JPH1125273A - 無人取引システム - Google Patents

無人取引システム

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JPH1125273A
JPH1125273A JP18224497A JP18224497A JPH1125273A JP H1125273 A JPH1125273 A JP H1125273A JP 18224497 A JP18224497 A JP 18224497A JP 18224497 A JP18224497 A JP 18224497A JP H1125273 A JPH1125273 A JP H1125273A
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JP
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customer
iris
terminal device
card
iris data
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JP18224497A
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Inventor
Hideo Tanimoto
英雄 谷本
Masamichi Inoue
正道 井上
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無人取引システムにおける顧客の識別におい
て、暗証番号よりも他人を排除できる確率が高く、どん
な場合でも顧客であれば口座にアクセスできる手段が求
められている。 【解決手段】 無人取引システムは、顧客を識別する手
段として、他人を排除する確率が高いアイリスデータを
用いる。しかも、アイリスデータを確実にセンタ側の記
憶部に記憶してから、カードを発行することにより、顧
客の識別に不適切なアイリスデータが登録されるのを未
然に防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば金融機関等
における口座開設の契約等の取引において、顧客が用い
る顧客端末装置と、顧客端末装置と通信網を介して接続
され、遠隔地にいるオペレータが顧客に適宜ガイダンス
を行いながら手続きを行うために用いるセンタ端末装置
とを備えた無人取引システムに関する。
【0002】
【従来の技術】金融機関等において、顧客が金融機関に
口座を開設する場合には、顧客が金融機関の窓口に出向
いて、契約申込書等の記入や提出といった手続が必要に
なる。このような手続は、一般に金融機関の窓口で直接
案内係との対話によって処理される。これに対して、顧
客が記入した契約申込書等をイメージ読み取り装置を用
いて読み取って遠隔地のセンタに送り、申込手続等を進
める無人取引システムが登場した。このシステムでは、
センタに送られたイメージをオペレータのディスプレイ
に表示して確認し、記入事項に誤りがなければ身分証明
書等のイメージ等と共にファイルに保管し、顧客端末装
置側で契約書を発行する。申込書や顧客が署名をした契
約書は、顧客端末装置のポケット等に取り込む。その写
しが顧客に発行される。
【0003】このようにして、顧客による申込手続等を
簡便にし、更に窓口係の負担を軽減するようなシステム
が提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記無人取
引システムは、顧客が顧客の口座にアクセスできるよう
にカードを発行する。その際に、4桁の暗証番号をホス
トコンピュータに登録する。この暗証番号は、顧客がカ
ードによって顧客の口座にアクセスする場合に、顧客本
人であることを識別するためのものである。しかしなが
ら、暗証番号は4桁のため、他人を排除できる確率は1
0000分の1に過ぎない。そのため、他人が顧客のカ
ードを入手した場合に、10000分の1の確率で暗証
番号が一致する可能性がある。暗証番号が一致した場
合、他人は顧客の口座から現金を出金できる。このよう
な事象をできるだけ低減するために、他人を排除できる
確率がもっと高い識別手段が求められている。
【0005】また、暗証番号は、顧客が忘れてしまった
場合には口座にアクセスできなくなる。そのため、どん
な場合でも顧客であれば口座にアクセスできる手段が求
められている。
【0006】また、真正な顧客とは別人である人物が顧
客になりすまして、契約を行う場合がある。契約が成立
した場合、金融機関に損害を与えることになる。そのた
め、このような人物を見分ける手段が求められている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉帳票上に所定の事項を記入するための顧客端
末装置とこの顧客端末装置と通信網を介して接続された
センタ端末装置とを備え、前記顧客端末装置には、顧客
のアイリス周辺の画像を採取するアイリス光学部と、前
記アイリス光学部によって採取した顧客のアイリス周辺
の画像から個人個人を識別することが可能な特徴を抽出
して特定のコード情報に変換することによってアイリス
データを生成し、アイリスデータを前記センタ端末装置
に送信するアイリス制御部と、顧客にカードを発行する
カード発行部とが設けられ、前記センタ端末装置には顧
客のアイリスデータを登録する記憶部が設けられ、前記
顧客端末装置は、前記センタ端末装置が前記記憶部に顧
客のアイリスデータを登録した後に、カードを発行する
ことを特徴とする無人取引システム。
【0008】〈説明〉無人取引システムは、顧客を識別
する手段として、他人を排除する確率が高いアイリスデ
ータを用いる。しかも、適正なアイリスデータを確実に
センタ端末装置の記憶部に記憶してから、カードを発行
することにより、不適切なアイリスデータが登録されて
契約が行われるのを未然に防ぐ。
【0009】〈構成2〉帳票上に所定の事項を記入する
ための顧客端末装置とこの顧客端末装置と通信網を介し
て接続されたセンタ端末装置とホストコンピュータとを
備え、前記顧客端末装置には、顧客のアイリス周辺の画
像を採取するアイリス光学部と、前記アイリス光学部に
よって採取した顧客のアイリス周辺の画像から個人個人
を識別することが可能な特徴を抽出して特定のコード情
報に変換することによってアイリスデータを生成し、ア
イリスデータを前記センタ端末装置に送信するアイリス
制御部と、顧客にカードを発行するカード発行部とが設
けられ、前記ホストコンピュータには顧客のアイリスデ
ータを登録する記憶部が設けられ、前記顧客端末装置
は、前記センタ端末装置が前記ホストコンピュータの前
記記憶部に適正な顧客のアイリスデータを登録した後
に、カードを発行することを特徴とする無人取引システ
ム。
【0010】〈説明〉無人取引システムは、顧客を識別
する手段として、他人を排除する確率が高いアイリスデ
ータを用いる。しかも、適正なアイリスデータを確実に
ホストコンピュータの記憶部に記憶してから、カードを
発行することにより、不適切なアイリスデータが登録さ
れて契約が行われるのを未然に防ぐ。
【0011】〈構成3〉構成1または2において、前記
カードに設けられた記憶部にも顧客のアイリスデータを
登録して、前記カードを発行することを特徴とする無人
取引システム。
【0012】〈説明〉カードにアイリスデータを登録す
ることによって、ホストコンピュータの記憶容量を増や
すことなく顧客の識別を行うことができる。また例えば
通信網に接続されていない端末装置であっても取引処理
が可能になる。
【0013】〈構成4〉構成1または2または3におい
て、前記センタ端末装置は、顧客のアイリスデータによ
って顧客が契約可能な人物か否かを照会する手段が設け
られ、契約可能な人物である場合に契約手続きを行うこ
とを特徴とする無人取引システム。
【0014】〈説明〉センタ端末装置は、顧客のアイリ
スデータによって顧客が契約可能な人物か否かを照会
し、契約可能な人物である場合に契約手続きを行いえ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。
【0016】〈具体例〉 〈概要〉図1は、本発明による無人取引システム全体の
説明図である。この図の説明をする前に、まず無人取引
システムの概要を説明する。
【0017】図2は、無人取引システムの概要説明図で
ある。図に示すように、顧客端末装置1は通信網2を介
してセンタ端末装置3と接続されている。なお、このセ
ンタ端末装置3はその他の各種の通信網2*を介して任
意の複数の顧客端末装置1*と接続されている。こうし
