JP2009018732A - 車両用衝突検知装置 - Google Patents

車両用衝突検知装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009018732A
JP2009018732A JP2007183772A JP2007183772A JP2009018732A JP 2009018732 A JP2009018732 A JP 2009018732A JP 2007183772 A JP2007183772 A JP 2007183772A JP 2007183772 A JP2007183772 A JP 2007183772A JP 2009018732 A JP2009018732 A JP 2009018732A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
air temperature
space
chamber space
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007183772A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4403517B2 (ja
Inventor
Shinichi Kiribayashi
新一 桐林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2007183772A priority Critical patent/JP4403517B2/ja
Priority to DE102008021611.9A priority patent/DE102008021611B4/de
Priority to US12/217,746 priority patent/US7804414B2/en
Publication of JP2009018732A publication Critical patent/JP2009018732A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4403517B2 publication Critical patent/JP4403517B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/01Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents
    • B60R21/013Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over
    • B60R21/0136Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over responsive to actual contact with an obstacle, e.g. to vehicle deformation, bumper displacement or bumper velocity relative to the vehicle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R19/00Wheel guards; Radiator guards, e.g. grilles; Obstruction removers; Fittings damping bouncing force in collisions
    • B60R19/02Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects
    • B60R19/48Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects combined with, or convertible into, other devices or objects, e.g. bumpers combined with road brushes, bumpers convertible into beds
    • B60R19/483Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects combined with, or convertible into, other devices or objects, e.g. bumpers combined with road brushes, bumpers convertible into beds with obstacle sensors of electric or electronic type

