JP2009000888A - 多面付け印刷における印刷品質管理方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さやエンボス量を測定し、測定結果に応じて多面付け印刷でのインキ供給量や印圧を自動調整し得るようにした多面付け印刷の印刷品質管理方法及び装置を提供する。
【解決手段】エンボス部を有する図柄を印刷する第1のオルロフ凹版印刷機と、インキ量を調整するインキ・ツボ・キー駆動用モータとを備えた第2のオルロフ凹版印刷機とを備え、前記第2オルロフ凹版印刷機で1枚の紙Wに複数の前記エンボス部を有する図柄を印刷する多面付け印刷において、前記第1のオルロフ凹版印刷機で印刷されたエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さを測定する表側距離測定器及び裏側距離測定器と、測定した第1のオルロフ凹版印刷機で印刷されたエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さに基づき第2のオルロフ凹版印刷機のインキ・ツボ・キー駆動用モータを制御する制御手段と、を備えた。
【選択図】図11

Description

本発明は、凹版印刷機や凸版印刷機による多面付け印刷における印刷品質管理方法及び装置に関する。
従来、1枚の印刷用紙に複数の同一のエンボス部を有する図柄を印刷する多面付け印刷においては、エンボス部を有する図柄1枚を小型の凹版又は凸版印刷機でサンプル印刷しておき、大型の凹版又は凸版印刷機で実際に多面付け印刷を行う際に、オペレータが小型の凹版又は凸版印刷機で印刷されたサンプル印刷物と実際に印刷されている多面付け印刷物の各図柄を目視で見比べながら、サンプル印刷物と多面付け印刷物の各図柄が同じになるように、インキ装置におけるインキ供給量や印圧(所謂芯間距離)を調整している。
実開平3−124838号公報
上述したように、オペレータがサンプル印刷物と多面付け印刷物の各図柄を目視で見比べながら、その主観により、インキ供給量や印圧を調整しているため、オペレータに負担がかかると共に、オペレータが基本的に勘で調整している為、調整ミスが発生し、不良印刷物が発生してしまう、という問題があった。また、調整時間の増大で生産量がダウンするという問題もあった。
そこで、本発明は、サンプル印刷物のエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さやエンボス量を測定し、それらの測定結果に応じて、多面付け印刷に際して、インキ装置のインキ供給量や凹版胴又は凸版胴と圧胴との間の印圧を自動的に調整し得るようにした多面付け印刷における印刷品質管理方法及び装置を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための、本発明に係る多面付け印刷における印刷品質管理方法は、
エンボス部を有する図柄を印刷する第1の凹版又は凸版印刷機と、
インキを貯えるインキ貯留部と該インキ貯留部から供給されるインキ量を調整するインキ供給量調整手段とを備えた第2の凹版又は凸版印刷機と、
を備え、前記第2の凹版又は凸版印刷機で1枚の印刷用紙に複数の前記エンボス部を有する図柄を印刷する多面付け印刷において、
前記第1の凹版又は凸版印刷機で印刷されたエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さを測定し、
測定した前記第1の凹版又は凸版印刷機で印刷されたエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さに基づいて、前記第2の凹版又は凸版印刷機の前記インキ供給量調整手段を制御することを特徴とする。
また、
前記第2の凹版又は凸版印刷機は、インキが供給される凹版胴又は凸版胴と、前記凹版胴又は凸版胴に対向し前記凹版胴又は凸版胴よりインキを供給される被印刷部材を保持する圧胴と、前記凹版胴又は凸版胴と圧胴の間の印圧を調整する印圧調整手段とを備え、
前記第1の凹版又は凸版印刷機で印刷されたエンボス部を有する図柄のエンボス部のエンボス量を測定し、
測定した前記第1の凹版又は凸版印刷機で印刷されたエンボス部を有する図柄のエンボス部のエンボス量に基づいて、前記第2の凹版又は凸版印刷機の前記印圧調整手段を制御することを特徴とする。
前述した課題を解決するための、本発明に係る多面付け印刷における印刷品質管理装置は、
エンボス部を有する図柄を印刷する第1の凹版又は凸版印刷機と、
インキを貯えるインキ貯留部と該インキ貯留部から供給されるインキ量を調整するインキ供給量調整手段とを備えた第2の凹版又は凸版印刷機と、
を備え、前記第2の凹版又は凸版印刷機で1枚の印刷用紙に複数の前記エンボス部を有する図柄を印刷する多面付け印刷において、
前記第1の凹版又は凸版印刷機で印刷されたエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さを測定する測定手段と、
前記測定手段で測定した前記第1の凹版又は凸版印刷機で印刷されたエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さに基づいて、前記第2の凹版又は凸版印刷機の前記インキ供給量調整手段を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
また、
前記第2の凹版又は凸版印刷機は、インキが供給される凹版胴又は凸版胴と、前記凹版胴又は凸版胴に対向し前記凹版胴又は凸版胴よりインキを供給される被印刷部材を保持する圧胴と、前記凹版胴又は凸版胴と圧胴の間の印圧を調整する印圧調整手段とを備えると共に、
前記第1の凹版又は凸版印刷機で印刷されたエンボス部を有する図柄のエンボス部のエンボス量を測定する測定手段を備え、
前記制御手段は、前記測定手段で測定した前記第1の凹版又は凸版印刷機で印刷されたエンボス部を有する図柄のエンボス部のエンボス量に基づいて、前記第2の凹版又は凸版印刷機の前記印圧調整手段を制御することを特徴とする。
本発明に係る多面付け印刷における印刷品質管理方法及び装置によれば、サンプル印刷物のエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さやエンボス量を測定し、それらの測定結果に応じて、多面付け印刷に際して、インキ装置のインキ供給量や凹版胴又は凸版胴と圧胴との間の印圧(芯間距離)を自動的に調整し得るようにしたので、オペレータの負担を軽減することができると共に、オペレータの調整ミスによる不良印刷物の発生を回避することができる。また、調整時間の短縮で生産性が向上する。
以下、本発明に係る多面付け印刷における印刷品質管理方法及び装置を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
図1(a)及び図1(b)は本発明の実施例1を示すプリセット装置の制御ブロック図、図2はインキ・ツボ・ローラ制御装置の制御ブロック図、図3はインキ・ツボ・キー制御装置の制御ブロック図、図4(a)及び図4(b)はプリセット装置の動作フロー図、図5(a)乃至図5(c)はプリセット装置の動作フロー図、図6(a)及び図6(b)はプリセット装置の動作フロー図、図7(a)及び図7(b)はプリセット装置の動作フロー図、図8(a)及び図8(b)はプリセット装置の動作フロー図、図9はインキ・ツボ・キー制御装置の動作フロー図、図10はインキ・ツボ・ローラ制御装置の動作フロー図、図11は同じくオルロフ凹版印刷機の概略構成図、図12はインキ装置の概略構成図、図13は凹版胴〜圧胴間の印圧調整機構の説明図、図14(a)は印刷物検査装置の平面図、図14(b)は印刷物検査装置の側断面図、図15(a)はエンボス部分の印刷状態図、図15(b)はカラー・パッチの説明図である。
図11に示すように、多面付け印刷を行なう第2の凹版印刷機(大型印刷機)としてのオルロフ(タイプの)凹版印刷機においては、例えば図外の給紙装置から差板10上に送り出された紙(印刷用紙:印刷前の被印刷部材,印刷後の印刷物)がスイング装置11から渡胴12を介して圧胴13のくわえ爪にくわえ替えられて搬送される。同時に、各インキ装置17のインキがパターン・ローラ16を介してゴム胴(インキ集合胴)15に転写され、凹版胴14の版面上に供給され、供給されたインキの余剰分がワイピングローラ19で取り除かれる。
従って、圧胴13のくわえ爪にくわえられ搬送される紙は、圧胴13と凹版胴14との間を通過するときに印刷され、排紙チェーン20の排紙爪にくわえ替えられ、排紙チェーン20の走行により搬送されて図外の紙積台上に落下積載される。
そして、図12に示すように、各インキ供給ユニットのインキ装置17において、インキ・ツボ・ローラ17aが印刷機の原動モータとは別に、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ(インキ供給量調整手段)108で駆動されると共に、インキ・ツボ・キー17d(17d−1〜17d−n)がインキ・ツボ・キー駆動用モータ(インキ供給量調整手段)128で駆動され、本実施例では、そのうちのインキ・ツボ・キー駆動用モータ128によるインキ・ツボ・キーの開き量制御により、インキ・ツボ(インキ貯留部)17cからのインキ供給量がプリセット時に自動で調整可能になっている。
また、後述する凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ(印圧調整手段)45を駆動制御することで、凹版胴14と圧胴13との間の印圧がプリセット時に自動で調整可能になっている。
前記凹版胴14と圧胴13との間の印圧調整機構としては、例えば図13に示すような構成を採用すれば好適である。これは、印刷に際しては、油圧シリンダ40を伸長することでレバー41とターンバックル42を介して第1軸受メタル43が図中反時計方向に回動し、その偏心作用により凹版胴14に対し圧胴13の大きな印圧が作用する。そして、プリセット或いは印刷途中で印圧を調整する場合は、モータ45で操作軸46を回動させると、ウォームギア47とセクタギア48の噛み合いで第2軸受メタル49が回動することから、第1軸受メタル43も回動し(この場合、第2軸受メタル49と逆方向に回動する)、印圧が調整される。尚、このような構成において操作軸46を手動で回転させることは特許文献1等で公知である。
そして、本実施例では、サンプル印刷を行う第1の凹版印刷機(小型印刷機)としてのオルロフ(タイプの)凹版印刷機において印刷されたエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さを、図14に示した表側距離測定器(測定手段)74及び裏側距離測定器(測定手段)75を用いて測定し、そのインキ皮膜厚さに応じて、前述した多面付け印刷を行う第2の凹版印刷機(大型印刷機)としてのオルロフ(タイプの)凹版印刷機において、前述したインキ供給量を、プリセット時に、自動的に調整し得るようになっている。
また、サンプル印刷を行う第1の凹版印刷機(小型印刷機)としてのオルロフ(タイプの)凹版印刷機において印刷されたエンボス部を有する図柄のエンボス量を、図14に示した表側距離測定器(測定手段)74及び裏側距離測定器(測定手段)75を用いて測定し、その測定結果に応じて、前述した多面付け印刷を行う第2の凹版印刷機(大型印刷機)としてのオルロフ(タイプの)凹版印刷機において、前述した凹版胴−圧胴間の印圧を、プリセット時に、自動的に調整し得るようになっている。
前記印刷物検査装置は、図14(a),(b)に示すように、レーザー変位計等からなる表側距離測定器74と裏側距離測定器75を有する。これらは、検査装置本体52上に、天地方向移動用モータ78(図1(a)参照)で駆動される左右一対の電動スライドシリンダ54と、左右方向移動用モータ84(図1(a)参照)で駆動される一本の電動スライドシリンダ56により、それぞれ天地及び左右方向に移動可能に設けられ、検査装置本体52上に載せられた紙Wのエンボス部を有する図柄におけるインキ皮膜厚さやエンボス量を測定し得るようになっている。
即ち、図15(a)に示すように、エンボス量Cは裏側距離測定器75からの測定(A−B)でわかります。そして、表側距離測定器74からはD+Eの高さが測定できます。エンボス効果により紙Wの厚みが変化しないと仮定するならば、C=Dが成り立つ。つまり表面側の測定値から裏面側の測定値及び紙Wの厚さを引いた値がインキ皮膜厚さEとなるのである。
尚、前記測定の際は、図15(b)の下の図に示すように、小切れの紙Wの印刷絵柄を直接測定せずに、天地方向の余白部分に設けたカラー・パッチ部CPにて例えば墨,藍,赤,黄の4色分のカラー・パッチ線Lを測定すると効率的である。この4色分のカラー・パッチ線Lは、第1の印刷機で印刷されたサンプル印刷物の余白部の第2の印刷機の各ツボ・キーの幅aに対応する範囲内に設けられる。尚、図15(b)の真ん中の図には、上の図の斜線部の1枚の小切れ(1枚の図柄;サンプル印刷物に相当する)を左方向に一枚単位でずらした時の各ツボ・キーが対応する範囲が、上下方向にずらして示してある。つまり、真ん中の図の各数字の範囲は、上の図の同じ数字のツボ・キーの範囲を1枚の小切れに対応させた時の左右方向の範囲を示している。そして、各ツボ・キーに対応する4色分のカラー・パッチ線Lは、真ん中の図の同じ数字の範囲に対応するサンプル印刷物(1枚の小切れに相当する)の紙Wのカラー・パッチ部CPの左右方向の範囲内に設けられる。
また、各ツボ・キーの幅aに対応する範囲内には、小切れに対する左右方向の位相が略同じである複数のツボ・キーのカラー・パッチ線Lが4色分設けられる。例えば、第2番目のツボ・キーの幅aに対応する範囲内には、第7番目と第12番目と第18番目と第23番目のツボ・キーのカラー・パッチ線Lが4色分設けられる。従って、右上隅の小切れの幅cに相当するサンプル印刷物の天地方向のカラー・パッチ部CPの範囲に第1色目〜第4色目の印刷ユニットの第1番目〜第28番目のツボ・キー分(合計112本)のカラー・パッチ線Lが設けられる。これによって、第2の印刷機の各色の各ツボ・キーへのフィードバックが可能となる。尚、エンボス量測定用のカラー・パッチ線Lは各色1つずつあれば良いので、前記カラー・パッチ線Lの中から各色1つずつ選択測定しても良いし、また、全てのカラー・パッチ線Lを測定して各色毎に平均値をとっても良い。
また、前記印刷物検査装置における左右一対の電動スライドシリンダ54と一本の電動スライドシリンダ56は、上下(表裏側)にそれぞれ別個に設けられるが、左右方向移動用モータ84と天地方向移動用モータ78は上下(表裏側)に兼用させて設けられる。勿論、左右方向移動用モータ84と天地方向移動用モータ78は上下(表裏側)に別個に設けても良い。
また、サンプル印刷を行う第1の凹版印刷機(小型印刷機)としてのオルロフ(タイプの)凹版印刷機も、前述した多面付け印刷を行う第2の凹版印刷機(大型印刷機)としてのオルロフ(タイプの)凹版印刷機と概ね同様に構成されるが、サイズが小さいことに加えて、印刷前のインキ供給量や印圧の調整はすべてオペレータが手動で行い、プリセットとしてのエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さやエンボス量に応じたインキ供給量や印圧の調整を行わないことが前述した多面付け印刷を行う第2の凹版印刷機(大型印刷機)としてのオルロフ(タイプの)凹版印刷機と異なる。
そして、前記凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ45は後述するプリセット装置(制御手段)60により駆動制御され、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ108はインキ・ツボ・ローラ制御装置(制御手段)100−1〜100−Mにより駆動制御され、インキ・ツボ・キー駆動用モータ128はインキ・ツボ・キー制御装置(制御手段)120−(1−1)〜120−(M−N)により駆動制御される。
前記プリセット装置60は、図1(a)及び図1(b)に示すように、CPU61とRAM62とROM63と各入出力装置64〜68とインタ−フェース69とが共にBUS線70で接続されてなる。
前記BUS線70には、インキ供給ユニットMのインキ色ICm記憶用メモリM1,各インキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmn記憶用メモリM2,距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタの値記憶用メモリM3,距離測定器の天地方向の現在位置記憶用メモリM4,距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置記憶用メモリM5,距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタの値記憶用メモリM6,距離測定器の左右方向の現在位置記憶用メモリM7,距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置記憶用メモリM8,表側距離測定器の出力FD記憶用メモリM9,裏側距離測定器の出力RD記憶用メモリM10が接続される。
更にBUS線70には、表側距離測定器から紙までの距離FDP記憶用メモリM11,裏側距離測定器から紙までの距離RDP記憶用メモリM12,表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRD記憶用メモリM13,紙厚PT記憶用メモリM14,カウント値M記憶用メモリM15,カウント値N記憶用メモリM16,距離測定器によって測定すべき測定部の天地方向の位置記憶用メモリM17,距離測定器によって測定すべき測定部の左右方向の位置記憶用メモリM18,各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmax記憶用メモリM19,インキ供給ユニット総数Mmax記憶用メモリM20が接続される。
更にBUS線70には、表側距離測定器から測定部までの距離FDCmn記憶用メモリM21,裏側距離測定器から測定部までの距離RDCmn記憶用メモリM22,エンボス量EQmn記憶用メモリM23,測定部の厚さCPTmn記憶用メモリM24,インキ皮膜厚さIFTmn記憶用メモリM25,基準インキ皮膜厚さIFTF記憶用メモリM26,インキ皮膜厚さ誤差量IFTDmn記憶用メモリM27,インキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・キーの開き量の補正比率変換テーブル記憶用メモリM28,インキ・ツボ・キーの開き量の補正比率記憶用メモリM29,エンボス量EQmnの合計値記憶用メモリM30が接続される。
更にBUS線70には、エンボス量EQmnの平均値記憶用メモリM31,エンボス量の平均値−凹版胴と圧胴間の印圧変換テーブル記憶用メモリM32,各インキ供給ユニットの目標とする凹版胴−圧胴間の印圧記憶用メモリM33,目標とする凹版胴−圧胴間の印圧の合計値記憶用メモリM34,目標とする凹版胴−圧胴間の印圧記憶用メモリM35,目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM36,凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM37,絵柄面積率−インキ・ツボ・キー開き量変換テーブル記憶用メモリM38,各インキ・ツボ・キーの基準の開き量KFmn記憶用メモリM39,各インキ・ツボ・キーの開き量Kmn記憶用メモリM40が接続される。
更にBUS線70には、インキ・ツボ・ローラの基準回転速度比率IFRRFm記憶用メモリM41,インキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRm記憶用メモリM42,印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM43,現在の印刷機の回転速度R記憶用メモリM44,各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・ローラ回転速度IFRm記憶用メモリM45が接続される。
入出力装置64には、キーボード等の入力装置71とCRTやディスプレイ等の表示器72とプリンタやフロッピーディスク(登録商標)ドライブ等の出力装置73とが接続される。入出力装置65には前述した表側距離測定器74と裏側距離測定器75が接続される。
入出力装置66には、D/A変換器76及び天地方向移動用モータ・ドライバ77を介して前述した天地方向移動用モータ78が接続されると共に該モータ78に駆動連結された天地方向移動用モータ用ロータリ・エンコーダ80が天地方向の現在位置測定用カウンタ79を介して接続される。また、入出力装置66には、天地方向原点位置検出器81も接続される。
更に、入出力装置66には、D/A変換器82及び左右方向移動用モータ・ドライバ83を介して前述した左右方向移動用モータ84が接続されると共に該モータ84に駆動連結された左右方向移動用モータ用ロータリ・エンコーダ86が左右方向の現在位置測定用カウンタ85を介して接続される。また、入出力装置66には、左右方向原点位置検出器87も接続される。
入出力装置67には、凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88を介して前述した凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ45が接続されると共に、A/D変換器90を介して、モータ45に駆動連結された凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91が接続される。
入出力装置68には、A/D変換器92及びF/V変換器93を介して、印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ94が接続される。
そして、インターフェース69には、第1のインキ・ツボ・ローラ制御装置100−1〜第Mのインキ・ツボ・ローラ制御装置100−Mと、第1のインキ供給ユニットの第1のインキ・ツボ・キー制御装置120−(1−1)〜第Mのインキ供給ユニットの第Nのインキ・ツボ・キー制御装置120−(M−N)と、が接続される。
また、インキ・ツボ・ローラ制御装置100−1〜100−Mは、図2に示すように、CPU101とRAM102とROM103との他に、受信したインキ・ツボ・ローラ回転速度記憶用メモリM100,目標とするインキ・ツボ・ローラ回転速度記憶用メモリM101が、入出力装置104及びインターフェース105と共にBUS線106で接続されてなる。
入出力装置104には、前述したインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ108がインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ・ドライバ107を介して接続されると共に、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ108に駆動連結されたインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ111がF/V変換器110及びA/D変換器109を介して接続される。また、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ111の検出信号はインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ・ドライバ107にも入力される。そして、インターフェース105に上述したプリセット装置60が接続される。
また、インキ・ツボ・キー制御装置120−(1−1)〜120−(M−N)は、図3に示すように、CPU121とRAM122とROM123との他に、受信したインキ・ツボ・キーの開き量記憶用メモリM120,目標とするインキ・ツボ・キーの開き量記憶用メモリM121,カウンタのカウント値記憶用メモリM122,現在のインキ・ツボ・キーの開き量記憶用メモリM123が、入出力装置124及びインターフェース125と共にBUS線126で接続されてなる。
入出力装置124には、前述したインキ・ツボ・キー駆動用モータ128がインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127を介して接続されると共に、インキ・ツボ・キー駆動用モータ128に駆動連結されたインキ・ツボ・キー駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ130がカウンタ129を介して接続される。また、インキ・ツボ・キー駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ130の検出信号はインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127にも入力される。そして、インターフェース125に上述したプリセット装置60が接続される。
そして、前記プリセット装置60(厳密には、インキ・ツボ・ローラ制御装置100−1〜100−Mとインキ・ツボ・キー制御装置120−(1−1)〜120−(M−N)を含む)は、前述した表側距離測定器74や裏側距離測定器75を用いて測定したサンプル印刷物におけるエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さやエンボス量に応じて、多面付け印刷に際して、前述した各モータ45,108,128を駆動制御し、前述したインキ・ツボ・キー17d(17d−1〜17d−n)の開き量(インキ供給量)や凹版胴14と圧胴13との間の印圧を自動的に調整(プリセット)し得るようになっている。
このようなプリセット装置60の制御動作を、図4(a)及び図4(b),図5(a)乃至図5(c),図6(a)及び図6(b),図7(a)及び図7(b),図8(a)及び図8(b)の動作フロー図にしたがって詳述する。
先ず、ステップP1で各メモリM1〜M45を初期化した後、ステップP2でインキ供給ユニットMのインキ色ICm及び各インキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnが入力されたか否かを判断し、可であればステップP3でインキ供給ユニットMのインキ色ICm及び各インキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnを入力し、メモリM1及びM2に記憶する一方、否であればステップP4に移行する。
次に、ステップP4でサンプル図柄の紙厚測定スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP5で天地方向移動用モータ・ドライバ77に正転指令を出力する一方、否であれば後述するステップP30へ移行する。
次に、ステップP6で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値を読込み、メモリM3に記憶した後、ステップP7で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算して、メモリM4に記憶する。
次に、ステップP8で距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置をメモリM5から読込んだ後、ステップP9で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置か否かを判断し、可であればステップP10に移行する一方、否であればステップP6に戻る。
次に、ステップP10で天地方向移動用モータ・ドライバ77への正転指令出力を停止した後、ステップP11で左右方向移動用モータ・ドライバ83に正転指令を出力する。次いで、ステップP12で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値を読込み、メモリM6に記憶する。
次に、ステップP13で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算して、メモリM7に記憶した後、ステップP14で距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置をメモリM8から読込む。
次に、ステップP15で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置か否かを判断し、可であればステップP16で距離測定器に測定指令信号を出力する一方、否であればステップP12に戻る。
次に、ステップP17で表側距離測定器74の出力FDを読み込み、メモリM9に記憶した後、ステップP18で裏側距離測定器75の出力RDを読み込み、メモリM10に記憶する。
次に、ステップP19で左右方向移動用モータ・ドライバ83への正転指令出力を停止した後、ステップP20で左右方向移動用モータ・ドライバ83に逆転指令を出力し、次いで、ステップP21で距離測定器の左右方向原点位置検出器87の出力がONになると、ステップP22で左右方向移動用モータ・ドライバ83への逆転指令出力を停止する。
次に、ステップP23で天地方向移動用モータ・ドライバ77に逆転指令を出力した後、ステップP24で距離測定器の天地方向原点位置検出器81の出力がONになると、ステップP25で天地方向移動用モータ・ドライバ77への逆転指令出力を停止する。
次に、ステップP26で表側距離測定器74の出力FDより表側距離測定器から紙までの距離FDPを演算して、メモリM11に記憶した後、ステップP27で裏側距離測定器75の出力RDより裏側距離測定器から紙までの距離RDPを演算して、メモリM12に記憶する。
次に、ステップP28で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDをメモリM13から読み込んだ後、ステップP29で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDより、表側距離測定器から紙までの距離FDP及び裏側距離測定器から紙までの距離RDPを減算し、紙厚PTを演算して、メモリM14に記憶する。
以上のステップで、測定対象であるサンプル図柄の紙Wの厚さが測定される。尚、前記紙厚側定位置は、紙Wのうち、何も印刷されていない部分、言い換えれば、エンボスもインキ皮膜も無い部分が設定される。
次に、ステップP30でサンプル図柄のエンボス量及びインキ皮膜厚さ測定スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP31でメモリM15のカウント値Mに1を書き込む一方、否であれば後述するステップP82に移行する。
次に、ステップP32でメモリM16のカウント値Nに1を書き込んだ後、ステップP33で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値を読込み、メモリM3に記憶する。
次に、ステップP34で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算して、メモリM4に記憶した後、ステップP35で距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の天地方向の位置をメモリM17から読込む。
次に、ステップP36で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の天地方向の位置か否かを判断し、可であれば後述するステップP50に移行する一方、否であればステップP37で距離測定器の天地方向の現在位置<距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の天地方向の位置か否かを判断する。
次に、前記ステップP37で可であればステップP38で天地方向移動用モータ・ドライバ77に正転指令を出力した後、ステップP39で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値を読込み、メモリM3に記憶する。
次に、ステップP40で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算して、メモリM4に記憶した後、ステップP41で距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の天地方向の位置をメモリM17から読込む。
次に、ステップP42で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の天地方向の位置か否かを判断し、可であればステップP43で天地方向移動用モータ・ドライバ77への正転指令出力を停止する一方、否であればステップP39に戻る。
次に、前記ステップP37で否であればステップP44で天地方向移動用モータ・ドライバ77に逆転指令を出力した後、ステップP45で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値を読込み、メモリM3に記憶する。
次に、ステップP46で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算して、メモリM4に記憶した後、ステップP47で距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の天地方向の位置をメモリM17から読込む。
次に、ステップP48で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の天地方向の位置か否かを判断し、可であればステップP49で天地方向移動用モータ・ドライバ77への逆転指令出力を停止する一方、否であればステップP45に戻る。
次に、ステップP50で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値を読込み、メモリM6に記憶した後、ステップP51で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算して、メモリM7に記憶する。次いで、ステップP52で距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の左右方向の位置をメモリM18から読込む。
次に、ステップP53で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の左右方向の位置か否かを判断し、可であれば後述するステップP67に移行する一方、否であればステップP54で距離測定器の左右方向の現在位置<距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の左右方向の位置か否かを判断する。
次に、前記ステップP54で可であればステップP55で左右方向移動用モータ・ドライバ83に正転指令を出力した後、ステップP56で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値を読込み、メモリM6に記憶する。
次に、ステップP57で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算して、メモリM7に記憶した後、ステップP58で距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の左右方向の位置をメモリM18から読込む。
次に、ステップP59で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の左右方向の位置か否かを判断し、可であればステップP60で左右方向移動用モータ・ドライバ83への正転指令出力を停止する一方、否であればステップP56に戻る。
次に、前記ステップP54で否であればステップP61で左右方向移動用モータ・ドライバ83に逆転指令を出力した後、ステップP62で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値を読込み、メモリM6に記憶する。
次に、ステップP63で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算して、メモリM7に記憶した後、ステップP64で距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の左右方向の位置をメモリM18から読込む。
次に、ステップP65で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の左右方向の位置か否かを判断し、可であればステップP66で左右方向移動用モータ・ドライバ83への逆転指令出力を停止する一方、否であればステップP62に戻る。
次に、ステップP67で距離測定器に測定指令信号を出力した後、ステップP68で表側距離測定器74の出力FDmnを読み込み、メモリM9のインキ色ICm用のN番目のアドレス位置に記憶する。次いで、ステップP69で裏側距離測定器75の出力RDmnを読み込み、メモリM10のインキ色ICm用のN番目のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP70でメモリM16のカウント値Nに1を加算し、上書きした後、ステップP71で各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数NmaxをメモリM19から読み込む。
次に、ステップP72でカウント値N>各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxか否かを判断し、可であればステップP73でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きする一方、否であればステップP33に戻る。
次に、ステップP74でメモリM20からインキ供給ユニット総数Mmaxを読み込んだ後、ステップP75でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP76で左右方向移動用モータ・ドライバ83に逆転指令を出力する一方、否であればステップP32に戻る。
次に、ステップP77で距離測定器の左右方向原点位置検出器87の出力がONになると、ステップP78で左右方向移動用モータ・ドライバ83への逆転指令出力を停止し、次いで、ステップP79で天地方向移動用モータ・ドライバ77に逆転指令を出力する。
次に、ステップP80で距離測定器の天地方向原点位置検出器81の出力がONになると、ステップP81で天地方向移動用モータ・ドライバ77への逆転指令出力が停止される。
以上のステップで、表側距離測定器74及び裏側距離測定器75から各インキ供給ユニットから供給されたインキで印刷されたカラー・パッチ線Lまでの距離が測定される。
次に、ステップP82でプリセット・スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP83でメモリM15のカウント値Mに1を書き込む一方、否であれば後述するステップP162に移行する。
次に、ステップP84でメモリM16のカウント値Nに1を書き込んだ後、ステップP85でインキ供給ユニットMのインキ色ICmをメモリM1から読み込む。次いで、ステップP86でインキ色ICm用のN番目のアドレス位置に記憶された表側距離測定器の出力FDmnをメモリM9から読み込む。
次に、ステップP87でインキ色ICm用のN番目のアドレス位置に記憶された表側距離測定器の出力FDmnより、表側距離測定器から測定部までの距離FDCmnを演算して、メモリM21のインキ供給ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶した後、ステップP88でインキ色ICm用のN番目のアドレス位置に記憶された裏側距離測定器の出力RDmnをメモリM10から読み込む。
次に、ステップP89でインキ色ICm用のN番目のアドレス位置に記憶された裏側距離測定器の出力RDmnより、裏側距離測定器から測定部までの距離RDCmnを演算して、メモリM22のインキ供給ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶した後、ステップP90で裏側距離測定器から紙までの距離RDPをメモリM12から読み込む。
次に、ステップP91で裏側距離測定器から測定部までの距離RDCmnから裏側距離測定器から紙までの距離RDPを減算し、エンボス量EQmnを演算して、メモリM23のインキ供給ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶した後、ステップP92で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDをメモリM13から読み込む。
次に、ステップP93で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDより、表側距離測定器から測定部までの距離FDCmn及び裏側距離測定器から測定部間での距離RDCmnを減算し、測定部の厚さCPTmnを演算して、メモリM24に記憶した後、ステップP94で紙厚PTをメモリM14から読み込む。
次に、ステップP95でカラー・パッチ部の厚さCPTmnより、紙厚PTを減算し、インキ皮膜厚さIFTmnを演算して、メモリM25のインキ供給ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶した後、ステップP96でインキ供給ユニットMのインキ色ICmをメモリM1から読み込む。
次に、ステップP97で基準インキ皮膜厚さIFTF記憶用メモリ26のインキ色ICmのアドレス位置より、インキ色ICmの基準インキ皮膜厚さIFTFmnよりインキ色ICmの基準インキ皮膜厚さを読み込んだ後、ステップP98でインキ供給ユニットMのN番目のインキ皮膜厚さIFTFmを減算し、インキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーに対応するインキ皮膜厚さ誤差量IFTDmnを演算して、メモリM27のインキ供給ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP99でインキ供給ユニットMのインキ色ICmをメモリM1から読み込んだ後、ステップP100でインキ色ICmに対応するインキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・キー開き量の補正比率変換テーブルをメモリM28から読み込む。
次に、ステップP101でインキ色ICmに対応するインキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・キー開き量の補正比率変換テーブルを用いて、インキ皮膜厚さ誤差量IFTDmnより、インキ・ツボ・キーの開き量の補正比率を求め、メモリM29のインキ供給ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶した後、ステップP102でメモリM16のカウント値Nに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP103で各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数NmaxをメモリM19から読み込んだ後、ステップP104でカウント値N>各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxか否かを判断し、可であればステップP105でエンボス量EQmnの合計値記憶用メモリM30にゼロを書き込む一方、否であればステップP85に戻る。
次に、ステップP106でメモリM16のカウント値Nに1を書き込んだ後、ステップP107でエンボス量EQmnの合計値をメモリM30から読み込み、次いで、ステップP108でエンボス量EQmn記憶用メモリM23のインキ供給ユニットMのN番目のアドレス位置より、インキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部のエンボス量EQmnを読み込む。
次に、ステップP109でエンボス量EQmnの合計値にインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部のエンボス量EQmnを加算し、エンボス量EQmnの合計値記憶用メモリM30に上書きした後、ステップP110でメモリM16のカウント値Nに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP111で各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数NmaxをメモリM19から読み込んだ後、ステップP112でカウント値N>各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxか否かを判断し、可であればステップP113でエンボス量EQmnの合計値をメモリM30から読み込む一方、否であればステップP107に戻る。
次に、ステップP114でエンボス量EQmnの合計値を各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxで除算し、インキ供給ユニットMのエンボス量EQmnの平均値を演算して、メモリM31のインキ供給ユニットMのアドレス位置に記憶した後、ステップP115でエンボス量の平均値−凹版胴と圧胴間の印圧変換テーブルをメモリM32から読み込む。
次に、ステップP116でエンボス量の平均値−凹版胴と圧胴間の印圧変換テーブルを用いて、エンボス量EQmnの平均値より、目標とする凹版胴−圧胴間の印圧を求め、メモリM33のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP117でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP118でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM20から読み込んだ後、ステップP119でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP120に移行する一方、否であればステップP84に戻る。
以上のステップで、測定した各カラー・パッチ線Lのインキ皮膜厚さより、各インキ装置の各インキ・ツボ・キーの開き量の補正比率が求められると共に、測定した各カラー・パッチ線Lのエンボス量より各インキ供給ユニットのエンボス量の平均値が求められ、求められた各インキ供給ユニットのエンボス量の平均値より各インキ供給ユニットの目標とする印圧が求められる。
次に、ステップP120でメモリM15のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP121で目標とする凹版胴−圧胴間の印圧の合計値記憶用メモリ34にゼロを書き込み、次いで、ステップP122で目標とする凹版胴−圧胴間の印圧の合計値をメモリM34から読み込む。
次に、ステップP123でインキ供給ユニットMの目標とする凹版胴−圧胴間の印圧をメモリM33から読み込んだ後、ステップP124で目標とする凹版胴−圧胴間の印圧の合計値にインキ供給ユニットMの目標とする凹版胴−圧胴間の印圧を加算し、求めた値を目標とする凹版胴−圧胴間の印圧の合計値記憶用メモリ34に上書きする。
次に、ステップP125でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きした後、ステップP126でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM20から読み込み、次いで、ステップP127でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP128に移行する一方、否であればステップP122に戻る。
次に、ステップP128で目標とする凹版胴−圧胴間の印圧の合計値をメモリM34から読み込んだ後、ステップP129でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM20から読み込み、次いで、ステップP130で目標とする凹版胴−圧胴間の印圧の合計値をインキ供給ユニット総数Mmaxで除算し、目標とする凹版胴−圧胴間の印圧を演算して、メモリM35に記憶する。
次に、ステップP131で目標とする凹版胴−圧胴間の印圧より、目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力を演算して、メモリM36に記憶した後、ステップP132で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91に接続されたA/D変換器90の出力を読み込んでメモリM37に記憶する。
次に、ステップP133で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力=目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力か否かを判断し、可であれば後述するステップP143に移行する一方、否であればステップP134で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力<目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力か否かを判断する。
次に、前記ステップP134で可であればステップP135で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88に正転指令を出力した後、ステップP136で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91に接続されたA/D変換器90の出力を読み込んでメモリM37に記憶する。
次に、ステップP137で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力=目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力か否かを判断し、可であればステップP138で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88への正転指令出力を停止する一方、否であればステップP136に戻る。
次に、前記ステップP134で否であればステップP139で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88に逆転指令を出力した後、ステップP140で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91に接続されたA/D変換器90の出力を読み込んでメモリM37に記憶する。
次に、ステップP141で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力=目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力か否かを判断し、可であればステップP142で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88への逆転指令出力を停止する一方、否であればステップP140に戻る。
以上のステップで、求められた各インキ供給ユニットの目標とする印圧の平均値より目標とする印圧が求められ、求められた目標とする印圧に凹版胴と圧胴間の印圧が設定される。よって、測定されたサンプル印刷物のエンボス量より、第2の凹版印刷機の印圧がプリセットされる。
次に、ステップP143でメモリM15のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP144でメモリM16のカウント値Nに1を書き込み、次いで、ステップP145でインキ供給ユニットMのインキ色ICmをメモリM1から読み込む。
次に、ステップP146でインキ色ICmに対応する絵柄面積率−インキ・ツボ・キー開き量変換テーブルをメモリM38から読み込んだ後、ステップP147でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnをメモリM2から読み込む。
次に、ステップP148でインキ色ICmに対応する絵柄面積率−インキ・ツボ・キー開き量変換テーブルを用いて、インキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnより、インキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの基準の開き量KFmnを求め、各インキ・ツボ・キーの基準の開き量KFmn記憶用メモリM39のインキ供給ユニットMのN番目のアドレス位置に記憶した後、ステップP149でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの開き量の補正比率をメモリM29から読み込む。
次に、ステップP150でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの基準の開き量KFmnにインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの開き量の補正比率を乗算し、インキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを演算して、メモリM40のインキ供給ユニットMのN番目のアドレス位置に記憶した後、ステップP151でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キー制御装置120に、インキ・ツボ・キーの開き量Kmnを送信する。
次に、ステップP152でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キー制御装置120より受信確認信号が送信されると、ステップP153でメモリM16のカウント値Nに1を加算し、上書きし、次いで、ステップP154で各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数NmaxをメモリM19から読み込む。
次に、ステップP155でカウント値N>各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxか否かを判断し、可であればステップP156でインキ供給ユニットMのインキ色ICmをメモリM1から読み込む一方、否であればステップP145に戻る。
次に、ステップP157でインキ色ICmのインキ・ツボ・ローラの基準回転速度比率IFRRFmをメモリM41から読み込んだ後、ステップP158でインキ色ICmのインキ・ツボ・ローラの基準回転速度比率IFRRFmを、インキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRm記憶用メモリM42のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に上書きする。
次に、ステップP159でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きした後、ステップP160でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM20から読み込み、次いで、ステップP161でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP162に移行する一方、否であればステップP144に戻る。
以上のステップで、求められた各インキ装置の各インキ・ツボ・キーの開き量の補正比率に応じて補正された開き量に、各インキ装置の各インキ・ツボ・キーの開き量が設定されると共に、入力された絵柄面積率に応じた回転量に、各インキ装置のインキ・ツボ・ローラの回転量が設定される。よって、測定されたサンプル印刷物のインキ皮膜厚さより、第2の凹版印刷機のプリセットがすべて完了するため、オペレータは、第2の凹版印刷機を操作して、サンプル印刷物と同一の図柄が複数配置された多面付け印刷物の印刷を開始する。
次に、ステップP162で印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ94に接続されたA/D変換器92の出力を読み込み、メモリM43に記憶した後、ステップP163で印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ94に接続されたA/D変換器92の出力より現在の印刷機の回転速度Rを演算して、メモリM44に記憶する。
次に、ステップP164でメモリM15のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP165でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRmをメモリM42から読み込み、次いで、ステップP166で現在の印刷機の回転速度RをメモリM44から読み込む。
次に、ステップP167で現在の印刷機の回転速度Rにインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRmを乗算し、インキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ回転速度IFRmを演算して、メモリM45のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP168でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ制御装置100に、インキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmを送信する。
次に、ステップP169でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ制御装置100より受信確認信号が送信されると、ステップP170でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP171でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM20から読み込んだ後、ステップP172でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP2に戻る一方、否であればステップP165に戻る。以後、これを繰り返す。
また、第1のインキ供給ユニットの第1のインキ・ツボ・キー制御装置120−(1−1)から第Mのインキ供給ユニットの第Nのインキ・ツボ・キー制御装置120−(M−N)は、図9に示す動作フローにしたがって動作する。
即ち、ステップP1でプリセット装置60より、インキ・ツボ・キーの開き量Kmnが送信されると、ステップP2でインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを受信して受信したインキ・ツボ・キーの開き量Kmn記憶用メモリM120に記憶し、その後ステップP3でプリセット装置60に受信確認信号を送信する。
次に、ステップP4で受信したインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを、目標とするインキ・ツボ・キーの開き量(位置)記憶用メモリM121に書き込んだ後、ステップP5でカウンタ129のカウント値を読込み、メモリM122に記憶し、その後ステップP6でカウンタ129のカウント値より、現在のインキ・ツボ・キーの開き量(位置)を演算し、メモリM123に記憶する。
次に、ステップP7で目標とするインキ・ツボ・キーの位置=現在のインキ・ツボ・キーの位置か否かを判断し、可であればステップP1に戻り、否であればステップP8で目標とするインキ・ツボ・キーの位置>現在のインキ・ツボ・キーの位置か否かを判断する。
前記ステップP8で可であればステップP9でインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127に正転指令を出力し、否であればステップP10でインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127に逆転指令を出力する。
次に、ステップP11でカウンタ129のカウント値を読込み、メモリM122に記憶した後、ステップP12でカウンタ129のカウント値より、現在のインキ・ツボ・キーの位置を演算し、メモリM123に記憶する。
次に、ステップP13で現在のインキ・ツボ・キーの位置=目標とするインキ・ツボ・キーの位置か否かを判断し、可であればステップP14でインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127に停止指令を出力した後、ステップP1に戻り、否であればステップP11に戻る。以後、これを繰り返す。
また、第1のインキ・ツボ・ローラ制御装置100−1から第Mのインキ・ツボ・ローラ制御装置100−Mは、図10に示す動作フローにしたがって動作する。
即ち、ステップP1でプリセット装置60よりインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmが送信されると、ステップP2でインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmを受信して、受信したインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRm記憶用メモリM100に記憶し、その後ステップP3でプリセット装置60に受信確認信号が送信される。
次に、ステップP4で受信したインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmを、目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度記憶用メモリM101に書き込み、記憶した後、ステップP5で目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度をメモリM101から読み込む。
次に、ステップP6でインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ・ドライバ107に、目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度の回転速度指令を出力してステップP1に戻る。以後、これを繰り返す。
このようにして本実施例では、オルロフ(タイプの)凹版印刷機において、表側距離測定器74や裏側距離測定器75を用いて、測定したサンプル印刷物におけるエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さやエンボス量に応じて、多面付け印刷に際して、前述した各モータ45,108,128を駆動制御し、前述したインキ・ツボ・キー17d(17d−1〜17d−n)の開き量(所謂インキ供給量)や凹版胴14と圧胴13との間の印圧を自動的に調整(プリセット)し得るようにした。
これにより、オペレータの負担を軽減することができると共に、オペレータの調整ミスによる不良印刷物の発生を回避することができる。また、調整時間の短縮で生産性が向上する。
尚、本実施例において、サンプル印刷物におけるエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さとエンボス量のいずれか一方のみを測定し、この測定したインキ皮膜厚さ又はエンボス量に応じてインキ供給量又は印圧を自動で調整するようにしてもよい。
図16(a)及び図16(b)は本発明の実施例2を示すプリセット装置の制御ブロック図、図17はインキ・ツボ・ローラ制御装置の制御ブロック図、図18はインキ・ツボ・キー制御装置の制御ブロック図、図19(a)及び図19(b)はプリセット装置の動作フロー図、図20(a)乃至図20(c)はプリセット装置の動作フロー図、図21(a)及び図21(b)はプリセット装置の動作フロー図、図22(a)及び図22(b)はプリセット装置の動作フロー図、図23(a)及び図23(b)はプリセット装置の動作フロー図、図24はインキ・ツボ・キー制御装置の動作フロー図、図25はインキ・ツボ・ローラ制御装置の動作フロー図、図26はカラー・パッチの説明図である。
これは、実施例1におけるインキ・ツボ・キー17d(17d−1〜17d−n)の開き量を制御することに代えて、サンプル印刷物におけるエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さに応じて、多面付け印刷の際に、インキ・ツボ・ローラ17aの回転速度(所謂インキ供給量)を制御するようにした例であり、その他の構成は実施例1と同様なので、図11乃至図15(a)を参照して、重複する説明は省略する。
また、インキ皮膜厚さ及びエンボス量の測定の際は、図26に示すように、小ぎれの紙Wの印刷絵柄を直接測定せずに、天地方向の余白部分に設けたカラー・パッチ部CPにて例えば墨,藍,赤,黄の色数分(各インキ供給ユニット分)のカラー・パッチ線Lを測定すると効率的である。尚、各インキ供給ユニットで印刷されたカラー・パッチ線Lは、天地方向の同じ位置に、左右方向に同じ間隔を空けて1色目→4色目の順に並ぶように印刷されている。
前記プリセット装置60は、図16(a)及び図16(b)に示すように、CPU61とRAM62とROM63と各入出力装置64〜68とインタ−フェース69とが共にBUS線70で接続されてなる。
前記BUS線70には、インキ供給ユニットMのインキ色ICm記憶用メモリM1,各インキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmn記憶用メモリM2,距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタの値記憶用メモリM3,距離測定器の天地方向の現在位置記憶用メモリM4,距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置記憶用メモリM5,距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタの値記憶用メモリM6,距離測定器の左右方向の現在位置記憶用メモリM7,距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置記憶用メモリM8,表側距離測定器の出力FD記憶用メモリM9,裏側距離測定器の出力RD記憶用メモリM10が接続される。
更にBUS線70には、表側距離測定器から紙までの距離FDP記憶用メモリM11,裏側距離測定器から紙までの距離RDP記憶用メモリM12,表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRD記憶用メモリM13,紙厚PT記憶用メモリM14,カウント値M記憶用メモリM15,カウント値N記憶用メモリM16,距離測定器によって測定すべき測定部の天地方向の位置記憶用メモリM17,距離測定器によって測定すべき測定部の左右方向の位置記憶用メモリM18,各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmax記憶用メモリM19,インキ供給ユニット総数Mmax記憶用メモリM20が接続される。
更にBUS線70には、表側距離測定器から測定部までの距離FDCm記憶用メモリM21,裏側距離測定器から測定部までの距離RDCm記憶用メモリM22,エンボス量EQm記憶用メモリM23,インキ皮膜厚さIFTm記憶用メモリM25,基準インキ皮膜厚さIFTF記憶用メモリM26,インキ皮膜厚さ誤差量IFTDm記憶用メモリM27,目標とする凹版胴−圧胴間の印圧の合計値記憶用メモリM34,目標とする凹版胴−圧胴間の印圧記憶用メモリM35,目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM36,凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM37,絵柄面積率−インキ・ツボ・キー開き量変換テーブル記憶用メモリM38,各インキ・ツボ・キーの開き量Kmn記憶用メモリM40が接続される。
更にBUS線70には、インキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRm記憶用メモリM42,印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM43,現在の印刷機の回転速度R記憶用メモリM44,各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・ローラ回転速度IFRm記憶用メモリM45が接続される。
更にBUS線70には、エンボス量−凹版胴と圧胴間の印圧変換テーブル記憶用メモリM46,カラー・パッチ部の厚さCPTm記憶用メモリM47,インキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量変換テーブル記憶用メモリM48,インキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量記憶用メモリM49,目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRTm記憶用メモリM50,基準のインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRFm記憶用メモリM51が接続される。
入出力装置64には、キーボード等の入力装置71とCRTやディスプレイ等の表示器72とプリンタやフロッピーディスク(登録商標)ドライブ等の出力装置73とが接続される。入出力装置65には前述した表側距離測定器74と裏側距離測定器75が接続される。
入出力装置66には、D/A変換器76及び天地方向移動用モータ・ドライバ77を介して前述した天地方向移動用モータ78が接続されると共に該モータ78に駆動連結された天地方向移動用モータ用ロータリ・エンコーダ80が天地方向の現在位置測定用カウンタ79を介して接続される。また、入出力装置66には、天地方向原点位置検出器81も接続される。
更に、入出力装置66には、D/A変換器82及び左右方向移動用モータ・ドライバ83を介して前述した左右方向移動用モータ84が接続されると共に該モータ84に駆動連結された左右方向移動用モータ用ロータリ・エンコーダ86が左右方向の現在位置測定用カウンタ85を介して接続される。また、入出力装置66には、左右方向原点位置検出器87も接続される。
入出力装置67には、凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88を介して前述した凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ45が接続されると共に、A/D変換器90を介して、モータ45に駆動連結された凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91が接続される。
入出力装置68には、A/D変換器92及びF/V変換器93を介して、印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ94が接続される。
そして、インターフェース69には、第1のインキ・ツボ・ローラ制御装置100−1〜第Mのインキ・ツボ・ローラ制御装置100−Mと、第1のインキ供給ユニットの第1のインキ・ツボ・キー制御装置120−(1−1)〜第Mのインキ供給ユニットの第Nのインキ・ツボ・キー制御装置120−(M−N)と、が接続される。
また、インキ・ツボ・ローラ制御装置100−1〜100−Mは、図17に示すように、CPU101とRAM102とROM103との他に、受信したインキ・ツボ・ローラ回転速度記憶用メモリM100,目標とするインキ・ツボ・ローラ回転速度記憶用メモリM101が、入出力装置104及びインターフェース105と共にBUS線106で接続されてなり、図2と同様である。
即ち、入出力装置104には、前述したインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ108がインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ・ドライバ107を介して接続されると共に、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ108に駆動連結されたインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ111がF/V変換器110及びA/D変換器109を介して接続される。また、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ111の検出信号はインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ・ドライバ107にも入力される。そして、インターフェース105に上述したプリセット装置60が接続される。
また、インキ・ツボ・キー制御装置120−(1−1)〜120−(M−N)は、図18に示すように、CPU121とRAM122とROM123との他に、受信したインキ・ツボ・キーの開き量記憶用メモリM120,目標とするインキ・ツボ・キーの開き量記憶用メモリM121,カウンタのカウント値記憶用メモリM122,現在のインキ・ツボ・キーの開き量記憶用メモリM123が、入出力装置124及びインターフェース125と共にBUS線126で接続されてなり、図3と同様である。
即ち、入出力装置124には、前述したインキ・ツボ・キー駆動用モータ128がインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127を介して接続されると共に、インキ・ツボ・キー駆動用モータ128に駆動連結されたインキ・ツボ・キー駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ130がカウンタ129を介して接続される。また、インキ・ツボ・キー駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ130の検出信号はインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127にも入力される。そして、インターフェース125に上述したプリセット装置60が接続される。
そして、前記プリセット装置60(厳密には、インキ・ツボ・ローラ制御装置100−1〜100−Mとインキ・ツボ・キー制御装置120−(1−1)〜120−(M−N)を含む)は、前述した表側距離測定器74や裏側距離測定器75を用いて測定したサンプル印刷物におけるエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さやエンボス量に応じて、多面付け印刷に際して、前述した各モータ45,108,128を駆動制御し、前述したインキ・ツボ・ローラ17aの回転速度(インキ供給量)や凹版胴14と圧胴13との間の印圧を自動的に調整(プリセット)し得るようになっている。
このようなプリセット装置60の制御動作を、図19(a)及び図19(b),図20(a)乃至図20(c),図21(a)及び図21(b),図22(a)及び図22(b),図23(a)及び図23(b)の動作フロー図にしたがって詳述する。
先ず、ステップP1で各メモリM1〜M23、M25〜M27、M33〜M38、M40、M42〜M51を初期化した後、ステップP2でインキ供給ユニットMのインキ色ICm及び各インキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnが入力されたか否かを判断し、可であればステップP3でインキ供給ユニットMのインキ色ICm及び各インキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnを入力し、メモリM1及びM2に記憶する一方、否であればステップP4に移行する。
次に、ステップP4でサンプル図柄の紙厚測定スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP5で天地方向移動用モータ・ドライバ77に正転指令を出力する一方、否であれば後述するステップP30へ移行する。
次に、ステップP6で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値を読込み、メモリM3に記憶した後、ステップP7で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算して、メモリM4に記憶する。
次に、ステップP8で距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置をメモリM5から読込んだ後、ステップP9で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置か否かを判断し、可であればステップP10に移行する一方、否であればステップP6に戻る。
次に、ステップP10で天地方向移動用モータ・ドライバ77への正転指令出力を停止した後、ステップP11で左右方向移動用モータ・ドライバ83に正転指令を出力する。次いで、ステップP12で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値を読込み、メモリM6に記憶する。
次に、ステップP13で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算して、メモリM7に記憶した後、ステップP14で距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置をメモリM8から読込む。
次に、ステップP15で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置か否かを判断し、可であればステップP16で距離測定器に測定指令信号を出力する一方、否であればステップP12に戻る。
次に、ステップP17で表側距離測定器74の出力FDを読み込み、メモリM9に記憶した後、ステップP18で裏側距離測定器75の出力RDを読み込み、メモリM10に記憶する。
次に、ステップP19で左右方向移動用モータ・ドライバ83への正転指令出力を停止した後、ステップP20で左右方向移動用モータ・ドライバ83に逆転指令を出力し、次いで、ステップP21で距離測定器の左右方向原点位置検出器87の出力がONになると、ステップP22で左右方向移動用モータ・ドライバ83への逆転指令出力を停止する。
次に、ステップP23で天地方向移動用モータ・ドライバ77に逆転指令を出力した後、ステップP24で距離測定器の天地方向原点位置検出器81の出力がONになると、ステップP25で天地方向移動用モータ・ドライバ77への逆転指令出力を停止する。
次に、ステップP26で表側距離測定器74の出力FDより表側距離測定器から紙までの距離FDPを演算して、メモリM11に記憶した後、ステップP27で裏側距離測定器75の出力RDより裏側距離測定器から紙までの距離RDPを演算して、メモリM12に記憶する。
次に、ステップP28で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDをメモリM13から読み込んだ後、ステップP29で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDより、表側距離測定器から紙までの距離FDP及び裏側距離測定器から紙までの距離RDPを減算し、紙厚PTを演算して、メモリM14に記憶する。
以上のステップで、測定対象であるサンプル図柄の紙Wの厚さが測定される。尚、前記紙厚側定位置は、紙Wのうち、何も印刷されていない部分、言い換えれば、エンボスもインキ皮膜も無い部分が設定される。
次に、ステップP30でサンプル図柄のエンボス量及びインキ皮膜厚さ測定スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP31でメモリM15のカウント値Mに1を書き込む一方、否であれば後述するステップP78に移行する。
次に、ステップP32で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値を読込み、メモリM3に記憶した後、ステップP33で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算して、メモリM4に記憶し、次いで、ステップP34で距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の天地方向の位置をメモリM17から読込む。
次に、ステップP35で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の天地方向の位置か否かを判断し、可であれば後述するステップP49に移行する一方、否であればステップP36で距離測定器の天地方向の現在位置<距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の天地方向の位置か否かを判断する。
次に、前記ステップP36で可であればステップP37で天地方向移動用モータ・ドライバ77に正転指令を出力した後、ステップP38で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値を読込み、メモリM3に記憶する。
次に、ステップP39で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算して、メモリM4に記憶した後、ステップP40で距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の天地方向の位置をメモリM17から読込む。
次に、ステップP41で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の天地方向の位置か否かを判断し、可であればステップP42で天地方向移動用モータ・ドライバ77への正転指令出力を停止する一方、否であればステップP38に戻る。
次に、前記ステップP36で否であればステップP43で天地方向移動用モータ・ドライバ77に逆転指令を出力した後、ステップP44で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値を読込み、メモリM3に記憶する。
次に、ステップP45で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算して、メモリM4に記憶した後、ステップP46で距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の天地方向の位置をメモリM17から読込む。
次に、ステップP47で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の天地方向の位置か否かを判断し、可であればステップP48で天地方向移動用モータ・ドライバ77への逆転指令出力を停止する一方、否であればステップP44に戻る。
次に、ステップP49で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値を読込み、メモリM6に記憶した後、ステップP50で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算して、メモリM7に記憶する。次いで、ステップP51で距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の左右方向の位置をメモリM18から読込む。
次に、ステップP52で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の左右方向の位置か否かを判断し、可であれば後述するステップP66に移行する一方、否であればステップP53で距離測定器の左右方向の現在位置<距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の左右方向の位置か否かを判断する。
次に、前記ステップP53で可であればステップP54で左右方向移動用モータ・ドライバ83に正転指令を出力した後、ステップP55で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値を読込み、メモリM6に記憶する。
次に、ステップP56で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算して、メモリM7に記憶した後、ステップP57で距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の左右方向の位置をメモリM18から読込む。
次に、ステップP58で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の左右方向の位置か否かを判断し、可であればステップP59で左右方向移動用モータ・ドライバ83への正転指令出力を停止する一方、否であればステップP55に戻る。
次に、前記ステップP53で否であればステップP60で左右方向移動用モータ・ドライバ83に逆転指令を出力した後、ステップP61で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値を読込み、メモリM6に記憶する。
次に、ステップP62で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算して、メモリM7に記憶した後、ステップP63で距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の左右方向の位置をメモリM18から読込む。
次に、ステップP64で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の左右方向の位置か否かを判断し、可であればステップP65で左右方向移動用モータ・ドライバ83への逆転指令出力を停止する一方、否であればステップP61に戻る。
次に、ステップP66で距離測定器に測定指令信号を出力した後、ステップP67で表側距離測定器74の出力FDmを読み込み、メモリM9のインキ色ICm用のアドレス位置に記憶する。次いで、ステップP68で裏側距離測定器75の出力RDmを読み込み、メモリM10のインキ色ICm用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP69でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きした後、ステップP70でメモリM20からインキ供給ユニット総数Mmaxを読み込み、次いで、ステップP71でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP72で左右方向移動用モータ・ドライバ83に逆転指令を出力する一方、否であればステップP32に戻る。
次に、ステップP73で距離測定器の左右方向原点位置検出器87の出力がONになると、ステップP74で左右方向移動用モータ・ドライバ83への逆転指令出力を停止し、次いで、ステップP75で天地方向移動用モータ・ドライバ77に逆転指令を出力する。
次に、ステップP76で距離測定器の天地方向原点位置検出器81の出力がONになると、ステップP77で天地方向移動用モータ・ドライバ77への逆転指令出力が停止される。
以上のステップで、表側距離測定器74及び裏側距離測定器75から各インキ供給ユニットから供給されたインキで印刷されたカラー・パッチ線Lまでの距離が測定される。
次に、ステップP78でプリセット・スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP79でメモリM15のカウント値Mに1を書き込む一方、否であれば後述するステップP144に移行する。
次に、ステップP80でインキ供給ユニットMのインキ色ICmをメモリM1から読み込んだ後、ステップP81でインキ色ICm用のアドレス位置に記憶された表側距離測定器の出力FDmをメモリM9から読み込む。
次に、ステップP82でインキ色ICm用のアドレス位置に記憶された表側距離測定器の出力FDmより、表側距離測定器から測定部までの距離FDCmを演算して、メモリM21のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP83でインキ色ICm用のアドレス位置に記憶された裏側距離測定器の出力RDmをメモリM10から読み込む。
次に、ステップP84でインキ色ICm用のアドレス位置に記憶された裏側距離測定器の出力RDmより、裏側距離測定器から測定部までの距離RDCmを演算して、メモリM22のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP85で裏側距離測定器から紙までの距離RDPをメモリM12から読み込む。
次に、ステップP86で裏側距離測定器から測定部までの距離RDCmから裏側距離測定器から紙までの距離RDPを減算し、エンボス量EQmを演算して、メモリM23のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP87でエンボス量−凹版胴と圧胴間の印圧変換テーブルをメモリM46から読み込む。
次に、ステップP88でエンボス量−凹版胴と圧胴間の印圧変換テーブルを用いて、エンボス量EQmより目標とする凹版胴−圧胴間の印圧を求め、メモリM33のインキ供給ユニットMのアドレス位置に記憶した後、ステップP89で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDをメモリM13から読み込む。
次に、ステップP90で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDより、表側距離測定器から測定部までの距離FDCm及び裏側距離測定器から測定部までの距離RDCmを減算し、測定部の厚さCPTmを演算して、メモリM47に記憶した後、ステップP91で紙厚PTをメモリM14から読み込む。
次に、ステップP92で測定部の厚さCPTmより紙厚PTを減算し、インキ皮膜厚さIFTmを演算して、メモリM25のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP93でインキ供給ユニットMのインキ色ICmをメモリM1から読み込む。
次に、ステップP94で基準インキ皮膜厚さIFTF記憶用メモリ26のインキ色ICmのアドレス位置より、インキ色ICmの基準インキ皮膜厚さIFTFmを読み込んだ後、ステップP95でインキ供給ユニットMのインキ皮膜厚さIFTmよりインキ色ICmの基準インキ皮膜厚さIFTFmを減算し、インキ供給ユニットMに対応するインキ皮膜厚さ誤差量IFTDmを演算して、メモリM27のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP96でインキ供給ユニットMのインキ色ICmをメモリM1から読み込んだ後、ステップP97でインキ色ICmに対応するインキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量変換テーブルをメモリM48から読み込む。
次に、ステップP98でインキ色ICmに対応するインキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量変換テーブルを用いて、インキ皮膜厚さ誤差量IFTDmよりインキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量を求め、メモリM49のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP99でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP100でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM20から読み込んだ後、ステップP101でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP102に移行する一方、否であればステップP80に戻る。
以上のステップで、測定した各カラー・パッチ線Lのインキ皮膜厚さより、各インキ装置のインキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量が求められる。
次に、ステップP102でメモリM15のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP103で目標とする凹版胴−圧胴間の印圧の合計値記憶用メモリ34にゼロを書き込み、次いで、ステップP104で目標とする凹版胴−圧胴間の印圧の合計値をメモリM34から読み込む。
次に、ステップP105でインキ供給ユニットMの目標とする凹版胴−圧胴間の印圧をメモリM33から読み込んだ後、ステップP106で目標とする凹版胴−圧胴間の印圧の合計値にインキ供給ユニットMの目標とする凹版胴−圧胴間の印圧を加算し、求めた値を目標とする凹版胴−圧胴間の印圧の合計値記憶用メモリ34に上書きする。
次に、ステップP107でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きした後、ステップP108でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM20から読み込み、次いで、ステップP109でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP110に移行する一方、否であればステップP104に戻る。
次に、ステップP110で目標とする凹版胴−圧胴間の印圧の合計値をメモリM34から読み込んだ後、ステップP111でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM20から読み込み、次いで、ステップP112で目標とする凹版胴−圧胴間の印圧の合計値をインキ供給ユニット総数Mmaxで除算し、目標とする凹版胴−圧胴間の印圧を演算して、メモリM35に記憶する。
次に、ステップP113で目標とする凹版胴−圧胴間の印圧より、目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力を演算して、メモリM36に記憶した後、ステップP114で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91に接続されたA/D変換器90の出力を読み込んでメモリM37に記憶する。
次に、ステップP115で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力=目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力か否かを判断し、可であれば後述するステップP125に移行する一方、否であればステップP116で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力<目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力か否かを判断する。
次に、前記ステップP116で可であればステップP117で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88に正転指令を出力した後、ステップP118で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91に接続されたA/D変換器90の出力を読み込んでメモリM37に記憶する。
次に、ステップP119で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力=目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力か否かを判断し、可であればステップP120で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88への正転指令出力を停止する一方、否であればステップP118に戻る。
次に、前記ステップP116で否であればステップP121で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88に逆転指令を出力した後、ステップP122で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91に接続されたA/D変換器90の出力を読み込んでメモリM37に記憶する。
次に、ステップP123で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力=目標とする凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力か否かを判断し、可であればステップP124で凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88への逆転指令出力を停止する一方、否であればステップP122に戻る。
以上のステップで、求められた各インキ供給ユニットの目標とする印圧の平均値より目標とする印圧が求められ、求められた目標とする印圧に凹版胴と圧胴間の印圧が設定される。よって、測定されたサンプル印刷物のエンボス量より、第2の凹版印刷機の印圧がプリセットされる。
次に、ステップP125でメモリM15のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP126でメモリM16のカウント値Nに1を書き込み、次いで、ステップP127でインキ供給ユニットMのインキ色ICmをメモリM1から読み込む。
次に、ステップP128でインキ色ICmに対応する絵柄面積率−インキ・ツボ・キー開き量変換テーブルをメモリM38から読み込んだ後、ステップP129でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnをメモリM2から読み込む。
次に、ステップP130でインキ色ICmに対応する絵柄面積率−インキ・ツボ・キー開き量変換テーブルを用いて、インキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnより、インキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを求め、各インキ・ツボ・キーの開き量Kmn記憶用メモリM40のインキ供給ユニットMのN番目のアドレス位置に記憶した後、ステップP131でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キー制御装置120に、インキ・ツボ・キーの開き量Kmnを送信する。
次に、ステップP132でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キー制御装置120より受信確認信号が送信されると、ステップP133でメモリM16のカウント値Nに1を加算し、上書きし、次いで、ステップP134で各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数NmaxをメモリM19から読み込む。
次に、ステップP135でカウント値N>各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxか否かを判断し、可であればステップP136でインキ供給ユニットMのインキ色ICmをメモリM1から読み込む一方、否であればステップP127に戻る。
次に、ステップP137でインキ色ICmのインキ・ツボ・ローラの基準回転速度比率IFRRFmをメモリM51から読み込んだ後、ステップP138でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量をメモリM49から読み込む。
次に、ステップP139でインキ色ICmのインキ・ツボ・ローラの基準回転速度比率IFRRFmにインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量を加算し、目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRTmを演算して、メモリM50のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に上書きした後、ステップP140で目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRTmを、インキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRm記憶用メモリM42のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に上書きする。
次に、ステップP141でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きした後、ステップP142でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM20から読み込み、次いで、ステップP143でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP144に移行する一方、否であればステップP126に戻る。
以上のステップで、入力された絵柄面積率に応じて各インキ装置のインキ・ツボ・キーの開き量が設定されると共に、求めた補正量で補正したインキ・ツボ・ローラの回転速度比率が設定される。この状態で、第2の凹版印刷機のプリセットがすべて完了するため、オペレータは、第2の凹版印刷機を操作して、サンプル印刷物と同一の図柄が複数配置された多面付け印刷物の印刷を開始する。
次に、ステップP144で印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ94に接続されたA/D変換器92の出力を読み込み、メモリM43に記憶した後、ステップP145で印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ94に接続されたA/D変換器92の出力より現在の印刷機の回転速度Rを演算して、メモリM44に記憶する。
次に、ステップP146でメモリM15のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP147でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRmをメモリM42から読み込み、次いで、ステップP148で現在の印刷機の回転速度RをメモリM44から読み込む。
次に、ステップP149で現在の印刷機の回転速度Rにインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRmを乗算し、インキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ回転速度IFRmを演算して、メモリM45のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP150でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ制御装置100に、インキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmを送信する。
次に、ステップP151でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ制御装置100より受信確認信号が送信されると、ステップP152でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP153でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM20から読み込んだ後、ステップP154でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP2に戻る一方、否であればステップP147に戻る。以後、これを繰り返す。
以上のステップで、補正したインキ・ツボ・ローラの回転速度比率でインキ・ツボ・ローラが回転される。
また、第1のインキ供給ユニットの第1のインキ・ツボ・キー制御装置120−(1−1)から第Mのインキ供給ユニットの第Nのインキ・ツボ・キー制御装置120−(M−N)は、図24に示す動作フローにしたがって動作し、図9と同様である。
即ち、ステップP1でプリセット装置60より、インキ・ツボ・キーの開き量Kmnが送信されると、ステップP2でインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを受信して受信したインキ・ツボ・キーの開き量Kmn記憶用メモリM120に記憶し、その後ステップP3でプリセット装置60に受信確認信号を送信する。
次に、ステップP4で受信したインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを、目標とするインキ・ツボ・キーの開き量(位置)記憶用メモリM121に書き込んだ後、ステップP5でカウンタ129のカウント値を読込み、メモリM122に記憶し、その後ステップP6でカウンタ129のカウント値より、現在のインキ・ツボ・キーの開き量(位置)を演算し、メモリM123に記憶する。
次に、ステップP7で目標とするインキ・ツボ・キーの位置=現在のインキ・ツボ・キーの位置か否かを判断し、可であればステップP1に戻り、否であればステップP8で目標とするインキ・ツボ・キーの位置>現在のインキ・ツボ・キーの位置か否かを判断する。
前記ステップP8で可であればステップP9でインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127に正転指令を出力し、否であればステップP10でインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127に逆転指令を出力する。
次に、ステップP11でカウンタ129のカウント値を読込み、メモリM122に記憶した後、ステップP12でカウンタ129のカウント値より、現在のインキ・ツボ・キーの位置を演算し、メモリM123に記憶する。
次に、ステップP13で現在のインキ・ツボ・キーの位置=目標とするインキ・ツボ・キーの位置か否かを判断し、可であればステップP14でインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127に停止指令を出力した後、ステップP1に戻り、否であればステップP11に戻る。以後、これを繰り返す。
また、第1のインキ・ツボ・ローラ制御装置100−1から第Mのインキ・ツボ・ローラ制御装置100−Mは、図25に示す動作フローにしたがって動作し、図10と同様である。
即ち、ステップP1でプリセット装置60よりインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmが送信されると、ステップP2でインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmを受信して、受信したインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRm記憶用メモリM100に記憶し、その後ステップP3でプリセット装置60に受信確認信号が送信される。
次に、ステップP4で受信したインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmを、目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度記憶用メモリM101に書き込み、記憶した後、ステップP5で目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度をメモリM101から読み込む。
次に、ステップP6でインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ・ドライバ107に、目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度の回転速度指令を出力してステップP1に戻る。以後、これを繰り返す。
このようにして本実施例では、オルロフ(タイプの)凹版印刷機において、表側距離測定器74や裏側距離測定器75を用いて、測定したサンプル印刷物におけるエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さやエンボス量に応じて、多面付け印刷に際して、前述した各モータ45,108,128を駆動制御し、前述したインキ・ツボ・ローラ17aの回転速度(所謂インキ供給量)や凹版胴14と圧胴13との間の印圧を自動的に調整(プリセット)し得るようにした。
これにより、オペレータの負担を軽減することができると共に、オペレータの調整ミスによる不良印刷物の発生を回避することができる。また、調整時間の短縮で生産性が向上する。
尚、本実施例において、サンプル印刷物におけるエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さとエンボス量のいずれか一方のみを測定し、この測定したインキ皮膜厚さ又はエンボス量に応じてインキ供給量又は印圧を自動で調整するようにしてもよい。
図27(a)及び図27(b)は本発明の実施例3を示すプリセット装置の制御ブロック図、図28はインキ・ツボ・ローラ制御装置の制御ブロック図、図29はインキ・ツボ・キー制御装置の制御ブロック図、図30(a)及び図30(b)はプリセット装置の動作フロー図、図31(a)乃至図31(c)はプリセット装置の動作フロー図、図32(a)及び図32(b)はプリセット装置の動作フロー図、図33(a)及び図33(b)はプリセット装置の動作フロー図、図34(a)及び図34(b)はプリセット装置の動作フロー図、図35はインキ・ツボ・キー制御装置の動作フロー図、図36はインキ・ツボ・ローラ制御装置の動作フロー図、図37は同じく凸版印刷機の概略構成図である。
これは、実施例1におけるオルロフ凹版印刷機に代えて、本発明を凸版印刷機に適用した例である。
即ち、図37に示すように、多面付け印刷を行う第2の凸版印刷機(大型印刷機)としての凸版印刷機においては、図外の給紙装置から送られた紙(印刷用紙)が圧胴13のくわえ爪にくわえ替えられて搬送される。同時に、インキ装置17からのインキが凸版胴30の版面上に転写・供給され、ここから圧胴13上の紙に転写されるようになっている。
前記インキ装置17は、インキ・ツボ・キー17d(17d−1〜17d−n)を備えるインキ・ツボ(インキ貯留部)17cと、インキ・ツボ・ローラ17aと、複数のインキ着けローラ17bとから構成される。尚、本実施例では、このインキ装置17と凸版胴30と圧胴13とで一つのインキ供給ユニットが構成される。
そして、インキ供給ユニットのインキ装置17において、インキ・ツボ・ローラ17aが印刷機の原動モータとは別に、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ(インキ供給量調整手段)108(図17参照)で駆動されると共に、インキ・ツボ・キー17d(17d−1〜17d−n)がインキ・ツボ・キー駆動用モータ(インキ供給量調整手段)128(図18参照)で駆動され、本実施例では、そのうちのインキ・ツボ・キー駆動用モータ128によるインキ・ツボ・キー17d(17d−1〜17d−n)の開き量制御により、後述するプリセット時に、インキ装置17からのインキ供給量が自動で調整可能になっている。
また、凸版胴30の両端軸31が偏心軸受32で支持され、この偏心軸受32をリンク機構33及び送りねじ34を介して凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ(印圧調整手段)45Aで駆動することで、凸版胴30の圧胴13に対する着脱と印圧(所謂芯間距離)の調整が可能な構成になっている。
そして、本実施例では、サンプル印刷を行う第1の凸版印刷機(小型印刷機)としての凸版印刷機において印刷されたエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さを表側距離測定器(測定手段)74と裏側距離測定器(測定手段)75とを用いて測定し、そのインキ皮膜厚さに応じて、前述した多面付け印刷を行う第2の凸版印刷機(大型印刷機)としての凸版印刷機において、インキ・ツボ・キー17d(17d−1〜17d−n)の開き量制御によるインキ供給量を、プリセット時に、自動的に調整し得るようになっている。
また、サンプル印刷を行う第1の凸版印刷機(小型印刷機)としての凸版印刷機において印刷されたエンボス部を有する図柄のエンボス量を表側距離測定器(測定手段)74と裏側距離測定器(測定手段)75とを用いて測定し、その測定結果に応じて、前述した多面付け印刷を行う第2の凸版印刷機(大型印刷機)としての凸版印刷機において、前述した凸版胴30と圧胴13との間の印圧を、プリセット時に、自動的に調整し得るようになっている。
尚、前記インキ皮膜厚さ及びエンボス量の測定の際は、実施例1と同様の方法で測定される(図15(a),図15(b)参照)。
サンプル印刷を行う第1の凸版印刷機(小型印刷機)としての凸版印刷機も、前述した多面付け印刷を行う第2の凸版印刷機(大型印刷機)としての凸版印刷機と概ね同様に構成されるが、サイズが小さいことに加えて、印刷前のインキ供給量や印圧の調整はすべてオペレータが手動で行い、プリセットとしてのエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さやエンボス量に応じたインキ供給量や印圧の調整を行わないことが前述した多面付け印刷を行う第2の凸版印刷機(大型印刷機)としての凸版印刷機と異なる。
そして、前記凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ45Aは後述するプリセット装置(制御手段)60により駆動制御され、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ108はインキ・ツボ・ローラ制御装置(制御手段)100−1〜100−Mにより駆動制御され、インキ・ツボ・キー駆動用モータ128はインキ・ツボ・キー制御装置(制御手段)120−(1−1)〜120−(M−N)により駆動制御される。
前記プリセット装置60は、図27(a)及び図27(b)に示すように、CPU61とRAM62とROM63と各入出力装置64〜66、67A、68とインタ−フェース69とが共にBUS線70で接続されてなる。
前記BUS線70には、インキ供給ユニットMのインキ色ICm記憶用メモリM1,各インキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmn記憶用メモリM2,距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタの値記憶用メモリM3,距離測定器の天地方向の現在位置記憶用メモリM4,距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置記憶用メモリM5,距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタの値記憶用メモリM6,距離測定器の左右方向の現在位置記憶用メモリM7,距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置記憶用メモリM8,表側距離測定器の出力FD記憶用メモリM9,裏側距離測定器の出力RD記憶用メモリM10が接続される。
更にBUS線70には、表側距離測定器から紙までの距離FDP記憶用メモリM11,裏側距離測定器から紙までの距離RDP記憶用メモリM12,表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRD記憶用メモリM13,紙厚PT記憶用メモリM14,カウント値M記憶用メモリM15,カウント値N記憶用メモリM16,距離測定器によって測定すべき測定部の天地方向の位置記憶用メモリM17,距離測定器によって測定すべき測定部の左右方向の位置記憶用メモリM18,各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmax記憶用メモリM19,インキ供給ユニット総数Mmax記憶用メモリM20が接続される。
更にBUS線70には、表側距離測定器から測定部までの距離FDCmn記憶用メモリM21,裏側距離測定器から測定部までの距離RDCmn記憶用メモリM22,エンボス量EQmn記憶用メモリM23,測定部の厚さCPTmn記憶用メモリM24,インキ皮膜厚さIFTmn記憶用メモリM25,基準インキ皮膜厚さIFTF記憶用メモリM26,インキ皮膜厚さ誤差量IFTDmn記憶用メモリM27,インキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・キーの開き量の補正比率変換テーブル記憶用メモリM28,インキ・ツボ・キーの開き量の補正比率記憶用メモリM29,エンボス量EQmnの合計値記憶用メモリM30が接続される。
更にBUS線70には、エンボス量EQmnの平均値記憶用メモリM31,絵柄面積率−インキ・ツボ・キー開き量変換テーブル記憶用メモリM38,各インキ・ツボ・キーの基準の開き量KFmn記憶用メモリM39,各インキ・ツボ・キーの開き量Kmn記憶用メモリM40,インキ・ツボ・ローラの基準回転速度比率IFRRFm記憶用メモリM41,インキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRm記憶用メモリM42,印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM43,現在の印刷機の回転速度R記憶用メモリM44,各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・ローラ回転速度IFRm記憶用メモリM45が接続される。
更にBUS線70には、目標とする凸版胴−圧胴間の印圧記憶用メモリM52,目標とする凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM53,凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM54,エンボス量の平均値−凸版胴と圧胴間の印圧変換テーブル記憶用メモリM55が接続される。
入出力装置64には、キーボード等の入力装置71とCRTやディスプレイ等の表示器72とプリンタやフロッピーディスク(登録商標)ドライブ等の出力装置73とが接続される。入出力装置65には前述した表側距離測定器74と裏側距離測定器75が接続される。
入出力装置66には、D/A変換器76及び天地方向移動用モータ・ドライバ77を介して前述した天地方向移動用モータ78が接続されると共に該モータ78に駆動連結された天地方向移動用モータ用ロータリ・エンコーダ80が天地方向の現在位置測定用カウンタ79を介して接続される。また、入出力装置66には、天地方向原点位置検出器81も接続される。
更に、入出力装置66には、D/A変換器82及び左右方向移動用モータ・ドライバ83を介して前述した左右方向移動用モータ84が接続されると共に該モータ84に駆動連結された左右方向移動用モータ用ロータリ・エンコーダ86が左右方向の現在位置測定用カウンタ85を介して接続される。また、入出力装置66には、左右方向原点位置検出器87も接続される。
入出力装置67Aには、凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88Aを介して前述した凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ45Aが接続されると共に、A/D変換器90Aを介して、モータ45Aに駆動連結された凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91Aが接続される。
入出力装置68には、A/D変換器92及びF/V変換器93を介して、印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ94が接続される。
そして、インターフェース69には、第1のインキ・ツボ・ローラ制御装置100−1〜第Mのインキ・ツボ・ローラ制御装置100−Mと、第1のインキ供給ユニットの第1のインキ・ツボ・キー制御装置120−(1−1)〜第Mのインキ供給ユニットの第Nのインキ・ツボ・キー制御装置120−(M−N)と、が接続される。
また、インキ・ツボ・ローラ制御装置100−1〜100−Mは、図28に示すように、CPU101とRAM102とROM103との他に、受信したインキ・ツボ・ローラ回転速度記憶用メモリM100,目標とするインキ・ツボ・ローラ回転速度記憶用メモリM101が、入出力装置104及びインターフェース105と共にBUS線106で接続されてなり、図2と同様である。
即ち、入出力装置104には、前述したインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ108がインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ・ドライバ107を介して接続されると共に、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ108に駆動連結されたインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ111がF/V変換器110及びA/D変換器109を介して接続される。また、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ111の検出信号はインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ・ドライバ107にも入力される。そして、インターフェース105に上述したプリセット装置60が接続される。
また、インキ・ツボ・キー制御装置120−(1−1)〜120−(M−N)は、図29に示すように、CPU121とRAM122とROM123との他に、受信したインキ・ツボ・キーの開き量記憶用メモリM120,目標とするインキ・ツボ・キーの開き量記憶用メモリM121,カウンタのカウント値記憶用メモリM122,現在のインキ・ツボ・キーの開き量記憶用メモリM123が、入出力装置124及びインターフェース125と共にBUS線126で接続されてなり、図3と同様である。
即ち、入出力装置124には、前述したインキ・ツボ・キー駆動用モータ128がインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127を介して接続されると共に、インキ・ツボ・キー駆動用モータ128に駆動連結されたインキ・ツボ・キー駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ130がカウンタ129を介して接続される。また、インキ・ツボ・キー駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ130の検出信号はインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127にも入力される。そして、インターフェース125に上述したプリセット装置60が接続される。
そして、前記プリセット装置60(厳密には、インキ・ツボ・ローラ制御装置100−1〜100−Mとインキ・ツボ・キー制御装置120−(1−1)〜120−(M−N)を含む)は、前述した表側距離測定器74や裏側距離測定器75を用いて測定したサンプル印刷物におけるエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さやエンボス量に応じて、多面付け印刷に際して、前述した各モータ45A,108,128を駆動制御し、前述したインキ・ツボ・キー17d(17d−1〜17d−n)の開き量(インキ供給量)や凸版胴30と圧胴13との間の印圧を自動的に調整(プリセット)し得るようになっている。
このようなプリセット装置60の制御動作を、図30(a)及び図30(b),図31(a)乃至図31(c),図32(a)及び図32(b),図33(a)及び図33(b),図34(a)及び図34(b)の動作フロー図にしたがって詳述する。
先ず、ステップP1で各メモリM1〜M31、M38〜M45、M52〜M55を初期化した後、ステップP2でインキ供給ユニットMのインキ色ICm及び各インキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnが入力されたか否かを判断し、可であればステップP3でインキ供給ユニットMのインキ色ICm及び各インキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnを入力し、メモリM1及びM2に記憶する一方、否であればステップP4に移行する。
次に、ステップP4でサンプル図柄の紙厚測定スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP5で天地方向移動用モータ・ドライバ77に正転指令を出力する一方、否であれば後述するステップP30へ移行する。
次に、ステップP6で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値を読込み、メモリM3に記憶した後、ステップP7で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算して、メモリM4に記憶する。
次に、ステップP8で距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置をメモリM5から読込んだ後、ステップP9で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置か否かを判断し、可であればステップP10に移行する一方、否であればステップP6に戻る。
次に、ステップP10で天地方向移動用モータ・ドライバ77への正転指令出力を停止した後、ステップP11で左右方向移動用モータ・ドライバ83に正転指令を出力する。次いで、ステップP12で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値を読込み、メモリM6に記憶する。
次に、ステップP13で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算して、メモリM7に記憶した後、ステップP14で距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置をメモリM8から読込む。
次に、ステップP15で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置か否かを判断し、可であればステップP16で距離測定器に測定指令信号を出力する一方、否であればステップP12に戻る。
次に、ステップP17で表側距離測定器74の出力FDを読み込み、メモリM9に記憶した後、ステップP18で裏側距離測定器75の出力RDを読み込み、メモリM10に記憶する。
次に、ステップP19で左右方向移動用モータ・ドライバ83への正転指令出力を停止した後、ステップP20で左右方向移動用モータ・ドライバ83に逆転指令を出力し、次いで、ステップP21で距離測定器の左右方向原点位置検出器87の出力がONになると、ステップP22で左右方向移動用モータ・ドライバ83への逆転指令出力を停止する。
次に、ステップP23で天地方向移動用モータ・ドライバ77に逆転指令を出力した後、ステップP24で距離測定器の天地方向原点位置検出器81の出力がONになると、ステップP25で天地方向移動用モータ・ドライバ77への逆転指令出力を停止する。
次に、ステップP26で表側距離測定器74の出力FDより表側距離測定器から紙までの距離FDPを演算して、メモリM11に記憶した後、ステップP27で裏側距離測定器75の出力RDより裏側距離測定器から紙までの距離RDPを演算して、メモリM12に記憶する。
次に、ステップP28で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDをメモリM13から読み込んだ後、ステップP29で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDより、表側距離測定器から紙までの距離FDP及び裏側距離測定器から紙までの距離RDPを減算し、紙厚PTを演算して、メモリM14に記憶する。
以上のステップで、測定対象であるサンプル図柄の紙Wの厚さが測定される。尚、前記紙厚側定位置は、紙Wのうち、何も印刷されていない部分、言い換えれば、エンボスもインキ皮膜も無い部分が設定される。
次に、ステップP30でサンプル図柄のエンボス量及びインキ皮膜厚さ測定スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP31でメモリM15のカウント値Mに1を書き込む一方、否であれば後述するステップP82に移行する。
次に、ステップP32でメモリM16のカウント値Nに1を書き込んだ後、ステップP33で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値を読込み、メモリM3に記憶する。
次に、ステップP34で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算して、メモリM4に記憶した後、ステップP35で距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の天地方向の位置をメモリM17から読込む。
次に、ステップP36で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の天地方向の位置か否かを判断し、可であれば後述するステップP50に移行する一方、否であればステップP37で距離測定器の天地方向の現在位置<距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の天地方向の位置か否かを判断する。
次に、前記ステップP37で可であればステップP38で天地方向移動用モータ・ドライバ77に正転指令を出力した後、ステップP39で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値を読込み、メモリM3に記憶する。
次に、ステップP40で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算して、メモリM4に記憶した後、ステップP41で距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の天地方向の位置をメモリM17から読込む。
次に、ステップP42で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の天地方向の位置か否かを判断し、可であればステップP43で天地方向移動用モータ・ドライバ77への正転指令出力を停止する一方、否であればステップP39に戻る。
次に、前記ステップP37で否であればステップP44で天地方向移動用モータ・ドライバ77に逆転指令を出力した後、ステップP45で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値を読込み、メモリM3に記憶する。
次に、ステップP46で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算して、メモリM4に記憶した後、ステップP47で距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の天地方向の位置をメモリM17から読込む。
次に、ステップP48で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の天地方向の位置か否かを判断し、可であればステップP49で天地方向移動用モータ・ドライバ77への逆転指令出力を停止する一方、否であればステップP45に戻る。
次に、ステップP50で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値を読込み、メモリM6に記憶した後、ステップP51で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算して、メモリM7に記憶する。次いで、ステップP52で距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の左右方向の位置をメモリM18から読込む。
次に、ステップP53で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の左右方向の位置か否かを判断し、可であれば後述するステップP67に移行する一方、否であればステップP54で距離測定器の左右方向の現在位置<距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の左右方向の位置か否かを判断する。
次に、前記ステップP54で可であればステップP55で左右方向移動用モータ・ドライバ83に正転指令を出力した後、ステップP56で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値を読込み、メモリM6に記憶する。
次に、ステップP57で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算して、メモリM7に記憶した後、ステップP58で距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の左右方向の位置をメモリM18から読込む。
次に、ステップP59で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の左右方向の位置か否かを判断し、可であればステップP60で左右方向移動用モータ・ドライバ83への正転指令出力を停止する一方、否であればステップP56に戻る。
次に、前記ステップP54で否であればステップP61で左右方向移動用モータ・ドライバ83に逆転指令を出力した後、ステップP62で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値を読込み、メモリM6に記憶する。
次に、ステップP63で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算して、メモリM7に記憶した後、ステップP64で距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の左右方向の位置をメモリM18から読込む。
次に、ステップP65で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきインキ色ICmのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部の左右方向の位置か否かを判断し、可であればステップP66で左右方向移動用モータ・ドライバ83への逆転指令出力を停止する一方、否であればステップP62に戻る。
次に、ステップP67で距離測定器に測定指令信号を出力した後、ステップP68で表側距離測定器74の出力FDmnを読み込み、メモリM9のインキ色ICm用のN番目のアドレス位置に記憶する。次いで、ステップP69で裏側距離測定器75の出力RDmnを読み込み、メモリM10のインキ色ICm用のN番目のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP70でメモリM16のカウント値Nに1を加算し、上書きした後、ステップP71で各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数NmaxをメモリM19から読み込む。
次に、ステップP72でカウント値N>各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxか否かを判断し、可であればステップP73でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きする一方、否であればステップP33に戻る。
次に、ステップP74でメモリM20からインキ供給ユニット総数Mmaxを読み込んだ後、ステップP75でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP76で左右方向移動用モータ・ドライバ83に逆転指令を出力する一方、否であればステップP32に戻る。
次に、ステップP77で距離測定器の左右方向原点位置検出器87の出力がONになると、ステップP78で左右方向移動用モータ・ドライバ83への逆転指令出力を停止し、次いで、ステップP79で天地方向移動用モータ・ドライバ77に逆転指令を出力する。
次に、ステップP80で距離測定器の天地方向原点位置検出器81の出力がONになると、ステップP81で天地方向移動用モータ・ドライバ77への逆転指令出力が停止される。
以上のステップで、表側距離測定器74及び裏側距離測定器75から各インキ供給ユニットから供給されたインキで印刷されたカラー・パッチ線Lまでの距離が測定される。
次に、ステップP82でプリセット・スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP83でメモリM15のカウント値Mに1を書き込む一方、否であれば後述するステップP162に移行する。
次に、ステップP84でメモリM16のカウント値Nに1を書き込んだ後、ステップP85でインキ供給ユニットMのインキ色ICmをメモリM1から読み込む。次いで、ステップP86でインキ色ICm用のN番目のアドレス位置に記憶された表側距離測定器の出力FDmnをメモリM9から読み込む。
次に、ステップP87でインキ色ICm用のN番目のアドレス位置に記憶された表側距離測定器の出力FDmnより、表側距離測定器から測定部までの距離FDCmnを演算して、メモリM21のインキ供給ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶した後、ステップP88でインキ色ICm用のN番目のアドレス位置に記憶された裏側距離測定器の出力RDmnをメモリM10から読み込む。
次に、ステップP89でインキ色ICm用のN番目のアドレス位置に記憶された裏側距離測定器の出力RDmnより、裏側距離測定器から測定部までの距離RDCmnを演算して、メモリM22のインキ供給ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶した後、ステップP90で裏側距離測定器から紙までの距離RDPをメモリM12から読み込む。
次に、ステップP91で裏側距離測定器から測定部までの距離RDCmから裏側距離測定器から紙までの距離RDPを減算し、エンボス量EQmnを演算して、メモリM23のインキ供給ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶した後、ステップP92で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDをメモリM13から読み込む。
次に、ステップP93で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDより、表側距離測定器から測定部までの距離FDCmn及び裏側距離測定器から測定部間での距離RDCmnを減算し、測定部の厚さCPTmnを演算して、メモリM24に記憶した後、ステップP94で紙厚PTをメモリM14から読み込む。
次に、ステップP95で測定部の厚さCPTmnより、紙厚PTを減算し、インキ皮膜厚さIFTmnを演算して、メモリM25のインキ供給ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶した後、ステップP96でインキ供給ユニットMのインキ色ICmをメモリM1から読み込む。
次に、ステップP97で基準インキ皮膜厚さIFTF記憶用メモリ26のインキ色ICmのアドレス位置より、インキ色ICmの基準インキ皮膜厚さIFTFmを読み込んだ後、ステップP98でインキ供給ユニットMのN番目のインキ皮膜厚さIFTmnよりインキ色ICmの基準インキ皮膜厚さIFTFmを減算し、インキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーに対応するインキ皮膜厚さ誤差量IFTDmnを演算して、メモリM27のインキ供給ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP99でインキ供給ユニットMのインキ色ICmをメモリM1から読み込んだ後、ステップP100でインキ色ICmに対応するインキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・キー開き量の補正比率変換テーブルをメモリM28から読み込む。
次に、ステップP101でインキ色ICmに対応するインキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・キー開き量の補正比率変換テーブルを用いて、インキ皮膜厚さ誤差量IFTDmnより、インキ・ツボ・キーの開き量の補正比率を求め、メモリM29のインキ供給ユニットM用のN番目のアドレス位置に記憶した後、ステップP102でメモリM16のカウント値Nに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP103で各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数NmaxをメモリM19から読み込んだ後、ステップP104でカウント値N>各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxか否かを判断し、可であればステップP105でエンボス量EQmnの合計値記憶用メモリM30にゼロを書き込む一方、否であればステップP85に戻る。
次に、ステップP106でメモリM16のカウント値Nに1を書き込んだ後、ステップP107でエンボス量EQmnの合計値をメモリM30から読み込み、次いで、ステップP108でエンボス量EQmn記憶用メモリM23のインキ供給ユニットMのN番目のアドレス位置より、インキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部のエンボス量EQmnを読み込む。
次に、ステップP109でエンボス量EQmnの合計値にインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する測定部のエンボス量EQmnを加算し、エンボス量EQmnの合計値記憶用メモリM30に上書きした後、ステップP110でメモリM16のカウント値Nに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP111で各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数NmaxをメモリM19から読み込んだ後、ステップP112でカウント値N>各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxか否かを判断し、可であればステップP113でエンボス量EQmnの合計値をメモリM30から読み込む一方、否であればステップP107に戻る。
次に、ステップP114でエンボス量EQmnの合計値を各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxで除算し、インキ供給ユニットMのエンボス量EQmnの平均値を演算して、メモリM31のインキ供給ユニットMのアドレス位置に記憶した後、ステップP115でエンボス量の平均値−凸版胴と圧胴間の印圧変換テーブルをメモリM55から読み込む。
次に、ステップP116でエンボス量の平均値−凸版胴と圧胴間の印圧変換テーブルを用いて、エンボス量EQmnの平均値より、目標とする凸版胴−圧胴間の印圧を求め、メモリM52のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP117でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP118でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM20から読み込んだ後、ステップP119でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP120に移行する一方、否であればステップP84に戻る。
以上のステップで、測定した各カラー・パッチ線Lのインキ皮膜厚さより、各インキ装置の各インキ・ツボ・キーの開き量の補正比率が求められると共に、測定した各カラー・パッチ線Lのエンボス量より各インキ供給ユニットのエンボス量が求められ、求められた各インキ供給ユニットのエンボス量より各インキ供給ユニットの目標とする印圧が求められる。
次に、ステップP120でメモリM15のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP121でインキ供給ユニットMの目標とする凸版胴−圧胴間の印圧をメモリM52から読み込む。
次に、ステップP122でインキ供給ユニットMの目標とする凸版胴−圧胴間の印圧より、目標とする凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力を演算して、メモリM53に記憶した後、ステップP123でインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91Aに接続されたA/D変換器90Aの出力を読み込んでメモリM54に記憶する。
次に、ステップP124でインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力=目標とするインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力か否かを判断し、可であれば後述するステップP134に移行する一方、否であればステップP125でインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力<目標とするインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力か否かを判断する。
次に、前記ステップP125で可であればステップP126でインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88Aに正転指令を出力した後、ステップP127でインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91Aに接続されたA/D変換器90Aの出力を読み込んでメモリM54に記憶する。
次に、ステップP128でインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力=目標とするインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力か否かを判断し、可であればステップP129でインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88Aへの正転指令出力を停止する一方、否であればステップP127に戻る。
次に、前記ステップP125で否であればステップP130でインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88Aに逆転指令を出力した後、ステップP131でインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91Aに接続されたA/D変換器90Aの出力を読み込んでメモリM54に記憶する。
次に、ステップP132でインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力=目標とするインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力か否かを判断し、可であればステップP133でインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88Aへの逆転指令出力を停止する一方、否であればステップP131に戻る。
次に、ステップP134でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きした後、ステップP135でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM20から読み込み、次いで、ステップP136でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP137に移行する一方、否であればステップP121に戻る。
以上のステップで、求められた目標とする印圧に凹版胴と圧胴間の印圧が設定される。よって、測定されたサンプル印刷物のエンボス量より、第2の凹版印刷機の印圧がプリセットされる。
次に、ステップP137でメモリM15のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP138でメモリM16のカウント値Nに1を書き込み、次いで、ステップP139でインキ供給ユニットMのインキ色ICmをメモリM1から読み込む。
次に、ステップP140でインキ色ICmに対応する絵柄面積率−インキ・ツボ・キー開き量変換テーブルをメモリM38から読み込んだ後、ステップP141でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnをメモリM2から読み込む。
次に、ステップP142でインキ色ICmに対応する絵柄面積率−インキ・ツボ・キー開き量変換テーブルを用いて、インキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnより、インキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの基準の開き量KFmnを求め、各インキ・ツボ・キーの基準の開き量KFmn記憶用メモリM39のインキ供給ユニットMのN番目のアドレス位置に記憶した後、ステップP143でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの開き量の補正比率をメモリM29から読み込む。
次に、ステップP144でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの基準の開き量KFmnにインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの開き量の補正比率を乗算し、インキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを演算して、メモリM40のインキ供給ユニットMのN番目のアドレス位置に記憶した後、ステップP145でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キー制御装置120に、インキ・ツボ・キーの開き量Kmnを送信する。
次に、ステップP146でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キー制御装置120より受信確認信号が送信されると、ステップP147でメモリM16のカウント値Nに1を加算し、上書きし、次いで、ステップP148で各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数NmaxをメモリM19から読み込む。
次に、ステップP149でカウント値N>各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxか否かを判断し、可であればステップP150でインキ供給ユニットMのインキ色ICmをメモリM1から読み込む一方、否であればステップP139に戻る。
次に、ステップP151でインキ色ICmのインキ・ツボ・ローラの基準回転速度比率IFRRFmをメモリM41から読み込んだ後、ステップP152でインキ色ICmのインキ・ツボ・ローラの基準回転速度比率IFRRFmを、インキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRm記憶用メモリM42のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に上書きする。
次に、ステップP153でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きした後、ステップP154でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM20から読み込み、次いで、ステップP155でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP156に移行する一方、否であればステップP138に戻る。
以上のステップで、求められた各インキ装置の各インキ・ツボ・キーの開き量の補正比率に応じて補正された開き量に、各インキ装置の各インキ・ツボ・キーの開き量が設定されると共に、入力された絵柄面積率に応じた回転量に、各インキ装置のインキ・ツボ・ローラの回転量が設定される。よって、測定されたサンプル印刷物のインキ皮膜厚さより、第2の凸版印刷機のインキ供給量がプリセットされる。この状態で、第2の凸版印刷機のプリセットがすべて完了するため、オペレータは、第2の凸版印刷機を操作して、サンプル印刷物と同一の図柄が複数配置された多面付け印刷物の印刷を開始する。
次に、ステップP156で印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ94に接続されたA/D変換器92の出力を読み込み、メモリM43に記憶した後、ステップP157で印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ94に接続されたA/D変換器92の出力より現在の印刷機の回転速度Rを演算して、メモリM44に記憶する。
次に、ステップP158でメモリM15のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP159でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRmをメモリM42から読み込み、次いで、ステップP160で現在の印刷機の回転速度RをメモリM44から読み込む。
次に、ステップP161で現在の印刷機の回転速度Rにインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRmを乗算し、インキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ回転速度IFRmを演算して、メモリM45のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP162でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ制御装置100に、インキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmを送信する。
次に、ステップP163でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ制御装置100より受信確認信号が送信されると、ステップP164でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP165でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM20から読み込んだ後、ステップP166でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP2に戻る一方、否であればステップP159に戻る。以後、これを繰り返す。
また、第1のインキ供給ユニットの第1のインキ・ツボ・キー制御装置120−(1−1)から第Mのインキ供給ユニットの第Nのインキ・ツボ・キー制御装置120−(M−N)は、図35に示す動作フローにしたがって動作し、図9と同様である。
即ち、ステップP1でプリセット装置60より、インキ・ツボ・キーの開き量Kmnが送信されると、ステップP2でインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを受信して受信したインキ・ツボ・キーの開き量Kmn記憶用メモリM120に記憶し、その後ステップP3でプリセット装置60に受信確認信号を送信する。
次に、ステップP4で受信したインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを、目標とするインキ・ツボ・キーの開き量(位置)記憶用メモリM121に書き込んだ後、ステップP5でカウンタ129のカウント値を読込み、メモリM122に記憶し、その後ステップP6でカウンタ129のカウント値より、現在のインキ・ツボ・キーの開き量(位置)を演算し、メモリM123に記憶する。
次に、ステップP7で目標とするインキ・ツボ・キーの位置=現在のインキ・ツボ・キーの位置か否かを判断し、可であればステップP1に戻り、否であればステップP8で目標とするインキ・ツボ・キーの位置>現在のインキ・ツボ・キーの位置か否かを判断する。
前記ステップP8で可であればステップP9でインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127に正転指令を出力し、否であればステップP10でインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127に逆転指令を出力する。
次に、ステップP11でカウンタ129のカウント値を読込み、メモリM122に記憶した後、ステップP12でカウンタ129のカウント値より、現在のインキ・ツボ・キーの位置を演算し、メモリM123に記憶する。
次に、ステップP13で現在のインキ・ツボ・キーの位置=目標とするインキ・ツボ・キーの位置か否かを判断し、可であればステップP14でインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127に停止指令を出力した後、ステップP1に戻り、否であればステップP11に戻る。以後、これを繰り返す。
また、第1のインキ・ツボ・ローラ制御装置100−1から第Mのインキ・ツボ・ローラ制御装置100−Mは、図36に示す動作フローにしたがって動作し、図10と同様である。
即ち、ステップP1でプリセット装置60よりインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmが送信されると、ステップP2でインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmを受信して、受信したインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRm記憶用メモリM100に記憶し、その後ステップP3でプリセット装置60に受信確認信号が送信される。
次に、ステップP4で受信したインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmを、目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度記憶用メモリM101に書き込み、記憶した後、ステップP5で目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度をメモリM101から読み込む。
次に、ステップP6でインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ・ドライバ107に、目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度の回転速度指令を出力してステップP1に戻る。以後、これを繰り返す。
このようにして本実施例では、凸版印刷機において、表側距離測定器74や裏側距離測定器75を用いて、測定したサンプル印刷物におけるエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さやエンボス量に応じて、多面付け印刷に際して、前述した各モータ45A,108,128を駆動制御し、前述したインキ・ツボ・キー17d(17d−1〜17d−n)の開き量(所謂インキ供給量)や凸版胴30と圧胴13との間の印圧を自動的に調整(プリセット)し得るようにした。
これにより、オペレータの負担を軽減することができると共に、オペレータの調整ミスによる不良印刷物の発生を回避することができる。また、調整時間の短縮で生産性が向上する。
尚、本実施例において、サンプル印刷物におけるエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さとエンボス量のいずれか一方のみを測定し、この測定したインキ皮膜厚さ又はエンボス量に応じてインキ供給量又は印圧を自動で調整するようにしてもよい。
図38(a)及び図38(b)は本発明の実施例4を示すプリセット装置の制御ブロック図、図39はインキ・ツボ・ローラ制御装置の制御ブロック図、図40はインキ・ツボ・キー制御装置の制御ブロック図、図41(a)及び図41(b)はプリセット装置の動作フロー図、図42(a)乃至図42(c)はプリセット装置の動作フロー図、図43(a)及び図43(b)はプリセット装置の動作フロー図、図44(a)及び図44(b)はプリセット装置の動作フロー図、図45(a)及び図45(b)はプリセット装置の動作フロー図、図46はインキ・ツボ・キー制御装置の動作フロー図、図47はインキ・ツボ・ローラ制御装置の動作フロー図である。
これは、実施例3における凸版印刷機において、インキ供給量調整手段として、インキ・ツボ・キー17d(17d−1〜17d−n,図37参照)の開き量を制御することに代えて、インキ・ツボ・ローラ17a(図37参照)の回転速度を制御するようにした例である。その他の構成は実施例3と同様である。また、凸版印刷機の構造は、図37を参照して重複する説明は省略する。
尚、インキ皮膜厚さ及びエンボス量の測定の際は、実施例2と同様の方法で測定される(図26参照)。
前記プリセット装置60は、図38(a)及び図38(b)に示すように、CPU61とRAM62とROM63と各入出力装置64〜66、67A、68とインタ−フェース69とが共にBUS線70で接続されてなる。
前記BUS線70には、インキ供給ユニットMのインキ色ICm記憶用メモリM1,各インキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmn記憶用メモリM2,距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタの値記憶用メモリM3,距離測定器の天地方向の現在位置記憶用メモリM4,距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置記憶用メモリM5,距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタの値記憶用メモリM6,距離測定器の左右方向の現在位置記憶用メモリM7,距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置記憶用メモリM8,表側距離測定器の出力FD記憶用メモリM9,裏側距離測定器の出力RD記憶用メモリM10が接続される。
更にBUS線70には、表側距離測定器から紙までの距離FDP記憶用メモリM11,裏側距離測定器から紙までの距離RDP記憶用メモリM12,表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRD記憶用メモリM13,紙厚PT記憶用メモリM14,カウント値M記憶用メモリM15,カウント値N記憶用メモリM16,距離測定器によって測定すべき測定部の天地方向の位置記憶用メモリM17,距離測定器によって測定すべき測定部の左右方向の位置記憶用メモリM18,各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmax記憶用メモリM19,インキ供給ユニット総数Mmax記憶用メモリM20が接続される。
更にBUS線70には、表側距離測定器から測定部までの距離FDCm記憶用メモリM21,裏側距離測定器から測定部までの距離RDCm記憶用メモリM22,エンボス量EQm記憶用メモリM23,インキ皮膜厚さIFTm記憶用メモリM25,基準インキ皮膜厚さIFTF記憶用メモリM26,インキ皮膜厚さ誤差量IFTDm記憶用メモリM27が接続される。
更にBUS線70には、絵柄面積率−インキ・ツボ・キー開き量変換テーブル記憶用メモリM38,各インキ・ツボ・キーの開き量Kmn記憶用メモリM40,インキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRm記憶用メモリM42,印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM43,現在の印刷機の回転速度R記憶用メモリM44,各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・ローラ回転速度IFRm記憶用メモリM45が接続される。
更にBUS線70には、測定部の厚さCPTm記憶用メモリM47,インキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量変換テーブル記憶用メモリM48,インキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量記憶用メモリM49,目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRTm記憶用メモリM50,基準のインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRFm記憶用メモリM51が接続される。
更にBUS線70には、目標とする凸版胴−圧胴間の印圧記憶用メモリM52,目標とする凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM53,凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリM54,エンボス量−凸版胴と圧胴間の印圧変換テーブル記憶用メモリM56が接続される。
入出力装置64には、キーボード等の入力装置71とCRTやディスプレイ等の表示器72とプリンタやフロッピーディスク(登録商標)ドライブ等の出力装置73とが接続される。入出力装置65には前述した表側距離測定器74と裏側距離測定器75が接続される。
入出力装置66には、D/A変換器76及び天地方向移動用モータ・ドライバ77を介して前述した天地方向移動用モータ78が接続されると共に該モータ78に駆動連結された天地方向移動用モータ用ロータリ・エンコーダ80が天地方向の現在位置測定用カウンタ79を介して接続される。また、入出力装置66には、天地方向原点位置検出器81も接続される。
更に、入出力装置66には、D/A変換器82及び左右方向移動用モータ・ドライバ83を介して前述した左右方向移動用モータ84が接続されると共に該モータ84に駆動連結された左右方向移動用モータ用ロータリ・エンコーダ86が左右方向の現在位置測定用カウンタ85を介して接続される。また、入出力装置66には、左右方向原点位置検出器87も接続される。
入出力装置67Aには、凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88Aを介して前述した凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ45Aが接続されると共に、A/D変換器90Aを介して、モータ45Aに駆動連結された凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91Aが接続される。
入出力装置68には、A/D変換器92及びF/V変換器93を介して、印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ94が接続される。
そして、インターフェース69には、第1のインキ・ツボ・ローラ制御装置100−1〜第Mのインキ・ツボ・ローラ制御装置100−Mと、第1のインキ供給ユニットの第1のインキ・ツボ・キー制御装置120−(1−1)〜第Mのインキ供給ユニットの第Nのインキ・ツボ・キー制御装置120−(M−N)と、が接続される。
また、インキ・ツボ・ローラ制御装置100−1〜100−Mは、図39に示すように、CPU101とRAM102とROM103との他に、受信したインキ・ツボ・ローラ回転速度記憶用メモリM100,目標とするインキ・ツボ・ローラ回転速度記憶用メモリM101が、入出力装置104及びインターフェース105と共にBUS線106で接続されてなり、図28と同様である。
即ち、入出力装置104には、前述したインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ108がインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ・ドライバ107を介して接続されると共に、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ108に駆動連結されたインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ111がF/V変換器110及びA/D変換器109を介して接続される。また、インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ111の検出信号はインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ・ドライバ107にも入力される。そして、インターフェース105に上述したプリセット装置60が接続される。
また、インキ・ツボ・キー制御装置120−(1−1)〜120−(M−N)は、図40に示すように、CPU121とRAM122とROM123との他に、受信したインキ・ツボ・キーの開き量記憶用メモリM120,目標とするインキ・ツボ・キーの開き量記憶用メモリM121,カウンタのカウント値記憶用メモリM122,現在のインキ・ツボ・キーの開き量記憶用メモリM123が、入出力装置124及びインターフェース125と共にBUS線126で接続されてなり、図29と同様である。
即ち、入出力装置124には、前述したインキ・ツボ・キー駆動用モータ128がインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127を介して接続されると共に、インキ・ツボ・キー駆動用モータ128に駆動連結されたインキ・ツボ・キー駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ130がカウンタ129を介して接続される。また、インキ・ツボ・キー駆動用モータ用ロータリ・エンコーダ130の検出信号はインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127にも入力される。そして、インターフェース125に上述したプリセット装置60が接続される。
そして、前記プリセット装置60(厳密には、インキ・ツボ・ローラ制御装置100−1〜100−Mとインキ・ツボ・キー制御装置120−(1−1)〜120−(M−N)を含む)は、前述した表側距離測定器74や裏側距離測定器75を用いて測定したサンプル印刷物におけるエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さやエンボス量に応じて、多面付け印刷に際して、前述した各モータ45A,108,128を駆動制御し、前述したインキ・ツボ・ローラ17aの回転速度(インキ供給量)や凸版胴30と圧胴13との間の印圧を自動的に調整(プリセット)し得るようになっている。
このようなプリセット装置60の制御動作を、図41(a)及び図41(b),図42(a)乃至図42(c),図43(a)及び図43(b),図44(a)及び図44(b),図45(a)及び図45(b)の動作フロー図にしたがって詳述する。
先ず、ステップP1で各メモリM1〜M23、M25〜M27、M38、M40、M42〜M45、M47〜M54、M56を初期化した後、ステップP2でインキ供給ユニットMのインキ色ICm及び各インキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnが入力されたか否かを判断し、可であればステップP3でインキ供給ユニットMのインキ色ICm及び各インキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnを入力し、メモリM1及びM2に記憶する一方、否であればステップP4に移行する。
次に、ステップP4でサンプル図柄の紙厚測定スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP5で天地方向移動用モータ・ドライバ77に正転指令を出力する一方、否であれば後述するステップP30へ移行する。
次に、ステップP6で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値を読込み、メモリM3に記憶した後、ステップP7で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算して、メモリM4に記憶する。
次に、ステップP8で距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置をメモリM5から読込んだ後、ステップP9で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の天地方向の位置か否かを判断し、可であればステップP10に移行する一方、否であればステップP6に戻る。
次に、ステップP10で天地方向移動用モータ・ドライバ77への正転指令出力を停止した後、ステップP11で左右方向移動用モータ・ドライバ83に正転指令を出力する。次いで、ステップP12で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値を読込み、メモリM6に記憶する。
次に、ステップP13で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算して、メモリM7に記憶した後、ステップP14で距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置をメモリM8から読込む。
次に、ステップP15で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべき紙厚測定位置の左右方向の位置か否かを判断し、可であればステップP16で距離測定器に測定指令信号を出力する一方、否であればステップP12に戻る。
次に、ステップP17で表側距離測定器74の出力FDを読み込み、メモリM9に記憶した後、ステップP18で裏側距離測定器75の出力RDを読み込み、メモリM10に記憶する。
次に、ステップP19で左右方向移動用モータ・ドライバ83への正転指令出力を停止した後、ステップP20で左右方向移動用モータ・ドライバ83に逆転指令を出力し、次いで、ステップP21で距離測定器の左右方向原点位置検出器87の出力がONになると、ステップP22で左右方向移動用モータ・ドライバ83への逆転指令出力を停止する。
次に、ステップP23で天地方向移動用モータ・ドライバ77に逆転指令を出力した後、ステップP24で距離測定器の天地方向原点位置検出器81の出力がONになると、ステップP25で天地方向移動用モータ・ドライバ77への逆転指令出力を停止する。
次に、ステップP26で表側距離測定器74の出力FDより表側距離測定器から紙までの距離FDPを演算して、メモリM11に記憶した後、ステップP27で裏側距離測定器75の出力RDより裏側距離測定器から紙までの距離RDPを演算して、メモリM12に記憶する。
次に、ステップP28で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDをメモリM13から読み込んだ後、ステップP29で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDより、表側距離測定器から紙までの距離FDP及び裏側距離測定器から紙までの距離RDPを減算し、紙厚PTを演算して、メモリM14に記憶する。
以上のステップで、測定対象であるサンプル図柄の紙Wの厚さが測定される。尚、前記紙厚側定位置は、紙Wのうち、何も印刷されていない部分、言い換えれば、エンボスもインキ皮膜も無い部分が設定される。
次に、ステップP30でサンプル図柄のエンボス量及びインキ皮膜厚さ測定スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP31でメモリM15のカウント値Mに1を書き込む一方、否であれば後述するステップP78に移行する。
次に、ステップP32で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値を読込み、メモリM3に記憶した後、ステップP33で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算して、メモリM4に記憶し、次いで、ステップP34で距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の天地方向の位置をメモリM17から読込む。
次に、ステップP35で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の天地方向の位置か否かを判断し、可であれば後述するステップP49に移行する一方、否であればステップP36で距離測定器の天地方向の現在位置<距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の天地方向の位置か否かを判断する。
次に、前記ステップP36で可であればステップP37で天地方向移動用モータ・ドライバ77に正転指令を出力した後、ステップP38で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値を読込み、メモリM3に記憶する。
次に、ステップP39で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算して、メモリM4に記憶した後、ステップP40で距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の天地方向の位置をメモリM17から読込む。
次に、ステップP41で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の天地方向の位置か否かを判断し、可であればステップP42で天地方向移動用モータ・ドライバ77への正転指令出力を停止する一方、否であればステップP38に戻る。
次に、前記ステップP36で否であればステップP43で天地方向移動用モータ・ドライバ77に逆転指令を出力した後、ステップP44で距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値を読込み、メモリM3に記憶する。
次に、ステップP45で読込んだ距離測定器の天地方向の現在位置測定用カウンタ79の値より、距離測定器の天地方向の現在位置を演算して、メモリM4に記憶した後、ステップP46で距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の天地方向の位置をメモリM17から読込む。
次に、ステップP47で距離測定器の天地方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の天地方向の位置か否かを判断し、可であればステップP48で天地方向移動用モータ・ドライバ77への逆転指令出力を停止する一方、否であればステップP44に戻る。
次に、ステップP49で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値を読込み、メモリM6に記憶した後、ステップP50で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算して、メモリM7に記憶する。次いで、ステップP51で距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の左右方向の位置をメモリM18から読込む。
次に、ステップP52で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の左右方向の位置か否かを判断し、可であれば後述するステップP66に移行する一方、否であればステップP53で距離測定器の左右方向の現在位置<距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の左右方向の位置か否かを判断する。
次に、前記ステップP53で可であればステップP54で左右方向移動用モータ・ドライバ83に正転指令を出力した後、ステップP55で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値を読込み、メモリM6に記憶する。
次に、ステップP56で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算して、メモリM7に記憶した後、ステップP57で距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の左右方向の位置をメモリM18から読込む。
次に、ステップP58で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の左右方向の位置か否かを判断し、可であればステップP59で左右方向移動用モータ・ドライバ83への正転指令出力を停止する一方、否であればステップP55に戻る。
次に、前記ステップP53で否であればステップP60で左右方向移動用モータ・ドライバ83に逆転指令を出力した後、ステップP61で距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値を読込み、メモリM6に記憶する。
次に、ステップP62で読込んだ距離測定器の左右方向の現在位置測定用カウンタ85の値より、距離測定器の左右方向の現在位置を演算して、メモリM7に記憶した後、ステップP63で距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の左右方向の位置をメモリM18から読込む。
次に、ステップP64で距離測定器の左右方向の現在位置=距離測定器によって測定すべきインキ色ICmに対応する測定部の左右方向の位置か否かを判断し、可であればステップP65で左右方向移動用モータ・ドライバ83への逆転指令出力を停止する一方、否であればステップP61に戻る。
次に、ステップP66で距離測定器に測定指令信号を出力した後、ステップP67で表側距離測定器74の出力FDmを読み込み、メモリM9のインキ色ICm用のアドレス位置に記憶する。次いで、ステップP68で裏側距離測定器75の出力RDmを読み込み、メモリM10のインキ色ICm用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP69でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きした後、ステップP70でメモリM20からインキ供給ユニット総数Mmaxを読み込み、次いで、ステップP71でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP72で左右方向移動用モータ・ドライバ83に逆転指令を出力する一方、否であればステップP32に戻る。
次に、ステップP73で距離測定器の左右方向原点位置検出器87の出力がONになると、ステップP74で左右方向移動用モータ・ドライバ83への逆転指令出力を停止し、次いで、ステップP75で天地方向移動用モータ・ドライバ77に逆転指令を出力する。
次に、ステップP76で距離測定器の天地方向原点位置検出器81の出力がONになると、ステップP77で天地方向移動用モータ・ドライバ77への逆転指令出力が停止される。
以上のステップで、表側距離測定器74及び裏側距離測定器75から各インキ供給ユニットから供給されたインキで印刷されたカラー・パッチ線Lまでの距離が測定される。
次に、ステップP78でプリセット・スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP79でメモリM15のカウント値Mに1を書き込む一方、否であれば後述するステップP138に移行する。
次に、ステップP80でインキ供給ユニットMのインキ色ICmをメモリM1から読み込んだ後、ステップP81でインキ色ICm用のアドレス位置に記憶された表側距離測定器の出力FDmをメモリM9から読み込む。
次に、ステップP82でインキ色ICm用のアドレス位置に記憶された表側距離測定器の出力FDmより、表側距離測定器から測定部までの距離FDCmを演算して、メモリM21のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP83でインキ色ICm用のアドレス位置に記憶された裏側距離測定器の出力RDmをメモリM10から読み込む。
次に、ステップP84でインキ色ICm用のアドレス位置に記憶された裏側距離測定器の出力RDmより、裏側距離測定器から測定部までの距離RDCmを演算して、メモリM22のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP85で裏側距離測定器から紙までの距離RDPをメモリM12から読み込む。
次に、ステップP86で裏側距離測定器から測定部までの距離RDCmから裏側距離測定器から紙までの距離RDPを減算し、エンボス量EQmを演算して、メモリM23のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP87でエンボス量−凸版胴と圧胴間の印圧変換テーブルをメモリM56から読み込む。
次に、ステップP88でエンボス量−凸版胴と圧胴間の印圧変換テーブルを用いて、エンボス量EQmより目標とする凸版胴−圧胴間の印圧を求め、メモリM52のインキ供給ユニットMのアドレス位置に記憶した後、ステップP89で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDをメモリM13から読み込む。
次に、ステップP90で表側距離測定器−裏側距離測定器間の距離FRDより、表側距離測定器から測定部までの距離FDCm及び裏側距離測定器から測定部までの距離RDCmnを減算し、カラー・パッチ部の厚さCPTmを演算して、メモリM47に記憶した後、ステップP91で紙厚PTをメモリM14から読み込む。
次に、ステップP92で測定部の厚さCPTmより紙厚PTを減算し、インキ皮膜厚さIFTmを演算して、メモリM25のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP93でインキ供給ユニットMのインキ色ICmをメモリM1から読み込む。
次に、ステップP94で基準インキ皮膜厚さIFTF記憶用メモリ26のインキ色ICmのアドレス位置より、インキ色ICmの基準インキ皮膜厚さIFTFmを読み込んだ後、ステップP95でインキ供給ユニットMのインキ皮膜厚さIFTmよりインキ色ICmの基準インキ皮膜厚さIFTFmを減算し、インキ供給ユニットMに対応するインキ皮膜厚さ誤差量IFTDmを演算して、メモリM27のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP96でインキ供給ユニットMのインキ色ICmをメモリM1から読み込んだ後、ステップP97でインキ色ICmに対応するインキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量変換テーブルをメモリM48から読み込む。
次に、ステップP98でインキ色ICmに対応するインキ皮膜厚さ誤差量−インキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量変換テーブルを用いて、インキ皮膜厚さ誤差量IFTDmよりインキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量を求め、メモリM49のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP99でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP100でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM20から読み込んだ後、ステップP101でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP102に移行する一方、否であればステップP80に戻る。
以上のステップで、測定した各カラー・パッチ線Lのエンボス量より、各インキ供給ユニットの目標とする印圧が求められると共に、測定した各カラー・パッチ線Lのインキ皮膜厚さより、各インキ装置のインキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量が求められる。
次に、ステップP102でメモリM15のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP103でインキ供給ユニットMの目標とする凸版胴−圧胴間の印圧をメモリM52から読み込む。
次に、ステップP104でインキ供給ユニットMの目標とする凸版胴−圧胴間の印圧より、目標とする凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力を演算して、メモリM53に記憶した後、ステップP105でインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91Aに接続されたA/D変換器90Aの出力を読み込んでメモリM54に記憶する。
次に、ステップP106でインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力=目標とするインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力か否かを判断し、可であれば後述するステップP116に移行する一方、否であればステップP107でインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力<目標とするインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力か否かを判断する。
次に、前記ステップP107で可であればステップP108でインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88Aに正転指令を出力した後、ステップP109でインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91Aに接続されたA/D変換器90Aの出力を読み込んでメモリM54に記憶する。
次に、ステップP110でインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力=目標とするインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力か否かを判断し、可であればステップP111でインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88Aへの正転指令出力を停止する一方、否であればステップP109に戻る。
次に、前記ステップP107で否であればステップP112でインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88Aに逆転指令を出力した後、ステップP113でインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータ91Aに接続されたA/D変換器90Aの出力を読み込んでメモリM54に記憶する。
次に、ステップP114でインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力=目標とするインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ用ポテンショ・メータに接続されたA/D変換器の出力か否かを判断し、可であればステップP115でインキ供給ユニットMの凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ・ドライバ88Aへの逆転指令出力を停止する一方、否であればステップP113に戻る。
次に、ステップP116でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きした後、ステップP117でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM20から読み込み、次いで、ステップP118でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP119に移行する一方、否であればステップP103に戻る。
以上のステップで、求められた各インキ供給ユニットの目標とする印圧に凸版胴と圧胴間の印圧が設定される。よって、測定されたサンプル印刷物のエンボス量より、第2の凸版印刷機の印圧がプリセットされる。
次に、ステップP119でメモリM15のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP120でメモリM16のカウント値Nに1を書き込み、次いで、ステップP121でインキ供給ユニットMのインキ色ICmをメモリM1から読み込む。
次に、ステップP122でインキ色ICmに対応する絵柄面積率−インキ・ツボ・キー開き量変換テーブルをメモリM38から読み込んだ後、ステップP123でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnをメモリM2から読み込む。
次に、ステップP124でインキ色ICmに対応する絵柄面積率−インキ・ツボ・キー開き量変換テーブルを用いて、インキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーに対応する範囲の絵柄面積率IRmnより、インキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを求め、各インキ・ツボ・キーの開き量Kmn記憶用メモリM40のインキ供給ユニットMのN番目のアドレス位置に記憶した後、ステップP125でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キー制御装置120に、インキ・ツボ・キーの開き量Kmnを送信する。
次に、ステップP126でインキ供給ユニットMのN番目のインキ・ツボ・キー制御装置120より受信確認信号が送信されると、ステップP127でメモリM16のカウント値Nに1を加算し、上書きし、次いで、ステップP128で各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数NmaxをメモリM19から読み込む。
次に、ステップP129でカウント値N>各インキ供給ユニットのインキ・ツボ・キーの総数Nmaxか否かを判断し、可であればステップP130でインキ供給ユニットMのインキ色ICmをメモリM1から読み込む一方、否であればステップP121に戻る。
次に、ステップP131でインキ色ICmのインキ・ツボ・ローラの基準回転速度比率IFRRFmをメモリM51から読み込んだ後、ステップP132でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量をメモリM49から読み込む。
次に、ステップP133でインキ色ICmのインキ・ツボ・ローラの基準回転速度比率IFRRFmにインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率補正量を加算し、目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRTmを演算して、メモリM50のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に上書きした後、ステップP134で目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRTmを、インキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRm記憶用メモリM42に上書きする。
次に、ステップP135でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きした後、ステップP136でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM20から読み込み、次いで、ステップP137でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP138に移行する一方、否であればステップP120に戻る。
以上のステップで、入力された絵柄面積率に応じて各インキ装置の各インキ・ツボ・キーの開き量が設定されると共に、求めた補正量で補正したインキ・ツボ・ローラの回転速度比率が設定される。この状態で、第2の凸版印刷機のプリセットがすべて完了するため、オペレータは、第2の凸版印刷機を操作して、サンプル印刷物と同一の図柄が複数配置された多面付け印刷物の印刷を開始する。
次に、ステップP138で印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ94に接続されたA/D変換器92の出力を読み込み、メモリM43に記憶した後、ステップP139で印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ94に接続されたA/D変換器92の出力より現在の印刷機の回転速度Rを演算して、メモリM44に記憶する。
次に、ステップP140でメモリM15のカウント値Mに1を書き込んだ後、ステップP141でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRmをメモリM42から読み込み、次いで、ステップP142で現在の印刷機の回転速度RをメモリM44から読み込む。
次に、ステップP143で現在の印刷機の回転速度Rにインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラの回転速度比率IFRRmを乗算し、インキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ回転速度IFRmを演算して、メモリM45のインキ供給ユニットM用のアドレス位置に記憶した後、ステップP144でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ制御装置100に、インキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmを送信する。
次に、ステップP145でインキ供給ユニットMのインキ・ツボ・ローラ制御装置100より受信確認信号が送信されると、ステップP146でメモリM15のカウント値Mに1を加算し、上書きする。
次に、ステップP147でインキ供給ユニット総数MmaxをメモリM20から読み込んだ後、ステップP148でカウント値M>インキ供給ユニット総数Mmaxか否かを判断し、可であればステップP2に戻る一方、否であればステップP141に戻る。
以上のステップで、補正したインキ・ツボ・ローラの回転速度比率でインキ・ツボ・ローラが回転される。以後、これを繰り返す。
また、第1のインキ供給ユニットの第1のインキ・ツボ・キー制御装置120−(1−1)から第Mのインキ供給ユニットの第Nのインキ・ツボ・キー制御装置120−(M−N)は、図46に示す動作フローにしたがって動作し、図35と同様である。
即ち、ステップP1でプリセット装置60より、インキ・ツボ・キーの開き量Kmnが送信されると、ステップP2でインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを受信して受信したインキ・ツボ・キーの開き量Kmn記憶用メモリM120に記憶し、その後ステップP3でプリセット装置60に受信確認信号を送信する。
次に、ステップP4で受信したインキ・ツボ・キーの開き量Kmnを、目標とするインキ・ツボ・キーの開き量(位置)記憶用メモリM121に書き込んだ後、ステップP5でカウンタ129のカウント値を読込み、メモリM122に記憶し、その後ステップP6でカウンタ129のカウント値より、現在のインキ・ツボ・キーの開き量(位置)を演算し、メモリM123に記憶する。
次に、ステップP7で目標とするインキ・ツボ・キーの位置=現在のインキ・ツボ・キーの位置か否かを判断し、可であればステップP1に戻り、否であればステップP8で目標とするインキ・ツボ・キーの位置>現在のインキ・ツボ・キーの位置か否かを判断する。
前記ステップP8で可であればステップP9でインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127に正転指令を出力し、否であればステップP10でインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127に逆転指令を出力する。
次に、ステップP11でカウンタ129のカウント値を読込み、メモリM122に記憶した後、ステップP12でカウンタ129のカウント値より、現在のインキ・ツボ・キーの位置を演算し、メモリM123に記憶する。
次に、ステップP13で現在のインキ・ツボ・キーの位置=目標とするインキ・ツボ・キーの位置か否かを判断し、可であればステップP14でインキ・ツボ・キー駆動用モータ・ドライバ127に停止指令を出力した後、ステップP1に戻り、否であればステップP11に戻る。以後、これを繰り返す。
また、第1のインキ・ツボ・ローラ制御装置100−1から第Mのインキ・ツボ・ローラ制御装置100−Mは、図47に示す動作フローにしたがって動作し、図36と同様である。
即ち、ステップP1でプリセット装置60よりインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmが送信されると、ステップP2でインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmを受信して、受信したインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRm記憶用メモリM100に記憶し、その後ステップP3でプリセット装置60に受信確認信号が送信される。
次に、ステップP4で受信したインキ・ツボ・ローラの回転速度IFRmを、目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度記憶用メモリM101に書き込み、記憶した後、ステップP5で目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度をメモリM101から読み込む。
次に、ステップP6でインキ・ツボ・ローラ駆動用モータ・ドライバ107に、目標とするインキ・ツボ・ローラの回転速度の回転速度指令を出力してステップP1に戻る。以後、これを繰り返す。
このようにして本実施例では、凸版印刷機において、表側距離測定器74や裏側距離測定器75を用いて、測定したサンプル印刷物におけるエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さやエンボス量に応じて、多面付け印刷に際して、前述した各モータ45A,108,128を駆動制御し、前述したインキ・ツボ・ローラ17aの回転速度(所謂インキ供給量)や凸版胴30と圧胴13との間の印圧を自動的に調整(プリセット)し得るようにした。
これにより、オペレータの負担を軽減することができると共に、オペレータの調整ミスによる不良印刷物の発生を回避することができる。また、調整時間の短縮で生産性が向上する。
尚、本実施例において、サンプル印刷物におけるエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さとエンボス量のいずれか一方のみを測定し、この測定したインキ皮膜厚さ又はエンボス量に応じてインキ供給量又は印圧を自動で調整するようにしてもよい。
尚、本発明は上記各実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、胴配列の異なる印刷機への適用や各部のニップ圧・印圧調整手段の構造変更等各種変更が可能であることはいうまでもない。
本発明の実施例1を示すプリセット装置の制御ブロック図である。 プリセット装置の制御ブロック図である。 インキ・ツボ・ローラ制御装置の制御ブロック図である。 インキ・ツボ・キー制御装置の制御ブロック図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 インキ・ツボ・キー制御装置の動作フロー図である。 インキ・ツボ・ローラ制御装置の動作フロー図である。 同じくオルロフ凹版印刷機の概略構成図である。 インキ装置の概略構成図である。 凹版胴−圧胴間の印圧調整機構の説明図である。 印刷物検査装置の平面図である。 印刷物検査装置の側断面図である。 エンボス部分の印刷状態図である。 カラー・パッチの説明図である。 本発明の実施例2を示すプリセット装置の制御ブロック図である。 プリセット装置の制御ブロック図である。 インキ・ツボ・ローラ制御装置の制御ブロック図である。 インキ・ツボ・キー制御装置の制御ブロック図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 インキ・ツボ・キー制御装置の動作フロー図である。 インキ・ツボ・ローラ制御装置の動作フロー図である。 カラー・パッチの説明図である。 本発明の実施例3を示すプリセット装置の制御ブロック図である。 プリセット装置の制御ブロック図である。 インキ・ツボ・ローラ制御装置の制御ブロック図である。 インキ・ツボ・キー制御装置の制御ブロック図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 インキ・ツボ・キー制御装置の動作フロー図である。 インキ・ツボ・ローラ制御装置の動作フロー図である。 凸版印刷機の概略構成図である。 本発明の実施例4を示すプリセット装置の制御ブロック図である。 プリセット装置の制御ブロック図である。 インキ・ツボ・ローラ制御装置の制御ブロック図である。 インキ・ツボ・キー制御装置の制御ブロック図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 プリセット装置の動作フロー図である。 インキ・ツボ・キー制御装置の動作フロー図である。 インキ・ツボ・ローラ制御装置の動作フロー図である。
符号の説明
13 圧胴
14 凹版胴
15 ゴム胴
16 パターン・ローラ
17 インキ装置
17a インキ・ツボ・ローラ
17b インキ着けローラ
17c インキ・ツボ
17d(17d−1〜17d−n) インキ・ツボ・キー
30 凸版胴
45 凹版胴−圧胴間の印圧調整用モータ
45A 凸版胴−圧胴間の印圧調整用モータ
74 表側距離測定器
75 裏側距離測定器
60 プリセット装置
100−1〜100−M 第1のインキ・ツボ・ローラ制御装置〜第Mのインキ・ツボ・ローラ制御装置
120−(1−1)〜120−(M−N) 第1のインキ供給ユニットの第1のインキ・ツボ・キー制御装置〜第Mのインキ供給ユニットの第Nのインキ・ツボ・キー制御装置
108 インキ・ツボ・ローラ駆動用モータ
128 インキ・ツボ・キー駆動用モータ

Claims (4)

  1. エンボス部を有する図柄を印刷する第1の凹版又は凸版印刷機と、
    インキを貯えるインキ貯留部と該インキ貯留部から供給されるインキ量を調整するインキ供給量調整手段とを備えた第2の凹版又は凸版印刷機と、
    を備え、前記第2の凹版又は凸版印刷機で1枚の印刷用紙に複数の前記エンボス部を有する図柄を印刷する多面付け印刷において、
    前記第1の凹版又は凸版印刷機で印刷されたエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さを測定し、
    測定した前記第1の凹版又は凸版印刷機で印刷されたエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さに基づいて、前記第2の凹版又は凸版印刷機の前記インキ供給量調整手段を制御することを特徴とする多面付け印刷における印刷品質管理方法。
  2. 前記第2の凹版又は凸版印刷機は、インキが供給される凹版胴又は凸版胴と、前記凹版胴又は凸版胴に対向し前記凹版胴又は凸版胴よりインキを供給される被印刷部材を保持する圧胴と、前記凹版胴又は凸版胴と圧胴の間の印圧を調整する印圧調整手段とを備え、
    前記第1の凹版又は凸版印刷機で印刷されたエンボス部を有する図柄のエンボス部のエンボス量を測定し、
    測定した前記第1の凹版又は凸版印刷機で印刷されたエンボス部を有する図柄のエンボス部のエンボス量に基づいて、前記第2の凹版又は凸版印刷機の前記印圧調整手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の多面付け印刷における印刷品質管理方法。
  3. エンボス部を有する図柄を印刷する第1の凹版又は凸版印刷機と、
    インキを貯えるインキ貯留部と該インキ貯留部から供給されるインキ量を調整するインキ供給量調整手段とを備えた第2の凹版又は凸版印刷機と、
    を備え、前記第2の凹版又は凸版印刷機で1枚の印刷用紙に複数の前記エンボス部を有する図柄を印刷する多面付け印刷において、
    前記第1の凹版又は凸版印刷機で印刷されたエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さを測定する測定手段と、
    前記測定手段で測定した前記第1の凹版又は凸版印刷機で印刷されたエンボス部を有する図柄のインキ皮膜厚さに基づいて、前記第2の凹版又は凸版印刷機の前記インキ供給量調整手段を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする多面付け印刷における印刷品質管理装置。
  4. 前記第2の凹版又は凸版印刷機は、インキが供給される凹版胴又は凸版胴と、前記凹版胴又は凸版胴に対向し前記凹版胴又は凸版胴よりインキを供給される被印刷部材を保持する圧胴と、前記凹版胴又は凸版胴と圧胴の間の印圧を調整する印圧調整手段とを備えると共に、
    前記第1の凹版又は凸版印刷機で印刷されたエンボス部を有する図柄のエンボス部のエンボス量を測定する測定手段を備え、
    前記制御手段は、前記測定手段で測定した前記第1の凹版又は凸版印刷機で印刷されたエンボス部を有する図柄のエンボス部のエンボス量に基づいて、前記第2の凹版又は凸版印刷機の前記印圧調整手段を制御することを特徴とする請求項3に記載の多面付け印刷における印刷品質管理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018198559A1 (ja) 2017-04-28 2018-11-01 富士フイルム株式会社 画像表示機能付き防眩ミラー

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