て、顧客端末装置1を操作する顧客7は、センタ端末装
置3を操作するオペレータ8から適宜ガイダンスを受け
ながら契約申込書等の帳票の記入等を行う。また、オペ
レータ8は、通信網2や2*を通じて、複数の顧客端末
装置1や1*に対するガイダンスができる。
【0018】このような無人取引システムにおいて、本
発明では、顧客を識別する手段として、他人を排除する
確率が高い(10万分の1以上)アイリスデータを用
い、しかも、適正なアイリスデータを確実にセンタ側の
記憶部に記憶してから、カードを発行することにより、
不適切なアイリスデータが登録されて契約されるのを未
然に防ぐようにした。なお、不適切なアイリスデータと
は、採集時に何らかのアクシデントによって顧客の識別
率、すなわち他人を排除する確率が著しく低くなってし
まったデータや、真正な顧客とは別人である人物が顧客
になりすました状況で採取されたデータである。
【0019】このような無人取引システム全体の構成を
示したのが図1である。図1において、1は顧客端末装
置、2は通信網、3はセンタ端末装置、4はホストコン
ピュータ、5は自動取引装置(以下、ATMという)、
6はアイリス認識装置である。なお、ホストコンピュー
タ4には、顧客の口座に関する情報(支店名や口座番
号、免許書等の身分証明書のデータ、アイリスデータ、
顧客の映像等)を記憶する記憶部41が設けられてい
る。またATM5には、顧客のカードを受け入れて、カ
ードから読み取った口座情報に基づいてホストコンピュ
ータ4の顧客の口座ファイルにアクセスするためのカー
ドリーダ5Aが設けられている。またアイリス認識装置
6には、顧客のアイリス周辺の画像を採取するアイリス
光学部6Aと、アイリス光学部6Aによって採取した顧
客のアイリス周辺の画像から個人個人を識別することが
可能な特徴を抽出して特定のコード情報に変換すること
によってアイリスデータを生成するアイリス制御部6B
が設けられている。なお、図1において、アイリス認識
装置6は、顧客端末装置1やATM5から独立した装置
として示されているが、図3に示すように、これらの装
置に内蔵することも可能である。
【0020】〈装置の構成〉図3には、顧客端末装置の
斜視図を示す。この装置は、顧客が無人の状態で操作す
るために設計されたものである。装置の本体キャビネッ
ト11の上側にはスピーカ12、人物カメラ13、近接
センサ14及び手元カメラ15が並べて配置されてい
る。スピーカ12は、一連の操作案内及びオペレータか
らのガイダンス等が顧客に聞こえるようにするためのも
のである。人物カメラ13は顧客の姿を映し撮るための
カメラで、その映像はセンタ端末装置に送られる。近接
センサ14は顧客が接近してきた場合に、自動的に取引
作業を開始させるものである。アイリス光学部6Aは顧
客のアイリス周辺の画像を採取するカメラである。手元
カメラ15は顧客が契約申込書等の各種の帳票に記入し
たり、取引操作を行う場合に、その手元を映し出す広角
カメラである。その映像もセンタ端末に送られる。
【0021】本体キャビネット11の正面部分には表示
部16、タッチパネル部17、ハンドセット18、マイ
ク19、カード発行口22、書類投入口23及び書類取
り出し口25が設けられている。表示部16は顧客に対
するガイダンスその他を表示するためのディスプレイで
ある。タッチパネル部17は表示部16に表示された仮
想キーを押すと、その圧力を検出して所定の処理を行う
ためのものである。ハンドセット18は、顧客がオペレ
ータの呼び出し等を行うために使用される電話機であ
る。マイク19は顧客の声を受け入れてセンタ端末装置
等に送るためのものである。カード発行口22は、契約
取引等が成立したとき、顧客に対してキャッシュカード
等を発行するためのものである。書類投入口23は、契
約申込書や契約書等を受け入れて本体キャビネット11
の図示しないポケットに取り込むためのものである。書
類取り出し口25は顧客に提供する契約書の写し等を印
刷し排出する部分である。机面には帳票記入部20が配
置され、帳票9の記入例が提示されたパネル21が設け
られている。また、その右側にイメージ読み取り部24
が設けられている。イメージ読み取り部24は、丁度コ
ピー機のように蓋を開けて免許証等の身分証明書を乗
せ、そのイメージを読み取ってデータを保存し、あるい
はセンタ端末装置に送るための装置である。なお、実施
例に示す顧客端末装置1には、通帳を発行する機能が省
かれているが、このような機能を付加することも可能で
ある。
【0022】図4には、顧客端末装置のブロック図を示
す。この装置は、制御部28により制御される。図3に
示したイメージ読み取り部24等によって読み取られた
イメージやその他の各種のデータは、記憶部29に記憶
される。この制御部28には、近接センサ14、表示部
16、タッチパネル部17、カード発行部22A、プリ
ンタ部25A、イメージ読み取り部24、スピーカ1
2、書類取込機構23A等が接続されている。カード発
行部22Aは、必要事項を磁気記憶部に記録するととも
に、顧客の氏名や口座情報等をエンボス加工したカード
を作成し、図3に示したカード発行口22から排出処理
を行う部分である。プリンタ部25Aは、契約書等を印
刷して図3に示した書類取り出し口25から排出する動
作を行う部分である。その他の部分は図3を用いて既に
説明した通りである。なお、顧客を撮影した映像や顧客
の声等をセンタ端末装置1に送るために、マルチメディ
ア通信制御部26が設けられている。ここには人物カメ
ラ13、手元カメラ15及びマイク19等が接続されて
いる。
【0023】図5には、センタ端末装置の正面図を示
す。オペレータの操作するセンタ端末装置3にはこの図
に示すように、ディスプレイ31、キーボード32、マ
ウス33等を備えたワークステーションと、カメラ3
4、ヘッドセット35、マルチメディア通信装置36、
プリンタ37等が設けられている。カメラ34はオペレ
ータの顔を映し撮り、これを顧客端末装置に表示させる
ためのものである。これによって、顧客とオペレータと
は互いに顔を見合わせながら、いわゆるテレビ電話形式
で話をすることができる。ヘッドセット35はレシーバ
35Bでオペレータが顧客の声を聞き、マイク35Aで
オペレータの声を入力するためのものである。マルチメ
ディア通信装置36は、顧客端末装置1に設けられたも
のと同様、音声や画像を送受信するための装置である。
プリンタ37は、オペレータが必要とする事項を印刷出
力するためのものである。
【0024】図6には、センタ端末装置のブロック図を
示す。この装置は、制御部38により制御されている。
この制御部38には、ディスプレイ31、キーボード3
2、マウス33、プリンタ37及びマルチメディア通信
装置36が接続されている。また、マルチメディア通信
装置36には、カメラ34やヘッドセット35が接続さ
れている。
【0025】記憶部39には顧客端末装置1との通信に
必要な各種のデータが記憶されている。
【0026】〈手続の具体例〉図7に、申込手続のフロ
ーチャートを示す。この図は、顧客が契約申込等を行う
場合の手順を示している。まず、ステップS1におい
て、申込書を作成する。図8には、契約申込書のフォー
ム例説明図を示す。金融機関との所定の取引契約は、例
えばこの図に示すような形式の申込書41によって行わ
れる。記入欄42には各種の事項を記入するスペースが
設けられている。ここに顧客がペンを用いて所定事項を
記入する。申込書が完成すると、ステップS2におい
て、その申込書が顧客端末装置に投入される。図3に示
した本体キャビネット11の書類投入口23へこの申込
書が投入される。このとき、次のステップS3で、身分
証明書等のイメージ入力が行われる。これは免許証等を
図3に示したイメージ読み取り部24にセットすること
によって行われる。そのイメージはセンタ端末装置に送
信され保管される。
【0027】またこのとき、アイリス認識装置6はアイ
リス光学部6Aとアイリス制御部6Bによって顧客のア
イリスデータを生成して、センタ端末装置3に送信す
る。すなわち、まずアイリス光学部6Aによって顧客の
アイリス周辺の画像を採取する。
【0028】次にアイリス制御部6Bによって顧客のア
イリス周辺の画像から個人個人を識別することが可能な
特徴を抽出して特定のコード情報に変換することによっ
てアイリスデータを生成する。そしてアイリスデータを
センタ端末装置3に送信する。センタ端末装置3は、顧
客のアイリスデータが適切なものか否かを判定する。
【0029】適切か否かは、以下のようにして判定す
る。例えばアイリスデータが何らかのアクシデントによ
って正確に生成できなかったり、アイリス認識装置6か
らセンタ端末装置3に正確に送信できない場合がある。
そこで顧客のアイリスデータが顧客と他人とを十分に識
別できる形態になっているか否かを判定する。
【0030】また真正な顧客とは別人である人物が顧客
になりすまして契約を行う場合がある。そこで、センタ
端末装置3はホストコンピュータ4や外部の機関(例え
ば警察等の公的機関)のホストコンピュータ(図示せ
ず)にアクセスする。これらには不審人物を示すブラッ
クリストが登録されており、このブラックリストに対し
て顧客のアイリスデータと照合して同様のアイリスデー
タを持った人物がいるか否かを調べる。
【0031】同様のアイリスデータを持った人物がいる
場合には、センタ端末装置3はその人物に関する諸デー
タ(例えば顔写真や氏名、住所等のデータ)を読み出
す。センタ端末装置3を操作しているオペレータは、こ
れらのデータと、人物カメラ13に写っている顧客の映
像や顧客から提示された免許書等に記載された事項に基
づいて真正な顧客とは別人である可能性がある人物か否
かを判定する。
【0032】疑わしい人物である場合には、オペレータ
はセンタ端末装置3の記憶部39またはホストコンピュ
ータ4の記憶部4Aの契約不適切な人物を記録するファ
イルに顧客の諸データ(顧客の映像やアイリスデータ、
免許書のイメージ等)を記録するとともに、契約できな
い旨を顧客にマイク19で知らせる。
【0033】疑わしい人物でない場合には、オペレータ
はセンタ端末装置3の記憶部39またはホストコンピュ
ータ4の記憶部4Aの契約可能な人物を記録するファイ
ルに顧客のアイリスデータを登録する。
【0034】ステップS4では、契約書が出力される。
図3に示す書類取り出し口25からこの契約書が排出さ
れる。ステップS5では、その契約書にサインを行い、
記入した契約書は書類投入口23から投入され(ステッ
プS6)、顧客端末装置に取り込まれる。また、契約書
の写しが書類取り出し口25から発行される(ステップ
S7)。さらに、その後、カード発行口22からキャッ
シュカードが発行される(ステップS8)。
【0035】〈運用例〉上述のようにして発行されたカ
ードは、以下のようにして運用される。顧客が、図1に
示すATM5のカードリーダ5Aにカードを挿入する
と、ATM1は、カードから顧客の口座番号等のデータ
を読み取りホストコンピュータ4に送信する。またこの
とき、ATM1は、アイリス認識装置6によって顧客の
アイリスデータを取得しホストコンピュータ4に送信す
る。ホストコンピュータ4は顧客の口座にアクセスし、
その口座に対応づけられて登録されているアイリスデー
タとアイリス認識装置6によって取得した顧客のアイリ
スデータとを比較して、取引処理を行おうとしている者
が顧客自身か否かを判定する。顧客自身である場合に
は、ホストコンピュータ4は取引処理を受け付ける。顧
客自身ではない場合には、ホストコンピュータ4は取引
処理を受け付けない。このようにして、顧客以外の者に
よる取引処理を排除することができる。
【0036】なお、上記の運用において、顧客自身では
ない場合に、第3者が顧客から取引処理を依頼されてい
るときがある。このような状況にも対応できるように、
システムを以下のような構成にすることも可能である。
すなわち、顧客自身ではないときには、ATM5から暗
証番号を入力させて、暗証番号が一致したら、ホストコ
ンピュータ4は、後日どのような人物が取引処理を行っ
たのかを証明できるようにアイリスデータを記録し、そ
の後に取引処理を受け付ける。このようにシステムを構
成することによって、顧客以外の者による取引処理に応
じつつ、後日、誰が取引処理を行ったのかが問われる状
況が発生したときにも対応できるように、セキュリティ
を高めたシステムを提供することができる。
【0037】また、システムを常時暗証番号による顧客
の識別とアイリスによる顧客の識別とを行うように構成
することによって、暗証番号だけによる顧客の識別より
も他人を排除する確率を高くし、セキュリティーを高め
たシステムを提供することもできる。
【0038】なお、カードがICカードである場合に
は、カードにもアイリスデータを登録することができる
ので、例えばホストコンピュータ4にアイリスデータを
登録せずに、顧客の識別はカードに登録されたアイリス
データに基づいて行うようにすることができる。この場
合、ホストコンピュータ4の記憶容量を増やすことなく
顧客の識別を行うことができる。また例えば通信網に接
続されていない端末装置であっても取引処理が可能にな
る。
【0039】
【発明の効果】本発明にかかる無人取引システムは、顧
客を識別する手段として、アイリスデータを用いるた
め、他人を排除する確率を高くすることができる。しか
も、適正なアイリスデータを確実にセンタ側の記憶部に
記憶してから、カードを発行しているため、不適切なア
イリスデータが登録されて契約が行われるのを未然に防
ぐことができる。
【0040】またアイリスデータをカードに登録するよ
うにすれば、ホストコンピュータの記憶容量を増やすこ
となく顧客の識別を行うことができる。また例えば通信
網に接続されていない端末装置であっても取引処理が可
能になる。
【0041】さらにセンタ端末装置は、顧客のアイリス
データによって顧客が契約可能な人物か否かを照会し、
契約可能な人物である場合に契約手続きを行いえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による無人取引システム全体の説明図で
ある。
【図2】無人取引システムの概要説明図である。
【図3】顧客端末装置の斜視図である。
【図4】顧客端末装置のブロック図である。
【図5】センタ端末装置の正面図である。
【図6】センタ端末装置のブロック図である。
【図7】申込手続のフローチャートである。
【図8】契約申込書のフォーム例説明図である。
【符号の説明】
1 顧客端末装置 2 通信網 3 センタ端末装置 4 ホストコンピュータ 5 自動取引装置 6 アイリス認識装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帳票上に所定の事項を記入するための顧
    客端末装置とこの顧客端末装置と通信網を介して接続さ
    れたセンタ端末装置とを備え、 前記顧客端末装置には、 顧客のアイリス周辺の画像を採取するアイリス光学部
    と、 前記アイリス光学部によって採取した顧客のアイリス周
    辺の画像から個人個人を識別することが可能な特徴を抽
    出して特定のコード情報に変換することによってアイリ
    スデータを生成し、アイリスデータを前記センタ端末装
    置に送信するアイリス制御部と、 顧客にカードを発行するカード発行部とが設けられ、 前記センタ端末装置には顧客のアイリスデータを登録す
    る記憶部が設けられ、 前記顧客端末装置は、前記センタ端末装置が前記記憶部
    に適正な顧客のアイリスデータを登録した後に、カード
    を発行することを特徴とする無人取引システム。
  2. 【請求項2】 帳票上に所定の事項を記入するための顧
    客端末装置とこの顧客端末装置と通信網を介して接続さ
    れたセンタ端末装置とホストコンピュータとを備え、 前記顧客端末装置には、 顧客のアイリス周辺の画像を採取するアイリス光学部
    と、 前記アイリス光学部によって採取した顧客のアイリス周
    辺の画像から個人個人を識別することが可能な特徴を抽
    出して特定のコード情報に変換することによってアイリ
    スデータを生成し、アイリスデータを前記センタ端末装
    置に送信するアイリス制御部と、 顧客にカードを発行するカード発行部とが設けられ、 前記ホストコンピュータには顧客のアイリスデータを登
    録する記憶部が設けられ、 前記顧客端末装置は、前記センタ端末装置が前記ホスト
    コンピュータの前記記憶部に適正な顧客のアイリスデー
    タを登録した後に、カードを発行することを特徴とする
    無人取引システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記カードに設けられた記憶部に顧客のアイリスデータ
    を登録して、前記カードを発行することを特徴とする無
    人取引システム。
  4. 【請求項4】 請求項1または2または3において、 前記センタ端末装置は、顧客のアイリスデータによって
    顧客が契約可能な人物か否かを照会する手段が設けら
    れ、契約可能な人物である場合に契約手続きを行うこと
    を特徴とする無人取引システム。
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