Abstract

【課題】チャンバ空間が密閉空間であるか否かを判定できる車両用衝突検知装置を提供する。
【解決手段】チャンバ形成部材4は、バンパリンフォース1とバンパカバー2との間に挟まれるように配置され、バンパリンフォース1に対するバンパカバー2の相対移動に伴い変形する密閉のチャンバ空間40を形成する。チャンバ空間の圧力を検出する圧力センサ5と、チャンバ空間40内部の空気温度を直接的または間接的に検出する温度センサ6を設ける。そして、チャンバ密閉状態検出手段が、温度センサ6により検出された空気温度と圧力センサ5により検出された圧力とに基づいて、チャンバ空間40が密閉空間であるか否かを検出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両が物体に衝突したことを検知する車両用衝突検知装置に関するものである。
従来、車両が物体に衝突したことを検知する装置としては、例えば、特許文献1及び2に開示されている。特許文献1には、車両のキャビティ内に感知素子が設けられている車両のフロントセンサが記載されている。このフロントセンサが、感知素子によって、キャビティの変形に依存した衝突を検知するとされている。また、特許文献2には、バンパカバー内に形成された密閉のチャンバ空間の圧力変化に基づいて、衝突物体が歩行者であるか否かを判別することが記載されている。
特表2005−538881号公報 特開2006−117157号公報
ここで、チャンバ空間に穴が開いていた場合など、チャンバ空間が密閉空間でない場合には、歩行者などが車両に衝突したとしても、チャンバ内の圧力が変化しない。そのため、チャンバ空間が密閉空間でない場合には、異常状態と検知できることが必要となる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、チャンバ空間が密閉空間であるか否かを判定できる車両用衝突検知装置を提供することを目的とする。
本発明の車両用衝突検知装置は、
車両による物体への衝突を検知する車両用衝突検知装置であって、
車両左右方向に延びるように配置されたバンパリンフォースと、
バンパリンフォースの車両前方側を被覆し、且つ、衝突に伴いバンパリンフォースに対して車両後方側に相対移動するバンパカバーと、
バンパリンフォースとバンパカバーとの間に挟まれるように配置され、バンパリンフォースに対するバンパカバーの相対移動に伴い変形する密閉のチャンバ空間を形成するチャンバ形成部材と、
チャンバ空間の圧力を検出する圧力センサと、
チャンバ空間内部の空気温度を直接的または間接的に検出する温度センサと、
温度センサにより検出された空気温度と圧力センサにより検出された圧力とに基づいて、チャンバ空間が密閉空間であるか否かを検出するチャンバ密閉状態検出手段と、
を備えることを特徴とする。
ここで、チャンバ空間は、密閉の空間に形成されている。従って、チャンバ空間に封入された空気の温度が上昇してその体積が膨張しようとしたとしても、内部空気の体積はチャンバ空間内部の体積より膨張することができない。従って、チャンバ空間の圧力が上昇する。しかし、チャンバ形成部材が破れて、密閉空間を形成していない場合には、内部空気の温度が上昇したとしても、チャンバ空間の圧力はほとんど変化しない。このように、チャンバ空間の圧力は、チャンバ空間内部の空気温度に依存する。
そして、本発明の車両用衝突検知装置によれば、チャンバ密閉状態検出手段が、温度センサにより検出された空気温度と圧力センサにより検出された圧力とに基づいてチャンバ空間が密閉空間であるか否かを検出しているため、確実にチャンバ空間が密閉空間であるか否かを検出することができる。なお、温度センサは、チャンバ空間内部の空気温度を直接的に検出してもよいし、間接的に検出してもよい。直接的に検出する場合とは、チャンバ空間内部に温度センサを配置して、チャンバ空間内部の空気そのものの温度を検出する場合である。一方、間接的に検出する場合とは、チャンバ空間外部、例えば、チャンバ空間周囲に温度センサを配置して、チャンバ空間内部の温度に対応する温度を検出する場合である。
好ましくは、本発明の車両用衝突検知装置において、チャンバ密閉状態検出手段は、チャンバ空間が密閉空間である場合における空気温度に対する圧力の下限値を予め記憶し、実際に検出された空気温度および圧力の関係が予め記憶された下限値を下回っている場合にチャンバ空間が密閉空間でないと判定するとよい。
上述したように、チャンバ空間が密閉空間の場合には、チャンバ空間内部の空気温度が上昇すると、チャンバ空間の圧力が上昇する。しかし、チャンバ形成部材が破れて、チャンバ空間が密閉空間でない場合には、チャンバ空間内部の空気温度が上昇しても、チャンバ空間の圧力は上昇しない。そこで、予め記憶された空気温度に対する圧力の下限値より、実際の圧力が下回っているか否かを判定することで、空気温度が上昇している場合において、チャンバ空間が密閉空間であるか否かを確実に判定できる。
