JP2008130990A - 断線検出方法 - Google Patents

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茂 村田
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Abstract

【課題】正常動作時に電流値の変動幅が大きいLEDユニット回路における断線検出手段を、少ない部品点数による簡易な回路構成よって安価な製造コストで実現することにある。
【解決手段】LEDが直列接続されてなるLEDユニット回路1に並列に設けた電圧監視回路2によってLEDユニット回路1の両端P1、P2電圧を監視し、LEDユニット1の断線を検出したときはその出力でスイッチ回路3を非導通状態にしてLEDユニット回路1に対する給電を停止するようにした。この場合、LEDユニッ1トの両端P1、P2電圧は、LEDユニット回路の正常作動時には(LEDの順方向電圧×接続数)となり、断線異常時にはほぼ電源電圧となる。そのため正常作動時にLEDユニット回路1に流れる電流に関係なく、LEDユニット回路1の両端P1、P2電圧検出することによって断線の有無を判別することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、断線検出方法に関するものであり、詳しくは、LEDの直列接続回路の断線検出方法に関する。
従来、LEDを光源とする車両用灯具において、LED回路の断線検出として図8に示す方法が提案されている。
それは、複数個のLED50と電流制限用抵抗51が直列接続されてなる発光ユニットLUが複数個並列に設けられ、全ての発光ユニットLUの夫々の端部同士が互いに接続されて発光ユニット接続点52a、52bで結ばれている。
そして、発光ユニット接続点52bは電流検出用抵抗53を介して接地されると共に比較器54の負入力端子にも接続されており、比較器54の正入力端子にはツェナーダイオード55と分圧抵抗56、57で設定された基準電圧が供給されている。
そして、比較器54の出力はエミッタを接地したトランジスタ58のベースに接続され、トランジスタ58のコレクタはリレー59のコイル60の一方の端子に接続されており、コイル60の他方の端子はイグニッション電圧Iが供給される外部入力端子に接続されている。また、リレー59は該リレー59のコモン端子がターンシグナル入力信号Vが供給される外部入力端子に接続されると共に、NC(ノーマリークローズ)接点がダイオード61を介して発光ユニット接続点52aに接続されている。
上記回路構成において、外部入力端子からのターンシグナル入力信号Vがリレー59のNC接点を介して発光ユニット接続点52aに供給されると、全発光ユニットLUに電流が供給されて夫々の発光ユニットLUに接続されたLED50が点灯する。このとき、全LED50の光度が設定基準以上の場合には、電流検出用抵抗53にも前記光度の設定基準に対応して設定された基準値以上の電流が流れ、比較器54の負入力端子の電圧が正入力端子に供給されている基準電圧よりも高くなる。
すると、比較器54の出力がLレベルとなり、トランジスタ58がオフ状態となってリレー59が非作動状態となる。この状態ではターンシグナル入力信号Vがリレー59のNC接点およびダイオード61を介して全発光ユニットLUに給電されて夫々のLUに接続されたLED50が点灯状態を保持する。
一方、いくつかの発光ユニットLUに断線が生じて全LED50の光度が設定基準未満となった場合には、電流検出用抵抗53には前記光度の設定基準に対応して設定された基準値未満の電流しか流れず、比較器54の負入力端子の電圧が正入力端子に供給されている基準電圧よりも低くなる。
すると、比較器54の出力がHレベルとなり、トランジスタ58がオン状態となってリレー59が作動状態となる。この状態ではリレー59のNC接点が開放状態となり、全発光ユニットLUに対する給電が断たれてLED50が消灯状態となる。
このように、比較器54に光度の設定基準に対応した基準電圧を設定し、前記基準電圧と、全発光ユニットLUに対する給電で電流検出用抵抗53の両端に生じる電位差とを比較することにより断線を検出し、必要によっては全発光ユニットLUに対する電力供給を停止することもできるというものである(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−9825号公報
ところで、LEDを光源とするR/C(リアコンビネーションランプ)は一般的に図9に示すような回路構成となっている。
