JP2009000884A - 印刷機の印刷品質管理方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷物のインキ皮膜厚さを測定し、そのインキ皮膜厚さに応じてインキ装置のインキ供給量を自動的に調整し得るようにした印刷機の印刷品質管理方法及び装置を提供する。
【解決手段】インキを貯えるインキ・ツボ17cと、該インキ・ツボから供給されるインキ量を調整するインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ108と、を備えた印刷機において、印刷機で印刷された印刷物のインキ皮膜厚さを測定する表側距離測定器74を備え、印刷機で印刷された印刷物のインキ皮膜厚さを測定し、その測定したインキ皮膜厚さより前記インキ・ツボ・ローラ駆動用モータを制御する制御手段を備えた。
【選択図】図10

Description

本発明は、凹版印刷機や凸版印刷機の印刷品質管理方法及び装置に関する。
一般に、凹版印刷では、インキに厚みを持たせる効果を期待して使用する場合が多いが、それは手触り感による高級感を出すためである場合が多い。この凹版印刷では、高印圧によるエンボス効果を得ることやインキの厚盛りを行うことによって、印刷物に凹凸感を出すことが可能となる。また、インキの厚盛りによりインキの濃淡を表現することも可能となる。
ところで、上記凹凸感を検査するのに、従来から有るインキの濃度計を用いることが考えられる。しかしながら、凹版印刷においては、インキ皮膜が厚い為、黒等の濃い色の濃度を濃度計で測定してもほとんど最大値を示し、実質上濃度を測定できず、かつ、濃度を測定する為のある程度の大きさのカラー・パッチを設けると、その部分のインキがワイピングによって掻き取られてしまい、実際の絵柄部分との間に濃度差ができてしまい、実際の絵柄部分の濃度が測定できないという不具合があった。
そこで、従来では、オペレータが主観により、印刷された印刷物の絵柄部分のインキ濃度(インキ皮膜厚さ)を目視で確認したりエンボス部を手触りで確認し、オルロフ・タイプや直接印刷タイプの場合には、インキ装置のインキ供給量や凹版胴〜圧胴間の印圧を調整している。
また、凸版印刷においては、インキ皮膜が薄く、濃度を濃度計で測定してもほとんど最小値を示し、実質上濃度を測定できない為、オペレータが印刷された印刷物の濃度(インキ皮膜厚さ)を目視で確認し、その主観でインキ装置のインキ供給量を調整している。
実開平3−124838号公報
上述したように、オペレータがインキ濃度(インキ皮膜厚さ)を目視で確認したりエンボス部を手触りで確認し、その主観により、インキ供給量や印圧を調整しているため、オペレータに負担がかかると共に、調整ミスが発生し、不良印刷物が発生してしまう、という問題があった。
そこで、本発明は、印刷物のエンボス量やインキ皮膜厚さを測定し、そのエンボス量やインキ皮膜厚さに応じてインキ装置のインキ供給量を自動的に調整し得るようにした印刷機の印刷品質管理方法及び装置を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための、本発明に係る印刷機の印刷品質管理方法は、
インキを貯えるインキ貯留部と、
前記インキ貯留部から供給されるインキ量を調整するインキ供給量調整手段と、
を備えた印刷機において、
前記印刷機で印刷された印刷物のインキ皮膜厚さを測定するインキ皮膜厚さ測定手段を備え、
前記印刷機で印刷された印刷物のインキ皮膜厚さを測定し、
測定したインキ皮膜厚さより前記インキ供給量調整手段を制御すること
を特徴とする。
前述した課題を解決するための、本発明に係る印刷機の印刷品質管理装置は、
インキを貯えるインキ貯留部と、
前記インキ貯留部から供給されるインキ量を調整するインキ供給量調整手段と、
を備えた印刷機において、
前記印刷機で印刷された印刷物のインキ皮膜厚さを測定するインキ皮膜厚さ測定手段を備え、
前記インキ皮膜厚さ測定手段で測定したインキ皮膜厚さより前記インキ供給量調整手段を制御する制御手段を備えた
ことを特徴とする。
本発明に係る印刷機の印刷品質管理方法及び装置によれば、エンボス量やインキ皮膜厚さを測定し、そのエンボス量やインキ皮膜厚さに応じてインキ装置のインキ供給量を自動的に調整することで、インキ供給量調整ミスによる印刷障害を回避し、依ってオペレータの負担を軽減すると共にエンボス量やインキ皮膜厚さを高精度に管理して不良印刷物(損紙)の削減が図れる。
以下、本発明に係る印刷機の印刷品質管理方法及び装置を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
図1(a)及び図1(b)は本発明の実施例1を示すエンボス量及びインキ供給量制御装置の制御ブロック図、図2はインキ・ツボ・ローラ制御装置の制御ブロック図、図3はインキ・ツボ・キー制御装置の制御ブロック図、図4(a)乃至図4(c)はエンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図、図5(a)乃至図5(e)はエンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図、図6(a)乃至図6(c)はエンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図、図7はインキ・ツボ・キー制御装置の動作フロー図、図8はインキ・ツボ・ローラ制御装置の動作フロー図、図9は同じくオルロフ凹版印刷機の概略構成図、図10はインキ装置の概略構成図、図11は凹版胴〜圧胴間の印圧調整機構の説明図、図12(a)は印刷物検査装置の平面図、図12(b)は印刷物検査装置の側断面図、図13はエンボス部分の印刷状態図、図14はカラー・パッチの説明図である。
図9に示すように、オルロフ(タイプの)凹版印刷機においては、例えば図外の給紙装置から差板10上に送り出された紙(印刷前の被印刷部材,印刷後の印刷物)がスイング装置11から渡胴12を介して圧胴13のくわえ爪にくわえ替えられて搬送される。同時に、各インキ装置17のインキがパターン・ローラ16を介してゴム胴(インキ集合胴)15に転写され、凹版胴14の版面上に供給され、供給されたインキの余剰分がワイピングローラ19で取り除かれる。
従って、圧胴13のくわえ爪にくわえられ搬送される紙は、圧胴13と凹版胴14との間を通過するときに印刷され、排紙チェーン20の排紙爪にくわえ替えられ、排紙チェーン20の走行により搬送されて図外の紙積台上に落下積載される。
そして、図10に示すように、各インキ供給ユニットのインキ装置17において、インキ・ツボ・ローラ17aが印刷機の原動モータとは別に、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ(インキ供給量調整手段)108で駆動されると共に、インキ・ツボ・キー17d(17d−1〜17d−n)がインキ・ツボ・キー駆動用モータ(インキ供給量調整手段)128で駆動され、本実施例では、そのうちのインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ108によるインキ・ツボ・ローラの回転速度制御により、インキ・ツボ(インキ貯留部)17cからのインキ供給量が自動で調整可能になっている。
また、後述する凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ45を駆動制御することで、凹版胴14と圧胴13間の印圧が、自動で調整可能になっている。
前記凹版胴14と圧胴13間の印圧調整機構としては、例えば図11に示すような構成を採用すれば好適である。これは、印刷に際しては、油圧シリンダ40を伸長することでレバー41とターンバックル42を介して第1軸受メタル43が図中反時計方向に回動し、その偏心作用により凹版胴14に対し圧胴13の大きな印圧が作用する。そして、印刷準備或いは印刷途中で印圧を調整する場合は、モータ45で操作軸46を回動させると、ウォームギア47とセクタギア48の噛み合いで第2軸受メタル49が回動することから、第1軸受メタル43も回動し(この場合、第2軸受メタル49と逆方向に回動する)、印圧が調整される。尚、このような構成において操作軸46を手動で回転させることは特許文献1等で公知である。
そして、本実施例では、印刷された紙の印刷絵柄におけるインキ皮膜厚さやエンボス量を機外の印刷物検査装置(インキ皮膜厚さ測定手段、エンボス量測定手段)を用いて測定し、そのインキ皮膜厚さやエンボス量に応じて前述したインキ供給量や凹版胴−圧胴間の印圧を自動的に調整するようになっている。
前記印刷物検査装置は、図12(a),(b)に示すように、レーザー変位計等からなる表側距離測定器74と裏側距離測定器75を有し、これらは、検査装置本体52上に、天地方向移動用モータ78(図1(a)参照)で駆動される左右一対の電動スライドシリンダ54と、左右方向移動用モータ84(図1(a)参照)で駆動される一本の電動スライドシリンダ56により、それぞれ天地及び左右方向に移動可能に設けられ、検査装置本体52上に載せられた紙Wの印刷絵柄におけるインキ皮膜厚さ(IFTm)やエンボス量(EQm)を測定し得るようになっている。尚、左右一対の電動スライドシリンダ54と一本の電動スライドシリンダ56は上下(表裏側)にそれぞれ別個に設けられるが、左右方向移動用モータ84と天地方向移動用モータ78は上下(表裏側)に兼用(別個でも良い)させて設けられる。
即ち、図13に示すように、エンボス量(EQm)Cは裏側距離測定器75からの測定(A−B)でわかります。そして、表側距離測定器74からはD+Eの高さが測定できます。エンボス効果により紙Wの厚みが変化しないと仮定するならば、C=Dが成り立つ。つまり表面側の測定値から裏面側の測定値及び紙Wの厚さを引いた値がインキ皮膜厚さ(IFTm)Eとなるのである。
また、測定の際は、図14に示すように、紙Wの印刷絵柄を直接測定せずに、天地方向の余白部分に設けたカラー・パッチ部CPにて墨,藍,赤,黄の色数分のカラー・パッチ線Lを測定すると効率的である。尚、各インキ供給ユニットで印刷されたカラー・パッチ線Lは、天地方向の同じ位置に、左右方向に同じ間隔を空けて1色目→4色目の順に並ぶように印刷されている。
そして、前記凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ45は後述するエンボス量及びインキ供給量制御装置(制御手段)60により駆動制御され、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ108はインキ・ツボ・ローラ制御装置(制御手段)100−1〜100−Mにより駆動制御され、インキ・ツボ・キー駆動用モータ128はインキ・ツボ・キー制御装置(制御手段)120−(1−1)〜120−(M−N)により駆動制御される。
前記エンボス量及びインキ供給量制御装置60は、図1(a)及び図1(b)に示すように、CPU61とRAM62とROM63と各入出力装置64〜68とインタ−フェース69とが共にBUS線70で接続されてなる。また、このBUS線70には、インキ供給ユニットMのインキ色ICm記憶用メモリM1,各インキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmn記憶用メモリM2,カウント値M記憶用メモリM3,カウント値N記憶用メモリM4,絵柄面積率−インキ・ツボ・キー開き量変換テーブル記憶用メモリM5,各インキ・ツボ・キーの開き量Kmn記憶用メモリM6,各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmax記憶用メモリM7が接続される。
更にBUS線70には、基準のインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRFm記憶用メモリM8,インキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRm記憶用メモリM9,距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタの値記憶用メモリM11,距離測定器の天地方向の現在位置記憶用メモリM12,距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置記憶用メモリM13,距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタの値記憶用メモリM14,距離測定の左右方向の現在位置記憶用メモリM15,距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置記憶用メモリM16,表側距離測定器の出力FD記憶用メモリM17が接続される。
更にBUS線70には、裏側距離測定器の出力FD記憶用メモリM18,表側距離測定器から紙までの距離FDP記憶用メモリM19,裏側距離測定器から紙までの距離RDP記憶用メモリM20,表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRD記憶用メモリM21,紙厚PT記憶用メモリM22,距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の天地方向の位置記憶用メモリM23,距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の左右方向の位置記憶用メモリM24,インキ供給ユニット総数Mmax記憶用メモリM25,表側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離FDCm記憶用メモリM26,裏側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離RDCm記憶用メモリM27が接続される。
更にBUS線70には、エンボス量EQm記憶用メモリM28,基準エンボス量EQF記憶用メモリM29,エンボス誤差量EQDm記憶用メモリM30,エンボス誤差量−凹版胴と圧胴間の印圧補正量変換テーブル記憶用メモリM31,凹版胴−圧胴間の印圧補正量記憶用メモリM32,カラー・パッチ部の厚さCPTm記憶用メモリM33,インキ皮膜厚さIFTm記憶用メモリM34,基準インキ皮膜厚さIFTF記憶用メモリM35,インキ皮膜厚さ誤差量IFTDm記憶用メモリM36,インキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量変換テーブル記憶用メモリM37が接続される。
更にBUS線70には、インキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量記憶用メモリM38,凹版胴−圧胴間の印圧補正量の合計値記憶用メモリM39,凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値記憶用メモリM40,凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM41,現在の凹版胴−圧胴間の印圧記憶用メモリM42,目標とする凹版胴−圧胴間の印圧記憶用メモリM43,目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM44,印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM45,現在の印刷機の回転速度R記憶用メモリM46,各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・ローラ回転速度IFRm記憶用メモリM47が接続される。
入出力装置64には、キーボード等の入力装置71とCRTやディスプレイ等の表示器72とプリンタやフロッピーディスク(登録商標)ドライブ等の出力装置73とが接続される。入出力装置65には前述した表側距離測定器74と裏側距離測定器75が接続される。
入出力装置66には、D/A変換器76及び天地方向移動用モータ・ドライバ77を介して前述した天地方向移動用モータ78が接続されると共に該モータ78に駆動連結された天地方向移動用モータ用ロータリ・エンコーダ80が天地方向の現在位置測定用カウンタ79を介して接続される。また、入出力装置66には、天地方向原点位置検出器81も接続される。
更に、入出力装置66には、D/A変換器82及び左右方向移動用モータ・ドライバ83を介して前述した左右方向移動用モータ84が接続されると共に該モータ84に駆動連結された左右方向移動用モータ用ロータリ・エンコーダ86が左右方向の現在位置測定用カウンタ85を介して接続される。また、入出力装置66には、左右方向原点位置検出器87も接続される。
入出力装置67には、凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88を介して前述した凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ45が接続されると共に、A/D変換器90を介して、モータ45に駆動連結された凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91が接続される。
入出力装置68には、A/D変換器92及びF/V変換器93を介して、印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ94が接続される。
そして、インターフェース69には、第1のインキ・ツボ・ローラ制御装置100−1〜第Mのインキ・ツボ・ローラ制御装置100−Mと、第1のインキ供給ユニットの第1のインキ・ツボ・キー制御装置120−(1−1)〜第Mのインキ供給ユニットの第Nのインキ・ツボ・キー制御装置120−(M−N)とが接続される。
また、インキ・ツボ・ローラ制御装置100−1〜100−Mは、図2に示すように、CPU101とRAM102とROM103との他に、受信したインキ・ツボ・ローラ回転速度記憶用メモリM48,目標とするインキ・ツボ・ローラ回転速度記憶用メモリM49が、入出力装置104及びインターフェース105と共にBUS線106で接続されてなる。
入出力装置104には、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ108がインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ・ドライバ107を介して接続されると共に、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ108に駆動連結されたインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ111がF/V変換器110及びA/D変換器109を介して接続される。また、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ111の検出信号はインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ・ドライバ107にも入力される。そして、インターフェース105に上述したエンボス量及びインキ供給量制御装置60が接続される。
また、インキ・ツボ・キー制御装置120−(1−1)〜120−(M−N)は、図3に示すように、CPU121とRAM122とROM123との他に、受信したインキ・ツボ・キーの開き量記憶用メモリM50,目標とするインキ・ツボ・キーの開き量記憶用メモリM51,カウンタのカウント値記憶用メモリM52,現在のインキ・ツボ・キーの開き量記憶用メモリM53が、入出力装置124及びインターフェース125と共にBUS線126で接続されてなる。
入出力装置124には、インキ・ツボ・キー駆動用モータ128がインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127を介して接続されると共に、インキ・ツボ・キー駆動用モータ128に駆動連結されたインキ・ツボ・キー駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ130がカウンタ129を介して接続される。また、インキ・ツボ・キー駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ130の検出信号はインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127にも入力される。そして、インターフェース125に上述したエンボス量及びインキ供給量制御装置60が接続される。
そして、本実施例では、前記エンボス量及びインキ供給量制御装置60(厳密には、インキ・ツボ・ローラ制御装置100−1〜100−Mとインキ・ツボ・キー制御装置120−(1−1)〜120−(M−N)を含む)により、印刷された紙Wのエンボス量やインキ皮膜厚さを測定する表側距離測定器74及び裏側距離測定器75の測定結果に応じて、前述したインキ・ツボ・ローラ17aの回転速度と、凹版胴14と圧胴13間の印圧をそれぞれ自動で調整(補正)し得るようになっている。
このようなエンボス量及びインキ供給量制御装置60の制御動作を、図4(a)乃至図4(c),図5(a)乃至図5(e),図6(a)乃至図6(c)の動作フロー図にしたがって詳述する。
先ず、ステップP1で各メモリM1〜M9、M11〜M47を初期化した後、ステップP2でインキ供給ユニットMのインキ色ICm及び各インキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnが入力されたか否かを判断し、可であればステップP3でインキ供給ユニットMのインキ色ICm及び各インキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnを入力し、メモリM1及びM2に記憶する一方、否であればステップP4に移行する。
次に、ステップP4でインキ・プリセット・スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP5でメモリM3のカウント値Mに1を書き込み、否であればステップP31に移行する。
次に、ステップP6でメモリM4のカウント値Nに1を書き込んだ後、ステップP7でインキ供給ユニットMのインキ色ICmをメモリM1から読み込み、次いで、ステップP8でインキ色ICmに対応する絵柄面積率−インキ・ツボ・キー開き量変換テーブルをメモリM5から読み込む。
次に、ステップP9でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnをメモリM2から読み込んだ後、ステップP10でインキ色ICmに対応する絵柄面積率−インキ・ツボ・キー開き量変換テーブルを用いて、インキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnより、インキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを求め、各インキ・ツボ・キーの開き量Kmn記憶用メモリM6のインキ供給ユニットMのN番目のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP11でメモリM4のカウント値Nに1を加算し、上書きした後、ステップP12で各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数NmaxをメモリM7から読み込み、次いで、ステップP13でカウント値N>各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxか否かを判断する。
