JP5570356B2 - カップホルダ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両の室内に設けられるカップホルダに関し、特に、蓋部材の開閉操作に連動してカップ保持部材がホップアップする型式のカップホルダに関するものである。
自動車等の車両の車室内に設置されて、カップ、飲料缶、ペットボトル等を転倒しないように保持するカップホルダとして、上方に開口部を有する収納室を画定するケース本体と、前記開口部を閉塞する閉塞位置と前記開口部を開放する開放位置との間に回動可能に前記ケース本体に取り付けらた蓋部材と、カップ保持形状部を含むカップ保持部材と、前記ケース本体と前記カップ保持部材とを連結し、前記カップ保持部材を前記収納室内の降下位置と前記開口部より上方の上昇位置との間に移動可能に保持する平行リンク機構と、前記蓋部材と前記カップ保持部材とを連動可能に連結し、前記蓋部材の前記閉塞位置より前記開放位置への移動によって前記カップ保持部材を前記降下位置より前記上昇位置へ上昇移動させ、前記蓋部材の前記開放位置より前記閉塞位置への移動によって前記カップ保持部材を前記上昇位置より前記降下位置へ降下移動させる反転リンク機構とを有するホップアップ式のものが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2010−137761号公報
上述のホップアップ式のカップホルダでは、反転リンク機構の作用によって、上昇位置(使用位置)にあるカップ保持部材に手やペットボトル等が当たり、カップ保持部材にこれを押し下げる荷重が作用しても、カップ保持部材が不用意に降下することがなく、カップ保持部材は上昇位置にある状態を維持し、蓋部材が閉じ側に動くこともない。しかし、その反面、カップ保持部材に大きい押し下げ荷重が作用しても、カップ保持部材が降下移動できないため、カップ保持部材に過剰な押し下げ負荷が作用し、カップ保持部材が破損する虞がある。
本発明が解決しようとする課題は、上昇位置にあるカップ保持部材に手や容器が軽く触れただけでは、カップ保持部材が意味なく降下することがなく、カップ保持部材に大きい押し下げ荷重が作用した際のカップ保持部材の破損を回避すると共に、カップ保持部材の押し下げによって蓋部材が閉じ側に動くことも回避することである。
本発明によるカップホルダは、上方に開口部(14)を有する収納室(16)を画定するケース本体(12)と、前記開口部(14)を閉塞する閉塞位置と前記開口部(14)を開放する開放位置との間に回動可能に前記ケース本体(12)に取り付けらた蓋部材(20)と、カップ保持形状部(62)を含むカップ保持部材(60)と、複数個のリンク部材(52、54)により前記ケース本体(12)と前記カップ保持部材(60)とを連結し、前記カップ保持部材(60)を前記収納室(16)内の降下位置と前記開口部(14)より上方の上昇位置との間に移動可能に保持するリンク機構(50)とを有し、前記蓋部材(20)は自身の回動軸線と交差する方向に延在する面部(24)有し、前記面部(24)には当該面部に沿って所定長さに亘って延在して一端に端壁(25A)を有するガイド部(25)が形成され、更に、一端を前記リンク部材(52)あるいは前記カップ保持部材(60)に回動可能に連結された他端を前記ガイド部(25)に移動可能に係合した連結部材(90)と、一端を前記ケース本体(12)に係止され、他端を前記連結部材(90)の他端(90B)に係止され、前記連結部材(90)の他端(90B)を前記ガイド部(25)の前記端壁(25A)に押し付け、前記蓋部材(20)を前記開放位置に付勢するばね手段(32)とを有する。
この構成によれば、カップ保持部材(60)に押し下げ荷重が作用しない通常使用下では、ばね手段(32)のばね力によって連結部材(90)の他端(90B)がガイド部(25)の端壁に押し付けられ、ばね手段(32)のばね力がケース本体(12)と蓋部材(20)との間に、蓋部材(20)を開く側に作用する。これにより、蓋部材(20)はばね手段(32)のばね力によって開放位置に移動する。連結部材(90)によって蓋部材(20)と連結されているカップ保持部材(60)は、蓋部材(20)の開放位置への移動に追従して上昇位置へ移動する。
上昇位置にあるカップ保持部材(60)に手や容器が軽く触れただけで、カップ保持部材(60)に作用する押し下げ荷重が小さい場合には、連結部材(90)の他端(90B)に連結されているばね手段(32)のばね力によって、カップ保持部材(60)が上昇位置にある状態を維持する。これにより、カップ保持部材(60)に手や容器が軽く触れただけでは、カップ保持部材(60)が意味なく降下することがなく、カップ保持部材(60)によるカップ等の容器の保持が安定して行われる。
カップ保持部材(60)に手や容器が強く当たる等として、カップ保持部材(60)に大きい押し下げ荷重が作用すると、連結部材(90)の他端がばね手段(32)を弾性変形させつつ端壁(25A)より離れる方向にガイド部(25)に案内にされて移動する。これにより、カップ保持部材(60)が蓋部材(20)より切り離されたような状態で、蓋部材(20)が閉じ側に動くことなく、カップ保持部材(60)だけが降下移動する。この降下移動によってカップ保持部材(60)に過剰な押し下げ負荷が作用することが回避され、カップ保持部材(60)が破損することがない。
本発明によるカップホルダは、好ましくは、前記リンク機構(50)は、一端を各々前記カップ保持部材(60)の左右両側部に、左右方向に延在する軸線周りに回動可能に連結され、他端を各々前記ケース本体(12)に回動可能に連結された左右一対の第1リンク部材(52)と、前記第1リンク部材(52)と等長のリンク部材であって一端を前記カップ保持部材(60)と前記第1リンク部材(52)との連結位置とは前後方向に異なる位置において前記カップ保持部材(60)の左右方向中間部に、左右方向に延在する軸線周りに回動可能に連結され、他端を前記ケース本体(12)に回動可能に連結された第2リンク部材(54)とにより構成され、前記連結部材(90)の前記一端は前記第1リンク部材(52)の中間部に回動可能に連結されている。
この構成によれば、連結部材(90)の一端を第1リンク部材(52)の中間部に連結する位置の、第1リンク部材(52)のリンク長手方向の位置設定によって、第1リンク部材(52)に作用するばね力のモーメントを設定でき、カップ保持部材(60)が降下を開始する押し下げ負荷を、ばね手段(32)の予荷重設定以外に適正値に設定することができる。
本発明によるカップホルダは、好ましくは、ガイド部は、長孔(25)あるいは長溝により構成され、前記連結部材(90)は前記他端に前記長孔(25)あるいは前記長溝に嵌合するピン形状部(90B)を形成され、前記ピン形状部(90B)に前記ばね手段(32)の前記他端が係止されている。
この構成によれば、ガイド部が長孔(25)あるいは長溝であることにより、ガイド部を、別部品を必要することなく構成でき、しかも、長孔(25)あるいは長溝とピン形状部(90B)との嵌合により、連結部材(90)の他端がガイド部に案内されての移動が円滑に行われ、所期動作を高く保証することができる。
本発明によるカップホルダは、好ましくは、前記ばね手段は、前記蓋部材(20)を前記ケース本体(12)に回動可能に取り付ける支持軸(26)を取り巻くように設けられた捩りコイルばね(32)により構成されている。
この構成によれば、ばね手段が大きいスペースや特別の取付構造を必要とすることなく設置される。
本発明によるカップホルダは、好ましくは、更に、前記蓋部材(20)を前記ばね手段のばね力に抗して前記閉塞位置に選択的に保持するロック手段(48)を有する。
この構成によれば、ロック手段(48)によって蓋部材(20)がばね手段(32)のばね力に抗して閉塞位置に保持され、ロック手段(48)がロック解除されることにより、蓋部材(20)がばね手段(32)のばね力によって自ずと開放位置へ移動する。
本発明によるカップホルダによれば、カップ保持部材に作用する押し下げ荷重が小さい場合には、連結部材の他端に連結されているばね手段のばね力によって、カップ保持部材が上昇位置にある状態を維持するから、カップ保持部材に手や容器が軽く触れただけでは、カップ保持部材が意味なく降下することがなく、カップ保持部材によるカップ等の容器の保持が安定して行われる。
これに対し、カップ保持部材に大きい押し下げ荷重が作用すると、連結部材の他端がばね手段を弾性変形させつつ端壁より離れる方向にガイド部に案内にされて移動し、蓋部材が閉じ側に動くことなく、カップ保持部材だけが降下移動するから、カップ保持部材に過剰な押し下げ負荷が作用することが回避され、カップ保持部材が破損することがない。
本発明によるカップホルダの一つの実施例の閉鎖状態(格納状態)を左側から見た斜視図。 本発明によるカップホルダの一つの実施例の開放状態(使用状態)を左側から見た斜視図。 本発明によるカップホルダの一つの実施例の開放状態(使用状態)を右側から見た斜視図。 本実施例によるカップホルダの蓋部材とカップ保持部材との連結構造を示す斜視図。 本実施例によるカップホルダの分解斜視図。 本実施例によるカップホルダの格納状態を示す断面図。 本実施例によるカップホルダの蓋開き途中状態を示す断面図。 本実施例によるカップホルダの使用状態を示す断面図。 本実施例によるカップホルダのカップ保持部材降下状態を示す断面図。
この発明によるカップホルダの一つの実施例を、図1〜図8を参照して説明する。尚、本実施例のカップホルダの各部品は、特に材質を記載しない限り、プラスチック成形品である。また、以下の説明において、カップホルダの横幅方向を左右方向、左右方向に同一平面上で直交する方向を前後方向と定義する。
カップホルダ10はケース本体12を有する。ケース本体12は、上方開口の四角箱体により構成され、上方に四角形状の開口部14を有する収納室16を画定している。ケース本体12には蓋部材20がケース本体12の横幅方向(左右方向)に水平に延在する(図1〜図4参照)周りに回動可能に取り付けられている。つぎに、この蓋部材20の取付構造について説明する。
蓋部材20は、開口部14より少し小さい四角板状の蓋主部22と、蓋主部22の左右両端部より90度折曲して蓋主部22より前方に延出した左右一対の側板部24とを一体形成されている。側板部24は、蓋部材20の回動軸線(中心軸線X)と交差、本実施例では直交する方向に延在する面部をなしている。左右の側板部24には各々円柱状の軸部26、27(図5参照)が互いに同一軸線上において外側方へ向けて突出形成されている。
ケース本体12の左右の側壁部13には、軸受凹部28、軸受孔30(図5参照)とが中心軸線Xと同一軸線上に形成されている。蓋部材20の左右の軸部26、27は、軸受凹部28、軸受孔30に回動可能に係合している。これにより、蓋部材20は、ケース本体12に対して中心軸線X周りに回動可能であり、図1に示されているように、水平姿勢に倒されて蓋主部22によって開口部14を閉塞する閉塞位置と、図2、図3に示されているように、閉塞位置よりの図1で見て反時計廻り方向に略90度回動して略鉛直に起立し、開口部14を開放する開放位置との間に回動可能になっている。
なお、蓋部材20の左右の側板部24は、ケース本体12の左右の側壁部13より内側、つまり、収納室16内にある。
蓋部材20の一方の側板部24の外壁には、軸部26と同心の1/4円周に亘ってセクタ歯車36(図5参照)が形成されている。ケース本体12の一方の側壁部13の外側には、粘性減衰式のロータリダンパ38が取り付けられている。ロータリダンパ38は一方の側壁部13に形成された開口15をもって収納室16内に位置する入力歯車40(図5参照)を有している。入力歯車40はセクタ歯車36に噛合している。これにより、蓋部材20の開閉は、ロータリダンパ38のダンパ作用のもとに、低速で行われる。
ケース本体12の他方の側壁部13の外側には、ロック用アーム部材41の基端部が固定装着されている。ロック用アーム部材41の先端には金属製の係合ピン43が固定されている。係合ピン43は、側壁部13に形成された円弧溝19を貫通して収納室16内に突出している。蓋部材20の他方の側板部24には、ハート形状部46を含むロック用係合溝47(図5参照)が形成されている。ロック用係合溝47には係合ピン43が移動可能に係合している。これにより、ハートカム式オルタネイト動作のロック機構48が構成される。このロック機構48は、蓋部材20が閉塞位置にある時に係合ピン43がハート形状部46に係合することにより、蓋部材20を閉塞位置に保持し、閉塞位置にある蓋部材20が少し押されることにより、前記保持を解除するプッシュ・フルオープンのオルタネイト動作をするものである。
ケース本体12には、平行リンク機構50によってカップ保持部材60が取り付けられている。
カップ保持部材60は、平面視で、起立した蓋部材20、つまり、開放位置にある蓋部材20の側(後側)を開放された半円形状のカップ保持形状部62を左右並列に2個有し、左右両端と左右方向中央部とに脚状部64、66を有して略E字形をしている。
ケース本体12内の底部には、平行リンク機構50のための軸受部として、左右両端の前部と、左右方向中央部の前後方向中間部とに、各々、軸受部42、44が形成されている。左右の軸受部42と中央の軸受部44とは、互いに前後方向に異なる位置にある。
平行リンク機構50は、互いに等長の、左右の前側リンク部材(第1リンク部材)52と、左右方向中央部配置の後側リンク部材(第2リンク部材)54とを含んでいる。
左右配置の前側リンク部材52は、各々、一端に形成されたリンク連結部52Aをもってカップ保持部材60の左右の脚状部64の根元側(前側)に形成されたリンク係合部68に回動可能に連結され、他端に形成されたリンク連結部52Bをもって左右前側の軸受部42に回動可能に連結されている。
中央配置の後側リンク部材54は、一端に形成されたリンク連結部54Aをもってカップ保持部材60の中央の脚状部66の先端側に形成されたリンク係合部70に回動可能に連結され、他端に形成されたリンク連結部54Bをもって中央の軸受部44に回動可能に連結されている。
前側リンク部材52と後側リンク部材54の各連結部の回動は、すべて左右方向に延在し、前述の中心軸線Xと平行な軸線周りの回動である。これにより、前側リンク部材52の回転面と後側リンク部材54は、ともに中心軸線Xに直交する平面あるが、中心軸線Xの軸線方向(左右方向)に互いに異なった位置にある。
平行リンク機構50は、上述の如く、ケース本体12とカップ保持部材60とを連結し、カップ保持部材60を収納室13内に沈めた降下位置(収納位置)と開口部14より上方の上昇位置(ホップアップ使用位置)との間に平行移動可能に保持している。これにより、カップ保持部材60は、水平姿勢を保って降下位置と上昇位置との間を平行移動する。
蓋部材20の蓋主部22の内側面(開放位置にある蓋部材20のカップ保持部材60の側の面)には、左右方向に2個のブラケット80が突出形成されている。ブラケット80には、各々、舌片状の補助カップ保持部材82が、補助カップ保持部材82に形成された軸部84とブラケット80に形成された軸受孔86との嵌合によって、左右方向に延在する軸線周りに回動可能に取り付けられている。
左右の補助カップ保持部材82は、カップ保持部材60のカップ保持形状部62毎にカップ保持形状部62と整合する位置にあり、金属製の捩りコイルばね88のばね力によって各々個別に上方向に付勢され、ブラケット80に当接することにより、蓋部材20が開放位置にある状態下で、略水平な姿勢を保ち、下向きの外力によって捩りコイルばね88のばね力に抗して下方へ回動変位する。
図5に示されているように、カップやペットボトルがカップ保持形状部62に入れられると、カップやペットボトルの口径に応じて補助カップ保持部材82が捩りコイルばね88のばね力に抗して下方に押し下げられる。これにより、補助カップ保持部材82は、口径の比較的大きいカップやペットボトルや口径の比較的小さいカップやペットボトルでも、これらの外面に押し付けられ、カップ保持形状部62に入れらたカップやペットボトルの安定保持を補助する。これにより、カップ保持部材60は、カップ保持形状部62を含む形状からして、捩れ変形し易いが、大小、異なるサイズのカップ、ペットボルトを安定して保持することができる。
また、ケース本体12の底部と蓋部材20の下側(開放位置で下側)には、各々、各カップ保持形状部62毎に平面視が半円形のカップ保持形状部17、29が形成されており、これらも、カップ保持形状部62に入れらたカップやペットボトルの安定保持を補助する。
つぎに、蓋部材20とカップ保持部材60との連結構造について説明する。
蓋部材20の左右の側板部24には、各々、軸部26、27と同心の円弧状の長孔(ガイド部)25が、所定の回転角範囲に亘って、つまり、所定長さに亘って開口形成されている。長孔25は、ガイド部をなすものであって、前側の端部に、側板部24に貫通形成されていることによる端壁25Aを有する。
左右の前側リンク部材52のリング長手方向の中間部には係合孔52C(図5参照)が形成されている。係合孔52Cには連結ロッド90の一端に形成された軸部90Aが回動可能に係合している。連結ロッド90の他端にはピン形状部90Bが形成されている。ピン形状部90Bは長孔25に摺動可能に係合している。
軸部26の外周には、金属製の捩りコイルばね32が取り付けられている。捩りコイルばね32は、一端をケース本体12に係止され、他端を右側の連結ロッド90のピン形状部90Bに係止され、ピン形状部90Bを、図5〜図8で見て反時計廻り方向へ向けて付勢している。
これにより、捩りコイルばね32は、ピン形状部90Bを長孔25の端壁25Aに押し付け、所定の予荷重を与えられた状態でケース本体12と蓋部材との間に突っ張り、蓋部材20を図5〜図8で見て反時計廻り方向へ向けて付勢し、蓋部材20を開く側に作用する。
このように、蓋部材20とカップ保持部材60とは、捩りコイルばね32を介在させて、長孔25の回転角範囲(所定長さ範囲)に亘って相対変位可能に連結されている。
つぎに、上述の構成によるカップホルダ10の動作について説明する。
図1、図6に示されているように、蓋部材20が閉塞位置にある格納状態において、蓋部材20の前側が矢印方向に押されると、ロック機構48が解除され、蓋部材20が、捩りコイルばね32のばね力によって中心軸線Xを回動軸線として、図1で見て反時計廻り方向に、ロータリダンパ38によるダンパ作用のもとに回動し、図7に示されている中開状態を経て、図2、図3、図8に示されている開放位置に位置する。
蓋部材20の閉塞位置から開放位置への移動過程では、連結ロッド90のピン形状部90Bが長孔25の端壁25Aに押し付けらた状態が保たれ、この蓋部材20の移動に追従して連結ロッド90が前側に押され、前側リンク部材52がケース本体12との枢支点(リンク連結部52A)を回動中心として図6〜図8で見て反時計廻り方向へ回動変位することにより、カップ保持部材60が図6に示されている降下位置より図8に示されている上昇位置へ移動する。
これにより、カップホルダ10は、カップ保持部材60の各カップ保持形状部62にカップやペットボルト等を受け入れてこれらを保持する状態になる。このように、ロック機構48を解除するだけで、捩りコイルばね32のばね力により蓋部材20が開放位置に位置するから、使い勝手、操作性がよい。
蓋部材20が開放位置にある状態において、上昇位置にあるカップ保持部材60に手が触れたり、カップ等が当たったりすると、押し下げ荷重がカップ保持部材60に作用する。カップ保持部材60に手や容器が軽く触れただけで、カップ保持部材60に作用する押し下げ荷重が小さい場合には、連結ロッド90のピン形状部90Bが長孔25の端壁25Aに押し付けらた状態が保たれて、捩りコイル32のばね力により、カップ保持部材が上昇位置にある状態が維持される。
これにより、カップ保持部材60に手や容器が軽く触れただけでは、カップ保持部材60がふらつくようなことがなく、カップ保持部材60によるカップ保持が不安定になることがなく、商品性の高い安定したカップ保持の状態が保たれる。
これに対し、カップ保持部材60に手や物が強く当るなどしてカップ保持部材60に所定値以上の押し下げ荷重が作用すると、図9に示されているように、連結ロッド90のピン形状部90Bが捩りコイルばね32を弾性変形させつつ長孔25の端壁25Aより離れる方向に長孔25に案内にされて後側へ移動する。
これにより、カップ保持部材60が蓋部材20より切り離されたような状態で、蓋部材20が不用意に閉じ側に動くことなく、カップ保持部材60だけが降下移動する。この降下移動によってカップ保持部材60に過剰な押し下げ負荷が作用することが回避され、カップ保持部材60が破損することがない。
カップホルダ10の使用後、カップ保持部材60をケース本体12の収納室16内に収納するには、起立している蓋部材20を、捩りコイルばね32のばね力に抗して中心軸線X周りに、図2で見て反時計廻り方向に略90度回動させ、図1に示されているように、蓋部材20を元の閉塞位置に戻す。蓋部材20が閉塞位置に戻されると、ロック機構48によって蓋部材20が閉塞位置に保持される。
蓋部材20の開放位置から閉塞位置への移動過程では、連結ロッド90のピン形状部90Bが長孔25の端壁25Aに押し付けらた状態が保たれ、この蓋部材20の移動に追従して連結ロッド90が後側に引かれ、前側リンク部材52がケース本体12との枢支点(リンク連結部52A)を回動中心として図6〜図8で見て時計廻り方向へ回動変位することにより、カップ保持部材60が図8に示されている上昇位置より図6に示されている降下位置へ移動する。
上述の実施例では、連結ロッド90の一端を前側リンク部材52の中間部に連結する位置の、前側リンク部材52のリンク長手方向の位置設定によって、前側リンク部材52に作用するばね力のモーメントを設定でき、カップ保持部材60が降下を開始する押し下げ負荷を、捩りコイルばね32の予荷重設定以外に適正値に設定することができる。また、支持軸26を取り巻く捩りコイルばね32が使用されていることにより、ばね手段が大きいスペースや特別の取付構造を必要とすることなく設置される。
また、ガイド部が長孔25であることにより、ガイド部を、別部品を必要することなく構成でき、しかも、長孔25とピン形状部90Bとの嵌合により、連結ロッド90の他端がガイド部に案内されての移動が円滑に行われ、所期動作を高く保証することができる。
なお、本発明によるカップホルダは、上述の実施例に限られるものでなく、本発明による範囲内において、種々の実施例が可能である。例えば、ガイド部である長孔25は、長溝であってもよく、また、長孔、長溝に代えて案内レール等によって構成することもできる。このガイド部の形状は、円弧に限られることなく、直線であってもよい。また、連結ロッド90は、前側リンク部材52の中間部に代えてカップ保持部材60に連結されていもよい。
また、平行リンク機構50は、前後のリンク部材が枢軸方向に筋違いになっている実施例のものに限られるものに限られるものでなく、前後のリンク部材か枢軸方向に同じ位置による最も通常の平行リンク機構であってもよい。
10 カップホルダ
12 ケース本体
14 開口部
16 収納室
20 蓋部材
24 側板部
25 長孔
32 捩りコイルばね
38 ロータリダンパ
48 ロック機構
50 平行リンク機構
52 前側リンク部材(第1リンク部材)
54 後側リンク部材(第2リンク部材)
60 カップ保持部材
62 カップ保持形状部
90 連結ロッド

Claims (5)

  1. 上方に開口部を有する収納室を画定するケース本体と、
    前記開口部を閉塞する閉塞位置と前記開口部を開放する開放位置との間に回動可能に前記ケース本体に取り付けらた蓋部材と、
    カップ保持形状部を含むカップ保持部材と、
    複数個のリンク部材により前記ケース本体と前記カップ保持部材とを連結し、前記カップ保持部材を前記収納室内の降下位置と前記開口部より上方の上昇位置との間に移動可能に保持するリンク機構とを有し、
    前記蓋部材は自身の回動軸線と交差する方向に延在する面部有し、前記面部には当該面部に沿って所定長さに亘って延在して一端に端壁を有するガイド部が形成され、
    更に、一端を前記リンク部材あるいは前記カップ保持部材に回動可能に連結された他端を前記ガイド部に移動可能に係合した連結部材と、
    一端を前記ケース本体に係止され、他端を前記連結部材の他端に係止され、前記連結部材の他端を前記ガイド部の前記端壁に押し付け、前記蓋部材を前記開放位置に付勢するばね手段とを有するカップホルダ。
  2. 前記リンク機構は、一端を各々前記カップ保持部材の左右両側部に、左右方向に延在する軸線周りに回動可能に連結され、他端を各々前記ケース本体に回動可能に連結された左右一対の第1リンク部材と、前記第1リンク部材と等長のリンク部材であって一端を前記カップ保持部材と前記第1リンク部材との連結位置とは前後方向に異なる位置において前記カップ保持部材の左右方向中間部に、左右方向に延在する軸線周りに回動可能に連結され、他端を前記ケース本体に回動可能に連結された第2リンク部材とにより構成され、
    前記連結部材の前記一端は前記第1リンク部材の中間部に回動可能に連結されている請求項1に記載のカップホルダ。
  3. ガイド部は、長孔あるいは長溝により構成され、前記連結部材は前記他端に前記長孔あるいは前記長溝に摺動可能に嵌合するピン形状部を形成され、前記ピン形状部に前記ばね手段の前記他端が係止されている請求項1または2に記載のカップホルダ。
  4. 前記ばね手段は、前記蓋部材を前記ケース本体に回動可能に取り付ける支持軸を取り巻くように設けられた捩りコイルばねにより構成されている請求項1から3の何れか一項に記載のカップホルダ。
  5. 前記蓋部材を前記ばね手段のばね力に抗して前記閉塞位置に選択的に保持するロック手段を有する請求項1から4の何れか一項に記載のカップホルダ。
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