JPH09155492A - マニプレータ用アタッチメント着脱装置及びマニプレータ用アタッチメントの着脱システム - Google Patents

マニプレータ用アタッチメント着脱装置及びマニプレータ用アタッチメントの着脱システム

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JPH09155492A
JPH09155492A JP34534295A JP34534295A JPH09155492A JP H09155492 A JPH09155492 A JP H09155492A JP 34534295 A JP34534295 A JP 34534295A JP 34534295 A JP34534295 A JP 34534295A JP H09155492 A JPH09155492 A JP H09155492A
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Application number
JP34534295A
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English (en)
Inventor
Tomio Shimizu
富夫 清水
Hajime Soejima
肇 副島
Takahiko Abe
孝彦 阿部
Shigenobu Sakabe
重信 坂部
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Japan Casting and Forging Corp
Mitsubishi Nagasaki Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Japan Casting and Forging Corp
Mitsubishi Nagasaki Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 マニプレータのクランプジョーへのアタッチ
メントの着脱作業を自動的に行うようにして、アタッチ
メントの着脱作業時間の短縮化と着脱作業の安全性を図
る。 【解決手段】 マニプレータaの一対のクランプジョー
cの内側に装着される上下一対のアタッチメントdの着
脱及び保持する着脱保持レバー4を正逆回動自在に設
け、着脱保持レバーの下部側にアタッチメントdを支持
する支持受部4fを設け、着脱保持レバーの上部側にア
タッチメントのロックレバー5をロック解除状態に押圧
する押圧片4dを設け、着脱保持レバーを外側に向けて
回動させる重り4eを設けた。また、金型収容ライン
に、マニプレータ用アタッチメント着脱装置を搬出入自
在に収容するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鍛造物をマニプ
レータで掴んでプレス機で加圧成形する技術に関連した
技術に係り、特に、マニプレータのクランプジョーへの
アタッチメントの着脱作業を自動的にできるマニプレー
タ用アタッチメント着脱装置、及びこのマニプレータ用
アタッチメント着脱装置を金型収容ラインを利用して搬
出入してアタッチメントの着脱作業の自動化を図るよう
にしたマニプレータ用アタッチメントの着脱システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マニプレータの先端部のクランプ
に比較的小型のクランプアタッチメントを装着する場合
には、マニプレータの先端部のクランプの内側に一体的
に取付けられているジョーにアタッチメントを装着し、
ジョーとアタッチメントを挿通するように連結ピンを挿
し込んで両者を一体的になるように連結し、又これを取
り外す場合には、連結ピンを引き抜いて両者の連結を解
除している。
【0003】ところで、鍛造物をマニプレータで掴んで
プレス機で加圧成形する作業においては、プレス機で使
用する金型を適宜交換する必要があり、このため、プレ
ス機の近くには、プレス機で交換して使用される複数の
金型を各々搬出入自在に収容する金型収容ラインが設け
られていて、この金型収容ラインを利用してプレス機の
金型の自動交換が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
マニプレータにおける連結ピンによるアタッチメントと
クランプジョーの連結及び解除作業は、非常に面倒であ
った。即ち、アタッチメントは重量があるため、作業員
が抱えて作業することができず、その取扱いにはアタッ
チメントを吊り上げるクレーンが必要となり、クレーン
を使用してのアタッチメントのクランプジョーへの取り
付け及び取り外し作業に時間と手間がかかり非常に面倒
であった。
【0005】また、この連結及び解除作業は安全性の面
でも問題があった。即ち、重量のあるアタッチメントを
取り付け又は取り外す場合、クレーンでアタッチメント
を吊って作業を行っているが、バランスを崩すと重量の
あるアタッチメントが落下して、その下方で作業を行う
作業員が事故に遭遇する危険があった。
【0006】この発明は、上記のような課題に鑑み、そ
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、マニプレータのクランプジョーへのア
タッチメントの着脱作業を自動的に行うようにして、ア
タッチメントの着脱作業時間の短縮化と着脱作業の安全
性を図ることのできるマニプレータ用アタッチメント着
脱装置を提供することにあり、また、このマニプレータ
用アタッチメント着脱装置を金型収容ラインを利用して
搬出入してアタッチメントの着脱作業の自動化を図るこ
とのできるマニプレータ用アタッチメントの着脱システ
ムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1のマニプレータ用アタッチメント着脱装
置に係る発明は、マニプレータのクランプジョーの左右
幅間隔より少し広く間隔を開けてその左右に、上記一対
のクランプジョーの内側に装着される上下一対のアタッ
チメントをその自重により着脱及びこれを保持する着脱
保持レバーを互いに向き合うようにして設け、左右の各
着脱保持レバーを互いに向き合う内側方向に正逆回動自
在に設け、下側のアタッチメントの両側の支持受け面を
支持して上下のアタッチメントを保持する支持受部を、
左右の各着脱保持レバーの下部側に互いに向き合う内側
に向けて各々設け、上下のアタッチメントの側面に設け
られクランプジョーの側面の係止溝にバネの付勢力で係
止してロックするロックレバーを上記アタッチメントが
上記支持受部で支持された位置でバネの付勢力に抗して
ロック解除状態に押圧する押圧片を、左右の各着脱保持
レバーの上部側に互いに向き合う内側に向けて各々設
け、左右の各着脱保持レバーをアタッチメントの非装着
状態で互いに外側に向けて回動させる回動作動子を左右
の各着脱保持レバーに各々設けた手段よりなるものであ
る。ここで、回動作動子は重り又はバネからなってもよ
い。
【0008】また、請求項4のマニプレータ用アタッチ
メントの着脱システムに係る発明は、プレス機の近くに
設置され該プレス機で交換して使用される複数の金型を
各々搬出入自在に収容する金型収容ラインに、マニプレ
ータ用アタッチメント着脱装置を搬出入自在に収容し、
マニプレータのアタッチメント着脱時に、上記金型収容
ラインから上記マニプレータ用アタッチメント着脱装置
をマニプレータの軌道上まで搬出して待機させ、マニプ
レータを該マニプレータのクランプジョーの口を開けた
状態で上記マニプレータ用アタッチメント着脱装置の待
機位置まで移動して、上記マニプレータ用アタッチメン
ト着脱装置によりマニプレータのクランプジョーへのア
タッチメントの装着又はマニプレータのクランプジョー
からのアタッチメントの取り外しを行い、アタッチメン
トの着脱完了後に、上記マニプレータ用アタッチメント
着脱装置を金型収容ラインに搬入して収容するようにし
た手段よりなるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に記載の発明の実施の
形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。
【0010】〔実施の形態−1〕ここで、図1はアタッ
チメント着脱装置の正面図、図2はアタッチメント着脱
装置の側面図、図3はアタッチメント着脱装置の台座及
び支持盤の平面図、図4はアタッチメント着脱装置の台
座及び支持盤の正面図、図5はアタッチメント着脱装置
の台座及び支持盤の側面図、図6(A)はアタッチメン
ト着脱装置の着脱保持レバーの平面図、同図(B)はア
タッチメント着脱装置の着脱保持レバーの背面図、同図
(C)はアタッチメント着脱装置の着脱保持レバーの側
面図、同図(D)は同図(B)のA−A矢視図、図7
(A)はアタッチメントの側面図、同図(B)はアタッ
チメントの正面図である。
【0011】図において、マニプレータ用のアタッチメ
ント着脱装置1は、マニプレータaのクランプジョー
c,cへのアタッチメントd,dの装着又はマニプレー
タaのクランプジョーc,cからのアタッチメントd,
dの取り外しを、自動的にしかも短時間に人手をかける
ことなく安全に行うことができる特徴を備えている。
【0012】マニプレータaの先端部には軸周りに正逆
回転自在し開閉する一対のクランプb,bが取り付けら
れており、この一対のクランプb,bの内側にはクラン
プジョーc,cがそれぞれ装着されている。比較的小型
のアタッチメントd,dはこのクランプジョーc,cの
内側に着脱自在に装着されるものであり、この発明に係
るアタッチメント着脱装置1によって、アタッチメント
d,dの着脱が自動的に行われるのである。
【0013】平面からみて横に長方形状の台座2が設け
られ、該台座2の左右には間隔を開けて左右一対の支持
盤3,3が立設して形成されている。左右の支持盤3,
3の間隔は、マニプレータaの先端部に取り付けられた
一対のクランプb,bの内側にそれぞれ装着されたクラ
ンプジョーc,cの左右幅間隔よりも少し広くなってい
る。
【0014】左右一対の支持盤3,3の上面の前後方向
両端には、後述の着脱保持レバー4,4を回動自在に軸
支する軸受け3a,3aがそれぞれ形成されている。ま
た、左右一対の支持盤3,3の上面の各外方側にはスト
ッパー台3b,3bがそれぞれ設けられている。各スト
ッパー台3b,3bは、着脱保持レバー4,4が後述の
回動作動子としての例えば重り4e,4eによってそれ
ぞれ外側に回動、つまり図1で、右側の着脱保持レバー
4が時計回りに、又左側の着脱保持レバー4が反時計回
りに、それぞれ必要以上に回動するのを阻止するもので
ある。
【0015】左右一対の支持盤3,3の上面には、着脱
保持レバー4,4が互いに向かい合ってその向かい合う
内側に向けて回動自在に設けられている。左右の着脱保
持レバー4,4は、アタッチメントd,dの重量を利用
して、上下のアタッチメントd,dの左右側面にそれぞ
れ設けられている後述の上下のロックレバー5,5を開
閉して、クランプジョーc,cへのアタッチメントd,
dの着脱を行うものである。更に、左右の着脱保持レバ
ー4,4は、装着前又は取り外した後の上下のアタッチ
メントd,dをアタッチメント着脱装置1に保持する機
能を果たすものである。
【0016】左右の着脱保持レバー4,4は互いに向か
い合う内側方向に回動できるようになっている。即ち、
左右の着脱保持レバー4,4の回動軸の軸芯方向は平行
になっており又アタッチメント着脱装置1の前後方向に
向いている。また、左右の着脱保持レバー4,4の回動
軸の両端側は各支持盤3,3の上面両端にそれぞれ形成
された上記軸受け3a,3aに回動自在に軸支されてい
る。
【0017】左右の着脱保持レバー4,4には、回動軸
が内部を挿通する円筒状の回動筒4a,4aがそれぞれ
設けられ、各回動筒4a,4aの外側周面には複数のア
ーム4b,4b,4c,4cが間隔を開けて平行にしか
も外側周面に対して直角に突設されている。各アーム4
b,4cは回動軸のほぼ直角な二半径方向にそれぞれ延
設されている。
【0018】このうち、アーム4b,4bは内側に向け
て延設され、その先端側は内側方向にそれぞれ折曲さ
れ、折曲された複数アーム4b,4bの先端には押圧片
4d,4dがそれぞれ横設されている。この押圧片4
d,4dは着脱保持レバー4,4の上部側に設けられて
いる。なお、上記のアーム4b,4bはその後端側がア
ーム4c,4cと同様に外側向きに形成されていて、そ
の後端には後述の回動作動子としての重り4e,4eが
横設してある。
【0019】左右の着脱保持レバー4,4のアーム4
c,4cは上記アーム4b,4bの両側に形成され外側
に向けて延設され、その後端側の端部には、左右の各着
脱保持レバー4をアタッチメントdの非装着状態で互い
に外側に向けて回動させる回動作動子としての重り4
e,4eがそれぞれ横設されている。なお、アーム4
c,4cは回動筒4aを挟んでその反対側に一部突出し
ており、この突出するアーム4c,4cの内側間には例
えばローラーからなる支持受部4fが回転自在に軸支さ
れている。この支持受部4fは着脱保持レバー4の下部
側に設けられている。上記押圧片4dはこの支持受部4
fの上方側に位置することになる。
【0020】左右の着脱保持レバー4,4のアーム4
c,4cに軸支された支持受部4f,4fは、下側のア
タッチメントdの左右両側の下面に形成された後述の支
持受け面6,6を係止して支持し、クランプジョーc,
cに装着する前の上下のアタッチメントd,d、或いは
クランプジョーc,cから取り外した上下のアタッチメ
ントd,dを、左右の着脱保持レバー4,4によって保
持させる機能を果たすものである。
【0021】左右の着脱保持レバー4,4のアーム4
b,4bの先端に横設された上記押圧片4d,4dは、
後述の上下のロックレバー5,5に直接当接して押圧す
る部分で、水平方向に横長に形成されていて、ロックレ
バー5,5に当接する横長の表面は平面に形成され、又
その上下端側はそれぞれテーパー面に形成されていて、
上下のロックレバー5,5に当接して押圧し易いように
形成されている。
【0022】左右の各着脱保持レバー4,4をアタッチ
メントdの非装着状態で互いに外側に向けて回動させる
回動作動子としての重り4e,4eが左右の着脱保持レ
バー4,4のアーム4c,4cの後端に横設されてお
り、この横設された回動作動子としての重り4e,4e
によって、着脱保持レバー4,4には自然な状態で該着
脱保持レバー4,4を後端の重り4e,4e側の方向つ
まり外側に向けて回動させる回転モーメントが常時作用
している。
【0023】即ち、回動作動子としての重り4eは図1
の右側の着脱保持レバー4を時計回り方向に回動させる
方向に作用し、また回動作動子としての重り4eは図1
の左側の着脱保持レバー4を反時計回り方向に回動させ
る方向に作用する。回動作動子としての重り4e,4e
による回転モーメントによってそれぞれ外側方向に回動
させられる左右の着脱保持レバー4,4は、上記のスト
ッパー台3b,3bによって、必要以上の回動は阻止さ
れている。
【0024】上記アタッチメント着脱装置1によって、
マニプレータaの先端側に設けられた一対のクランプジ
ョーc,cの内側に着脱される上下一対のアタッチメン
トd,dには、その左右両側面にクランプジョーc,c
に係止してロックされるロックレバー5,5がそれぞれ
設けられている。
【0025】上下一対のアタッチメントd,d及び該ア
タッチメントd,dに設けられているロックレバー5,
5は、上下対称になっている。ロックレバー5,5は、
上下一対のアタッチメントd,dの左右両側面中央に形
成されたセンタリングストッパー6a,6aの内側に設
けられている。
【0026】各ロックレバー5は、アタッチメントdの
センタリングストッパー6aの内側に水平に取り付けら
れた取付け軸5a、クランプジョーc,cの左右側面に
形成された係止溝7に係止してロックするレバー係止片
5b、捻じりバネ5c、受けローラー5dなどから構成
されている。
【0027】取付け軸5aは円柱形を有しアタッチメン
トdのセンタリングストッパー6aの内側に水平に取り
付けられ、その両端はセンタリングストッパー6aの両
側のアタッチメント内部に軸支されている。この取付け
軸5aにレバー係止片5bが上下回りに回動自在に軸支
されている。このうち、上側のアタッチメントdに取り
付けられるレバー係止片5bはその下部側が取付け軸5
aに軸支され、また、下側のアタッチメントdに取り付
けられるレバー係止片5bはその上部側が取付け軸5a
に軸支されている。
【0028】レバー係止片5bは側面からみて略H型の
形状を有しており、つまり、真ん中部分が水平に形成さ
れ、その水平部分の両側が上下に延設されていて、クラ
ンプジョーcの係止溝7に係止する側のレバー係止片5
bの先端側は直角に折曲されてロックツメ5eが形成さ
れており、上側のクランプジョーcの係止溝7の下面又
は下側のクランプジョーcの係止溝7の上面に当接して
引っ掛けて係止されるようになっている。
【0029】上記の取付け軸5aはレバー係止片5bの
H型の上側に延設された両側部分の間を水平方向に挿通
しており、このレバー係止片5bの上側に延設された両
側部分の内側の取付け軸5aの外周にはコイル状の捻じ
りバネ5cが取り付けられている。
【0030】捻じりバネ5cはレバー係止片5bをクラ
ンプジョーcの側面の係止溝7側に常時付勢する方向に
バネの向きがなっており、この捻じりバネ5cによっ
て、上下のクランプジョーc,cの係止溝7,7に係止
されたレバー係止片5b,5bのロックツメ5e,5e
はそのロック状態が外れることはない。
【0031】上記受けローラー5dは取付け軸5aを挟
んで上記のロックツメ5eと反対側となるレバー係止片
5bの端部に取り付けられている。つまり、上側のアタ
ッチメントdのレバー係止片5bの下端側、又は下側の
アタッチメントdのレバー係止片5bの上端側に、受け
ローラー5dは設けられている。
【0032】受けローラー5dは上記の着脱保持レバー
4の押圧片4dが当接して押圧される部分であり、着脱
保持レバー4の押圧片4dが捻じりバネ5cのバネ力に
打ち勝って、この受けローラー5dを介してレバー係止
片5bのロックツメ5eをクランプジョーcの係止溝7
から退出させる機構になっている。受けローラー5dは
ロックツメ5eよりも取付け軸5aに近い位置に取り付
けられていて、ロックツメ5eを係止溝7から退出させ
るにはより大きな力が必要になるようになっている。
【0033】ロックレバー5,5が設けられた下側のア
タッチメントdの左右両側面は、このアタッチメントd
が装着されるクランプジョーcの左右両幅端より少しそ
れぞれ外側に突出しており、その左右の突出する部分は
クランプジョーcの左右両側面の上部側を両側から挟む
ように下方に延設されて嵌合するようになっていて、そ
の下面は水平な支持受け面6,6が形成されている。
【0034】アタッチメント着脱装置1に保持される場
合には、下側のアタッチメントdのこの支持受け面6,
6が左右両側の上記着脱保持レバー4,4の支持受部4
f,4f上に支持されて保持されるのである。なお、上
側のアタッチメントdは下側のアタッチメントdと上下
対称な構造になっている。
【0035】次に、上記発明の実施の形態の構成に基づ
くアタッチメント着脱装置の作動について以下説明す
る。
【0036】一対のアタッチメントd,dをマニプレー
タaの一対のクランプジョーc,cの内側に装着する場
合には、次のようにして行われる。
【0037】マニプレータaのクランプジョーc,cの
口を上下に開けた状態で、アタッチメント着脱装置1ま
で移動させる。このアタッチメント着脱装置1には予
め、上下一対のアタッチメントd,dが設置されてい
る。即ち上下のアタッチメントd,dは左右の着脱保持
レバー4,4の支持受部4f,4f上にその左右両側面
の支持受け面6,6がそれぞれ支持されて係止されてい
る。
【0038】このとき、左右の着脱保持レバー4,4の
支持受部4fには上下のアタッチメントd,dが支持さ
れているため、左右の着脱保持レバー4,4はそのアタ
ッチメントd,dの自重によって、上下のロックレバー
5,5を押圧してロック解除の状態にしている。
【0039】即ち、図1で右側の着脱保持レバー4は反
時計回りに回動して、その先端の押圧片4dが上下のア
タッチメントd,dの右側面の上下のロックレバー5,
5の受けローラー5d,5dを押圧している。このた
め、上下のロックレバー5,5のレバー係止片5b,5
bは「く」字状に開いてその先端のロックツメ5e,5
eはアタッチメントd,dの係止溝7,7から退出した
位置に位置しており、上下のアタッチメントd,dの右
側面の上下のロックレバー5,5はロック解除の状態に
なっている。
【0040】同様に、図1で左側の着脱保持レバー4は
時計回りに回動して、その先端の押圧片4dが上下のア
タッチメントd,dの左側面の上下のロックレバー5,
5の受けローラー5d,5dを押圧している。このた
め、上下のロックレバー5,5のレバー係止片5b,5
bは「逆く」字状に開いてその先端のロックツメ5e,
5eはアタッチメントd,dの係止溝7,7から退出し
た位置に位置しており、上下のアタッチメントd,dの
左側面の上下のロックレバー5,5はロック解除の状態
になっている。
【0041】マニプレータaの上下のクランプジョー
c,cの口を開けた状態で、マニプレータaを前進させ
て、上下の口を開けたクランプジョーc,cの内側にア
タッチメント着脱装置1に保持された上下のアタッチメ
ントd,dが入るようにする。そして、上下のアタッチ
メントd,dが上下のクランプジョーc,cの内側に完
全に入ったところで、上下に開いているクランプジョー
c,cの口を閉じ始めて、上下のクランプジョーc,c
に内部の上下のアタッチメントd,dが当接するように
する。
【0042】そして、上下のアタッチメントd,dがマ
ニプレータaの上下のクランプジョーc,cの内部に当
接した時点で、上下のクランプジョーc,c全体を上昇
させる。上下のクランプジョーc,cを上昇させると、
クランプジョーc,cの内部で当接している上下のアタ
ッチメントd,dは持ち上げられて、左右の着脱保持レ
バー4,4から外れる。
【0043】アタッチメントd,dが左右の着脱保持レ
バー4,4から外れると、左右の着脱保持レバー4,4
は重り4e,4e側に回動する。即ち、右側の着脱保持
レバー4は重り4eによって時計回りに回動し、又左側
の着脱保持レバー4は重り4eによって反時計回りに回
動する。
【0044】左右の着脱保持レバー4,4がそれぞれ重
り4e,4e側に回動すると、上下のロックレバー5,
5の受けローラー5d,5dを押圧していた左右の着脱
保持レバー4,4の先端側の押圧片4d,4dも同様に
同方向に回動して、押圧状態を解除する。
【0045】押圧片4d,4dからの押圧状態が解除さ
れると、上下のアタッチメントd,dの左右両側面の上
下のロックレバー5,5は、捻じりバネ5cのバネ力に
よって回動してロック状態になる。
【0046】即ち、図1で右側の上下のロックレバー
5,5のうち、上側のロックレバー5はそのレバー係止
片5bが反時計回りに回動してその上端のロックツメ5
eが上側のクランプジョーcの右側面に形成された係止
溝7に入って係止されてロックされる。また、下側のロ
ックレバー5はそのレバー係止片5bが時計回りに回動
してその下端のロックツメ5eが下側のクランプジョー
cの右側面に形成された係止溝7に入って係止されてロ
ックされる。
【0047】同様に、図1で左側の上下のロックレバー
5,5のうち、上側のロックレバー5はそのレバー係止
片5bが時計回りに回動してその上端のロックツメ5e
が上側のクランプジョーcの左側面に形成された係止溝
7に入って係止されてロックされる。また、下側のロッ
クレバー5はそのレバー係止片5bが反時計回りに回動
してその下端のロックツメ5eが下側のクランプジョー
cの左側面に形成された係止溝7に入って係止されてロ
ックされる。
【0048】このように、上下のクランプジョーc,c
の内部に上下のアタッチメントd,dが当接した後、こ
れを持ち上げるのみで、上下のアタッチメントd,dの
左右両側面に設けたロックレバー5,5が自動的に作動
して上下のクランプジョーc,cとロック状態となり、
上下のアタッチメントd,dをマニプレータaの上下の
クランプジョーc,cの内側にそれぞれ自動的に装着す
ることができる。
【0049】また、マニプレータaの一対のクランプジ
ョーc,cの内側に装着されている一対のアタッチメン
トd,dを取り外す場合には、次のようにして行われ
る。
【0050】マニプレータaのその内側にアタッチメン
トd,dが装着されたクランプジョーc,cの口を閉じ
た状態で、アタッチメントd,dが保持されていない空
のアタッチメント着脱装置1まで移動させる。
【0051】このとき、左右の着脱保持レバー4,4
は、重り4e,4eによって、重り4e,4e側に回動
してストッパー台3b,3bによって停止されている。
即ち、図1で右側の着脱保持レバー4は時計回り側に回
動しており、また、図1で左側の着脱保持レバー4は反
時計回り側に回動している。
【0052】上下のクランプジョーc,cの内側にアタ
ッチメントd,dを装着したマニプレータaを口を閉じ
た状態で、アタッチメント着脱装置1の左右の着脱保持
レバー4,4の間に入れる。このとき、下側のアタッチ
メントdの支持受け面6,6が左右の着脱保持レバー
4,4の支持受部4f,4fより上方になる高さで入れ
る。
【0053】マニプレータaの上下のクランプジョー
c,cの内側に装着された上下のアタッチメントd,d
の下側のアタッチメントdの支持受け面6,6が、左右
の着脱保持レバー4,4の支持受部4f,4fの上方に
到達したところで、マニプレータaの移動を停止し、上
下のクランプジョーc,cを降下させる。
【0054】上下のクランプジョーc,cを降下させる
と、その内側のアタッチメントd,dも一体となって降
下し、下側のアタッチメントdの左右両側面の支持受け
面6,6が左右の着脱保持レバー4,4の支持受部4
f,4f上に当接する。当接した後も更に降下を続ける
と、支持受部4f,4fは上下のアタッチメントd,d
の自重によって下方側に移動し、左右の着脱保持レバー
4,4は下方側に回動する。
【0055】即ち、左右の着脱保持レバー4,4はそれ
ぞれ内側に向けて回動、つまり、図1で右側の着脱保持
レバー4は反時計回りに回動し、図1で左側の着脱保持
レバー4は時計回りに回動する。
【0056】左右の着脱保持レバー4,4がそれぞれ内
側に向けて回動すると、着脱保持レバー4,4の先端側
の押圧片4d,4dが上下のアタッチメントd,dの左
右両側面の上下に設けられたロックレバー5,5をロッ
ク解除の方向に押圧してロック解除させる。
【0057】即ち、図1で右側の着脱保持レバー4はそ
の先端側の押圧片4dが上下のアタッチメントd,dの
右側面の上下に設けられたロックレバー5,5の受けロ
ーラー5d,5dを押圧する。押圧片4dによって受け
ローラー5d,5dが押圧された上下のロックレバー
5,5の上下のレバー係止片5b,5bは、押圧片4d
の押圧力に上下のレバー係止片5b,5bの捻じりバネ
5c,5cのバネ力が負ける。
【0058】そして、上側のレバー係止片5bは時計回
りに回動してその先端のロックツメ5eが上側のクラン
プジョーcの右側面の係止溝7から退出してロック状態
が解除される。また、下側のレバー係止片5bは反時計
回りに回動してその先端のロックツメ5eが下側のクラ
ンプジョーcの右側面の係止溝7から退出してロック状
態が解除される。解除された右側の上下のロックレバー
5,5のレバー係止片5b,5bは「く」字状になる。
【0059】同様に、図1で左側の着脱保持レバー4は
その先端側の押圧片4dが上下のアタッチメントd,d
の左側面の上下に設けられたロックレバー5,5の受け
ローラー5d,5dを押圧する。押圧片4dによって受
けローラー5d,5dが押圧された上下のロックレバー
5,5の上下のレバー係止片5b,5bは、押圧片4d
の押圧力に上下のレバー係止片5b,5bの捻じりバネ
5c,5cのバネ力が負ける。
【0060】そして、上側のレバー係止片5bは反時計
回りに回動してその先端のロックツメ5eが上側のクラ
ンプジョーcの左側面の係止溝7から退出してロック状
態が解除される。また、下側のレバー係止片5bは時計
回りに回動してその先端のロックツメ5eが下側のクラ
ンプジョーcの左側面の係止溝7から退出してロック状
態が解除される。解除された右側の上下のロックレバー
5,5のレバー係止片5b,5bは「逆く」字状にな
る。
【0061】ロックレバー5,5のロック状態が解除さ
れると、上下のアタッチメントd,dは、上下のクラン
プジョーc,cとの装着状態が解除されると共に、下側
のアタッチメントdの左右両側面の下面の支持受け面
6,6が左右の着脱保持レバー4,4の支持受部4f,
4fによって支持される。
【0062】ロック状態が完全に解除され、又左右の着
脱保持レバー4,4によって上下のアタッチメントd,
dが支持された状態になったところで、上下のクランプ
ジョーc,cの上下に開けて、上下のクランプジョー
c,cの内側と上下のアタッチメントd,dとの当接状
態を解除して離した状態にしてから、マニプレータaを
後退して上下のクランプジョーc,cをアタッチメント
着脱装置1から離し、これによって、アタッチメント
d,dの取り外し作業は終了する。
【0063】このように、内側にアタッチメントd,d
が装着された上下のクランプジョーc,cをアタッチメ
ント着脱装置1の左右の着脱保持レバー4,4に入れて
降下させるのみで、上下のアタッチメントd,dの左右
両側面に設けたロックレバー5,5が自動的に作動して
上下のクランプジョーc,cとのロック状態を解除し
て、上下のクランプジョーc,cの内側のアタッチメン
トd,dを自動的に取り外すことができる。
【0064】〔実施の形態−2〕ここで、図8はマニプ
レータ用アタッチメントの着脱システムの平面図であ
る。
【0065】図において、マニプレータ用アタッチメン
トの着脱システムは、例えば前記の実施の形態−1で説
明したアタッチメント着脱装置1を金型収容ラインを利
用して搬出入してアタッチメントd,dの着脱作業の自
動化を図るようにしたシステムである。なお、このマニ
プレータ用アタッチメントの着脱システムは、前記の実
施の形態−1で説明したアタッチメント着脱装置1と同
一でないアタッチメント着脱装置についても適用可能で
ある。
【0066】マニプレータaで掴まれた鍛造物をプレス
するプレス機11の近くには金型収容ライン12が設置
されている。金型収容ライン12はプレス機11で交換
して使用される複数の上下一対の金型を各々搬出入自在
に収容するラインである。
【0067】金型収容ライン12は2本の平行なレール
12a,12a上に複数の移動台12b,12b,・・
・・が走行自在に設けられている。各移動台12bは平
面からみて長方形の形状をしており、各移動台12b上
には大きさの異なる金型がそれぞれ載置されている。そ
して、金型を載せた移動台12bの少なくとも1つに前
記で説明したアタッチメント着脱装置1が金型の代わり
に載置されている。
【0068】金型収容ライン12の中央にはこの金型収
容ライン12に直角に金型搬出入ライン13が設置され
ている。金型搬出入ライン13はプレス機11の中央に
金型を載せた移動台12bを搬出入する通路で、金型搬
出入ライン13は移動台12bが摺動自在に移動できる
ようになっている。また、この金型搬出入ライン13に
は、移動台12bをプレス機11の中央まで搬出入する
液圧シリンダ13aが設置されている。液圧シリンダ1
3aはプレス機11を挟んで金型収容ライン12の反対
側に設置されている。
【0069】また、上記の金型搬出入ライン13とプレ
ス機11の中央で直交するテーブル移動ライン14が設
置されている。テーブル移動ライン14には作業テーブ
ル14aが金型搬出入ライン13に直交する方向に移動
自在に設けられている。この作業テーブル14aの後方
には該作業テーブル14aの前後方向にスライド移動さ
せる液圧シリンダ14bが設置されている。
【0070】テーブル移動ライン14の前方側には、マ
ニプレータaの軌道が形成されていて、該軌道上にはマ
ニプレータ走行レール15,15が敷設されている。マ
ニプレータaはテーブル移動ライン14に向かって進退
移動するように配置されている。マニプレータaはこの
軌道上で金型収容ライン12から搬出されてきたアタッ
チメント着脱装置1を利用してアタッチメントd,dの
着脱作業を行うことができるようになっている。
【0071】また、金型収容ライン12の傍には運転室
16が設置されており、作業員はこの運転室16からマ
ニプレータaのクランプジョーc,cへのアタッチメン
トd,dの着脱操作を行い、安全にその操作を行うこと
ができる。
【0072】次に、上記発明の実施の形態の構成に基づ
くマニプレータ用アタッチメントの着脱システムの作動
について以下説明する。
【0073】マニプレータaの一対のクランプジョー
c,cへのアタッチメントd,dの着脱作業は、運転室
16からの操作によって自動的に行われる。この操作
は、プレス機11の金型の交換を行う要領で行うことが
でき、金型収容ライン12を利用してアタッチメント
d,dの着脱作業の自動化を図ることが可能となり、そ
の作業を簡単且つ短時間にしかも安全に行うことができ
る。
【0074】金型収容ライン12の移動台12bに載置
されているアタッチメント着脱装置1を、金型収容ライ
ン12から搬出して金型搬出入ライン13上に載せる。
金型搬出入ライン13上に載せた移動台12b上のアタ
ッチメント着脱装置1を、液圧シリンダ13aの駆動に
より、プレス機11の中央で金型搬出入ライン13と直
交するテーブル移動ライン14の作業テーブル14a上
まで移動させる。
【0075】移動台12b上のアタッチメント着脱装置
1を、金型搬出入ライン13の液圧シリンダ13aによ
って作業テーブル14a上に移動させた後、アタッチメ
ント着脱装置1が載った作業テーブル14aを、テーブ
ル移動ライン14の液圧シリンダ14bにより、テーブ
ル移動ライン14の前方側に移動させて、そこで待機さ
せる。
【0076】テーブル移動ライン14の前方側はマニプ
レータaの軌道上になっており、作業テーブル14aの
載せられたアタッチメント着脱装置1は、マニプレータ
aの軌道上で待機させられる。
【0077】そして、マニプレータaを該マニプレータ
aの上下のクランプジョーc,cの口を開けた状態で、
作業テーブル14aの載せられたアタッチメント着脱装
置1の待機位置まで移動して、アタッチメント着脱装置
1によりマニプレータaのクランプジョーc,cへの上
下一対のアタッチメントd,dの装着又はマニプレータ
aのクランプジョーc,cからのアタッチメントd,d
の取り外しを行う。この着脱動作は前記の実施の形態−
1で説明した内容で行われる。
【0078】このとき、マニプレータaの上下のクラン
プジョーc,cの内側に上下一対のアタッチメントd,
dを装着させる場合には、待機中のアタッチメント着脱
装置1には上下一対のアタッチメントd,dが保持され
ている。つまり、マニプレータaにアタッチメントd,
dを装着させるときには、上下一対のアタッチメント
d,dを保持したアタッチメント着脱装置1を金型収容
ライン12から搬出する。
【0079】また、マニプレータaの上下のクランプジ
ョーc,cの内側から上下一対のアタッチメントd,d
を取り外す場合には、待機中のアタッチメント着脱装置
1は空の状態になっている。つまり、マニプレータaか
らアタッチメントd,dを取り外すときには、アタッチ
メントd,dが保持されていない空のアタッチメント着
脱装置1を金型収容ライン12から搬出する。
【0080】そして、マニプレータaのクランプジョー
c,cへのアタッチメントd,dの着脱の完了後に、ア
タッチメント着脱装置1を上記と反対の動作で金型収容
ライン12に搬入して収容して、アタッチメント着脱作
業は終了する。
【0081】なお、この発明は上記発明の実施の形態に
限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない
範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。例え
ば、上記の発明の実施の形態においては、回動作動子は
左右の着脱保持レバー4,4のアーム4c,4cの後端
に横設された重り4e,4eの場合で説明したが、これ
に限定されるものではなく、重り4e,4eに代えてバ
ネを使用してもよい。バネを使用する場合には、例えば
コイル状の捻じりバネを用い、この捻じりバネを着脱保
持レバー4,4の回動筒4a,4aの外周に装着し、ま
た、着脱保持レバー4,4をアタッチメントcの非装着
状態で互いに外側に向けて回動する方向に付勢するよう
にこの捻じりバネを装着する。
【0082】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、請求項
1の発明に係るマニプレータ用アタッチメント着脱装置
によれば、マニプレータの先端部の一対のクランプジョ
ーをアタッチメント着脱装置上に移動して、その位置で
クランプジョーを昇降するのみで、一対のアタッチメン
トを一対のクランプジョーの内側に自動的に且つ簡単に
しかも安全に装着でき、また、一対のアタッチメントを
一対のクランプジョーの内側から自動的に且つ簡単にし
かも安全に取り外すことができる。
【0083】このように、マニプレータのクランプジョ
ーに対しての一対のアタッチメントの装着及び取り外し
作業を、人手を要することなく自動的にでき、しかも、
短時間に且つ安全に行うことができ、従って、アタッチ
メントの着脱作業の効率化に寄与することができる。
【0084】また、請求項2又は請求項3の構成のよう
に、左右の各着脱保持レバーをアタッチメントの非装着
状態で互いに外側に向けて回動させる回動作動子が重り
又はバネからなる場合には、無動力で左右の各着脱保持
レバーをアタッチメントの非装着状態で互いに外側に向
けて回動させることができる。
【0085】また、請求項4の発明に係るマニプレータ
用アタッチメントの着脱システムによれば、既存の自動
化されたプレス機の金型の交換システムを利用してアタ
ッチメントの着脱作業を行うことができるので、アタッ
チメントの着脱作業の自動化を容易にすることができる
と共にその自動化のコストも最小限に抑えることがで
き、しかも、プレス作業現場から離れた安全な運転室か
らの遠隔操作によって行うことができる等、極めて新規
的有益なる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態−1を示すアタッチメン
ト着脱装置の正面図である。
【図2】この発明の実施の形態−1を示すアタッチメン
ト着脱装置の側面図である。
【図3】この発明の実施の形態−1を示すアタッチメン
ト着脱装置の台座及び支持盤の平面図である。
【図4】この発明の実施の形態−1を示すアタッチメン
ト着脱装置の台座及び支持盤の正面図である。
【図5】この発明の実施の形態−1を示すアタッチメン
ト着脱装置の台座及び支持盤の側面図である。
【図6】(A)はこの発明の実施の形態−1を示すアタ
ッチメント着脱装置の着脱保持レバーの平面図である。
(B)はこの発明の実施の形態−1を示すアタッチメン
ト着脱装置の着脱保持レバーの背面図である。(C)は
この発明の実施の形態−1を示すアタッチメント着脱装
置の着脱保持レバーの側面図である。(D)は図6
(B)のA−A矢視図である。
【図7】(A)はこの発明の実施の形態−1を示すアタ
ッチメントの側面図である。(B)はこの発明の実施の
形態−1を示すアタッチメントの正面図である。
【図8】この発明の実施の形態−2を示すマニプレータ
用アタッチメントの着脱システムの平面図である。
【図9】マニプレータの先端部側の側面図である。
【符号の説明】
1 アタッチメント着脱装置 2 台座 3 支持盤 3a 軸受け 3b ストッパー台 4 着脱保持レバー 4a 回動筒 4b アーム 4c アーム 4d 押圧片 4e 重り 4f 支持受部 5 ロックレバー 5a 取付け軸 5b レバー係止片 5c 捻じりバネ 5d 受けローラー 5e ロックツメ 6 支持受け面 6a センタリングストッパー 7 係止溝 11 プレス機 12 金型収容ライン 12a レール 12b 移動台 13 金型搬出入ライン 13a 液圧シリンダ 14 テーブル移動ライン 14a 作業テーブル 14b 液圧シリンダ 15 マニプレータ走行レール 16 運転室 a マニプレータ b クランプ c クランプジョー d アタッチメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 孝彦 長崎県長崎市深堀町1丁目2番地1 三菱 長崎機工株式会社内 (72)発明者 坂部 重信 福岡県北九州市戸畑区大字中原先ノ浜46番 地59日本鋳鍛鋼株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マニプレータのクランプジョーの左右幅
    間隔より少し広く間隔を開けてその左右に、上記一対の
    クランプジョーの内側に装着される上下一対のアタッチ
    メントをその自重により着脱及びこれを保持する着脱保
    持レバーを互いに向き合うようにして設け、左右の各着
    脱保持レバーを互いに向き合う内側方向に正逆回動自在
    に設け、下側のアタッチメントの両側の支持受け面を支
    持して上下のアタッチメントを保持する支持受部を、左
    右の各着脱保持レバーの下部側に互いに向き合う内側に
    向けて各々設け、上下のアタッチメントの側面に設けら
    れクランプジョーの側面の係止溝にバネの付勢力で係止
    してロックするロックレバーを上記アタッチメントが上
    記支持受部で支持された位置でバネの付勢力に抗してロ
    ック解除状態に押圧する押圧片を、左右の各着脱保持レ
    バーの上部側に互いに向き合う内側に向けて各々設け、
    左右の各着脱保持レバーをアタッチメントの非装着状態
    で互いに外側に向けて回動させる回動作動子を左右の各
    着脱保持レバーに各々設けたことを特徴とするマニプレ
    ータ用アタッチメント着脱装置。
  2. 【請求項2】 左右の各着脱保持レバーをアタッチメン
    トの非装着状態で互いに外側に向けて回動させる回動作
    動子は、重りからなる請求項1記載のマニプレータ用ア
    タッチメント着脱装置。
  3. 【請求項3】 左右の各着脱保持レバーをアタッチメン
    トの非装着状態で互いに外側に向けて回動させる回動作
    動子は、バネからなる請求項1記載のマニプレータ用ア
    タッチメント着脱装置。
  4. 【請求項4】 プレス機の近くに設置され該プレス機で
    交換して使用される複数の金型を各々搬出入自在に収容
    する金型収容ラインに、マニプレータ用アタッチメント
    着脱装置を搬出入自在に収容し、マニプレータのアタッ
    チメント着脱時に、上記金型収容ラインから上記マニプ
    レータ用アタッチメント着脱装置をマニプレータの軌道
    上まで搬出して待機させ、マニプレータを該マニプレー
    タのクランプジョーの口を開けた状態で上記マニプレー
    タ用アタッチメント着脱装置の待機位置まで移動して、
    上記マニプレータ用アタッチメント着脱装置によりマニ
    プレータのクランプジョーへのアタッチメントの装着又
    はマニプレータのクランプジョーからのアタッチメント
    の取り外しを行い、アタッチメントの着脱完了後に、上
    記マニプレータ用アタッチメント着脱装置を金型収容ラ
    インに搬入して収容するようにしたことを特徴とするマ
    ニプレータ用アタッチメントの着脱システム。
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