また、好ましくは、チャンバ密閉状態検出手段は、チャンバ空間が密閉空間である場合における空気温度に対する圧力の上限値を予め記憶し、実際に検出された空気温度および圧力の関係が予め記憶された上限値を上回っている場合にチャンバ空間が密閉空間でないと判定するとよい。
チャンバ空間が密閉空間の場合には、チャンバ空間内部の空気温度が下降すると、チャンバ空間の圧力が低下する。しかし、チャンバ形成部材が破れて、チャンバ空間が密閉空間でない場合には、チャンバ空間内部の空気温度が下降しても、チャンバ空間の圧力は上昇しない。そこで、予め記憶された空気温度に対する圧力の上限値より、実際の圧力が上回っているか否かを判定することで、空気温度が下降している場合において、チャンバ空間が密閉空間であるか否かを確実に判定できる。
ここで、本発明の車両用衝突検知装置において、温度センサは、車両の外気温を検出する外気温センサであり、チャンバ密閉状態検出手段は、車両が走行状態の際にチャンバ空間が密閉空間であるか否かを検出するとよい。車両が走行状態の際には、チャンバ空間の温度がほぼ外気温度付近になる。そこで、車両が走行状態の際には、チャンバ空間40から離れて配置されている外気温センサを用いた場合でも、チャンバ空間が密閉空間であるか否かを検出できる。
ところで、チャンバ空間の空気は、チャンバ形成部材を形成する際における空気温度を基準として、その空気温度より高くなると膨張し、その空気温度より低くなると収縮する。従って、実際のチャンバ空間の空気温度がチャンバ形成部材を形成する際における空気温度付近となる場合には、チャンバ空間の圧力がほとんど変化しない。そうすると、チャンバ空間が密閉空間であるか否かを検出することができない。
そこで、本発明の車両用衝突検知装置において、チャンバ密閉状態検出手段は、温度センサにより検出される空気温度がチャンバ形成部材を形成する際における空気温度を含む所定温度範囲の場合に、内燃機関がアイドリング状態の際または走行開始後所定時間経過するまでの間にチャンバ空間が密閉空間であるか否かを検出するとよい。内燃機関がアイドリング状態の際または走行開始後所定時間経過するまでの間には、内燃機関により発生する熱により、チャンバ空間内部の空気温度が上昇する。つまり、チャンバ空間内部の空気温度が確実に上昇するアイドリング状態または走行開始後所定時間経過するまでの間において、チャンバ空間の圧力が上昇しているか否かを判定することで、チャンバ空間が密閉空間であるか否かを確実に検出することができる。
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。本実施形態の車両用衝突検知装置について図1及び図2を参照して説明する。図1は、車両用衝突検知装置における車両前方部分の車両前後方向断面図である。図2は、図1のA−A断面図である。
車両用衝突検知装置は、主として、車両が歩行者(以下、「外部物体」という)に衝突したことを検知するための装置である。この車両用衝突検知装置は、バンパリンフォース1と、バンパカバー2と、バンパアブソーバ3と、チャンバ形成部材4と、圧力センサ5と、外気温センサ6と、電子制御ユニット(以下、「ECU」という)7とを備える。
バンパリンフォース1は、車両左右方向に延在し、車両フレームの一部を構成する構造部材である。バンパリンフォース1は、例えば、図1に示すように、内部中央に二段の梁が設けられた目の字状断面を有する金属製の中空部材からなる。そして、このバンパリンフォース1は、車両左右端に配置されているフロントサイドメンバ8の車両前端に固定されている。
バンパカバー2は、車両の最前面に配置され、バンパリンフォース1の車両前方側を被覆している。このことは、バンパカバー2は、後述するバンパアブソーバ3およびチャンバ形成部材4の車両前方側を被覆していることになる。従って、車両が車両前方に位置する物体に衝突する場合には、通常、このバンパカバー2が当該物体に衝突することになる。そして、バンパカバー2は、バンパリンフォース1に対して車両後方側に相対移動可能となるように、後述するバンパアブソーバ3に支持されている。
バンパアブソーバ3は、図1に示すように、金属製または樹脂製などからなり、車両前後方向断面がほぼ矩形の筒状からなる。そして、バンパアブソーバ3は、バンパリンフォース1とバンパカバー2との間に挟まれるように、且つ、車両左右方向に延びるようにバンパリンフォース1に固定されている。さらに、バンパアブソーバ3は、上述したように、バンパカバー2を支持している。このバンパアブソーバ3の車両左右方向の幅は、バンパリンフォース1の車両左右方向の幅より僅かに短く形成されている。そして、バンパアブソーバ3の車両前面は、バンパカバー2の形状に倣うように、車両左右方向中央部が車両前方に最も突出するように湾曲形状をなしている。つまり、バンパアブソーバ3の車両前後方向幅は、車両左右方向中央部が最も広く、車両左右方向端部に向うに従って狭くなっている。
このように構成されるバンパアブソーバ3は、車両前方が外部物体に衝突した場合に、つぶれ変形することにより衝撃を吸収する機能を有している。さらに、このバンパアブソーバ3は、例えば、歩行者がバンパカバー2に衝突した場合に、歩行者の脚部保護機能を有する。
チャンバ形成部材4は、内部に密閉されたチャンバ空間40を形成する矩形状の部材である。具体的には、チャンバ形成部材4の外側面形状が、バンパアブソーバ3の内側面形状とほぼ同一となる。このチャンバ形成部材4は、変形容易な樹脂により成形されている。そして、チャンバ形成部材4は、バンパアブソーバ3の中空空間に、バンパアブソーバ3の内側面に当接する状態で収容されている。つまり、チャンバ形成部材4は、バンパアブソーバ3と同様に、バンパリンフォース1とバンパカバー2との間に挟まれるように配置される。従って、バンパカバー2に外部物体が衝突した際には、バンパカバー2がバンパリンフォース1に対して車両後方に相対移動して、バンパアブソーバ3がつぶれ変形することに伴って、チャンバ形成部材4が車両前後方向につぶれ変形する。つまり、バンパカバー2が外部物体に衝突すると、チャンバ空間40がつぶれ変形する。チャンバ空間40には、空気が封入されている。
圧力センサ5は、チャンバ形成部材4のチャンバ空間40の圧力を検出するためのセンサである。この圧力センサ5は、バンパアブソーバ3およびチャンバ形成部材4の車両左側端部に取り付けられている。そして、圧力センサ5は、検出した圧力情報を後述するECU7へ送信する。つまり、圧力センサ5は、バンパカバー2が外部物体に衝突した際に、チャンバ形成部材4がつぶれ変形することによるチャンバ空間40の圧力変化を検出することができる。
外気温センサ6は、バンパカバー2の車両後方面のうち下方側に取り付けられている。つまり、外気温センサ6は、バンパアブソーバ3の僅か下方に配置されている。この外気温センサ6は、車両の他のシステム、例えば、車両用空調装置に適用するための外気温センサを利用している。そして、外気温センサ6は、配置されている空気温度を検出する。従って、外気温センサ6により検出される空気温度は、チャンバ空間40内部の空気温度とほぼ同じ温度となる。つまり、外気温センサ6は、チャンバ空間40内部の空気温度を間接的に検出していることになる。そして、外気温センサ6は、検出した温度情報を後述するECU7へ送信する。
ECU7(本発明の「チャンバ密閉状態検出手段」に相当する)は、圧力センサ5により検出されるチャンバ空間40の圧力変化に基づいて、バンパカバー2が外部物体に衝突したか否かを判定する。ECU7により衝突した外部物体が歩行者であると判定された場合には、歩行者保護デバイス(図示せず)を起動させる。歩行者保護デバイスとは、車両のフードに搭載され、車両が歩行者へ衝突した場合に歩行者を保護するための装置である。この歩行者保護デバイスは、例えば、フードの跳ね上げを行う装置や、フード上に展開するエアバッグ装置などである。
さらに、ECU7は、圧力センサ5により検出されるチャンバ空間40の圧力と、外気温センサ6により検出される空気温度とに基づいて、チャンバ空間40が密閉空間であるか否かを検出する。つまり、ECU7は、チャンバ形成部材4が破れて、チャンバ空間40が密閉空間でない状態となった場合に、異常状態として検出することができる。
この異常検出について、図3および図4を参照して詳細に説明する。図3は、チャンバ空間40内部の空気温度とチャンバ空間40の圧力との関係を示す図である。図4は、車両のイグニッションスイッチ(IG)をONしてから走行した場合に、チャンバ空間40内部の空気温度の変化を示す図である。
ここで、外部物体がバンパカバー2に衝突していない状態で、チャンバ空間40が密閉空間である場合には、チャンバ空間40の体積は一定である。従って、チャンバ空間40の圧力は、チャンバ空間40内部の空気温度に応じて変化する。この変化の理想値は、図3の一点鎖線Aに示す。つまり、チャンバ空間40内部の空気温度が上昇すると、チャンバ空間40の圧力も上昇する。一方、チャンバ空間40内部の空気温度が下降すると、チャンバ空間40の圧力も下降する。
そして、チャンバ形成部材4が破れてチャンバ空間40が密閉空間でなくなった場合には、以下のようになる。チャンバ空間40内部の空気温度が上昇した場合(図3のP1参照)も、空気温度が下降した場合(図3のP2参照)も、チャンバ空間40の圧力は変化しない。具体的には、空気温度が上昇した場合にも下降した場合にも、チャンバ空間40の圧力は、ほぼ大気圧と同一の状態となる。つまり、チャンバ空間40内部の空気温度が上昇した場合、チャンバ空間40の圧力は、その理想値Aよりも低くなる。一方、チャンバ空間40内部の空気温度が下降した場合、チャンバ空間40の圧力は、その理想値Aよりも高くなる。
そこで、ECU7は、チャンバ空間40が密閉空間である場合における、チャンバ空間40内部の空気温度に対するチャンバ空間40の圧力の下限値Th1と上限値Th2を予め記憶している。この下限値Th1は、理想値Aより僅かに低い圧力に設定している。上限値Th2は、理想値Aより僅かに高い圧力に設定している。そして、ECU7は、実際に検出された空気温度と圧力との関係が、下限値Th1を下回っている場合、および、上限値Th2を上回っている場合には、チャンバ形成部材4が破れてチャンバ空間40が密閉空間でない状態となっていると判定する。
ところで、チャンバ空間40の空気は、より詳細には、チャンバ形成部材4を形成する際における空気温度Tmを基準として、その空気温度Tmより高くなると膨張し、その空気温度Tmより低くなると収縮する。従って、実際のチャンバ空間40の空気温度がチャンバ形成部材4を形成する際における空気温度Tm付近となる場合には、チャンバ空間40の圧力がほとんど変化しない。具体的には、基準となる空気温度Tmを含む図3のT1からT2までの温度範囲において、大気圧は、下限値Th1と上限値Th2との間に含まれている。
ここで、イグニッションスイッチ(IG)がONしてから走行した場合のチャンバ空間40の空気温度の変化は、図4に示すようになる。つまり、チャンバ空間40の空気温度は、イグニッションスイッチ(IG)がONしてから内燃機関の熱により熱せられて、上昇する。その後、走行開始した後に、チャンバ空間40の空気温度は、外気により徐々に冷却され、外気温度付近でほぼ一定となる。
つまり、外気温センサ6により検出される空気温度が図3におけるT1からT2までの温度範囲の場合であっても、イグニッションスイッチ(IG)がONしてから走行開始までの間、すなわち、アイドリング状態、および、走行開始後T3までの間においては、チャンバ空間40の空気温度が、チャンバ形成部材4を形成する際における空気温度Tmよりも確実に高くなる。
そこで、ECU7は、外気温センサ6により検出される空気温度が図3におけるT1からT2までの温度範囲の場合には、内燃機関がアイドリング状態の際、または、走行開始後T3までの間に、チャンバ空間40の圧力が下限値Th1と上限値Th2との間にあるか否かを判定する。
以上のように、ECU7は、チャンバ形成部材4が破れて、チャンバ空間40が密閉空間であるか否かを判定することができる。そして、チャンバ空間40は密閉空間でないと判定された場合には、警告ランプを点灯させる。
なお、上記実施形態においては、外気温センサ6がチャンバ空間40の近傍に配置されているため、外気温センサ6により検出される空気温度は、チャンバ空間40内部の空気温度に対応していた。従って、外気温センサ6により検出される空気温度が図3におけるT1からT2までの温度範囲以外の場合には、内燃機関がアイドリング状態であっても、走行状態であっても、上記判定が可能となる。
また、上記実施形態においては、既設の外気温センサ6を用いて、チャンバ空間40内部の空気温度を間接的に検出したが、これに限られるものではない。例えば、チャンバ空間40内部の空気温度を直接的に検出できるような温度センサを用いることもできる。この場合、温度センサの検出部位をチャンバ空間40内部に配置することになる。
この他に、外気温センサ6がチャンバ空間40から離れて配置されていてもよい。ただし、この場合、図4に示したように、アイドリング状態の際にはチャンバ空間40内部の空気温度と外気温センサ6により検出される外気温との温度差が大きくなる。そこで、外気温センサ6がチャンバ空間40から離れて配置されている場合には、走行状態の場合に、より詳細には走行開始後T3経過した後に、上記判定を行うようにする。このようにすることで、チャンバ空間40内部の空気温度が外気温付近となるため、外気温センサ6により検出される空気温度が、チャンバ空間40内部の空気温度に対応するものとなる。そして、チャンバ空間40が密閉空間であるか否かを判定できる。ただし、外気温センサ6がチャンバ空間40から離れて配置されている場合には、外気温センサ6により検出される空気温度が図3におけるT1からT2までの温度範囲においては、上記判定ができないおそれがある。
車両用衝突検知装置における車両前方部分の車両前後方向断面図である。 図1のA−A断面図である。 チャンバ空間40内部の空気温度とチャンバ空間40の圧力との関係を示す図である。 車両のイグニッションスイッチ(IG)をONしてから走行した場合に、チャンバ空間40内部の空気温度の変化を示す図である。
符号の説明
1:バンパリンフォース、 2:バンパカバー、 3:バンパアブソーバ、
4:チャンバ形成部材、 40:チャンバ空間、
5:圧力センサ、 6:外気温センサ、
7:電子制御ユニット(チャンバ密閉状態検出手段)、
8:フロントサイドメンバ

Claims (5)

  1. 車両による物体への衝突を検知する車両用衝突検知装置であって、
    車両左右方向に延びるように配置されたバンパリンフォースと、
    前記バンパリンフォースの車両前方側を被覆し、且つ、前記衝突に伴い前記バンパリンフォースに対して車両後方側に相対移動するバンパカバーと、
    前記バンパリンフォースと前記バンパカバーとの間に挟まれるように配置され、前記バンパリンフォースに対する前記バンパカバーの相対移動に伴い変形する密閉のチャンバ空間を形成するチャンバ形成部材と、
    前記チャンバ空間の圧力を検出する圧力センサと、
    前記チャンバ空間内部の空気温度を直接的または間接的に検出する温度センサと、
    前記温度センサにより検出された前記空気温度と前記圧力センサにより検出された前記圧力とに基づいて、前記チャンバ空間が密閉空間であるか否かを検出するチャンバ密閉状態検出手段と、
    を備えることを特徴とする車両用衝突検知装置。
  2. 前記チャンバ密閉状態検出手段は、前記チャンバ空間が密閉空間である場合における前記空気温度に対する前記圧力の下限値を予め記憶し、実際に検出された前記空気温度および前記圧力の関係が予め記憶された前記下限値を下回っている場合に前記チャンバ空間が密閉空間でないと判定する請求項1に記載の車両用衝突検知装置。
  3. 前記チャンバ密閉状態検出手段は、前記チャンバ空間が密閉空間である場合における前記空気温度に対する前記圧力の上限値を予め記憶し、実際に検出された前記空気温度および前記圧力の関係が予め記憶された前記上限値を上回っている場合に前記チャンバ空間が密閉空間でないと判定する請求項1または2に記載の車両用衝突検知装置。
  4. 前記温度センサは、車両の外気温を検出する外気温センサであり、
    前記チャンバ密閉状態検出手段は、車両が走行状態の際に前記チャンバ空間が密閉空間であるか否かを検出する請求項1〜3の何れか一項に記載の車両用衝突検知装置。
  5. 前記チャンバ密閉状態検出手段は、前記温度センサにより検出される前記空気温度が前記チャンバ形成部材を形成する際における前記空気温度を含む所定温度範囲の場合に、内燃機関がアイドリング状態の際または走行開始後所定時間経過するまでの間に前記チャンバ空間が密閉空間であるか否かを検出する請求項1〜4の何れか一項に記載の車両用衝突検知装置。
JP2007183772A 2007-07-13 2007-07-13 車両用衝突検知装置 Expired - Fee Related JP4403517B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007183772A JP4403517B2 (ja) 2007-07-13 2007-07-13 車両用衝突検知装置
DE102008021611.9A DE102008021611B4 (de) 2007-07-13 2008-04-30 Kollision-Detektorvorrichtung für Automobile
US12/217,746 US7804414B2 (en) 2007-07-13 2008-07-08 Collision-detecting device for automotive vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007183772A JP4403517B2 (ja) 2007-07-13 2007-07-13 車両用衝突検知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009018732A true JP2009018732A (ja) 2009-01-29
JP4403517B2 JP4403517B2 (ja) 2010-01-27

Family

ID=40121645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007183772A Expired - Fee Related JP4403517B2 (ja) 2007-07-13 2007-07-13 車両用衝突検知装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7804414B2 (ja)
JP (1) JP4403517B2 (ja)
DE (1) DE102008021611B4 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010179667A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Denso Corp 車両用衝突検知装置
DE102011051043A1 (de) 2010-06-22 2011-12-22 Denso Corporation Fahrzeug-Kollisionsdetektionsvorrichtung
JP2014526703A (ja) * 2011-09-20 2014-10-06 バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト 車両への物体の衝突を検出するための装置

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4513833B2 (ja) * 2007-07-17 2010-07-28 株式会社デンソー 車両用衝突検知装置
JP5003636B2 (ja) 2008-08-28 2012-08-15 株式会社デンソー 車両用衝突検知装置
JP5302643B2 (ja) * 2008-12-02 2013-10-02 株式会社デンソー 衝突検出装置及び衝突検出方法
US8412404B2 (en) * 2009-03-06 2013-04-02 Ford Global Technologies, Llc Crash sensor system and method for a vehicle
EP2559597B1 (en) * 2010-04-13 2014-05-07 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Pedestrian collision detection device
US8531282B1 (en) * 2011-10-24 2013-09-10 William Santiago Vehicle bumper guard and monitoring assembly
GB2500595B (en) * 2012-03-26 2017-08-23 Ford Global Tech Llc Impact sensor for a vehicle
KR101428243B1 (ko) * 2012-12-05 2014-08-08 현대자동차주식회사 외장 에어백장치
DE102013205490A1 (de) 2013-03-27 2014-10-02 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Stoßfängeranordnung für einen Personenkraftwagen sowie Personenkraftwagen mit einer solchen Stoßfängeranordnung
DE102013215330A1 (de) * 2013-08-05 2015-02-05 Continental Automotive Gmbh Aufprallsensor für ein Kraftfahrzeug mit einem elastischen Hohlkörper und einem Drucksensor sowie einer Testdruckerzeugungseinrichtung
US10137850B2 (en) * 2017-01-11 2018-11-27 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Vehicle bumper collision indicator

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0667822B1 (de) * 1992-11-11 1997-04-02 Siemens Aktiengesellschaft Steuereinheit mit einem luftdruckdetektor für ein insassenschutzsystem eines fahrzeuges
JPH1114493A (ja) 1997-06-20 1999-01-22 Tokyo Gas Co Ltd ガス配管の気密試験方法および気密試験装置
DE10114465B4 (de) * 2001-03-24 2012-12-13 Volkswagen Ag Kontaktsensor und Verfahren zur Auswertung des Signals des Kontaktsensors
DE10205398A1 (de) * 2002-02-09 2003-08-21 Bosch Gmbh Robert Frontsensor eines Fahrzeugs
JP4109169B2 (ja) 2003-08-07 2008-07-02 花王株式会社 口唇化粧料
JP4539281B2 (ja) * 2004-10-22 2010-09-08 株式会社デンソー 車両用障害物判別装置
DE102004062484A1 (de) * 2004-12-24 2006-07-06 Daimlerchrysler Ag Vorrichtung zur Erkennung einer Kollision eines Kraftfahrzeuges
JP2006216459A (ja) 2005-02-04 2006-08-17 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池システム及び燃料電池のガス漏れ検出方法
JP2006292257A (ja) 2005-04-08 2006-10-26 Denso Corp ガスバーナーチューブ破損検出装置
JP2007137333A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Denso Corp 車両用乗員保護装置
JP4844819B2 (ja) 2006-03-27 2011-12-28 株式会社デンソー 衝突検知手段の異常検知方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010179667A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Denso Corp 車両用衝突検知装置
DE102011051043A1 (de) 2010-06-22 2011-12-22 Denso Corporation Fahrzeug-Kollisionsdetektionsvorrichtung
JP2014526703A (ja) * 2011-09-20 2014-10-06 バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト 車両への物体の衝突を検出するための装置
US9489777B2 (en) 2011-09-20 2016-11-08 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Device for detecting the impact of an object on a vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
US7804414B2 (en) 2010-09-28
US20090015390A1 (en) 2009-01-15
DE102008021611B4 (de) 2017-03-09
DE102008021611A1 (de) 2009-01-15
JP4403517B2 (ja) 2010-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4403517B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP4403518B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP4513833B2 (ja) 車両用衝突検知装置
US8368523B2 (en) Collision detection sensor for vehicle
JP5104715B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP4492823B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP2006117157A (ja) 車両用障害物判別装置
JP4807594B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP4752850B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP4434293B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP4941773B2 (ja) 車両用衝突検知装置
WO2016088328A1 (ja) 車両用衝突検知装置
JP5392315B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP4873020B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP6036636B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP2008201272A (ja) 衝突検知手段および保護システム
JP2010047110A (ja) 車両用衝突検知装置
JP4924675B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP5056495B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP2015105085A (ja) 歩行者衝突検知装置
JP4941433B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP6577297B2 (ja) 歩行者保護装置
JP2010052587A (ja) 車両用衝突検知装置
JP5354301B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP2009214845A (ja) 車両用衝突検知装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091008

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091021

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121113

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121113

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131113

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees