JP2009012588A - パワーシートトラック - Google Patents

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    • B60N2/0224Non-manual adjustments, e.g. with electrical operation
    • B60N2/02246Electric motors therefor

Abstract

【課題】低コストのパワーシートトラックを提供することを課題とする。
【解決手段】アッパレール103は、第1側部103aと、第1側部103aと対向する第2側部103bと、第1側部103aの上部,第2側部103bの上部を橋絡する天部103cとを有し、スクリューシャフト111には、軸方向の移動が禁止され、アッパレール103の前端面、後端面のうちの少なくとも一方の端面の第1側部103a、第2側部103b、天部103cが当接可能な当接手段を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、フロア側に設けられるロアレールと、シート側に設けられ、前記ロアレールに移動可能に係合するアッパレールと、該アッパレールに設けられたモータと、前記アッパレールに設けられ、前記モータからの入力を変換して出力するギヤボックスと、前記ロアレールに設けられるナット部材と、一端部側が前記ギヤボックスの出力側に取り付けられ、中間部が前記ナット部材に螺合するスクリューシャフトと、を有し、前記スクリューシャフトの回転により前記アッパレールが前記ロアレールに沿って移動するパワーシートトラックに関する。
最初に、従来のパワーシートトラックの分解斜視図である図6を用いて説明する。
図において、車両のアウタ側、インナ側に設けられるシートトラック1、1’は、フロア側に設けられるロアレール3、3’と、シート側に設けられ、ロアレール3、3’に移動可能に係合するアッパレール5、5’とからなっている。
各アッパレール5、5’の前部には、ギヤボックス7、7’が設けられる。このギヤボックス7、7’の内部には、モータの出力軸に接続されるウォーム(入力側)と、ウォームに螺合するウォームホイール(出力側)とからなる減速歯車機構が設けられている。各ギヤボックス7、7’間には、モータ9が配置されている。このモータ9の一方の出力軸9aはギヤボックス7の入力側に接続され、モータ9の他方の出力軸9bはギヤボックス7’の入力側に接続されている。
アッパレール5、5’の内部には、アッパレール5、5’の長手方向に沿ってスクリューシャフト11、11’が配置されている。このスクリューシャフト11、11’の一端側は、ギヤボックス7、7’の出力側に手取り付けられている。またロアレール3、3’には、スクリューシャフト11、11が螺合するナット部材13、13’が設けられている。
ここで、上記構成の作動を説明する。
モータ9が駆動されると、出力軸9a、9bが回転する。この駆動軸9a、9bの回転は、ギヤボックス7、7’に伝達され、ここで減速され、スクリューシャフト11、11’が回転する。
スクリューシャフト11、11’には、フロア側のロアレール3、3’に取り付けられたナット部材13、13’が螺合しているので、スクリューシャフト11、11’が設けられ、ロアレール3、3’に移動可能に係合しているアッパレール5、5’が移動し、シートの移動が行われる。
一般に、このような構成のパワーシートトラックでは、シートに作用する荷重は、アッパレール→ギヤボックス→スクリューシャフト→ナット部材→ロアレールを介してフロアへ伝達される。ギヤボックスにも荷重が作用するので、ギヤボックス及びギヤボックスをアッパレールに固定する部材には強度が要求される。よって、コストがアップし、重量も重くなる問題がある。
そこで、ギヤボックスに荷重が伝達されない構造が提案されている。図6に示すように、スクリューシャフト11、11’には、円板状のフランジ21、21’を溶接等の手法で固定している。一方、アッパレール5、5’の中間部には、図6、図7に示すように、フランジ21、21’に当接可能な荷重受けプレート23、23’が設けられている。
このような構成とすることで、シートに作用する荷重は、アッパレール5、5’→荷重受けプレート23、23’→フランジ21、21’→スクリューシャフト11、11’→ナット部材13、13’→ロアレール3、3’を介してフロアへ伝達され、ギヤボックス7、7’に荷重が伝達されるのを防止できる(例えば、特許文献1参照)。
又、アッパレールを塑性加工し、アッパレールの壁面にナット部材に当接可能な凸部を形成することもなされている。
特開2001−239861号公報(図1−図2)
しかし、上述したパワーシートトラック1、1’の荷重受けプレート23、23’のアッパレール5、5’への取り付けは、図7に示すように、アッパレール5、5’の側部、天部に穴5a、5a’を開け、荷重受けプレート23、23’に前記穴5a、5a’に係合する凸部23a、23a’を形成している。
このような構成では、荷重受けプレート23、23’が必要である。しかも、アッパレール5、5’と、荷重受けプレート23、23’との接触面積が狭く、荷重受けプレート23、23’の凸部23a、23a’には大きな荷重が作用するので、荷重受けプレート23、23’は、高強度のものが必要となる。
更に、アッパレール5、5’に穴5a、5a’を設けることにより、アッパレール5,5の強度が低下するので、アッパレール5、5’も高強度のものが必要である。
よって、コストが高くなる問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、低コストのパワーシートトラックを提供することにある。
請求項1に係る発明は、フロア側に設けられるロアレールと、シート側に設けられ、前記ロアレールに移動可能に係合するアッパレールと、該アッパレールに設けられたモータと、前記アッパレールに設けられ、前記モータからの入力を変換して出力するギヤボックスと、前記ロアレールに設けられるナット部材と、一端部側が前記ギヤボックスの出力側に取り付けられ、中間部が前記ナット部材に螺合するスクリューシャフトと、を有し、前記スクリューシャフトの回転により前記アッパレールが前記ロアレールに沿って移動するパワーシートトラックにおいて、前記アッパレールは、第1側部と、該第1側部と対向する第2側部と、前記第1側部の上部,第2側部の上部を橋絡する天部とを有し、前記スクリューシャフトには、軸方向の移動が禁止され、前記アッパレールの前端面、後端面のうちの少なくとも一方の端面の第1側部、第2側部、天部が当接可能な当接手段を設けたことを特徴とするパワーシートトラックである。
モータが駆動されると、モータの駆動力はギヤボックスで変換され、スクリューシャフトが回転駆動される。スクリューシャフトには、フロア側のロアレールに取り付けられたナット部材が螺合しているので、スクリューシャフトが設けられ、ロアレールに移動可能に係合しているアッパレールが移動し、シートの移動が行われる。
シートに荷重が作用すると、その荷重は、アッパレール→当接手段→スクリューシャフト→ナット部材→ロアレールを介してフロアへ伝達される。
請求項2に係る発明は、前記当接手段が当接する前記アッパレールの端面側の前記スクリューシャフトの端部には、おねじが形成され、前記当接手段は、前記おねじに螺合するナットであることを特徴とする請求項1記載のパワーシートトラックである。
請求項3に係る発明は、前記アッパレールに、前記アッパレールの第1側部の外面と間隔を介して対向する第1側部対向部、前記アッパレールの第2側部の外面と間隔を介して対向する第2側部対向部を有するストッパ部とが形成されたブラケットを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のパワーシートトラックである。
請求項4に係る発明は、前記ブラケットに、前記アッパレールの端面を覆い、前記スクリューシャフトが挿通する穴を有し、前記アッパレールの端面の第1側部、第2側部、天部の全域に当接する荷重受け部を形成し、前記当接手段は、前記荷重受け部を介して前記アッパレールの端面の第1側部、第2側部、天部に当接することを特徴とする請求項3記載のパワーシートトラックである。
請求項5に係る発明は、前記ブラケットに、前記モータが取り付けられるモータ取付部を形成したことを特徴とする請求項3又は4記載のパワーシートトラックである。
請求項6に係る発明は、フロア側に設けられるロアレールと、シート側に設けられ、前記ロアレールに移動可能に係合するアッパレールと、該アッパレールに設けられたモータと、前記アッパレールに設けられ、前記モータからの入力を変換して出力するギヤボックスと、前記ロアレールに設けられるナット部材と、一端部側が前記ギヤボックスの出力側に取り付けられ、中間部が前記ナット部材に螺合するスクリューシャフトと、を有し、前記スクリューシャフトの回転により前記アッパレールが前記ロアレールに沿って移動するパワーシートトラックにおいて、前記アッパレールは、第1側部と、該第1側部と対向する第2側部と、前記第1側部の上部,第2側部の上部を橋絡する天部とを有し、前記スクリューシャフトは、前記アッパレールの第1の側部、天部、第2の側部で囲まれた空間内に配置され、前記アッパレールの前端面、後端面のうちの少なくとも一方の端面を覆い、前記スクリューシャフトが挿通する穴を有し、一方の面側は前記アッパレールの端面の第1側部、第2側部、天部の全域に当接する荷重受け部が形成されたブラケットを前記アッパレールに設け、前記スクリューシャフトには、軸方向の移動が禁止され、前記ブラケットの前記荷重受け部の他方の面側に当接可能な当接手段を設けたことを特徴とするパワーシートトラックである。
モータが駆動されると、モータの駆動力はギヤボックスで変換され、スクリューシャフトが回転駆動される。スクリューシャフトには、フロア側のロアレールに取り付けられたナット部材が螺合しているので、スクリューシャフトが設けられ、ロアレールに移動可能に係合しているアッパレールが移動し、シートの移動が行われる。
シートに荷重が作用すると、その荷重は、アッパレール→荷重受け部→当接手段→スクリューシャフト→ナット部材→ロアレールを介してフロアへ伝達される。
請求項7に係る発明は、前記ブラケットに、前記アッパレールの第1側部の外面と間隔を介して対向する第1側部対向部、前記アッパレールの第2側部の外面と間隔を介して対向する第2側部対向部を有するストッパ部が形成されたことを特徴とする請求項6記載のパワーシートトラックである。
請求項1−5に係る発明によれば、前記アッパレールは、第1側部と、該第1側部と対向する第2側部と、前記第1側部の上部,第2側部の上部を橋絡する天部とを有し、前記スクリューシャフトには、軸方向の移動が禁止され、前記アッパレールの前端面、後端面のうちの少なくとも一方の端面の第1側部、第2側部、天部が当接可能な当接手段を設けたことにより、即ち、アッパレールの端面を当接部材に当てることにより、アッパレールの内部に荷重受けプレートを設けたり、アッパレールの壁面に凸部を形成したりしなくてよい。又、アッパレールには、穴を開ける加工も不要である。よって、低コストである。
請求項2に係る発明によれば、前記当接手段が当接する前記アッパレールの端面側の前記スクリューシャフトの端部には、おねじが形成され、前記当接手段は、前記おねじに螺合するナットであることにより、当接手段の組付が簡単となる。
請求項3に係る発明によれば、前記アッパレールに、前記アッパレールの第1側部の外面と間隔を介して対向する第1側部対向部、前記アッパレールの第2側部の外面と間隔を介して対向する第2側部対向部を有するストッパ部とが形成されたブラケットを設けたことにより、アッパレールの端面がナットに当接し、ナットがアッパレールの第1側部、天部、第2側部で囲まれた空間内に入り込み、アッパレールの第1側部、第2側部が前記アッパレールの幅方向に広がろうとしても、アッパレールの第1側部、第2側部がブラケットのストッパ部の第1側部対向部、第2側部対向部に当接し、それ以上の広がりを禁止することができる。
請求項4に係る発明によれば、前記ブラケットに、前記アッパレールの端面を覆い、前記スクリューシャフトが挿通する穴を有し、前記アッパレールの端面の第1側部、第2側部、天部の全域に当接する荷重受け部を形成し、前記当接手段は、前記荷重受け部を介して前記アッパレールの端面の第1側部、第2側部、天部に当接することにより、シートに作用した荷重は、アッパレールの端面の全域からブラケットの荷重受け部を介して当接手段に伝達される。よって、高強度のアッパレールが不要となる。
請求項5に係る発明によれば、1つのブラケットにモータ取り付け部と、ストッパ部及び/又は荷重受け部とを形成することにより、組付けが簡単となる。
請求項6−7に係る発明によれば、前記アッパレールは、第1側部と、該第1側部と対向する第2側部と、前記第1側部の上部,第2側部の上部を橋絡する天部とを有し、前記スクリューシャフトは、前記アッパレールの第1の側部、天部、第2の側部で囲まれた空間内に配置され、前記アッパレールの前端面、後端面のうちの少なくとも一方の端面を覆い、前記スクリューシャフトが挿通する穴を有し、一方の面側は前記アッパレールの端面の第1側部、第2側部、天部に当接する荷重受け部が形成されたブラケットを前記アッパレールに設け、前記スクリューシャフトには、軸方向の移動が禁止され、前記ブラケットの前記荷重受け部の他方の面側に当接可能な当接手段を設けたことにより、アッパレールの内部に荷重受けプレートを設けたり、アッパレールの壁面に凸部を形成したりしなくてよい。又、アッパレールには、穴を開ける加工も不要である。よって、低コストである。
請求項7に係る発明によれば、前記ブラケットに、前記アッパレールの第1側部の外面と間隔を介して対向する第1側部対向部、前記アッパレールの第2側部の外面と間隔を介して対向する第2側部対向部を有するストッパ部が形成されたことにより、ブラケットの荷重受け部が当接手段に当接し、荷重受け手段がアッパレールの第1側部、天部、第2側部で囲まれた空間内に入り込み、アッパレールの第1側部、第2側部が前記アッパレールの幅方向に広がろうとしても、アッパレールの第1側部、第2側部がブラケットのストッパ部の第1側部対向部、第2側部対向部に当接し、それ以上の広がりを禁止することができる。
最初に、図3−図4を用いて、実施の形態例のパワーシートトラックの全体構成を説明する。図3は実施の形態例のパワーシートトラックの分解斜視図、図4は形態例のパワーシートトラックのギヤボックスのアッパレールへの取付を説明する分解斜視図である。
図3のアッパレールの前部を示す図である。
図3において、101はフロア側に設けられるロアレールである。一方、103は、ブラケット105を用いて図示しないシートが取りつけられたアッパレールである。
図4に示すように、アッパレール103は、第1側部103aと、該第1側部103aと対向する第2側部103bと、前記第1側部103aの上部,第2側部103bの上部を橋絡する天部103cとを有している。又、アッパレール103の第1側部103a、第2側部103bの下端には、上方に折り曲げられたローラ支持部103f、103gが形成されている。
そして、アッパレール103は、ローラ支持部103f、1903g上を転動可能なローラ104を介して、ロアレール101に移動可能に係合している。尚、106は、ローラ104を保持するリテーナ106である。
図3に示すように、アッパレール103には、ブラケット102を用いてモータ107が取り付けられている。109はモータ107からの入力を変換して出力するギヤボックス109である。このギヤボックス109の内部には、モータの出力軸に接続されるウォーム(入力側)と、ウォームに螺合するウォームホイール(出力側)とからなる減速歯車機構が設けられている。このギヤボックス109は、アッパレール103の天部103cに形成された開口103eに挿入されている。
そして、開口103eに挿入されるギヤボックス109には、スクリューシャフト111と直交する方向の貫通穴109aが形成され、アッパレール103の第1側部103aの開口103e縁部には、上方に延び、第1穴121aが形成された第1切り起こし部121が設けられ、アッパレール103の第2側部103bの開口103e縁部には、上方に延び、第1穴121aと対向する第2穴123aが形成された第2切り起こし部123が形成されている。
そして、ピン125が、第1切り起こし部121の第1穴121a、ギヤボックス109の貫通穴109a、第2切り起こし部123の第2の穴123aを通ることにより、ギヤボックス109はアッパレール103に取り付けられている。
ロアレール101の内部には、ロアレール101の長手方向に沿ってスクリューシャフト111が配置され、このスクリューシャフト111の中間部はギヤボックス109のウォームホールに接続されている。
一方、ロアレール101の底部101aには、ボルト113を用いてナット部材115が取り付けられている。このナット部材115はスクリューシャフト111に螺合している。
よって、モータ107が回転駆動されると、モータ107の回転はギヤボックス109で減速され、スクリューシャフト111が回転する。スクリューシャフト111に螺合しているナット部材115はロアレール101にボルト113で取り付けられているので、回転できず、また、スクリューシャフト111の軸方向にも移動できないので、スクリューシャフト111が設けられたアッパレール103がロアレール101に沿って移動することとなる。
次に、図1−図2を用いて、ブラケット102を説明する。図1はパワーシートトラックの前部を示す斜視図、図2は図1の状態からロアレール、モータを取り除いた斜視図である。
尚、本形態例では、図1、図3に示すように、アッパレール103の前部のローラ支持部103f、103gは切りかかれている。
本形態例のブラケット102は、図1−図3に示すように、以下の部分よりなっている。
(1)ギヤボックス109に取り付けられる基部102a。
(2)基部102aからアッパレール103の側方に延出し、モータ107が取り付けられるモータ取付部102b。
(3)基部102aの前部から下方へ折曲し、一方の面がアッパレール103の端面の第1側部103a、第2側部103b、天部103cの全域に当接する荷重受け部102c。
この荷重受け部102cには、スクリューシャフト111が挿通する穴102dが形成されている。挿通したスクリューシャフト111の前端部にはおねじが形成され、当接手段としてのナット108が螺合している。そして、荷重受け部102cの他方の面はナット108の端面の全域に当接可能となっている。
(4)荷重受け部102cの下部から延出し、アッパレール103の前部のローラ支持部103f、103gが切りかかれた箇所で、アッパレール103の前部の第1側部103aの外面と間隔を介して対向する第1側部対向部102e、アッパレール103の第2側部103bの外面と間隔を介して対向する第2側部対向部102fを有するストッパ部102g。
よって、シートに荷重が作用すると、その荷重は、アッパレール103の前部端面→ブラケット102の荷重受け部102c→ナット(当接手段)108→スクリューシャフト111→ナット部材115→ロアレール101を介してフロアへ伝達される。
このような構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)アッパレール103の端面をブラケット102の荷重受け部102cを介して当接部材であるナット108に当てることにより、アッパレール103に荷重受けプレートを設けたり、アッパレール103の壁面に凸部を形成したりしなくてよい。又、アッパレール103には、穴を開ける加工も不要である。よって、低コストである。
(2)当接手段がスクリューシャフト111に形成されたおねじに螺合するナット108であることにより、当接手段の組付が簡単となる。
(3)アッパレール103に、ストッパ部102gが形成されたブラケット102を設けたことにより、アッパレール103の端面がナット108に当接し、ナット108が荷重受け部102cを介してアッパレール103の第1側部103a、天部103c、第2側部103bで囲まれた空間内に入り込み、アッパレール103の第1側部103a、第2側部103bがアッパレール103の幅方向に広がろうとしても、アッパレール103の第1側部103a、第2側部103bがブラケット102のストッパ部102gの第1側部対向部102e、第2側部対向部102fに当接し、それ以上の広がりを禁止することができる。
(4)ブラケット102に、荷重受け部102cを形成したことにより、シートに作用した荷重は、アッパレール103の端面の全域がブラケット102の荷重受け部102cを介して、ナット108の端面の全域に伝達される。よって、高強度のアッパレール103、ナット108が不要となる。
(5)1つのブラケット102にモータ取付部102bと、ストッパ部102gと、荷重受け部102cとを形成することにより、組付けが簡単となる。
尚、本発明は、上記形態例に限定するものではない。ブラケット102の荷重受け部102cやストッパ部102gはなくてもよい。ブラケット102の荷重受け部102cがない場合、図5に示すように、ナット108の径は、アッパレール103の第1側部103a、天部103c、第2側部103bが当接可能な径とすればよい。
更に、上記形態例では、アッパレールの前端面で説明を行ったが、後端面でも適用できる。又、前端面、後端面の両方にもて起用できる。
形態例のパワーシートトラックの前部を示す斜視図である。 図1の状態からロアレール、モータを取り除いた斜視図である。 形態例のパワーシートトラックの分解斜視図である。 形態例のパワーシートトラックのギヤボックスのアッパレールへの取付を説明する分解斜視図である。 他の形態例を説明する図である。 従来のパワーシートトラックの外観を示す図である。 図6の荷重受けプレートの取り付けを説明する図である。
符号の説明
103 アッパレール
103a 第1側部
103b 第2側部
103c 天部
109 ギヤボックス
111 スクリューシャフト

Claims (7)

  1. フロア側に設けられるロアレールと、
    シート側に設けられ、前記ロアレールに移動可能に係合するアッパレールと、
    該アッパレールに設けられたモータと、
    前記アッパレールに設けられ、前記モータからの入力を変換して出力するギヤボックスと、
    前記ロアレールに設けられるナット部材と、
    一端部側が前記ギヤボックスの出力側に取り付けられ、中間部が前記ナット部材に螺合するスクリューシャフトと、を有し、
    前記スクリューシャフトの回転により前記アッパレールが前記ロアレールに沿って移動するパワーシートトラックにおいて、
    前記アッパレールは、第1側部と、該第1側部と対向する第2側部と、前記第1側部の上部,第2側部の上部を橋絡する天部とを有し、
    前記スクリューシャフトは、前記アッパレールの第1の側部、天部、第2の側部で囲まれた空間内に配置され、
    前記スクリューシャフトに、軸方向の移動が禁止され、前記アッパレールの前端面、後端面のうちの少なくとも一方の端面の第1側部、第2側部、天部が当接可能な当接手段を設けたことを特徴とするパワーシートトラック。
  2. 前記当接手段が当接する前記アッパレールの端面側の前記スクリューシャフトの端部には、おねじが形成され、
    前記当接手段は、前記おねじに螺合するナットであることを特徴とする請求項1記載のパワーシートトラック。
  3. 前記アッパレールに、
    前記アッパレールの第1側部の外面と間隔を介して対向する第1側部対向部、前記アッパレールの第2側部の外面と間隔を介して対向する第2側部対向部を有するストッパ部とが形成されたブラケットを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のパワーシートトラック。
  4. 前記ブラケットに、
    前記アッパレールの端面を覆い、前記スクリューシャフトが挿通する穴を有し、前記アッパレールの端面の第1側部、第2側部、天部の全域に当接する荷重受け部を形成し、
    前記当接手段は、前記荷重受け部を介して前記アッパレールの端面の第1側部、第2側部、天部に当接することを特徴とする請求項3記載のパワーシートトラック。
  5. 前記ブラケットに、
    前記モータが取り付けられるモータ取付部を形成したことを特徴とする請求項3又は4記載のパワーシートトラック。
  6. フロア側に設けられるロアレールと、
    シート側に設けられ、前記ロアレールに移動可能に係合するアッパレールと、
    該アッパレールに設けられたモータと、
    前記アッパレールに設けられ、前記モータからの入力を変換して出力するギヤボックスと、
    前記ロアレールに設けられるナット部材と、
    一端部側が前記ギヤボックスの出力側に取り付けられ、中間部が前記ナット部材に螺合するスクリューシャフトと、を有し、
    前記スクリューシャフトの回転により前記アッパレールが前記ロアレールに沿って移動するパワーシートトラックにおいて、
    前記アッパレールは、第1側部と、該第1側部と対向する第2側部と、前記第1側部の上部,第2側部の上部を橋絡する天部とを有し、
    前記スクリューシャフトは、前記アッパレールの第1の側部、天部、第2の側部で囲まれた空間内に配置され、
    前記アッパレールの前端面、後端面のうちの少なくとも一方の端面を覆い、前記スクリューシャフトが挿通する穴を有し、一方の面側は前記アッパレールの端面の第1側部、第2側部、天部に当接する荷重受け部が形成されたブラケットを前記アッパレールに設け、
    前記スクリューシャフトには、軸方向の移動が禁止され、前記ブラケットの前記荷重受け部の他方の面側に当接可能な当接手段を設けたことを特徴とするパワーシートトラック。
  7. 前記ブラケットに、
    前記アッパレールの第1側部の外面と間隔を介して対向する第1側部対向部、前記アッパレールの第2側部の外面と間隔を介して対向する第2側部対向部を有するストッパ部が形成されたことを特徴とする請求項6記載のパワーシートトラック。
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