JP2009035158A - エアバッグ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エアバッグ100を構成する基布パネルの一部である左右のインナパネル110,120をほぼ環状に伸びて配置されたシーム部180によって接合し、シーム部180の内部にインナチャンバCを形成する。インナパネルに設けたベントホール111,121を経由して左右各バッグ102,103からインナチャンバCに導入された展開用ガスを、エアバッグの展開終了後にインナチャンバCの内圧を利用して外部へ放出するガス放出口310を設ける。
【選択図】図4
Description
また、このようなエアバッグにおいて、展開終了後に展開用ガスを外部へ放出するために、ベントホール等のガス放出手段を設けることが知られている。例えば、この特許文献1に記載のエアバッグにおいては、エアバッグの両側面部を構成するアウタパネルにそれぞれベントホールが設けられている。
また、特許文献2には、左右各半側エアバッグが他方のエアバッグに対向する面を構成する左右のインナパネルを、エアバッグの外側面に形成されたベントホールを利用してミシンがけすることによって接合することが記載されている。
エアバッグに上述したベントホールを設ると、エアバッグの展開中であっても展開用ガスが漏出するため、展開に必要なガス量が多くなり、またエアバッグの展開も遅くなってしまう。これに対し、複雑な構造の制御手段により開閉可能なベント手段を設けて、エアバッグの展開中にはベント手段を閉鎖し、乗員との最初の接触後に開放することも考えられるが、この場合、エアバッグ装置が複雑かつ高価となる。
本発明は、このような観点からなされたものであって、複数の拘束部を有するツインタイプのエアバッグにおいて、簡単な構成によって展開中におけるガスの放出を防止したガス放出口を備えるエアバッグ装置を提供することを課題とする。
このインナチャンバの膨張中においては、インナチャンバの内圧よりも左側バッグ、右側バッグの内圧のほうが高く、ガス放出口は左右各バッグのインナパネルに押し挟まれることによって閉じており、インナチャンバから外部への展開用ガスの漏出は実質的に抑制されている。
そして、エアバッグの展開が完了して左右各バッグの内圧に対してインナチャンバの内圧がほぼ同等程度まで高くなると、ガス放出口が開かれて展開用ガスは外部へ放出され、エアバッグの内圧が過度に高くなることを防止できる。これによって、エアバッグに乗員が拘束された際に展開用ガスが放出されて乗員の運動エネルギを吸収し、バウンド等を防止できる。
カバー部は、典型的には、可撓性を有する基布パネルとして形成される。このカバー部は、一方の端部が一方のインナパネルに接合され、他方の端部は、エアバッグの展開途中では他方のインナパネルに対して非固定状態で当接しかつ先端部がインナチャンバの内側へ差し込まれた状態となっている。このとき、シーム部の非接合部は、カバー部によって実質的に閉塞されている。そして、エアバッグの展開終了後、インナチャンバの内圧が増大すると、カバー部は折り返され、他方の端部がインナチャンバの外側へ出てシーム部の非接合部が開かれる。これによって、非接合部は開かれ、展開用ガスが放出される。
このような構成によれば、ガス放出口が開かれる圧力をより緻密に設定することができる。
この構成によれば、連通孔からインナチャンバに流入した展開用ガスがエアバッグの展開終了後にシーム部とタイパネルとの間から外部へ放出されることによって、上述した発明と同様の効果を得ることができる。
これによれば、ガス放出口から外部へ放出される高温の展開用ガスが乗員に当たることを防止できる。
また、本願の第2の発明において、前記エアバッグの前記複数のパネルとして、さらに該エアバッグの外側面を構成する左アウタパネル及び右アウタパネルを含み、前記タイパネルは前記左アウタパネル及び前記右アウタパネルの少なくとも一方と一体に形成される構成としてもよい。
これによれば、部品(パネル)点数を低減してエアバッグの構成を簡素化できる。また、エアバッグ製造時の縫製工程も簡素化できる。
これによれば、エアバッグの展開終了後、インナチャンバの内圧増大によってシーム部に加わる張力が高まり、他の部分より接合強度が弱くされた破断部が破断することによって、ここから展開用ガスが外部へ放出される。
このような構成においても、上述した各発明と同様の効果を得ることができる。
なお、幅規制部材は、典型的には基布によってベルト状に形成されたテザーベルトであるが、本発明はこのような幅規制部材を設けたものに限らず、例えば、左右各バッグのアウタパネルとインナパネルとを直接接合することによって、上述した構成と同様の効果を得ることもできる。
これによれば、上側バッグ及び下側バッグを有するタイプのツインエアバッグにおいても、上述した第1の発明と実質的に同様の効果を得ることができる。
この場合において、前記エアバッグの展開中においては前記シーム部の前記非接合部を閉塞しかつ前記インナチャンバの内圧増大に伴い該非接合部を開放するカバー部を設けることができる。
これによれば、上述した第2の発明と実質的に同様の効果を得ることができる。
さらに、この場合、前記エアバッグの前記複数のパネルとして、さらに該エアバッグの上面及び下面をそれぞれ構成する構成する上アウタパネル及び下アウタパネルを含み、前記タイパネルは前記上アウタパネル及び前記下アウタパネルの少なくとも一方と一体に形成される構成とすることができる。
これによれば、上述した第3の発明と実質的に同様の効果を得ることができる。
以下、本発明のエアバッグ装置の第1の実施の形態について、図1から図4を参照して説明する。
なお、本明細書において、前後、上下、左右の方向は、エアバッグ装置が搭載される車両の前後、上下、左右方向をそれぞれ示すものとする。
エアバッグ装置は、例えば自動車の助手席用として用いられるものであって、インストルメントパネル10の上部に装着されるトップマウントタイプのものである。
エアバッグ装置は、エアバッグ100や、ケース210、衝突センサ220、コントローラ230、インフレータ240等を備えている。
エアバッグ100については、後にさらに詳しく説明する。
コントローラ230は、衝突センサ220の出力に基づいてエアバッグ100の展開要否を判別し、展開が必要と判定された場合に、インフレータ240に展開信号を供給する。
ここで、図3(a)は右側面図であってアウタパネルの一部を切断し内部の構造を示している。また、図3(b)は図3(a)のB−B部矢視断面図である。さらに、図中における矢印は、展開用ガスの流れを示している。(図4(a)、(b)から図14(a)、(b)まで同様)
なお、各実施の形態のエアバッグ100は、特記ない限り、実質的に左右対称となっている。
基端部101は、エアバッグ100のケース210側の端部に設けられた部分である。基端部101の下面部には、インフレータ240が発生する展開用ガスが導入される図示しない吹込み口が形成されている。
左側バッグ102及び右側バッグ103には、それぞれその後端部に、乗員P側に突き出して形成され、乗員Pの左右肩部、左右顔面等をそれぞれ拘束する左拘束部104及び右拘束部105が設けられている。また、エアバッグ100の後端部(乗員P側の端部)の幅方向中央部には、左右の拘束部104、105に対して車両前方側(基端部101側)へ奥まって配置された凹部106が形成されている。
左インナパネル110は、左側バッグ102における右側バッグ103と対向する面等を構成するパネルである。
右インナパネル120は、右側バッグ103における左側バッグ102と対向する面等を構成するパネルである。
インナパネル連結部130は、エアバッグ100の基端部101側の部分において、左インナパネル110と右インナパネル120とを連結する部分である。インナパネル連結部130は、基端部101の上面等を構成する。これらの左インナパネル110、右インナパネル120、インナパネル連結部130は、同じ基布から一体に切り出されている。
また、右インナパネル110及び左インナパネル120には、その中央部に、左側バッグ102、右側バッグ103内の展開用ガスを後述するインナチャンバ内に導入するベントホール(連通孔)111、121がそれぞれ形成されている。
左アウタパネル140は、その外周縁部を左インナパネル110の外周縁部と縫合され、左インナパネル110と協働して左側バッグ102を構成する。
右アウタパネル150は、その外周縁部を右インナパネル120の外周縁部と縫合され、右インナパネル120と協働して右側バッグ103を構成する。
アウタパネル連結部160は、エアバッグ100の基端部101側の部分において、左アウタパネル140と右アウタパネル150とを連結する部分である。アウタパネル連結部160は、基端部101の下面等を構成する。これらの左アウタパネル140、右アウタパネル150、アウタパネル連結部160は、同じ基布から一体に切り出されている。
なお、左アウタパネル140及び右アウタパネル150には、ベントホールは設けられない。
ここで、左インナパネル110及び右インナパネル120へのテザー170の接合箇所は、上述したベントホール111,121の下側に配置されている。
前側シーム部181は、車両後方側が開いた弧状又はC字状に伸びて配置され、上述したベントホール111,121及びテザー170の接合箇所は、その開口端部内に配置される。
後側シーム部182は、車両前方側が開いた弧状又はC字状に伸びて配置され、その開口端部を前側シーム部181の開口端部を対向した状態で配置されている。
そして、左インナパネル110と右インナパネル120との間でありかつ前側シーム部181及び後側シーム部182に囲まれた領域は、インナチャンバCとして機能する。このインナチャンバCは、左側バッグ102,右側バッグ103の内部から、ベントホール111,121を経由して吹込まれた展開用ガスが貯留される気室である。
車両の通常使用時(衝突前)においては、エアバッグ100は、折畳まれてケース210に入れられた状態で、インストルメントパネル10の内部に収容される。
車両が前面衝突すると、衝突により発生する加速度を衝突センサ220が検出する。そして、コントローラ230は、衝突センサ220の出力に基づいて、エアバッグ100の展開が必要と判別すると、インフレータ240に展開信号を出力する。インフレータ240は、展開信号に応じて展開用ガスを発生し、この展開用ガスは基端部101の吹込み口を介してエアバッグ100内に導入され、この圧力によってエアバッグ100は展開膨張動作を開始する。
展開後のエアバッグ100は、図1に示すように、その左拘束部104、右拘束部105において、前進してくる乗員Pの両肩部を拘束する。このとき、乗員Pの顔面を含めた頭部は、凹部106内に収まることによって、顔面に対する入力が軽減され、乗員Pの頭部は柔軟に拘束される。
図3に示すようなエアバッグ100の展開終了前においては、インナチャンバCの内圧は左側バッグ102及び左側バッグ103の内圧よりも比較的小さく、この状態においては、ガス放出口310は、左側バッグ102及び右側バッグ103の内圧によって押し潰された状態(左インナパネル110と右インナパネル120とが実質的に密着した状態)となっており、インナチャンバC内の展開用ガスの外部への放出は、実質的に行われない。
エアバッグ100の展開が終了して左側バッグ102及び右側バッグ103からインナチャンバCへの展開用ガスの流入が進むと、インナチャンバCの内圧は増大して左側バッグ102及び右側バッグ103の内圧と実質的に同等となる。このような状態になると、インナチャンバCの内圧によって、ガス放出口310内において左インナパネル110、右インナパネル120が離間して隙間が形成される。これによって、ガス放出口310が開かれ、インナチャンバC内の展開用ガスは外部へ放出される。このようなガス放出口310の開放は、例えば、エアバッグ100と乗員Pとの最初の接触(拘束)後に行われる。
また、上述したインナチャンバC及びガス放出口310は、左右のインナパネルをシーム部180によって接合し、さらにインナパネルにベントホール111,121を形成することによって構成することができるため、構造が簡素であり、部品点数やコストの増加がほとんどない。
次に、本発明のエアバッグ装置の第2の実施の形態について、図5及び図6を参照して説明する。以下説明する各実施の形態において、従前の各実施の形態と実質的に同様の箇所については同じ符号を付して説明を省ほぼし、主に相違点について説明する。
図5は、第2の実施の形態における展開終了直前でありガス放出口が閉じた状態におけるエアバッグを示す図である。図6は、第2の実施の形態におけるエアバッグの展開終了後でありガス放出口が開いた状態を示す図である。
タイパネル190は、左側バッグ102の左拘束部104と、右側バッグ103の右拘束部105との間にわたして設けられた、ほぼ矩形状又はバンド状のパネルである。タイパネル190は、その幅方向における両端部が、左側バッグ102の左インナパネル110と左アウタパネル140との縫合部、及び、右側バッグ103の右インナパネル120と右アウタパネル150との縫合部において、重ね縫いすることによって接合されている。
また、図5(a)等に示すように、タイパネル190の上端部は、エアバッグ100の上端部付近に配置され、タイパネル190の下端部は、エアバッグ100の下端部付近に配置されている。これによって、タイパネル190は、エアバッグ100の高さ方向において、エアバッグ100が乗員Pと当接する領域のほぼ全域にわたって設けられている。
そして、第2の実施の形態においては、左インナパネル110及び右インナパネル120の間でありかつ前側シーム181に囲まれた領域がインナチャンバCとして機能し、前側シーム181とタイパネル190との間の領域(隙間)がガス放出口320として機能する。このガス放出口320内においては、エアバッグ100の展開終了前においては、左インナパネル110と右インナパネル120とが、左側バッグ102及び右側バッグ103の内圧によって実質的に密着した状態となっており、展開用ガスの放出は防止される。そして、エアバッグ100の展開終了後、インナチャンバCの内圧増大に応じて、ガス放出口320内の左インナパネル110と右インナパネル120とは押し広げられて隙間が形成される。これにより、ガス放出口320は開かれ、ここから展開用ガスが外部へ放出される。
以上説明した第2の実施の形態によれば、上述した第1の実施の形態の効果を同様の効果に加えて、タイパネル190が展開用ガスの外部への吹出方向を規制する整流部材として機能するため、高温の展開用ガスは車両前方側へ吹き出し、乗員が展開用ガスを浴びることがない。
次に、本発明のエアバッグ装置の第3の実施の形態について、図7及び図8を参照して説明する。
図7は、第3の実施の形態における展開終了直前でありガス放出口が閉じた状態におけるエアバッグを示す図である。図8は、第3の実施の形態におけるエアバッグの展開終了後でありガス放出口が開いた状態を示す図である。
第3の実施の形態のエアバッグ100は、第2の実施の形態におけるタイパネル190に相当する部分を、左アウタパネル140及び右アウタパネル150にそれぞれ形成された延長部141,151によって形成したこと、すなわち、タイパネルを左アウタパネル140及び右アウタパネル150と同じ基布から一体に形成したものである。
延長部141,151は、左アウタパネル140及び右アウタパネル150を、その左インナパネル110及び右インナパネル120との接合部から、さらにエアバッグ100の幅方向における中心側へそれぞれ延長して形成されている。左右の延長部141,151は、エアバッグ100の幅方向における中央部において縫合により接合されている。
以上説明した第3の実施の形態によれば、上述した第1、第2の実施の形態の効果と同様の効果に加えて、タイパネルをアウタパネルと一体に形成することによって、部品点数の低減し、構造を簡素化することができる。
次に、本発明のエアバッグ装置の第4の実施の形態について、図9及び図10を参照して説明する。
図9は、第4の実施の形態における展開終了直前でありガス放出口が閉じた状態におけるエアバッグを示す図である。図10は、第4の実施の形態におけるエアバッグの展開終了後でありガス放出口が開いた状態を示す図である。
第4の実施の形態のエアバッグ100は、第1の実施の形態におけるシーム部180の前側シーム181及び後側シーム182に代えて、以下説明する環状シーム183、カバーパネル(カバー部)184を設けたものである。
図9(a)等に示すように、環状シーム183は、ほぼ円環状に伸びて形成されているが、その上端部における一部には不連続部が設けられている。第4の実施の形態においては、インナチャンバCはこの環状シーム183の内径側に設けられる。
また、第5の実施の形態においては、ベントホール111,121は、テザー170の下側に配置されている。
以上説明した第5の実施の形態によれば、エアバッグ100の展開中は環状シーム183の不連続部を閉塞するとともに、展開終了後にインナチャンバCの内圧によってめくれ上がり、ガス放出口330を形成するカバーパネル184を設けたことによって、エアバッグの展開中における展開用ガスの放出をよりいっそう確実に防止できる。また、ガス放出口330が展開用ガスの放出を開始する圧力をより正確にコントロールすることができる。
なお、展開用ガスの放出を開始する圧力を高める場合には、カバーパネルの自由端に相当する箇所を、対向するインナパネルに対してインナチャンバの内圧によって破断可能な程度の比較的弱い接合強度で接合してもよい。
次に、本発明のエアバッグ装置の第5の実施の形態について、図11及び図12を参照して説明する。
図11は、第5の実施の形態における展開終了直前でありガス放出口が閉じた状態におけるエアバッグを示す図である。図12は、第5の実施の形態におけるエアバッグの展開終了後でありガス放出口が開いた状態を示す図である。
第5の実施の形態のエアバッグ100は、第4の実施の形態におけるカバーパネル184に代えて、以下説明するテアシーム185を設けたものである。
テアシーム185は、環状シーム183の上端部に設けられた不連続部に設けられている。テアシーム185は、環状シーム183よりも左インナパネル110と右インナパネル120との接合強度を弱くされ、インナチャンバCの内圧増大に伴い接合破壊(破断)するように構成された破断部である。このようなテアシーム185は、例えば、環状シーム183を縫合する糸よりも強度の小さい糸で左インナパネル110と右インナパネル120とを縫合することによって形成できる。テアシーム185は、上方が開いたほぼV字状に伸びて形成され、V字型の下端が環状シーム183の不連続部に差し込まれるようにして配置されている。
以上説明した第5の実施の形態によれば、インナチャンバCの内圧が増大して破断することによってガス放出口340を形成するテアシームを設けたことによって、エアバッグの展開中における展開用ガスの放出をよりいっそう確実に防止できる。
次に、本発明のエアバッグ装置の第6の実施の形態について、図13及び図14を参照して説明する。
図13は、第6の実施の形態における展開終了直前でありガス放出口が閉じた状態におけるエアバッグを示す図である。図14は、第6の実施の形態におけるエアバッグの展開終了後でありガス放出口が開いた状態を示す図である。
第6の実施の形態におけるエアバッグ100は、第1の実施の形態におけるテザー170を廃するとともに、左インナパネル110と左アウタパネル140とを直接縫合して接合し、右インナパネル120と右アウタパネル150とを直接縫合して接合したものである。これらの縫合部Sは、左インナパネル110及び右インナパネル120のベントホール111,121の下側であり、弧状に延びたシーム部181の開口端部内に配置されている。
以上説明した第6の実施の形態によれば、上述した第1の実施の形態の効果と同様の効果に加えて、テザーが不要となることから部品点数を低減し、エアバッグの構造を簡素化することができる。
次に、本発明のエアバッグ装置の第7の実施の形態について、図15及び図16を参照して説明する。
図15は、第7の実施の形態のエアバッグ装置の全体構成を示す模式的側面図である。
図16は、図15のA−A部矢視断面図である。
第7の実施の形態のエアバッグ装置は、第1の実施の形態のエアバッグ100に代えて、以下説明するエアバッグ500を備えている。
また、エアバッグ500は、基端部501、上側バッグ502、下側バッグ503を備えている。
基端部501は、エアバッグ500のケース210側の端部に設けられた部分であって、図示しない吹込み口が形成されている。
上側バッグ502には、その後端部に、乗員P側へ突き出して形成され、乗員Pの顔面部等を拘束する上拘束部504が設けられている。
下側バッグ503には、その後端部に、乗員P側へ突き出して形成され、乗員Pの胸部等を拘束する下拘束部505が設けられている。
また、エアバッグ500の後端部(乗員P側の端部)の上下方向中央部には、上下の拘束部504,505に対して車両前方側(基端部501側)へ奥まって配置された凹部506が形成されている。
上インナパネル510は、上側バッグ502における下側バッグ503と対向する面等を構成するパネルである。
下インナパネル520は、下側バッグ503における上側バッグ502と対向する面等を構成するパネルである。
インナパネル連結部530は、エアバッグ500の基端部501側の部分において、上インナパネル510と下インナパネル520とを連結する部分である。これらの上インナパネル510、下インナパネル520、インナパネル連結部530は、同じ基布から一体に切り出されている。
また、下インナパネル510及び上インナパネル520には、その中央部に、上側バッグ502、下側バッグ503内の展開用ガスを後述するインナチャンバ内に導入するベントホール(連通孔)511、521(図16参照)がそれぞれ形成されている。
上アウタパネル540は、その外周縁部を上インナパネル510の外周縁部と縫合され、上インナパネル510と協働して上側バッグ502を構成する。
下アウタパネル550は、その外周縁部を下インナパネル520の外周縁部と縫合され、下インナパネル520と協働して下側バッグ503を構成する。
アウタパネル連結部560は、エアバッグ500の基端部501側の部分において、上アウタパネル540と下アウタパネル550とを連結する部分である。アウタパネル連結部560は、基端部501の上面、前面、下面等を構成する。これらの上アウタパネル540、下アウタパネル550、アウタパネル連結部560は、同じ基布から一体に切り出されている。
なお、上アウタパネル540及び下アウタパネル550には、ベントホールは設けられない。
ここで、上インナパネル510及び下インナパネル520へのテザー570の接合箇所は、上述したベントホール511,521の近傍に配置されている。
前側シーム部は、車両後方側が開いた弧状又はC字状に伸びて配置され、上述したベントホール511,521及びテザー570の接合箇所は、その開口端部内に配置される。
後側シーム部は、車両前方側が開いた弧状又はC字状に伸びて配置され、その開口端部を前側シーム部の開口端部を対向した状態で配置されている。
これらの前側シーム部及び後側シーム部は、上下方向から見た平面視形状が、第1の実施形態における前側シーム部181及び後側シーム部182の側面視形状と実質的に同様に形成されている。
また、後側シーム部の前端部と、前側シーム部の後端部との間隔においては、上下のインナパネル510,520は接合されておらず、この部分はインナチャンバC内に貯留された展開用ガスが外部へ放出されるガス放出口として機能する。
以上説明した第7の実施の形態においても、上述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
例えば、各パネルの形状やパネルを組み合わせる構造は各実施の形態の構成に限らず、インナパネルやアウタパネルを複数分割されたパネルを接合して形成するようにしてもよい。
また、インナチャンバを形成する左右インナパネルの接合部は、縫合により形成されるシーム部に限らず、例えば接着等他の接合方法を用いてもよく、これらも本発明でいうシーム部に包含されるものとする。
シーム部の形状、すなわち、側面視におけるインナチャンバの形状やサイズも特に限定されない。
さらに、第1から第5の実施の形態においては、幅方向のテザーを左右各バッグに1本ずつ設けているが、複数の幅方向テザーを設けたり、前後方向、上下方向のテザーを組み合わせて設けてもよい。
また、第6の実施の形態においては、左右各バッグのインナパネル中央部とアウタパネル中央部とを縫合によって接合しているが、縫合に限らず、例えばリベット等の他の手段によって接合してもよい。
また、第7の実施の形態においては、第1の実施の形態と実質的に同様のシーム部によって上下バッグ間にインナチャンバを形成しているが、第2から第6の実施の形態と実質的に同様の構成(各実施の形態における幅方向と上下方向とを転換した構成)によって、上下のバッグ間にインナチャンバを形成してもよい。
また、上述した各実施の形態においては、左右又は上下のバッグとインナチャンバとを連通させるベントホール(連通孔)のサイズ、個数は、左右又は上下で対称となっているが、ベントホールのサイズ、個数の少なくとも一方を、左右又は上下で異ならせることによって、エアバッグの展開中における左右又は上下の各バッグの内圧を異ならせるようにしてもよい。これによれば、各バッグの拘束部毎に乗員の拘束力を適切にチューニングすることができる。
100 エアバッグ 101 基端部
102 左側バッグ 103 右側バッグ
104 左拘束部 105 右拘束部
106 凹部 110 左インナパネル
120 右インナパネル 111,121 ベントホール
130 インナパネル連結部 140 左アウタパネル
150 右アウタパネル 141,151 延長部
160 アウタパネル連結部 170 テザー
180 シーム部 181 前側シーム
182 後側シーム 183 環状シーム
184 カバーパネル 185 テアシーム
190 タイパネル C インナチャンバ
210 ケース 220 衝突センサ
230 コントローラ 240 インフレータ
310,320,330,340 ガス放出口
Claims (18)
- 展開時に乗員の左側前方及び右側前方においてそれぞれ膨張する左側バッグ及び右側バッグ、並びに、両バッグに展開用ガスを導入する吹込み口が設けられた基端部を有し、複数の基布パネルを接合して構成されたツインタイプのエアバッグと、
前記吹込み口に展開用ガスを供給するガス供給装置と
を備えるエアバッグ装置であって、
前記複数のパネルとして、前記左側バッグの前記右側バッグと対向する面を構成する左インナパネル、及び、前記右側バッグの前記左側バッグと対向する面を構成する右インナパネルとを含み、
前記左インナパネルと前記右インナパネルとを接合するとともにほぼ環状に伸びて配置されその内側にインナチャンバを形成するシーム部と、
前記左インナパネルと前記右インナパネルとの少なくとも一方に設けられ、前記左側バッグ及び前記右側バッグの内部と前記インナチャンバとを連通させる連通孔と、
前記シーム部の一部に非接合部を設けることで構成され、前記連通孔から前記インナチャンバに吹込まれた展開用ガスを外部へ放出するガス放出口とを備えることを特徴とするエアバッグ装置。 - 前記エアバッグの展開中においては前記シーム部の前記非接合部を閉塞しかつ前記インナチャンバの内圧増大に伴い該非接合部を開放するカバー部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
- 展開時に乗員の左側前方及び右側前方においてそれぞれ膨張し、乗員を拘束する拘束部を有する左側バッグ及び右側バッグ、並びに、両バッグに展開用ガスを導入する吹込み口が設けられた基端部を有し、複数の基布パネルを接合して構成されたツインタイプのエアバッグと、
前記吹込み口に展開用ガスを供給するガス供給装置と
を備えるエアバッグ装置であって、
前記複数のパネルとして、前記左側バッグの前記右側バッグと対向する面を構成する左インナパネル、及び、前記右側バッグの前記左側バッグと対向する面を構成する右インナパネルと、前記両バッグそれぞれの前記拘束部の間にわたして設けられたタイパネルとを含み、
前記左側バッグと前記右側バッグとを接合するとともに、その内側にインナチャンバを形成するシーム部と、
前記左インナパネルと前記右インナパネルとの少なくとも一方に設けられ、前記左側バッグ及び前記右側バッグの内部と前記インナチャンバとを連通させる連通孔と、
前記シーム部と前記タイパネルとの間に設けられ、前記連通孔から前記インナチャンバに吹き込まれた展開用ガスを外部へ放出するガス放出口とを備えることを特徴とするエアバッグ装置。 - 前記タイパネルは、前記エアバッグの高さ方向において前記乗員と当接する領域のほぼ全域をカバーして配置されることを特徴とする請求項3に記載のエアバッグ装置。
- 前記エアバッグの前記複数のパネルとして、さらに該エアバッグの外側面を構成する左アウタパネル及び右アウタパネルを含み、
前記タイパネルは前記左アウタパネル及び前記右アウタパネルの少なくとも一方と一体に形成されることを特徴とする請求項3又は4に記載のエアバッグ装置。 - 展開時に乗員の左側前方及び右側前方においてそれぞれ膨張する左側バッグ及び右側バッグ、並びに、両バッグに展開用ガスを導入する吹込み口が設けられた基端部を有し、複数の基布パネルを接合して構成されたツインタイプのエアバッグと、
前記吹込み口に展開用ガスを供給するガス供給装置と
を備えるエアバッグであって、
前記複数のパネルとして、前記左側バッグの前記右側バッグと対向する面を構成する左インナパネル、及び、前記右側バッグの前記左側バッグと対向する面を構成する右インナパネルとを含み、
前記左インナパネルと前記右インナパネルとを接合するとともにほぼ環状に伸びて配置されその内側にインナチャンバを形成するシーム部と、
前記左インナパネルと前記右インナパネルとの少なくとも一方に設けられ、前記左側バッグ及び前記右側バッグの内部と前記インナチャンバとを連通させる連通孔と、
前記シーム部の一部に他の部分よりも接合強度が弱くされ前記インナチャンバの内圧増大に伴い破断する破断部を設けることで構成され、前記連通孔から前記インナチャンバに吹込まれた展開用ガスを外部へ放出するガス放出口とを備えることを特徴とするエアバッグ装置。 - 前記ガス放出口は、前記エアバッグの展開途中においては、前記左側バッグ及び前記右側バッグの内圧によって両インナパネルが押圧されて閉じた状態とされ、前記左側バッグ及び前記右側バッグの展開終了後においては、前記インナチャンバの内圧上昇に伴い開くことを特徴とする請求項1から6に記載のエアバッグ装置。
- 前記エアバッグの前記左側バッグ及び前記右側バッグは、内部に幅方向にわたして設けられるとともに一方の端部を各インナパネルにおける前記インナチャンバの側面を構成する部分に接続され、該エアバッグの展開時に前記左側バッグ及び前記右側バッグの幅方向寸法を規制するとともに前記インナチャンバの幅を広げる幅規制部材をそれぞれ有することを特徴とする請求項1から7に記載のエアバッグ装置。
- 前記左インナパネルと前記右インナパネルとの少なくとも一方に設けられ、前記左側バッグ及び前記右側バッグの内部と前記インナチャンバとを連通させる連通孔のサイズと個数との少なくとも一方を調節することによって、前記エアバッグの前記左側バッグ及び前記右側バッグの展開時における内圧が相互に異なるようにしたことを特徴とする請求項1から8に記載のエアバッグ装置。
- 展開時に乗員の上側前方及び下側前方においてそれぞれ膨張する上側バッグ及び下側バッグ、並びに、両バッグに展開用ガスを導入する吹込み口が設けられた基端部を有し、複数の基布パネルを接合して構成されたツインタイプのエアバッグと、
前記吹込み口に展開用ガスを供給するガス供給装置と
を備えるエアバッグ装置であって、
前記複数のパネルとして、前記上側バッグの前記下側バッグと対向する面を構成する上インナパネル、及び、前記下側バッグの前記上側バッグと対向する面を構成する下インナパネルとを含み、
前記上インナパネルと前記下インナパネルとを接合するとともにほぼ環状に伸びて配置されその内側にインナチャンバを形成するシーム部と、
前記上インナパネルと前記下インナパネルとの少なくとも一方に設けられ、前記上側バッグ及び前記下側バッグの内部と前記インナチャンバとを連通させる連通孔と、
前記シーム部の一部に非接合部を設けることで構成され、前記連通孔から前記インナチャンバに吹込まれた展開用ガスを外部へ放出するガス放出口とを備えることを特徴とするエアバッグ装置。 - 前記エアバッグの展開中においては前記シーム部の前記非接合部を閉塞しかつ前記インナチャンバの内圧増大に伴い該非接合部を開放するカバー部を設けたことを特徴とする請求項10に記載のエアバッグ装置。
- 展開時に乗員の上側前方及び下側前方においてそれぞれ膨張し、乗員を拘束する拘束部を有する上側バッグ及び下側バッグ、並びに、両バッグに展開用ガスを導入する吹込み口が設けられた基端部を有し、複数の基布パネルを接合して構成されたツインタイプのエアバッグと、
前記吹込み口に展開用ガスを供給するガス供給装置と
を備えるエアバッグ装置であって、
前記複数のパネルとして、前記上側バッグの前記下側バッグと対向する面を構成する上インナパネル、及び、前記下側バッグの前記上側バッグと対向する面を構成する下インナパネルと、前記両バッグそれぞれの前記拘束部の間にわたして設けられたタイパネルとを含み、
前記上側バッグと前記下側バッグとを接合するとともに、その内側にインナチャンバを形成するシーム部と、
前記上インナパネルと前記下インナパネルとの少なくとも一方に設けられ、前記上側バッグ及び前記下側バッグの内部と前記インナチャンバとを連通させる連通孔と、
前記シーム部と前記タイパネルとの間に設けられ、前記連通孔から前記インナチャンバに吹き込まれた展開用ガスを外部へ放出するガス放出口とを備えることを特徴とするエアバッグ装置。 - 前記タイパネルは、前記エアバッグの高さ方向において前記乗員と当接する領域のほぼ全域をカバーして配置されることを特徴とする請求項12に記載のエアバッグ装置。
- 前記エアバッグの前記複数のパネルとして、さらに該エアバッグの上面及び下面をそれぞれ構成する構成する上アウタパネル及び下アウタパネルを含み、
前記タイパネルは前記上アウタパネル及び前記下アウタパネルの少なくとも一方と一体に形成されることを特徴とする請求項12又は13に記載のエアバッグ装置。 - 展開時に乗員の上側前方及び下側前方においてそれぞれ膨張する上側バッグ及び下側バッグ、並びに、両バッグに展開用ガスを導入する吹込み口が設けられた基端部を有し、複数の基布パネルを接合して構成されたツインタイプのエアバッグと、
前記吹込み口に展開用ガスを供給するガス供給装置と
を備えるエアバッグであって、
前記複数のパネルとして、前記上側バッグの前記下側バッグと対向する面を構成する上インナパネル、及び、前記下側バッグの前記上側バッグと対向する面を構成する下インナパネルとを含み、
前記上インナパネルと前記下インナパネルとを接合するとともにほぼ環状に伸びて配置されその内側にインナチャンバを形成するシーム部と、
前記上インナパネルと前記下インナパネルとの少なくとも一方に設けられ、前記上側バッグ及び前記下側バッグの内部と前記インナチャンバとを連通させる連通孔と、
前記シーム部の一部に他の部分よりも接合強度が弱くされ前記インナチャンバの内圧増大に伴い破断する破断部を設けることで構成され、前記連通孔から前記インナチャンバに吹込まれた展開用ガスを外部へ放出するガス放出口とを備えることを特徴とするエアバッグ装置。 - 前記ガス放出口は、前記エアバッグの展開途中においては、前記上側バッグ及び前記下側バッグの内圧によって両インナパネルが押圧されて閉じた状態とされ、前記上側バッグ及び前記下側バッグの展開終了後においては、前記インナチャンバの内圧上昇に伴い開くことを特徴とする請求項10から15に記載のエアバッグ装置。
- 前記エアバッグの前記上側バッグ及び前記下側バッグは、内部に高さ方向にわたして設けられるとともに一方の端部を各インナパネルにおける前記インナチャンバの上面又は下面を構成する部分に接続され、該エアバッグの展開時に前記上側バッグ及び前記下側バッグの高さ方向寸法を規制するとともに前記インナチャンバの高さを広げる高さ規制部材をそれぞれ有することを特徴とする請求項10から16に記載のエアバッグ装置。
- 前記上インナパネルと前記下インナパネルとの少なくとも一方に設けられ、前記上側バッグ及び前記下側バッグの内部と前記インナチャンバとを連通させる連通孔のサイズと個数との少なくとも一方を調節することによって、前記エアバッグの前記上側バッグ及び前記下側バッグの展開時における内圧が相互に異なるようにしたことを特徴とする請求項10から17に記載のエアバッグ装置。
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