次に、ステップP13で可であればステップP14でメモリM3のカウント値Mに1を加算し、上書きする一方、否であればステップP7に戻る。この後、ステップP15でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM25から読み込んだ後、ステップP16でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断する。
次に、ステップP16で可であればステップP17でメモリM3のカウント値Mに1を書き込む一方、否であればステップP6に戻る。この後、ステップP18でメモリM4のカウント値Nに1を書き込んだ後、ステップP19でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの開き量KmnをメモリM6から読み込む。
次に、ステップP20でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キー制御装置にインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを送信した後、ステップP21でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キー制御装置より受信確認信号が送信されると、ステップP22でメモリM4のカウント値Nに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP23で各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数NmaxをメモリM7から読み込んだ後、ステップP24でカウント値N>各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxか否かを判断し、可であればステップP25でインキ供給ユニットMのインキ色ICmをメモリM1から読み込む一方、否であればステップP19に戻る。
次に、ステップP26でインキ色ICmに対応する基準のインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRFmをメモリM8から読み込んだ後、ステップP27でインキ色ICmに対応する基準のインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRFmを、インキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRm記憶用メモリM9のインキ供給ユニットM用のアドレスに書き込む。
次に、ステップP28でメモリM3のカウント値Mに1を加算し、上書きした後、ステップP29でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM25から読み込み、次いで、ステップP30でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP31に移行する一方、否であればステップP18に戻る。
以上のステップで、入力された絵柄面積率に応じたインキ装置のインキ供給量制御手段のプリセットが完了する。
次に、ステップP31で凹版胴−圧胴間の印圧調整選択スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP32で圧調整完了スイッチがONされたか否かを判断する一方、否であれば後述するステップP41に移行する。
次に、ステップP32で可であれば後述するステップP41に移行する一方、否であればステップP33でアップ・ボタンがONされたか否かを判断し、ここで、可であればステップP34で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88に正転指令が出力される一方、否であれば後述するステップP37に移行する。
次に、ステップP35でアップ・ボタンがOFFされると、ステップP36で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88への正転指令出力が停止された後、ステップP37でダウン・ボタンがONされたか否かを判断する。
次に、ステップP37で可であればステップP38で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88に逆転指令が出力される一方、否であればステップP32に戻る。次いで、ステップP39でダウン・ボタンがOFFされると、ステップP40で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88への逆転指令出力が停止されてステップP32に戻る。
以上のステップで、オペレータによる印圧の手動による調整が完了する。
次に、ステップP41で紙厚測定スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP42で天地方向移動用モータ・ドライバ77に正転指令が出力された後、ステップP43で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値を読込みメモリM11に記憶する。
次に、ステップP44で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタの値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算し、メモリM12に記憶した後、ステップP45で距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置をメモリM13から読込む。
次に、ステップP46で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置か否かを判断し、可であればステップP47で天地方向移動用モータ・ドライバ77への正転指令出力が停止される一方、否であればステップP43に戻る。
次に、ステップP48で左右方向移動用モータ・ドライバ83に正転指令が出力された後、ステップP49で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値を読込みメモリM14に記憶し、次いでステップP50で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタの値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算し、メモリM15に記憶する。
次に、ステップP51で距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置をメモリM16から読込んだ後、ステップP52で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置か否かを判断し、可であればステップP53で距離測定器に測定指令信号が出力される一方、否であればステップP49に戻る。
次に、ステップP54で表側距離測定器74の出力FDを読み込み、メモリM17に記憶した後、ステップP55で裏側距離測定器75の出力RDを読み込み、メモリM18に記憶し、次いで、ステップP56で左右方向移動用モータ・ドライバ83への正転指令出力が停止される。
次に、ステップP57で左右方向移動用モータ・ドライバ83に逆転指令が出力された後、ステップP58で距離測定器の左右方向原点位置検出器87の出力がONされると、ステップP59で左右方向移動用モータ・ドライバ83への逆転指令出力が停止される。
次に、ステップP60で天地方向移動用モータ・ドライバ77に逆転指令が出力された後、ステップP61で距離測定器の天地方向原点位置検出器81の出力がONされると、ステップP62で天地方向移動用モータ・ドライバ77への逆転指令出力が停止される。
次に、ステップP63で表側距離測定器74の出力FDより、表側距離測定器から紙までの距離FDPを演算し、メモリM19に記憶した後、ステップP64で裏側距離測定器75の出力RDより、裏側距離測定器から紙までの距離RDPを演算し、メモリM20に記憶する。
次に、ステップP65で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDをメモリM21から読み込んだ後、ステップP66で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDより、表側距離測定器から紙までの距離FDP及び裏側距離測定器から紙までの距離RDPを減算し、紙厚PTを演算してメモリM22に記憶してから後述するステップP151に移行する。
以上のステップで、測定対象である紙Wの厚さが測定される。尚、前記紙厚側定位置は、紙Wのうち、何も印刷されていない部分、言い換えれば、エンボスもインキ皮膜も無い部分が設定される。
一方、前述したステップP41で否であればステップP67でカラー・パッチ測定スイッチがONされたか否かを判断する。ここで、可であればステップP68で天地方向移動用モータ・ドライバ77に正転指令が出力される一方、否であれば後述するステップP151に移行する。
次に、ステップP69で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値を読込みメモリM11に記憶した後、ステップP70で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタの値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算し、メモリM12に記憶し、次いで、ステップP71で距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の天地方向の位置をメモリM23から読込む。
次に、ステップP72で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の天地方向の位置か否かを判断し、可であればステップP73で天地方向移動用モータ・ドライバ77への正転指令出力が停止される一方、否であればステップP69に戻る。
次に、ステップP74でメモリM3のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP75で左右方向移動用モータ・ドライバ83に正転指令が出力されたら、ステップP76で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値を読込み、メモリM14に記憶する。
次に、ステップP77で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタの値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算し、メモリM15に記憶した後、ステップP78で距離測定器によって測定すべきインキ供給ユニットMのカラー・パッチ線の左右方向の位置をメモリM24から読込む。
次に、ステップP79で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきインキ供給ユニットMのカラー・パッチ線の左右方向の位置か否かを判断し、可であればステップP80で距離測定器に測定指令信号が出力される一方、否であればステップP76に戻る。
次に、ステップP81で表側距離測定器74の出力FDmを読み込み、メモリM17のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP82で裏側距離測定器75の出力RDmを読み込み、メモリM18のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP83でメモリM3のカウント値Mに1を加算し、上書きした後、ステップP84でメモリM25からインキ供給ユニット総数Mmaxを読み込み、次いで、ステップP85でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP86で左右方向移動用モータ・ドライバ83への正転指令出力が停止される一方、否であればステップP76に戻る。
次に、ステップP87で左右方向移動用モータ・ドライバ83に逆転指令が出力された後、ステップP88で距離測定器の左右方向の原点位置検出器87の出力がONされると、ステップP89で左右方向移動用モータ・ドライバ83への逆転指令出力が停止される。
次に、ステップP90で天地方向移動用モータ・ドライバ77に逆転指令が出力された後、ステップP91で距離測定器の天地方向原点位置検出器81の出力がONされると、ステップP92で天地方向移動用モータ・ドライバ77への逆転指令出力が停止される。
以上のステップで、表側距離測定器74及び裏側距離測定器75から各インキ供給ユニットから供給されたインキで印刷されたカラー・パッチ線Lまでの距離が測定される。
次に、ステップP93でメモリM3のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP94でメモリM17のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶された表側距離測定器74の出力FDmを読み込み、次いで、ステップP95でメモリM17のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶された表側距離測定器74の出力FDmより、表側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離FDCmを演算し、メモリM26に記憶する。
次に、ステップP96でメモリM18のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶された裏側距離測定器75の出力RDmを読み込んだ後、ステップP97でメモリM18のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶された裏側距離測定器75の出力RDmより、裏側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離RDCmを演算し、メモリM27に記憶する。
次に、ステップP98で裏側距離測定器から紙までの距離RDPをメモリM20から読み込んだ後、ステップP99で裏側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離RDCmから裏側距離測定器から紙までの距離RDPを減算し、エンボス量EQmを演算してメモリM28のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP100で基準エンボス量EQF記憶用メモリM29のインキ供給ユニットM用のアドレス位置より、インキ供給ユニットMの基本エンボス量EQFmを読み込んだ後、ステップP101でインキ供給ユニットMのエンボス量EQmよりインキ供給ユニットMの基本エンボス量EQFmを減算し、インキ供給ユニットMのエンボス誤差量EQDmを演算してメモリM30のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP102でエンボス誤差量−凹版胴と圧胴間の印圧補正量変換テーブルをメモリM31から読み込んだ後、ステップP103でエンボス誤差量−凹版胴と圧胴間の印圧補正量変換テーブルを用いて、エンボス誤差量EQDmより、凹版胴−圧胴間の印圧補正量を求め、メモリM32のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP104で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDをメモリM21から読み込んだ後、ステップP105で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDより、表側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離FDCm及び裏側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離RDCmを減算し、カラー・パッチ部の厚さCPTmを演算してメモリM33に記憶する。
次に、ステップP106で紙厚PTをメモリM22から読み込んだ後、ステップP107でカラー・パッチ部の厚さCPTmより紙厚PTを減算し、インキ皮膜厚さIFTmを演算してメモリM34のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP108で基準インキ皮膜厚さIFTF記憶用メモリM35のインキ供給ユニットM用のアドレス位置より、インキ供給ユニットMの基準インキ皮膜厚さIFTFmを読み込んだ後、ステップP109でインキ供給ユニットMのインキ皮膜厚さIFTmよりインキ供給ユニットMの基準インキ皮膜厚さIFTFmを減算し、インキ供給ユニットMのインキ皮膜厚さ誤差量IFTDmを演算してメモリM36のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP110でインキ供給ユニットMのインキ色ICmをメモリM1から読み込んだ後、ステップP111でインキ色ICmに対応するインキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量変換テーブルをメモリM37から読み込む。
次に、ステップP112でインキ色ICmに対応するインキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量変換テーブルを用いて、インキ皮膜厚さ誤差量IFTDmより、インキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量を求め、メモリM38のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP113でメモリM3のカウント値Mに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP114でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM25から読み込んだ後、ステップP115でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP116でメモリM3のカウント値Mに1を書き込む一方、否であればステップP94に戻る。
次に、ステップP117で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の合計値記憶用メモリM39に、ゼロを書き込んだ後、ステップP118で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の合計値をメモリM39から読み込み、次いで、ステップP119でインキ供給ユニットMの凹版胴−圧胴間の印圧補正量をメモリM32から読み込む。
次に、ステップP120で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の合計値にインキ供給ユニットMの凹版胴−圧胴間の印圧補正量を加算し、求めた値を凹版胴−圧胴間の印圧補正量の合計値記憶用メモリM39に上書きした後、ステップP121でメモリM3のカウント値Mに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP122でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM25から読み込んだ後、ステップP123でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP124で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の合計値をメモリM39から読み込む一方、否であればステップP118に戻る。
次に、ステップP125でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM25から読み込んだ後、ステップP126で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の合計値をインキ供給ユニット総数Mmaxで除算し、凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値を演算してメモリM40に記憶する。
以上のステップで、測定した各カラー・パッチ線Lのインキ皮膜厚さ及びエンボス量より、各インキ装置のインキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量及び凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値が求められる。
次に、ステップP127でメモリM3のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP128でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRmをメモリM9から読み込み、次いで、ステップP129でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量をメモリM38から読み込む。
次に、ステップP130でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRmにインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量を加算し、インキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRm記憶用メモリM9のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に上書きした後、ステップP131でメモリM3のカウント値Mに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP132でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM25から読み込んだ後、ステップP133でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP134で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91に接続されたA/D変換器90の出力を読み込んでメモリM41に記憶する一方、否であればステップP128に戻る。
以上のステップで、求めた補正量で補正したインキ・ツボ・ローラの回転速度比率が求められる。
次に、ステップP135で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91に接続されたA/D変換器90の出力より、現在の凹版胴−圧胴間の印圧を演算し、メモリM42に記憶した後、ステップP136で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値をメモリM40から読み込む。
次に、ステップP137で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値≠0か否かを判断し、可であればステップP138で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値>0か否かを判断する一方、否であればステップP2に戻る。
次に、ステップP138で可であればステップP139で現在の凹版胴−圧胴間の印圧に凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値を加算し、目標とする凹版胴−圧胴間の印圧を演算してメモリM43に記憶した後、ステップP140で目標とする凹版胴−圧胴間の印圧より、目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力を演算し、メモリM44に記憶する。
