JP5639486B2 - 搬送台車および搬送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークを搬送するための搬送台車および搬送方法に関する。
ワークを加工する工程においては、搬送台車を用いてワークを工作機械に投入するとともに、工作機械から払い出されたワークを同じ搬送台車によって次工程に搬送している(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−221374号公報
ここで、作業スペースに複数の工作機械を並べて配置し、各工作機械が複数のワークに対して同じ加工を並行して行うように構成した場合には、各工作機械の間を移動する搬送台車によってワークを搬送するときに、作業者が作業手順を間違えて、加工済みのワークを同じ加工を行う他の工作機械に搬入し、ワークを重複して加工したり、未加工のワークを工作機械に投入することなく、未加工の状態で次工程へ搬送したりする可能性がある。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、ワークが重複して加工されたり、未加工のワークが次工程に搬送されたりするのを防ぐことができ、ワークの加工を確実に行うことができる搬送台車および搬送方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、ワークが載置される第一載置面および第二載置面を有し、前記第一載置面と前記第二載置面とは壁部によって仕切られており、前記第一載置面および前記第二載置面の一方側に配置された工作機械に対して前記ワークを搬出および搬入する搬送台車であって、前記第一載置面には、前記工作機械への前記ワークの搬出を許容し、前記工作機械からの前記ワークの搬入を規制する第一ストッパが設けられ、前記第二載置面には、前記工作機械からの前記ワークの搬入を許容し、前記工作機械への前記ワークの搬出を規制する第二ストッパが設けられていることを特徴としている。
前記課題を解決するため、本発明は、前記した搬送台車を用いたワークの搬送方法であって、前記第一載置面および前記第二載置面の一方側には複数の前記工作機械が配置されており、前記第一載置面上に前記ワークを載置する段階と、前記搬送台車を前記工作機械に隣接させる段階と、前記第一載置面上の前記ワークを前記工作機械に向けて搬出し、前記ワークを前記工作機械に投入する段階と、前記工作機械から払い出された前記ワークを前記第二載置面上に搬入する段階と、を備えていることを特徴としている。
本発明の搬送台車および搬送方法では、工作機械から第一載置面へのワークの搬入は第一ストッパによって規制されるため、加工済みのワークは第二載置面に載置されることになる。そして、第二載置面から工作機械へのワークの搬出は第二ストッパによって規制されるため、ワークが重複して加工されるのを防ぐことができる。
また、第一載置面と第二載置面とは壁部によって仕切られており、第一載置面に載置された未加工のワークが第二載置面に移動するのを防ぐことができるため、ワークの加工状態を簡単に把握することができ、未加工のワークが次工程に搬送されるのを防ぐことができる。
したがって、本発明の搬送台車および搬送方法では、ワークの加工を確実に行うことができる。
前記した搬送台車において、前記第一ストッパは、弾性部材またはウェイトによって付勢されることで、前記第一載置面よりも上方に突出した第一突出部を有し、前記第一突出部は、前記第一載置面から前記工作機械に向けて移動する前記ワークによって前記第一載置面に押し込まれ、前記工作機械から前記第一載置面に向けて移動する前記ワークが係止されるように構成され、前記第二ストッパは、弾性部材またはウェイトによって付勢されることで、前記第二載置面よりも上方に突出した第二突出部を有し、前記第二突出部は、前記工作機械から前記第二載置面に向けて移動する前記ワークによって前記第二載置面に押し込まれ、前記第二載置面から前記工作機械に向けて移動する前記ワークが係止されるように構成することができる。
この構成では、簡単な構造のストッパによって、ワークの搬入および搬出が規制されているため、搬送台車の製造コストを低減することができる。
また、ワークを搬出および搬入するときには、ワークによってストッパを押し下げることができる。したがって、特別な操作を行うことなくストッパを出入させることができるため、作業性を向上させることができ、作業効率を高めることができる。そして、ワークがストッパを通過した後には、ストッパが確実に突出して、ワークの搬入および搬出を規制することができる。
前記した搬送台車において、前記第一載置面および前記第二載置面が、軌道上を移動する基台に設けられている場合には、第一載置面および第二載置面の一方側に工作機械が常に配置されているように、搬送台車の向きを定めることができるため、作業性を向上させることができる。
本発明の搬送台車および搬送方法では、ワークが重複して加工されるのを防ぐとともに、未加工のワークが次工程に搬送されるのを防ぐことができるため、ワークの加工を確実に行うことができる。
本実施形態の搬送台車を示した斜視図である。 本実施形態の第一ストッパを示した図で、(a)は第一突出部が突出した状態の側断面図、(b)は第一突出部が押し下げられた状態の側断面図、(c)は第一突出部にワークが係止された状態の側断面図である。 本実施形態の第二ストッパを示した図で、(a)は第二突出部が突出した状態の側断面図、(b)は第二突出部が押し下げられた状態の側断面図、(c)は第二突出部にワークが係止された状態の側断面図である。 本実施形態の搬送方法を示した図で、(a)は第一のコンベアから第一載置面にワークを搬入したときの平面図、(b)第一載置面から第一の工作機械にワークを搬出したときの平面図である。 本実施形態の搬送方法を示した図で、(a)は第二の工作機械から第二載置面にワークを搬入したときの平面図、(b)第二載置面から第二のコンベアにワークを搬出したときの平面図である。 本実施形態の搬送方法を示した図で、(a)は第二の工作機械から第一載置面へのワークの搬入が規制されたときの平面図、(b)第二載置面から第三の工作機械へのワークの搬出が規制されたときの平面図である。 他の実施形態として、穴部に弾性部材を設けた構成を示した図で、(a)は突出部が突出した状態の側断面図、(b)は突出部が押し下げられた状態の側断面図である。 他の実施形態として、ウェイトを設けたストッパを示した図で、(a)は突出部が突出した状態の側断面図、(b)は突出部が押し下げられた状態の側断面図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明では、本実施形態の搬送台車および搬送方法が適用される加工システムの全体構成を説明した後に、搬送台車およびその搬送台車を用いた搬送方法について詳細に説明する。
加工システムSには、図4(a)に示すように、前工程からワークWを搬送するための第一のコンベア2と、次工程にワークWを搬送するための第二のコンベア3と、各コンベア2,3の間に配置された例えば三台の工作機械4A,4B,4Cと、が設けられている。この加工システムSは、前工程から搬送されたワークWを、工作機械4A,4B,4Cのいずれかによって加工し、加工の済んだワークWを順次、次工程へ搬送する工程を行うものである。
第一のコンベア2および第二のコンベア3は、搬送面上のワークWを図4(a)の右側から左側に移動させる公知のコンベアであり、右端部にワークWの移動始点が設定され、左端部にワークWの移動終点が設定されている。
第一のコンベア2は、図4(a)の右側に配置され、第二のコンベア3は、図4(a)の左側に配置されており、第一のコンベア2の移動終点と第二のコンベア3の移動始点とが対峙している。
第一のコンベア2と第二のコンベア3との間の床面には、二本のレール部材5a,5aからなる軌道5が敷設されている。レール部材5aは、図4(a)の左右方向に直線状に延設されており、二本のレール部材5a,5aが平行して配置されている。
軌道5に対して図4(a)の上側には、三台の工作機械4A,4B,4Cが図4(a)の左右方向に並べて配置されており、各工作機械4A,4B,4Cが複数のワークWに対して同じ加工(例えば、切削加工)を並行して行うように構成されている。
各工作機械4A,4B,4Cは、軌道5側から投入されたワークWを加工し、加工済みのワークWを軌道5側に払い出すように構成されている。
搬送台車1は、図1に示すように、第一載置面20および第二載置面30が形成された基台10を備えている。
基台10は、平面視で矩形の部材であり、下面の四隅には車輪11がそれぞれ取り付けられており、各車輪11が軌道5の各レール部材5a,5a上を走行するように構成されている。このように、搬送台車1は、軌道5に沿って図4(a)の左右方向に移動可能となっており、作業者は、搬送台車1に設けられたハンドル(図示せず)を持って、搬送台車1を手押しで第一のコンベア2と第二のコンベア3との間を往復動させることができる。
