JP2008524900A - 高周波トランスミッタにおけるアナログi/q変調器の振幅および位相アンバランスおよび直流オフセットの較正 - Google Patents

高周波トランスミッタにおけるアナログi/q変調器の振幅および位相アンバランスおよび直流オフセットの較正 Download PDF

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Abstract

本発明は、高周波トランスミッタにおけるアナログI/Q変調器を較正するための方法および配置に関し、I/Q変調器の較正をバランス操作なしに行うことができ、複雑さを最小限にすることができる方法および関連する回路配置を提供することを目的とする。本発明によれば、この目的は、本方法についていえば、伝送信号を本方法に従ってI/Q変調器により3手順で生成し、前記伝送信号をその都度評価してその評価の結果を記録し、第4の手順において、改善した補正係数を前の評価結果を基礎として計算し、この改善補正係数は本方法のその後の実行に用いることができ、本方法の実行をI/Q変調器の振幅および/または位相応答の誤差が既定の閾値を下回るか、または本方法の実行回数が既定の回数に達するまで繰り返すことによって達成することができる。

Description

本発明は、I/Q変調に先立って同相経路および直交位相経路内でそれぞれ第1および第2の補正係数により入力信号を重み付けすることにより出力信号を生成する、高周波トランスミッタにおけるアナログI/Q変調器の較正のための方法に関する。
また、本発明は、上流側にI/Q変調器の振幅および位相アンバランスを是正するための補正配置を具えた、高周波トランスミッタにおけるアナログI/Q変調器の較正のための配置に関する。
通信工学分野では、電波により情報を送信するために、伝送信号の生成にアナログI/Q変調器を用いるトランスミッタが特に利用されている。
一般にこの種の送信器に対しては、変調精度およびI/Q変調器のキャリアおよびサイドバンドの抑制という観点から特殊の要求がある。ここでは、同相経路における増幅が、直交位相経路における増幅と十分な精度で同期する必要があるという点が問題となる。同様に、同相および直交位相のための発振器信号の位相位置を十分な精度で90度位相シフトする必要があり、またI/Q変調器の入力側のDC電位成分をバランスする必要がある。
James K. Cavers: New Methods for Adaptation of Quadrature Modulators and Demodulators in Amplifier Linearization Circuits, IEEE Trans. Vehic. Tech., Vol. 46,No.3, Aug. 1997には、レベル指示器を用いてI/Q変調器の出力側包絡線を評価し、それに基づいてI/Q変調器の較正を行う方法が記載されている。レベル指示器の伝送特性を評価するため、振幅の変化するテスト信号が送信される。
上記方法は、I/Q変調器の入力信号とレベル指示器の出力信号との間における遅延に対して高い感応性を持つ。それゆえこの遅延を別に評価する必要がある。
米国特許第6704551号には、第1の較正用信号をI/Q変調器の同相経路に入力し、第2の較正用信号をI/Q変調器の直交位相経路に入力するI/Q変調器の較正方法が記載されている。2つの較正用信号はI/Q変調器における変換の前に入力される。次に、こうして生成した信号を検波し、信号のデジタル化を行うことにより、それぞれ第1および第2のデジタル信号を生成する。第1および第2デジタル信号の最上位ビットの各々のあり得る変動を最も小さくするまで、二つの較正用信号の決定および変化を交互に行い、I/Q変調器の同相経路および直交位相経路の較正を行う。この操作の間、較正ビット値のうち最も顕著なビット(デジタル信号の最小値に対応する)を記録する。
米国特許出願第2003/0095607号には、同相信号、直交信号およびRF信号の出力包絡線の関数としての事前歪み係数の決定を行うI/Q変調器の自動較正方法が記載されている。この方法では、非線形領域にある出力包絡線の代表値を線形領域にある出力包絡線の値に変換する。次に、包絡線の線形領域内における一次方程式の解としてベクトルxの変数の決定を行い、このベクトルxから事前歪み係数を決定する。
このように、既知の方法の欠点として、時間遅延および検出器の伝送特性を知る必要があること、較正用の値を決定するための計算の複雑さが増加することがあげられる。
したがって、本発明は、I/Q変調器の較正をバランス操作なしに行え、複雑さを最小限に抑えることを可能にする、高周波トランスミッタにおけるアナログI/Q変調器の較正のための方法およびそれに関連する回路配置を提供することを目的とする。
本発明によれば、上述したタイプの高周波トランスミッタにおけるアナログI/Q変調器の較正方法において、上の目的は以下のように実現される。第1の手順として、出力信号のサイドバンド抑制に係る第1の補正係数C、C、出力信号のキャリア抑制に係る第2補正係数D、Dをその都度第1の既定値CI,1、CQ,1、DI,1、DQ,1に設定し、I/Q変調器の入力に周波数fの回転指数関数を満たす入力信号を与え、第1の変調器出力信号を生成して第1の評価を行い、第1の評価結果を記録する。第2の手順として、第1および第2の補正係数をその都度第2の既定値CI,2、CQ,2、DI,2、DQ,2に設定し、第2のI/Q変調器出力信号を生成、第2の評価を行い、第2の評価結果を記録する。第3の手順として、第1および第2の補正係数をその都度第3の既定値CI,3、CQ,3、DI,3、DQ,3に設定し、第3のI/Q変調器出力信号を生成、第3の評価を行い、第3の評価結果を記録する。第4の手順として、I/Q変調器の振幅および/または位相アンバランスおよび/または残余キャリアの振幅を減少させる改善した補正係数を、第1、第2および第3の手順で得られた結果を用いて、第1および第2の補正係数について計算する。第1、第2、第3および第4の手順をこれらの改善した補正係数を用いて繰り返し、I/Q変調器の振幅および/または位相応答のエラーが既定の閾値を下回るか、または本方法の既定の実行回数に達するまで続ける。
I/Qアンバランスとキャリア抑制は互いに独立に較正する。いずれも計算した変数の関数としての観測された変数について、線形モデルの仮定に基づいて行う。
Figure 2008524900
ベクトル/行列表記法では、上式は以下のように表される。
Figure 2008524900
ここで、ν、u、
Figure 2008524900
はそれぞれ観測された変数、アンバランス、補正値である。
Figure 2008524900
は理想的なケースではアンバランスuに一致し、これを相殺する。変換行列Aは未知である。補正が完全な場合、観測される変数νは0となる。三つの部分的な測定から成る適応手順を1または2以上行ってもよい。ここで、適応手順の前に、例えば本方法における初期値が0である補正値
Figure 2008524900
が与えられているものと仮定している。
ある特別な実施形態において、
Figure 2008524900
は第1の部分的測定により観測される。第2の部分的測定を行う前に、第2補正値
Figure 2008524900
を式
Figure 2008524900
に従って算出し、その後
Figure 2008524900
を観測する。第3の部分的測定を行う前に、第3補正値
Figure 2008524900
を式
Figure 2008524900
に従って算出し、その後
Figure 2008524900
を観測する。変数νについてのこれら三回の事前観測に基づき、式
Figure 2008524900
に従って変換行列の各係数の予測を行い、改善補正値
Figure 2008524900
を、算出された変換行列の各係数から始めて式
Figure 2008524900
に従って算出する。ここで、I/Q変調器の振幅および位相応答エラーの双方を最小限に抑えるためには、適応手順は、Δuとしてできれば連続する漸減値を用いて多数回行う方が有利となる。
観測結果に予測誤差が含まれない場合、
Figure 2008524900
は評価の対象であるアンバランスuと完全に一致する。
適応手順の回数は、例えば、I/Q変調器の振幅および/または位相応答における誤差の大きさによって決定する。これが既定の閾値より小さいか、または本方法の既定の実行回数に達した場合、較正は終了する。
本発明のある実施形態においては、第1補正係数C、Cまたは第2補正係数D、Dは第1、第2および第3の手順を通じて同じ値とする。
本発明に係る方法は、第1から第4までの手順を何度も繰り返して行ってもよい。第1および第2補正係数C、C、D、Dとして第1手順またはそれ以前で既定する値は、0としてもよいし、他の任意に選んだ値としてもよい。第2および/または第3の手順において、これらの値は別の任意に選んだ値に置き換えてもよいし、古い値をそのまま用いてもよい。
例えば、サイドバンド抑制C、Cのための較正値を決定するため、第1の補正係数CおよびCの値は各手順ごとに変化させる一方、第2の補正係数DおよびDは第1、第2および第3の手順を通じた同一の既定値のままとしておくことができる。値の組(CI,1,CQ,1)は第1手順で設定し、値の組(CI,2,CQ,2)は第2手順で設定し、値の組(CI,3,CQ,3)は第3手順で設定する。
同様に、キャリア抑制のための較正値D、Dを決定するため、第2の補正係数DおよびDの値は各手順ごとに変化させる一方、第1の補正係数CおよびCは第1、第2および第3の手順を通じた同一の既定値のままとしておくことができる。こうして、値の組(DI,1,DQ,1)(DI,2,DQ,2)(DI,3,DQ,3)が第1、第2および第3の手順で用いられる。
サイドバンド抑制のための較正値CおよびCの決定およびキャリア抑制のための較正値DおよびDの決定の順序は任意に選択することができる。
例えば、サイドバンド抑制のための較正値の決定を本方法の第1の実行時に行い、キャリア抑制のための較正値の決定を次の第2の実行時に行うことができ、またその逆も可能である。これらの実行は繰り返し行ってもよい。
別の較正手順として、サイドバンド抑制またはキャリア抑制のための較正値の一連の決定を繰り返し行い、その後キャリア抑制またはサイドバンド抑制のための較正値の決定を1回または繰り返して行うことができる。
別の変形例では、例えば、サイドバンド抑制およびキャリア抑制のための較正値の決定を、本方法の一回の実行の間に行う。
本発明のある特別な実施形態においては、第1の手順で、第1の補正係数C、Cおよび/または第2の補正係数D、Dを本方法の前回の実行時に決定した補正係数に設定する。
第1、第2、第3および第4の手順より成る本方法の実行の都度、第1および/または第2の補正係数について、改善または最適化した補正係数を決定する。これらはその全部または一部を本方法の後の手順または実行時に用いてもよい。これらの改善した補正係数を既定値とし、第1、第2または第3の手順の最初に補正係数C、C、D、Dをこの既定値に設定する。
本発明のある実施形態では、補正係数C、C、D、Dの少なくとも1つは、次の手順の前に変化値ΔCおよび/またはΔDの作用により変化させる。
本発明によれば、第1の手順において、第1および/または第2の補正係数を既定値または本方法の前回の実行時に決定された最適値に設定することができる。第1の手順はこれらの初期値C、C、D、Dを用いて行う。第2の手順の最初では、補正係数の値を部分的に維持し、または完全に置き換えてもよい。ここで、補正値の変化は、別の値で置き換えられる値の他、変化値ΔCおよび/またはΔDの作用を受ける値による。例えば、第1手順からの補正値の組(CI,1,CQ,1)は、第2手順用に(CI,2=CI,1,CQ,2=CQ,1+ΔC)とされる。補正係数Cおよび/またはCおよびDおよび/またはDの1つまたは2以上について、その値に変化値ΔCまたはΔDを作用させることができる。
本発明の更なる実施形態においては、I/Q変調器の入力側に入力される周波数fの回転指数関数を満たす入力信号を、同相入力に対しては部分関数
Figure 2008524900
により生成し、直交位相入力に対しては部分関数
Figure 2008524900
により生成する。
回転指数関数に一致する入力信号は、対応する入力にサイン信号およびコサイン信号を入力することにより生成することができる。この回転指数関数が周波数fで伝送される場合、
Figure 2008524900
となり、ここで、f<<fであり、完全バランスの場合一定の電圧p(t)=Kがパワー検波器の出力側に現れる。すると、ポワー検波器の出力側で、アンバランス直流電圧成分E≠Dにより周波数fのほぼ正弦関数の振動
Figure 2008524900
が生じる。
この正弦振動の振幅Lおよび位相φは同相および直交方向の直流電圧成分のアンバランスに関する情報を含んでいるが、このアンバランスの効果をあらかじめ知ることはできない。
本発明のある特定の実施形態では、I/Q変調器の出力信号をパワー検波し、レベル指示器出力信号p(t)を生成する。ここで、第1の評価は式
Figure 2008524900
、および
Figure 2008524900
に従い、ここで、改善した第1補正係数CおよびCを決定するため、
Figure 2008524900
、および
Figure 2008524900
により行い、第2の評価は式
Figure 2008524900
、および
Figure 2008524900
により行い、第3の評価は式
Figure 2008524900
、および
Figure 2008524900
により行い、改善した第1補正係数CおよびCの決定は式
Figure 2008524900

Figure 2008524900

Figure 2008524900

Figure 2008524900
により行い、または改善した第2補正係数DおよびDの決定は、
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
として
Figure 2008524900

Figure 2008524900

Figure 2008524900

Figure 2008524900
により行う。
本発明のある実施形態では、I/Q変調器の出力信号をI/Q復調することにより複素ベースバンド受信信号
Figure 2008524900
を生成する。ここで、第1の評価は式
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
により行い、第2の評価は
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
により行い、第3の評価は
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
により行い、改善した第2補正係数DおよびDの決定は
Figure 2008524900

Figure 2008524900

Figure 2008524900

Figure 2008524900
により行い、または第1の評価は
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
により行い、第2の評価は
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
により行い、第3の評価は
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
により行い、改善第1補正係数CおよびDの決定は
Figure 2008524900

Figure 2008524900

Figure 2008524900

Figure 2008524900
により行う。
本発明のある有利な実施形態では、本方法で用いられる積分を時間的に不連続に行い、関数変化のサンプリング後に和を求めるようにする。
時間不連続な実施形態の場合、上述した時間連続信号の代わりに時間不連続信号を用い、積分の代わりに和を求める。
本発明のある実施形態では、本方法は、高周波トランスミッタの始動時、圧力および/または温度などの環境条件変化、または高周波トランスミッタの動作モード変化に応じて、時間制御方式で行う。
本発明に係る方法は、I/Q変調器の駆動中の様々な時に行うことができる。例えば、I/Q変調器のスイッチを入れた直後または動作モード切り換え時に、I/Q変調器をバランスし直すことが有効である。しかし、本方法は一定の周期ごと、または環境条件の変化に応じて行うことも可能である。この環境条件には、例えば圧力、温度、湿度またはトランスミッタに作用する干渉の存在といったものが含まれる。
本発明によれば、冒頭で述べたタイプの高周波トランスミッタにおけるアナログI/Q変調器の較正用の配置において、発明の目的は、I/Q変調器で生成された出力信号を評価するためのレベル指示器配置またはI/Q復調器をI/Q変調器の下流側に接続することにより達成される。
I/Q変調器で生成された伝送信号は本方法を用いて評価される。この評価は例えばレベル指示器によって行うことができる。これはI/Q変調器の伝送信号の現在出力を評価し、例えば入力信号を真に単調に反映した出力信号を出力する。この出力信号は、本方法で観測の対象となる変数に対応する。もう1つの可能性として、I/Q変調器で生成された伝送信号を復調して評価対象となる出力信号を与えるバランスI/Q復調器を用いることができる。
本発明のある実施形態では、レベル指示器配置は包絡線検波器およびローパスフィルタの直列接続とする。
本発明の別の実施形態では、この直列接続の後に非線形の伝送特性を持つ段を設ける。
本発明によれば、レベル指示器配置は、真に単調な伝送特性を有するレベル指示器、下流側ローパスフィルタおよび下流側にオプションで接続する非線形伝送特性を有する別の伝送段より成る。
本発明のある特定の実施形態では、I/Q変調器は入力ノードに接続した信号入力を有し、この入力ノードは同相経路用乗算器および直交位相経路用乗算器に接続され、二つの乗算器はそれぞれフィルタを通してI/Q復調器配置の各出力および直交位相発振器に接続される。
I/Q変調器で生成された伝送信号を復調するI/Q復調器は、通常複素受信信号を実部および虚部に分割する入力ノードより成る。乗算器はいずれの場合も同相経路および直交位相経路内に設ける。この乗算器は、接続した直交位相発振器の信号により制御される。いずれの場合も、各乗算器と関係する出力との間にローパスフィルタを設置する。
以下、図に示した実施例を参照しながら本発明を詳述する。しかしながら、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
トランスミッタの一部として補正回路を有するI/Q変調器を示す。 レベル指示器配置を示す。 I/Q復調器を示す。
本発明の目的は、高周波トランスミッタにおけるアナログI/Q変調器の較正を行うことにより、十分高い変調精度およびキャリア抑制を実現することにある。本方法ではバランスは必要とされない。これは特別なテスト用信号とおよびそれに関連づけられた評価によって実現される。本方法では、伝送高周波信号の評価用に様々なセンサを用いることできる。評価のためには線形または非線形レベル指示器を用いてもよいし、I/Q復調器を用いてもよい。この場合のレベル指示器は、評価対象の入力変数(例えば現在出力)とその出力信号レベルとの間に真に単調な伝送特性を示す。
図1は送信器(図示なし)の一部として補正回路2を有するI/Q変調器を示す。
I/Q変調器1が理想的でない事実は、直流オフセットE、E、振幅のずれF、位相のずれFにより表す。I/Q変調器1の上流側には補正回路2を接続し、その補正係数3CI、CQ、DI、DQは、理想的には補正回路2と非理想I/Q変調器1とが相組み合わさってアンバランスのない1個の理想的I/Q変調器として作動するように設定する。ここで、高周波伝送信号sRF(t)の位相位置は自由な許容度とされる。すなわち自由に選択してよい。
アンバランス決定用の測定変数には2つの可能性がある。
第1に、図1に示すレベル指示器配置4の出力信号p(t)である。非線形伝送特性7を有する図示のステージは、例えばlog/lin変換器や真に単調に作動する他の弱い線形特性により構成する。最も単純にするには省略してしまってもよい。
第2に、十分な精度に較正したI/Q復調器1(ここでは理想的なI/Q復調器として示す)の複素出力信号r(t)、r(t)である。特別なテスト用信号を用いた本発明に係る評価方法を使うことによって、例えば以下に示すようなシステム内の他の変数を知ることなく、求めるパラメータを決定することが可能になる。
・レベル指示器の伝送特性の直流オフセット
・レベル指示器の伝送特性の温度依存性
・伝送信号とレベル指示器の信号の間の伝搬時間
・I/Q復調器信号の相回転
・I/Q変調器とI/Q復調器の間の伝搬時間
I/Qアンバランスおよびキャリア抑制は、原理的に互いに独立に較正される。いずれも計算された変数の関数としての観測変数について線形モデルの仮定に基づいて行われる。
Figure 2008524900
ベクトル/行列表記では上式は下のように表される。
Figure 2008524900
ここで、νは観測変数であり、uはアンバランス、
Figure 2008524900
は補正値であり理想的にはアンバランスと一致する。変換行列Aは未知である。補正が完全な場合、観測されるνは0となる。1または2以上の適応手順を行う。適応手順は3つの部分的な測定から成る。ここで、適応手順の前に補正値
Figure 2008524900
が与えられているものとしている。
適応手順は以下に示す各手順より成る。
1)
Figure 2008524900
の観測
2)式
Figure 2008524900
による第2補正係数
Figure 2008524900
の計算および
Figure 2008524900
の観測
3)式
Figure 2008524900
による第3補正係数
Figure 2008524900
の計算および
Figure 2008524900
の観測
4)次式を用いた変換行列係数の評価
Figure 2008524900
および次式による改善した補正係数
Figure 2008524900
の計算
Figure 2008524900
観測に評価誤差が含まれない場合、
Figure 2008524900
は評価対象であるアンバランスuに完全に一致する。実際には線形モデル(1)はおおよそ妥当するにすぎないため、適応手順を多数回、できれば連続的な漸減値Δuを用いて行うことが望ましい。さらに、評価精度は別の妨害作用によっても限定される。しかし、測定時間を十分長く取ることにより、これは低いレベルに抑えることができる。
以下、本発明に係る方法を用いたレベル指示器4によるキャリア抑制の較正について説明する。
回転指数関数を周波数fで伝送する場合
Figure 2008524900
となり、ここでf<<f、完全バランスの場合一定の電圧p(t)=Kがレベル指示器4の出力側に現れる。そしてアンバランス直流電圧成分E≠Dによりレベル指示器4の出力側に周波数fのほぼ正弦関数の振動
Figure 2008524900
が生じる。
この正弦振動の振幅Lおよび位相fは、IおよびQ方向における直流電圧成分のアンバランスに関する情報を含んでいるものの、このアンバランスの影響をあらかじめ知ることはできない。そこで、行列Bとして評価する((3)参照)。この行列には、信号生成と信号記録の間の遅延や、レベル指示器4の伝送特性に関する情報が潜在的に含まれている。観測ベクトルνはp(t)からの全受信サイン周期にわたるスカラー積として、周波数fの回転指数関数
Figure 2008524900
の対応する部分を用いて実部および虚部につき求められる。ここで、伝送信号と観測信号の間の遅延は適応手順の3測定を通じて一定であることが重要である。
適応手順における計算の手順を以下に説明する。ここで、前のセクションにおける計算手順(3)(4)は簡単のためまとめて行う。すなわち、行列Bは明示的には計算しない。
1)s(t)を直流補正値DI,1、DQ,1を用いて伝送する。レベル指示器の出力信号を用いて
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
を決定する。
2)s(t)を修正した補正値DI,2、DQ,2を用いて伝送する。例えばDI,2=DI,1+ΔD、DQ,2=DQ,1を用いる。レベル指示器の出力信号を用いて
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
を決定する。
3)s(t)をさらに修正した補正値を用いて伝送する。例えばDI,3=DI,1、DQ,3=DQ,1+ΔDを用いる。レベル指示器の出力信号を用いて、
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
を決定する。
4)
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
を計算し、ここから改善した直流補正値
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
を計算する。
以下では、本発明に係る方法を用いた、レベル指示器4によるサイドバンド抑制の較正について記述する。
回転指数関数を周波数fで伝送する場合
Figure 2008524900
となる。ここでf<<f、完全バランスの場合一定電圧p(t)=Kがレベル指示器の出力側に現れる。そして、IおよびQ経路における増幅のアンバランス、またはIおよびQに対する発振器信号の理想的な90度位相シフトのアンバランスにより、レベル指示器の出力側に周波数2fのほぼ正弦関数の振動
Figure 2008524900
が生じる。
この正弦振動の振幅Lおよび位相fには、IおよびQ方向における振幅および位相位置のアンバランスに関する情報が含まれるものの、このアンバランスの影響をあらかじめ知ることはできない。そこで、(3)式に従い行列Bとして評価する。この行列には、信号生成と信号記録の間の遅延や、レベル指示器4の伝送特性に関する情報が潜在的に含まれている。観測ベクトルνはp(t)からの全受信サイン周期にわたるスカラー積として、周波数fの回転指数関数
Figure 2008524900
の対応する部分を用いて実部および虚部につき求められる。ここで、伝送信号と観測信号の間の遅延は適応手順の3測定を通じて一定であることが重要である。
適応手順における計算の手順を以下に説明する。ここで、前のセクションにおける計算手順(3)(4)は簡単のためまとめて行う。すなわち、行列Bは明示的には計算しない。
1)s(t)をI/Q補正値CI,1、CQ,1を用いて伝送する。レベル指示器の出力信号を用いて
Figure 2008524900
Figure 2008524900
および
を決定する。
2)s(t)を修正した補正値CI,2、CQ,2を用いて伝送する。例えばCI,2=CI,1+ΔC、CQ,2=CQ,1を用いる。レベル指示器の出力信号を用いて
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
を決定する。
3)s(t)をさらに修正したI/Q補正値を用いて伝送する。例えばCI,3=CI,1、CQ,3=CQ,1+ΔCを用いる。レベル指示器の出力信号を用いて、
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
を決定する。
4)
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
を計算し、ここから改善I/Q補正値
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
を計算する。
以下では、本発明に係る方法を用いた、I/Q復調器8によるキャリア抑制の較正について記述する。
適当なI/Q復調器の配置を図3に示す。この配置8は、入力側に接続された入力ノード10、入力ノード10に接続された二つの乗算器11、図1のI/Q変調器の配置でも使用しているI/Q発振器9、および経路ごとに1つのローパスフィルタより構成される。
回転指数関数を周波数fで伝送する場合
Figure 2008524900
となり、ここでf<<f、完全バランスの場合直流フリー回転指数関数がI/Q復調器8の出力側に現れる。そしてアンバランス直流電圧成分E≠DによりI/Q復調器8の出力側に回転指数関数が定数電圧成分との和の形
Figure 2008524900
で現れる。
この定数成分の振幅Lおよび位相φは、IおよびQ方向における直流電圧成分のアンバランスに関する情報を含んでいるものの、このアンバランスの影響をあらかじめ知ることはできない。そこで、(3)式に従い行列Bとして評価する。この行列には、信号生成と信号記録の間の遅延や、レベル指示器4の伝送特性に関する情報が潜在的に含まれている。観測ベクトルνはr(t)からの全受信サイン/コサイン周期にわたる積分として、実部および虚部につき求められる。ここで、伝送信号と観測信号の間の遅延は適応手順の3測定を通じて一定であることが同様に必要である。
適応手順における計算の手順を以下に説明する。ここで、前のセクションにおける計算手順(3)(4)は簡単のためまとめて行う。すなわち、行列Bは明示的には計算しない。
1)s(t)を直流補正値DI,1、DQ,1を用いて伝送する。I/Q復調器の出力信号を用いて
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
を決定する。
2)s(t)を修正した補正値DI,2、DQ,2を用いて伝送する。例えばDI,2=DI,1+ΔD、DQ,2=DQ,1を用いる。I/Q復調器の出力信号を用いて
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
を決定する。
3)s(t)をさらに修正した補正値を用いて伝送する。例えばDI,3=DI,1、DQ,3=DQ,1+ΔDを用いる。I/Q復調器の出力信号を用いて、
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
を決定する。
4)
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
を計算し、ここから改善した直流補正値
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
を計算する。
以下では、本発明に係る方法を用いた、I/Q復調器8によるサイドバンド抑制の較正について記述する。
回転指数関数を周波数fで伝送する場合
Figure 2008524900
となり、ここでf<<f、完全バランスの場合回転指数関数がI/Q復調器8の出力側に現れる。そしてIおよびQ経路における増幅のアンバランス、またはIおよびQに対する発振器信号の理想的90度位相シフトのアンバランスにより、I/Q復調器8の出力側に楕円形に歪んだまたは不均等な回転をする指数関数が現れる。
この振動の歪みは、IおよびQ方向における振幅および位相位置のアンバランスに関する情報を含んでいるものの、このアンバランスの影響をあらかじめ知ることはできない。そこで、(3)式に従い行列Bとして評価する。この行列には、信号生成と信号記録の間の遅延や、I/Q復調器8の伝送特性に関する情報が潜在的に含まれている。観測ベクトルνはr(t)からの全受信サイン周期にわたるスカラー積として、周波数fの回転指数関数
Figure 2008524900
の対応する部分を用いて実部および虚部につき求められる。ここで、伝送信号と観測信号の間の遅延は適応手順の3測定を通じて一定であることが重要である。
適応手順における計算の手順を以下に説明する。ここで、前のセクションにおける計算手順(3)(4)は簡単のためまとめて行う。すなわち、行列Bは明示的には計算しない。
1)s(t)をI/Q補正値CI,1、CQ,1を用いて伝送する。I/Q復調器の出力信号を用いて
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
を決定する。
2)s(t)を修正した補正値を用いて伝送する。例えばCI,2=CI,1+ΔC、CQ,2=CQ,1を用いる。I/Q復調器の出力信号を用いて
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
を決定する。
3)s(t)をさらに修正した補正値を用いて伝送する。例えばCI,3=CI,1、CQ,3=CQ,1+ΔCを用いる。I/Q復調器の出力信号を用いて、
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
を決定する。
4)
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
を計算し、を計算し、ここから改善したI/Q補正値
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
を計算する。
サイドバンド抑制の較正に、3つの測定すべてでDおよびDについて一定の補正係数3を用い、かつ変化値ΔCにより変化し、第1手順では(CI,1,CQ,1)、第2手順では(CI,1+ΔC,CQ,1)、第3手順では(CI,1,CQ,1+ΔC)となるCおよびCに対する部分的補正係数3を用いる場合、手順4)の計算は
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
と簡略化される。
サイドバンド抑制の較正に、3つの測定すべてでCおよびCについて一定の補正係数3を用い、かつ変化値ΔDにより変化し、第1の手順では(DI,1,DQ,1)、第2の手順では(DI,1+ΔD,DQ,1)、第3の手順では(DI,1,DQ,1+ΔD)となるDおよびDに対する部分的補正係数3を用いる場合、手順4)の計算は
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
と簡略化される。
本発明に係る方法を用いることにより、以下のような利点を得ることができる。
・本方法は、以下の諸要素に対して耐性を有し影響を受けにくい。
−レベル指示器の伝送特性の直流オフセット
−レベル指示器の伝送特性の温度依存性
−伝送信号とレベル指示器における信号の間の伝搬時間の変動
−I/Q復調器出力における信号の相回転
−I/Q変調器とI/Q復調器の間の伝搬時間
・計算の複雑さが少ない。
・較正を各種の信号レベルで行うことができるため、所望の作動レベルに対する最適な較正結果が得られる(非線形性のため較正はレベルに依存する)。
・較正を直流ではなく各種周波数で行うため、周波数依存性のある較正にも本方法を使うことができる。これは例えば伝送信号として直交周波数分割多重(OFDM)を用いる場合に有効である。
・較正中I/Q変調器の両経路を制御するため、通常作動時と同程度の非線形相互作用が生じ、較正の精度が向上する。
・直流オフセットおよびI/Qアンバランスを同時に較正することが可能であり、較正時間を短縮できる。
・較正操作が専用の較正時間に限定されているため、較正に必要な電力を節約できる(連続的な更新を行う方法と比較して)。
符号
1 I/Q変調器
2 補正回路
3 補正係数
4 レベル指示器配置
5 包絡線検波器
6 ローパスフィルタ
7 非線形伝送特性を有するステージ
8 I/Q復調器
9 直交位相発振器
10 入力ノード
11 乗算器
12 出力信号
符号/定義
直流補正値:D、D
補正のシフト:ΔD
複素ベースバンド伝送信号:
Figure 2008524900
テスト信号音の継続時間:1/f
周期の数:N
レベル指示器出力信号の実数値:p(t)
、D決定用テスト信号:
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
I/Q補正値:C、C
補正のシフト:ΔC
、C決定用テスト信号:
Figure 2008524900
および
Figure 2008524900
複素ベースバンド受信信号:
Figure 2008524900

Claims (13)

  1. I/Q変調に先立って入力信号を同相経路および直交位相経路内でそれぞれ第1および第2の補正係数で重み付けして出力信号を生成する高周波トランスミッタにおけるアナログI/Q変調器の較正方法において、第1の手順として、出力信号のサイドバンド抑制に係る第1の補正係数C、C(3)および出力信号(12)のキャリア抑制に係る第2の補正係数D、D(3)をその都度第1の既定値CI,1、CQ,1、DI,1、DQ,1に設定し、I/Q変調器(1)の入力に周波数f0の回転指数関数を満たす入力信号を入力し、第1のI/Q変調器出力信号(12)を生成して第1の評価を行い、該第1の評価の結果を記録し、第2の手順として、第1および第2の補正係数(3)をその都度第2の既定値CI,2、CQ,2、DI,2、DQ,2に設定し、第2のI/Q変調器出力信号(12)を生成して第2の評価を行い、該第2の評価の結果を記録し、第3の手順として、第1および第2の補正係数(3)をその都度第3の既定値CI,3、CQ,3、DI,3、DQ,3に設定し、第3のI/Q変調器出力信号(12)を生成して第3の評価を行い、該第3の評価の結果を記録し、第4の手順として、I/Q変調器(1)の振幅および/または位相アンバランスおよび/または残存キャリアの振幅を減少させる改善した補正係数(3)を、第1、第2および第3の手順で記録した結果から第1および第2補正係数(3)について計算し、第1、第2、第3および第4の手順を、前記改善した補正係数(3)を用いて、I/Q変調器(1)の振幅および/または位相応答の誤差が既定の閾値を下回るか、または本方法の実行が既定の回数に達するまで繰り返すことを特徴とする高周波トランスミッタにおけるアナログI/Q変調器の較正方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、第1の補正係数(3)C、Cまたは第2の補正係数(3)D、Dを第1、第2および第3手順において同じ値とすることを特徴とする方法。
  3. 請求項1および請求項2のいずれか一項に記載の方法において、第1の手順において、第1の補正係数(3)C、Cおよび/または第2の補正係数(3)D、Dを該方法の前の実行時に決定した補正係数(3)に設定することを特徴とする方法。
  4. 請求項1〜3に記載の方法において、後に行う手順の前に、補正係数(3)C、C、D、Dの少なくとも1つは変化値ΔCおよび/またはΔDの作用を受けることを特徴とする方法。
  5. 請求項1に記載の方法において、I/Q変調器(1)の入力側に与える周波数fの回転指数関数を満たす入力信号を、同相入力に対する部分関数
    Figure 2008524900
    および直交位相入力に対する部分関数
    Figure 2008524900
    から生成することを特徴とする方法。
  6. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法において、I/Q変調器出力信号(12)をパワー検波することによってレベル指示器出力信号p(t)を生成し、第1の評価を、改善した第1の補正係数(3)CおよびCを決定するため
    Figure 2008524900
    @0003

    及び
    Figure 2008524900
    として
    Figure 2008524900
    および
    Figure 2008524900
    に従って行い、第2の評価を
    Figure 2008524900
    および
    Figure 2008524900
    に従って行い、第3評価を
    Figure 2008524900
    および
    Figure 2008524900
    に従って行い、改善した第1の補正係数(3)CおよびCの決定を
    Figure 2008524900

    Figure 2008524900

    Figure 2008524900

    Figure 2008524900
    とに従って行い、または改善した第2の補正係数(3)DおよびDの決定を
    Figure 2008524900
    及び
    Figure 2008524900
    として
    Figure 2008524900

    Figure 2008524900

    Figure 2008524900

    Figure 2008524900
    とに従って行うことを特徴とする方法。
  7. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法において、I/Q変調器の出力信号(12)をI/Q復調することにより複素ベースバンド受信信号
    Figure 2008524900
    を生成し、第1の評価を
    Figure 2008524900
    および
    Figure 2008524900
    により行い、第2の評価を
    Figure 2008524900
    および
    Figure 2008524900
    により行い、第3の評価を
    Figure 2008524900
    および
    Figure 2008524900
    により行い、改善した第2の補正係数(3)DおよびD
    Figure 2008524900

    Figure 2008524900

    Figure 2008524900

    Figure 2008524900
    により行い、または第1の評価を
    Figure 2008524900
    および
    Figure 2008524900
    により行い、第2の評価を
    Figure 2008524900
    および
    Figure 2008524900
    により行い、第3の評価を
    Figure 2008524900
    および
    Figure 2008524900
    により行い、改善した第1の補正係数(3)CおよびC
    Figure 2008524900

    Figure 2008524900

    Figure 2008524900

    Figure 2008524900
    により行うことを特徴とする方法。
  8. 請求項6および7のいずれか一項に記載の方法において、該方法における積分を時間不連続に行い、関数変化のサンプリング後に合計を行うようにすることを特徴とする方法。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法において、該方法を高周波トランスミッタの始動時に、圧力および/または温度等の環境条件変化に応じまたは高周波トランスミッタの動作モード変化に応じて、時間制御方式で行うことを特徴とする方法。
  10. I/Q変調器の振幅応答および位相応答を是正するための補正配置を上流側に接続した高周波トランスミッタにおけるアナログI/Q変調器を較正するための配置において、I/Q復調器(1)により生成した出力信号を評価するためのレベル指示器配置(4)またはI/Q復調器(8)をI/Q変調器(1)の下流側に接続することを特徴とする配置。
  11. 請求項10に記載の配置において、レベル指示器配置(4)は包絡線検波器(5)およびローパスフィルタ(6)の直列接続から成ることを特徴とする配置。
  12. 請求項11に記載の配置において、前記直列接続の後に非線形伝送特性を有する段(7)を設けることを特徴とする配置。
  13. 請求項10に記載の配置において、I/Q復調器(1)は入力ノード(10)に接続した信号入力を有し、入力ノード(10)は同相経路用の乗算器(11)および直交位相経路用の乗算器(11)に接続し、両乗算器(11)をフィルタ(6)を介してI/Q復調器構成(8)の各出力および直交位相発振器(9)に接続することを特徴とする配置。
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