JP2009000883A - 印刷機の印刷品質管理方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷物のエンボス量やインキ皮膜厚さを測定し、そのエンボス量やインキ皮膜厚さに応じて印刷機における各部分のニップ圧や印圧を自動的に調整し得るようにした印刷機の印刷品質管理方法及び装置を提供する。
【解決手段】インキが供給される凹版胴14と、凹版胴に対向し、同凹版胴よりインキを供給される紙Wを保持する圧胴13と、凹版胴と圧胴の印圧を調整するための凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ45と、を備えた凹版印刷機において、凹版印刷機で印刷された印刷物のエンボス量を表側距離測定器50と裏側距離測定器51とで測定し、測定したエンボス量より前記凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ45を駆動制御する。
【選択図】図7

Description

本発明は、凹版印刷機や凸版印刷機の印刷品質管理方法及び装置に関する。
一般に、凹版印刷では、インキに厚みを持たせる効果を期待して使用する場合が多いが、それは手触り感による高級感を出すためである場合が多い。この凹版印刷では、高印圧によるエンボス効果を得ることやインキの厚盛りを行うことによって、印刷物に凹凸感を出すことが可能となる。また、インキの厚盛りによりインキの濃淡を表現することも可能となる。
ところで、上記凹凸感を検査するのに、従来から有るインキの濃度計を用いることが考えられる。しかしながら、凹版印刷においては、インキ皮膜が厚い為、黒等の濃い色の濃度を濃度計で測定してもほとんど最大値を示し、実質上濃度を測定できず、かつ、濃度を測定する為のある程度の大きさのカラー・パッチを設けると、その部分のインキがワイピングによって掻き取られてしまい、実際の絵柄部分との間に濃度差ができてしまい、実際の絵柄部分の濃度が測定できないという不具合があった。
そこで、従来では、オペレータが主観により、印刷された印刷物の絵柄部分のインキ濃度(インキ皮膜厚さ)を目視で確認したりエンボス部を手触りで確認し、オルロフ・タイプの場合には、ツボローラ〜インキ着けローラ間、インキ着けローラ〜パターンローラ間、パターンローラ〜ゴム胴間、ゴム胴〜凹版胴間、凹版胴〜圧胴間のニップ圧や印圧、また、直接印刷タイプの場合には、ツボローラ〜パターン胴間、パターン胴〜凹版胴間、凹版胴〜圧胴間のニップ圧や印圧を調整している。
また、凸版印刷においては、インキ皮膜が薄く、濃度を濃度計で測定してもほとんど最小値を示し、実質上濃度を測定できない為、オペレータが印刷された印刷物の濃度(インキ皮膜厚さ)を目視で確認し、その主観でインキ着けローラ〜版胴間、版胴〜ゴム胴間、ゴム胴〜圧胴間のニップ圧や印圧を調整している。
実開平1−171642号公報 特開2002−1904号公報 実開平3−124838号公報
上述したように、オペレータがインキ濃度(インキ皮膜厚さ)を目視で確認したりエンボス部を手触りで確認し、その主観により、ニップ圧や印圧を調整しているため、オペレータに負担がかかると共に、調整ミスが発生し、不良印刷物が発生してしまう、という問題があった。
そこで、本発明は、印刷物のエンボス量やインキ皮膜厚さを測定し、そのエンボス量やインキ皮膜厚さに応じて印刷機における各部分のニップ圧や印圧を自動的に調整し得るようにした印刷機の印刷品質管理方法及び装置を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための、本発明に係る印刷機の印刷品質管理方法は、
インキが供給される凹版胴と、
前記凹版胴に対向し、同凹版胴よりインキを供給される被印刷部材を保持する圧胴と、
前記凹版胴と圧胴の印圧を調整する印圧調整手段と、
を備えた凹版印刷機において、
前記凹版印刷機で印刷された印刷物のエンボス量を測定するエンボス量測定手段を備え、
前記凹版印刷機で印刷された印刷物のエンボス量を測定し、
測定したエンボス量より前記印圧調整手段を制御する
ことを特徴とする。
また、
インキが供給される第1の回転体と、
前記第1の回転体からインキを供給される第2の回転体と、
前記第1の回転体と第2の回転体の間の接触圧を調整する接触圧調整手段と、
を備えた凹版印刷機又は凸版印刷機において、
前記凹版印刷機又は凸版印刷機で印刷された印刷物のインキ皮膜厚さを測定するインキ皮膜厚さ測定手段を備え、
前記凹版印刷機又は凸版印刷機で印刷された印刷物のインキ皮膜厚さを測定し、
測定したインキ皮膜厚さより前記接触圧調整手段を制御する
ことを特徴とする。
また、
インキが供給される第1の回転体と、
前記第1の回転体に対向し、同第1の回転体よりインキを供給される被印刷部材を保持する第2の回転体と、
前記第1の回転体と第2の回転体の印圧を調整する印圧調整手段と、
を備えた凹版印刷機又は凸版印刷機において、
前記凹版印刷機又は凸版印刷機で印刷された印刷物のインキ皮膜厚さを測定するインキ皮膜厚さ測定手段を備え、
前記凹版印刷機又は凸版印刷機で印刷された印刷物のインキ皮膜厚さを測定し、
測定したインキ皮膜厚さより前記印圧調整手段を制御すること
を特徴とする。
前述した課題を解決するための、本発明に係る印刷機の印刷品質管理装置は、
インキが供給される凹版胴と、
前記凹版胴に対向し、同凹版胴よりインキを供給される被印刷部材を保持する圧胴と、
前記凹版胴と圧胴の印圧を調整する印圧調整手段と、
を備えた凹版印刷機において、
前記凹版印刷機で印刷された印刷物のエンボス量を測定するエンボス量測定手段を備え、
前記エンボス量測定手段で測定したエンボス量より前記印圧調整手段を制御する制御手段を備えた
ことを特徴とする。
また、
インキが供給される第1の回転体と、
前記第1の回転体からインキを供給される第2の回転体と、
前記第1の回転体と第2の回転体の間の接触圧を調整する接触圧調整手段と、
を備えた凹版印刷機又は凸版印刷機において、
前記凹版印刷機又は凸版印刷機で印刷された印刷物のインキ皮膜厚さを測定するインキ皮膜厚さ測定手段を備え、
前記インキ皮膜厚さ測定手段で測定したインキ皮膜厚さより前記接触圧調整手段を制御する制御手段を備えた
ことを特徴とする。
また、
インキが供給される第1の回転体と、
前記第1の回転体に対向し、同第1の回転体よりインキを供給される被印刷部材を保持する第2の回転体と、
前記第1の回転体と第2の回転体の印圧を調整する印圧調整手段と、
を備えた凹版印刷機又は凸版印刷機において、
前記凹版印刷機又は凸版印刷機で印刷された印刷物のインキ皮膜厚さを測定するインキ皮膜厚さ測定手段を備え、
前記インキ皮膜厚さ測定手段で測定したインキ皮膜厚さより前記印圧調整手段を制御する制御手段を備えた
ことを特徴とする。
本発明に係る印刷機の印刷品質管理方法及び装置によれば、エンボス量やインキ皮膜厚さを測定し、そのエンボス量やインキ皮膜厚さに応じて印刷機の各部分におけるニップ圧や印圧を自動的に調整することで、印圧調整ミスによる印刷障害を回避し、依ってオペレータの負担を軽減すると共にエンボス量やインキ皮膜厚さを高精度に管理して不良印刷物(損紙)の削減が図れる。
以下、本発明に係る印刷機の印刷品質管理方法及び装置を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
図1(a)乃至図1(c)は本発明の実施例1を示す制御装置の制御ブロック図、図2(a)乃至図2(e)は制御装置の動作フロー図、図3(a)乃至図3(f)は制御装置の動作フロー図、図4(a)乃至図4(d)は制御装置の動作フロー図、図5(a)乃至図5(d)は制御装置の動作フロー図、図6(a)及び図6(b)は制御装置の動作フロー図、図7は同じくオルロフ凹版印刷機の概略構成図、図8はインキ・ツボ・ローラ〜インキ着けローラ間のニップ圧調整機構の説明図、図9はインキ着けローラ〜パターン・ローラ間のニップ圧調整機構の説明図、図10はパターン・ローラ〜ゴム胴間のニップ圧調整機構の説明図、図11はゴム胴〜凹版胴間及び凹版胴〜圧胴間のニップ圧及び印圧調整機構の説明図、図12(a)は印刷物検査装置の平面図、図12(b)は印刷物検査装置の側断面図、図13はエンボス部分の印刷状態図、図14はカラー・パッチの説明図である。
図7に示すように、オルロフ(タイプの)凹版印刷機においては、例えば図外の給紙装置から差板10上に送り出された紙(印刷前の被印刷部材,印刷後の印刷物)がスイング装置11から渡胴12を介して圧胴13のくわえ爪にくわえ替えられて搬送される。同時に、各インキ装置17のインキがパターン・ローラ16を介してゴム胴(インキ集合胴)15に転写され、凹版胴14の版面上に供給され、供給されたインキの余剰分がワイピングローラ19で取り除かれる。
従って、圧胴13のくわえ爪にくわえられ搬送される紙は、圧胴13と凹版胴14との間を通過するときに印刷され、排紙チェーン20の排紙爪にくわえ替えられ、排紙チェーン20の走行により搬送されて図外の紙積台上に落下積載される。
そして、本実施例では、各インキ装置17のインキ・ツボ・ローラ(第1の回転体)17a〜インキ着けローラ(第2の回転体)17b間のニップ圧(接触圧)と、インキ着けローラ(第1の回転体)17b〜パターン・ローラ(第2の回転体)16間のニップ圧(接触圧)と、パターン・ローラ(第1の回転体)16〜ゴム胴(第2の回転体)15間のニップ圧(接触圧)と、ゴム胴(第1の回転体)15〜凹版胴(第2の回転体)14間のニップ圧(接触圧)と、凹版胴(第1の回転体)14〜圧胴(第2の回転体)13間の印圧とが、自動で調整可能になっている。
前記インキ・ツボ・ローラ17a〜インキ着けローラ17b間のニップ圧調整機構としては、例えば図8に示すような構成を採用すれば好適である。これは、各インキ装置17のインキ・ツボ17c及びインキ・ツボ・ローラ17aを、メインフレーム21に対して上下一対のフレームガイド22a,22bを介して図中左右方向に移動可能に支持されたサブフレーム23に支持し、このサブフレーム23をモータ24で駆動される送りねじ機構25により往復動させるものである。
従って、モータ24で送りねじ機構25を回転させることで、サブフレーム23が図中左右方向に往復動し、これによりインキ・ツボ・ローラ17aがインキ着けローラ17bに対し接離する方向に移動してニップ圧が調整されるのである(接触圧調整手段)。
前記インキ着けローラ17b〜パターン・ローラ16間のニップ圧調整機構としては、例えば図9に示すような構成を採用すれば好適である。これは、一端にインキ着けローラ17bを回動自在に保持した揺動レバー26と、インキ着けローラ17bをパターン・ローラ16に押圧すべく揺動レバー26を付勢するばね27と、当該ばね27のばね力に抗して揺動レバー26の角度を変更するレバー角度変更手段(プッシュロッド29及びナット30等)とを有したものにおいて、前記レバー角度変更手段にコントロールロッド31の一端を連結し、このコントロールロッド31の他端にモータ32を取り付けるものである。
從って、モータ32よりコントロールロッド31が回転されることにより、レバー角度変更手段を介して揺動レバー26が揺動し、これによってインキ着けローラ17bとパターン・ローラ16との間のニップ圧が調整される(接触圧調整手段)。尚、このような構成のコントロールロッド31を手動で回転させることは特許文献1等で公知である。
前記パターン・ローラ16〜ゴム胴15間のニップ圧調整機構としては、例えば図10に示すような構成を採用すれば好適である。これは、パターン・ローラ16の一方の端軸16aは、偏心した内メタル33と外メタル34を介してフレームの軸受孔35に軸支されている。内メタル33のフランジ部にはシリンダ36のロッド36aが枢着され、ロッド36aを前進、後退させると、パターン・ローラ16がゴム胴15に着脱する。内メタル33のフランジ部には係合面33aを有する係合突起33bが突設され、フレームには係合面33aが当接する偏心したカム状の当接部37が設けられ、この当接部37の図示しないカム軸にモータ38が取り付けられる。そして、ロッド36aを前進させパターン・ローラ16をゴム胴15に対接させたとき、係合面33aが当接部37に当接し、押圧部39a,39bが形成されるものである。
從って、モータ38により当接部37のカム軸が回転されることにより、当接部37に当接する内メタル33の係合突起33bの位置が調整され、これによってパターン・ローラ16とゴム胴15との間のニップ圧が調整される(接触圧調整手段)。尚、このような構成において当接部37のカム軸を手動で回転させることは特許文献2等で公知である。
前記ゴム胴15〜凹版胴14間のニップ圧調整機構及び凹版胴14〜圧胴13間の印圧調整機構としては、例えば図11に示すような構成を採用すれば好適である。これは、印刷に際しては、油圧シリンダ40を伸長することでレバー41とターンバックル42を介して第1軸受メタル43が図中反時計方向に回動し、その偏心作用によりゴム胴15(又は凹版胴14)に対し凹版胴14(又は圧胴13)の大きなニップ圧(又は印圧)が作用する。そして、印刷準備或いは印刷途中でニップ圧(又は印圧)を調整する場合は、モータ44(又は45)で操作軸46を回動させると、ウォームギア47とセクタギア48の噛み合いで第2軸受メタル49が回動することから、第1軸受メタル43も回動し(この場合、第2軸受メタル49と逆方向に回動する)、ニップ圧(又は印圧)が調整される(接触圧調整手段(又は印圧調整手段))。尚、このような構成において操作軸46を手動で回転させることは特許文献3等で公知である。
また、本実施例では、印刷された紙の印刷絵柄におけるインキ皮膜厚さやエンボス量を機外の印刷物検査装置(インキ皮膜厚さ測定手段、エンボス量測定手段)を用いて測定し、そのインキ皮膜厚さやエンボス量に応じて前述した各部分におけるニップ圧や印圧を自動的に調整するようになっている。
前記印刷物検査装置は、図12(a),(b)に示すように、レーザー変位計等からなる表側距離測定器50と裏側距離測定器51を有し、これらは、検査装置本体52上に、天地方向移動用モータ53(図1(a)参照)で駆動される左右一対の電動スライドシリンダ54と、左右方向移動用モータ55(図1(a)参照)で駆動される一本の電動スライドシリンダ56により、それぞれ天地及び左右方向に移動可能に設けられ、検査装置本体52上に載せられた紙Wの印刷絵柄におけるインキ皮膜厚さ(IFTm)やエンボス量(EQm)を測定し得るようになっている。尚、左右一対の電動スライドシリンダ54と一本の電動スライドシリンダ56は上下(表裏側)にそれぞれ別個に設けられるが、左右方向移動用モータ55と天地方向移動用モータ53は上下(表裏側)に兼用(別個でも良い)させて設けられる。
即ち、図13に示すように、エンボス量(EQm)Cは裏側距離測定器51からの測定(A−B)でわかります。そして、表側距離測定器50からはD+Eの高さが測定できます。エンボス効果により紙Wの厚みが変化しないと仮定するならば、C=Dが成り立つ。つまり表面側の測定値から裏面側の測定値及び紙Wの厚さを引いた値がインキ皮膜厚さ(IFTm)Eとなるのである。
また、測定の際は、図14に示すように、紙Wの印刷絵柄を直接測定せずに、天地方向の余白部分に設けたカラー・パッチ部CPにて墨,藍,赤,黄の色数分のカラー・パッチ線Lを測定すると効率的である。尚、各インキ供給ユニットで印刷されたカラー・パッチ線Lは、天地方向の同じ位置に、左右方向に同じ間隔を空けて1色目→4色目の順に並ぶように印刷されている。
そして、前記各モータ24,32,38,44,45,53,55は、後述する制御装置(制御手段)60により駆動制御されると共に、この制御装置60に前記表側距離測定器50と裏側距離測定器51からの測定信号が入力される。
前記制御装置60は、図1(a)乃至図1(c)に示すように、CPU61とRAM62とROM63と各入出力装置64〜71とが共にBUS線72で接続されてなる。また、このBUS線72には、選択されたインキ供給ユニットM番号記憶用メモリM1,距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタの値記憶用メモリM2,距離測定器の天地方向の現在位置記憶用メモリM3,距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置記憶用メモリM4,距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタの値記憶用メモリM5,距離測定器の左右方向の現在位置記憶用メモリM6,距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置記憶用メモリM7,表側距離測定器の出力FD記憶用メモリM8,裏側距離測定器の出力RD記憶用メモリM9,表側距離測定器から紙までの距離FDP記憶用メモリM10が接続される。
更にBUS線72には、裏側距離測定器から紙までの距離RDP記憶用メモリM11,表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRD記憶用メモリM12,紙厚PT記憶用メモリM13,距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の天地方向の位置記憶用メモリM14,カウント値M記憶用メモリM15,距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の左右方向の位置記憶用メモリM16,インキ供給ユニット総数Mmax記憶用メモリM17,表側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離FDCm記憶用メモリM18,裏側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離RDCm記憶用メモリM19,エンボス量EQm記憶用メモリ20が接続される。
更にBUS線72には、基準エンボス量EQF記憶用メモリM21,エンボス誤差量EQDm記憶用メモリM22,エンボス誤差量−凹版胴と圧胴間の印圧補正量変換テーブル記憶用メモリM23,凹版胴−圧胴間の印圧補正量記憶用メモリM24,カラー・パッチ部の厚さCPTm記憶用メモリM25,インキ皮膜厚さIFTm記憶用メモリM26,基準インキ皮膜厚さIFTF記憶用メモリM27,インキ皮膜厚さ誤差量IFTDm記憶用メモリM28,インキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・ローラとインキ着けローラ間のニップ圧補正量変換テーブル記憶用メモリM29,インキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧補正量記憶用メモリM30が接続される。
更にBUS線72には、インキ皮膜厚さ誤差量−インキ着けローラとパターン・ローラ間のニップ圧補正量変換テーブル記憶用メモリM31,インキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧補正量記憶用メモリM32,インキ皮膜厚さ誤差量−パターン・ローラとゴム胴間のニップ圧補正量変換テーブル記憶用メモリ33,パターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧補正量記憶用メモリ34,インキ皮膜厚さ誤差量−ゴム胴と凹版胴間のニップ圧補正量変換テーブル記憶用メモリ35,ゴム胴−凹版胴間のニップ圧補正量記憶用メモリM36,ゴム胴−凹版胴間のニップ圧補正量の合計値記憶用メモリM37,ゴム胴−凹版胴間のニップ圧補正量の平均値記憶用メモリM38,凹版胴−圧胴間の印圧補正量の合計値記憶用メモリM39,凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値記憶用メモリ40が接続される。
更にBUS線72には、インキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM41,現在のインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧記憶用メモリM42,目標とするインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧記憶用メモリM43,目標とするインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM44,インキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM45,現在のインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧記憶用メモリM46,目標とするインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧記憶用メモリM47,目標とするインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM48,パターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM49,現在のパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧記憶用メモリM50が接続される。
更にBUS線72には、目標とするパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧記憶用メモリM51,目標とするパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM52,ゴム胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM53,現在のゴム胴−凹版胴間のニップ圧記憶用メモリM54,目標とするゴム胴−凹版胴間のニップ圧記憶用メモリM55,目標とするゴム胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM56,凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM57,現在の凹版胴−圧胴間の印圧記憶用メモリM58,目標とする凹版胴−圧胴間の印圧記憶用メモリM59,目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリ60が接続される。
入出力装置64には、キーボード等の入力装置73とCRTやディスプレイ等の表示器74とプリンタやフロッピーディスク(登録商標)ドライブ等の出力装置75とが接続される。入出力装置65には前述した表側距離測定器50と裏側距離測定器51が接続される。
入出力装置66には、D/A変換器76及び天地方向移動用モータ・ドライバ77を介して前述した天地方向移動用モータ53が接続されると共に該モータ53に駆動連結された天地方向移動用モータ用ロータリ・エンコーダ79が天地方向の現在位置測定用カウンタ78を介して接続される。また、入出力装置66には、天地方向原点位置検出器80も接続される。
更に、入出力装置66には、D/A変換器81及び左右方向移動用モータ・ドライバ82を介して前述した左右方向移動用モータ55が接続されると共に該モータ55に駆動連結された左右方向移動用モータ用ロータリ・エンコーダ84が左右方向の現在位置測定用カウンタ83を介して接続される。また、入出力装置66には、左右方向原点位置検出器85も接続される。
入出力装置67には、インキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧調整用モータ・ドライバ86を介して前述したインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧調整用モータ24が接続されると共に、A/D変換器87を介して、モータ24に駆動連結されたインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ88が接続される。
入出力装置68には、インキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧調整用モータ・ドライバ89を介して前述したインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧調整用モータ32が接続されると共に、A/D変換器90を介して、モータ32に駆動連結されたインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91が接続される。
入出力装置69には、パターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ92を介して前述したパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ38が接続されると共に、A/D変換器93を介して、モータ38に駆動連結されたパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ94が接続される。
前述した入出力装置67〜69は、1色目のインキ供給ユニットにおけるもので、2色目〜4色目のインキ供給ユニットにおいても同様に構成される。從って、重複する説明は省略する。
入出力装置70には、ゴム胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ95を介して前述したゴム胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ44が接続されると共に、A/D変換器96を介して、モータ44に駆動連結されたゴム胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ97が接続される。
入出力装置71には、凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ98を介して前述した凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ45が接続されると共に、A/D変換器99を介して、モータ45に駆動連結された凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ100が接続される。
そして、前記制御装置60は、前述した表側距離測定器50や裏側距離測定器51を用いて測定したインキ皮膜厚さやエンボス量に応じて、前述した各モータ24,32,38,44,45を駆動制御し、前述した各部分におけるニップ圧や印圧を自動的に調整し得るようになっている。
このような制御装置60の制御動作を、図2(a)乃至図2(e),図3(a)乃至図3(f),図4(a)乃至図4(d),図5(a)乃至図5(d),図6(a)及び図6(b)の動作フロー図にしたがって詳述する。
先ず、ステップP1でインキ供給ユニット選択スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP2で選択されたインキ供給ユニット番号MをメモリM1に記憶した後、ステップP3でインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧調整選択スイッチがONされたか否かを判断する。ステップP1で否であれば直にステップP3に移行する。
次に、ステップP3で可であればステップP4で圧調整完了スイッチがONされたか否かを判断し、次いで、ステップP4で否であればステップP5でアップ・ボタンがONされたか否かを判断する。一方、ステップP3で否であると共にステップP4で可であれば後述するステップP15に移行する。
次に、ステップP5で可であればステップP6で選択されたインキ供給ユニット番号MをメモリM1から読み込んだ後、ステップP7でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧調整用モータ・ドライバ86に正転指令を出力する。一方、ステップP5で否であれば後述するステップP10に移行する。
次に、ステップP8でアップ・ボタンがOFFされると、ステップP9でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧調整用モータ・ドライバ86への正転指令出力が停止される。
次に、ステップP10でダウン・ボタンがONされたか否かを判断し、可であればステップP11で選択されたインキ供給ユニット番号MをメモリM1から読み込んだ後、ステップP12でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧調整用モータ・ドライバ86に逆転指令が出力される。
次いで、ステップP13でダウン・ボタンがOFFされると、ステップP14でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧調整用モータ・ドライバ86への逆転指令出力が停止され、ステップP4に戻る。一方、ステップP10で否であれば即ステップP4に戻る。
次に、ステップP15でインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧調整選択スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP16で圧調整完了スイッチがONされたか否かを判断し、次いで、ステップP16で否であればステップP17でアップ・ボタンがONされたか否かを判断する。一方、ステップP15で否であると共にステップP16で可であれば後述するステップP27に移行する。
次に、ステップP17で可であればステップP18で選択されたインキ供給ユニット番号MをメモリM1から読み込んだ後、ステップP19でインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧調整用モータ・ドライバ89に正転指令を出力する。一方、ステップP17で否であれば後述するステップP22に移行する。
次に、ステップP20でアップ・ボタンがOFFされると、ステップP21でインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧調整用モータ・ドライバ89への正転指令出力が停止される。
次に、ステップP22でダウン・ボタンがONされたか否かを判断し、可であればステップP23で選択されたインキ供給ユニット番号MをメモリM1から読み込んだ後、ステップP24でインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧調整用モータ・ドライバ89に逆転指令が出力される。
次いで、ステップP25でダウン・ボタンがOFFされると、ステップP26でインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧調整用モータ・ドライバ89への逆転指令出力が停止され、ステップP16に戻る。一方、ステップP22で否であれば即ステップP16に戻る。
次に、ステップP27でパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧調整選択スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP28で圧調整完了スイッチがONされたか否かを判断し、次いで、ステップP28で否であればステップP29でアップ・ボタンがONされたか否かを判断する。一方、ステップP27で否であると共にステップP28で可であれば後述するステップP39に移行する。
次に、ステップP29で可であればステップP30で選択されたインキ供給ユニット番号MをメモリM1から読み込んだ後、ステップP31でインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ92に正転指令を出力する。一方、ステップP29で否であれば後述するステップP34に移行する。
次に、ステップP32でアップ・ボタンがOFFされると、ステップP33でインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ92への正転指令出力が停止される。
次に、ステップP34でダウン・ボタンがONされたか否かを判断し、可であればステップP35で選択されたインキ供給ユニット番号MをメモリM1から読み込んだ後、ステップP36でインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ92に逆転指令が出力される。
次いで、ステップP37でダウン・ボタンがOFFされると、ステップP38でインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ92への逆転指令出力が停止され、ステップP28に戻る。一方、ステップP34で否であれば即ステップP28に戻る。
次に、ステップP39でゴム胴−凹版胴間のニップ圧調整選択スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP40で圧調整完了スイッチがONされたか否かを判断し、次いで、ステップP40で否であればステップP41でアップ・ボタンがONされたか否かを判断する。一方、ステップP39で否であると共にステップP40で可であれば後述するステップP49に移行する。
次に、ステップP41で可であればステップP42でゴム胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ95に正転指令を出力する。一方、ステップP41で否であれば後述するステップP45に移行する。
次に、ステップP43でアップ・ボタンがOFFされると、ステップP44でゴム胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ95への正転指令出力が停止される。
次に、ステップP45でダウン・ボタンがONされたか否かを判断し、可であればステップP46でゴム胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ95に逆転指令が出力される。
次いで、ステップP47でダウン・ボタンがOFFされると、ステップP48でゴム胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ95への逆転指令出力が停止され、ステップP40に戻る。一方、ステップP45で否であれば即ステップP40に戻る。
次に、ステップP49で凹版胴−圧胴間の印圧調整選択スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP50で圧調整完了スイッチがONされたか否かを判断し、次いで、ステップP50で否であればステップP51でアップ・ボタンがONされたか否かを判断する。一方、ステップP49で否であると共にステップP50で可であれば後述するステップP59に移行する。
次に、ステップP51で可であればステップP52で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ98に正転指令を出力する。一方、ステップP51で否であれば後述するステップP55に移行する。
次に、ステップP53でアップ・ボタンがOFFされると、ステップP54で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ98への正転指令出力が停止される。
次に、ステップP55でダウン・ボタンがONされたか否かを判断し、可であればステップP56で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ98に逆転指令が出力される。
次いで、ステップP57でダウン・ボタンがOFFされると、ステップP58で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ98への逆転指令出力が停止され、ステップP50に戻る。一方、ステップP55で否であれば即ステップP50に戻る。
以上のステップで、オペレータによる各ニップ圧や印圧の手動による調整が完了する。
次に、ステップP59で紙厚測定スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP60で天地方向移動用モータ・ドライバ77に正転指令が出力された後、ステップP61で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ78の値を読込みメモリM2に記憶する。
次に、ステップP62で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタの値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算し、メモリM3に記憶した後、ステップP63で距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置をメモリM4から読込む。
次に、ステップP64で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置か否かを判断し、可であればステップP65で天地方向移動用モータ・ドライバ77への正転指令出力が停止される一方、否であればステップP61に戻る。
次に、ステップP66で左右方向移動用モータ・ドライバ82に正転指令が出力された後、ステップP67で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ83の値を読込みメモリM5に記憶し、次いでステップP68で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタの値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算し、メモリM6に記憶する。
次に、ステップP69で距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置をメモリM7から読込んだ後、ステップP70で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置か否かを判断し、可であればステップP71で距離測定器に測定指令信号を出力する一方、否であればステップP67に戻る。
次に、ステップP72で表側距離測定器50の出力FDを読み込み、メモリM8に記憶した後、ステップP73で裏側距離測定器51の出力RDを読み込み、メモリM9に記憶し、次いで、ステップP74で左右方向移動用モータ・ドライバ82への正転指令出力が停止される。
次に、ステップP75で左右方向移動用モータ・ドライバ82に逆転指令が出力された後、ステップP76で距離測定器の左右方向原点位置検出器85の出力がONされると、ステップP77で左右方向移動用モータ・ドライバ82への逆転指令出力が停止される。
次に、ステップP78で天地方向移動用モータ・ドライバ77に逆転指令が出力された後、ステップP79で距離測定器の天地方向原点位置検出器80の出力がONされると、ステップP80で天地方向移動用モータ・ドライバ77への逆転指令出力が停止される。
次に、ステップP81で表側距離測定器50の出力FDより、表側距離測定器から紙までの距離FDPを演算し、メモリM10に記憶した後、ステップP82で裏側距離測定器51の出力RDより、裏側距離測定器から紙までの距離RDPを演算し、メモリM11に記憶する。
次に、ステップP83で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDをメモリM12から読み込んだ後、ステップP84で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDより、表側距離測定器から紙までの距離FDP及び裏側距離測定器から紙までの距離RDPを減算し、紙厚PTを演算してメモリM13に記憶してからステップP1に戻る。
以上のステップで、測定対象である紙Wの厚さが測定される。尚、前記紙厚側定位置は、紙Wのうち、何も印刷されていない部分、言い換えれば、エンボスもインキ皮膜も無い部分が設定される。
一方、前述したステップP59で否であればステップP85でカラー・パッチ測定スイッチがONされたか否かを判断する。ここで、可であればステップP86で天地方向移動用モータ・ドライバ77に正転指令が出力される一方、否であればステップP1に戻る。
次に、ステップP87で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ78の値を読込みメモリM2に記憶した後、ステップP88で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタの値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算し、メモリM3に記憶し、次いで、ステップP89で距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の天地方向の位置をメモリM14から読込む。
次に、ステップP90で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の天地方向の位置か否かを判断し、可であればステップP91で天地方向移動用モータ・ドライバ77への正転指令出力が停止される一方、否であればステップP87に戻る。
次に、ステップP92でメモリM15のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP93で左右方向移動用モータ・ドライバ82に正転指令が出力されたら、ステップP94で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ83の値を読込み、メモリM5に記憶する。
次に、ステップP95で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタの値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算し、メモリM6に記憶した後、ステップP96で距離測定器によって測定すべきインキ供給ユニットMのカラー・パッチ線の左右方向の位置をメモリM16から読込む。
次に、ステップP97で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきインキ供給ユニットMのカラー・パッチ線の左右方向の位置か否かを判断し、可であればステップP98で距離測定器に測定指令信号が出力される一方否であればステップP94に戻る。
次に、ステップP99で表側距離測定器50の出力FDmを読み込み、メモリM8のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP100で裏側距離測定器51の出力RDmを読み込み、メモリM9のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP101でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きした後、ステップP102でメモリM17からインキ供給ユニット総数Mmaxを読み込み、次いで、ステップP103でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP104で左右方向移動用モータ・ドライバ82への正転指令出力が停止される一方否であればステップP94に戻る。
次に、ステップP105で左右方向移動用モータ・ドライバ82に逆転指令が出力された後、ステップP106で距離測定器の左右方向の原点位置検出器85の出力がONされると、ステップP107で左右方向移動用モータ・ドライバ82への逆転指令出力が停止される。
次に、ステップP108で天地方向移動用モータ・ドライバ77に逆転指令が出力された後、ステップP109で距離測定器の天地方向原点位置検出器80の出力がONされると、ステップP110で天地方向移動用モータ・ドライバ77への逆転指令出力が停止される。
以上のステップで、表側距離測定器50及び裏側距離測定器51から各インキ供給ユニットから供給されたインキで印刷されたカラー・パッチ線Lまでの距離が測定される。
次に、ステップP111でメモリM15のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP112でメモリM8のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶された表側距離測定器50の出力FDmを読み込み、次いで、ステップP113でメモリM8のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶された表側距離測定器50の出力FDmより、表側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離FDCmを演算し、メモリM18に記憶する。
次に、ステップP114でメモリM9のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶された裏側距離測定器51の出力RDmを読み込んだ後、ステップP115でメモリM9のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶された裏側距離測定器51の出力RDmより、裏側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離RDCmを演算し、メモリM19に記憶する。
次に、ステップP116で裏側距離測定器から紙までの距離RDPを読み込んだ後、ステップP117で裏側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離RDCmから裏側距離測定器から紙までの距離RDPを減算し、エンボス量EQmを演算してメモリM20のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP118で基準エンボス量EQF記憶用メモリM21のインキ供給ユニットM用のアドレス位置より、インキ供給ユニットMの基本エンボス量EQFmを読み込んだ後、ステップP119でインキ供給ユニットMのエンボス量EQmよりインキ供給ユニットMの基本エンボス量EQFmを減算し、インキ供給ユニットMのエンボス誤差量EQDmを演算してメモリM22のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP120でエンボス誤差量−凹版胴と圧胴間の印圧補正量変換テーブルをメモリM23から読み込んだ後、ステップP121でエンボス誤差量−凹版胴と圧胴間の印圧補正量変換テーブルを用いて、エンボス誤差量EQDmより、凹版胴−圧胴間の印圧補正量を求め、メモリM24のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP122で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDをメモリM12から読み込んだ後、ステップP123で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDより、表側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離FDCm及び裏側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離RDCmを減算し、カラー・パッチ部の厚さCPTmを演算してメモリM25に記憶する。
次に、ステップP124で紙厚PTをメモリM13から読み込んだ後、ステップP125でカラー・パッチ部の厚さCPTmより紙厚PTを減算し、インキ皮膜厚さIFTmを演算してメモリM26のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP126で基準インキ皮膜厚さIFTF記憶用メモリM27のインキ供給ユニットM用のアドレス位置より、インキ供給ユニットMの基準インキ皮膜厚さIFTFmを読み込んだ後、ステップP127でインキ供給ユニットMのインキ皮膜厚さIFTmよりインキ供給ユニットMの基準インキ皮膜厚さIFTFmを減算し、インキ供給ユニットMのインキ皮膜厚さ誤差量IFTDmを演算してメモリM28のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP128でインキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・ローラとインキ着けローラ間のニップ圧補正量変換テーブルをメモリM29から読み込んだ後、ステップP129でインキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・ローラとインキ着けローラ間のニップ圧補正量変換テーブルを用いて、インキ皮膜厚さ誤差量IFTDmより、インキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧補正量を求め、メモリM30のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP130でインキ皮膜厚さ誤差量−インキ着けローラとパターン・ローラ間のニップ圧補正量変換テーブルをメモリM31から読み込んだ後、ステップP131でインキ皮膜厚さ誤差量−インキ着けローラとパターン・ローラ間のニップ圧補正量変換テーブルを用いて、インキ皮膜厚さ誤差量IFTDmより、インキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧補正量を求め、メモリM32のインキ供給ユニット用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP132でインキ皮膜厚さ誤差量−パターン・ローラとゴム胴間のニップ圧補正量変換テーブルをメモリM33から読み込んだ後、ステップP133でインキ皮膜厚さ誤差量−パターン・ローラとゴム胴間のニップ圧補正量変換テーブルを用いて、インキ皮膜厚さ誤差量IFTDmより、パターン・ローラとゴム胴間のニップ圧補正量を求め、メモリM34のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP134でインキ皮膜厚さ誤差量−ゴム胴と凹胴間のニップ圧補正量変換テーブルをメモリM35から読み込んだ後、ステップP135でインキ皮膜厚さ誤差量−ゴム胴と凹胴間のニップ圧補正量変換テーブルを用いて、インキ皮膜厚さ誤差量IFTDmより、ゴム胴と凹胴間のニップ圧補正量を求め、メモリM36のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP136でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きした後、ステップP137でメモリM17からインキ供給ユニット総数Mmaxを読み込み、次いで、ステップP138でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP139でメモリM15のカウント値Mに1を書き込む一方、否であればステップP112に戻る。
次に、ステップP140でゴム胴−凹版胴間のニップ圧補正量の合計値記憶用メモリM37に、ゼロを書き込んだ後、ステップP141で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の合計値記憶用メモリM39に、ゼロを書き込む。
次に、ステップP142でゴム胴−凹版胴間のニップ圧補正量の合計値をメモリM37から読み込んだ後、ステップP143でインキ供給ユニットMのゴム胴−凹版胴間のニップ圧補正量をメモリM36から読み込み、次いで、ステップP144でゴム胴−凹版胴間のニップ圧補正量の合計値にインキ供給ユニットMのゴム胴−凹版胴間のニップ圧補正量を加算し、求めた値をゴム胴−凹版胴間のニップ圧補正量の合計値記憶用メモリM37に上書きする。
次に、ステップP145で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の合計値をメモリM39から読み込んだ後、ステップP146でインキ供給ユニットMの凹版胴−圧胴間の印圧補正量を読み込み、次いで、ステップP147で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の合計値にインキ供給ユニットMの凹版胴−圧胴間の印圧補正量を加算し、求めた値を凹版胴−圧胴間の印圧補正量の合計値記憶用メモリM39に上書きする。
次に、ステップP148でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きした後、ステップP149でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM17から読み込み、次いで、ステップP150でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP151でゴム胴−凹版胴間のニップ圧補正量の合計値をメモリM37から読み込む一方、否であればステップP142に戻る。
次に、ステップP152でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM17から読み込んだ後、ステップP153でゴム胴−凹版胴間のニップ圧補正量の合計値をインキ供給ユニット総数Mmaxで除算し、ゴム胴−凹版胴間のニップ圧補正量の平均値を演算してメモリM38に記憶する。
次に、ステップP154で凹版胴−圧胴間の印刷補正量の合計値をメモリM39から読み込んだ後、ステップP155でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM17から読み込み、次いで、ステップP156で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の合計値をインキ供給ユニット総数Mmaxで除算し、凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値を演算してメモリM40に記憶する。
以上のステップで、測定した各カラー・パッチ線Lのインキ皮膜厚さ及びエンボス量より、各インキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間、インキ着けローラ−パターン・ローラ間、パターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧補正量、及び、ゴム胴−凹版胴間のニップ圧補正量及び凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値が求められる。
次に、ステップP157でメモリM15のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP158でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ88に接続されたA/D変換器87の出力を読み込んでメモリM41に記憶し、次いで、ステップP159でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ88に接続されたA/D変換器87の出力より、現在のインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧を演算してメモリM42に記憶する。
次に、ステップP160でメモリM30のインキ供給ユニットM用のアドレス位置より、インキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧補正量を読み込んだ後、ステップP161でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧補正量≠0か否かを判断し、可であればステップP162でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧補正量>0か否かを判断する一方、否であれば後述するステップP175に移行する。
前記ステップP162で可であればステップP163で現在のインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧にインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧補正量を加算し、目標とするインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧を演算してメモリM43のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP164で目標とするインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧より、目標とするインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ88に接続されたA/D変換器87の出力を演算し、メモリM44のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP165でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧調整用モータ・ドライバ86に正転指令が出力された後、ステップP166でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ88に接続されたA/D変換器87の出力を読み込んでメモリM41に記憶する。
次に、ステップP167で読み込んだインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ88に接続されたA/D変換器87の出力=目標とするインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ88に接続されたA/D変換器87の出力か否かを判断し、可であればステップP168でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧調整用モータ・ドライバ86への正転指令出力が停止されて後述するステップP175に移行する一方、否であればステップP166に戻る。
一方、前記ステップP162で否であればステップP169で現在のインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧にインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧補正量を加算し、目標とするインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧を演算してメモリM43のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP170で目標とするインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧より、目標とするインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ88に接続されたA/D変換器87の出力を演算し、メモリM44のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP171でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧調整用モータ・ドライバ86に逆転指令が出力された後、ステップP172でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ88に接続されたA/D変換器87の出力を読み込んでメモリM41に記憶する。
次に、ステップP173で読み込んだインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ88に接続されたA/D変換器87の出力=目標とするインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ88に接続されたA/D変換器87の出力か否かを判断し、可であればステップP174でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧調整用モータ・ドライバ86への逆転指令出力が停止されて後述するステップP175に移行する一方、否であればステップP172に戻る。
次に、ステップP175でインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91に接続されたA/D変換器90の出力を読み込んでメモリM45に記憶した後、ステップP176でインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91に接続されたA/D変換器90の出力より、現在のインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧を演算してメモリM46に記憶する。
次に、ステップP177でメモリM32のインキ供給ユニットM用のアドレス位置より、インキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧補正量を読み込んだ後、ステップP178でインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧補正量≠0か否かを判断し、可であればステップP179でインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧補正量>0か否かを判断する一方、否であれば後述するステップP192に移行する。
前記ステップP179で可であればステップP180で現在のインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧にインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧補正量を加算し、目標とするインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧を演算してメモリM47のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP181で目標とするインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧より、目標とするインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91に接続されたA/D変換器90の出力を演算し、メモリM48のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP182でインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧調整用モータ・ドライバ89に正転指令が出力された後、ステップP183でインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91に接続されたA/D変換器90の出力を読み込んでメモリM45に記憶する。
次に、ステップP184で読み込んだインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91に接続されたA/D変換器90の出力=目標とするインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91に接続されたA/D変換器90の出力か否かを判断し、可であればステップP185でインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧調整用モータ・ドライバ89への正転指令出力が停止されて後述するステップP192に移行する一方、否であればステップP183に戻る。
一方、前記ステップP179で否であればステップP186で現在のインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧にインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧補正量を加算し、目標とするインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧を演算してメモリM47のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP187で目標とするインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧より、目標とするインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91に接続されたA/D変換器90の出力を演算し、メモリM48のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP188でインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧調整用モータ・ドライバ89に逆転指令が出力された後、ステップP189でインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91に接続されたA/D変換器90の出力を読み込んでメモリM45に記憶する。
次に、ステップP190で読み込んだインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91に接続されたA/D変換器90の出力=目標とするインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91に接続されたA/D変換器90の出力か否かを判断し、可であればステップP191でインキ供給ユニットMのインキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧調整用モータ・ドライバ89への逆転指令出力が停止されて後述するステップP192に移行する一方、否であればステップP189に戻る。
次に、ステップP192でインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ94に接続されたA/D変換器93の出力を読み込んでメモリM49に記憶した後、ステップP193でインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ94に接続されたA/D変換器93の出力より、現在のインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧を演算してメモリM50に記憶する。
次に、ステップP194でメモリM34のインキ供給ユニットM用のアドレス位置より、パターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧補正量を読み込んだ後、ステップP195でインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧補正量≠0か否かを判断し、可であればステップP196でインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧補正量>0か否かを判断する一方、否であれば後述するステップP203に移行する。
前記ステップP196で可であればステップP197で現在のインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧にインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧補正量を加算し、目標とするインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧を演算してメモリM51のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP198で目標とするインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧より、目標とするインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ94に接続されたA/D変換器93の出力を演算し、メモリM52のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP199でインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ92に正転指令が出力された後、ステップP200でインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ94に接続されたA/D変換器93の出力を読み込んでメモリM49に記憶する。
次に、ステップP201で読み込んだインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ94に接続されたA/D変換器93の出力=目標とするインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ94に接続されたA/D変換器93の出力か否かを判断し、可であればステップP202でインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ92への正転指令出力が停止されて後述するステップP203に移行する一方、否であればステップP200に戻る。
一方、前記ステップP196で否であればステップP206で現在のインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧にインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧補正量を加算し、目標とするインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧を演算してメモリM51のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP207で目標とするインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧より、目標とするインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ94に接続されたA/D変換器93の出力を演算し、メモリM52のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP208でインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ92に逆転指令が出力された後、ステップP209でインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ94に接続されたA/D変換器93の出力を読み込んでメモリM49に記憶する。
次に、ステップP210で読み込んだインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ94に接続されたA/D変換器93の出力=目標とするインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ94に接続されたA/D変換器93の出力か否かを判断し、可であればステップP211でインキ供給ユニットMのパターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ92への逆転指令出力が停止されて後述するステップP203に移行する一方、否であればステップP209に戻る。
次に、ステップP203でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きした後、ステップP204でメモリM17からインキ供給ユニット総数Mmaxを読み込み、次いで、ステップP205でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP212に移行する一方、否であればステップP158に戻る。
次に、ステップP212でゴム胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ97に接続されたA/D変換器96の出力を読み込んでメモリM53に記憶した後、ステップP213でゴム胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ97に接続されたA/D変換器96の出力より、現在のゴム胴−凹版胴間のニップ圧を演算してメモリM54に記憶する。
次に、ステップP214でメモリM38より、ゴム胴−凹版胴間のニップ圧補正量の平均値を読み込んだ後、ステップP215でゴム胴−凹版胴間のニップ圧補正量の平均値≠0か否かを判断し、可であればステップP216でゴム胴−凹版胴間のニップ圧補正量の平均値>0か否かを判断する一方、否であれば後述するステップP229に移行する。
前記ステップP216で可であればステップP217で現在のゴム胴−凹版胴間のニップ圧にゴム胴−凹版胴間のニップ圧補正量の平均値を加算し、目標とするゴム胴−凹版胴間のニップ圧を演算してメモリM55に記憶した後、ステップP218で目標とするゴム胴−凹版胴間のニップ圧より、目標とするゴム胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ97に接続されたA/D変換器96の出力を演算し、メモリM56に記憶する。
次に、ステップP219でゴム胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ95に正転指令が出力された後、ステップP220でゴム胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ97に接続されたA/D変換器96の出力を読み込んでメモリM53に記憶する。
次に、ステップP221で読み込んだゴム胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ97に接続されたA/D変換器96の出力=目標とするゴム胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ97に接続されたA/D変換器96の出力か否かを判断し、可であればステップP222でゴム胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ95への正転指令出力が停止されて後述するステップP229に移行する一方、否であればステップP220に戻る。
一方、前記ステップP216で否であればステップP223で現在のゴム胴−凹版胴間のニップ圧にゴム胴−凹版胴間のニップ圧補正量の平均値を加算し、目標とするゴム胴−凹版胴間のニップ圧を演算してメモリM55に記憶した後、ステップP224で目標とするゴム胴−凹版胴間のニップ圧より、目標とするゴム胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ97に接続されたA/D変換器96の出力を演算し、メモリM56に記憶する。
次に、ステップP225でゴム胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ95に逆転指令が出力された後、ステップP226でゴム胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ97に接続されたA/D変換器96の出力を読み込んでメモリM53に記憶する。
次に、ステップP227で読み込んだゴム胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ97に接続されたA/D変換器96の出力=目標とするゴム胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ97に接続されたA/D変換器96の出力か否かを判断し、可であればステップP228でゴム胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ95への逆転指令出力が停止されて後述するステップP229に移行する一方、否であればステップP226に戻る。
次に、ステップP229で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ100に接続されたA/D変換器99の出力を読み込んでメモリM57に記憶した後、ステップP230で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ100に接続されたA/D変換器99の出力より、現在の凹版胴−圧胴間の印圧を演算してメモリM58に記憶する。
次に、ステップP231でメモリM40より、凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値を読み込んだ後、ステップP232で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値≠0か否かを判断し、可であればステップP233で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値>0か否かを判断する一方、否であればステップP1に戻る。
前記ステップP233で可であればステップP234で現在の凹版胴−圧胴間の印圧に凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値を加算し、目標とする凹版胴−圧胴間の印圧を演算してメモリM59に記憶した後、ステップP235で目標とする凹版胴−圧胴間の印圧より、目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ100に接続されたA/D変換器99の出力を演算し、メモリM60に記憶する。
次に、ステップP236で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ98に正転指令が出力された後、ステップP237で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ100に接続されたA/D変換器99の出力を読み込んでメモリM57に記憶する。
次に、ステップP238で読み込んだ凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ100に接続されたA/D変換器99の出力=目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ100に接続されたA/D変換器99の出力か否かを判断し、可であればステップP239で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ98への正転指令出力が停止されてステップP1に戻る一方、否であればステップP237に戻る。
一方、前記ステップP233で否であればステップP240で現在の凹版胴−圧胴間の印圧に凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値を加算し、目標とする凹版胴−圧胴間の印圧を演算してメモリM59に記憶した後、ステップP241で目標とする凹版胴−圧胴間の印圧より、目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ100に接続されたA/D変換器99の出力を演算し、メモリM60に記憶する。
次に、ステップP242で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ98に逆転指令が出力された後、ステップP243で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ100に接続されたA/D変換器99の出力を読み込んでメモリM57に記憶する。
次に、ステップP244で読み込んだ凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ100に接続されたA/D変換器99の出力=目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ100に接続されたA/D変換器99の出力か否かを判断し、可であればステップP245で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ98への逆転指令出力が停止されてステップP1に戻る一方、否であればステップP243に戻る。
以上のステップで、求められた各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間、インキ着けローラ−パターン・ローラ間、パターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧補正量、及び、ゴム胴−凹版胴間のニップ圧補正量及び凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値に応じて、各部の実際のニップ圧及び印圧が補正される。
このようにして本実施例では、オルロフ(タイプの)凹版印刷機において、表側距離測定器50や裏側距離測定器51を用いて印刷された紙Wのインキ皮膜厚さやエンボス量を測定し、この測定したエンボス量に応じて前述したモータ45を駆動制御して凹版胴14〜圧胴13間の印圧が自動で調整される。同様にして、測定したインキ皮膜厚さに応じて前述した各モータ24,32,38及び44を駆動制御して、各インキ供給ユニットにおけるインキ・ツボ・ローラ17a〜インキ着けローラ17b間のニップ圧,インキ着けローラ17b〜パターン・ローラ16間のニップ圧,パターン・ローラ16〜ゴム胴15間のニップ圧と、ゴム胴15〜凹版胴14間のニップ圧が自動で調整される。
これにより、オペレータの手動操作に起因したニップ圧や印圧の調整ミスによる印刷障害を未然に回避でき、依ってオペレータの負担を軽減すると共にエンボス量やインキ皮膜厚さを高精度に管理して不良印刷物(損紙)の削減が図れる。
図15(a)乃至図15(c)は本発明の実施例2を示す制御装置の制御ブロック図、図16(a)乃至図16(c)は制御装置の動作フロー図、図17(a)乃至図17(f)は制御装置の動作フロー図、図18(a)乃至図18(d)は制御装置の動作フロー図、図19(a)及び図19(b)は制御装置の動作フロー図、図20は同じくダイレクト凹版印刷機の概略構成図である。
図20に示すように、ダイレクト(タイプの)凹版印刷機においては、例えば給紙装置から差板10上に送り出された紙がスイング装置11から渡胴12を介して圧胴13のくわえ爪にくわえ替えられて搬送される。同時に、各インキ装置17のインキがパターン胴16Aを介して凹版胴14の版面上に転写・供給され、供給されたインキの余剰分がワイピングローラ19で取り除かれる。
従って、圧胴13のくわえ爪にくわえられ搬送される紙は、圧胴13と凹版胴14との間を通過するときに印刷され、排紙チェーン20の排紙爪にくわえ替えられ、排紙チェーン20の走行により搬送されて図外の紙積台上に落下積載される。
そして、本実施例では、各インキ装置17のインキ・ツボ・ローラ(第1の回転体)17a〜パターン胴(第2の回転体)16A間のニップ圧(接触圧)と、パターン胴(第1の回転体)16A〜凹版胴(第2の回転体)14間のニップ圧(接触圧)と、凹版胴(第1の回転体)14〜圧胴(第2の回転体)13間の印圧とが、自動で調整可能になっている。
前記インキ・ツボ・ローラ17a〜パターン胴16A間のニップ圧調整機構としては、例えば前述した図8に示すような構成を採用すれば好適であり、前記パターン胴16A〜〜凹版胴14間のニップ圧調整機構としては、例えば前述した図10に示すような構成を採用すれば好適である。また、凹版胴14〜圧胴13間の印圧調整機構としては、例えば前述した図11に示すような構成を採用すれば好適である。
また、本実施例では、印刷された紙の印刷絵柄におけるインキ皮膜厚さやエンボス量を、前述した印刷物検査装置(図12(a),(b)参照)を用いて測定し、そのインキ皮膜厚さやエンボス量に応じて前述した各部分におけるニップ圧や印圧を、制御装置60により自動的に調整し得るようになっている。
前記制御装置60は、図15(a)乃至図15(c)に示すように、CPU61とRAM62とROM63と各入出力装置64〜68及び71とが共にBUS線72で接続されてなる。また、このBUS線72には、選択されたインキ供給ユニットM番号記憶用メモリM1,距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタの値記憶用メモリM2,距離測定器の天地方向の現在位置記憶用メモリM3,距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置記憶用メモリM4,距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタの値記憶用メモリM5,距離測定器の左右方向の現在位置記憶用メモリM6,距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置記憶用メモリM7,表側距離測定器の出力FD記憶用メモリM8,裏側距離測定器の出力RD記憶用メモリM9,表側距離測定器から紙までの距離FDP記憶用メモリM10が接続される。
更にBUS線72には、裏側距離測定器から紙までの距離RDP記憶用メモリM11,表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRD記憶用メモリM12,紙厚PT記憶用メモリM13,距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の天地方向の位置記憶用メモリM14,カウント値M記憶用メモリM15,距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の左右方向の位置記憶用メモリM16,インキ供給ユニット総数Mmax記憶用メモリM17,表側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離FDCm記憶用メモリM18,裏側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離RDCm記憶用メモリM19,エンボス量EQm記憶用メモリ20が接続される。
更にBUS線72には、基準エンボス量EQF記憶用メモリM21,エンボス誤差量EQDm記憶用メモリM22,エンボス誤差量−凹版胴と圧胴間の印圧補正量変換テーブル記憶用メモリM23,凹版胴−圧胴間の印圧補正量記憶用メモリM24,カラー・パッチ部の厚さCPTm記憶用メモリM25,インキ皮膜厚さIFTm記憶用メモリM26,基準インキ皮膜厚さIFTF記憶用メモリM27,インキ皮膜厚さ誤差量IFTDm記憶用メモリM28,凹版胴−圧胴間の印圧補正量の合計値記憶用メモリM39,凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値記憶用メモリ40が接続される。
更にBUS線72には、インキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・ローラとパターン胴間のニップ圧補正量変換テーブル記憶用メモリM61,インキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧補正量記憶用メモリM62,インキ皮膜厚さ誤差量−パターン胴と凹版胴間のニップ圧補正量変換テーブル記憶用メモリM63,パターン胴−凹版胴間のニップ圧補正量記憶用メモリM64,インキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM65,現在のインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧記憶用メモリM66,目標とするインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧記憶用メモリM67,目標とするインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリ68が接続される。
更にBUS線72には、凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM57,現在の凹版胴−圧胴間の印圧記憶用メモリM58,目標とする凹版胴−圧胴間の印圧記憶用メモリM59,目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリ60,パターン胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM69,現在のパターン胴−凹版胴間のニップ圧記憶用メモリM70,目標とするパターン胴−凹版胴間のニップ圧記憶用メモリM71,目標とするパターン胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM72が接続される。
入出力装置64には、キーボード等の入力装置73とCRTやディスプレイ等の表示器74とプリンタやフロッピーディスク(登録商標)ドライブ等の出力装置75とが接続される。入出力装置65には前述した表側距離測定器50と裏側距離測定器51が接続される。
入出力装置66には、D/A変換器76及び天地方向移動用モータ・ドライバ77を介して前述した天地方向移動用モータ53が接続されると共に該モータ53に駆動連結された天地方向移動用モータ用ロータリ・エンコーダ79が天地方向の現在位置測定用カウンタ78を介して接続される。また、入出力装置66には、天地方向原点位置検出器80も接続される。
更に、入出力装置66には、D/A変換器81及び左右方向移動用モータ・ドライバ82を介して前述した左右方向移動用モータ55が接続されると共に該モータ55に駆動連結された左右方向移動用モータ用ロータリ・エンコーダ84が左右方向の現在位置測定用カウンタ83を介して接続される。また、入出力装置66には、左右方向原点位置検出器85も接続される。
入出力装置67には、インキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ103を介してインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧調整用モータ104(実施例1のモータ24に相当)が接続されると共に、A/D変換器105を介して、モータ104に駆動連結されたインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ106が接続される。
入出力装置68には、パターン胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ107を介してパターン胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ108(実施例1のモータ38に相当)が接続されると共に、A/D変換器109を介して、モータ108に駆動連結されたパターン胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ110が接続される。
前述した入出力装置67,68は、1色目のインキ供給ユニットにおけるもので、2色目〜4色目のインキ供給ユニットにおいても同様に構成される。從って、重複する説明は省略する。
入出力装置71には、凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ98を介して前述した凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ45が接続されると共に、A/D変換器99を介して、モータ45に駆動連結された凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ100が接続される。
そして、前記制御装置60は、前述した表側距離測定器50や裏側距離測定器51を用いて測定したインキ皮膜厚さやエンボス量に応じて、前述した各モータ45,104,108を駆動制御し、前述した各部分におけるニップ圧や印圧を自動的に調整し得るようになっている。
このような制御装置60の制御動作を、図16(a)乃至図16(c),図17(a)乃至図17(f),図18(a)乃至図18(d),図19(a)及び図19(b)の動作フロー図にしたがって詳述する。
先ず、ステップP1でインキ供給ユニット選択スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP2で選択されたインキ供給ユニット番号MをメモリM1に記憶した後、ステップP3でインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧調整選択スイッチがONされたか否かを判断する。ステップP1で否であれば直にステップP3に移行する。
次に、ステップP3で可であればステップP4で圧調整完了スイッチがONされたか否かを判断し、次いで、ステップP4で否であればステップP5でアップ・ボタンがONされたか否かを判断する。一方、ステップP3で否であると共にステップP4で可であれば後述するステップP15に移行する。
次に、ステップP5で可であればステップP6で選択されたインキ供給ユニット番号MをメモリM1から読み込んだ後、ステップP7でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ103に正転指令を出力する。一方、ステップP5で否であれば後述するステップP10に移行する。
次に、ステップP8でアップ・ボタンがOFFされると、ステップP9でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ103への正転指令出力が停止される。
次に、ステップP10でダウン・ボタンがONされたか否かを判断し、可であればステップP11で選択されたインキ供給ユニット番号MをメモリM1から読み込んだ後、ステップP12でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ103に逆転指令が出力される。
次いで、ステップP13でダウン・ボタンがOFFされると、ステップP14でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ103への逆転指令出力が停止され、ステップP4に戻る。一方、ステップP10で否であれば即ステップP4に戻る。
次に、ステップP15でパターン胴−凹版胴間のニップ圧調整選択スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP16で圧調整完了スイッチがONされたか否かを判断し、次いで、ステップP16で否であればステップP17でアップ・ボタンがONされたか否かを判断する。一方、ステップP15で否であると共にステップP16で可であれば後述するステップP27に移行する。
次に、ステップP17で可であればステップP18で選択されたインキ供給ユニット番号MをメモリM1から読み込んだ後、ステップP19でインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ107に正転指令を出力する。一方、ステップP17で否であれば後述するステップP22に移行する。
次に、ステップP20でアップ・ボタンがOFFされると、ステップP21でインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ107への正転指令出力が停止される。
次に、ステップP22でダウン・ボタンがONされたか否かを判断し、可であればステップP23で選択されたインキ供給ユニット番号MをメモリM1から読み込んだ後、ステップP24でインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ107に逆転指令が出力される。
次いで、ステップP25でダウン・ボタンがOFFされると、ステップP26でインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ107への逆転指令出力が停止され、ステップP16に戻る。一方、ステップP22で否であれば即ステップP16に戻る。
次に、ステップP27で凹版胴−圧胴間の印圧調整選択スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP28で圧調整完了スイッチがONされたか否かを判断し、次いで、ステップP28で否であればステップP29でアップ・ボタンがONされたか否かを判断する。一方、ステップP27で否であると共にステップP28で可であれば後述するステップP38に移行する。
次に、ステップP29で可であればステップP30で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ98に正転指令を出力する。一方、ステップP29で否であれば後述するステップP33に移行する。
次に、ステップP31でアップ・ボタンがOFFされると、ステップP32で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ98への正転指令出力が停止される。
次に、ステップP33でダウン・ボタンがONされたか否かを判断し、可であればP34で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ98に逆転指令が出力される。
次いで、ステップP35でダウン・ボタンがOFFされると、ステップP36で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ98への逆転指令出力が停止され、ステップP28に戻る。一方、ステップP33で否であれば即ステップP28に戻る。
以上のステップで、オペレータによる各ニップ圧や印圧の手動による調整が完了する。
次に、ステップP37で紙厚測定スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP38で天地方向移動用モータ・ドライバ77に正転指令が出力された後、ステップP39で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ78の値を読込みメモリM2に記憶する。
次に、ステップP40で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタの値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算し、メモリM3に記憶した後、ステップP41距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置をメモリM4から読込む。
次に、ステップP42で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置か否かを判断し、可であればステップP43で天地方向移動用モータ・ドライバ77への正転指令出力が停止される一方、否であればステップP39に戻る。
次に、ステップP44で左右方向移動用モータ・ドライバ82に正転指令が出力された後、ステップP45で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ83の値を読込みメモリM5に記憶し、次いでステップP46で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタの値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算し、メモリM6に記憶する。
次に、ステップP47で距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置をメモリM7から読込んだ後、ステップP48で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置か否かを判断し、可であればステップP49で距離測定器に測定指令信号を出力する一方、否であればステップP45に戻る。
次に、ステップP50で表側距離測定器50の出力FDを読み込み、メモリM8に記憶した後、ステップP51で裏側距離測定器51の出力RDを読み込み、メモリM9に記憶し、次いで、ステップP52で左右方向移動用モータ・ドライバ82への正転指令出力が停止される。
次に、ステップP53で左右方向移動用モータ・ドライバ82に逆転指令が出力された後、ステップP54で距離測定器の左右方向原点位置検出器85の出力がONされると、ステップP55で左右方向移動用モータ・ドライバ82への逆転指令出力が停止される。
次に、ステップP56で天地方向移動用モータ・ドライバ77に逆転指令が出力された後、ステップP57で距離測定器の天地方向原点位置検出器80の出力がONされると、ステップP58で天地方向移動用モータ・ドライバ77への逆転指令出力が停止される。
次に、ステップP59で表側距離測定器50の出力FDより、表側距離測定器から紙までの距離FDPを演算し、メモリM10に記憶した後、ステップP60で裏側距離測定器51の出力RDより、裏側距離測定器から紙までの距離RDPを演算し、メモリM11に記憶する。
次に、ステップP61で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDをメモリM12から読み込んだ後、ステップP62で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDより、表側距離測定器から紙までの距離FDP及び裏側距離測定器から紙までの距離RDPを減算し、紙厚PTを演算してメモリM13に記憶してからステップP1に戻る。
以上のステップで、測定対象である紙Wの厚さが測定される。尚、前記紙厚側定位置は、紙Wのうち、何も印刷されていない部分、言い換えれば、エンボスもインキ皮膜も無い部分が設定される。
一方、前述したステップP37で否であればステップP63でカラー・パッチ測定スイッチがONされたか否かを判断する。ここで、可であればステップP64で天地方向移動用モータ・ドライバ77に正転指令が出力される一方、否であればステップP1に戻る。
次に、ステップP65で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ78の値を読込みメモリM2に記憶した後、ステップP66で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタの値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算し、メモリM3に記憶し、次いで、ステップP67で距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の天地方向の位置をメモリM14から読込む。
次に、ステップP68で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の天地方向の位置か否かを判断し、可であればステップP69で天地方向移動用モータ・ドライバ77への正転指令出力が停止される一方、否であればステップP65に戻る。
次に、ステップP70でメモリM15のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP71で左右方向移動用モータ・ドライバ82に正転指令が出力されたら、ステップP72で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ83の値を読込み、メモリM5に記憶する。
次に、ステップP73で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタの値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算し、メモリM6に記憶した後、ステップP74で距離測定器によって測定すべきインキ供給ユニットMのカラー・パッチ線の左右方向の位置をメモリM16から読込む。
次に、ステップP75で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきインキ供給ユニットMのカラー・パッチ線の左右方向の位置か否かを判断し、可であればステップP76で距離測定器に測定指令信号が出力される一方否であればステップP72に戻る。
次に、ステップP77で表側距離測定器50の出力FDmを読み込み、メモリM8のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP78で裏側距離測定器51の出力RDmを読み込み、メモリM9のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP79でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きした後、ステップP80でメモリM17からインキ供給ユニット総数Mmaxを読み込み、次いで、ステップP81でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP82で左右方向移動用モータ・ドライバ82への正転指令出力が停止される一方否であればステップP72に戻る。
次に、ステップP83で左右方向移動用モータ・ドライバ82に逆転指令が出力された後、ステップP84で距離測定器の左右方向の原点位置検出器85の出力がONされると、ステップP85で左右方向移動用モータ・ドライバ82への逆転指令出力が停止される。
次に、ステップP86で天地方向移動用モータ・ドライバ77に逆転指令が出力された後、ステップP87で距離測定器の天地方向原点位置検出器80の出力がONされると、ステップP88で天地方向移動用モータ・ドライバ77への逆転指令出力が停止される。
以上のステップで、表側距離測定器50及び裏側距離測定器51から各インキ供給ユニットから供給されたインキで印刷されたカラー・パッチ線Lまでの距離が測定される。
次に、ステップP89でメモリM15のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP90でメモリM8のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶された表側距離測定器50の出力FDmを読み込み、次いで、ステップP91でメモリM8のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶された表側距離測定器50の出力FDmより、表側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離FDCmを演算し、メモリM18に記憶する。
次に、ステップP92でメモリM9のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶された裏側距離測定器51の出力RDmを読み込んだ後、ステップP93でメモリM9のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶された裏側距離測定器51の出力RDmより、裏側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離RDCmを演算し、メモリM19に記憶する。
次に、ステップP94で裏側距離測定器から紙までの距離RDPを読み込んだ後、ステップP95で裏側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離RDCmから裏側距離測定器から紙までの距離RDPを減算し、エンボス量EQmを演算してメモリM20のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP96で基準エンボス量EQF記憶用メモリM21のインキ供給ユニットM用のアドレス位置より、インキ供給ユニットMの基本エンボス量EQFmを読み込んだ後、ステップP97でインキ供給ユニットMのエンボス量EQmよりインキ供給ユニットMの基本エンボス量EQFmを減算し、インキ供給ユニットMのエンボス誤差量EQDmを演算してメモリM22のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP98でエンボス誤差量−凹版胴と圧胴間の印圧補正量変換テーブルをメモリM23から読み込んだ後、ステップP99でエンボス誤差量−凹版胴と圧胴間の印圧補正量変換テーブルを用いて、エンボス誤差量EQDmより、凹版胴−圧胴間の印圧補正量を求め、メモリM24のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP100で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDをメモリM12から読み込んだ後、ステップP101で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDより、表側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離FDCm及び裏側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離RDCmを減算し、カラー・パッチ部の厚さCPTmを演算してメモリM25に記憶する。
次に、ステップP102で紙厚PTをメモリM13から読み込んだ後、ステップP103でカラー・パッチ部の厚さCPTmより紙厚PTを減算し、インキ皮膜厚さIFTmを演算してメモリM26のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP104で基準インキ皮膜厚さIFTF記憶用メモリM27のインキ供給ユニットM用のアドレス位置より、インキ供給ユニットMの基準インキ皮膜厚さIFTFmを読み込んだ後、ステップP105でインキ供給ユニットMのインキ皮膜厚さIFTmよりインキ供給ユニットMの基準インキ皮膜厚さIFTFmを減算し、インキ供給ユニットMのインキ皮膜厚さ誤差量IFTDmを演算してメモリM28のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP106でインキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・ローラとパターン胴間のニップ圧補正量変換テーブルをメモリM61から読み込んだ後、ステップP107でインキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・ローラとパターン胴間のニップ圧補正量変換テーブルを用いて、インキ皮膜厚さ誤差量IFTDmより、インキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧補正量を求め、メモリM62のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP108でインキ皮膜厚さ誤差量−パターン胴と凹版胴間のニップ圧補正量変換テーブルをメモリM63から読み込んだ後、ステップP109でインキ皮膜厚さ誤差量−パターン胴と凹版胴間のニップ圧補正量変換テーブルを用いて、インキ皮膜厚さ誤差量IFTDmより、パターン胴−凹版胴間のニップ圧補正量を求め、メモリM64のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP110でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きした後、ステップP111でメモリM17からインキ供給ユニット総数Mmaxを読み込み、次いで、ステップP112でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP113でメモリM15のカウント値Mに1を書き込む一方、否であればステップP90に戻る。
次に、ステップP114で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の合計値記憶用メモリM39に、ゼロを書き込んだ後、ステップP115で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の合計値をメモリM39から読み込んだ後、ステップP116でインキ供給ユニットMの凹版胴−圧胴間の印圧補正量を読み込み、次いで、ステップP117で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の合計値にインキ供給ユニットMの凹版胴−圧胴間の印圧補正量を加算し、求めた値を凹版胴−圧胴間の印圧補正量の合計値記憶用メモリM39に上書きする。
次に、ステップP118でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きした後、ステップP119でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM17から読み込み、次いで、ステップP120でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP121で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の合計値をメモリM39から読み込んだ後、ステップP122でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM17から読み込み、次いで、ステップP123で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の合計値をインキ供給ユニット総数Mmaxで除算し、凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値を演算してメモリM40に記憶する。
以上のステップで、測定した各カラー・パッチ線Lのインキ皮膜厚さ及びエンボス量より、各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間、パターン胴−凹版胴間のニップ圧補正量、及び、凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値が求められる。
次に、ステップP124でメモリM15のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP125でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ106に接続されたA/D変換器105の出力を読み込んでメモリM65に記憶し、次いで、ステップP126でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ106に接続されたA/D変換器105の出力より、現在のインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧を演算してメモリM66に記憶する。
次に、ステップP127でメモリM62のインキ供給ユニットM用のアドレス位置より、インキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧補正量を読み込んだ後、ステップP128でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧補正量≠0か否かを判断し、可であればステップP129でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧補正量>0か否かを判断する一方、否であれば後述するステップP142に移行する。
前記ステップP129で可であればステップP130で現在のインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧にインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧補正量を加算し、目標とするインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧を演算してメモリM67のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP131で目標とするインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧より、目標とするインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ106に接続されたA/D変換器105の出力を演算し、メモリM68のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP132でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ103に正転指令が出力された後、ステップP133でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ106に接続されたA/D変換器105の出力を読み込んでメモリM65に記憶する。
次に、ステップP134で読み込んだインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ106に接続されたA/D変換器105の出力=目標とするインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ106に接続されたA/D変換器105の出力か否かを判断し、可であればステップP135でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ103への正転指令出力が停止されて後述するステップP142に移行する一方、否であればステップP133に戻る。
一方、前記ステップP129で否であればステップP136で現在のインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧にインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧補正量を加算し、目標とするインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧を演算してメモリM67のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP137で目標とするインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧より、目標とするインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ106に接続されたA/D変換器105の出力を演算し、メモリM68のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP138でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ103に逆転指令が出力された後、ステップP139でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ106に接続されたA/D変換器105の出力を読み込んでメモリM65に記憶する。
次に、ステップP140で読み込んだインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ106に接続されたA/D変換器105の出力=目標とするインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ106に接続されたA/D変換器105の出力か否かを判断し、可であればステップP141でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ103への逆転指令出力が停止されて後述するステップP142に移行する一方、否であればステップP139に戻る。
次に、ステップP142でインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ110に接続されたA/D変換器109の出力を読み込んでメモリM69に記憶した後、ステップP143でインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ110に接続されたA/D変換器109の出力より、現在のインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧を演算してメモリM70に記憶する。
次に、ステップP144でメモリM64のインキ供給ユニットM用のアドレス位置より、パターン胴−凹版胴間のニップ圧補正量を読み込んだ後、ステップP145でインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧補正量≠0か否かを判断し、可であればステップP146でインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧補正量>0か否かを判断する一方、否であれば後述するステップP153に移行する。
前記ステップP146で可であればステップP147で現在のインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧にインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧補正量を加算し、目標とするインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧を演算してメモリM71のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP148で目標とするインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧より、目標とするインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ110に接続されたA/D変換器109の出力を演算し、メモリM72のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP149でインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ107に正転指令が出力された後、ステップP150でインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ110に接続されたA/D変換器109の出力を読み込んでメモリM69に記憶する。
次に、ステップP151で読み込んだインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ110に接続されたA/D変換器109の出力=目標とするインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ110に接続されたA/D変換器109の出力か否かを判断し、可であればステップP152でインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ107への正転指令出力が停止されて後述するステップP153に移行する一方、否であればステップP150に戻る。
一方、前記ステップP146で否であればステップP156で現在のインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧にインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧補正量を加算し、目標とするインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧を演算してメモリM71のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP157で目標とするインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧より、目標とするインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ110に接続されたA/D変換器109の出力を演算し、メモリM72のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP158でインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ107に逆転指令が出力された後、ステップP159でインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ110に接続されたA/D変換器109の出力を読み込んでメモリM69に記憶する。
次に、ステップP160で読み込んだインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ110に接続されたA/D変換器109の出力=目標とするインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ110に接続されたA/D変換器109の出力か否かを判断し、可であればステップP161でインキ供給ユニットMのパターン胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ107への逆転指令出力が停止されて後述するステップP153に移行する一方、否であればステップP159に戻る。
次に、ステップP153でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きした後、ステップP154でメモリM17からインキ供給ユニット総数Mmaxを読み込み、次いで、ステップP155でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP162に移行する一方、否であればステップP125に戻る。
次に、ステップP162で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ100に接続されたA/D変換器99の出力を読み込んでメモリM57に記憶した後、ステップP163で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ100に接続されたA/D変換器99の出力より、現在の凹版胴−圧胴間の印圧を演算してメモリM58に記憶する。
次に、ステップP164でメモリM40より、凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値を読み込んだ後、ステップP165で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値≠0か否かを判断し、可であればステップP166で凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値>0か否かを判断する一方、否であればステップP1に戻る。
前記ステップP166で可であればステップP167で現在の凹版胴−圧胴間の印圧に凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値を加算し、目標とする凹版胴−圧胴間の印圧を演算してメモリM59に記憶した後、ステップP168で目標とする凹版胴−圧胴間の印圧より、目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ100に接続されたA/D変換器99の出力を演算し、メモリM60に記憶する。
次に、ステップP169で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ98に正転指令が出力された後、ステップP170で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ100に接続されたA/D変換器99の出力を読み込んでメモリM57に記憶する。
次に、ステップP171で読み込んだ凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ100に接続されたA/D変換器99の出力=目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ100に接続されたA/D変換器99の出力か否かを判断し、可であればステップP172で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ98への正転指令出力が停止されてステップP1に戻る一方、否であればステップP170に戻る。
一方、前記ステップP166で否であればステップP173で現在の凹版胴−圧胴間の印圧に凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値を加算し、目標とする凹版胴−圧胴間の印圧を演算してメモリM59に記憶した後、ステップP174で目標とする凹版胴−圧胴間の印圧より、目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ100に接続されたA/D変換器99の出力を演算し、メモリM60に記憶する。
次に、ステップP175で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ98に逆転指令が出力された後、ステップP176で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ100に接続されたA/D変換器99の出力を読み込んでメモリM57に記憶する。
次に、ステップP177で読み込んだ凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ100に接続されたA/D変換器99の出力=目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ100に接続されたA/D変換器99の出力か否かを判断し、可であればステップP178で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ98への逆転指令出力が停止されてステップP1に戻る一方、否であればステップP176に戻る。
以上のステップで、求められた各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・ローラ−パターン胴間、パターン胴−凹版胴間のニップ圧補正量、及び、凹版胴−圧胴間の印圧補正量の平均値に応じて、各部の実際のニップ圧及び印圧が補正される。
このようにして本実施例では、ダイレクト(タイプの)凹版印刷機において、表側距離測定器50や裏側距離測定器51を用いて印刷された紙Wのインキ皮膜厚さやエンボス量を測定し、この測定したエンボス量に応じて前述したモータ45を駆動制御して凹版胴14〜圧胴13間の印圧が自動で調整される。同様にして、測定したインキ皮膜厚さに応じて前述した各モータ104及び108を駆動制御して、各インキ供給ユニットにおけるインキ・ツボ・ローラ17a〜パターン胴16A間のニップ圧とパターン胴16A〜凹版胴14間のニップ圧が自動で調整される。
これにより、オペレータの手動操作に起因したニップ圧や印圧の調整ミスによる印刷障害を未然に回避でき、依ってオペレータの負担を軽減すると共にエンボス量やインキ皮膜厚さを高精度に管理して不良印刷物(損紙)の削減が図れる。
図21(a)乃至図21(c)は本発明の実施例3を示す制御装置の制御ブロック図、図22(a)乃至図22(c)は制御装置の動作フロー図、図23(a)乃至図23(e)は制御装置の動作フロー図、図24(a)乃至図24(d)は制御装置の動作フロー図、図25(a)及び図25(b)は制御装置の動作フロー図、図26は同じく凸版印刷機の概略構成図である。
図26に示すように、凸版印刷機においては、例えば図外の給紙装置から送られた紙が圧胴133のくわえ爪にくわえ替えられて搬送される。同時に、図外のインキ装置からのインキが版胴(凸版胴)131の版面上に転写・供給され、ここからゴム胴132を介して圧胴133上の紙に転写されるようになっている。
そして、本実施例では、インキ着けローラ(第1の回転体)130〜版胴(第2の回転体)131間のニップ圧(接触圧)と、版胴(第1の回転体)131〜ゴム胴(第2の回転体)132間のニップ圧(接触圧)と、ゴム胴(第1の回転体)132〜圧胴(第2の回転体)133間の印圧とが、自動で調整可能になっている。
前記ゴム胴132〜圧胴133間の印圧調整機構としては、図26に示すように、ゴム胴132の両端軸134を偏心軸受135に支持させ、この偏心軸受5をリンク機構136を介してモータ120で駆動する構成を採用すれば好適である。また、インキ着けローラ130〜版胴131間のニップ圧調整機構としては、例えば前述した図9に示すような構成を採用すれば好適であり、前記版胴131〜ゴム胴132間のニップ圧調整機構としては、例えば前述した図11に示すような構成を採用すれば好適である。
また、本実施例では、印刷された紙の印刷絵柄におけるインキ皮膜厚さを、前述した印刷物検査装置(図12(a),(b)参照)を用いて測定し、そのインキ皮膜厚さに応じて前述した各部分におけるニップ圧や印圧を、制御装置60により自動的に調整し得るようになっている。尚、本実施例では、前述した印刷物検査装置(図12(a),(b)参照)の表側距離測定器50のみを用いてインキ皮膜厚さを測定するが、表側にしか測定器を有しない専用の印刷物検査装置を用いて測定してもよい。
前記制御装置60は、図21(a)乃至図21(c)に示すように、CPU61とRAM62とROM63と各入出力装置64〜69とが共にBUS線72で接続されてなる。また、このBUS線72には、選択された印刷ユニットM番号記憶用メモリM1A,距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタの値記憶用メモリM2,距離測定器の天地方向の現在位置記憶用メモリM3,距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置記憶用メモリM4,距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタの値記憶用メモリM5,距離測定器の左右方向の現在位置記憶用メモリM6,距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置記憶用メモリM7,表側距離測定器の出力FD記憶用メモリM8,表側距離測定器から紙までの距離FDP記憶用メモリM10,表側距離測定器−測定台間の距離FRD記憶用メモリM12Aが接続される。
更にBUS線72には、紙厚PT記憶用メモリM13,距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の天地方向の位置記憶用メモリM14,カウント値M記憶用メモリM15,距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の左右方向の位置記憶用メモリM16,印刷ユニット総数Mmax記憶用メモリM17A,表側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離FDCm記憶用メモリM18,カラー・パッチ部の厚さCPTm記憶用メモリM25,インキ皮膜厚さIFTm記憶用メモリM26,基準インキ皮膜厚さIFTF記憶用メモリM27,インキ皮膜厚さ誤差量IFTDm記憶用メモリM28が接続される。
更にBUS線72には、インキ皮膜厚さ誤差量−インキ着けローラと版胴間のニップ圧補正量変換テーブル記憶用メモリM73,インキ着けローラ−版胴間のニップ圧補正量記憶用メモリM74,インキ皮膜厚さ誤差量−版胴とゴム胴間のニップ圧補正量変換テーブル記憶用メモリM75,版胴−ゴム胴間のニップ圧補正量記憶用メモリM76,インキ皮膜厚さ誤差量−ゴム胴と圧胴間の印圧補正量変換テーブル記憶用メモリM77,ゴム胴−圧胴間の印圧補正量記憶用メモリM78,インキ着けローラ−版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM79,現在のインキ着けローラ−版胴間のニップ圧記憶用メモリM80,目標とするインキ着けローラ−版胴間のニップ圧記憶用メモリM81,目標とするインキ着けローラ−版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM82が接続される。
更にBUS線72には、版胴−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM83,現在の版胴−ゴム胴間のニップ圧記憶用メモリM84,目標とする版胴−ゴム胴間のニップ圧記憶用メモリM85,目標とする版胴−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM86,ゴム胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM87,現在のゴム胴−圧胴間の印圧記憶用メモリM88,目標とするゴム胴−圧胴間の印圧記憶用メモリM89,目標とするゴム胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM90が接続される。
入出力装置64には、キーボード等の入力装置73とCRTやディスプレイ等の表示器74とプリンタやフロッピーディスク(登録商標)ドライブ等の出力装置75とが接続される。入出力装置65には前述した表側距離測定器50が接続される。
入出力装置66には、D/A変換器76及び天地方向移動用モータ・ドライバ77を介して前述した天地方向移動用モータ53が接続されると共に該モータ53に駆動連結された天地方向移動用モータ用ロータリ・エンコーダ79が天地方向の現在位置測定用カウンタ78を介して接続される。また、入出力装置66には、天地方向原点位置検出器80も接続される。
更に、入出力装置66には、D/A変換器81及び左右方向移動用モータ・ドライバ82を介して前述した左右方向移動用モータ55が接続されると共に該モータ55に駆動連結された左右方向移動用モータ用ロータリ・エンコーダ84が左右方向の現在位置測定用カウンタ83を介して接続される。また、入出力装置66には、左右方向原点位置検出器85も接続される。
入出力装置67には、インキ着けローラ−版胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ111を介してインキ着けローラ−版胴間のニップ圧調整用モータ112(実施例1のモータ32に相当)が接続されると共に、A/D変換器113を介して、モータ112に駆動連結されたインキ着けローラ−版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ114が接続される。
入出力装置68には、版胴−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ115を介して版胴−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ116(実施例1のモータ44に相当)が接続されると共に、A/D変換器117を介して、モータ116に駆動連結された版胴−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ118が接続される。
入出力装置69には、ゴム胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ119を介してゴム胴−圧胴間の印圧調整用モータ120が接続されると共に、A/D変換器121を介して、モータ120に駆動連結されたゴム胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ122が接続される。
前述した入出力装置67〜69は、1色目の印刷ユニットにおけるもので、2色目〜4色目の印刷ユニットにおいても同様に構成される。從って、重複する説明は省略する。
そして、前記制御装置60は、前述した表側距離測定器50を用いて測定したインキ皮膜厚さに応じて、前述した各モータ112,116,120を駆動制御し、前述した各部分におけるニップ圧や印圧を自動的に調整し得るようになっている。
このような制御装置60の制御動作を、図22(a)乃至図22(c),図23(a)乃至図23(e),図24(a)乃至図24(d),図25(a)及び図25(b)の動作フロー図にしたがって詳述する。
先ず、ステップP1で印刷ユニット選択スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP2で選択された印刷ユニット番号MをメモリM1Aに記憶した後、ステップP3でインキ着けローラ−版胴間のニップ圧調整選択スイッチがONされたか否かを判断する。ステップP1で否であれば直にステップP3に移行する。
次に、ステップP3で可であればステップP4で圧調整完了スイッチがONされたか否かを判断し、次いで、ステップP4で否であればステップP5でアップ・ボタンがONされたか否かを判断する。一方、ステップP3で否であると共にステップP4で可であれば後述するステップP15に移行する。
次に、ステップP5で可であればステップP6で選択された印刷ユニット番号MをメモリM1Aから読み込んだ後、ステップP7で印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ111に正転指令を出力する。一方、ステップP5で否であれば後述するステップP10に移行する。
次に、ステップP8でアップ・ボタンがOFFされると、ステップP9で印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ111への正転指令出力が停止される。
次に、ステップP10でダウン・ボタンがONされたか否かを判断し、可であればステップP11で選択された印刷ユニット番号MをメモリM1Aから読み込んだ後、ステップP12で印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ111に逆転指令が出力される。
次いで、ステップP13でダウン・ボタンがOFFされると、ステップP14で印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ111への逆転指令出力が停止され、ステップP4に戻る。一方、ステップP10で否であれば即ステップP4に戻る。
次に、ステップP15で版胴−ゴム胴間のニップ圧調整選択スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP16で圧調整完了スイッチがONされたか否かを判断し、次いで、ステップP16で否であればステップP17でアップ・ボタンがONされたか否かを判断する。一方、ステップP15で否であると共にステップP16で可であれば後述するステップP27に移行する。
次に、ステップP17で可であればステップP18で選択された印刷ユニット番号MをメモリM1Aから読み込んだ後、ステップP19で印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ115に正転指令を出力する。一方、ステップP17で否であれば後述するステップP22に移行する。
次に、ステップP20でアップ・ボタンがOFFされると、ステップP21で印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ115への正転指令出力が停止される。
次に、ステップP22でダウン・ボタンがONされたか否かを判断し、可であればステップP23で選択された印刷ユニット番号MをメモリM1Aから読み込んだ後、ステップP24で印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ115に逆転指令が出力される。
次いで、ステップP25でダウン・ボタンがOFFされると、ステップP26で印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ115への逆転指令出力が停止され、ステップP16に戻る。一方、ステップP22で否であれば即ステップP16に戻る。
次に、ステップP27でゴム胴−圧胴間の印圧調整選択スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP28で圧調整完了スイッチがONされたか否かを判断し、次いで、ステップP28で否であればステップP29でアップ・ボタンがONされたか否かを判断する。一方、ステップP27で否であると共にステップP28で可であれば後述するステップP39に移行する。
次に、ステップP29で可であればステップP30で選択された印刷ユニット番号MをメモリM1Aから読み込んだ後、ステップP31で印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ119に正転指令を出力する。一方、ステップP29で否であれば後述するステップP34に移行する。
次に、ステップP32でアップ・ボタンがOFFされると、ステップP33で印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ119への正転指令出力が停止される。
次に、ステップP34でダウン・ボタンがONされたか否かを判断し、可であればステップP35で選択された印刷ユニット番号MをメモリM1Aから読み込んだ後、ステップP36で印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ119に逆転指令が出力される。
次いで、ステップP37でダウン・ボタンがOFFされると、ステップP38で印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ119への逆転指令出力が停止され、ステップP28に戻る。一方、ステップP34で否であれば即ステップP28に戻る。
以上のステップで、オペレータによる各ニップ圧や印圧の手動による調整が完了する。
次に、ステップP39で紙厚測定スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP40で天地方向移動用モータ・ドライバ77に正転指令が出力された後、ステップP41で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ78の値を読込みメモリM2に記憶する。
次に、ステップP42で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタの値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算し、メモリM3に記憶した後、ステップP43で距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置をメモリM4から読込む。
次に、ステップP44で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置か否かを判断し、可であればステップP45で天地方向移動用モータ・ドライバ77への正転指令出力が停止される一方、否であればステップP41に戻る。
次に、ステップP46で左右方向移動用モータ・ドライバ82に正転指令が出力された後、ステップP47で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ83の値を読込みメモリM5に記憶し、次いでステップP48で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタの値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算し、メモリM6に記憶する。
次に、ステップP49で距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置をメモリM7から読込んだ後、ステップP50で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置か否かを判断し、可であればステップP51で距離測定器に測定指令信号を出力する一方、否であればステップP47に戻る。
次に、ステップP52で表側距離測定器50の出力FDを読み込み、メモリM8に記憶した後、ステップP53で左右方向移動用モータ・ドライバ82への正転指令出力が停止される。
次に、ステップP54で左右方向移動用モータ・ドライバ82に逆転指令が出力された後、ステップP55で距離測定器の左右方向原点位置検出器85の出力がONされると、ステップP56で左右方向移動用モータ・ドライバ82への逆転指令出力が停止される。
次に、ステップP57で天地方向移動用モータ・ドライバ77に逆転指令が出力された後、ステップP58で距離測定器の天地方向原点位置検出器80の出力がONされると、ステップP59で天地方向移動用モータ・ドライバ77への逆転指令出力が停止される。
次に、ステップP60で表側距離測定器50の出力FDより、表側距離測定器から紙までの距離FDPを演算し、メモリM10に記憶した後、ステップP61で表側距離測定器−測定台間の距離FDFをメモリM12Aから読み込み、次いで、ステップP62で表側距離測定器−測定台間の距離FDFより、表側距離測定器から紙までの距離FDPを減算し、紙厚PTを演算してメモリM13に記憶してからステップP1に戻る。
以上のステップで、測定対象である紙Wの厚さが測定される。尚、前記紙厚側定位置は、紙Wのうち、何も印刷されていない部分、言い換えれば、インキ皮膜が無い部分が設定される。
一方、前述したステップP39で否であればステップP63でカラー・パッチ測定スイッチがONされたか否かを判断する。ここで、可であればステップP64で天地方向移動用モータ・ドライバ77に正転指令が出力される一方、否であればステップP1に戻る。
次に、ステップP65で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ78の値を読込みメモリM2に記憶した後、ステップP66で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタの値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算し、メモリM3に記憶し、次いで、ステップP67で距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の天地方向の位置をメモリM14から読込む。
次に、ステップP68で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきカラー・パッチ線の天地方向の位置か否かを判断し、可であればステップP69で天地方向移動用モータ・ドライバ77への正転指令出力が停止される一方、否であればステップP65に戻る。
次に、ステップP70でメモリM15のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP71で左右方向移動用モータ・ドライバ82に正転指令が出力されたら、ステップP72で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ83の値を読込み、メモリM5に記憶する。
次に、ステップP73で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタの値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算し、メモリM6に記憶した後、ステップP74で距離測定器によって測定すべき印刷ユニットMのカラー・パッチ線の左右方向の位置をメモリM16から読込む。
次に、ステップP75で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべき印刷ユニットMのカラー・パッチ線の左右方向の位置か否かを判断し、可であればステップP76で距離測定器に測定指令信号が出力される一方否であればステップP72に戻る。
次に、ステップP77で表側距離測定器50の出力FDmを読み込み、メモリM8の印刷ユニットM用のアドレス位置に記憶してから、ステップP78でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きした後、ステップP79でメモリM17Aから印刷ユニット総数Mmaxを読み込み、次いで、ステップP80でカウント値M>印刷ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP81で左右方向移動用モータ・ドライバ82への正転指令出力が停止される一方否であればステップP72に戻る。
次に、ステップP82で左右方向移動用モータ・ドライバ82に逆転指令が出力された後、ステップP83で距離測定器の左右方向の原点位置検出器85の出力がONされると、ステップP84で左右方向移動用モータ・ドライバ82への逆転指令出力が停止される。
次に、ステップP85で天地方向移動用モータ・ドライバ77に逆転指令が出力された後、ステップP86で距離測定器の天地方向原点位置検出器80の出力がONされると、ステップP87で天地方向移動用モータ・ドライバ77への逆転指令出力が停止される。
以上のステップで、表側距離測定器50から各印刷ユニットで印刷されたカラー・パッチ線Lまでの距離が測定される。
次に、ステップP88でメモリM15のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP89でメモリM8の印刷ユニットM用のアドレス位置に記憶された表側距離測定器50の出力FDmを読み込み、次いで、ステップP90でメモリM8の印刷ユニットM用のアドレス位置に記憶された表側距離測定器50の出力FDmより、表側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離FDCmを演算し、メモリM18に記憶する。
次に、ステップP91で表側距離測定器−測定台間の距離FDFをメモリM12Aから読み込んだ後、ステップP92で表側距離測定器−測定台間の距離FDFより、表側距離測定器からカラー・パッチ部までの距離FDCmを減算してカラー・パッチ部の厚さCPTmを演算し、メモリM25に記憶する。
次に、ステップP93で紙厚PTをメモリM13から読み込んだ後、ステップP94でカラー・パッチ部の厚さCPTmより紙厚PTを減算してインキ皮膜厚さIFTmを演算し、メモリM26の印刷ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP95で基準インキ皮膜厚さIFTF記憶用メモリM27の印刷ユニットM用のアドレス位置より、印刷ユニットMの基準インキ皮膜厚さIFTFmを読み込んだ後、ステップP96で印刷ユニットMのインキ皮膜厚さIFTmより印刷ユニットMの基準インキ皮膜厚さIFTFmを減算して印刷ユニットMのインキ皮膜厚さ誤差量IFTDmを演算し、メモリM28の印刷ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP97でインキ皮膜厚さ誤差量−インキ着けローラと版胴間のニップ圧補正量変換テーブルをメモリM73から読み込んだ後、ステップP98でインキ皮膜厚さ誤差量−インキ着けローラと版胴間のニップ圧補正量変換テーブルを用いて、インキ皮膜厚さ誤差量IFTDmより、インキ着けローラ−版胴間のニップ圧補正量を求め、メモリM74の印刷ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP99でインキ皮膜厚さ誤差量−版胴とゴム胴間のニップ圧補正量変換テーブルをメモリM75から読み込んだ後、ステップP100でインキ皮膜厚さ誤差量−版胴とゴム胴間のニップ圧補正量変換テーブルを用いて、インキ皮膜厚さ誤差量IFTDmより、版胴−ゴム胴間のニップ圧補正量を求め、メモリM76の印刷ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP101でインキ皮膜厚さ誤差量−ゴム胴と圧胴間の印圧補正量変換テーブルをメモリM77から読み込んだ後、ステップP102でインキ皮膜厚さ誤差量−ゴム胴と圧胴間の印圧補正量変換テーブルを用いて、インキ皮膜厚さ誤差量IFTDmより、ゴム胴−圧胴間の印圧補正量を求め、メモリM78の印刷ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP103でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きした後、ステップP104でメモリM17Aから印刷ユニット総数Mmaxを読み込み、次いで、ステップP105でカウント値M>印刷ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP106に移行する一方否であればステップP89に戻る。
以上のステップで、測定した各カラー・パッチ線Lのインキ皮膜厚さより、各印刷ユニットのインキ着けローラ−版胴間、版胴−ゴム胴間のニップ圧補正量及びゴム胴−圧胴間の印圧補正量が求められる。
次に、ステップP106でメモリM15のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP107で印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ114に接続されたA/D変換器113の出力を読み込んでメモリM79に記憶し、次いで、ステップP108で印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ114に接続されたA/D変換器113の出力より、現在の印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧を演算してメモリM80に記憶する。
次に、ステップP109でメモリM74の印刷ユニットM用のアドレス位置より、インキ着けローラ−版胴間のニップ圧補正量を読み込んだ後、ステップP110で印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧補正量≠0か否かを判断し、可であればステップP111で印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧補正量>0か否かを判断する一方、否であれば後述するステップP124に移行する。
前記ステップP111で可であればステップP112で現在の印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧に印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧補正量を加算し、目標とする印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧を演算してメモリM81の印刷ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP113で目標とする印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧より、目標とする印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ114に接続されたA/D変換器113の出力を演算し、メモリM82の印刷ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP114で印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ111に正転指令が出力された後、ステップP115で印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ114に接続されたA/D変換器113の出力を読み込んでメモリM79に記憶する。
次に、ステップP116で読み込んだ印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ114に接続されたA/D変換器113の出力=目標とする印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ114に接続されたA/D変換器113の出力か否かを判断し、可であればステップP117で印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ111への正転指令出力が停止されて後述するステップP124に移行する一方、否であればステップP115に戻る。
一方、前記ステップP111で否であればステップP118で現在の印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧に印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧補正量を加算し、目標とする印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧を演算してメモリM81の印刷ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP119で目標とする印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧より、目標とする印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ114に接続されたA/D変換器113の出力を演算し、メモリM82の印刷ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP120で印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ111に逆転指令が出力された後、ステップP121で印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ114に接続されたA/D変換器113の出力を読み込んでメモリM79に記憶する。
次に、ステップP122で読み込んだ印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ114に接続されたA/D変換器113の出力=目標とする印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ114に接続されたA/D変換器113の出力か否かを判断し、可であればステップP123で印刷ユニットMのインキ着けローラ−版胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ111への逆転指令出力が停止されて後述するステップP124に移行する一方、否であればステップP121に戻る。
次に、ステップP124で印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ118に接続されたA/D変換器117の出力を読み込んでメモリM83に記憶し、次いで、ステップP125で印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ118に接続されたA/D変換器117の出力より、現在の印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧を演算してメモリM84に記憶する。
次に、ステップP126でメモリM76の印刷ユニットM用のアドレス位置より、版胴−ゴム胴間のニップ圧補正量を読み込んだ後、ステップP127で印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧補正量≠0か否かを判断し、可であればステップP128で印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧補正量>0か否かを判断する一方、否であれば後述するステップP141に移行する。
前記ステップP128で可であればステップP129で現在の印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧に印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧補正量を加算し、目標とする印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧を演算してメモリM85の印刷ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP130で目標とする印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧より、目標とする印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ118に接続されたA/D変換器117の出力を演算し、メモリM86の印刷ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP131で印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ115に正転指令が出力された後、ステップP132で印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ118に接続されたA/D変換器117の出力を読み込んでメモリM83に記憶する。
次に、ステップP133で読み込んだ印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ118に接続されたA/D変換器117の出力=目標とする印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ118に接続されたA/D変換器117の出力か否かを判断し、可であればステップP134で印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ115への正転指令出力が停止されて後述するステップP141に移行する一方、否であればステップP132に戻る。
一方、前記ステップP128で否であればステップP135で現在の印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧に印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧補正量を加算し、目標とする印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧を演算してメモリM85の印刷ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP136で目標とする印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧より、目標とする印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ118に接続されたA/D変換器117の出力を演算し、メモリM86の印刷ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP137で印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ115に逆転指令が出力された後、ステップP138で印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ118に接続されたA/D変換器117の出力を読み込んでメモリM83に記憶する。
次に、ステップP139で読み込んだ印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ118に接続されたA/D変換器117の出力=目標とする印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ用ポテンショ・メータ118に接続されたA/D変換器117の出力か否かを判断し、可であればステップP140で印刷ユニットMの版胴−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ・ドライバ115への逆転指令出力が停止されて後述するステップP141に移行する一方、否であればステップP138に戻る。
次に、ステップP141で印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ122に接続されたA/D変換器121の出力を読み込んでメモリM87に記憶し、次いで、ステップP142で印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ122に接続されたA/D変換器121の出力より、現在の印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧を演算してメモリM88に記憶する。
次に、ステップP143でメモリM78の印刷ユニットM用のアドレス位置より、ゴム胴−圧胴間の印圧補正量を読み込んだ後、ステップP144で印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧補正量≠0か否かを判断し、可であればステップP145で印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧補正量>0か否かを判断する一方、否であれば後述するステップP152に移行する。
前記ステップP145で可であればステップP146で現在の印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧に印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧補正量を加算し、目標とする印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧を演算してメモリM89の印刷ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP147で目標とする印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧より、目標とする印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ122に接続されたA/D変換器121の出力を演算し、メモリM90の印刷ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP148で印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ119に正転指令が出力された後、ステップP149で印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ122に接続されたA/D変換器121の出力を読み込んでメモリM87に記憶する。
次に、ステップP150で読み込んだ印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ122に接続されたA/D変換器121の出力=目標とする印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ122に接続されたA/D変換器121の出力か否かを判断し、可であればステップP151で印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ119への正転指令出力が停止されて後述するステップP152に移行する一方、否であればステップP149に戻る。
一方、前記ステップP145で否であればステップP155で現在の印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧に印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧補正量を加算し、目標とする印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧を演算してメモリM89の印刷ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP156で目標とする印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧より、目標とする印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ122に接続されたA/D変換器121の出力を演算し、メモリM90の印刷ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP157で印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ119に逆転指令が出力された後、ステップP158で印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ122に接続されたA/D変換器121の出力を読み込んでメモリM87に記憶する。
次に、ステップP159で読み込んだ印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ122に接続されたA/D変換器121の出力=目標とする印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ122に接続されたA/D変換器121の出力か否かを判断し、可であればステップP160で印刷ユニットMのゴム胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ119への逆転指令出力が停止されて後述するステップP152に移行する一方、否であればステップP158に戻る。
次に、ステップP152でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きした後、ステップP153でメモリM17Aから印刷ユニット総数Mmaxを読み込み、次いで、ステップP154でカウント値M>印刷ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP1に移行する一方否であればステップP107に戻る。
以上のステップで、求められた各印刷ユニットのインキ着けローラ−版胴間、版胴−ゴム胴間のニップ圧補正量及びゴム胴−圧胴間の印圧補正量に応じて、各部の実際のニップ圧及び印圧が補正される。
このようにして本実施例では、凸版印刷機において、表側距離測定器50を用いて印刷された紙Wのインキ皮膜厚さを測定し、この測定したインキ皮膜厚さに応じて前述した各モータ112,116及び120を駆動制御して、各印刷ユニットにおけるインキ着けローラ−版胴間のニップ圧と版胴−ゴム胴間のニップ圧とゴム胴−圧胴間の印圧が自動で調整される。
これにより、オペレータの手動操作に起因したニップ圧や印圧の調整ミスによる印刷障害を未然に回避でき、依ってオペレータの負担を軽減すると共にインキ皮膜厚さを高精度に管理して不良印刷物(損紙)の削減が図れる。
尚、本発明は上記各実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、胴配列の異なる印刷機への適用や各部分のニップ圧・印圧調整手段の構造変更等各種変更が可能であることはいうまでもない。
本発明の実施例1を示す制御装置の制御ブロック図である。 制御装置の制御ブロック図である。 制御装置の制御ブロック図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 製御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 同じくオルロフ凹版印刷機の概略構成図である。 インキ・ツボ・ローラ〜インキ着けローラ間のニップ圧調整機構の説明図である。 インキ着けローラ〜パターン・ローラ間のニップ圧調整機構の説明図である。 パターン・ローラ〜ゴム胴間のニップ圧調整機構の説明図である。 ゴム胴〜凹版胴間及び凹版胴〜圧胴間のニップ圧及び印圧調整機構の説明図である。 印刷物検査装置の平面図である。 印刷物検査装置の側断面図である。 エンボス部分の印刷状態図である。 カラー・パッチの説明図である。 本発明の実施例2を示す制御装置の制御ブロック図である。 制御装置の制御ブロック図である。 制御装置の制御ブロック図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 同じくダイレクト凹版印刷機の概略構成図である。 本発明の実施例3を示す制御装置の制御ブロック図である。 制御装置の制御ブロック図である。 制御装置の制御ブロック図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 制御装置の動作フロー図である。 同じく凸版印刷機の概略構成図である。
符号の説明
13 圧胴
14 凹版胴
15 ゴム胴
16 パターン・ローラ
16A パターン胴
17 インキ装置
17a インキ・ツボ・ローラ
17b インキ着けローラ
24 インキ・ツボ・ローラ−インキ着けローラ間のニップ圧調整用モータ
32 インキ着けローラ−パターン・ローラ間のニップ圧調整用モータ
38 パターン・ローラ−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ
44 ゴム胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ
45 凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ
50 表側距離測定器
51 裏側距離測定器
60 制御装置
104 インキ・ツボ・ローラ−パターン胴間のニップ圧調整用モータ
108 パターン胴−凹版胴間のニップ圧調整用モータ
112 インキ着けローラ−版胴間のニップ圧調整用モータ
116 版胴−ゴム胴間のニップ圧調整用モータ
120 ゴム胴−圧胴間の印圧調整用モータ
130 インキ着けローラ
131 版胴
132 ゴム胴
133 圧胴

Claims (6)

  1. インキが供給される凹版胴と、
    前記凹版胴に対向し、同凹版胴よりインキを供給される被印刷部材を保持する圧胴と、
    前記凹版胴と圧胴の印圧を調整する印圧調整手段と、
    を備えた凹版印刷機において、
    前記凹版印刷機で印刷された印刷物のエンボス量を測定するエンボス量測定手段を備え、
    前記凹版印刷機で印刷された印刷物のエンボス量を測定し、
    測定したエンボス量より前記印圧調整手段を制御する
    ことを特徴とする印刷機の印刷品質管理方法。
  2. インキが供給される第1の回転体と、
    前記第1の回転体からインキを供給される第2の回転体と、
    前記第1の回転体と第2の回転体の間の接触圧を調整する接触圧調整手段と、
    を備えた凹版印刷機又は凸版印刷機において、
    前記凹版印刷機又は凸版印刷機で印刷された印刷物のインキ皮膜厚さを測定するインキ皮膜厚さ測定手段を備え、
    前記凹版印刷機又は凸版印刷機で印刷された印刷物のインキ皮膜厚さを測定し、
    測定したインキ皮膜厚さより前記接触圧調整手段を制御する
    ことを特徴とする印刷機の印刷品質管理方法。
  3. インキが供給される第1の回転体と、
    前記第1の回転体に対向し、同第1の回転体よりインキを供給される被印刷部材を保持する第2の回転体と、
    前記第1の回転体と第2の回転体の印圧を調整する印圧調整手段と、
    を備えた凹版印刷機又は凸版印刷機において、
    前記凹版印刷機又は凸版印刷機で印刷された印刷物のインキ皮膜厚さを測定するインキ皮膜厚さ測定手段を備え、
    前記凹版印刷機又は凸版印刷機で印刷された印刷物のインキ皮膜厚さを測定し、
    測定したインキ皮膜厚さより前記印圧調整手段を制御する
    ことを特徴とする印刷機の印刷品質管理方法。
  4. インキが供給される凹版胴と、
    前記凹版胴に対向し、同凹版胴よりインキを供給される被印刷部材を保持する圧胴と、
    前記凹版胴と圧胴の印圧を調整する印圧調整手段と、
    を備えた凹版印刷機において、
    前記凹版印刷機で印刷された印刷物のエンボス量を測定するエンボス量測定手段を備え、
    前記エンボス量測定手段で測定したエンボス量より前記印圧調整手段を制御する制御手段を備えた
    ことを特徴とする印刷機の印刷品質管理装置。
  5. インキが供給される第1の回転体と、
    前記第1の回転体からインキを供給される第2の回転体と、
    前記第1の回転体と第2の回転体の間の接触圧を調整する接触圧調整手段と、
    を備えた凹版印刷機又は凸版印刷機において、
    前記凹版印刷機又は凸版印刷機で印刷された印刷物のインキ皮膜厚さを測定するインキ皮膜厚さ測定手段を備え、
    前記インキ皮膜厚さ測定手段で測定したインキ皮膜厚さより前記接触圧調整手段を制御する制御手段を備えた
    ことを特徴とする印刷機の印刷品質管理装置。
  6. インキが供給される第1の回転体と、
    前記第1の回転体に対向し、同第1の回転体よりインキを供給される被印刷部材を保持する第2の回転体と、
    前記第1の回転体と第2の回転体の印圧を調整する印圧調整手段と、
    を備えた凹版印刷機又は凸版印刷機において、
    前記凹版印刷機又は凸版印刷機で印刷された印刷物のインキ皮膜厚さを測定するインキ皮膜厚さ測定手段を備え、
    前記インキ皮膜厚さ測定手段で測定したインキ皮膜厚さより前記印圧調整手段を制御する制御手段を備えた
    ことを特徴とする印刷機の印刷品質管理装置。
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