JP2009010216A - Iii族窒化物系半導体トランジスタおよびiii族窒化物半導体積層ウエハ - Google Patents

Iii族窒化物系半導体トランジスタおよびiii族窒化物半導体積層ウエハ Download PDF

Info

Publication number
JP2009010216A
JP2009010216A JP2007170911A JP2007170911A JP2009010216A JP 2009010216 A JP2009010216 A JP 2009010216A JP 2007170911 A JP2007170911 A JP 2007170911A JP 2007170911 A JP2007170911 A JP 2007170911A JP 2009010216 A JP2009010216 A JP 2009010216A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group iii
iii nitride
barrier layer
film
nitride semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007170911A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5056206B2 (ja
Inventor
Makoto Hashimoto
信 橋本
Tatsuya Tanabe
達也 田辺
Makoto Kiyama
誠 木山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2007170911A priority Critical patent/JP5056206B2/ja
Publication of JP2009010216A publication Critical patent/JP2009010216A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5056206B2 publication Critical patent/JP5056206B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Junction Field-Effect Transistors (AREA)

Abstract

【課題】in−situプロセスで作製可能なノーマリオフ型のIII族窒化物系半導体トランジスタを提供する。
【解決手段】ノーマリオフ型のIII族窒化物系半導体トランジスタ11では、第1のバリア層15は、窒化ガリウム系半導体層13上に設けられ、またAlX1InY1Ga1−X1−Y1N(0<X1≦1、0≦Y1≦1)からなる。第1のバリア層15の主面15aは、第1および第2のエリア15b、15cを含む。ゲート電極19が第1のバリア層15の第2のエリア15c上に設けられている。窒化ガリウム系半導体層13と第1のバリア層15とは、二次元電子ガスのためのヘテロ接合21を形成する。第2のバリア層17は、第1のバリア層15の第1のエリア15c上に設けられており、またAlX2InY2Ga1−X2−Y2N(0<X1<X2≦1、0≦Y2≦1)からなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、III族窒化物系半導体トランジスタおよびIII族窒化物半導体積層ウエハに関する。
非特許文献1には、AlGaN/GaN電界効果トランジスタが記載されている。この電界効果トランジスタは、触媒(catalytic)CVD法で成長されたSiNパッシベーション膜を有しており、このSiNパッシベーション膜によって、AlGaN/GaNの2次元電子ガスが増強される。0nm、2nm、30nm、122nmの膜厚を有するSiNパッシベーション膜をそれぞれ基板上に形成したとき、シート電子密度は、1.4×1013cm−2、2.9×1013cm−2、2.9×1013cm−2、3.1×1013cm−2であり、膜厚依存性は殆ど示されなかった。
非特許文献2には、AlGaN/GaN電界効果トランジスタが記載されている。この電界効果トランジスタでは、AlGaN/GaNヘテロ構造は、ゲート電極直下を除いてSiOおよびSiNで覆われている。
JOURNAL OF APPLIED PHYSICS 100, 033714 (2006) Jpn. J. Appl. Phys., Vol. 43, No. 4B (2004)
SiOおよび/またはSiNを用いる電界効果トランジスタの作製では、有機金属気相成長炉や分子線ビーム成長装置といった半導体成長装置だけでなく、SiOやSiNといったシリコン化合物膜を成長するために触媒CVD装置およびスパッタ装置といった別の成膜装置の追加が必要である。また、半導体成長装置から別の成膜装置にウエハを移動する必要があるので、この移動中にコンタミネーションが発生する可能性がある。また、別の成膜装置へ移動後に成膜するので、界面に不純物が堆積されることもある。
本発明は、このような事情を鑑みて為されたものであり、in−situプロセスで作製可能なノーマリオフ型のIII族窒化物系半導体トランジスタを提供することを目的とし、またIII族窒化物系半導体トランジスタのためのIII族窒化物半導体積層ウエハを提供することを目的とする。
本発明に係る一側面は、ノーマリオフ型のIII族窒化物系半導体トランジスタである。III族窒化物系半導体トランジスタは、(a)窒化ガリウム系半導体層と、(b)第1および第2のエリアを含む主面を有しており、前記窒化ガリウム系半導体層上に設けられ、AlX1InY1Ga1−X1−Y1N(0<X1≦1、0≦Y1≦1)からなる第1のバリア層と、(c)AlX2InY2Ga1−X2−Y2N(0<X1<X2≦1、0≦Y2≦1)からなり、前記第1のバリア層の前記第1のエリア上に設けられた第2のバリア層と、(d)前記第1のバリア層の前記第2のエリア上に設けられたゲート電極とを備え、前記窒化ガリウム系半導体層と前記第1のバリア層とは、二次元電子ガスのためのヘテロ接合を形成する。
このIII族窒化物系半導体トランジスタでは、第2のバリア層のアルミニウム組成は、第1のバリア層のアルミニウム組成よりも大きいので、第2のバリア層が第1のバリア層に応力を加える。この応力により、二次元電子ガスの生成が増大される。第2のバリア層はゲート直下には設けられていないので、第2のエリア直下のヘテロ接合における二次元電子ガスの生成量は第1のエリア直下のヘテロ接合における二次元電子ガスの生成量と異なる。第2のバリア層のためのAlX2InY2Ga1−X2−Y2N半導体膜および第1のバリア層のためのAlX1InY1Ga1−X1−Y1N膜は、共に同じ成膜装置で成長可能である。
本発明に係るIII族窒化物系半導体トランジスタでは、前記第1のバリア層の前記主面は、第3および第4のエリアを更に含み、前記第1のエリアは前記第2のエリアと前記第3のエリアとの間および前記第2のエリアと前記第4のエリアとの間に位置する。当該III族窒化物系半導体トランジスタは、前記第3のエリア上に設けられたソース電極と、前記第4のエリア上に設けられたドレイン電極とを更に備えることができる。
このIII族窒化物系半導体トランジスタによれば、ゲート電極直下のチャネルとソース電極およびドレイン電極とを接続する経路内のヘテロ接合上に第2のバリア層が設けられているので、トランジスタのソース抵抗およびドレイン抵抗が低減される。
本発明に係るIII族窒化物系半導体トランジスタでは、前記第1のバリア層はAlX1Ga1−X1Nからなり、前記第2のバリア層はAlX2Ga1−X2Nからなることが好ましい。
このIII族窒化物系半導体トランジスタによれば、第2のバリア層が、低温で成長され大きなアルミニウム組成を有するAlX2Ga1−X2Nからなるとき、エッチングによる除去が容易になる。
本発明に係るIII族窒化物系半導体トランジスタでは、前記第2のバリア層はAlNからなることが好ましい。第2のバリア層がAlNからなるとき、AlGaN系材料に比べてエッチングによるAlN除去が容易になる。
本発明に係るIII族窒化物系半導体トランジスタでは、前記第2のバリア層は、アモルファス状のAlX2InY2Ga1−X2−Y2Nからなることが好ましい。このIII族窒化物系半導体トランジスタによれば、第2のバリア層が、アモルファス状のAlX2InY2Ga1−X2−Y2Nからなるとき、エッチングによる除去が容易になる。
本発明に係るIII族窒化物系半導体トランジスタでは、前記第2のバリア層は、多結晶状のAlX2InY2Ga1−X2−Y2Nからなることが好ましい。このIII族窒化物系半導体トランジスタによれば、第2のバリア層が、多結晶状のAlX2InY2Ga1−X2−Y2Nからなるとき、エッチングによる除去が容易になる。
本発明に係るIII族窒化物系半導体トランジスタでは、前記第2のバリア層は、摂氏800度以下の温度で前記第1のバリア層上に成長されたAlX2InY21−X2−Y2N膜を用いて形成されることが好ましい。このIII族窒化物系半導体トランジスタによれば、第2のバリア層が、低温で成長されたAlX1InY1Ga1−X1−Y1N、エッチングによる除去が容易になる。
