JP2006292257A - ガスバーナーチューブ破損検出装置 - Google Patents

ガスバーナーチューブ破損検出装置 Download PDF

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清司 古川
Nobutoshi Ineji
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Abstract

【課題】 炉における燃焼筒チューブの破損検出を多大な工数、費用の必要なく、炉の停止中でも確認でき、確認頻度を多くできるガスバーナーチューブ破損検出装置を提供する。
【解決手段】 燃焼筒チューブ1とガスバーナー2よりなるガスチューブバーナー内部を密閉できる開閉弁5,6,7と、燃焼筒チューブ内に圧縮空気又は窒素を供給する気体供給機構8,9,16と、燃焼筒チューブ内の圧力を検出し、該チューブの破損を判定する制御装置12とを備えていて、圧縮空気又は窒素を充填した状態でガスチューブバーナー内部を密閉状態にして、その内部圧力の経時的変化により、該チューブの破損を検出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ガスチューブバーナーを使用した加熱炉或いは熱処理炉等における燃焼筒チューブの破損を検出するガスバーナーチューブ破損検出装置に関する。
従来においては、一般に燃焼筒チューブの破損の確認は、手作業での確認であり、炉を停止、冷却させガスバーナー部を取り外し、空気を注入しての漏れによる圧力差の確認、もしくは炉内に進入しての目視、触感によるチューブ破損の確認という方法を実施していたため、多大な確認工数、費用が必要であるという問題があった。
また、作業時間が多くかかるため、確認頻度が少なく限定されてしまい、チューブの不具合の発見が遅れるという問題があった。
このため、炉内に圧力センサを設けて、燃焼筒チューブからの燃焼ガスの漏洩に伴う炉内圧力の変化を検知してチューブの破損を検出する方法が、特許文献1により知られている。
特開2001−50669号公報
しかしながら、この方法は、容積が大きい炉においては、炉内の圧力変化の検出精度を上げることが難しく、微小なチューブ破損を見逃す恐れがある。また、この方法では、炉の使用中でしかチューブ破損を検出することができず、炉の停止中での確認作業を行うことはできず、その確認作業は依然として手作業で行わなければならない。
また、上記特許文献1には、窒素等の不活性ガスを供給する手段も示されているが、これはチューブ破損が検出されたら、炉内に不活性ガスを導入して燃焼ガスを希薄化して炉内を保護するためのものであり、これによって、チューブの破損を確認しようとするものではない。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、炉における燃焼筒チューブの破損の検出を、多大な工数、費用を発生させることなく、炉の停止中でも確認でき、確認頻度を多くできるガスバーナーチューブ破損検出装置を提供することである。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項に記載のガスバーナーチューブ破損検出装置を提供する。
請求項1に記載のガスバーナーチューブ破損検出装置は、ガスチューブバーナー内部を密閉できる開閉弁5,6,7と、燃焼筒チューブ1内に圧縮空気もしくは窒素を供給する気体供給機構8,9,16と、燃焼筒チューブ1内の圧力を測定し、燃焼筒チューブ1の破損を判定する制御装置12とを具備していて、圧縮空気又は窒素を充填した状態でガスチューブバーナー内部を密閉状態にして、その内部圧力の経時的変化により、燃焼筒チューブ1の破損を検出確認を行うようにしたものである。このように、ガスチューブバーナーに密閉性をもたせることにより、ガスチューブバーナーを炉から取り外すことなく、燃焼筒チューブ1の破損の検出確認を行うことができる。
請求項2の該検出装置は、開閉弁5,6,7と気体供給機構8,9,16及び制御装置12の動作を自動化し、短時間で燃焼筒チューブ1の破損を検出確認するようにしたものであり、これにより、燃焼筒チューブ1の破損の検出確認を自動的に行えるようになった。
請求項3の該検出装置は、制御装置12が更に燃焼筒チューブ1内の温度を検出して、検出した圧力を温度補正する機能をも有していて、燃焼筒チューブ1が加温された状態でも、燃焼筒チューブ1の破損を検出確認することができるようにしたものであり、これにより、ガスチューブバーナーが完全に冷えきらない高温中であっても燃焼筒チューブ1の破損の検出確認を行うことができる。
請求項4の該検出装置は、制御装置12がガスバーナー2の消火のタイミングで燃焼筒チューブの破損検出確認を自動的に行うようにしたものであり、これにより、ガスチューブバーナーが温度調節運転している状態でも燃焼筒チューブ1の破損検出を行えるので、燃焼筒チューブ1の破損不具合による大量の製品不良の発生が防止できる。
以下、図面に従って本発明の実施の形態のガスバーナーチューブ破損検出装置について説明する。図1は、本発明の実施の形態のガスバーナーチューブ破損検出装置の全体構成を示す図である。ガスチューブバーナーは、燃焼筒チューブ1とガスバーナー2とから構成されていて、全体として略U字形状をしている。このガスチューブバーナーが、加熱炉、熱処理炉等の炉体4に装着されている。ガスバーナー2は、U字形状の一端側に配設され、他端側が燃焼ガスの排出口となっていて、排気管13に接続している。
ガスバーナー2は、内部の密閉が可能な構造をしていて、一端がブタン、プロパン等のガス燃料を供給する燃料供給管14に接続しており、その側面が給気管15に接続している。給気管15の先端には、ブロワファン3が設けられていて、空気を強制送給している。給気管15の途中には、圧縮空気もしくは窒素を供給する気体供給管16が接続している。
排気管13には、耐熱性の開閉弁7が設けられている。開閉弁7は制御装置12によって自動的に制御される。開閉弁7としては、例えは電磁弁(SV)が好適である。開閉弁7の上流側には、ガスチューブバーナー内の温度を測定する温度センサ11が設けられていて、その温度情報が制御装置12に送られるようになっている。
燃料供給管14にも開閉弁6が設けられ、制御装置12によって自動的に制御される。この開閉弁6も、例えば電磁弁(SV)が好適である。
同様に給気管15にも開閉弁5が設けられ、ブロワファン3と共に制御装置12によって自動的に制御されている。更に、開閉弁5の下流側で給気管15に接続している気体供給管16にも、耐熱性の開閉弁9が設けられ、制御装置12によって自動的に制御されている。これらの開閉弁5及び9も、例えば電磁弁(SV)が好適である。気体供給管16には、開閉弁9に加えて、その上流側に減圧弁8が、またその下流側に圧力センサ10が設けられている。この気体供給管16、開閉弁9及び減圧弁8とで気体供給機構を構成している。減圧弁8は、圧縮空気もしくは窒素の供給圧力を調整するために設けられており、制御装置12によって自動的に制御されている。圧力センサ10は、ガスチューブバーナー内の圧力を測定し、その圧力情報を制御装置12に送っている。
したがって、本実施形態では、各開閉弁5,6,7を閉じることによって、ガスチューブバーナーの密閉が可能な構造となっている。なお、この場合、開閉弁9も当然に閉じられている。
また、制御装置12は、温度センサ11の温度情報によって、圧力センサ10によって測定された圧力を温度補正する演算機能や、測定された圧力の経時変化によって燃焼筒チューブ2の破損を有無を判断する判定機能をも有している。
上記構成よりなる本実施形態のガスバーナーチューブ破損検出装置の作動について説明する。
まず、ガスバーナー2が消火している状態(開閉弁6が閉状態)で、開閉弁5及び7を閉にする。ブロワファン3も作動を停止する。これにより、ガスバーナー2はガス燃料の供給及び給気が止められると共に、排気も止められ、ガスチューブバーナーが密閉された状態となる。次いで、開閉弁9を開とし、圧縮空気もしくは窒素をガスチューブバーナー内に供給する。一定時間後に開閉弁9を閉とし、圧縮空気もしくは窒素の供給を停止し、ガスチューブバーナー内の圧力状態を圧力センサ10で検出し、この圧力情報を制御装置12に送る。
同時にガスチューブバーナー内の温度状態を温度センサ11で検出し、この温度情報を制御装置12に送る。制御装置12は、検出された圧力の温度補正を行う。こうして計測開始からの時間経過と圧力センサ10、温度センサ11の測定結果より、図2に示すようなグラフが得られる。図2において、縦軸はガスチューブバーナー内の圧力(kPa)を表わし、横軸は経過時間(秒)を表わしている。この測定では、ガスチューブバーナー内の圧力を略7.7〜8.0(kPa)に高めた時点で、圧縮空気又は窒素の供給を停止して、ガスチューブバーナー内部の経時的な圧力変化を観察している。図2において実線は燃焼筒チューブ1が破損ありの場合を示しており、点線は破損なしの場合を示している。即ち、燃焼筒チューブ1に破損がない場合は、密封部等からの僅かのガス漏れや温度低下によって、時間の経過とともになだらかに圧力が降下するのに対し、破損がある場合は、破損部からのガス漏れによって内部圧力が急速に降下する。このようにして、計測開始からの時間経過と圧力センサ10及び温度センサ11の測定結果より、燃焼筒チューブ破損の有無を制御装置12で判定する。
検査完了後は、開閉弁5及び7を開いて、点火動作待ち状態とする。
上記した一連の作動は、制御装置12で自動的に行われる。
図3は、ガスバーナー温度調節運転中に燃焼筒チューブ1の破損有無の検査を行う場合のガスバーナーチューブ破損検出装置の動作を説明する図である。図3において、縦軸は、炉内温度及びガスバーナー2の点火(ON)、消火(OFF)を表わしており、横軸は時間を表わしている。このガスバーナー温度調節運転は、略2分間隔のサイクルで点火と消火が繰り返えされており、これに応じて炉内温度も上限と下限とが繰り返えされている。このようなガスバーナー温度調節運転においては、燃焼筒チューブ1の破損有無の検査は図3に丸印で示されるように、ガスバーナー2が消火(OFF)動作に入った時点で図2に示されるような測定を開始する。このガスバーナーチューブ破損検出装置の測定動作は、上述した動作と同様の動作によって行われる。当然この動作も制御装置12によって自動的に行われる。
このようにして、自動的な動作によって燃焼筒チューブ1の破損検出が実施できる。
以上説明したように、本発明では、自動的な動作でチューブ破損確認が実施できることにより、ガスバーナーを取り外し、チューブに栓をしての圧力確認のような作業を必要としなくなり、チューブ破損の確認工数、費用等を低減することができる。また、ガスチューブバーナーが温度調節運転している状態でもチューブ破損の検出が可能であるため、チューブ破損の不具合による大量の製品不良の発生を防止することができる。
本発明の実施の形態のガスバーナーチューブ破損検出装置の全体構成を示す図である。 本発明のガスバーナーチューブ破損検出装置のチューブ破損検出動作を説明するグラフである。 ガスバーナー温度調節運転中のチューブ破損検出動作を説明するグラフである。
符号の説明
1 燃焼筒チューブ
2 ガスバーナー
5,6,7,9 開閉弁
8 減圧弁
10 圧力センサ
11 温度センサ
12 制御装置
13 排気管
14 燃料供給管
15 給気管
16 気体供給管

Claims (4)

  1. 炉内に配設された、ガスバーナー(2)と燃焼筒チューブ(1)とからなるガスチューブバーナーにおける前記燃焼筒チューブ(1)が破損したことを検出確認するガスバーナーチューブ破損検出装置が、
    前記ガスチューブバーナー内部を密閉できる開閉弁(5,6,7)と、
    前記燃焼筒チューブ内に圧縮空気もしくは窒素を供給する気体供給機構(8,9,16)と、
    前記燃焼筒チューブ(1)内の圧力を測定し、前記燃焼筒チューブ(1)の破損を判定する制御装置(12)と、
    を具備していて、前記ガスチューブバーナー内部に圧縮空気もしくは窒素を充填した状態で前記ガスチューブバーナー内部を密閉状態にして、その内部圧力の経時的変化により前記燃焼筒チューブ(1)の破損を検出確認することを特徴とするガスバーナーチューブ破損検出装置。
  2. 前記開閉弁(5,6,7)、前記気体供給機構(8,9,16)及び前記制御装置(12)の動作を自動化し、短時間で前記燃焼筒チューブ(1)の破損を検出確認することを特徴とする請求項1に記載のガスバーナーチューブ破損検出装置。
  3. 前記制御装置(12)が、更に前記燃焼筒チューブ(1)内の温度を検出して前記検出圧力を温度補正する機能をも有していて、前記燃焼筒チューブ(1)が加温された状態でも、前記燃焼筒チューブ(1)の破損を検出確認することができることを特徴とする請求項1又は2に記載のガスバーナーチューブ破損検出装置。
  4. 前記制御装置(12)が、前記ガスバーナー(2)の消火のタイミングで前記燃焼筒チューブ(1)の破損検出確認を自動的に行うことができることを特徴とする請求項1,2又は3に記載のガスバーナーチューブ破損検出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7804414B2 (en) 2007-07-13 2010-09-28 Denso Corporation Collision-detecting device for automotive vehicle
US7828350B2 (en) 2007-07-17 2010-11-09 Denso Corporation Vehicular collision detection apparatus
JP2012107811A (ja) * 2010-11-18 2012-06-07 Jfe Steel Corp 欠陥自己検出機能を有するラジアントチューブ

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