JP2007022127A - 車両用灯具の点灯制御装置 - Google Patents

車両用灯具の点灯制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 車両に関する複数種類の情報を確実に判別して半導体光源の発光の度合いを制御すること。
【解決手段】 車両側から各種の情報に対応したクロックが周波数判別回路14に入力されたときに、異常時を示すクロック94に対しては、判別結果としてソース電流0を、70%減光点灯を示すクロック92に対しては、判別結果としてソース電流I1を、50%減光点灯を示すクロック90に対しては、判別結果として、ソース電流I2をスイッチングレギュレータ16に出力すると、スイッチングレギュレータ16が、ソース電流0のときにはLED16を全点灯し、ソース電流I1のときにはLED16を70%減光点灯し、ソース電流I2のときにはLED16を50%減光点灯する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用灯具の点灯制御装置に係り、特に、半導体発光素子で構成された半導体光源の点灯を制御するように構成された車両用灯具の点灯制御装置に関する。
従来、車両用灯具として、LED(Light Emitting Diode)などの半導体発光素子を光源に用いたものが知られており、この種の車両用灯具には、LEDの点灯を制御するための点灯制御装置が実装されている。
車両用灯具の光源としてLEDを用いた場合、灯室内の温度上昇に起因して、LEDが適切に発光しなくなることがある。そのため、LEDを車両用灯具の光源に用いるに際して、車両の速度が予め設定された速度よりも小さくなったときあるいは車両用灯具の温度がしきい値を超えたときに、LEDの電流を減少させて、LED自体の発熱を抑制するようにしたものが提案されている(特許文献1参照)。
ところで、車両の運転状態などを基にLEDの点灯を制御するに際して、車両側の機器、例えば、マイクロコンピュータと車両用灯具の点灯制御装置とを通信手段、例えば、CAN(Controller Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)を介して接続する構成を採用することができる。しかし、これらの通信手段を用いたのではコストアップとなる。そこで、車両に関する情報、例えば、車速や車外の温度等の情報をアナログの電圧信号あるいはクロックのデューティを用いて伝送し、点灯制御装置においてアナログの電圧信号やクロックのデューティを判別し、この判別結果にしたがってLEDの点灯を制御することが試みられている。
特開2004−276737号公報(第4頁〜第8頁、図3、図4)
車両に関する各種情報を車両用灯具の点灯制御装置に伝送するに際して、アナログの電圧信号やクロックのデューティを用いて情報を伝送すると、アナログの電圧信号を用いた場合、GND電位のオフセットの影響が生じる。
具体的には、車両側のGND電位と車両用灯具のGND電位は必ずしも一致しておらず、両者の間には、±1.0V以上の差が生じることを見込んでおく必要がある。このため、GND電位のオフセットによっては車両に関する情報を確実に伝送できないことがある。
例えば、アナログの電圧信号として、0V〜5Vの電圧信号を用い、車両に関する3種類の情報(3値判断情報)として、情報a、b、cを用い、情報aを0V、情報bを2.5V、情報cを5Vに対応づけて伝送する場合、受信側の点灯制御装置では、0V〜1Vの電圧を検知したときに情報aを受信したと判断し、1.5V〜3.5Vの電圧を受信したときには情報bを受信したと判断し、4V〜5Vの電圧を受信したときには情報cを受信したと判断することで、車両側から車両用灯具に3種類の情報を伝送することができる。しかし、受信側において各情報を判別するにも、情報aと情報bとの間の電圧は1V〜1.5Vとマージンが少なく、情報bと情報cとの間の電圧は3.5V〜4Vとマージンが少なく、GND電位のオフセットが±1.0V〜±1.5Vになった場合、あるいは車両側から4種類以上の情報を転送する必要が生じた場合には、各情報を判別するための電圧に重なりが生じ、各情報を確実に判別することが不可能になる。
また、情報としてアナログの電圧信号やクロックのデューティを用いたときには、配線異常時における情報の伝送を確実にできないことがある。例えば、情報を伝送するための配線の異常状態として、未接続、GND電位(0V)との接続、電源電位(5V)との接続がある。このような異常状態となった場合には、重大事象に陥らない方向にLEDの点灯を制御する必要がある。例えば、車両用灯具側で車両の情報に基づいてLEDの点灯を制御する場合、異常時にはLEDを全点灯に固定する必要がある。しかし、車両に関する3種類の情報をアナログの電圧信号で伝送する場合、GND電位との接続を0Vの情報として用い、電源電圧との接続を5Vの情報として用いると、3種類の情報のうち2種類の情報が異常情報に用いられ、正常状態に関する情報は1種類しか伝送することができなくなる。このため、異常情報の他に2種類の正常状態に関する情報を伝送する必要があるときには、2.5Vのときの状態を示す情報bと電源電圧の接続状態を示す情報cとの間に他の情報を設定しなければならない。しかし、この方法を採用すると、受信側では4種類の情報を判断する必要が生じ、しかも、グランド電位のオフセットの影響を考慮すると、受信側で判断すべき情報の種類が増加し、アナログの電圧信号を情報に用いたのでは情報の授受が不可能になる。
一方、クロックのデューティを用いた場合、受信側においてクロックのデューティを積分してアナログ電圧に変換し、変換された電圧のレベルから情報の内容を判断する構成を採用することができる。例えば、デューティ=0%〜33%=0V〜1.7V=情報a、デューティ=33%〜67%=1.7〜3.3V=情報b、デューティ=67%〜100%=3.3V〜5V=情報cとすることで、3種類の情報を伝送することができる。しかし、情報を伝送するための配線の異常状態として、GND電位との接続状態を0V、電源電圧の接続状態を5Vに割り当てると、アナログの電圧信号を用いたときと同様に、3種類の情報を伝送するにも、受信側では4種類の情報を判断しなければならない。しかもクロックのデューティのばらつきを考慮すると、受信側で判断すべき情報の種類が増加し、クロックのデューティを利用した情報の授受は不可能となる。
本発明は、前記従来技術の課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、車両に関する複数種類の情報を確実に判別して半導体光源の発光の度合いを制御することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に係る車両用灯具の点灯制御装置においては、車両に関する複数種類の情報のうちいずれかの情報を含むクロックとして、前記各種情報に応じて周波数が異なるクロックを入力してその周波数を判別し、前記クロックの周波数に応じた判別結果を出力する周波数判別手段と、電源からの入力電圧を発光エネルギーとして半導体光源に供給するエネルギー供給手段とを備え、前記エネルギー供給手段は、前記周波数判別手段の判別結果を基に前記半導体光源の発光の度合いを変化させてなる構成とした。
(作用)車両に関する複数種類の情報を車両側から車両用灯具の点灯制御装置に伝送するに際して、車両に関する各種情報に応じて周波数が異なるクロックを車両側から車両用灯具に伝送すると、このクロックを入力した点灯制御装置がその周波数を判別し、クロックの周波数に応じた判別結果をエネルギー供給手段に出力するようにしたため、クロックの周波数に対する判別結果に応じて半導体光源の発光の度合いを制御することができる。
請求項2に係る車両灯具の点灯制御装置においては、請求項1に記載の車両用灯具の点灯制御装置において、前記周波数判別手段は、前記複数の情報が、異常時の情報と正常時における2以上の情報を含むときに、異常時の情報を示すクロックと正常時における1つの情報を示すクロックに対して同一の判別結果を出力してなる構成とした。
(作用)複数の情報が、異常時の情報と正常時における2以上の情報を含むときに、異常時の情報を示すクロックと正常時における1つの情報を示すクロックに対して同一の判別結果を出力するようにしたため、車両に関する各種情報を判断するための値を増やすことなく、異常時の情報と正常時における1つの情報を1つの事象として、半導体光源の発光の度合い制御することができる。
請求項3に係る車両用灯具の点灯制御装置においては、請求項2に記載の車両用灯具の点灯制御装置において、前記エネルギー供給手段は、前記周波数判別手段から前記異常時の情報を示すクロックまたは前記正常時における1つの情報を示すクロックに関する判別結果を得たときには、前記半導体光源を全点灯し、それ以外のクロックに関する判別結果を得たときには、前記判別結果に応じて前記半導体光源を減光点灯してなる構成とした。
(作用)異常時の情報を示すクロックまたは正常時における1つの情報を示すクロックに関する判別結果を得たときに、半導体光源を全点灯することで安全性を確保することができ、それ以外のクロックに関する判別結果を得たときには半導体光源を減光点灯することで、半導体光源の発熱に伴う温度上昇を抑制することができる。
請求項4に係る車両用灯具の点灯制御装置においては、請求項1、2または3のうちいずれか1項に記載の車両用灯具の点灯制御装置において、前記周波数判別手段は、前記クロックを微分する微分回路と、前記微分回路の出力に応答して前記微分回路の出力に応じたパルス幅のパルス信号を生成するパルス信号生成回路と、前記パルス信号を積分する積分回路と、前記積分回路の積分結果を基に前記クロックの周波数に対応した判別結果を出力する積分値判別回路とを備えてなる構成とした。
(作用)クロックの周波数を判別するに際して、クロックを微分し、微分出力に応答して微分出力に応じたパルス幅のパルス信号を生成し、生成されたパルス信号を積分したあと、積分値を基にクロックの周波数に対応した判別結果を出力するようにしたため、クロックの周波数に応じて半導体光源の発光の度合いを確実に制御することができる。
以上の説明から明らかなように、請求項1に係る車両用灯具の点灯制御装置によれば、クロックの周波数に対する判別結果に応じて半導体光源の発光の度合いを制御することができる。
請求項2によれば、車両に関する各種情報を判断するための値を増やすことなく、異常時の情報と正常時における1つの情報を1つの事象として、半導体光源の発光の度合い制御することができる。
請求項3によれば、半導体光源を全点灯することで安全性を確保することができ、半導体光源を減光点灯することで、半導体光源の発熱に伴う温度上昇を抑制することができる。
請求項4によれば、クロックの周波数に応じて半導体光源の発光の度合いを確実に制御することができる。
次に、本発明の実施の形態を実施例にしたがって説明する。図1は、本発明の一実施例を示す車両用灯具の点灯制御装置の回路構成図、図2は、制御回路の回路構成図、図3は、制御回路の動作を説明するための波形図、図4は、周波数判別回路の動作を説明するための波形図である。
これらの図において、車両用灯具の点灯制御装置10は、車両用灯具(発光装置)の一要素として、スイッチングレギュレータ12と、周波数判別回路14を備えて構成されており、スイッチングレギュレータ12には、負荷としてLED16が接続されている。LED16は、半導体発光素子で構成された半導体光源として、スイッチングレギュレータ12の出力側に並列になって接続されている。
LED16としては、互いに直列に接続された複数個のものを用いたり、あるいは互いに並列に接続された複数個のものを用いたりすることもできる。またLED16は、ヘッドランプ、ストップ&テールランプ、フォグランプ、ターンシグナルランプなどの各種車両用灯具の光源として構成することができる。
スイッチングレギュレータ12は、トランスT1、コンデンサC1、NMOSトランジスタ18、制御回路20、ダイオードD1、コンデンサC2、C3、シャント抵抗R1、抵抗R2を備えて構成されている。トランスT1の1次側にはコンデンサC1が並列に接続されているとともに、NMOSトランジスタ18が直列に接続されている。コンデンサC1の一端側は電源入力端子22を介して車載バッテリ24のプラス端子に接続され、他端側は電源入力端子26を介して車載バッテリ24のマイナス端子に接続されているとともに、接地されている。NMOSトランジスタ18はドレインがトランスT1の1次側に接続され、ソースが接地され、ゲートが制御回路20に接続されている。トランスT1の2次側にはダイオードD1を介してコンデンサC2が並列に接続されており、ダイオードD1とコンデンサC2との接続点は出力端子28を介してLED16のアノード側に接続されている。トランスT1の2次側の一端側はコンデンサC2の一端側とともに接地され、シャント抵抗R1、出力端子30を介してLED16のアノード側に接続されている。出力端子30には、抵抗R2を介してコンデンサC3が直列に接続されており、抵抗R2とコンデンサC3との接続点は電流検出端子32を介して制御回路20に接続されている。
すなわち、LED16に流れる電流をシャント抵抗R1で検出し、シャント抵抗R1の両端に生じる電圧によってコンデンサC3を充電し、コンデンサC3の両端に生じる電圧をLED16の電流として制御回路20にフィードバックするようになっている。
NMOSトランジスタ18は、制御回路20から出力されるオンオフ信号(スイッチング信号)に応答してオンオフ動作するスイッチング素子として構成されている。NMOSトランジスタ18がオン動作したときには、車載バッテリ(直流電源)24からの入力電圧が電磁エネルギーとしてトランスT1に蓄積され、NMOSトランジスタ18のオフ動作時に、トランスT1に蓄積された電磁エネルギーが発光エネルギーとしてトランスT1の2次側からダイオードD1を介してLED16に放出されるようになっている。
すなわち、スイッチングレギュレータ12は、車載バッテリ24からの入力電圧を発光エネルギーとしてLED16に供給するエネルギー供給手段として構成されている。この場合、スイッチングレギュレータ12は、電流検出端子32の電圧と規定の電圧とを比較し、この比較結果に応じて出力電圧を制御するように構成されている。
具体的には、スイッチングレギュレータ12の出力電圧を制御するための制御回路20は、図2に示すように、コンパレータ34、エラーアンプ36、鋸波発生器38、基準電圧40、抵抗R3、R4、R5、コンデンサC4を備えて構成されており、コンパレータ34の出力端子42はNMOSトランジスタ18のゲートに直接或いは電流増幅用のプリアンプ(図示せず)を介して接続され、抵抗R3の一端に接続された入力端子44は電流検出端子32に接続されている。入力端子44には、電流検出端子32からフィードバックされる電圧が印加されるようになっており、抵抗R3、R4は、入力端子44に印加される電圧を分圧し、分圧によって得られた電圧をエラーアンプ36の負入力端子に印加するようになっている。エラーアンプ36は、負入力端子に印加された電圧と基準電圧40との差に応じた電圧をしきい値Vthとして、コンパレータ34の正入力端子に出力するようになっている。コンパレータ34は、鋸波発生器38から負入力端子に鋸波Vsを取り込み、この鋸波Vsとしきい値Vthとを比較し、この比較結果に応じたオンオフ信号をNMOSトランジスタ18のゲートに出力するようになっている。
例えば、図3(a)、(b)に示すように、しきい値Vthのレベルが鋸波Vsのレベルのほぼ中間にあるときにはオンデューティがほぼ50%のオンオフ信号を出力するようになっている。一方、スイッチングレギュレータ12の出力電圧が低下したことに伴って、電流検出端子32からフィードバックされる電圧のレベルが基準電圧40よりも低くなったときには、エラーアンプ36の出力によるしきい値Vthのレベルが高くなり、図3(c)、(d)に示すように、コンパレータ34からは、オンデューティが50%よりも高いオンデューティのオンオフ信号が出力される。この結果、スイッチングレギュレータ12の出力電圧は高くなる。
逆に、スイッチングレギュレータ12の出力電圧が高くなったことに伴って、電流検出端子32からフィードバックされる電圧のレベルが基準電圧40よりも高くなり、エラーアンプ36の出力によるしきい値Vthのレベルが低下したときには、図3(e)、(f)に示すように、コンパレータ34からは、オンデューティが50%よりも低いオンデューティのオンオフ信号が出力される。この結果、スイッチングレギュレータ12の出力電圧は低くなる。なお、鋸波波発生器38の代わりに、三角波(三角波信号)を発生する三角波発生器を用いることもできる。
一方、周波数判別回路14は、車両に関する複数種類の情報のうちいずれかの情報を含むクロックとして、各種情報に応じて周波数が異なるクロックを入力してその周波数を判別し、クロックの周波数に応じた判別結果を出力する周波数判別手段として構成されている。
ここで、車両に関する複数種類の情報として、3種類の情報、例えば、LED16の全点灯を指令するための情報であって、配線の未接続・GND電位(0V)との接続・電源電位(5V)との接続といった配線の異常状態を含む情報A、70%減光点灯を指令するための情報B、50%減光点灯を指令するための情報Cが設定されているときには、LED16の全点灯を指令するための情報Aに対しては、周波数0を含む低周波(例えば、0〜数10Hz)のクロックが割り当てられ、70%減光点灯を指令するための情報Bに対しては、中周波(例えば、数100Hz〜数kHz)のクロックが割り当てられ、50%減光点灯を指令するための情報Cに対しては、高周波(例えば、数10kHz〜数100kHz)のクロックが割り当てられる。
3種類の情報A、B、Cに対応したクロックの周波数を判別するための周波数判別回路14は、図1に示すように、ダイオードD2、抵抗R6、R7、R8、R9、コンデンサC5、PNPトランジスタ46を含む入力回路48と、抵抗R10、抵抗R11、抵抗R12、コンデンサC6、NPNトランジスタ50を含む微分回路52と、抵抗R13、R14、R15、コンデンサC7、NPNトランジスタ54を含むパルス信号生成回路56と、抵抗R16、R17、R18、コンデンサC8、NPNトランジスタ58を含む積分回路60と、抵抗R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、R26、R27、R28、R29、NPNトランジスタ62、64、PNPトランジスタ66、68を含む積分値判別回路70とを備えて構成されており、入力回路48におけるダイオードD2のカソード側は入力端子72に接続され、積分値判別回路70における抵抗R29の一端側は電流検出端子32に接続されている。
入力回路48は、入力端子72に1V程度のオフセットが生じても、このオフセットの有無によらず、入力端子72に印加されるクロックのレベルに応じてPNPトランジスタ46がオンオフ動作するようになっている。
この入力端子72には、車両側の機器、例えば、マイクロコンピュータや車速センサなどから、車両に関する3種類の情報、すなわち、配線の異常状態を含み全点灯を指令するための情報A、70%減光点灯を指令するための情報B、50%減光点灯を指令するための情報Cのうちいずれかの情報を含むクロックとして、例えば、図4(a)、(b)、(c)に示すように、周波数0を含む低周波(例えば、0〜数10Hz)のクロック94、中周波(例えば、数100Hz〜数kHz)のクロック92、高周波(例えば、数10kHz〜数100kHz)のクロック90のいずれかのクロックが入力されるようになっている。なお、周波数0のクロックとしては、例えば、配線がGND電位(0V)または電源電位(5V)に接続したときの状態を示すクロックであって、ロウレベルまたはハイレベルに維持されたクロックが挙げられる。
3種類のクロック90、92、94のうちいずれかのクロックが入力端子72に入力されてPNPトランジスタ46がオンになると、PNPトランジスタ46の立ち上がりに応答して、クロックが微分されるようになっている。図4(d)に、高周波のクロック90(50%減光点灯を指令するための情報Cに対応したクロック)に対する微分出力100を、図4(e)に、中周波のクロック92(70%減光点灯を指令するための情報Bに対応したクロック)に対する微分出力102を、図4(f)に、周波数0を含む低周波のクロック94(配線の異常状態を含み全点灯を指令するための情報Aに対応したクロック)に対する微分出力104を示す。
この場合、コンデンサC6は、抵抗R11とから定まる時定数にしたがって充電され、コンデンサC6に充電された電荷は、抵抗R11、R12、R10を介して放電される。この充放電における時定数は、高周波のクロックの周波数(周期)よりも短い時間に設定されている。このため、NPNトランジスタ50は、各クロックの微分出力(微分波形)に応答して短時間でオンすることになる。
NPNトランジスタ50がいずれかのクロックの微分出力でオンになると、低抵抗で構成された抵抗R13を介してコンデンサC7が一気に充電される。コンデンサC7に蓄積された電荷は、抵抗R14、R15を介して放電されるが、コンデンサC7、抵抗R14から定まる時定数は、NPNトランジスタ54を一定時間オン状態に保持できるように設定されているため、微分回路52の出力がパルス信号生成回路56に入力されると、パルス信号生成回路56において、図4(g)〜(i)に示すように、微分出力100、102、104がある一定のパルス幅を有するパルス信号106、108、110に変換される。すなわち、パルス信号生成回路56においては、高周波のクロック90から得られた微分出力100がパルス信号106に変換され、中周波のクロック92から得られた微分出力102がパルス信号108に変換され、低周波のクロック94から得られた微分出力104がパルス信号110に変換される。
パルス信号106、108、110のうちいずれかのパルス信号によってNPNトランジスタ58がオンになると、抵抗R19を介して充電されたコンデンサC8の電荷が抵抗R18を介して放電するとともに、抵抗R20、抵抗R22を介して放電する。これによりパルス信号生成回路56から出力されるパルス信号が積分回路60によって積分される。このときコンデンサC8の両端に生じる電圧の積分出力として、図4(j)に、パルス信号106を積分したときの積分出力112を、図4(k)に、パルス信号108を積分したときの積分出力114を、図4(l)に、パルス信号110を積分したときの積分出力116を示す。
これらの積分出力112、114、116のうちいずれかの積分出力は、抵抗R20、抵抗R21によって分圧され、分圧によって得られた電圧がNPNトランジスタ62のベースに印加される。さらに、積分出力112、114、116のうちいずれかの積分出力は、抵抗R22、R23で分圧され、分圧によって得られた電圧がNPNトランジスタ64のベースに印加されるようになっている。
この場合、抵抗R20、抵抗R21の分圧比よりも抵抗R22、抵抗R23の分圧比の方が大きく設定され、且つ、積分出力116ではNPNトランジスタ62、64が共にオフの状態になるように設定されている。また、積分出力114のときにはNPNトランジスタ62のみがオンとなり、積分出力112のときにはNPNトランジスタ62、64が共にオンになるように設定されている。
すなわち、全点灯を指令するための情報Aに対応した低周波のクロック94が入力されたときの積分出力116は、0VあるいはNPNトランジスタ62、64のしきい値よりも低い電圧であるため、NPNトランジスタ62、64がオフの状態にあり、抵抗R29から電流検出端子32に流れるソース電流は0となる。
一方、70%減光点灯の情報Bを示す中周波のクロック92から得られた積分出力114がコンデンサC8の両端に生じたときには、NPNトランジスタ62がオンとなってPNPトランジスタ66がオンになる。PNPトランジスタ66がオンになると、抵抗R29と抵抗R28から電流検出端子32に、ソース電流I1=Vref/(R29+R28)が流れる。
また、50%減光点灯を示す情報Cに対応した高周波のクロック90から得られた積分出力112がコンデンサC8の両端に生じたときには、NPNトランジスタ62、64がオンになるとともに、PNPトランジスタ66、68がオンになり、抵抗R29から電流検出端子32に向けて、ソース電流I2=Vref/R29が流れる。
ここで、電流検出端子32に流れるソース電流が0のときには、スイッチングレギュレータ12は、LED16を全点灯(100%点灯)するための制御を行っており、電流検出端子32に供給されるソース電流が0からソース電流I1に増加すると、コンデンサC3の両端の電圧が高くなる。このとき、制御回路20は、電流検出端子32の電圧を一定にするために、ソース電流I1の増加に応じて、シャント抵抗R1に流れる電流を少なくするための制御を行う。これにより、LED16は70%減光された状態で点灯することになる。
また、電流検出端子32にソース電流I1よりも電流値の大きいソース電流I2が流れ込んだときには、コンデンサC3の両端の電圧が高くなるにしたがって、シャント抵抗R1に流れる電流を少なくするための制御がスイッチングレギュレータ12によって行われ、LED16は50%減光した状態で点灯することになる。
本実施例においては、全点灯を指令するための情報Aを含む低周波のクロック94が周波数判別回路14に入力されたときに、周波数判別回路14から電流検出端子32に対して、クロック94に対する判別結果としてソース電流0を出力すると、スイッチングレギュレータ12がLED16を全点灯し、70%減光点灯を指令するための情報Bを含む中周波のクロック92が周波数判別回路14に入力されたときに、周波数判別回路14から電流検出端子32に対して、クロックに対する判別結果としてソース電流I1を出力すると、スイッチングレギュレータ12がLED16を70%減光点灯し、50%減光点灯を指令するための情報Cを含む高周波のクロック90が周波数判別回路14に入力されたときには、周波数判別回路14から電流検出端子32に対して、クロック90に対する判別結果としてソース電流I2を出力すると、スイッチングレギュレータ12がLED16を50%減光点灯するようにしたため、3種類の情報A、B、Cのうちいずれかの情報を含むクロックであって、周波数の相異なるクロック90、92、94を車両側から周波数判別回路14に伝送することで、クロック90、92、94の周波数に応じてLED16の点灯状態を確実に制御することができる。
本実施例においては、車両に関する複数種類の情報として3種類の情報を用いたものについて述べたが、前記車両に関する3種類の情報A、B、Cのうちいずれか2種類の情報を用いることもできる。
また、車両に関する複数種類の情報を4種類として、4種類の情報を正常時の情報A1、B1、C1と異常時の情報D1に分け、各情報に対して周波数の相異なるクロックを設定することができる。
例えば、正常時の情報であって、全点灯を指令するための情報A1を含むクロックを低周波のクロックとし、70%減光点灯を指令するための情報B1を含むクロックを中周波のクロックとし、50%減光点灯を指令するための情報C1を含むクロックを高周波のクロックとし、異常時の情報であって、配線の異常状態を示す情報D1を含むクロックを周波数0のクロックとする。この場合、周波数判別回路14は、全点灯を指令するための情報A1を含む低周波のクロックと配線の異常状態を示す情報D1を含む周波数0のクロックに対しては、同一の判別結果として、ソース電流0を出力するので、スイッチングレギュレータ12はLED16を全点灯することになる。また、周波数判別回路14は、70%減光点灯を指令するための情報B1を含む中周波のクロックに対しては、判別結果としてソース電流I1を出力するので、スイッチングレギュレータ12がLED16を70%減光点灯することになる。さらに、周波数判別回路14は、50%減光点灯を指令するための情報C1を含む高周波のクロックに対しては、判別結果としてソース電流I2を出力するので、スイッチングレギュレータ12がLED16を50%減光点灯することになる。
この場合、4種類の情報に対して、周波数判別回路14では3つの判断を行うことで、クロックの周波数に応じてLED16の点灯状態を確実に制御することができる。
また、異常時の情報D1を示すクロックと正常時における情報A1を示すクロックに対して、同一の判別結果(ソース電流0)を出力するようにしたため、車両に関する各種情報を判断するための値を増やすことなく、異常時の情報D1と正常時における1つの情報A1を1つの事象として、半導体光源の発光の度合い制御することができる。
さらに、異常時の情報D1を示すクロックまたは正常時における1つの情報A1を示すクロックに関する判別結果を得たときに、LED16を全点灯することで安全性を確保することができ、それ以外の情報B1、C1を示すクロックに関する判別結果を得たときには、LED16を減光点灯することで、LED16の発熱に伴う温度上昇を抑制することができる。
本発明の一実施例を示す車両用灯具の点灯制御装置の回路構成図である。 制御回路の回路構成図である。 制御回路の動作を説明するための波形図である。 周波数判別回路の動作を説明するための波形図である。
符号の説明
10 車両用灯具の点灯制御装置
12 スイッチングレギュレータ
14 周波数判別回路
16 LED
18 NMOSトランジスタ
20 制御回路
34 コンパレータ
36 エラーアンプ
38 鋸波波発生器
48 入力回路
52 微分回路
56 パルス信号生成回路
60 積分回路
70 積分値判別回路

Claims (4)

  1. 車両に関する複数種類の情報のうちいずれかの情報を含むクロックとして、前記各種情報に応じて周波数が異なるクロックを入力してその周波数を判別し、前記クロックの周波数に応じた判別結果を出力する周波数判別手段と、電源からの入力電圧を発光エネルギーとして半導体光源に供給するエネルギー供給手段とを備え、前記エネルギー供給手段は、前記周波数判別手段の判別結果を基に前記半導体光源の発光の度合いを変化させてなる車両用灯具の点灯制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両用灯具の点灯制御装置において、前記周波数判別手段は、前記複数の情報が、異常時の情報と正常時における2以上の情報を含むときに、異常時の情報を示すクロックと正常時における1つの情報を示すクロックに対して同一の判別結果を出力してなることを特徴とする車両用灯具の点灯制御装置。
  3. 請求項2に記載の車両用灯具の点灯制御装置において、前記エネルギー供給手段は、前記周波数判別手段から前記異常時の情報を示すクロックまたは前記正常時における1つの情報を示すクロックに関する判別結果を得たときには、前記半導体光源を全点灯し、それ以外のクロックに関する判別結果を得たときには、前記判別結果に応じて前記半導体光源を減光点灯してなることを特徴とする車両用灯具の点灯制御装置。
  4. 請求項1、2または3のうちいずれか1項に記載の車両用灯具の点灯制御装置において、前記周波数判別手段は、前記クロックを微分する微分回路と、前記微分回路の出力に応答して前記微分回路の出力に応じたパルス幅のパルス信号を生成するパルス信号生成回路と、前記パルス信号を積分する積分回路と、前記積分回路の積分結果を基に前記クロックの周波数に対応した判別結果を出力する積分値判別回路とを備えてなることを特徴とする車両用灯具の点灯制御装置。
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