本発明に係るIII族窒化物系半導体トランジスタは、前記第2のバリア層上に設けられたAlX3InY3Ga1−X3−Y3N(0≦X3<X2≦1、0≦Y3<1)からなる窒化ガリウム系半導体キャップ層を更に備えることができる。
このIII族窒化物系半導体トランジスタでは、キャップ層により表面平坦性が向上し、また、トランジスタの表面がパッシベーションされる。また、キャップ層がGaNからなるとき、これらの効果に優れる。
本発明に係るIII族窒化物系半導体トランジスタは、前記第1のバリア層の前記第2のエリアと前記ゲート電極との間に設けられた絶縁膜を更に備えることができる。このIII族窒化物系半導体トランジスタによれば、絶縁膜によりゲート電極のリーク電流が低減される。
本発明に係る別の側面は、ノーマリオフ型のIII族窒化物系トランジスタのためのIII族窒化物半導体積層ウエハである。このウエハは、(a)基板上に設けられた窒化ガリウム系半導体膜と、(b)前記窒化ガリウム系半導体膜上に設けられ、AlX1InY1Ga1−X1−Y1N(0<X1≦1、0≦Y1≦1)からなる第1のバリア膜と、(c)AlX2InY2Ga1−X2−Y2N(0<X1<X2≦1、0≦Y2≦1)からなり、前記窒化ガリウム系半導体膜上に設けられた第2のバリア膜とを備え、前記窒化ガリウム系半導体膜は前記第1のバリア膜とヘテロ接合を形成する。
このIII族窒化物半導体積層ウエハによれば、第2のバリア層のアルミニウム組成は、第1のバリア層のアルミニウム組成よりも大きいので、第2のバリア層が第1のバリア層に応力を加える。この応力により、二次元電子ガスの生成が増大される。第2のバリア層のためのAlX2InY2Ga1−X2−Y2N半導体膜および第1のバリア層のためのAlX1InY1Ga1−X1−Y1N膜は、共に同じ成膜装置で成長可能であり、二次元電子ガスの生成量を増強するための多層バリア層の構造が提供される。
本発明に係るIII族窒化物半導体積層ウエハでは、前記第1のバリア膜はAlX1Ga1−X1Nからなり、前記第2のバリア膜はAlX2Ga1−X2Nからなることができる。このIII族窒化物半導体積層ウエハによれば、低温成長された高いAl組成のAlGaNは、ウエットエッチング可能である。
本発明に係るIII族窒化物半導体積層ウエハでは、前記第2のバリア膜はAlNからなることが好ましい。このIII族窒化物半導体積層ウエハによれば、低温成長されたAlNは、ウエットエッチング容易である。
本発明に係るIII族窒化物半導体積層ウエハでは、前記第2のバリア膜は、アモルファス状のAlX2InY2Ga1−X2−Y2Nからなることが好ましい。このIII族窒化物半導体積層ウエハによれば、アモルファス状の上記材料は、ウエットエッチング可能である。
本発明に係るIII族窒化物半導体積層ウエハでは、前記第2のバリア膜は、多結晶状のAlX2InY2Ga1−X2−Y2Nからなることができる。このIII族窒化物半導体積層ウエハによれば、多結晶状の上記材料は、ウエットエッチング可能である。
本発明に係るIII族窒化物半導体積層ウエハでは、前記第2のバリア膜は、摂氏800度以下の温度で前記第1のバリア膜上に成長されたAlX1InY1Ga1−X1−Y1N膜を用いて形成されることが好ましい。低温成長された上記材料は、ウエットエッチング可能である。
本発明に係るIII族窒化物半導体積層ウエハでは、前記第2のバリア膜上に設けられ、AlX3InY3Ga1−X3−Y3N(0≦X3<X2≦1、0≦Y3<1)からなる窒化ガリウム系半導体キャップ膜を更に備えることができる。
ノーマリオフ型のIII族窒化物系トランジスタのためのIII族窒化物半導体積層ウエハが窒化ガリウム系半導体キャップ膜を備えるので、このIII族窒化物半導体積層ウエハの最表面は平坦化され、またIII族窒化物半導体積層ウエハの最上層にはパッシベーションのための膜が設けられる。
本発明の上記の目的および他の目的、特徴、並びに利点は、添付図面を参照して進められる本発明の好適な実施の形態の以下の詳細な記述から、より容易に明らかになる。
以上説明したように、本発明によれば、in−situプロセスで作製可能なノーマリオフ型のIII族窒化物系半導体トランジスタが提供され、またIII族窒化物系半導体トランジスタのためのIII族窒化物半導体積層ウエハが提供される。
本発明の知見は、例示として示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解できる。引き続いて、添付図面を参照しながら、本発明のIII族窒化物系半導体トランジスタに係る実施の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付する。
図1は、本発明の実施の形態に係るIII族窒化物系半導体トランジスタである。III族窒化物系半導体トランジスタ(以下、トランジスタと記す)11は、ノーマリオフ型である。トランジスタ11は、窒化ガリウム系半導体層13と、第1のバリア層15と、第2のバリア層17と、ゲート電極19とを備える。第1のバリア層15は、窒化ガリウム系半導体層13上に設けられ、またAlX1InY1Ga1−X1−Y1N(0<X1≦1、0≦Y1≦1)からなる(例えば、AlInGaN、AlGaN、AlInN等)。第1のバリア層15の主面15aは、第1および第2のエリア15b、15cを含む。第2のエリア15cは、第1のエリア15cの周囲に設けられている。ゲート電極19が第1のバリア層15の第2のエリア15c上に設けられている。窒化ガリウム系半導体層13と第1のバリア層15とは、二次元電子ガスのためのヘテロ接合21を形成する。第2のバリア層17は、第1のバリア層15の第1のエリア15c上に設けられており、またAlX2InY2Ga1−X2−Y2N(0<X1<X2≦1、0≦Y2≦1)からなる(例えば、AlInGaN、AlGaN、AlN、AlInN等)。
このトランジスタ11では、第2のバリア層17のアルミニウム組成NAL17は、第1のバリア層15のアルミニウム組成NAL15よりも大きいので、第2のバリア層17が第1のバリア層15に応力を加える。この応力により、二次元電子ガスの生成が増大される。第2のバリア層17はゲート電極19の直下には設けられていないので、第1のエリア15b直下のヘテロ接合における二次元電子ガスの生成量NE1は第2のエリア15c直下のヘテロ接合における二次元電子ガスの生成量NE2より増大する。第2のバリア層17のためのAlX2InY2Ga1−X2−Y2N半導体膜および第1のバリア層15のためのAlX1InY1Ga1−X1−Y1N膜は、共に同じ成膜装置で成長可能である。このため、in−situプロセスで作製可能なIII族窒化物系半導体トランジスタ11が提供される。
トランジスタ11では、第1のバリア層15の主面15aは、第3および第4のエリア15d、15fを更に含むことができる。第1のエリア15bは、第2のエリア15cと第3のエリア15dとの間および第2のエリア15cと第4のエリア15eとの間に位置する。トランジスタ11は、第3のエリア15d上に設けられたソース電極23を更に備えることができる。第2のバリア層17が、ソース電極23とゲート電極19直下のチャネルとを接続するキャリア経路内のヘテロ接合上に設けられているので、トランジスタ11のソース抵抗が低減される。また、トランジスタ11は、第4のエリア15e上に設けられたドレイン電極25を更に備えることができる。第2のバリア層17が、ドレイン電極25とゲート電極19直下のチャネルとを接続するキャリア経路内のヘテロ接合上に設けられているので、トランジスタ11のドレイン抵抗が低減される。なお、第2のバリア層17のAl組成が第1のバリア層15のAl組成よりも高いため、バンドギャップも第2のバリア層の方が一般的に高い。
トランジスタ11では、第1のバリア層15はAlX1Ga1−X1Nからなり、第2のバリア層17はAlX2Ga1−X2Nからなることが好ましい。トランジスタ11によれば、第2のバリア層17が、低温で成長され大きなアルミニウム組成を有するAlX2Ga1−X2Nからなるとき、エッチング(例えば、アンモニア水というエッチャントを用いて)による除去が容易になる。
また、トランジスタ11では、第2のバリア層17はAlNからなることが好ましい。第2のバリア層17がAlNからなるとき、AlGaN系材料に比べてエッチングによるAlN除去(エッチャント:例えばアンモニア水)が容易になる。
さらに、トランジスタ11では、第2のバリア層17は、アモルファス状のAlX2InY2Ga1−X2−Y2N(例えば、アモルファス状AlInGaN、アモルファス状AlGaN、アモルファス状AlN)からなることが好ましい。例えば、アモルファス状AlGaNおよびアモルファス状AlNの成膜温度は摂氏400度〜800度である。第2のバリア層17のためにアモルファス状のAlX2InY2Ga1−X2−Y2Nを用いると、AlX2InY2Ga1−X2−Y2Nを部分的に除去するためにエッチング(例えば、アンモニア水というエッチャントを用いて)を使用できる。
さらにまた、トランジスタ11では、第2のバリア層17は、多結晶状のAlX2InY2Ga1−X2−Y2N(例えば、多結晶状のAlInGaN、多結晶状のAlGaN)からなることが好ましい。例えば、多結晶状AlGaNの成膜温度は摂氏400度〜800度である。第2のバリア層17のために多結晶状のAlX2InY2Ga1−X2−Y2Nを用いると、AlX2InY2Ga1−X2−Y2Nを部分的に除去するためにエッチング(例えば、アンモニア水というエッチャントを用いて)を使用できる。
トランジスタ11では、第2のバリア層17は、摂氏800度以下の温度で第1のバリア層15上に成長されたAlX2InY2Ga1−X2−Y2N膜を用いて形成されることが好ましい。トランジスタ11によれば、第2のバリア層17が、低温で成長されたAlX1InY1Ga1−X1−Y1N、エッチング(例えば、アンモニア水というエッチャントを用いて)による除去が容易になる。第2のバリア層17のためのAlX2InY21−X2−Y2N膜の成長は、摂氏400度以上の温度で行われることが好ましい。これらの成長は、例えば、有機金属気相成長法または分子線ビームエピタキシ法で行われる。
トランジスタ11は、窒化ガリウム系半導体層13、第1のバリア層15および第2のバリア層17を含む半導体積層を搭載する基板27を備えることができる。基板27としては、サファイア基板、GaN基板、AlN基板、SiC基板、Si基板等を用いることができる。
トランジスタ11は、第2のバリア層17上に設けられたAlX3InY3Ga1−X3−Y3N(0≦X3<X2≦1、0≦Y3<1)からなる窒化ガリウム系半導体キャップ層を更に備えることができる(例えば、GaN等)。このキャップ層により半導体積層表面の平坦性が向上し、また、トランジスタ11の表面が不動態化される。キャップ層がGaNからなるとき、これらの効果に優れる。
トランジスタ11は、第1のバリア層15の第2のエリア15cとゲート電極19との間に設けられた絶縁膜を更に備えることができる。絶縁膜によりゲート電極19のリーク電流が低減される。絶縁膜としては、SiN等を用いることができる。
(実施例)
図2および図4は、本実施の形態に係るトランジスタの製造のための主要な工程を示す図面である。図3は、本実施の形態に係るノーマリオフ型のIII族窒化物系トランジスタのためのIII族窒化物半導体積層ウエハを示す図面である。例えばサファイア基板33を有機金属気相成長(OMVPE)炉31にセットする。エピタキシャル成長のために、分子線ビームエピタキシ法を用いて良い。
図2(a)に示されるように、OMVPE炉を用いて、摂氏1050度の温度で水素雰囲気中において基板33の5分間の熱処理を行った。次いで、低温GaNバッファ層35を成長した。低温GaNバッファ層35は、摂氏550度で成長され、また厚さ25nmを有する。炉内温度を摂氏1050度に変更した後に、i−GaN層37を成長する。i−GaN層37は厚さ1μmを有する。続けて、摂氏1050度で、AlGaN層39を成長した。AlGaN層39は、例えばアンドープであり、また例えばAl0.2Ga0.8Nである。AlGaN層39の厚さは、例えば5nmである。ヘテロ接合38には二次元電子ガス40が生成される。
さらに、図2(b)に示されるように、OMVPE炉31の温度を摂氏550度に変更した後に、AlN膜41を成長した。AlN膜41は、例えばアンドープであり、例えば厚さ300nmを有する。このAlN膜41は、Al0.2Ga0.8N層39の成長に引き続いてin−situプロセスで作製可能である。次いで、パッシベーションのためにGaNキャップ膜43を成長した。GaNキャップ膜43の成長温度は摂氏550度である。GaNキャップ膜43は厚さ2nmを有する。GaNキャップ膜43も、in−situプロセスで作製可能である。ヘテロ接合38では、AlN膜41により、二次元電子ガス46が増強される。
III族窒化物半導体積層ウエハ45は、低温GaNバッファ層35と、i−GaN層37と、AlGaN層39と、AlN膜41と、GaNキャップ膜43とを含む。
これらの工程により、図3に示されるように、ノーマリオフ型のIII族窒化物系トランジスタのためのIII族窒化物半導体積層ウエハW1、W2が作製される。図3(a)に示されるウエハW1は、基板(サファイア基板33)上に設けられた窒化ガリウム系半導体膜(i−GaN膜37)と、この窒化ガリウム系半導体膜上に設けられ、AlX1InY1Ga1−X1−Y1Nからなる第1のバリア膜(AlGaN膜39)と、AlX2InY2Ga1−X2−Y2Nからなり、第1のバリア膜上に設けられた第2のバリア膜(AlN膜41)とを備える。窒化ガリウム系半導体膜33は第1のバリア膜35とヘテロ接合40を形成する。
このウエハW1によれば、第2のバリア膜のアルミニウム組成は、第1のバリア膜のアルミニウム組成よりも大きいので、第2のバリア膜が第1のバリア膜に応力を加える。この応力により、二次元電子ガスの生成が増大される。第2のバリア膜および第1のバリア膜は、共に同じ成膜装置31で成長可能であり、二次元電子ガスの生成量を増強するための多層バリア層(AlGaN層39およびAlN膜41)の構造が提供される。
図3(b)に示されるウエハW2は、更に、第2のバリア膜(AlN膜41)上に設けられ、AlX3InY3Ga1−X3−Y3Nからなる窒化ガリウム系半導体キャップ膜41を更に備えることができる。ウエハW2が窒化ガリウム系半導体キャップ膜(GaN膜43)を備えるので、このウエハW2の最表面は平坦化され、またウエハW2の最上層にはパッシベーションのための膜が設けられる。
III族窒化物半導体積層ウエハ45を、渦電流を利用した非接触シート抵抗測定装置で測定した。その結果、シート抵抗が800Ω/squareであった。この後に、III族窒化物半導体積層ウエハ45のAlN膜43のすべてを、希釈したアンモニア水(例えば10倍希釈)をエッチャントとして用いたウェットエッチングにより除去した後、シート抵抗を測定した。その結果、約50kΩ/squareであり、高抵抗になった。すなわち、低温AlNは二次元電子ガスを誘起することが示された。
この誘起効果は、AlNでなくても、AlGaN等によっても提供される。第2バリア膜のAlGaNのAl組成が第1のバリア膜のAlGaNのAl組成よりも高ければ、応力による歪を発生させることができる。この誘起効果は、低温のアモルファス或いは多結晶状の窒化ガリウム系材料によっても提供される。
低温AlNはアルカリのエッチャントにより容易にウェットエッチングが可能であるので、ダメージフリーのプロセスが可能である。
このウエハ45(GaN/LT−AlN/AlGaN/GaN構造)を用いて、ノーマリオフ型のヘテロ接合トランジスタ(例えば、高電子移動度トランジスタHEMT)HFETを作製した。
図2(c)に示されるように、ドレイン電極、ソース電極、ゲート電極の形成ための開口をGaNキャップ膜43に形成するためのマスク(例えばレジストマスク)47を形成した。マスク47を用いてGaNキャップ膜43を部分的に除去して、開口をGaNキャップ膜43aに形成した。GaNキャップ膜の除去のために、エッチャントとしてリン酸と硫酸の混合液を用いることができる。また、ドライエッチングによる除去も可能である。
図4(a)に示されるように、マスク47を用いてAlN膜41を部分的に除去して、ドレイン電極、ソース電極、ゲート電極の形成ための開口をAlN膜41aに形成した。AlN膜41の部分除去は、例えば希釈のアンモニア水のウェットエッチングを用いた。AlN膜41の部分除去により、二次元電子ガス46a、46bの濃度が互いに異なることになる
図4(b)に示されるように、ドレイン・ソースのためのオーミック電極49a、49bを作製した。さらに、ゲートのためのショットキ電極49cを形成した。これらの工程により、トランジスタHFETが作製された。ゲート電圧に対するI−V特性の測定した。この測定により、トランジスタHFETは良好なトランジスタ特性を示すと共にノーマリオフ型を有していることが確認された。
上記の実施例では、第2のバリア膜は低温成長AlNからなるけれども、低温成長AlGaN、AlInGaNからなることもできる。これらの膜が、アモルファス状または多結晶状であれば、ウエットエッチング(例えば、エッチャントとしてアンモニア水を用いて)可能である。
好適な実施の形態において本発明の原理を図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から逸脱することなく配置および詳細において変更され得ることは、当業者によって認識される。本発明は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定されるものではない。したがって、特許請求の範囲およびその精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請求する。
図1は、本発明の実施の形態に係るIII族窒化物系半導体トランジスタである。 図2は、本実施の形態に係るトランジスタの製造のための主要な工程を示す図面である。 図3は、本実施の形態に係るノーマリオフ型のIII族窒化物系トランジスタのためのIII族窒化物半導体積層ウエハを示す図面である。 図4は、本実施の形態に係るトランジスタの製造のための主要な工程を示す図面である。
符号の説明
11…III族窒化物系半導体トランジスタ、13…窒化ガリウム系半導体層、15…第1のバリア層、15a…第1のバリア層の主面、15b、15c、15d、15e…第1のバリア層のエリア、17…第2のバリア層、19…ゲート電極、23…ソース電極、25…ドレイン電極、27…基板、31…有機金属気相成長(OMVPE)炉、33…サファイア基板、45…III族窒化物半導体積層ウエハ、W1、W2…III族窒化物半導体積層ウエハ、NAL15…第1のバリア層のアルミニウム組成、NAL17…第2のバリア層のアルミニウム組成

Claims (16)

  1. ノーマリオフ型のIII族窒化物系半導体トランジスタであって、
    窒化ガリウム系半導体層と、
    第1および第2のエリアを含む主面を有しており、前記窒化ガリウム系半導体層上に設けられ、AlX1InY1Ga1−X1−Y1N(0<X1≦1、0≦Y1≦1)からなる第1のバリア層と、
    AlX2InY2Ga1−X2−Y2N(0<X1<X2≦1、0≦Y2≦1)からなり、前記第1のバリア層の前記第1のエリア上に設けられた第2のバリア層と、
    前記第1のバリア層の前記第2のエリア上に設けられたゲート電極と
    を備え、
    前記窒化ガリウム系半導体層と前記第1のバリア層とは、二次元電子ガスのためのヘテロ接合を形成する、ことを特徴とするIII族窒化物系半導体トランジスタ。
  2. 前記第1のバリア層の前記主面は、第3および第4のエリアを更に含み、
    前記第1のエリアは前記第2のエリアと前記第3のエリアとの間および前記第2のエリアと前記第4のエリアとの間に位置し、
    当該III族窒化物系半導体トランジスタは、前記第3のエリア上に設けられたソース電極と、前記第4のエリア上に設けられたドレイン電極とを更に備える、ことを特徴とする請求項1に記載されたIII族窒化物系半導体トランジスタ。
  3. 前記第1のバリア層はAlX1Ga1−X1Nからなり、
    前記第2のバリア層はAlX2Ga1−X2Nからなる、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたIII族窒化物系半導体トランジスタ。
  4. 前記第2のバリア層はAlNからなる、ことを特徴とする請求項3に記載されたIII族窒化物系半導体トランジスタ。
  5. 前記第2のバリア層は、アモルファス状のAlX2InY2Ga1−X2−Y2Nからなる、ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載されたIII族窒化物系半導体トランジスタ。
  6. 前記第2のバリア層は、多結晶状のAlX2InY2Ga1−X2−Y2Nからなる、ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載されたIII族窒化物系半導体トランジスタ。
  7. 前記第2のバリア層は、摂氏800度以下の温度で前記第1のバリア層上に成長されたAlX2InY21−X2−Y2N膜を用いて形成される、ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載されたIII族窒化物系半導体トランジスタ。
  8. 前記第2のバリア層上に設けられたAlX3InY3Ga1−X3−Y3N(0≦X3<X2<1、0≦Y3<1)からなる窒化ガリウム系半導体キャップ層を更に備える、ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載されたIII族窒化物系半導体トランジスタ。
  9. 前記第1のバリア層の前記第2のエリアと前記ゲート電極との間に設けられた絶縁膜を更に備える、ことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載されたIII族窒化物系半導体トランジスタ。
  10. ノーマリオフ型のIII族窒化物系トランジスタのためのIII族窒化物半導体積層ウエハであって、
    基板上に設けられた窒化ガリウム系半導体膜と、
    前記窒化ガリウム系半導体膜上に設けられ、AlX1InY1Ga1−X1−Y1N(0<X1≦1、0≦Y1≦1)からなる第1のバリア膜と、
    AlX2InY2Ga1−X2−Y2N(0<X1<X2≦1、0≦Y2≦1)からなり、前記窒化ガリウム系半導体膜上に設けられた第2のバリア膜と
    を備え、
    前記窒化ガリウム系半導体膜は前記第1のバリア膜とヘテロ接合を形成する、ことを特徴とするIII族窒化物半導体積層ウエハ。
  11. 前記第1のバリア膜はAlX1Ga1−X1Nからなり、
    前記第2のバリア膜はAlX2Ga1−X2Nからなる、ことを特徴とする請求項10に記載されたIII族窒化物半導体積層ウエハ。
  12. 前記第2のバリア膜はAlNからなる、ことを特徴とする請求項10または請求項11に記載されたIII族窒化物半導体積層ウエハ。
  13. 前記第2のバリア膜は、アモルファス状のAlX2InY2Ga1−X2−Y2Nからなる、ことを特徴とする請求項10または請求項11に記載されたIII族窒化物半導体積層ウエハ。
  14. 前記第2のバリア膜は、多結晶状のAlX2InY2Ga1−X2−Y2Nからなる、ことを特徴とする請求項10または請求項11に記載されたIII族窒化物半導体積層ウエハ。
  15. 前記第2のバリア膜は、摂氏800度以下の温度で前記第1のバリア膜上に有機金属気相成長法で成長されたAlX1InY1Ga1−X1−Y1N膜を用いて形成される、ことを特徴とする請求項10または請求項11に記載されたIII族窒化物半導体積層ウエハ。
  16. 前記第2のバリア膜上に設けられ、AlX3InY3Ga1−X3−Y3N(0≦X3<X2≦1、0≦Y3<1)からなる窒化ガリウム系半導体キャップ膜を更に備える、ことを特徴とする請求項10〜請求項15のいずれか一項に記載されたIII族窒化物半導体積層ウエハ。
JP2007170911A 2007-06-28 2007-06-28 Iii族窒化物系半導体トランジスタおよびiii族窒化物半導体積層ウエハ Expired - Fee Related JP5056206B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007170911A JP5056206B2 (ja) 2007-06-28 2007-06-28 Iii族窒化物系半導体トランジスタおよびiii族窒化物半導体積層ウエハ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007170911A JP5056206B2 (ja) 2007-06-28 2007-06-28 Iii族窒化物系半導体トランジスタおよびiii族窒化物半導体積層ウエハ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009010216A true JP2009010216A (ja) 2009-01-15
JP5056206B2 JP5056206B2 (ja) 2012-10-24

Family

ID=40325002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007170911A Expired - Fee Related JP5056206B2 (ja) 2007-06-28 2007-06-28 Iii族窒化物系半導体トランジスタおよびiii族窒化物半導体積層ウエハ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5056206B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011181922A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Infineon Technologies Austria Ag 窒化物半導体デバイス
KR20120037315A (ko) * 2010-10-11 2012-04-19 삼성전자주식회사 이 모드(E-mode) 고 전자 이동도 트랜지스터 및 그 제조방법
JP2017034201A (ja) * 2015-08-06 2017-02-09 三菱電機株式会社 半導体装置およびその製造方法
WO2021090848A1 (ja) * 2019-11-05 2021-05-14 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 エピタキシャル基板の製造方法、及びエピタキシャル基板
JP7515501B2 (ja) 2019-11-05 2024-07-12 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 エピタキシャル基板の製造方法、及びエピタキシャル基板

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005311029A (ja) * 2004-04-21 2005-11-04 New Japan Radio Co Ltd 窒化物半導体装置及びその製造方法
JP2006032524A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 窒化物半導体ヘテロ構造電界効果トランジスタ構造とその作製法
JP2006156429A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体装置の製造方法
JP2006222414A (ja) * 2005-01-14 2006-08-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005311029A (ja) * 2004-04-21 2005-11-04 New Japan Radio Co Ltd 窒化物半導体装置及びその製造方法
JP2006032524A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 窒化物半導体ヘテロ構造電界効果トランジスタ構造とその作製法
JP2006156429A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体装置の製造方法
JP2006222414A (ja) * 2005-01-14 2006-08-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011181922A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Infineon Technologies Austria Ag 窒化物半導体デバイス
JP2014116607A (ja) * 2010-02-26 2014-06-26 Infineon Technologies Austria Ag 窒化物半導体デバイス
US11004966B2 (en) 2010-02-26 2021-05-11 Infineon Technologies Austria Ag Nitride semiconductor device
KR20120037315A (ko) * 2010-10-11 2012-04-19 삼성전자주식회사 이 모드(E-mode) 고 전자 이동도 트랜지스터 및 그 제조방법
KR101720589B1 (ko) * 2010-10-11 2017-03-30 삼성전자주식회사 이 모드(E-mode) 고 전자 이동도 트랜지스터 및 그 제조방법
JP2017034201A (ja) * 2015-08-06 2017-02-09 三菱電機株式会社 半導体装置およびその製造方法
WO2021090848A1 (ja) * 2019-11-05 2021-05-14 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 エピタキシャル基板の製造方法、及びエピタキシャル基板
JP7515501B2 (ja) 2019-11-05 2024-07-12 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 エピタキシャル基板の製造方法、及びエピタキシャル基板

Also Published As

Publication number Publication date
JP5056206B2 (ja) 2012-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10325910B2 (en) Semiconductor device containing HEMT and MISFET and method of forming the same
US7550784B2 (en) Nitride-based transistors and methods of fabrication thereof using non-etched contact recesses
KR101123459B1 (ko) 보호층 및 저손상 리세스를 갖는 질화물계 트랜지스터 및그의 제조 방법
KR101108344B1 (ko) 캡층 및 리세스된 게이트를 가지는 질화물계트랜지스터들의 제조방법들
KR101124937B1 (ko) 질화물계 트랜지스터를 위한 캡층 및/또는 패시베이션층,트랜지스터 구조 및 그 제조방법
JP5323527B2 (ja) GaN系電界効果トランジスタの製造方法
JP5634681B2 (ja) 半導体素子
JP7013710B2 (ja) 窒化物半導体トランジスタの製造方法
JP2007165431A (ja) 電界効果型トランジスタおよびその製造方法
JP2011097062A (ja) 半導体素子およびその製造方法
JP4786730B2 (ja) 電界効果型トランジスタおよびその製造方法
JP2009010107A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2009049121A (ja) ヘテロ接合型電界効果トランジスタ及びその製造方法
JP2014053639A (ja) 半導体素子用エピタキシャル基板の作製方法
US10720506B1 (en) Method of manufacturing gate structure for gallium nitride high electron mobility transistor
JP7068676B2 (ja) Iiia-n族デバイスのための非エッチ気体冷却エピタキシャルスタック
JP5520432B2 (ja) 半導体トランジスタの製造方法
JP4876927B2 (ja) 半導体デバイスを形成する方法
JP5056206B2 (ja) Iii族窒化物系半導体トランジスタおよびiii族窒化物半導体積層ウエハ
JP2017085058A (ja) 化合物半導体装置及びその製造方法
JP2008072083A (ja) 窒化物半導体デバイス及びその作製方法
JP2010165783A (ja) 電界効果型トランジスタおよびその製造方法
JP2010212495A (ja) Iii族窒化物半導体からなるhfetの製造方法
JP2009246307A (ja) 半導体装置及びその製造方法
CN111952175B (zh) 晶体管的凹槽制作方法及晶体管

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120703

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120716

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5056206

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees