JP2003080610A - タイヤトリミング方法及びその装置 - Google Patents
タイヤトリミング方法及びその装置Info
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- JP2003080610A JP2003080610A JP2001274979A JP2001274979A JP2003080610A JP 2003080610 A JP2003080610 A JP 2003080610A JP 2001274979 A JP2001274979 A JP 2001274979A JP 2001274979 A JP2001274979 A JP 2001274979A JP 2003080610 A JP2003080610 A JP 2003080610A
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- Japan
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- tire
- trimming
- pair
- spew
- trimming device
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D30/00—Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
- B29D30/06—Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
- B29D30/0601—Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
- B29D30/0662—Accessories, details or auxiliary operations
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C37/00—Component parts, details, accessories or auxiliary operations, not covered by group B29C33/00 or B29C35/00
- B29C37/02—Deburring or deflashing
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- Thermal Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
- Tyre Moulding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】スピューの切断残り高さを低くしてタイヤの外
観を向上させることが出来ると共に、トリミング装置を
個別に設置することなくトリミングすることが出来るタ
イヤトリミング方法及びその装置を提供する。 【解決手段】トリミング装置1は、ポストキュアインフ
レータ2に保持された加硫直後のタイヤWのトレッド部
Wa及びサイド部Wbに複数台設置してけある。前記各
トリミング装置1は、トレッド部Wa及びサイド部Wb
に発生したスピューSを引っ張り破断する回転駆動可能
な一対の回転体3a,3bを備え、これらのトリミング
装置1は、駆動手段によりタイヤWのトレッド部Wa及
びサイド部Wbに対して進退可能に構成されている。回
転体3a,3bは、支持フレーム4に並列に配設されて
回転自在に支持され、この回転体3a,3bの支持軸5
a,5bには、噛み合い可能な歯車6a,6bが取付け
られ、更に一方の歯車6aは、駆動モータと接続する駆
動歯車7と噛み合っている。
観を向上させることが出来ると共に、トリミング装置を
個別に設置することなくトリミングすることが出来るタ
イヤトリミング方法及びその装置を提供する。 【解決手段】トリミング装置1は、ポストキュアインフ
レータ2に保持された加硫直後のタイヤWのトレッド部
Wa及びサイド部Wbに複数台設置してけある。前記各
トリミング装置1は、トレッド部Wa及びサイド部Wb
に発生したスピューSを引っ張り破断する回転駆動可能
な一対の回転体3a,3bを備え、これらのトリミング
装置1は、駆動手段によりタイヤWのトレッド部Wa及
びサイド部Wbに対して進退可能に構成されている。回
転体3a,3bは、支持フレーム4に並列に配設されて
回転自在に支持され、この回転体3a,3bの支持軸5
a,5bには、噛み合い可能な歯車6a,6bが取付け
られ、更に一方の歯車6aは、駆動モータと接続する駆
動歯車7と噛み合っている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タイヤ加硫時に
タイヤ表面に発生するスピュー(モールドの合わせ目や
ベントホールから流出したバリや髭状の突起物)を加硫
直後のポストキュアインフレータ(Post Cure Inflato
r:加硫後膨張・冷却装置) にてトリミングを行うタイ
ヤトリミング方法及びその装置に係わり、更に詳しくは
トリミング後にタイヤ表面に残るスピューを短く抑えて
タイヤの外観を向上させることが出来るタイヤトリミン
グ方法及びその装置に関するものである。
タイヤ表面に発生するスピュー(モールドの合わせ目や
ベントホールから流出したバリや髭状の突起物)を加硫
直後のポストキュアインフレータ(Post Cure Inflato
r:加硫後膨張・冷却装置) にてトリミングを行うタイ
ヤトリミング方法及びその装置に係わり、更に詳しくは
トリミング後にタイヤ表面に残るスピューを短く抑えて
タイヤの外観を向上させることが出来るタイヤトリミン
グ方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、タイヤ加硫時にモールドの合わせ
面やベントホールから溶融したゴム材料がタイヤ表面側
に流出してバリや髭状の突起物(スピュー)をタイヤ表
面に発生させることが知られている。このようなスピュ
ーは、製品タイヤの外観を損なうだけでなく、車両走行
時の騒音に影響を与える可能性があるため、タイヤ成形
後に積極的にトリミングすることが行われている。
面やベントホールから溶融したゴム材料がタイヤ表面側
に流出してバリや髭状の突起物(スピュー)をタイヤ表
面に発生させることが知られている。このようなスピュ
ーは、製品タイヤの外観を損なうだけでなく、車両走行
時の騒音に影響を与える可能性があるため、タイヤ成形
後に積極的にトリミングすることが行われている。
【0003】ところで、従来のタイヤスピューをトリミ
ングする方法として、メス(カッター)によりトリミン
グする方法や、一対のローラまたは歯車等の回転体によ
りスピューを挟持させてトリミングする方法が行われて
いた。
ングする方法として、メス(カッター)によりトリミン
グする方法や、一対のローラまたは歯車等の回転体によ
りスピューを挟持させてトリミングする方法が行われて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、前者のメ
スによりスピューをトリミングする方法は、スピューの
発生している表面に沿わせてメスを押しつけながら切断
する方法であるため、タイヤの形態(プロファイル、ブ
ロックパターン等)によっては、メスでタイヤの表面を
傷付けてしまう可能性があり、従ってメスをタイヤ表面
に接近させることが出来ず、スピューの切断残り高さが
高くなり、タイヤの外観をそれほど向上させることが出
来なかった。
スによりスピューをトリミングする方法は、スピューの
発生している表面に沿わせてメスを押しつけながら切断
する方法であるため、タイヤの形態(プロファイル、ブ
ロックパターン等)によっては、メスでタイヤの表面を
傷付けてしまう可能性があり、従ってメスをタイヤ表面
に接近させることが出来ず、スピューの切断残り高さが
高くなり、タイヤの外観をそれほど向上させることが出
来なかった。
【0005】また、メスでスピューを切断する際、弾性
のあるスピューの片側からメスを押付けて切断するの
で、切断面が所謂、竹の子状となって良好な外観が得ら
れないと言う問題があった。
のあるスピューの片側からメスを押付けて切断するの
で、切断面が所謂、竹の子状となって良好な外観が得ら
れないと言う問題があった。
【0006】また、後者の回転体によるトリミング方法
の場合も、スピューの中央から先端側を一対の回転体に
より挟持させて引っ張り破断するため、上記メスでスピ
ューを切断するのと同様にスピューの切断残り高さが高
くなり、タイヤの外観をそれほど向上させることが出来
なかった。
の場合も、スピューの中央から先端側を一対の回転体に
より挟持させて引っ張り破断するため、上記メスでスピ
ューを切断するのと同様にスピューの切断残り高さが高
くなり、タイヤの外観をそれほど向上させることが出来
なかった。
【0007】更に、従来のタイヤトリミングする方法
は、加硫後にタイヤをポストキュアインフレータに搬送
して冷却し、コード収縮等によるタイヤ変形を防止させ
た後、トリミング装置へタイヤを搬送して行うトリミン
グを行う方式であったため、ポストキュアインフレータ
とトリミング装置とは別々に設置する必要があり、また
冷却したスピューを引っ張って破断させても先端側のみ
しか破断させることが出来ず、スピューの切断残り高さ
は高いものとなっていた。
は、加硫後にタイヤをポストキュアインフレータに搬送
して冷却し、コード収縮等によるタイヤ変形を防止させ
た後、トリミング装置へタイヤを搬送して行うトリミン
グを行う方式であったため、ポストキュアインフレータ
とトリミング装置とは別々に設置する必要があり、また
冷却したスピューを引っ張って破断させても先端側のみ
しか破断させることが出来ず、スピューの切断残り高さ
は高いものとなっていた。
【0008】この発明の目的は、トリミング装置を組み
込んだポストキュアインフレータにおいて、加硫直後で
冷却初期段階のタイヤからスピューをトリミングするこ
とで、スピューの切断残り高さを低くしてタイヤの外観
を向上させることが出来ると共に、トリミング装置を個
別に設置することなくトリミングすることが出来るタイ
ヤトリミング方法及びその装置を提供することにある。
込んだポストキュアインフレータにおいて、加硫直後で
冷却初期段階のタイヤからスピューをトリミングするこ
とで、スピューの切断残り高さを低くしてタイヤの外観
を向上させることが出来ると共に、トリミング装置を個
別に設置することなくトリミングすることが出来るタイ
ヤトリミング方法及びその装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、この発明のタイヤトリミング方法は、タイ
ヤ加硫機から搬出された加硫直後のタイヤをポストキュ
アインフレータに投入して膨張・冷却を行うと同時に、
タイヤ表面に発生したスピューをトリミング装置の回転
駆動可能な一対の回転体により挟持させて引っ張り破断
することを要旨とするものである。
成するため、この発明のタイヤトリミング方法は、タイ
ヤ加硫機から搬出された加硫直後のタイヤをポストキュ
アインフレータに投入して膨張・冷却を行うと同時に、
タイヤ表面に発生したスピューをトリミング装置の回転
駆動可能な一対の回転体により挟持させて引っ張り破断
することを要旨とするものである。
【0010】前記スピューのトリミングは、タイヤの冷
却初期段階で、該タイヤを回転させながら、タイヤのト
レッド部及びサイド部に配設した複数台のトリミング装
置により行うものである。
却初期段階で、該タイヤを回転させながら、タイヤのト
レッド部及びサイド部に配設した複数台のトリミング装
置により行うものである。
【0011】このように、加硫直後で冷却初期段階のタ
イヤからスピューをトリミングすることで、スピューの
切断残り高さを低くしてタイヤの外観を向上させること
が出来るのである。
イヤからスピューをトリミングすることで、スピューの
切断残り高さを低くしてタイヤの外観を向上させること
が出来るのである。
【0012】また、この発明のタイヤトリミング装置
は、タイヤ加硫機の近傍に設置されたポストキュアイン
フレータに、タイヤのトレッド部及びサイド部に発生し
たスピューを引っ張り破断する回転駆動可能な一対の回
転体を備えた複数台のトリミング装置を設置したことを
要旨とするものである。
は、タイヤ加硫機の近傍に設置されたポストキュアイン
フレータに、タイヤのトレッド部及びサイド部に発生し
たスピューを引っ張り破断する回転駆動可能な一対の回
転体を備えた複数台のトリミング装置を設置したことを
要旨とするものである。
【0013】前記複数台のトリミング装置は、ポストキ
ュアインフレータに保持されたタイヤのトレッド部及び
サイド部に対して進退可能に構成され、該トリミング装
置は、支持フレームに、一対の回転駆動可能な回転体を
備え並列に配設するものである。また、前記支持フレー
ムに回転駆動可能に取付けられた回転体の背面側に、タ
イヤ表面からトリミングしたスピューを外部に排出させ
るバキューム装置を接続することも可能である。
ュアインフレータに保持されたタイヤのトレッド部及び
サイド部に対して進退可能に構成され、該トリミング装
置は、支持フレームに、一対の回転駆動可能な回転体を
備え並列に配設するものである。また、前記支持フレー
ムに回転駆動可能に取付けられた回転体の背面側に、タ
イヤ表面からトリミングしたスピューを外部に排出させ
るバキューム装置を接続することも可能である。
【0014】更に、前記一対の回転体としては、表面に
摩擦面を備えた一対のローラまたは噛み合い可能な一対
の歯車を使用するものである。
摩擦面を備えた一対のローラまたは噛み合い可能な一対
の歯車を使用するものである。
【0015】このように、タイヤトリミング装置を、タ
イヤ加硫装置の近傍に設置されたポストキュアインフレ
ータに組み込むことで、設置スペースを小さく出来ると
共に、製作コストも低減させることが出来、更にタイヤ
検査までの工程を短縮させて生産性の向上を図ることが
出来るものである。
イヤ加硫装置の近傍に設置されたポストキュアインフレ
ータに組み込むことで、設置スペースを小さく出来ると
共に、製作コストも低減させることが出来、更にタイヤ
検査までの工程を短縮させて生産性の向上を図ることが
出来るものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、この発
明の実施形態を説明する。
明の実施形態を説明する。
【0017】図1は、タイヤ加硫機の近傍に設置したポ
ストキュアインフレータの概略配置図、図2はポストキ
ュアインフレータ(加硫後膨張・冷却装置)に組み込ん
だタイヤトリミング装置の配置図を示し、このトリミン
グ装置1は、ポストキュアインフレータ2に保持された
加硫直後のタイヤWのトレッド部Wa及びサイド部Wb
に複数台(この実施形態では、トレッド部Waの対象位
置に2台と、サイド部Wbのそれぞれ対称位置に2台ず
つの計4台)設置してけある。
ストキュアインフレータの概略配置図、図2はポストキ
ュアインフレータ(加硫後膨張・冷却装置)に組み込ん
だタイヤトリミング装置の配置図を示し、このトリミン
グ装置1は、ポストキュアインフレータ2に保持された
加硫直後のタイヤWのトレッド部Wa及びサイド部Wb
に複数台(この実施形態では、トレッド部Waの対象位
置に2台と、サイド部Wbのそれぞれ対称位置に2台ず
つの計4台)設置してけある。
【0018】前記各トリミング装置1は、図3及び図4
に示すように、タイヤWの表面、即ち、トレッド部Wa
及びサイド部Wbに発生したスピューSを引っ張り破断
する回転駆動可能な一対の回転体3a,3b(この実施
形態では、表面にローレット加工等の摩擦面を備えた一
対のローラを示しているが、噛み合い可能な一対の歯車
でも良い)を備え、これらのトリミング装置1は、図示
しないシリンダー等の駆動手段によりタイヤWのトレッ
ド部Wa及びサイド部Wbに対して進退可能に構成され
ている。
に示すように、タイヤWの表面、即ち、トレッド部Wa
及びサイド部Wbに発生したスピューSを引っ張り破断
する回転駆動可能な一対の回転体3a,3b(この実施
形態では、表面にローレット加工等の摩擦面を備えた一
対のローラを示しているが、噛み合い可能な一対の歯車
でも良い)を備え、これらのトリミング装置1は、図示
しないシリンダー等の駆動手段によりタイヤWのトレッ
ド部Wa及びサイド部Wbに対して進退可能に構成され
ている。
【0019】前記トリミング装置1の一対の回転体3
a,3bは、支持フレーム4に並列に配設されて回転自
在に支持され、この回転体3a,3bの支持フレーム4
から突出した支持軸5a,5bには、噛み合い可能な歯
車6a,6bが取付けられ、更に一方の歯車6bは、図
示しない駆動モータと接続する駆動歯車7と噛み合って
いる。
a,3bは、支持フレーム4に並列に配設されて回転自
在に支持され、この回転体3a,3bの支持フレーム4
から突出した支持軸5a,5bには、噛み合い可能な歯
車6a,6bが取付けられ、更に一方の歯車6bは、図
示しない駆動モータと接続する駆動歯車7と噛み合って
いる。
【0020】回転体3a,3bは、歯車6a,6bを介
して互いに反対方向に回転し、タイヤ表面に発生してい
るスピューSを挟持して引っ張り破断するものである。
して互いに反対方向に回転し、タイヤ表面に発生してい
るスピューSを挟持して引っ張り破断するものである。
【0021】また、前記支持フレーム4に回転駆動可能
に取付けられた回転体3a,3bの背面側に形成された
凹部8には、タイヤ表面からトリミングしたスピューS
を外部に吸引排出させる図示しないバキューム装置に接
続された配管9が接続されている。
に取付けられた回転体3a,3bの背面側に形成された
凹部8には、タイヤ表面からトリミングしたスピューS
を外部に吸引排出させる図示しないバキューム装置に接
続された配管9が接続されている。
【0022】次に、上記のようなトリミング装置1を用
いてタイヤ表面に発生しているスピューSのトリミング
方法を説明する。
いてタイヤ表面に発生しているスピューSのトリミング
方法を説明する。
【0023】タイヤ加硫装置から搬出された加硫直後の
タイヤWをポストキュアインフレータ2に投入してタイ
ヤW内にタイヤ使用時程度の内圧を充填し、コード収縮
等によるタイヤ変形を防止させるために所定温度に下が
るまで冷却放置させる。
タイヤWをポストキュアインフレータ2に投入してタイ
ヤW内にタイヤ使用時程度の内圧を充填し、コード収縮
等によるタイヤ変形を防止させるために所定温度に下が
るまで冷却放置させる。
【0024】この放置状態で、タイヤ表面温度が比較的
高温の状態(90°C〜140°C)の時、即ち、タイ
ヤWの冷却初期段階で、該タイヤWを回転させながら、
タイヤWのトレッド部Wa及びサイド部Wbにトリミン
グ装置1を接近させ、図5(a),(b)に示すよう
に、回転駆動させた一対の回転体3a,3bでタイヤ表
面に発生したスピューSを挟持させて引っ張り破断す
る。
高温の状態(90°C〜140°C)の時、即ち、タイ
ヤWの冷却初期段階で、該タイヤWを回転させながら、
タイヤWのトレッド部Wa及びサイド部Wbにトリミン
グ装置1を接近させ、図5(a),(b)に示すよう
に、回転駆動させた一対の回転体3a,3bでタイヤ表
面に発生したスピューSを挟持させて引っ張り破断す
る。
【0025】スピューSの太さは、乗用車用タイヤ及び
トラックタイヤ等では、0.3mm 〜2.5mm の太さであり、
このようなスピューSを一対の回転体3a,3bで挟持
させて引っ張り破断することで、根元Saに近い部分か
ら破断することが出来る。
トラックタイヤ等では、0.3mm 〜2.5mm の太さであり、
このようなスピューSを一対の回転体3a,3bで挟持
させて引っ張り破断することで、根元Saに近い部分か
ら破断することが出来る。
【0026】即ち、この発明の実施形態では、タイヤW
の冷却初期段階(タイヤ表面温度が高い段階)では、ス
ピューSの先端は肉厚も薄く大気に触れるために短時間
に比較的低温状態となるが、スピューSの根元部分はタ
イヤ表面からの熱で高温を維持しているので、破断強度
も低く、従ってこのような状態で上記のように一対の回
転体3a,3bで挟持させて引っ張り破断すると、破断
強度が低い根元Sa近傍部分から破断することが可能と
なる。
の冷却初期段階(タイヤ表面温度が高い段階)では、ス
ピューSの先端は肉厚も薄く大気に触れるために短時間
に比較的低温状態となるが、スピューSの根元部分はタ
イヤ表面からの熱で高温を維持しているので、破断強度
も低く、従ってこのような状態で上記のように一対の回
転体3a,3bで挟持させて引っ張り破断すると、破断
強度が低い根元Sa近傍部分から破断することが可能と
なる。
【0027】この結果、スピューの切断残り高さを低く
してタイヤの外観を向上させることが出来るのである。
してタイヤの外観を向上させることが出来るのである。
【0028】また、この発明の実施形態では、トリミン
グ装置1を、タイヤ加硫装置の近傍に設置されたポスト
キュアインフレータ2に組み込むことで、設置スペース
を小さく出来ると共に、製作コストも低減させることが
出来、更にタイヤ検査までの工程を短縮させて生産性の
向上を図ることが出来のである。
グ装置1を、タイヤ加硫装置の近傍に設置されたポスト
キュアインフレータ2に組み込むことで、設置スペース
を小さく出来ると共に、製作コストも低減させることが
出来、更にタイヤ検査までの工程を短縮させて生産性の
向上を図ることが出来のである。
【0029】
【発明の効果】この発明は、上記のようにタイヤ加硫機
から搬出された加硫直後のタイヤをポストキュアインフ
レータに投入して膨張・冷却を行うと同時に、タイヤ表
面に発生したスピューをトリミング装置の回転駆動可能
な一対の回転体により挟持させて引っ張り破断するの
で、加硫直後で冷却初期段階のタイヤからスピューをト
リミングすることができ、スピューの切断残り高さを低
くしてタイヤの外観を向上させることが出来る効果があ
る。
から搬出された加硫直後のタイヤをポストキュアインフ
レータに投入して膨張・冷却を行うと同時に、タイヤ表
面に発生したスピューをトリミング装置の回転駆動可能
な一対の回転体により挟持させて引っ張り破断するの
で、加硫直後で冷却初期段階のタイヤからスピューをト
リミングすることができ、スピューの切断残り高さを低
くしてタイヤの外観を向上させることが出来る効果があ
る。
【0030】また、タイヤ加硫機の近傍に設置されたポ
ストキュアインフレータに、タイヤのトレッド部及びサ
イド部に発生したスピューを引っ張り破断する回転駆動
可能な一対の回転体を備えた複数台のトリミング装置を
組み込んで構成したので、従来のように、ポストキュア
インフレータとトリミング装置とを個別に設置する必要
がなく、設置スペースを小さく出来ると共に、製作コス
トも低減させることが出来、更にタイヤ検査までの工程
を短縮させて生産性の向上を図ることが出来る効果があ
る。
ストキュアインフレータに、タイヤのトレッド部及びサ
イド部に発生したスピューを引っ張り破断する回転駆動
可能な一対の回転体を備えた複数台のトリミング装置を
組み込んで構成したので、従来のように、ポストキュア
インフレータとトリミング装置とを個別に設置する必要
がなく、設置スペースを小さく出来ると共に、製作コス
トも低減させることが出来、更にタイヤ検査までの工程
を短縮させて生産性の向上を図ることが出来る効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】タイヤ加硫機の近傍に設置したポストキュアイ
ンフレータの概略配置図である。
ンフレータの概略配置図である。
【図2】ポストキュアインフレータに組み込んだタイヤ
トリミング装置の配置図である。
トリミング装置の配置図である。
【図3】図2のA−A矢視におけるタイヤトリミング装
置の拡大平面図である。
置の拡大平面図である。
【図4】図3のB−B矢視側面図である。
【図5】(a),(b)は、タイヤトリミング装置の一
対の回転体によりスピューをトリミングする工程の説明
図である。
対の回転体によりスピューをトリミングする工程の説明
図である。
1 トリミング装置 2 ポストキュアインフレ
ータ 3a,3b 一対の回転体(ローラ) 4 支持フレーム 5a,5b 支持軸 6a,6b 歯車 7 駆動歯車 8 凹部 9 配管 W タイヤ Wa トレッド部 Wb サイド部 S スピュー Sa スピューの根元
ータ 3a,3b 一対の回転体(ローラ) 4 支持フレーム 5a,5b 支持軸 6a,6b 歯車 7 駆動歯車 8 凹部 9 配管 W タイヤ Wa トレッド部 Wb サイド部 S スピュー Sa スピューの根元
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フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
B29L 30:00 B29L 30:00
Claims (6)
- 【請求項1】 タイヤ加硫機から搬出された加硫直後の
タイヤをポストキュアインフレータに投入して膨張・冷
却を行うと同時に、タイヤ表面に発生したスピューをト
リミング装置の回転駆動可能な一対の回転体により挟持
させて引っ張り破断するタイヤトリミング方法。 - 【請求項2】 前記スピューのトリミングは、タイヤの
冷却初期段階で、該タイヤを回転させながら、タイヤの
トレッド部及びサイド部に配設した複数台のトリミング
装置により行う請求項1に記載のタイヤトリミング方
法。 - 【請求項3】 タイヤ加硫機の近傍に設置されたポスト
キュアインフレータに、タイヤのトレッド部及びサイド
部に発生したスピューを引っ張り破断する回転駆動可能
な一対の回転体を備えた複数台のトリミング装置を設置
して成るタイヤトリミング装置。 - 【請求項4】 前記複数台のトリミング装置は、ポスト
キュアインフレータに保持されたタイヤのトレッド部及
びサイド部に対して進退可能に構成され、該トリミング
装置は、支持フレームに、一対の回転駆動可能な回転体
を備え並列に配設して成る請求項3に記載のタイヤトリ
ミング装置。 - 【請求項5】 前記支持フレームに回転駆動可能に取付
けられた回転体の背面側に、タイヤ表面からトリミング
したスピューを外部に排出させるバキューム装置を接続
した請求項4に記載のタイヤトリミング装置。 - 【請求項6】 前記一対の回転体が、表面に摩擦面を備
えた一対のローラまたは噛み合い可能な一対の歯車であ
る請求項3,4または5に記載のタイヤトリミング装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001274979A JP2003080610A (ja) | 2001-09-11 | 2001-09-11 | タイヤトリミング方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001274979A JP2003080610A (ja) | 2001-09-11 | 2001-09-11 | タイヤトリミング方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003080610A true JP2003080610A (ja) | 2003-03-19 |
Family
ID=19099923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001274979A Pending JP2003080610A (ja) | 2001-09-11 | 2001-09-11 | タイヤトリミング方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003080610A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005081561A (ja) * | 2003-09-04 | 2005-03-31 | Bridgestone Corp | タイヤトリミング装置およびタイヤ検査システム |
JP2006137054A (ja) * | 2004-11-11 | 2006-06-01 | Kobe Steel Ltd | ポストキュアインフレータ |
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