JP2009001270A - エンジン/機械及びエキスパンダ型熱交換器ユニット - Google Patents

エンジン/機械及びエキスパンダ型熱交換器ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】種々の作動条件下において特に高い効率で第1の流体に関する膨張及び熱伝達を行うことができるエキスパンダ型熱交換器ユニットを提供する。
【解決手段】第1の流体、特に空調システムの冷却剤を状態調整するエキスパンダ型熱交換器ユニットは熱交換器を有し、熱交換器は第1及び第2の管要素ユニット(3a,3b)を備え、第1流体の移送は中間出口(10)を介して熱交換器(3)から圧縮機段(14)まで、また中間入口(11)を介して圧縮機段(14)から熱交換器(3)まで達成でき、第1流体を第2の管要素ユニットから取り出す出口連結分配器(13)が設けられ、これを介して第1流体を膨張段に移送でき、圧縮機段(14)及び膨張段(15)は円筒形空間容積部内に配置され、この直径はその軸方向長さの10%〜90%、特に20%〜70%である。
【選択図】図1

Description

本発明は、第1の流体、特に空調システムの冷却剤を状態調整するエキスパンダ型熱交換器ユニットであって、熱交換器を有し、熱交換器が、第1の流体を流通させることができるよう設計された第1の管要素ユニットと、第1の流体を流通させることができるよう設計された第2の管要素ユニットとを備え、第1の流体の移送は、中間出口を介して熱交換器から圧縮機段まで達成でき、第1の流体の移送は、中間入口を介して圧縮機段から熱交換器まで達成でき、第1の流体を第2の管要素ユニットから取り出すための出口連結分配器が設けられ、出口連結分配器を介して第1の流体を膨張段に移送することができるよう構成されたエキスパンダ型熱交換器ユニットに関する。
本発明は更に、特に第1の流体を膨張させるのに役立つと共に湾曲した接触面相互間に作業空間を画定する膨張段内側ホイールと膨張段外側ホイールを一部として備えた膨張段を有し、第1の可動支持要素が、膨張段内側ホイール及び膨張段外側ホイールと関連しており、第1の可動支持要素の前側が膨張段内側ホイール及び膨張段外側ホイールに押し付けられるよう構成されたエンジン/機械に関する。
本発明は、種々の作動条件下において特に高い効率で第1の流体に関する膨張及び熱伝達を行うことができる上述した形式のエキスパンダ型熱交換器ユニットを利用という課題に取り組むものである。さらに、本発明は、少なくとも広い作動範囲において向上した効率を有し且つ上述したエキスパンダ型熱交換器ユニットに用いることができる上述した形式の機械を利用するという課題に取り組むものである。特に、本発明は、考え得る最も簡単な手段により種々の作動条件に合うようなエンジン/機械の改造を実現するという課題に取り組むものである。
この課題は、請求項1の特徴を備えたエキスパンダ型熱交換器ユニットによって解決される。この場合、第1の流体が流通することができるように設計された第2の管要素に第1の流体が流れることができるようにする第1の管要素ユニットの結合部が提供される。この場合、第1の状態調節プロセスが、第1の管要素ユニット内で好ましい仕方で起こり、このプロセスでは、熱は、第1の流体と空気との間で伝達される。その結果、第1の流体を圧縮機段で圧縮することができる。第2の冷却プロセスは、第2の管要素ユニット内で適度に高められた圧力レベルで実現でき、このプロセスでは、第1の流体は、一段と冷却される。これに対応して、種々の温度範囲が、第1の管要素ユニット及び第2の管要素ユニットと関連し、かかる温度範囲を空気の供給温度によって調節することができる。第1の流体は、第2の管要素ユニットを流通した後、技術的作動が膨張段から圧縮機段に移されて内部におけるエネルギーの回復が可能であるような仕方で膨張段で膨張可能である。
上述の課題は、更に、請求項9記載の特徴を備えた機械によって解決される。この場合、第1の流体の移送は、中間出口を介して熱交換器から圧縮機段まで達成でき、第1の流体の移送は、中間入口を介して圧縮機段から熱交換器まで達成でき、第1の流体を第2の管要素ユニットから取り出すための出口連結分配器が設けられ、出口連結分配器を介して第1の流体を膨張段に移送することができ、圧縮機段及び膨張段は、円筒形空間容積部内に配置され、円筒形空間容積部の直径は、その軸方向長さの10%〜90%、特に20%〜70%である。制御要素を調節することにより影響を第1の可動支持要素の位置及びこれに加わる力に及ぼすことができる。この結果、膨張段に対する接触圧力の自己調節性適合が行われる。その結果、第1の支持要素の接触圧力を自動的に且つ膨張段の作動状態の関数として変化させることができ、その結果、摩擦及び動力の状態を良好に調節することにより膨張段を良好な効率の作動点で作動させることができるようになる。
上述の課題は、更に、請求項15記載の特徴を備えた機械によって解決される。この場合、調節可能な制御要素が、第1の可動支持要素と関連し、調節可能な制御要素は、膨張段及び(又は)エンジン/機械の動作中に変化するパラメータの関数として、特に、膨張段の入口導管及び(又は)出口導管内の圧力及び(又は)膨張段の平均圧力の関数として調節できる。このように、ピンをエンジン/機械に対する圧力条件の関数として第1の作動位置から第2の作動位置に移送することができ、第1の流体それ自体によって駆動することができる。好ましくは、入口圧力の或る特定のしきい値を超えた場合に占められる第2の作動位置では、ピンは、好ましくは、流入断面を膨張段内に変化させて膨張機械の動力出力を好ましくは一段と減少させるようにする。
上述の課題は、更に、請求項18記載の特徴を備えた機械によって解決される。この場合、調節可能な制御要素は、可動ピストン又はピンとして設計され、可動ピストン又はピンの前側を膨張段の入口側圧力で加重することができ、可動ピストン又はピンの後側を膨張段の出口側圧力で加重することができる。第2の調節可能な制御要素は、第2の支持要素に作用する好ましい仕方で接触力に影響を及ぼし、この接触力は、第2の支持要素を圧縮機段に移送する。その結果、支持要素の接触圧力を自動的に且つ圧縮機段の作動状態の関数として変化させることができ、その結果、摩擦及び動力の条件を良好に調節することにより圧縮機段を良好な効率の作動点で作動させることができるようになる。
別の特徴及び特徴の組み合わせは、特許請求の範囲の記載並びに以下において例示の仕方で説明する例示の実施形態から結果的に得られる。
いわゆるエキスパンダ型熱交換器ユニットとしての役目を果たす自動車用空調システムの熱交換器ユニット1が、図1、図2及び図5によれば、流体−空気熱交換器の形態をした熱交換器3と、好ましくは平行六面体(図2参照)のような形をした共通ケーシング容積部4内に配置されている第1の膨張段/圧縮機ユニット2の形態をしたエンジン/機械とを備えている。熱交換器ユニット1は、特に、第1の流体と周囲空気の形態をした第2の流体との間の熱の交換を可能にするのに役立ち、特に、細部が図7に概略的に記載されていて、空調システムの一部をなす冷却剤回路の冷却剤が、第1の流体として選択される。さらに、熱交換器ユニット1は、第1の流体の熱力学的及びエネルギー的状態を調節するのに役立つ。
好ましい冷却剤回路は、特に、ガス状冷却剤を圧縮して運搬する冷却剤圧縮剤Kを備え、この圧縮機は、本発明に従って、吐出側が熱交換器ユニット1に結合されている。第2の熱交換器W2が、本発明に従って熱交換器ユニット1から見て下流側に配置されており、この第2の熱交換器において、液体冷却剤が冷却プロセスの原理により蒸発する。収集器ユニットS(液体分離器)が、第2の熱交換器の次に位置するのが良く、この収集器ユニットでは、液体冷却剤をガス状冷却剤から分離することができる。ガス用冷却剤を収集機ユニットSから引き出して冷却剤圧縮剤Kに供給する。かくして、結果的に、特に簡単な構造の閉鎖冷却剤回路が得られる。当然のことながら、冷却剤回路を両方向に作動させることができ、かくして、ヒートポンプしても作動させることができるということは、言うまでもない。さらに、理解されるように、冷却剤の形態をした第1の流体は、或る量の潤滑剤を同伴しており、かかる潤滑剤により、冷却剤回路中の可動部品を潤滑することができる。0.1%〜3.5%の潤滑剤潤滑率が好ましい。さらに、理解されるように、冷却剤それ自体を冷却剤回路の可動部品のための冷却剤として用いることができる。
例示の改造型実施形態では、熱交換器ユニット及び(又は)膨張段/圧縮機段を可動又は静止冷却系統及び(又は)ヒートポンプの冷却剤回路中に設けることができる。別の例示の改造型実施形態では、別のガス状及び(又は)液体状の第2の流体は、空気に代えて熱交換器ユニットのために提供される。別の例示の改造型実施形態では、流体−空気熱交換器は、これを少なくとも3種類の物理的且つ(或いは)化学的に異なる流体が流通することができるよう設計されている。
共通ケーシング容積部4は、垂直軸線Hに平行に差し向けられる(ほぼ垂直に又は垂直線に対して最高30°まで傾けられる)と共に熱交換器ユニットの横方向軸線Qに平行に差し向けられた比較的広い第1の前面4aを有し、かかる前面を通って幾つかの空気の流れ及び(オプションとして第3の流体)を貫流軸線Dの方向に流体−空気熱交換器3に供給することができる。これに対応した仕方で、液体−空気熱交換器3は、貫流軸線Dの方向に特定の空気の流れについて透過性であるように設計されている。空気の流れは、第1の前面4aと反対側の第2の前面4bの側で流体−空気熱交換器3から取り出すことができる。
流体−空気熱交換器3は、本発明によれば、第1の管要素ユニット3a及び第2の管要素ユニット3bを備え、これら管要素ユニットは各々、横方向軸線Qの方向に整列した複数本の管要素5を備えている。管要素5は、主として横方向軸線Qの方向に第1の流体を故意に案内するために設けられ、管要素5は、特に、第1の流体を流通させることができる1つ又は数個の中空空間を備えた平べったい管(フラットチューブ)プロフィールとして設計されている。熱伝導熱交換要素6、例えばいわゆるフィンが、好ましい仕方で個々の管要素5相互間に配置されると共に熱伝導連結方式で管要素5に固定されている。図1及び図2では、図面を分かりやすくするために、管要素相互間に設けられた熱交換要素の一部しか示されていない。管要素5は、これらの周りに第2及び(又は)第3の流体が特に貫流方向Dに流れることができるように設計されている。
第1の管要素ユニット3aは、管要素ユニットを包囲している平行六面体管要素ケーシング容積部7内で第2の管要素ユニット3bの真下に配置されている。第1の空気の流れが、好ましい仕方で第1の管要素ユニット3aと関連しており、第2の空気の流れが、第2の管要素ユニット3bと関連しており、第1の空気の流れは、第2の空気の流れよりも高い温度を有するのが良い。例示の改造型実施形態では、連続温度勾配が、空気の流れについて与えられ、これら空気の流れの最も低い温度レベルは、特に、管要素ケーシング容積部7の垂直方向上方領域7aに位置する。
流体−空気熱交換器3は、下方領域4c内に設けられた入口連結分配器8を更に備え、この分配器には、送り込み部8を経て第1の流体を供給することができる。第1の流体を入口連結分配器8経由で第1の管要素ユニット3aに送ることができ、この第1の流体を入口連結分配器8の領域で複数本の管要素5に分配することができる。この場合、第1の管要素ユニット3aの管要素5は、好ましくは、第1の管要素ユニット内の第1の流体の流れが第1の偏向分配器9の領域内で少なくとも一回転、180°だけ逸らし、中間出口10経由で第1の管要素から導き出すことができるような仕方で連結されている。第1の流体を垂直軸線Hの方向に第1の管要素ユニット3a経由で中間出口10まで上方に送ることができ、この中間出口10は、入口連結分配器8のほぼ上に配置されている。かかる構成は、好ましくは、第1の流体が第1の管要素ユニット内で全ての動作状態においてガスの状態で存在し、かくして第1の管要素ユニットを通って第1の流体を垂直方向に上方に送ることができる場合に実現可能である。
さらに、流体−空気熱交換器3は、共通ケーシング要素器具4の垂直方向上方領域4d内に中間入口11を備え、この中間入口を経て第1の流体を第2の管要素ユニット3bに供給することができる。この場合、第2の管要素ユニット3bの管要素5は、好ましくは、第2の管要素ユニット内の第1の流体の流れを数個の第2の偏向分配器12の領域内で数回180°偏向させることができるような仕方で連結されている。最後に、第1の流体は、出口連結分配器13を経て第2の管要素ユニット3bから導き出され、かくして、流体−空気熱交換器3から導き出される。出口連結分配器13は、好ましくは、第1の流体が第2の管要素ユニット3bを流通しているときに或る特定の測地学的勾配を通るように中間入口11の下の高さ位置で垂直軸線Hに対して配置されている。具体的に言えば、出口連結分配器13は、第2の管要素ユニット3bの下方部分内に且つ第1の管要素ユニット3aの上方に配置されている。第1の流体の互いに異なる相組成は、第1及び(又は)第2の管要素ユニットを流通するときに流体−空気熱交換器のかかる構成により容認でき、かかる流通中、凝縮により多少なりとも多い液体相成分を達成することができる。
上述したように、図1及び図2に記載した第1の膨張段/圧縮機ユニット2の形態をしたエンジン/機械は、流体−空気熱交換器3と関連している。中間出口10を介して第1の管要素ユニット3aからの第1の流体を第1の膨張段/圧縮機ユニット2に供給することができ、第2の管要素ユニット3bは、膨張段/圧縮機ユニット2の後に連結されている。熱交換器3と膨張段との間の移送パイプラインは、特に好ましい仕方で熱伝導性が低いジャケット等によって断熱されるよう設計されている。
図3を参照すると、第2の膨張段/圧縮機ユニット2′の形態をしたエンジン/機械も又、圧縮機段14及び膨張段15を備えている(同一であり又は同一の作用効果を有する構造要素には、図1及び図2に記載した第1の膨張段/圧縮機ユニットの場合と同一の参照符号が付けられている。
圧縮機段14及び膨張段15は、少なくとも部分的に円筒形である共通ハウジング16(図3参照)内に配置されている。ハウジング16は、好ましくは、貫流軸線Dの方向に流体−空気熱交換器3と同一の幅を有する。例示の改造型実施形態では、膨張段及び圧縮機段は、別々のハウジング内に収容されるが、互いに隣接して配置される。別の例示の改造型実施形態では、膨張段と圧縮機段を変速ユニット及び(又は)クラッチユニットを介してトルクに対して万全の仕方で互いに結合しても良い。具体的に言えば、熱交換器ユニット及び(又は)自動車用空調ユニットの作動状態の関数として変化させることができる膨張段と圧縮機ユニットの結合部が提供される。この目的のため、自動車用空調ユニット及び(又は)熱交換器ユニットの作動状態についての情報を少なくとも1つのセンサを介して受け取る調節装置/制御装置が設けられる。
第1の流体を移送する数本の導管が、ハウジング16内に配置されており、これらにつき以下に詳細に説明する。中心軸線16aを備えた実質的に円筒形の空き場所又は空間16bがハウジング16内に形成されており、この空間内には、共通シャフト17が、それ自体の回転軸線回りに回転できるような仕方で偏心的に支持されており、中心軸線16aと共通シャフトの回転軸線は、互いに一定の距離を置いている。共通シャフト17は、非回転中空心棒22内に回転可能に支持されており、中空心棒22は、中央断熱分離壁21を介してハウジング16内に実質的に不動状態で挿入されている。例示の改造型実施形態では、具体的には電気モータユニット及び(又は)発電機ユニットとして設計された別の機械が、共通シャフト17に結合されている。種々のロスを最小限に抑えるために、貫通シャフトによりエンジン/機械内に電気機械を組み込むのが良い。代替的に又は追加的に、電気機械と共通シャフト17との間に取り外し可能な非確動又は確動クラッチを設けるのが良い。他の例示の改造型実施形態では、他の機械的及び(又は)電気的消費手段が、共通シャフト17に結合される。
一方、膨張段内側ホイール15aが、中空心棒22で回転可能に支持されている。他方、圧縮機段内側ホイール14aが、中空心棒22で支持されており、2つのカム装置17b,17cが、膨張段内側ホイール15a、圧縮機段内側ホイール14a及び共通シャフト17の回転防止結合を可能にしている。外側ホイール、即ち、膨張段外側ホイール15b及び圧縮機段外側ホイール14bが、膨張段内側ホイール15a及び圧縮機段内側ホイール14aと関連している。内側はめ歯が膨張段外側ホイール15bに設けられ、この内側はめ歯は、膨張段内側ホイール15aに設けられた対応の外側はめ歯と噛み合っている。膨張段ホイール15a,15bは、歯数比が5:4の内部心棒回転ピストン機械を形成している。内側はめ歯が、圧縮機段外側ホイール14bに設けられ、この内側はめ歯は、圧縮機段内側ホイール14aに設けられた対応の外側はめ歯と噛み合っている。圧縮機段ホイールも又、好ましくは、歯数比が5:4の内部心棒回転ピストン機械を形成している。その結果、内側ホイールは、共通シャフト17と一緒になって、機械のいわゆる動力出力部を形成している。変形例として、円形噛み合い方式又は他の種々の噛み合い方式を備えた回転ピストン機械が可能であることは言うまでもなく、この場合、膨張段及び圧縮機段では、他の歯数比、例えば4:3、8:7又は6:5等を採用することができる。別の例示の改造型実施形態では、圧縮機段ホイールと膨張段ホイールとの間にスリップ係合方式(バンケル(Wankel)モータの状態と同等である)を設けることができる。かかる場合、圧縮機段及び膨張段の外側ホイールは、動力ロータとしてトルク伝達方式で互いに結合される。
本発明の例示の好ましい実施形態では、補償/ロータ表面比は、20%〜50%、特に好ましくは約30%〜40%である。さらに、例示の好ましい実施形態では、実質的に同一のプロフィール及び実質的に同一のはめ歯が、圧縮機段及び膨張段に関して選択され、更に、圧縮機段及び膨張段の互いに異なる長さが好ましくは選択される。
外側ホイール14b,15bは、幾何学的中心軸線16a回りに回転可能に共通ハウジング16内の中央に支持されており、少なくとも1つの環状ころ軸受装置及び(又は)摩擦軸受け装置18a,18bが設けられている。複数の円筒形又は球形ころ(ローラ)要素は、共通ケージ内に保持できるころ軸受装置18a,18bと考えることができる。ころ軸受装置及び(又は)摩擦軸受装置は、好ましくは、潤滑剤リザーバ及び(又は)潤滑剤供給装置と関連している。例示の改造型実施形態では、ニードル軸受一式が、好ましくは閉じられた外側及び(又は)内側リングを備えている。例示の改造型実施形態では、特定の外側ホイールに加わる結果としての力の領域に案内シューが設けられ、特定の外側ホイールは、この案内シューで支持されている。案内シューを別個の構造要素として設計しても良く、この案内シューは、比較的小さな接触面を有し、支持された外側ホイールは、この接触面上で接触関係をなして摺動する。
ハウジング16の第1の前方側部16cの領域に第1のハウジングカバー16eが設けられており、このカバーは、肩に軸方向に当接したリング16gによってハウジング16内に支持されている。環状シール16jをその外周に沿って設けるのが良い。第1の(機械式)螺旋ばね37を或る特定の予備張力により特に好ましい仕方でハウジングカバーの内側凹部又は窪み内に挿入するのが良い。別の形式のばね要素、具体的には油圧又は空気圧ばね要素も又、公知の仕方で用いることができる。別の好ましい仕方では、数個のばね要素を中心軸線16a回りに対称に又は一様に配置して結果的にばねの力が一様に共通して及ぼされるようにするのが良い。
第1の、好ましくは金属製又はセラミック製の支持要素19が、一方において膨張段15の要素と他方において第1のハウジングカバー16eとの間に設けられ、この支持要素19は、少なくとも1つの円周方向密封リング20をその周囲に沿って支持している。第1の支持要素19は、軸線16aの方向に可動的に支持されており、膨張段内側ホイール15a及び膨張段外側ホイール15bを前側で支持している。第1の支持要素19は、好ましくは、かなり小さい力から中くらいまでの力で螺旋ばね37を介して膨張段ホイール15a,15bに押し付けられ、この螺旋ばねは、予備張力下で支持要素とハウジングカバー16eとの間に挿入されている。この構成は、膨張段ホイールへの支持要素19の確実な押し付けが、静止中であっても始動中であっても螺旋ばね37の予備張力によって可能になるエンジン/機械の始動の際に特に適切になる。
厚さが膨張段の直径の例えば約0.5%であるスロットが、第1の支持要素19と第1のハウジングカバー16eの対向した前面相互間に設けられている。例示の変形実施形態では、ロータ直径とスロット厚さの比は、500:1未満であるように選択されている。好ましくはドーナツ形の第1の弾性リングシール39が、スロット内に嵌め込まれている。第1のリングシール39は、オプションとして、特に第1のハウジングカバー16eの側で対応のリング溝40と関連しており、このリング溝は、第1のリングシール39を弛緩状態で少なくとも部分的に受け入れ、このリング溝の容積は、リングシール39を圧縮又は変形状態で実質的に完全に受け入れるのに十分である。エンジン/機械の作動状態の大部分において、第1のリングシール39は、軸方向に張力下にあり、第1の小さな圧力容積部41が第1のハウジングカバー16eと第1の支持要素19との間でスロット内のリングシール39の内側に画定されるような仕方で環状溝40から突き出ることが必要である。第1の圧力容積部41は、第1のボア47を介して膨張段15の入口側と連通している。この容積部は、空気圧ばねの形態をした一種の第1の制御要素を構成し、この空気圧ばねの圧力は、膨張ユニットの入口圧力の関数である。
さらに、小さな第2の圧力容積部42が、第1の圧力容積部に隣接した状態で第1のハウジングカバー16eと第1の支持要素19との間のスロット内に形成されており、この第2の圧力容積部42は、第1のリングシール39の外部を包囲しており、オプションとして、第1の螺旋ばね37の受け入れ部と連通している。第2の圧力容積部42は、好ましくは、厚さが1mm未満、特に0.5mm未満の薄い又は非常に薄い接合部として設計されている。第1の圧力容積部41の厚さは、好ましくは、第2の圧力容積部42の厚さと同一である。第2の圧力容積部42は、第2のボア48を介して膨張段15の出口側と連通している。この第2の圧力容積部42は、空気圧ばねの形態をした一種の第2の制御要素を形成し、この空気圧ばねの圧力は、膨張ユニットの出口圧力の関数である。第1の制御要素と第2の制御要素は、これらの技術的効率に関する限り、螺旋ばね37に並列に連結されている。例示の変形実施形態では、少なくとも2つのばねが、直列に連結されており、これらのばねのうち好ましくは1つは、螺旋ばねとして構成されている。
リング溝40及び第1のリングシール39は、カバー16eの軸方向前面の10%〜90%を構成する軸方向表面を好ましい仕方で包囲している。リング溝40及び第1のリングシール39は、更に、寸法が膨張段によって占められた軸方向前面の約25%〜85%に相当する表面を好ましい仕方で包囲している。第1のリングシール39の位置(半径方向位置)は、中央に又は膨張段15で生じる力の関数として幾何学的中心軸線16aに対して偏心した状態に選択されるのが良い。かくして、軸線16aに対して横方向に差し向けられた表面が、第2の圧力容積部42に利用でき、この表面の寸法は、上述した寸法の場合とは逆に、カバー16eの軸方向前面の90%〜10%であるのが良い。
例示の改造型実施形態では、第1のハウジングカバー16eの軸方向内側前面は、第1の圧力容積部41の領域では僅かに引っ込められるよう設計されている。別の例示の改造型実施形態では、リング溝及び第1のリングシールは、少なくとも部分的に非円形であるように設計されている。
膨張段15と圧縮機段14との間にはハウジング16内に固定された断熱分離壁21が設けられており、圧縮機段ホイール14a,14b及び膨張段ホイール15a,15bは、この断熱分離壁に接触した状態で載っている。断熱分離壁21は、好ましくは、熱伝導性が低い材料、特にプラスチック又はセラミック材料で作られる。断熱分離壁は、好ましくは、圧力嵌め又はつなぎ嵌めでハウジング内に挿入されている。例示の改造型実施形態では、断熱分離壁は、ハウジングにねじ止め又はリベット止めされる。さらに、ハウジングは、熱伝導性の低い材料、特にプラスチックで少なくとも部分的に好ましい仕方で作られる。
第2のハウジングカバー16fが、ハウジング16の第2の前方側部16dの領域に設けられており、カバーハウジング16は、第1のカバー16eと反対側がこの第2のハウジングカバーで閉じられるように設計されるのが良い。第2のハウジングカバー16fは、第1のハウジングカバーと同様、肩に軸方向に当接したリング16hによってハウジング内に支持されている。さらに、円周方向シール16iも又、第2のハウジングカバー16fに設けられるのが良い。機械式螺旋ばね38が、或る特定の予備張力により、第2のハウジングカバー16f内に内側凹部又は窪みの領域で特に好ましい仕方で挿入される。別の形式のばね要素、具体的には油圧式又は油圧又は空気圧ばね要素も又、公知の仕方で使用できる。
第2の支持要素23が、第2のハウジングカバー16fと圧縮機段14との間に設けられており、この第2の支持要素は、一方において前方側部が圧縮機段ホイール14a,14bに接触し、他方において、ハウジングカバー16fに接触する。第2の支持要素は、好ましくは、第1の支持要素19と実質的に同一に又は対称に設計される。第2の支持要素は、好ましくは、僅かな力から中くらいまでの力で螺旋ばね38を介して圧縮機段ホイール14a,14bに押し付けられ、この螺旋ばねは、支持要素とハウジングカバー16dとの間に挿入されている。少なくとも1つの外側リングシール24が、円周方向溝内の第2の支持要素と関連している。
厚さが圧縮機段の直径の例えば約0.5%であるスロットが、第2の支持要素23と第2のハウジングカバー16fの対向した前面相互間に設けられている。例示の変形実施形態では、ロータ直径とスロット厚さの比は、500:1未満であるように選択されている。好ましくはドーナツ形の第2の弾性リングシール43が、スロット内に嵌め込まれている。第2のリングシール43は、特に第2のハウジングカバー16fの側で対応の第2のリング溝44と関連しており、このリング溝は、リングシール43を弛緩状態で少なくとも部分的に受け入れ、このリング溝の容積は、リングシール39を圧縮又は変形状態で実質的に完全に受け入れるのに十分である。エンジン/機械の作動状態の大部分において、第2のリングシール39は、軸方向に張力下にあり、第3の小さな圧力容積部45が第2のハウジングカバー16fと第2の支持要素23との間でスロット内のリングシール43によって包囲された空間内に画定されるような仕方で環状溝44から突き出ることが必要である。第3の小さな圧力容積部45は、第3のボア49を介して圧縮機段14の出口側と連通している。かくして、第3の圧力容積部は、空気圧ばねの形態をした一種の第3の制御要素を構成し、この空気圧ばねの圧力は、圧縮機ユニットの出口圧力(作動レベルに応じる)の関数である。
さらに、小さな第4の圧力容積部46が、第3の圧力容積部に隣接した状態で第2のハウジングカバー16fと第2の支持要素23との間の他方のスロット内に形成されており、この第4の圧力容積部46は、第2のリングシール43の外部を包囲しており、オプションとして、第2の螺旋ばね38の受け入れ部と連通している。小さな第4の圧力容積部46は、第4のボア50を介して圧縮機段14の入口側と連通している。この第4の圧力容積部46は、空気圧ばねの形態をした一種の第4の制御要素を形成し、この空気圧ばねの圧力は、圧縮機段の入口圧力の関数である。
第2の環状溝44及び第2のリングシール43は、第2のカバー16ケの軸方向前面の10%〜90%を構成する表面を好ましい仕方で包囲している。さらに、リング溝44及び第2のリングシール43は、好ましくは、寸法が圧縮機段14のホイール14a,14bによって占められた軸方向前面の25%〜85%にほぼ相当する表面を包囲している。第2のリングシール43の位置(半径方向位置)は、中央に又は圧縮機段14で生じる力の関数として幾何学的中心軸線16aに対して偏心した状態に選択されるのが良い。第2のリングシール43が、好ましい仕方で配置されており、その第3の圧力容積部45は、第1のリングシール39と実質的に対称である。
改造型実施形態では、第2のハウジングカバー16fの軸方向内側前面は、第3の圧力容積部45の領域では僅かに引っ込められるよう設計されている。別の例示の改造型実施形態では、第2のリング溝及び第2のリングシールは、少なくとも部分的に非円形であるように設計されている。別の例示の改造型実施形態では、第1のリングシール39と第2のリングシール43は、実質的に同一であるように設計されている。別の例示の改造型実施形態では、第1のリングシール39と第2のリングシール43は、これらの寸法に関して互いに異なり、したがって、結果的に得られる圧力容積部及び(又は)これらの軸方向前面は、互いに異なっている。
断熱分離壁21及び支持要素19,23の組み込みの結果として、実質的に円筒形の空間容積部が得られ、この容積部は、膨張段15及び圧縮機段14によって実質的に満たされる。この円筒形空間容積部の直径は、好ましくは、その軸方向長さの10%〜90%、特に20%〜70%である。
エンジン/機械の作動中、4つの制御要素41,42,45,46内には或る特定の(過剰の)圧力が存在し、かかる圧力は、制御要素と関連した圧力容積部に第1の流体を注入したときの機械の作動状態の関数である。エンジン/機械の最も高い圧力は、特に好ましくは第1の圧力容積部、第1の制御要素41、第3の圧力容積部及び第3の制御要素45内に存在する。第1の圧力容積部及び第3の圧力容積部内の圧力は、好ましくは、図7の冷却剤回路の高圧側内の圧力に一致し、したがって、同じ大きさである。
第1の制御要素41及び第3の制御要素45について示唆した構成の作動方法は、以下のように説明することができる。制御要素を過剰圧力が上述の圧力容積部内に生じているので、エンジン/機械の作動状態の関数として作動させる。制御要素は、これらの前面が2つの支持要素19,23に作用し、これら2つの支持要素は、制御要素によってハウジングの中心に向かう軸方向に押されている。したがって、これら制御要素は、空気圧ばねとしてこれらの圧力容積部に作用し、これら空気圧ばねのばね力は、エンジン/機械の作動圧力(出口側作動圧力)の関数である。作動圧力が高ければ高いほど、制御要素が支持要素に及ぼす力がそれだけ一層大きくなる。この場合、支持要素19,23は、軸方向力を更に膨張段14及び圧縮機段15の回転ホイールに伝える。逆に、作動圧力が減少すると、接触圧力が減少する。かくして、膨張段及び圧縮機段の支持要素の接触圧力は、自己調節方式でエンジン/機械の作動状態に結合される。当然のことながら、本発明のかかる構成は、単独で若しくは独立して作動する圧縮機械又は単独で若しくは独立して作動する膨張機械にも利用できることは言うまでもない。
円周方向スペーサリング26が、膨張段の外側ホイール14bと第2の支持要素23に隣接したハウジング16との間に配置されており、オプションとして、密封機能をも発揮する。膨張段15の流出導管を密封するためにかかる円周方向スペーサリングを膨張段15の外側ホイール15bとハウジング16との間に設けるのが良い。
例示の改造型実施形態では、ハウジングカバーは、ハウジングにリベット止め又はねじ止めされる。別の改造例では、支持要素は、特に支持要素の回転運動を阻止し、軸方向の滑動運動を支え、確実な取り付けを保証する少なくとも1つの軸方向案内装置と関連している。圧縮機段14の流出導管28が、実質的に第2の支持要素23内に配置されていて、リング溝28aを介して圧縮機段の第2の流出導管27と連通しており、この第2の流出導管27は、ハウジング16に設けられるボアとして設計される。
圧縮機段14の第1の流入導管29が、流出導管27とほぼ直径方向反対側でハウジング16内に配置されている。この第1の流入導管29は、圧縮機段の第2の流入導管30と連通し、この第2の流入導管から始まって圧縮機ホイール14a,14bには冷却剤を注入できる。加うるに、環状導管30aが、圧縮機段14の第2の流入導管30から枝分かれしている。第1の流入導管29は、好ましくは、流体−空気熱交換器の中間出口10に直接連結され又はこれと一体に構成されている。例示の改造型実施形態では、好ましくは断熱移送パイプラインが、中間出口10と第1の流入導管29との間に連結されている。上述の配管により、中間出口10から下流側にやって来る流体−空気熱交換器からの第1の流体を流入導管29,30経由で圧縮機段14内に送り込むことができ、この圧縮機段では、第1の流体は、互いに噛み合う圧縮機段ホイール14a,14bによって圧縮される。その結果、第1の流体を流出導管27,28経由で移送パイプライン31(図1参照)に移送することができ、この移送パイプラインを経て第1の流体を中間入口11に送ることができる。
第2の管要素ユニット3bを通って流れた後、第1の流体は、出口連結分配器13を経てハウジング16内に配置された第3の流入導管及び第1の支持要素19内に配置された第4の流入導管33に至る。第1の流体を第3及び第4の流入導管32,33経由で膨張段15に供給するのが良く、この膨張段では、第1の流体を膨張段ホイール15a,15bへの潜在的エネルギーの放出により連続的に膨張させることができる。ハウジング内に配置された第3の流出導管34及び第1の支持要素19内に配置された第4の流出導管35が、流入導管32,33と直径方向反対の側に設けられており、これら導管34,35は、膨張段15の低圧側と連通し、排出部36aの膨張後の第1の流体の移送を可能にする(図1に類似している)。第1の流体は、膨張段/圧縮機ユニット2′を出るだけでなく、排出部36を経て熱交換器ユニット1全体から出る。
図4a、図4b、図5a〜図5d並びに図6a及び図6bは、本発明の第3の膨張段/圧縮機ユニット2″の形態のエンジン/機械を部分的に示している。具体的に説明すると、膨張段15は、図3の第2の膨張段/圧縮機ユニットの膨張段に実質的に等しいものとして示されている。したがって、この場合も又、同一であり又は同一の仕方で作用する構造部品には、同一の参照符号が付けられている。
図3の第2の圧縮機段/圧縮機ユニットについて上述したように(この理由で、図3を用いた説明の全体を参照するのが良い)、第3の膨張段/圧縮機ユニット2″のハウジング16内には1対の膨張段内側ホイール15a及び膨張段外側ホイール15bが設けられており、これら膨張段ホイールは、第1の支持要素19によって固定壁21に押し付けられており、この第1の支持要素は、固定壁を軸方向にずらすことができるように配置されている。接触圧力を利用できるようにするために、永続的にハウジング内に位置決めされた第1のカバー16e内の中央に機械式(又は変形例として空気圧)ばね37が設けられており、このばねは、第1の支持要素19に圧接している。
第1のカバー16eと第1の支持要素19との間のスロット56の付近の作動レベルに依存した圧力を生じさせるために、支持要素19にはタップボア55が設けられており、このタップボアは、スロット56と出口導管35との間の連通を可能にする。変形例として、膨張段の入口導管からの抜き出しは、タップボア及びオプションとしてのスロットルによって行われる。かくして、ストロークが最小の空気圧ばねが、スロット56内に形成され、この空気圧ばねは、第1の制御要素として機能する。この制御要素により圧力を支持要素19に加えることができ、この制御要素は、その時点の圧力を用いてエンジン/機械の作動中に調節できる。具体的に説明すると、制御要素は、出口導管35内の圧力が非常に増大すると、特に強力に調節できる。制御要素の調節は全て、支持要素19に加わる圧力の変化を生じさせると共に支持要素19と膨張ユニットとの間の接触圧力の変化を生じさせる。この関係で、「調節」という用語は、制御要素のうちの1つの物理的作用特性の変化を意味している。
図5a〜図5dを参照すると、入口導管33は、支持要素19と膨張段15との間の接触面の付近で(点線で示されている)膨張段の作業チャンバA内に通じており、したがって、第1の流体を入口導管33経由で膨張段15に供給することができるようになっている。第1の流体は、好ましくは、膨張段15内で膨張し、その間、技術的な仕事が行われ、かかる仕事を回転エネルギーとして連結状態の圧縮機ユニットに送ることができる。
好ましくは円筒形のピン51が、入口導管33から円周方向にずれた状態で入口導管33に隣接して第5のボア52内に配置されている。第5のボア52も又、僅かな間隔を置いて、入口導管から膨張段の作業チャンバA内に通じる。ピン及び第5のボアの長手方向軸線51aは、ハウジング16の中心軸線16aに実質的に平行に位置合わせされている。円筒形ピン51は、これが第5のボア52内で摺動状態でずれることができるような仕方で支持されており、この円筒形ピンは、一方の側が、図4a及び図6aに従って第1の作動状態にあらかじめ張力が加えられた螺旋ばね53を介して加重される。このピンをそのジャケットに沿って包囲する外側リングシール54が、密封のためにピン51と関連している。
具体的に説明すると、第5のボア52は、円筒形ピン51の裏側に作動レベルに応じた圧力を加えることができるようにスロット56と連通している。かくして、小さな空気圧ばねの形態をした制御要素が、第5のボアの領域に形成され、この制御要素は、ピストンのような円筒形ピン51に裏側から加重する。フランジ又はカラー57が、好ましい仕方でこのピンと関連しており、その結果として、第5のボア内の肩に設けられた支持体の実現を達成することができ、この支持体は、ばねの力に抗して軸方向に作用する。他方、ボア内に存在する圧力の印加面が、オプションとして与えられる。
ピン51が図4a及び図6aに示すその第1の作動位置にある場合、その前面51bは、膨張段ホイールに向いた支持要素19の隣接の前面と整列する。第1の作動位置では、ピン51は、その端が第5のボアを閉塞する。ピンは、硬化金属又はセラミック材料から好ましい仕方で作られる。第5のボア52の直径とほぼ同じ寸法又はこれよりも小さいシフト用経路が、図4a及び図6aに示す第1の作業位置と図4b及び図6bに示す第2の作業位置との間で円筒形ピン51と関連している。
図5a〜図5dから明らかなように、円周方向に延びる小径オーバーフロー導管58が、第5のボア52と入口導管33との間に設けられており、このオーバーフロー導管は、ボア52及び導管33と幾何学的に交差している。小径オーバーフロー導管58のスループット又は流れ断面は、好ましくは、入口導管33の最小スループット又は流れ断面よりも小さいように設計されている。さらに、小径オーバーフロー導管58は、これがその全長に沿って作業チャンバAと連通することができるように、膨張段ホイールに向いた支持要素19の前面上に開口するよう設計されている。例示の改造型実施形態では、小径オーバーフロー導管は、第5のボア及び入口導管に至る口はさておき、閉塞されるよう設計されている。
特に図5a〜図5dを用いると、ピン51の機能を説明することができる。図5aを参照すると、第1の流体が充填サイクルの開始時に入口導管33を経て膨張段15の第1の部分作業チャンバA1内に供給される。膨張段内側ホイール15a及び膨張段外側ホイール15bは、第1の作業チャンバA1をフランク又は側面59のところで閉塞する。オーバーフロー導管58及び入口導管33の陰影を施した領域は、部分作業チャンバA1を密な陰影を施した状態で図5bに示されているように第1の流体で充填することができるような仕方で部分作業チャンバA1と連通している。充填段階は、ピン51がその第1の作動位置にあり、フランク60(又はその延長部)の領域でオーバーフロー導管58を画定する程度まで膨張段ホイール15a,15bが矢印Rの方向に更に回転している間、図5cに示す位置においてフランク60で終わる。図5cに示す膨張段ホイール15a,15bの位置では、これら膨張段ホイールは、所与の容積の部分作業チャンバA1を包囲しており、この部分作業チャンバの陰影を施した前面は、膨張段ホイール15a,15b相互間の最大限に達成可能な前面の10/15〜1/2、特に、100/177である。
ピン51がその第2の作動位置にあり、オーバーフロー導管58をフランク60(及び(又は)その投影部の領域のところ)で自由にする程度まで、部分作業チャンバA1の充填段階は、矢印Rの方向における膨張段ホイールのそれ以上の回転中に、図5dに示すようにフランク61で終わる。第5のボア52の壁と膨張段ホイール15a,15bの延長した接触線は、フランク61及び(又は)その延長部上で一致する。図5dに示す膨張段ホイール15a,15bの位置では、これら膨張段ホイールは、所与の容積の部分作業チャンバA1を包囲しており、この部分作業チャンバの陰影を施した前面は、膨張段ホイール15a,15b相互間の最大限に達成可能な前面の10/11〜10/15、特に、100/123である。
ピン51を膨張段15の入口及び出口側に加わる圧力の関数として作動させることができるので、臨界未満の作動状態が残されてピン51をその第1の作動位置から押し出すことができるしきい値として入口側と出口側との間で最大圧力勾配を定めることができる。ほぼ一定の出口圧力及び(又は)基準圧力が出口側に加わっていると仮定すると、入口側に関する絶対圧力値を定めることができ、これを超えた場合、ピン51をその作動位置から押し出すことができ、オーバーフロー導管は、特に、自由にされて膨張段における臨界超過の一定容積サイクルへの移行が行われる。
図4a〜図6dを用いて説明した第3の膨張段/圧縮機ユニット2″は、エネルギーの利用(好ましくは内部利用)が第1の流体の膨張中に自由になるので、図7に記載した冷却プロセス(又はヒートポンプ回路)における丁度他の2つの膨張段/圧縮機ユニットとして利用できる。次に、膨張段15において回収された技術的仕事を本発明に従って共通シャフト経由で膨張段15及び圧縮機段から直接圧縮機段に送る。この期間中、冷却プロセスの圧縮仕事の一部は、好ましくは、圧縮機段で実施され、回収した技術的仕事は、このようにして内部利用される。例示の改造型実施形態では、数個の膨張段/圧縮機ユニットが、流体−空気熱交換器と関連しており、これら膨張段/圧縮機ユニットを介して、多段膨張及び多段圧縮を実現することができる。別の改造例では、オプションとして、制御可能な変速ユニット/クラッチユニットが、個々の又は数個の膨張段相互間及び関連の圧縮機ユニット相互間に設けられる。具体的に言えば、3つの互いに類似した膨張段/圧縮機ユニット2,2′,2″の特定の特徴を一システム内で互いに組み合わせることができるので有利である。
各膨張段/圧縮機ユニットは、図1及び図2の本発明の熱交換器ユニットに用いられるのに特に好適である。第1の流体を用いて実施される冷却プロセスの以下のプロセスステップ、即ち、冷却、内部圧縮による中間圧縮、それ以上の冷却及び(又は)凝縮(部分凝縮)、内部膨張を含む膨張は、特に簡単な手段で且つ本発明のかかる熱交換器ユニットにより狭い空間で実施できる。特に好適であり且つ効率的なプロセスを本発明に従って、膨張中に自由になる潜在的エネルギーの回収及び内部利用によって実施できる。0.1%〜3.5%という循環状態の冷却剤中の僅かな潤滑油成分による膨張段/圧縮機ユニットの潤滑が、特に好ましい。
本明細書において示唆した構成は、冷却機械の複数個のコンポーネントを自動車の形態における又は他の可動用途のための特に小さな平行六面体ケーシング容積部を備えたブロックとして有利に使用できる共通構造ユニットの状態に統合する。本発明の機械を左から右へのプロセス又は右から左へのプロセスにおいて熱力学的条件への適合後に使用することができる。
流体−空気熱交換器及び第1の膨張段/圧縮機ユニットの形態をしたエンジン/機械を備えた本発明の熱交換器ユニットの縦断面図である。 図1の熱交換器ユニットの斜視図である。 第2の膨張段/圧縮機ユニットの形態をしたエンジン/機械の縦断面図である。 一作業点における第3の膨張段/圧縮機ユニットのうちの圧縮機ユニットの縦断面図である。 別の作業点における第3の膨張段/圧縮機ユニットのうちの圧縮機ユニットの縦断面図である。 連続した作動状況のうちの1つにおける図4a及び図4bの圧縮機ユニットの概略断面図である。 連続した作動状況のうちの別の1つにおける図4a及び図4bの圧縮機ユニットの概略断面図である。 連続した作動状況のうちの別の1つにおける図4a及び図4bの圧縮機ユニットの概略断面図である。 連続した作動状況のうちの別の1つにおける図4a及び図4bの圧縮機ユニットの概略断面図である。 図4aの圧縮機ユニットの縦断面斜視図である。 図4bの圧縮機ユニットの縦断面斜視図である。 膨張段/圧縮機ユニットを備えた熱交換器ユニットを有する自動車用空調システムの冷却剤回路の略図である。
符号の説明
1 熱交換器ユニット
2 第1の膨張段/圧縮機ユニット
3 熱交換器
3a,3b 管要素ユニット
4 共通ケーシング容積部
5 管要素
6 熱伝導熱交換要素
10 中間出口
11 中間入口
13 入口連結分配器
14 圧縮機段
15 膨張段
15a,15b ホイール
16 ハウジング
17 共通シャフト
19 支持要素
22 中空シャフト
33 入口導管
41,42,53,56 空気圧ばね
58 オーバーフロー導管
A 作業空間

Claims (24)

  1. 第1の流体、特に空調システムの冷却剤を状態調整するエキスパンダ型熱交換器ユニットであって、熱交換器を有し、前記熱交換器は、
    −前記第1の流体を流通させることができるよう設計された第1の管要素ユニット(3a)と、
    −前記第1の流体を流通させることができるよう設計された第2の管要素ユニット(3b)とを備え、
    −前記第1の流体の移送は、中間出口(10)を介して前記熱交換器(3)から圧縮機段(14)まで達成でき、
    −前記第1の流体の移送は、中間入口(11)を介して圧縮機段(14)から前記熱交換器(3)まで達成でき、
    −前記第1の流体を前記第2の管要素ユニットから取り出すための出口連結分配器(13)が設けられ、前記出口連結分配器を介して前記第1の流体を膨張段に移送することができ、
    −圧縮機段(14)及び膨張段(15)は、円筒形空間容積部内に配置され、前記円筒形空間容積部の直径は、その軸方向長さの10%〜90%、特に20%〜70%である、エキスパンダ型熱交換器ユニット。
  2. 前記圧縮機段(14)と前記膨張段(15)は、互いに隣接して配置され、特に、トルク伝達方式で互いに結合されている、請求項1記載のエキスパンダ型熱交換器ユニット。
  3. 前記エキスパンダ型熱交換器ユニット内における潤滑剤循環率は、0.1%〜3.5%である、請求項1又は2記載のエキスパンダ型熱交換器ユニット。
  4. 500:1未満のロータ直径とスロットの比が選択される、請求項1〜3のうちいずれか一に記載のエキスパンダ型熱交換器ユニット。
  5. 補償/ロータ表面比は、20%〜50%、特に30%〜40%である、請求項1〜6のうちいずれか一に記載のエキスパンダ型熱交換器ユニット。
  6. 前記圧縮機段(14)と前記膨張段(15)は、同一のプロフィールのものであるが、長さが互いに異なる、請求項1〜5のうちいずれか一に記載のエキスパンダ型熱交換器ユニット。
  7. 並列膨張装置が、膨張側に設けられている、請求項1〜6のうちいずれか一に記載のエキスパンダ型熱交換器ユニット。
  8. 前記膨張段(15)の動力出力を変化させる調節可能な制御要素(41,42,51,56)が設けられ、前記調節可能な制御要素は、前記膨張段(15)及び(又は)前記圧縮機段(14)の動作中に変化させることができるパラメータの関数として調節できる、請求項1〜7のうちいずれか一に記載のエキスパンダ型熱交換器ユニット。
  9. 特に請求項1〜8のうちいずれか一に記載のエキスパンダ型熱交換器ユニット内の第1の流体を膨張させるエンジン/機械であって、湾曲した接触面相互間に作業空間(A)を画定する膨張段内側ホイール(15a)と膨張段外側ホイール(15b)を備えた膨張段(15)を有し、第1の可動支持要素(19)が、前記膨張段内側ホイール(15a)及び前記膨張段外側ホイール(15b)と関連しており、前記第1の可動支持要素は、その前側が前記膨張段内側ホイール(15a)及び前記膨張段外側ホイール(15b)に押し付けられる、エンジン/機械において、調節可能な制御要素(41,42,51,56)が、前記第1の可動支持要素(19)と関連し、前記調節可能な制御要素は、前記膨張段(15)及び(又は)前記エンジン/機械(2,2′,2″)の動作中に変化するパラメータの関数として、特に、前記膨張段(15)の入口導管及び(又は)出口導管内の圧力及び(又は)前記膨張段(15)の平均圧力の関数として調節できる、エンジン/機械。
  10. 前記調節可能な制御要素(41,42,51,56)は、前記第1の支持要素(19)と前記膨張段内側ホイール(15a)及び(又は)前記膨張段外側ホイール(15b)との間の接触圧力を変化させる、請求項9記載のエンジン/機械。
  11. 前記調節可能な制御要素(41,42,51,56)は、前記第1の支持要素(19)に接触圧力を及ぼし、前記接触圧力は、前記第1の支持要素から前記膨張段(15)に伝達される、請求項9又は10記載のエンジン/機械。
  12. 前記調節可能な制御要素は、前記膨張段(15)の前記入口導管及び(又は)前記出口導管内の圧力により加重される空気圧ばね(41,56)として設計されている、請求項9〜11のうちいずれか一に記載のエンジン/機械。
  13. 前記支持要素(19)とハウジングに固定されたカバー(16e)との間の前記調節可能な制御要素(41,56)は、特に前記カバー(16e)及び前記支持要素(19)と一緒になって、圧力容積部を包囲する環状密封要素(39)を備えている、請求項9〜12のうちいずれか一に記載のエンジン/機械。
  14. 前記調節可能な制御要素は、定位置又は休止状態では予備張力下にある機械式ばね(53,37)と関連し且つ前記制御要素と並列に連結された空気圧ばね(41,42,56)として設計されている、請求項9〜13のうちいずれか一に記載のエンジン/機械。
  15. 前記調節可能な制御要素は、可動ピストン又はピン(51)として設計され、前記可動ピストン又はピンの前側(51b)を前記膨張段(15)の入口側圧力で加重することができ、前記可動ピストン又はピンの後側を前記膨張段の出口側圧力で加重することができる、請求項9〜14のうちいずれか一に記載のエンジン/機械。
  16. 前記調節可能な制御要素(51)は、第1の動作位置では、オーバーフロー導管(58)を少なくとも部分的に閉塞し、前記オーバーフロー導管(58)は、前記膨張段(15)の入口導管(33)及び作業空間(A)に直接又は間接的に通じている、請求項9〜15のうちいずれか一に記載のエンジン/機械。
  17. 幾つかの前記調節可能な制御要素(41,42,51,56)は、前記エンジン/機械内部の前記エンジン/機械の作動レベルの関数として前記膨張段ホイール(15a,15b)に加わる前記支持要素(19)の前側接触圧力を自動的に変化させる、請求項9〜16のうちいずれか一に記載のエンジン/機械。
  18. 前記膨張段(15)は、前記圧縮機段(14)と関連し、前記圧縮機段(14)は、前側が圧縮機内側ホイール(14a)及び(又は)圧縮機外側ホイール(14b)に押し付けられる第2の可動支持要素(23)と関連しており、前記第2の可動支持要素(23)は、第2の調節可能な支持要素(45,46)と関連しており、前記第2の調節可能な支持要素は、前記圧縮機段(14)及び(又は)前記エンジン/機械(2,2′,2″)の作動中に変化することができるパラメータの関数として、特に、圧縮機段(14)の入口導管及び(又は)出口導管内の圧力の関数として調節できる、請求項9〜17のうちいずれか一に記載のエンジン/機械。
  19. 前記第2の調節可能な制御要素(45,46)は、第2の支持要素(23)と前記圧縮機内側ホイール(14a)及び(又は)前記圧縮機外側ホイール(14b)との間の接触圧力を変化させる、請求項18記載のエンジン/機械。
  20. 前記第2の調節可能な制御要素(45,46)は、前記第2の支持要素(23)に接触圧力を及ぼし、前記接触圧力は、前記第2の支持要素から前記圧縮機段(14)に伝達される、請求項18又は19記載のエンジン/機械。
  21. 前記圧縮機段(14)及び前記膨張段(15)は、共通のハウジング(16)内に配置され、前記ハウジング(16)は、前記圧縮機ホイール(14a,14b)と前記膨張段ホイール(15a,15b)との間で前記ハウジング内に不動的に配置された断熱分離壁(21)を備え、前記圧縮機ホイール及び前記膨張段ホイールは、接触した状態で前記断熱分離壁上で休止する、請求項18〜20のうちいずれか一に記載のエンジン/機械。
  22. 前記圧縮機段(14)及び前記膨張段(15)は、前記ハウジングに固定された中空シャフト(22)の内側で回転可能に支持された共通シャフト(17)を有する、請求項18〜21のうちいずれか一に記載のエンジン/機械。
  23. 前記膨張段(15)は、可変膨張容積部を有し、前記第1の流体の内部膨張を前記可変膨張容積部内で実施することができ、
    −前記膨張段(14)は、可変圧縮容積部を有し、前記第1の流体の内部圧縮を前記可変圧縮容積部内で実施することができる、請求項18〜22のうちいずれか一に記載のエンジン/機械。
  24. 前記膨張段(15)及び前記圧縮機段(14)は各々、シャフト(22)で支持された内側ホイール(14a,15a)を備えると共にハウジングで支持されると共に前記内側ホイールを包囲した外側ホイール(14b,15b)を備え、
    −前記内側ホイール(14a,15a)は、外側はめ歯と関連し、
    −前記外側ホイール(14b,15b)は、前記外側はめ歯と噛み合う対応の内側はめ歯と関連し、
    −前記内側ホイール及び前記外側ホイールは、これらが互いに間隔を置いた2つの回転軸線(17a,16a)回りに回転できるような仕方で支持されている、請求項18〜23のうちいずれか一に記載のエンジン/機械。
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