軌道5上の搬送台車1は、図1の手前側に工作機械4A,4B,4C(図4(a)参照)が配置され、図1の左側、つまり上流側に第一のコンベア2(図4(a)参照)が配置され、図1の右側、つまり下流側に第二のコンベア3が(図4(a)参照)が配置されるように、基台10の向きが設定されている。なお、作業者は、搬送台車1に対して図1の奥側(工作機械4A,4B,4Cの反対側)からワークWの搬入・搬出などの作業を行うことになる。
基台10の上面において図1の左側は第一載置面20となっており、図1の右側は第二載置面30となっている。また、基台10の上面において、図1の左右方向の中間部には、第一載置面20と第二載置面30とを仕切る中間壁部12が立設されている。さらに、第一載置面20および第二載置面30において、図1の奥側の縁部には、縁壁部13が立設されている。すなわち、基台10の上面には、平面視でT形状の壁部12,13が設けられている。
第一載置面20は、図1の右側および奥側が壁部12,13によって塞がれ、図1の左側および手前側が開放されている。
また、第一載置面20において図1の手前側には、図1の左右方向に延設された凹溝22(図2(a)参照)が形成されている。この凹溝22内には、図1の手前側へのワークWの搬出を許容し、図1の手前側からのワークWの搬入を規制する第一ストッパ21が設けられている。
第一ストッパ21は、図2(a)に示すように、凹溝22内に収容された軸受部21aと、軸受部21aの上部から第一載置面20の外側(図2(a)の左側)に向けて突出した第一突出部21bと、を備えている。
軸受部21aは、凹溝22内において第一載置面20の内側(図2(a)の右側)に寄せた位置に配置されている。この軸受部21aは、第一載置面20の幅方向(図1の左右方向)の軸回りに回動自在であり、ねじりばねなどの弾性部材(図示せず)によって、図2(a)の右回りに付勢されている。すなわち、第一ストッパ21は、突出部21bが第一載置面20の上面よりも上方に突出するように付勢されている。また、第一ストッパ21では、突出部21bが第一載置面20の上面よりも上方に突出した通常時の状態から、さらに図2(a)の右回りに回転しないように、軸受部21aの回転が規制されている。
第一突出部21bは、図1の左右方向に幅広な板状の部材である。この第一突出部21bは、通常時には先端部が第一載置面20よりも上方に突出しており、その上面は先端側(図2(a)の左側)から基端側(図2(a)の右側)に向けて下がる傾斜面となっている。また、第一突出部21bの先端面は、図2(a)に示すように、第一載置面20の外側に向けて垂直な面となっている。
図2(b)に示すように、第一載置面20の内側(図2(b)の右側)から外側(図2(b)の左側)に向けて移動したワークWによって、第一突出部21bの上面が押されると、第一ストッパ21全体が図2(b)の左回りに回動し、第一突出部21bが凹溝22内に押し下げられる。これにより、ワークWは、第一ストッパ21の上方を通過して、第一載置面20の外側に移動することができる。
また、図2(c)に示すように、第一載置面20の外側(図2(c)の左側)から内側(図2(c)の右側)に向けてワークWが移動してきた場合には、第一載置面20から突出した第一突出部21bの先端面が、ワークWの側面(移動方向の前側の側面)に当接し、第一突出部21bにワークWが係止される。
このように、第一ストッパ21は、第一載置面20から図1の手前側、すなわち、工作機械4A,4B,4C側へのワークWの搬出は許容するが、図1の手前側、すなわち、工作機械4A,4B,4C側から第一載置面20へのワークWの搬入は規制することになる。
第二ストッパ31は、図3(a)に示すように、前記した第一ストッパ21(図2(a)参照)と略同じ構成であり、第一ストッパ21に対して向きが反対側に向けられている点が異なっている。
第二ストッパ31は、凹溝32内に収容された軸受部31aの上部から第二載置面30の内側(図3(a)の右側)に向けて第二突出部31bが突出している。軸受部31aは、凹溝32内において第二載置面30の外側(図3(a)の左側)に寄せた位置に配置されている。そして、第二ストッパ31では、突出部31bが第二載置面30の上面よりも上方に突出するように、図3(a)の左回りに軸受部31aが付勢されている。また、第二突出部31bの上面は、先端側(図3(a)の右側)から基端側(図3(a)の左側)に向けて下がる傾斜面となっている。
図3(b)に示すように、第二載置面30の外側(図3(b)の左側)から内側(図3(b)の右側)に向けて移動したワークWによって、第二突出部31bの上面が押されると、第二ストッパ31全体が図3(b)の右回りに回動し、第二突出部31bが凹溝32内に押し下げられる。これにより、ワークWは、第二ストッパ31の上方を通過して、第二載置面30の内側に移動することができる。