それは、複数個のLEDL1〜Ln、電流制限用抵抗R10、および電流制限用抵抗R20が直列接続されてなる発光ユニットLUが設けられ、電流制限用抵抗R10の一方の端部が逆接防止ダイオ−ドD10のカソードに接続され、そのアノードがテールランプ電圧Vが供給される外部入力端子に接続されている。また、各発光ユニットLUの電流制限用抵抗R10と電流制限用抵抗R20との接続部に逆接防止ダイオ−ドD20のカソードが接続され、そのアノードがストップランプ電圧Vが供給される外部入力端子に接続されている。さらに、LEDLnのカソードがGND端子に接続されている。
このような回路構成において、テールランプ電圧V(バッテリー電圧)が外部入力端子に印加されると逆接防止ダイオ−ドD10を介して発光ユニットLUに給電され、発光ユニットLUでは電流制限用抵抗R10および電流制限用抵抗R20を介してLEDL1〜Lnに電流が流れてLEDL1〜Lnが点灯する。
一方、ストップランプ電圧V(バッテリー電圧)が外部入力端子に印加されると発光ユニットLUは逆接防止ダイオ−ドD20を介して給電され、発光ユニットLUでは電流制限用抵抗R20を介してLEDL1〜Lnに電流が流れてLEDL1〜Lnが点灯する。
そこで、テールランプ電圧Vを印加したときに発光ユニットLUに結線されたLEDL1〜Lnに流れる電流値と、ストップランプ電圧Vを印加したときに発光ユニットLUに結線されたLEDL1〜Lnに流れる電流値を比較すると、テールランプ電圧を印加したときの方が電流制限用抵抗R10による電圧降下がある分、電流値が少ない。
具体的には、例えばテールランプ電圧V印加時に流れる電流は10mA程度、ストップランプ電圧V印加時に流れる電流は100mA程度に設定され、電流値の差は10倍程度にもなる。このようにLEDに流れる電流値の差に相当するLEDの光度差によってテールランプとストップランプの機能分けを行なうものである。
このとき、図9のように回路構成されたLEDの断線検出を、上述の従来の断線検出方法で行なおうとすると、断線がない正常動作時においても電流変動幅が大きいために比較器の正入力端子に供給される基準電圧(断線の有無の判定基準電圧)の設定が困難である。断線検出を可能にするためには、更にコンパレータ(比較器)や三端子レギュレータ(定電圧電源)等の回路部品を追加する必要があり、その結果、材料費や組み立て費等の増加によって製造コストが上昇することになる。
そこで、本発明は上記問題に鑑みて創案なされたもので、その目的とするところは、正常動作時に電流値の変動幅が大きいLED回路における断線検出手段を、少ない部品点数による簡易な回路構成よって安価な製造コストで実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載された発明は、1個以上のLEDが直列に接続されてなるLEDユニット回路の断線を電圧監視回路によって検出する断線検出方法であって、前記LEDユニット回路の両端電圧は、前記LEDユニット回路の正常作動時には第1の電圧であり、前記LEDユニット回路の断線時には前記第1の電圧よりも高い第2の電圧となり、前記電圧監視回路が前記第2の電圧を検出して断線検出信号を出力することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載された発明は、請求項1において、前記第1の電圧は前記LEDユニット回路における各LEDの順方向電圧の合計値であり、前記第2の電圧は入力電圧近傍の値であることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載された発明は、請求項1または2のいずれか1項において、 前記断線検出信号は異常警報手段に警報を発報させることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載された発明は、請求項1〜3のいずれか1項において、前記断線検出信号はスイッチ手段を作動させ、前記スイッチ手段の作動によって前記LEDユニット回路に対する電力供給が停止されることを特徴とするものである。
本発明の断線検出方法は、LEDが直列接続されたLEDユニット回路に並列に電圧監視回路を設け、LEDユニット回路の断線時に該LEDユニット回路の両端に生じる電圧を検出した電圧監視回路が出力する信号によってスイッチ回路を制御してLEDユニット回路への電力供給を停止するようにした。
