JP2009035105A - 車両用灯具の点灯制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の半導体光源の点灯を個別に制御するときに、各半導体光源の電流の精度とデューディ比によるリニアリティを保つこと。
【解決手段】 制御部18は、点灯モード1〜3に応じた制御信号を生成して電流設定部20と電流駆動部24〜30に出力する。電流設定部20は、電流駆動部24〜30の電源電圧として、点灯モード1〜3ごとに最大電流値に対応した電圧VL1、VH1を設定する。電流駆動部24〜30は、電圧VL1のとき、ローレベルの制御信号104〜110に応答してLED1〜4を1Aで点灯させ、電圧VH1のとき、ローレベルの制御信号104〜110に応答してLED1〜4を1.6Aで点灯させ、電圧VL1またはVH1のときには、デューティ比が37.5%に設定された制御信号104〜110に応答してLED1〜4を0.8Aまたは1Aで減光点灯させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用灯具の点灯制御装置に係り、特に、半導体発光素子で構成された半導体光源の点灯を制御するように構成された車両用灯具の点灯制御装置に関する。
従来、車両用灯具として、LED(Light Emitting Diode)などの半導体発光素子を光源に用いたものが知られており、この種の車両用灯具には、LEDの点灯を制御するための点灯制御装置が実装されている。
点灯制御装置として、LEDに直列に接続されて、LEDに規定の電流が流れるように制御する電流駆動部と、電流駆動部の制御状態に応じてLEDに印加する出力電圧を最大電圧に制御するスイッチングレギュレータを備えたものが知られている。スイッチングレギュレータは、スイッチングレギュレータに対して複数個のLEDが直列または並列に接続されても、各LEDに規定の電流が流れるように、出力電圧を制御することができる。
しかし、スイッチングレギュレータの出力がショートしたり、あるいは地絡したりすると、スイッチングレギュレータの負荷が重くなって、過度の電力負担に伴って故障することがある。またスイッチングレギュレータの出力が断線などによってオープンになると、例えば、フライバック方式のスイッチングレギュレータでは、出力電圧が過度に上昇することがある。
そこで、電流駆動部によって半導体光源(LED)に規定の電流が流れるように制御するとともに、電流駆動部の制御状態によってスイッチングレギュレータが半導体光源(LED)に対する出力電圧を最大電圧に制御し、いずれかの半導体光源(LED)のアノード側が地絡し、スイッチングレレギュレータの出力側が短絡されて出力電圧が異常に低下したときにはスイッチングレギュレータの動作を停止するようにしたものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2006−103477号公報(第4頁から第6頁、図1)
上記従来技術においては、スイッチングレギュレータの出力側に、異常が生じたときには、その異常を検出してスイッチングレギュレータの動作を停止することで、LEDを保護するように構成されているが、各半導体光源(LED)を個別に点消灯することについては配慮されていない。
例えば、車両用灯具の光源として、ハイビーム用ヘッドランプ、ターンシグナルランプ、コーナリングランプ、DRL(Daytime Running Lamp)の4種類の光源を必要とする場合、点灯制御装置としては、スイッチングレギュレータと、4個の電流駆動部の他に、外部からの通信情報(各半導体光源を点消灯させるための情報)に従って各電流駆動部を個別に制御するための制御回路(例えば、マイコン)が必要となる。
一方、外部からの通信情報に従って各電流駆動部を個別に制御するための制御回路を設け、制御回路の生成による制御信号に従って各電流駆動部を制御して各LEDを個別に点消灯する場合、制御信号として、ハイレベルまたはローレベルの信号を各電流駆動部に出力することで、各LEDを個別に点消灯することができる。
しかし、各LEDを個別に調光する場合、各LEDに供給される直流電流を単に直流的に少なくすると、LEDの色が変化し、カラーシフトが生じることがある。また、複数のLEDのうち特定のLEDに供給する直流電流を直流的に少なくすると、V−I特性により、そのLEDだけフォワード電圧Vfが小さくなり、LEDを駆動するスイッチ素子(NMOSトランジスタ)に損失が生じることがある。
そこで、各LEDを個別に調光する場合、制御信号として、調光に応じてデューティ比が変化するPWM(Pulse Width Modulation)信号(オンオフ信号)を生成し、オンオフを交互に繰り返すことにより、一定期間内にLEDへ流れる電流、いわゆる平均電流を小さくする制御をすることで、LEDの減光点灯時に、カラーシフトが発生するのを抑制することができるとともに、スイッチ素子の損失を低減することができる。
しかし、各LEDを個別に点消灯したり、調光したりする場合、制御信号として、PWM信号を多用すると、各LEDに供給される電流の精度が悪化したり、デューティ比によっては、理想電流値と実際の電流値との間にずれが生じ、リニアリティが保てなくなったりすることがある。
本発明は、前記従来技術の課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、複数の半導体光源の点消灯・調光を個別に制御するときに、カラーシフトと損失増大を抑制すると共に、各半導体光源の電流の精度とデューディ比によるリニアリティを保つことにある。
前記課題を解決するために、請求項1に係る車両用灯具の点灯制御装置は、複数の半導体光源へ電流を供給するスイッチングレギュレータと、前記半導体光源へ接続され、前記半導体光源のオン/オフを制御するスイッチ手段を有し、前記スイッチ手段の動作状態に応じて最大電流値または前記最大電流値よりも小さい電流値で前記半導体光源を電流駆動する複数の電流駆動手段と、前記各電流駆動手段の電流駆動時の最大電流値または前記スイッチングレギュレータから前記半導体光源への電流の最大電流値を指定に応じて複数段階に分けて設定する電流設定手段と、外部からの通信情報に基づき複数の点灯モードに応じて前記電流駆動手段と前記電流設定手段を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記各点灯モードごとに前記電流設定手段に対して前記各点灯モードに対応した最大電流値を指定し、前記各電流駆動手段に対しては、前記各点灯モードごとに前記スイッチ手段のオン/オフ期間を指定する構成とした。
(作用)外部からの通信情報に基づいて複数の半導体光源の点消灯・調光を複数の点灯モードに応じて個別に制御するに際して、制御部は、通信情報を基に、各点灯モードごとに電流設定手段に対して、各点灯モードに対応した最大電流値を指定し、各電流駆動手段に対しては、各点灯モードごとにスイッチ手段のオン/オフ期間を指定する。複数の電流駆動手段のうちスイッチ手段のオン動作を継続するオン期間が指定された電流駆動手段は、電流設定手段によって設定された最大電流値で半導体光源を駆動する。これにより、最大電流値で半導体光源が点灯する。
一方、スイッチ手段のオン動作またはオフ動作を繰り返すオン/オフ期間が指定された電流駆動手段は、電流設定手段によって設定された最大電流値を基に半導体光源をオン/オフ駆動し、結果として、電流設定手段によって設定された最大電流値よりも小さい電流値で半導体光源を駆動する。これにより、最大電流値よりも小さい電流値で半導体光源が減光点灯(調光)する。
このように、複数の半導体光源の点消灯・調光を個別に制御するときに、点灯の対象となる半導体光源を最大電流値で駆動し、調光の対象となる半導体光源を最大電流値よりも小さい電流値でオン/オフ駆動し、各半導体光源の電流の精度とデューディ比によるリニアリティを保つようにしたため、各スイッチ手段の損失を低減することができるとともに、各半導体光源の電流精度が低下するのを抑制することができる。
請求項2に係る車両用灯具の点灯制御装置は、請求項1に記載の車両用灯具の点灯制御装置において、前記複数の電流駆動手段を、前記各半導体光源に対する駆動条件について前記複数の点灯モード全体で共通するもの同士を同一グループとして複数のグループに分けるとともに、前記各グループ内の電流駆動手段を互いに接続し、前記制御部は、前記各グループ内の電流駆動手段のうち点灯または調光の対象となる半導体光源に接続された電流駆動手段に対しては、当該スイッチ手段のオン/オフ期間を前記各グループごとに同一の駆動条件で指定し、消灯の対象となる半導体光源に接続された電流駆動手段に対しては、前記オン/オフ期間を指定する要素とは異なる要素でオフ駆動を指定してなる構成とした。
(作用)複数の電流駆動手段を複数のグループに分けるとともに、各グループ内の電流駆動手段を互いに接続し、各グループ内の電流駆動手段のうち点灯または調光の対象となる半導体光源に接続された電流駆動手段に対しては、当該スイッチ手段のオン/オフ期間を各グループごとに同一の駆動条件で指定し、消灯の対象となる半導体光源に接続された電流駆動手段に対しては、オン/オフ期間を指定する要素とは異なる要素でオフ駆動を指定するようにしたため、スイッチ手段のオン/オフ期間を指定する要素、例えば、タイマの個数をグループの数と同じにし、電流駆動手段の個数よりも少なくすることができる。
以上の説明から明らかなように、請求項1に係る車両用灯具の点灯制御装置によれば、各スイッチ手段の損失を低減することができるとともに、各半導体光源の電流精度が低下するのを抑制することができる。
請求項2によれば、スイッチ手段のオン/オフ期間を指定する要素の個数を減少させることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施例を示す車両用灯具の点灯制御装置のブロック構成図、図2(a)は、各種点灯モードと各LEDの電流との関係を説明するための図、図2(b)は、各種点灯モードと各LEDの光量との関係を説明するための図、図2(c)は、各種点灯モードと各タイマで生成する制御信号のデューティ比との関係を説明するための図、図3は、本発明の第2実施例を示す車両用灯具の点灯制御装置の要部ブロック構成図、図4は、本発明の第3実施例を示す車両用灯具の点灯制御装置のブロック構成図、図5は、本発明の第4実施例を示す車両用灯具の点灯制御装置のブロック構成図、図6は、本発明の第4実施例における制御回路の要部回路構成図である。
図1において、車両用灯具(発光装置)10は、多機能ランプとして、例えば、5種類の光源を構成するLED1〜LED8を備えている。LED1〜LED3は、ロービーム用ヘッドランプとして、LED4とLED5は、ハイビーム用ヘッドランプとして、LED6は、コーナリングランプとして、LED7は、ターンシグナルランプとして、LED8は、DRL(Daytime Running Lamp)として構成されている。
これら多機能ランプの点灯を制御するための車両用灯具の点灯制御装置12は、LED1〜LED4へ電圧を供給するスイッチングレギュレータ14と、LED5〜LED8へ電圧を供給するスイッチングレギュレータ16と、外部からの通信情報に応答して、LED1〜LED8を個別に点消灯するための制御信号等を生成する制御部18と、LED1〜LED8を電流駆動するための最大電流値を指定に応じて2段階に分けて設定する電流設定部(電流設定手段)20、22と、各LED1〜LED8にそれぞれ直列に接続されて、各LED1〜LED8の駆動電流を個別に調整する電流駆動部(電流駆動手段)24、26、28、30、32、34、36、38を備えて構成されている。
各LED1〜LED4は、半導体発光素子で構成された半導体光源として、互いに並列に接続されて、スイッチングレギュレータ14の出力側に各電流駆動部24、26、28、30と直列になって接続されている。各LED5〜LED8は、半導体発光素子で構成された半導体光源として、互いに並列に接続されて、スイッチングレギュレータ16の出力側に各電流駆動部32、34、36、38と直列になって接続されている。
各LED1〜LED8としては、互いに直列に接続された複数個のLEDまたは互いに並列に接続された複数個のLEDを用いることもできる。また、各LED1〜LED8は、ストップ&テールランプ、フォグランプ、クリアランスランプ(スモールランプ)等の各種車両用灯具の光源として構成することができる。
スイッチングレギュレータ14、16は、同一の回路構成であって、コンデンサC1、C2、トランスT1、ダイオードD1、NMOSトランジスタ40、制御回路42を備えて構成されており、コンデンサC1の両端側が電源入力端子44、46に接続され、ダイオードD1とコンデンサC2との接続点が光源端子48または光源端子50と制御回路42にそれぞれ接続されている。電源入力端子44は、車載バッテリ(直流電源)52のプラス端子に接続され、電源入力端子46は、接地されているとともに、車載バッテリ52のマイナス端子に接続されている。
各スイッチングレギュレータ14、16は、例えば、IC(Integrated Circuit)で構成されて、演算器としての機能を有する制御回路42から出力されるスイッチング信号、例えば、数10kHz〜数100kHzの周波数によるスイッチング信号によってNMOSトランジスタ40がオンオフ動作するようになっている。スイッチング信号によってNMOSトランジスタ40がオンオフ動作すると、電源入力端子44からトランスT1の1次巻線L1、NMOSトランジスタ40、電源入力端子46に、オンオフ動作に伴う直流電流が流れるとともに、2次巻線L2の両端に交流電圧が発生する。2次巻線L2に発生する交流電圧は、ダイオードD1で整流されるとともに、コンデンサC2で平滑され、平滑された直流電圧が光源端子48からLED1〜LED4または光源端子50からLED5〜LED8に供給される。
また、スイッチングレギュレータ14、16は、それぞれ制御回路42によって出力電圧E1、E2が制御されるようになっている。具体的には、スイッチングレギュレータ14の制御回路42は、スイッチングレギュレータ14の出力電圧E1をラインL11の電圧E1で監視するとともに、各電流駆動部24、26、28、30の制御状態をラインL12、L13、L14、L15の電圧で監視し、各ラインL11〜L15の電圧を基に、各LED1〜LED4と各電流駆動部24、26、28、30で構成される4系統の直列回路のうち最も電圧の高い直列回路の電圧に合わせるように、出力電圧E1を制御するようになっている。
同様に、スイッチングレギュレータ16の制御回路42は、スイッチングレギュレータ16の出力電圧E2をラインL21の電圧E2で監視するとともに、各電流駆動部32、34、36、38の制御状態をラインL22、L23、L24、L25の電圧で監視し、各ラインL21〜L25の電圧を基に、各LED5〜LED8と各電流駆動部32、34、36、38で構成される4系統の直列回路のうち最も電圧の高い直列回路の電圧に合わせるように、出力電圧E2を制御するようになっている。
制御部18は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、I/O(Input/Output)インタフェース回路等を備えたマイコンで構成され、入力側が通信端子54、ワイヤハーネス(図示せず)を介して車両電子制御ユニット(ECU)に接続されている。
この制御部18は、車両電子制御ユニット(ECU)から、外部の通信情報として、デジタル通信情報が入力されたときには、このデジタル通信情報を識別し、識別結果に従った制御信号を生成して出力するようになっている。例えば、電流駆動部24〜38に関する電流を設定するためのデジタル通信情報が入力されたときには、制御部18は、このデジタル通信情報を識別し、識別結果に従った制御信号として、複数の点灯モードに対応した最大電流値を2段階に分けて指定するための制御信号100、102をそれぞれ電流設定部20、22に出力する。
また、各LED1〜LED8を個別に点消灯・調光するためのデジタル通信情報が入力されたときには、制御部18は、このデジタル通信情報を識別し、識別結果に従った制御信号として、各点灯モードごとに各LED1〜LED8のオン/オフ期間を指定するための制御信号104、106、108、110、112、114、116、118をそれぞれ電流駆動部24、26、28、30、32、34、36、38に出力する。
制御信号100、102は、デジタル通信情報の識別結果に従ってレベルの異なる信号、例えば、ハイレベル又はローレベルの信号として生成される。制御信号104〜118は、デジタル通信情報の識別結果に従ってレベルの異なる信号またはデューティ比の設定された信号として生成される。例えば、点灯すべきLEDに対応した制御信号104〜118は、ローレベルの信号として生成され、消灯すべきLEDに対応した制御信号104〜118は、ハイレベルの信号として生成され、減光点灯(調光)すべきLEDに対応した制御信号104〜118は、デューティ比が数10%のオン/オフ信号(PWM信号)として生成される。
電流設定部20、22は、それぞれ同一の回路構成であって、NPNトランジスタ56と、オペアンプ(オペアンプバッファ)58と、抵抗R1、R2、R3、R4、R5を備えて構成されている。NPNトランジスタ56は、スイッチ素子として構成され、エミッタが接地され、ベースが抵抗R2を介して制御部18に接続され、コレクタが抵抗R5を介してオペアンプ58のプラス入力端子に接続されている。オペアンプ58は、プラス入力端子が抵抗R4と抵抗R5との接続点に接続され、マイナス入力端子と出力端子がそれぞれ電流駆動部24〜38に接続されている。
NPNトランジスタ56は、制御部18の出力による制御信号100、102に応答して、オン/オフ動作する。例えば、NPNトランジスタ56は、ハイレベルの制御信号100、102に応答してオンとなり、ローレベルの制御信号に応答してオフとなる。NPNトランジスタ56がオンになると、電圧VDDが抵抗R4と抵抗R5によって分圧され、この分圧によって得られた電圧がオペアンプ58のプラス入力端子に印加される。これにより、オペアンプ58からは、プラス入力端子に印加された電圧に対応した電圧VLが、例えば、LED1〜LED8を1Aで点灯するための電圧(電源電圧)として電流駆動部24〜38に印加(配信)される。
一方、NPNトランジスタ56がオフになると、電圧VDDが抵抗R4を介してオペアンプ58のプラス入力端子に印加される。これにより、オペアンプ58からは、プラス入力端子に印加された電圧に対応した電圧VH(VL<VH)が、例えば、LED1〜LED8を1.6Aで点灯するための電圧(電源電圧)として電流駆動部24〜38に印加(配信)される。
すなわち、電流設定部20、22は、LED1〜LED4またはLED5〜LED8に流れる電流の最大電流値をそれぞれ2段階に分けて設定するために、制御信号100、102に応答して、電圧VLまたはVHを電源電圧として電流駆動部24〜30または電流駆動部32〜38に印加する電流設定手段として構成されている。
なお、電流設定部20、22は、同一の回路構成であるが、抵抗R4、R5の抵抗値やオペアンプ58の増幅度を各電流設定部20、22で異なる値に設定することで、各電流設定部20、22の出力電圧VL、VHをそれぞれ異なる値に設定することもできる。
例えば、電流設定部20の出力電圧VL、VHをそれぞれVL1、VH1(VL1<VH1)とし、電流設定部22の出力電圧VL、VHをそれぞれVL2、VH2(VL2<VH2)とし、電圧VH1を、LED1〜LED4のいずれかを1.6Aで点灯するための電源電圧とし、電圧VH2を、LED5〜LED8のいずれかを1.3Aで点灯するための電源電圧とし、電圧VL1を、LED1〜LED4のいずれかを1Aで点灯するための電源電圧とし、電圧VL2を、LED5〜LED8のいずれかを1Aで点灯するための電源電圧とすることができる。
各電流駆動部(シリーズレギュレータ)24〜38は、それぞれ同一の回路構成であって、PNPトランジスタ60と、オペアンプ62と、NMOSトランジスタ64と、シャント抵抗Rsと、抵抗R7、R8、R9、R10を備えて構成されている。NMOSトランジスタ64は、スイッチ手段として構成され、シャント抵抗Rsと直列に接続されているとともに、光源端子66、68、70、72、74、76、78、80を介して、LED1〜LED8にそれぞれ直列に接続されている。
なお、スイッチ素子としては、NMOSトランジスタ64の代わりに、他のスイッチ素子、例えば、NPNトランジスタを用いることもできる。
シャント抵抗Rsは、各LED1〜LED8に流れる電流を電圧に変換して、オペアンプ62のマイナス入力端子に入力する電流検出素子として構成されている。オペアンプ62は、抵抗R9と抵抗R10との接続点に生じる電圧をプラス入力端子に取り込むとともに、シャント抵抗Rsの両端電圧をマイナス入力端子に取り込み、両者の電圧を比較し、比較結果に応じたゲート電圧(制御信号)を生成し、このゲート電圧をNMOSトランジスタ64のゲートに印加してNMOSトランジスタ64のオンオフ動作を制御する。
すなわち、各電流駆動部24〜38は、オペアンプ62の比較結果に応じてNMOSトランジスタ64のオンオフ動作を制御することで、各LED1〜LED8に規定の電流が流れるように、各LED1〜LED8の電流を個別に制御するようになっている。
例えば、車両電子制御ユニット(ECU)から、外部の通信情報として、全てのロービーム用ヘッドランプを点灯させるためのデジタル通信情報が制御部18に入力され、制御部18から制御信号104、106、108として、ローベルの信号が出力されたときには、電流駆動部24、26、28のPNPトランジスタ60がオンになり、電流設定部20、22の出力電圧を抵抗R9と抵抗R10で分圧した電圧が基準電圧として、オペアンプ62のプラス入力端子に入力される。このとき、オペアンプ62は、シャント抵抗Rsの両端電圧を基準電圧に一致させるための電圧(適正電圧)を出力する。これにより、NMOSトランジスタ64がオンになり、各LED1〜LED3に規定の電流が流れ、各LED1〜LED3が点灯する。
例えば、ある点灯モードにおいて、電流駆動部24、26、28に電圧VL1が印加されているときには、各LED1〜LED3に1Aの電流が流れ、電流駆動部24、26、28に電圧VH1が印加されているときには、各LED1〜LED3に1.6Aの電流が流れる。
一方、車両電子制御ユニット(ECU)から、全てのロービーム用ヘッドランプを消灯させるためのデジタル通信情報が制御部18に入力され、制御部18から制御信号104、106、108として、ハイレベルの信号が出力されたときには、電流駆動部24、26、28のPNPトランジスタ60がオフになり、オペアンプ62のプラス入力端子には、電圧が印加されなくなる。このため、オペアンプ62からはローレベルの電圧が出力され、NMOSトランジスタ64がオフになって、各LED1〜LED3が消灯する。
また、車両電子制御ユニット(ECU)から、全てのロービーム用ヘッドランプを減光点灯(調光)させるためのデジタル通信情報が制御部18に入力され、制御部18から制御信号104、106、108として、デューティ比が数10%のオン/オフ信号(PWM信号)が出力されると、オン/オフ信号(PWM信号)に応答して、電流駆動部24、26、28のPNPトランジスタ60がオン/オフ動作を繰り返す。これにより、オペアンプ62からは、適正電圧(シャント抵抗Rsの両端電圧を基準電圧に一致させるための電圧)とローレベルの電圧が交互に出力され、NMOSトランジスタ64がオン/オフ動作を繰り返す。このため、各LED1〜LED3は、NMOSトランジスタ64のオン/オフ動作に応じて減光点灯する。
同様にして、車両電子制御ユニット(ECU)から、全てのハイビーム用ヘッドランプ、またはコーナリングランプ、ターンシグナルランプ、DRLを点灯させるためのデジタル通信情報が制御部18に入力され、制御部18から制御信号110、112または制御信号114、116、118として、ローレベルの信号が出力されたときには、電流駆動部30、32または電流駆動部34、36、38のPNPトランジスタ60がオンになるとともに、NMOSトランジスタ64がオンになり、LED4とLED5またはLED6〜LED8が点灯する。
また、制御部18から制御信号110、112または制御信号114、116、118として、ハイレベルの信号が出力されたときには、LED4とLED5またはLED6〜LED8が消灯し、制御部18から制御信号110、112または制御信号114、116、118として、デューティ比が数10%のオン/オフ信号が出力されると、LED4とLED5またはLED6〜LED8が減光点灯する。
すなわち、制御部18において、車両電子制御ユニット(ECU)からのデジタル通信情報を識別し、識別結果に従って電流駆動部24〜38に制御信号104〜118を出力することで、LED1〜LED8を個別に点消灯・減光点灯させることができる。
また、電流駆動部24〜30または電流駆動部32〜38において、LED1〜LED4またはLED5〜LED8にそれぞれ規定電流を流す制御を行っている過程では、NMOSトランジスタ64のゲート電圧(適正電圧)はスレッシュ電圧、例えば、2V〜3V近傍になる。このとき、LED1〜LED4またはLED5〜LED8のいずれか1つのLEDに流れる電流が規定電流を下回れば、LED1〜LED4またはLED5〜LED8に接続されたNMOSトランジスタ64のゲート電圧は高くなる。いずれか1つのNMOSトランジスタ64のゲート電圧が高くなると(ラインL12〜L15またはラインL22〜L25のいずれかの電圧が高くなると)、スイッチングレギュレータ14または16の制御回路42は、スイッチングレギュレータ14または16の出力電圧を高くするように、NMOSトランジスタ64に対するオンオフ動作を制御する。
さらに、LED1〜LED4またはLED5〜LED8に接続された全てのNMOSトランジスタ64のゲート電圧がスレッシュ電圧程度に低くなったときには、スイッチングレギュレータ14または16の出力を低くするように、NMOSトランジスタ40のスイッチング動作が制御される。このため、スイッチングレギュレータ14または16は、LED1〜LED4またはLED5〜LED8のうちVf(順方向電圧)のばらつきが最も高い電圧近傍に出力電圧を制御することができる。
ここで、3種類の点灯モードとして、例えば、LED1〜LED4に関して、点灯モード1を、LED1〜LED4をそれぞれ1Aで点灯するモードとし、点灯モード2を、LED1、LED2をそれぞれ1Aで点灯し、LED3、LED4をそれぞれ0.8Aで点灯するモードとし、点灯モード3を、LED1を1.6Aで点灯し、LED2〜LED4をそれぞれ1Aで点灯するモードとして設定した場合、制御部18は、デジタル通信情報を基に各点灯モード1〜3に対応した制御信号を生成して、LED1〜LED4の点灯を制御する。
例えば、点灯モード1では、制御部18は、ハイレベルの制御信号100を生成するとともに、NMOSトランジスタ64またはLED1〜LED4のオン期間(NMOSトランジスタ64が継続してオン動作する期間)を指定するために、ローレベルの制御信号104〜110を生成し、ハイレベルの制御信号100を電流設定部20に出力し、ローレベルの制御信号104〜110を電流駆動部24〜30に出力する。これにより、電流設定部20の出力電圧は、電圧VL1に設定され、この電圧VL1に従って電流駆動部24〜30のPNPトランジスタ60がオンになる。このため、LED1〜LED4には1Aの電流が流れ、LED1〜LED4が点灯する。
点灯モード2では、制御部18は、ハイレベルの制御信号100を生成するとともに、ローレベルの制御信号104、106を生成し、且つ、NMOSトランジスタ64またはLED1〜LED4のオン/オフ期間(NMOSトランジスタ64がオン/オフ動作する期間)を指定するために、デューティ比が設定された制御信号108、110を生成し、ハイレベルの制御信号100を電流設定部20に出力し、ローレベルの制御信号104、106を電流駆動部24、26に出力し、デューティ比が設定された制御信号108、110を電流駆動部28、30に出力する。この場合、VL1に対応した最大電流値1Aを100%とすると、0.8Aは80.0%に相当するため、PNPトランジスタ60をオンオフ動作させるための制御信号108、110のデューティ比は、20.0%となる。なお、PNPトランジスタ60の代わりに、NPNトランジスタをオンオフ動作させるときには、0.8Aに対応した制御信号108、110のデューティ比は、80.0%となる。
ハイレベルの制御信号100により、電流設定部20の出力電圧は、電圧VL1に設定される。この電圧VL1を電源電圧として、電流駆動部24、26のPNPトランジスタ60は、ローレベルの制御信号104、106に従ってオンになり、電流駆動部28、30のPNPトランジスタ60は、デューティ比が200%の制御信号(PWM信号)108、110に従ってオンオフ動作する。このため、LED1、LED2には1Aの電流が流れ、LED1、LED2が点灯する。一方、LED3、LED4には、平均0.8Aの電流が流れ、LED3、LED4が減光点灯する。
点灯モード3では、制御部18は、ローレベルの制御信号100を生成するとともに、ローレベルの制御信号104とデューティ比が設定された制御信号106、108、110を生成し、ローレベルの制御信号100を電流設定部20に出力し、ローレベルの制御信号104を電流駆動部24に出力し、デューティ比が設定された制御信号106、108、110を電流駆動部26、28、30に出力する。この場合、1.6Aを100%とすると、1Aは62.5%に相当するため、PNPトランジスタ60をオンオフ動作させための制御信号106、108、110のデューティ比は、37.5%となる。なお、PNPトランジスタ60の代わりに、NPNトランジスタをオンオフ動作させるときには、1Aに対応した制御信号106、108、110のデューティ比は、62.5%となる。
ローレベルの制御信号100により、電流設定部20の出力電圧は、最大電流値1.6Aに対応した電圧VH1に設定される。この電圧VH1を電源電圧として、電流駆動部24のPNPトランジスタ60は、ローレベルの制御信号104に従ってオンになり、電流駆動部26、28、30のPNPトランジスタ60は、デューティ比が37.5%の制御信号(PWM信号)106、108、110に従ってオンオフ動作する。このため、LED1には1.6Aの電流が流れ、LED1が点灯する。一方、LED2〜LED4には、平均1Aの電流が流れ、LED2〜LED4が減光点灯する。
上記の例では、LED1〜LED4を減光点灯するときに、LED電流を直流的に低減する代わりに、デューティ比が設定されたPWM信号を用い、しかも、PWM信号を用いるにも、点灯モード2において、LED3とLED4を減光点灯するときに、制御信号108、110として、デューティ比が設定されたPWM信号を用い、点灯モード3において、LED2〜LED4を減光点灯するときに、制御信号106〜110として、デューティ比が設定されたPWM信号を用い、それ以外については、制御信号104〜110として、ローレベルの信号を用いている。
このように、LED1〜LED4の点灯を点灯モード1〜3に応じて制御するときに、各点灯モード1〜3ごとに点灯すべきLEDの最大電流値に対応した電源電圧VL1またはVH1を電流設定部20で設定し、設定された電源電圧を基にLEDを点灯し、LEDを減光点灯するときにのみPWM信号を用いているため、NMOSトランジスタ64の損失を低減することができるとともに、LED1〜LED4に流れる電流の電流精度が低下するのを抑制することができる。
なお、LED1〜LED4に関する点灯モード1として、LED1、LED2を0.8Aでそれぞれ点灯し、LED3、LED4をそれぞれ1Aで点灯するモードとすることもできる。この場合、制御部18は、ハイレベルの制御信号100を生成するとともに、デューティ比が20.0%に設定された制御信号104、106とローレベルの制御信号108、110を生成し、ハイレベルの制御信号100を電流設定部20に出力し、デューティ比が20.0%に設定された制御信号104、106を電流駆動部24、26に出力し、ローレベルの制御信号108、110を電流駆動部28、30に出力することになる。
一方、LED5〜LED8に関して、3種類の点灯モードとして、例えば、点灯モード1を、LED5を0.8Aで点灯し、LED6とLED7をそれぞれ1Aで点灯し、LED8を0.8Aで点灯するモードとし、点灯モード2を、LED5〜LED8をそれぞれ1Aで点灯するモードとし、点灯モード3を、LED5を1.3Aで点灯し、LED6〜LED8をそれぞれ1Aで点灯するモードとして設定した場合、制御部18は、デジタル通信情報を基に各点灯モード1〜3に対応した制御信号を生成して、LED5〜LED8の点灯を制御する。
例えば、点灯モード1では、制御部18は、ハイレベルの制御信号102を生成するとともに、デューティ比が20.0%に設定された制御信号112、118とローレベルの制御信号114、116を生成し、ハイレベルの制御信号102を電流設定部22に出力し、デューティ比が20.0%に設定された制御信号112、118を電流駆動部32、38に出力し、ローレベルの制御信号114、116を電流駆動部34、36に出力する。これにより、電流設定部22の出力電圧は、最大電流値1Aに対応した電圧VL2に設定される。
この電圧VL2を電源電圧として、電流駆動部32、38のPNPトランジスタ60がデューティ比20.0%の制御信号112、118に従ってオンオフ動作し、電流駆動部34、36のPNPトランジスタ60がローレベルの制御信号114、116に従ってオン動作する。このため、LED5とLED8には平均0.8Aの電流が流れ、LED5とLED8が減光点灯する。同様に、LED6とLED7には1Aの電流が流れ、LED6とLED7が点灯する。この場合、1Aを100%とすると、0.8Aは80.0%に相当するため、PNPトランジスタ60をオンオフ動作させための制御信号112、118のデューティ比は、20.0%となる。
点灯モード2では、制御部18は、ハイレベルの制御信号102を生成するとともに、ローレベルの制御信号112、114、116、118を生成し、ハイレベルの制御信号102を電流設定部22に出力し、ローレベルの制御信号112〜118を電流駆動部32〜38に出力する。これにより、電流設定部22の出力電圧は、最大電流値1Aに対応した電圧VL2に設定される。
この電圧VL2を電源電圧として、電流駆動部32〜38のPNPトランジスタ60がローレベルの制御信号112〜118に従ってオン動作する。このため、LED5〜LED8には1Aの電流が流れ、LED5〜LED8が点灯する。
点灯モード3では、制御部18は、ローレベルの制御信号102を生成するとともに、ローレベルの制御信号112とデューティ比が23.1%に設定された制御信号114、116、118を生成し、ローレベルの制御信号102を電流設定部22に出力し、ローレベルの制御信号112を電流駆動部32に出力し、デューティ比が23.1%に設定された制御信号114、116、118を電流駆動部34、36、38に出力する。この場合、1.3Aを100%とすると、1Aは76.9%に相当するため、PNPトランジスタ60をオンオフ動作させための制御信号114、116、118のデューティ比は、23.1%となる。
ローレベルの制御信号102により、電流設定部22の出力電圧は、最大電流1.3Aに対応した電圧VH2に設定される。この電圧VH2を電源電圧として、電流駆動部32のPNPトランジスタ60は、ローレベルの制御信号112に従ってオンになり、電流駆動部34、36、38のPNPトランジスタ60は、デューティ比が23.1%の制御信号(PWM信号)114、116、118に従ってオンオフ動作する。このため、LED5には1.3Aの電流が流れ、LED5が点灯する。一方、LED6〜LED8には、平均1Aの電流が流れ、LED6〜LED8が減光点灯する。
上記の例では、LED5〜LED8を減光点灯するときに、LED電流を直流的に低減する代わりに、デューティ比が設定されたPWM信号を用い、しかも、PWM信号を用いるにも、点灯モード1において、LED5とLED8を減光点灯するときに、制御信号114、116として、デューティ比が設定されたPWM信号を用い、点灯モード3において、LED6〜LED8を減光点灯するときに、制御信号114〜118として、デューティ比が設定されたPWM信号を用い、それ以外については、制御信号112〜118として、ローレベルの信号を用いている。
このように、LED5〜LED8の点灯を点灯モード1〜3に応じて制御するときに、各点灯モード1〜3ごとに点灯すべきLEDの最大電流値に対応した電源電圧VL2またはVH2を電流設定部22で設定し、設定された電源電圧を基にLEDを点灯し、LEDを減光点灯するときにのみPWM信号を用いているため、NMOSトランジスタ64の損失を低減することができるとともに、LED5〜LED8に流れる電流の電流精度が低下するのを抑制することができる。
本実施例によれば、LED1〜LED8の点灯を点灯モード1〜3に応じて制御するときに、各点灯モード1〜3ごとに点灯すべきLEDの最大電流値に対応した電源電圧VL1/VL2またはVH1/VH2を電流設定部20、22で設定し、設定された電源電圧を基にLEDを点灯し、LEDを減光点灯するときにのみPWM信号を用いているため、NMOSトランジスタ64の損失を低減することができるとともに、LED1〜LED8に流れる電流の電流精度が低下するのを抑制することができる。
次に、本発明の第2実施例を図2および図3に基づいて説明する。本実施例は、制御部18でLED1〜LED8の点灯を制御するための制御信号104〜118を生成するに際して、制御部18に内蔵されたマイコン18aのタイマとして、8種類の制御信号104〜118に対応して、8つのタイマを用いる代わりに、3つのタイマA、B、Cを用いて、点灯・減光点灯の制御信号104〜118を生成するとともに、マイコン18aのI/O信号を用いて、消灯の制御信号104〜118を生成するようにしたものであり、他の構成は第1実施例を同様である。なお、図3では、LED1、LED2、LED5、LED8の点灯を制御するときの構成のみを示してある。
具体的には、図2(a)に示すように、LED1〜LED8に関して、3種類の点灯モードとして、例えば、点灯モード1を、LED1とLED2をそれぞれ0.8Aで点灯し、LED3とLED4をそれぞれ1Aで点灯し、LED5を0.8Aで点灯し、LED6を1Aで点灯し、LED7とLED8を消灯(0A)するモードとし、点灯モード2を、LED1とLED2をそれぞれ1Aで点灯し、LED3を0.8Aで点灯し、LED4を消灯(0A)し、LED5とLED6をそれぞれ消灯(0A)し、LED7とLED8をそれぞれ1Aで点灯するモードとし、点灯モード3を、LED1を1.6Aで点灯し、LED2とLED3をそれぞれ消灯(0A)し、LED4を1Aで点灯し、LED5を1.3Aで点灯し、LED6とLED7をそれぞれ1Aで点灯し、LED8を消灯(0A)するモードとして設定した場合、各LED1〜LED8に流れる平均電流は、図2(b)に示すように、PWMのデューティ比で表わされる。
この際、消灯を意味する0%に対しては、I/O信号を用いるとすると、PWMのデューティ比に応じて各LED1〜LED8を複数のグループに分けることができる。例えば、点灯モード1においては、各LED1〜LED8を80%と100%の2グループに分けることができ、点灯モード2においても、各LED1〜LED8を80%と100%の2グループに分けることができる。一方、点灯モード3においては、各LED1〜LED8を62.5%、76.9%、100%の3グループに分けることができる。
最大で3グループに分かれることを考慮すると、図2(c)に示すように、点灯モード1では、80%、100%、100%の3グループに分けられ、点灯モード2では、100%、100%、80%の3グループに分けられ、点灯モード3では、100%、76.9%、62.5%の3グループに分けられる。
そこで、第1グループに属するLED1、LED2、LED5、LED8の点灯を制御するための制御信号の生成をタイマAが実行し、第2グループに属するLED6とLED7の点灯を制御するための制御信号の生成をタイマBが実行し、第3グループに属するLED3とLED4の点灯を制御するための制御信号の生成をタイマCが実行することとしている。
タイマとI/O信号を利用して制御信号を生成するに際して、制御部18のマイコン18aには、タイマA、B、C(図示せず)が内蔵されているとともに、タイマA、B、Cによる信号を出力するためのタイマ端子T、T、T(Tのみ図示)と、電流駆動部24〜38にI/O信号を出力するためのI/O端子T1〜T8(T1、T2、T5、T8のみ図示)が設けられている。さらに、制御部18には、タイマAに対応して、抵抗R11、R12、R13、R14、ダイオードD11、D12、D13、D14が設けられている(タイマB、Cに対応した抵抗及びダイオードは図示せず)。抵抗R11〜R14は、その一端側がタイマ端子Tに接続され、他端側がそれぞれ電流駆動部24、26、32、38の抵抗R8に接続されている。ダイオードD11〜D14は、アノード側がそれぞれI/O端子T1、I/O端子T2、I/O端子T5、I/O端子T8に接続され、カソード側がそれぞれ電流駆動部24、26、32、38の抵抗R8に接続されている。
ここで、第1グループに属するLED1、LED2、LED5、LED8の点灯を制御するに際して、点灯モード1では、LED1とLED2およびLED5を80%の光量で減光点灯させるために、タイマA(タイマ端子T)から抵抗R11と抵抗R12および抵抗R13を介して、デューディ比20%の制御信号104、106、112が出力され、LED1とLED2およびLED5が80%の光量で減光点灯する。このとき、I/O端子T8の出力によるI/O信号がダイオードD14を介してハイレベルの制御信号118として出力され、電流駆動部38のPNPトランジスタ60がオフとなって、LED8が消灯する。
点灯モード2では、LED1とLED2およびLED8を100%の光量で点灯させるために、タイマA(タイマ端子T)から抵抗R11と抵抗R12および抵抗R14を介して、ローレベルの制御信号104、106、118が出力され、LED1とLED2およびLED8が100%の光量で点灯する(但し、電流設定部20、22の電源電圧は、VL1またはVL2に設定されている。)。このとき、I/O端子T5の出力によるI/O信号がダイオードD13を介してハイレベルの制御信号112として出力され、電流駆動部32のPNPトランジスタ60がオフとなって、LED5が消灯する。
点灯モード3では、LED1とLED5を100%の光量で点灯させるために、タイマA(タイマ端子T)から抵抗R11と抵抗R13を介して、ローレベルの制御信号104、112が出力され、LED1とLED5が100%の光量で点灯する(但し、電流設定部20、22の電源電圧は、VH1またはVH2に設定されている。)。このとき、I/O端子T2、T8の出力によるI/O信号がダイオードD12、D14を介してハイレベルの制御信号106、118として出力され、電流駆動部26、38のPNPトランジスタ60がオフとなって、LED2とLED8が消灯する。
本実施例によれば、LED1〜LED8の点灯を点灯モード1〜3に応じて制御するときに、各点灯モード1〜3ごとに点灯すべきLEDの最大電流値に対応した電源電圧VL1/VL2またはVH1/VH2を電流設定部20、22で設定し、設定された電源電圧を基にLEDを点灯し、LEDを減光点灯するときにのみPWM信号を用いているため、NMOSトランジスタ64の損失を低減することができるとともに、LED1〜LED8に流れる電流の電流精度が低下するのを抑制することができる。
また、本実施例においては、電流駆動部24〜38を、点灯モード1〜3全体で共通するもの同士を同一グループとして3つのグループに分けるとともに、各グループ内の電流駆動部(24、26、32、38)、(28、30)、(34、36)を互いに電気的に接続し(例えば、電流駆動部24、26、32、38を抵抗R11〜R14を介して互いに電気的に接続し)、各グループ内の電流駆動部のうち点灯または調光の対象となるLEDに接続された電流駆動部に対しては、NMOSトランジスタ64のオン/オフ期間を各グループごとに同一の駆動条件で指定し、消灯の対象となるLEDに接続された電流駆動部に対しては、NMOSトランジスタ64のオン/オフ期間を指定する要素(タイマA、B、C)とは異なる要素(I/O信号)でオフ駆動を指定する構成を採用している。
従って、本実施例によれば、制御部18でLED1〜LED8の点灯を制御するための制御信号104〜118を生成するに際して、マイコン18aのI/O信号を用いて、消灯の制御信号104〜118を生成するようにしたため、8つのタイマを用いることなく、3つのタイマA、B、Cを用いて、点灯・減光点灯の制御信号104〜118を生成することができ、マイコン18aとして、タイマの数がLED1〜LED8の数よりも少ないものを用いることができる。
次に、本発明の第3実施例を図4に基づいて説明する。本実施例は、電流駆動部24、26、28、30に対応して、電流設定部82を4個設け、電流駆動部24、26、28、30の電源電圧を常時VDDとしたものであり、スイッチングレギュレータ16やLED5〜LED8の駆動系を省略した他は、第1実施例と同様である。なお、本実施例は、電流駆動部32〜38にも適用することができる。
4個の電流設定部82は、同一の回路構成であって、抵抗R21、R22、R23、R24と、NPNトランジスタ84を備えて構成されている。NPNトランジスタ84は、エミッタが接地され、ベースが抵抗R21を介して制御部18に接続され、コレクタが抵抗R23を介して電流駆動部24、26、28、30のオペアンプ62のプラス入力端子に接続されている。
NPNトランジスタ84は、制御部18からの制御信号100に応答してオンオフ動作する。例えば、NPNトランジスタ84は、制御信号100のレベルがローレベルのときには、オフ状態に維持され、制御信号100のレベルがハイレベルに反転したときには、オンとなる。NPNトランジスタ84がオフ状態にあるときに、電流駆動部24、26、28、30に対する制御信号104、106、108、110のレベルがローレベルになると、電流駆動部24、26、28、30のPNPトランジスタ60がオンになって、電圧VDDを抵抗R9と抵抗R10で分圧した電圧がオペアンプ62のプラス入力端子に印加される。このとき、電流駆動部24、26、28、30は、最大電流値、例えば、1.6AでLED1〜LED4を点灯駆動することになる。
一方、電圧VDDを抵抗R9と抵抗R10で分圧した電圧がオペアンプ62のプラス入力端子に印加されているときに、NPNトランジスタ84がオンになると、抵抗R23が電流駆動部24、26、28、30の抵抗R10と並列に接続され、オペアンプ62のプラス入力端子の電圧が低下する。このため、電流駆動部24、26、28、30は、最大電流値、例えば、1AでLED1〜LED4を点灯駆動することになる。
すなわち、各電流設定部82は、制御信号100に応答して、NPNトランジスタ84がオフのときには、各電流駆動部24、26、28、30の駆動による最大電流値を大きく(例えば、1.6A)、NPNトランジスタ84がオンのときには、各電流駆動部24、26、28、30の駆動による最大電流値を小さく(例えば、1A)設定するようになっている。
この場合、各電流設定部82の抵抗R23の抵抗値をそれぞれ異なる値に設定することで、各電流駆動部24、26、28、30の駆動による最大電流値を異なる値に設定することができる。
本実施例によれば、LED1〜LED4の点灯を点灯モード1〜3に応じて制御するときに、各点灯モード1〜3ごとに点灯すべきLEDの最大電流値を各電流設定部82でそれぞれLED1〜LED4について設定し、設定された最大電流値を基にLEDを点灯し、LEDを減光点灯するときにのみPWM信号を用いているため、NMOSトランジスタ64の損失を低減することができるとともに、LED1〜LED4に流れる電流の電流精度が低下するのを抑制することができる。
また、本実施例によれば、抵抗R21〜R23とNPNトランジスタ84を用いるだけで、各電流駆動部24、26、28、30の駆動による最大電流値を2段階に分けて設定することができるとともに、オペアンプが不要となり、構成の簡素化を図ることができる。
次に、本発明の第4実施例を図5および図6に基づいて説明する。本実施例は、LED1〜LED4を互いに直列に接続するとともに、LED1〜LED4の電流をシャント抵抗RSで検出し、シャント抵抗RS両端電圧を一定に保つように、LED1〜LED4に流れる電流をフィードバック制御するようにしたものである。
具体的には、電流駆動部24、26、28、30の代わりに、各LED1〜LED4と並列に、電流駆動部86、88、90、92を接続し、LED4をシャント抵抗RSを介して接地し、シャント抵抗RSの両端に生じる電圧を制御回路42にフィードバックし、制御回路42に電流設定部20の機能を付加したものであり、スイッチングレギュレータ16やLED5〜LED8の駆動系を省略した他は、第1実施例と同様である。
電流駆動部86、88、90、92は、例えば、半導体スイッチ素子で構成されており、制御部18からの制御信号104、106、108、110に応答して、各LED1〜LED4の両端を短絡または開放するようになっている。
制御回路42には、図6に示すように、電流設定部の機能を実現するために、エラーアンプ94と、NPNトランジスタ96と、抵抗R31、R32、R33、R34、R35に設けられている。エラーアンプ94のマイナス入力端子にはシャント抵抗RSの両端電圧が印加され、プラス入力端子には抵抗R35の両端電圧が印加されるようになっている。
NPNトランジスタ96は、制御部18からの制御信号100に応答してオンオフ動作する。例えば、制御信号100のレベルがローレベルのときには、オフ状態に維持され、制御信号100のレベルがハイレベルのときには、オンになる。
NPNトランジスタ96がオフ状態に維持されているときには、電圧VDDを抵抗R33と抵抗R35で分圧した電圧が第1の基準電圧として、エラーアンプ94のプラス入力端子に印加される。このとき、エラーアンプ94は、シャント抵抗RSからフィードバックされた電圧と第1の基準電圧とを比較し、比較結果に応じた電圧を比較回路(図示せず)に出力する。比較回路は、エラーアンプ94の出力電圧と鋸波電圧とを比較し、比較結果に従ってスイッチング信号をNMOSトランジスタ40に出力する。
NMOSトランジスタ40がスイッチング信号に従ってオンオフ動作すると、シャント抵抗RS両端電圧を一定に保つように、LED1〜LED4に流れる電流がフィードバック制御される。すなわち、第1の基準電圧により、スイッチングレギュレータ14からLED1〜LED4に供給される電流の最大値(最大電流値)が決定される。
一方、NPNトランジスタ96がオフからオンになると、抵抗R34がNPNトランジスタ96を介して接地されるので、電圧VDDを、抵抗R33と、抵抗R34と抵抗R35の合成抵抗(合成抵抗値)で分圧した電圧が第2の基準電圧(第2の基準電圧<第1の基準電圧)として、エラーアンプ94のプラス入力端子に印加される。このとき、エラーアンプ94は、シャント抵抗RSからフィードバックされた電圧と第2の基準電圧とを比較し、比較結果に応じた電圧を比較回路(図示せず)に出力する。比較回路は、エラーアンプ94の出力電圧と鋸波電圧とを比較し、比較結果に従ってスイッチング信号をNMOSトランジスタ40に出力する。
NMOSトランジスタ40がスイッチング信号に従ってオンオフ動作すると、シャント抵抗RS両端電圧を一定に保つように、LED1〜LED4に流れる電流がフィードバック制御される。すなわち、第2の基準電圧により、スイッチングレギュレータ14からLED1〜LED4に供給される電流の最大値(最大電流値)が決定される。但し、第2の基準値を基に決定される最大電流値は、第1の基準値を基に決定される最大電流値よりも小さい値となる。言い換えると、スイッチングレギュレータ14においては、第1の基準値または第2の基準値に応じて、スイッチングレギュレータ14からLED1〜LED4に供給される電流の最大値(最大電流値)が2段階に分かれて決定される。
ここで、3種類の点灯モードとして、例えば、LED1〜LED4に関して、点灯モード1を、LED1〜LED4をそれぞれ1Aで点灯するモードとし、点灯モード2を、LED1、LED2をそれぞれ1Aで点灯し、LED3、LED4をそれぞれ0.8Aで点灯するモードとし、点灯モード3を、LED1を1.6Aで点灯し、LED2〜LED4をそれぞれ1Aで点灯するモードとして設定した場合、制御部18は、デジタル通信情報を基に各点灯モード1〜3に対応した制御信号を生成して、LED1〜LED4の点灯を制御する。
例えば、点灯モード1では、制御部18は、ハイレベルの制御信号100を生成するとともに、ローレベルの制御信号104〜110を生成し、ハイレベルの制御信号100を制御回路42に出力し、ローレベルの制御信号104〜110を電流駆動部86〜92に出力する。
ハイレベルの制御信号100に応答して、制御回路42のNPNトランジスタ96がオンになると、エラーアンプ94の基準電圧として、第2の基準電圧が設定される。電流駆動部86〜92を構成する半導体スイッチ素子、例えば、NMOSトランジスタは、ローレベルの制御信号104〜110に応答してオフとなり、LED1〜LED4の両端は開放された状態になる。このため、スイッチングレギュレータ14からLED1〜LED4には、第2の基準電圧を基に設定された最大電流値、例えば、1Aが供給され、LED1〜LED4には1Aの電流が流れ、LED1〜LED4が点灯する。この電流は、シャント抵抗RSで検出され、制御回路42にフィードバックされるので、スイッチングレギュレータ14により、LED1〜LED4には常に1Aの電流が流れる制御が実行される。
点灯モード2では、制御部18は、ハイレベルの制御信号100を生成するとともに、ローレベルの制御信号104、106とデューティ比が設定された制御信号108、110を生成し、ハイレベルの制御信号100を制御回路42に出力し、ローレベルの制御信号104、106を電流駆動部86、88に出力し、デューティ比が設定された制御信号108、110を電流駆動部90、92に出力する。
ハイレベルの制御信号100により、制御回路42のNPNトランジスタ96がオンになると、エラーアンプ94の基準電圧として、第2の基準電圧が設定される。電流駆動部86、88を構成するNMOSトランジスタは、ローレベルの制御信号104、106に応答してオフとなり、LED1とLED2の両端は開放された状態になる。このとき、スイッチングレギュレータ14からLED1〜LED4には、第2の基準電圧を基に設定された最大電流値、例えば、1Aが供給されるので、LED1とLED2には1Aの電流が流れ、LED1とLED2が点灯する。
一方、電流駆動部90、92のNMOSトランジスタは、デューティ比が設定された制御信号(PWM信号)に応答してオンオフ動作する。これにより、LED3とLED4の両端は、電流駆動部90、92のオンオフ動作に応じて、開放・短絡される。この場合、第2の基準値に対応した最大電流値1Aを100%とすると、0.8Aは80.0%に相当するため、例えば、電流駆動部90、92がNMOSトランジスタで構成されている場合、NMOSトランジスタをオンオフ動作させための制御信号108、110のデューティ比は、20.0%となる。このため、LED3とLED4には平均0.8Aの電流が流れ、LED3とLED4が減光点灯する。
点灯モード3では、制御部18は、ローレベルの制御信号100を生成するとともに、ローレベルの制御信号104とデューティ比が設定された制御信号(PWM信号)106、108、110を生成し、ローレベルの制御信号100を制御回路42に出力し、ローレベルの制御信号104を電流駆動部86に出力し、デューティ比が設定された制御信号(PWM信号)106、108、110を電流駆動部88、90、92に出力する。
ローレベルの制御信号100により、制御回路42のNPNトランジスタ96がオフになると、エラーアンプ94の基準電圧として、第1の基準電圧が設定される。電流駆動部86を構成するNMOSトランジスタは、ローレベルの制御信号104に応答してオフとなり、LED1の両端は開放された状態になる。このとき、スイッチングレギュレータ14からLED1〜LED4には、第1の基準電圧を基に設定された最大電流値、例えば、1.6Aが供給されるので、LED1には1.6Aの電流が流れ、LED1が点灯する。
一方、電流駆動部88、90、92のNMOSトランジスタは、デューティ比が設定された制御信号(PWM信号)106、108、110に応答してオンオフ動作する。これにより、LED2〜LED4の両端は、電流駆動部88、90、92のオンオフ動作に応じて、開放・短絡される。この場合、第1の基準値に対応した最大電流値1.6Aを100%とすると、1Aは62.5%に相当するため、NMOSトランジスタをオンオフ動作させための制御信号106、108、110のデューティ比は、37.5%となる。このため、LED2〜LED4には平均1Aの電流が流れ、LED2〜LED4が減光点灯する。
上記の例では、LED1〜LED4を減光点灯するときに、LED電流を直流的に低減する代わりに、デューティ比が設定されたPWM信号を用い、しかも、PWM信号を用いるにも、点灯モード2において、LED3とLED4を減光点灯するときに、制御信号108、110として、デューティ比が設定されたPWM信号を用い、点灯モード3において、LED2〜LED4を減光点灯するときに、制御信号106〜110として、デューティ比が設定されたPWM信号を用い、それ以外については、制御信号104〜110として、ローレベルの信号を用いている。
本実施例によれば、LED1〜LED4の点灯を点灯モード1〜3に応じて制御するときに、各点灯モード1〜3ごとに、LED1〜LED4に供給すべき電流の最大値(最大電流値)を制御回路42で設定し、設定された最大電流値を基にLEDを点灯し、LEDを減光点灯するときにのみPWM信号を用いているため、電流駆動部86〜92を構成するNMOSトランジスタの損失を低減することができるとともに、LED1〜LED4に流れる電流の電流精度が低下するのを抑制することができる。
前記各実施例においては、電流駆動部24〜38の電流駆動時の最大電流値またはスイッチングレギュレータ14からLED1〜LED4への電流の最大電流値を2段階に分けて設定するものについて述べたが、最大電流値は、2段階を3段階、4段階とし、更に細かく設定することも可能である。
本発明の第1実施例を示す車両用灯具の点灯制御装置のブロック構成図である。 (a)は、各種点灯モードと各LEDの電流との関係を説明するための図、(b)は、各種点灯モードと各LEDの光量との関係を説明するための図、(c)は、各種点灯モードと各タイマで生成する制御信号のデューティ比との関係を説明するための図である。 本発明の第2実施例を示す車両用灯具の点灯制御装置の要部ブロック構成図である。 本発明の第3実施例を示す車両用灯具の点灯制御装置のブロック構成図である。 本発明の第4実施例を示す車両用灯具の点灯制御装置のブロック構成図である。 本発明の第4実施例における制御回路の要部回路構成図である。
符号の説明
1、2、3、4、5、6、7、8 LED
12 車両用灯具の点灯制御装置
14、16 スイッチングレギュレータ
18 制御部
20、22 電流設定部
24、26、28、30、32、34、36、38 電流駆動部
40 NMOSトランジスタ
42 制御回路
56 NPNトランジスタ
58 オペアンプ
60 PNPトランジスタ
62 オペアンプ
64 NMOSトランジスタ

Claims (2)

  1. 複数の半導体光源へ電流を供給するスイッチングレギュレータと、
    前記半導体光源へ接続され、前記半導体光源のオン/オフを制御するスイッチ手段を有し、前記スイッチ手段の動作状態に応じて最大電流値または前記最大電流値よりも小さい電流値で前記半導体光源を電流駆動する複数の電流駆動手段と、
    前記各電流駆動手段の電流駆動時の最大電流値または前記スイッチングレギュレータから前記半導体光源への電流の最大電流値を指定に応じて複数段階に分けて設定する電流設定手段と、
    外部からの通信情報に基づき複数の点灯モードに応じて前記電流駆動手段と前記電流設定手段を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記各点灯モードごとに前記電流設定手段に対して前記各点灯モードに対応した最大電流値を指定し、前記各電流駆動手段に対しては、前記各点灯モードごとに前記スイッチ手段のオン/オフ期間を指定する、
    ことを特徴とする車両用灯具の点灯制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両用灯具の点灯制御装置において、前記複数の電流駆動手段を、前記各半導体光源に対する駆動条件について前記複数の点灯モード全体で共通するもの同士を同一グループとして複数のグループに分けるとともに、前記各グループ内の電流駆動手段を互いに接続し、
    前記制御部は、前記各グループ内の電流駆動手段のうち点灯または調光の対象となる半導体光源に接続された電流駆動手段に対しては、当該スイッチ手段のオン/オフ期間を前記各グループごとに同一の駆動条件で指定し、消灯の対象となる半導体光源に接続された電流駆動手段に対しては、前記オン/オフ期間を指定する要素とは異なる要素でオフ駆動を指定する、
    ことを特徴とする車両用灯具の点灯制御装置。
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