JP2009039802A - フィレットロール加工装置及びフィレットロール加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置構成を簡略化して装置コストを低減することのできるフィレットロール加工装置を提供する。
【解決手段】アッパーアーム11とロワーアーム13を開閉自在としてピン部又はジャーナル部をフィレットローラ10と把持ローラ12とで挟み込むクランプ状態又は挟み込みを開放するアンクランプ状態とするアーム開閉機構部14と、アッパーアーム及びロワーアームをフレーム15に対して吊り下げて支持させる揺動自在なアーム支持部材31を有したアーム支持機構部16と、アーム支持部材に係合してこのアーム支持部材を揺動不可能にするロック位置とアーム支持部材に非係合してこのアーム支持部材を揺動可能にするアンロック位置とに渡り回動自在とされるロックアーム部材41を有し、このロックアーム部材を前記アーム開閉機構部の動作に連動させてロック位置とアンロック位置とに回動自在とするロック機構部18と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、クランクシャフトのピン部またはジャーナル部のフィレット溝を加工するフィレットロール加工装置及びフィレットロール加工方法に関する。
例えば、自動車などのエンジンを構成する部品のうちクランクシャフトには大きな負荷が掛かることから疲労破壊しないように、クランクピンやクランクジャーナルの隅部に形成されたフィレット溝に超鋼やハイス材からなるフィレットローラを数KN以上の押圧力で押し付け、クランクシャフトを回転させながらロール加工(塑性加工)することにより、フィレット溝に圧縮残留応力を与えるフィレットロール加工がなされている(例えば、特許文献1等に記載)。
ピン部のフィレットロール加工時には、フィレットローラを先端に有したアッパーアームと、ピン部を前記フィレットローラとで挟み込む把持ローラを先端に有したロワーアームとからなる一対のアームを、クランクシャフトの回転に応じて連れ回す必要があることから、アームをフレームに対して揺動自在に支持するアーム支持機構が必要である。また、フィレットロール加工待機時には、アッパーアームとロワーアームを開いたアンクランプ状態で待機させておく必要があるため、そのアンクランプ状態を保持させるためのアーム姿勢保持機構が必要となる。さらには、アッパーアームとロワーアームを開閉させるアーム開閉機構も必要となる。
特開昭62ー79957号公報
このように、フィレットロール加工装置には、複数の機構部が必要であるため、多数のシリンダなどからなるアクチュエータや配管、配線類が必要となる。そのため、フィレットロール加工装置の機構が複雑となり高コストになる。
そこで、本発明は、装置構成を簡略化して装置コストを低減することのできるフィレットロール加工装置及びフィレットロール加工方法を提供することを目的とする。
本発明のフィレットロール加工装置は、フィレットローラを先端部に設けたアッパーアームと、クランクシャフトのピン部又はジャーナル部を前記フィレットローラとで挟み込む把持ローラを先端部に設けたロワーアームと、前記アッパーアームと前記ロワーアームの他端部に取り付けられ、これらアームを開閉自在として前記ピン部又はジャーナル部を前記フィレットローラと前記把持ローラとで挟み込むクランプ状態又は挟み込みを開放するアンクランプ状態とするアーム開閉機構部と、前記アッパーアーム及び前記ロワーアームをフレームに対して吊り下げて支持させる揺動自在なアーム支持部材を有したアーム支持機構部と、前記アーム支持部材に係合してこのアーム支持部材を揺動不可能にするロック位置とアーム支持部材に非係合してこのアーム支持部材を揺動可能にするアンロック位置とに渡り回動自在とされるロックアーム部材を有し、このロックアーム部材を前記アーム開閉機構部の動作に連動させてロック位置とアンロック位置とに回動自在とするロック機構部と、を備える。
本発明のフィレットロール加工装置によれば、アクチュエータの数を減らして装置構成を簡略化することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態は、自動車エンジンの一部を構成するクランクシャフトのフィレット溝をフィレットロール加工するフィレットロール加工装置に、本発明を適用した例である。
[フィレットロール加工装置の構成]
図1はフィレットロール加工装置のユニット全体を示す平面図、図2はクランクシャフトの正面図、図3はフィレットロール加工装置の正面図、図4は図3のA−A線矢視図、図5は図3のB線矢視図、図6は退避位置にあるフィレットロール加工装置の正面図、図7はクランプ位置にあるフィレットロール加工装置の正面図である。
