JP2008536076A - 物体を加熱する方法および装置 - Google Patents

物体を加熱する方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008536076A
JP2008536076A JP2007555429A JP2007555429A JP2008536076A JP 2008536076 A JP2008536076 A JP 2008536076A JP 2007555429 A JP2007555429 A JP 2007555429A JP 2007555429 A JP2007555429 A JP 2007555429A JP 2008536076 A JP2008536076 A JP 2008536076A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
baffle
flexible
air
baffles
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007555429A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4531821B2 (ja
Inventor
ダニエル ギルバート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Creo Inc
Original Assignee
Creo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Creo Inc filed Critical Creo Inc
Publication of JP2008536076A publication Critical patent/JP2008536076A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4531821B2 publication Critical patent/JP4531821B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F26DRYING
    • F26BDRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
    • F26B13/00Machines and apparatus for drying fabrics, fibres, yarns, or other materials in long lengths, with progressive movement
    • F26B13/10Arrangements for feeding, heating or supporting materials; Controlling movement, tension or position of materials
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27BFURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS IN GENERAL; OPEN SINTERING OR LIKE APPARATUS
    • F27B9/00Furnaces through which the charge is moved mechanically, e.g. of tunnel type; Similar furnaces in which the charge moves by gravity
    • F27B9/06Furnaces through which the charge is moved mechanically, e.g. of tunnel type; Similar furnaces in which the charge moves by gravity heated without contact between combustion gases and charge; electrically heated
    • F27B9/10Furnaces through which the charge is moved mechanically, e.g. of tunnel type; Similar furnaces in which the charge moves by gravity heated without contact between combustion gases and charge; electrically heated heated by hot air or gas
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27BFURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS IN GENERAL; OPEN SINTERING OR LIKE APPARATUS
    • F27B9/00Furnaces through which the charge is moved mechanically, e.g. of tunnel type; Similar furnaces in which the charge moves by gravity
    • F27B9/30Details, accessories, or equipment peculiar to furnaces of these types

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)

Abstract

物体の表面を1つ以上の柔軟性のあるバッフルの近傍に移動することによって、物体の表面を高速で加熱することができる。この1つ以上の柔軟性のあるバッフルは、加圧および加熱された空気流と流体接触する。また、この1つ以上の柔軟性のあるバッフルは、空気流が存在しない場合は、物体の表面と接触するように設けられている。空気流により、1つ以上の柔軟性のあるバッフルとバッフルに隣接する物体の表面の一部との間に間隙が形成される。この間隙を流れる空気流により、優れた熱伝達効率でこれら物体の表面の一部を加熱することができる。被加熱物体には、薄板などの実質的に2次元の平面物体や、シリンダなどの3次元の物体が含まれる。

Description

本発明は、物体を加熱する分野に関し、特に印刷版などの実質的に2次元の平面物体や印刷シリンダなどの3次元の物体を高速で加熱する加熱装置に関する。
オフセット印刷機で行う印刷作業では、通常はリトグラフ印刷版を用いる。リトグラフ印刷版は、像を版板に照射する処理で作成される。通常、版板には、光放射や熱放射に感応するよう適切に処理されたアルミニウム合金薄板が含まれる。
オフセット印刷機での使用に適したリトグラフ印刷版を作成するある処理では、フィルムマスクを用いる。通常、このマスクは、高感度フィルム媒体を「イメージセッタ」と呼ばれる低出力レーザプリンタで照射することで作成する。一般にこのフィルム媒体は、何らかの方法で処理された後に、感光性のあるリトグラフ印刷版と面で接触するように配置され、次にそのリトグラフ印刷版がフィルムマスクを通して「フラッド(flood)」照射または「面(area)」照射される。この印刷版をここでは「従来の」印刷版と呼ぶ。このような処理に使用される最も一般的な従来の印刷版は、紫外領域の光スペクトルの照射に対して感応する。通常は、その後に行う、不要な被覆を除去して印刷機用に印刷版をリトグラフ印刷版に変換する化学処理工程で、照射領域と非照射領域との差を増幅する必要がある。
最近では、プレートセッタと呼ばれる特殊な印刷機を用いて直接リトグラフ印刷版を照射する方法が普及している。画像データを受信および調整してプレートセッタに送信するコンピュータシステムを組み合わせたプレートセッタは、一般にコンピュータトゥプレートシステム、つまり「CTP」システムと呼ばれる。CTPシステムは、フィルムマスクおよびフィルムマスク用の特別な工程に伴う処理の変動がない点で、イメージセッタよりも特に優れている。CTPシステムは、画像データを受信して、プレートセッタ内の照射ヘッドに出力できるようにデータの書式設定を行う。次に照射ヘッドは、通常はレーザである照射源を制御し、画像データに従ってリトグラフ印刷版に画像素子(画素)を描画する。
CTPシステムで描画されるリトグラフ印刷版は、通常は「電子」印刷版と呼ばれる。照射ヘッドから放射される照射ビームは、電子印刷版上の被覆に物理的変化または化学的変化を引き起こす。ほとんどの電子印刷版は、高感度フォトポリマ被覆(「可視光」プレート)または熱被覆(「サーマル」プレート)である。通常、可視光プレートは10mWないし100mWの青紫レーザダイオードで照射される。1Wないし100Wの高出力IRレーザは、サーマル電子プレートの照射に用いられる。
フィルムベースの方法で作成されるリトグラフ印刷版と同様に、照射または印刷されるさまざまな種類の電子印刷版ではさらに、不要な被覆を除去して印刷機用に印刷版をリトグラフ印刷版に変換する化学処理工程が伴う。
リトグラフ印刷版の描画または照射に用いる方法に関係なく、照射された印刷版は、その後の化学処理工程で、炉でプリヒート処理(pre-heated)またはプリベーク処理(pre-baked)された後に化学溶液で洗浄されることが多い。また、化学処理工程後に、処理済みの印刷版に別の炉でポストベーク処理(post-baked)を行うこともできる。
照射または描画された印刷版は、その後の化学現像工程または化学処理工程で、印刷版の画像用照射領域が不溶性になるようにするため、通常はプリヒート処理工程を経る。印刷版の非照射領域は可溶性を有したままであり、化学浴で洗い流されて、印刷領域と非印刷領域とが必要な程度に区別された最終的な印刷版が作成される。一般に、CTPプレートセッタ内で照射されてこのプリヒート処理工程を経た印刷版は、「ネガティブ」プレートまたは「ネガティブワーキング」プレートと呼ばれる。従来のフィルムマスクを用いて照射されるネガティブプレートは、その後に行うフラッド照射で所望の「印刷画像」が照射されるのが特徴である。同様に、CTPシステムで描画されるネガティブプレートは、CTPプレートセッタ自体によって所望の「印刷画像」が描画されるのが特徴である。ここで、「印刷画像」という語は、最終的に印刷機で印刷される像を指す。いずれの場合も、印刷版に照射された印刷画像は、プリヒート処理工程で不溶性になるので、その後の処理工程の影響を受けない。
「ポジティブ」プレートまたは「ポジティブワーキング」プレートは、本質的にネガティブプレートとは正反対の印刷版である。背景画像や非印刷画像がポジティブプレートに直接照射される。照射されたポジティブプレートは、通常はプリヒート処理工程を経ない。事実、照射された背景画像は、照射時に可溶性にされる。この結果、ポジティブプレートを化学的に処理して、照射または描画された背景を洗い流し、印刷時に必要な印刷画像を有する最終的な印刷版を作成することができる。
通常、処理された印刷版に対するポストベーク処理は、特別な特性を印刷版に付与するために行う。このような特性として、印刷時の版寿命が長くなることなどが挙げられる。プレート製造業者の中には、ポストベーク処理によって版寿命を5倍も延ばすことができる製造業者も存在する。印刷版が寿命末期に達したことを判定するために用いることができる基準はさまざまである。このような基準の1つでは、印刷版に描画された200lpi1%のドットの25%超が印刷時に(視覚的に)かすれる場合に印刷版が寿命末期に達したと判定される。ポストベーク処理によって得られる利点は、いずれかの種類の印刷版に限定されるものではない。従来の印刷版も電子印刷版も、それぞれの製造元の指示に従ってポストベーク処理を施すことができる。
一般に、プリヒートオーブンやポストベークオーブンはコンベアオーブンである。なお、コンベアオーブンは、ストランド(Strand)による米国特許第6,323,462号に開示されている。
通常、コンベアオーブンは予熱時間が長いことから常に電源をオンにしておく必要がある。また、コンベアオーブンはサイズが非常に大きいために空間的な制約も大きいのが一般的である。処理ラインにプリヒート処理とポストベーク処理の両方が必要となる場合、この空間的な制約はさらに大きくなる。オーブン温度を一定不変にすることが処理される印刷版の品質に大きく関わるので、コンベアオーブンの構造は、多数の送風機、発熱体、大規模な配管が組み込まれてさらに複雑になる。誘導加熱システム(RF加熱とも呼ばれる)やマイクロ波加熱システムを備えるオーブンでは瞬間的に予熱を行うことができるが、高周波数で何キロワットもの出力が必要になるため高価である。
加圧空気軸受(空気静圧軸受とも呼ばれる)は、流体が空気であることを除けば、任意の加圧流体軸受と同じである。静圧軸受と同様、加圧空気軸受は軸受パッドと呼ばれる多孔性の板を備え、この板を通して加圧空気が排気される。加圧空気によってパッドと移動物体とが接触しない。軸受パッドは、任意の通気構成を組み込んだり、均一で特徴的な形状の孔や焼結板の孔などのランダムに形成された孔を有したりすることができる。空気軸受は片持ち式または両持ち式にすることができる。後者の実施形態では、お互いが接触せず摩擦が実質的にまったく発生しない2つの平行なパッド間を物体が滑動する。
空気軸受は、印刷版などの平面物体への熱伝達を極めて速く行うことができる。従来の一般的なオーブンでは、ほとんどの加熱空気が印刷版を迂回して流れるため、熱伝達の効率が低くなる。加熱空気軸受オーブンでは、ほとんどの加熱空気を強制的に印刷版と軸受パッドの間の比較的小さい平行の間隙を流れるようにすることができ、これによって非常に良好な熱伝達を実現することができる。別の利点としては、このような加熱空気軸受オーブンは小型化することができ、大きな密閉空間を加熱する必要がないため熱量が低いことが挙げられる。
印刷版を加熱するために加熱空気軸受が組み込まれた装置は、エールブラント(Oelbrandt)らによる欧州特許出願第0864944号に開示されている。エールブラントらは、さまざまな形式の紙、フィルム、プラスチック、積層板、印刷版などを含む描画素子を加熱するための2つの平面状の空気軸受板を備える空気軸受装置を開示している。またエールブラントらは、2つの空気軸受板の間隙が2mmないし20mmで、この間隙内にある画像素子の両側に熱風が当たるために、空気温度と空気量が実質的に同じ空気流が画像素子の両側に送り込まれることを開示している。
デヴァニーJr.(Devaney,Jr.)らによる米国特許第5,181,329号には、写真処理工程における従来のフィルムや紙を乾燥する装置が開示されている。デヴァニーJr.らは、巻き取り紙または巻き取りフィルムを支持するための加熱空気が通る溝を構成する平面を有する空気軸受部材であって、離間して平行に設けられた1組の空気軸受部材の間で、巻き取り紙または巻き取りフィルムを乾燥することを開示している。空気軸受の吸気孔に加えて、吸気孔から所定の距離だけ離れた位置に空気軸受の排気口が設けられ、溝内の熱伝達速度を巻き取り紙または巻き取りフィルムの熱伝達速度よりも速くすることができる。
熱膨張差の効果によって、金属製の印刷版やポリエステル製の印刷版などの平面物体が、空気軸受オーブンに移送されたときに変形したり歪んだりする。変形の度合いは、物体の断面の形や物性によって異なる。特に印刷版の前縁部分が、周囲条件から加熱空気軸受オーブンに送り込まれたときに膨張しやすい。ただし、加熱空気軸受オーブンに入っていない印刷版の残りの部分は、周囲空気温度にさらされているので膨張しない。このため、加熱された印刷版の前縁部は自由に膨張することができない。結果として、印刷版の前縁部は歪んだり片方または両方の空気軸受パッドに接触したりすることがある。また、印刷版上の描画または照射される被覆が損傷する可能性がある。これによって印刷時に不要な印刷人工物が発生することがある。
従来技術の空気軸受加熱装置では、平面の空気軸受パッドをさらに離間して大きな「空気軸受間隙」または「間隙」を設けることで、これらの課題を克服することが試みられてきた。これによって平面物体への損傷を回避することはできるが、加熱空気軸受の熱伝達効率が低下する。厚さ0.3mmの一般的な印刷版では、空気軸受間隙が1mm未満、つまり印刷版の厚さの約3倍未満であると最大の熱伝達を示す。空気軸受間隙を2mmまで大きくすると、熱伝達効率が約30%ないし50%低下する。間隙が10mmないし20mmの場合は、空気軸受の熱伝達が実質的に制約される。
従来技術では、ロールやシリンダの表面やそのシリンダに支持されているウェブ材料の表面を直接加熱するためのさまざまな加熱システムが用いられている。通常、これらのシステムは対流加熱器、輻射加熱器、伝導加熱器、またはこれら3つの加熱器を2つ以上組み合わせたものを用いる。対流加熱では、気体(通常は空気)が所望の温度まで加熱されてロール(またはロールに支持されている基板)の表面に吹き付けられる。熱伝達量は、加熱する表面に吹き付けられる空気の速度と迎え角によって異なる。また、空気は表面に当たるとすぐに逃げてしまうので、このようなシステムの効率は幾分限られている。輻射加熱では、加熱器と加熱する物体との間の視線が必要になり、物体に電磁波を照射することで熱伝達が発生する。上述のように、輻射加熱は高価で大電力を消費する。
ロールの表面や支持されるウェブ材料の表面を加熱する別の方法として、伝導を用いる方法がある。ウェブ材料を加熱する場合、通常はウェブ材料を熱伝導性ロールの周囲に送ることで加熱を行う。ロール内には、油や水流などの熱媒液が注入される。そして、ロールはその熱を支持されているウェブ材料に伝える。伝導加熱システムは、加熱された熱媒液を保持して液の温度が下がらないようにロールを設計する必要があるため、構造が複雑で製造や運転にかかるコストが高い。ブッシュ(Butsch)らによる米国特許第6,733,284号には、ロールまたはロールに支持されたウェブ材料の少なくとも一部を密接するように覆う加熱ベルトを用いることが記載されている。ベルトは、ロールやウェブ材料の回転する表面に合わせて連続的に移動する継ぎ目なしベルトである。熱は、ロールやウェブ材料の対応する部分と接触するベルト部分から伝導によって伝わる。ベルトと加熱表面とが接触するため、このシステムは繊細な表面を有するロールやウェブ材料には向かない。
依然として、印刷版などの平面物体の表面を加熱することができる、実用的で費用対効果の高い加熱装置の必要性は存在する。このような加熱装置は、高速で予熱できて、電源をオフにして必要なときにだけ電源をオンにすることができる必要がある。さらに、そのような加熱装置を組み込んだオーブンで、小型化を実現したり、加熱空気軸受オーブンのような高い熱効率を達成したりできるのが理想的である。
特に、ロールやシリンダなどの3次元の物体やそのロールやシリンダに支持されている平面状のウェブ材料の加熱に用いることができる単純な加熱装置の必要性は高い。また、このような加熱装置で、小型化を実現したり、加熱空気軸受オーブンのような高い熱効率を達成したりできるのが好ましい。このような加熱装置では、特に物体がフォトポリマや熱感光性被覆(thermal photosensitive coating)で被覆されているリトグラフ印刷版やロールである場合に、加熱する物体の表面との接触を最小限に抑える必要がある。
米国特許第6323462号明細書 米国特許第5181329号明細書 米国特許第6733284号明細書
本発明の第1の態様では、物体の第1の表面を加熱する方法を提供する。この方法では、加圧加熱された空気流の第1の部分と流体接触する少なくとも第1の柔軟性のあるバッフル(baffle)の近傍に第1の表面を移動する。柔軟性のあるバッフルは、空気流がないときは第1の表面と接するように設けられている。そして、この方法では、空気流の第1の部分で柔軟性のあるバッフルと第1の表面の一部との間に間隙を作り、空気流の第1の部分で第1の表面の一部を加熱する。この方法では、さらに物体の第2の表面を加熱することもできる。第2の表面は少なくとも第2の柔軟性のあるバッフルの近傍に移動され、第2の柔軟性のあるバッフルが加圧加熱された空気流の第2の部分と流体接触する。第2の柔軟性のあるバッフルは、空気流がないときは第2の表面と接するように設けられている。さらに、この方法では、空気流の第2の部分で少なくとも第2の柔軟性のあるバッフルと第2の表面の一部との間に間隙を作り、空気流の第2の部分で第2の表面の一部を加熱する。
この方法では、さらに物体を支持しながら第1の表面を移動させることもできる。また、この方法では、第1の表面を実質的に直線または曲線である経路に沿って移動させることもできる。この方法では、1つの柔軟性のあるバッフルを別の柔軟性のあるバッフルよりも長くした、複数の柔軟性のあるバッフルを用いて、第1の表面を加熱することもできる。そして、この方法では、空気を再循環したり濾過したりすることもできる。
本発明の別の態様では、物体の第1の表面を加熱する装置が提供される。この装置は、物体の第1の表面を少なくとも第1の柔軟性のあるバッフルの近傍に移動する手段を備え、第1の柔軟性のあるバッフルは空気流の第1の部分と流体接触し、第1の柔軟性のあるバッフルは空気流のないときは第1の表面と接するように設けられている。また、この装置は、空気流を発生させて加圧するように動作可能である空気循環手段と、空気流を加熱するように動作可能である空気加熱手段とを備える。少なくとも第1のプレナムが、空気流の第1の部分を第1の柔軟性のあるバッフルに送り、第1の柔軟性のあるバッフルと第1の表面の一部との間に間隙を作り、空気流の第1の部分で第1の表面の一部を加熱する。この装置は、空気流の第2の部分と流体接触し、かつ空気流がないときは第2の表面と接するように設けられた第2の柔軟性のあるバッフルを備えてもよい。第2のプレナムは空気流の第2の部分を第2の柔軟性のあるバッフルに送り、第2の柔軟性のあるバッフルと第2の表面の一部との間に間隙を作り、空気流の少なくとも第2の部分で第2の表面の一部を加熱する。
本発明のいくつかの実施形態による装置は、第1の複数の柔軟性のあるバッフルを備える。第1の複数の柔軟性のあるバッフルのうちの第1の柔軟性のあるバッフルは、第1の複数の柔軟性のあるバッフルのうちの別のバッフルよりも長い。その第1の柔軟性のあるバッフルは、第1の端部と第2の端部を備える。両方の端部は、第1の表面に隣接する表面に固定されている。この装置は、物体の表面が第1の柔軟性のあるバッフルの近傍を移動する際に物体を支持する支持手段を備えてもよい。また、その他のいくつかの実施形態では、この装置が空気流を再循環させるように動作する第3のプレナムを備える。さらに他の実施形態では、物体が平面物体またはシリンダ物体である。
本発明のその他の態様や実施形態の特徴については、以下に説明する。
以下の説明では、本発明のより深い理解のために、特定の詳細について説明する。ただし、本発明はそのような特定事項なしに実施することができる。その他の例では、本発明を不必要にわかりにくくしないようにするため、周知の構成要素については表示や詳細な説明を省略する。また、明細書や図面は、あくまで本発明を例示するだけであって、限定する意図はないものとする。
図1は、2つの実質的に同一の加熱構造1,1Aを備えるオーブン100を示す。本発明のその他の実施形態では、加熱構造1,1Aはそれぞれ異なる構造であってもよい。物体3は、あらゆる形式の紙、フィルム、プラスチック、積層板、印刷版を含むがそれらに限定されない任意の被加熱媒体を含むことができる。
物体3は、実質的に平面状であり、駆動ローラ4,4Aを備える物体移動手段によってオーブン100に送り込まれる。駆動ローラ4,4Aは物体3の両方の平面と接触するので、駆動ローラ4,4Aと物体3との間のニップ圧は、物体3の照射または描画される被覆平面を損傷する可能性を最小限に抑えるように選択される。他にも適切な物体移動手段が当業者に知られており、それらを駆動ローラ4,4Aの代わりに用いることができる。例えば、物体3を好適なコンベアで搬送することができる。物体3をコンベアで搬送する場合は、物体3の任意の被覆表面と接触しないようにすることができる。代わりに物体3に、任意の好適な周知のウェブ材料移送機構を備える物体移動手段によってオーブン100に送り込まれるウェブ材料が含まれてもよい。物体移動手段は、各加熱構造1,1A内に設けられた柔軟性のある複数のバッフル11(図2に示す)の近傍に物体3を移動する。
オーブン100がプリヒートオーブンである実施形態では、加熱構造1,1Aをオーブン100の下流側に設けられたプレートプロセッサ2に結合することができる。駆動ローラ4,4Aは、タイミングベルト6やその他の同期手段を用いてプレートプロセッサの送り込みローラ7,7Aと同期することができる。高温で処理を行うため、そのような環境で運転できるようなシリコーンゴムなどの素材でローラ4,4A,7,7Aを作製するのが望ましい。本発明のその他の実施形態では、プレートプロセッサ2が、物体を同期方式で送るその他の構成要素を備えてもよいものとする。代わりに、本発明のさらに他の実施形態では、オーブン100を別途つまり単独で、オーブン100の上流側に設けられた構成要素に同期的に結合する。またさらに他の実施形態では、オーブン100をその他の構成要素に非同期的に結合する。
オーブン100は空気循環手段を備え、図1の実施形態では、この空気循環手段は各加熱構造1,1A内に設けられている。この空気循環手段は、空気流を発生させて加圧するように動作可能である。本発明のこの実施形態では、空気循環手段は循環ファン14(図3に示す)を備える。好適な循環ファン14は、コンベクションオーブンで知られる種類の家庭用オーブンに幅広く用いられているため、説明は省略する。循環ファン14は、加熱構造1内に設けられ、熱から保護するために好ましくはオーブン100の外部に設けられたモータ5によって駆動される。必要に応じて、モータ5を循環ファン14に接続するシャフトに冷却ディスク(図示せず)を設けることができる。冷却ディスクは、アルミニウムなどの伝導性の優れた熱導体で作成し、回転シャフト上に設けてシャフトから伝わる熱をオーブン100内から散逸することができる。本発明のこの実施形態では、加熱構造1Aは加熱構造1と同一であるため、加熱構造1Aはモータ5Aと循環ファン(図示せず)を備える独立した空気循環手段を備える。本発明のその他の実施形態では、1つの空気循環手段を、加熱する物体の両面側に設けられた加熱構造に用いることができる。
エネルギーを節約するために、空気循環手段は熱風を再循環させることができる。物体3を通過した熱風を再循環させると、熱伝達効率がさらに向上する。空気の再循環におけるその他の利点としては、熱風を排気することで周囲の物体の加熱を防げることや、加熱された物体が発する任意の不安定な放射を閉じ込めたり無効にしたりすることができることが挙げられる。循環ファン14の上流に適切に設けられたフィルタ(図示せず)を用いて、循環空気に混入した液体や揮発性化合物を捕捉することができる。さらに、任意の空気加熱手段は、有機化合物をCO2やNO2などの単純ガスや水蒸気に分解する触媒コンバータ(図示せず。ただし、概念は自動車の触媒コンバータと同じ)を別途備えることができる。このような触媒コンバータを設けると、システム内の有機堆積物を減少させたり発生させないようにしたりすることができる。空気の再循環はさまざまな利点をもたらすが、本発明のいくつかの実施形態は空気再循環システムを備えていない。
図2は、図1に示す方向A−Aに沿ったオーブン100の断面を示す。各加熱構造1,1Aは、1つの断熱ハウジング8,8Aと空気加熱手段とを備える。空気加熱手段は、例えば電気加熱素子9,9Aを備える。好ましくはオーブン100が、加熱構造1,1A間の空気温度を測定するセンサ17を有する温度調節器16をさらに備える。電気オーブンの温度調節器は周知であり、例えばオメガコーポレーション(www.omega.com)で販売されている。好ましくはセンサ17が、高速反応の熱電対センサを備える。
電力は、少なくとも温度調節器16と空気循環手段の両方に供給される。さらにこの電力は、必要なときにのみ供給されるように切り換えることができる。オーブン100は、物体3の加熱準備が整ったときにのみ、「加熱モード」になって所望の温度および圧力条件で加熱空気流を提供すればよい。この運転モードでは、通常は約5分間のオーブン予熱時間を要する。この予熱時間と送り機構の送り速度を考慮し、物体3がオーブン100に達する前の所定の位置に達したときに電力が提供される。任意の接触型または非接触型センサ(図示せず)を用いて、物体3が所定の位置にあると判定すると電力をオーブン100に送ってオーブン100を加熱モードにする。
図2に示すオーブンの加熱構造1では、空気が、プレナム13で加熱され、柔軟性のあるバッフル11を囲む空間と流体接触する小孔10を通過する。プレナム13は、空気が物体3を加熱する前に、空気圧(および空気流)を均一にするように動作する。孔10を通過した空気は、柔軟性のあるバッフル11と物体3との間(物体が存在しない場合は、単に柔軟性のあるバッフル11間)を通過してプレナム12に達して再循環される。加熱構造1Aも同様に動作する。
図3を参照すると、プレナム12からの空気は循環ファン14(図1のモータ5により駆動される)に引き込まれる。プレナム12は、循環ファン14の吸気領域(循環ファンの輪の下)に続くように設けられる。空気は、循環ファン14からプレナム13に送られ、加熱素子9によって加熱されてから孔10から出る。プレナム12,12Aからの空気流の損失を最小にしてオーブン100の熱伝達効率を向上させるため、オーブン100の送出口には1組の柔軟性のある送出口シール16,16Aが設けられている。送出口シール16,16A付近における空気流の状態に応じて、物体3がオーブン100から送り出されるときに、送出口シール16,16Aが物体3と接触したり接触しなかったりする。任意の送入口シールと同様に送出口シール16,16Aも、関連する温度に適切なゴムやポリマ、その他のシール素材で構成することができる。シール16,16Aの1つまたは両方をブラシ状に構成し、シールが多数の剛毛を有するようにしてもよい。
図4に示すように、各加熱構造1,1Aが柔軟性のあるバッフル11を備える。好ましくは柔軟性のあるバッフル11は、厚さが約0.1mmないし0.2mmのPTFE含浸ガラス繊維で構成される。ただし、金属バッフル、箔、ガラス繊維布、カプトン(デュポン社の商標)などのポリイミド、テフロン(デュポン社の商標)などの純PTFEなどのその他の耐熱性を有する薄い軟質素材を用いることができる。柔軟性のあるバッフル11は、端部がオーブン100内の物体3の移動方向を向くように、本質的に特定の外形を有するか方向付けられている。加熱構造1,1Aのどちらかに空気流がない場合、2つの加熱構造の間の空間18において柔軟性のある各バッフル11の端部同士が約50mmの重なり部分を有して接触するように、加熱構造が構成されているのが好ましい。空気流がない場合、互いに対向する柔軟性のあるバッフル11の組の間にあらかじめ若干の間隙を設けることもできるが、柔軟性のある各バッフル11が物体3の対応する表面に接するよう空間18に十分に突き出ているのが好ましい。空気流がない場合に柔軟性のあるバッフル11と物体3の対応する表面との間にあらかじめ間隙が生まれるように、柔軟性のあるバッフル11を構成することは可能だが、オーブン100運転中の熱伝達効率が低下する。また、熱によって変形した物体3の形よりも加熱構造間の空間が大きくなるように、加熱構造1,1Aを構成する。
孔10,10Aから送出された空気は、隣り合う柔軟性のあるバッフル11間の各空洞19に圧入される。いずれかの空洞19内の圧力がその空洞の外部の圧力よりも高い場合は、その空洞19を定義している柔軟性のあるバッフル11はその柔軟性のために屈曲して空気を逃がす。最後の空洞19は再循環用のプレナム12につながっており、プレナム12は循環ファン14の低圧力側につながっているので、図4に示すように空洞19の並びに沿って圧力勾配が発生する。この圧力勾配により、オーブン100入口の互いに接する柔軟性のあるバッフル11の第1の組が物体3と接触し続け、入口の下流側にあるバッフル11は空気層の作用により物体3から離れる。互いに接する柔軟性のあるバッフル11(つまり、少なくともオーブン100入口に設けられたバッフルの組)を好適な素材で構成し、物体3の感応面を損傷しないようにバッフル間の接触圧力が最小になるように構成する。バッフル11に適したいくつかの素材は上述の通りである。
互いに接する柔軟性のあるバッフル11のその他のすべての組においては、物体3の有無に関係なくバッフル間に間隙が形成される。柔軟性のあるバッフル11は、圧力勾配が発生するように均一かつ無孔の素材で構成されるのが好ましい。多孔質素材を有する柔軟性のあるバッフルも可能だが、多孔性の度合いを十分に低くして柔軟性のあるバッフルを挟んで圧力勾配が発生するようにしなければならない。いずれの場合でも、用いる空気圧に応じて間隙が形成されるように柔軟性のあるバッフル11の剛性を選択する。物体3が存在する場合は、柔軟性のある各バッフル11と物体3の表面との間にわずかな間隙が生まれる。これらの各間隙内には、非常に薄い空気層が形成される。関連する空気流のほとんどすべてが物体3の表面に密接して流れるので、これらの各空気層は非常に効率の良い熱交換体になる。
注目すべきは、この構造が、空気軸受表面の間隔が非常に狭い加熱空気軸受の場合と同程度の熱伝達効率を提供できることである。加熱によって変形した平面物体を損傷しないように空気軸受間の間隙を比較的大きくしなければならない(つまり、熱伝達効率が低下する)従来の加熱空気軸受システムとは異なり、本発明の好適な実施形態は、柔軟性のあるバッフル11が物体の変形に合わせて屈曲するので、加熱による物体の変形の影響を受けない。
この間隙と間隙に関連する薄い空気層は、物体3が柔軟性のあるバッフル11の近傍を移動するときに変形しても、柔軟性のあるバッフル11と物体3の対応する表面との間で維持される。これは、柔軟性のあるバッフル11とバッフルに隣接する物体3の対応する表面との間における薄い各間隙内の空気流によって生じるベルヌーイ効果によるものである。具体的には、柔軟性のあるバッフル11の表面とバッフル11に隣接する物体3の対応する表面との間において、そこを流れる空気流の速度が基になって低圧力領域が形成される。この低圧力領域の圧力は、柔軟性のあるバッフル11の反対側の表面(つまり、柔軟性のあるバッフル11の表面で、孔10に最も近い表面)の圧力よりも低い。この結果生じる圧力差により、柔軟性のあるバッフル11が、間隙の幅を変えることなく物体3の変形した表面に合わせて曲がる。平面物体にどのような変形が生じても間隙は一貫して維持されるので、対応する熱伝達効率も維持される。加熱構造1,1Aは、「規格準拠の」または「バッフル付きの」加熱空気軸受を形成すると言える。
いくつかの実施形態では、オーブンが加熱モードになったときに約20mbarの空気圧を発生させるよう空気循環手段(図1から図4に示す本発明の実施形態の循環ファン14)を動作させることができる。圧力の動作範囲が5mbarから500mbar超であると、好適な結果を得られる。
さらに、循環ファン14は所望の空気流状態を発生させるように動作可能である。所望の空気流は、特に被加熱物体の大きさや被加熱物体の加熱速度によって変わる。厚さ0.3mmのアルミニウム印刷版を連続して送入する場合、3KWないし5KWの空気加熱素子9を用いたときに印刷版の幅1m当たり約20liter/secの空気流を用いると好適である(つまり、対応するオーブン温度が100℃ないし250℃)。各加熱構造1,1Aの長さ(つまり、物体の移動方向に沿った長さ)は、物体3の任意の部分が2つの加熱構造間に少なくとも数秒間は挟まれているように決められる。ある特定の実験的な実施形態では、印刷版の送り速度を1m/min、加熱構造の長さを15cmとしたところ、約10秒間の加熱「休止時間」が発生した。実験では加熱休止時間を2秒間まで短縮することに成功した。
本発明の別の実施形態では、循環ファン14によって発生した空気流を、オーブン100が運転中でないときは非常に弱いレベルで維持しながら、空気温度はオーブンの「加熱モード」運転レベルに維持し続ける。空気流が弱いため、電力消費も小さくなる。本発明のこの実施形態での空気流に対する典型的な要件は、物体を実際に加熱する際に必要な空気流の強さの約10%(つまり、加熱モードでの値が20liter/secであれば2liter/sec)であり、この状態での実際の電力消費は、断熱性の高いオーブンの通常運転時の約20%である。本発明のこの実施形態では、物体3が検知または検出されると、循環ファン14が空気流を加熱モード用の値まで増大させる。空気加熱手段はすでに必要な加熱温度になっているので、予熱は通常10秒未満ですぐに完了する。好適なシステム制御装置を用いて、物体移動手段や空気循環手段、空気加熱手段の運転を制御することで、本発明の好適な任意の実施形態における予熱時間や運転時の加熱条件を調整することができる。
図5は、加熱構造1だけを用いたオーブン100を示す。オーブン100は、平面状の空気軸受板20の複数の開口部21と流体接触するプレナム13Aを有する加熱構造1Bをさらに備える。循環ファン(図示せず)は、空気をプレナム12Aからプレナム13Aに送り込むように動作可能である。加熱素子9Aは、空気を加熱し、その空気を空気軸受板20の開口部21を通して送り出すように動作可能である。両方の加熱構造1,1Bに空気流が存在しない場合は、加熱構造1の柔軟性のあるバッフル11が空気軸受板20と接触するように、加熱構造1,1Bを構成するのが好ましい。代わりに、空気流が存在しない場合に、加熱構造1の柔軟性のあるバッフル11が物体3の対応する表面に接触するように構成してもよい。
図1から図4に関連して上述した熱伝達の原理を、図5の加熱構造1にも適用する。加熱構造1Bの熱伝達効率は、空気軸受20とその軸受に隣接する物体3の表面との間に形成される「空気軸受間隙」と関連している。それぞれの空気流を各加熱構造1,1Bに分配することで、加熱構造1の熱伝達効率と同じ効率を達成できるように空気軸受間隙を十分に小さくすることができる。しかしながら、物体3に熱による変形が生じた場合、これによって空気軸受間隙が小さくなり、物体3が空気軸受板20と不必要に接触する可能性がある。物体3の感応面が1面だけ(例えば、印刷版の被覆側)である場合は、感応面が加熱構造1と対向するように物体3の向きを変更するのが望ましい。
柔軟性のあるバッフル11は、図1から図5の本発明の実施形態に示すようにほぼ平面的に設ける必要はない。これらの実施形態では平面物体である物体3を、柔軟性のある複数のバッフル11の近傍に設けられた曲線状の経路に合うように、好適な屈曲手段を用いて屈曲させることもできる。屈曲手段は、平面物体を所望の曲面に屈曲することができる一連のピンチロール30を備えてもよいが、これに限定されない。平面物体を1つ以上のロールに巻いて屈曲してもよいことは明らかである。平面物体3を屈曲させると、熱による熱変形を抑制するのに役立つ。
図6は、物体3が加熱構造1Cの柔軟性のある複数のバッフル11の近傍にある曲線状の経路を通って送られる、本発明の一実施形態を示す。加熱構造1Cの柔軟性のあるバッフル11は、曲線状の経路の曲率に合わせて屈曲するように構成されている。さらに加熱構造1C内に空気流が存在しない場合は、柔軟性のあるバッフル11が屈曲された平面物体3に接触するように構成されている。本発明の前の実施形態で説明したように、加圧された空気流は、プレナム13内の加熱素子9によって加熱され、孔10を通って柔軟性のあるバッフル11によって形成される空洞に移動する。熱伝達は、柔軟性のあるバッフル11とバッフルに隣接する物体3の対応する表面との間に形成される小さな間隙内で行われる。
本発明の適応範囲が実質的に2次元である平面物体に限られないことは明らかである。本発明は、回転シリンダなどの平面でない3次元の物体にも実施することができる。図7は、加熱構造1Cの柔軟性のある複数のバッフルの近傍で表面が回転する回転シリンダを含む物体3Aを示す。物体3Aには、ロール、印刷シリンダ、印刷ドラム、印刷スリーブやこれらに限定されない異なる種類の回転シリンダが含まれる。印刷シリンダには、オフセット、グラビア、フレキソ、活版などの各種の印刷シリンダが含まれるが、これらに限定されない。ロールには、印刷機や紙およびプラスチック処理機など、あらゆる工業的用途における加熱を行うためのロールが含まれるが、これらに限定されない。また、印刷版などの平面物体をシリンダやスリーブなどの3次元の版に付着させて本発明の実施形態により表面を加熱することもできる。柔軟性のあるバッフル11は、本発明のその他の実施形態で説明するように設けてもよい。熱伝達は、柔軟性のあるバッフル11と回転物体3Aの表面との間に形成される小さな間隙内で行われる。
図8は、本発明のさらに別の実施形態におけるオーブン100を示す。オーブン100は、実質的に同一の加熱構造1D,1Eを備える。加熱構造1D,1Eは、同じようなプレナム12,13、送出口シール16,16A、空気循環手段(図示せず)、空気加熱手段(図示せず)を備えている点で、加熱構造1(図1を参照)に対応する。ただし、加熱構造1D,1Eは加熱バッフルの構成が異なる。柔軟性のあるバッフル11,11Aは、これまでと同様にオーブン100入口に設けられている。本発明の前の実施形態で説明したように、これらの「入口用の」柔軟性のあるバッフルは、オーブン100を通過する物体3と常に接触することができる。ただし、上述した本発明のいくつかの実施形態とは異なり、各加熱構造1D,1Eは、柔軟性のある複数のバッフルを構成内に備えるのではなく、単一の長い柔軟性のあるバッフル40,40Aをそれぞれ備える。柔軟性のあるバッフル40,40Aは、柔軟性のあるバッフル11,11Aについて上述したのと同じ素材で構成するのが好ましい。柔軟性のあるバッフル40,40Aは柔軟性のあるバッフル11,11Aに比べて非常に長く、その長さは、物体3の所定の部分が柔軟性のあるバッフル40,40Aの間で十分な熱伝達が達成されるまでの時間に応じて決められる。物体3の移動方向の長さが15cmである加熱構造を用いる上述の例では、長さが約10cmのバッフル40,40Aを用いると好適な結果が得られた。柔軟性のあるバッフル40,40Aは、オーブン100内での物体3の移動方向に概ね沿うように、本質的に特定の外形を有するか方向付けられている。さらに、加熱構造1D,1Eのどちらにも空気流が存在しない場合は、柔軟性のあるバッフルの各組11,11Aと40,40Aが2つの加熱構造に挟まれた空間内で互いに接するか、代わりにバッフルに隣接する物体3の対応する表面に接するように、加熱構造が構成されているのが好ましい。熱伝達効率は低下するが、柔軟性のあるバッフル40,40Aの間に小さな間隙を設けてもよい。
柔軟性のあるバッフル11,11A,40,40Aの間に、単一の圧力空洞が形成される。この圧力空洞は再循環用のプレナム12,12Aに接続されており、これらのプレナムは空気循環手段の低圧力側に接続されているので、圧力勾配が形成され、物体3の有無に関係なく柔軟性のあるバッフル40,40A間に間隙が形成される。物体3が存在する場合、柔軟性のある各バッフル40,40Aと物体3の対応する表面との間に小さな間隙が生じる。ここでも、これらの小さな各間隙に非常に薄い空気層が形成される。このため、上述したように、空気加熱手段が上流側の空気を加熱すると、この非常に薄い空気層によって、柔軟性のあるバッフル40,40Aと物体3の表面との間の熱伝達効率が非常に高くなる。柔軟性のあるバッフル40,40Aは、それらの長さに基づく一部の条件下で、振動しやすくなる傾向がある。したがって、本発明の一部の実施形態では、柔軟性のあるバッフル40,40Aの下流側の端部を、それぞれゴーストライン42,42Aで示すように固定することもできる。本発明のそれらの実施形態では、付加的に固定された柔軟性のあるバッフル40,40Aによって形成される密閉された容積を、プレナム12,12Aなどの低圧力領域へ送り出すのが好ましい。
上述した本発明の実施形態では、柔軟性のある複数のバッフルで形成される圧力空洞を用いて、所定の柔軟性のあるバッフルを挟んで差圧を発生させる。この差圧によってその所定の柔軟性のあるバッフルが、バッフルとバッフルに隣接する物体の表面との間に間隙を形成し、この結果、本発明における熱伝達効率の利点が得られる。本発明のその他の実施形態では、その所定の柔軟性のあるバッフルと、バッフルとは形状または構成が異なる1つ以上の追加のシールとによってこれらの圧力空洞を形成することができる(例えば、関連する温度に適切な標準的なゴムシールおよび/または高分子シール)。代わりに、本発明のその他の実施形態では、圧力空洞を用いずに、その他の加圧手段を用いて、図8の柔軟性のあるバッフル40などの所定の柔軟性のあるバッフル全体に差圧を発生させることができる。このような加圧手段は、所定の柔軟性のあるバッフルとバッフルに隣接する物体の表面との間の上流側の接触点において、高圧空気を直接噴射することもできる。
例示のため、アンドリューロバーツインク(www.andrewroberts.com)から入手可能な厚さ0.1mmのPTFE(テフロン(デュポン社の商標))で被覆されたガラス繊維製の柔軟性のあるバッフルを備える2つの加熱構造を用いて、図1から図4に示す本発明の実施形態と同様の実験用オーブンを作製した。柔軟性のある各バッフルについては、柔軟性を有する領域を2cm×75cm、各バッフルの水平線間距離を2cmとした。3450RPMのモータで駆動される半径20cm長さ6cmの高圧送風機を備える空気循環手段を用いた。なお、このモータと高圧送風機は、クールトロニクス(クールトロニクス社の商標)のモデルKBB58(www.kooltronics.com)で入手可能である。空気加熱器は、各加熱構造内で220V、1,500Wのコイルを用いた。断熱材は、ジルカー社(www.zircar.com)の25mmマイクロシル(ジルカー社の商標)を用いた。オーブン内の空気温度を約200℃にして、0.4mmアルミニウム板を20℃から150℃で約10秒間加熱した。オーブン全体(両方の加熱構造)の寸法は、25cm×30cm×120cmであった。また、このアルミニウム板をオーブンに通過させる際に板は損傷しなかった。
本発明の実施形態を用いて、あらゆる形式の紙、フィルム、プラスチック、積層板、印刷版を含むがそれらに限定されないさまざまな物体の表面を加熱することができる。さらに、これらの物体は、シート状でも連続したウェブ状でもよく、本発明の任意の好適な実施形態で用いられる任意の加熱手段において、実質的に直線式または曲線式に移送される。本発明のその他の実施形態を用いて、ロール、印刷シリンダ、ドラム、印刷スリーブを含むがそれらに限定されない非平面状の3次元表面を加熱することもできる。また、印刷版などの物体を、シリンダやスリーブなどの3次元の版に付着させて、本発明の実施形態により表面を加熱することもできる。
本発明のいくつかの実施形態では、物体3の表面が所定の加熱構造の柔軟性のあるバッフルの近傍を移動する際に、さまざまな支持手段で物体3を支持することができる。この支持手段は空気軸受板、ロール、コンベアを含むが、これらに限定されない。また、平面物体は、シリンダを備える支持手段上にその平面物体を直接取り付けることで支持することができる。このような実施形態では、シリンダの回転によって平面物体の表面が、所定の加熱構造のバッフルの近傍を移動する。本発明のいくつかの実施形態で明らかなように、用いる支持手段を柔軟性のあるバッフルに対して静止させるが、その他の実施形態では支持手段を柔軟性のあるバッフルに対して移動させる。
本発明の実施形態は、リトグラフ印刷版の処理ラインに組み込むことができる。本発明の実施形態をプリヒートオーブンに用いて、印刷版の化学処理を行う前に、印刷版があらかじめ熱的に感応性を有するように処理することができる。本発明によるプリヒートオーブンは、小型化して独立した装置として好適に用いることも、化学処理装置の構成要素として統合することもできる。さらに、本発明のプリヒートオーブンの予熱時間を短縮することもできる。このようなオーブンは、コンピュータトゥプレート(CTP)装置に組み込むことができる。
本発明によるオーブンは、処理された印刷版に付加的な特性を付与するためのポストベークオーブンとして用いるか、またはポストベークオーブン内に用いることができる。また、本発明のいくつかの実施形態では、このオーブンは小型化される。本発明の実施形態を有するポストベークオーブンは、独立した装置として用いることも、化学処理自体に組み込むこともできる。
本発明の実施形態を用いて、種々のリトグラフ印刷版を加熱することができる。その種類としては、フィルムマスクを用いて照射される従来の印刷版も含まれる。さらに、CTP装置で描画される電子印刷版も含まれる。この電子印刷版には、フォトポリマ被覆または熱被覆を有する印刷版が含まれる。従来の印刷版も電子印刷版も通常はシート形式で用いられるが、本発明の実施形態には、ウェブ形式の印刷版材料を加熱する場合も含まれる。この実施形態は、特にフォトポリマ被覆や熱感光性被覆を版板に適用する際に印刷版がいくつかの加熱サイクルを経て処理されるような、印刷版の製造プロセスに特に適している。
これまでに、本発明の重要な特徴や本発明の従来技術への寄与についての理解を深めるため、その重要な特徴について説明した。当業者には、本発明の開示の基礎となる概念を、本発明におけるさまざまな目的を達成するためのその他の方法や装置の設計基盤として容易に用いることができることが理解される。したがって最も重要なのは、本発明の開示には、そのようなその他の方法や装置が本発明の主旨や範囲を逸脱せずに含まれることである。本発明を実施するに当たって、本発明の主旨や範囲を逸脱せずに多数の代替構成や修正を取り入れることができる。また、本発明の範囲は、請求項で規定される内容に従って解釈されるものとする。
本発明の実施形態におけるオーブンの等角図である。 図1に示すオーブンの方向A−Aによる断面図である。 図1に示すオーブンの方向B−Bによる断面図である。 図1のオーブンの拡大断面図である。 本発明の別の実施形態におけるオーブンの断面図である。 本発明の別の実施形態におけるオーブンの断面図である。 回転シリンダを加熱する本発明の別の実施形態におけるオーブンの断面図である。 本発明の別の実施形態におけるオーブンの断面図である。

Claims (50)

  1. 物体の少なくとも第1の表面を加熱する方法であって、
    a.前記少なくとも第1の表面を少なくとも第1の柔軟性のあるバッフルの近傍に移動し、前記少なくとも第1の柔軟性のあるバッフルが、
    i.空気流の少なくとも第1の部分と流体接触し、
    ii.前記空気流が存在しない場合は、前記少なくとも第1の表面と接触するように設けられており、
    b.前記空気流を加圧および加熱し、ここで前記空気流の少なくとも第1の部分が、
    i.前記少なくとも第1の柔軟性のあるバッフルと前記少なくとも第1の表面の少なくとも一部との間に第1の間隙を形成するように動作し、
    c.前記空気流の少なくとも第1の部分を前記第1の間隙を通して送り、前記少なくとも第1の表面の少なくとも一部を加熱する、
    方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記物体が少なくとも第2の表面を有し、前記方法がさらに、
    a.前記少なくとも第2の表面を少なくとも第2の柔軟性のあるバッフルの近傍に移動し、前記少なくとも第2の柔軟性のあるバッフルが前記空気流の少なくとも第2の部分と流体接触し、さらに前記少なくとも第2の柔軟性のあるバッフルが、前記空気流が存在しない場合は、前記少なくとも第2の表面と接触するように設けられており、
    b.前記空気流を加圧および加熱し、ここで前記空気流の少なくとも第2の部分が、
    i.前記少なくとも第2の柔軟性のあるバッフルと前記少なくとも第2の表面の少なくとも一部との間に第2の間隙を形成するように動作し、
    c.前記空気流の少なくとも第2の部分を前記第2の間隙を通して送り、前記少なくとも第2の表面の少なくとも一部を加熱する、
    方法。
  3. 請求項2に記載の方法であって、前記少なくとも第1の柔軟性のあるバッフルと前記少なくとも第2の柔軟性のあるバッフルとがさらに、前記空気流が存在しない場合は、前記少なくとも第1の柔軟性のあるバッフルが前記少なくとも第2の柔軟性のあるバッフルと接触するように設けられている方法。
  4. 請求項2に記載の方法であって、前記少なくとも第1の柔軟性のあるバッフルが第1の複数の柔軟性のあるバッフルを含み、前記少なくとも第2の柔軟性のあるバッフルが第2の複数の柔軟性のあるバッフルを含み、前記第1の複数の柔軟性のあるバッフルと前記第2の複数の柔軟性のあるバッフルとがさらに、前記空気流が存在しない場合は、前記第1の複数の柔軟性のあるバッフルの第1の部材が前記第2の複数の柔軟性のあるバッフルの第1の部材と接触するように設けられている方法。
  5. 請求項1に記載の方法であって、前記少なくとも第1の柔軟性のあるバッフルがさらに、前記少なくとも第1の表面の移動方向を向くように設けられている方法。
  6. 請求項1に記載の方法であって、前記少なくとも第1の表面を前記少なくとも第1の柔軟性のあるバッフルの近傍に移動するステップでさらに、移動中に前記物体を支持手段で支持する方法。
  7. 請求項6に記載の方法であって、前記少なくとも第1の柔軟性のあるバッフルがさらに、前記空気流が存在しない場合は、前記支持手段と接触するように設けられている方法。
  8. 請求項6に記載の方法であって、前記少なくとも第1の表面を前記少なくとも第1の柔軟性のあるバッフルの近傍に移動するステップでさらに、前記支持手段を移動する方法。
  9. 請求項6に記載の方法であって、前記少なくとも第1の表面を前記少なくとも第1の柔軟性のあるバッフルの近傍に移動するステップでさらに、移動中に前記支持手段と前記物体とを接触させない方法。
  10. 請求項1に記載の方法であって、前記少なくとも第1の表面を前記少なくとも第1の柔軟性のあるバッフルの近傍に移動するステップで、前記少なくとも第1の表面を、
    a.実質的に直線である経路と、
    b.実質的に曲線である経路、
    の少なくとも1つに沿って移動する方法。
  11. 請求項1に記載の方法であって、前記少なくとも第1の柔軟性のあるバッフルが第1の複数の柔軟性のあるバッフルを含み、前記第1の複数の柔軟性のあるバッフルの少なくとも1つの部材が、前記第1の複数の柔軟性のあるバッフルの少なくとも別の1つの部材よりも長くなるように構成されている方法。
  12. 請求項11に記載の方法であって、前記物体が少なくとも第2の表面を有し、前記方法はさらに、
    a.前記少なくとも第2の表面を第2の複数の柔軟性のあるバッフルの近傍に移動し、
    i.前記第2の複数の柔軟性のあるバッフルが前記空気流の少なくとも第2の部分と流体接触し、さらに前記第2の複数の柔軟性のあるバッフルが、前記空気流が存在しない場合は、前記少なくとも第2の表面と接触するように設けられており、
    ii.前記第2の複数の柔軟性のあるバッフルの少なくとも1つの部材が、前記第2の複数の柔軟性のあるバッフルの少なくとも別の1つの部材よりも長くなるように構成されており、
    b.前記空気流を加圧および加熱し、ここで前記空気流の少なくとも第2の部分が、
    i.前記第2の複数の柔軟性のあるバッフルの少なくとも1つの部材と前記少なくとも第2の表面の少なくとも一部との間に第2の間隙を形成するように動作し、
    c.前記空気流の少なくとも第2の部分を前記第2の間隙を通して送り、前記少なくとも第2の表面の少なくとも一部を加熱する、
    方法。
  13. 請求項1に記載の方法であって、さらに前記空気流を再循環して再利用する方法。
  14. 請求項13に記載の方法であって、前記空気流を濾過する方法。
  15. 請求項13に記載の方法であって、さらに前記空気流を触媒コンバータを通して送る方法。
  16. 物体の少なくとも第1の表面を加熱する装置であって、
    a.前記物体を移動する手段であって、ここで前記少なくとも第1の表面を少なくとも第1の柔軟性のあるバッフルの近傍に移動し、前記少なくとも第1の柔軟性のあるバッフルが、
    i.空気流の少なくとも第1の部分と流体接触し、
    ii.前記空気流が存在しない場合は、前記少なくとも第1の表面と接触するように設けられている、
    前記物体を移動する手段と、
    b.前記空気流を発生させて加圧するように動作可能である空気循環手段と、
    c.前記空気流を加熱するように動作可能である空気加熱手段と、
    d.前記空気流の少なくとも第1の部分を前記少なくとも第1の柔軟性のあるバッフルに送るように動作する少なくとも第1のプレナムであって、ここで前記空気流の少なくとも第1の部分が、
    i.前記少なくとも第1の柔軟性のあるバッフルと前記少なくとも第1の表面の少なくとも一部との間に第1の間隙を形成し、
    ii.前記少なくとも第1の表面の少なくとも一部を加熱するように動作する、
    少なくとも第1のプレナムと、
    を備える装置。
  17. 請求項16に記載の装置であって、さらに、
    a.少なくとも第2の柔軟性のあるバッフルであって、
    i.前記空気流の少なくとも第2の部分と流体接触し、
    ii.前記空気流が存在しない場合は、前記物体の少なくとも第2の表面と接触するように受けられている、
    少なくとも第2の柔軟性のあるバッフルと、
    b.前記空気流の少なくとも第2の部分を前記少なくとも第2の柔軟性のあるバッフルに送るように動作する少なくとも第2のプレナムであって、ここで前記空気流の少なくとも第2の部分が、
    i.前記少なくとも第2の柔軟性のあるバッフルと前記少なくとも第2の表面の少なくとも一部との間に第2の間隙を形成し、
    ii.前記少なくとも第2の表面の少なくとも一部を加熱するように動作し、
    少なくとも第2のプレナムと、
    を備える装置。
  18. 請求項16に記載の装置であって、前記少なくとも第1の柔軟性のあるバッフルが第1の複数の柔軟性のあるバッフルを備え、前記第1の複数の柔軟性のあるバッフルの少なくとも1つの部材が、前記第1の複数の柔軟性のあるバッフルの少なくとも別の1つの部材よりも長い装置。
  19. 請求項17に記載の装置であって、前記少なくとも第1の柔軟性のあるバッフルが第1の複数の柔軟性のあるバッフルを含み、前記少なくとも第2の柔軟性のあるバッフルが第2の複数の柔軟性のあるバッフルを含み、
    a.前記第1の複数の柔軟性のあるバッフルの少なくとも1つの部材が、前記第1の複数の柔軟性のあるバッフルの少なくとも別の1つの部材よりも長く、
    b.前記第2の複数の柔軟性のあるバッフルの少なくとも1つの部材が、前記第2の複数の柔軟性のあるバッフルの少なくとも別の1つの部材よりも長い、
    装置。
  20. 請求項16に記載の装置であって、前記少なくとも第1の柔軟性のあるバッフルが、
    a.第1の端部と、
    b.第2の端部と、
    を備え、前記第1の端部と前記第2の端部が、前記少なくとも第1の表面に隣接する少なくとも別の1つの表面に固定される装置。
  21. 請求項16に記載の装置であって、前記空気流を再循環して再利用するように動作する少なくとも第3のプレナムをさらに備える装置。
  22. 請求項16に記載の装置であって、空気流濾過手段をさらに備える装置。
  23. 請求項16に記載の装置であって、触媒コンバータをさらに備える装置。
  24. 請求項16に記載の装置であって、
    a.前記物体を移動する手段と、
    b.前記空気循環手段と、
    c.前記空気加熱手段、
    の少なくとも1つを制御するように動作可能であるシステム制御装置をさらに備える装置。
  25. 請求項16に記載の装置であって、前記物体が平面物体である装置。
  26. 請求項25に記載の装置であって、前記物体が印刷版である装置。
  27. 請求項26に記載の装置であって、前記平面状の印刷版が、
    a.コンピュータトゥプレート装置で描画される電子印刷版と、
    b.フィルムマスクを通して描画される従来の印刷版、
    のうち1つを含む装置。
  28. 請求項25に記載の装置であって、前記物体が、
    a.シート状材料と、
    b.ウェブ材料、
    のうち1つを含む装置。
  29. 請求項16に記載の装置であって、
    a.前記物体がシリンダ状であり、
    b.前記物体を移動する手段が前記物体を回転する手段を含む、
    装置。
  30. 請求項29に記載の装置であって、前記シリンダが、
    a.印刷シリンダと、
    b.印刷スリーブと、
    c.シリンダ上に配置された印刷版、
    の少なくとも1つを含む装置。
  31. 請求項30に記載の装置であって、前記印刷シリンダが、
    a.グラビア印刷シリンダと、
    b.オフセット印刷シリンダと、
    c.フレキソ印刷シリンダ、
    の少なくとも1つを含む装置。
  32. 請求項16に記載の装置であって、前記物体を支持するように設けられた支持手段をさらに備える装置。
  33. 請求項32に記載の装置であって、前記支持手段が空気軸受を備える装置。
  34. 請求項16に記載の装置であって、前記装置がオーブンである装置。
  35. 請求項34に記載の装置であって、前記オーブンが、
    a.プリヒートオーブンと、
    b.ポストベークオーブン、
    のうち1つである装置。
  36. 物体の表面を加熱する装置であって、
    少なくとも経路に向かって突き出ている先端を有する柔軟性のあるバッフルと、
    前記物体の表面を、前記経路に沿って前記柔軟性のあるバッフルを通過して移動させる機構と、
    加圧加熱された空気を前記バッフルの第1の側に送り、前記バッフルの前後で差圧を発生させる、加圧加熱された空気の空気源であって、前記物体が存在する場合は、前記差圧によって、前記バッフルの先端が屈曲して前記物体の表面の異物が除去され、前記加圧加熱された空気の薄い層が、前記バッフルの第1の側から前記バッフルの第2の側に向かって前記バッフルの先端と前記物体の表面との間を流れる、加圧加熱された空気の空気源と、
    を備える装置。
  37. 請求項36に記載の装置であって、前記柔軟性のあるバッフルの先端が前記経路を通って延びるように突き出ている装置。
  38. 請求項36または37のいずれか1項に記載の装置であって、前記物体の表面を移動させる機構が、前記物体の表面を前記バッフルの第1の側から前記バッフルの第2の側に向かって移動させる装置。
  39. 請求項38に記載の装置であって、前記バッフルが前記物体の移動方向に対してほぼ垂直に延びる装置。
  40. 請求項36ないし39のいずれか1項に記載の装置であって、前記柔軟性のあるバッフルが、少なくとも前記経路に突き出ている先端を有する複数の柔軟性のあるバッフルのうち第1の1つのバッフルを含み、前記加圧加熱された空気の空気源が、加圧加熱された空気を前記複数の柔軟性のあるバッフルのそれぞれの第1の側に送り、前記バッフルの前後で差圧を発生させるように接続されており、前記物体が存在する場合は、前記差圧によって、前記バッフルの先端が屈曲して前記物体の表面の異物が除去され、前記加圧加熱された空気の薄い層が、前記バッフルの第1の側から前記バッフルの第2の側に向かって前記バッフルの先端と前記物体の表面との間を流れる装置。
  41. 請求項36に記載の装置であって、前記物体の表面が第1の表面を構成し、前記物体が前記第1の表面と対向する第2の表面を有し、前記装置が前記第1の柔軟性のあるバッフルと対向する第2の柔軟性のあるバッフルを備え、前記加圧加熱された空気の空気源が、加圧加熱された空気を前記第2のバッフルの第1の側に送り、前記第2のバッフルの前後で差圧を発生させ、前記物体が存在する場合は、前記差圧によって、前記第2のバッフルの先端が屈曲して前記物体の第2の表面の異物が除去され、前記加圧加熱された空気の薄い層が、前記第2のバッフルの第1の側から前記第2のバッフルの第2の側に向かって前記第2のバッフルの先端と前記物体の第2の表面との間を流れる装置。
  42. 請求項41に記載の装置であって、前記物体が存在せず前記第1のバッフルと前記第2のバッフルの前後で差圧が発生しない場合は、前記第1の柔軟性のあるバッフルの先端と前記第2の柔軟性のあるバッフルの先端とが互いに重なり合う装置。
  43. 請求項41または42のいずれか1項に記載の装置であって、
    前記第1の柔軟性のあるバッフルは、少なくとも前記経路に突き出ている先端を有する複数の第1の柔軟性のあるバッフルの1つを構成し、
    前記第2の柔軟性のあるバッフルは、複数の第2の柔軟性のあるバッフルの1つを構成し、
    前記加圧加熱された空気の空気源が、加圧加熱された空気を前記複数の第1の柔軟性のあるバッフルのそれぞれの第1の側と前記複数の第2の柔軟性のあるバッフルのそれぞれの第1の側とに送り、各バッフルを挟んで差圧を発生させるように接続されており、
    前記第1の複数のバッフルのそれぞれに発生した前記差圧によって、前記物体が存在する場合は、前記バッフルの先端が屈曲して前記物体の第1の表面の異物が除去され、前記加圧加熱された空気の薄い層が、前記バッフルの第1の側から前記バッフルの第2の側に向かって前記バッフルの先端と前記物体の表面との間を流れ、
    前記第2の複数のバッフルのそれぞれに発生した前記差圧によって、前記物体が存在する場合は、前記バッフルの先端が屈曲して前記物体の第2の表面の異物が除去され、前記加圧加熱された空気の薄い層が、前記バッフルの第1の側から前記バッフルの第2の側に向かって前記バッフルの先端と前記物体の第2の表面との間を流れる、
    装置。
  44. 請求項41ないし43のいずれか1項に記載の装置であって、前記物体が存在せず前記差圧が発生しない場合は、前記第1のバッフルと前記第2のバッフルとが互いに接触する装置。
  45. 請求項36ないし40のいずれか1項に記載の装置であって、前記物体の表面が第1の表面を構成し、前記物体が前記第1の表面と対向する第2の表面を有し、前記装置が前記物体の第2の表面を支持する空気軸受を備える装置。
  46. 物体の表面を加熱する方法であって、
    前記物体の表面を、柔軟性のあるバッフルを通過して移動させ、前記柔軟性のあるバッフルは、前記物体の表面と接触するように設けられた先端を有し、さらに前記柔軟性のあるバッフルは、前記バッフルの先端と前記物体の表面との間に加熱された空気を送り、前記加熱された空気は、前記バッフルの先端を屈曲させて前記物体の表面の異物を除去し、さらに前記加熱された空気は、加熱された空気の薄い層を前記バッフルの先端と前記物体の表面との間に送る、
    方法。
  47. 請求項46に記載の方法であって、前記物体の表面を、一連の柔軟性のあるバッフルを連続的に通過して移動させ、各バッフルは、前記物体の表面と接触するように設けられた先端を有し、さらに前記各バッフルは、前記各バッフルの先端と前記物体の表面との間に加熱された空気を送り、前記加熱された空気は、前記バッフルの先端を屈曲させて前記物体の表面の異物を除去し、さらに前記加熱された空気は、加熱された空気の薄い層を前記バッフルの先端と前記物体の表面との間に送る方法。
  48. 請求項46または47のいずれか1項に記載の方法であって、前記物体の表面が第1の表面を構成し、前記物体が前記第1の表面と対向する第2の表面を有し、前記方法により前記物体の第2の表面と接触するように設けられた先端を有する少なくとも1つの第2のバッフルを設け、さらに前記方法により前記少なくとも1つの第2のバッフルの先端と前記物体の第2の表面との間に加熱された空気を送り、前記加熱された空気は前記少なくとも1つの第2のバッフルの先端を屈曲させて前記物体の第2の表面の異物を除去し、さらに前記加熱された空気は加熱された空気の薄い層を前記少なくとも1つの第2のバッフルの先端と前記物体の表面との間に送る方法。
  49. 請求項48に記載の方法であって、前記少なくとも1つの第2のバッフルが複数の第2のバッフルを備える方法。
  50. 請求項46または47のいずれか1項に記載の方法であって、前記物体の表面が第1の表面を構成し、前記物体が前記第1の表面と対向する第2の表面を有し、前記方法により空気軸受で前記物体の第2の表面を支持しながら、前記物体の表面を、前記バッフルを通過して移動させる方法。
JP2007555429A 2005-02-18 2005-02-18 物体を加熱する方法および装置 Expired - Fee Related JP4531821B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/CA2005/000207 WO2006086869A1 (en) 2005-02-18 2005-02-18 Method and apparatus for heating an object

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008536076A true JP2008536076A (ja) 2008-09-04
JP4531821B2 JP4531821B2 (ja) 2010-08-25

Family

ID=36916131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007555429A Expired - Fee Related JP4531821B2 (ja) 2005-02-18 2005-02-18 物体を加熱する方法および装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20080203076A1 (ja)
EP (1) EP1877256B1 (ja)
JP (1) JP4531821B2 (ja)
CN (1) CN100537234C (ja)
AU (1) AU2005327496A1 (ja)
DE (1) DE602005026461D1 (ja)
WO (1) WO2006086869A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017067330A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 日本電気株式会社 乾燥装置および乾燥方法
JP2021033086A (ja) * 2019-08-26 2021-03-01 日東電工株式会社 偏光フィルムの乾燥装置及び乾燥方法

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8281605B2 (en) * 2008-04-08 2012-10-09 Machflow Energy, Ing. Bernoulli heat pump with mass segregation
GB0818109D0 (en) * 2008-10-03 2008-11-05 Hoggard Peter J Sublimation printing
US8550166B2 (en) * 2009-07-21 2013-10-08 Baker Hughes Incorporated Self-adjusting in-flow control device
CN101982576B (zh) * 2010-10-15 2012-04-25 安徽皖维高新材料股份有限公司 Pva纤维的热风干燥法及干燥烘箱
US8660682B2 (en) * 2010-11-22 2014-02-25 Honeywell Asca Inc. Air wipe and sheet guide temperature control on paper and continuous web scanners
CN104089467A (zh) * 2014-07-21 2014-10-08 覃建明 旋切板材多线均匀脱水烘干设备
CN106113899B (zh) * 2016-06-23 2018-12-04 成都新图新材料股份有限公司 一种铝板基涂布工艺用的双面烘干系统
CN106113898B (zh) * 2016-06-23 2018-12-28 成都新图新材料股份有限公司 一种铝板基涂布后的烘干机构
JP6572464B2 (ja) * 2017-09-19 2019-09-11 中部電力株式会社 過熱水蒸気を用いた加熱装置及び加熱方法
CN107825840A (zh) * 2017-11-15 2018-03-23 安徽工程大学 一种纺织用织布印花装置
CN108507278B (zh) * 2018-03-29 2019-11-05 宁波希奇服饰有限公司 一种染布料烘干收卷装置
CN111169148A (zh) * 2019-12-06 2020-05-19 江苏悦达印刷有限公司 一种稳定性高的印刷烤版设备
CN111121397B (zh) * 2019-12-26 2022-07-19 安徽省墨凡嘉羽绒制品有限公司 一种羽绒制品的鹅绒防飞绒甩干装置

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2289753A (en) * 1939-06-17 1942-07-14 Eastman Kodak Co Air squeegee
GB822772A (en) * 1956-07-19 1959-10-28 Grinten Chem L V D Process and apparatus for developing and drying photographic printing material
GB879091A (en) * 1958-10-22 1961-10-04 Julien Dungler Improvements in and relating to thermal treatments at high pressure
GB1499393A (en) * 1974-03-25 1978-02-01 Wavin Bv Heating an end part of a synthetic tube
JPH06504143A (ja) * 1990-12-28 1994-05-12 イーストマン・コダック・カンパニー 写真装置
JPH06130641A (ja) * 1992-10-16 1994-05-13 Fuji Photo Film Co Ltd 感光材料処理装置
JP2000193370A (ja) * 1998-12-25 2000-07-14 Ricoh Co Ltd 処理装置及び処理方法
JP2000514002A (ja) * 1996-06-24 2000-10-24 ズンドビク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング シート表面から液体を除去するための液体除去装置
US6323462B1 (en) * 2000-06-23 2001-11-27 Wisconsin Oven Corporation Conveyor oven usable as pre-bake oven in a print plate imaging and processing system and method of using same
WO2003060407A1 (en) * 2002-01-14 2003-07-24 The Procter & Gamble Company Apparatus and method for controlling the temperature of manufacturing equipment

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4262998A (en) * 1977-06-01 1981-04-21 Coulter Systems Corporation Electrophotographic attachment for use with an optical projecting system
US4192516A (en) * 1978-12-26 1980-03-11 Owens-Corning Fiberglas Corporation Seals for ovens
DE3629794A1 (de) * 1986-09-02 1988-03-17 Agfa Gevaert Ag Entfeuchtungsvorrichtung fuer durch eine nassbehandlungseinrichtung gefuehrte fotografische schichttraeger
US5022167A (en) * 1988-09-05 1991-06-11 Fuji Photo Film Co., Ltd. Photosensitive material drying apparatus
DE3927627A1 (de) * 1989-08-22 1991-02-28 Hoechst Ag Verfahren und vorrichtung zum trocknen einer auf einem bewegten traegermaterial aufgebrachten fluessigkeitsschicht
US5136323A (en) * 1990-12-28 1992-08-04 Eastman Kodak Company Apparatus for enhancing heat and mass transfer in a fluid medium
US5181329A (en) * 1990-12-28 1993-01-26 Eastman Kodak Company Drying apparatus
US5167080A (en) * 1991-11-08 1992-12-01 Eastman Kodak Company Method and apparatus for drying a web of indeterminate length
EP0864944A1 (en) * 1997-03-14 1998-09-16 Agfa-Gevaert N.V. Thermal processing system
US6250296B1 (en) * 1998-05-23 2001-06-26 Patentsmith Technology, Ltd. Convection oven with circulated air filtration means

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2289753A (en) * 1939-06-17 1942-07-14 Eastman Kodak Co Air squeegee
GB822772A (en) * 1956-07-19 1959-10-28 Grinten Chem L V D Process and apparatus for developing and drying photographic printing material
GB879091A (en) * 1958-10-22 1961-10-04 Julien Dungler Improvements in and relating to thermal treatments at high pressure
GB1499393A (en) * 1974-03-25 1978-02-01 Wavin Bv Heating an end part of a synthetic tube
JPH06504143A (ja) * 1990-12-28 1994-05-12 イーストマン・コダック・カンパニー 写真装置
JPH06130641A (ja) * 1992-10-16 1994-05-13 Fuji Photo Film Co Ltd 感光材料処理装置
JP2000514002A (ja) * 1996-06-24 2000-10-24 ズンドビク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング シート表面から液体を除去するための液体除去装置
JP2000193370A (ja) * 1998-12-25 2000-07-14 Ricoh Co Ltd 処理装置及び処理方法
US6323462B1 (en) * 2000-06-23 2001-11-27 Wisconsin Oven Corporation Conveyor oven usable as pre-bake oven in a print plate imaging and processing system and method of using same
WO2003060407A1 (en) * 2002-01-14 2003-07-24 The Procter & Gamble Company Apparatus and method for controlling the temperature of manufacturing equipment
JP2005515091A (ja) * 2002-01-14 2005-05-26 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 製造設備の温度を制御する装置及び方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017067330A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 日本電気株式会社 乾燥装置および乾燥方法
JP2021033086A (ja) * 2019-08-26 2021-03-01 日東電工株式会社 偏光フィルムの乾燥装置及び乾燥方法
JP7377024B2 (ja) 2019-08-26 2023-11-09 日東電工株式会社 偏光フィルムの乾燥装置並びにその乾燥方法及び製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2006086869A1 (en) 2006-08-24
CN100537234C (zh) 2009-09-09
EP1877256A1 (en) 2008-01-16
JP4531821B2 (ja) 2010-08-25
CN101124088A (zh) 2008-02-13
AU2005327496A1 (en) 2006-08-24
EP1877256A4 (en) 2008-10-15
DE602005026461D1 (de) 2011-03-31
US20080203076A1 (en) 2008-08-28
EP1877256B1 (en) 2011-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4531821B2 (ja) 物体を加熱する方法および装置
JP6417782B2 (ja) 記録媒体加熱装置、印刷装置、前処理液塗布乾燥装置、及び印刷システム
TWI413873B (zh) 熱處理光敏印刷元件的方法及設備
US7828547B2 (en) Method and apparatus for rapidly heating printing plates
JP2010107979A (ja) 定着器
JP2014177102A (ja) 記録媒体加熱装置及び記録媒体加熱システム
JP2011158240A (ja) 乾燥装置およびプリント装置
US10350912B1 (en) Printer and dryer for drying images on coated substrates in aqueous ink printers
JP2005030657A (ja) 塗布膜乾燥装置
JP2002301805A (ja) 印刷担体の湿度を変化させるためのコンディショニング装置
JP2015074215A (ja) 記録媒体加熱装置、印刷システム、および前処理システム
JP5062532B2 (ja) 記録材搬送装置および画像形成装置
EP0864944A1 (en) Thermal processing system
JP4523850B2 (ja) 電子写真印刷装置の定着装置
JP2005013968A (ja) 塗布膜乾燥方法及び乾燥装置
JP2006003694A (ja) 定着装置
JP2008032935A (ja) 感光材料処理装置
JP2017007308A (ja) デジタル印刷装置の印刷胴
WO2018139189A1 (ja) シート状非浸透性基材の表面乾燥装置並びに印刷装置及び印刷方法
US20120268751A1 (en) Image forming apparatus
JP2017210371A (ja) 搬送装置及び印刷装置
JP2008077081A (ja) ニップ領域における直線状の融解
JP2023137368A (ja) 印刷装置
JP2003237164A (ja) 記録媒体処理装置
JP2007033912A (ja) 写真処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071022

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071022

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100525

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees