JP2904967B2 - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JP2904967B2
JP2904967B2 JP3206323A JP20632391A JP2904967B2 JP 2904967 B2 JP2904967 B2 JP 2904967B2 JP 3206323 A JP3206323 A JP 3206323A JP 20632391 A JP20632391 A JP 20632391A JP 2904967 B2 JP2904967 B2 JP 2904967B2
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雅巳 矢野坂
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

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  • Non-Mechanical Conveyors (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーツやワークを載せ
たパレットを、組立ライン中の各ステーションや、複数
の搬送ライン間に分岐させ搬送するための搬送装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種搬送装置の一つに特開昭5
6−117905号公報に開示されている技術がある。
この従来技術を図8および図9に示す。
【0003】これら図8および図9に示す従来のコンベ
ア装置1は、搬送方向に連設された複数台の搬送ユニッ
ト2と、搬送ユニット列の前側分岐手段14と、後側分
岐手段15とを備えて構成されている。そして、被搬送
物はキャリア3に搭載され、搬送ユニット2により搬送
されるようになっている。
【0004】前記搬送ユニット2は、枠体4と、これの
上部側に支持された上段案内手段4aと、枠体4の下部
側に支持された下段案内手段4bと、前記上段案内手段
4aおよび下段案内手段4bの支柱4cとを有して構成
されている。
【0005】前記上段案内手段4aは、搬送方向と直交
する方向に間隔をおいて2列配置されたチェーンコンベ
アと、この2列のチェーンコンベア間に設けられたリニ
アモータ6とを備えている。前記チェーンコンベアは、
電動機9に駆動連結された駆動スプロケットホイール7
と、被動スプロケットホイール8と、頂部にローラを設
けた山形のリンクを多数連結して形成されかつ前記駆
動,被動スプロケットホイール7,8間に掛け渡された
無端チェーン5とを有して構成されている。前記リニア
モータ6は、キャリア3を電機子とし、リニアモータ自
体を界磁として、パーツやワークを搭載しかつチェーン
コンベア上を滑走するキャリア3を加速させ、図9の矢
印方向に搬送するように構成されている。
【0006】前記下段案内手段4bは、搬送方向と直交
する方向に間隔をおいて2列配置されたローラ12と、
2列のローラ12間に配置されたリニアモータ13とを
有して構成されている。前記リニアモータ13も、キャ
リア3を電機子とし、リニアモータ自体を界磁として、
2列のローラ12上を滑走する空のキャリア3を加速さ
せ、図9の矢印方向に搬送するように構成されている。
【0007】前記前側分岐手段14は、下段案内手段4
bから空のキャリア3を受け取り、これをパーツやワー
クの供給位置まで上昇させ、この位置でキャリア3にパ
ーツやワークを搭載し、上段案内手段4aに送り出すよ
うに構成されている。
【0008】前記後側分岐手段15は、上段案内手段4
aより組立品の搭載されたキャリア3を受け取り、その
組立品を他の工程に分岐し、空のキャリア3を下降さ
せ、下段案内手段4bに引き渡すように構成されてい
る。
【0009】そして、前記従来のコンベア装置1では、
前記分岐手段14からパーツやワークを搭載したキャリ
ア3を最前列の上段案内手段4aに引き渡し、そのキャ
リア3を上段案内手段4aのチェーンコンベアにより搬
送するとともに、リニアモータ6により加速し、矢印a
で示す方向に3列の上段案内手段4aに順次搬送する。
これらの上段案内手段4aによりキャリア3を搬送する
間に、パーツやワークを加工し、または組み立てる。つ
いで、最後列の上段案内手段4aから後側分岐手段15
に加工品や組立品を搭載したキャリア3を引き渡し、後
側分岐手段15は加工品や組立品を次工程に送り出し、
空のキャリア3を矢印bで示す方向に下降させ、最前列
の下段案内手段4bに引き渡す。前記下段案内手段4b
では、2列のローラ12により空のキャリア3を受け取
って矢印cで示す方向に搬送し、かつリニアモータ13
により加速し、3列の下段案内手段4bに順次搬送し、
最後列の下段案内手段4bから前側分岐手段14に引き
渡す。前記前側分岐手段14では、空のキャリア3を受
け取り、パーツやワークを供給する位置まで、矢印dで
示す方向に上昇させ、キャリア3にパーツやワークを搭
載するようになっている。
【0010】一方、従来の搬送装置における分岐装置の
例としては、特開昭58−75457号公報および特開
昭59−39625号公報に開示されている技術があ
る。図10は特開昭58−75457号公報に記載の技
術を示し、図11は特開昭59−39625号公報に記
載の技術を示す。
【0011】その図10に示す従来の分岐装置16は、
リニアインダクションモータ(LIM)を利用したもの
で、互いに交差させて敷設されたレール17,18の交
差点に回転円盤19が設けられている。
【0012】前記レール17には、進行磁界発生コイル
20を配した固定子22が設けられている。また、レー
ル17上にはキャリア24が走行可能に載置されてい
る。
【0013】前記回転円盤19は、図10の矢印f方向
に往復回転し得るように設けられている。この回転円盤
19にも、進行磁界発生コイル21を配した固定子23
が設けられている。また、固定子23の周辺には、キャ
リア24の進入を検知するセンサ(図示省略)が配置さ
れている。
【0014】前記キャリア24の下部には、アルミ等の
良電導板からなる二次導体板(図示省略)が装着されて
いる。
【0015】この図10に示す分岐装置16では、レー
ル17に設けられた進行磁界発生コイル20に通電する
と、この進行磁界発生コイル20で作られる進行磁界
と、この進行磁界により二次導体板中に誘起する渦電流
との相互作用で推力が発生し、レール17上に載置され
たキャリア24が矢印e方向に走行する。
【0016】前記キャリア24が矢印e方向に走行し、
回転円盤19の近くまで移動すると、固定子23の周辺
に配置されたセンサによりキャリア24が検知され、二
次導体板にブレーキが掛かる方向に、進行磁界発生コイ
ル21に通電され、これによりキャリア24は回転円盤
19に設けられた固定子23内に位置決めされ、停止す
る。
【0017】前記キャリア24を回転円盤19の固定子
23内に位置決め完了後、キャリア24を矢印g方向に
分岐する場合は、回転円盤19を90°回転させ、つい
で回転円盤19に設けられた進行磁界発生コイル21に
通電し、励磁してキャリア24を発進させ、レール18
上にキャリア24を送り出し、方向転換を完了する。
【0018】前記キャリア24をレール18に送り出し
たのち、回転円盤19を次に走行して来るキャリアのた
めに所定の方向に回転させ、初期状態に戻しておく。
【0019】次に、図11に示す従来の分岐装置25で
は、LIMを利用してキャリア33を所定の方向に走行
させる主レール26と、この主レール26の前方でキャ
リア33を分岐させる分岐用レール27,28と、分岐
案内用レール31,32を有しかつ分岐点に設置された
ターンテーブル29とを備え構成されている。
【0020】前記ターンテーブル29は、回転軸30を
介して矢印h方向に回転し、実線で示す位置と、破線で
示す位置とに切り換えられるようになっている。
【0021】前記分岐案内用レール31は、ターンテー
ブル29が実線で示す位置に切り換えられたとき、主レ
ール26と分岐用レール27とを接続し、また前記分岐
案内用レール32は、ターンテーブル29が破線で示す
位置に切り換えられたときは、主レール26と分岐用レ
ール28とを接続するようになっている。
【0022】そして、この図11に示す分岐装置25で
は、LIMにより主レール26に沿ってキャリア33を
走行させ、そのキャリア33を分岐用レール27に分岐
するときは、矢印hで示すようにターンテーブル29を
実線で示す位置に回転させ、分岐案内用レール31を介
して主レール26と分岐用レール27とを接続し、前記
キャリア33を分岐案内用レール31を通って、矢印i
で示すように分岐用レール27に走行させる。また、前
記キャリア33を他の分岐用レール28に分岐するとき
は、矢印hで示すようにターンテーブル29を破線で示
す位置に回転させ、分岐案内用レール32を介して主レ
ール26と分岐用レール28とを接続し、前記キャリア
33を分岐案内用レール32を通って、矢印jで示すよ
うに分岐用レール28に走行させる。
【0023】なお、この図11に示す分岐装置25に組
み込まれているLIMの構造および作用は、図10に示
す分岐装置16のLIMと同様である。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記特開昭
56−117905号公報に記載のコンベア装置1で
は、組立ラインである上段案内手段4a、および空のキ
ャリア3を搬送するリターンラインである下段案内手段
4bにおいて、キャリア3の加速装置としてリニアモー
タ6,13を用いている。したがって、この種組立ライ
ンを含む搬送装置に要求される高速性、高精度位置決め
性のうちの、高速性は前記リニアモータによって実現可
能であるが、高精度位置決め性を実現するには、組立ラ
イン上にキャリアを検知するためのセンサと、位置決め
機構を設置しなければならない。その結果、高精度位置
決め性を実現するためには、設備費が嵩むという問題が
ある。
【0025】さらに、多種少量生産の組立ラインに用い
る搬送装置では、パーツやワークを載せるキャリアまた
はパレットを組立ライン中の任意の位置で停止させ、か
つ任意の位置で加減速させ、しかも複数のキャリアまた
はパレットをそれぞれ独立に駆動する必要がある。しか
し、前記従来のコンベア装置1では、組立ライン中でキ
ャリアまたはパレットを任意の位置で停止させたり、加
減速させたり、それぞれ独立に駆動することができない
問題もあった。
【0026】また、前記特開昭58−75457号公報
に記載の分岐装置は、工場内に多く採用されている平行
ライン、つまり搬送方向と交差する方向に複数の搬送ラ
インを平行に設置した搬送装置には、そのままでは適用
が困難であり、さらに多数の方向へキャリアやパレット
を分岐する用途には不向きである。
【0027】他方、前記特開昭59−39625号公報
に記載の分岐装置では、分岐案内用レール31,32
と、キャリア33間にガタを持たせる必要があり、搬送
ラインの精度が落ちる問題があり、また前記特開昭58
−75457号公報に記載の分岐装置と同様、キャリア
やパレットを多数の方向へ分岐するには不向きであると
いう問題がある。
【0028】本発明の目的は、組立ラインに用いて高速
性、高精度位置決め性とも満足でき、かつ複数のパレッ
トをそれぞれ独立に駆動でき、しかも設備費を大幅に削
減可能な搬送装置を提供することにある。
【0029】本発明の他の目的は、パレットを多数の方
向に分岐でき、しかもパレットを高速度で搬送し、かつ
高精度で位置決めして分岐し得る搬送装置を提供するこ
とにある。
【0030】前記目的を達成するため、本発明では第1
のパレット駆動装置をリニアステップモータにより構成
し、他のパレット駆動装置を機械的コンベアにより構成
している。
【0031】また、前記目的を達成するため、本発明で
はパーツやワークを載せたパレットの搬送ラインを、搬
送方向と交差する方向に複数列配置し、前記搬送ライン
列の途中に、搬送方向と交差する方向にパレットの分岐
ラインを設けるとともに、前記分岐ラインをリニアステ
ップモータにより構成している。
【0032】
【作用】本発明では、パーツやワークを載せたパレット
を組立ラインに沿って各ステーションに搬送する第1の
パレット駆動装置をリニアステップモータにより構成し
ている。前記リニアステップモータは、固定子とコイル
とを備え、パレットを可動子としている。したがって、
コイルに供給する電流を切り換えることにより、パレッ
トの搬送速度を任意に加減速でき、各パレットを組立ラ
イン中の各ステーションに対応する位置に高精度で位置
決めでき、しかも複数のパレットをそれぞれ独立に駆動
することができる。
【0033】さらに、本発明では第1のパレット駆動装
置以外のパレット駆動装置、つまりリターンラインの第
2のパレット駆動装置や分岐装置のパレット駆動装置
を、ベルトコンベアまたはチェーンコンベア等の機械的
コンベアにより構成している。これらの機械的コンベア
は、リニアステップモータに比較して廉価であるため、
設備費を大幅に削減することが可能となる。
【0034】また、本発明ではパレットの搬送ラインを
搬送方向と交差する方向に複数列配置し、搬送ライン列
の途中に、搬送方向と交差する方向にパレットの分岐ラ
インを設け、その分岐ラインをリニアステップモータに
より構成している。これにより、パレットを多数の方向
に分岐できるし、リニアステップモータの機能によりパ
レットを分岐位置まで高速度で搬送することができる。
【0035】また、本発明では搬送ラインと分岐ライン
とでパレットを直線的に受け渡しするようにしているの
で、曲線的に受け渡しする型式のように、パレットと分
岐ライン間にガタを設ける必要がなく、したがってパレ
ットを受け渡し位置に高精度に位置決めすることができ
る。
【0036】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図3は本発明搬送装置の一実施例を示すも
ので、図1は全体の平面図、図2は図1における組立ラ
イン中の第1のパレット駆動装置部分の搬送方向と直交
する方向の縦断拡大側面図、図3は同じく第1のパレッ
ト駆動装置の一部分の搬送方向に沿う縦断拡大正面図で
ある。
【0037】これら図1〜図3に示す搬送装置は、パー
ツやワークを載せるパレット35と、組立ライン36
と、パーツやワークの加工、組立を行う複数のステーシ
ョン43と、リターンライン44と、パレット35の分
岐装置47,49とを配備して構成されている。
【0038】前記組立ライン36は、断面凹字型のフレ
ーム37と、搬送方向と直交する方向に間隔をおいて配
置されかつフレーム37の上面に敷設された2本のレー
ル38と、2本のレール38間に設置された第1のパレ
ット駆動装置40とを備えて構成されている。前記レー
ル38は、所定の長さに切断された短尺のものを継なぎ
合わせて構成されている。前記第1のパレット駆動装置
40は、リニアステップモータにより構成されている。
前記リニアステップモータは、可動子であるパレット3
5と、パレット35の下方に設置された固定子41と、
この固定子41に取り付けられたコイル42とを有して
構成されている。前記可動子であるパレット35は、搬
送方向と直交する方向の両端部に取り付けられたブロッ
ク39を介して前記レール38に支持されており、パレ
ット35と固定子41間のエアギャップが一定になるよ
うに支持されている。前記コイル42は、電流制御部を
介して電源(いずれも図示省略)に接続されている。
【0039】前記ステーション43は、この実施例では
図1に示すように、2カ所設けられており、それぞれ組
立ライン36に沿って設けられている。各ステーション
43では、パレット35に設置されたパーツやワークの
加工,組立を行うようになっている。
【0040】前記リターンライン44は、組立ライン3
6のフレーム37と同様、断面凹字型のフレーム(図示
省略)と、搬送方向と直交する方向に間隔をおいて配置
されかつフレームの上面に敷設された2本のレール45
と、2本のレール45間に設置された第2のパレット駆
動装置46とを備えて構成されている。前記レール45
は、組立ライン40のレール38と同様、短尺のものを
継なぎ合わせて構成されている。前記第2のパレット駆
動装置46は、ベルトコンベアまたはチェーンコンベア
等の機械的コンベアにより構成されている。
【0041】一方の分岐装置47は、組立ライン36の
搬出側に設置されている。この分岐装置47は、組立ラ
イン36の搬送方向と直交する方向に長くかつ搬送方向
に間隔をおいて敷設された2本のレール48を備えてい
る。このレール48は、前記組立ライン36のレール3
8と同様、短尺のものを継なぎ合わせて構成されてい
る。そして、この分岐装置47は、組立ライン36の搬
出側でパレット35を受け取り、そのパレット35をレ
ール48に沿ってリターンライン44の搬入側へ移動さ
せ、加工されたパーツや組み立てられた製品を引き卸し
たのち、空のパレット35をリターンライン44に送り
出すように構成されている。
【0042】他方の分岐装置49は、リターンライン4
4の搬出側に設置されている。この分岐装置49は、リ
ターンライン44の搬送方向と直交する方向に長くかつ
搬送方向に間隔をおいて敷設された2本のレール50を
備えている。このレール50も、組立ライン36のレー
ル38と同様、短尺のものを継なぎ合わせて構成されて
いる。しかして、この分岐装置49はリターンライン4