その結果、正常動作時に電流値の変動幅が大きいLEDユニット回路における断線検出手段を、少ない部品点数による簡易な回路構成よって安価な製造コストで実現することが可能となった。
正常動作時に電流値の変動幅が大きい、LEDが直列接続されてなるLEDユニット回路における断線検出手段を、少ない部品点数による簡易な回路構成よって安価な製造コストで実現するという目的を、LEDユニット回路に並列に電圧監視回路を設け、LEDユニット回路の断線時に該LEDユニット回路の両端に生じる電圧を検出した電圧監視回路が出力する信号によってスイッチ回路を制御してLEDユニット回路への電力供給を停止するようにした。
以下、この発明の好適な実施例を図1〜7を参照しながら、詳細に説明する(同一部分については同じ符号を付す)。尚、以下に述べる実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施例に限られるものではない。
また、ランプに使用するLEDは複数個使用されており、直列だけでなく並列でも用いられる。本実施例では、説明を簡単にするために全て、直列の場合で説明を行なうが、並列の場合は並列の数だけ、電圧監視回路を追加すれば良いものである。
図1は実施例1の回路構成を示すブロック図である。本実施例はストップランプの点灯指示によって給電されるストップランプ電圧V(バッテリー電圧)の外部入力端子、テールランプの点灯指示によって給電されるテールランプ電圧V、(バッテリー電圧)の外部入力端子およびGND端子の3つの入力端子と、LEDユニット回路1、LEDユニット回路1の電圧を監視する電圧監視回路2、および電圧監視回路2の出力によって作動するスイッチ回路3の3つの機能回路と、2つの電流制限用抵抗4、5と、2つの逆接防止ダイオード6、7を備えている。
LEDユニット回路1は図2(a)に示すように、1個のLED(L1)で構成されるか、あるいは(b)に示すように複数のLED(L1〜Ln)が直列に接続された構成となっている。LEDユニット回路1を構成するLEDの数は、LEDユニットとして必要とされる明るさ、LEDの順方向電圧、電力供給源となるバッテリーの電圧等を総合的に考慮して決められる。例えば、バッテリー電圧が12Vの場合、一般的にはLEDは3〜4個まで接続される。
そして、LEDユニット回路1と電圧監視回路2が並列に設けられ、LEDユニット回路1と電圧監視回路2の互いに接続された端部同士のうち一方の端部P1は、直列に接続された電流制限用抵抗4と電流制限用抵抗5の該電流制限用抵抗5側の端部に接続され、電流制限用抵抗4側の端部は逆接防止ダイオード7のカソードに接続され、逆接防止ダイオード7のアノードはテールランプ電圧Vの外部入力端子に接続されている。
一方、LEDユニット回路1と電圧監視回路2の互いに接続された端部同士のうち他方の端部P2は、スイッチ回路3の一方の接点(第1接点3a)に接続され、スイッチ回路3の他方の接点(第2接点3b)はGND端子に接続されている。
また、直列に接続された電流制限用抵抗4と電流制限用抵抗5との接続部P3に逆接防止ダイオ−ド6のカソードが接続され、逆接防止ダイオ−ド6のアノードはストップランプ電圧Vの外部入力端子に接続されている。
更に、電圧監視回路2の出力はスイッチ回路3の制御入力接点3cに接続されており、制御入力接点3cに出力される信号によって第1接点3aと第2接点3bの開閉制御が行なわれる。
上記回路構成において、LEDユニット回路1に断線がなく正常に作動している場合はスイッチ回路3の第1接点3aと第2接点3bが閉鎖状態にあり、テールランプ電圧Vが外部入力端子に印加されると、該外部入力端子から供給された電流は逆接防止ダイオ−ド7、電流制限用抵抗4、電流制限用抵抗5、並列に設けられたLEDユニット回路1および電圧監視回路2、およびスイッチ回路3を経てGND端子から放出される。
同様に、LEDユニット回路1に断線がない状態でストップランプ電圧Vが外部入力端子に印加されると、該外部入力端子から供給された電流は逆接防止ダイオ−ド6、電流制限用抵抗5、並列に設けられたLEDユニット回路1および電圧監視回路2、およびスイッチ回路3を経てGND端子から放出される。
このとき、テールランプ電圧Vを印加したときにLEDユニット回路1に流れる電流の値と、ストップランプ電圧Vを印加したときにLEDユニット回路1に流れる電流の値を比較すると、テールランプ電圧Vを印加したときの方が電流制限用抵抗4による電圧降下がある分、電流値が少ない。