本実施の形態のフィレットロール加工装置は、クランクシャフトのピン部またはジャーナル部の隅部に形成されたフィレット溝をフィレットロール加工することにより圧縮残留応力を発生させて当該クランクシャフトの疲労強度を向上させる装置である。この装置は、図1に示すように、クランクシャフト1をクランプし且つ回転させるワーククランプ回転機構部2に隣接して設けられ、ベッド3上に設けられた前後スライド機構部4と左右スライド機構部5により、フィレットロール加工装置6をクランクシャフト1に対して接近離反させると共に軸方向に移動させるように構成されている。
フィレットロール加工装置6は、例えば4気筒エンジン用、6気筒エンジン用、或いは車種により数種類の形態のクランクシャフト1があるため、それらに応じて加工できるように複数設けられている。図1では、フィレットロール加工装置6をクランクシャフト1の軸方向に所定間隔で5つ配列させた構成としている。
クランクシャフト1には、図2に示すように、フロントシャフト部7と同軸上にジャーナル部8が5個所設けられると共に、そのフロントシャフト部7に偏心した位置にピン部9が4個所設けられている。かかるクランクシャフト1は、4気筒エンジンに使用されるもので、フロントシャフト部7が設けられるフロント側(向かって右側)が従動側とされ、リア側(向かって左側)がトランスミッション側とされる。
ピン部9は、フロント側からリア側に向かってそれぞれ1番ピン、2番ピン、3番ピン、4番ピンとされ、ジャーナル部8も同様に、フロント側からリア側に向かってそれぞれ1番ジャーナル、2番ジャーナル、3番ジャーナル、4番ジャーナルとされる。これらピン部9、ジャーナル部8及びフロントシャフト部7のフィレット溝9a、8a、7aは、全て本実施の形態のフィレットロール加工装置でフィレットロール加工を行う。
フィレットロール加工装置6は、図3に示すように、フィレットローラ10を先端部に設けたアッパーアーム11と、クランクシャフト1のピン部9又はジャーナル部8を前記フィレットローラ10とで挟み込む把持ローラ12を先端部に設けたロワーアーム13と、アッパーアーム11とロワーアーム13の他端部に取り付けられ、これらアーム11,13を開閉自在として前記ピン部9又はジャーナル部8を前記フィレットローラ10と前記把持ローラ12とで挟み込むクランプ状態又は挟み込みを開放するアンクランプ状態とするアーム開閉機構部14と、アッパーアーム11とロワーアーム13をフレーム15に対して吊り下げて支持させる揺動自在なアーム支持部材31を有したアーム支持機構部16と、アッパーアーム11とロワーアーム13をアンクランプ状態に保持させるアンクランプ保持機構部17と、アーム支持部材31に係合してこのアーム支持部材31を揺動不可能にするロック位置とアーム支持部材31に非係合してこのアーム支持部材31を揺動可能にするアンロック位置とに渡り回動自在とされるロックアーム部材41を有し、このロックアーム部材41を前記アーム開閉機構部14の動作に連動させてロック位置とアンロック位置とに回動自在とするロック機構部18と、から構成される。
フィレットローラ10は、アッパーアーム11の先端部に取り付けられたフィレットローラカセット19に回転可能に設けられている。把持ローラ12は、ロワーアーム13の先端部に取り付けられた把持ローラカセット20に回転可能に設けられている。かかる把持ローラ12は、フィレットローラ10をピン部9、ジャーナル部8及びフロントシャフト部7の反対側から支えるようになっている。
アーム開閉機構部14は、図3から図5に示すように、アッパーアーム11とロワーアーム13を開閉自在とする駆動部であるクランプシリンダ21と、クランプシリンダ21のボディ22に取り付けられ、アッパーアーム11を連結するアッパージョイント23と、アッパーアーム11に固定されるピン27と、アッパージョイント23に形成された前記ピン27を挿通ガイドする長孔42とにより前記アッパージョイント23を前記アッパーアーム11に連結させる連結手段と、クランプシリンダ21のロッド24先端に連結ネジ25で固定され、ロワーアーム13にヒンジピン29で連結されるロワージョイント26と、からなる。
アッパージョイント23は、クランプシリンダ21のボディ22にボルトなどにより取り付けられており、アッパーアーム11を連結手段で連結させている。連結手段は、アッパーアーム11の基端側部に固定されたピン27と、このピン27を挿通ガイドさせるアッパージョイント23に形成された長孔42と、からなる。この長孔42にピン27が挿通ガイドされることにより、前記アッパーアーム11が前記アッパージョイント23に対して連結される。
また、アッパージョイント23とアッパーアーム11の基端側部には、これらの間に弾性部材である引っ張りバネ43が掛けられている。引っ張りバネ43は、一端部をアッパージョイント23に係止させ、他端部をアッパーアーム11の基端側部に係止させており、クランプシリンダ21が動作してアッパーアーム11とロワーアーム13が閉じて行く過程でアッパーアーム11をアーム閉じ方向に付勢する。この引っ張りバネ43の作用については、フィレットロール加工装置6によるフィレット加工説明時に詳述する。
ロワージョイント26は、クランプシリンダ21のロッド24にロワーアーム13を取り付けるための連結部材で、ヒンジピン29をその先端側部とロワーアーム13の基端部に貫通させている。ヒンジピン29とロワーアーム13との結合部分には、ロワージョイント26に対してロワーアーム13を回動可能とするための軸受け30が設けられている。
このように構成されたアーム開閉機構部14においては、クランプシリンダ21のロッド24をボディ22内へと没すると、図3及び図4に示すように、アッパーアーム11及びロワーアーム13の先端部に設けたフィレットローラ10と把持ローラ12が共にクランクシャフト1から離れアームがアンクランプ状態となる。
一方、クランプシリンダ21のロッド24をボディ22から突出させると、ロッド24先端に連結されたロワージョイント26に押されてロワーアーム13の基端部が図3中下方へ押され、ロワーアーム13の先端部に設けた把持ローラ12がクランクシャフト1に接近する。把持ローラ12がクランクシャフト1のピン部9又はジャーナル部8に接触するとそれ以上回転できないから、今度は、アッパーアーム11が回転して先端部に設けたフィレットローラ10を前記把持ローラ12とでピン部9又はジャーナル部8を挟み込む。このアーム開閉機構部14によるアームの開閉動作に関しては、後述するものとする。
アーム支持機構部16は、フレーム15に揺動自在に吊り下げて取り付けられた2本のアーム支持部材31と、これらアーム支持部材31の先端側部に前記アッパーアーム11及びロワーアーム13をぶら下げ且つこれらアームの開閉支点となるアーム支持開閉支持ピン32と、からなる。
アーム支持部材31は、フレーム15の天板部15aを挟んでその両側にそれぞれその長手方向を垂直に向けて配置されると共に、天板部15aの上を横切るようにして設けられた連結部材33により基端部同士が連結されている。各アーム支持部材31は、天板部15aの側面に固定された支持ピン34にその基端側部を回動自在に取り付けられ、この支持ピン34を中心として揺動自在とされている。アーム支持部材31の先端側には、アッパーアーム11及びロワーアーム13をぶら下げ且つこれらアームの開閉支点となるアーム支持開閉支持ピン32が取り付けられている。
アーム支持開閉支持ピン32は、アッパーアーム11とロワーアーム13の長手方向中央付近に取り付けられたアーム連結部材35、36とアーム支持部材31の先端側部を貫通させて取り付けられている。アッパーアーム11及びロワーアーム13は、このアーム支持開閉支持ピン32によりフレーム15に対してぶら下げられると共に、このアーム支持開閉支持ピン32を中心として相互に開閉自在とされている。なお、アーム支持開閉支持ピン32の位置は、アッパーアーム11及びロワーアーム13が前記したアーム開閉機構部14が取り付けられる基端側部にバランス的に重くなる位置に設定される。
アンクランプ保持機構部17は、フレーム15に固定された固定ピン37と、アッパーアーム11及びロワーアーム13にそれぞれ取り付けられた固定ピン受け部38,39と、を有し、前記固定ピン受け部38、39で前記固定ピン37を挟み込むことでアームのアンクランプ状態を保持させる。
固定ピン37は、フレーム15の天板部15aの両側に設けられた垂直板部15b間に固定されている。固定ピン37は、垂直板部15bの略中央高さ位置にその両端部を植立させる円柱形状のピンからなる。固定ピン受け部38、39は、固定ピン37を受ける部位を略V字形状としたブロックとして形成され、アッパーアーム11とロワーアーム13の対向位置にそれぞれ固定されている。これら固定ピン受け部38、39で固定ピン37を上下方向から挟み込むことで、前記アッパーアーム11及びロワーアーム13のアンクランプ状態を保持させることができる。
ロック機構部18は、フレーム15に対して基端部を回動自在に取り付けられたロックアーム部材41と、このロックアーム部材41の先端側部に設けられ、前記アーム支持部材31の基端部に形成された(実際には2つのアーム支持機構部16を連結する連結部材33に形成された)穴部40に挿脱されるロックピン44と、フィレットローラ10と把持ローラ12とでピン部9又はジャーナル部8を挟み込むクランプ状態となった時に、前記アーム開閉機構部14の動作に連動して作動し前記ロックアーム部材41を跳ね上げて前記ロックピン44を前記穴部40から引き抜く跳ね上げアーム部材45と、からなる。
ロックアーム部材41は、フレーム15に設けられた軸48に回動自在にその基端部を取り付け、該フレーム15の天板部15a上でその先端部をこの天板部15aに接近させる方向と離れる方向に回動自在とされる。
ロックピン44は、ロックアーム部材41の先端側部に設けられ、前記アーム支持部材31の基端部に形成された穴部40に挿脱される。このロックピン44が穴部40に挿入されることで、フレーム15に対してアーム支持部材31が揺動不可能となる。一方、ロックピン44が穴部44から引き抜かれることで、フレーム15に対してアーム支持部材31が揺動可能となる。
