JP2023143350A - タイヤ装着方法、タイヤ加工方法、及び、タイヤ保持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】一対の分割リム部材の中心軸線と一対の分割リム部材に装着されたタイヤの回転軸線との間のズレを抑制できる、タイヤ装着方法、タイヤ加工方法、及び、タイヤ保持装置を、提供する。
【解決手段】タイヤ装着方法は、タイヤ保持装置1にタイヤを装着するためのタイヤ装着方法であって、タイヤ保持装置は、互いに対向する一対の分割リム部材4を備えており、一対の分割リム部材のそれぞれの中心軸線Aは、共通の所定軸線O上にあり、タイヤ装着方法は、タイヤを一対の分割リム部材によって挟持する、挟持ステップと、挟持ステップの後、一対の分割リム部材を所定軸線の周りで回転させながら、タイヤの各ビード部を一対の分割リム部材に装着させる、回転ステップと、を含む。
【選択図】図4
【解決手段】タイヤ装着方法は、タイヤ保持装置1にタイヤを装着するためのタイヤ装着方法であって、タイヤ保持装置は、互いに対向する一対の分割リム部材4を備えており、一対の分割リム部材のそれぞれの中心軸線Aは、共通の所定軸線O上にあり、タイヤ装着方法は、タイヤを一対の分割リム部材によって挟持する、挟持ステップと、挟持ステップの後、一対の分割リム部材を所定軸線の周りで回転させながら、タイヤの各ビード部を一対の分割リム部材に装着させる、回転ステップと、を含む。
【選択図】図4
Description
この発明は、タイヤ装着方法、タイヤ加工方法、及び、タイヤ保持装置に関するものである。
従来より、一対の分割リム部材にタイヤを装着した状態で、タイヤの計測、加工、試験等を行う場合がある(例えば、特許文献1)。
しかしながら、従来では、例えばタイヤの自重等に起因して、一対の分割リム部材の中心軸線(回転軸線)と、一対の分割リム部材に装着されたタイヤの回転軸線との間に、ズレが生じるおそれがあり、ひいては、タイヤの計測、加工、試験等の精度の低下に繋がるおそれがあった。
この発明は、上述した課題を解決するためのものであり、一対の分割リム部材の中心軸線と一対の分割リム部材に装着されたタイヤの回転軸線との間のズレを抑制できる、タイヤ装着方法、タイヤ加工方法、及び、タイヤ保持装置を、提供することを目的とするものである。
本発明のタイヤ装着方法は、
タイヤ保持装置にタイヤを装着するためのタイヤ装着方法であって、
前記タイヤ保持装置は、互いに対向する一対の分割リム部材を備えており、
前記一対の分割リム部材のそれぞれの中心軸線は、共通の所定軸線上にあり、
前記タイヤ装着方法は、
タイヤを前記一対の分割リム部材によって挟持する、挟持ステップと、
前記挟持ステップの後、前記一対の分割リム部材を前記所定軸線の周りで回転させながら、前記タイヤの各ビード部を前記一対の分割リム部材に装着させる、回転ステップと、
を含む。
本発明のタイヤ装着方法によれば、一対の分割リム部材の中心軸線と一対の分割リム部材に装着されたタイヤの回転軸線との間のズレを抑制できる。
タイヤ保持装置にタイヤを装着するためのタイヤ装着方法であって、
前記タイヤ保持装置は、互いに対向する一対の分割リム部材を備えており、
前記一対の分割リム部材のそれぞれの中心軸線は、共通の所定軸線上にあり、
前記タイヤ装着方法は、
タイヤを前記一対の分割リム部材によって挟持する、挟持ステップと、
前記挟持ステップの後、前記一対の分割リム部材を前記所定軸線の周りで回転させながら、前記タイヤの各ビード部を前記一対の分割リム部材に装着させる、回転ステップと、
を含む。
本発明のタイヤ装着方法によれば、一対の分割リム部材の中心軸線と一対の分割リム部材に装着されたタイヤの回転軸線との間のズレを抑制できる。
本発明のタイヤ装着方法において、
前記回転ステップにおいて、前記一対の分割リム部材の回転速度は1~20rpmであると、好適である。
これにより、一対の分割リム部材の中心軸線と一対の分割リム部材に装着されたタイヤの回転軸線との間のズレをさらに抑制できる。
前記回転ステップにおいて、前記一対の分割リム部材の回転速度は1~20rpmであると、好適である。
これにより、一対の分割リム部材の中心軸線と一対の分割リム部材に装着されたタイヤの回転軸線との間のズレをさらに抑制できる。
本発明のタイヤ装着方法において、
前記回転ステップの間、前記タイヤの内圧が所定内圧になるまで、前記タイヤの内部に空気を注入すると、好適である。
これにより、一対の分割リム部材の中心軸線と一対の分割リム部材に装着されたタイヤの回転軸線との間のズレをさらに抑制できる。
前記回転ステップの間、前記タイヤの内圧が所定内圧になるまで、前記タイヤの内部に空気を注入すると、好適である。
これにより、一対の分割リム部材の中心軸線と一対の分割リム部材に装着されたタイヤの回転軸線との間のズレをさらに抑制できる。
本発明のタイヤ装着方法において、
前記所定内圧は100~350kPaであってもよい。
前記所定内圧は100~350kPaであってもよい。
本発明のタイヤ装着方法において、
前記挟持ステップの後、かつ、前記回転ステップの前に、前記一対の分割リム部材のリム幅が規定リム幅よりも狭い所定リム幅になるまで、前記一対の分割リム部材どうしを接近させる、接近ステップを、さらに含み、
前記回転ステップの間、前記一対の分割リム部材の前記リム幅が前記規定リム幅になるまで、前記一対の分割リム部材どうしを徐々に遠ざけると、好適である。
これにより、一対の分割リム部材の中心軸線と一対の分割リム部材に装着されたタイヤの回転軸線との間のズレをさらに抑制できる。
前記挟持ステップの後、かつ、前記回転ステップの前に、前記一対の分割リム部材のリム幅が規定リム幅よりも狭い所定リム幅になるまで、前記一対の分割リム部材どうしを接近させる、接近ステップを、さらに含み、
前記回転ステップの間、前記一対の分割リム部材の前記リム幅が前記規定リム幅になるまで、前記一対の分割リム部材どうしを徐々に遠ざけると、好適である。
これにより、一対の分割リム部材の中心軸線と一対の分割リム部材に装着されたタイヤの回転軸線との間のズレをさらに抑制できる。
本発明のタイヤ装着方法において、
前記一対の分割リム部材は、リム径が12~25インチであると、好適である。
前記一対の分割リム部材は、リム径が12~25インチであると、好適である。
本発明のタイヤ装着方法において、
前記所定軸線は、水平方向に延在していると、好適である。
これにより、一対の分割リム部材の中心軸線と一対の分割リム部材に装着されたタイヤの回転軸線との間のズレをさらに抑制できる。
前記所定軸線は、水平方向に延在していると、好適である。
これにより、一対の分割リム部材の中心軸線と一対の分割リム部材に装着されたタイヤの回転軸線との間のズレをさらに抑制できる。
