JP2009030023A - インク、インクジェット記録方法、インクカートリッジ、記録ユニット、及びインクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
Description
(一般式(I)中、Aは置換されていてもよい芳香族基又は複素環基であり、Bは下記一般式(1)乃至(5)で表されるいずれかの基であり、Mはそれぞれ独立に、水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、又は有機アンモニウムである。)
(一般式(1)乃至(5)中、R1乃至R9はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、脂肪族基、芳香族基、複素環基、カルボキシル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、複素環オキシカルボニル基、アシル基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、シリルオキシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリールオキシカルボニルオキシ基、アニリノ基及び複素環アミノ基を含むアミノ基、アシルアミノ基、ウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、アルキル若しくはアリールスルホニルアミノ基、複素環スルホニルアミノ基、シアノ基、ニトロ基、アルキル若しくはアリールチオ基、複素環チオ基、アルキル若しくはアリールスルホニル基、複素環スルホニル基、アルキル若しくはアリールスルフィニル基、複素環スルフィニル基、スルファモイル基、又はスルホン酸基であり、各基はさらに置換されていてもよい。)
(一般式(II)中、R10はそれぞれ独立に、水素原子、ヒドロキシル基、カルボキシル基、ヒドロキシル基若しくは炭素数1乃至4のアルコキシ基によって置換されていてもよい炭素数1乃至4のアルキル基、ヒドロキシル基若しくは炭素数1乃至4のアルコキシ基によって置換されていてもよい炭素数1乃至4のアルコキシル基、ヒドロキシル基若しくは炭素数1乃至4のアルコキシ基によって置換されていてもよい炭素数1乃至4のアルキルアミノ基、カルボキシル−炭素数1乃至5のアルキルアミノ基、ビス−〔カルボキシ−炭素数1乃至5のアルキル〕アミノ基、ヒドロキシル基若しくは炭素数1乃至4のアルコキシ基によって置換されていてもよい炭素数1乃至4のアルカノイルアミノ基、カルボキシル基若しくはスルホン酸基若しくはアミノ基で置換されていてもよいフェニルアミノ基、スルホン酸基、ハロゲン原子、又はウレイド基であり、[C]はカルボキシル基又はスルホン酸基を有する脂肪族アミン残基であり、Mはそれぞれ独立に、水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、又は有機アンモニウムである。)
(一般式(III)中、Dは、置換基を有するフェニル基であり、該置換基は、カルボキシル基、スルホン酸基、塩素原子、シアノ基、ニトロ基、スルファモイル基、炭素数1乃至4のアルキル基、炭素数1乃至4のアルコキシ基(ヒドロキシル基、炭素数1乃至4のアルコキシ基、スルホン酸基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び炭素数1乃至4のアルキルスルホニル基(ヒドロキシル基、スルホン酸基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)からなる群から選ばれる。E及びFはそれぞれ独立に、置換基を有するパラフェニレン基であり、該置換基は、カルボキシル基、スルホン酸基、炭素数1乃至4のアルキル基、炭素数1乃至4のアルコキシ基(ヒドロキシル基、炭素数1乃至4のアルコキシ基、スルホン酸基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び炭素数1乃至4のアルキルスルホニル基(ヒドロキシル基、スルホン酸基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)からなる群から選ばれる。R11は、カルボキシル基で置換されていてもよい炭素数1乃至4のアルキル基、スルホン酸基で置換されていてもよいフェニル基、又はカルボキシル基のいずれかであり、R12は、シアノ基、カルバモイル基、又はカルボキシル基のいずれかであり、R13及びR14はそれぞれ独立に、水素原子、メチル基、塩素原子、又はスルホン酸基のいずれかである。)
