JP4109169B2 - 口唇化粧料 - Google Patents

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本発明は、口唇化粧料に関し、特に、唇の荒れを予防・改善する口唇化粧料に関する。
口唇は、身体の他の皮膚組織とは異なって汗腺がなく、また水分の蒸散を押さえる角層も薄いことから、乾燥しやすく荒れやすいことが知られている。そして、この症状は、特に冬の乾燥した時期に悪化する傾向にある。唇が乾燥し荒れてくると、皮が剥ける、切れる、皮膚が肥厚し唇が硬くなる等の症状が発生し、更に唇の色自体がくすんだり、透明感が失われる等の症状として現われる。その結果、口紅のノリや、口紅の発色に悪影響を及ぼすことになり、美容上好ましくない。
このような唇の荒れを予防・改善するためには、唇の乾燥を防ぐことが必要であり、各種エキスなど有効成分や、グリセリンやムコ多糖類の保湿成分を配合する、または唇上に油膜を形成させて唇の水分蒸散を防ぐなどの試みがなされている。
例えば、特許文献1には、コウジ酸誘導体を用いて、唇の皮剥けや荒れを防止する口紅が記載されている。また、特許文献2には、表皮の水バリヤ機能を有するセラミド類を、炭化水素ワックス類と併用した色落ちし難い口紅が記載されている。一方、特許文献3には、セラミド類、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、半固形脂又は固体脂、液体油及び顔料を含む油性固型化粧料が開示されている。
しかし、保湿成分を配合する場合には、その効果が環境条件の影響を受けやすく、特に低湿度下では逆に唇の水分を吸い上げてしまい唇の乾燥を更に悪化させてしまうなどの問題があった。従って、単に保湿成分を配合する従来の方法では、唇上の水分の蒸散を防ぐには十分でなかった。
特開2000−16912号公報 特開平10−7527号公報 特開平9−169614号公報
本発明は、水分蒸散の防止効果が長時間持続し、唇の荒れを予防・改善する口唇化粧料を提供することにある。
皮膚と粘膜の両方の性質を持つ唇は、皮膚よりも水分が蒸散しやすい性質を有する。水分蒸散を防ぐため油剤を塗布して油膜を形成させること行なわれているが、唇に塗布した油剤は短時間で剥がれおちやすい。そこで、唇の荒れを予防改善するためには、油膜の水分蒸散抑制効果を高め、かつ唇への密着性を向上させることが重要であると考えられた。本発明者は、唇上での水分蒸散性を長時間抑制する効果が重要であることに着目し、(A)25℃で液状の高級アルコール、(B)植物由来スクワラン、及び(C)一般式(1)で表される擬似セラミドを組み合わせて用いると、水分蒸散を防止する効果が長時間持続し、唇の荒れを予防・改善する効果が向上することを見出した。
すなわち、本発明は、(A)25℃で液状の高級アルコール、(B)植物由来スクワラン、及び(C)一般式(1)で表される擬似型セラミドを含有し、(A)と(B)の総量が組成物中に5〜15質量%である口唇化粧料を提供するものである。
本発明の口唇化粧料は、水分蒸散の防止効果が長時間持続し、唇の荒れを予防・改善する。
本発明においては、(A)25℃で液状の高級アルコール及び(B)スクワランを選択して組み合わせ、更に保湿成分である(C)一般式(1)で表されるセラミド類を組み合わせて用いることにより、唇上に水分蒸散防止効果が長時間持続する油膜を形成した上で、保湿成分を効果的に機能させることができるため、持続性ある保湿効果が発揮され、唇の荒れを予防・改善することができると推定される。保湿成分であるセラミドとスクワランを併用すると水分蒸散が短期的に抑制されるが、更に液状の高級アルコールを併用すると水分蒸散防止効果の長時間の持続が可能となる。
本発明で用いる成分(A)の液状の高級アルコールは、25℃で液状のものが用いられ、直鎖状または分岐鎖状の、飽和または不飽和の炭素数6〜20のアルコールであることが好ましい。このようなアルコールは、一般に、付着性を高め、油性感を抑えてさっぱりとした感触を与える為に、感触調整剤として口紅に用いられる場合がある。成分(A)の液状の高級アルコールには、オクチルドデカノール、オレイルアルコール、ヘキシルアルコール、イソステアリルアルコール、ラウリルアルコール等が含まれる。このうち特に、口唇化粧料に配合した時の感触の良さの点から、2−オクチルドデカノールを使用することが好ましい。
成分(A)は、全組成中に0.5〜30質量%、更に1〜15質量%、特に1〜5質量%含有することが、水分蒸散抑制の持続性及び使用感の点から好ましい。
成分(B)のスクワランは、スクワレンを水素添加して得られるものであり、25℃で液状の炭化水素油である。本発明では、植物由来のスクワラン、特にオリーブオイルから抽出したスクワランが、使用感、特に炭化水素油由来の刺激性が少ない点から好ましい。
成分(B)は、全組成中に0.5〜30質量%、更に1〜20質量%、特に1〜10質量%含有することが、水分蒸散抑制の持続性及び使用感の点から好ましい。
成分(A)と成分(B)の総量は、全組成中に1〜50質量%、更に3〜30質量%、特に5〜15質量%含有することが、水分蒸散抑制の持続性及び使用感の点から好ましい。
また、成分(A):成分(B)(質量比)は、1:5〜3:2であることが、水分蒸散抑制効果の高さの点から好ましい。
成分(C)は、下記一般式(1)で表されるセラミド類である。
Figure 0004109169
式中、R1は、ヒドロキシル基、カルボニル基若しくはアミノ基が置換していてもよい、炭素数4〜30の、好ましくはヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数7〜22の、直鎖状、分岐鎖状若しくは環状の飽和若しくは不飽和の炭化水素基又は水素原子である。
Zはメチレン基、メチン基又は酸素原子のいずれかを示す。
2、X3及びX4は、各々独立して水素原子、ヒドロキシル基又はアセトキシ基を示す。特にX2、X3、及びX4のうち0〜1個がヒドロキシル基で、残余が水素原子であるのが好ましい。Zがメチン基のときは、X2とX3のいずれか一方のみが水素原子であり、他方は存在しない。また、X1は水素原子、アセチル基又はグリセリル基を示すか、隣接する酸素原子と一緒になってオキソ基を形成する。中でも、X1は水素原子かグリセリル基であるのが好ましい。X1がオキソ基を形成するときは、X4は存在しない。
2及びR3は、各々独立して水素原子、ヒドロキシル基、ヒドロキシメチル基又はアセトキシメチル基を示し、好ましいR2は水素原子又はヒドロキシメチル基であり、好ましいR3は水素原子である。
4は、ヒドロキシル基、カルボキシ基又はアミノ基が置換していてもよい、主鎖にエーテル結合、エステル結合又はアミド結合を有していてもよい炭素数5〜60の直鎖状、分岐鎖状又は環状の飽和又は不飽和の炭化水素基を示す。好ましくは、ヒドロキシル基又はアミノ基が置換していてもよい炭素数5〜35の直鎖状、分岐鎖状又は環状の飽和又は不飽和の炭化水素基、又は該炭化水素基のω位に、ヒドロキシル基が置換してもよい炭素数8〜22の直鎖状、分岐鎖状又は環状の飽和又は不飽和の脂肪酸がエステル結合又はアミド結合したものが挙げられる。結合する脂肪酸としては、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸又はリノール酸が好ましい。
5は、水素原子を示すか、ヒドロキシル基、ヒドロキシアルコキシ基、アルコキシ基及びアセトキシ基から選ばれる置換基を有していてもよい総炭素数1〜30の直鎖状又は分岐鎖状の飽和又は不飽和の炭化水素基である。R1が水素原子、Zが酸素原子のときR5は総炭素数10〜30の炭化水素基である。また、R1が炭化水素基のときR5は総炭素数1〜8の炭化水素基である。特に、水素原子あるいは、ヒドロキシル基及びヒドロキシアルコキシ基、アルコキシ基から選ばれる1〜3個が置換していてもよい総炭素数1〜8の炭化水素基が好ましい。ここで、ヒドロキシアルコキシ基及びアルコキシ基としては炭素数1〜7のものが好ましい。なお、一般式(1)における破線部は不飽和結合であってもよいことを示す。
一般式(1)で表わされるセラミド類は、天然又は天然型セラミド類と擬似型セラミド類に大別される。
天然型セラミドの具体的な例示として、スフィンゴシン、ジヒドロスフィンゴシン、フィトスフィンゴシン又はスフィンガジエニンがアミド化されたセラミドType1〜7(例えば、J. Lipid Res., 24:759(1983)の図2、及びJ. Lipid. Res.,35:2069(1994)の図4記載のブタ及びヒトのセラミド類)が挙げられる。更にこれらのN−アルキル体(例えばN−メチル体)も含まれる。
これらのセラミドは天然型(D(−)体)の光学活性体を用いても、非天然型(L(+)体)の光学活性体を用いても、更に天然型と非天然型の混合物を用いてもよい。上記化合物の相対立体配置は、天然型の立体配置のものでも、それ以外の非天然型の立体配置のものでも良く、また、これらの混合物によるものでもよい。特にCERAMIDE1、CERAMIDE2、CERAMIDE3、CERAMIDE5、CERAMIDE6IIの化合物(以上、INCI、8th Edition)、及び次式(A)〜(G)で表わされるものが好ましい。
Figure 0004109169
これらは天然からの抽出物及び合成物のいずれでもよく、市販のものを用いることができる。
このような天然型セラミドの市販のものとしては、Ceramide I(式(H))、Ceramide III(式(I))、Ceramide IIIA(式(J))、Ceramide IIIB(式(K))、Ceramide IIIC、Ceramide VI(式(L))(以上、コスモファーム社)、Ceramide TIC-001(高砂香料社)、CERAMIDE II(Quest International社)、DS-Ceramide VI(式(M))、DS-CLA-Phytoceramide(式(N))、C6-Phytoceramide(式(O))、DS-ceramide Y3S(DOOSAN社)、CERAMIDE2(セダーマ社)が挙げられる。
Figure 0004109169
擬似型セラミドとしては、R4は、R1が水素原子の場合は、ヒドロキシル基、ヒドロキシアルコキシ基、アルコキシ基又はアセトキシ基が置換していてもよい総炭素数10〜30の、好ましくは総炭素数12〜20のアルキル基であり、R1がヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数10〜22の直鎖状、分岐鎖状又は環状の飽和又は不飽和の炭化水素基である場合には、水素原子を示すか、ヒドロキシル基、ヒドロキシアルコキシ基、アルコキシ基又はアセトキシ基が置換していてもよい総炭素数1〜8のアルキル基を示すものが好ましい。R5のヒドロキシアルコキシ基又はアルコキシ基としては炭素数1〜7のものが好ましい。
特に一般式(1)のR1がヘキサデシル基、X1が水素原子、R4がペンタデシル基、R5がヒドロキシエチル基のもの;R1がヘキサデシル基、X1が水素原子、R4がノニル基、R5がヒドロキシエチル基のもの;又はR1がヘキサデシル基、X1がグリセリル基、R4がトリデシル基、R5が3−メトキシプロピル基の擬似型セラミド類が好ましく、中でも特に、R1がヘキサデシル基、X1が水素原子、R4がペンタデシル基、R5がヒドロキシエチル基のものが好ましい。R1がヘキサデシル基、X1が水素原子、R4がペンタデシル基、R5がヒドロキシエチル基のものの例示を下記式(P)に、R1がヘキサデシル基、X1が水素原子、R4がノニル基、R5がヒドロキシエチル基のものの例示を下記式(Q)に示す。
Figure 0004109169
また、成分(C)としては、下記式(R)、式(S)で表されるセラミド類を用いても良い。
Figure 0004109169
成分(C)は、全組成中に0.01〜10質量%、特に1〜5質量%含有することが、水分蒸散抑制の持続性及び使用感の点から好ましい。
本発明には、上記以外の油性成分として、25℃で固体又は半固体の炭化水素、脂肪酸エステル、トリグリセライド、脂肪酸及びこれらの誘導体を含むことができる。
具体的には、固体パラフィン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、低分子ポリエチレン、低分子ポリオレフィン、ワセリン等の炭化水素系ワックス類;ラノリン、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス等の天然ワックス類;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸等の長鎖脂肪酸;ラノリン脂肪酸、硬化ヒマシ油、12−ヒドロキシステアリン酸、ショ糖脂肪酸エステル、デキストリン脂肪酸エステル等の合成ならびに改質ワックス;さらにジアルキルリン酸アルミニウム、ジステアリン酸アルミニウム等のアルキルリン酸塩が挙げられる。
また、成分(A)及び(B)以外に、25℃で液体の油性成分を含むことができる。これらには、例えば、流動パラフィン,重質流動イソパラフィンなどの炭化水素系オイル,リンゴ酸ジイソステアリル、イソノナン酸イソトリデシル、ジミリスチン酸グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、ミリスチン酸・イソステアリン酸グリセリル,ジカプリン酸ネオペンチルグリコール,ひまし油,マカデミアンナッツオイル,ホホバ油,等のエステルやトリグリセライド類,ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジメチルシクロポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等のシリコーン油等が含まれる。
さらに、ポリオキシアルキレン変性シリコーンオイル及びアルキルグリセリルエーテル変性シリコーンオイル、さらに一般式(2)で表されるフッ素油等を含むことができる。
Figure 0004109169
(式中、R6、R8、R9及びR10は、同一又は異なって、フッ素原子、パーフルオロアルキル基又はパーフルオロアルキルオキシ基を示し、R7はフッ素原子又はパーフルオロアルキル基を示し、a、b及びcは分子量が500〜100,000となる0以上の数を示す。ただし、a=b=c=0となることはない。ここで、カッコ内に示される各パーフルオロアルキレンオキシ基はこの順で並んでいる必要はなく、またランダム重合でもブロック重合でも構わない。)
また、本発明の口唇化粧料には、着色顔料、染料、体質顔料、界面活性剤、酸化防止剤、香料、色素、炭素数1〜4の低級アルコール、防汚剤、紫外線吸収剤、セラミド以外の保湿剤等を適宜含有させることができる。
本発明の口唇化粧料は、例えば、ロールミルを用いて全成分均一に成るまで混合し、これを加熱溶解状態で金型に流し込み、冷却固化することにより製造できる。
本発明の口唇化粧料としては、例えば、口紅、リップクリーム、リップグロス、口紅用下地、口紅オーバーコートなどが挙げられるが、唇に使用する化粧料であれば、特にこれらに限定されるものではない。
(評価方法)
<水分蒸散量測定>
ガラス製試薬瓶(開口部1.5cmφ)に水10ccを入れ、口紅を25μmの厚みになるようにろ紙(東洋濾紙社 メンブランフィルター;細孔径0.2μm)の片面に塗布し、これで開口部を覆う。これを30℃、30%RHの条件に12時間静置したときの試薬瓶の重量減少(水分蒸散量)を測定する。口紅を塗布していないろ紙で覆った場合の重量減少との比較をし、以下の式で水分蒸散抑制率を求めた。
水分蒸散抑制率(%)=(1-〔口紅を塗布した際の水分蒸散量/口紅を塗布しない場合の水分蒸散料〕)×100
[評価基準]
◎:水分蒸散抑制率が60%以上
○:水分蒸散抑制率が45%以上60%未満
△:水分蒸散抑制率が30%以上45%未満
×:水分蒸散抑制率が30%未満
<唇上での水分蒸散量(TEWL)測定>
唇に口紅を厚み10μmになるように塗布し、水晶湿度センサーを用いた微細水分量測定装置(遠藤ら,表面技術,52 708〜712(2001))を用いて、唇から蒸散する水分量を30℃、30%RHの条件で直接測定する。何も塗布していない唇の水分量と比較し,以下の式で水分蒸散抑制率を求めた。
水分蒸散抑制率(%)=(1-〔口紅を塗布した際の水分蒸散量/口紅を塗布しない場合の水分蒸散料〕)×100
[評価基準]
◎:水分蒸散抑制率が60%以上
○:水分蒸散抑制率が45%以上60%未満
△:水分蒸散抑制率が30%以上45%未満
×:水分蒸散抑制率が30%未満
(実施例1〜3、比較例1〜5)
表1に示す組成の口紅を製造し、上記水分蒸散量測定、及び唇上での水分蒸散量(TEWL)測定(口紅塗布直後、及び塗布2時間後)により評価した。結果を表1に併せて示す。
(製法)
成分(1)〜(15)をロールミルで混合し、90℃で加熱する。ホモミキサーで攪拌し、顔料や粉体が均一に分散されたことを確認した後、脱泡し、これを金型に流し込み、室温まで冷却して、口紅を得た。
Figure 0004109169
成分(A)〜(C)の全てを含有し、(A)と(B)の総量が組成物中に1〜50質量%である実施例1〜3は、水分蒸散の防止効果が長時間持続することが明らかになった。

Claims (1)

  1. (A)25℃で液状の高級アルコール、(B)植物由来スクワラン、及び(C)一般式(1)で表される擬似型セラミドを含有し、(A)と(B)の総量が組成物中に5〜15質量%である口唇化粧料。
    Figure 0004109169
    (式中、Zはメチレン基、メチン基又は酸素原子を示し;X2、X3及びX4は各々独立して水素原子、ヒドロキシル基又はアセトキシ基を示し(但し、Zがメチン基のとき、X2とX3のいずれか一方が水素原子であり、他方は存在しない。);R2及びR3は各々独立して水素原子、ヒドロキシル基、ヒドロキシメチル基又はアセトキシメチル基を示し; 1 、X 1 、R 4 及びR 5 が以下(a)〜(c):(a)R 1 がヘキサデシル基、X 1 が水素原子、R 4 がペンタデシル基、R 5 がヒドロキシエチル基、(b):R 1 がヘキサデシル基、X 1 が水素原子、R 4 がノニル基、R 5 がヒドロキシエチル基、(c):R 1 がヘキサデシル基、X 1 がグリセリル基、R 4 がトリデシル基、R 5 が3−メトキシプロピル基、の組み合わせのいずれかであり;破線部は不飽和結合であってもよいことを示す。)
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