JP4844819B2 - 衝突検知手段の異常検知方法 - Google Patents

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本発明は、車両に取り付けられ車両に対する衝突物の衝突を検知する衝突検知手段の故障を検知する衝突検知手段の故障検知方法に関する。
近年、車両において事故時の安全性の向上が図られている。車両の安全性に関して、事故時に車両の搭乗者の安全性を確保するだけでなく、車両に歩行者が衝突したときに歩行者が致命的なダメージを受けないことも求められてきている。
車両に衝突した歩行者の保護手段としては、車両に衝突してボンネットに倒れ込んできた歩行者が受ける傷害値(歩行者が受ける衝撃)を下げる方法が考えられている。歩行者が受ける衝撃を下げることで、歩行者が致命的なダメージを受けることを抑える。このような保護装置において歩行者などの車両への衝突を検知することが重要となっている。
車両への衝突を検知する手段としては、例えば、特許文献1に開示されている。
特許文献1には、車両のフロントセンサであって、当該フロントセンサが、接触センサとして形成されている形式のものにおいて、当該フロントセンサが、少なくとも1つのキャビティを有しており、該キャビティ内に、それぞれ1つの感知素子が設けられており、当該フロントセンサが、感知素子によって、キャビティの変形に依存して衝突を検知するようになっていることを特徴とする車両のフロントセンサが開示されている。
しかしながら、特許文献1には、歩行者衝突を探知することができる別のセンサを組み付けることが開示されている。つまり、特許文献1に開示された車両のフロントセンサは、歩行者の衝突の検知には不適である。
車両のバンパへの歩行者の衝突の検知を目的として特許文献1に記載の検出方法を車両のバンパに適用することについて検討したところ、図1〜2に示した構成の衝突検知手段が考えられた。この構造は、図1〜2に示したように、サイドメンバFmに固定されたバンパリインフォースメント1と車両のバンパの外周面を形成するバンパカバー4との間に密閉されたチャンバ空間20(気密空間、特許文献1のキャビティに相当する空間)を区画するチャンバ部材2を配置し、圧力センサ3で測定されるこの空間20内の圧力変動から歩行者の衝突を検知する。
このような構造の衝突検知手段は、チャンバ部材の変形(塑性変形)によって発生したチャンバ空間の圧力変動に基づいて衝突の検知を行うものであるが、衝突物による衝突の衝撃が小さい場合(たとえば、衝突物によるチャンバ部材の変形量が小さい場合)においては、チャンバ部材に生じた形状の変化が、チャンバ部材自身の弾性により解消される(チャンバ空間の圧力が衝突前の圧力にもどる)。
しかしながら、衝突の衝撃が大きな場合には、チャンバ部材自身による形状の復元が不十分となり、衝突後のチャンバ部材には変形が残留した状態となる。チャンバ部材に変形が残留した状態で、さらに、衝突物が衝突したときに、衝突によるチャンバ部材の変形量が十分に確保できなくなり、衝突の検知に誤差が発生するようになる。
より具体的には、変形が生じていないチャンバ部材(チャンバ空間の圧力P0)に衝突物が衝突したとする(1回目の軽衝突)。この衝突により、チャンバ空間の圧力がP1まで上昇し、その後、圧力が減少する。この圧力の減少は、チャンバ部材自身の材質等の弾性により発生する。衝突が軽微な衝突であれば、チャンバ部材の形状が完全に復元し、チャンバ空間の圧力は衝突前の圧力のP0まで減少する。このような状態で、再び衝突物が衝突しても、不具合を発生することなく、衝突物の検知を行うことができる。
1回目の軽衝突での衝突物の衝突による衝撃が大きな場合には、チャンバ空間の圧力はP1まで上昇した後に、減少し、チャンバ空間の圧力がP2(P0<P2<P1)まで低下し、残留圧力としてチャンバ空間の圧力がP2となったまま保持される。つまり、チャンバ部材には、衝突により生じた変形が完全に回復していない。
このような状態で、再び衝突物が衝突した(2回目の軽衝突)とする。2回目の軽衝突が生じると、チャンバ空間の圧力は、P2からP3まで上昇し、その後、圧力が減少する。2回目の軽衝突も軽微な衝突であるときには、図4に示したように、第一の衝突軽衝突後に圧力の残留が生じていても、チャンバ空間の圧力の変化を検出できる。
しかしながら、2回目の軽衝突が比較的大きな衝撃(チャンバ空間の圧力の変化が大きな衝突)であるときには、1回目の軽衝突の圧力が残留している(チャンバ部材に変形が残留している)ため、図5に示したように、2回目の軽衝突による圧力の変化がP4で飽和する(チャンバ部材の変形時に底付きして変形のストロークが確保できなくなり)。圧力が飽和すると、飽和したときに測定される圧力の値が一定となり、本来測定されるべき圧力のピークが測定できなくなる。つまり、衝突物の検知の精度が低下するという問題があった。
特表2005−538881号公報
本発明は上記実状に鑑みてなされたものであり、車両のバンパへの歩行者の衝突を検知できる衝突検知手段の異常を検知する方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明者らは車両のバンパへ組み付けることができる衝突検知手段について検討を重ねた結果本発明をなすに至った。
本発明の第一の衝突検知手段の異常検知方法は、車両のサイドメンバに固定される裏板と、裏板より前方に配置された密閉されたチャンバ空間を区画するチャンバ部材と、チャンバ空間の圧力を検出する圧力センサと、を有し、チャンバ空間内の圧力の変動から衝突を検知する衝突検知手段の異常を検知する方法であって、衝突前のチャンバ空間の圧力を測定し、測定された圧力とあらかじめ設定された圧力しきい値とを比較して、測定された圧力が該圧力しきい値以上であるときにチャンバ部材の異常と判定することを特徴とする。
本発明の第二の衝突検知手段の異常検知方法は、車両のサイドメンバに固定される裏板と、裏板より前方に配置された密閉されたチャンバ空間を区画するチャンバ部材と、チャンバ空間の圧力を検出する圧力センサと、を有し、チャンバ空間内の圧力の変動から衝突を検知する衝突検知手段の異常を検知する方法であって、衝突前のチャンバ空間の圧力と衝突後に所定の時間が経過した状態でチャンバ空間の圧力を測定し、衝突により変動したチャンバ空間の圧力とあらかじめ設定された圧力しきい値とを比較して、変動した圧力が圧力しきい値以上であるときにチャンバ部材の異常と判定することを特徴とする。
本発明の衝突検知手段の異常検知方法は、検知される衝突が生じる前にチャンバ空間の圧力から、その後の衝突においてチャンバ部材が変形できるだけのストロークが確保されていることを確認する。この異常検知方法で異常が検知されなければ、衝突検知手段は、衝突物が衝突したときに、高い精度で衝突物の検知を行うことができる。
(第一の異常検知方法)
本発明の第一の衝突検知手段の異常検知方法は、裏板と、チャンバ空間を区画するチャンバ部材と、圧力センサと、を有し、チャンバ空間内の圧力の変動から衝突を検知する衝突検知手段の異常を検知する方法であって、衝突前のチャンバ空間の圧力を測定し、測定された圧力とあらかじめ設定された圧力しきい値とを比較して、測定された圧力が該圧力しきい値以上であるときにチャンバ部材の異常と判定する。チャンバ空間の圧力と圧力しきい値とを比較してチャンバ空間の圧力が圧力しきい値未満であると、大きな衝撃をもつ衝突を生じてチャンバ部材が変形しても、変形のストロークを確保でき、チャンバ空間の圧力が飽和しない。チャンバ空間の圧力と圧力しきい値とを比較して、チャンバ空間の圧力が圧力しきい値以上であるときには、大きな衝突を生じたときにチャンバ空間の圧力が飽和することとなり、衝突が検知できなくなくなる判断できる。具体的には、チャンバ部材の変形量はほぼ一定であり、チャンバ部材に変形が残留していると、衝突時にチャンバ部材が変形できる変形量が小さくなり、チャンバ空間の圧力が飽和することとなり、衝突が精度よく検知できなくなくなる。このことから、本発明の異常検知方法は、衝突検知手段の異常を検知する。
衝突前のチャンバ空間の圧力は、前回の衝突から所定の時間が経過したときのチャンバ空間の圧力であることが好ましい。前回の時間から所定の時間が経過したことで、それ以前に(衝突により)チャンバ部材の形状に変化が生じていても、チャンバ部材の形状の変化が終了し、チャンバ空間の圧力が一定となっている。つまり、チャンバ空間の圧力が変動しなくなった状態を示す。具体的には、衝突が生じてチャンバ部材が変形を生じても、それ自身の弾性により、衝突前のチャンバ部材の形状に戻ったり、衝突時の衝撃による圧力が残留した形状となる。そして、衝突検知手段に衝突物が衝突した後に、十分に時間が経過したときのチャンバ空間の圧力を圧力しきい値と比較して異常と判定されなければ、衝突検知手段のチャンバ部材が前回以前の衝突により生じた残留変形が生じていても衝突の検知に影響しない程度の変形であると判定でき、衝突の検知を行うことができる。
所定の時間が経過したときは、前回の衝突から時間が経過してチャンバ空間の圧力が変動しなくなったときであることが好ましい。
本発明の衝突検知手段の異常検知方法において、圧力しきい値は、チャンバ部材の形状や材質、車両への組付け位置など、検知すべき衝突が異なるため一概に決定できるものではない。
本発明の異常が検知される衝突検知手段は、裏板、チャンバ部材、圧力センサを備え、チャンバ空間の圧力の変化から衝突を検知する衝突検知手段であれば、その構成が特に特に限定されるものではなく、
本発明の異常が検知される衝突検知手段は、車両のサイドメンバに固定される裏板と、裏板より前方に配置され、密閉されたチャンバ空間を区画するチャンバ部材と、チャンバ空間の圧力を検出する圧力センサと、を有し、チャンバ空間の圧力の変動から衝突を検知する。つまり、本発明の衝突検知手段は、車両のサイドメンバが構成するバンパに取り付けられ、車両のバンパへの歩行者等の衝突を検知する。
裏板は、車両のサイドメンバに固定される部材であり、これにより衝突検知手段は車両のバンパに組み付けられ、車両のバンパへの衝突を検知できるようになる。裏板は、サイドメンバに固定されたバンパリインフォースメントやクラッシュボックスに固定する構成でもよいが、車両のサイドメンバに直接固定することがより好ましい。さらに好ましくは、裏板がバンパリインフォースメントよりなることである。裏板がバンパリインフォースメントであることで、裏板となる部材を新たに追加する必要がなくなり、コストの上昇を抑えられる。
チャンバ部材は、密閉されたチャンバ空間を区画する部材である。そして、チャンバ部材は、裏板より前方(車両の前方ではなく、衝突物が衝突する表面方向を示す)に配置される。チャンバ部材が裏板の前方に配置されることで、車両のバンパに組み付けられ、車両のバンパへの衝突を検知できるようになる。
衝突検知手段は、車両へ衝突物が衝突をしたときに、衝突物がチャンバ部材を押圧し、チャンバ空間内の圧力を変動(上昇)させる。そして、この衝突時のチャンバ空間の圧力変動を圧力センサで測定する。圧力センサの測定結果から衝突を検知する。
衝突検知手段は、車両のバンパに組み付けられる。通常、車両のバンパは、車両の外周面を形成する。つまり、本発明の衝突検知手段は、車両の外周面を形成するバンパカバーを有することが好ましい。
衝突検知手段がバンパカバーを有するとき、バンパカバーは、チャンバ部材の前方(車両の前方ではなく、衝突物が衝突する表面方向を示す)に位置していればよい。つまり、チャンバ部材の前方の表面とバンパカバーとは、間隔を隔てた状態で配置されていても、両者が当接した状態で配置されていても、いずれでもよい。ここで、チャンバ部材とバンパカバーとが間隔を隔てて配置されたときに、衝突物が衝突しない状態でのバンパカバーの変形を規制できることから、両者の間に充填部材を配置したことが好ましい。
衝突検知手段において、チャンバ部材は、軸方向が車両の幅方向にそって配置され、チャンバ部材の前方に、チャンバ部材よりも硬く形成された押圧部材が配置されたことが好ましい。この構成は、押圧部材が、上記の充填部材となる。押圧部材がチャンバ部材より硬質の材料よりなることで、衝突物が衝突したときに、少なくともチャンバ部材を押圧(チャンバ部材を変形するための応力)する前に押圧部材が衝突の衝撃を吸収することが抑えられる。つまり、衝突物が押圧部材を介してチャンバ部材を変形し、チャンバ空間の圧力を上昇する。押圧部材を構成する材質としては、例えば、樹脂構造物、発泡樹脂成形体などをあげることができる。
チャンバ部材は、裏板の表面上に配置され、裏板に背向した表面が車両の外周面にそって形成されたことが好ましい。このような構成となることで、バンパカバーと略一致する表面(バンパカバーにそった表面)をもつチャンバ部材となり、衝突物が衝突しない状態でのバンパカバーの変形を規制できる。
チャンバ部材の裏板に背向した表面が車両の外周面にそって形成されたときに、チャンバ部材と裏板の対向面は、間隔を隔てていても、両者が当接していてもいずれでもよい。チャンバ部材と裏板とが、間隔を隔てて配置されたときに、衝突物が衝突しない状態でのバンパカバーの変形を規制できることから、両者の間に充填部材を配置したことが好ましい。
裏板の表面上に、チャンバ部材よりも硬く形成された押圧部材が配置され、チャンバ部材が、軸方向が車両の外周面に沿って湾曲した状態で押圧部材の表面上に配置された、軸方向に垂直な断面での断面形状が一定の略柱状を有することが好ましい。
チャンバ部材は、その形状が特に限定されるものではない。たとえば、軸方向に垂直な断面における形状が一定となる形状であっても、断面形状が変化する形状であっても、いずれでもよい。また、チャンバ部材が略柱状を有するときに、軸方向は直線状にのびていても、湾曲して延びていても、いずれでもよい。
衝突検知手段は、組み付けられる車両のバンパへの衝突物の検知に効果を発揮するが、車両バンパへの歩行者の衝突を検知することが好ましい。
衝突検知手段は、圧力センサからの検出信号からチャンバ空間の圧力変動を求め、衝突の判定を行う演算手段をもつことが好ましい。演算手段をもつことで、衝突の判定を行うことができるだけでなく、衝突時の圧力変動から衝突物の判定を行うことができる。そして、歩行者であると判定したときには、車両の外部にもうけられた歩行者保護手段に作動信号を発することができる。
本発明の衝突検知手段の異常検知方法は、演算手段をもつことが好ましい。この演算手段は、衝突検知手段の演算手段であっても、別体としてもうけられた演算手段であっても、いずれでもよい。本発明の異常検知方法において測定されたチャンバ空間の圧力と圧力しきい値との比較を行う演算手段は、衝突検知手段の演算手段であることがより好ましい。
(第二の異常検知方法)
本発明の第一の衝突検知手段の異常検知方法は、裏板と、チャンバ空間を区画するチャンバ部材と、圧力センサと、を有し、チャンバ空間内の圧力の変動から衝突を検知する衝突検知手段の異常を検知する方法であって、衝突前のチャンバ空間の圧力と衝突後に所定の時間が経過した状態でチャンバ空間の圧力を測定し、衝突により変動したチャンバ空間の圧力とあらかじめ設定された圧力しきい値とを比較して、変動した圧力が圧力しきい値以上であるときにチャンバ部材の異常と判定することを特徴とする。衝突により変化したチャンバ空間の圧力と圧力しきい値とを比較して衝突によるチャンバ空間の圧力変化量が圧力しきい値未満であると、大きな衝撃をもつ衝突を生じてチャンバ部材が変形しても、変形のストロークを確保でき、チャンバ空間の圧力が飽和しない。衝突により変化したチャンバ空間の圧力と圧力しきい値とを比較して、チャンバ空間の圧力変化量が圧力しきい値以上であるときには、大きな衝突を生じたときにチャンバ空間の圧力が飽和することとなり、衝突が検知できなくなくなる判断できる。具体的には、チャンバ部材の変形量はほぼ一定であり、チャンバ部材に変形が残留していると、衝突時にチャンバ部材が変形できる変形量が小さくなり、チャンバ空間の圧力が飽和することとなり、衝突が精度よく検知できなくなくなる。このことから、本発明の異常検知方法は、衝突検知手段の異常を検知する。
本発明の衝突検知手段は、チャンバ空間の圧力ではなく衝突の前後の圧力の変化量と圧力しきい値とを比較している。チャンバ空間の圧力は、チャンバ空間が配置された外部の温度により変化する。このため、チャンバ空間の圧力の変化量と圧力しきい値とを比較することで、外部の気温等の条件による誤差を排除することができ、より検知精度のすぐれた異常検知方法となっている。
所定の時間が経過したときは、前回の衝突から時間が経過してチャンバ空間の圧力が変動しなくなったときであることが好ましい。
衝突前のチャンバ空間の圧力は、前回の衝突から十分に時間が経過したときのチャンバ空間の圧力であることが好ましい。前回の時間から十分に時間が経過したことで、それ以前に(衝突により)チャンバ部材の形状に変化が生じていても、チャンバ部材の形状の変化が終了し、チャンバ空間の圧力が一定となっている。つまり、チャンバ空間の圧力が変動しなくなった状態を示す。具体的には、衝突が生じてチャンバ部材が変形を生じても、それ自身の弾性により、衝突前のチャンバ部材の形状に戻ったり、衝突時の衝撃による残留応力が残留した形状となる。そして、衝突検知手段に衝突物が衝突した後に、十分に時間が経過したときのチャンバ空間の圧力を圧力しきい値と比較して異常と判定されなければ、衝突検知手段のチャンバ部材が前回以前の衝突により生じた残留変形が生じていても衝突の検知に影響しない程度の変形であると判定でき、衝突の検知を行うことができる。
本発明の衝突検知手段の異常検知方法において、圧力しきい値は、チャンバ部材の形状や材質、車両への組付け位置など、検知すべき衝突が異なるため一概に決定できるものではない。
本発明の異常が検知される衝突検知手段は、裏板、チャンバ部材、圧力センサを備え、チャンバ空間の圧力の変化から衝突を検知する衝突検知手段であれば、その構成が特に限定されるものではなく、
本発明の異常が検知される衝突検知手段は、車両のサイドメンバに固定される裏板と、裏板より前方に配置され、密閉されたチャンバ空間を区画するチャンバ部材と、チャンバ空間の圧力を検出する圧力センサと、を有し、チャンバ空間の圧力の変動から衝突を検知する。つまり、本発明の衝突検知手段は、車両のサイドメンバが構成するバンパに取り付けられ、車両のバンパへの歩行者等の衝突を検知する。
裏板は、車両のサイドメンバに固定される部材であり、これにより衝突検知手段は車両のバンパに組み付けられ、車両のバンパへの衝突を検知できるようになる。裏板は、サイドメンバに固定されたバンパリインフォースメントやクラッシュボックスに固定する構成でもよいが、車両のサイドメンバに直接固定することがより好ましい。さらに好ましくは、裏板がバンパリインフォースメントよりなることである。裏板がバンパリインフォースメントであることで、裏板となる部材を新たに追加する必要がなくなり、コストの上昇を抑えられる。
チャンバ部材は、密閉されたチャンバ空間を区画する部材である。そして、チャンバ部材は、裏板より前方(車両の前方ではなく、衝突物が衝突する表面方向を示す)に配置される。チャンバ部材が裏板の前方に配置されることで、車両のバンパに組み付けられ、車両のバンパへの衝突を検知できるようになる。
衝突検知手段は、車両へ衝突物が衝突をしたときに、衝突物がチャンバ部材を押圧し、チャンバ空間内の圧力を変動(上昇)させる。そして、この衝突時のチャンバ空間の圧力変動を圧力センサで測定する。圧力センサの測定結果から衝突を検知する。
衝突検知手段は、車両のバンパに組み付けられる。通常、車両のバンパは、車両の外周面を形成する。つまり、本発明の衝突検知手段は、車両の外周面を形成するバンパカバーを有することが好ましい。
衝突検知手段がバンパカバーを有するとき、バンパカバーは、チャンバ部材の前方(車両の前方ではなく、衝突物が衝突する表面方向を示す)に位置していればよい。つまり、チャンバ部材の前方の表面とバンパカバーとは、間隔を隔てた状態で配置されていても、両者が当接した状態で配置されていても、いずれでもよい。ここで、チャンバ部材とバンパカバーとが間隔を隔てて配置されたときに、衝突物が衝突しない状態でのバンパカバーの変形を規制できることから、両者の間に充填部材を配置したことが好ましい。
衝突検知手段において、チャンバ部材は、軸方向が車両の幅方向にそって配置され、チャンバ部材の前方に、チャンバ部材よりも硬く形成された押圧部材が配置されたことが好ましい。この構成は、押圧部材が、上記の充填部材となる。押圧部材がチャンバ部材より硬質の材料よりなることで、衝突物が衝突したときに、少なくともチャンバ部材を押圧(チャンバ部材を変形するための応力)する前に押圧部材が衝突の衝撃を吸収することが抑えられる。つまり、衝突物が押圧部材を介してチャンバ部材を変形し、チャンバ空間の圧力を上昇する。押圧部材を構成する材質としては、例えば、樹脂構造物、発泡樹脂成形体などをあげることができる。
チャンバ部材は、裏板の表面上に配置され、裏板に背向した表面が車両の外周面にそって形成されたことが好ましい。このような構成となることで、バンパカバーと略一致する表面(バンパカバーにそった表面)をもつチャンバ部材となり、衝突物が衝突しない状態でのバンパカバーの変形を規制できる。
チャンバ部材の裏板に背向した表面が車両の外周面にそって形成されたときに、チャンバ部材と裏板の対向面は、間隔を隔てていても、両者が当接していてもいずれでもよい。チャンバ部材と裏板とが、間隔を隔てて配置されたときに、衝突物が衝突しない状態でのバンパカバーの変形を規制できることから、両者の間に充填部材を配置したことが好ましい。
裏板の表面上に、チャンバ部材よりも硬く形成された押圧部材が配置され、チャンバ部材が、軸方向が車両の外周面に沿って湾曲した状態で押圧部材の表面上に配置された、軸方向に垂直な断面での断面形状が一定の略柱状を有することが好ましい。
チャンバ部材は、その形状が特に限定されるものではない。たとえば、軸方向に垂直な断面における形状が一定となる形状であっても、断面形状が変化する形状であっても、いずれでもよい。また、チャンバ部材が略柱状を有するときに、軸方向は直線状にのびていても、湾曲して延びていても、いずれでもよい。
衝突検知手段は、組み付けられる車両のバンパへの衝突物の検知に効果を発揮するが、車両バンパへと歩行者の衝突を検知することが好ましい。
衝突検知手段は、圧力センサからの検出信号からチャンバ空間の圧力変動を求め、衝突の判定を行う演算手段をもつことが好ましい。演算手段をもつことで、衝突の判定を行うことができるだけでなく、衝突時の圧力変動から衝突物の判定を行うことができる。そして、歩行者であると判定したときには、車両の外部にもうけられた歩行者保護手段に作動信号を発することができる。
本発明の衝突検知手段の異常検知方法は、演算手段をもつことが好ましい。この演算手段は、衝突検知手段の演算手段であっても、別体としてもうけられた演算手段であっても、いずれでもよい。本発明の異常検知方法において測定されたチャンバ空間の圧力と圧力しきい値との比較を行う演算手段は、衝突検知手段の演算手段であることがより好ましい。
以下、実施例を用いて本発明を説明する。
まず、衝突検知手段を製造した。
(衝突検知手段)
本実施例の衝突検知手段は、バンパリインフォースメント1、チャンバ部材2、圧力センサ3および演算手段(図示せず)と、から構成される。本実施例の衝突検知手段の構成を図1〜2に示した。なお、図1は、本実施例の衝突検知手段の上面図であり、図2は図1のI−I線における断面を示した図である。
バンパリインフォースメント1は、表面が車両の前方に対向した略帯状の金属板である。バンパリインフォースメント1は、帯ののびる方向が車両の幅方向にそった状態で、一対のフロントサイドメンバFmに固定される。バンパリインフォースメント1が固定される車両のフロントサイドメンバFmは、車両のエンジンルームの前方に突出した一対の部材である。
チャンバ部材2は、内部にチャンバ空間20を区画した断面方形状の略柱状の部材である。そして、この柱状の軸方向がバンパリインフォースメント1ののびる方向にそった状態で、バンパリインフォースメント1の表面上に固定・配置された。
圧力センサ3は、チャンバ部材2のチャンバ空間20の圧力を測定するためのセンサであり、チャンバ部材2に組み付けられている。
演算手段は、圧力センサ3に接続され、圧力センサ3の検出信号からチャンバ空間20の圧力を算出するとともに、算出された圧力から衝突の判定を行う。演算手段は、あらかじめ車両に搭載された演算手段としてもよい。好ましくは、乗員保護装置や歩行者保護装置の演算手段である。
本実施例の衝突検知手段による衝突の検知について以下に説明する。
本実施例の衝突検知手段が組み付けられた車両のバンパは、図1に示したように、バンパカバー4がチャンバ部材2を被覆した状態で車両のバンパの外表面を形成している。
この車両のバンパに衝突物が衝突すると、衝突物が車両のバンパを押圧することとなる。衝突物は、車両のバンパのバンパカバー4を介してチャンバ部材2を押圧し、チャンバ部材2が変形する。
このチャンバ部材2の変形により、チャンバ空間20の内部の圧力が上昇し、圧力センサ3が圧力の変化を測定し、演算手段が圧力の変化を検出する。そして、演算手段は、圧力の変化(上昇)から車両に衝突物が衝突したと判定する。また、演算手段は、圧力の変化の度合い(変化割合)から衝突物が歩行者等の人体あるいはそれに類するものであるか、他の車両など硬い構造物であるかを判定することもできる。このとき、演算手段には、車両の速度データも入力されたことが好ましい。
(実施例1)
以下に、本実施例の衝突検知手段の第一の異常検知方法について説明をする。
まず、車両のバンパに衝突物が衝突する前のチャンバ空間20の圧力PAを測定する。圧力PAの測定は、衝突前であればいつでもよく、たとえば、車両のイグニッションがオンになったときや、車両のバンパに衝突物が衝突した後でありかつその衝突から十分に時間が経過してチャンバ部材2の形状の変化が終了したとき(チャンバ空間20内の圧力の変化が終了したとき)とすることができる。
そして、測定された圧力PAとあらかじめ設定された圧力しきい値PTHとを比較する。圧力PAが圧力しきい値PTHより小さいときには、衝突検知手段は異常がないと判定する。また、圧力PAが圧力しきい値PTHより大きいときには、衝突物が衝突してチャンバ空間20の圧力が変化したときに、チャンバ空間の圧力が飽和することとなる。つまり、衝突が精度よく検知できなくなくなるため、衝突検知手段が異常であると判定する。そして、衝突検知手段の異常を検知したときに、運転者などに報知することが好ましい。
本実施例の検知方法は、衝突前のチャンバ空間20の圧力PAと圧力しきい値PTHとを比較して衝突検知手段の異常を検知する検知方法である。つまり、過去にその車両のバンパに衝突物が衝突してチャンバ部材2が変形を生じてその形状の変化が残留していても、変形後(衝突から時間が経過してチャンバ部材2の形状が変化しなくなったとき)のチャンバ空間20の圧力(測定された圧力PAに相当)が圧力しきい値PTHより低ければ衝突の検知を行うことができる。
上記したように衝突判定手段の異常の検知を行うことで、本実施例の衝突検知手段は、衝突物が衝突したときに、高い精度で衝突物の検知を行うことができる。
(実施例2)
以下に、本実施例の衝突検知手段の第二の異常検知方法について説明をする。
まず、車両のバンパに衝突物が衝突する前のチャンバ空間20の圧力PCを測定する。圧力PCの測定は、衝突前であればいつでもよく、たとえば、車両のイグニッションがオンになったときから一定時間おきに測定し、最も新しい圧力値とすることができる。
そして、この車両のバンパに衝突物が衝突したとする。図4に示したように、通常の車両の衝突は、100ms程度の短時間でチャンバ空間20の圧力が変化する。
そして、衝突から100ms程度の時間が経過してチャンバ部材2の形状の変化が終了したとき(チャンバ空間20内の圧力の変化が終了したとき)にチャンバ部材2のチャンバ空間20の圧力PDを測定する。
そして、測定された衝突後の圧力PDと衝突前の圧力PCから、衝突による圧力の変化量PEを求める。圧力の変化量PEとあらかじめ設定された圧力しきい値PTHとを比較する。圧力PEが圧力しきい値PTHより小さいときには、衝突検知手段は異常がないと判定する。また、圧力PEが圧力しきい値PTHより大きいときには、衝突物が衝突してチャンバ空間20の圧力が変化したときに、チャンバ空間の圧力が飽和することとなる。つまり、衝突が精度よく検知できなくなくなるため、衝突検知手段が異常であると判定する。そして、衝突検知手段の異常を検知したときに、運転者などに報知することが好ましい。
本実施例の衝突検知手段の異常の検知方法は、衝突により生じるチャンバ空間20の圧力の変化量から異常を検知している。つまり、外部の気温等の条件によりチャンバ部材2のチャンバ空間20の圧力が変化するが、本実施例のように、圧力の変化量を求めることで、この外部からの要因によるチャンバ空間20の圧力の測定誤差が生じなくなる。このため、本実施例の衝突検知手段は、より高い精度で衝突検知手段の異常を検知できる。
上記したように衝突判定手段の異常の検知を行うことで、衝突検知手段は、衝突物が衝突したときに、高い精度で衝突物の検知を行うことができる。
実施例の衝突検知手段の構成を示した図である。 実施例の衝突検知手段の構成を示した断面図である。 衝突物が衝突した時のチャンバ空間の圧力変化の一例を示した図である。 衝突物が衝突した時のチャンバ空間の圧力変化を示した図である。 衝突物が衝突した時のチャンバ空間の圧力変化を示した図である。
符号の説明
1:バンパリインフォースメント
2:チャンバ部材 20:チャンバ空間
3:圧力センサ
4:バンパーカバー

Claims (5)

  1. 車両のサイドメンバに固定される裏板と、
    該裏板より前方に配置された密閉されたチャンバ空間を区画するチャンバ部材と、
    該チャンバ空間の圧力を検出する圧力センサと、
    を有し、該チャンバ空間内の圧力の変動から衝突を検知する衝突検知手段の異常を検知する方法であって、
    衝突前の該チャンバ空間の圧力を測定し、測定された圧力とあらかじめ設定された圧力しきい値とを比較して、測定された圧力が該圧力しきい値以上であるときに該チャンバ部材の異常と判定することを特徴とする衝突検知手段の異常検知方法。
  2. 前記衝突前のチャンバ空間の圧力は、前回の衝突から所定の時間が経過したときの該チャンバ空間の圧力である請求項1記載の衝突検知手段の異常検知方法。
    の異常検知方法。
  3. 前記所定の時間が経過したときは、前記前回の衝突から時間が経過して該チャンバ空間の圧力が変動しなくなったときである請求項2記載の衝突検知手段の異常検知方法。
  4. 車両のサイドメンバに固定される裏板と、
    該裏板より前方に配置された密閉されたチャンバ空間を区画するチャンバ部材と、
    該チャンバ空間の圧力を検出する圧力センサと、
    を有し、該チャンバ空間内の圧力の変動から衝突を検知する衝突検知手段の異常を検知する方法であって、
    衝突前の該チャンバ空間の圧力と衝突後に所定の時間が経過した状態で該チャンバ空間の圧力を測定し、衝突により変動した該チャンバ空間の圧力とあらかじめ設定された圧力しきい値とを比較して、変動した該圧力が該圧力しきい値以上であるときに該チャンバ部材の異常と判定することを特徴とする衝突検知手段の異常検知方法。
  5. 前記所定の時間は、前回の衝突から時間が経過して該チャンバ空間の圧力が変動しなくなったときである請求項4記載の衝突検知手段の異常検知方法。
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