なお、本発明においては、化合物が塩である場合は、インク中では塩はイオンに解離して存在しているが、便宜上、「塩を含有する」と表現する。また、以下の記載において、一般式(I)で表される化合物、一般式(II)で表される化合物、一般式(III)で表される化合物は、それぞれ、「一般式(I)の化合物」、「一般式(II)の化合物」、「一般式(III)の化合物」と記載することがある。
本発明のインクは、少なくとも、第1の色材として一般式(I)の化合物、及び第2の色材として一般式(II)の化合物を含有するインクであって、前記インクがさらに、第3の色材として一般式(III)の色材を含有することを特徴とする。以下、本発明にかかるインクを構成する成分や、インクの物性などについて詳細に述べる。
〔第1の色材:一般式(I)で表される化合物〕
本発明のインクは、下記一般式(I)の化合物を、第1の色材として含有することが必要である。
(一般式(I)中、Aは置換されていてもよい芳香族基又は複素環基であり、Bは下記一般式(1)乃至(5)で表されるいずれかの基であり、Mはそれぞれ独立に、水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、又は有機アンモニウムである。)
本発明のインクは、下記一般式(II)の化合物を、第2の色材として含有することが必要である。
(一般式(II)中、R10はそれぞれ独立に、水素原子、ヒドロキシル基、カルボキシル基、ヒドロキシル基若しくは炭素数1乃至4のアルコキシ基によって置換されていてもよい炭素数1乃至4のアルキル基。ヒドロキシル基若しくは炭素数1乃至4のアルコキシ基によって置換されていてもよい炭素数1乃至4のアルコキシル基、ヒドロキシル基若しくは炭素数1乃至4のアルコキシ基によって置換されていてもよい炭素数1乃至4のアルキルアミノ基。カルボキシル−炭素数1乃至5のアルキルアミノ基、ビス−〔カルボキシ−炭素数1乃至5のアルキル〕アミノ基、ヒドロキシル基若しくは炭素数1乃至4のアルコキシ基によって置換されていてもよい炭素数1乃至4のアルカノイルアミノ基。カルボキシル基若しくはスルホン酸基若しくはアミノ基で置換されていてもよいフェニルアミノ基、スルホン酸基、ハロゲン原子、又はウレイド基である。[C]はカルボキシル基又はスルホン酸基を有する脂肪族アミン残基である。Mはそれぞれ独立に、水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、又は有機アンモニウムである。)
本発明のインクは、下記一般式(III)の化合物を、第3の色材として含有することが必要である。
(一般式(III)中、Dは、置換基を有するフェニル基である。該置換基は、カルボキシル基、スルホン酸基、塩素原子、シアノ基、ニトロ基、スルファモイル基、炭素数1乃至4のアルキル基。炭素数1乃至4のアルコキシ基(ヒドロキシル基、炭素数1乃至4のアルコキシ基、スルホン酸基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)。炭素数1乃至4のアルキルスルホニル基(ヒドロキシル基、スルホン酸基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)からなる群から選ばれる。E及びFはそれぞれ独立に、置換基を有するパラフェニレン基である。該置換基は、カルボキシル基、スルホン酸基、炭素数1乃至4のアルキル基、炭素数1乃至4のアルコキシ基(ヒドロキシル基、炭素数1乃至4のアルコキシ基、スルホン酸基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)。炭素数1乃至4のアルキルスルホニル基(ヒドロキシル基、スルホン酸基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)からなる群から選ばれる。R11は、カルボキシル基で置換されていてもよい炭素数1乃至4のアルキル基、スルホン酸基で置換されていてもよいフェニル基、又はカルボキシル基のいずれかである。R12は、シアノ基、カルバモイル基、又はカルボキシル基のいずれかである。R13及びR14はそれぞれ独立に、水素原子、メチル基、塩素原子、又はスルホン酸基のいずれかである。)
