JP2009001058A - カップホルダー - Google Patents

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Abstract

【課題】特に切換操作性や使い勝手をより良好にする。
【解決手段】 トレー2と、該トレー2に対して重ねられる折畳み態様と立ち上がる起立態様とに切り換えられる保持手段3とを備え、保持手段3が起立態様で容器類Cの周囲部を支持可能となるカップホルダーにおいて、トレー2に対して回動可能に組み付けられた回転体4を有し、トレー2と回転体4とを相対的に回動させることにより保持手段3を折畳み態様と起立態様とに切り換えるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、カップホルダーのうち、特にトレーから立ち上がった起立態様で容器類の周囲部を支持する保持手段を有したカップホルダーに関する。
従来のカップホルダーには、特許文献1に開示されているように、トレー(受け皿)と、該トレーに対して折畳み態様と立ち上がる起立態様に切り換えられる保持手段(可動部材)とを備え、保持手段が起立態様で容器類の周囲部を拘束したり支持する構造がある。また、この構造では、トレー及び保持手段を格納せずに露出しておくことも可能であるが、車室壁やコンソール等に設けられる収納部(収納箱)に対して押し入れたり引き出して使用する、いわゆる格納式となっている。
実開平3−28031号公報(第1図〜第22図)
上記特許文献1の構造では、保持手段が付勢力で立ち上げ方向へ付勢されたリンクを介して折畳み態様から起立態様に切り換えられ、逆に起立態様から付勢力に抗して押し下げられるとリンクを介して折畳み態様に切り換えられることから、例えば付勢力を大きく設定すると、折畳み態様にする際の押し下げ力も大きくなり切換操作性が悪くなる。また、格納操作では、保持手段を押し下げて折畳み態様とした後、トレーを押して収納部内に入れる、つまり2段階の動作を行わなくてはならず使い勝手が悪かった(特許文献1の第1図〜第7図)。なお、特許文献1中、第8図〜第16図の構造では、トレーが収納部内へ押し入れる過程で、保持手段が起立態様から収納部の開口縁部に当接して下向きの応力を受けることで折畳み態様に切り換えられるが、保持手段が収納部の開口縁部に当たるため損傷し易く良好な格納操作を維持し難くなる。しかも、従来の保持手段は、容器類を挿入して支持する開口部を有しているが、該開口部のホールド径が容器類の径に応じて微調整されないため、対象の容器類が標準外径からずれると保持特性も悪くなる。
本発明の目的は、以上のような問題を解消して、切換操作性や使い勝手をより良好にすることにある。他の目的は容器類の径に応じてホールド径を微調整可能にして保持特性を向上することにある。
上記目的を達成するため本発明は、トレーと、該トレーに対して重ねられる折畳み態様と立ち上がる起立態様とに切り換えられる保持手段とを備え、前記保持手段が前記起立態様で容器類の周囲部を支持可能となるカップホルダーにおいて、前記トレーに対して回動可能に組み付けられた回転体を有し、前記トレーと前記回転体とを相対的に回動させることにより前記保持手段を前記折畳み態様と前記起立態様とに切り換えることを特徴としている。ここで、以上の本発明において、トレーはパネルやリッド等を含む意味で使用し、容器類は缶、カップ、ペットボトル及び外観的にそれらに類似するものも含む広義な意味で使用している。
以上の本発明は次のように具体化されることがより好ましい。
(1)前記トレーを出し入れする収納部と、前記収納部に対する前記トレーの出し入れと連動して前記回転体を回動する回転機構とを有している構成である(請求項2)。
(2)前記保持手段が前記回転体の周りに2つ以上設けられている構成である(請求項3)。
(3)前記起立態様で前記各保持手段にて区画されて容器類の周囲部を支持するホールド径が前記回転体の回動量(又は回転角)に応じて可変される構成である(請求項3)。
(4)前記保持手段は、前記回転体に枢支された一方脚部材と、前記トレーに枢支された他方脚部材と、前記両脚部材を連結している支持片とから構成されて、前記回転体の回動により前記脚部材同士の間隔を狭めて前記折畳み態様から前記起立態様に切り換えられる構成である(請求項4)。
請求項1の発明では、トレーと回転体とを相対的に回動、つまり通常は回転体をトレーに対して回動させることにより、保持手段が起立態様から折畳み態様、折畳み態様から起立態様にそれぞれ切り換えられる。このため、この構造では、特許文献1の構造に比べて切換操作性をより簡素化したり良好にし易く、それにより使い勝手を向上できる。
請求項2の発明では、収納部に対するトレーの引き出しと連動して、回転体が回転機構を介して一方向へ回動して保持手段が折畳み態様から起立態様に切り換えられ、逆に、収納部に対するトレーの押し入れと連動して、回転体が回転機構を介して他方向へ回動して保持手段が起立態様から折畳み態様に切り換えられる。このため、この構造では、切換操作性及び使い勝手をより向上できる。
請求項3の発明では、保持手段が回転体の周りに複数設けられているため、容器類の周囲部をより確実に支持可能となる。この場合、請求項4の発明では、各保持手段で区画されるホールド径が回転体の回動量(又は回転角)に応じて大きくなったり小さくなる。このため、この構造では、径の異なる容器類であっても、各保持手段で区画されるホールド径を対象容器類の径に応じて可変することで、常に安定した状態に支持できる。
請求項5の発明では、保持手段が2つの脚部材と両脚部材を連結している支持片とから構成され、回転体の回動により脚部材同士の間隔を狭めて折畳み態様から起立態様に切り換えられる。このため、この保持手段は簡易であり、故障の起きにくい簡明な切換作動を実現できる。
以下、本発明の形態例について図面を参考しながら説明する。図1と図2はカップホルダーの全体を示し、図3〜図7はカップホルダーの要部構造を示し、図8及び図9は要部作動を示している。以下の説明では、構造及び部材同士の関係を明らかにした後、要部作動に言及する。
(構造)形態例のカップホルダーは、収納部であるケース1と、ケース1に出し入れされるトレー2と、トレー2に対して重ねられる折畳み態様と立ち上がる起立態様とに切り換えられて容器類の周囲部を支持したり拘束する保持手段3と、トレー2に対して回動可能に組み付けられた回転体4と、ケース1に対するトレー2の出し入れと連動して回転体4を回動する回転機構5とを有し、保持手段3がトレー2と回転体4とを相対的に回動(通常は回転体4を回動)させることにより折畳み態様と起立態様とに切り換えられる構造である。なお、カップホルダーとしては、ケース1及び回転機構5を省いて簡略化することも可能であり、その場合、例えば回転体4を他の回転機構又は手動で回動して保持手段3を折畳み態様と起立態様とに切り換えるようにする。
前記ケース1、トレー2、保持手段3を構成している脚部材30,31及び支持片34、回転体4、回転機構5を構成しているレバー5は樹脂成形品であるが、材質は樹脂以外でもよい。このうち、ケース1は、図1及び図2に示されるように、上半体10と下半体11とを上下に重ねると共に不図示のねじ等で一体化したもので、全体が偏平の矩形容器状をなし、一端側の開口部12からトレー2を出し入れする。ケース1内には、下半体11の上面側に設けられて、左右の間に位置して前後に延びているガイド溝13と、左右の内側面にそれぞれ突出されている突起部14,14と、左右の少し内側に対向した状態で前後にそれぞれ延びている当接部15,15とを有している。ガイド溝13は、前側から開口部12の少し手前までが直線溝13aに形成され、そこから開口部12付近までが幅方向の一方から他方というように傾斜した傾斜部13bに形成されている。
符号16は、上半体10の一端側、つまり開口部12を区画している一端側に設けられて上に一段高くなった張出部である。下半体11の一端側(開口部12の側)は、左右の中間部が不図示の凹状欠如部に形成されている。これは、トレー2がケース1に押し入れた格納状態から、手や指を前記凹状欠如部からトレー2の対応部(後述する縁取り用突出壁部22の対応部)に引っ掛けて引き操作可能にするためである。なお、以上のケース1は、例えば、自動車のインストルメントパネルやコンソールボックス等に装着されるものであるが、カップホルダー用の装着部(インストルメントパネルやコンソールボックス等)に対してケース1に対応した空間を有する収納部を直に形成する構成であってもよい。
トレー2は、図1〜図5に示されるように、ケース1に対応した矩形板状をなし、上面が前部20に比べて後部21を一段高く形成し、下面が両側及び前部20の端側に突出された突出壁部22で縁取りされており、両側面にそれぞれ設けられてケース側の対応する突起部14と摺動自在に嵌合するガイド溝23を有している。また、前部20には、端部上に沿って突出されてケース側の張出部16内に収まる突出部24と、突出部24と後部21との間に上下貫通されている円状の開口部25と、開口部25の上面側周囲に突出されている複数(この例では3つ)の連結部26と、開口部25の下面側周囲に突出されている複数(この例では3つ)の案内用突起部27とが設けられている。各連結部26及び各突起部27は開口部25の略中心を通る仮想線上に設けられている。各連結部26は、図5(b)のごとく貫通孔26aを形成していると共に、外周側が一段低い段差となっている。各突起部27は開口側25から凹設された穴部27aを有し、該穴部27aに弾性材6が配置される。この弾性材6は、コイル形ばねを使用しているが、ラバー等の弾性体やそれに類似するものでも差し支えない。
後部21には、下面に設けられて所定間隔を保っている対の突片部28が設けられている。各突片部28には、図示を省いたが、外側面に設けられた横溝に対し板ばね17が組み付けられている。板ばね17は、略Ω状の弾接部を有し、トレー2がケース1に対し突起部14とガイド溝23との嵌合を介して配置されたとき、前記弾接部を対応する当接部15に接することにより、ケース1に対するトレー2のがたつきを吸収可能にする。更に、下面にあって前部20と後部21との間には枢支部29が設けられている。
以上のトレー2には、回転体4と、保持手段3と、回転機構5を構成しているレバー50とが組み付けられる。このうち、回転体4は、図3と図6に示されるように、開口部25に嵌合する凹状受け部40と、受け部40の上端周囲に突出したフランジ部41及び周囲等分する箇所に片状に突出した複数(この例では3つ)の突片部42と、各突片部42の上面に突出された連結部43と、受け部40の外周囲に設けられた周回溝44と、受け部40の底外面に設けられたギア部45とを一体に有している。各突片部42は、フランジ部41より外方へ大きく突出していると共に、同方向の端側に突設した連結部43を有している。ギア部45は、平歯車であり、連続した歯46と共に、基準位置の歯を欠如した幅広の谷部47を有している。
以上の回転体4は、受け部40がトレー2の開口部25に嵌入されると、上記した各突起部側穴部27aに配置された弾性材6が3方向から周回溝44に弾接することで、弾性材6を介して開口部25から抜け止めされる。また、回転体4は、弾性材6のセンタリング作用により開口部25に対するがたつきが吸収されて、その回動特性が良好に維持される。
回転機構5は、ケース1に対するトレー2の出し入れと連動して回転体4を回動する機構であればよい。この例では、回転体側のギア部45と、該ギア部45と噛み合う連続した歯51を有したレバー50と、該レバー50に設けられた凸部53と、上記ケース側のガイド溝13とからなる。レバー50は、歯51を一端側周囲に形成し、一端と他端との間に設けられた不図示の支持部と、他端側の下面に突設されてガイド溝13に嵌合する凸部53とを有している。また、レバー50は、一端側の上面が薄肉ないしは段差になっており、該段差によって前記突起部27を逃げるようになっている。歯51は、ギア部45と噛み合うと共に、ギア部45側の幅広の谷部47と噛み合う幅広の歯52を有している。
以上のレバー50は、上記した支持部がトレー側枢支部29に対してワッシャ18及びねじ19等を介して揺動可能に支持される。この支持状態では、歯51がギア部45の歯46と噛み合っている。そして、この形態において、トレー2は、ケース1に対して突起部14にガイド溝23を嵌合し、かつ、ガイド溝13に凸部53を嵌合した状態でケース内に押し入れられる。すると、レバー50は、図1から推察されるように、トレー2がケース1内へ押し入れられる過程において、凸部53が傾斜溝13bから直線溝13aに移動されることによって、上記支持部(又はねじ19)を支点として時計回りへ揺動され、その結果、レバー側歯51とギア部45の噛み合いを介して回転体4を逆時計回りへ回動する。また、レバー50は、トレー2がケース1内に押し入れられた格納状態から引き出される過程において、上記支持部(又はねじ19)を支点として逆時計回りへ揺動され、その結果、レバー側歯51とギア部45の噛み合いを介して回転体4を時計回りへ回動する。勿論、以上の回転機構5としては、例えば、揺動式のレバー50に代えてギア部45と噛み合うラック方式により回転体4を回動するようにしてもよい。なお、以上のトレー1は、ケース1内に押し入れられた格納状態から最大まで引き出したときに、ケース1内から外れないようストッパー等にて処理される。
一方、保持手段3は複数(この例では3つ)が使用される。各保持手段3は、図3及び図4に示されるように、回転体4側に枢支される一方脚部材30と、トレー側に枢支される他方脚部材31と、両脚部材30,31を折曲自在に連結している支持片34と、付勢ばね9とから構成される組立体である。ここで、各脚部材30,31は、同程度の長さに設定されており、基端側に取付部32,33を形成している点、先端(起立態様で上端)に凸形の接続部32a,33aを形成している点、上面(折畳み態様で上になる面)の先端側に窪み形状の段差部30a,31aを形成している点、下面(折畳み態様で下になる面)の先端側に線材用配置溝30b,31bを形成している点で同じ。支持片32は、両側部分が(折畳み態様で)段差部30a,31aに略面一に重ねられるよう薄板状に形成され、下面の中間部に設けられて脚部材側の接続部32a又は33aと連結する対の凹形接続部35,35、及び線材用配置溝34bなどを有している。
以上の各脚部材30,31は、凸形接続部32a,33aを対応する凹形接続部35に嵌合した状態から、ピン8が幅方向に接続部35(の凹形の一方片側)に設けられた挿通孔、接続部32a又は33aに設けられた挿通孔、接続部35(の凹形の他方片側)に設けられた挿通孔に差し込まれた状態で支持片34に対しそれぞれ折曲自在に連結される。その際には、付勢ばね9が各ピン8に軸挿された状態で脚部材30と支持片34との間、脚部材31と支持片の34との間に配置され、それにより各脚部材30,31が起立態様から折畳み態様に切り換えられたるときに、支持片34を付勢ばね9の付勢力により脚部材30,31と面一に重ねられるようにする。
すなわち、付勢ばね9はトーションばねであり、両端部9aが脚部材30の配置溝30bと脚部材31の配置溝31bとに嵌合される線材部に設定され、その間の中間部分9bがそれぞれピン軸挿用巻線部9c,9cを介在して支持片34の配置溝34bに嵌合される線材部に設定されている。但し、付勢ばね9は中間部分9bで切断して2つにしてもよい。何れの構造でも、脚部材30の凸形接続部32aと支持片34の対応する凹形接続部35とをピン8にて枢支したり、脚部材31の凸形接続部33aと支持片34の対応凹形接続部35とをピン8にて枢支するとき、各ピン8を対応する巻線部9cに挿通することで付勢ばね9を支持し、かつ、該支持状態で巻線部9cの両側にある線材部を上記配置溝30b又は31bと、配置溝34bとに嵌合させる。
(作動)以上のカップホルダーにおいて、各保持手段3は、脚部材30(の接続部32)が回転体側連結部43にピン7を介して枢支され、脚部材31(の接続部33)がトレー側連結部26にピン7を介してそれぞれ枢支される。換言すると、各保持手段3は、回転体4とトレー2とに対応するピン7等を介して連繋状態に取り付けられることで、図7(a)の折畳み態様から回転体4の回動により脚部材30,31同士の間隔を狭めて図7(b)の起立態様に切り換えられ、また、前記起立態様から回転体4の逆方向への回動により脚部材30,31同士の間隔を拡げながら図7(a)の折畳み態様に切り換えられる。勿論、回転体4は、段落0021に記載したように回転機構5を介してトレー2の出し入れと連動して回動される。次に、このカップホルダーにおいて、特に要部作動を図1と図2及び図8と図9などを参照しながら詳述する。
(1)図1及び図2の各(a)のごとくトレー2の格納状態において、レバー50は、直線溝13aに嵌合している凸部53を介して基準位置(この例では図6(c)のごとく上記した回転体側ギア部45の幅広の谷部47とレバー側歯51のうち幅広の歯52とが噛み合っている)に回動されている。回転体4は、該レバー50を介して回動規制つまり回動不能に保持されている。複数の保持手段3は、図8及び図9の各(a)に示されるように、脚部材30と脚部材31とが上記した枢支用ピン7を介してトレー2上に水平に倒れ、かつ支持片34がその転倒された各脚部材30,31に密接した状態となっている。この状態では、上記した付勢ばね9の存在により、例えば、外部から振動が加わっても支持片34などが不用意に揺動されない。
(2)トレー2は、ケース側突起部14に対するガイド溝23の案内作用、及びケース側当接部15に対する板ばね17の弾接作用を伴って以上の格納状態から引き操作される。この引出過程において、レバー50は、凸部53が直線溝13aから傾斜部13bに沿って移動するとき、図1(b)のごとく上記支持部(又はねじ19)を支点として逆時計回りへ揺動される。回転体4は、該レバー50の揺動に連動し、歯51と歯46との噛み合いを介して時計回りに回動される。この回動は、トレー2上の保持手段3がケース1内から露出した後に行われるよう設定されている。複数の保持手段3は、回転体4が時計回りに回動されると、回転体側連結部43に枢支されている脚部材30がトレー側連結部26に枢支されている脚部材31に対して近づきながら、両脚部材30,31が上記各ピン7(基端側取付部32,33)を支点として立ち上げられ、かつ支持片34が両脚部材30,31の立ち上がりにより上方へ持ち上げられる。その際、両脚部材30,31は付勢ばね9の付勢力に抗して立ち上げられる。
(3)図8及び図9の各(b)は、トレー2がある程度引き出されて、回転体4が各(a)の基準位置から回転角a1だけ回動されると共に、各保持手段3が両脚部材30,31及び支持片34を途中まで立ち上げた態様(以下、起立途中態様という)にある。これに対し、図8及び図9の各(c)は、トレー2が更に最大まで引き出されて、回転体4が各(a)の基準位置から回転角a1より大きい回転角a2まで回動されると共に、各保持手段3が両脚部材30,31同士を最も近づけ支持片34を最も高い位置まで立ち上げた最終の起立態様(これを単に起立態様という)にある。そして、以上の保持手段3の構造では、各保持手段3の支持片34同士で区画されるホールド径(容器類Cの周囲部を拘束したり支持する径をいう)が起立途中態様から起立態様に行く従って次第に小さくなる。換言すると、前記ホールド径は、トレー2の引出量或いは回転体4の回動量に応じて可変されるため、対象の容器類(の径)に応じてトレー2の引出量或いは回転体4の回動量を変えることで、径の異なる容器類でも常に安定した状態で拘束したり支持できる。
なお、以上の形態例は本発明を何ら制約するものではない。本発明を構成しているトレー2及び保持手段3並びに回転体4などは請求項1で特定される要件を備えておればよく、細部は必要に応じて種々変更可能なものである。その一例としては、特開2006−44439号公報などに開示されているように、トレー2が付勢手段の付勢に抗してケース1内に押し込められると、プッシュ・プッシュ係止機構により格納状態で係止され、また、トレー2が再び押されると、プッシュ・プッシュ係止機構の係止を解除して、付勢手段の付勢力により突出方向へ引き出されるようにすることである。
形態例のカップホルダーを示す上面図で、(a)は格納状態、(b)は最大に引き出した引出状態である。 図1のカップホルダーを示す側面図で、(a)は格納状態、(b)は最大に引き出した引出状態である。 上記カップホルダーの要部を分解して示す概略構成図である。 (a)は図3の保持手段を分解した概略構成図、(b)は図3の保持手段を裏面側から見た拡大構成図である。 上記カップホルダーを構成しているトレー単品を示し、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。 図4のトレーに回転体及び回転機構を構成している部材を組み付けた状態を示し、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。 図5から保持手段を組み付けた状態を示し、(a)は保持手段の折畳み態様での上面図、(b)は保持手段の起立態様での上面図である。 上記保持手段の作動を示し、(a)は折畳み態様での外観図、(b)は起立途中態様での外観図、(c)は起立態様での外観図である。 上記保持手段(1つだけ図示した)の作動を示し、(a)は折畳み態様での上面図、(b)は起立途中態様での上面図、(c)は起立態様での上面図である。
符号の説明
1…ケース(10と11は上下半体、14はガイド用突起部、15は当接部)
2…トレー(20と21は前後部、23はガイド溝、25は開口部、26は連結部)
3…保持手段(31と32は脚部材、34は支持片)
4…回転体(40は凹部、41はフランジ部、42は突片部、43は連結部)
5…回転機構
7,8…ピン
9…付勢ばね
13…ガイド溝(13aは直線溝、13bは傾斜溝)
45…ギア部(回転機構5を構成し、46は連続した歯)
50…レバー(回転機構5を構成し、51は連続した歯、53は凸部)
C…容器類

Claims (5)

  1. トレーと、該トレーに対して重ねられる折畳み態様と立ち上がる起立態様とに切り換えられる保持手段とを備え、前記保持手段が前記起立態様で容器類の周囲部を支持可能となるカップホルダーにおいて、
    前記トレーに対して回動可能に組み付けられた回転体を有し、前記トレーと前記回転体とを相対的に回動させることにより前記保持手段を前記折畳み態様と前記起立態様とに切り換えることを特徴とするカップホルダー。
  2. 前記トレーを出し入れする収納部と、前記収納部に対する前記トレーの出し入れと連動して前記回転体を回動する回転機構とを有している請求項1に記載のカップホルダー。
  3. 前記保持手段が前記回転体の周りに2つ以上設けられている請求項1又は2に記載のカップホルダー。
  4. 前記起立態様で前記各保持手段にて区画されて容器類の周囲部を支持するホールド径が前記回転体の回動量に応じて可変される請求項3に記載のカップホルダー。
  5. 前記保持手段は、前記回転体に枢支された一方脚部材と、前記トレーに枢支された他方脚部材と、前記両脚部材を連結している支持片とから構成されて、前記回転体の回動により前記脚部材同士の間隔を狭めて前記折畳み態様から前記起立態様に切り換えられる請求項1から4の何れかに記載のカップホルダー。
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