JP2008037203A - 蓋付き装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉操作時におけるスライド蓋部材のベース蓋部材に対するガタつきを抑止でき、安価に製造されてなり、耐久性に優れ、かつ、設計の自由度に優れる蓋付き装置を提供すること。
【解決手段】蓋付き装置の蓋体を、装置本体に枢支されている枢支端部を持ち枢支端部を中心に装置本体に対して回動するベース蓋部材と、ベース蓋部材に固定されている固定部と固定部に対してスライド可能に係合しているスライド部とを持つスライドレール部材と、スライド部に固定されているスライド蓋部材と、で構成し、スライド蓋部材とベース蓋部材との少なくとも一方の枢支端部側の部分に、他方と係止するストッパ部を設ける。ストッパ部がスライド蓋部材またはベース蓋部材と係止することで、開閉操作時におけるスライド蓋部材のベース蓋部材に対するガタつきを抑止できる。
【選択図】図6

Description

本発明は、装置本体と、装置本体に対して回動して装置本体の少なくとも一部を開閉する蓋体と、を持つ蓋付き装置に関する。本発明の蓋付き装置は、例えば車載用のコンソールボックスなどとして使用できる。
蓋付き装置は、装置本体と蓋体とを持つ装置である。蓋体は、装置本体に対して回動して、装置本体の少なくとも一部を開閉する。蓋付き装置の一種として、車載用のコンソールボックスが挙げられる。コンソールボックスは、箱状のコンソールボックス本体(装置本体)と、蓋状のコンソールリッド(蓋体)とをもち、コンソールボックス本体の内部に小物や飲料を保持する。コンソールリッドは、コンソールボックス本体に枢支され、コンソールボックス本体に対して回動する。コンソールリッドは、回動して、コンソールボックス本体の内部に形成されている収容空間を開閉する。
蓋付き装置のなかには、蓋体の一部が装置本体に対してスライドするものがある。この種の蓋付き装置における蓋体は、ベース蓋部材とスライド蓋部材とを持つ。ベース蓋部材は装置本体に枢支される。スライド蓋部材はベース蓋部材に対してスライド可能に保持される。スライド蓋部材がベース蓋部材に対してスライドすることで、装置本体を部分的に開くことや、スライド蓋部材に他の機能を付与することができる。例えば、コンソールリッドの一部(スライド蓋部材)が、コンソールボックス本体に対してスライドするコンソールボックスでは、スライド蓋部材をアームレストとして利用することができる。
この種の蓋付き装置において、ベース蓋部材は、装置本体に枢支される枢支端部を持ち、装置本体に対して回動して装置本体を開閉する。一般には、ユーザーが、ベース蓋部材のなかで枢支端部と逆側に位置する操作端部を掴み、蓋体を手動で回動させる。ところで場合によっては、ユーザーが、スライド蓋部材のなかで操作端部側の部分を掴み、蓋体を手動で回動させる可能性もある。この場合には、スライド蓋部材がベース蓋部材に対して変形する。詳しくは、スライド蓋部材が、ベース蓋部材に保持されている部分を中心として捻れる。このとき、てこの原理によって、スライド蓋部材のなかで枢支端部側の部分が、操作端部側の部分に比べて大きく変形する。このため、スライド蓋部材は、特に枢支端部側の部分がベース蓋部材に対してガタつく。
スライド蓋部材をベース蓋部材に係止させれば、このガタつきを低減できる可能性がある。例えば、特許文献1に紹介されているコンソールボックスでは、ベース蓋部材の二側面に、それぞれ、長手方向に延びるラックが形成されている。スライド蓋部材には、それぞれのラックと噛み合うピニオンが軸支されている。特許文献1に紹介されているコンソールボックスでは、ピニオンがラックに噛み合っているために、開閉操作時のスライド蓋部材のベース蓋部材に対する変形が抑制される。また、スライド蓋部材がベース蓋部材の側面に対して固定されるため、スライド蓋部材がベース蓋部材に対して捻れ難くなる。このため、特許文献1に紹介されているコンソールボックスによると、開閉操作時におけるスライド蓋部材のベース蓋部材に対するガタつきが低減する。
しかし、特許文献1に紹介されているコンソールボックスでは、スライド蓋部材をベース蓋部材に対してスライドさせるためのスライド部材として、ラックアンドピニオン機構からなるものを用いている。換言すると、特許文献1に紹介されているコンソールボックスでは、複雑な構造を持つ特殊なスライド部材を必要とする。よって、コンソールボックスの製造コストが高くなる問題がある。また、開閉操作時にスライド部材に直接大きな力が作用するため、スライド部材が破損し易く、耐久性に劣る問題もある。さらに、特許文献1に紹介されているコンソールボックスでは、ベース蓋部材の二側面にラックを形成する必要があり、スライド蓋部材にラックと常に噛み合うピニオンを取り付ける必要がある。このようなラックやピニオンは嵩張るために、特許文献1に紹介されているコンソールボックスは、設計の自由度に劣る問題があった。
特開2004−58832号公報
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、開閉操作時におけるスライド蓋部材のベース蓋部材に対するガタつきを抑止でき、安価に製造されてなり、耐久性に優れ、かつ、設計の自由度に優れる蓋付き装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の蓋付き装置は、装置本体と、装置本体に対して回動して装置本体を開閉する蓋体と、を持ち、蓋体は、装置本体に枢支されている枢支端部を持ち枢支端部を中心に装置本体に対して回動するベース蓋部材と、ベース蓋部材に固定されている固定部と固定部に対してスライド可能に係合しているスライド部とを持つスライドレール部材と、スライド部に固定されているスライド蓋部材と、を持ち、スライド蓋部材とベース蓋部材との少なくとも一方は、枢支端部側の部分に、他方と係止するストッパ部を持つことを特徴とする。
本発明の蓋付き装置は、下記の(1)を備えるのが好ましい。
(1)上記ストッパ部は、上記スライド蓋部材における両方の側端部に形成され、断面略L字状をなし、上記ベース蓋部材の側面の一部を包み込むとともに上記ベース蓋部材のなかで上記装置本体に対面する面とスライド可能に係止する。
本発明の蓋付き装置は、スライド蓋部材とベース蓋部材との少なくとも一方が、ユーザーが蓋体を開閉操作する際にガタつきが生じやすい部分、すなわち枢支端部側の部分(操作端部と逆側)に、ストッパ部を持つ。このストッパ部は、他方と係止する。すなわち、スライド蓋部材がストッパ部を持つ場合、ストッパ部はベース蓋部材と係止する。ベース蓋部材がストッパ部を持つ場合、ストッパ部はスライド蓋部材と係止する。このため、本発明の蓋付き装置によると、開閉操作時におけるガタつきが効率よく抑制される。また、ストッパ部は、スライド蓋部材とベース蓋部材との少なくとも一方の、枢支端部側の部分に形成されている。すなわちストッパ部は、スライド蓋部材の長手方向全体に設けられているのではなくベース蓋部材の長手方向全体に設けられているのでもない。このため、本発明の蓋付き装置は、設計の自由度に優れる。さらに、本発明の蓋付き装置において、スライド蓋部材のベース蓋部材に対するガタつきを抑える手段(ストッパ部)は、スライド蓋部材をベース蓋部材に対してスライドさせる手段(スライドレール部材)とは別に設けられている。したがって、スライドレール部材としては一般的なものを使用でき、製造コストを低減できる。さらに、ストッパ部をスライドレール部材とは別体で設けたことで、蓋付き装置の耐久性が向上する。
上記(1)を備える本発明の蓋付き装置によると、ストッパ部を堅牢かつ単純な構造にできる。このため、上記(1)を備える本発明の蓋付き装置は、より一層安価に製造されてなり、かつ、耐久性に優れる。また、ストッパ部がスライド蓋部材の両方の側端部に形成されているため、開閉操作時におけるスライド蓋部材のベース蓋部材に対するガタつきを、より一層確実に抑制できる。
本発明の蓋付き装置における装置本体には、上述した車載用のコンソールボックス以外の機能を付与しても良い。例えば、車載用のカップホルダに代表される各種の収容装置や、電子機器などの操作パネル等である。また、スライド蓋部材には、アームレスト以外の機能を付与しても良い。例えば、テーブル、カップホルダ等である。
本発明の蓋付き装置において、スライド蓋部材は、ベース蓋部材に対してスライドすれば良く、スライド蓋部材とベース蓋部材との装置本体に対する取付位置は特に問わない。例えば、ベース蓋部材の外側にスライド蓋部材を配しても良いし、ベース蓋部材と装置本体との間にスライド蓋部材を配しても良い。
以下、本発明の蓋付き装置を図面を基に説明する。
(実施例)
実施例の蓋付き装置は、車載用のコンソールボックスである。実施例の蓋付き装置におけるスライド蓋部材は、コンソールボックスの収容空間を開閉するコンソールリッドの一部を構成するとともに、アームレストとしての機能を持つ。実施例の蓋付き装置は上記(1)を備える。実施例の蓋付き装置を模式的に表す斜視図を図1〜図4に示す。詳しくは、図1は実施例の蓋付き装置を上方から見た様子を模式的に表す斜視図である。図2〜図4は実施例の蓋付き装置において蓋体が動作している様子を模式的に表す斜視図である。実施例の蓋付き装置における蓋体を上方から見た様子を模式的に表す分解斜視図を図5に示す。実施例の蓋付き装置におけるスライド蓋部材を下方から見た様子を模式的に表す斜視図を図6に示す。実施例の蓋付き装置におけるベース蓋部材を下方から見た様子を模式的に表す斜視図を図7に示す。以下、実施例において上、下、左、右、前、後とは図1および図6に示す上、下、左、右、前、後を指すものとする。
実施例の蓋付き装置は、車載用のコンソールボックスであり、自動車の運転席と助手席との間に配設される。図1に示すように、実施例の蓋付き装置は、装置本体1と蓋体2とを持つ。装置本体1は、コンソールボックス本体10(図4)と小型トレイ11(図2)とを持つ。コンソールボックス本体10は、箱状をなし、内部に第1の収容空間100を形成する。小型トレイ11は、箱状をなし、内部に第2の収容空間110を形成する。小型トレイ11は、コンソールボックス本体10に枢支されるトレイ枢支部12を持つ。小型トレイ11はコンソールボックス本体10の上部前側に枢支され、図2および図4に示すように、コンソールボックス本体10に対して回動して、第1の収容空間100を開閉する。
蓋体2は、ベース蓋部材30と、スライドレール部材40と、スライド蓋部材50と、ロック手段60とを持つ。
ベース蓋部材30は、図5および図7に示すように、略板状をなす。ベース蓋部材30の下面前方には、下方に延びる腕状の枢支端部31が形成されている。この枢支端部31は、小型トレイ11とともにコンソールボックス本体10の上部前側に枢支されている。ベース蓋部材30は枢支端部31を中心にコンソールボックス本体10に対して回動する。また、ベース蓋部材30と小型トレイ11とは、コンソールボックス本体10に対して別々に回動する。図5に示すように、ベース蓋部材30の前側上面は、カバー体32で覆われている。ベース蓋部材30の左右端部には、上方に延びるリブ状の位置決め部33が形成されている。図7に示すように、ベース蓋部材30の下面前側には、下後方に向けて延びる舌状のケースストッパ部34が形成されている。また、ベース蓋部材30の枢支端部31側における左側端部には、左側に延びる耳状のベース側ストッパ部35が形成されている。ベース蓋部材30の枢支端部31側における右側端部にもまた、右側に延びる耳状のベース側ストッパ部35が形成されている。ベース蓋部材30のなかで、枢支端部31と逆側の端部が操作端部36となる。
スライドレール部材40は、図5に示すように、レール状をなす固定部41と、レール状をなすスライド部42とを持つ。固定部41は長手方向を前後に向けてベース蓋部材30の上面に固定されている。スライド部42は固定部41に対してスライド可能に係合している。スライド部42は固定部41に対して前後方向にスライドする。
スライド蓋部材50は、図5および図6に示すように、下面と前面とが開口した略箱状をなす。スライド蓋部材50の下面は、スライドレール部材40のスライド部42に固定されている。スライドレール部材40はスライド蓋部材50の内部に収容されている。また、ベース蓋部材30の上面と両側面と後側面ともまたスライド蓋部材50の内部に収容されている。スライド蓋部材50は、スライドレール部材40のスライド部42に伴って、ベース蓋部材30に対して前後方向にスライドし、図1に示す通常位置と図3に示す引出し位置との間を移動する。スライド蓋部材50をアームレストとして利用する場合には、スライド蓋部材50を通常位置から引出し位置に移動させる。ベース蓋部材30はコンソールボックス本体10に枢支されているため、スライド蓋部材50はコンソールボックス本体10に対してもスライドする。また、スライド蓋部材50のベース蓋部材30に対する上下方向の距離は、ベース蓋部材30の位置決め部33によって規制されている。このため、例えばスライド蓋部材50に下向きの荷重を加えつつスライド操作した場合などにも、スライドレール部に過大な荷重が加わることはなく、スライド蓋部材50はベース蓋部材30に対して滑らかにスライドする。
図6に示すように、スライド蓋部材50の枢支端部31側の部分のなかで、左右の側端部にはスライド側ストッパ部51が形成されている。スライド側ストッパ部51は、断面略L字状をなす。詳しくは、各スライド側ストッパ部51は、下方に延びる基部53と、基部53の先端から中央部側に延びるストッパ係止部54と、からなる。基部53はベース蓋部材30の側面の一部を包み込む。後述するように、スライド蓋部材50を引出し位置から通常位置にスライドさせると、スライド側ストッパ部51はベース蓋部材30に形成されているベース側ストッパ部35の下面(すなわち装置本体1に対面する面)とスライド可能に係止する。
ロック手段60は、コンソールボックス本体10に取り付けられている本体側ロック部61(図4)と、小型トレイ11に取り付けられているトレイ側ロック部62(図2)と、ベース蓋部材30に取り付けられているベース側ロック部63(図2)と、からなる。ベース側ロック部63は、本体側ロック部61と脱着可能に係合し、トレイ側ロック部62ともまた脱着可能に係合する。
実施例の蓋付き装置の動作を以下に説明する。
図1に示すように、第1の収容空間100を閉じる位置(閉位置)に蓋体2を配しているときには、小型トレイ11もまた第1の収容空間100を閉じる。したがって、このとき蓋体2は、第2の収容空間110をも閉じる。また、このとき本体側ロック部61とベース側ロック部63とが係合して、蓋体2が閉位置にロックされる。また、このとき、ベース蓋部材30のケースストッパ部34が、小型トレイ11のトレイ枢支部12上面に弾接する。このため、小型トレイ11はトレイ閉位置に固定される。なお、このとき、ベース側ロック部63とトレイ側ロック部62との係合は解除されている。
蓋体2を開位置に配した状態で、ユーザーがスライド蓋部材50を後方に引き出すと、スライドレール部材40のスライド部42が固定部41に対してスライドし、スライド部42に固定されているスライド蓋部材50が、固定部41を固定しているベース蓋部材30に対してスライドする。したがって、ユーザーはスライド蓋部材50をアームレストとして利用できる(図3)。
スライド蓋部材50を引出し位置から通常位置にスライドさせ、蓋体2を閉位置に配した状態で、本体側ロック部61とベース側ロック部63との係合を解除すると、蓋体2が枢支端部31を中心に回動可能になる。したがって、このときユーザーが蓋体2の操作端部36側の部分を把持して回動させると、蓋体2は図2に示すように、第1の収容空間100を開く位置(開位置)に配される。このとき、ベース側ロック部63とトレイ側ロック部62との係合は解除されたままであり、小型トレイ11は第1の収容空間100を閉じる位置(トレイ閉位置)に配されたままである。したがって、このときユーザーは、小型トレイ11の第2の収容空間110を小物入れとして使用できる。
そして、図4に示すように、小型トレイ11をコンソールボックス本体10に対して回動させると、小型トレイ11は第1の収容空間100を開く位置(トレイ開位置)に配される。そしてこのとき、ベース側ロック部63とトレイ側ロック部62とを係合させると、小型トレイ11はトレイ開位置にロックされる。したがって、このときユーザーは、コンソールボックス本体10の第1の収容空間100に、比較的大型の荷物を出し入れできる。
ところで、実施例の蓋付き装置では、スライド蓋部材50の枢支端部31側の部分にスライド側ストッパ部51が形成され、ベース蓋部材30の枢支端部31側の部分にはベース側ストッパ部35が形成されている。したがって、スライド蓋部材50を引出し位置から通常位置にスライドさせると、スライド側ストッパ部51がベース側ストッパ部35とスライド可能に係止する。したがって、スライド蓋部材50を通常位置に配した状態で、蓋体2を開操作する(蓋体2を閉位置から開位置に回動させる)際には、スライド側ストッパ部51とベース側ストッパ部35との係止によって、スライド蓋部材50のベース蓋部材30に対するガタつきが抑制される。
例えば、蓋付き装置にスライド側ストッパ部51やベース側ストッパ部35を設けない場合には、ユーザーがスライド蓋部材50の操作端部36側の部分を把持して蓋体2を開操作すると、スライド蓋部材50にはスライドレール部材40を中心とした捻れ方向の力が加わる場合がある。このとき、スライド蓋部材50のなかで枢支端部31側の部分は、ベース蓋部材30に対して大きく捻れ変形する。よって、スライド蓋部材50がベース蓋部材30に対してガタつく。実施例の蓋付き装置によると、上述したスライド側ストッパ部51とベース側ストッパ部35との係止によって、このガタつきが大きく低減する。
実施例の蓋付き装置では、スライド側ストッパ部51がスライド蓋部材50のなかで枢支端部31側の部分にのみ形成され、ベース側ストッパ部35がベース蓋部材30のなかで枢支端部31側の部分にのみ形成されている。このため、実施例の蓋付き装置では、その他の部分を様々な形状にできる。よって、実施例の蓋付き装置は設計の自由度に優れる。
実施例の蓋付き装置では、スライド側ストッパ部51やベース側ストッパ部35がスライドレール部材40とは別体で設けられているため、スライドレール部材40として汎用品を使用できる。よって、実施例の蓋付き装置は安価に製造できる。さらに、スライド側ストッパ部51やベース側ストッパ部35がスライドレール部材40とは別体で設けられているため、開操作時にスライドレール部材40に加わる捻れ方向の力が小さくて済む。よって、実施例の蓋付き装置は耐久性にも優れる。実施例の蓋付き装置では、スライド側ストッパ部51がスライド蓋部材50の両方の側端部に形成され、ベース側ストッパ部35がベース蓋部材30の両方の側端部に形成されているため、開閉操作時におけるスライド蓋部材50のベース蓋部材30に対するガタつきが、より確実に抑制される。
なお、実施例の蓋付き装置には、2つのストッパ部(スライド側ストッパ部51、ベース側ストッパ部35)を設けたが、本発明の蓋付き装置は、一方のストッパ部のみを持つものであっても良い。またスライド側ストッパ部51をスライド蓋部材50における両方の側端部に形成し、ベース側ストッパ部35をベース蓋部材30における両方の側端部に形成したが、これらのストッパ部を一方の側端部にのみ形成しても良い。この場合にも、実施例の蓋付き装置には劣るが、スライド蓋部材50のベース蓋部材30に対するガタつきを抑制できる。
さらに、実施例の蓋付き装置では、スライドレール部材40のスライド部42をスライド蓋部材50の下面に取り付け、スライドレール部材40の固定部41をベース蓋部材30の上面に取り付けたが、これらを他の位置に取り付けても良い。例えば、スライド部42をスライド蓋部材50の一方の側面に取り付けるとともに、固定部41をベース蓋部材30の一方の側面に取り付けても良い。この場合には、スライド蓋部材50やベース蓋部材30のなかでスライドレール部材40を取り付けた側面と対向する側面に、ストッパ部を形成すればよい。
なお、スライドレール部材40をスライド蓋部材50の下面とベース蓋部材30の上面とに取り付ける場合には、スライドレール部材40をスライド蓋部材50の側面とベース蓋部材30の側面とに取り付ける場合に比べて、スライド蓋部材50がベース蓋部材30に対して安定にスライドする。スライド蓋部材50がベース蓋部材30と装置本体1との間に配されるのであれば、スライドレール部材40をスライド蓋部材50の上面とベース蓋部材30の下面とに取り付ける場合に、スライド蓋部材50がベース蓋部材30に対して安定にスライドする。
実施例の蓋付き装置を上方から見た様子を模式的に表す斜視図である。 実施例の蓋付き装置において蓋体が動作している様子を模式的に表す斜視図である。 実施例の蓋付き装置において蓋体が動作している様子を模式的に表す斜視図である。 実施例の蓋付き装置において蓋体が動作している様子を模式的に表す斜視図である。 実施例の蓋付き装置における蓋体を上方から見た様子を模式的に表す分解斜視図である。 実施例の蓋付き装置におけるスライド蓋部材を下方から見た様子を模式的に表す斜視図である。 実施例の蓋付き装置におけるベース蓋部材を下方から見た様子を模式的に表す斜視図である。
符号の説明
1:装置本体、2:蓋体、30:ベース蓋部材、40:スライドレール部材、50:スライド蓋部材、60:ロック手段、31:枢支端部、35:ベース側ストッパ部、41:固定部、42:スライド部、51:スライド側ストッパ部

Claims (2)

  1. 装置本体と、該装置本体に対して回動して該装置本体を開閉する蓋体と、を持ち、
    該蓋体は、該装置本体に枢支されている枢支端部を持ち該枢支端部を中心に該装置本体に対して回動するベース蓋部材と、該ベース蓋部材に固定されている固定部と該固定部に対してスライド可能に係合しているスライド部とを持つスライドレール部材と、該スライド部に固定されているスライド蓋部材と、を持ち、
    該スライド蓋部材と該ベース蓋部材との少なくとも一方は、該枢支端部側の部分に、他方と係止するストッパ部を持つことを特徴とする蓋付き装置。
  2. 前記ストッパ部は、前記スライド蓋部材における両方の側端部に形成され、断面略L字状をなし、前記ベース蓋部材の側面の一部を包み込むとともに前記ベース蓋部材のなかで前記装置本体に対面する面とスライド可能に係止する請求項1に記載の蓋付き装置。
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