4から空のパレット35を受け取り、そのパレット35
にパーツやワークを載せたのち、組立ライン36の搬入
側に移動させ、組立ライン36に送り出すように構成さ
れている。
【0043】次に、前記搬送装置の動作について説明す
る。まず、パーツやワークを載せたパレット35を分岐
装置49により組立ライン36の搬入側に送り出し、そ
のパレット35を組立ライン36のレール38および第
1のパレット駆動装置40に引き渡す。
【0044】ここで、前記パレット35はレール38に
より固定子41との間に一定のエアギャップを有して支
持される。また、前記第1のパレット駆動装置40は可
動子であるパレット35と、固定子41と、コイル42
とを有するリニアステップモータにより構成されてい
る。そこで、可動子であるパレット35は、コイル42
に通電されると、組立ライン36に沿って図1の矢印k
方向に搬送される。そして、パレット35の搬送途中で
コイル42に供給する電流を変化させ、パレット35の
搬送速度を加速し、最初のステーション43にパレット
35が近づいたとき、パレット35の搬送速度を減速
し、ついで最初のステーション43の位置でコイル42
への通電を遮断し、前記ステーション43に対応する位
置にパレット35を位置決めして停止させる。
【0045】前記最初のステーション43の位置でパレ
ット35を停止させたのち、このステーション43によ
りパレット35に載置されたパーツやワークの加工また
は組立を行う。
【0046】前記最初のステーション43の位置で所定
の加工や組立を行ったのち、前述の動作を繰り返し、パ
レット35を次のステーション43に搬送する。
【0047】以上のように、この実施例では組立ライン
36の第1のパレット駆動装置40をリニアスイッチモ
ータにより構成したことにより、コイル42に供給する
電流を切り換えることによって、パレット35の搬送速
度を加減速でき、またステーション43に対応する位置
にパレット35を高精度で位置決めでき、しかも複数の
パレット35をそれぞれ独立に駆動することができる。
【0048】最終のステーション43で加工や組立を行
ったのち、加工されたパーツや組み立てられた製品を載
せてパレット35を組立ライン36から分岐装置47に
送り出す。
【0049】前記分岐装置47は、組立ライン36から
加工されたパーツや組み立てられた製品を載せたパレッ
ト35を受け取り、そのパレット35を図1に矢印mで
示すように、リターンライン44の搬入側の位置まで移
動させ、パレット35から前記パーツや製品を引き卸
す。ついで、分岐装置47は空のパレット35をリター
ンライン44に送り出す。
【0050】前記リターンライン44は、分岐装置47
から空のパレット35を受け取り、そのパレット35を
機械的コンベアで構成された第2のパレット駆動装置4
6により図1の矢印n方向に搬送し、分岐装置49に引
き渡す。
【0051】前記分岐装置49は、リターンライン44
から空のパレット35を受け取り、そのパレット35に
パーツやワークを載せたのち、図1に矢印oで示すよう
に、組立ライン36の搬入側の位置に移動させ、組立ラ
イン36に送り出す。
【0052】以上の動作により、パーツやワークの加工
または組立、加工されたパーツや組み立てられた製品の
引き卸し、空のパレット35の搬送、パレット35への
パーツやワークの載置まで1ストロークを終了する。
【0053】前述のごとく、この実施例ではリターンラ
イン44の第2のパレット駆動装置46を既往の機械的
コンベアで構成しているので、設備費を大幅に削減する
ことが可能となる。
【0054】また、この実施例ではパレット35を常に
レール38,48,45,50上に支持して移動させる
ようにしているので、パレットの剛性を大きくするため
の特別な構造、パレットをレールから抜き出すための機
構、またはパレットをレール間に入り込ませるための機
構を必要とせず、省略することができる。
【0055】なお、この実施例において、組立ライン3
6を搬送方向と直交する方向に複数列配置し、各組立ラ
インに対応させてステーション43を配置してもよい。
【0056】次に、図4〜図6は本発明搬送装置の他の
実施例を示すもので、図4は分岐用レールを1個配置し
た実施例を示す平面図、図5は図4の正面図、図6は図
4の動作説明図である。
【0057】これら図4〜図6に示す実施例では、平面
から見て一方の側に搬送ライン51,52,53が平行
に配置され、他方の側に搬送ライン54,55,56が
平行に配置されている。前記一方の搬送ライン51〜5
3の列と、他方の搬送ライン54〜56の列間には、所
定幅の空間57が設けられている。また、前記搬送ライ
ン51,54、搬送ライン52,55、および搬送ライ
ン53,56は、一直線上に設置されている。
【0058】前記搬送ライン51〜53の列と搬送ライ
ン54〜56の列間の空間57には、これら搬送ライン
51〜56の搬送方向と直交する方向に、分岐ライン5
8が設けられている。この分岐ライン58は、これの搬
送方向と直交する方向に間隔をおいて敷設された2本の
レール59と、2本のレール59間に設けられたリニア
ステップモータ60と、2本のレール59上に載置され
た分岐用レール63とを備えて構成されている。
【0059】前記リニアステップモータ60は、分岐ラ
イン58の搬送方向に間隔をおいて多数配列された固定
子61と、各固定子61内に設けられた進行磁界発生コ
イル62と、分岐用レール63の下面に取り付けられた
二次導体板(図示省略)とを有して構成され、分岐レー
ル63を任意の位置に移動させ得るようになっている。
【0060】前記分岐用レール63は、前記搬送ライン
51〜53の列と搬送ライン54〜56の列とを接続し
得る長さに形成され、かつ各搬送ライン51〜56の幅
と同じ幅に形成されている。この分岐用レール63は、
前記レール59上に支持されている。
【0061】前記搬送ライン51〜56は、パーツやワ
ークを載せたパレット64を所定の方向に搬送し、分岐
ライン58は同パレット64を搬送ライン51〜56の
うちの任意の搬送ラインに分岐するようになっている。
【0062】次に、図4〜図6に示す搬送装置の動作に
ついて説明する。例えば、図4に示すように、パレット
64を搬送ライン51から搬送ライン56に分岐する場
合は、分岐ライン58のリニアステップモータ60によ
り分岐用レール63を搬送ライン51の搬出側に対応す
る位置に移動させる。ついで、搬送ライン51によりパ
レット64を分岐ライン58の方向に搬送し、そのパレ
ット64を分岐ライン58の分岐用レール63に送り出
す。
【0063】前記分岐用レール63が搬送ライン51か
らパレット64を受げ取ったとき、分岐ライン58のリ
ニアステップモータ60により分岐用レール63を搬送
ライン56の搬入側の位置に移動させ、この位置でパレ
ット64を分岐用レール63から搬送ライン56に分岐
する。ついで、前記パレット64を搬送ライン56によ
り搬送する。
【0064】以上のような動作により、この実施例では
図6から分かるように、1つの搬送ラインから他の5つ
の搬送ラインにパレット64を分岐でき、したがって合
計30通りにパレット64を分岐することが可能とな
る。
【0065】また、この実施例では分岐ライン58をリ
ニアステップモータ60により構成しているので、高速
度で分岐させることができる。さらに、この実施例では
分岐用レール63を直線的に移動させ、この分岐用レー
ル63と搬送ライン51〜56にパレット64を直線的
に移動させて分岐するようにしているので、曲線状のレ
ールを用いる型式の分岐装置のように、レールとパレッ
ト間にガタを設ける必要がなく、したがってパレット6
4を高精度に位置決めして分岐することができる。
【0066】ついで、図7は図4〜図6の実施例に対す
る別の実施例を示す平面図である。この図7に示す実施
例では、分岐ライン58に、分岐用レール63が2個配
置されている。
【0067】しかして、この実施例では搬送ライン51
〜56のうちの、ある搬送ラインから他の搬送ラインに
パレット64を分岐するとき、2つの分岐用レール63
のうちの最も近い位置にある分岐用レール63を移動さ
せ、その分岐用レール63を使ってパレット64を分岐
する。したがって、分岐動作をより一層スピードアップ
させることができる。
【0068】さらに、この実施例では2つの分岐用レー
ル63を干渉させないように制御したうえで、2つの分
岐用レール63を同時に使用して分岐することも可能で
ある。
【0069】なお、図4〜図6、および図7に示す実施
例において、搬送ラインは6個以上でもよく、また空間
57をはさんでその両側に配置されている搬送ラインが
ずれていてもよい。さらに、搬送ライン列を斜めに横切
る方向に、分岐ライン58を設けてもよい。
【0070】また、本発明では前記図1〜図3に示す組
立ライン36を複数列配置し、これの搬送方向と交差す
る方向に図4〜図6や図7に示す分岐ライン58を設け
てもよい。このようにすれば、各組立ライン36のリニ
アステップモータで構成された第1のパレット駆動装置
40によりパレットをステーション43に高速度で搬送
し、かつ高精度で位置決めできる外、各組立ライン36
にパレットを高速度で分岐することができるので、より
一層作業能率を向上させることが可能となる。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明ではパーツやワー
クを載せたパレットを組立ラインに沿って搬送する第1
のパレット駆動装置を、リニアステップモータにより構
成しているので、前記パレットを高速度で搬送でき、か
つ高精度で位置決めでき、しかも複数のパレットをそれ
ぞれ独立に駆動し得る効果があり、また前記第1のパレ
ット駆動装置以外のパレット駆動装置を、機械的コンベ
アにより構成しているので、設備装費を大幅に削減し得
る効果もある。さらに、本発明ではパーツやワークを載
せたパレットの搬送ラインを、搬送方向と交差する方向
に複数列配置し、搬送ライン列の途中に、搬送方向と交
差する方向にパレットの分岐ラインを設け、この分岐ラ
インをリニアステップモータにより構成しているので、
パレットを多数の方向に分岐でき、かつ分岐位置まで高
速度で搬送でき、しかもパレットを高精度で位置決めし
て分岐し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1の実施例における組立ライン部分の縦断拡
大側面図である。
【図3】図1の実施例における組立ラインの一部分の縦
断拡大正面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す平面図である。
【図5】図4に示す実施例の正面図である。
【図6】図4に示す実施例の動作説明図である。
【図7】図4に示す実施例に対する別の実施例の平面図
である。
【図8】従来のコンベア装置を示す平面図である。
【図9】図8に示すコンベア装置の中央縦断正面図であ
る。
【図10】従来の分岐装置を示す平面図である。
【図11】従来の他の分岐装置を示す平面図である。
【符号の説明】
35 パレット 36 搬送装置の組立ライン 40 リニアステップモータで構成された組立ライン
の第1のパレット駆動装置 43 ステーション 44 搬送装置のリターンライン 46 機械的コンベアで構成されたリターンラインの
第2のパレット駆動装置 47 分岐装置 49 分岐装置 51〜56 搬送ライン 58 分岐ライン 60 リニアステップモータ 64 パレット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 54/02 B65G 61/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーツやワークを載せたパレットを組立
    ラインに沿って各ステーションに搬送する第1のパレッ
    ト駆動装置と、前記パレットをリターンラインに沿って
    搬送する第2のパレット駆動装置と、前記組立ラインと
    リターンラインや他の工程との間でパレットを分岐して
    受け渡しを行う分岐装置とを備えた搬送装置において、前記分岐装置は空きパレットを受け取りパーツやワーク
    を載せて組立ラインに流す分岐装置とペレットからパー
    ツやワークを引き卸してリターンラインに空きパレット
    を流す分岐装置とにより構成され、 前記第1のパレット駆動装置をリニアステップモータに
    より構成し、他のパレット駆動装置を機械的コンベアに
    より構成したことを特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】 パーツやワークを載せたパレットの搬送
    ラインを、これの搬送方向と交差する方向に複数列配置
    し、前記搬送ライン列の途中に、搬送方向と交差する方
    向にパレットの分岐ラインを設けるとともに、前記分岐
    ラインをリニアステップモータにより構成したことを特
    徴とする搬送装置。
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