JP2009025148A - ユニフォミティー測定用リムホイール及びユニフォミティー測定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 リムフィット性を向上させることができるとともに、ユニフォミティー、特に、ラジアルランアウト(RRO)を正確に測定することが可能なユニフォミティー測定用リムホイール、及び、このユニフォミティー測定用リムホイールを用いて空気入りタイヤのユニフォミティーを測定するユニフォミティー測定方法を提供する。
【解決手段】 本発明は、空気入りタイヤ3のユニフォミティーを測定する際に用いるユニフォミティー測定用リムホイールであって、空気入りタイヤ3のビード部11におけるビードシート部11Aが嵌合可能なリムベース部1Aのホイール回転軸に対する角度であるリムベース角度(θ)が、16.0〜30.0度の範囲に設定されることを特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】 本発明は、空気入りタイヤ3のユニフォミティーを測定する際に用いるユニフォミティー測定用リムホイールであって、空気入りタイヤ3のビード部11におけるビードシート部11Aが嵌合可能なリムベース部1Aのホイール回転軸に対する角度であるリムベース角度(θ)が、16.0〜30.0度の範囲に設定されることを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、空気入りタイヤのユニフォミティーを測定する際に用いるユニフォミティー測定用リムホイール、及び、このユニフォミティー測定用リムホイールを用いて空気入りタイヤのユニフォミティーを測定するユニフォミティー測定方法に関する。
従来から、空気入りタイヤに起因する車両への振動や騒音を改善するために、該空気入りタイヤに加わる振動力である加振力を低減することにより、ユニフォミティーを向上させることが必要とされている。このユニフォミティーとして、寸法の不均衡(すなわち、真円度)を示すラジアルランアウト(RRO)や、上下力の変動を示すラジアルフォースバリエーション(RFV)、横力の変動を示すラテラルフォースバリエーション(LFV)、前後力の変動を示すタンジェンシャルフォースバリエーション(TFV)などが知られている。
なお、ラジアルランアウト(RRO)とは、空気入りタイヤを無負荷で低速回転させて際に回転軸が上下方向に振れる変化量(単位−mm)である。また、ラジアルフォースバリエーション(RFV)やラテラルフォースバリエーション(LFV)、タンジェンシャルフォースバリエーション(TFV)は、各々空気入りタイヤに荷重をかけ、回転軸を高さ一定として回転させた際に回転軸が作用する上下方向・前後方向等の荷重変動(単位−N)である。
このようなユニフォミティーを測定する方法として、トレッド部に遠心力が作用するトレッド面の突出する位置にバフ処理を施しながら、測定する際に用いるユニフォミティー測定用リムホイール(以下、リムホイール)を回転させることにより空気入りタイヤのユニフォミティーを測定する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
このようなユニフォミティー測定方法において、リムホイールのリムベース部のホイール回転軸に対する角度(以下、リムベース角度)は、タイヤ規格(例えば、JATMAやTRA、ETRTO)に準拠した15±1度で設定されている。つまり、一般的には、空気入りタイヤのビード部におけるビードシート部のタイヤ回転軸に対する角度(すなわち、ビードシート角度)は、20〜22度で設定されている。
特開2001−4478号公報(第2頁−第4頁、第2図)
ところで、ユニフォミティーのうち、最も加振力に影響するとされるラジアルランアウト(RRO)を正確に測定するためには、リムホイールの真円度を確保すると同時に、空気入りタイヤのビード部とリムホイールとの嵌合状態(以下、リムフィット性)をタイヤ周方向上で均一とする必要がある。これを確保することができないと、繰り返し測定の精度が均一に得ることができず、結果として、本来の空気入りタイヤが持つラジアルランアウト(RRO)を測定することができない。
しかしながら、上述した従来のユニフォミティー測定方法では、リムベース角度が15±1度で設定されていることにより、リムフランジの先端部の直径が、空気入りタイヤのビード部におけるビードコアの直径よりも大きく、該ビードコアの直径との差が大きい。
このため、ビード部におけるビードヒール部がリムフランジまで上がりきらないことがあり、リムフィット性がタイヤ周方向上で不均一となってしまい、リム赤道面に対してタイヤ赤道面が傾斜した角度を持って固定されてしまう。
これにより、ラジアルランアウト(RRO)の正しい値を測定することが困難であった。特に、一度リムホイールから空気入りタイヤを外し、再度リムホイールに空気入りタイヤを組んだ場合、同一の空気入りタイヤであっても最初にリムホイールに組んだ際と再度リムホイールに組んだ際とでは、リムフィット性が異なって測定した値が変化してしまい、結果として繰り返し測定を行う際にバラツキが非常に大きく、製品評価の精度を確保することが難しかった。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、リムフィット性を向上させることができるとともに、ユニフォミティー、特に、ラジアルランアウト(RRO)を正確に測定することが可能なユニフォミティー測定用リムホイール、及び、このユニフォミティー測定用リムホイールを用いて空気入りタイヤのユニフォミティーを測定するユニフォミティー測定方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴に係る発明は、空気入りタイヤのユニフォミティーを測定する際に用いるユニフォミティー測定用リムホイールであって、空気入りタイヤのビード部におけるビードシート部が嵌合可能なリムベース部のホイール回転軸に対する角度であるリムベース角度(θ)は、16.0〜30.0度の範囲に設定されることを要旨とする。
かかる特徴によれば、リムベース角度(θ)が16.0〜30.0度の範囲に設定されることによって、リムフランジの先端部の直径とビード部におけるビードコアの直径との差が小さくなり、この先端部がビード部におけるビードシート部に接触する際に、ビード部におけるビードヒール部をリムフランジに適切に締め付けることが可能となる。
つまり、ビードヒール部をリムフランジに締め付ける量及び接触圧を適切に保つことができ、リムフィット性を向上させることができる(すなわち、リムフィット性がタイヤ周方向上で均一となる)。これにより、ユニフォミティー、特に、ラジアルランアウト(RRO)を正確に測定することが可能となり、繰り返し測定を行う際のバラツキを大幅に減少させることができ、製品評価の精度を向上させることができる。
その他の特徴に係る発明は、ホイール幅方向で分割されることによりホイール幅方向外側へ向けて離反可能であることを要旨とする。
かかる特徴によれば、ホイール幅方向で分割されることによりホイール幅方向外側へ向けて離反可能(いわゆる、2つ割)であることによって、離反されたユニフォミティー測定用リムホイールのホイール中心面側から空気入りタイヤを装着することができる。
このため、空気入りタイヤをユニフォミティー測定用リムホイールに装着する際に、空気入りタイヤのビード部におけるビードコアをリムフランジの先端部よりも広げる(乗り越えさせる)必要がなくなり、空気入りタイヤ(特に、ビードコア)の変形させることをなくすことができる。これにより、ユニフォミティー、特に、ラジアルランアウト(RRO)を正確に測定することが可能となり、繰り返し測定を行う際のバラツキを大幅に減少させることができ、製品評価の精度を向上させることができる。
その他の特徴に係る発明は、空気入りタイヤのユニフォミティーを測定するユニフォミティー測定方法であって、空気入りタイヤのビード部におけるビードシート部が嵌合可能なリムベース部のホイール回転軸に対する角度であるリムベース角度(θ)が、16.0〜30.0度の範囲に設定されるユニフォミティー測定用リムホイールに、空気入りタイヤを装着するタイヤ装着工程を少なくとも含むことを要旨とする。
その他の特徴に係る発明は、タイヤ装着工程の前に、ホイール幅方向で分割することによってホイール幅方向外側へ向けてユニフォミティー測定用リムホイールを離反させるホイール離反工程をさらに含み、タイヤ装着工程では、離反されたユニフォミティー測定用リムホイールのホイール中心面側から空気入りタイヤを装着することを要旨とする。
本発明によれば、リムフィット性を向上させることができるとともに、ユニフォミティー、特に、ラジアルランアウト(RRO)を正確に測定することが可能なユニフォミティー測定用リムホイール、及び、このユニフォミティー測定用リムホイールを用いて空気入りタイヤのユニフォミティーを測定するユニフォミティー測定方法を提供することができる。
次に、本発明に係るユニフォミティー測定用リムホイールの一例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なのものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることを留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
まず、本実施の形態に係るユニフォミティー測定用リムホイール(以下、リムホイール)の構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態に係るリムホイール及び該リムホールに装着される空気入りタイヤを示す斜視図であり、図2は、本実施の形態に係るリムホイールを示す一部拡大断面図である。
図1に示すように、リムホイール1は、空気入りタイヤ3のユニフォミティーを測定する際に用いられるものである。なお、本実施の形態では、リムホイール1は、ユニフォミティーのうち、最も加振力に影響するとされるラジアルランアウト(RRO)を測定するものとする。また、図1では、リムホイール1に装着される空気入りタイヤ3は、該空気入りタイヤ3の所要に応じた大きさの空気圧(内圧)が充填された状態である。
リムホイール1の内周側には、空気入りタイヤ3の車軸ハブへの取付部として機能するホイールディスク5が設けられている。このホイールディスク5を介して、リムホイール1は、空気入りタイヤ3のユミフォミティーを測定するユニフォミティー測定装置(不図示)へ接続可能なアダプタ7,9に取り付けられている。
なお、一方のアダプタ7は、空気入りタイヤ3を垂直又は水平(図面では垂直)で回転自在に支持するスピンドル(不図示)に接続されている。すなわち、空気入りタイヤ3は、ホイールディスク5やアダプタ7,9を介してスピンドルに垂直又は水平で回転自在に支持される。
リムホイール1は、分割手段(例えば、シリンダー)によりホイール幅方向で分割されることによって、ホイール幅方向外側へ向けて離反可能(いわゆる、2つ割)である。すなわち、リムホイール1は、アダプタ7,9が取り付けられている固定側ホイール13Aと、該固定側ホイール13Aからホイール幅方向へ向けて離反する移動側ホイール13Bとを備えている(図3参照)。つまり、離反されたリムホイール1のホイール中心面側から空気入りタイヤ3を装着することが可能である。
ここで、図2に示すように、空気入りタイヤ3のビード部11におけるビードシート部11Aが嵌合可能なリムベース部1Aのホイール回転軸S(図2では、ホイール回転軸Sと平行な線S1)に対する角度であるリムベース角度(θ)は、16.0〜30.0度の範囲に設定されている。特に、リムベース角度(θ)は、16.0〜22.0度の範囲に設定されることが好ましく、18.5度程度がさらに好ましい。
なお、リムベース角度(θ)が16.0度よりも小さいと、ビード部11におけるビードヒール部11Bがリムフランジ1Bまで上がりきらないことがあり、リムフィット性がタイヤ周方向上で不均一となってしまい、ラジアルランアウト(RRO)の正しい値を測定することが困難である。また、リムベース角度(θ)が30.0度よりも大きいと、ビードシート部11Aがリムベース部1Aから完全に離れてしまい、リムフィット性がタイヤ周方向上で不均一となってしまう。
次に、本実施の形態に係るユニフォミティー測定方法について、図3を参照しながら説明する。図3は、本実施の形態に係るユニフォミティー測定方法を示す図である。このユニフォミティー測定方法は、(I)ホイール離反工程、(II)タイヤ装着工程、(III)ホイール衝合工程を含む。
(I)ホイール離反工程
まず、図3(a)に示すように、ホイール離反工程では、タイヤ装着工程の前に、ホイール幅方向で分割することによってホイール幅方向外側へ向けてリムホイール1を離反させる。つまり、固定側ホイール13Aと移動側ホイール13Bとを分割して、固定側ホイール13Aから移動側ホイール13Bを離反させる。
まず、図3(a)に示すように、ホイール離反工程では、タイヤ装着工程の前に、ホイール幅方向で分割することによってホイール幅方向外側へ向けてリムホイール1を離反させる。つまり、固定側ホイール13Aと移動側ホイール13Bとを分割して、固定側ホイール13Aから移動側ホイール13Bを離反させる。
(II)タイヤ装着工程
次に、図3(b)に示すように、タイヤ装着工程では、空気入りタイヤ3のビード部11におけるビードシート部11Aが嵌合可能なリムベース部1Aのホイール回転軸に対する角度であるリムベース角度(θ)が、16.0〜30.0度の範囲に設定されるリムホイール1に、空気入りタイヤ3を装着する。
次に、図3(b)に示すように、タイヤ装着工程では、空気入りタイヤ3のビード部11におけるビードシート部11Aが嵌合可能なリムベース部1Aのホイール回転軸に対する角度であるリムベース角度(θ)が、16.0〜30.0度の範囲に設定されるリムホイール1に、空気入りタイヤ3を装着する。
つまり、タイヤ装着工程では、離反されたリムホイール1のホイール中心面側から、空気入りタイヤ3を装着する。すなわち、タイヤ装着工程では、離反されたリムホイール1において、移動側ホイール13B側から固定側ホイール13Aに空気入りタイヤ3を装着する。
(III)ホイール衝合工程
次に、ホイール衝合工程では、離反されたリムホイール1を衝合させる(付け合わせる)。つまり、移動側ホイール13Bを固定側ホイール13Aに付け合わせて、空気入りタイヤ3のユニフォミティーを測定可能な状態とする(図1参照)。
次に、ホイール衝合工程では、離反されたリムホイール1を衝合させる(付け合わせる)。つまり、移動側ホイール13Bを固定側ホイール13Aに付け合わせて、空気入りタイヤ3のユニフォミティーを測定可能な状態とする(図1参照)。
(作用・効果)
以上説明した本実施の形態に係るリムホイール1及びユニフォミティー測定方法によれば、リムベース角度(θ)が16.0〜30.0度の範囲に設定されることによって、リムフランジ1Bの先端部1aの直径とビード部11におけるビードコア11aの直径との差が小さくなり、この先端部1aがビード部11におけるビードシート部11Aに接触する際に、ビード部11におけるビードヒール部11Bをリムフランジ1Bに適切に締め付けることが可能となる。
以上説明した本実施の形態に係るリムホイール1及びユニフォミティー測定方法によれば、リムベース角度(θ)が16.0〜30.0度の範囲に設定されることによって、リムフランジ1Bの先端部1aの直径とビード部11におけるビードコア11aの直径との差が小さくなり、この先端部1aがビード部11におけるビードシート部11Aに接触する際に、ビード部11におけるビードヒール部11Bをリムフランジ1Bに適切に締め付けることが可能となる。
つまり、ビードヒール部11Bをリムフランジ1Bに締め付ける量及び接触圧を適切に保つことができ、リムフィット性を向上させることができる(すなわち、リムフィット性がタイヤ周方向上で均一となる)。これにより、ユニフォミティー、特に、ラジアルランアウト(RRO)を正確に測定することが可能となり、繰り返し測定を行う際のバラツキを大幅に減少させることができ、製品評価の精度を向上させることができる。
また、ホイール幅方向で分割されることによりホイール幅方向外側へ向けて離反可能(いわゆる、2つ割)であることによって、離反されたリムホイール1のホイール中心面側から空気入りタイヤ3を装着することができる。
このため、空気入りタイヤ3をリムホイール1に装着する際に、空気入りタイヤ3のビード部11におけるビードコア11aをリムフランジ1Bの先端部1aよりも広げる(乗り越えさせる)必要がなくなり、空気入りタイヤ3(特に、ビードコア11a)の変形させることをなくすことができる。これにより、ユニフォミティー、特に、ラジアルランアウト(RRO)を正確に測定することが可能となり、繰り返し測定を行う際のバラツキを大幅に減少させることができ、製品評価の精度を向上させることができる。
[その他の実施形態]
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。
具体的には、リムホイール1は、最も加振力に影響するとされるラジアルランアウト(RRO)を測定するものとして説明したが、これに限定されるものではなく、ラジアルランアウト(RRO)やラジアルフォースバリエーション(RFV)、ラテラルフォースバリエーション(LFV)、タンジェンシャルフォースバリエーション(TFV)などを測定するものであってもよい。
この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
次に、本発明の効果をさらに明確にするために、以下の比較例及び実施例に係るユニフォミティー測定用リムホイール(以下、リムホイール)に空気入りタイヤを装着して行った試験結果について説明する。なお、本発明はこれらの例によってなんら限定されるものではない。
各リムホイールの幅は“9.00インチ”であり、各リムホイールに装着される空気入りタイヤのサイズは“TBR 315/80R225 R227Hz”であり、各空気入りタイヤの内圧は“700kPa”である。
比較例に係るリムホイールでは、リムベース角度(θ)が15.0に設定されている。また、実施例に係るリムホイールでは、リムベース角度(θ)が20.0に設定されている。この比較例及び実施例に係るリムホイールを用いて行った空気入りタイヤのラジアルランアウト(RRO)について、表1を用いて説明する。
<ラジアルランアウト(RRO)>
JASOC607のユニフォミティー測定法に基づき、各空気入りタイヤが回転する程度の荷重が負荷された空気入りタイヤをユニフォミティー測定装置に当てながら回転させて、トレッドセンター部の半径をレーザーで測定した。なお、本試験では、同一の空気入りタイヤで繰り返し測定を5回行い、これを1セットとし、計5セット行った際のラジアルランアウト(RRO)の値のバラツキの平均値を求めた。
JASOC607のユニフォミティー測定法に基づき、各空気入りタイヤが回転する程度の荷重が負荷された空気入りタイヤをユニフォミティー測定装置に当てながら回転させて、トレッドセンター部の半径をレーザーで測定した。なお、本試験では、同一の空気入りタイヤで繰り返し測定を5回行い、これを1セットとし、計5セット行った際のラジアルランアウト(RRO)の値のバラツキの平均値を求めた。
この結果、実施例に係るリムホイールに装着された空気入りタイヤは、比較例に係るリムホイールに装着された空気入りタイヤと比べて、ラジアルランアウト(RRO)の値にバラツキがないことが分かった。すなわち、実施例に係るリムホイールに装着された空気入りタイヤは、繰り返し測定を行ってもバラツキを大幅に減少させることができると分かった。
1…リムホイール(ユニフォミティー測定用リムホイール)、1A…リムベース部、1B…リムフランジ、1a…先端部、3…空気入りタイヤ、5…ホイールディスク、7,9…アダプタ、11…ビード部、11A…ビードシート部、11B…ビードヒール部、11a…ビードコア、13A…固定側ホイール、13B…移動側ホイール、S…ホイール回転軸(タイヤ回転軸)
Claims (4)
- 空気入りタイヤのユニフォミティーを測定する際に用いるユニフォミティー測定用リムホイールであって、
前記空気入りタイヤのビード部におけるビードシート部が嵌合可能なリムベース部のホイール回転軸に対する角度であるリムベース角度(θ)は、16.0〜30.0度の範囲に設定されることを特徴とするユニフォミティー測定用リムホイール。 - ホイール幅方向で分割されることによりホイール幅方向外側へ向けて離反可能であることを特徴とする請求項1に記載のユニフォミティー測定用リムホイール。
- 空気入りタイヤのユニフォミティーを測定するユニフォミティー測定方法であって、
前記空気入りタイヤのビード部におけるビードシート部が嵌合可能なリムベース部のホイール回転軸に対する角度であるリムベース角度(θ)が、16.0〜30.0度の範囲に設定されるユニフォミティー測定用リムホイールに、前記空気入りタイヤを装着するタイヤ装着工程
を少なくとも含むことを特徴とするユニフォミティー測定方法。 - 前記タイヤ装着工程の前に、ホイール幅方向で分割することによってホイール幅方向外側へ向けて前記ユニフォミティー測定用リムホイールを離反させるホイール離反工程をさらに含み、
前記タイヤ装着工程では、離反された前記ユニフォミティー測定用リムホイールのホイール中心面側から前記空気入りタイヤを装着することを特徴とする請求項3に記載のユニフォミティー測定方法。
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2007
- 2007-07-19 JP JP2007188427A patent/JP2009025148A/ja active Pending
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