一般式(III)におけるR13及びR14はそれぞれ独立に、水素原子、メチル基、塩素原子、又はスルホン酸基である。
(一般式(6)中、R15は、スルホン酸基、又はスルホプロポキシ基であり、R16は、水素原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、又はエトキシ基である。)
本発明で用いる色材がインク中に含まれているか否かの検証には、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いた下記(1)〜(3)の検証方法が適用できる。
(1)ピークの保持時間
(2)(1)のピークについての極大吸収波長
(3)(1)のピークについてのマススペクトルのM/Z(posi)、M/Z(nega)
・カラム:SunFire C18(日本ウォーターズ製)2.1mm×150mm
・カラム温度:40℃
・流速:0.2mL/min
・PDA:200nm〜700nm
・移動相及びグラジエント条件:表2
・イオン化法
・ESI
キャピラリ電圧:3.5kV
脱溶媒ガス:300℃
イオン源温度:120℃
・検出器
posi:40V 200〜1500amu/0.9sec
nega:40V 200〜1500amu/0.9sec
インク中における、第1の色材(一般式(I)の化合物)の含有量、第2の色材(一般式(II)の化合物)の含有量及び第3の色材(一般式(III)の化合物)の含有量は、色調及び耐光性の観点から以下に述べるように設定することが好ましい。
本発明のインクには、水、又は水及び水溶性有機溶剤の混合溶媒である水性媒体を用いることができる。水は、脱イオン水(イオン交換水)を用いることが好ましい。インク中の水の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、10.0質量%以上90.0質量%以下であることが好ましい。
本発明のインクは、上記した成分以外にも必要に応じて、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタンなどの多価アルコール類や、エチレン尿素などの尿素誘導体などの、常温で固体の水溶性有機化合物を含有してもよい。さらに、本発明のインクは必要に応じて、界面活性剤、pH調整剤、防錆剤、防腐剤、防黴剤、酸化防止剤、還元防止剤、蒸発促進剤、キレート化剤、及び水溶性ポリマーなど、種々の添加剤を含有してもよい。
また、フルカラーの画像などを形成するために、本発明のインクを、本発明のインクとは別の色調を有するインクと組み合わせて用いることができる。本発明のインクは、例えば、ブラックインク、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、レッドインク、グリーンインク及びブルーインクなどから選択される少なくともいずれか1種のインクと共に用いることが好ましい。また、これらのインクと実質的に同一の色調を有する、所謂淡インクをさらに組み合わせて用いることもできる。これらのインク又は淡インクの色材は、公知の染料であっても、新規に合成された色材であっても用いることができる。
本発明のインクを用いて画像を形成する際に用いる記録媒体は、インクを付与して記録を行う記録媒体であればいずれのものでも用いることができる。本発明においては、染料や顔料などの色材をインク受容層の多孔質構造を形成する微粒子に吸着させる、インクジェット用の記録媒体を用いることが好ましい。特には、支持体上のインク受容層に形成された空隙によりインクを吸収する、所謂、隙間吸収タイプのインク受容層を有する記録媒体を用いることが好ましい。隙間吸収タイプのインク受容層は、微粒子を主体として構成されるものであり、さらに必要に応じて、バインダーやその他の添加剤を含有してもよい。
AlO3-n(OH)2n・mH2O
(式中、nは1乃至3の整数であり、mは0乃至10、好ましくは0乃至5である。ただし、mとnは同時には0とならない。)
