JP2009032285A - キャンペーン画面表示システム及びキャンペーン画面表示プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自動取引装置1はキャンペーン画面を表示するか否かを顧客に問うことなく強制表示する前にキャンペーン画面の表示を予告する画面を顧客操作表示部に表示した後、顧客管理装置2からの送信情報に基づいたキャンペーン画面を顧客操作表示部1aに表示する。
【選択図】図1
Description
本発明はこのような問題を解決し、顧客に対するアピール度合いの高いキャンペーンを行うことが可能なシステム及びプログラムを実現することを目的とするものである。
1は自動取引装置(以下ATM)で、金融機関の店舗のATMコーナーや、デパートあるいはコンビニエンスストア等に設置されるもので、顧客の操作により図示しない勘定系ホストと通信を行って各種の取引ができるものである。
勘定系ホストは、金融機関の顧客の本人確認用のデータや、各顧客の取引履歴等を管理するコンピュータで、一般にホストコンピュータと呼ばれている。
CRM装置2は、顧客マスタデータベース(以下、顧客マスタDB)3と、顧客情報データベース(以下、CRM−DB)4を備えている。
図2は顧客マスタDB3の登録内容を示す図で、顧客ID(識別情報、例えば口座番号)と、各顧客ID毎に顧客の氏名、住所、電話番号、残高情報(預金残高)、DM(ダイレクトメール)返送情報等が登録されている。
図3はCRM−DB4の登録内容を示す図で、キャンペーン種類に対応させて各顧客ID、メッセージ内容、画面構成情報が設けられ、これらがキャンペーン情報として登録されている。
キャンペーン情報は、ATM設置機関のキャンペーン設計者がキャペーン生成システム等を利用し、顧客マスタデータベース3から対象顧客をリストアップして設定する。
例えば、DMが返送されてしまう顧客へのキャンペーンを行うには、顧客マスタDB3のDM返送のエリアに返送有りの設定がなされている顧客をリストアップし、キャンペーン情報を設定する。
これらのキャンペーン情報は顧客マスタデータDB3の顧客IDをCRM−DB4の顧客IDと照合することで検索することができる。
図1に示したように、顧客がATM1の顧客操作表示部1aで取引を選択して取引媒体であるカード(または通帳等)をカード挿入口(または通帳挿入口等)1bに挿入すると(S1)、ATM1はそのカードを取り込んで磁気データを読み取り、その磁気データに含まれている顧客IDをCRM装置2へ通知する(S2)。
図4はこのときの表示手順を示す図である。
未記帳データの印字中あるいは現金の計数中等においては、図4(a)に示したように「ただいま処理中です。しばらくお待ち下さい」等のメッセジーを書き込んだ処理中画面が顧客操作表示部1aに表示される。
この画面には、顧客個人宛にキャンペーン画面を表示するか否かを問う内容のメッセージと共に、顧客の確認をとるための「表示する」、「表示しない」の入力キー5a,5bが表示される。
この場合、単に画面を切り替えるのではなく、元の画面の上書きするような動きが見える動的な表示方式であるポップアップ表示を行い、これによりメッセージが強調されるようにする。
図4(c)の画面中には「閉じる」、「変更手続き」の入力キー6a、6bが表示されており、顧客によって「変更手続き」の入力キー6bが押下されると、住所変更手続きのための画面を表示するが、その手順については本発明と直接関係がないので省略する。
入力キー6a、6bのいずれもが押下されない場合は、一定時間が経過するとタイムアウトとして処理中画面に戻る。
尚、キャンペーン画面が、金融機関が取り扱う商品の案内、勧誘等の内容の画面であっても、「閉じる」の入力キー6aを表示し、これを押下することで、処理中画面に戻るようにする
以上説明した第1の実施例によれば、キャンペーン画面を表示するか否かを顧客に確認させ、表示を承認したときキャンペーンメッセージや商品案内等のキャンペーン画面を表示するようにし、その際の表示方法としてはポップアップ表示を行うため、顧客に対してアピール度の高い表示が可能になる。
次に第2の実施例について説明する。
この第2の実施例の構成そのものは第1の実施例(図1)と同様であるが、CRM装置2の顧客マスタDB3とCRM−DB4の登録内容が第1の実施例と異なっている。
顧客のVIPとしての格付けは、金融機関が各種の条件を考慮して行うものとし、このVIPの顧客に対しては担当者が設定されているものとする。
画面構成情報としては、各キャンペーン毎にキャンペーン画面を構成する静止画、動画、音声データ等のマルチメディアデータを保有し、メッセージ内容は各画面に対応して設定されている。
キャンペーン情報作成時には、リストアップされた顧客がVIPの場合、対応する担当者の画像や音声が画面構成情報の静止画(または写真)、動画、音声データ等にリンクされる。
図1に示したように、顧客がATM1の顧客操作表示部1aで取引を選択してカード(取引媒体)をカード挿入口1bに挿入すると、ATM1はそのカードを取り込んで磁気データを読み取り、その磁気データに含まれている顧客IDをCRM装置2へ通知する。
CRM装置2では、ATM1から送られてきた顧客IDを顧客マスタDB3に登録されている顧客ID(図5)と照合する。
この場合、該当するキャンペーンが複数あれば優先順位も参照し、それに基づいてキャンペーン画面を構成する。 このキャンペーン画面に音声データを付加してATM1へ送信する。
この場合、まず図4(b)と同様のキャンペーン画面の表示を問う画面表示を行い、「表示する」の入力キー5aが押下されると、キャンペーン画面をポップアップ表示する。
図7はこのときのキャンペーン画面例を示す図で、顧客がVIPである場合を示している。
また、この例は商品案内のキャンペーン画面であり、画面中に商品について、「相談する」、「相談しない」の入力キー7a,7bを表示している。
尚、担当者がつかない通常顧客の場合は、予め設定されたデフォルトの画像によるキャンペーン画面を表示し、固定された音声を出力する。
また、別の方法としては、VIPの顧客に対して専用のキャンペーンが設定されている場合、そのキャンペーンに高い優先順位を付け、この優先順位の高いVIP専用キャンペーンのキャンペーン画面や音声データをATM1へ送信して表示することもできる。
このように第2の実施例では、マルチメディア技術を利用しているので、より高い顧客へのアピールを行うことができる。
また、担当者の名前、画像、音声を盛り込むことによって、現実的な印象を顧客に与えることができる。
図8はこのような強制表示の場合の表示手順を示す図である。
未記帳データの印字中あるいは現金の計数中等においては、図8(a)に示したように「ただいま処理中です。しばらくお待ち下さい」等のメッセジーを書き込んだ処理中画面が顧客操作表示部1aに表示される。
この画面は、動画、静止画、音声データで構成され、視覚的、聴覚的な手段で顧客を画面に引きつける。
これは、キャンペーン画面の表示が顧客の意思に基づかないため、より効果的な表示を行う必要があるためである。
この図8(c)の画面は、図4(c)の場合と同様にDMが返送されてしまう顧客に対して、住所の変更を促す内容のものを例としているが、金融機関が取り扱う商品の案内、勧誘等の内容であってもよいことは無論であり、その場合、図8(b)の画面のメッセージ内容もそれに応じたものとなる。
入力キー6a、6bのいずれもが押下されない場合は、一定時間が経過するとタイムアウトとして処理中画面に戻る。
次に第3の実施例について説明する。
図9は本実施例におけるCRM−DB4の登録内容を示す図で、キャンペーン情報として、キャンペーン種類、顧客ID、メッセージ内容、画面構成情報に加え、各キャンペーン種類毎に本人確認が必要か不要かの情報が登録されている。
本人確認が不要なキャンペーン種類は個人情報を表示しない内容のキャンペーンであり、例えば、金融機関が扱う商品の紹介等である。
ATM1での取引には、支払いや残高照会等のように勘定系ホストで本人確認が必要な取引と、入金や通帳記帳等のように本人確認が不要な取引があり、本人確認が必要な取引は、通常本人以外は行えないが、本人確認が不要な取引は他人でも行うことが可能である。
尚、これらキャンペーン情報は、第1の実施例と同様にATM設置機関のキャンペーン設計者が、キャペーン生成システム等を利用して設定することができ、メッセージ内容は画面構成情報の各画面に対応して設定されている。
図10は第3の実施例の作用を示すフローチャートで、ここでは本人確認が必要な取引として支払い取引を行う場合を例にして説明する。
この磁気データには、顧客IDとして用いられる口座番号が含まれている。
次に、顧客が顧客操作表示部1aの誘導画面に従って、暗証番号を入力し、支払いを要求する取引金額を入力する操作を行うと(S13)、ATM1は勘定系ホスト及びCRM装置2と通信処理を行う(S14)。
勘定系ホストでは、ATM1から受信した暗証番号が正しいかどうかのチェックにより本人確認を行う(S14b)。
また、ATM1は勘定系ホストへの取引情報の送信と並行してCRM装置2へ顧客IDと「本人確認あり」の情報を送信する(S14c)。
そして、該当する顧客IDを用いてCRM−DB4に登録されているキャンペーン情報(図9)を検索し、当該顧客向けのキャンペーンがあるかどうかを判断して、ある場合はそのキャンペーンについて本人確認が必要かどうかをチェックする。
ATM1はこのキャンペーン画面を受信して(S14d)、勘定系ホストからの応答電文を待ち、勘定系ホストから応答電文を受信すると(S14e)、その内容を認識して、勘定系ホストで暗証番号のチェックで本人であることが確認された場合、CRM装置2から受信したキャンペーン画面を顧客操作表示部1a表示する(S15)。
また、本人であることが確認されたことでATM1に設けられている入出金機に出金の指示が出され、これにより顧客に現金が支払われると、カードが返却されて(S16)、取引は終了する。
尚、暗証番号のチェックで本人であることが確認できなかった(NG)場合、キャンペーン画面は表示せず、廃棄する。
まず、顧客がATM1の顧客操作表示部1aで通帳記帳取引を選択(S21)した後、取引媒体である通帳を通帳投入口に挿入すると(S22)、ATM1はその通帳を取り込んで、磁気ストライプから磁気データ(顧客IDとして用いられる口座番号が含まれている。)を読み取り、そしてATM1は勘定系ホスト及びCRM装置2と通信処理を行う(S23)。
また、ATM1は勘定系ホストへの取引情報の送信と並行してCRM装置2へ顧客IDと「本人確認なし」の情報を送信する(S23b)。
CRM装置2は、ATM1から送られてきた顧客IDを顧客マスタDB3に登録されている顧客ID(例えば、図2参照)と照合する。
そして、該当する顧客IDを用いてCRM−DB4に登録されているキャンペーン情報(図9)を検索し、当該顧客向けのキャンペーンがあるかどうかを判断して、ある場合はそのキャンペーンについて本人確認が必要かどうかをチェックする。
これに対し、チェックの結果、本人確認が不要の場合、当該顧客向けのキャンペーン種類に対応したメッセージや画像による表示データと、顧客マスタDB3に登録されている顧客氏名を編集し、キャンペーン画面を構成してATM1に送信する。
このときの表示も前記と同様に行われる。
また、勘定系ホストからの応答電文を受信すると、ATM1に設けられている通帳記帳機に記帳の指示が出され、これにより顧客の通帳に未記帳データ等が印字された後、カードが返却されて(S24)、取引は終了する。
図12は本実施例におけるCRM−DB4の登録内容を示す図で、キャンペーン情報として、キャンペーン種類、顧客ID、メッセージ内容、画面構成情報に加えて、各キャンペーン種類毎に本人確認が必要か不要かの情報と、顧客の顔認識情報が登録されている。
ここで、本人確認が必要なキャンペーン種類は、第3の実施例と同様に個人情報を表示することを含む内容のキャンペーンであり、例えば、DMが返送される顧客の住所変更を行うキャンペーン等である。
これら本人確認が必要なキャンペーン種類と不要なキャンペーン種類は、顧客がATM1で行う取引の種類に応じて設定される。
また、顧客の顔認識情報は、顧客の顔写真から得られるデジタルデータで、本人確認用として予め顧客の了解の基に作成され、登録される。
この他の構成については図1に示した第1の実施例と同様である。
次に、作用について説明する。
顧客がATM1の顧客操作表示部1aで支払い等の本人確認が必要な取引を選択し、その取引に必要な操作を行うと、ATM1はカメラで顧客の顔を撮影してその顔画像をデジタルデータとして、図示しないメモリに一旦保存する。
この通信において、ATM1は第3の実施に形態と同様に取引情報を勘定系ホストへ送信し、これと並行してCRM装置2へ顧客IDと「本人確認あり」の情報及び前記メモリに保存してある顔画像のデジタルデータを送信する。
