JP2000244596A - トレーニング機能付送信機 - Google Patents

トレーニング機能付送信機

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JP2000244596A
JP2000244596A JP11044190A JP4419099A JP2000244596A JP 2000244596 A JP2000244596 A JP 2000244596A JP 11044190 A JP11044190 A JP 11044190A JP 4419099 A JP4419099 A JP 4419099A JP 2000244596 A JP2000244596 A JP 2000244596A
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Toshihisa Kawajiri
敏久 川尻
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来に比べキャリアリーク特性が優れた送信
機を得る。 【解決手段】 送信の直前又は送信と送信の合間に、オ
フセット調整回路16及び18のトレーニングを実行す
る。まず、アンプ22の電源をオフした状態で直交検波
器24の出力を取り込む。無変調信号を直交変調器20
から出力させている状態におけるオフセット調整量を試
行的に変化させ、直交検波器24への入力が無入力であ
るときの直交検波器24の出力に最も近くなるものを選
び、オフセット調整量として決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信の直前や送信
と送信の合間等のタイミングで直交変調器への直流入力
分を調整するトレーニング機能を備えた送信機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】直交変調器における入力オフセットは、
初期設定誤差、温度変化、電源投入時の状態変化、電源
電圧変動等が原因でずれることがある。入力オフセット
がずれると、直交変調された信号が準拠する直交座標系
の原点がずれいわゆるキャリアリークが生ずる。そのた
め、変調信号を直交変調器に与える回路例えばDSP(D
igital Signal Processor)と、直交変調器との間に、直
交変調器への入力中の直流分を可変調整する回路を、設
けるのが望ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】直交変調器への直流入
力分を可変調整する回路は、例えば、演算増幅器及び抵
抗を用いれば簡単に実現できる。即ち、演算増幅器の入
力抵抗又は帰還抵抗を適宜設定することにより入力信号
中の直流レベルを決めることができるから、その種の回
路を同相(I)成分及び直交(Q)成分各々に対応して
設ければ、直交変調器への直流入力分を所望の値にする
ことができる。しかし、直流入力分を決定するための演
算増幅器抵抗を固定抵抗にすると、製品毎のばらつきに
対処できない。可変抵抗にすれば、出荷前の抵抗値調整
作業により製品ばらつき等の影響を排除できるが、抵抗
値調整作業を行うための手間と費用が発生する。加え
て、演算増幅器及び抵抗を用いる手法には、総じて、温
度変化や電源電圧変動等に追随できず高精度化が困難で
ある、という問題がある。
【0004】直流入力分を温度変化や電源電圧変動等に
追随して変化させる方法としては、直交変調器にある種
のパイロット信号を入力しそのときの直交変調器の出力
に応じて直交変調器への直流入力分を調整する、という
方法もあろう。例えば、直交変調器に対し供給するキャ
リアの位相を変化させる。直交変調器に変調信号として
供給される信号(データ)の内容が不変であれば、キャ
リア位相の変化に伴う直交変調出力の変化には、直交変
調器における入力オフセットのずれの影響が現れる。従
って、キャリア位相の変化に伴う直交変調出力の変化か
ら演算により直流入力分の調整目標値を決定すること
が、原理上は可能である。しかし、この方法を実行する
には、監視結果から調整目標値を決定するための複雑な
演算が必要になる。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、初期設定誤差、温
度変化、電源投入時の状態変化、電源電圧変動等のいず
れにも対処・追随でき、複雑で従って長時間を要する演
算を必要とせず、キャリアリークを安定して抑え続ける
ことができる送信機を実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明は、(1)ベースバンドで供給されるI
及びQ各成分の値に応じ搬送波を変調して出力する直交
変調器を備える送信機にて、当該直交変調器への直流入
力分を調整するために実行されるオフセット調整方法で
あって、(2)直交変調器の出力の一部を分岐して取り
込み直交検波してベースバンドに戻す直交検波器を有す
る送信機にて実行され、(3)直交変調器から直交検波
器に信号が入力されていない無入力状態と、直交変調器
から直交検波器に無変調信号が入力されている無変調入
力状態とを、それぞれ発生させ、無変調入力状態におけ
る直交検波器の出力を無入力状態における直交検波器の
出力と比較することにより、両出力の相違が比較的小さ
くなるよう直交変調器への直流入力分の調整目標を決定
し調整することを特徴とする。
【0007】このように、本発明では、直交変調器の出
力の一部を分岐して取り込み直交検波してベースバンド
に戻す直交検波器を設けている。本発明では、更に、直
交検波器への無入力状態と無変調入力状態とを発生さ
せ、各状態における直交検波器出力を相互に比較する。
無変調入力状態における直交検波器出力が無入力状態に
おける直交検波器出力に対して有しているずれは、直交
変調器の入力オフセットに相当しているから、本発明に
よれば、キャリア位相の変化に伴う直交変調出力の変化
から調整目標を決定する技術に比べ、簡便な処理にて、
当該調整目標を決定できる。更に、本発明の方法を例え
ば送信直前や送信と送信の合間に実行することにより、
温度変化や電源電圧変動等にも適宜追随できる。
【0008】更に、無入力状態における直交検波器出力
との比較対象、即ち無変調入力状態における直交検波器
出力については、直交変調器への直流入力分の値を所定
範囲内で変更しながら無変調入力状態を発生させること
により、複数通りの情報を得るようにするのが望まし
い。このようにして得られた複数通りの情報の中で、無
入力状態における直交検波器の出力に最も近いものを選
択すれば、選択した情報に対応する直流入力分の値は、
調整目標として最も好ましいものとなる。
【0009】また、無変調入力状態における直交検波器
出力を複数通り得るに際して、直交変調器への直流入力
分の値を、考え得るI,Q成分の組合せについていわば
総当たり的に変更していくようにしてもよいが、より短
時間で同程度の精度を提供できる方法としては、次のよ
うな方法がある。まず、直交変調器への直流入力分中の
I,Q両成分のうち一方の成分を基準値に固定し、他方
の成分を変化させながら、無変調入力状態を発生させ
る。これにより、直交検波器の出力に関する情報を複数
通り得ることができる。次に、これらの情報の中から無
入力状態における直交検波器の出力に最も近いものを選
択する。選択した情報に対応する直流入力分中の上記他
方の成分の値は、その成分の推定最適値として扱うこと
ができる。しかる後、直交変調器への直流入力分中の
I,Q両成分のうち上記他方の成分をその推定最適値に
固定し、上記一方の成分を変化させながら無変調入力状
態を発生させる。これにより、直交検波器の出力に関す
る情報が複数通り得られる。次に、これらの情報の中か
ら無入力状態における直交検波器の出力に最も近いもの
を選択する。選択した情報に対応する直流入力分中の上
記一方の成分の値は、その成分の推定最適値として扱う
ことができる。ここまでの動作で、I,Q両成分につい
て得られた推定最適値を以て調整目標とすれば、総当た
りする場合に比べ短時間で調整目標を決定できる。又
は、このようにしてI,Q両成分について得られた推定
最適値のうち、少なくとも一方を、その推定最適値から
わずかにずらしてみて、その状態で直交変調器から無変
調信号を出力させる。その結果得られた直交検波器の出
力に関する情報と、無入力状態における直交検波器の出
力とを比較し、その結果を利用することで、無入力状態
における直交検波器の出力との相違がより小さくなるよ
うその成分の推定最適値を修正することができる。その
ようにすれば、短時間での調整目標決定という効果に加
え、より精度向上という効果も得られる。なお、上述の
基準値は、設計的に定めた所定値としてもよいが、前回
推定最適値の検出を行った際にその成分の推定最適値と
して検出された値とする方が、精度が高くなるであろ
う。
【0010】本発明を実施する際には、例えば次のよう
な回路構成とする。まず、ベースバンドで供給される同
相及び直交各成分の値に応じ搬送波を変調して出力する
直交変調器と、直交変調器への入力を発生させる処理手
段とを設ける。更に、直交変調器の出力の一部を分岐す
る手段、この分岐された信号を取り込み直交検波してベ
ースバンドに戻す直交検波器、直交変調器から直交検波
器に到る信号経路を随時形成/遮断する検波器入力制御
手段、並びに直交変調器への直流入力分を変化させるオ
フセット変更手段を設ける。本発明に係るオフセット調
整方法は、直交変調器への入力、検波器入力制御手段に
よる信号経路の形成/遮断並びにオフセット変更手段に
よる直流入力分変更動作を制御することにより、上述の
処理手段(例えばDSPや各種のコントローラ)が実行
する。
【0011】また、本発明は、カーテシアンループ等の
リニアライザを有する送信機においても、実施できる。
即ち、本発明は、ベースバンドで供給される同相及び直
交各成分の値に応じ搬送波を変調して出力する直交変調
器と、直交変調器への入力を発生させる処理手段と、直
交変調器の出力の一部を直交検波してベースバンドに戻
し更に処理手段の出力との比較によって直交変調器への
入力を決定するループとを備える送信機にて実施でき
る。本発明を実施する際には、このループ中に、直交変
調器の出力の一部を分岐する手段、この分岐された信号
を取り込み直交検波してベースバンドに戻す直交検波
器、直交変調器から直交検波器に到る信号経路を随時形
成/遮断する検波器入力制御手段、並びに処理手段の出
力と直交検波器の出力との相互に比較しその結果に応じ
いずれかを直交変調器に供給する比較手段を設ける。更
に、送信機中に、直交変調器への直流入力分を変化させ
る変調系オフセット変更手段と、直交検波器の出力及び
比較手段の出力のうち一方を選択して処理手段に供給す
る選択手段とを設ける。処理手段は、処理手段から出力
される信号が直交変調器に与えられるよう比較手段をス
ルー化し直交検波器の出力が処理手段に供給されるよう
選択手段を制御し、その状態で、変調系オフセット変更
手段による直流入力分変更に関し本発明に係るオフセッ
ト調整方法を実行し、しかる後、比較手段のスルー化を
解除する。また、この送信機では、直交検波器から比較
手段への入力も行われるため、好ましくは、直交検波器
から比較手段への直流入力分を変化させる復調系オフセ
ット変更手段を設け、この復調系オフセット変更手段に
ついても調整を施す。即ち、処理手段が、変調系オフセ
ット変更手段による直流入力分変更に関し本発明に係る
オフセット調整方法を実行した後、当該変調系オフセッ
ト変更手段を経た処理手段の出力と、復調系オフセット
変更手段を経た直交検波器の出力とに基づき、当該復調
系オフセット変更手段による直流入力分の調整目標を決
定する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
関し図面に基づき説明する。
【0013】図1に、本発明の第1実施形態に係る送信
機の構成を示す。この図に示す送信機は、変調信号を発
生させる変調・演算部10を備えている。変調・演算部
10は例えばDSPにより実現することができる。変調
・演算部10にて発生させる変調信号はI成分及びQ成
分を有しており、これらの成分はそれぞれ対応するD/
A変換器12又は14にてディジタルデータからアナロ
グ信号に変換される。D/A変換器12及び14の出力
は、それぞれ、対応するオフセット調整回路16又は1
8を介し直交変調器20に供給される。直交変調器20
は、内蔵される又は図示しない外部の発振器からキャリ
アを入力し、オフセット調整回路16及び18を介して
与えられるI成分及びQ成分の変調信号に基づきこのキ
ャリアを直交変調する。直交変調器20により得られた
信号は、増幅器22を介し、後段の回路例えばアンテナ
へと供給される。
【0014】更に、この実施形態においては、直交変調
器20の変調出力を直交検波してI成分及びQ成分から
なるベースバンド信号に戻す直交検波器24が設けられ
ている。即ち、直交変調器20の変調出力は、アンプ2
2を経て方向性結合器26において分岐され、この分岐