本発明のインクは、インクをインクジェット方式で吐出して記録媒体に記録を行う本発明のインクジェット記録方法に用いる。インクジェット記録方法は、インクに力学的エネルギーを作用することによりインクを吐出する記録方法や、インクに熱エネルギーを作用することによりインクを吐出する記録方法などがある。特に、本発明においては、熱エネルギーを利用するインクジェット記録方法を好ましく用いることができる。
本発明のインクを用いて記録を行うのに好適なインクカートリッジとしては、かかるインクを収容するインク収容部を備えた本発明のインクカートリッジが挙げられる。
本発明のインクを用いて記録を行うのに好適な記録ユニットは、かかるインクを収容するインク収容部と、インクを吐出するための記録ヘッドとを備えた本発明の記録ユニットが挙げられる。特に、前記記録ヘッドが、記録信号に対応した熱エネルギーをインクに作用することによりインクを吐出する記録ユニットを好ましく用いることができる。また、本発明においては、金属及び/又は金属酸化物を含有する発熱部接液面を有する記録ヘッドを用いることが特に好ましい。前記発熱部接液面を構成する金属及び/又は金属酸化物としては、具体的には、例えば、Ta、Zr、Ti、Ni、若しくはAlなどの金属、又はこれらの金属の酸化物などが挙げられる。
本発明のインクを用いて記録を行うのに好適なインクジェット記録装置は、かかるインクを収容するインク収容部と、インクを吐出するための記録ヘッドとを備えた本発明のインクジェット記録装置が挙げられる。特に、前記インクを収容するインク収容部を有する記録ヘッドの内部のインクに、記録信号に対応した熱エネルギーを作用することによりインクを吐出するインクジェット記録装置を好ましく用いることができる。
ヘッドカートリッジH1000の構成について説明する。図4は、ヘッドカートリッジH1000の構成を示した図であり、また、ヘッドカートリッジH1000に、インクカートリッジH1900を装着する様子を示した図である。ヘッドカートリッジH1000は、記録ヘッドH1001と、インクカートリッジH1900を搭載する手段、及びインクカートリッジH1900から記録ヘッドにインクを供給する手段を有しており、キャリッジM4000に対して着脱可能に搭載される。
以下に示す手順にしたがって、各例示化合物を調製した。なお、得られた各例示化合物について、水を溶媒として、以下の条件で、吸収スペクトルの最大吸収波長(λmax)を測定した。
・分光光度計:自記分光光度計(商品名:U−3300;日立製作所製)
・測定セル:1cm 石英セル
・サンプリング間隔:0.1nm
・スキャン速度:30nm/min
前記した例示化合物I−3(M:リチウム)及び例示化合物I−5(M:リチウム)を、特許文献1に記載された方法に準じて合成した。なお、例示化合物I−3及びI−5は、それぞれ、特許文献1に記載のb−6及びc−4の染料をリチウム塩型にしたものに相当する。水を溶媒として測定した吸収スペクトルの最大吸収波長(λmax)は、例示化合物I−3が608nm、例示化合物I−5が604nmであった。
前記した例示化合物II−1(M:ナトリウム)及び例示化合物II−9(M:ナトリウム)を、特許文献2の実施例1及び2に記載された方法に準じてそれぞれ合成した。水を溶媒として測定した吸収スペクトルの最大吸収波長(λmax)は、例示化合物II−1が414nm、例示化合物II−9が436nmであった。
以下に示す手順にしたがって、前記した例示化合物III−6(M:ナトリウム)を合成した。
(1)式(9)の化合物の合成
水100部に、5−スルホアントラニル酸21.7部を水酸化ナトリウムの添加によりpH5.0〜6.0として溶解した。これに、35%塩酸31.3部を添加した後、液体の温度を0〜5℃として、40%亜硝酸ナトリウム水溶液19.0部を添加してジアゾ化した。このジアゾ溶液に、特開2004−083492公報に記載の方法で得た下記式(8)の化合物24.0部を水240部に水酸化ナトリウムの添加によりpHを4.5〜5.5として溶解させた液体を、約20分かけて滴下した。その後、液体の温度を10〜20℃として、炭酸ナトリウムの添加により液体のpHを2.0〜3.0とし、この温度及びpHを維持して3時間撹拌した。その後、塩化ナトリウムを添加することにより塩析を行い、析出物を濾過して、分離、乾燥して、下記式(9)の化合物42.1部を得た。
上記で得た式(9)の化合物7.1部を水40部に懸濁して水酸化ナトリウムの添加によりpHを4.0〜5.0として溶解した。この溶液に35%塩酸6.0部を添加した後、液体の温度を15〜25℃として、40%亜硝酸ナトリウム水溶液2.9部を添加してジアゾ化した。このジアゾ懸濁液を、上記式(8)の化合物3.6部を水30部に、水酸化ナトリウムの添加によりpH4.5〜5.5として溶解した溶液に、溶液の温度を15〜25℃として約30分かけて滴下した。滴下中は炭酸ナトリウムの添加により溶液のpHを3.5〜4.5に維持した。その後2時間撹拌して、塩化ナトリウムを添加することにより塩析を行い、析出物を濾過、分離して、下記式(10)のジスアゾ化合物を含むウェットケーキを得た。
2−(シアノメチル)ベンズイミダゾールとアセト酢酸エチルをエタノール中、ナトリウムメトキシドの存在下で加熱反応させた。これに、希塩酸を添加することにより酸析して得られる下記式(11)の化合物8.9部を6%発煙硫酸64部中に温度15〜25℃としてゆっくり添加した。その後、同温度で2時間撹拌した後、得られた液体を、190部の氷水中に約10分間かけて滴下した。析出した結晶を濾過、分離し、乾燥して、下記式(12)の化合物を得た。
上記(2)で得られた式(10)のジスアゾ化合物を含むウェットケーキを、水80部に水酸化ナトリウムの添加によりpHを6.0〜7.0として溶解し、これに40%亜硝酸ナトリウム水溶液2.3部を添加した。その後、この溶液を35%塩酸5.2部と水70部の混合液中に温度20〜30℃で滴下してジアゾ化した。このジアゾ懸濁液を、上記(3)で得られた式(12)の化合物3.0部を水50部に水酸化ナトリウムの添加によりpHを8.0〜9.0として溶解した溶液に、温度20〜30℃で滴下した。滴下中は炭酸ナトリウムの添加により溶液のpHを7.0〜8.0に維持した。その後、同温度で2時間撹拌し、塩化ナトリウムの添加により塩析し、析出物を濾過、分離した。得られたウェットケーキを水50部に溶解後、メタノール120部を添加することにより晶析し、析出物を濾過、分離した。得られたウェットケーキをさらに水50部に溶解後、メタノール120部の添加により晶析し、乾燥して、下記の構造の例示化合物III−6(ナトリウム塩)を得た。得られた例示化合物III−6の、水を溶媒として測定した吸収スペクトルの最大吸収波長(λmax)は、553nmであった。
以下に示す手順にしたがって、例示化合物III−17(M:ナトリウム)を合成した。
(1)式(13)の化合物の合成
上記した例示化合物III−6の合成方法(1)において、5−スルホアントラニル酸21.7部の代わりに2−アミノベンゼン−1,5−ジスルホン酸25.3部を用いた。これ以外は、上記した例示化合物III−6の合成方法(1)と同様にして、下記式(13)の化合物を得た。
上記した例示化合物III−6の合成方法(2)において、上記式(9)の化合物7.1部の代わりに上記式(13)の化合物7.6部を用いた。これ以外は、上記した例示化合物III−6の合成方法(2)〜(4)と同様にして下記の構造の例示化合物III−17(ナトリウム塩)を得た。得られた例示化合物III−17の、水を溶媒として測定した吸収スペクトルの最大吸収波長(λmax)は、557.5nmであった。
上記で得られた色材である例示化合物I−3、I−5、II−1、II−9、III−6、III−17、及びC.I.ダイレクトレッド84(ナトリウム塩;比較例の色材)を用いて、下記のようにしてインクをそれぞれ調製した。先ず、下記表4〜表7に示した各成分をそれぞれ混合して、十分撹拌した。その後、ポアサイズ0.2μmのフィルターにて加圧ろ過を行い、実施例1〜17及び比較例1〜8のブラックインクを調製した。なお、表4〜表7の下段において、各色材の含有量及び色材の含有量の合計は、インク全質量を基準とした値を示す。また、第1〜第3の色材/全色材×100[%]は、上記の各色材の含有量が、色材の含有量の合計に占める割合[%]の値を示す。さらに、第2の色材/第3の色材[倍]の値は、第2の色材の含有量の、第3の色材の含有量に対する質量比率[倍]の値を示す。
(1)初期画像の色調
上記で得られた実施例及び比較例の各インクをそれぞれ、熱エネルギーを利用したインクジェット記録装置(商品名:PIXUS iP8600)に搭載した。記録条件を、温度23℃、相対湿度55%、記録密度2,400dpi×1,200dpi、吐出量2.5pLとした。記録媒体PR−101(キヤノン製)に記録デューティを100%、80%、60%、40%、20%、及び10%とした画像をそれぞれ形成し、得られた各画像を温度23℃、相対湿度55%で24時間自然乾燥させた。このようにして得られた各記録物の画像の部分について、CIE(国際照明委員会)により規定されたL*a*b*表示系におけるa*及びb*を測定して、初期画像の色調の評価を行った。なお、a*及びb*は、分光光度計(Spectorolino;Gretag Macbeth製)を用いて、光源:D50、視野:2°の条件で測定した。初期画像の色調の評価基準は以下の通りである。評価結果を表8に示した。本発明においては、下記の評価基準でB以上である場合を、色調がニュートラルであり好ましい画像であるものとしている。
A:記録デューティ100%の画像において−5≦a*≦5かつ−5≦b*≦5を満たし、さらに、記録デューティ80%、60%、40%、20%、及び10%の画像において−10≦a*≦10かつ−10≦b*≦10を満たす。
B:記録デューティ100%の画像において−5≦a*≦5かつ−5≦b*≦5を満たすが、記録デューティ80%、60%、40%、20%、及び10%の画像の少なくとも1つにおいて−10≦a*≦10かつ−10≦b*≦10を満たさない。
C:記録デューティ100%の画像において−5≦a*≦5かつ−5≦b*≦5を満たさない。
上記で得られた各記録物の画像における記録デューティ100%の部分について、ブラックの光学濃度(分光感度特性;ISO Visualを使用)を測定した(「試験前の光学濃度」とする)。さらに、これらの各記録物に、スーパーキセノン試験機(商品名:SX−75;スガ試験機製)を用いて、照射強度100キロルクス、槽内温度24℃、相対湿度60%で100時間曝露した。その後、再度、各記録物の画像における記録デューティ100%の部分について、ブラックの光学濃度(分光感度特性;ISO Visualを使用)を測定した(「試験後の光学濃度」とする)。なお、光学濃度は、分光光度計(Spectorolino;Gretag Macbeth製)を用いて、光源:D50、視野:2°の条件で測定した。得られた試験前の光学濃度及び試験後の光学濃度の各値から、下記式に基づいて光学濃度の残存率を算出して、耐光性の評価を行った。耐光性の基準は以下の通りである。評価結果を表8に示した。
A:光学濃度の残存率が90%以上95%未満。
B:光学濃度の残存率が85%以上90%未満。
C:光学濃度の残存率が85%未満。
上記(2)の耐光性試験後の各画像の色調を、上記(1)と同様の条件により、a*及びb*を測定することで評価した。耐光性試験後の色調の評価基準は、上記(1)と同様である。評価結果を表8に示した。本発明においては、上記の評価基準でB以上である場合を、色調がニュートラルであり好ましい画像であるものとしている。
実施例3及び12、並びに比較例7のインクを用いて、記録デューティを100%(インクの記録媒体への付与量:11g/m2)として形成した画像をそれぞれ形成した(耐光性試験前の画像とする)。得られた各画像について、キセノン照射強度100キロルクス、槽内温度24℃、相対湿度60%の条件で100時間曝露する耐光性試験を行い、試験後の各画像を得た(耐光性試験後の画像とする)。こうして得られた耐光性試験前の各画像と耐光性試験後の各画像とにおける、イエロー、マゼンタ、及びシアンの各波長領域での、分光感度特性;ISO ステータスAにより規定されたイエロー、マゼンタ、及びシアンの各成分の光学濃度をそれぞれ測定した。なお、光学濃度は、分光感度特性;ISO ステータスAを使用した分光光度計(Spectorolino;Gretag Macbeth製)を用いて、光源:D50、視野:2°の条件で測定した。そして、上記で測定した各成分の光学濃度から、イエロー成分、マゼンタ成分、及びシアン成分の光学濃度の残存率(各成分の残存率の算出方法は上記の光学濃度の残存率と同様である)を算出した。さらに、得られた各カラー成分における光学濃度の残存率のうち、光学濃度の残存率の最大値と最小値との差を求めた。得られた評価結果を表9に示す。
M2060:給紙トレイ
M2080:給紙ローラ
M3000:ピンチローラホルダ
M3030:ペーパーガイドフラッパー
M3040:プラテン
M3060:搬送ローラ
M3070:ピンチローラ
M3110:排紙ローラ
M3120:拍車
M3160:排紙トレイ
M4000:キャリッジ
M5000:ポンプ
M5010:キャップ
M7030:アクセスカバー
E0002:LFモータ
E0014:電気基板
H1000:ヘッドカートリッジ
H1001:記録ヘッド
H1100:第1の記録素子基板
H1101:第2の記録素子基板
H1200:第1のプレート
H1201:インク供給口
H1300:電気配線基板
H1301:外部信号入力端子
H1400:第2のプレート
H1500:タンクホルダー(カートリッジホルダー)
H1501:インク流路
H1600:流路形成部材
H1700:フィルター
H1800:シールゴム
H1900:インクカートリッジ
H2000:イエローノズル列
H2100:マゼンタノズル列
H2200:シアンノズル列
H2300:淡シアンノズル列
H2400:ブラックノズル列
H2500:グリーンノズル列
H2600:淡マゼンタノズル列
Claims (12)
- 少なくとも、第1の色材、第2の色材、及び第3の色材を含有してなるインクであって、
前記第1の色材が、下記一般式(I)で表される化合物であり、
前記第2の色材が、下記一般式(II)で表される化合物であり、
前記第3の色材が、下記一般式(III)で表される化合物であることを特徴とするインク。
(一般式(I)中、Aは置換されていてもよい芳香族基又は複素環基であり、Bは下記一般式(1)乃至(5)で表されるいずれかの基であり、Mはそれぞれ独立に、水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、又は有機アンモニウムである。)
(一般式(1)乃至(5)中、R1乃至R9はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、脂肪族基、芳香族基、複素環基、カルボキシル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、複素環オキシカルボニル基、アシル基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、シリルオキシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリールオキシカルボニルオキシ基、アニリノ基及び複素環アミノ基を含むアミノ基、アシルアミノ基、ウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、アルキル若しくはアリールスルホニルアミノ基、複素環スルホニルアミノ基、シアノ基、ニトロ基、アルキル若しくはアリールチオ基、複素環チオ基、アルキル若しくはアリールスルホニル基、複素環スルホニル基、アルキル若しくはアリールスルフィニル基、複素環スルフィニル基、スルファモイル基、又はスルホン酸基であり、各基はさらに置換されていてもよい。)
(一般式(II)中、R10はそれぞれ独立に、水素原子、ヒドロキシル基、カルボキシル基、ヒドロキシル基若しくは炭素数1乃至4のアルコキシ基によって置換されていてもよい炭素数1乃至4のアルキル基、ヒドロキシル基若しくは炭素数1乃至4のアルコキシ基によって置換されていてもよい炭素数1乃至4のアルコキシル基、ヒドロキシル基若しくは炭素数1乃至4のアルコキシ基によって置換されていてもよい炭素数1乃至4のアルキルアミノ基、カルボキシル−炭素数1乃至5のアルキルアミノ基、ビス−〔カルボキシ−炭素数1乃至5のアルキル〕アミノ基、ヒドロキシル基若しくは炭素数1乃至4のアルコキシ基によって置換されていてもよい炭素数1乃至4のアルカノイルアミノ基、カルボキシル基若しくはスルホン酸基若しくはアミノ基で置換されていてもよいフェニルアミノ基、スルホン酸基、ハロゲン原子、又はウレイド基であり、[C]はカルボキシル基又はスルホン酸基を有する脂肪族アミン残基であり、Mはそれぞれ独立に、水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、又は有機アンモニウムである。)