CRM装置2は、ATM1から送られてきた顧客IDを顧客マスタDB3に登録されている顧客ID(例えば、図2参照)と照合する。そして、該当する顧客IDを用いてCRM−DB4に登録されているキャンペーン情報(図12)を検索し、当該顧客向けのキャンペーンがあるかどうかを判断して、ある場合はそのキャンペーンについて本人確認が必要かどうかをチェックする。
以上説明したように、顧客の顔画像による顔認識情報をCRM装置のCRM−DBに登録し、個人情報を表示することを含む内容のキャンペーンの場合、顧客の顔画像を撮影してCRM−DBに登録してある顔認識情報と比較することで本人確認を行うようにしているため、暗証番号で本人確認を行う場合に比べて、より厳密に個人のプライバシーを保護することが可能となる。
また、このような本人確認用の生体情報を顧客の取引媒体であるキャッシュカードや通帳あるいはICカード等に保有させ、取引の際、ATM1に備えた生体情報取得手段で顧客の生体情報を取得すると共に、取引媒体から生体情報を読み取って両者の一致をATM1で判断することにより本人確認を行うことも可能であり、このようにすればCRM装置2のCRM−DB4に生体情報を持たせる必要はなくなり、本人確認を短時間で行うことができるものとなる。
また、上述した各実施例では、CRM装置2にキャンペーン情報を持たせてキャンペーン画面を作成し、それをATM1に送って表示させるものとして説明したが、ATM1側にキャンペーン情報を保有させ、CRM装置2には顧客IDにキャンペーン番号、メッセージ番号、画面構成情報番号等を対応させたテーブルを保有させて、CRM装置2からATM1にキャンペーン番号、メッセージ番号、画面構成情報番号等を通知し、これに基づいてATM1でキャンペーン画面を編集して表示を行うようにすることも可能である。
1a 顧客操作表示部
1b カード挿入部
2 CRM装置
3 顧客マスタDB
4 CRM−DB
5a,5b 入力キー
6a,6b 入力キー
7a,7b 入力キー
Claims (7)
- 顧客の操作により取引を行う自動取引装置と、顧客情報を管理する顧客情報管理装置から成り、自動取引装置は顧客管理装置から受信したキャンペーン情報に基づいたキャンペーン画面を顧客操作表示部に表示するキャンペーン画面表示システムにおいて、
前記自動取引装置はキャンペーン画面を表示するか否かを顧客に問うことなく強制表示する前にキャンペーン画面の表示を予告する画面を顧客操作表示部に表示した後、顧客管理装置からの送信情報に基づいたキャンペーン画面を表示することを特徴とするキャンペーン画面表示システム。 - 請求項1において、
前記キャンペーン情報に対応させて本人確認が必要か不要かの情報を設定し、
取引を行っている顧客の本人確認により本人であることが確認されたとき、キャンペーン情報を表示することを特徴とするキャンペーン画面表示システム。 - 請求項1において、
前記キャンペーン画面の表示を予告する画面は、動画や音声を用いることを特徴とするキャンペーン画面表示システム。 - 請求項1において、
前記キャンペーン画面には元の取引中の画面に戻すキーを表示することを特徴とするキャンペーン画面表示システム。 - 請求項4において、
前記元の取引中の画面に戻すキーが一定時間押下されない場合、タイムアウトとしてキャンペーン画面を元の取引中の画面に戻すことを特徴とするキャンペーン画面表示システム。 - 顧客の操作により取引を行う自動取引装置と、顧客情報を管理する顧客情報管理装置から成り、自動取引装置は顧客管理装置から受信したキャンペーン情報に基づいたキャンペーン画面を顧客操作表示部に表示するキャンペーン画面表示システムのキャンペーン画面表示プログラムであって、
前記自動取引装置でキャンペーン画面を表示するか否かを顧客に問うことなく強制表示する前にキャンペーン画面の表示を予告する画面を顧客操作表示部に表示する手順と、顧客管理装置からの送信情報に基づいたキャンペーン画面を表示する手順を実行させることを特徴とするキャンペーン画面表示プログラム。 - 請求項6において、
前記自動取引装置に、前記キャンペーン画面に元の取引中の画面に戻すキーを表示する手順を実行させることを特徴とするキャンペーン画面表示プログラム。
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