18の搬送方向位置を拘束し、
また送り爪18q,18pを図5において鎖線で示す起
立位置に保持している。
【0037】ここで、No.1工作機械Mの回転テーブル
2上でNo.1ワークwの加工が完了すると、モータ13
mが後進回転し、ピニオン13pとラック13rの運動
伝達機構を介して第1搬送体14を図3において左方向
に速度Vで後退させるとともに、第2搬送体16を一対
のスプロケット14s及びチェーン14tからなる倍速
機構を介して第1搬送体14に対して速度Vでさらに後
退させる。この後退動作において、第1搬送体14及び
第2搬送体16は、一対の後部送り爪18pが搬入位置
上のNo.2ワークwをそれらの間に挟むとともに一対の
前部送り爪18qが回転テーブル2上でアンクランプさ
れたNo.1ワークwをそれらの間に挟む後退位置(図1
(C)及び図4参照)までワーク支持体18を後退さ
せ、さらに旋回させる。
【0038】即ち、第2搬送体16の後端面16mと段
差部16dとの距離Lだけ前記後退位置より手前の傾動
開始位置(図1(B)参照)に第1搬送体14及び第2
搬送体16が到達すると、ワーク支持体18の回動軸1
8jの後端面が第1搬送体14の後退限ストッパー14
kに当接し、以降第1搬送体14とワーク支持体18の
搬送方向における相対移動が不能となる。これと同時に
後部レバー動作ピン14eが後側レバー19eに当接す
ることによりこのレバー19eがバネ19hに抗して図
4において右旋回し、このレバー19eの先端が第2搬
送体16の後端面16mから外れる。
【0039】したがって、第1搬送体14が図1(B)
の傾動開始位置から図1(C)の前記後退位置まで距離
Lだけさらに後退したときには、第2搬送体16は後部
レバー19eの先端が段差部16dに当接するまで距離
Lだけ第1搬送体14に対してさらに後退する。この第
2搬送体16の第1搬送体14に対する距離Lの後退運
動は、ピン16pとカム溝18mの作用により回動軸1
8jつまりワーク支持体18に伝わり、そのワーク支持
体18は図5において実線の傾斜位置まで左回動する。
このため、ワーク支持体18は回動しながらワークwに
対して前記距離Lだけさらに後退し、後部送り爪18p
及び前部送り爪18qは搬入位置のNo.2ワークw及び
回転テーブル2上のNo.1ワークwにそれぞれ係合す
る。
【0040】一方、前側レバー19eは、第1搬送体1
4及び第2搬送体16が図1(C)及び図4に示す後退
位置まで後退したときに、バネ19hの力により図4に
おいて右旋回し、その先端は第2搬送体16の前端面1
6uに当接する。このため、この後退位置において、第
2搬送体16に対するワーク支持体18の相対位置がこ
れら一対のレバー19eにより再び拘束される。
【0041】次に、モータ13mが前進回転し、第1搬
送体14はラック13r&ピニオン13pの働きにより
固定ベース12に対して速度Vで前進する。また、第1
搬送体14が速度Vで前進することにより、スプロケッ
ト14s及びチェーン14tの働きにより第2搬送体1
6及びワーク支持体18が第1搬送体14に対して速度
Vで前進する。これによって、ワーク支持体18の前部
送り爪18q及び後部送り爪18pと係合しているNo.
1ワークw、No.2ワークwがガイドレール6に倣って
前進するようになる。なお、No.1ワークw、No.2ワー
クw、第2搬送体16及びワーク支持体18は固定ベー
ス12に対して第1搬送体14の倍速で前進するように
なる。
【0042】このようにして、第2搬送体16及びワー
ク支持体18が前進して、そのワーク支持体18の先端
部が第1搬送体14の前進限ストッパー14nに当接し
た状態で、図1(D)に示されるように、No.1ワーク
wはNo.1工作機械Mの回転テーブル2上からNo.1工作
機械MとNo.2工作機械Mの中間位置まで搬送される。
また、No.2ワークwは搬入位置からNo.1工作機械Mの
回転テーブル2上まで搬送される。
【0043】前記ワーク支持体18が図1(D)の前進
限位置まで到達すると、第1搬送体14の前部レバー動
作ピン14fが前側のレバー19eの中央端部を押圧す
るため、そのレバー19eの先端が第2搬送体16の前
端面16uから外れる。したがって、第1搬送体14が
図1(D)の起立開始位置から前記距離Lだけ前進して
図1(E)の前進位置へ進むとき、第2搬送体16は第
1搬送体14に対してさらに前進する。そして、その第
2搬送体16が第1搬送体14及びワーク支持体18に
対して前進することにより、ピン16pとカム溝18m
の働きで、ワーク支持体18は図5の起立位置へ右方向
に回動する。
【0044】そして、第2搬送体16がワーク支持体1
8に対して距離Lだけ前進し、レバー19eの先端が第
2搬送体16の段差部16dに当接した状態でその第2
搬送体16の前進が止められる。また、このとき、後側
のレバー19eはバネ19hの力で回動し、そのレバー
19eの先端は第2搬送体16の後端面16mに当接す
る。これによって、ワーク支持体18と第2搬送体16
とは移動方向において係合し、両者16,18はその後
一体で後退できるようになる。
【0045】このように、第2搬送体16がワーク支持
体18に対して距離Lだけ前進することにより、ワーク
支持体18の前部送り爪18q、後部送り爪18pは傾
斜した状態から直立した状態まで角度θ(図5参照)だ
け回動し、No.1ワークw及びNo.2ワークwとの係合が
解除される。次に、モータ13mが後進回転し、第1搬
送体14はラック13r&ピニオン13pの働きにより
固定ベース12に対して速度Vで後退する。また、第2
搬送体16及びワーク支持体18はスプロケット14s
及びチェーン14tの働きにより第1搬送体14に対し
て速度Vで後退する。そして、第1搬送体14及び第2
搬送体16ならびにワーク支持体18の後退動作は、そ
れらが図1(A)に示す原位置へ復帰して終了される。
そして、以後は上述した手順でNo.2ワークwとNo.3ワ
ークw(図示されていない)の搬送が行われる。
【0046】このように、本実施の形態に係る搬送装置
10よると、ワーク支持体18の送り爪18p,18q
はそのワーク支持体18が第1搬送体14に対する移動
限界位置まで到達した状態で、第2搬送体16の移動力
により自動的に回動する。このため、一台のアクチュエ
ータで搬送体の移動とワーク支持体の送り爪の回動とを
行える。このため、二台のアクチュエータで搬送体の搬
送とワーク支持体の送り爪の回動とをそれぞれ行う従来
の方式と比べ、安全上のインターロック等が必要なくな
り、サイクルタイムの短縮を図ることができる。また、
アクチュエータが一台に減少するため装置の安全性や信
頼性が向上する。
【0047】さらに、第1搬送体14は固定ベース12
に対して所定ストロークだけ往復動するのに対し、第2
搬送体16は第1搬送体14に対して前記距離Lの二倍
だけ短い所定ストロークだけ往復動する構造である。こ
のため、第2搬送体16の往復動するスペースを確保す
る際に、その略半分だけ往復動する第1搬送体14の移
動スペースを確保すれば良くなり、搬送装置10の長手
方向の設置スペースを小さくすることができる。また、
係合手段は、レバー19eとそのレバー19eが当接す
る段差部16d等により、ワーク支持体18と第2搬送
体16とを係合させたりその係合を解除する構造のた
め、構造が簡単で信頼性が高くメンテナンスが容易であ
る。また、コストもさほど高くならない。また、ワーク
支持体18の旋回機構はカム機構を利用しているため、
旋回機構の構造も簡単になり信頼性が高くメンテナンス
も容易になる。
【0048】さらに、各々の搬送装置10は隣合う工作
機械間でワークwを搬送するため、工作機械Mに応じて
搬送ピッチを変更する場合にも、該当する搬送装置10
を改造するだけで他の搬送装置10を改造する必要はな
い。また、新たな工作機械Mを増設等する場合にも対応
が容易である。さらに、サイクルタイムが最も長い工作
機械Mに合わせてワークの搬送を行う必要もなくなる。
【0049】〔第2の実施の形態〕図7に示す第2の実
施の形態に係るトランファマシン21は、前述した搬送
装置10と同一構成の搬送装置20を工作機械Mの間に
設置したものであり、その他の構造は第1の実施の形態
に係るトランファマシン1と同様である。このように、
搬送装置20を特に工作機械Mに対向して配置する必要
がなくなるため、回転テーブル2に対する保守要員のア
クセスが容易になる他、搬送装置20を設置する際の自
由度が高くなる。
【0050】〔第3の実施の形態〕本実施の形態に係る
トランファマシン31は、図8に示されるように、搬送
装置30の送り爪38pを改造して小型化し、その搬送
装置30をガイドレール36に下側に設置できるように
したものである。これによって、搬送装置30とガイド
レール36の設置面積を小さくすることができる。
【0051】
【発明の効果】本発明によると、一台のアクチュエータ
で搬送体の搬送とワーク支持体の送り爪の回動とを行う
ことができるようになるため、二台のアクチュエータで
搬送体の搬送とワーク支持体の送り爪の回動とをそれぞ
れ行う従来の方式と比べ、サイクルタイムの短縮を図る
ことができる。また、搬送装置の安全性や信頼性も高く
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る搬送装置の動
作を表す説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る搬送装置の全
体平面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る搬送装置の全
体正面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る搬送装置の要
部平面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る搬送装置の側
面図(図4のV-V 矢視図)である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る搬送装置を使
用したトランスファマシンの全体平面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る搬送装置を使