また、このロックピン44の前方には、前記ロックアーム部材41の回動停止位置を規制するためのストッパーピン49が設けられている。ストッパーピン49は、ロックアーム部材41の先端部に、天板部15aに向けて設けられている。このストッパーピン49は、ロックアーム部材41が閉じたときに、該天板部15aに接触してそれ以上ロックアーム部材41が回動するのを阻止する。
また、このロックアーム部材41と天板部15aには、ロックアーム部材41をアンロック位置からロック位置に復帰させる復帰手段が設けられている。復帰手段は、一端部をロックアーム部材41に固定し、他端部を天板部15aに固定させた引っ張りバネ56からなる。この引っ張りバネ56は、ロックピン44が穴部40から引き抜かれたアンロック位置とされた状態からロックピン44が穴部40に挿入されてロックされた位置へと復帰させるのに用いられると共に、ロック状態を維持させる機能を持つ。
跳ね上げアーム部材45は、前記したアッパージョイント23に基端部を固定させ、前記アーム開閉機構部14の動作に連動して作動する。この跳ね上げアーム部材45は、その先端部が上方に屈曲され、その屈曲した先端にロックアーム部材41に接触してこのロックアーム部材41を跳ね上げるローラ55が設けられている。ローラ55は、ロックアーム部材41の先端部に設けられた軸57に対して回動自在とされている。
かかる跳ね上げアーム部材45は、クランプシリンダ21の動作に連動してアッパージョイント23と共に昇降動し、その先端部に設けたローラ55を前記ロックアーム部材41に接触させながらこのロックアーム部材41を回動させる。この跳ね上げアーム部材45によりロックアーム部材41を回動操作させて該ロックアーム部材41をロック位置とアンロック位置とに回動自在とする動作については、後述のフィレットロール加工装置6によるフィレット加工説明時に詳述する。
なお、前記跳ね上げアーム部材45の回動範囲には、前記フレーム15の天板部15aとの接触を防止し該跳ね上げアーム部材45の先端部を上方に臨ませる切欠部58が形成されている。
このように構成されたフィレットロール加工装置6には、アーム開確認センサ46と、アーム閉確認センサ47と、が設けられている。
アーム開確認センサ46は、アッパーアーム11の基端部に取り付けられたセンサ取付け部材50に設けられ、ロワーアーム13の基端部に設けられたアーム開被検出部51を検出する。このアーム開確認センサ46がアーム開被検出部51を検出すると、アームが開状態のアンクランプ状態にあると判断する。
アーム閉確認センサ47は、アッパーアーム11の先端寄りの位置に取り付けられたセンサ取付け部材52に設けられ、クランクシャフト1のピン部9又はジャーナル部8をクランプした時に相対向するロワーアーム13に取り付けられたアーム閉被検出部53を検出してアームの閉状態を確認する。アーム閉被検出部53は、ロワーアーム13に取り付けられた被検出部取付け部材54に設けられている。このアーム閉確認センサ47がアーム閉被検出部53を検出すると、アームが閉状態のクランプ状態にあると判断する。
以上のように構成されたフィレットロール加工装置6は、前後スライド機構部4によりクランクシャフト1に対して接近離反されるようになっている。前後スライド機構部4は、前後スライドテーブル59上に固定した前後スライドレール60の上にフレーム15を載せ、前後スライド用シリンダ61でフィレットロール加工装置6を前記スライドレール60に沿ってスライドさせることにより、クランクシャフト1に対してフィレットロール加工装置6を接近離反させる。
なお、前後スライド機構部4には、フィレットロール加工装置6がクランプ位置にスライドされたことを検出するためのクランプ位置検出センサ62及びその被検出部63と、フィレットロール加工装置6がクランクシャフト1から離れた退避位置にあることを検出する退避位置検出センサ64及びその被検出部65とが設けられている。図6は、フィレットロール加工装置6の退避位置を示し、図7は、フィレットロール加工装置6のクランプ位置を示している。
「フィレット加工動作」
次に、上述のように構成されたフィレットロール加工装置6によるクランクシャフト1のピン部9またはジャーナル部8のフィレット加工動作について説明する。図7から図20はフィレットロール加工装置6の動作図である。
先ず、クランクシャフト1をワーククランプ回転機構部2にセットする。ワーククランプ回転機構部2では、チャッキング機構によってクランクシャフト1がチャッキングされる。
次に、このクランクシャフト1に対してフィレットロール加工装置6を、前後スライド機構部4及び左右スライド機構部5により位置出しを行う。すなわち、左右スライド機構部5によりフィレットロール加工装置6を、クランクシャフト1のクランク軸方向にスライドさせてフィレット加工位置に移動させる。また、前後スライド機構部4によりフィレットロール加工装置6を、図6の退避位置から図7のクランプ位置までスライドさせる。
そして、フィレットロール加工装置6がクランプ位置に位置決めされたところで、アーム開閉機構部14のクランプシリンダ21を作動させ、ロッド24をクランプシリンダ21のボディ22から突出させる。すると、このロッド24の先端に連結ネジ25で固定されたロワージョイント26が下方に押され、このロワージョイント26にヒンジピン29で連結されたロワーアーム13の基端部を下方へ押し込む。すると、ロワーアーム13は、図8に示すように、アーム支持機構部16のアーム支持部材31に軸支されたアーム支持開閉支持ピン32を回転中心として回転し、先端部に設けられた把持ローラ12をクランクシャフト1のピン部9に接近させる。
このとき、ロワーアーム13に取り付けられた固定ピン受け部39による前記固定ピン37に対する挟み込みが解除されるが、アーム支持部材31はロック機構部18により揺動不可能なロックされた状態にあるため、クランクシャフト1とロワーアーム13の位置関係が大きくずれることなくアーム閉じ動作が続けられる。ロワーアーム13のアーム閉じ動作中は、アッパーアーム11は、その自重により固定ピン受け部38を前記固定ピン37に載せた状態を保持し回転しない状態を維持する。
前記ピン部9に把持ローラ12が接触すると、ロワーアーム13がそれ以上回転できなくなるため、今度は、アッパーアーム11が回転し始める。すなわち、アッパーアーム11は、アッパージョイント23との間に取り付けられた引っ張りバネ43によりこのアッパージョイント23の上昇と共にその基端部も上昇して行き、前記アーム支持開閉支持ピン32を中心としてその先端部をピン部9に接近させるように回転する。このアッパーアーム11の回転により、該アッパーアーム11に取り付けられた固定ピン受け部38が固定ピン37から離れるが、アーム支持部材31はロック機構部18により揺動不可能なロックされた状態にあるため、クランクシャフト1とアッパーアーム11の位置関係が大きくずれることなくアーム閉じ動作が続けられる。
そして、アッパーアーム11の先端部に設けられたフィレットローラ10がクランクシャフト1のピン部9に接触すると、仮クランプ状態となる。図8はピン部を仮クランプしたときのフィレットロール加工装置の状態を示し、図9はピン部を仮クランプしたときのアーム開閉機構部の状態を示す。仮クランプ状態では、アッパーアーム11に固定されたピン27は、アッパージョイント23に形成された長孔42の上端42aに接して位置している。なお、仮クランプ状態は、アーム閉確認センサ47で検出される。図10は、クランクシャフト1のジャーナル部8が仮クランプされた状態を示す。
前記仮クランプ状態からさらにクランプシリンダ21のロッド24が下方に伸びると、アッパーアーム11の先端部に設けられたフィレットローラ10がピン部9に接触した状態にあるため、前記アッパーアーム11はそれ以上回転しない。そのため、ロッド24が下方へさらに伸びるのに伴いアッパージョイント23も図11に示すようにクランプシリンダ21と共に上方に上昇して行く。アッパージョイント23が上昇することで、このアッパージョイント23とアッパーアーム11との間に掛けられた引っ張りバネ43が、図12に示すように伸びる。この引っ張りバネ43が伸びることで、アーム閉じ方向への付勢力がアッパーアーム11に加わる。そして、アッパーアーム11の基端部に固定されたピン27がアッパージョイント23に形成された長孔42の下端42bに当接すると本クランプ状態となり、ピン部9のクランプ動作が完了する。
この一方、クランプシリンダ21のロッド24が下方へ伸びると、アッパージョイント23に取り付けられた跳ね上げアーム部材45もこのアッパージョイント23と共に上昇して行く。図8に示す仮クランプ状態になると、フレーム15の天板部15aに形成された切欠部58から跳ね上げアーム部材45の先端部に設けられたローラ55が上方に突出する。そして、この仮クランプ状態から図11の本クランプ状態までの間で、前記跳ね上げアーム部材45のローラ55が前記ロックアーム部材41に接触し、このロックアーム部材41を前記フレーム15に設けられた軸48を回動支点としてアンロック位置へと跳ね上げて行く。
このロックアーム部材41が跳ね上げアーム部材45によって跳ね上げられると、アーム支持部材31の基端部に形成された穴部40からロックピン44が引き抜かれ、アーム支持部材31はフレーム15に対して揺動可能となり、ロック状態が解除される。図13は、ジャーナル部8をクランプしたフィレットロール加工装置6の本クランプ状態を示す。
このように、ピン部9の本クランプ完了とアーム支持部材31のロック解除が完了したらフィレットロール加工を開始する。以下、ピン部9にフィレットロール加工を行う例として説明する。先ず、ワーククランプ回転機構部2を作動してクランクシャフト1を回転させる。
すると、ピン部9は、クランクシャフト1のクランプ軸芯と偏芯した位置にあるため、そのクランプ軸芯回りに回転する。したがって、このピン部9をフィレットローラ10と把持ローラ12とで挟み込んだアッパーアーム11及びロワーアーム13は、図14から図20に示すように、フレーム15に軸支された支持ピン34を回転中心として揺動するアーム支持部材31に吊り下げられた状態で前記ピン部9に連れ回りして回転する。
図14は、クランクシャフト1が45度回転したときのアーム姿勢状態を示す。図15は、クランクシャフト1が90度回転したときのアーム姿勢状態を示す。クランクシャフト1が90度回転した位置では、アッパーアーム11とロワーアーム13がほぼ平行な状態となる。図16は、クランクシャフト1が135度回転したときのアーム姿勢状態を示す。図17は、クランクシャフト1が180度回転したときのアーム姿勢状態、図18はクランクシャフト1が225度回転したときのアーム姿勢状態、図19はクランクシャフト1が270度回転したときのアーム姿勢状態を示す。クランクシャフト1が270度回転した位置では、アッパーアーム11とロワーアーム13がほぼ平行な状態となる。図20は、クランクシャフト1が315度回転したときのアーム姿勢状態を示す。
そして、アッパーアーム11とロワーアーム13が図11に示す初期位置に戻ってアームの1回転が終了する。この動作をフィレットロールに必要な回転数だけクランクシャフト1を回転させることで、ピン部9にフィレットロール加工を行う。前後スライド機構部4のスライドシリンダと、アーム開閉機構部14のクランプシリンダと、ロック機構部18のロックシリンダと、フィレットロールの動作タイミングについては、図21のタイミングチャートに示す。
そして、ピン部9のフィレットロール加工が終了したら今度は、ロック機構部18を動作させてクランプシリンダ21のロッド24をボディ22内に没し、前記したクランプ動作の逆の動作を行わせる。これにより、跳ね上げアーム部材45が下降することでロックアーム部材41が元のロック位置へと戻り、このロックアーム部材41に設けられたロックピン44がアーム支持部材31の基端部に形成した穴部40に挿入され、前記アーム支持部材31が揺動不可能にロックされる。
さらに、ロッド24のボディ22内への引き込みにより、アッパーアーム11及びロワーアーム13が次第に開いて行き、フィレットローラ10と把持ローラ12とによるピン部9の把持状態を開放する。このアーム開動作時においては、アーム支持部材31が揺動不可能なロック状態にあるため、固定ピン37と固定ピン受け部38、39との位置関係が大きくずれることなくアームの開き動作が続けられる。
そして、固定ピン受け部38、39で固定ピン37が挟み込まれると、図7に示すアンクランプ状態に戻る。アンクランプ状態は、アーム開確認センサ46で検出される。次に、前後スライド機構部4を作動させてフィレットロール加工装置6を図6の退避位置に戻してピン部9のフィレットロール加工を終了する。ジャーナル部8をフィレット加工する場合は、ピン部9と同様の動作を行うことでジャーナル部8をフィレット加工することができる。
「本実施の形態による効果」
以上のようにして構成されたフィレットロール加工装置によれば、アーム支持部材を揺動不可能にするロック位置と揺動可能にするアンロック位置とに渡り回動自在とされるロックアーム部材41を、アーム開閉機構部14の動作に連動させてロック位置とアンロックとに回動自在とするロック機構部18を備えているので、ロックアーム部材41を回動させるための動力源として前記アーム開閉機構部14の動力を使用することができる。
また、本実施の形態によれば、アーム開閉機構部14の動作に連動して作動する跳ね上げアーム部材45でロックアーム部材41を跳ね上げてロックピン44をアーム支持部材31の基端部に形成された穴部40から引き抜くようにしたロック機構部18を備えているので、このロックアーム部材41を回動させるための専用のアクチュエータが不要となり、それに伴うアクチュエータ作動用ソレノイドバルブ、作動限確認用センサ等も不要で、これらの購入費、配管及び配線工事費等のコストを低減することができる。
また、本実施の形態によれば、アッパーアーム11とロワーアーム13が閉じて行く過程でアッパーアーム11を閉じ方向に付勢する弾性部材である引っ張りバネ43をアッパージョイント23とアッパーアーム11の基端側部とに掛けて設けたので、この引っ張りバネ43の付勢力でアッパーアーム11をアーム閉じ方向に付勢させることができ、ピン部9又はジャーナル部8をより強くクランプさせることができる。
また、本実施の形態によれば、跳ね上げアーム部材45の先端部にローラ55を設けたので、このローラ55が回転することで前記ロックアーム部材41を跳ね上げる際の抵抗を低減させることができる。
また、本実施の形態によれば、ロックアーム部材41をアンロック位置からロック位置に復帰させる復帰手段である引っ張りバネ56を有しているので、このロックアーム部材41をアンロック位置からロック位置に確実に復帰させることができる。
また、本実施の形態によれば、フレーム15に跳ね上げアーム部材45の先端部を臨ませる切欠部58を形成したので、跳ね上げアーム部材45のフレーム15に対する接触が防止される。
本発明のフィレットロール加工方法によれば、アーム開閉機構部14の動力を使用してアーム支持部材を揺動不可能にロックすることも揺動可能にアンロックさせることもできる。
以上、本発明を適用した具体的な実施の形態について説明したが、本発明は、上述の実施の形態に制限されることなく種々の変更が可能であることは言うまでもない。
アッパーアーム11とアッパージョイント23を連結させる連結手段の変形例として、例えば図22に示すように、前述した実施の形態(図4参照)とは異なり、アッパージョイント23にピン27を固定し、このピン27を挿通ガイドさせる長孔42をアッパーアーム11に形成するようにしても同様の作用効果が得られる。
フィレットロール加工装置のユニット全体を示す平面図である。 クランクシャフトの平面図である。 フィレットロール加工装置の正面図である。 図3のA−A線矢視図である。 図3のB線矢視図である。 退避位置にあるフィレットロール加工装置の正面図である。 クランプ位置にあるフィレットロール加工装置の正面図である。 フィレットロール加工装置によるフィレット加工動作を示し、ピン部の仮クランプ状態を示す図である。 図8の状態時におけるアーム開閉機構部を示す図である。 フィレットロール加工装置によるフィレット加工動作を示し、ジャーナル部の仮クランプ状態を示す図である。 フィレットロール加工装置によるフィレット加工動作を示し、ピン部の本クランプ状態を示す図である。 図11の状態時におけるアーム開閉機構部を示す図である。 フィレットロール加工装置によるフィレット加工動作を示し、ジャーナル部の本クランプ状態を示す図である。 フィレットロール加工装置によるフィレット加工動作を示し、クランクシャフトが45度回転したときのアーム姿勢状態を示す図である。 フィレットロール加工装置によるフィレット加工動作を示し、クランクシャフトが90度回転したときのアーム姿勢状態を示す図である。 フィレットロール加工装置によるフィレット加工動作を示し、クランクシャフトが135度回転したときのアーム姿勢状態を示す図である。 フィレットロール加工装置によるフィレット加工動作を示し、クランクシャフトが180度回転したときのアーム姿勢状態を示す図である。 フィレットロール加工装置によるフィレット加工動作を示し、クランクシャフトが225度回転したときのアーム姿勢状態を示す図である。 フィレットロール加工装置によるフィレット加工動作を示し、クランクシャフトが270度回転したときのアーム姿勢状態を示す図である。 フィレットロール加工装置によるフィレット加工動作を示し、クランクシャフトが315度回転したときのアーム姿勢状態を示す図である。 前後スライド機構部のスライドシリンダと、アーム開閉機構部のクランプシリンダと、ロック機構部のロックシリンダと、フィレットロールの動作タイミングを示すタイミングチャートである。 アーム開閉機構部の他の構成例を示す図である。
符号の説明
1…クランクシャフト
2…ワーククランプ回転機構部
3…ベッド
4…前後スライド機構部
5…左右スライド機構部
6…フィレットロール加工装置
8…ジャーナル部
9…ピン部
10…フィレットローラ
11…アッパーアーム
12…把持ローラ
13…ロワーアーム
14…アーム開閉機構部
15…フレーム
16…アーム支持機構部
17…アンクランプ保持機構部
18…ロック機構部
21…クランプシリンダ
23…アッパージョイント
26…ロワージョイント
31…アーム支持部材
32…アーム支持開閉支持ピン
34…支持ピン
37…固定ピン
38,39…固定ピン受け部
40…穴部
41…ロックアーム部材
42…長孔
43…引っ張りバネ(弾性部材)
44…ロックピン
45…跳ね上げアーム部材
55…ローラ
56…引っ張りバネ(復帰手段)
58…切欠部

Claims (10)

  1. フィレットローラを先端部に設けたアッパーアームと、
    クランクシャフトのピン部又はジャーナル部を前記フィレットローラとで挟み込む把持ローラを先端部に設けたロワーアームと、
    前記アッパーアームと前記ロワーアームの他端部に取り付けられ、これらアームを開閉自在として前記ピン部又はジャーナル部を前記フィレットローラと前記把持ローラとで挟み込むクランプ状態又は挟み込みを開放するアンクランプ状態とするアーム開閉機構部と、
    前記アッパーアーム及び前記ロワーアームをフレームに対して吊り下げて支持させる揺動自在なアーム支持部材を有したアーム支持機構部と、
    前記アーム支持部材に係合してこのアーム支持部材を揺動不可能にするロック位置とアーム支持部材に非係合してこのアーム支持部材を揺動可能にするアンロック位置とに渡り回動自在とされるロックアーム部材を有し、このロックアーム部材を前記アーム開閉機構部の動作に連動させてロック位置とアンロック位置とに回動自在とするロック機構部と、を備えた
    ことを特徴とするフィレットロール加工装置。
  2. 請求項1に記載のフィレットロール加工装置であって、
    前記ロック機構部は、
    前記フレームに対して基端部を回動自在に取り付けられたロックアーム部材と、
    前記ロックアーム部材の先端側部に設けられ、前記アーム支持部材の基端部に形成された穴部に挿脱されるロックピンと、
    前記フィレットローラと前記把持ローラとで前記ピン部又はジャーナル部を挟み込むクランプ状態となった時に、前記アーム開閉機構部の動作に連動して作動し前記ロックアーム部材を跳ね上げて前記ロックピンを前記穴部から引き抜く跳ね上げアーム部材と、からなる
    ことを特徴とするフィレットロール加工装置。
  3. 請求項2に記載のフィレットロール加工装置であって、
    前記アーム開閉機構部は、
    前記アッパーアームと前記ロワーアームを開閉自在とする駆動源となるクランプシリンダと、
    前記クランプシリンダのボディに取り付けられ、前記アッパーアームを連結するアッパージョイントと、
    前記アッパージョイント又は前記アッパーアームの何れかにピンを固定し、他方に前記ピンを挿通ガイドさせる長孔を形成して、前記アッパージョイントに前記アッパーアームを連結させる連結手段と、
    前記クランプシリンダのロッド先端に連結固定され、前記ロワーアームにピンで連結されるロワージョイントと、からなる
    ことを特徴とするフィレットロール加工装置。
  4. 請求項3に記載のフィレットロール加工装置であって、
    前記アッパージョイントに前記跳ね上げアーム部材が取り付けられ、前記クランプシリンダの動作に連動してこの跳ね上げアーム部材が昇降動して前記ロックアーム部材を回動自在とする
    ことを特徴とするフィレットロール加工装置。
  5. 請求項4に記載のフィレットロール加工装置であって、
    前記クランプシリンダが動作して前記アッパーアームと前記ロワーアームが閉じて行く過程で、前記アッパーアームを閉じ方向に付勢する弾性部材を、前記アッパージョイントと前記アッパーアームの基端側部とに掛けて設けた
    ことを特徴とするフィレットロール加工装置。
  6. 請求項5に記載のフィレットロール加工装置であって、
    前記弾性部材の付勢力で前記アッパーアームを閉じ方向に回動させて行く過程で、前記ピンが前記長孔の端部に当接したときをクランプ状態の完了時とする
    ことを特徴とするフィレットロール加工装置。
  7. 請求項2から請求項6の何れか一つに記載のフィレットロール加工装置であって、
    前記跳ね上げアーム部材の先端部に、前記ロックアーム部材に接触してこのロックアーム部材を跳ね上げるローラを設けた
    ことを特徴とするフィレットロール加工装置。
  8. 請求項2から請求項7の何れか一つに記載のフィレットロール加工装置であって、
    前記ロックアーム部材をアンロック位置からロック位置に復帰させる復帰手段を備えた
    ことを特徴とするフィレットロール加工装置。
  9. 請求項2から請求項8の何れか一つに記載のフィレットロール加工装置であって、
    前記フレームに、前記跳ね上げアーム部材の先端部を臨ませる切欠部を設けた
    ことを特徴とするフィレットロール加工装置。
  10. アッパーアームの先端部に設けたフィレットローラと、ロワーアームの先端部に設けた把持ローラとで、クランクシャフトのピン部又はジャーナル部を挟み込んだ状態で該クランクシャフトを回転させながらフレームに対して揺動自在に取り付けられたアーム支持部材に支持させたアッパーアーム及びロワーアームを前記ピン部又はジャーナル部に連れ回りさせながらロール加工するフィレットロール加工方法において、
    前記フィレットローラと前記把持ローラとで前記ピン部又はジャーナル部を挟み込む状態を開放するアンクランプ状態の時には、アーム開閉機構部の動作に連動するロック機構部により前記アーム支持部材を揺動不可能にロックし、
    前記フィレットローラと前記把持ローラとで前記ピン部又はジャーナル部を挟み込むクランプ状態の時には、アーム開閉機構部の動作に連動するロック機構部により前記アーム支持部材を揺動可能にアンロックさせる
    ことを特徴とするフィレットロール加工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015168022A (ja) * 2014-03-06 2015-09-28 日産自動車株式会社 加工装置および加工方法
CN108581702A (zh) * 2018-05-31 2018-09-28 上汽大众汽车有限公司 曲柄连杆颈去毛刺机构

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