また、図3(c)に示すように、第二載置面30の内側(図3(c)の右側)から外側(図3(c)の左側)に向けてワークWが移動してきた場合には、第二載置面30から突出した第二突出部31bの先端面が、ワークWの側面(移動方向の前側の側面)に当接し、第二突出部31bにワークWが係止される。
このように、第二ストッパ31は、図1の手前側、すなわち、工作機械4A,4B,4C側から第二載置面30へのワークWの搬入は許容するが、第二載置面30から図1の手前側、すなわち、工作機械4A,4B,4C側へのワークWの搬出は規制することになる。
次に、前記した搬送台車1を用いたワークWの搬送方法について説明する。なお、以下の説明において、左右方向とは、図4から図6の各図における左右方向、すなわち、軌道5を挟んで工作機械4A,4B,4Cとは反対側の作業者側から見た左右方向に対応している。
まず、図4(a)に示すように、軌道5上の搬送台車1を第一のコンベア2側に移動させ、第一のコンベア2の左端部に第一載置面20の右側の縁部を連続させる。そして、前工程から第一のコンベア2の左端部までワークWが搬送されてくると、作業者は搬送面上のワークWを左側に向けてスライド移動させ、第一載置面20上にワークWを搬入する。
作業者は、第一載置面20上にワークWが載置された搬送台車1を左側に向けて移動させ、図4(b)に示すように、第一載置面20が第一の工作機械4Aに対峙する位置で搬送台車1を停止させる。
そして、第一載置面20上のワークWを第一の工作機械4A側にスライド移動させて搬出し、ワークWを第一の工作機械4Aに投入する。このとき、図2(b)に示すように、第一載置面20の第一ストッパ21は、第一載置面20の内側から移動してきたワークWによって押し下げられるため、ワークWを外側に移動させることができる。
第一載置面20からワークWを搬出した後に、作業者は、搬送台車1を軌道5上で左側に向けて移動させ、図5(a)に示すように、第二載置面30が第二の工作機械4Bに対峙する位置で搬送台車1を停止させる。このとき、第二の工作機械4Bでは、既にワークWの加工が完了している。
作業者は、第二の工作機械4Bから払い出されたワークWを第二載置面30側にスライド移動させて、加工済みのワークWを第二載置面30に搬入する。このとき、図3(b)に示すように、第二載置面30の第二ストッパ31は、第二載置面30の内側から移動してきたワークWによって押し下げられるため、ワークWを第二載置面30上に移動させることができる。
なお、第二の工作機械4Bから搬送台車1にワークWを搬入するときに、図6(a)に示すように、作業者が作業手順を間違えて、第一載置面20にワークWを搬入しようとした場合には、第一ストッパ21にワークWが係止された状態となるため(図2(c)参照)、加工済みのワークWが第一載置面20に搬入されるのを防ぐことができる。
作業者は、図5(b)に示すように、第二載置面30上に加工済みのワークWが載置された搬送台車1を軌道5上で左側に移動させ、第二載置面30の左側の縁部を第二のコンベア3の右端部に連続させる。そして、第二載置面30上のワークWを左側に向けてスライド移動させ、第二のコンベア3の搬送面上にワークWを移動させる。このようにして第二のコンベア3の搬送面上に載置されたワークWは、第二のコンベア3によって次工程に搬送される。
なお、第二載置面30上に加工済みのワークWを載置した後に、図6(b)に示すように、作業者が作業手順を間違えて、第二載置面30から第三の工作機械4CにワークWを搬出しようとした場合には、第二ストッパ31にワークWが係止された状態となるため(図3(c)参照)、加工済みのワークWが第三の工作機械4Cに投入されるのを防ぐことができる。
以上のように、本実施形態の搬送台車1および搬送方法によれば、工作機械4A,4B,4Cから第一載置面20へのワークWの搬入は第一ストッパ21によって規制されるため(図6(a)参照)、加工済みのワークWは第二載置面30に載置されることになる(図5(a)参照)。そして、第二載置面30から工作機械4A,4B,4CへのワークWの搬出は第二ストッパ31によって規制されるため(図6(b)参照)、ワークWが重複して加工されるのを防ぐことができる。
また、図1に示すように、第一載置面20と第二載置面30とは中間壁部12によって仕切られており、第一載置面20に載置された未加工のワークWが第二載置面30に移動するのを防ぐことができる。したがって、搬送台車1に載置されたワークWの位置を見ることで、ワークWの加工状態を簡単に把握することができるため、未加工のワークWが次工程に搬送されるのを防ぐことができる。
このように、本実施形態の搬送台車1および搬送方法では、ワークの加工を確実に行うことができる。
また、図2および図3に示すように、アクチュエータや配管、配線などを用いていない簡単な構造の第一ストッパ21および第二ストッパ31によって、ワークWの搬入および搬出が規制されているため、搬送台車1の製造コストを低減することができる。
また、ワークWの搬出および搬入するときには、ワークWによって第一ストッパ21および第二ストッパ31を押し下げることができる。したがって、特別な操作を行うことなく第一ストッパ21および第二ストッパ31を出入させることができるため、作業性を向上させることができ、作業効率を高めることができる。そして、ワークWが第一ストッパ21および第二ストッパ31を通過した後には、第一ストッパ21および第二ストッパ31が確実に突出して、ワークWの搬入および搬出を規制することができる。
また、図4に示すように、搬送台車1は直線状の軌道5上を移動するため、搬送台車1を手押しで移動させたときに、第一載置面20および第二載置面30と各工作機械4A,4B,4Cとの位置関係を保つことができるため、作業性を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
例えば、ワークWの搬出および搬入を記載する第一ストッパとしては、図7(a)に示すように、第一載置面20に形成された穴部42に出入する突出部41bを有する第一ストッパ41を用いることもできる。
この第一ストッパ41の第一突出部41bは、穴部42の底部に設けられたコイルばね(弾性部材)41aによって付勢されることで、第一載置面20よりも上方に突出している。また、第一突出部41bの上端部において第一載置面20の内側(図7(a)の右側)の部位には、傾斜面が形成されている。
そして、図7(b)に示すように、第一載置面20の内側(図7(b)の右側)から外側(図7(b)の左側)に向けて移動したワークWによって、第一突出部41bの傾斜面が押されると、コイルばね41aが収縮し、第一突出部41bが穴部42内に押し下げられる。また、第一載置面20の外側から内側に向けてワークWが移動してきた場合には、第一突出部41bの側部にワークWの側面が当接し、第一突出部41bにワークWが係止される。
なお、図7に示す第一ストッパ41の傾斜面の向きを反対側(図7(a)の左側)に形成することで、第二載置面に設けられる第二ストッパを構成することができる。
また、図2に示す本実施形態の第一ストッパ21では、ねじりばねなどの弾性部材によって、第一ストッパ21が突出方向に付勢されているが、この弾性部材に代えて、図8に示す第一ストッパ51のように、軸受部51aを挟んで第一突出部51bの反対側となる位置にウェイト51cを設けることで、第一ストッパ51を突出方向に付勢することもできる。
この構成では、図8(b)に示すように、第一載置面20からワークWを搬出するときには、第一ストッパ51がワークWによって押し下げられる。そして、ワークWが第一ストッパ51上を通過すると、ウェイト51cの重量によって、第一ストッパ51が図8(b)の右回りに付勢され、第一ストッパ51全体が図8(b)の右回りに回転して、図8(a)に示すように、突出した状態に復帰する。
このように、図8に示す第一ストッパ51では、軸受部51aにウェイト51cが吊り下げられた状態の自重バランスによって、第一突出部51bの突出状態が維持されており、ワークWによって押し下げられた第一ストッパ51が復帰するときには、その自重で付勢されるため、第一ストッパ51の構造を簡略化することができる。
また、第一ストッパ51では、図8(a)に示すように突出した状態と、図8(b)に示すように押し下げられた状態との間の回動範囲を超えて、第一ストッパ51が回動しないように、ピン(図示せず)などの規制部材を設けることもできる。
なお、図8に示す第一ストッパ51の向きを反対側に配置することで、第二載置面に設けられる第二ストッパを構成することができる。
また、本実施形態では、図4(a)に示すように、搬送台車1の一方側に三台の工作機械4A,4B,4Cを配置しているが、工作機械の台数は限定されるものではなく、ワークWの加工時間の長短等により、複数のワークWを並行して加工するために必要な数に応じて、一台、二台または三台以上の工作機械を配置することができる。