用したトランスファマシンの全体平面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る搬送装置の側
面図である。
【図9】従来の搬送装置の側面図である。
【符号の説明】
w ワーク 6 ガイドレール(ガイド手段) 13r ラック(移動手段) 13p ピニオン(移動手段) 14 第1搬送体 14s スプロケット(移動手段) 14t チェーン(移動手段) 16 第2搬送体 16m 後端面(係合手段、第1受け部) 16u 前端面(係合手段、第1受け部) 16d 段差部(係合手段、第2受け部) 16p ピン(旋回機構) 18 ワーク支持体 18m カム溝(旋回機構) 18p 後部送り爪 18q 前部送り爪 19e レバー(係合手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを第1の位置から第2の位置まで
    一定の軌跡で搬送する搬送装置において、 一定方向に回動することによりワークと係合し、逆方向
    に回動することによりその係合が解除される送り爪を備
    え、その送り爪がワークと係合した状態で所定距離だけ
    移動することにより、ワークを第1の位置から第2の位
    置まで移動させるワーク支持体と、 前記ワーク支持体と同方向に、かつ、そのワーク支持体
    よりも予め決められた距離だけ長く移動できる搬送体
    と、 前記搬送体を移動させる移動手段と、 前記ワーク支持体が移動可能な範囲内にあるときにはそ
    のワーク支持体と搬送体とが一体に移動できるように両
    者を係合させ、前記ワーク支持体が移動限界位置にある
    ときにはその係合を解除する係合手段と、 前記ワーク支持体と搬送体との間に装着されており、前
    記係合手段の係合が解除されて前記搬送体がそのワーク
    支持体に対して所定方向に移動するときに、その移動力
    を利用してワーク支持体の送り爪を一定方向に回動さ
    せ、前記搬送体が逆方向に移動するときに同じくその移
    動力を利用して前記送り爪を逆方向に回動させる旋回機
    構と、を有することを特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の搬送装置において、 ワークは、ワーク支持体及び搬送体と平行に設けられた
    ガイド手段によって、第1の位置から第2の位置まで導
    かれることを特徴とする搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の搬送装置において、 前記搬送体は、第1搬送体と第2搬送体から構成されて
    おり、 第1搬送体は、所定ストロークだけ往復動する構造であ
    り、 第2搬送体は、第1搬送体と同じ方向にその第1搬送体
    上を前記第1搬送体の移動ストロークよりも若干短い所
    定ストロークだけ往復動する構造であり、 前記ワーク支持体が係合手段により前記第2搬送体に係
    合されることを特徴とする搬送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2又は請求項3に記
    載された搬送装置において、 前記係合手段は、ワーク支持体に連結された回動可能な
    レバーと、搬送体に形成された第1受け部及び第2受け
    部とを備えており、そのレバーの先端が第1受け部ある
    いは第2受け部に当接している状態で搬送体とワーク支
    持体とは移動方向に係合され、前記レバーが回動して第
    1受け部と第2受け部との間に位置するときに両者の係
    合が解除される構造であり、 また、前記旋回機構はカム機構を利用していることを特
    徴とする搬送装置。
  5. 【請求項5】複数の工作機械と、これらの工作機械の間
    でワークを搬送する搬送装置を備えるトランスファーマ
    シンにおいて、 前記搬送装置は、請求項1又は請求項2又は請求項3又
    は請求項4に記載された構成であり、各々の搬送装置は
    隣合う工作機械間でワークを搬送することを特徴とする
    トランスファーマシン。
JP25228197A 1997-09-17 1997-09-17 搬送装置及びその搬送装置を使用したトランスファマシン Expired - Fee Related JP3675123B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25228197A JP3675123B2 (ja) 1997-09-17 1997-09-17 搬送装置及びその搬送装置を使用したトランスファマシン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25228197A JP3675123B2 (ja) 1997-09-17 1997-09-17 搬送装置及びその搬送装置を使用したトランスファマシン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1190792A true JPH1190792A (ja) 1999-04-06
JP3675123B2 JP3675123B2 (ja) 2005-07-27

Family

ID=17235074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25228197A Expired - Fee Related JP3675123B2 (ja) 1997-09-17 1997-09-17 搬送装置及びその搬送装置を使用したトランスファマシン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3675123B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006272523A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Shinmei Ind Co Ltd ワーク搬送装置
JP2009039819A (ja) * 2007-08-09 2009-02-26 Nidec Sankyo Corp 連続処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006272523A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Shinmei Ind Co Ltd ワーク搬送装置
JP2009039819A (ja) * 2007-08-09 2009-02-26 Nidec Sankyo Corp 連続処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3675123B2 (ja) 2005-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101554033B1 (ko) 차량용 휠 캐리어 브라켓의 탭 가공을 위한 다축 자동 탭핑 장치
JP2007319866A (ja) 溶接工程に用いられるワーク搬送装置
CN101166602B (zh) 装配生产方法及其装置
JPS63278738A (ja) パレット交換装置
JP2020199601A (ja) 搬送装置および工作機械
JP5280690B2 (ja) 方向転換装置および搬送装置
ITRM940551A1 (it) Apparecchiatura di caricamento di parti avente navetta azionata armonicamente e telaio imperniato di supporto di parti
JP2013043223A (ja) パレット交換システム及び当該システムを備えたマシニングセンタ
JPH1190792A (ja) 搬送装置及びその搬送装置を使用したトランスファマシン
JPH11216695A (ja) ロボット作業の段替装置
JP4674497B2 (ja) 加工ラインシステム
JP2002239787A (ja) 溶接方法及び溶接システム
JPH10249667A (ja) パレットチェンジャー
JPS63306111A (ja) 搬送装置
WO1997010932A1 (fr) Dispositif et systeme d'usinage automatique
JPWO2018051476A1 (ja) ワーク自動搬送機
JP2001151175A (ja) 車両ボディの組み立て治具装置
JP2003146265A (ja) 車体の組立方法及びその装置
JPH0475845A (ja) パレット交換装置
JPH1177361A (ja) レーザ加工方法及びレーザ加工装置
JP2001179568A (ja) ワーク搬送装置及び加工システム
JP2001334421A (ja) 回転治具機構
JP2680887B2 (ja) 位置決め装置
JPS5821642Y2 (ja) 搬送装置
JPH0651265B2 (ja) トランスフア装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20050316

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050412

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20050425

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080513

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090513

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100513

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110513

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees