JP4775912B2 - 車両用灯具の点灯制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用灯具の点灯制御装置に係り、特に、半導体発光素子で構成された半導体光源の点灯を制御するように構成された車両用灯具の点灯制御装置に関する。
従来、車両用灯具として、LED(Light Emitting Diode)などの半導体発光素子を光源に用いたものが知られており、この種の車両用灯具には、LEDの点灯を制御するための点灯制御装置が実装されている。
点灯制御装置として、LEDに直列に接続されて、LEDに規定の電流が流れるように制御するシリーズレギュレータと、シリーズレギュレータの制御状態に応じてLEDに印加する出力電圧を最大電圧に制御するスイッチングレギュレータを備えたものが知られている。スイッチングレギュレータは、スイッチングレギュレータに対して複数個のLEDが直列または並列に接続されても、各LEDに規定の電流が流れるように、出力電圧を制御することができる。
しかし、スイッチングレギュレータの出力がショートしたり、あるいは地絡したりすると、スイッチングレギュレータの負荷が重くなって、過度の電力負担に伴って故障することがある。またスイッチングレギュレータの出力が断線などによってオープンになると、例えば、フライバック方式のスイッチングレギュレータでは、出力電圧が過度に上昇することがある。
そこで、複数の半導体光源(LED)のうち2以上の半導体光源(LED)に異常(LEDのカソード側の地絡に伴う異常)が生じたときには、各シリーズレギュレータによっては各半導体光源(LED)の電流を制御できないとして、スイッチングレギュレータの動作を停止し、各半導体光源(LED)を保護するようにしたものが提案されている(特許文献1参照)。
また、複数の半導体光源(LED)のうちいずれかの半導体光源(LED)の電流低下に伴う異常(LEDのカソード側の地絡に伴う比較増幅器の出力電圧の異常)が生じたときには、スイッチングレギュレータの出力電圧が正常であることを条件に、スイッチングレギュレータの動作を停止し、各半導体光源(LED)を保護するようにしたものが提案されている(特許文献2参照)。
特開2006−103477号広報(第6頁から第7頁、図2) 特開2007−22104号公報(第7頁から第11頁、図1)
上記従来技術においては、スイッチングレギュレータの出力側に、異常が生じたとき、例えば、LEDのカソード側が地絡したときには、その異常を検出してLEDを保護するように構成されているが、各半導体光源(LED)を個別に点消灯することについては配慮されていない。
例えば、車両用灯具の光源として、ハイビーム、ターンシグナル、コーナーリング、DRL(Daytime Running Light)の4種類の光源を必要とする場合、点灯制御装置としては、スイッチングレギュレータと、4個のシリーズレギュレータの他に、外部からの通信情報(各半導体光源を点消灯させる情報)に従って各シリーズレギュレータを個別に制御するための制御回路(例えば、マイコン)が必要となる。
しかも、外部からの通信情報に従って各シリーズレギュレータを個別に制御するための制御回路を設けたとしても、各LEDを個別に点消灯する場合、全てのLEDは、常時点灯対象にはならず、1個のLEDのみが点灯対象となることがある。1個のLED(半導体光源)のみが点灯対象となった場合、2個以上のLED(半導体光源)の異常を検出したときに、スイッチングレギュレータの動作を停止する構成では、地絡発生時にLEDを保護することはできない。
また、従来技術では、各LED(半導体光源)は常に点灯対象となっていることを前提に、各LED(半導体光源)に接続されたシリーズレギュレータの個々の異常を検出する構成を採用しているので、各LEDを個別に点消灯する場合、点灯対象となっていないLEDのカソード側が地絡していても、このLEDに接続されているシリーズレギュレータは動作状態にないので、地絡を検出することはできない。
さらに、Vf(順方向電圧)のばらつきを考慮すると、各LEDに接続されたシリーズレギュレータの個々の異常を検出する構成では、各LED(半導体光源)を個別に点消灯する場合、カソード側が地絡したLEDよりもVfの小さいLEDが点灯対象となって、このLEDによって電圧がクランプされているときには、カソード側が地絡したLEDには電流が流れないので、地絡を検出することはできない。
本発明は、前記従来技術の課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、複数の半導体光源の点消灯を個別に制御するときに、半導体光源のカソード側の地絡を精度良く検出することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に係る車両用灯具の点灯制御装置においては、並列に接続される複数の半導体光源へ電流を供給するスイッチングレギュレータと、前記半導体光源に直列に接続されるシリーズレギュレータと、前記スイッチングレギュレータの出力電圧を制御するスイッチングレギュレータ制御手段と、前記シリーズレギュレータに接続され、外部からの通信情報に基づき、前記半導体光源の点消灯を制御するとともに該点消灯に基づいて前記スイッチングレギュレータから出力される規定電流値を算出する点消灯制御手段と、前記スイッチングレギュレータの出力と、前記シリーズレギュレータまたは前記半導体光源の直列回路との間に設けられ、前記スイッチングレギュレータが出力する電流を検出する電流検出手段と、を備え、前記点消灯制御手段は、前記電流検出手段から検出される検出電流値と前記規定電流値とを比較し、前記検出電流値が前記規定電流値より大きい場合に前記スイッチングレギュレータの動作を停止させる構成とした。
(作用)外部からの通信情報に基づき、各半導体光源の点消灯を個別に制御するときに、各半導体光源の点消灯に基づいて、スイッチングレギュレータから出力される規定電流値(点灯対象の半導体光源に供給される電流の総和)を算出するとともに、スイッチングレギュレータが出力する電流を検出し、検出電流値と規定電流値とを比較し、検出電流値が規定電流値より大きい場合には、シリーズレギュレータを介さずに電流が流れ、地絡が生じていると判定する。このため、点灯対象または非点灯対象の半導体光源によらず、いずれかの半導体光源のカソード側が地絡したことを精度良く検出することができる。この地絡を検出したときに、スイッチングレギュレータの動作を停止させることで、地絡事故から半導体光源を保護することができる。
請求項2に係る車両用灯具の点灯制御装置においては、請求項1に記載の車両用灯具の点灯制御装置において、前記スイッチングレギュレータは、複数の2次巻線を有するトランスを備え、前記複数の2次巻線の比は、前記2次巻線に接続される半導体光源の電圧降下の比に対応づけて設定されるとともに、前記複数の各2次巻線に前記電流検出手段、前記半導体光源、前記シリーズレギュレータが設けられる構成とした。
(作用)スイッチングレギュレータは、複数の2次巻線を有するトランスを備え、複数の2次巻線の比は、各2次巻線に接続される半導体光源の電圧降下の比に対応づけて設定されるとともに、各2次巻線にそれぞれ電流検出手段と半導体光源およびシリーズレギュレータが設けられているので、各2次巻線にそれぞれ電圧降下(Vf)の異なる半導体光源、例えば、ヘッドランプ、クリアランスランプ等が接続されても、各2次巻線に接続される半導体光源のいずれかのカソード側が地絡したときには、この地絡を個別に検出することができる。
請求項3に係る車両用灯具の点灯制御装置においては、請求項1に記載の車両用灯具の点灯制御装置において、前記スイッチングレギュレータの起動直後に、前記シリーズレギュレータを停止させる停止期間を設け、前記点消灯制御手段は、前記停止期間中は、前記規定電流値をゼロとして、前記電流検出手段から検出される検出電流値と前記ゼロの規定電流値とを比較し、前記検出電流値が前記ゼロの規定電流値より大きい場合に前記スイッチングレギュレータの動作を停止させる構成とした。
(作用)スイッチングレギュレータの起動直後に、シリーズレギュレータを停止させる停止期間を設けるとともに、停止期間中の規定電流値をゼロとし、停止期間中に、検出される検出電流値とゼロの規定電流値とを比較し、検出電流値がゼロの規定電流値より大きい場合には、シリーズレギュレータが非動作状態にあって、全ての半導体光源が非点灯対象にあるにもかかわらず、スイッチングレギュレータからいずれかの半導体光源に電流が流れ、地絡していると判定する。このため、地絡に伴う電流が微小電流であっても、いずれかの半導体光源のカソード側が地絡したことを精度良く検出することができる。この地絡を検出したときに、スイッチングレギュレータの動作を停止させることで、半導体光源を点灯させる前に、地絡事故から半導体光源を保護することができる。
以上の説明から明らかなように、請求項1に係る車両用灯具の点灯制御装置によれば、半導体光源のカソード側が地絡したことを精度良く検出することができるとともに、地絡事故から半導体光源を保護することができる。
請求項2によれば、電圧降下の異なる半導体光源の点消灯を別々に制御する場合でも、いずれかの半導体光源のカソード側が地絡したときには、その地絡を個別に検出することができる。
請求項3によれば、地絡に伴う電流が微小電流であっても、いずれかの半導体光源のカソード側が地絡したことを精度良く検出することができるとともに、半導体光源を点灯させる前に、地絡事故から半導体光源を保護することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施例を示す車両用灯具の点灯制御装置のブロック構成図、図2は、本発明の第2実施例を示す車両用灯具の点灯制御装置のブロック構成図、図3は、本発明の第3実施例における動作を説明するための図であって、(a)は、正常時の各部の動作状態を示すタイムチャート、(b)は、地絡時の各部の動作状態を示すタイムチャートである。
図1において、車両用灯具(発光装置)の点灯制御装置10は、4種類の光源であるLED12、14、16、18を負荷とするスイッチングレギュレータ20と、スイッチングレギュレータ20からLED12、14、16、18に供給される電流を検出する電流検出回路22と、スイッチングレギュレータ20の出力電圧を制御する制御回路24と、外部からの通信情報に応答してLED12、14、16、18を個別に点消灯するための制御信号を生成する点消灯制御回路26と、各LED12、14、16、18にそれぞれ直列に接続されて、各LED12、14、16、18の電流を個別に調整するシリーズレギュレータ28、30、32、34を備えて構成されている。
各LED12、14、16、18は、半導体発光素子で構成された半導体光源として、互いに並列に接続されて、スイッチングレギュレータ20の出力側に各シリーズレギュレータ28、30、32、34と直列になって接続されている。
各LED12、14、16、18としては、互いに直列に接続された複数個のLEDまたは互いに並列に接続された複数個のLEDを用いることもできる。また、各LED12、14、16、18は、ヘッドランプ、ストップ&テールランプ、フォグランプ、ターンシグナルランプ、クリアランスランプ(スモールランプ)等の各種車両用灯具の光源として構成することができる。例えば、LED12をハイビーム用のヘッドランプ、LED14をターンシグナルランプ、LED16をコーナーリングランプ、LED18をDRLとして用いることができる。
スイッチングレギュレータ20は、コンデンサC1、C2、トランスT1、ダイオードD1、NMOSトランジスタ36を備えて構成されており、コンデンサC1の両端側が電源入力端子38、40に接続され、ダイオードD1とコンデンサC2との接続点が電流検出回路22と制御回路24にそれぞれ接続されている。電源入力端子38は、点灯制御装置の起動用SW(図示せず)を介して車載バッテリ(直流電源)42のプラス端子に接続され、電源入力端子40は、接地されているとともに、車載バッテリ42のマイナス端子に接続されている。
このスイッチングレギュレータ20は、例えば、IC(Integrated Circuit)で構成されて、演算器としての機能を有する制御回路24から出力されるスイッチング信号、例えば、数10kHz〜数100kHzの周波数によるスイッチング信号によってNMOSトランジスタ36がオンオフ動作するようになっている。スイッチング信号によってNMOSトランジスタ36がオンオフ動作すると、電源入力端子38からトランスT1の1次巻線L11、NMOSトランジスタ36、電源入力端子40にオンオフ動作に伴う直流電流が流れるとともに、2次巻線L12の両端に交流電圧が発生する。2次巻線L12に発生する交流電圧は、ダイオードD1で整流されるとともに、コンデンサC2で平滑され、平滑された直流電圧が電流検出回路22を介して各LED12、14、16、18に供給される。
また、スイッチングレギュレータ20は、制御回路24によって出力電圧Eoが制御されるようになっている。この制御回路24は、スイッチングレギュレータ制御手段として、スイッチングレギュレータ20の出力電圧EoをラインL1の電圧Eoで監視するとともに、各シリーズレギュレータ16の制御状態をラインL2、L3、L4、L5の電圧で監視し、各ラインL1〜L5の電圧を基に、各LED12、14、16、18と各シリーズレギュレータ28、30、32、34で構成される4系統の直列回路のうち最も電圧の高い直列回路の電圧に合わせるように、出力電圧Eoを制御するようになっている。
さらに、スイッチングレギュレータ20は、制御回路24によってスイッチング動作が制御されるようになっている。例えば、点消灯制御回路26から制御回路24に停止信号100が入力されたときには、制御回路24によってNMOSトランジスタ36のスイッチング動作が停止されるようになっている。NMOSトランジスタ36のスイッチング動作が停止したときには、スイッチングレギュレータ20は、その動作を停止することになる。
電流検出回路22は、抵抗R1、R2、R3、R4、R5、オペアンプ44を備え、スイッチングレギュレータ20からLED12、14、16、18に供給される電流(総電流)を検出する電流検出手段として構成されており、抵抗R1の一端側がラインL1に接続され、他端側が光源端子46を介して各LED12〜18のアノードに接続されている。
この電流検出回路22は、抵抗R1の電圧降下に伴う電圧を、オペアンプ44で差動増幅するために、ラインL1の電圧Eoが抵抗R2を介してオペアンプ44のプラス入力端子に入力され、抵抗R1と抵抗R3との接続点の電圧が抵抗R3を介してオペアンプ44のマイナス入力端子に入力されている。オペアンプ44は、プラス入力端子とマイナス入力端子間に印加された電圧を差動増幅し、差動増幅によって得られた電圧Voを点消灯制御回路26に出力する。すなわち、電流検出回路22は、スイッチングレギュレータ20からLED12、14、16、18に供給される電流(総電流)を電圧Voに変換して点消灯制御回路26に出力するようになっている。
点消灯制御回路26は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、I/O(Input/Output)インタフェース回路等を備えたマイコンで構成され、入力側が通信端子48、ワイヤハーネス(図示せず)を介して車両電子制御ユニット(ECU)に接続されている。
この点消灯制御回路26は、車両電子制御ユニット(ECU)から、外部の通信情報として、各LED12〜18を個別に点消灯するためのデジタル通信情報が入力されたときには、このデジタル通信情報を識別し、識別結果に従った制御信号102、104、106、108をそれぞれシリーズレギュレータ28、30、32、34に出力する点消灯制御手段として構成されている。
制御信号102、104、106、108は、例えば、点灯すべきLEDに対応した制御信号は、ローレベルの信号として生成され、消灯すべきLEDに対応した制御信号は、ハイレベルの信号として生成され、減光点灯すべきLEDに対応した制御信号は、デューティ比が数10%のオン/オフ信号として生成される。
また、点消灯制御回路26は、デジタル通信情報を基に点灯すべきLEDの数(点灯指示数)と、点灯すべきLEDの電流(規定電流)を算出するとともに、点灯指示数×規定電流=規定電流値(各LEDの規定電流が同一のときの規定電流の総和)あるいは、点灯すべきLEDの電流(規定電流)の総和(各LEDの規定電流が異なるときの規定電流の総和)=規定電流値を算出し、算出された規定電流値と、電流検出回路22の出力による電圧Voを電流に換算した検出電流値とを比較し、比較結果から地絡の有無を判定する。
具体的には、点消灯制御回路26は、検出電流値が、算出された規定電流値よりも小さいときには、地絡は生じていないと判定し、検出電流値が、算出された規定電流値よりも大きいときには、シリーズレギュレータ28、30、32、34を介さずに電流が流れていると、すなわち、LED12〜18のいずれかのLEDのカソード側が地絡したと判定し、スイッチングレギュレータ20の制御回路24に停止信号100を出力するようになっている。
一方、各シリーズレギュレータ28、30、32、34は、それぞれ同一の回路構成であって、PNPトランジスタ50と、オペアンプ52と、NMOSトランジスタ54と、シャント抵抗Rsと、抵抗R6〜R9を備えて構成されており、NMOSトランジスタ54はスイッチ素子としてシャント抵抗Rsとともに、光源端子56、58、60、62を介して、LED12、14、16、18にそれぞれ直列に接続されている。なお、スイッチ素子としては、NMOSトランジスタ54の代わりに、他のスイッチ素子、例えば、NPNトランジスタを用いることもできる。
シャント抵抗Rsは、各LED12、14、16、18に流れる電流を電圧に変換して、オペアンプ52のマイナス入力端子に入力する電流検出素子として構成されている。オペアンプ52は、抵抗R8と抵抗R9との接続点に生じる電圧をプラス入力端子に取り込むとともに、シャント抵抗Rsの両端電圧をマイナス入力端子に取り込み、両者の電圧を比較し、比較結果に応じたゲート電圧(制御信号)を生成し、このゲート電圧をNMOSトランジスタ54のゲートに印加してNMOSトランジスタ54のオンオフ動作を制御する。すなわち、各シリーズレギュレータ28、28、30、32は、オペアンプ52の比較結果に応じてNMOSトランジスタ54のオンの度合いを適正に制御することで、各LED12、14、16、18に規定の電流が流れるように、各LED12、14、16、18の電流を個別に制御するようになっている。
例えば、点消灯制御回路26から制御信号102、104、106、108として、ローベルの信号が出力されたときには、PNPトランジスタ50がオンになり、電圧VDDを抵抗R8と抵抗R9で分圧した電圧が基準電圧として、オペアンプ52のプラス入力端子に入力される。このとき、オペアンプ52は、シャント抵抗Rsの両端電圧を基準電圧に一致させるための電圧(適正電圧)を出力する。これにより、NMOSトランジスタ54は、シャント抵抗Rsの両端電圧と基準電圧とが一致する度合いでオンになり、各LED12、14、16、18に規定の電流が流れ、各LED12、14、16、18が点灯する。
一方、点消灯制御回路26から制御信号102、104、106、108として、ハイレベルの信号が出力されたときには、PNPトランジスタ50がオフになり、オペアンプ52のプラス入力端子には、電圧が印加されなくなる。このため、オペアンプ52からはローレベルの電圧が出力され、NMOSトランジスタ54がオフになって、各LED12、14、16、18が消灯する。
また、点消灯制御回路26から制御信号102、104、106、108として、デューティ比が数10%のオン/オフ信号が出力されると、オン/オフ信号に応答して、PNPトランジスタ50がオン/オフ動作を繰り返す。これにより、オペアンプ52からは、適正電圧(シャント抵抗Rsの両端電圧を基準電圧に一致させるための電圧)とローレベルの電圧が交互に出力され、NMOSトランジスタ54がオン/オフ動作を繰り返す。このため、各LED12、14、16、18は、NMOSトランジスタ54のオン/オフ動作に応じて減光点灯する。
また、各シリーズレギュレータ28、30、32、34において、各LED12、14、16、18に規定電流を流す制御を行っている過程では、NMOSトランジスタ54のゲート電圧(適正電圧)はスレッシュ電圧、例えば、2V〜3V近傍になる。このときいずれか1つのLEDに流れる電流が規定電流を下回れば、NMOSトランジスタ54のゲート電圧は高くなる。いずれか1つのNMOSトランジスタ54のゲート電圧が高くなると(ラインL2〜L5のいずれかの電圧が高くなると)、制御回路24はスイッチングレギュレータ20の出力電圧を高くするように、NMOSトランジスタ36に対するオンオフ動作を制御する。
また、全てのNMOSトランジスタ54のゲート電圧がスレッシュ電圧程度に低くなったときには、スイッチングレギュレータ20の出力を低くするように、NMOSトランジスタ36のスイッチング動作が制御される。このため、スイッチングレギュレータ20は、各LED12、14、16、18のうちVf(順方向電圧)のばらつきが最も高い電圧近傍に出力電圧を制御することができる。
上記構成において、例えば、LED12をハイビーム用のヘッドランプ、LED14をターンシグナルランプ、LED16をコーナーリングランプ、LED18をDRLとして用い、ハイビーム用のヘッドランプを点灯するためのデジタル通信情報が車両電子制御ユニット(ECU)から点消灯制御回路26に入力されると、点消灯制御回路26からシリーズレギュレータ28にローレベルの制御信号102が出力される。ローレベルの制御信号102に応答してPNPトランジスタ50がオンになると、オペアンプ52から適正電圧が出力され、NMOSトランジスタ54がオンになってLED12が点灯する。なお、デジタル通信情報に従って制御信号102がハイレベルに反転したときには、LED12は消灯する。
同様にして、ターンシグナルランプ、コーナーリングランプまたはDRLをそれぞれ点灯するためのデジタル通信情報が車両電子制御ユニット(ECU)から点消灯制御回路26に入力されると、点消灯制御回路26からシリーズレギュレータ30、32、34にそれぞれローレベルの制御信号102が出力される。ローレベルの制御信号102に応答して、シリーズレギュレータ30、32、34のPNPトランジスタ50がオンになると、オペアンプ52から適正電圧が出力され、NMOSトランジスタ54がオンになってLED14、16、18が点灯する。
すなわち、点消灯制御回路26において、車両電子制御ユニット(ECU)からのデジタル通信情報を識別し、識別結果に従ってシリーズレギュレータ28、30、32、34に制御信号102、104、106、108を出力することで、LED12、14、16、18を個別に点消灯させることができる。
また、LED12が点灯対象となっているときには、点消灯制御回路26は、電流検出回路22の検出による電圧Voから得られた検出電流値とLED12の規定電流値とを比較し、検出電流値≦規定電流値のときには、LED12〜18は正常状態にあると判定し、制御信号102を出力するための制御を継続する。
一方、検出電流値>規定電流値のときには、点消灯制御回路26は、シリーズレギュレータ28〜32を介さずに電流が流れていると、すなわちLED12〜18のいずれかのカソード側又はアノード側が地絡したと判定し、停止信号100を制御回路24に出力する。制御回路24は、停止信号100に応答して、NMOSトランジスタ36のスイッチング動作を停止させる。この結果、スイッチングレギュレータ20によるスイッチング動作が停止する。
また、LED14、16、18のうちいずれかが一つまたはLED12、14、16、18のうち複数個のものが点灯対象となったときには、点消灯制御回路26は、電流検出回路22の検出による電圧Voから得られた検出電流値と点灯対象となったLED全体の規定電流値(点灯対象となったLEDの規定電流値の総和)とを比較し、検出電流値≦規定電流値のときには、LED12〜18は正常状態にあると判定し、検出電流値>規定電流値のときには、LED12〜18のいずれかのカソード側又はアノード側が地絡したと判定し、停止信号100を制御回路24に出力する。これにより、スイッチングレギュレータ20によるスイッチング動作が停止される。
本実施例によれば、LED12、14、16、18を個別に点消灯することができるとともに、LED12、14、16、18のいずれかのカソード側が地絡したことを精度良く検出することができ、地絡事故からLED12、14、16、18を保護することが可能になる。
なお、LED12、14、16、18のうちいずれかのカソード側が地絡していても、Vf(順方向電圧)のばらつきの関係で当該LEDに電流が流れていないときには(当該LEDよりもVfの小さいLEDが点灯対象となって、このLEDによって電圧がクランプされているとき)、地絡に伴う電流によって総電流が増加しないので、地絡を検出することはできない。しかし、当該LEDよりもVfの小さいLEDが非点灯対象となって、当該LEDが点灯対象となったときには、当該地絡に伴う電流が流れるので、Vfにばらつきがあっても当該LEDのカソード側が地絡したことを精度良く検出できる。
次に、本発明の第2実施例を図2に基づいて説明する。本実施例は、Vfの異なるLEDを2グループに分けて用いることを考慮し、各グループに属するLEDに異なる電圧を印加するために、スイッチングレギュレータ20の代わりに、スイッチングレギュレータ21を用い、スイッチングレギュレータ21から各グループのLEDに供給される電流を検出するために、電流検出回路22の他に、同一構成の電流検出回路23を設けたものであり、他の構成は、第1実施例と同様である。なお、一方の第1グループに属するLED14、16、18には、例えば、ヘッドランプ等、電圧降下の大きいランプ用として、Vf=16Vのものを用い、他方の第2グループに属するLED12には、ヘッドランプ等のランプに用いるLEDよりも電圧降下の小さいクリアランスランプ用として、Vf=8Vのものを用いている。
スイッチングレギュレータ21は、コンデンサC1、C2、C3、トランスT2、ダイオードD1、D2、NMOSトランジスタ36を備えて構成されており、コンデンサC1の両端側が電源入力端子38、40に接続されている。トランスT2は、1次巻線L21、2次巻線L22、L23を備え、2次巻線L22の両端にダイオードD1、コンデンサC2が接続され、2次巻線L23の両端にダイオードD2とコンデンサC3が接続されている。ダイオードD1とコンデンサC2との接続点は電流検出回路22と制御回路24にそれぞれ接続され、ダイオードD2とコンデンサC3との接続点は電流検出回路23に接続されている。
すなわち、トランスT2の2次巻線L22には、電流検出回路22と、LED14、16、18と、シリーズレギュレータ30、32、34が接続され、2次巻線L23には、電流検出回路23と、LED12と、シリーズレギュレータ28が接続されている。
トランスT2における2次巻線L22と2次巻線L23との比(巻線比)は、2次巻線L22に接続されるLED14、16、18の電圧降下と2次巻線L23に接続されるLED12の電圧降下との比に対応づけて設定されている。
スイッチングレギュレータ21において、制御回路24から出力されるスイッチング信号によってNMOSトランジスタ36がオンオフ動作すると、電源入力端子38からトランスT2の1次巻線L21、NMOSトランジスタ36、電源入力端子40にオンオフ動作に伴う直流電流が流れるととともに、2次巻線L22、L23の両端にそれぞれ異なる交流電圧が発生する。2次巻線L22に発生する交流電圧は、ダイオードD1で整流されるとともに、コンデンサC2で平滑され、平滑された直流電圧が電流検出回路22と光源端子46を介してLED14、16、18に供給される。
一方、2次巻線L23に発生する交流電圧は、ダイオードD2で整流されるとともに、コンデンサC3で平滑され、平滑された直流電圧が電流検出回路23と光源端子47を介してLED12に供給される。
LED14、16、18に供給される電流(総電流)は、電流検出回路22で検出され、検出電流は、電圧V1に変換されて点消灯制御回路26に供給される。また、LED12に供給される電流は、電流検出回路23で検出され、検出電流は、電圧V2に変換されて点消灯制御回路26に供給される。
点消灯制御回路26は、電流検出回路22の検出による電圧V1から得られた第1の検出電流値と、第1グループに属するLED14、16、18のうち点灯対象となったLED全体の第1の規定電流値(点灯対象となったLEDの規定電流値の総和)とを比較し、第1の検出電流値≦第1の規定電流値のときには、LED14〜18は正常状態にあると判定する。これにより、スイッチングレギュレータ20の動作が継続され、LED14〜18のうち点灯対象のLEDの点灯が継続される。一方、点消灯制御回路26は、第1の検出電流値>第1の規定電流値のときには、LED14〜18のいずれかのカソード側又はアノード側が地絡したと判定し、停止信号100を制御回路24に出力する。これにより、スイッチングレギュレータ20によるスイッチング動作が停止される。
また、点消灯制御回路26は、電流検出回路23の検出による電圧V2から得られた第2の検出電流値と、第2グループに属するLED12が点灯対象となったときの第2の規定電流値とを比較し、第2の検出電流値≦第2の規定電流値のときには、LED12は正常状態にあると判定する。これにより、スイッチングレギュレータ20の動作が継続され、LED12の点灯が継続される。一方、点消灯制御回路26は、第2の検出電流値>第2の規定電流値のときには、LED12のカソード側又はアノード側が地絡したと判定し、停止信号100を制御回路24に出力する。これにより、スイッチングレギュレータ20によるスイッチング動作が停止される。
このように、各グループのLEDに供給される電流をそれぞれ電流検出回路22、23で検出し、点消灯制御回路26において、電流検出回路22の検出による第1の検出電流値と第1の規定電流値とを比較し、第1の検出電流値>第1の規定電流値のときには、LED14〜18のいずれかのカソード側又はアノード側が地絡したことを検出することができる。また、点消灯制御回路26において、電流検出回路23の検出による第2の検出電流値と第2の規定電流値とを比較し、第2の検出電流値>第2の規定電流値のときには、LED12のカソード側又はアノード側が地絡したことを検出することができる。
例えば、第1グループに属するLED14、16、18のいずれかのカソード側又はアノード側が地絡している状況下で、第2グループに属するLED12のみが点灯対象となっているときに、第2の検出電流値≦第2の規定電流値であることが検出され、第1の検出電流値>第1の規定電流値=0Aであることが検出されたときには、第1グループに0A以上の電流が流れていることから、第1グループに属するLED14、16、18のいずれかのカソード側又はアノード側が地絡していると、判定することができる。
本実施例によれば、トランスT2の2次巻線L22、L23の比を、2次巻線L22に接続されるLED14、16、18の電圧降下と2次巻線L23に接続されるLED12の電圧降下の比に対応づけて設定し、トランスT2の2次巻線L22に電流検出回路22、LED14、16、18、シリーズレギュレータ30、32、34を接続し、2次巻線L23に電流検出回路23、LED12、シリーズレギュレータ28を接続したため、2次巻線L22に接続されるLED14、16、18と2次巻線L23に接続されるLED12をそれぞれ個別に点消灯することができる。
同様に、本実施例によれば、各2次巻線L22、L23にそれぞれ電圧降下(Vf)の異なるLED12〜18、例えば、ヘッドランプ、クリアランスランプ等が接続されても、各2次巻線L22、L23に接続されるLED12〜18のいずれかのカソード側又はアノード側が地絡したときには、この地絡を個別に精度良く検出することができ、地絡事故からLED12、14、16、18を保護することが可能になる。
また、本実施例においては、点消灯制御回路26において、電流検出回路22の検出による第1の検出電流値と第1の規定電流値とを比較し、電流検出回路23の検出による第2の検出電流値と第2の規定電流値とを比較するものについて述べたが、第1の検出電流値と第2の検出電流値の総和を示す第3の検出電流値と、第1の規定電流値と第2の規定電流値の総和を示す第3の規定電流値とを比較し、第3の検出電流値>第3の規定電流値のときには、LED12〜18のいずれかのカソード側又はアノード側が地絡したと、判定することもできる。
次に、本発明の第3実施例を図3に基づいて説明する。本実施例は、第1実施例または第2実施例に適用することを考慮し、発光装置の起動直後からスイッチングレギュレータ(SW REG)20または21を動作させる一方、スイッチングレギュレータ20または21の起動直後一定期間、全てのLED12、14、16、18を強制的に消灯させる停止期間を設定し、この停止期間中、電流検出回路22または23の検出電流値Idが0以上のときには、LED12、14、16、18のいずれかのカソード側が地絡していると判定するようにしたものである。
点消灯制御回路26は、スイッチングレギュレータ20または23の起動直後一定期間(停止期間)、全てのLED12、14、16、18を強制的に消灯させるために、各シリーズレギュレータ28、30、32、34にハイレベルの制御信号102、104、106、108を出力するとともに、この停止期間におけるLED12、14、16、18の規定電流値をゼロに設定する。
さらに、点消灯制御回路26は、停止期間中、電流検出回路22または23の検出電流値Idを監視し、検出電流値Idがゼロのときには、正常状態にあるとして、デジタル通信情報に従って、点灯対象となるLEDに接続されたシリーズレギュレータにローレベルの制御信号を出力し、検出電流値Idがゼロよりも大きいときには、地絡が発生したとして、停止信号100を制御回路24に出力する。
具体的には、図3(a)に示すように、タイミングt1で、スイッチングレギュレータ(SW REG)20または21が起動(ON)されると、点消灯制御回路26から各シリーズレギュレータ28、30、32、34にハイレベルの制御信号102、104、106、108が出力され、各シリーズレギュレータ28、30、32、34のNMOSトランジスタ54がオフ状態に保持される。この後、スイッチングレギュレータ(SW REG)20または21の出力電圧Eoは、タイミングt2までに、規定電圧Esまで昇圧される。この規定電圧Esは、LED12〜18のVfのばらつきの最大電圧以上に設定されている。
スイッチングレギュレータ(SW REG)20または21の出力電圧Eoが規定電圧Esに達する過程または、規定電圧Esに達した後も、電流検出回路22または23の検出電流値Idが0以上になるか否かが点消灯制御回路26において監視される。点消灯制御回路26は、タイミングt1〜タイミングt4の停止期間中、電流検出回路22また23の検出電流値Idがゼロであることを条件に、LED12〜18は正常状態にあるとして、タイミングt4以降、点灯対象となるLEDに接続されたシリーズレギュレータにローレベルの制御信号を出力し、点灯対象のLEDを点灯(ON)させる。
一方、図3(b)に示すように、スイッチングレギュレータ(SW REG)20または21の出力電圧Eoが規定電圧Esに達する過程で、電流検出回路22または23の検出電流値Idが0よりも大きくなったときには、点消灯制御回路26は、タイミングt2〜タイミングt3の期間、電流検出回路22または23の検出電流値Idが0よりも大きいことを条件に、LED12〜18のいずれかのカソード側又はアノード側が地絡しているとして、タイミングt3で、制御回路24に停止信号100を出力する。これにより、スイッチングレギュレータ20または21の動作が停止(OFF)され、各LEDは消灯(OFF)状態に維持される。
ここで、地絡電流が微小であって、例えば、地絡電流が0.01Aであっても、0Aと0.01Aとを区別することは容易であるので、停止期間中、微小な地絡電流が流れても、この地絡を高精度に検出することができる。
すなわち、LEDのVfのばらつきや、LEDのVF−If特性の関係から、カソード側が地絡したLEDに微小電流、例えば、0・01Aが流れ、点灯対象のLEDに規定電流、例えば、2.1Aが流れる状況下にあるときに、停止期間を設けずに、スイッチングレギュレータ20または21と、シリーズレギュレータ28、30、32、34のうち点灯対象のLEDに接続されたものを同時に起動した場合、規定電流と検出電流値とを比較するときには、規定電流=2.1Aと、検出電流値2.11Aとを比較することになる。2.11Aの中の0.01Aを検出するには、0.5%の精度で異常を検出することが要求され、異常検出が困難である。
これに対して、全てのLEDが消灯状態にある停止期間(全てのLEDに対する規定電流値がゼロに設定されている期間)中に、検出電流値Idが0.01Aであっても、0Aと0.01Aとを区別すれば良いので、停止期間中、微小な地絡電流が流れても、この地絡を高精度に検出することができる。
本実施例によれば、スイッチングレギュレータ20または21の起動直後一定期間を、全てのシリーズレギュレータ28、30、32、34の動作を停止させる停止期間にするとともに、この停止期間におけるLED12、14、16、18の規定電流値をゼロに設定し、この停止期間中、電流検出回路22または23の検出電流値Idがゼロよりも大きいときには、地絡が発生したとして、スイッチングレギュレータ20または21の動作を停止するようにしたため、LED12〜18を点灯させる前に、LED12〜18を地絡事故から保護することができる。
また、本実施例によれば、停止期間中、電流検出回路22または23の検出電流値Idがゼロよりも大きいことを条件に、地絡が発生したと判定しているため、地絡に伴う電流が微小電流であっても、LED12〜18のいずれかのカソード側又はアノード側が地絡したことを高精度に検出することができる。
また、第1乃至第3実施例においては、点消灯制御回路26から制御回路24に停止信号100を出力する代わりに、地絡検出時に、点消灯制御回路26からNMOSトランジスタ36に停止信号100を出力してNMOSトランジスタ36をオフにすることで、点消灯制御回路26により、スイッチングレギュレータ20のスイッチング動作を直接停止させることもできる。
本発明の第1実施例を示す車両用灯具の点灯制御装置のブロック構成図である。 本発明の第2実施例を示す車両用灯具の点灯制御装置のブロック構成図である。 本発明の第3実施例における動作を説明するための図であって、(a)は、正常時の各部の動作状態を示すタイムチャート、(b)は、地絡時の各部の動作状態を示すタイムチャートである。
符号の説明
10 車両用灯具の点灯制御装置
12、14、16、18 LED
20、21 スイッチングレギュレータ
22、23 電流検出回路
24 制御回路
26 点消灯制御回路
28、30、32、34 シリーズレギュレータ
36 NMOSトランジスタ
44 オペアンプ
50 PNPトランジスタ
52 オペアンプ
54 NMOSトランジスタ

Claims (3)

  1. 並列に接続される複数の半導体光源へ電流を供給するスイッチングレギュレータと、
    前記半導体光源に直列に接続されるシリーズレギュレータと、
    前記スイッチングレギュレータの出力電圧を制御するスイッチングレギュレータ制御手段と、
    前記シリーズレギュレータに接続され、外部からの通信情報に基づき、前記半導体光源の点消灯を制御するとともに該点消灯に基づいて前記スイッチングレギュレータから出力される規定電流値を算出する点消灯制御手段と、
    前記スイッチングレギュレータの出力と、前記シリーズレギュレータまたは前記半導体光源の直列回路との間に設けられ、前記スイッチングレギュレータが出力する電流を検出する電流検出手段と、を備え、
    前記点消灯制御手段は、前記電流検出手段から検出される検出電流値と前記規定電流値とを比較し、前記検出電流値が前記規定電流値より大きい場合に前記スイッチングレギュレータの動作を停止させる、
    ことを特徴とする車両用灯具の点灯制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両用灯具の点灯制御装置において、
    前記スイッチングレギュレータは、複数の2次巻線を有するトランスを備え、
    前記複数の2次巻線の比は、前記2次巻線に接続される半導体光源の電圧降下の比に対応づけて設定されるとともに、前記複数の各2次巻線に前記電流検出手段、前記半導体光源、前記シリーズレギュレータが設けられることを特徴とする車両用灯具の点灯制御装置。
  3. 請求項1に記載の車両用灯具の点灯制御装置において、
    前記スイッチングレギュレータの起動直後に、前記シリーズレギュレータを停止させる停止期間を設け、
    前記点消灯制御手段は、前記停止期間中は、前記規定電流値をゼロとして、前記電流検出手段から検出される検出電流値と前記ゼロの規定電流値とを比較し、前記検出電流値が前記ゼロの規定電流値より大きい場合に前記スイッチングレギュレータの動作を停止させる、
    ことを特徴とする車両用灯具の点灯制御装置。
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