JP2010115884A - タイヤ修正装置及びタイヤ製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タイヤ修正装置1の支持装置2でタイヤTを支持し、トレッド部90のタイヤ幅方向中央側のブロック96に中央側押圧部材21を、タイヤ幅方向両外側のブロック96にタイヤ幅方向に離間した一対の外側押圧部材31を、それぞれ押付手段25、35により押し付ける。外側押圧部材31は、押し付けられるタイヤ外面の傾斜に合わせて押付角度を変化させ、対向するタイヤ外面に沿わせてブロック96に押し付ける。タイヤTを回転させて、押圧した状態のブロック96を押圧部材21、31に対して変位させて変位の逆側に変形させ、倒れが生じたブロック96を倒れの逆側に変形させて倒れを修正する。
【選択図】 図1
Description
このタイヤTは、図7Aに示すように、トレッド部90に、タイヤ周方向(図では上下方向)に延びる複数(ここでは、4本)の周方向溝91と、周方向溝91と交差する方向(ここでは、タイヤ幅方向)に延びる複数の横溝92とを有し、それらにより区画されて複数のブロック93が形成されている。また、各ブロック93内に、それぞれ所定方向に延びる複数のサイプ95(ここでは、タイヤ幅方向に延びる4本のサイプ95)が形成され、各ブロック93がタイヤ周方向に分断されて、より小さい複数のブロック96に区画されている。
この従来のタイヤ修正装置100は、図示のように、加硫後のタイヤTを周方向に回転可能に内圧を維持した状態で支持する支持装置101と、冷却液Rを収容して所定温度に調整し、タイヤTの下方部分を冷却液R内に浸漬させるPCI処理槽102とを備えている。また、タイヤ修正装置100は、タイヤTの半径方向に沿って軸線に向けて設置されたピストン・シリンダ機構110と、そのシリンダ111内から進退するピストンロッド112の先端に固定された取付部材113と、取付部材113にボルト等により取り付けられたタイヤTのブロック96を押圧する押圧部材114とを備えている。
また、本発明は、トレッド部に複数のブロックが形成された加硫後のタイヤの倒れが生じたブロックを、押圧部材により押圧した状態で押圧部材に対して相対的に変位させ、倒れの逆側に変形させてブロックの倒れを修正してタイヤを製造するタイヤ製造方法であって、トレッド部のタイヤ幅方向中央側のブロックに中央側押圧部材を移動させて押し付ける工程と、トレッド部のタイヤ幅方向両外側のブロックのそれぞれに外側押圧部材を移動させて押し付ける工程と、外側押圧部材を押し付けるタイヤ外面の傾斜に合わせて外側押圧部材の押付角度を変化させる工程と、各押圧部材により押圧した状態のブロックを相対的に変位させる工程と、を有することを特徴とする。
本実施形態のタイヤ修正装置は、上記した従来のタイヤ修正装置100と同様に、トレッド部に複数のブロックが形成された加硫後のタイヤの倒れが生じたブロックを変形させ、ブロック倒れを修正してタイヤを製造する際に使用される。
タイヤ修正装置1は、図示のように、加硫後のタイヤTを支持する支持装置2と、このタイヤTのブロック96を押圧部材21、31により押圧する押圧装置10とを備え、これらにより、倒れが生じたブロック96を押圧して相対変位させ、倒れの逆側(ここではタイヤ周方向)に変形させてブロック倒れを修正する。
中央側押圧機構20は、図示のように、トレッド部90のタイヤ幅方向(図では上下方向)中央側のブロック96を押圧する中央側押圧部材21と、中央側押圧部材21を移動させてブロック96に押し付ける中央側押付手段25とを有する。ここでは、中央側押圧部材21は、例えば金属や合成樹脂等からなり、ブロック96との接触面が滑らかな湾曲面に形成された所定長さの円柱状部材であり、タイヤ赤道面CLを挟んだトレッド部90のセンター部のブロック96を、その全体に亘ってタイヤ半径方向(図では左右方向)内側に押圧する。
外側押圧機構30は、図示のように、トレッド部90のタイヤ幅方向外側のブロック96をそれぞれ押圧する一対の外側押圧部材31と、各外側押圧部材31をそれぞれ移動させてブロック96に押し付ける一対の外側押付手段35とを有し、それらがタイヤ赤道面CLを挟んでタイヤ幅方向に並べて配置されている。ここでは、各外側押圧部材31は、中央側押圧部材21と同様の所定長さの円柱状部材であり、タイヤ赤道面CLを挟んで対称な状態で、トレッド部90の傾斜が比較的大きい両トレッド端側(ショルダー部又はハンプ部)のブロック96を、それぞれ全体に亘って略タイヤ半径方向内側に押圧する。
このタイヤ修正装置1では、図示のように、中央側押圧部材21の押圧範囲21Hは、タイヤ赤道面CLを中心にしたトレッド部90のセンター部に設定されている。これに対し、外側押圧部材31の押圧範囲31Hは、それぞれ中央側押圧部材21による押圧範囲21H内の端部領域からトレッド端TEまでの、トレッド部90のショルダー部に設定されている。即ち、中央側押圧部材21のタイヤ幅方向外側端部と、外側押圧部材31のタイヤ幅方向内側端部は、互いにタイヤ周方向に沿って重なるように、その一部のタイヤ幅方向位置が重複して配置されている。これより、押圧部材21、31による押圧範囲21H、31Hの各端部側に、互いに重なり合いタイヤ周方向に延びる重複範囲が設けられる。
このタイヤ修正装置1では、図示のように、タイヤTを支持装置2によりタイヤ周方向に所定速度で所定方向に回転させ、倒れが生じたブロック96(1)(図5A参照)をタイヤ周方向に変位(図の矢印F)させて、押圧部材21、31に接触させて押圧する。このようにブロック96(1)が押圧された状態で、タイヤTの回転を継続して、各押圧部材21、31に対し、押圧されて変形したブロック96(1)(図5B参照)をそれぞれタイヤ周方向に変位させる。これに伴い、押圧されたブロック96(1)が、押圧部材21、31から作用する押圧力や接触部間の摩擦力等により、押圧部材21、31により押圧された状態で変位し、変位の逆側(反回転方向側)に撓むように変形する。このようにして、タイヤ周方向に倒れたブロック96(1)を、倒れ方向に変位させて逆側のタイヤ周方向に変形させ、倒れた状態から起きあがった状態に変形させる(図5C参照)。以降、タイヤ周方向に沿って、隣接するブロック96(2)、96(3)を順に同様にして変形させる。
ここでは、タイヤTは、図示のように、上記したタイヤT(図7参照)と同様に、タイヤ周方向に延びる複数(図では4本)の周方向溝91C、91S等により区画されて、トレッド部90に複数のブロック96C、96S(図では横溝92やサイプ95等を省略して示す)が形成されている。
本発明の効果を確認するため、以上説明したタイヤ修正装置1により、タイヤTのブロック倒れをPCI処理から検査の間に修正して、従来のタイヤ修正装置100による修正と比較した。
Claims (9)
- トレッド部に複数のブロックが形成された加硫後のタイヤのブロックを押圧部材により押圧する押圧装置と、押圧された状態のブロックを押圧部材に対して相対的に変位させる変位手段とを備え、倒れが生じたブロックを倒れの逆側に変形させてブロックの倒れを修正するタイヤ修正装置であって、
押圧装置は、トレッド部のタイヤ幅方向中央側のブロックを押圧する中央側押圧部材と、トレッド部のタイヤ幅方向両外側のブロックをそれぞれ押圧する一対の外側押圧部材と、中央側押圧部材を移動させてブロックに押し付ける中央側押付手段と、各外側押圧部材をそれぞれ移動させてブロックに押し付ける押付角度が変更可能な一対の外側押付手段と、を有することを特徴とするタイヤ修正装置。 - 請求項1に記載されたタイヤ修正装置において、
中央側押圧部材と外側押圧部材を、異なるタイヤ周方向位置に配置したことを特徴とするタイヤ修正装置。 - 請求項2に記載されたタイヤ修正装置において、
中央側押圧部材と外側押圧部材を、トレッド部の押圧範囲の端部同士が互いに重なるように配置したことを特徴とするタイヤ修正装置。 - 請求項1又は2に記載されたタイヤ修正装置において、
中央側押圧部材と外側押圧部材とによるトレッド部の押圧範囲を、トレッド部をタイヤ幅方向に区画するブロック間の溝部でタイヤ幅方向に分割したことを特徴とするタイヤ修正装置。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載されたタイヤ修正装置において、
外側押付手段は、外側押圧部材を押し付けるタイヤ外面の傾斜に合わせて外側押圧部材の押付角度を変化させる手段を有し、外側押圧部材をタイヤ外面に沿わせてブロックに押し付けることを特徴とするタイヤ修正装置。 - トレッド部に複数のブロックが形成された加硫後のタイヤの倒れが生じたブロックを、押圧部材により押圧した状態で押圧部材に対して相対的に変位させ、倒れの逆側に変形させてブロックの倒れを修正してタイヤを製造するタイヤ製造方法であって、
トレッド部のタイヤ幅方向中央側のブロックに中央側押圧部材を移動させて押し付ける工程と、
トレッド部のタイヤ幅方向両外側のブロックのそれぞれに外側押圧部材を移動させて押し付ける工程と、
外側押圧部材を押し付けるタイヤ外面の傾斜に合わせて外側押圧部材の押付角度を変化させる工程と、
各押圧部材により押圧した状態のブロックを相対的に変位させる工程と、
を有することを特徴とするタイヤ製造方法。 - 請求項6に記載されたタイヤ製造方法において、
中央側押圧部材と外側押圧部材を、異なるタイヤ周方向位置でブロックに押し付けることを特徴とするタイヤ製造方法。 - 請求項7に記載されたタイヤ製造方法において、
中央側押圧部材と外側押圧部材を、トレッド部の押圧範囲の端部同士が互いに重なるようにブロックに押し付けることを特徴とするタイヤ製造方法。 - 請求項6又は7に記載されたタイヤ製造方法において、
中央側押圧部材と外側押圧部材とによるトレッド部の押圧範囲を、トレッド部をタイヤ幅方向に区画するブロック間の溝部でタイヤ幅方向に分割したことを特徴とするタイヤ製造方法。
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CN113829380B (zh) * | 2021-11-10 | 2022-12-20 | 咸阳黄河轮胎橡胶有限公司 | 一种汽车轮胎安装检测用机械臂及其使用方法 |
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