次に、ステップP141で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88に正転指令が出力された後、ステップP142で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91に接続されたA/D変換器90の出力を読み込んでメモリM41に記憶する。
次に、ステップP143で読み込んだ凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力=目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力か否かを判断し、可であればステップP144で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88への正転指令出力が停止されてステップP2に戻る一方、否であればステップP142に戻る。
一方、前記ステップP138で否であればステップP145で現在の凹版胴−圧胴間の印圧に凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値を加算し、目標とする凹版胴−圧胴間の印圧を演算してメモリM43に記憶した後、ステップP146で目標とする凹版胴−圧胴間の印圧より、目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力を演算し、メモリM44に記憶する。
次に、ステップP147で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88に逆転指令が出力された後、ステップP148で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91に接続されたA/D変換器90の出力を読み込んでメモリM41に記憶する。
次に、ステップP149で読み込んだ凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力=目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力か否かを判断し、可であればステップP150で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88への逆転指令出力が停止されてステップP2に戻る一方、否であればステップP148に戻る。
以上のステップで、求められた凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値に応じて、印圧が補正される。
尚、前述したステップP66又はステップP67から移行したステップP151で印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ94に接続されたA/D変換器92の出力を読み込み、メモリM45に記憶した後、ステップP152で印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダに接続されたA/D変換器の出力より、現在の印刷機の回転速度Rを演算し、メモリM46に記憶する。
次に、ステップP153でメモリM3のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP154でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRmをメモリM9から読み込み、次いで、ステップP155で現在の印刷機の回転速度RをメモリM46から読み込む。
次に、ステップP156で現在の印刷機の回転速度Rにインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRmを乗算し、インキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ回転速度IFRmを演算してメモリM47に記憶した後、ステップP157でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ制御装置にインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmが送信される。
次に、ステップP158でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ制御装置より受信確認信号が送信されると、ステップP159でメモリM3のカウント値Mに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP160でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM25から読み込んだ後、ステップP161でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP2に戻る一方、否であればステップP154に戻る。以後、これを繰り返す。
以上のステップで、補正したインキ・ツボ・ローラの回転速度比率でインキ・ツボ・ローラが回転される。
また、第1のインキ供給ユニットの第1のインキ・ツボ・キー制御装置120−(1−1)から第Mのインキ供給ユニットの第Nのインキ・ツボ・キー制御装置120−(M−N)は、図7に示す動作フローにしたがって動作する。
即ち、ステップP1でエンボス量及びインキ供給量制御装置60より、インキ・ツボ・キーの開き量Kmnが送信されると、ステップP2でインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを受信して受信したインキ・ツボ・キーの開き量Kmn記憶用メモリM50に記憶し、その後ステップP3でエンボス量及びインキ供給量制御装置60に受信確認信号を送信する。
次に、ステップP4で受信したインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを、目標とするインキ・ツボ・キーの開き量(位置)記憶用メモリM51に書き込んだ後、ステップP5でカウンタ129のカウント値を読込み、メモリM52に記憶し、その後ステップP6でカウンタ129のカウント値より、現在のインキ・ツボ・キーの開き量(位置)を演算し、メモリM53に記憶する。
次に、ステップP7で目標とするインキ・ツボ・キーの位置=現在のインキ・ツボ・キーの位置か否かを判断し、可であればステップP1に戻り、否であればステップP8で目標とするインキ・ツボ・キーの位置>現在のインキ・ツボ・キーの位置か否かを判断する。
ステップP8で可であればステップP9でインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127に正転指令を出力し、否であればステップP10でインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127に逆転指令を出力する。
次に、ステップP11でカウンタ129のカウント値を読込み、メモリM52に記憶した後、ステップP12でカウンタ129のカウント値より、現在のインキ・ツボ・キーの位置を演算し、メモリM53に記憶する。
次に、ステップP13で現在のインキ・ツボ・キーの位置=目標とするインキ・ツボ・キーの位置か否かを判断し、可であればステップP14でインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127に停止指令を出力した後、ステップP1に戻り、否であればステップP11に戻る。以後、これを繰り返す。
また、第1のインキ・ツボ・ローラ制御装置100−1から第Mのインキ・ツボ・ローラ制御装置100−Mは、図8に示す動作フローにしたがって動作する。
即ち、ステップP1でエンボス量及びインキ供給量制御装置60よりインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmが送信されると、ステップP2でインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmを受信して受信したインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRm記憶用メモリM48に記憶し、その後ステップP3でエンボス量及びインキ供給量制御装置60に受信確認信号が送信される。
次に、ステップP4で受信したインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmを、目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度記憶用メモリM49に書き込み、記憶した後、ステップP5で目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度をメモリM49から読み込む。
次に、ステップP6でインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ・ドライバ107に、目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度の回転速度指令を出力してステップP1に戻る。以後、これを繰り返す。
このようにして本実施例では、オルロフ(タイプの)凹版印刷機において、表側距離測定器74や裏側距離測定器75を用いて印刷された紙Wのインキ皮膜厚さやエンボス量を測定し、この測定したエンボス量に応じて、前述したモータ45を駆動制御して凹版胴14〜圧胴13間の印圧が自動で調整される。同様にして、測定したインキ皮膜厚さに応じて、前述したモータ108を駆動制御して、各インキ供給ユニットにおけるインキ・ツボ・ローラ17aの回転速度(即ち、インキ供給量)が自動で調整される。
これにより、オペレータの手動操作に起因したインキ供給量や印圧の調整ミスによる印刷障害を未然に回避でき、依ってオペレータの負担を軽減すると共にエンボス量やインキ皮膜厚さを高精度に管理して不良印刷物(損紙)の削減が図れる。
尚、本実施例において、印刷された紙Wのインキ皮膜厚さのみを測定し、この測定したインキ皮膜厚さに応じてインキ・ツボ・ローラ17aの回転速度(即ち、インキ供給量)のみを自動で調整するようにしてもよい。
図15(a)及び図15(b)は本発明の実施例2を示すエンボス量及びインキ供給量制御装置の制御ブロック図、図16はインキ・ツボ・ローラ制御装置の制御ブロック図、図17はインキ・ツボ・キー制御装置の制御ブロック図、図18(a)乃至図18(c)はエンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図、図19(a)乃至図19(e)はエンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図、図20(a)乃至図20(d)はエンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図、図21はインキ・ツボ・キー制御装置の動作フロー図、図22はインキ・ツボ・ローラ制御装置の動作フロー図、図23はカラー・パッチの説明図である。
これは、実施例1におけるインキ・ツボ・ローラ17aの回転速度に代えて、インキ・ツボ・キー17d(17d−1〜17d−n)の開き量を、インキ・ツボ・キー駆動用モータ128(図17参照)を駆動制御することにより、自動調整可能にした例であり、後述する制御を除くその他の構成は実施例1と同様であるので図9〜図13を参照して重複する説明は省略する。
また、エンボス量やインキ皮膜厚さの測定の際は、図23に示すように、紙Wの印刷絵柄を直接測定せずに、天地方向の余白部分に設けたカラー・パッチ部CPにて墨,藍,赤,黄の色数分のカラー・パッチ線Lを測定すると効率的である。このカラー・パッチ部CPは、ツボ・キーの幅H内にツボ・キーの個数分設けられる。これによって、各色・各ツボ・キーのフィードバックが可能となる。尚、各インキ供給ユニットで印刷されたカラー・パッチ線Lは、天地方向の同じ位置に、ツボ・キーの幅内に左右方向に同じ間隔を空けて墨,藍,赤,黄の順に並ぶように印刷される。
エンボス量及びインキ供給量制御装置60は、図15(a)及び図15(b)に示すように、CPU61とRAM62とROM63と各入出力装置64〜68とインタ−フェース69とが共にBUS線70で接続されてなる。また、このBUS線70には、インキ供給ユニットMのインキ色ICm記憶用メモリM1,各インキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmn記憶用メモリM2,カウント値M記憶用メモリM3,カウント値N記憶用メモリM4,絵柄面積率−インキ・ツボ・キー開き量変換テーブル記憶用メモリM5,各インキ・ツボ・キーの開き量Kmn記憶用メモリM6,各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmax記憶用メモリM7が接続される。
更にBUS線70には、基準のインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRFm記憶用メモリM8,インキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRm記憶用メモリM9,距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタの値記憶用メモリM11,距離測定器の天地方向の現在位置記憶用メモリM12,距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置記憶用メモリM13,距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタの値記憶用メモリM14,距離測定器の左右方向の現在位置記憶用メモリM15,距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置記憶用メモリM16,表側距離測定器の出力FD記憶用メモリM17が接続される。
更にBUS線70には、裏側距離測定器の出力FD記憶用メモリM18,表側距離測定器から紙までの距離FDP記憶用メモリM19,裏側距離測定器から紙までの距離RDP記憶用メモリM20,表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRD記憶用メモリM21,紙厚PT記憶用メモリM22,距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の天地方向の位置記憶用メモリM23,距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の左右方向の位置記憶用メモリM24,インキ供給ユニット総数Mmax記憶用メモリM25,表側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離FDCmn記憶用メモリM26,裏側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離RDCmn記憶用メモリM27が接続される。
更にBUS線70には、エンボス量EQmn記憶用メモリM28,基準エンボス量EQF記憶用メモリM29,エンボス誤差量EQDmn記憶用メモリM30,カラー・パッチ部の厚さCPTmn記憶用メモリM33,インキ皮膜厚さIFTmn記憶用メモリM34,基準インキ皮膜厚さIFTF記憶用メモリM35,インキ皮膜厚さ誤差量IFTDmn記憶用メモリM36,凹版胴−圧胴間の印圧補正量の合計値記憶用メモリ39,インキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・キーの開き量の補正比率変換テーブル記憶用メモリ54,インキ・ツボ・キーの開き量の補正比率記憶用メモリ55,各インキ供給ユニットのエンボス誤差量EQDmnの合計値記憶用メモリ56,各インキ供給ユニットのエンボス誤差量EQDmnの平均値記憶用メモリM57が接続される。
更にBUS線70には、エンボス誤差量EQDmnの平均値−凹版胴と圧胴間の印圧補正量変換テーブル記憶用メモリM58,各インキ供給ユニットの凹版胴−圧胴間の印圧補正量記憶用メモリ59,凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値記憶用メモリM40,凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM41,現在の凹版胴−圧胴間の印圧記憶用メモリM42,目標とする凹版胴−圧胴間の印圧記憶用メモリM43,目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM44,印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM45,現在の印刷機の回転速度R記憶用メモリM46,各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・ローラ回転速度IFRm記憶用メモリM47が接続される。
入出力装置64には、キーボード等の入力装置71とCRTやディスプレイ等の表示器72とプリンタやフロッピーディスク(登録商標)ドライブ等の出力装置73とが接続される。入出力装置65には前述した表側距離測定器74と裏側距離測定器75が接続される。
入出力装置66には、D/A変換器76及び天地方向移動用モータ・ドライバ77を介して前述した天地方向移動用モータ78が接続されると共に該モータ78に駆動連結された天地方向移動用モータ用ロータリ・エンコーダ80が天地方向の現在位置測定用カウンタ79を介して接続される。また、入出力装置66には、天地方向原点位置検出器81も接続される。
更に、入出力装置66には、D/A変換器82及び左右方向移動用モータ・ドライバ83を介して前述した左右方向移動用モータ84が接続されると共に該モータ84に駆動連結された左右方向移動用モータ用ロータリ・エンコーダ86が左右方向の現在位置測定用カウンタ85を介して接続される。また、入出力装置66には、左右方向原点位置検出器87も接続される。
入出力装置67には、凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88を介して前述した凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ45が接続されると共に、A/D変換器90を介して、モータ45に駆動連結された凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91が接続される。
入出力装置68には、A/D変換器92及びF/V変換器93を介して、印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ94が接続される。
そして、インターフェース69には、第1のインキ・ツボ・ローラ制御装置100−1〜第Mのインキ・ツボ・ローラ制御装置100−Mと、第1のインキ供給ユニットの第1のインキ・ツボ・キー制御装置120−(1−1)〜第Mのインキ供給ユニットの第Nのインキ・ツボ・キー制御装置120−(M−N)とが接続される。
また、インキ・ツボ・ローラ制御装置100−1〜100−Mは、図16に示すように、CPU101とRAM102とROM103との他に、受信したインキ・ツボ・ローラ回転速度記憶用メモリM48,目標とするインキ・ツボ・ローラ回転速度記憶用メモリM49が、入出力装置104及びインターフェース105と共にBUS線106で接続されてなり、図2と同様である。
従って、入出力装置104には、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ108がインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ・ドライバ107を介して接続されると共に、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ108に駆動連結されたインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ111がF/V変換器110及びA/D変換器109を介して接続される。また、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ111の検出信号はインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ・ドライバ107にも入力される。そして、インターフェース105に上述したエンボス量及びインキ供給量制御装置60が接続される。
また、インキ・ツボ・キー制御装置120−(1−1)〜120−(M−N)は、図17に示すように、CPU121とRAM122とROM123との他に、受信したインキ・ツボ・キーの開き量記憶用メモリM50,目標とするインキ・ツボ・キーの開き量記憶用メモリM51,カウンタのカウント値記憶用メモリM52,現在のインキ・ツボ・キーの開き量記憶用メモリM53が、入出力装置124及びインターフェース125と共にBUS線126で接続されてなり、図3と同様である。
従って、入出力装置124には、インキ・ツボ・キー駆動用モータ128がインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127を介して接続されると共に、インキ・ツボ・キー駆動用モータ128に駆動連結されたインキ・ツボ・キー駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ130がカウンタ129を介して接続される。また、インキ・ツボ・キー駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ130の検出信号はインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127にも入力される。そして、インターフェース125に上述したエンボス量及びインキ供給量制御装置60が接続される。
そして、本実施例では、前記エンボス量及びインキ供給量制御装置60(厳密には、インキ・ツボ・ローラ制御装置100−1〜100−Mとインキ・ツボ・キー制御装置120−(1−1)〜120−(M−N)を含む)により、印刷された紙Wのエンボス量やインキ皮膜厚さを測定する表側距離測定器74及び裏側距離測定器75の測定結果に応じて、前述したインキ・ツボ・キー17d(17d−1〜17d−n)の開き量と、凹版胴14と圧胴13間の印圧をそれぞれ自動で調整(補正)し得るようになっている。
このようなエンボス量及びインキ供給量制御装置60の制御動作を、図18(a)乃至図18(c),図19(a)乃至図19(e),図20(a)乃至図20(d)の動作フロー図にしたがって詳述する。
先ず、ステップP1で各メモリM1〜M9、M11〜M30、M33〜M36、M39〜M47、M54〜M59を初期化した後、ステップP2でインキ供給ユニットMのインキ色ICm及び各インキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnが入力されたか否かを判断し、可であればステップP3でインキ供給ユニットMのインキ色ICm及び各インキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnを入力し、メモリM1及びM2に記憶する一方、否であればステップP4に移行する。