また、本実施形態の搬送台車1は軌道5上を移動しているが、軌道5を設けることなく、搬送台車1が床面を直接走行するように構成してもよい。なお、本実施形態の搬送台車1では、図1に示すように、第一載置面20および第二載置面30において、工作機械側と反対側の縁部に縁壁部13が立設されているため、搬送台車1の向きを簡単に把握することができる。
また、図1の搬送台車1において、第一のコンベア2に接続される第一載置面20の開放側縁部および第二のコンベア3に接続される第二載置面30の開放側縁部に、各載置面20,30上に出入自在な落下防止ストッパ(図示せず)を設けてもよい。この構成では、搬送台車1の移動中に、各載置面20,30上に落下防止ストッパを突出させることで、各載置面20,30からワークWが落下するのを防ぐことができる。なお、落下防止ストッパは、手動で出入させてもよいが、各載置面20,30がコンベア2,3に接続されたときに、カムなどの連動機構によって落下防止ストッパが縮退するように構成してもよい。このようにすることで、落下防止ストッパにおいても、特別なアクチュエータや配管、配線を用いることなく、搬送台車1の構造を簡単にすることができる。また、落下防止ストッパは、各コンベア2,3に設けられていてもよい。
また、本実施形態では、第一載置面20および第二載置面30にワークWを直接置いているが、ワークWをパレット(図示せず)に支持させ、パレットと共にワークWを工作機械4A,4B,4C内に投入するように構成してもよい。
また、搬送台車1を図4(a)に示す各工作機械4A,4B,4Cに対峙する位置に停止させるための位置決め機構(図示せず)を搬送台車1または軌道5に設けることで、搬送台車1を移動させるときの作業性を向上させることもできる。
1 搬送台車
2 第一のコンベア
3 第二のコンベア
4A 第一の工作機械
4B 第二の工作機械
4C 第三の工作機械
5 軌道
5a レール部材
10 基台
11 車輪
12 中間壁部
13 縁壁部
20 第一載置面
21 第一ストッパ
21a 軸受部
21b 第一突出部
22 凹溝
30 第二載置面
31 第二ストッパ
31a 軸受部
31b 第二突出部
32 凹溝
S 加工システム
W ワーク

Claims (4)

  1. ワークが載置される第一載置面および第二載置面を有し、前記第一載置面と前記第二載置面とは壁部によって仕切られており、
    前記第一載置面および前記第二載置面の一方側に配置された工作機械に対して前記ワークを搬出および搬入する搬送台車であって、
    前記第一載置面には、前記工作機械への前記ワークの搬出を許容し、前記工作機械からの前記ワークの搬入を規制する第一ストッパが設けられ、
    前記第二載置面には、前記工作機械からの前記ワークの搬入を許容し、前記工作機械への前記ワークの搬出を規制する第二ストッパが設けられていることを特徴とする搬送台車。
  2. 前記第一ストッパは、弾性部材またはウェイトによって付勢されることで、前記第一載置面よりも上方に突出した第一突出部を有し、
    前記第一突出部は、前記第一載置面から前記工作機械に向けて移動する前記ワークによって前記第一載置面に押し込まれ、前記工作機械から前記第一載置面に向けて移動する前記ワークが係止され、
    前記第二ストッパは、弾性部材またはウェイトによって付勢されることで、前記第二載置面よりも上方に突出した第二突出部を有し、
    前記第二突出部は、前記工作機械から前記第二載置面に向けて移動する前記ワークによって前記第二載置面に押し込まれ、前記第二載置面から前記工作機械に向けて移動する前記ワークが係止されることを特徴とする請求項1に記載の搬送台車。
  3. 前記第一載置面および前記第二載置面は、軌道上を移動する基台に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の搬送台車。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載された搬送台車を用いたワークの搬送方法であって、
    前記第一載置面および前記第二載置面の一方側には複数の前記工作機械が配置されており、
    前記第一載置面上に前記ワークを載置する段階と、
    前記搬送台車を前記工作機械に隣接させる段階と、
    前記第一載置面上の前記ワークを前記工作機械に向けて搬出し、前記ワークを前記工作機械に投入する段階と、
    前記工作機械から払い出された前記ワークを前記第二載置面上に搬入する段階と、を備えていることを特徴とする搬送方法。
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