しかしながら、LEDユニット回路1の両端P1−P2間の電圧はLEDユニット回路1における各LEDの順方向電圧の合計値で決まり、LEDが3個程度であれば、ストップランプ電圧Vで7V程度、テールランプ電圧Vで5.4V程度となる。したがって、LEDユニット回路1と並列に設けられた電圧監視回路2においても、テールランプ電圧Vの印加時およびストップランプ電圧Vの印加時のいずれの場合もLEDユニット回路における各LEDの順方向電圧の合計値で決まる略同一電圧が加わることになる。
また、電圧監視回路2からは該電圧監視回路2に加わる電圧に対応した電圧が出力されるようになっており、その出力電圧はスイッチ回路3の制御入力接点3cに送られる。スイッチ回路3は電圧監視回路2の出力電圧によって第1接点3aと第2接点3bを開閉制御する基準電圧(断線の有無の判定基準電圧)を有しており、出力電圧が基準電圧よりも低い場合は第1接点3aと第2接点3bが閉鎖されて導通状態となり、出力電圧が基準電圧以上の場合は第1接点3aと第2接点3bが開放されて絶縁状態となる。
LEDユニット回路1に断線がない場合は、電圧監視回路2の出力電圧はスイッチ回路3の基準電圧よりも低くなるために第1接点3aと第2接点3bが閉鎖されて導通状態となり、LEDユニット回路1の駆動(LEDの点灯)が保持される。
一方、LEDユニット回路1に断線が発生して正常な機能が確保できなくなった場合、LEDユニット回路1と電圧監視回路2の接続端部P1は、テールランプ電圧Vあるいはストップランプ電圧V(いずれもバッテリー電圧)とほとんど同じ電位となり、LEDユニット回路1に断線がなく正常に機能している場合に比べて高電位となる。
すると、電圧監視回路2の出力電圧もLEDユニット回路1に断線がない場合に比べて高くなり、このときの出力電圧はスイッチ回路3の基準電圧よりも高くなるために第1接点3aと第2接点3bが開放されて絶縁状態となり、LEDユニット回路1への電力供給が停止される。
このように、スイッチ回路3の基準電圧を、LEDユニット回路1に断線がない場合に電圧監視回路2から出力される電圧よりも高く、LEDユニット回路1に断線がある場合に電圧監視回路2から出力される電圧以下になるように設定することによって、電流が関与しない断線検出が可能となる。
言い換えると、電圧監視回路2の出力電圧は、LEDユニット回路1に断線がない場合はスイッチ回路3の基準電圧よりも低く、LEDユニット回路1に断線がある場合は基準電圧以上になるように設定されている。
図3は電圧監視回路2の具体的な回路例を示したものである。電圧監視回路2は2つの電圧検出用抵抗8、9が直列接続されると共にLEDユニット回路1と並列接続され、電圧検出用抵抗8と電圧検出用抵抗の接続部P4にダイオード10のアノードが接続され、ダイオード10のカソードがスイッチ回路3の制御入力接点3cに接続されている。
このとき、電圧検出用抵抗8および電圧検出用抵抗9の抵抗値を電流制限用抵抗4および電流制限用抵抗5の抵抗値よりも極めて大きくしてある。そのため、電圧検出用抵抗8、9は流れる電流がLEDユニット回路1に流れる電流に対して無視できる程度であるためにLEDユニット回路1に対して与える影響はほとんどなく、同時にLEDユニット回路1に断線が発生してLEDユニット回路1に電流が流れなくなったときにはLEDユニット回路1と電圧監視回路2の接続端部P1はほとんどバッテリー電圧と同電位となる。
そして、2つの電圧検出用抵抗8および電圧検出用抵抗9の接続部P4から出力された分圧電圧は、ダイオード10を介してスイッチ回路3の制御入力接点3cに入力される。
スイッチ回路3には分圧電圧によって第1接点3aと第2接点3bを開閉制御する基準電圧(断線の有無の判定基準電圧)を有しており、分圧電圧が基準電圧よりも低い場合は第1接点3aと第2接点3bが閉鎖されて導通状態となり、分圧電圧が基準電圧以上の場合は第1接点3aと第2接点3bが開放されて絶縁状態となる。
LEDユニット回路1に断線がない場合は、分圧電圧はスイッチ回路3の基準電圧よりも低くなるために第1接点3aと第2接点3bが閉鎖されて導通状態となり、LEDユニット回路1の駆動(LEDの点灯)が保持される。
一方、LEDユニット回路1に断線が発生して正常な機能が確保できなくなった場合は、LEDユニット回路1と電圧検出用抵抗8の接続端部P1は、テールランプ電圧Vあるいはストップランプ電圧V(いずれもバッテリー電圧)とほとんど同じ電位を分圧した電位となり、LEDユニット回路1に断線がなく正常に機能している場合に比べて高電位となる。
すると、分圧電圧もLEDユニット回路1に断線がない場合に比べて高くなり、このときの分圧電圧はスイッチ回路3の基準電圧よりも高くなるために第1接点3aと第2接点3bが開放されて絶縁状態となり、LEDユニット回路1への電力供給が停止される。
このように、スイッチ回路3の基準電圧を、LEDユニット回路1に断線がない場合に電圧監視回路2から出力される電圧よりも高く、LEDユニット回路1に断線がある場合に電圧監視回路2から出力される電圧以下になるように設定することによって、電流が関与しない断線検出が可能となる。
言い換えると、電圧監視回路2の出力電圧は、LEDユニット回路1に断線がない場合はスイッチ回路3の基準電圧よりも低く、LEDユニット回路1に断線がある場合は基準電圧以上になるように設定されている。
図4は、上記回路を構成する電圧検出用抵抗8の替わりにダイオード11とツェナーダイオード12を直列に接続したものであり、ダイオード11とツェナーダイオード12の直列回路と電圧検出用抵抗9の分圧電圧がスイッチ回路3の制御入力接点3cに入力される。
この場合、分圧電圧はダイオード11、ツェナーダイオード12、および電圧検出用抵抗9からなる直列回路の両端P1、P2間の電圧と、ダイオード11およびツェナーダイオード12からなる直列回路の両端P1、P5間の電圧の差となり、電圧検出用抵抗9の抵抗値のばらつき、温度特性等にはほとんど影響されない。
図5はスイッチ回路3の具体的な回路図である。このスイッチ回路3は1個のNPNトランジスタ13、1個のPNPトランジスタ14、1個のPチャンネルMOSFET15、抵抗およびコンデンサで構成されている。
そこで、LEDユニット回路1に断線がなくLEDが正常に点灯しているときは、電圧監視回路2からはトランジスタ13のベースに対して基準電圧よりも低い電圧が出力される。するとトランジスタ13がOFFとなってトランジスタ14もOFFとなり、それによりMOSFET15はON状態となる。そのため、MOSFET15のソース・ドレイン間が導通状態となり、外部入力端子から印加されたテールランプ電圧Vあるいはストップランプ電圧VによってLEDユニット回路1に電流がながれてLEDの点灯状態が保持される。
一方、LEDユニット回路1に断線が発生してLEDが消灯したときは、電圧監視回路2からはトランジスタ13のベースに対して基準電圧以上の電圧が出力される。するとトランジスタ13がONとなってトランジスタ14もONとなり、それによりMOSFET15はOFF状態となる。そのため、MOSFET15のソース・ドレイン間が非導通状態となり、それまで外部入力端子から印加されたテールランプ電圧Vあるいはストップランプ電圧VによってLEDユニット回路1に流れていた電流の供給が停止される。
このように、スイッチ回路3は電圧監視回路2から出力される電圧と基準電圧を比較し、電圧監視回路2からの出力電圧が基準電圧よりも低い場合(LEDユニット回路1に断線がない場合)は電力供給を維持し、電圧監視回路2からの出力電圧が基準電圧以上になった場合(LEDユニット回路1に断線が発生した場合)は電力供給を停止する機能を有するものである。
なお、このスイッチ回路3は、ディスクリート部品によってサイリスタと同様の動作を行なうような回路構成にしたものであり、サイリスタで置き換えても良い。
ところで、電圧監視回路はあくまでもLEDユニット回路の両端に生じる電圧を監視するためのものであり、LEDユニット回路に大電流が流れたとしても電圧監視回路に対する影響はない。そこで、本発明の断線検出方法の適用は車両のリアコンビネーションランプに限定されるものではなく、大電流駆動が必要とされる高出力LEDの用途、例えば車両用灯具のターンシグナルランプ、ハイマウントストップランプ等、二輪/四輪車用の前照灯・DRL(Daytime Running Lamp)・フォグランプ、街路灯、一般照明器具等への展開も可能である。
図6は断線検出方法の実施例2に係わる、高出力LEDを光源とする車両用灯具、例えばフォグランプの回路構成を示したものである。本回路構成は、図1に示した回路構成に対して電流制限用抵抗4、逆接防止ダイオード7、およびそれに繋がる外部入力端子を削除したものである。
つまり、フォグランプ電圧V(バッテリー電圧)の外部入力端子に逆接防止ダイオード6のアノードが接続され、逆接防止ダイオード6のカソードが電流制限用抵抗5の一方の端部が接続され、他方の端部がLEDユニット回路1と電圧監視回路2が並列に設けられ、LEDユニット回路1と電圧監視回路2の互いに接続された端部同士のうち一方の端部P1に接続されている。
なお、その他の回路構成、LEDユニット回路の駆動方法、および断線検出方法は、図1および図1に基づいて行なった説明と同様であるので説明は省略する。
図7は断線検出方法の実施例3に係わる、高出力LEDが接続されたLEDユニット回路を駆動するために大電流が必要な場合、あるいは多数のLEDが接続されたLEDユニット回路を駆動するために高電圧が必要な場合に適用される。
この回路構成は、昇圧トランス16の1次側に、スイッチング素子17でチョッパリングされた電流を供給し、2次側に出力された昇圧電圧を整流用ダイオード18および平滑コンデンサ19によって平滑直流電圧とし、この高圧電圧を並列に設けられたLEDユニット回路1と電圧監視回路2の互いに接続された端部同士の両端P1、P2間に印加するようにしたものである。
LEDユニット回路1に断線が生じた場合は、電圧監視回路2からの断線検出信号出力によって昇圧トランス16の1次側の電流が遮断され、2次側の出力が停止される。
なお、LEDユニット回路1に印加される高圧電圧を得る方法は、上記トランス方式に限られるものではなく、DC/DDコンバータによる昇圧、正電源と負電源を用いた昇圧等、種々の方式が可能である。
上述のLEDユニット回路の断線検出方法では、断線検出によってLEDユニット回路に対する給電を停止するようにしていたが、同時に電圧監視回路の出力によってワーニング表示ランプ等の警報手段を作動させ、運転者に異常を知らせるようにすることも可能である。
以上説明したように、LEDが直列接続されたLEDユニット回路において、正常作動時に流れる電流の変動幅が大きい場合であっても、電流値にほとんど影響されない断線検出方法が可能となった。
その結果、LEDユニット回路に流れる電流を変えることによってテール、ストップ等の複数のランプ機能を果たす複合灯具の断線検出が、少ない部品点数で簡易な回路構成で安価に実現できる。
本発明に係わる回路のブロック図である。 本発明に係わる回路を構成するLEDユニット回路の回路図である。 本発明に係わる回路のブロック図である。 本発明に係わる回路のブロック図である。 本発明に係わる回路を構成するスイッチ回路の回路図である。 本発明に係わる回路のブロック図である。 本発明に係わる回路のブロック図である。 従来例の回路図である。 一般的なR/C(リアコンビネーションランプ)の回路図である。
符号の説明
1 LEDユニット回路
2 電圧監視回路
3 スイッチ回路
3a 第1接点
3b 第2接点
3c 制御入力接点
4 電流制限用抵抗
5 電流制限用抵抗
6 逆接防止ダイオード
7 逆接防止ダイオード
8 電圧検出用抵抗
9 電圧検出用抵抗
10 ダイオード
11 ダイオード
12 ツェナーダイオード
13 NPNトランジスタ
14 PNPトランジスタ
15 PチャンネルMOSFET
16 昇圧トランス
17 スイッチング素子
18 整流用ダイオード
19 平滑コンデンサ

Claims (4)

  1. 1個以上のLEDが直列に接続されてなるLEDユニット回路の断線を電圧監視回路によって検出する断線検出方法であって、前記LEDユニット回路の両端電圧は、前記LEDユニット回路の正常作動時には第1の電圧であり、前記LEDユニット回路の断線時には前記第1の電圧よりも高い第2の電圧となり、前記電圧監視回路が前記第2の電圧を検出して断線検出信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の断線検出方法。
  2. 前記第1の電圧は前記LEDユニット回路における各LEDの順方向電圧の合計値であり、前記第2の電圧は入力電圧近傍の値であることを特徴とする請求項1に記載の断線検出方法。
  3. 前記断線検出信号は異常警報手段に警報を発報させることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の断線検出方法。
  4. 前記断線検出信号はスイッチ手段を作動させ、前記スイッチ手段の作動によって前記LEDユニット回路に対する電力供給が停止されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の断線検出方法。
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CN109581248A (zh) * 2018-12-18 2019-04-05 深圳市瑞丰光电紫光技术有限公司 一种死灯检测电路及报警装置

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