本発明のタイヤ装着方法において、
前記タイヤ保持装置は、タイヤのトレッド部をバフ研磨するように構成されたバフ研磨部をさらに備えており、バフ研磨装置として構成されていてもよい。
前記タイヤ保持装置は、タイヤのトレッド部をバフ研磨するように構成されたバフ研磨部をさらに備えており、バフ研磨装置として構成されていてもよい。
本発明のタイヤ加工方法は、
上記のタイヤ装着方法により、前記タイヤを前記タイヤ保持装置の前記一対の分割リム部材に装着させる、装着ステップと、
前記装着ステップの後、前記タイヤ保持装置の前記バフ研磨部により前記タイヤの前記トレッド部をバフ研磨する、バフ研磨ステップと、
を含み、
前記バフ研磨ステップでは、前記トレッド部を、厚さ6~15mmだけバフ研磨してもよい。
本発明のタイヤ加工方法によれば、一対の分割リム部材の中心軸線と一対の分割リム部材に装着されたタイヤの回転軸線との間のズレを抑制できる。
上記のタイヤ装着方法により、前記タイヤを前記タイヤ保持装置の前記一対の分割リム部材に装着させる、装着ステップと、
前記装着ステップの後、前記タイヤ保持装置の前記バフ研磨部により前記タイヤの前記トレッド部をバフ研磨する、バフ研磨ステップと、
を含み、
前記バフ研磨ステップでは、前記トレッド部を、厚さ6~15mmだけバフ研磨してもよい。
本発明のタイヤ加工方法によれば、一対の分割リム部材の中心軸線と一対の分割リム部材に装着されたタイヤの回転軸線との間のズレを抑制できる。
本発明のタイヤ保持装置は、
互いに対向する一対の分割リム部材を備え、
前記一対の分割リム部材のそれぞれの中心軸線は、共通の所定軸線上にあり、
前記タイヤ保持装置は、タイヤが前記一対の分割リム部材によって挟持された状態で、前記一対の分割リム部材を前記所定軸線の周りで回転させながら、前記タイヤの各ビード部を前記一対の分割リム部材に装着させるように、構成されている。
本発明のタイヤ保持装置によれば、一対の分割リム部材の中心軸線と一対の分割リム部材に装着されたタイヤの回転軸線との間のズレを抑制できる。
互いに対向する一対の分割リム部材を備え、
前記一対の分割リム部材のそれぞれの中心軸線は、共通の所定軸線上にあり、
前記タイヤ保持装置は、タイヤが前記一対の分割リム部材によって挟持された状態で、前記一対の分割リム部材を前記所定軸線の周りで回転させながら、前記タイヤの各ビード部を前記一対の分割リム部材に装着させるように、構成されている。
本発明のタイヤ保持装置によれば、一対の分割リム部材の中心軸線と一対の分割リム部材に装着されたタイヤの回転軸線との間のズレを抑制できる。
この発明によれば、一対の分割リム部材の中心軸線と一対の分割リム部材に装着されたタイヤの回転軸線との間のズレを抑制できる、タイヤ装着方法、タイヤ加工方法、及び、タイヤ保持装置を、提供できる。
本発明に係るタイヤ装着方法、及び、タイヤ保持装置は、例えば、タイヤを計測、加工、及び/又は試験等する際に用いられると、好適なものである。
本発明に係るタイヤ装着方法、タイヤ加工方法、及び、タイヤ保持装置において用いられるタイヤとしては、任意の空気入りタイヤを用いることができ、例えば、乗用車用空気入りタイヤ、重荷重用空気入りタイヤ等を好適に用いることができる。
以下に、図面を参照しつつ、この発明に係るタイヤ装着方法、タイヤ加工方法、及び、タイヤ保持装置の実施形態を例示説明する。
本発明に係るタイヤ装着方法、タイヤ加工方法、及び、タイヤ保持装置において用いられるタイヤとしては、任意の空気入りタイヤを用いることができ、例えば、乗用車用空気入りタイヤ、重荷重用空気入りタイヤ等を好適に用いることができる。
以下に、図面を参照しつつ、この発明に係るタイヤ装着方法、タイヤ加工方法、及び、タイヤ保持装置の実施形態を例示説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るタイヤ保持装置1を概略的に示している。
タイヤ保持装置1は、タイヤを保持するように構成されている。具体的に、図1の実施形態において、タイヤ保持装置1は、タイヤを保持するように構成された保持機構部3を備えている。
タイヤ保持装置1は、保持機構部3によってタイヤを保持した状態で、タイヤを計測、加工、及び/又は試験等できるように構成されてもよい。
本実施形態において、タイヤ保持装置1は、保持機構部3によってタイヤが保持された状態でタイヤを計測するように構成された、計測部7を備えている。計測部7は、例えば、光学センサーを含んで構成されてもよい。計測部7は、タイヤに関する任意の計測をするように構成されてよく、例えば、タイヤのユニフォミティーの計測を行うように構成されてもよい。ただし、タイヤ保持装置1は、計測部7を備えていなくてもよい。
タイヤ保持装置1は、保持機構部3によってタイヤが保持された状態でタイヤを加工するように構成された、加工部を備えてもよい。本実施形態において、タイヤ保持装置1は、保持機構部3によってタイヤが保持された状態でタイヤのトレッド部のトレッドゴムをバフ研磨するように構成された、バフ研磨部6(グラインダー等)と、バフ研磨によって生じたゴム粉を吸い上げるように構成された吸引部9と、を備えている。これに伴い、図1の実施形態のタイヤ保持装置1は、バフ研磨装置として構成されている。バフ研磨部6は、例えばグラインダーを含んで構成される。バフ研磨部6は、加工部の一例に相当する。ただし、加工部は、タイヤに対して、バフ研磨以外の任意の加工を行うように構成されてもよい。ただし、タイヤ保持装置1は、バフ研磨部6やその他の加工部を備えていなくてもよい。
タイヤ保持装置1は、保持機構部3によってタイヤが保持された状態でタイヤの試験を行うように構成された、試験部(図示せず)を備えてもよい。試験部は、タイヤに関する任意の試験をするように構成されてよく、例えば、タイヤの摩擦試験、排水性試験、摩耗試験等を行うように構成されてもよい。ただし、タイヤ保持装置1は、試験部を備えていなくてもよい。
計測部7による計測、加工部(例えば、バフ研磨部6)による加工(例えば、バフ研磨)、及び/又は、試験部による試験は、タイヤがタイヤ保持装置1(具体的には、保持機構部3)に装着された後に、行われる。タイヤ保持装置1へのタイヤの装着の際には、後述する本発明のタイヤ装着方法が実施される。
タイヤ保持装置1は、タイヤを保持するように構成されている。具体的に、図1の実施形態において、タイヤ保持装置1は、タイヤを保持するように構成された保持機構部3を備えている。
タイヤ保持装置1は、保持機構部3によってタイヤを保持した状態で、タイヤを計測、加工、及び/又は試験等できるように構成されてもよい。
本実施形態において、タイヤ保持装置1は、保持機構部3によってタイヤが保持された状態でタイヤを計測するように構成された、計測部7を備えている。計測部7は、例えば、光学センサーを含んで構成されてもよい。計測部7は、タイヤに関する任意の計測をするように構成されてよく、例えば、タイヤのユニフォミティーの計測を行うように構成されてもよい。ただし、タイヤ保持装置1は、計測部7を備えていなくてもよい。
タイヤ保持装置1は、保持機構部3によってタイヤが保持された状態でタイヤを加工するように構成された、加工部を備えてもよい。本実施形態において、タイヤ保持装置1は、保持機構部3によってタイヤが保持された状態でタイヤのトレッド部のトレッドゴムをバフ研磨するように構成された、バフ研磨部6(グラインダー等)と、バフ研磨によって生じたゴム粉を吸い上げるように構成された吸引部9と、を備えている。これに伴い、図1の実施形態のタイヤ保持装置1は、バフ研磨装置として構成されている。バフ研磨部6は、例えばグラインダーを含んで構成される。バフ研磨部6は、加工部の一例に相当する。ただし、加工部は、タイヤに対して、バフ研磨以外の任意の加工を行うように構成されてもよい。ただし、タイヤ保持装置1は、バフ研磨部6やその他の加工部を備えていなくてもよい。
タイヤ保持装置1は、保持機構部3によってタイヤが保持された状態でタイヤの試験を行うように構成された、試験部(図示せず)を備えてもよい。試験部は、タイヤに関する任意の試験をするように構成されてよく、例えば、タイヤの摩擦試験、排水性試験、摩耗試験等を行うように構成されてもよい。ただし、タイヤ保持装置1は、試験部を備えていなくてもよい。
計測部7による計測、加工部(例えば、バフ研磨部6)による加工(例えば、バフ研磨)、及び/又は、試験部による試験は、タイヤがタイヤ保持装置1(具体的には、保持機構部3)に装着された後に、行われる。タイヤ保持装置1へのタイヤの装着の際には、後述する本発明のタイヤ装着方法が実施される。
図1に示すように、保持機構部3は、タイヤを保持するように構成された一対の分割リム部材4を備えている。図1の実施形態において、保持機構部3は、床面又は地面等の上に立設された支持フレーム2と、支持フレーム2と一対の分割リム部材4との間に連結され、伸縮可能に構成された、一対の伸縮部5とを、さらに備えている。各伸縮部5は、後述の所定軸線Oに平行な方向に伸縮可能であり、それにより、所定軸線Oに平行な方向に、それぞれ対応する分割リム部材4を支持フレーム2に対して変位させることができるように構成されている。ただし、各分割リム部材4は、伸縮部5とは異なる構成によって、所定軸線Oに平行な方向に支持フレーム2に対して変位されるようにされてもよい。
図2に概略的に示すように、一対の分割リム部材4は、概略的に言えば、一般的にタイヤが装着されるリムを、リムの中心軸線(回転軸線)に対して垂直に切断することで2分割したような、構成を有している。一対の分割リム部材4は、互いに対向している。一対の分割リム部材4のそれぞれの中心軸線Aは、共通の所定軸線O上にある。各分割リム部材4の中心軸線Aは、各分割リム部材4の回転軸線に相当する。一対の分割リム部材4は、所定軸線Oに平行な方向において、互いに対向している。
本実施形態において、所定軸線Oは、水平方向に延在している。
本実施形態において、所定軸線Oは、水平方向に延在している。
本明細書では、説明の便宜のため、所定軸線Oに平行な方向を、「所定軸線方向」という。また、所定軸線方向において一対の分割リム部材4どうしの間の空間に近い側(すなわち、一対の分割リム部材4どうしの間に配置されるタイヤTのタイヤ赤道面CLに近い側)を「所定軸線方向内側」といい、所定軸線方向において一対の分割リム部材4どうしの間の空間から遠い側(すなわち、一対の分割リム部材4どうしの間に配置されるタイヤTのタイヤ赤道面CLから遠い側)を「所定軸線方向外側」という。所定軸線方向内側は、一対の分割リム部材4どうしの間に配置されるタイヤTのタイヤ幅方向内側に相当し、所定軸線方向外側は、一対の分割リム部材4どうしの間に配置されるタイヤTのタイヤ幅方向外側に相当する。
図2に示すように、タイヤTは、一対のビード部Mと、それぞれビード部Mからタイヤ径方向外側に連続する一対のサイドウォール部Lと、一対のサイドウォール部Lどうしの間にあるトレッド部Kと、を有している。
一対の分割リム部材4は、互いに構成が同様である。以下において、分割リム部材4について説明する際には、特に断りがない限り、各分割リム部材4のそれぞれについて説明しているものとする。
図2に示すように、分割リム部材4は、リム状部41と、リム状部41に連結された回転軸42とを、有している。回転軸42は、リム状部41に対して所定軸線方向外側に位置している。
分割リム部材4の中心軸線Aは、回転軸42やリム状部41の中心軸線と一致している。
リム状部41は、略円筒状の外周面を有している。リム状部41は、その外周面において、タイヤTのビード部Mを保持するように構成されたビード部保持面41Rを、1つ又は複数、有している。各ビード部保持面41Rは、所定軸線方向に略平行な略円筒状の面からなるビードシート面41Cと、所定軸線方向に略垂直な面からなるリムフランジ面41Sと、からなる。ビードシート面41Cは、一般的なリムのビードシートと同様に、タイヤTのビード部Mのタイヤ径方向内側面と接触してビード部Mをタイヤ径方向に保持する機能を有する。リムフランジ面41Sは、一般的なリムのリムフランジと同様に、タイヤTのビード部Mをタイヤ幅方向外側から支持する機能を有する。
図2に示す実施形態において、リム状部41は、ビード部保持面41Rを2つ有している。本実施形態のように、リム状部41が複数のビード部保持面41Rを有する場合、各ビード部保持面41Rは、それぞれ、異なるリム径を有する。これにより、分割リム部材4は、互いにリム径が異なる複数種類のタイヤを保持することが可能になる。この場合、リム状部41が有する複数のビード部保持面41Rは、所定軸線方向外側に位置するビード部保持面41Rほど、大きなリム径を有していると、好適である。
ここで、ビード部保持面41Rの「リム径」とは、当該ビード部保持面41Rのビードシート面41Cの所定軸線方向外側端での直径を指す。
タイヤが一対の分割リム部材4に装着される際には、図5に例示するように、タイヤの一対のビード部Mが、一対の分割リム部材4において互いに同じリム径を有する一対のビード部保持面41Rに装着される。
分割リム部材4の中心軸線Aは、回転軸42やリム状部41の中心軸線と一致している。
リム状部41は、略円筒状の外周面を有している。リム状部41は、その外周面において、タイヤTのビード部Mを保持するように構成されたビード部保持面41Rを、1つ又は複数、有している。各ビード部保持面41Rは、所定軸線方向に略平行な略円筒状の面からなるビードシート面41Cと、所定軸線方向に略垂直な面からなるリムフランジ面41Sと、からなる。ビードシート面41Cは、一般的なリムのビードシートと同様に、タイヤTのビード部Mのタイヤ径方向内側面と接触してビード部Mをタイヤ径方向に保持する機能を有する。リムフランジ面41Sは、一般的なリムのリムフランジと同様に、タイヤTのビード部Mをタイヤ幅方向外側から支持する機能を有する。
図2に示す実施形態において、リム状部41は、ビード部保持面41Rを2つ有している。本実施形態のように、リム状部41が複数のビード部保持面41Rを有する場合、各ビード部保持面41Rは、それぞれ、異なるリム径を有する。これにより、分割リム部材4は、互いにリム径が異なる複数種類のタイヤを保持することが可能になる。この場合、リム状部41が有する複数のビード部保持面41Rは、所定軸線方向外側に位置するビード部保持面41Rほど、大きなリム径を有していると、好適である。
ここで、ビード部保持面41Rの「リム径」とは、当該ビード部保持面41Rのビードシート面41Cの所定軸線方向外側端での直径を指す。
タイヤが一対の分割リム部材4に装着される際には、図5に例示するように、タイヤの一対のビード部Mが、一対の分割リム部材4において互いに同じリム径を有する一対のビード部保持面41Rに装着される。
ここで、図2~図5を参照しつつ、本発明の一実施形態に係るタイヤ装着方法について説明する。本実施形態に係るタイヤ装着方法は、タイヤ保持装置1にタイヤTを装着するための方法であって、具体的には、図5に例示するように、一対の分割リム部材4において互いに同じリム径を有する一対のビード部保持面41Rに、タイヤTの一対のビード部Mを装着するための方法である。
本実施形態のタイヤ装着方法は、図1を参照しつつ上述したタイヤ保持装置1を用いて行われると好適であるが、図1とは異なる構成からなるタイヤ保持装置1を用いて行われてもよい。
本実施形態のタイヤ装着方法は、挟持ステップと、接近ステップと、回転ステップとを、含む。
本実施形態のタイヤ装着方法は、図1を参照しつつ上述したタイヤ保持装置1を用いて行われると好適であるが、図1とは異なる構成からなるタイヤ保持装置1を用いて行われてもよい。
本実施形態のタイヤ装着方法は、挟持ステップと、接近ステップと、回転ステップとを、含む。
まず、図2に例示するように、タイヤTを一対の分割リム部材4によって挟持する(挟持ステップ)。
より具体的に、挟持ステップでは、作業員等が、タイヤTを一対の分割リム部材4どうしの間に配置し、タイヤTのビード部M又はサイドウォール部Lの外表面のうち、タイヤTの回転軸線Rよりも上側の部分を、一対の分割リム部材4のそれぞれのリム状部41の上に載せる。それにより、タイヤTは、一対の分割リム部材4どうしの間に配置されているとともに、一対の分割リム部材4によってタイヤTにおける上側部分が挟持され、タイヤTの当該上側部分よりも下側の部分がぶら下がった状態となる。このとき、タイヤTの回転軸線Rは、タイヤTの自重に起因して、一対の分割リム部材4の中心軸線A(ひいては所定軸線O)よりも下側へズレた状態となる。
より具体的に、挟持ステップでは、作業員等が、タイヤTを一対の分割リム部材4どうしの間に配置し、タイヤTのビード部M又はサイドウォール部Lの外表面のうち、タイヤTの回転軸線Rよりも上側の部分を、一対の分割リム部材4のそれぞれのリム状部41の上に載せる。それにより、タイヤTは、一対の分割リム部材4どうしの間に配置されているとともに、一対の分割リム部材4によってタイヤTにおける上側部分が挟持され、タイヤTの当該上側部分よりも下側の部分がぶら下がった状態となる。このとき、タイヤTの回転軸線Rは、タイヤTの自重に起因して、一対の分割リム部材4の中心軸線A(ひいては所定軸線O)よりも下側へズレた状態となる。
挟持ステップの後、図3に例示するように、一対の分割リム部材4のリム幅が規定リム幅よりも狭い所定リム幅になるまで、一対の分割リム部材4どうしを接近させる(接近ステップ)。これに伴い、タイヤTは、一対の分割リム部材4との接触状態を維持しつつ、タイヤ幅方向に圧縮される。
接近ステップは、タイヤ保持装置1が、例えば一対の伸縮部5等によって、一対の分割リム部材4を所定軸線方向に変位させることにより、実現されると、好適である。
ここで、「一対の分割リム部材4のリム幅」とは、各分割リム部材4が有する1つ又は複数(図2~図5の例では、2つ)のビード部保持面41Rのうち、タイヤTのビード部Mが装着されることとなるビード部保持面41R(図2~図5の例では、最も所定軸線方向内側に位置するビード部保持面41R)のそれぞれのビードシート面41Cの所定軸線方向外側端どうしの間の所定軸線方向距離を指す。
なお、分割リム部材4が有する1つ又は複数のビード部保持面41Rのうち、タイヤTが装着されることとなるビード部保持面41Rは、規定リムのリム径又はそれに最も近いリム径を有するビード部保持面41Rであると、好適である。
また、「規定リム幅」とは、タイヤTの規定リムのリム幅を指す。
ここで、「規定リム」とは、タイヤが生産され、使用される地域に有効な産業規格であって、日本ではJATMA(日本自動車タイヤ協会)のJATMA YEAR BOOK、欧州ではETRTO (The European Tyre and Rim Technical Organisation)のSTANDARDS MANUAL、米国ではTRA (The Tire and Rim Association, Inc.)のYEAR BOOK等に記載されているまたは将来的に記載される、適用サイズにおける標準リム(ETRTOのSTANDARDS MANUALではMeasuring Rim、TRAのYEAR BOOKではDesign Rim)を指す(すなわち、上記の「規定リム」には、現行サイズに加えて将来的に上記産業規格に含まれ得るサイズも含む。「将来的に記載されるサイズ」の例としては、ETRTOのSTANDARDS MANUAL 2013年度版において「FUTURE DEVELOPMENTS」として記載されているサイズを挙げることができる。)が、上記産業規格に記載のないサイズの場合は、タイヤのビード幅に対応した幅のリムのリム幅をいう。
接近ステップは、タイヤ保持装置1が、例えば一対の伸縮部5等によって、一対の分割リム部材4を所定軸線方向に変位させることにより、実現されると、好適である。
ここで、「一対の分割リム部材4のリム幅」とは、各分割リム部材4が有する1つ又は複数(図2~図5の例では、2つ)のビード部保持面41Rのうち、タイヤTのビード部Mが装着されることとなるビード部保持面41R(図2~図5の例では、最も所定軸線方向内側に位置するビード部保持面41R)のそれぞれのビードシート面41Cの所定軸線方向外側端どうしの間の所定軸線方向距離を指す。
なお、分割リム部材4が有する1つ又は複数のビード部保持面41Rのうち、タイヤTが装着されることとなるビード部保持面41Rは、規定リムのリム径又はそれに最も近いリム径を有するビード部保持面41Rであると、好適である。
また、「規定リム幅」とは、タイヤTの規定リムのリム幅を指す。
ここで、「規定リム」とは、タイヤが生産され、使用される地域に有効な産業規格であって、日本ではJATMA(日本自動車タイヤ協会)のJATMA YEAR BOOK、欧州ではETRTO (The European Tyre and Rim Technical Organisation)のSTANDARDS MANUAL、米国ではTRA (The Tire and Rim Association, Inc.)のYEAR BOOK等に記載されているまたは将来的に記載される、適用サイズにおける標準リム(ETRTOのSTANDARDS MANUALではMeasuring Rim、TRAのYEAR BOOKではDesign Rim)を指す(すなわち、上記の「規定リム」には、現行サイズに加えて将来的に上記産業規格に含まれ得るサイズも含む。「将来的に記載されるサイズ」の例としては、ETRTOのSTANDARDS MANUAL 2013年度版において「FUTURE DEVELOPMENTS」として記載されているサイズを挙げることができる。)が、上記産業規格に記載のないサイズの場合は、タイヤのビード幅に対応した幅のリムのリム幅をいう。
接近ステップの後、図4に例示するように、一対の分割リム部材4を所定軸線Oの周りで互いに同じ方向に回転させながら、タイヤTの各ビード部Mを一対の分割リム部材4に装着させる(回転ステップ)。
回転ステップは、タイヤ保持装置1が一対の分割リム部材4を所定軸線Oの周りで回転させることにより、実現されると、好適である。
本実施形態では、回転ステップの間、タイヤTの内圧が所定内圧になるまで、タイヤTの内部に空気を注入する。タイヤTの内部への空気の注入は、空気注入部8を介して行われる。空気注入部8は、タイヤTの内部へ空気を注入できる限り、任意の構成を有してよく、例えば、図4に破線によって示すように、少なくともいずれか一方の分割リム部材4の内部を通る孔から構成されてもよい。タイヤTの内部へ注入される空気は、大気でもよいし、あるいは、窒素ガス等の不活性ガス等でもよい。
本実施形態では、回転ステップの間、さらに、一対の分割リム部材4のリム幅が規定リム幅になるまで、一対の分割リム部材4どうしを徐々に遠ざける。これに伴い、タイヤTは、一対の分割リム部材4との接触状態を維持しつつ、タイヤ幅方向に徐々に膨張する。なお、一対の分割リム部材4どうしを徐々に遠ざける動作は、タイヤ保持装置1が、例えば一対の伸縮部5等によって、一対の分割リム部材4を所定軸線方向に変位させることにより、実現されると、好適である。
回転ステップの間、タイヤTは、一対の分割リム部材4(具体的には、一対のリム状部41)との間の摩擦によって、一対の分割リム部材4と共に回転するとともに、当該摩擦によって、タイヤTの回転軸線Rが一対の分割リム部材4の中心軸線A(ひいては所定軸線O)に近づくように、所定軸線Oに対し垂直な方向に(図の例では上側に)徐々に移動し、やがて、図5に示すように、タイヤTの回転軸線Rが一対の分割リム部材4の中心軸線A(ひいては所定軸線O)にほぼ又は完全に一致するとともに、タイヤTの一対のビード部Mが一対の分割リム部材4の一対のビード部保持面41Rのビードシート面41C上に乗り上がり、ひいては、当該一対のビード部保持面41Rに装着された状態となる。これにより、タイヤTがタイヤ保持装置1の一対の分割リム部材4に装着された状態となり、言い換えれば、タイヤTがタイヤ保持装置1の一対の分割リム部材4によって保持された状態となる。すなわち、回転ステップにおいて、タイヤTは、作業員等からの外力を要さずに、一対の分割リム部材4との間の相互作用のみによって、一対の分割リム部材4に装着されることとなる。
回転ステップが完了すると、本実施形態のタイヤ装着方法が完了する。
回転ステップは、タイヤ保持装置1が一対の分割リム部材4を所定軸線Oの周りで回転させることにより、実現されると、好適である。
本実施形態では、回転ステップの間、タイヤTの内圧が所定内圧になるまで、タイヤTの内部に空気を注入する。タイヤTの内部への空気の注入は、空気注入部8を介して行われる。空気注入部8は、タイヤTの内部へ空気を注入できる限り、任意の構成を有してよく、例えば、図4に破線によって示すように、少なくともいずれか一方の分割リム部材4の内部を通る孔から構成されてもよい。タイヤTの内部へ注入される空気は、大気でもよいし、あるいは、窒素ガス等の不活性ガス等でもよい。
本実施形態では、回転ステップの間、さらに、一対の分割リム部材4のリム幅が規定リム幅になるまで、一対の分割リム部材4どうしを徐々に遠ざける。これに伴い、タイヤTは、一対の分割リム部材4との接触状態を維持しつつ、タイヤ幅方向に徐々に膨張する。なお、一対の分割リム部材4どうしを徐々に遠ざける動作は、タイヤ保持装置1が、例えば一対の伸縮部5等によって、一対の分割リム部材4を所定軸線方向に変位させることにより、実現されると、好適である。
回転ステップの間、タイヤTは、一対の分割リム部材4(具体的には、一対のリム状部41)との間の摩擦によって、一対の分割リム部材4と共に回転するとともに、当該摩擦によって、タイヤTの回転軸線Rが一対の分割リム部材4の中心軸線A(ひいては所定軸線O)に近づくように、所定軸線Oに対し垂直な方向に(図の例では上側に)徐々に移動し、やがて、図5に示すように、タイヤTの回転軸線Rが一対の分割リム部材4の中心軸線A(ひいては所定軸線O)にほぼ又は完全に一致するとともに、タイヤTの一対のビード部Mが一対の分割リム部材4の一対のビード部保持面41Rのビードシート面41C上に乗り上がり、ひいては、当該一対のビード部保持面41Rに装着された状態となる。これにより、タイヤTがタイヤ保持装置1の一対の分割リム部材4に装着された状態となり、言い換えれば、タイヤTがタイヤ保持装置1の一対の分割リム部材4によって保持された状態となる。すなわち、回転ステップにおいて、タイヤTは、作業員等からの外力を要さずに、一対の分割リム部材4との間の相互作用のみによって、一対の分割リム部材4に装着されることとなる。
回転ステップが完了すると、本実施形態のタイヤ装着方法が完了する。
本実施形態では、上述したように、タイヤ保持装置1によってタイヤTを保持する際に、一対の分割リム部材4によってタイヤTを保持するようにしたので、例えば2分割されていない、1部品からなるリム部材を用いる場合に比べて、工数を低減できる。これに代えて、2分割されていない、1部品からなるリム部材にタイヤTを装着し、タイヤTが装着されたリム部材を、タイヤを計測、加工、及び/又は試験等する装置(例えば、バフ研磨装置等)に取り付けることも考えられるが、その場合、工数が増えるとともに、リム部材を当該装置に取り付ける際に、当該装置側の回転軸線とタイヤの回転軸線とがズレるおそれがあり、計測、加工、及び/又は試験等の精度が低下するおそれがある。
また、本実施形態では、一対の分割リム部材4によってタイヤTを保持するようにしたので、一対の分割リム部材4を交換する必要なしに、リム幅の異なる複数種類のタイヤを保持することができる。
また、上述したように、本実施形態では、タイヤTを一対の分割リム部材4によって挟持する挟持ステップと、挟持ステップの後、一対の分割リム部材4を所定軸線Oの周りで回転させながらタイヤTの各ビード部Mを一対の分割リム部材4に装着させる回転ステップとを、行うものである。タイヤTを一対の分割リム部材4によって挟持した状態で、一対の分割リム部材4を所定軸線Oの周りで回転させることにより、タイヤTが、回転されながら、タイヤTの回転軸線Rが一対の分割リム部材4の中心軸線A(ひいては所定軸線O)に近づくように、所定軸線Oに対し垂直な方向に徐々に移動することができる。よって、一対の分割リム部材4の中心軸線A(ひいては所定軸線O)とタイヤ保持装置1の一対の分割リム部材4に装着されたタイヤTの回転軸線Rとの間のズレを抑制できる。これにより、タイヤTがタイヤ保持装置1の一対の分割リム部材4によって保持された状態におけるタイヤTの真円度(ランアウト)を向上でき、ひいては、その状態で行われるタイヤTの計測、加工、試験等の精度を向上できる。
仮に、回転ステップを行わずに、タイヤTを一対の分割リム部材4に装着させる場合、タイヤTの自重に起因して、タイヤTの回転軸線Rが一対の分割リム部材4の中心軸線A(ひいては所定軸線O)よりも下側へズレた状態でタイヤTが一対の分割リム部材4に装着されることとなるため、ビードシーティングが不均一となり、タイヤTがタイヤ保持装置1の一対の分割リム部材4によって保持された状態におけるタイヤTの真円度(ランアウト)が悪化し、ひいては、その状態で行われるタイヤTの計測、加工、試験等の精度が低下するおそれがある。
また、本実施形態では、一対の分割リム部材4によってタイヤTを保持するようにしたので、一対の分割リム部材4を交換する必要なしに、リム幅の異なる複数種類のタイヤを保持することができる。
また、上述したように、本実施形態では、タイヤTを一対の分割リム部材4によって挟持する挟持ステップと、挟持ステップの後、一対の分割リム部材4を所定軸線Oの周りで回転させながらタイヤTの各ビード部Mを一対の分割リム部材4に装着させる回転ステップとを、行うものである。タイヤTを一対の分割リム部材4によって挟持した状態で、一対の分割リム部材4を所定軸線Oの周りで回転させることにより、タイヤTが、回転されながら、タイヤTの回転軸線Rが一対の分割リム部材4の中心軸線A(ひいては所定軸線O)に近づくように、所定軸線Oに対し垂直な方向に徐々に移動することができる。よって、一対の分割リム部材4の中心軸線A(ひいては所定軸線O)とタイヤ保持装置1の一対の分割リム部材4に装着されたタイヤTの回転軸線Rとの間のズレを抑制できる。これにより、タイヤTがタイヤ保持装置1の一対の分割リム部材4によって保持された状態におけるタイヤTの真円度(ランアウト)を向上でき、ひいては、その状態で行われるタイヤTの計測、加工、試験等の精度を向上できる。
仮に、回転ステップを行わずに、タイヤTを一対の分割リム部材4に装着させる場合、タイヤTの自重に起因して、タイヤTの回転軸線Rが一対の分割リム部材4の中心軸線A(ひいては所定軸線O)よりも下側へズレた状態でタイヤTが一対の分割リム部材4に装着されることとなるため、ビードシーティングが不均一となり、タイヤTがタイヤ保持装置1の一対の分割リム部材4によって保持された状態におけるタイヤTの真円度(ランアウト)が悪化し、ひいては、その状態で行われるタイヤTの計測、加工、試験等の精度が低下するおそれがある。
なお、挟持ステップでは、図2に示すように、各分割リム部材4が有する1つ又は複数のビード部保持面41Rのうち、タイヤTのビード部Mが装着されることとなるビード部保持面41R(図2~図5の例では、最も所定軸線方向内側に位置するビード部保持面41R)におけるビードシート面41Cの所定軸線方向内側端部のうちの上側の部分が、タイヤTを挟持する(ひいては、タイヤTと接触する)と、好適である。これにより、回転ステップ中においてタイヤTのビード部Mが当該ビード部保持面41Rに装着されやすくなる。
挟持ステップでは、図2に示すように、タイヤTのうち、一対の分割リム部材4によって挟持される(ひいては、一対の分割リム部材4と接触する)部分は、タイヤTのビード部M又はサイドウォール部Lの外表面のうち、タイヤ径方向外側へ向かうにつれて徐々にタイヤ幅方向外側へ延在する部分であると、好適である。これにより、一対の分割リム部材4によってタイヤTを挟持しやすくなり、また、回転ステップ中においてタイヤTのビード部Mが当該ビード部保持面41Rに装着されやすくなる。
挟持ステップ(図2)において、一対の分割リム部材4のリム幅は、規定リム幅とほぼ同じ又は規定リム幅以上であると、好適である。これにより、作業員等が挟持ステップの作業をしやすくなる。
上述のように、挟持ステップの後、かつ、回転ステップの前に、一対の分割リム部材4のリム幅が規定リム幅よりも狭い所定リム幅になるまで、一対の分割リム部材4どうしを接近させる、接近ステップ(図3)を行うと、好適である。接近ステップを行うことにより、一対の分割リム部材4がタイヤTに対してより接近又は密着することができ、その分、タイヤTの内部空間を閉鎖空間又はそれに近い状態にすることができる。それにより、その後にタイヤTの内部に空気を注入する際に、空気がより確実にタイヤTの内部に入りやすくなり、作業効率を向上できる。
同様の観点から、接近ステップでは、一対の分割リム部材4とタイヤT(具体的には、ビード部M)との間にタイヤ幅方向の隙間がなくなるまで(すなわち、両者が、タイヤ幅方向に離間せず、互いに密着した状態になるまで)、一対の分割リム部材4どうしを接近させると好適である。また、接近ステップでは、一対の分割リム部材4によってタイヤTの中央穴が完全に塞がれるまで(すなわち、タイヤTの内部空間が閉鎖空間になるまで)、一対の分割リム部材4どうしを接近させると、より好適である。
接近ステップを行う場合は、上述のように、回転ステップの間、一対の分割リム部材4のリム幅が規定リム幅になるまで、一対の分割リム部材4どうしを徐々に遠ざけると、好適である。これにより、一対の分割リム部材4の中心軸線Aと一対の分割リム部材4に装着されたタイヤTの回転軸線Rとの間のズレをさらに抑制できる。
同様の観点から、接近ステップでは、一対の分割リム部材4とタイヤT(具体的には、ビード部M)との間にタイヤ幅方向の隙間がなくなるまで(すなわち、両者が、タイヤ幅方向に離間せず、互いに密着した状態になるまで)、一対の分割リム部材4どうしを接近させると好適である。また、接近ステップでは、一対の分割リム部材4によってタイヤTの中央穴が完全に塞がれるまで(すなわち、タイヤTの内部空間が閉鎖空間になるまで)、一対の分割リム部材4どうしを接近させると、より好適である。
接近ステップを行う場合は、上述のように、回転ステップの間、一対の分割リム部材4のリム幅が規定リム幅になるまで、一対の分割リム部材4どうしを徐々に遠ざけると、好適である。これにより、一対の分割リム部材4の中心軸線Aと一対の分割リム部材4に装着されたタイヤTの回転軸線Rとの間のズレをさらに抑制できる。
回転ステップ(図4)において、一対の分割リム部材4の回転速度は、1~20rpmであると好適であり、4~10rpmであるとさらに好適である。
これにより、一対の分割リム部材4の中心軸線Aと一対の分割リム部材4に装着されたタイヤTの回転軸線Rとの間のズレをさらに抑制できる。
同様の観点から、回転ステップにおいて、一対の分割リム部材4が回転する回数は、1~2回であると、好適である。
回転ステップにおいて、一対の分割リム部材4の回転速度は、一定であると好適であるが、例えば上記の回転速度範囲内で、変化してもよい。
これにより、一対の分割リム部材4の中心軸線Aと一対の分割リム部材4に装着されたタイヤTの回転軸線Rとの間のズレをさらに抑制できる。
同様の観点から、回転ステップにおいて、一対の分割リム部材4が回転する回数は、1~2回であると、好適である。
回転ステップにおいて、一対の分割リム部材4の回転速度は、一定であると好適であるが、例えば上記の回転速度範囲内で、変化してもよい。
一対の分割リム部材4は、リム径が12~25インチであると、好適である。タイヤTが乗用車用空気入りタイヤである場合、一対の分割リム部材4は、リム径が12~22インチであると、より好適である。
これにより、タイヤ保持装置1の大型化を抑制でき、また、タイヤ保持装置1に装着された状態のタイヤTを、実際にタイヤTが使用されるときの状態に近づけることができる。
なお、図1~図5に示す例のように、分割リム部材4が複数のビード部保持面41Rを有することにより複数のリム径を有する場合、分割リム部材4が有する各リム径が上記の範囲内であると、好適である。
これにより、タイヤ保持装置1の大型化を抑制でき、また、タイヤ保持装置1に装着された状態のタイヤTを、実際にタイヤTが使用されるときの状態に近づけることができる。
なお、図1~図5に示す例のように、分割リム部材4が複数のビード部保持面41Rを有することにより複数のリム径を有する場合、分割リム部材4が有する各リム径が上記の範囲内であると、好適である。
タイヤTとしては、上述のように、任意の空気入りタイヤを用いることができ、例えば、乗用車用空気入りタイヤ、重荷重用空気入りタイヤ等を好適に用いることができるが、乗用車用空気入りタイヤであると、一対の分割リム部材4の中心軸線Aと一対の分割リム部材4に装着されたタイヤTの回転軸線Rとの間のズレを抑制するという効果が得られやすくなる。
上述のように、回転ステップ(図4)の間、タイヤTの内圧が所定内圧になるまで、タイヤTの内部に空気を注入すると、好適である。
これにより、一対の分割リム部材4の中心軸線Aと一対の分割リム部材4に装着されたタイヤTの回転軸線Rとの間のズレをさらに抑制できる。
上記所定内圧は、任意であり、タイヤTが実際に使用される際の内圧と同じ内圧であってもよいし、それよりも低い内圧であってもよい。
例えば、上記所定内圧は、100~350kPaであると好適であり、150~250kPaであるとより好適である。この場合、タイヤTをタイヤ保持装置1に装着した後にタイヤTのトレッド部Kをバフ研磨部6によってバフ研磨する場合に、タイヤTの走行後の摩耗状態を再現やすくなるので、好適である。
上記所定内圧は、900kPa以下であってもよい。
これにより、一対の分割リム部材4の中心軸線Aと一対の分割リム部材4に装着されたタイヤTの回転軸線Rとの間のズレをさらに抑制できる。
上記所定内圧は、任意であり、タイヤTが実際に使用される際の内圧と同じ内圧であってもよいし、それよりも低い内圧であってもよい。
例えば、上記所定内圧は、100~350kPaであると好適であり、150~250kPaであるとより好適である。この場合、タイヤTをタイヤ保持装置1に装着した後にタイヤTのトレッド部Kをバフ研磨部6によってバフ研磨する場合に、タイヤTの走行後の摩耗状態を再現やすくなるので、好適である。
上記所定内圧は、900kPa以下であってもよい。
所定軸線Oは、図1~図5の例のように、水平方向に延在していると、好適である。この場合、タイヤTは、回転軸線Rが水平方向に延在した状態で、タイヤ保持装置1に装着されることとなる。これにより、一対の分割リム部材4の中心軸線Aと一対の分割リム部材4に装着されたタイヤTの回転軸線Rとの間のズレをさらに抑制できる。
ただし、所定軸線Oは、鉛直方向に延在していてもよい。この場合、タイヤTは、回転軸線Rが鉛直方向に延在した状態で、タイヤ保持装置1に装着されることとなる。この場合も、上述のように挟持ステップの後に回転ステップを行うことにより、一対の分割リム部材の中心軸線と一対の分割リム部材に装着されたタイヤの回転軸線との間のズレを抑制できる。
ただし、所定軸線Oは、鉛直方向に延在していてもよい。この場合、タイヤTは、回転軸線Rが鉛直方向に延在した状態で、タイヤ保持装置1に装着されることとなる。この場合も、上述のように挟持ステップの後に回転ステップを行うことにより、一対の分割リム部材の中心軸線と一対の分割リム部材に装着されたタイヤの回転軸線との間のズレを抑制できる。
上述のように、タイヤ装着方法によってタイヤTをタイヤ保持装置1に装着した後に、タイヤTを計測、加工、及び/又は試験等してもよい。この場合、タイヤTの計測、加工、及び/又は試験は、タイヤ保持装置1(具体的には、計測部7、加工部(例えば、バフ研磨部6)、及び/又は、試験部)を用いて実施してもよい。
例えば、一例として、本発明の一実施形態に係るタイヤ加工方法は、上記のタイヤ装着方法により、タイヤTをタイヤ保持装置1の一対の分割リム部材4に装着させる、装着ステップと、装着ステップの後、タイヤ保持装置1のバフ研磨部6によりタイヤTのトレッド部Kをバフ研磨する、バフ研磨ステップと、を含んでもよい。バフ研磨ステップでは、例えば、タイヤ保持装置1がタイヤTを回転させるとともに、バフ研磨部6がタイヤTのトレッド部Kに接触するまでバフ研磨部6をタイヤTへ向けて相対移動させることにより、バフ研磨部6によりタイヤTのトレッド部Kをバフ研磨させるようにしてもよい。上述の上記のタイヤ装着方法による装着ステップを経ることにより、バフ研磨ステップにおいて、タイヤTを全周にわたってより均一に研磨することができる。よって、その後の性能評価等の精度を向上できる。
バフ研磨ステップでは、タイヤTのトレッド部Kのトレッドゴムを、タイヤ外表面(トレッド踏面)から厚さ6~15mmだけバフ研磨すると、好適である。これにより、タイヤTの摩耗後の状態を再現した状態で行われる試験を、より適切に行うことができる。
同様の観点から、バフ研磨ステップでは、タイヤTのトレッド部Kに設けられた主溝の深さの約3/4に相当する分だけ、トレッド部Kのトレッドゴムをバフ研磨すると、好適である。
同様の観点から、バフ研磨ステップでは、タイヤTのトレッド部Kに設けられたインジケーターがタイヤ外表面に露出するまで、トレッド部Kのトレッドゴムをバフ研磨すると、好適である。
例えば、一例として、本発明の一実施形態に係るタイヤ加工方法は、上記のタイヤ装着方法により、タイヤTをタイヤ保持装置1の一対の分割リム部材4に装着させる、装着ステップと、装着ステップの後、タイヤ保持装置1のバフ研磨部6によりタイヤTのトレッド部Kをバフ研磨する、バフ研磨ステップと、を含んでもよい。バフ研磨ステップでは、例えば、タイヤ保持装置1がタイヤTを回転させるとともに、バフ研磨部6がタイヤTのトレッド部Kに接触するまでバフ研磨部6をタイヤTへ向けて相対移動させることにより、バフ研磨部6によりタイヤTのトレッド部Kをバフ研磨させるようにしてもよい。上述の上記のタイヤ装着方法による装着ステップを経ることにより、バフ研磨ステップにおいて、タイヤTを全周にわたってより均一に研磨することができる。よって、その後の性能評価等の精度を向上できる。
バフ研磨ステップでは、タイヤTのトレッド部Kのトレッドゴムを、タイヤ外表面(トレッド踏面)から厚さ6~15mmだけバフ研磨すると、好適である。これにより、タイヤTの摩耗後の状態を再現した状態で行われる試験を、より適切に行うことができる。
同様の観点から、バフ研磨ステップでは、タイヤTのトレッド部Kに設けられた主溝の深さの約3/4に相当する分だけ、トレッド部Kのトレッドゴムをバフ研磨すると、好適である。
同様の観点から、バフ研磨ステップでは、タイヤTのトレッド部Kに設けられたインジケーターがタイヤ外表面に露出するまで、トレッド部Kのトレッドゴムをバフ研磨すると、好適である。
本発明に係るタイヤ装着方法、及び、タイヤ保持装置は、例えば、タイヤを計測、加工、及び/又は試験等する際に用いられると、好適なものである。
本発明に係るタイヤ装着方法、タイヤ加工方法、及び、タイヤ保持装置において用いられるタイヤとしては、任意の空気入りタイヤを用いることができ、例えば、乗用車用空気入りタイヤ、重荷重用空気入りタイヤ等を好適に用いることができる。
本発明に係るタイヤ装着方法、タイヤ加工方法、及び、タイヤ保持装置において用いられるタイヤとしては、任意の空気入りタイヤを用いることができ、例えば、乗用車用空気入りタイヤ、重荷重用空気入りタイヤ等を好適に用いることができる。
1:タイヤ保持装置、
2:支持フレーム、
3:保持機構部、
4:分割リム部材、 41:リム状部、 41R:ビード部保持面、 41C:ビードシート面、 41S:リムフランジ面、 42:回転軸、 A:中心軸線、 O:所定軸線、
5:伸縮部、
6:バフ研磨部、
7:計測部、
8:空気注入部、
9:吸引部、
T:タイヤ、 K:トレッド部、 L:サイドウォール部、 M:ビード部、 R:タイヤ回転軸線、 CL:タイヤ赤道面
2:支持フレーム、
3:保持機構部、
4:分割リム部材、 41:リム状部、 41R:ビード部保持面、 41C:ビードシート面、 41S:リムフランジ面、 42:回転軸、 A:中心軸線、 O:所定軸線、
5:伸縮部、
6:バフ研磨部、
7:計測部、
8:空気注入部、
9:吸引部、
T:タイヤ、 K:トレッド部、 L:サイドウォール部、 M:ビード部、 R:タイヤ回転軸線、 CL:タイヤ赤道面
Claims (10)
- タイヤ保持装置にタイヤを装着するためのタイヤ装着方法であって、
前記タイヤ保持装置は、互いに対向する一対の分割リム部材を備えており、
前記一対の分割リム部材のそれぞれの中心軸線は、共通の所定軸線上にあり、
前記タイヤ装着方法は、
タイヤを前記一対の分割リム部材によって挟持する、挟持ステップと、
前記挟持ステップの後、前記一対の分割リム部材を前記所定軸線の周りで回転させながら、前記タイヤの各ビード部を前記一対の分割リム部材に装着させる、回転ステップと、
を含む、タイヤ装着方法。 - 前記回転ステップにおいて、前記一対の分割リム部材の回転速度は1~20rpmである、請求項1に記載のタイヤ装着方法。
- 前記回転ステップの間、前記タイヤの内圧が所定内圧になるまで、前記タイヤの内部に空気を注入する、請求項1又は2に記載のタイヤ装着方法。
- 前記所定内圧は100~350kPaである、請求項3に記載のタイヤ装着方法。
- 前記挟持ステップの後、かつ、前記回転ステップの前に、前記一対の分割リム部材のリム幅が規定リム幅よりも狭い所定リム幅になるまで、前記一対の分割リム部材どうしを接近させる、接近ステップを、さらに含み、
前記回転ステップの間、前記一対の分割リム部材の前記リム幅が前記規定リム幅になるまで、前記一対の分割リム部材どうしを徐々に遠ざける、請求項1~4のいずれか一項に記載のタイヤ装着方法。 - 前記一対の分割リム部材は、リム径が12~25インチである、請求項1~5のいずれか一項に記載のタイヤ装着方法。
- 前記所定軸線は、水平方向に延在している、請求項1~6のいずれか一項に記載のタイヤ装着方法。
- 前記タイヤ保持装置は、タイヤのトレッド部をバフ研磨するように構成されたバフ研磨部をさらに備えており、バフ研磨装置として構成されている、請求項1~7のいずれか一項に記載のタイヤ装着方法。
- タイヤ加工方法であって、
請求項8に記載のタイヤ装着方法により、前記タイヤを前記タイヤ保持装置の前記一対の分割リム部材に装着させる、装着ステップと、
前記装着ステップの後、前記タイヤ保持装置の前記バフ研磨部により前記タイヤの前記トレッド部をバフ研磨する、バフ研磨ステップと、
を含み、
前記バフ研磨ステップでは、前記トレッド部を、厚さ6~15mmだけバフ研磨する、タイヤ加工方法。 - タイヤ保持装置であって、
互いに対向する一対の分割リム部材を備え、
前記一対の分割リム部材のそれぞれの中心軸線は、共通の所定軸線上にあり、
前記タイヤ保持装置は、タイヤが前記一対の分割リム部材によって挟持された状態で、前記一対の分割リム部材を前記所定軸線の周りで回転させながら、前記タイヤの各ビード部を前記一対の分割リム部材に装着させるように、構成されている、タイヤ保持装置。
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