(一般式(III)中、Dは、置換基を有するフェニル基であり、該置換基は、カルボキシル基、スルホン酸基、塩素原子、シアノ基、ニトロ基、スルファモイル基、炭素数1乃至4のアルキル基、炭素数1乃至4のアルコキシ基(ヒドロキシル基、炭素数1乃至4のアルコキシ基、スルホン酸基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び炭素数1乃至4のアルキルスルホニル基(ヒドロキシル基、スルホン酸基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)からなる群から選ばれる。E及びFはそれぞれ独立に、置換基を有するパラフェニレン基であり、該置換基は、カルボキシル基、スルホン酸基、炭素数1乃至4のアルキル基、炭素数1乃至4のアルコキシ基(ヒドロキシル基、炭素数1乃至4のアルコキシ基、スルホン酸基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び炭素数1乃至4のアルキルスルホニル基(ヒドロキシル基、スルホン酸基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)からなる群から選ばれる。R11は、カルボキシル基で置換されていてもよい炭素数1乃至4のアルキル基、スルホン酸基で置換されていてもよいフェニル基、又はカルボキシル基のいずれかであり、R12は、シアノ基、カルバモイル基、又はカルボキシル基のいずれかであり、R13及びR14はそれぞれ独立に、水素原子、メチル基、塩素原子、又はスルホン酸基のいずれかである。) - 前記一般式(I)で表される化合物におけるAが、置換されていてもよいナフチル基であり、Bが、前記一般式(2)で表される基である請求項1に記載のインク。
- インク中における前記第1の色材の含有量(質量%)が、インク中における全ての色材の含有量の合計(質量%)に対して、45.0%以上75.0%以下である請求項1乃至3のいずれか1項に記載のインク。
- インク中における前記第2の色材の含有量(質量%)が、インク中における全ての色材の含有量の合計(質量%)に対して、12.0%より大きく40.0%以下である請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインク。
- インク中における前記第1の色材の含有量(質量%)が、インク中における全ての色材の含有量の合計(質量%)に対して50.0%以上であり、
かつ、インク中における前記第2の色材の含有量(質量%)が、インク中における前記第3の色材の含有量(質量%)に対して、質量比率で、0.60倍以上1.00倍未満である請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインク。 - 前記第1の色材として一般式(I)で表される化合物、前記第2の色材として一般式(II)で表される化合物、及び前記第3の色材として一般式(III)で表される化合物は、可溶化基が同一で同数である請求項1乃至7のいずれか1項に記載のインク。
- インクをインクジェット方式で吐出して記録媒体に記録を行うインクジェット記録方法において、前記インクが、請求項1乃至8のいずれか1項に記載のインクであることを特徴とするインクジェット記録方法。
- インクを収容するインク収容部を備えたインクカートリッジにおいて、前記インクが、請求項1乃至8のいずれか1項に記載のインクであることを特徴とするインクカートリッジ。
- インクを収容するインク収容部と、インクを吐出するための記録ヘッドとを備えた記録ユニットにおいて、前記インクが、請求項1乃至8のいずれか1項に記載のインクであることを特徴とする記録ユニット。
- インクを収容するインク収容部と、インクを吐出するための記録ヘッドとを備えたインクジェット記録装置において、前記インクが、請求項1乃至8のいずれか1項に記載のインクであることを特徴とするインクジェット記録装置。
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