次に、ステップP4でインキ・プリセット・スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP5でメモリM3のカウント値Mに1を書き込み、否であればステップP31に移行する。
次に、ステップP6でメモリM4のカウント値Nに1を書き込んだ後、ステップP7でインキ供給ユニットMのインキ色ICmをメモリM1から読み込み、次いで、ステップP8でインキ色ICmに対応する絵柄面積率−インキ・ツボ・キー開き量変換テーブルをメモリM5から読み込む。
次に、ステップP9でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnをメモリM2から読み込んだ後、ステップP10でインキ色ICmに対応する絵柄面積率−インキ・ツボ・キー開き量変換テーブルを用いて、インキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnより、インキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを求め、各インキ・ツボ・キーの開き量Kmn記憶用メモリM6のインキ供給ユニットMのN番目のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP11でメモリM4のカウント値Nに1を加算し、上書きした後、ステップP12で各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数NmaxをメモリM7から読み込み、次いで、ステップP13でカウント値N>各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxか否かを判断する。
次に、ステップP13で可であればステップP14でメモリM3のカウント値Mに1を加算し、上書きする一方、否であればステップP7に戻る。この後、ステップP15でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM25から読み込んだ後、ステップP16でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断する。
次に、ステップP16で可であればステップP17でメモリM3のカウント値Mに1を書き込む一方、否であればステップP6に戻る。この後、ステップP18でメモリM4のカウント値Nに1を書き込んだ後、ステップP19でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの開き量KmnをメモリM6から読み込む。
次に、ステップP20でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キー制御装置にインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを送信した後、ステップP21でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キー制御装置より受信確認信号が送信されると、ステップP22でメモリM4のカウント値Nに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP23で各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数NmaxをメモリM7から読み込んだ後、ステップP24でカウント値N>各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxか否かを判断し、可であればステップP25でインキ供給ユニットMのインキ色ICmをメモリM1から読み込む一方、否であればステップP19に戻る。
次に、ステップP26でインキ色ICmに対応する基準のインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRFmをメモリM8から読み込んだ後、ステップP27でインキ色ICmに対応する基準のインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRFmを、インキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRm記憶用メモリM9のインキ供給ユニットM用のアドレスに書き込む。
次に、ステップP28でメモリM3のカウント値Mに1を加算し、上書きした後、ステップP29でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM25から読み込み、次いで、ステップP30でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP31に移行する一方、否であればステップP18に戻る。
以上のステップで、入力された絵柄面積率に応じたインキ装置のインキ供給量制御手段のプリセットが完了する。
次に、ステップP31で凹版胴−圧胴間の印圧調整選択スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP32で圧調整完了スイッチがONされたか否かを判断する一方、否であれば後述するステップP41に移行する。
次に、ステップP32で可であれば後述するステップP41に移行する一方、否であればステップP33でアップ・ボタンがONされたか否かを判断し、ここで、可であればステップP34で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88に正転指令が出力される一方、否であれば後述するステップP37に移行する。
次に、ステップP35でアップ・ボタンがOFFされると、ステップP36で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88への正転指令出力が停止された後、ステップP37でダウン・ボタンがONされたか否かを判断する。
次に、ステップP37で可であればステップP38で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88に逆転指令が出力される一方、否であればステップP32に戻る。次いで、ステップP39でダウン・ボタンがOFFされると、ステップP40で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88への逆転指令出力が停止されてステップP32に戻る。
以上のステップで、オペレータによる印圧の手動による調整が完了する。
次に、ステップP41で紙厚測定スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP42で天地方向移動用モータ・ドライバ77に正転指令が出力された後、ステップP43で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値を読込みメモリM11に記憶する。
次に、ステップP44で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタの値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算し、メモリM12に記憶した後、ステップP45で距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置をメモリM13から読込む。
次に、ステップP46で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置か否かを判断し、可であればステップP47で天地方向移動用モータ・ドライバ77への正転指令出力が停止される一方、否であればステップP43に戻る。
次に、ステップP48で左右方向移動用モータ・ドライバ83に正転指令が出力された後、ステップP49で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値を読込みメモリM14に記憶し、次いでステップP50で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタの値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算し、メモリM15に記憶する。
次に、ステップP51で距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置をメモリM16から読込んだ後、ステップP52で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置か否かを判断し、可であればステップP53で距離測定器に測定指令信号が出力される一方、否であればステップP49に戻る。
次に、ステップP54で表側距離測定器74の出力FDを読み込み、メモリM17に記憶した後、ステップP55で裏側距離測定器75の出力RDを読み込み、メモリM18に記憶し、次いで、ステップP56で左右方向移動用モータ・ドライバ83への正転指令出力が停止される。
次に、ステップP57で左右方向移動用モータ・ドライバ83に逆転指令が出力された後、ステップP58で距離測定器の左右方向原点位置検出器87の出力がONされると、ステップP59で左右方向移動用モータ・ドライバ83への逆転指令出力が停止される。
次に、ステップP60で天地方向移動用モータ・ドライバ77に逆転指令が出力された後、ステップP61で距離測定器の天地方向原点位置検出器81の出力がONされると、ステップP62で天地方向移動用モータ・ドライバ77への逆転指令出力が停止される。
次に、ステップP63で表側距離測定器74の出力FDより、表側距離測定器から紙までの距離FDPを演算し、メモリM19に記憶した後、ステップP64で裏側距離測定器75の出力RDより、裏側距離測定器から紙までの距離RDPを演算し、メモリM20に記憶する。
次に、ステップP65で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDをメモリM21から読み込んだ後、ステップP66で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDより、表側距離測定器から紙までの距離FDP及び裏側距離測定器から紙までの距離RDPを減算し、紙厚PTを演算してメモリM22に記憶してから後述するステップP167に移行する。
以上のステップで、測定対象である紙Wの厚さが測定される。尚、前記紙厚側定位置は、紙Wのうち、何も印刷されていない部分、言い換えれば、エンボスもインキ皮膜も無い部分が設定される。
一方、前述したステップP41で否であればステップP67でカラー・パッチ測定スイッチがONされたか否かを判断する。ここで、可であればステップP68で天地方向移動用モータ・ドライバ77に正転指令が出力される一方、否であれば後述するステップP167に移行する。
次に、ステップP69で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値を読込みメモリM11に記憶した後、ステップP70で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタの値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算し、メモリM12に記憶し、次いで、ステップP71で距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の天地方向の位置をメモリM23から読込む。
次に、ステップP72で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の天地方向の位置か否かを判断し、可であればステップP73で天地方向移動用モータ・ドライバ77への正転指令出力が停止される一方、否であればステップP69に戻る。
次に、ステップP74でメモリM4のカウント値Nに1を書き込み、ステップP75でメモリM3のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP76で左右方向移動用モータ・ドライバ83に正転指令が出力されたら、ステップP77で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値を読込み、メモリM14に記憶する。
次に、ステップP78で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタの値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算し、メモリM15に記憶した後、ステップP79で距離測定器によって測定すべきN番目のインキ・ツボ・キーの範囲のインキ供給ユニットMのカラー・パッチ線の左右方向の位置をメモリM24から読込む。
次に、ステップP80で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきN番目のインキ・ツボ・キーの範囲のインキ供給ユニットMのカラー・パッチ線の左右方向の位置か否かを判断し、可であればステップP81で距離測定器に測定指令信号が出力される一方、否であればステップP77に戻る。
次に、ステップP82で表側距離測定器74の出力FDmnを読み込み、メモリM17のインキ供給ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶した後、ステップP83で裏側距離測定器75の出力RDmnを読み込み、メモリM18のインキ供給ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP84でメモリM3のカウント値Mに1を加算し、上書きした後、ステップP85でメモリM25からインキ供給ユニット総数Mmaxを読み込み、次いで、ステップP86でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP87でメモリM4のカウント値Nに1を加算し、上書きする一方、否であればステップP77に戻る。
次に、ステップP88で各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxをメモリ7から読み込んだ後、ステップP89でカウント値N>各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxか否かを判断し、可であればステップP90で左右方向移動用モータ・ドライバ83への正転指令出力が停止される一方、否であればステップP75に戻る。
次に、ステップP91で左右方向移動用モータ・ドライバ83に逆転指令が出力された後、ステップP92で距離測定器の左右方向の原点位置検出器87の出力がONされると、ステップP93で左右方向移動用モータ・ドライバ83への逆転指令出力が停止される。
次に、ステップP94で天地方向移動用モータ・ドライバ77に逆転指令が出力された後、ステップP95で距離測定器の天地方向原点位置検出器81の出力がONされると、ステップP96で天地方向移動用モータ・ドライバ77への逆転指令出力が停止される。
以上のステップで、表側距離測定器74及び裏側距離測定器75から各インキ供給ユニットから供給されたインキで印刷されたカラー・パッチ線Lまでの距離が測定される。
次に、ステップP97でメモリM3のカウント値Mに1を書き込み、ステップP98でメモリ4のカウント値Nに1を書き込んだ後、ステップP99でメモリM17のインキ供給ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶された表側距離測定器74の出力FDmnを読み込み、次いで、ステップP100でメモリM17のインキ供給ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶された表側距離測定器74の出力FDmnより、表側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離FDCmnを演算し、メモリM26に記憶する。
次に、ステップP101でメモリM18のインキ供給ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶された裏側距離測定器75の出力RDmnを読み込んだ後、ステップP102でメモリM18のインキ供給ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶された裏側距離測定器75の出力RDmnより、裏側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離RDCmnを演算し、メモリM27に記憶する。
次に、ステップP103で裏側距離測定器から紙までの距離RDPをメモリM20から読み込んだ後、ステップP104で裏側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離RDCmnから裏側距離測定器から紙までの距離RDPを減算し、エンボス量EQmnを演算してメモリM28のインキ供給ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP105で基準エンボス量EQF記憶用メモリM29のインキ供給ユニットM用のアドレス位置より、インキ供給ユニットMの基本エンボス量EQFmを読み込んだ後、ステップP106でインキ供給ユニットMのN番目のエンボス量EQmよりインキ供給ユニットの基本エンボス量EQFmを減算し、インキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーに対応するカラー・パッチ線のエンボス誤差量EQDmnを演算してメモリM30のインキ供給ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP107で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDをメモリM21から読み込んだ後、ステップP108で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDより、表側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離FDCmn及び裏側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離RDCmnを減算し、カラー・パッチ部の厚さCPTmnを演算してメモリM33に記憶する。
次に、ステップP109で紙厚PTをメモリM22から読み込んだ後、ステップP110でカラー・パッチ部の厚さCPTmnより紙厚PTを減算し、インキ皮膜厚さIFTmnを演算してメモリM34のインキ供給ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP111で基準インキ皮膜厚さIFTF記憶用メモリM35のインキ供給ユニットM用のアドレス位置より、インキ供給ユニットMの基準インキ皮膜厚さIFTFmを読み込んだ後、ステップP112でインキ供給ユニットMのN番目のインキ皮膜厚さIFTmnよりインキ供給ユニットMの基準インキ皮膜厚さIFTFmを減算し、インキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーに対応するカラー・パッチ線のインキ皮膜厚さ誤差量IFTDmnを演算してメモリM36のインキ供給ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP113でインキ供給ユニットMのインキ色ICmをメモリM1から読み込んだ後、ステップP114でインキ色ICmに対応するインキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・キー開き量の補正比率変換テーブルをメモリM54から読込む。
次に、ステップP115でインキ色ICmに対応するインキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・キー開き量の補正比率変換テーブルを用いて、インキ皮膜厚さ誤差量IFTDmnより、インキ・ツボ・キーの開き量の補正比率を求め、メモリM55のインキ供給ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶した後、ステップP116でメモリM4のカウント値Nに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP117で各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数NmaxをメモリM7から読み込んだ後、ステップP118でカウント値N>各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxか否かを判断し、可であればステップP119でメモリM3のカウント値Mに1を加算して上書きする一方、否であればステップP99に戻る。
次に、ステップP120でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM25から読み込んだ後、ステップP121でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP122でメモリM3のカウント値Mに1を書き込む一方、否であればステップP98に戻る。
以上のステップで、測定した各カラー・パッチ線Lのエンボス誤差量が求められると共に、測定した各カラー・パッチ線Lのインキ皮膜厚さより、各インキ装置の各インキ・ツボ・キーの開き量の補正比率が求められる。
次に、ステップP123で各インキ供給ユニットのエンボス誤差量EQDmnの合計値記憶用メモリM56にゼロを書き込み、ステップP124で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の合計値記憶用メモリM39にゼロを書き込んだ後、ステップP125でメモリ4のカウント値Nに1を書き込む。
次に、ステップP126でインキ供給ユニットMのエンボス誤差量EQDmnの合計値をメモリ56から読み込んだ後、ステップP127でエンボス誤差量EQDmn記憶用メモリ30のインキ供給ユニットMのN番目のアドレス位置より、インキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーに対応するカラー・パッチ線のエンボス誤差量EQDmnを読み込む。
次に、ステップP128でインキ供給ユニットMのエンボス誤差量EQDmnの合計値にインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーに対応するカラー・パッチ線のエンボス誤差量EQDmnを加算し、各インキ供給ユニットMのエンボス誤差量EQDmnの合計値記憶用メモリM56のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に上書きした後、ステップP129でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの開き量Kmnをメモリ6から読み込む。
次に、ステップP130でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの開き量の補正比率をメモリ55から読み込んだ後、ステップP131でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの開き量Kmnにインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの開き量の補正比率を乗算し、インキ・ツボ・キーの開き量Kmn記憶用メモリM6のインキ供給ユニットMのN番目のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP132でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キー開き量制御装置120−(M−N)にインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを送信した後、ステップP133でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キー開き量制御装置120−(M−N)より受信確認信号が送信されると、ステップP134でメモリ4のカウント値Nに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP135で各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数NmaxをメモリM7から読み込んだ後、ステップP136でカウント値N>各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxか否かを判断し、可であればステップP137でインキ供給ユニットMのエンボス誤差量EQDmnの合計値をメモリM56から読み込む一方、否であればステップP126に戻る。
次に、ステップP138でインキ供給ユニットMのエンボス誤差量EQDmnの合計値を各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxで除算し、インキ供給ユニットMのエンボス誤差量EQDmnの平均値を演算してメモリM57のインキ供給ニットMのアドレス位置に記憶した後、ステップP139でエンボス誤差量の平均値−凹版胴と圧胴間の印圧補正量変換テーブルをメモリM58から読み込む。
次に、ステップP140でエンボス誤差量の平均値−凹版胴と圧胴間の印圧補正量変換テーブルを用いて、インキ供給ユニットMのエンボス誤差量EQDmnの平均値より、インキ供給ユニットMの凹版胴−圧胴間の印圧補正量を求め、メモリM59のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP141で凹版胴−圧胴間の印刷補正量の合計値をメモリ39から読み込む。
次に、ステップP142でインキ供給ユニットMの凹版胴−圧胴間の印圧補正量をメモリM59から読み込んだ後、ステップP143で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の合計値にインキ供給ユニットMの凹版胴−圧胴間の印圧補正量を加算し、求めた値を凹版胴−圧胴間の印圧補正量の合計値記憶用メモリM39に上書きする。
次に、ステップP144でメモリM3のカウント値Mに1を加算し、上書きし、ステップP145でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM25から読み込んだ後、ステップP146でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP147で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の合計値をメモリ39から読み込む一方、否であればステップP125に戻る。
次に、ステップP148でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM25から読み込んだ後、ステップP149で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の合計値をインキ供給ユニット総数Mmaxで除算し、凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値を演算してメモリM40に記憶する。
以上のステップで、測定した各カラー・パッチ線Lのインキ皮膜厚さに応じて、各インキ装置の各インキ・ツボ・キーの開き量が補正されると共に、測定した各カラー・パッチ線Lのエンボス量より、凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値が求められる。
次に、ステップP150で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91に接続されたA/D変換器90の出力を読み込んでメモリM41に記憶し、ステップP151で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91に接続されたA/D変換器90の出力より、現在の凹版胴−圧胴間の印圧を演算し、メモリM42に記憶した後、ステップP152で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値をメモリM40から読み込む。
次に、ステップP153で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値≠0か否かを判断し、可であればステップP154で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値>0か否かを判断する一方、否であればステップP2に戻る。
次に、ステップP154で可であればステップP155で現在の凹版胴−圧胴間の印圧に凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値を加算し、目標とする凹版胴−圧胴間の印圧を演算してメモリM43に記憶した後、ステップP156で目標とする凹版胴−圧胴間の印圧より、目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力を演算し、メモリM44に記憶する。
次に、ステップP157で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88に正転指令が出力された後、ステップP158で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91に接続されたA/D変換器90の出力を読み込んでメモリM41に記憶する。
次に、ステップP159で読み込んだ凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力=目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力か否かを判断し、可であればステップP160で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88への正転指令出力が停止されてステップP2に戻る一方、否であればステップP158に戻る。
一方、前記ステップP154で否であればステップP161で現在の凹版胴−圧胴間の印圧に凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値を加算し、目標とする凹版胴−圧胴間の印圧を演算してメモリM43に記憶した後、ステップP162で目標とする凹版胴−圧胴間の印圧より、目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力を演算し、メモリM44に記憶する。
次に、ステップP163で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88に逆転指令が出力された後、ステップP164で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91に接続されたA/D変換器90の出力を読み込んでメモリM41に記憶する。
次に、ステップP165で読み込んだ凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力=目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力か否かを判断し、可であればステップP166で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88への逆転指令出力が停止されてステップP2に戻る一方、否であればステップP164に戻る。
以上のステップで、求められた凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値に応じて、印圧が補正される。
尚、前述したステップP66又はステップP67から移行したステップP167で印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ94に接続されたA/D変換器92の出力を読み込み、メモリM45に記憶した後、ステップP168で印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダに接続されたA/D変換器の出力より、現在の印刷機の回転速度Rを演算し、メモリM46に記憶する。
次に、ステップP169でメモリM3のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP170でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRmをメモリM9から読み込み、次いで、ステップP171で現在の印刷機の回転速度RをメモリM46から読み込む。
次に、ステップP172で現在の印刷機の回転速度Rにインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRmを乗算し、インキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ回転速度IFRmを演算してメモリM47に記憶した後、ステップP173でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ制御装置にインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmが送信される。
次に、ステップP174でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ制御装置より受信確認信号が送信されると、ステップP175でメモリM3のカウント値Mに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP176でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM25から読み込んだ後、ステップP177でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP2に戻る一方、否であればステップP170に戻る。以後、これを繰り返す。
また、第1のインキ供給ユニットの第1のインキ・ツボ・キー制御装置120−(1−1)から第Mのインキ供給ユニットの第Nのインキ・ツボ・キー制御装置120−(M−N)は、図21に示す動作フローにしたがって動作し、図7と同様である。
即ち、ステップP1でエンボス量及びインキ供給量制御装置60より、インキ・ツボ・キーの開き量Kmnが送信されると、ステップP2でインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを受信して受信したインキ・ツボ・キーの開き量Kmn記憶用メモリM50に記憶し、その後ステップP3でエンボス量及びインキ供給量制御装置60に受信確認信号を送信する。
次に、ステップP4で受信したインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを、目標とするインキ・ツボ・キーの開き量(位置)記憶用メモリM51に書き込んだ後、ステップP5でカウンタ129のカウント値を読込み、メモリM52に記憶し、その後ステップP6でカウンタ129のカウント値より、現在のインキ・ツボ・キーの開き量(位置)を演算し、メモリM53に記憶する。
次に、ステップP7で目標とするインキ・ツボ・キーの位置=現在のインキ・ツボ・キーの位置か否かを判断し、可であればステップP1に戻り、否であればステップP8で目標とするインキ・ツボ・キーの位置>現在のインキ・ツボ・キーの位置か否かを判断する。
ステップP8で可であればステップP9でインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127に正転指令を出力し、否であればステップP10でインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127に逆転指令を出力する。
次に、ステップP11でカウンタ129のカウント値を読込み、メモリM52に記憶した後、ステップP12でカウンタ129のカウント値より、現在のインキ・ツボ・キーの位置を演算し、メモリM53に記憶する。
次に、ステップP13で現在のインキ・ツボ・キーの位置=目標とするインキ・ツボ・キーの位置か否かを判断し、可であればステップP14でインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127に停止指令を出力した後、ステップP1に戻り、否であればステップP11に戻る。以後、これを繰り返す。
また、第1のインキ・ツボ・ローラ制御装置100−1から第Mのインキ・ツボ・ローラ制御装置100−Mは、図22に示す動作フローにしたがって動作し、図8と同様である。
即ち、ステップP1でエンボス量及びインキ供給量制御装置60よりインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmが送信されると、ステップP2でインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmを受信して受信したインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRm記憶用メモリM48に記憶し、その後ステップP3でエンボス量及びインキ供給量制御装置60に受信確認信号が送信される。
次に、ステップP4で受信したインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmを、目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度記憶用メモリM49に書き込み、記憶した後、ステップP5で目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度をメモリM49から読み込む。
次に、ステップP6でインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ・ドライバ107に、目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度の回転速度指令を出力してステップP1に戻る。以後、これを繰り返す。
このようにして本実施例では、オルロフ(タイプの)凹版印刷機において、表側距離測定器74や裏側距離測定器75を用いて印刷された紙Wのインキ皮膜厚さやエンボス量を測定し、この測定したエンボス量に応じて、前述したモータ45を駆動制御して凹版胴14〜圧胴13間の印圧が自動で調整される。同様にして、測定したインキ皮膜厚さに応じて、前述したモータ128を駆動制御して、各インキ供給ユニットにおけるインキ・ツボ・キー17d(17d−1〜17d−n)の開き量(即ち、インキ供給量)が自動で調整される。
これにより、オペレータの手動操作に起因したインキ供給量や印圧の調整ミスによる印刷障害を未然に回避でき、依ってオペレータの負担を軽減すると共にエンボス量やインキ皮膜厚さを高精度に管理して不良印刷物(損紙)の削減が図れる。
尚、本実施例において、印刷された紙Wのインキ皮膜厚さのみを測定し、この測定したインキ皮膜厚さに応じてインキ・ツボ・キー17d(17d−1〜17d−n)の開き量(即ち、インキ供給量)のみを自動で調整するようにしてもよい。
図24(a)及び図24(b)は本発明の実施例3を示すインキ供給量制御装置の制御ブロック図、図25はインキ・ツボ・ローラ制御装置の制御ブロック図、図26はインキ・ツボ・キー制御装置の制御ブロック図、図27(a)及び図27(b)はインキ供給量制御装置の動作フロー図、図28(a)乃至図28(d)はインキ供給量制御装置の動作フロー図、図29はインキ供給量制御装置の動作フロー図、図30はインキ・ツボ・キー制御装置の動作フロー図、図31はインキ・ツボ・ローラ制御装置の動作フロー図、図32は凸版印刷機の概略構成図である。
これは、実施例1におけるオルロフ(タイプの)凹版印刷機に代えて、本発明を凸版印刷機に適用した例である。
凸版印刷機は、例えば図32に示すように、図外の給紙装置から送られた紙が圧胴143のくわえ爪にくわえ替えられて搬送される。同時に、インキ装置140からのインキが版胴(凸版胴)141の版面上に転写・供給され、ここからゴム胴142を介して圧胴143上の紙に転写されるようになっている。尚、図中140aはインキ・ツボ・ローラで140bはインキ着けローラである。
そして、本実施例では、実施例1と同様に、各印刷ユニットのインキ装置140において、インキ・ツボ・ローラ140aが印刷機の原動モータとは別に、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ(インキ供給量調整手段)108(図25参照)で駆動されると共に、図示しないインキ・ツボ・キーがインキ・ツボ・キー駆動用モータ(インキ供給量調整手段)128(図26参照)で駆動され、そのうちのインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ108によるインキ・ツボ・ローラ140aの回転速度制御により、インキ装置140からのインキ供給量が自動で調整可能になっている。
また、ゴム胴142の両端軸144が偏心軸受145で支持され、この偏心軸受145をリンク機構146を介してアクチュエータ147で駆動することでゴム胴142の版胴(凸版胴)141及び圧胴143に対する着脱とニップ圧や印圧の調整が可能な構成になっている。
また、本実施例では、印刷された紙の印刷絵柄におけるインキ皮膜厚さを、前述した印刷物検査装置(図12(a),(b)参照)を用いて測定し、そのインキ皮膜厚さに応じて前述したインキ装置140からのインキ供給量が、インキ供給量制御装置60A(厳密には、インキ・ツボ・ローラ制御装置100−1〜100−Mとインキ・ツボ・キー制御装置120A−(1−1)〜120A−(M−N)を含む)により自動的に調整し得るようになっている。尚、本実施例では、前述した印刷物検査装置(図12(a),(b)参照)の表側距離測定器74のみを用いてインキ皮膜厚さを測定するが、表側にしか測定器を有しない専用の印刷物検査装置を用いて測定してもよい。
また、インキ皮膜厚さの測定の際は、図14に示したようなカラー・パッチ線Lを用いて測定する。
前記インキ供給量制御装置60Aは、図24(a)及び図24(b)に示すように、CPU61とRAM62とROM63と各入出力装置64〜66、68とインタ−フェース69とが共にBUS線70で接続されてなる。また、このBUS線70には、印刷ユニットMのインキ色ICm記憶用メモリM1A,各インキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmn記憶用メモリM2,カウント値M記憶用メモリM3,カウント値N記憶用メモリM4,絵柄面積率−インキ・ツボ・キー開き量変換テーブル記憶用メモリM5,各インキ・ツボ・キーの開き量Kmn記憶用メモリM6,各印刷ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmax記憶用メモリM7Aが接続される。
更にBUS線70には、基準のインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRFm記憶用メモリM8,インキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRm記憶用メモリM9,距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタの値記憶用メモリM11,距離測定器の天地方向の現在位置記憶用メモリM12,距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置記憶用メモリM13,距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタの値記憶用メモリM14,距離測定器の左右方向の現在位置記憶用メモリM15,距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置記憶用メモリM16,表側距離測定器の出力FD記憶用メモリM17が接続される。
更にBUS線70には、表側距離測定器から紙までの距離FDP記憶用メモリM19,表側距離測定器−測定台間の距離FDF記憶用メモリM21A,紙厚PT記憶用メモリM22,距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の天地方向の位置記憶用メモリM23,距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の左右方向の位置記憶用メモリM24,印刷ユニット総数Mmax記憶用メモリM25A,表側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離FDCm記憶用メモリM26が接続される。
更にBUS線70には、カラー・パッチ部の厚さCPTm記憶用メモリM33,インキ皮膜厚さIFTm記憶用メモリM34,基準インキ皮膜厚さIFTF記憶用メモリM35,インキ皮膜厚さ誤差量IFTDm記憶用メモリM36,インキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量変換テーブル記憶用メモリM37,インキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量記憶用メモリM38,印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM45,現在の印刷機の回転速度R記憶用メモリM46,各印刷ユニットのインキ・ツボ・ローラ回転速度IFRm記憶用メモリM47Aが接続される。
入出力装置64には、キーボード等の入力装置71とCRTやディスプレイ等の表示器72とプリンタやフロッピーディスク(登録商標)ドライブ等の出力装置73とが接続される。入出力装置65には前述した表側距離測定器74が接続される。
入出力装置66には、D/A変換器76及び天地方向移動用モータ・ドライバ77を介して前述した天地方向移動用モータ78が接続されると共に該モータ78に駆動連結された天地方向移動用モータ用ロータリ・エンコーダ80が天地方向の現在位置測定用カウンタ79を介して接続される。また、入出力装置66には、天地方向原点位置検出器81も接続される。
更に、入出力装置66には、D/A変換器82及び左右方向移動用モータ・ドライバ83を介して前述した左右方向移動用モータ84が接続されると共に該モータ84に駆動連結された左右方向移動用モータ用ロータリ・エンコーダ86が左右方向の現在位置測定用カウンタ85を介して接続される。また、入出力装置66には、左右方向原点位置検出器87も接続される。
入出力装置68には、A/D変換器92及びF/V変換器93を介して、印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ94が接続される。
そして、インターフェース69には、第1のインキ・ツボ・ローラ制御装置100−1〜第Mのインキ・ツボ・ローラ制御装置100−Mと、第1の印刷ユニットの第1のインキ・ツボ・キー制御装置120A−(1−1)〜第Mの印刷ユニットの第Nのインキ・ツボ・キー制御装置120A−(M−N)とが接続される。
また、インキ・ツボ・ローラ制御装置100−1〜100−Mは、図25に示すように、CPU101とRAM102とROM103との他に、受信したインキ・ツボ・ローラ回転速度記憶用メモリM48,目標とするインキ・ツボ・ローラ回転速度記憶用メモリM49が、入出力装置104及びインターフェース105と共にBUS線106で接続されてなり、図2と同様である。
従って、入出力装置104には、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ108がインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ・ドライバ107を介して接続されると共に、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ108に駆動連結されたインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ111がF/V変換器110及びA/D変換器109を介して接続される。また、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ111の検出信号はインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ・ドライバ107にも入力される。そして、インターフェース105に上述したインキ供給量制御装置60Aが接続される。
また、インキ・ツボ・キー制御装置120A−(1−1)〜120A−(M−N)は、図26に示すように、CPU121とRAM122とROM123との他に、受信したインキ・ツボ・キーの開き量記憶用メモリM50,目標とするインキ・ツボ・キーの開き量記憶用メモリM51,カウンタのカウント値記憶用メモリM52,現在のインキ・ツボ・キーの開き量記憶用メモリM53が、入出力装置124及びインターフェース125と共にBUS線126で接続されてなり、図3と同様である。
従って、入出力装置124には、インキ・ツボ・キー駆動用モータ128がインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127を介して接続されると共に、インキ・ツボ・キー駆動用モータ128に駆動連結されたインキ・ツボ・キー駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ130がカウンタ129を介して接続される。また、インキ・ツボ・キー駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ130の検出信号はインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127にも入力される。そして、インターフェース125に上述したインキ供給量制御装置60Aが接続される。
次に、インキ供給量制御装置60Aの制御動作を、図27(a)及び図27(b),図28(a)乃至図28(d),図29の動作フロー図にしたがって詳述する。
先ず、ステップP1で各メモリM1A,M2〜M6、M7A、M8〜M9、M11〜M17、M19、M21A、M22〜M24、M25A、M26、M33〜M38、M45〜M46、M47Aを初期化した後、ステップP2で印刷ユニットMのインキ色ICm及び各インキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnが入力されたか否かを判断し、可であればステップP3で印刷ユニットMのインキ色ICm及び各インキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnを入力し、メモリM1A及びM2に記憶する一方、否であればステップP4に移行する。
次に、ステップP4でインキ・プリセット・スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP5でメモリM3のカウント値Mに1を書き込み、否であればステップP31に移行する。
次に、ステップP6でメモリM4のカウント値Nに1を書き込んだ後、ステップP7で印刷ユニットMのインキ色ICmをメモリM1Aから読み込み、次いで、ステップP8でインキ色ICmに対応する絵柄面積率−インキ・ツボ・キー開き量変換テーブルをメモリM5から読み込む。
次に、ステップP9で印刷ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnをメモリM2から読み込んだ後、ステップP10でインキ色ICmに対応する絵柄面積率−インキ・ツボ・キー開き量変換テーブルを用いて、印刷ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnより、印刷ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを求め、各インキ・ツボ・キーの開き量Kmn記憶用メモリM6の印刷ユニットMのN番目のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP11でメモリM4のカウント値Nに1を加算し、上書きした後、ステップP12で各印刷ユニットのインキ・ツボ・キーの総数NmaxをメモリM7Aから読み込み、次いで、ステップP13でカウント値N>各印刷ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxか否かを判断する。
次に、ステップP13で可であればステップP14でメモリM3のカウント値Mに1を加算し、上書きする一方、否であればステップP7に戻る。この後、ステップP15で印刷ユニット総数MmaxをメモリM25Aから読み込んだ後、ステップP16でカウント値M>印刷ユニット総数Mmaxか否かを判断する。
次に、ステップP16で可であればステップP17でメモリM3のカウント値Mに1を書き込む一方、否であればステップP6に戻る。この後、ステップP18でメモリM4のカウント値Nに1を書き込んだ後、ステップP19で印刷ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの開き量KmnをメモリM6から読み込む。
次に、ステップP20で印刷ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キー制御装置にインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを送信した後、ステップP21で印刷ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キー制御装置より受信確認信号が送信されると、ステップP22でメモリM4のカウント値Nに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP23で各印刷ユニットのインキ・ツボ・キーの総数NmaxをメモリM7Aから読み込んだ後、ステップP24でカウント値N>各印刷ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxか否かを判断し、可であればステップP25で印刷ユニットMのインキ色ICmをメモリM1Aから読み込む一方、否であればステップP19に戻る。
次に、ステップP26でインキ色ICmに対応する基準のインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRFmをメモリM8から読み込んだ後、ステップP27でインキ色ICmに対応する基準のインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRFmを、インキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRm記憶用メモリM9の印刷ユニットM用のアドレスに書き込む。
次に、ステップP28でメモリM3のカウント値Mに1を加算し、上書きした後、ステップP29で印刷ユニット総数MmaxをメモリM25Aから読み込み、次いで、ステップP30でカウント値M>印刷ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP31に移行する一方、否であればステップP18に戻る。
以上のステップで、入力された絵柄面積率に応じたインキ装置のインキ供給量制御手段のプリセットが完了する。
次に、ステップP31で紙厚測定スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP32で天地方向移動用モータ・ドライバ77に正転指令が出力された後、ステップP33で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値を読込みメモリM11に記憶する。
次に、ステップP34で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタの値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算し、メモリM12に記憶した後、ステップP35で距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置をメモリM13から読込む。
次に、ステップP36で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置か否かを判断し、可であればステップP37で天地方向移動用モータ・ドライバ77への正転指令出力が停止される一方、否であればステップP33に戻る。
次に、ステップP38で左右方向移動用モータ・ドライバ83に正転指令が出力された後、ステップP39で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値を読込みメモリM14に記憶し、次いでステップP40で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタの値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算し、メモリM15に記憶する。
次に、ステップP41で距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置をメモリM16から読込んだ後、ステップP42で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置か否かを判断し、可であればステップP43で距離測定器に測定指令信号が出力される一方、否であればステップP39に戻る。
次に、ステップP44で表側距離測定器74の出力FDを読み込みメモリM17に記憶した後、ステップP45で左右方向移動用モータ・ドライバ83への正転指令出力が停止される。
次に、ステップP46で左右方向移動用モータ・ドライバ83に逆転指令が出力された後、ステップP47で距離測定器の左右方向原点位置検出器87の出力がONされると、ステップP48で左右方向移動用モータ・ドライバ83への逆転指令出力が停止される。
次に、ステップP49で天地方向移動用モータ・ドライバ77に逆転指令が出力された後、ステップP50で距離測定器の天地方向原点位置検出器81の出力がONされると、ステップP51で天地方向移動用モータ・ドライバ77への逆転指令出力が停止される。
次に、ステップP52で表側距離測定器74の出力FDより表側距離測定器から紙までの距離FDPを演算してメモリM19に記憶し、次いで、ステップP53で表側距離測定器−測定台間の距離FDFをメモリM21Aから読み込んだ後、ステップP54で表側距離測定器−測定台間の距離FDFより表側距離測定器から紙までの距離FDPを減算し、紙厚PTを演算してメモリM22に記憶してから後述するステップP102に移行する。
以上のステップで、測定対象である紙Wの厚さが測定される。尚、前記紙厚側定位置は、紙Wのうち、何も印刷されていない部分、言い換えれば、インキ皮膜が無い部分が設定される。
一方、前述したステップP31で否であればステップP55でカラー・パッチ測定スイッチがONされたか否かを判断する。ここで、可であればステップP56で天地方向移動用モータ・ドライバ77に正転指令が出力される一方、否であれば後述するステップP102に移行する。
次に、ステップP57で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値を読込みメモリM11に記憶した後、ステップP58で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタの値より距離測定器の天地方向の現在位置を演算し、メモリM12に記憶し、次いで、ステップP59で距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の天地方向の位置をメモリM23から読込む。
次に、ステップP60で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の天地方向の位置か否かを判断し、可であればステップP61で天地方向移動用モータ・ドライバ77への正転指令出力が停止される一方、否であればステップP57に戻る。
次に、ステップP62でメモリM3のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP63で左右方向移動用モータ・ドライバ83に正転指令が出力されたら、ステップP64で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値を読込み、メモリM14に記憶する。
次に、ステップP65で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタの値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算し、メモリM15に記憶した後、ステップP66で距離測定器によって測定すべき印刷ユニットMのカラー・パッチ線の左右方向の位置をメモリM24から読込む。
次に、ステップP67で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべき印刷ユニットMのカラー・パッチ線の左右方向の位置か否かを判断し、可であればステップP68で距離測定器に測定指令信号が出力される一方、否であればステップP64に戻る。
次に、ステップP69で表側距離測定器74の出力FDmを読み込みメモリM17の印刷ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP70でメモリM3のカウント値Mに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP71でメモリM25Aから印刷ユニット総数Mmaxを読み込んだ後、ステップP72でカウント値M>印刷ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP73で左右方向移動用モータ・ドライバ83への正転指令出力が停止される一方、否であればステップP64に戻る。
次に、ステップP74で左右方向移動用モータ・ドライバ83に逆転指令が出力された後、ステップP75で距離測定器の左右方向の原点位置検出器87の出力がONされると、ステップP76で左右方向移動用モータ・ドライバ83への逆転指令出力が停止される。
次に、ステップP77で天地方向移動用モータ・ドライバ77に逆転指令が出力された後、ステップP78で距離測定器の天地方向原点位置検出器81の出力がONされると、ステップP79で天地方向移動用モータ・ドライバ77への逆転指令出力が停止される。
以上のステップで、表側距離測定器74から各インキ供給ユニットから供給されたインキで印刷されたカラー・パッチ線Lまでの距離が測定される。
次に、ステップP80でメモリM3のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP81でメモリM17の印刷ユニットM用のアドレス位置に記憶された表側距離測定器74の出力FDmを読み込み、次いで、ステップP82でメモリM17の印刷ユニットM用のアドレス位置に記憶された表側距離測定器74の出力FDmより、表側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離FDCmを演算し、メモリM26に記憶する。
次に、ステップP83で表側距離測定器−測定台間の距離FDFをメモリM21Aから読み込んだ後、ステップP84で表側距離測定器−測定台間の距離FDFより、表側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離FDCmを減算し、カラー・パッチ部の厚さCPTmを演算してメモリM33に記憶する。
次に、ステップP85で紙厚PTをメモリM22から読み込んだ後、ステップP86でカラー・パッチ部の厚さCPTmより紙厚PTを減算し、インキ皮膜厚さIFTmを演算してメモリM34の印刷ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP87で基準インキ皮膜厚さIFTF記憶用メモリM35の印刷ユニットM用のアドレス位置より、印刷ユニットMの基準インキ皮膜厚さIFTFmを読み込んだ後、ステップP88で印刷ユニットMのインキ皮膜厚さIFTmより印刷ユニットMの基準インキ皮膜厚さIFTFmを減算し、印刷ユニットMのインキ皮膜厚さ誤差量IFTDmを演算してメモリM36の印刷ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP89で印刷ユニットMのインキ色ICmをメモリM1Aから読み込んだ後、ステップP90でインキ色ICmに対応するインキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量変換テーブルをメモリM37から読み込む。
次に、ステップP91でインキ色ICmに対応するインキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量変換テーブルを用いて、インキ皮膜厚さ誤差量IFTDmより、インキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量を求め、メモリM38の印刷ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP92でメモリM3のカウント値Mに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP93で印刷ユニット総数MmaxをメモリM25Aから読み込んだ後、ステップP94でカウント値M>印刷ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP95でメモリM3のカウント値Mに1を書き込む一方、否であればステップP81に戻る。
以上のステップで、測定した各カラー・パッチ線Lのインキ皮膜厚さより、各インキ装置のインキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量が求められる。
次に、ステップP96で印刷ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRmをメモリM9から読み込み、次いで、ステップP97で印刷ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量をメモリM38から読み込む。
次に、ステップP98で印刷ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRmに印刷ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量を加算し、インキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRm記憶用メモリM9の印刷ユニットM用のアドレス位置に上書きした後、ステップP99でメモリM3のカウント値Mに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP100で印刷ユニット総数MmaxをメモリM25Aから読み込んだ後、ステップP101でカウント値M>印刷ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP2に戻る一方、否であればステップP96に戻る。
以上のステップで、求めた補正量で補正したインキ・ツボ・ローラの回転速度比率が求められる。
尚、前述したステップP54又はステップP55から移行したステップP102で印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ94に接続されたA/D変換器92の出力を読み込み、メモリM45に記憶した後、ステップP103で印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダに接続されたA/D変換器の出力より、現在の印刷機の回転速度Rを演算し、メモリM46に記憶する。
次に、ステップP104でメモリM3のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP105で印刷ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRmをメモリM9から読み込み、次いで、ステップP106で現在の印刷機の回転速度RをメモリM46から読み込む。
次に、ステップP107で現在の印刷機の回転速度Rに印刷ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRmを乗算し、印刷ユニットMのインキ・ツボ・ローラ回転速度IFRmを演算してメモリM47Aに記憶した後、ステップP108で印刷ユニットMのインキ・ツボ・ローラ制御装置にインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmが送信される。
次に、ステップP109で印刷ユニットMのインキ・ツボ・ローラ制御装置より受信確認信号が送信されると、ステップP110でメモリM3のカウント値Mに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP111で印刷ユニット総数MmaxをメモリM25Aから読み込んだ後、ステップP112でカウント値M>印刷ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP2に戻る一方、否であればステップP105に戻る。以後、これを繰り返す。
以上のステップで、補正したインキ・ツボ・ローラの回転速度比率でインキ・ツボ・ローラが回転される。
また、第1の印刷ユニットの第1のインキ・ツボ・キー制御装置120A−(1−1)から第Mの印刷ユニットの第Nのインキ・ツボ・キー制御装置120A−(M−N)は、図29に示す動作フローにしたがって動作する。
即ち、ステップP1でインキ供給量制御装置60Aより、インキ・ツボ・キーの開き量Kmnが送信されると、ステップP2でインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを受信して受信したインキ・ツボ・キーの開き量Kmn記憶用メモリM50に記憶し、その後ステップP3でインキ供給量制御装置60Aに受信確認信号を送信する。
次に、ステップP4で受信したインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを、目標とするインキ・ツボ・キーの開き量(位置)記憶用メモリM51に書き込んだ後、ステップP5でカウンタ129のカウント値を読込み、メモリM52に記憶し、その後ステップP6でカウンタ129のカウント値より、現在のインキ・ツボ・キーの開き量(位置)を演算し、メモリM53に記憶する。
次に、ステップP7で目標とするインキ・ツボ・キーの位置=現在のインキ・ツボ・キーの位置か否かを判断し、可であればステップP1に戻り、否であればステップP8で目標とするインキ・ツボ・キーの位置>現在のインキ・ツボ・キーの位置か否かを判断する。
ステップP8で可であればステップP9でインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127に正転指令を出力し、否であればステップP10でインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127に逆転指令を出力する。
次に、ステップP11でカウンタ129のカウント値を読込み、メモリM52に記憶した後、ステップP12でカウンタ129のカウント値より、現在のインキ・ツボ・キーの位置を演算し、メモリM53に記憶する。
次に、ステップP13で現在のインキ・ツボ・キーの位置=目標とするインキ・ツボ・キーの位置か否かを判断し、可であればステップP14でインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127に停止指令を出力した後、ステップP1に戻り、否であればステップP11に戻る。以後、これを繰り返す。
また、第1のインキ・ツボ・ローラ制御装置100−1から第Mのインキ・ツボ・ローラ制御装置100−Mは、図31に示す動作フローにしたがって動作する。
即ち、ステップP1でインキ供給量制御装置60Aよりインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmが送信されると、ステップP2でインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmを受信して受信したインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRm記憶用メモリM48に記憶し、その後ステップP3でインキ供給量制御装置60Aに受信確認信号が送信される。
次に、ステップP4で受信したインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmを、目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度記憶用メモリM49に書き込み、記憶した後、ステップP5で目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度をメモリM49から読み込む。
次に、ステップP6でインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ・ドライバ107に、目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度の回転速度指令を出力してステップP1に戻る。以後、これを繰り返す。
このようにして本実施例では、凸版印刷機において、表側距離測定器74を用いて印刷された紙Wのインキ皮膜厚さを測定し、この測定したインキ皮膜厚さに応じて、前述したモータ108を駆動制御して各印刷ユニットにおけるインキ・ツボ・ローラ140aの回転速度(即ち、インキ供給量)が自動で調整される。
これにより、オペレータの手動操作に起因したインキ供給量の調整ミスによる印刷障害を未然に回避でき、依ってオペレータの負担を軽減すると共にインキ皮膜厚さを高精度に管理して不良印刷物(損紙)の削減が図れる。
図33(a)及び図33(b)は本発明の実施例4を示すインキ供給量制御装置の制御ブロック図、図34はインキ・ツボ・ローラ制御装置の制御ブロック図、図35はインキ・ツボ・キー制御装置の制御ブロック図、図36(a)及び図36(b)はインキ供給量制御装置の動作フロー図、図37(a)乃至図37(d)はインキ供給量制御装置の動作フロー図、図38はインキ供給量制御装置の動作フロー図、図39はインキ・ツボ・キー制御装置の動作フロー図、図40はインキ・ツボ・ローラ制御装置の動作フロー図である。
本実施例は、実施例3と同様に、凸版印刷機における各印刷ユニットのインキ装置140において、インキ・ツボ・ローラ140aが印刷機の原動モータとは別に、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ(インキ供給量調整手段)108(図34参照)で駆動されると共に、図示しないインキ・ツボ・キーがインキ・ツボ・キー駆動用モータ(インキ供給量調整手段)128(図35参照)で駆動され、そのうちのインキ・ツボ・キー駆動用モータ128によるインキ・ツボ・キーの開き量制御により、インキ装置140からのインキ供給量が自動で調整可能にした例である。後述する制御を除くその他の構成は実施例3と同様であるので図31を参照して重複する説明は省略する。
また、インキ皮膜厚さの測定の際は、図23に示したようなカラー・パッチ線Lを用いて測定する。
前記インキ供給量制御装置60Aは、図33(a)及び図33(b)に示すように、CPU61とRAM62とROM63と各入出力装置64〜66、68とインタ−フェース69とが共にBUS線70で接続されてなる。また、このBUS線70には、印刷ユニットMのインキ色ICm記憶用メモリM1A,各インキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmn記憶用メモリM2,カウント値M記憶用メモリM3,カウント値N記憶用メモリM4,絵柄面積率−インキ・ツボ・キー開き量変換テーブル記憶用メモリM5,各インキ・ツボ・キーの開き量Kmn記憶用メモリM6,各印刷ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmax記憶用メモリM7Aが接続される。
更にBUS線70には、基準のインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRFm記憶用メモリM8,インキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRm記憶用メモリM9,距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタの値記憶用メモリM11,距離測定器の天地方向の現在位置記憶用メモリM12,距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置記憶用メモリM13,距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタの値記憶用メモリM14,距離測定器の左右方向の現在位置記憶用メモリM15,距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置記憶用メモリM16,表側距離測定器の出力FD記憶用メモリM17が接続される。
更にBUS線70には、表側距離測定器から紙までの距離FDP記憶用メモリM19,表側距離測定器−測定台間の距離FDF記憶用メモリM21A,紙厚PT記憶用メモリM22,距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の天地方向の位置記憶用メモリM23,距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の左右方向の位置記憶用メモリM24,印刷ユニット総数Mmax記憶用メモリM25A,表側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離FDCmn記憶用メモリM26が接続される。
更にBUS線70には、カラー・パッチ部の厚さCPTmn記憶用メモリM33,インキ皮膜厚さIFTmn記憶用メモリM34,基準インキ皮膜厚さIFTF記憶用メモリM35,インキ皮膜厚さ誤差量IFTDmn記憶用メモリM36,インキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・キーの開き量の補正比率変換テーブル記憶用メモリM60,インキ・ツボ・キーの開き量の補正比率記憶用メモリM55,印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM45,現在の印刷機の回転速度R記憶用メモリM46,各印刷ユニットのインキ・ツボ・ローラ回転速度IFRm記憶用メモリM47Aが接続される。
入出力装置64には、キーボード等の入力装置71とCRTやディスプレイ等の表示器72とプリンタやフロッピーディスク(登録商標)ドライブ等の出力装置73とが接続される。入出力装置65には前述した表側距離測定器74が接続される。
入出力装置66には、D/A変換器76及び天地方向移動用モータ・ドライバ77を介して前述した天地方向移動用モータ78が接続されると共に該モータ78に駆動連結された天地方向移動用モータ用ロータリ・エンコーダ80が天地方向の現在位置測定用カウンタ79を介して接続される。また、入出力装置66には、天地方向原点位置検出器81も接続される。
更に、入出力装置66には、D/A変換器82及び左右方向移動用モータ・ドライバ83を介して前述した左右方向移動用モータ84が接続されると共に該モータ84に駆動連結された左右方向移動用モータ用ロータリ・エンコーダ86が左右方向の現在位置測定用カウンタ85を介して接続される。また、入出力装置66には、左右方向原点位置検出器87も接続される。
入出力装置68には、A/D変換器92及びF/V変換器93を介して、印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ94が接続される。
そして、インターフェース69には、第1のインキ・ツボ・ローラ制御装置100−1〜第Mのインキ・ツボ・ローラ制御装置100−Mと、第1の印刷ユニットの第1のインキ・ツボ・キー制御装置120A−(1−1)〜第Mの印刷ユニットの第Nのインキ・ツボ・キー制御装置120A−(M−N)とが接続される。
また、インキ・ツボ・ローラ制御装置100−1〜100−Mは、図34に示すように、CPU101とRAM102とROM103との他に、受信したインキ・ツボ・ローラ回転速度記憶用メモリM48,目標とするインキ・ツボ・ローラ回転速度記憶用メモリM49が、入出力装置104及びインターフェース105と共にBUS線106で接続されてなり、図25と同様である。
従って、入出力装置104には、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ108がインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ・ドライバ107を介して接続されると共に、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ108に駆動連結されたインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ111がF/V変換器110及びA/D変換器109を介して接続される。また、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ111の検出信号はインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ・ドライバ107にも入力される。そして、インターフェース105に上述したインキ供給量制御装置60Aが接続される。
また、インキ・ツボ・キー制御装置120A−(1−1)〜120A−(M−N)は、図34に示すように、CPU121とRAM122とROM123との他に、受信したインキ・ツボ・キーの開き量記憶用メモリM50,目標とするインキ・ツボ・キーの開き量記憶用メモリM51,カウンタのカウント値記憶用メモリM52,現在のインキ・ツボ・キーの開き量記憶用メモリM53が、入出力装置124及びインターフェース125と共にBUS線126で接続されてなり、図26と同様である。
従って、入出力装置124には、インキ・ツボ・キー駆動用モータ128がインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127を介して接続されると共に、インキ・ツボ・キー駆動用モータ128に駆動連結されたインキ・ツボ・キー駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ130がカウンタ129を介して接続される。また、インキ・ツボ・キー駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ130の検出信号はインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127にも入力される。そして、インターフェース125に上述したインキ供給量制御装置60Aが接続される。
次に、インキ供給量制御装置60Aの制御動作を、図36(a)及び図36(b),図37(a)乃至図37(d),図38の動作フロー図にしたがって詳述する。
先ず、ステップP1で各メモリM1A、M2〜M6、M7A、M8〜M9、M11〜M17、M19、M21A、M22〜M24、M25A、M26、M33〜M36、M45〜M46、M47A、M55、M60を初期化した後、ステップP2で印刷ユニットMのインキ色ICm及び各インキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnが入力されたか否かを判断し、可であればステップP3で印刷ユニットMのインキ色ICm及び各インキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnを入力し、メモリM1A及びM2に記憶する一方、否であればステップP4に移行する。
次に、ステップP4でインキ・プリセット・スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP5でメモリM3のカウント値Mに1を書き込み、否であればステップP31に移行する。
次に、ステップP6でメモリM4のカウント値Nに1を書き込んだ後、ステップP7で印刷ユニットMのインキ色ICmをメモリM1Aから読み込み、次いで、ステップP8でインキ色ICmに対応する絵柄面積率−インキ・ツボ・キー開き量変換テーブルをメモリM5から読み込む。
次に、ステップP9で印刷ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnをメモリM2から読み込んだ後、ステップP10でインキ色ICmに対応する絵柄面積率−インキ・ツボ・キー開き量変換テーブルを用いて、印刷ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnより、印刷ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを求め、各インキ・ツボ・キーの開き量Kmn記憶用メモリM6の印刷ユニットMのN番目のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP11でメモリM4のカウント値Nに1を加算し、上書きした後、ステップP12で各印刷ユニットのインキ・ツボ・キーの総数NmaxをメモリM7Aから読み込み、次いで、ステップP13でカウント値N>各印刷ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxか否かを判断する。
次に、ステップP13で可であればステップP14でメモリM3のカウント値Mに1を加算し、上書きする一方、否であればステップP7に戻る。この後、ステップP15で印刷ユニット総数MmaxをメモリM25Aから読み込んだ後、ステップP16でカウント値M>印刷ユニット総数Mmaxか否かを判断する。
次に、ステップP16で可であればステップP17でメモリM3のカウント値Mに1を書き込む一方、否であればステップP6に戻る。この後、ステップP18でメモリM4のカウント値Nに1を書き込んだ後、ステップP19で印刷ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの開き量KmnをメモリM6から読み込む。
次に、ステップP20で印刷ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キー制御装置にインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを送信した後、ステップP21で印刷ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キー制御装置より受信確認信号が送信されると、ステップP22でメモリM4のカウント値Nに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP23で各印刷ユニットのインキ・ツボ・キーの総数NmaxをメモリM7Aから読み込んだ後、ステップP24でカウント値N>各印刷ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxか否かを判断し、可であればステップP25で印刷ユニットMのインキ色ICmをメモリM1Aから読み込む一方、否であればステップP19に戻る。
次に、ステップP26でインキ色ICmに対応する基準のインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRFmをメモリM8から読み込んだ後、ステップP27でインキ色ICmに対応する基準のインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRFmを、インキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRm記憶用メモリM9の印刷ユニットM用のアドレスに書き込む。
次に、ステップP28でメモリM3のカウント値Mに1を加算し、上書きした後、ステップP29で印刷ユニット総数MmaxをメモリM25Aから読み込み、次いで、ステップP30でカウント値M>印刷ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP31に移行する一方、否であればステップP18に戻る。
以上のステップで、入力された絵柄面積率に応じたインキ装置のインキ供給量制御手段のプリセットが完了する。
次に、ステップP31で紙厚測定スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP32で天地方向移動用モータ・ドライバ77に正転指令が出力された後、ステップP33で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値を読込みメモリM11に記憶する。
次に、ステップP34で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタの値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算し、メモリM12に記憶した後、ステップP35で距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置をメモリM13から読込む。
次に、ステップP36で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置か否かを判断し、可であればステップP37で天地方向移動用モータ・ドライバ77への正転指令出力が停止される一方、否であればステップP33に戻る。
次に、ステップP38で左右方向移動用モータ・ドライバ83に正転指令が出力された後、ステップP39で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値を読込みメモリM14に記憶し、次いでステップP40で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタの値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算し、メモリM15に記憶する。
次に、ステップP41で距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置をメモリM16から読込んだ後、ステップP42で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置か否かを判断し、可であればステップP43で距離測定器に測定指令信号が出力される一方、否であればステップP39に戻る。
次に、ステップP44で表側距離測定器74の出力FDを読み込みメモリM17に記憶した後、ステップP45で左右方向移動用モータ・ドライバ83への正転指令出力が停止される。
次に、ステップP46で左右方向移動用モータ・ドライバ83に逆転指令が出力された後、ステップP47で距離測定器の左右方向原点位置検出器87の出力がONされると、ステップP48で左右方向移動用モータ・ドライバ83への逆転指令出力が停止される。
次に、ステップP49で天地方向移動用モータ・ドライバ77に逆転指令が出力された後、ステップP50で距離測定器の天地方向原点位置検出器81の出力がONされると、ステップP51で天地方向移動用モータ・ドライバ77への逆転指令出力が停止される。
次に、ステップP52で表側距離測定器74の出力FDより表側距離測定器から紙までの距離FDPを演算してメモリM19に記憶し、次いで、ステップP53で表側距離測定器−測定台間の距離FDFをメモリM21Aから読み込んだ後、ステップP54で表側距離測定器−測定台間の距離FDFより表側距離測定器から紙までの距離FDPを減算し、紙厚PTを演算してメモリM22に記憶してから後述するステップP116に移行する。
以上のステップで、測定対象である紙Wの厚さが測定される。尚、前記紙厚側定位置は、紙Wのうち、何も印刷されていない部分、言い換えれば、インキ皮膜が無い部分が設定される。
一方、前述したステップP31で否であればステップP55でカラー・パッチ測定スイッチがONされたか否かを判断する。ここで、可であればステップP56で天地方向移動用モータ・ドライバ77に正転指令が出力される一方、否であれば後述するステップP116に移行する。
次に、ステップP57で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値を読込みメモリM11に記憶した後、ステップP58で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタの値より距離測定器の天地方向の現在位置を演算し、メモリM12に記憶し、次いで、ステップP59で距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の天地方向の位置をメモリM23から読込む。
次に、ステップP60で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の天地方向の位置か否かを判断し、可であればステップP61で天地方向移動用モータ・ドライバ77への正転指令出力が停止される一方、否であればステップP57に戻る。
次に、ステップP62でメモリM4のカウント値Nに1を書き込み、ステップP63でメモリM3のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP64で左右方向移動用モータ・ドライバ83に正転指令が出力されたら、ステップP65で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値を読込み、メモリM14に記憶する。
次に、ステップP66で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタの値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算し、メモリM15に記憶した後、ステップP67で距離測定器よって測定すべきN番目のインキ・ツボ・キーの範囲の印刷ユニットMのカラー・パッチ線の左右方向の位置をメモリM24から読込む。
次に、ステップP68で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきN番目のインキ・ツボ・キーの範囲の印刷ユニットMのカラー・パッチ線の左右方向の位置か否かを判断し、可であればステップP69で距離測定器に測定指令信号が出力される一方、否であればステップP65に戻る。
次に、ステップP70で表側距離測定器74の出力FDmnを読み込みメモリM17の印刷ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶した後、ステップP71でメモリM3のカウント値Mに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP72でメモリM25Aから印刷ユニット総数Mmaxを読み込んだ後、ステップP73でカウント値M>印刷ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP74でメモリM4のカウント値Nに1を加算し、上書きする一方、否であればステップP65に戻る。
次に、ステップP75で各印刷ユニットのインキ・ツボ・キーの総数NmaxをメモリM7Aから読み込んだ後、ステップP76でカウント値N>各印刷ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxか否かを判断し、可であればステップP77で左右方向移動用モータ・ドライバ83への正転指令出力が停止される一方、否であればステップP63に戻る。
次に、ステップP78で左右方向移動用モータ・ドライバ83に逆転指令が出力された後、ステップP79で距離測定器の左右方向の原点位置検出器87の出力がONされると、ステップP80で左右方向移動用モータ・ドライバ83への逆転指令出力が停止される。
次に、ステップP81で天地方向移動用モータ・ドライバ77に逆転指令が出力された後、ステップP82で距離測定器の天地方向原点位置検出器81の出力がONされると、ステップP83で天地方向移動用モータ・ドライバ77への逆転指令出力が停止される。
以上のステップで、表側距離測定器74から各インキ供給ユニットから供給されたインキで印刷されたカラー・パッチ線Lまでの距離が測定される。
次に、ステップP84でメモリM3のカウント値Mに1を書き込み、ステップP85でメモリM4のカウント値Nに1を書き込んだ後、ステップP86でメモリM17の印刷ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶された表側距離測定器74の出力FDmnを読み込み、次いで、ステップP87でメモリM17の印刷ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶された表側距離測定器74の出力FDmnより、表側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離FDCmnを演算し、メモリM26に記憶する。
次に、ステップP88で表側距離測定器−測定台間の距離FDFをメモリM21Aから読み込んだ後、ステップP89で表側距離測定器−測定台間の距離FDFより、表側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離FDCmnを減算し、カラー・パッチ部の厚さCPTmnを演算してメモリM33に記憶する。
次に、ステップP90で紙厚PTをメモリM22から読み込んだ後、ステップP91でカラー・パッチ部の厚さCPTmnより紙厚PTを減算し、インキ皮膜厚さIFTmnを演算してメモリM34の印刷ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP92で基準インキ皮膜厚さIFTF記憶用メモリM35の印刷ユニットM用のアドレス位置より、印刷ユニットMの基準インキ皮膜厚さIFTFmを読み込んだ後、ステップP93で印刷ユニットMのN番目のインキ皮膜厚さIFTmnより印刷ユニットMの基準インキ皮膜厚さIFTFmを減算し、印刷ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーに対応するカラー・パッチ線のインキ皮膜厚さ誤差量IFTDmnを演算してメモリM36の印刷ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP94で印刷ユニットMのインキ色ICmをメモリM1Aから読み込んだ後、ステップP95でインキ色ICmに対応するインキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・キーの開き量の補正比率変換テーブルをメモリM60から読み込む。
次に、ステップP96でインキ色ICmに対応するインキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・キーの開き量の補正比率変換テーブルを用いて、インキ皮膜厚さ誤差量IFTDmnより、インキ・ツボ・キーの開き量の補正比率を求め、メモリM55の印刷ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶した後、ステップP97でメモリM4のカウント値Nに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP98で各印刷ユニットのインキ・ツボ・キーの総数NmaxをメモリM7Aから読み込んだ後、ステップP99でカウント値N>各印刷ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxか否かを判断し、可であればステップP100でメモリM3のカウント値Mに1を加算し、上書きする一方、否であればステップP86に戻る。
次に、ステップP101で印刷ユニット総数MmaxをメモリM25Aから読み込んだ後、ステップP102でカウント値M>印刷ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP103でメモリM3のカウント値Mに1を書き込む一方、否であればステップP85に戻る。
以上のステップで、測定した各カラー・パッチ線Lのインキ皮膜厚さより、各インキ装置の各インキ・ツボ・キーの開き量の補正比率が求められる。
次に、ステップP104でメモリM4のカウント値Nに1を書き込んだ後、ステップP105で印刷ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの開き量KmnをメモリM6から読み込み、次いで、ステップP106で印刷ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの開き量の補正比率をM55から読み込む。
次に、ステップP107で印刷ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの開き量Kmnに印刷ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの開き量の補正比率を乗算し、インキ・ツボ・キーの開き量Kmn記憶用メモリM6の印刷ユニットMのN番目のアドレス位置に記憶した後、ステップP108で印刷ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キー開き量制御装置にインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを送信する。
次に、ステップP109で印刷ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キー開き量制御装置より受信確認信号が送信されると、ステップP110でメモリM4のカウント値Nに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP111で各印刷ユニットのインキ・ツボ・キーの総数NmaxをメモリM7Aから読み込んだ後、ステップP112でカウント値N>各印刷ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxか否かを判断し、可であればステップP113でメモリM3のカウント値Mに1を加算し、上書きする一方、否であればステップP105に戻る。
次に、ステップP114で印刷ユニット総数MmaxをメモリM25Aから読み込んだ後、ステップP115でカウント値M>印刷ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP2に戻る一方、否であればステップP104に戻る。
以上のステップで、測定した各カラー・パッチ線Lのインキ皮膜厚さに応じて、各インキ装置の各インキ・ツボ・キーの開き量が補正される。
尚、前述したステップP54又はステップP55から移行したステップP116で印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ94に接続されたA/D変換器92の出力を読み込み、メモリM45に記憶した後、ステップP117で印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダに接続されたA/D変換器の出力より、現在の印刷機の回転速度Rを演算し、メモリM46に記憶する。
次に、ステップP118でメモリM3のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP119で印刷ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRmをメモリM9から読み込み、次いで、ステップP120で現在の印刷機の回転速度RをメモリM46から読み込む。
次に、ステップP121で現在の印刷機の回転速度Rに印刷ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRmを乗算し、印刷ユニットMのインキ・ツボ・ローラ回転速度IFRmを演算してメモリM47Aに記憶した後、ステップP122で印刷ユニットMのインキ・ツボ・ローラ制御装置にインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmが送信される。
次に、ステップP123で印刷ユニットMのインキ・ツボ・ローラ制御装置より受信確認信号が送信されると、ステップP124でメモリM3のカウント値Mに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP125で印刷ユニット総数MmaxをメモリM25Aから読み込んだ後、ステップP126でカウント値M>印刷ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP2に戻る一方、否であればステップP119に戻る。以後、これを繰り返す。
また、第1の印刷ユニットの第1のインキ・ツボ・キー制御装置120A−(1−1)から第Mの印刷ユニットの第Nのインキ・ツボ・キー制御装置120A−(M−N)は、図39に示す動作フローにしたがって動作し、実施例3と同様である。
即ち、ステップP1でインキ供給量制御装置60Aより、インキ・ツボ・キーの開き量Kmnが送信されると、ステップP2でインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを受信して受信したインキ・ツボ・キーの開き量Kmn記憶用メモリM50に記憶し、その後ステップP3でインキ供給量制御装置60Aに受信確認信号を送信する。
次に、ステップP4で受信したインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを、目標とするインキ・ツボ・キーの開き量(位置)記憶用メモリM51に書き込んだ後、ステップP5でカウンタ129のカウント値を読込み、メモリM52に記憶し、その後ステップP6でカウンタ129のカウント値より、現在のインキ・ツボ・キーの開き量(位置)を演算し、メモリM53に記憶する。
次に、ステップP7で目標とするインキ・ツボ・キーの位置=現在のインキ・ツボ・キーの位置か否かを判断し、可であればステップP1に戻り、否であればステップP8で目標とするインキ・ツボ・キーの位置>現在のインキ・ツボ・キーの位置か否かを判断する。
ステップP8で可であればステップP9でインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127に正転指令を出力し、否であればステップP10でインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127に逆転指令を出力する。
次に、ステップP11でカウンタ129のカウント値を読込み、メモリM52に記憶した後、ステップP12でカウンタ129のカウント値より、現在のインキ・ツボ・キーの位置を演算し、メモリM53に記憶する。
次に、ステップP13で現在のインキ・ツボ・キーの位置=目標とするインキ・ツボ・キーの位置か否かを判断し、可であればステップP14でインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127に停止指令を出力した後、ステップP1に戻り、否であればステップP11に戻る。以後、これを繰り返す。
また、第1のインキ・ツボ・ローラ制御装置100−1から第Mのインキ・ツボ・ローラ制御装置100−Mは、図40に示す動作フローにしたがって動作する。
即ち、ステップP1でインキ供給量制御装置60Aよりインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmが送信されると、ステップP2でインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmを受信して受信したインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRm記憶用メモリM48に記憶し、その後ステップP3でインキ供給量制御装置60Aに受信確認信号が送信される。
次に、ステップP4で受信したインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmを、目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度記憶用メモリM49に書き込み、記憶した後、ステップP5で目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度をメモリM49から読み込む。
次に、ステップP6でインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ・ドライバ107に、目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度の回転速度指令を出力してステップP1に戻る。以後、これを繰り返す。
このようにして本実施例では、凸版印刷機において、表側距離測定器74を用いて印刷された紙Wのインキ皮膜厚さを測定し、この測定したインキ皮膜厚さに応じて、前述したモータ128を駆動制御して印刷ユニットにおけるインキ・ツボ・キーの開き量(即ち、インキ供給量)が自動で調整される。
これにより、オペレータの手動操作に起因したインキ供給量の調整ミスによる印刷障害を未然に回避でき、依ってオペレータの負担を軽減すると共にインキ皮膜厚さを高精度に管理して不良印刷物(損紙)の削減が図れる。
尚、本発明は上記各実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、胴配列の異なる各種印刷機への適用等各種変更が可能であることはいうまでもない。
本発明の実施例1を示すエンボス量及びインキ供給量制御装置の制御ブロック図である。 エンボス量及びインキ供給量制御装置の制御ブロック図である。 インキ・ツボ・ローラ制御装置の制御ブロック図である。 インキ・ツボ・キー制御装置の制御ブロック図である。 エンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図である。 エンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図である。 エンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図である。 エンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図である。 エンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図である。 エンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図である。 エンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図である。 エンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図である。 エンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図である。 エンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図である。 エンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図である。 インキ・ツボ・キー制御装置の動作フロー図である。 インキ・ツボ・ローラ制御装置の動作フロー図である。 同じくオルロフ凹版印刷機の概略構成図である。 インキ装置の概略構成図である。 凹版胴〜圧胴間の印圧調整機構の説明図である。 印刷物検査装置の平面図である。 印刷物検査装置の側断面図である。 エンボス部分の印刷状態図である。 カラー・パッチの説明図である。 本発明の実施例2を示すエンボス量及びインキ供給量制御装置の制御ブロック図である。 エンボス量及びインキ供給量制御装置の制御ブロック図である。 インキ・ツボ・ローラ制御装置の制御ブロック図である。 インキ・ツボ・キー制御装置の制御ブロック図である。 エンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図である。 エンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図である。 エンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図である。 エンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図である。 エンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図である。 エンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図である。 エンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図である。 エンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図である。 エンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図である。 エンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図である。 エンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図である。 エンボス量及びインキ供給量制御装置の動作フロー図である。 インキ・ツボ・キー制御装置の動作フロー図である。 インキ・ツボ・ローラ制御装置の動作フロー図である。 カラー・パッチの説明図である。 本発明の実施例3を示すインキ供給量制御装置の制御ブロック図である。 インキ供給量制御装置の制御ブロック図である。 インキ・ツボ・ローラ制御装置の制御ブロック図である。 インキ・ツボ・キー制御装置の制御ブロック図である。 インキ供給量制御装置の動作フロー図である。 インキ供給量制御装置の動作フロー図である。 インキ供給量制御装置の動作フロー図である。 インキ供給量制御装置の動作フロー図である。 インキ供給量制御装置の動作フロー図である。 インキ供給量制御装置の動作フロー図である。 インキ供給量制御装置の動作フロー図である。 インキ・ツボ・キー制御装置の動作フロー図である。 インキ・ツボ・ローラ制御装置の動作フロー図である。 同じく凸版印刷機の概略構成図である。 本発明の実施例4を示すインキ供給量制御装置の制御ブロック図である。 インキ供給量制御装置の制御ブロック図である。 インキ・ツボ・ローラ制御装置の制御ブロック図である。 インキ・ツボ・キー制御装置の制御ブロック図である。 インキ供給量制御装置の動作フロー図である。 インキ供給量制御装置の動作フロー図である。 インキ供給量制御装置の動作フロー図である。 インキ供給量制御装置の動作フロー図である。 インキ供給量制御装置の動作フロー図である。 インキ供給量制御装置の動作フロー図である。 インキ供給量制御装置の動作フロー図である。 インキ・ツボ・キー制御装置の動作フロー図である。 インキ・ツボ・ローラ制御装置の動作フロー図である。
符号の説明
13 圧胴
14 凹版胴
15 ゴム胴
16 パターン・ローラ
17 インキ装置
17a インキ・ツボ・ローラ
17b インキ着けローラ
17c インキ・ツボ
45 凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ
74 表側距離測定器
75 裏側距離測定器
60 エンボス量及びインキ供給量制御装置
60A インキ供給量制御装置
100−1〜100−M インキ・ツボ・ローラ制御装置
108 インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ
120−(1−1)〜120−(M−N) インキ・ツボ・キー制御装置
120A−(1−1)〜120A−(M−N) インキ・ツボ・キー制御装置
128 インキ・ツボ・キー駆動用モータ
141 版胴(凸版胴)
142 ゴム胴
143 圧胴

Claims (2)

  1. インキを貯えるインキ貯留部と、
    前記インキ貯留部から供給されるインキ量を調整するインキ供給量調整手段と、
    を備えた印刷機において、
    前記印刷機で印刷された印刷物のインキ皮膜厚さを測定するインキ皮膜厚さ測定手段を備え、
    前記印刷機で印刷された印刷物のインキ皮膜厚さを測定し、
    測定したインキ皮膜厚さより前記インキ供給量調整手段を制御すること
    を特徴とする印刷機の印刷品質管理方法。
  2. インキを貯えるインキ貯留部と、
    前記インキ貯留部から供給されるインキ量を調整するインキ供給量調整手段と、
    を備えた印刷機において、
    前記印刷機で印刷された印刷物のインキ皮膜厚さを測定するインキ皮膜厚さ測定手段を備え、
    前記インキ皮膜厚さ測定手段で測定したインキ皮膜厚さより前記インキ供給量調整手段を制御する制御手段を備えた
    ことを特徴とする印刷機の印刷品質管理装置。
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