された直交変調出力はアッテネータ28を経て直交検波
器24に入力される。直交検波器24は、内蔵する又は
図示しない外部の発振器から供給されるキャリアを用い
てこれを直交検波し、それによって得たI成分及びQ成
分のアナログ信号を、それぞれ、対応するA/D変換器
30又は32に供給する。A/D変換器30及び32
は、直交検波器24から供給されるベースバンドのアナ
ログ信号をディジタルデータに変換し、変調・演算部1
0に供給する。
【0015】本実施形態の特徴の一つは、送信を実行す
る直前や送信と送信の合間等のタイミングにおいて、オ
フセット調整回路16及び18に関しトレーニングを実
行することにある。
【0016】図2に、本実施形態におけるトレーニング
手順を示す。この図に示すように、本実施形態では、ま
ず、変調・演算部10はアンプ22に制御信号を与えそ
の電源を切る(100)。もしくは、方向性結合器26
と直交検波器24の間に設けられているアッテネータ2
8の減衰率を上げてもよい。あるいは、図示しないが、
方向性結合器26と直交検波器24の間にスイッチ(無
線周波数であれば高周波スイッチ)を設け、これをオフ
して信号経路を切断してもよい。このような制御によっ
て直交検波器24への無入力状態を作り出した後、変調
・演算部10は、A/D変換器30及び32の出力を取
り込み記憶する(102)。なお、電源を切るアンプ2
2は、中間周波数又は無線周波数のいずれの段のアンプ
でもよいし、アンテナ直前の電力増幅器でもよい。
【0017】変調・演算部10は、その後、アンプ22
の電源を投入し、更に、直交変調器20に対しD/A変
換器12及び14等を介し所定の信号を与えることによ
り無変調信号即ち連続波を出力させる(104)。この
状態では、直交検波器24への入力は、無変調信号とな
る。変調・演算部10は、この無変調入力状態における
直交検波器24の出力をA/D変換器30及び32を介
して取り込み記憶する(106)。変調・演算部10
は、ステップ106に係る動作を、直交変調器20に与
える信号の内容を変えて繰り返し実行する(108,1
10)。例えば、図3に示されているように、I,Q成
分にて定義される直交空間上で、所定の間隔で複数のチ
ェックポイントを想定する。この想定の下、各チェック
ポイントに対応するオフセット調整量をオフセット調整
回路16及び18に指示し、あるいはD/A変換器12
及び14に与える。
【0018】変調・演算部10は、このような繰り返し
動作を全てのチェックポイントについて総当たり的に実
行した後、ステップ106にて取り込んだデータの中か
ら、先にステップ102にて取り込んだデータ即ち直交
検波器24への無入力時のデータに最も近いものを選択
する(112)。ここに、ステップ102にて取り込ま
れたデータは、実質的に直流分のみと考えることができ
るため、ステップ112にて選択したデータを得たとき
の制御情報に従いオフセット調整回路16及び18を制
御すること、即ちこれらのオフセット調整回路16及び
18におけるオフセット調整量を決定することにより
(114)、キャリアリークが低減されるよう変調系の
回路をトレーニングすることができる。
【0019】図4に、本発明の第2実施形態に係る送信
機におけるトレーニング手順を示す。この実施形態は、
図1に示した構成下にて実施することができる。この実
施形態が第1実施形態と相違している点は、複数個のチ
ェックポイントを総当たり的にチェックするのではな
く、チェック対象となるチェックポイントの個数を絞
り、それによって、トレーニングに要する時間を短縮し
ている点にある。
【0020】まず、図4に示すように、本実施形態で
は、変調・演算部10は、アンプ22の電源を切り、又
はアッテネータ28の減衰率を上げた上で(100)、
直交検波器24の出力をA/D変換器32及び34を介
して取り込み記憶する(102)。
【0021】次に、変調・演算部10は、アンプ22の
電源を投入し、直交変調器20から無変調信号を出力さ
せる(104A)。このとき、オフセット調整回路16
に与えるオフセット調整量は所定の初期値とし、オフセ
ット調整回路18に与えるオフセット調整量は基準値、
例えば前回トレーニングを行ったとき最終的に決定され
たオフセット調整量のQ成分か、或いは所定の値とす
る。変調・演算部10は、オフセット調整量のQ成分を
この値に固定した状態でI成分を逐次変更していきつつ
(108A,110A)、直交検波器24の出力をA/
D変換器30及び32を介して取り込み記憶する(10
6A)。即ち、図5でいえば、そのI成分が初期値であ
りQ成分が基準値であるチェックポイントaを始点とし
て破線Aに沿いチェックを行う。このようにして取り込
んだ複数のチェックポイントのデータから、変調・演算
部10は、ステップ102にて取り込み記憶したデータ
即ち直交検波器24への信号無入力時のデータに最も近
いものを、選択する(112A)。これによって、I成
分について推定最適値が得られる。
【0022】次に、変調・演算部10は、オフセット調
整回路16に与えるオフセット調整量(I成分)を、ス
テップ112Aにて選択したデータに対応する値即ち上
述の推定最適値とし、また、オフセット調整回路18に
与えるオフセット調整量(Q成分)を、所定の初期値と
する(104B)。変調・演算部10は、オフセット調
整量のI成分を固定しQ成分を逐次変更していきつつ
(108B,110B)、直交検波器24の出力をA/
D変換器30及び32を介して取り込み記憶する(10
6B)。即ち、図5に示す例でいえば、ステップ104
Bにて設定されたチェックポイントbを始点としてオフ
セット調整量のQ成分を破線Bに沿い変えていく手順を
実行する。変調・演算部10は、このような動作により
取り込み記憶したデータの中から、ステップ102にて
取り込んだデータに最も近いものを選択する(112
B)。これによって、Q成分に関しても、オフセット調
整量の推定最適値が得られる。
【0023】変調・演算部10は、ステップ112Aに
て選択されたチェックポイントのI成分及びステップ1
12Bにて選択されたチェックポイントのQ成分の組合
わせに基づき、オフセット調整回路16及び18に対し
てオフセット調整量を設定する(104C)。即ち、上
述した手順によって得た推定最適値を以てオフセット調
整量として暫定する。これによって、図2及び図3に示
した手順に比べ、チェック対象となるチェックポイント
の個数を減らし、従ってトレーニング時間を短縮するこ
とが可能になる。
【0024】さらに、本実施形態では、I成分及びQ成
分のうち少なくとも一方をその推定最適値からずらして
みて、ステップ102にて得られたデータにより近いも
のを選択し、推定最適値を修正する、という手順を実行
することにより、更に精度を高めている。即ち、本実施
形態では、オフセット調整量のI成分及びQ成分をそれ
ぞれ前述の手順で得られた推定最適値とした後(104
C)、そのチェックポイントの周辺にまだチェックされ
ていないチェックポイントがあるときには(108
C)、そのチェックポイントについて前述と同様にして
チェックを行う(106C)。変調・演算部10は、ス
テップ104Cにて暫定したオフセット調整量に係るチ
ェックポイント及びその周辺のチェックポイントの中か
らステップ102にて取り込み記憶したデータに最も近
いデータを選び(112C)、選んだデータに対応する
I成分及びQ成分の値に従いオフセット調整回路16及
び18におけるオフセット調整量を決定する(11
4)。
【0025】図6に、本発明の第3実施形態に係る送信
機の構成を示す。この実施形態は、カーテシアンループ
等のベースバンドリニアライザを備えた送信機に、本発
明を適用した例である。即ち、この実施形態において
は、オフセット調整回路16及び18と直交変調器20
との間に比較器34及び36が設けられている。比較器
34及び36は、変調・演算部10からD/A変換器1
2又は14及びオフセット調整回路16又は18を介し
て供給される信号と、直交検波器24からオフセット調
整回路38又は40を介して供給される信号とを比較
し、両者のうちいずれかを直交変調器20に供給する。
更に、この実施形態においては、比較器34の出力とオ
フセット調整回路38の出力のうちいずれかを選択する
セレクタ42と、比較器36の出力及びオフセット調整
回路40の出力のうちいずれかを選択するセレクタ44
とが設けられており、各セレクタ42及び44の出力は
それぞれ対応するA/D変換器30又は32に入力され
ている。これらのセレクタ42及び44は、いずれの変
調・演算部10からの信号により無効化することが可能
であり、無効化された場合には、送信機の回路は図7に
示されるような回路となる。この回路は、各オフセット
調整回路に関連する部分を除けば、従前から知られてい
るベースバンドリニアライザ付きの送信機と同様の構成
である。
【0026】図8に、本実施形態におけるトレーニング
手順を示す。この実施形態においては、変調・演算部1
0は、比較器34及び36をスルー化することによって
オフセット調整回路16及び18の出力が直交変調器2
0にそのまま与えられる状態とするとともに、セレクタ
42及び44を制御することによってオフセット調整回
路38及び40の出力がA/D変換器30又は32を介
して変調・演算部10に供給される状態とする(20
0)。このとき、変調・演算部10は、オフセット調整
回路38及び40におけるオフセット調整量を固定す
る。この状態では、図6に示される回路は、実質的に、
図9に示される回路状態となっている。一見して明らか
なとおり、オフセット調整回路38及び40が設けられ
ている点を除けば、図9に示される回路は図1に示した
回路と同様の構成である。従って、先に図2又は図3に
示した手順によってオフセット調整回路16及び18に
係るトレーニングを行うことができる。変調・演算部1
0は、当該トレーニングを実行する(202)。
【0027】変調・演算部10は、次に、セレクタ42
及び44を制御することにより比較器34及び36の出
力がA/D変換器30又は32を介して変調・演算部1
0に供給される状態とすると共に、直交変調器20から
無変調信号を出力させる(204)。この段階では、オ
フセット調整回路16及び18に係るトレーニングが終
了しているため、結果として、図10に示すように、オ
フセット調整回路16及び18から出力される直流分を
A/D変換して変調・演算部10に取り込む回路状態と
なる。変調・演算部10は、これらを取り込み記憶した
上で、セレクタ42及び44を制御し、接続先をオフセ
ット調整回路38及び40に戻す(206)。
【0028】変調・演算部10は、次に、復調系のオフ
セット調整回路38及び40に係るトレーニングを実行
する(208)。即ち、アンプ22の電源を切り又はア
ッテネータ28における減衰量を増大させることによっ
て直交検波器24への無入力状態を発生させ、その状態
でオフセット調整回路38及び40におけるオフセット
調整量を順次変化させ、ステップ204にて取り込んだ
データに最も近いデータとなるオフセット調整量をもっ
て、オフセット調整回路38及び40におけるオフセッ
ト調整量の推定最適値とする。変調・演算部10は、し
かる後、比較器34及び36のスルー化を解除し(アク
ティブにし)、更にセレクタ42及び44を無効化する
(非アクティブにする)(210)。
【0029】このように、本実施形態によれば、ベース
バンドリニアライザを使用した送信機において、変調系
で用いられているオフセット調整回路16及び18に関
し、トレーニングを実行することができる。更に、当該
リニアライザにて使用されているループ中の直交検波器
出力について、オフセット調整量のトレーニングを行う
ことができる。即ち、ベースバンドリニアライザ付き送
信機においても、本発明の適用によって、高品質なキャ
リアリーク特性を得ることが可能である。
【0030】なお、以上の説明では、変調・演算部10
が各オフセット調整回路を制御するようにしているが、
変調・演算部10の出力段にて出力データの値を調整す
るようにしてもよい。また、変調・演算部10によりト
レーニング手順を全て実行するようにしているが、変調
・演算部10については変調データの発生に特化させ、
トレーニング手順実行用の別の制御部材を設けてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1及び第2実施形態に係る送信機
の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1実施形態におけるトレーニング
手順を示すフローチャートである。
【図3】 図2に示した手順における各チェックポイン
トのチェック手順を概念的に示す図である。
【図4】 本発明の第2実施形態におけるトレーニング
手順を示すフローチャートである。
【図5】 図4に示した手順における各チェックポイン
トのチェック手順を概念的に示す図である。
【図6】 本発明の第3実施形態に係る送信機の構成を
示すブロック図である。
【図7】 セレクタを無効化したときの回路構成を示す
ブロック図である。
【図8】 本発明の第3実施形態におけるトレーニング
手順を示すフローチャートである。
【図9】 変調系のトレーニングを行っているときの回
路構成を示すブロック図である。
【図10】 復調系のトレーニングを行うための目標を
獲得する際の回路構成を示すブロック図である。
【図11】 復調系のトレーニングを行っているときの
回路構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 変調・演算部、12,14 D/A変換器、1
6,18,38,40オフセット調整回路、20 直交
変調器、22 増幅器、24 直交検波器、26 方向
性結合器、28 アッテネータ、30,32 A/D変
換器、34,36 比較器、42,44 セレクタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣澤 修司 東京都三鷹市下連雀五丁目1番1号 日本 無線株式会社内 Fターム(参考) 5K004 AA08 JA02 JE03 JE04 JF06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースバンドで供給される同相及び直交
    各成分の値に応じ搬送波を変調して出力する直交変調器
    を備える送信機にて、当該直交変調器への直流入力分を
    調整するために実行されるオフセット調整方法であっ
    て、 直交変調器の出力の一部を分岐して取り込み直交検波し
    てベースバンドに戻す直交検波器を有する送信機にて実
    行され、 直交変調器から直交検波器に信号が入力されていない無
    入力状態と、直交変調器から直交検波器に無変調信号が
    入力されている無変調入力状態とを、それぞれ発生さ
    せ、無変調入力状態における直交検波器の出力を無入力
    状態における直交検波器の出力と比較することにより、
    両出力の相違が比較的小さくなるよう直交変調器への直
    流入力分の調整目標を決定し調整することを特徴とする
    オフセット調整方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のオフセット調整方法にお
    いて、 直交変調器への直流入力分の値を所定範囲内で変更しな
    がら上記無変調入力状態を発生させることにより、無変
    調入力状態における直交検波器の出力に関する情報を複
    数通り獲得し、これらの情報の中から無入力状態におけ
    る直交検波器の出力に最も近いものを選択し、選択した
    情報に対応する直流入力分の値を以て、上記調整目標と
    することを特徴とするオフセット調整方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のオフセット調整方法にお
    いて、 直交変調器への直流入力分中の同相及び直交両成分のう
    ち一方の成分を基準値に固定し他方の成分を変化させな
    がら上記無変調入力状態を発生させることにより、直交
    検波器の出力に関する情報を複数通り獲得し、これらの
    情報の中から無入力状態における直交検波器の出力に最
    も近いものを選択し、選択した情報に対応する直流入力
    分中の上記他方の成分の値を以てその成分の推定最適値
    として検出し、 しかる後、直交変調器への直流入力分中の同相及び直交
    両成分のうち上記他方の成分をその推定最適値に固定し
    上記一方の成分を変化させながら上記無変調入力状態を
    発生させることにより、直交検波器の出力に関する情報
    を複数通り獲得し、これらの情報の中から無入力状態に
    おける直交検波器の出力に最も近いものを選択し、選択
    した情報に対応する直流入力分中の上記一方の成分の値
    を以てその成分の推定最適値として検出し、 このようにして同相及び直交両成分について得られた推
    定最適値を以て、上記調整目標とすることを特徴とする
    オフセット調整方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のオフセット調整方法にお
    いて、 同相及び直交両成分について推定最適値が得られた後、
    同相及び直交両成分のうち少なくとも一方をその推定最
    適値からわずかにずらした状態で直交変調器から無変調
    信号を出力させ、その結果得られた直交検波器の出力に
    関する情報と無入力状態における直交検波器の出力とを
    比較し、 無入力状態における直交検波器の出力との相違がより小
    さくなるようその成分の推定最適値を修正して、その結
    果を以て、上記調整目標とすることを特徴とするオフセ
    ット調整方法。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載のオフセット調整方
    法において、 上記一方の成分の基準値が、前回推定最適値の検出を行
    った際にその成分の推定最適値として検出された値であ
    ることを特徴とするオフセット調整方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5記載のオフセット調整方
    法において、 直交変調器の出力を送信するのに先立ち又はその送信と
    送信との合間に、実行されることを特徴とするオフセッ
    ト調整方法。
  7. 【請求項7】 ベースバンドで供給される同相及び直交
    各成分の値に応じ搬送波を変調して出力する直交変調器
    と、直交変調器への入力を発生させる処理手段と、を備
    える送信機において、 直交変調器の出力の一部を分岐する手段と、この分岐さ
    れた信号を取り込み直交検波してベースバンドに戻す直
    交検波器と、直交変調器から直交検波器に到る信号経路
    を随時形成/遮断する検波器入力制御手段と、直交変調
    器への直流入力分を変化させるオフセット変更手段と、
    を備え、 上記処理手段が、直交変調器への入力、検波器入力制御
    手段による信号経路の形成/遮断並びにオフセット変更
    手段による直流入力分変更動作を制御することにより、
    請求項1乃至6のいずれかに記載のオフセット調整方法
    を実行することを特徴とする送信機。
  8. 【請求項8】 ベースバンドで供給される同相及び直交
    各成分の値に応じ搬送波を変調して出力する直交変調器
    と、直交変調器への入力を発生させる処理手段と、直交
    変調器の出力の一部を直交検波してベースバンドに戻し
    更に処理手段の出力との比較によって直交変調器への入
    力を決定するループと、を備える送信機において、 上記ループが、直交変調器の出力の一部を分岐する手段
    と、この分岐された信号を取り込み直交検波してベース
    バンドに戻す直交検波器と、直交変調器から直交検波器
    に到る信号経路を随時形成/遮断する検波器入力制御手
    段と、処理手段の出力と直交検波器の出力との相互に比
    較しその結果に応じいずれかを直交変調器に供給する比
    較手段と、を備え、 送信機が、更に、直交変調器への直流入力分を変化させ
    る変調系オフセット変更手段と、直交検波器の出力及び
    比較手段の出力のうち一方を選択して処理手段に供給す
    る選択手段と、を備え、 上記処理手段が、当該処理手段から出力される信号が直
    交変調器に与えられるよう比較手段をスルー化し直交検
    波器の出力が処理手段に供給されるよう選択手段を制御
    し、その状態で、変調系オフセット変更手段による直流
    入力分変更に関し請求項1乃至6のいずれかに記載のオ
    フセット調整方法を実行し、しかる後、比較手段のスル
    ー化を解除することを特徴とする送信機。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の送信機において、 直交検波器から比較手段への直流入力分を変化させる復
    調系オフセット変更手段を備え、 上記処理手段が、変調系オフセット変更手段による直流
    入力分変更に関し請求項1乃至6のいずれかに記載のオ
    フセット調整方法を実行した後、当該変調系オフセット
    変更手段を経た処理手段の出力と、復調系オフセット変
    更手段を経た直交検波器の出力とに基づき、当該復調系
    オフセット変更手段による直流入力分の調整目標を決定
    することを特徴とする送信機。
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